【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B1Fat EROPARO
【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B1F - 暇つぶし2ch43:もしもこんなクエストがあったらP1/2 ◆SzTVcP5hT.
07/01/27 04:48:22 mEsIL97J
メイン:アルケミスト♀=眼鏡
サブ:メディック♀=お察し


夜には樹海帰りの冒険者たちで賑わう金鹿の酒場も、昼間にはそれなりに静かだ。
酒場の店内に、カウンターの向かいに立つ二人の女性のほかには、客の姿は見当たらない。
彼女たちと主人はなにやら話しているようだ。
あなたはそれに聞き耳を立ててもいいし、この場所から立ち去ってもいい―


「……たった二人で3階まで?」
黒髪のアルケミストは眼鏡の蔓を指で押さえながら、酒場の女主人に問いかけた。
「ええ……二人で3階にいる歩哨にこの薬を届けるように、だって。見たところ中身は回復薬のようだけど……」
彼女らの隣では、まだ少女の風貌を残したメディックが、興味深そうにその話を聞いている。
依頼の概要を改めて聞き終えたアルケミストは、内容を整理するように小さく頷いた。
「つまり、彼らへの補給、というところか。なぜボクたちに依頼が来たのか、それが少し腑に落ちないな」
自答するアルケミストを横目に見てから、メディックは遠慮がちに口を開く。
「みんなまだ疲れて寝てるだろうし、私とお姉さん(メディックはアルケミストをこう呼んでいた)しか、
 いま出かけられる人はいないよね……どうするの? 私はお姉さんについていくけど」
メディックに聞かれる前から、彼女の答えは決まっていた。
「―受けよう。内容が簡単な割に報酬もいい。それに、兵士たちに懇意にしておけば、後々見返りもあるはずだ。
 それとみんなには……マスター、ここに来たら、ボクたちのことを伝えておいてもらえますか?」
アルケミストは主人から荷物の入ったザックを受け取ると、光が差し込む店の出口に向かって歩き出した。
「あ、お姉さん。待ってよ~!」
メディックはアタフタしながらその後を追う。店内には、女が一人残される。


「……ごめんね」
その呟きは、誰もいない空間に吸い込まれて、消えた。



次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch