【涼宮ハルヒ】谷川流 the 36章【学校を出よう!】 at EROPARO
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 36章【学校を出よう!】 - 暇つぶし2ch336:名無しさん@ピンキー
07/01/16 19:04:21 uk2Z24KJ
>>319
学校好きにはしんみりとして面白かったです。

ただ学校とハルヒの舞台を同じにする場合、
インターセプタはハルヒ世界よりも上位の存在として扱わないと不自然な気がしました。
(ハルヒの登場人物を上位から見て操れないと不自然)

>>327
平日の昼間にレスする暇人はあまりいないと思うが。

>>333
反応が欲しい為にSS書いてる訳じゃないかと。
書きたいものを書くのが一番ですよ。

ちなみに過去スレで一番評価が高くてレスも多いのは
エロ無しの「少年オンザグラウンドゼロ」だよ。

337:名無しさん@ピンキー
07/01/16 19:06:41 OLcp/qBM
>>333
エロなしでも売れるものは売れるぞ(純愛、感動系etc)

338:さりょ~
07/01/16 19:21:25 TRGS1YxD
流れをぶった切って
キョン×長門を投下します。

339:名無しさん@ピンキー
07/01/16 19:22:10 NJp/mo/N
URLリンク(www.sos-dan.com)

何か面白かったのでマンガ板から甜菜。

340:名無しさん@ピンキー
07/01/16 19:24:28 2siSHh3e
>>337
エロ有りはある程度文章が整ってればそれだけで結構評価されるが、
エロ無しはそうはいかないと思う。
少なくとも、純愛系、感動系とやらを書いときゃいいって訳じゃない。

341:名無しさん@ピンキー
07/01/16 19:27:22 IZh5f9R+
学校のSS投下できる場所他にないんですよね。
質の低さは認めますが。

342:さりょ~
07/01/16 19:28:29 TRGS1YxD
今、俺はかったるい授業から開放されて、部室へと向かっていた。
しかし、今日はいつもとちがう!!地球が氷河期に入っても風邪をひかないだろう
涼宮ハルヒがなんと学校を休んだのだ!
毎日こんな風だったら、どれだけ平和だろう。
さ~て今日は、朝比奈さんの天使のようなコスプレで
目の保養をしてまったりすごそう。
そんなことを考えながら部室の前まで来た。


343:さりょ~
07/01/16 19:38:00 TRGS1YxD
「コンコン」ノックをしてからドアノブを回し、ドアを押すとそこには




長門しかいなかった。
心の底から朝比奈さんを期待していた俺は、あいさつもなしに
「あれ?朝比奈さんは?」と、聞いてしまった。
「・・・・・・」返事は無い。
「長門、朝比奈さんは今日来ないのか?」もう一度聞いてみる。
古泉は・・・・・・どうでもいい。
「・・・朝比奈みくるは用事があるといって帰った。
古泉一樹は、今日学校に来ていない。」
ご丁寧に古泉についても語ってくれた。まあ、閉鎖空間が発生したんだろう。


344:名無しさん@ピンキー
07/01/16 19:49:05 tDlhELBq
>>341
いやいや、わりと面白かったよ。

>>342
sageろ、原作読め、まとめて投下しろ。

345:さりょ~
07/01/16 19:50:12 TRGS1YxD
しかし、朝比奈さんがいない部室で俺がやることは何も無い。
そう考えて、
「じゃあ、俺も帰ろうかな・・・」
そう言って部室を出ようとしたそのとき。
「まって。」そう聞こえた気がして、振り返ってみると、目の前に長門がいた。
間髪いれずに長門が言う
「あなたはさっき、私のことよりも先に朝比奈みくるのことを聞いた。なぜ?」
「えっ!いまのはどういう・・・っ」
思考回路をフルに使って考えていると、なんと長門が抱きついてきた。
目には涙を浮かべている。
「胸が大きいほうがいい?」
抱きつかれても、あるかないか分からないほどの長門の胸。
そんな長門を見て、思わず
「そんなことないぞ。」と言って髪を撫でてしまった俺を誰が責められよう。


346:さりょ~
07/01/16 19:58:14 TRGS1YxD
この前のように誰かに見られることがないように、カギを閉めた。
そして・・・・・・












この後のことはあえて語らないでおこう。
一つだけいうなら、長門・・・いや有希の肌は雪のように白かった。


347:名無しさん@ピンキー
07/01/16 19:58:25 TRQu1WQI
平日昼の間に反応がないのは仕方あるまい

もう少し絡んでパラレルに繋げることを期待させるような作品だったが、この終わり方もありかな

348:名無しさん@ピンキー
07/01/16 19:59:49 AyHsf59c
>>342
VIPから来たの?わざとsageないの?

隔離板の常識をピンクちゃんねるに持ってきたらだめよ

349:名無しさん@ピンキー
07/01/16 20:00:53 4C/j/KnK
>>339
みずのまことのマンガを持ってる俺は少数派か主流派か。

350:さりょ~
07/01/16 20:02:52 TRGS1YxD
初投下でした。
駄作で本当にごめんm(--)m
やっぱ、妄想を文章にするのは難しい・・・OTL
荒してスイマセンでした。
ではっ

351:名無しさん@ピンキー
07/01/16 20:07:37 3OjSuqvO
自覚はあったっぽいな
もうVIPから出てくるなよ

352:名無しさん@ピンキー
07/01/16 20:10:56 7y2kNni/
何様だお前らは、同じエロパロ住人として嫌気が差すわ

353:名無しさん@ピンキー
07/01/16 20:11:49 SZuz05d6
>>350
どんどん書いてまた鯉。

354:名無しさん@ピンキー
07/01/16 20:12:58 RLRucnq+
雰囲気悪いな。気に入らないSS・レスはスルーぐらいできんのか

355:名無しさん@ピンキー
07/01/16 20:16:16 p6dOIiL0
>>350
ちょー積極的な長門(*´д`*)

356:名無しさん@ピンキー
07/01/16 20:16:30 eVyLhJsS
コテハン、age、顔文字
嫌がられる要素満載だから仕方ないと言えば仕方ない
上の感想云々は荒しでしょ

357:名無しさん@ピンキー
07/01/16 20:18:48 uLRmh9mh
>>354
気に入らない云々でなく、2ちゃんねる名物の初心者叩きだと思うが。

358:名無しさん@ピンキー
07/01/16 20:22:23 k5dyok4F
荒らしだろう。>>351のほうをスルーすべし。

しかし、とは言ってもさすがにちょっと言いたいのは、
メモ帳かなんかに先に書いてから一括投下してくれ。
あと、1レスあたりにもっと詰め込んでくれ。無駄に区切りすぎ。

359:名無しさん@ピンキー
07/01/16 20:40:59 hfqboUmP
叩かれてもくじけんな。
くじけんならその程度の情熱と才能だ。
褒め言葉しかいらないアマちゃんは伸びない。

360:名無しさん@ピンキー
07/01/16 21:44:56 404AgE2M
あーあ、氏ねばいいのに

361:名無しさん@ピンキー
07/01/16 21:50:53 Wbk41mqr
ここに投下する作品を書くにあたって、俺が勝手に誓っていること

1・ネタが思いつかなくても諦めない
2・エロが書けなくてもくじけない
3・執筆中に文才が無いことに気付いても投げ出さない
4・自分の作品が叩かれても泣かない
5・どんな時でも精進することを忘れない

362:名無しさん@ピンキー
07/01/16 22:30:04 SZuz05d6
そうだね。あと、基本的に他人をけなさない。悪口を言われても言わない。

363:名無しさん@ピンキー
07/01/16 22:33:19 eCl4WEp2
どうして俺が帰ってくると荒れるんだ?

364:名無しさん@ピンキー
07/01/16 22:34:17 uLRmh9mh
初心者まるだしのSSが投下されればこういう流れになるのは必然。むしろ健全。

365:名無しさん@ピンキー
07/01/16 22:44:59 REWLCJhl
>>310>>318もGJなのですよ。
>>310最後まで書き切るの大変だろうがガンガレ。俺は終わりを見届けたいんだ。
>>318学校は読んでないからキャラとか分からんからソッチの方の言及はできないが、
朝倉が殺人鬼でもキョンにベタ惚れでもないっていうシチュはあまりないから良いと思うぞ。

366:名無しさん@ピンキー
07/01/16 22:45:09 +X+R2GMy
>>362
良い事は良い、悪い事は悪いとはっきり言ってやった方本人の為。
なんでもかんでもGJ素晴らしい続きwktkなんてやってたら、
勘違いして、分不相応な事をして恥をかく、って今井●ロが言ってた。

367:349
07/01/16 22:48:24 4C/j/KnK
結論:俺は少数派

368:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:02:33 k5dyok4F
なんにせよ、投下しにくい空気になるのは良くない。

369:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:25:22 qelq76sV
このスレははっかりと文句を言われますね。
でもぜんぜんつめてなかったり、sageないってのは確かに論外だよ

370:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:39:19 UI56SCBV
流れを読まずに一つ質問。
最近多いオススメを訊くレスを見て思ったんだが、
好きなSS、と言われて一番に思い浮かぶSSと、
返し読みした回数が多いSSって、けっこう違うのは俺だけ?

好きなのは、やっぱベタに少年オンザだが、
返し読みしたのは「風邪とお見舞い」だけだ。ありゃ今までに3回読んだっけ。
ちなみにキョンサイドの方。

371:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:43:43 IZh5f9R+
ただ黎明期の作品とか見てると高品質のものばっかでもないと思うわけで……。

372:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:45:40 /BnZlnau
>>275氏の作品にインスパイアされて書いた。
作者様、勝手に文章を借りてすいません。
『もし谷口が女だったら・・・』
谷口が手紙でキョンを呼び出して・・・

「・・・キョン?いるか・・・?」
「おう谷口。待ちくたびれたぜ。」
「すまんなキョン・・・。こんな時間に・・・。でも来てくれて嬉しいぞ・・・。ありがとな・・・。」
「何、気にするな。・・・ところで何で入り口のところにいるんだ?中に入ってこいよ。」
そう、谷口は何故か教室に入ってこようとしなかった。明かりをつければ俺たちが不法侵入しているのがバレてしまうため、教室は暗いままだ。
「あ、ああ・・・。でも、驚くなよキョン・・・。」
「?俺が何に驚くんだ?」
俺が首をかしげていると、意を決したように谷口が教室に入ってきた。
俺に歩み寄ってくる国木田。近づくにつれ、その姿が月明かりでよく見えるようになってきたのだが・・・。
「・・・お、お前、どういう格好してるんだ!?」
そう言った俺を誰が責められようか。誰だって自分の男友達が、その学校のセーラー服を着ていたらこんな反応をするだろう。
「あ、あのな・・・キョ・・・」
俺は今世紀最大の馬鹿を力の限り殴ってやった。
「谷口!お前が変態なのは知ってたが女子の制服盗むとは何事だ!ついて来い、警察に突き出してやる!」
「ちょ、ちょっとキョン。待って、待ってって。ねぇ~」

その後事情を聞いた俺は丁重にお断りした。
以後、谷口を見た者はいない。

373:名無しさん@ピンキー
07/01/16 23:47:23 /BnZlnau
あ、一箇所国木田になってる!すいません・・・

374:名無しさん@ピンキー
07/01/17 00:31:09 ABMY11lj
閉鎖騒動が完全に釣りとわかって良いかったわー。これでまた安心して続きが書ける

375:名無しさん@ピンキー
07/01/17 02:05:05 I5sRLD/X
>>374
ソースよろしく

376:名無しさん@ピンキー
07/01/17 02:24:23 R+N8UlLa
つうか、ここは2chじゃねーだろ

377:名無しさん@ピンキー
07/01/17 02:52:21 fOihHQDF
>>376
2chが閉鎖みたいになって、こっちに来られたら耐えられない

378:名無しさん@ピンキー
07/01/17 05:14:12 abFuVkzB
なるべく多くの良い作品に出逢えればいいから、人が増えるのは大歓迎だな

379:名無しさん@ピンキー
07/01/17 05:19:26 k+3HHWuw
玉石混合で、石が増えるね
数で云えば玉も増えることになるだろうけど、それ以上に石が増えるからなあ

個人的には今くらいでちょうど良い。キャラスレでもSSあるし。

380:名無しさん@ピンキー
07/01/17 05:36:16 WGA6J+Dc
内容に関係しないつまんないことで作者を叩く馬鹿が減ればいいよ

381:名無しさん@ピンキー
07/01/17 08:55:49 cPH6kQVr
長門スレは適度にSSが投下されてて雰囲気もいいな。
まとめWikiも見やすい。

そんな事よりみくるだ。
彼女のSSはその総数が圧倒的に少なく、しかもたまに見かけても
エロ特化でまともなストーリーものがない。

みくるは絵師には人気があっても、SS執筆人にはハルヒや長門の方が
魅力的に写るんだろうか?

382:名無しさん@ピンキー
07/01/17 09:57:34 QduBnRTr
SS書いてる人は原作にだいたいどれくらい目を通してるもんなの?
まさかみんながみんな8巻全部読んでないとは思うけど。

>>381
キョンとの進展がほぼ確実に望めないキャラクター性や、
ややこしい仕掛けが必要になりやすい『未来人』という属性が原因じゃなかろうか?
実際、縛りの少ない朝倉の方が多いくらいだもん。

383:名無しさん@ピンキー
07/01/17 10:26:07 W233RFpq
>>380
独り善がりのイタい奴は住人でも作者でも徹底叩かれるのが2ちゃんのお約束だぎゃ
>>382
原作だけの人
アニメだけの人
原作どころかアニメも全く見たことがなくネットで手に入るSSや同人や各種情報だけで書く人
千差万別だろう

それより、ここやアニキャラのスレも含め全ログは言わないが全SS読破した上で書いてる人……いるの?
新規参入者には辛過ぎる

384:名無しさん@ピンキー
07/01/17 11:01:02 +R2PFjMK
玉石混合は確かに。
俺はVIPには付いて行けん。なんかノリがね。キャラスレのSSは読むんだが。
みくるは一般向け同人では結構出てる気がする。
SSは変にカップリングを意識するから、書きにくいんじゃないかと思わなくもない。

385:名無しさん@ピンキー
07/01/17 12:01:13 CupBO1fe
質問。
長門って携帯持ってたっけ?
なんとなく持ってない印象なんだが記憶が曖昧で。

386:名無しさん@ピンキー
07/01/17 12:23:40 l4n+Z7kZ
>>385
持ってる描写はなかったような。うろ覚えだが。
ただ他の四人が持っている事を考えても持っているんじゃないかと思う。
電話が掛けられるだけで何の機能も無い旧型PHSとか。
逆に家に電話は無いって感じ。

387:名無しさん@ピンキー
07/01/17 12:35:29 ZH7x9sIH
>>385
ヒトメボレでは「長門宅の番号を呼び出した」ってあるし、
陰謀でも話中だったときに「長門の家に電話してしまったオペレータに同情」とあるから、
キョンは長門に電話するときは、家の電話にかけてるんだよな。
ってことで、長門は携帯を持ってないんじゃないかと思う。

388:名無しさん@ピンキー
07/01/17 12:42:28 l4n+Z7kZ
>>387
orz
マジ適当言ってすまんかった。

389:名無しさん@ピンキー
07/01/17 12:48:51 Bugoob4F
>>385-387
情報操作で回線は契約されている。
実際の通話はNTT網に割り込んだ長門自身が行う

390:名無しさん@ピンキー
07/01/17 12:59:07 Z0U/SJ4/
>>384
VIPはまとめのレスポンスが良いから
まとめサイトだけ追ってれば問題なす

391:名無しさん@ピンキー
07/01/17 13:22:57 +6xyBrEK
ある程度の批評・批判は大事だが、度が過ぎると荒らしとして認知される
もしくは荒らしが便乗して荒れる

某キャラスレだね

個人的に今までのエロパロ板の空気がベスト

392:名無しさん@ピンキー
07/01/17 13:36:10 CeSuNLtc
>>383
え?
原作アニメ読んでない&見てない俺でもok?

393:名無しさん@ピンキー
07/01/17 13:46:25 IFp522z6
>>387
確かに持ってなさそうな感じ。
通学時とSOS団活動、キョンと図書館以外はずっと家にいそうだし。

携帯持ってても配備された3年前の機種を使い続けてるとかだろうね。
でもってキョンの番号だけ入ってるとか。
長門だから電話番号全部覚えてて登録する意味はないんだけど、それだけ入ってる。

394:名無しさん@ピンキー
07/01/17 14:15:45 /6/pkGtv
長門の場合、買ったとか言って自分で作り出しそうな気がする

395:名無しさん@ピンキー
07/01/17 15:41:09 c5GooFM4
>>382
縛りがきついから少ないだけでキョンの恋愛感情があるぶん進展は長門よりみくるのほうが自然だよ。
長門に対してキョンは恋愛感情がなくて仲間、子供みたいだし、原作でこれ以上進展する可能性がない。
みくるもの書くと最後に別れたいといけないってゆう悲恋になりやすいんだもん。

396:名無しさん@ピンキー
07/01/17 16:35:05 FBfIeLr0
>>382
SS書くほど作品に入れ込んでるなら、原作8巻ぐらい頼まれんでも熟読してると思うんだが
ただ他人に強制するつもりはないんで、それが必須条件だとは言わないけど

>>383
自分は他スレのSSは一切読んでいない
ここのやつは多分全部読んでると思うんだけど
ただ、ここで重視されるのはそのSSが原作との間に設定の齟齬がないかどうかだけ
過去にどんな作品が投下されているかはあまり重要でもないんで、たまに紹介されるおすすめ作品だけ保管庫で抑えておけばいいんじゃないかな


397:名無しさん@ピンキー
07/01/17 17:04:07 fI4300Bk
俺はアニメと原作4巻まで読んでる
消失だけは抑えとくべきだと思う
エンドレスエイト読みてぇ……

398:名無しさん@ピンキー
07/01/17 17:07:40 W233RFpq
>>396
各スレあれだけ大量のSSがあると、ネタがかぶらないかそれが心配だ

399:名無しさん@ピンキー
07/01/17 17:30:12 Bugoob4F
>>398
まるっぽ、パクリでなければ、ネタ被り自体は許容範囲

400:名無しさん@ピンキー
07/01/17 17:37:53 zE9lwPEO
>>398
俺なんて2回程「よし、書けたから投下しよう」としたら直前にネタが被ってる上にレベルがやたらと高いのが投下されてた事があるぜorz
かつて投下したのも多少は被ってるなあ

401:名無しさん@ピンキー
07/01/17 18:04:28 DWtnrfO4
>>383
アニメ開始→撮り溜め→原作8巻読む→アニメ見る→このスレのSSをまとめで見る。

402:名無しさん@ピンキー
07/01/17 18:16:54 lnulEhva
ここが一番原作準拠度高いよね。

403:名無しさん@ピンキー
07/01/17 18:23:59 xi1/+Y3W
元々アニメも原作をうまく再現してる

404:名無しさん@ピンキー
07/01/17 18:27:06 XDu2pIQJ
原作は二巻目が罠だからなぁ

405:名無しさん@ピンキー
07/01/17 18:29:17 ZjooCX35
>>402
一番低いの何処だろう……個人サイト?
自身がVIPPERだから庇護する訳じゃないが、VIPのSSも中々。
原作読んでない奴が書いたりするけど、それ以外は原作に近い作品が出たりしてる。

>>403
アニメは第1話で新参者を多く手放したよな。多分。大体が判ってるとあの手法は神かもしれんが。

406:名無しさん@ピンキー
07/01/17 18:35:19 lnulEhva
>>405
VIPはどっちかというとシチュものが多い気がする。
ここはネタというか、話ありきというか。

407:名無しさん@ピンキー
07/01/17 18:36:12 iZgQJcFg
妹と喜緑さんのジャケ来てたのか。妹はともかく、喜緑さんは何歌わすんだ?
まさかアニメに先行してインターフェースカミングアウトか?

408:名無しさん@ピンキー
07/01/17 18:57:34 GjoV9m++
喜緑さんってそもそも公式ではカミングアウトしちゃっているよね・・・。

409:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:05:27 OEcqQR6e
さて、国木田の悲劇を書いてほぼスルーされた俺が来ましたよ。
もうちょい長めのやつ書いていい?
今度は鶴屋さん×国木田と喜緑さん×国木田で。

410:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:10:01 ejNKt+7r
>>406
こっちは純粋に文章構成が問われる
VIPはノリとテンポが重要

411:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:10:23 geQUtJaZ
書くのも投下するのも自由だ
叩かれても泣かない心構えがあればな

412:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:11:01 z9iwYnUk
>>409
国木田の悲劇なんて作品、保管庫には無かったぞ

413:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:11:04 k+3HHWuw
非2chの(少なくともサイトを見た限りではそう思える)個人サイトのSSは案外良いのがあるよね

414:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:11:44 iZgQJcFg
打倒「国木田の憂鬱」ぐらいの勢いで、どーんと来い!

415:412
07/01/17 19:12:04 z9iwYnUk
すまんageちまった

416:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:16:08 k+3HHWuw
みんなの脳内データベースを検索させてくれ

涼宮ハルヒの憂鬱×学校を出よう! なSSは、『北高を出よう!』以外になんかある?

417:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:18:17 lnulEhva
長編はあれしかないかな……?

418:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:18:46 ejNKt+7r
>>413
だが、同じ比率でDQNのもある罠

まあ、イタイ奴の方が目立つからな…
偏見もたれるのも仕方がないと思ってしまう
自分の守備範囲なら抑えられるが
前に某801満載の奴を見させられたときは発狂して荒らしたくなったし
そして、それ作ってたのがリア友だったというウザさ
しかも、感想聞いてくるし…氏ねじゃなくて死ねってこういうことかと実感した...orz

419:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:20:53 upPl26+Q
学校ネタというか、リンクさせたネタなら一つ書いたんだけどさ、キャラスレのまとめが閉鎖しちゃったので
たぶん見れないだろうから、ここに転載していいかな。ちなみに自分が筆者なんだけど。

420:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:22:17 k+3HHWuw
>>419
ばっちこい

421:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:23:11 IFp522z6
>>418
個人サイトモノは同人と同じ傾向なのかな。
良作がある半面で何コレなのも多杉、特にエロ系。

422:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:24:01 lnulEhva
つかSSに求められてるものも十人十色だと今さら思った。

423:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:25:00 ddi2ECul
荒らしたいとか死ねとか、ドンだけ痛いやつなんだ

もう来なくていいよ

424:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:39:24 iZgQJcFg
個人サイトモノも結構レベル高いのあるよな。
紹介するのは疎まれるようなので教えられないが。

425:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:58:52 c5GooFM4
個人サイトのは微妙なのばかりな気がする

426:○さんとハルヒ 1/10
07/01/17 20:19:48 upPl26+Q
 ― プレ ―
 
 
 偶然を装って近づく。
 これからわたしのすること。彼女について知った時から、いつかそういう機会を作りたいと思
っていた。どうやっても拭い去れないわたしの願いにどんな形であれオチをつけたいのだ。
 そう、わたしは彼の愛する人に会ってみたい。そのための、ほんの小さな出会いを作る。わた
しはそう考えながら彼女を待ち、そして思う。いつか「すべてが終わった」と感じるときが訪れ
るとするならば、そして「これでよかったのだ」と心から思えるような形での終幕を望むなら、
行ない残したことや心残りをできるだけ少なくするよう、拙くとも我々は努力するべきだろうと。
 
 だからし残したことを一つ果たすために、わたしはここに立って彼女を待っている。

427:○さんとハルヒ 2/10
07/01/17 20:20:25 upPl26+Q
 ― 1 ―
 
 
「ハルヒ姉さん、今日は本当にありがとうございました」と真面目そのものといった風情でハル
ヒにお礼を述べているのは、通称ハカセ君。絵心のある学究肌の少年だ。
「いいっていいって。誰かさんと違ってほんっと教えがいがあるわ。いいこと?ハカセくんはわ
たしが見込んだ将来を背負って立つ人材よ。世界を大いに盛り上げるためにじゃんじゃん働かな
くちゃダメなんだからね。わたしが言うんだから間違いないわ。このペースでがんばんなさい。
フィラデルフィア実験もカタストロフィもメタフィクションも、あなたの理解力ならどんとこい
だわ」
 ハカセくんは後ろ頭に左手をやって困惑気味に「いえ。でも、あのお兄さんの話になるとハル
ヒお姉さんとても楽しそうですね。(僕の命の)恩人ですけど、ちょっとうらやましいです。で
は」と言い、やや深めに礼をして、にこやかな顔を名残惜しそうに向けつつ生来的に姿勢のいい
背を向けた。
「もう何言ってるの!……あ、亀ちゃんによろしくね!」 何言ってるのといいつつ全くまんざ
らでなさそうである。本日の太陽のような笑顔だな、とハカセくんは思ったかもしれない。
 ギャラリーとしては、むしろハカセくんの心地よく他人をさせるおべんちゃら能力の末恐ろし
さに注目すべきかもだ。末は博士か大尽か、あるいは両方なのだろう。以前、ある事件に巻き込
まれた際にハカセくんに出会った朝比奈みくるの彼を見る目は、まさに歴史上の偉人に面と向か
う機会を得たギャラリーのそれであったから。
 街なかは予選突破した上出来の青年の主張を太陽が叫んでいるようないい天気。しかし遠くな
い海の香りが残るさわやかな風の吹く、日曜の正午まえである。

428:名無しさん@ピンキー
07/01/17 20:20:42 jNRcM1dc
>>424
まず筆者に許可がとれないと思うのだが

429:名無しさん@ピンキー
07/01/17 20:20:59 QESMeWC7
>>425
まあ良いところは荒らしとか警戒して教えたがらないしな、2ちゃんだと……残念ながら

430:○さんとハルヒ 3/10
07/01/17 20:20:59 upPl26+Q
「すごい偶然なのです」
 通りすがりにそんな声がハルヒに聞こえた。それだけなら通り過ぎるだけだったのだろうが、
モンシロチョウの羽ばたきのようなほのかに霞んだ声が続けてこう言う。
 
「あの……涼宮ハルヒさんですか?」
 
 あらあ、綺麗な子ね……立ち止まって振り返ったそこに佇んでいるのは少女だった。おそらく
家路の途中であった上機嫌中なハルヒに声をかけた、見たところハルヒやキョンと同年代の少女。
ちょうど小さなマンションの日陰になる場所で、白いワンピースがこの上なく映えている。
 白いリリーが微笑んでいるような、同級生の男子の9割がたがひとめぼれloverしそうな外見
とオーラを放つ、しかしどこか儚げな印象を与える少女だった。
 朝比奈みくるが北高におらず、代わりにいたのがこの少女なら、内面を抜きにしても無理やり
スカウトしていたかもしれない。もっとも内面なり正体を知ったらますます高確率で無理にでも
引っ張りそうだ。ただしキョンには思いっきり釘を刺したくなるだろうが。少女の内面とか正体
などをまだ知らない涼宮ハルヒだが、うららかな陽気のこの日理由なく出くわしたという少女を、
SOS団団長はしげしげと見つめていた。
 
―これほど印象的なのに、あたしには見覚えのない顔だわ……
 
「××くんがあなたのことを話していたのです」ハカセくんの名前を告げつつ少女はさらに微笑
んで言う。
「え、あなたあの子知ってるの?」
 自分を知っていることはまあいい。おそらく同学年でわたしの名前くらい知っているのは近隣
の同学年なら十分に考えられる。なにしろ世間を騒がせてきた自覚はそれなりに持っている。な
らば目の前にいるおそらく同級生のこの女は、年の違うハカセくんをなぜ知っているのだろう。
涼宮ハルヒとしては当然の疑問を口にした。
 《それほど急いでいるわけでもないし、とりあえず面白そうな感じの子だしね》おそらく第一
印象はこんなものだろう。
 
「通っている塾の先生が××くんにベタ惚れのぞっこんなのです。わたしのクラスでも塾開講以
来の秀才くんだとかで何度も耳にしました。おそらくわたしと話が合いそうだとも言っておられ
たので、このあいだ塾の休み時間に××くんに会って話してみたのです。思ったとおり、とても
興味深い少年でした。とても。コペンハーゲン解釈についての意見がお互いにかなり一致したよ
うに思います。あなたのことはその話で出ました。そうして少しの時間話しただけなのですが、
涼宮さんに興味を抱いたわたしにあなたのことを教えてくれたのです。とても聡明で性格的に明
るい、近所ではちょっとした有名人なのだとか。実はわたしの通っている高校でもあなたの名前
は聞いていたものですから、お友達に卒業アルバムを見せてもらってあなたの外見を知っていま
した。ああ、申し遅れました、わたしは……と申します。お察しの通りあなたと同い年なので
す」

431:○さんとハルヒ 4/10
07/01/17 20:21:32 upPl26+Q
 日曜の陽気にさそわれて、ドッヂボールに興ずる少年たちが近くで楽しそうに声を上げている。
あまり見かけなくなった光景だなと思いつつかもしれない、ハルヒは少女の話を聞いていた。
―ふうん、なるほど。
 見知らぬ相手にまず物怖じしないハルヒである。面白そうか面白くないかが人物鑑定のハルヒ
基準なのだ。そしてハルヒ的鑑定に白いワンピースの少女はかなりの高価値と見なされたらしい。
 とはいえ、ここで立ち話ってもドッヂボールの邪魔になるかもしれないな。
 そんな風に思ったハルヒを見透かしたように「わたしはいま美容室の帰りなのです。ぶしつけ
なお誘いで気がとがめるのですが、涼宮さんさえ良ければ……」と、少女は近所で最近新装した
喫茶店にハルヒを誘った。
 少し考えるそぶりだったが、どちらかといえば外見的におとなしそうな、かえって庇護欲をそ
そられる可憐な少女の控えめな誘いに気を悪くする人間もそういないだろう。ハルヒもご他聞に
もれずだったようで、
「……そうねえ、あなた面白い子ね。いいわよ。さっそく行きましょっ。なんとなくだけど、こ
こで会ったのも偶然じゃない気がするのよねぇ。あ、でも持ち合わせがちょっと足りないかも」
 言いつつ財布を気にする。
 すると少女はうれしそうな表情と声で言った。
「いえ、わたしが声をかけたのです。お金は気になさらなくて結構です。ぜひぜひ、奢らせてく
ださい」
 美容院の帰りに買い物の予定も予定していたのでお金なら問題ないらしい。こうして、ハルヒ
としてはキョンと連れ立って入ったこともある件の喫茶店に行くこととなった。
 
 外見的に通常を大きく凌駕するワンピースの白い少女を連れているためだろう、誘っておきな
がら「わたしは初めてなのです」などとと少女の言う喫茶店に向かう途中で二人連れの若い男性
に声をかけられること計二回、加えてすれ違いざま、動物園のアイドルのように凝視され・また
は振り返られることおよそ四回、
 そのことごとくに「それどころじゃないの!」と風よけ役には心強いと言うほかないハルヒが
すげなく返事しつつ5分ほどで着いた。
 表の駐車スペースは埋まっており、ついでにこの店の客のものと思しき車が数台路駐してあっ
て、いかにも客が入っている様子である。
 案の定、昼時における駅前のファミレスにやや近い込み具合であった。少女はしげしげと中を
見渡している。
 席が空いていないわけではなかったのだが、カウンター以外はどうしても相席になるので席待
ちをする。何かに気づいたように「あ……クフッ」と、のどの奥から染み出るような声で小さく
笑いながら少女が書いた。
「プッ、それでいいんじゃない? なかなか笑いのセンスあるわよ、…さん」どれどれと覗いた
ハルヒが面白がっている。名前欄に少女が『勘解由弾正音』などと書いたからだろう。
 
 これのどこに笑いのセンスを感じるのかは異論の余地がありそうだが。

432:○さんとハルヒ 5/10
07/01/17 20:22:03 upPl26+Q
「二名でお越しの、か、かげゆだんじょういんさまぁ……で、よろしいでしょうか」
 
 若いウェイトレスが少し戸惑った様子で、しかしはっきりと二人を呼んだ。
 なんだこいつらと内心思っているかもしれないが、臆面にも出さずにニコやかに席に案内する。
窓際のテーブル席に案内された。席待ちで二つ前の欄に『按察使黄昏之介、他一名』などと書い
ていた(らしい)大学生風の男女とたまたま近くなった。こちらさんは変な男なのだろうか。
 とっとと自分の注文を済ましたハルヒは、決めかねてメニューを見つめている少女の姿勢がと
てもよいのに気づく。なんとなくハカセくんに似ているわね。それにしてもこういう場所にあま
り来た事がないのだろうか。なんとなく歩いているだけで異性の目を釘付けに出来そうな―実
際にそうだったから間違いない―美人さんなのにね。
 
 じっと見られていることに気づいた少女は穏やかな口元を緩めて、「申し訳ありません、どれ
にしようか悩んでしまって」と言いつつ「飲み物は涼宮さんと同じで。ええと、モカと……この
クラシックに」
 そばに来たウェイターにハルヒが声をかけて少女の注文分を追加した。
 
 肩甲骨のあたりを指圧するという健康法の話から始まり、高地トレーニングの話、近くに座っ
ている男女の面白そうな話―といってもほぼ男性の独壇場だったのだが―をうけてからは加速し
て、宇宙はもう一度収縮に向かうのか永遠に膨張し続けるのか、カルタゴ兵のアルプス越えの際
の上官への悪口雑言の予想(「ハミルカルの禿」とかひたすらくだらない)、最近の量子論的な
見地からの雪男の存在について、少年探偵が殺人事件に遭遇する頻度の異常な高さをどう合理的
に説明するか、世界史的見地におけるグローバリズムとナショナリズムとフーコーの振り子につ
いて、エドゥアルド=ガレアーノの仏頂面が異様にかっこよかった件、視覚と聴覚のあいまいさ
と精密さ、睡眠の際に眼球が見ていると錯覚しているらしい映像を脳はどのように見ているのか、
男女がある種の同じ夢を見た際にその二人についてどう判断したらよいか。そのほか筆者には到
底わからない話を楽しそうに続けた。
 
 少女はとりわけ夢の話に興味を惹かれたらしく、「それ、涼宮さんの実体験ですか」とか「あ
なたはどう判断しておられるのですか」と尋ねた。
 そのあたりになるとさすがに言葉に詰まるハルヒ。
「えーと、そんなんじゃないけど。でも普通じゃないわよね。特別な……」と苦しい弁解をして
しまう。
 
「赤い糸で結ばれているのです」 え。「いまのは冗談です。でもとても興味深いのです」
 ククッとわらう少女。
「…………」
 
「でも、ロマンチックなのです。たぶん、わたしもそういう話は嫌いではありません。それに涼
宮さんの選んだ人の話なのでしょう? おおいに好奇心をそそられます」
 
 ふたたび黙秘権を行使するハルヒ。なんだかハルヒが手玉にとられているようなやりとりだっ
た。オーダーの時間差どおりに早く届けられたケーキをハルヒはものの1分でたいらげる。コー
ヒーに口をつけながら、少女は感心したようにそれを見ていた。

433:○さんとハルヒ 6/10
07/01/17 20:22:37 upPl26+Q
 ― 2 ―
 
 
「まったく、いつまでたってもセコさは変わりませんわね」
「はは。安心したまえ。ジェンダーだのなんだのとはわたしはほぼ恒久的に無縁なのだ」
 
 さきほどの変な男(推測)と連れの女性が割り勘だの奢りだので揉めている様子が聞こえる。
ほとほとうんざりした表情を作っている女性だが、これまた清冽な雰囲気の美人である。ただお
となしくしていればハンサムなのに、ひたすらくだらないことに真剣そうな長身の相方男性と同
次元で張り合うあたり、この女性も相当奇矯な人物なのだろう。
 そんな様子を知ってか「くふふ」と肩をすくめて少女が笑う。
「やはりとても面白いのです」
 
「うさぎのお姉さんと、お兄さん」
―え?
 とても年相応に思えない火傷話未満にやはり気が散らされていたのか、ハルヒは少女の言葉が
聞き取れなかったらしい。
「××くんが言ってました。二人とも涼宮さんのお友達で、僕の恩人だと」
「…………」 な、っても知ってておかしくないわね。じゃあこちらも聞いてやろう。
「……さん、あなた中学は?」 名前を聞いて驚くというよりやっぱりと思う。
 そう、この子はキョンの同級生だったのだ。「じゃあ、キョンのことも」
「はい。名前は知っていました。あなたの」
 言いかけて口を緩やかに閉じる。かわらない微笑だけどちょっとだけ目が細まっている。
 ええ、たぶんあなたの思ってるとおりよ。だから……視線に力をこめてあたしは見返した。そ
れを正面で受けてからクフッと笑った彼女は
「高校に進学してから、涼宮さんはとても変わったように聞きました。それもSOS団の話にな
ると良くわかるって。きっと、それは彼と出会ったからなのでしょう? なんとなくわかりま
す」と言った。
 ちょっと、わたしは何もしゃべっていないわよ。何を勝手に。
 
「あなたの口からぜひ聞きたいのです。彼の第一印象はどうでしたか?」
 
 わたしの心としゃべっているような感じがする。観察力が尋常ではないのか、尋常でない子な
のか。ならば、心にあることを言おう。
 
「……そうね。もう運命としか思えなかったわ。もちろん、初めは疑ってたけど」
 
 言いつつ頬のあたりが熱くなるのを感じる。 コーヒーに口をつけて、外の景色をなんとなく
眺める。ほんと、いい天気ね。
「ほんとうにいい天気ですね。いまの涼宮さんのような」
 いまあたしが思ってたことをそのまま告げられた。
 わたしに向きなおって続ける。「彼のどんなところでしょうか。以前の同級生として興味があ
るのです」
 むしろあなたに聞きたいわね。そんなに気になることかしら。
 
「ぜんぶ」 ちょっとちょっと。それって有希のような台詞だわね。「……などと惚気られても
困ってしまいますが」
 
 冗談めかして言いつつ、まだ残っているケーキを小さくしながら上目づかいでこちらを見た。
知らないうちに誰にも話したことないような深い部分に探りを入れられているのだが、このとき
あたしは不思議に思わなかったらしい。
 だがなんと答えればよいのか純粋にわからずに、この子はトリートメントどんなの使ってるか
などと関係ないことを考えていたように思う。
 少女はまた少し目を細めて「ひょっとして、将来を約束なさっているのですか? いえ、もし
そんな話があったらなんてロマンティックだろうと思います。きっと素敵な話なのです」と付け
加えた。

434:○さんとハルヒ 7/10
07/01/17 20:23:09 upPl26+Q
―沈黙。
 
 でも逃れられない思いがわたしを覆っていく。この子はキョンのなんなの? こんな細面の、
華奢で儚げな女の子のどこにそんな力があるのだろう。凄腕の代理人にチームの花形選手の入団
契約を打診されているオーナーのような感覚を覚えた。いやだ。そんな交渉はありえない。どん
な大金積まれても絶対にいや。いやなの!
 
 ありもしないそんな圧力をわたしが一方的に感じていると、彼女は少し申し訳なさそうな顔に
なった。
 
「すいません。なんだか失礼なことまで聞いてしまいました」
 
 それでも、聞かなくともじゅうぶん伝わりましたというように居住まいをただす。
「こうしてお話できてとてもうれしいのです。わたしの直感ですが、よくお似合いです。くふ、
すこしジェラシーなのです。それに、いいお友達がいらっしゃる様子ですね。お会いしたくなり
ました」
「え、ああ、ごめんなさい。そうね、きっとあなたも気に入るわよ。ちょっと変わってるのばっ
かだけどね。でも、ここほんとに奢ってもらっていいの?」
 くるくると笑ってワンピースの少女は答える。「モチのロンなのです」
 
 大学生風の凸凹コンビが席を立っていく。男性が長身なだけなのだけど。どうやら男の方が奢
ることで決着したらしく、女性は満足そうな余韻を漂わせている。オーダーメイドのように似合
ってはいるが、モノトーンのあのゴスロリ衣装はちょっと暑苦しそうだな。ま、あそこまで堂々
と着こなされると何も言えないけどね。
 
「では、わたしはここで」 深めにお辞儀をされる。
 ちょっと背中がむず痒いな。こういうときはわざと威勢よく返事してしまう。
「ういっす! ごちッした! えっとね、暇な時にいつでもいらっしゃいよ、SOS団は24時
間無休であなたを歓迎するわ」
 キョンがいたら確実に突っ込まれそうな変な口調で変なことをつい言ってしまう。
 彼女は初めと同じような佇まいで微笑み、そのままわたしに背中を向けた。ほんとうにこの子
が来た時はどうしようなどとつまらない詮索はしないのだ。キョンとあたしは真正絶対超確実極
厳正な審査のうえお似合いなのだから。

435:○さんとハルヒ 8/10
07/01/17 20:23:41 upPl26+Q
 ― 3 ―
 
 
「ねえキョン」 月曜日の休み時間である。
 前の授業中なんとなくうわの空の雰囲気だった後ろの席の女は、やはりどことなくメランコ
リーな気分を発信している。どうした、ハルヒ。
「不思議って、やっぱ不思議ね」
 どこかで面白い本でも見つけて読んでいるのだろうか。もともととはいえ一層変なことを口に
しているハルヒを怪訝な表情で見ていると、「あんた、そういえば同じ中学出身よね、……さん
と」
 え……
 ハルヒが口にした名前は俺にとって対ハルヒ禁則事項に含まれる重要ネームであった。人違い
だろうと思いたくても、なにしろその名前は希少価値のあるものなので、まず俺の聞き間違いで
はなさそうだ。中河が忘れていたらしいのは意外だったが。
 って、いきなりなぜその名前を……。
 どうやったって動揺は隠せないだろうが、一応平静を保ちつつ「ああ。知ってる」と可能な限
り素っ気無く言ってみた。
「ふーん。……あんた鼻の下結構長いわね。でも一段と伸びてるわよ。そりゃあれだけかわいけ
りゃね。あんたじゃなくても無理もないわ」
 俺の反応は想定の範囲内だったらしい。すこし胸をなでおろす俺。しかしハルヒはあいつの顔
を知ってるのか? 結構長い付き合いなのに気が付かなかった。ん、不思議とあいつがどうつな
がるってんだ。
 
「昨日、ハカセくんの勉強を久しぶりに見てあげてたのよ、そしたらその帰りに。わたしでも立
ち止まって鑑賞したくなるくらいかわいい子だったわ。偶然だけどわたしに『会いたかったので
す』だって。×○…ほら最近リニューアルしたあの店に一緒に入ったの。そこまでの5分くらい
で二度もイケメンに声かけられたわ。ま、あの子と一緒なら仕方ないかもだけどね」
 
 ハルヒ自身もそんじょそこらにいない美少女だからだろうよ。
「ばか」
 お決まりの、カモノハシのような口を作りながらも若干うれしそうなハルヒにシャーペンで鼻
先をつつかれた。だからあぶねえって。だが、どうやら機嫌はいいらしいね。脳内で二人の会話
をシミュレーションしてみる。なるほど。
 たぶん、お互いに話が合ったんだろう。あいつもやたら宇宙とか超能力とかに興味があったか
らな。そういう意味でハルヒの御眼鏡にかなったのかもしれん。
 ハルヒはフフンと笑って
「まああんたじゃとてもじゃないけどあんな出来た子は釣り合わないってものよ。あんなに綺麗
で、守ってあげたくなりそうな微笑みちゃんで、どっか儚くて、でもしゃべってみるとものすご
く賢いのよ。うん、勉強じゃわたしも敵わないかもね。体育系なら別だろうけどさ」
 めずらしく素直に相手を認めるハルヒだ。これは希少かもしれん。いや待て、じゃあ俺とお前
はどうなんだ。釣り合わないとか言いたいのか?そりゃおとなしくすましてる分にはかわいいし
学業もほとんど万能だろうけどさ。 
 するとハルヒはシャーペンで指差した鼻先から順に俺の顔をねめつけながら憎まれ口を叩く。
「……そうよねえ。なんであんたなんかと」
 そんな悪態をついてくるが、それが本気か冗談かの見分けくらいはつく。これは猫の甘がみの
ようなものだ。

436:○さんとハルヒ 9/10
07/01/17 20:24:14 upPl26+Q
「でも、その子とね。あんたの話になったんだけど」 今度こそすこし伺うような目。
 ああ、いったいどんな会話になったのか。なにしろ国木田あたりに言わせると付き合っていた
の部類に入るらしいのだ。そういう情報に過敏とも言える反応を示すハルヒのこと、下手を打つ
とただではすまないだろう。
 そんな心配をよそに、俺の目をじっと見つめながらハルヒは続けた。
 
「ふふ、あんたを誰かに取られるくらいなら、地球をヤフオクに出して宇宙人に売ってやるわよ。
USAにだって文句は言わせないわ」
 
 冗談めかしながらもものすごいことを言う。地球よりも俺のほうが大事だと言いたいらしい。
こいつなりのジュテーム。周囲の女子に微笑ましく見られているように感じる。ほぼ公認の仲と
はいえやはり恥ずかしいぜ。しかしなんて言ってたんだ?俺のことを。 「あんたの顔は知って
るみたいだったけどね。それよりあたしたちのこと聞きたがってさ。出会ってはじめての印象と
か、どうして気に入ったのかとか、将来のことまでね、いろいろ。変な子よね」 まるで許婚が
相手の過去を洗うために雇った調査員の勢いだな。なんでまたそんなことを……
 俺を観察するような目で見ていたハルヒだが、すこし目をそらしてからやや真剣味を帯びた表
情を作ってつぶやいた。
「……あんたたち、どういう関係だったの?」
 顔見知りだって言ってたんだろ。
「うそ。それだけじゃ絶対ない。わたしに会ったのだって……。たぶん、あんたとわたしのこと
を知りたかったのよ」 そこまで勘ぐられると言い訳しようがなくなってくる。
 だがそんな心配をされるくらいには、ハルヒと俺はお互いが気になっているわけで、それは他
の奴から見ればもう鬱陶しいくらい、そうだな、ラブラブってやつなんだろう、ね。そこの谷口
くん。なんとなしにジトッした目線と合う。かまうもんか。
「俺からも言わせてくれ」 「なに」 拗ねたような顔で上目遣いのハルヒ。
「俺のお袋の味を作れるのは、お袋自身を除いておまえだけだ。ベタだがこれは俺にとって結構
重要なんだ」
 すこし沈黙してキョトンとして、そのあとクッと笑いをこらえながらハルヒは言った。
「クク、なによ、それ」
「心配すんなってことだよ。でも心配させたんだな。すまん」
 ハルヒの前髪のあたりをいじりながら俺は答えた。

437:○さんとハルヒ 10/10
07/01/17 20:24:46 upPl26+Q
 ― エピ ―
 
 
 鏡台の前。
 左手に持ったこの携帯電話のディスプレーが写すひとつの番号をわたしは見つめている。
『中学の同級生』グループに入れる番号かもしれないが、わたしはその番号を『プライベート』
に振り分けている。その他大勢にしたくなかったから。
 すぐにでも発信できるだろう。
 けれど話す言葉がみつからない。話したいことはいっぱいあるのに。
 彼女はやっぱり思ったとおりの人でした。とてもお似合いです。綺麗で、あなたの話をしてい
る彼女は目がキラキラしていて、もっと綺麗に見えました。彼女はあなたが大好きなのです。だ
からあなたをもっと見たいと目が輝くのでしょう。それくらいに、心を覗かなくてもはっきりわ
かるくらいに。それはずっと昔から定められていたような、まぶしくて直視できない直射日光に
も似た出会いだったのでしょう。SOS団なるものも。涼宮さんはあなたのためだけに作ったの
です。あなたは気づいていましたか?
 いいえ。
 こんなことを言って何になるのだろう。
 わたしの心は、いったい何を望んでいるのだろう。
 それとも。
 あなたの顔を見たいとでも言ってしまおうか。わたしはあなたに会いたいと願っていると。あ
なたの飼っているという三毛猫の顔を見たいとでも。あなたのかわいい妹さんに会ってみたいな
どと。プラネタリウムの新作がとてもすばらしいのです……でも一人では不安です、一緒に見に
行ってくれませんか。それともこの間持ち上がった同窓会の件で相談したいと切り出そうか。い
っそ、彼女に聞いたSOS団のみなさんに興味があるのです、それであなたに……と。ぜんぶほ
んとうのことだ。それをそのまま伝えようか……
 でも。
 わたしにはできない。したくないのではないけど。今のまま遠くから見守っているだけ。鏡の
なかに映るわたしに、わたしはつぶやく。発信の実行を問うディスプレーに目を落とす。たった
一つのボタンで、彼につながるのだ。たぶんつながるだろう。
 一瞬、得意な料理を自宅で振舞っている自分と、満足そうな顔で食べている彼の様子が浮かん
でくる。願うことは自由なのだ。そして……鏡に目を戻したわたしは悲しそうな顔を見つめる。
それでも願うことはできる。でも。
 
 それだけ。

438:名無しさん@ピンキー
07/01/17 21:11:53 6VqPw20D
つーか、素人が無料奉仕で書いてるもんなんだから玉石混淆で当たり前なんじゃまいか
文句つける方がおかしいぜ。

まぁ誤字脱字が多いとかそういう論外なのはあるけどさ。
叩きゃいいってもんじゃねーべ。

439:名無しさん@ピンキー
07/01/17 21:47:58 9SpHkURW
>>383
先週読み初めて今日やっと読み切ったものですが何か
     しかし、こんなにssがあると、果たして小生が書けるのかの

440:名無しさん@ピンキー
07/01/17 21:54:41 dEefwUGV
国木田の悲劇じゃなくてKの悲劇じゃね?
まあ、そこはいいとして、>>437の作品はよくわからんのだが…
キョンの昔の女vsハルヒ
ってことでいいの?

441:名無しさん@ピンキー
07/01/17 21:55:34 k+3HHWuw
>>440
学校~の作中キャラとリンクしてるから学校知らないとわかんないかも

442:名無しさん@ピンキー
07/01/17 21:59:38 BJRIWCOD
○さんと聞くと悲しくなってしまう俺が来ましたよ

443:名無しさん@ピンキー
07/01/17 22:23:58 3Kn1vbLx
>>426
これ何処かで読んだことあるぞ

444:名無しさん@ピンキー
07/01/17 23:05:37 Z0U/SJ4/
>>443
まとめサイトの管理人がバッくれて、移行の見通しも立たない
某キャラスレに投下した作品を甜菜って言ってるじゃない

445:名無しさん@ピンキー
07/01/17 23:47:50 lTF9NzXU
>>405
ちと亀レスだが
普段ここに投下してる職人がVIPに投下してることも割とあると思うよ。
こないだ、ふとVIP見に行ったら、何か見たことあるトリップの人が長編投下してた。
俺はVIPの書き手さんでトリップわかる人いないから、誰だろうと思ってたら、
「空梅雨の気まぐれ」の人だった。

446:名無しさん@ピンキー
07/01/18 00:14:15 da+h6gYz
>>445
「割と」っておかしい。

447:名無しさん@ピンキー
07/01/18 00:26:14 Y+jLcB8T
>>446
お前みたいなしょうもないヤツがいるから、みんなプリンに行っちゃうんだよ。

448:名無しさん@ピンキー
07/01/18 00:30:30 YIjg0BoA
>>406
同意。

それにしてもここエロ少ないな。別にいいけど。

449:名無しさん@ピンキー
07/01/18 00:38:05 WA1TErYh
個人サイトの印象が良くないのって、某登録サイトのランキングが影響してると思うんだが。
何故か良質なサイトが下位だし。点数も然り。

450:名無しさん@ピンキー
07/01/18 01:09:58 VJvZ8BP0
>>444
見通しどころか、すでに準備まとめが立ってるけどな

451:名無しさん@ピンキー
07/01/18 01:21:01 L3y7Yxsd
今度会長書くから憤慨研究中
うはーおもすれー



452:名無しさん@ピンキー
07/01/18 01:40:01 02LTOvj/
>>449
あそこの点数なんて殆ど自作自演だろ。
中学生が書いたSSがしかも18禁が(゚Д゚)ハァ?
みたいなんが載ってるようなサイトが一位になったり

もはやランキングの意味ねぇ
SSサイトの良いところは辞書攻撃のごとくくまなく探すしかない

453:名無しさん@ピンキー
07/01/18 12:33:05 QrR8hY0d
ここは職人さんの質はプリンやキャラスレ含めたSSあるスレの中で最高級だが住民の質は最低級と言う面白いスレだな。

9月ごろ、度を越した批評家気取りの横行で多くの職人流出、投下激減、スレ過疎をしていて
んで最近、職人さんの良作低下でやっとこ良い流れが回復してきたと思ったら
また変な批評家気取りが台頭しだして悪い流れに逆戻り気味ってのは学習効果皆無で笑える。

てか批評=挙げ足取りと勘違いしているのか変な挙げ足取りばっかでバランス感覚が取れてない阿呆が多過ぎで困るな。

あと、他スレとやたら比較してここが一番、とか言う人がこのスレにはやたら多いが(つか定期的に出るな)
このスレの作品は確かに質高いのは分るが、だからと言って(少なくとも自分は)自分が投下しているわけでも無いんだし
他と比較して何を自慢したいんだかよく分からんな。
もしや、自分達が住民が批評して質維持しているから質高いと勘違いしている痛い低脳?
それは手前のお陰じゃなく、職人さんの良作投下のお陰だってコト分ってんのかね?

454:名無しさん@ピンキー
07/01/18 12:52:58 NmluZSI0
>>453
わかってないねえ。
初心者への注意=揚げ足取り=批評だと勘違いしている変な人が多いんだよw
懸賞に応募したところ、このペンネームはいただけません、フロッピーディスクでの送付は受け付けていません、と言われたら、
それを批評だと思うのか?
初心者に徹底して荒療治してるスレだからこそ、良作が投下されてるんじゃないか。
上と下との扱いに差をつけてこそ、上の人はモチベーションが湧く。孫呉の兵法。
初心者(初級者ではない)も神も同じGJ扱いされるようなスレに、神が居着くものかね?
だいたい、18歳以上なんだからさ、間違ったこと書けば叩かれる覚悟くらいできてるだろ。
殴られずに大人になったやつなどいるものか。

455:名無しさん@ピンキー
07/01/18 12:53:05 GX62X7yO
叩きあげて鍛えようとしてるのが空回りしてるよな
でもVIPの馬鹿どもよりいいと思うんだ

456:名無しさん@ピンキー
07/01/18 12:53:16 bchC0VlG
>>453
全面的に同意だが、もう少し幼なじみが照れ隠し(ry


457:名無しさん@ピンキー
07/01/18 13:44:41 l3+VbKHx
>>453
お前みたいな子供が黙っていればそうそう荒れるスレでもないと思う。

458:名無しさん@ピンキー
07/01/18 13:47:16 XFhwLADF
スレ立て直せ

459:名無しさん@ピンキー
07/01/18 13:47:35 5413tEK9
まぁ>>454からは
「俺らがこのスレのクオリティを上げてやっているんだぜ」
という痛い批評家の上から目線をヒシヒシと感じるわけだが

460:名無しさん@ピンキー
07/01/18 13:50:26 NmluZSI0
>>459
だから批評ではないと何度言ったら(ry

461:名無しさん@ピンキー
07/01/18 14:01:49 5413tEK9
じゃあ言い換えよう
「俺らのおかげでこのスレのクオリティが保たれているんだぜ」
というイタい自治厨の(ry

462:名無しさん@ピンキー
07/01/18 14:04:32 NmluZSI0
>>461
そういう目でしか人を見られないのは、当の本人がそういう人間だからだよな。
やれやれ。

463:名無しさん@ピンキー
07/01/18 14:25:03 WA1TErYh
住人はデレであれ

書き手

464:名無しさん@ピンキー
07/01/18 14:38:20 P/aQ4n/n
せめてツンデレのツンのふりでお願いしたいです

同じく書き手

465:名無しさん@ピンキー
07/01/18 14:42:08 bLYYWOme
批評とかは書き手、もしくはものを書くことに精通してる人だけがすべきだと思う
そうじゃない人は「~だと思う」ぐらいの感想に留めておいた方がいいんじゃないか

466:名無しさん@ピンキー
07/01/18 14:47:42 5413tEK9
いやぁ、>>454の内容はもっともなのに、伝え方一つで
>>453の後半部を半ば実証する形になっちゃいますね
というのを分かりやすくしようと煽ってみた、正直スマソ

ただ、間違いは注意されて当然だとは思うが、叩かれて当然だとは思わない


467:名無しさん@ピンキー
07/01/18 14:49:55 aX7HDE1H
ぬこ

たぶん書き手

468:名無しさん@ピンキー
07/01/18 14:52:07 WA1TErYh
>>465
それって鳥つけるとかしないとわかんないし、やったとしても結局荒れるよ。
あるレベルまでは数書かないとダメだし、逆に言えば数書けば上手くなるんだから、誉めるかスルーの二択でいいよ。
誉めとけば荒れないし投下も増えるし、スルーされたら書き手はつまんないんだと分かるから。

469:名無しさん@ピンキー
07/01/18 14:58:27 QrR8hY0d
別に指摘が悪いってんじゃなくて、俺絶対みたいなあまりにも傲慢すぎる意見がやたら目に付くのがな。
>>462とか典型じゃん。それでバランス感覚取れていないというコト。
このスレ、8割くらいは人を見下し視点で指摘しているのが多いからな。
まあ2chやネット上の性質で当然のことではあるが、それにしてもここのスレ住民の見下し視点評価は
プリン・キャラスレ含めた他ハルヒSS投下スレに比べて突出しすぎ。性根が完全に腐っているとしか思えんな。

ツマランならどこがツマランとか言うなら、自分だったらここをこうした方が良いと思うとか
指摘点をきちんと挙げて言うべきだと思うんだが。なんだか自分の意見が偉い!絶対!みたいな人大杉。

470:名無しさん@ピンキー
07/01/18 15:00:07 YED1OoAg
自覚がないってのはとても悲しいことなんだ

471:名無しさん@ピンキー
07/01/18 15:35:50 pTWjySP4
スレ立て直せ

472:名無しさん@ピンキー
07/01/18 15:35:52 XFhwLADF
スレ立て直せ

473:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:07:29 f/aHUcqL
>>465
匿名掲示板でそんなことをどうやって判定するんだ?

>>468
叩きはともかく、問題点を指摘されるのとスルーされるの間には
評者の作品に対する評価に雲泥の差があるんだが

474:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:11:09 wPFBq108
5413tEK9が痛々しくて面白すぎるw

475:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:13:24 WA1TErYh
>>473
誉める以外の評価なんて心の内に留めとけと言っているの。
こんな風に意図が伝わらない事なんて山ほどあって、それが原因で荒れることもあるんだから、黙っておけよと。なんで評価したがるのかなあ。

476:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:13:24 NmluZSI0
>>466


>>465
批評は批評職人が、はよく言われることだが、>>468の通り、現実的には難しい。
情緒や感性に訴える文芸に誰もが納得できる客観的な評価を下すのは、なかなか困難。
SS職人よりもはるかに人材が乏しい上、
「こんな面白いSSにそんな厳しい評価を下すなんて、お前はこの職人が嫌いなんだろ?」
などと筋違いの話を宣う方々が必ず出てくるから。

誰もがそう思う客観的なことというと、
sageない等のお子様らしさ
投稿方法のデタラメさ(誤字脱字はともかく)
内容上の理由のない、明らかな版権との矛盾
結局は、こういうところになってくる。

そして、「~だと思う」とつけても、「何様だ?」と言われるのは同じ、だと思う。

>>469
ずいぶんと人を見下す書き込みだな、おい。
自分は性根が腐ってないと思っているらしいが、その自信はどこから。

自分の嫌いな食べ物のどこが不味いのか説明できますか。好きな食べ物ならどうですか。
説明できなければ、美味いも不味いも言ってはいけないのですか。
そして、説明できるとしたら、もう少しここはこうしたほうがいいんじゃないか、と言うべきですか、料理人さんに。
それこそが傲慢だとは思いませんか?
あいにくと自分は、料理人さんのできなかったことを自分ができるとは思いません。
自分にわかるのはただ、美味いか不味いか、あるいは皿が不潔だとか料理名が下ネタだとか、そのくらいだけです。

>>468
>誉めとけば荒れないし投下も増える
些細なイベントで荒れてしまう、ウィルソンの霧箱みたいなスレになります。
そもそも「荒れる」ってどんな状態?
投下されたトンデモない代物が叩かれるのは、匿名掲示板の常。むしろ健全な状態。
>スルーされたら書き手はつまんないんだと分かる
「義務的GJ」は絶対につけないこと、というLRでもない限り無理。

477:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:21:51 WA1TErYh
>>476
荒れてるって言うのはね、僕とか君のせいでスレの目的が蔑ろにされてるこの状態の事だよ。理想的なスレってのは、つつがなく作品が投下されるスレだよ。
ほんと迷惑かけてごめんなさい。消えます。

478:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:26:54 CMXwcTih
どうでもいーよ
書き手が神
読む香具師は俺含めてみんな虫

479:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:33:38 pHLPsCsT
某キャラスレ→某キャラスレ→VIP→エロパロ→最初に戻る

と言うループで荒れているような気がするんだよな。
俺が書き込むと荒れるというヤツ。
正直に手を挙げろ。

480:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:36:36 3aF4Ftpm
流れを無視してSS投下。
>237に影響されて、数ヶ月ぶりに筆を取ってみましたが……

『へたれキョン』『バッドエンド風』『俺設定』『中二病』『無駄に長い(25KB超)』
のいずれかのワードに引っ掛かる場合はIDをNG指定推奨。
言い訳はこの辺にして、消失IF物を失礼します。20レス予定。本番等無し。

481:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:37:24 3aF4Ftpm

 クリスマスを目前に、突然世界は変わってしまった。
 それともやはり、国木田や朝倉が言うように、変わってしまったのは俺の方なのだろうか?

 まるで誰かに栞の位置をズラされたかのような不快感。
 知っているはずの物語なのに、ストーリーが繋がっていない。
 読み進めていた推理小説は、席を外した間に、スペースオペラに変わっていた。
 飛ばされたページには、いったい何が書かれていたのだろうか。

 そんな栞の錯覚から俺を救い出してくれたのも、やはり栞だった。
 文芸部の部室で見つけた一枚の紙切れだけが、唯一、俺の正気を保証してくれた。

 『プログラム起動条件・鍵をそろえよ。最終期限・二日後』

 どうやら俺は『鍵』とやらを揃えなければならないらしい。
 見事成功すればオープンセサミ。すべての問題が解決するはずだ。
 しかし出来なければ─、
 おそらく、この靴下を裏返しに履いてしまったような世界で、異邦人として暮らすしかないのだろう。

 ちなみに期限を明日に控えた現在、鍵はカタチの見当すらついていない。

482:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:38:21 3aF4Ftpm

 誰かの部屋によく似た、見知らぬマンションの一室。
 三人で囲んだコタツの上では、熱々のおでんが湯気と一緒に良い香りを上げていた。

 上の空で味わう余裕など無かったが、気が付けば腹は膨れていた。
 どうやら消化器官は腕とともに脳から独立宣言をし、せっせと栄養補給に勤しんでいたらしい。
 お腹が膨れたのは他の二名も同様のようで、自然とお開きの流れとなった。


「明日も部室に行っていいか?」

 別れ際に長門に尋ねた。
 今の俺にとって、文芸部の部室が最期の砦だった。

「放課後さ、ここんとこ他に行くところがないんだよ」

 朝比奈さんも古泉も─ハルヒもいない放課後。
 この世界で、唯一、変わらずに俺を迎えてくれた相手が、目の前の寡黙な少女だ。

 多少性格が違ってしまっているが構わない。
 宇宙人の何とかインターフェイスである必要なんか無い。
 いつも通り、部室でパイプ椅子に座って、黙々と本を読んでいるだけでいい。
 お前が居てくれるだけで─……


 長門は俺をじっと見つめ、それから……。 
               、 、 、 、
 薄く、だが、はっきりと微笑んだ。


                             ──目眩がした。


483:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:39:12 3aF4Ftpm

 エレベータで降りている最中、朝倉は含み笑いを浮かべて言った。
「あなた、長門さんが好きなの?」

「……がう、」

 返答は言葉にならなかった。
 目眩がする。足場が揺れる。吐き気がする。
 もしここに朝倉がいなかったら、遠慮無く吐いている。
 すべてを吐き出して、楽になってしまいたかった。
 居なければ……、いなければ……、

 ……居ない、

 おい、  …はどこに居るんだ? 

「ん? 何か言った?」

 エレベータが停止し、扉が開く。
 朝倉は、こちらを気にする様子を見せながらエレベータを下りた。

「やっぱり調子が悪いみたいね。早く寝た方がいいわよ。長門さんを心配させちゃダメよ」

 そのセリフを認めるわけにはいかず、貼り付いた喉から絞り出すように言葉を発した。


「……違う。……あいつは、   …じゃない」


「─?? あなた何を言って─、」
 朝倉の言葉は、最後まで伝わることなく、分厚い扉に遮られた。
 一瞬の浮遊感とともに、エレベータが再下降を始める。

484:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:40:12 3aF4Ftpm
 壁に寄り掛かり、そのままズルズルと崩れ落ちた。
 いっそこのまま、このエレベータが世界から切り離されてしまえばいいのに。

 あんな誰も居ない世界になど戻りたくない。
 そこに、俺の居場所はない─

 願いなんてものは、得てして叶わないものと相場が決まっているらしい。
 神様なんて信じていないが、仮に居るとしたら、とんでもなく底意地の悪いやつに違いがない。
 エレベータは一階に到着し、元の世界へと繋がる扉が開いた。
 俺はヤモリの改造人間のように不格好な動きで、エレベータから這い出した。


 それからどうやって家まで帰ったかは覚えていない。
 気が付くと家で、俺の顔を見て心配する妹や母親に生返事で対応し、ベッドに倒れ込んだ。

 目蓋を閉じても、網膜に焼き付いて離れない。
 別れ際の光景が脳裏で勝手にプレイバックし続ける。
                                   、 、 、 、
 あいつと同じ黒曜石のような瞳で、あいつは、はっきりと微笑んだ。

 目眩がする。
  、 、 、 、
 長門有希は微笑んだりしない。                    、 、 、 、
 分かり切っていたはずのことだが─あいつも、俺の知る長門有希じゃなかった。


 思い知らされ、打ちのめされた。
 ─ここには、俺が知る人間は、誰もいない。




                   『 長門有希の不在 』
                      She's nowhere.




485:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:41:06 3aF4Ftpm

 翌日、俺は学校を休んだ。
 ずる休みってわけじゃない。本当に体調が悪く、ベッドから出られそうもなかった。
 それなりの熱も出てるし、何より母親が学校に連絡を入れた次点で正式な欠席だ。

 今日が栞の定めた期限だった。
 すでに昼時も過ぎて、学校では午後の授業が始まっているころだろう。
 後先のことを考えるなら、寝込んでいる場合などではない。
 今日中に『鍵』を探し出さないと、おそらく二度とチャンスはないだろう。

 ……しかし、何もかもがどうでもいい気分だった。
 捨て鉢な気持ちというのは、こういう状態を言うのだろう。

 ─静かだった。
 時計の秒針の音すら、どこか遠くに感じた。
 聞こえるのは、自分の呼吸音と心音、あとは身体を動かした際に布団がこすれる音。
 この部屋は、昨日のエレベータと変わらない。
 俺だけが取り残された、俺だけの、静かで孤独な空間。

 それは学校に行っても変わらない。
 他人だらけの空間なんて、本質的に独りと何ら違いはない。
 世界はエレベータを相似拡大しただけのものなのだろう。

 ……いかん、熱のせいか思考が樹海の中の方位磁針のように行き先を見失っている。
 俺はそういうダウナーキャラか? 違うだろ? こんな時は寝てしまうに限る。
 後は野となれ山となれだ。

 眠りにつく寸前、間抜けな神が俺の言葉を勘違いするという妄想が浮かんだ。
 目を覚ましたら、一面が荒廃した焼け野原になっていて、誰も居なくなってしまう。
 そんな、くだらない願望─

 ──、

486:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:41:51 3aF4Ftpm

 ノックの音で目が覚めた。
 悪い夢でも見たのか、寝汗で服がピッタリと貼り付いて気持ち悪い。
 喉もマーズパスファインダーが映した火星の表層のように、カラカラに乾燥しきっていた。

 ノックの主は母親だった。
 何でも俺にお見舞いが訪ねてきたらしい。
 女の子よ、と、何を勘違いしたのか嬉しそうな声で付け加えてきた。

 当然、思い当たる節は一人しかいない。
 少し前までだったら、やたらと喧しいのや、心優しい上級生などの候補もあった。
 だが今この状況で俺を訪ねてくる女性と言ったら、あいつしかいない。

 少し待ってもらうように言って、ベッドから起きあがった。
 外はもう真っ暗で、たっぷり寝たお陰か、体調もだいぶ良くなっていた。

 今更ながら、約束を破ってしまったことを思い出す。
 おそらく文芸部の部室で、一人でずっと待っていたのだろう。
 仕方がないとは言え、悪いことをしてしまった。

 寝間着から着替え、目に付く範囲に見られてはマズイ物が無いか確認する。
 どうやら大丈夫のようだ。
 下に向かい、上がってもらうように伝える。

 階段を上ってくる音がする。
 妹の騒々しいのとは違い、想像通り静かでゆったりとした足音だった。
 部屋の前まで来て、コンコン、と控えめなノック。
 どうぞ、と返事をした。

 下校途中に、そのまま寄ってきたのだろう。
 ドアが開き、制服に身を包んだそいつの姿が現れた。


「あら、意外と元気そうね? よかったわ」


 ──、
 まるで予想だにしなかった登場人物に、しばし呆然とする。

 まったく、何だってこう次から次へと予想外のことが起こるのだろうか。
 俺は目の前に立つ少女の名を呟いた。




                   『 朝倉涼子      』
                     Now, she's here.






487:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:42:36 3aF4Ftpm

「……どうしてお前がここにいる」

「随分な言いようね。それ、一昨日も言われたわよ」
 朝倉涼子は、さして気にした風もなく、いつもの微笑み顔で答えた。

「そりゃ言いたくもなるさ。何せお前は─あ、いや、何でも無い」

 あからさまな誤魔化しをしたが、朝倉は相変わらず顔色を変えたりしない。
 ……今更ながら、本当にこいつは出来た人間だと思う。

「最後まで言わなくていいの? 遠慮しないでいいわよ?」
         、 、
「いや、これはお前には関係ないことだ。気にしないでくれ」
                       、 、
 『鍵』探しを放棄した今、いつまでも昔のことを引きずるわけにはいかない。
                  、 、 、  、 、 、 、    、 、 、
 サンタクロースはいないし、未来人も超能力者も、宇宙人なんかもいやしない。
 そんなことは小学生だって知っている。それが当たり前だ。
         、 、 、 、
 ─それがこの世界の常識だ。

 朝倉だってそうだ。確かに宇宙人みたいにハイスペックだが、歴とした地球人だ。
 クラスの人気者で、勉強も委員長の仕事も完璧にこなす。
 病気で休んだクラスメイトを気づかって見舞いに来てくれる優しい奴だ。
 おまけに顔もスタイルも良く、男子垂涎のAAプラス。
 間違っても、放課後の教室で、クラスメイトをナイフで襲いかかったりなどは─


「ふぅん、素っ気ないのね。やっぱり、殺そうとしたことを根に持ってるの?」

488:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:43:06 3aF4Ftpm

 ──、
 ─今、何て言った?

「殺そうとしたことを根に持ってるの? そう訊いたの」
 朝倉は、いつも通り、変わらなさ過ぎる笑顔のままで繰り返した。
「謝罪すればいい? あたし人間のそういう感情、よく理解出来ないけど」

 ……こいつ……、ぜんぶ、知って──

 沸点に達した水分子の気持ちってのは、こんな感じだろう。

「お前の仕業か!!」
 体中の筋肉が不随意筋に変わり、脳の指令を待たずして朝倉に掴みかかった。
 セーラー服のカラーを捻るように掴み上げ、至近距離から睨み付ける。
 脳の中では断線したコードからバチバチと火花が弾け、思考が赤で染まった。

 しかし朝倉の表情は変わることが無く、笑顔のまま冷静に見返してくる。

「それで終わり? 他にすることがないなら離して。時間がないから」

 急激に力が抜けた。
 まるでバッテリー切れを起こしたロボットみたいに、だらりと弛緩する。
 元々、俺は熱容量も熱許容量も大きい人間じゃない。
 瞬間的にヒートすれば、冷めるまでも早い。

「質問の答えは『いいえ』。あたしも巻き込まれた側よ」
 朝倉の言葉は予想に反した物だったが、どうでも良かった。
「涼宮ハルヒの力が失われた世界を作るだなんて、まったくどうかしてるわ」


 なかば投げやりに、絞り出すような声で問い掛けた。

「何しに来た」
「独断専行。本当はいけないんだけど、見てられなかったから」

 内容に反して、にっこりと笑う。
 いつだってこいつは本当に嬉しそうにしゃべる。

「それより」
 ─初めて、朝倉の顔から笑顔が消えた。

「あなたこそ、何をしてるの?」

489:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:43:40 QrR8hY0d
>>467
あんさんは内容批評自体は難しいと思っているわけか。

>sageない等のお子様らしさ
>投稿方法のデタラメさ(誤字脱字はともかく)
>内容上の理由のない、明らかな版権との矛盾

まあそこら辺はまあ最低限投下のルールと言うかやってもらわんと見辛くて困るというかそもそも評価以前レベルのだしな。
だったら、せめてきちんとルールのっとって困る、くらいの言い方しときゃいいものを
何で>>453みたくわざわざお高くとまったような言い方するのかね。それが問題という事。

490:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:43:55 3aF4Ftpm

 ─俺が、何を?

「メッセージは見たんでしょ? 期限は今日までよ。どうするつもりなの?」
 再び笑顔に戻ったが、言葉には逃避を許さない厳しさがあった。

「元の世界に戻りたくないの? 『あの娘』はそれを望んでいるのよ」
「『あの娘』は自覚してないだろうけど、あなたに期待して待ってるのよ?」
「あなたは、こんなところで、何もやらないまま終わるつもり?」


「もう一度訊くけど─、あなた、何をしてるの?」


「─っっ、知るか! だいたい手掛かりも何も無しに、どうしろってんだ!」

 完全に逆ギレだった。ガキの癇癪の方が、まだ可愛げがある。
 思考の崩壊を周囲に示して、責任義務からの逃避を企てた。

 しかし朝倉は許してくれない。
 あくまで冷静な口調で、問いかけの形を借りた糾弾が続く。

「ねえ、『やらなくて後悔するよりも、やって後悔したほうがいい』って言うよね?」

 それは、いつかどこかで聞いた問いかけだった。
 あの時も俺は、答えから逃げようとしていた覚えがある。
 だってそうだろ。
 そんな重い選択肢なんて、『選ばない』が正解だ。
                        、 、 、
 『やる』でも『やらない』でも、どちらか選べるのは強い人間だ。
 俺は巻き込まれるだけのキャラでいたかった。
 自分からは何も起こさず、状況に流されていたかった。
 ハルヒや他の人間が引き起こす騒動に、文句を言いながら喜んでいた。
 自分から行動を起こす勇気が無く、誰かが引っ張ってくれるのを待っていた。

「あたしはね、やらなくて後悔するのも、やって後悔するのも嫌い」

 しかし、朝倉は恐れることなく第三の選択肢を提示する。


「『やることはやるし、後悔もしない』っていうのが一番だと思うの」

491:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:44:47 3aF4Ftpm

 誰もが望み、誰もが言い躊躇う回答を、驚くほどにあっさりと口にする。
 どこぞの迷惑な団長の言葉にも似た力強さがあった。   、 、 、 、 、
 それは、やると言ったからには周りのことなどお構いなしにやり遂げる者の言葉。

「……お前、何をするつもりだ」

「だからさっき言ったでしょ?」
 朝倉は、にっこりと八月のヒマワリのような笑顔で笑い、

「独断専行」

 物騒な響きの言葉を口にした。


 次の瞬間、足場が溶けた。
 突然の溶解は、床に留まらず、壁や天井まで達し、部屋全体を包み込む。
 住み慣れた部屋は、まるで水銀のように鈍く輝きを放ち、原型を留めていない。

「あなたを元の世界に戻してあげる。『あの娘』のためにね」

 はっきり言って、何が起きているのか全然理解できない。
 だが、はっきりと、何かとてつもないことが起きていることだけは分かった。
 ごく普通の、何の取り柄もない高校生にすぎない俺だ。
 だが、こと不思議現象に巻き込まれた回数に掛けては、そこいらの奴らに引けを取らない。

 そんな俺から見ても、今回の現象はぶっ飛んで凶悪だ。

 目に見えている変化なんて微々たるものだ。
 薄膜を一枚隔てた向こう側では、とにかくヤバい何かが起きている。
 まるで、目の前で、世界が無理矢理に作り替えられようとしているほどの圧迫感。
  、 、 、 、
 天地創造なんていう、天に棲まうお偉い様方の所行を彷彿させる、何かが起きていた。

「バックアップだからって、機能的に劣るわけじゃないのよ」
 変異の中心で、朝倉は力を存分に振るっていた。
 何をしているのかは分からないが、何かをしていることは目を瞑ったとしても分かる。
              、 、 、
 はっきり言って、これ程のものだとは思わなかった。

「むしろ涼宮ハルヒの力が失われ、長門さんがああなった今」

 にやり、猫のように嗤い

「あたしが最強よ」

492:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:47:36 3aF4Ftpm

 世界がゆっくりと回転を始める。
 やがて回転は一箇所を中心に螺旋を描き収縮を始めた。
 ちょうど朝倉の真上を中心に、世界が閉じようとしていた。

 空間は粘性が高いらしく、ぐぐぐ、と固い雑巾を絞るかのような緩慢さだった。
 見ていてもどかしくなるような動きは、ぎぎぎ、とやがてそれ以上進まなくなった。

 抵抗する空間を、無理矢理に捩子曲げようとしているのだろう。
 だが、いまや力は完全に均衡し、これ以上は進みそうもない。
 それどころか、徐々にではあるが、歪みが元に戻ろうとする様子を見せ出した。

 しかし、朝倉は慌てた様子など見せない。

「あーあ、やっぱりこれじゃ足りないか」

 まるで、月曜は憂鬱だから休みにならないかな、なんていうくらいの口調で言う。
 最初から、そんな都合のいいことは起きないと分かり切った上での言葉。
 日本中のどこにでもいる、普通の高校生のような顔だった。

 そして、仕方ないから諦めて学校に行こう、というくらいの気楽さで、


「  倉  子……存在 ─を、    して ─ 情報爆発 … を補  ─ 」


 不明瞭な言葉の後、パキ、と、ガラス細工が折れるような、取り返しの付かない音がした。

 次の瞬間、朝倉の身体を光が包み込んだ。
 いつかの放課後の教室のようなキラキラした輝きではない。
 ひとつひとつの光の粒子が生命を持っているかのような、そんな煌めきだった。
 まるで珊瑚の産卵だった。色彩々のイルミネーションが、渦を巻いて流れ出す。

 光の奔流は収縮上昇し、停滞していた歪みの中心点を突き破った。

 ぽっかりと空いた穴から、嘘みたいに清々しい青空が覘く。
 ─それで、最後の枷が外れた。

 穴を補填するかのように、周囲の空間が回転しながら呑み込まれていく。
 爆縮とでも表現したくなるような勢いで、あらゆる空間が再生の坩堝に投じられる。

 今度こそ抵抗のしようがなく、世界は断末魔の悲鳴を上げながら、終点へと走り出した。

493:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:48:48 3aF4Ftpm

 ふぅ、という溜め息が聞こえた。

 言うまでもない、朝倉だ。
 これだけの現象を引き起こしておきながら、「まあ、こんなもんかな」くらいの態度だった。

 光は相変わらず朝倉の周りに渦巻いている。
 よく見れば、一番輝きが強いのは足先や手先などの末端─


 ちょっと待て。
        、 、 、
 それって、あの時と同じじゃないか!


 正確には違った。
 あの時の朝倉は、光の砂粒になって消えていった。

 だが、今の朝倉は──

 光の浸食が、膝のあたりまで来た。           、 、 、 、
 膝から下は、まるで虚空に蝕まれたかのように、何も無い。
                                           、 、
 ただ見えないだけではなく、何故だか、もっと根本的な─致命的な消失。
 『朝倉涼子』という存在が、徐々に失われつつあった。

 光はなおも上昇していく─いや、浸食していく。

 それに伴い、朝倉涼子が消えていく。

494:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:49:44 3aF4Ftpm

 周囲の空間は、もう放っておいても、勝手に呑み込まれて消えてしまうだろう。
 核反応のように、一度スイッチが入ってしまえば、あとは終焉に向かって突き進むだけだ。
 それでもなお、世界は轟々と唸りを上げながら、最期の悪足掻きを続けている。

 朝倉がこっちを見て、何かを言っている。
 すでに胸より下は虚空に蝕まれていて、辛うじて残っている顔も、光のせいでよく見えない。

 そんな状況にもかかわらず、朝倉の輪郭は、笑っているように見えた。

「 …さんと…付 ─  なら、まじ… 考え ─ダメ  。でな  とわ  ……許さ ─ わ 」

 ……何……言って─??
 圧力を伴う光に押し流されて、もはや朝倉が何を言っているのか聞こえない。
 渦巻く空間が嵐のように唸りを上げて、朝倉の言葉を掻き消していく。

「   …    ……   ─  … 、 ……。」

 向こうだって、聞こえてないのは分かっているはずだ。
 それなのに─自分が消えようとしているのに、笑顔のままで、何かを伝えようとしている。

 浸食はとっくに首を越えている。
 もはや朝倉のカタチなど残っていない。
 なのに、その残骸は、どうしようもなく笑顔のままで─

 その姿から、あろうことか、線香花火を連想してしまった。


 パチパチと火花を散らし、ぽとり、と消える寸前──、



 世界から雑音が消え、最期の言葉だけは、はっきりと耳まで届いた。




      「  …さんとお幸せに。じゃあね」




 ぱっ、と光が爆ぜた。

495:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:50:31 3aF4Ftpm






                   『       の不在 』
                  HER Existence / I'm HERE.






496:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:51:28 3aF4Ftpm

 ぱっ、と目が覚めた。

「おや。お目覚めですか?」

 寝起きの一発目に見たのは、よりにもよって古泉の顔のアップだった。
 思わず両手を使って、はじき飛ばすようにその顔を押しのける。
 古泉はひどいですね、などと言っているが無視を決め込んだ。お前が悪い。

 状況は掴めないが、思考は驚くほどクリアだった。
 さっきまで眠っていたなど信じられない。
 まるで覚醒状態から、ここまで瞬間移動をさせられた気分だった。

 周囲の様子から、状況を推測する。
 どうやらここは病室で、今まで俺はそこで寝ていたらしい。
 それもちょっと貧血で、などというレベルではなく、入院が必要な程度のものだ。
 そこに至るまでの過程の記憶は、すっぱりと抜け落ちているけどな。

 顔を巡らせれば、古泉の他にも見慣れた顔ぶれが並ぶ。
 朝比奈さんは両手を口元にあて、何やら感極まっているようだ。
 長門は相変わらず何を考えているのか分からない無表情だ。
 だが、病室に居てくれたというだけで十分に嬉しい。
 ハルヒは……まあ、あえて言うまでもないだろう。

 そして── 、 ……あれ?


「おい、   …はどこだ?」

497:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:52:27 3aF4Ftpm

 病室に、不思議な沈黙が流れる。

 沈黙はやがて困惑に。
 そして更に別の何かへと変わりつつあった。
 とっさにマズいと警戒する。もちろん、後の祭りなのは言うまでもない。

「ちょっとキョン! 開口一番に他の女の名前を言うなんて良い度胸ね!」

 病院だという考慮は一切無しの怒声が響き渡った。
 当然、病み上がりの俺に対する配慮も一切無く、首元を締め上げ揺さぶられる。
 朝比奈さんが慌てて助けに入ろうとしてくれたが、いかんせん役者不足だ。
 ハルヒという名の猛獣を宥めるのに必要なのは天使の慈悲ではない。

「白状しなさい! その女は、どこの誰よ!」

 誰って、そりゃあ……


                                 ──誰だ?

「…………あれ?」

 記憶の網目に引っ掛かっていた小さな欠片が、ポロリと落ちてしまった。
 もう、どうやっても思い出せそうにない。

 よほど間抜けな顔をしていたのだろう。
 怒っていたはずのハルヒが、心配そうな顔に変化していた。

「キョン、あんた本当に大丈夫?」
「ああ、どうも寝惚けてたみたいだ。あと、みんなに心配掛けたみたいだな。すまん」

 ハルヒは一瞬きょとんとした顔をすると、
「べ、別に、あたしは団長として……」
 などと、ぶつぶつと何かを言っていた。

498:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:53:24 3aF4Ftpm

 その後、医者が呼ばれて、色々と検診や問診があった。
 ついでに病院に運ばれた経緯も教えてもらったが……やはり記憶には無かった。
 医者と入れ替わりに、母親や妹なんかが来て、これまた色々と話をした。
 とりあえず、みんな俺の平気そうな顔を見て安心したようだった。


 ようやく一人になれたのは、目が覚めてから三時間も経ってからだ。
 一人部屋を設えてもらっていたため、本当に一人っきりだった。

 しかし、俺には妙な確信があった。
 確信はすぐに、コンコン、と小さなノックによって裏付けられた。

 返事をすると、ドアが開き、制服に身を包んだそいつの姿が現れた。

「何となく、来る気がしてた」
「そう」

 現れたのは、もちろん長門だった。
 ベッドの脇まで来ると、わざわざ壁に掛けられたパイプ椅子を開いて座った。

 それっきり、何もしゃべり出す様子はない。
 じっと何かを待っているようにも見えた。

 かと言って、こちらから提供する物に思い当たる節はない。
 仕方がないので、時間稼ぎに気になっていたことを訊ねた。

499:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:54:25 3aF4Ftpm

「なあ長門。俺が目覚めたときに言ってた名前に聞き覚えはないか?」

「………………」

 長門は数瞬の間、思案するような顔をすると、

          、 、 、 、
「あなたが言う     …は、過去、現在、未来すべてにおいて存在し得ない」


 ──?
 気になる言い回しだったが、まあ長門が居ないと言うのなら、居ないんだろう。

 再び沈黙が支配する。
 相変わらず長門はしゃべる様子は見せない。
 まるで、今回は聞き役に徹すると言わんばかりの態度だった。

 さて、どうしたものだろう。

「……長い夢を見ていた気がする」

「どんな?」
 珍しく、長門が話題に食いついてきた。
 少なくとも、話題の選択は不正解ってわけじゃなかったようだ。

500:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:55:16 3aF4Ftpm

 いや、詳しくは覚えてないが、普通に学校に行ったりする夢だ。
 学校と言っても、普段とは違ってたな。どこが違っていたかは覚えてないが。
 部室には長門が居て、教室には……あー、誰か居た気がするんだけどな。
 ああ、長門の家にも行ったな。おでんを食べた。教室にいた誰かも一緒だった。

 ……喋っていて、何だかどうでもいい夢の気がしてきた。
 こんな話を聞かされたところで、長門だって困るだろう。

 しかし、予想に反して長門は、熱心に聞き入っていた。
 特に、顔も名前も覚えていない『もう一人の誰か』に興味があるようだ。
 そうと分かれば、話題の中心をそいつに移す。


 そいつは長門のことを色々と気に掛けていたこと。
 そいつは長門のことを大切に思っていたこと。

 そいつは、長門と友達のように接していたこと……

501:名無しさん@ピンキー
07/01/18 16:56:39 3aF4Ftpm

「もし長門にお姉さんがいたら、あんな感じだろうな」

 言ってから、マズったと自分の迂闊さを呪った。
 家族の話題というのは、いつだって慎重に扱うべきだ。
 居ることを当たり前と思ってはいけない。
 世の中には、そうでない人間も意外なほど多くいる。
 やや特殊な例だが、目の前のこの少女だって、その大勢の一人だ。

「……姉さん」
 長門は呟くと、その言葉をじっくりと味わうかのように黙り込んだ。

 無表情の長門からは、何を考えているのかまったく読み取れない。

「すまん長門。気に障ったか」
 沈黙に耐えきれず、恐る恐る尋ねる。
 幸いなことに、俺の目の錯覚でなければ、長門の首は左右に揺れた。
 ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間─



 長門は俺をじっと見つめ、それから……。 
                          、 、 、 、
 薄く、だが、はっきりと─嬉しそうに微笑んだ。


 目眩がした。






                   『 朝倉涼子の不在 』
          "She's nowhere," the girl said, "but she's still here".
            She smiled and touched the chest of herself.
                 "Who is the 'she' ?" I asked.
             "My sis," she replied, "...and my best friend".
                        -end-


502:名無しさん@ピンキー
07/01/18 17:24:01 KQuXATY0
GJ

503:名無しさん@ピンキー
07/01/18 18:12:22 pHLPsCsT
うまいな。
消失~if~物は多いがこういうパターンは初めて見た
良かったよ

504:名無しさん@ピンキー
07/01/18 18:14:06 YAXUOutr
香ばしい中二病のかほりがしたけどGJ。

505:名無しさん@ピンキー
07/01/18 18:14:11 L3y7Yxsd
>>501おつです

506:名無しさん@ピンキー
07/01/18 19:01:55 YUuFNyfZ
80%の確立でBLEACHファン

507:名無しさん@ピンキー
07/01/18 19:08:17 hfb9Bb1Q
何かここ最近SSのオチのつき方がよくわかんないな…
誰かこの作品の解釈をしてくれない?

508:名無しさん@ピンキー
07/01/18 19:10:58 NmluZSI0
面白かった。
キョン一人称文体らしい投げっぱなしが、らしくていい。
やっぱりキョンは朝倉の前ではみくる並の被害者にならなきゃw

509:名無しさん@ピンキー
07/01/18 19:39:38 A58nIMpp
最後の英文はなんなの…?

510:名無しさん@ピンキー
07/01/18 20:21:15 YAXUOutr
英文そのままの意味でしょ

511:名無しさん@ピンキー
07/01/18 20:36:41 3aF4Ftpm
失礼します、作者です。
良いと言ってくれた皆さん、ありがとう。

>507,509
すまん、ぶっちゃけ深いコトは何も考えてない。
初めに少し触れたとおり、中二病要素を詰め込んだだけなんで。
某同人誌(少年フ○イト)を読んだせいで、
少年誌的なムダに熱い展開を入れたくなった。
長文使ってオナって悪かった。

>506
ファンじゃないが、ああいうノリを目指した。それが伝わったなら嬉しい。

512:名無しさん@ピンキー
07/01/18 20:45:47 5vd2/eSj
>>501
こんなに魅力的な朝倉描写ははじめてなんじゃなかろうか
今までスルー対象だった朝倉が好きになってしまいそうです
こういうのを読むと自分も頑張らないと、って思うなぁ

513:名無しさん@ピンキー
07/01/18 21:32:12 RtjflZMn
>>512
> こんなに魅力的な朝倉描写ははじめてなんじゃなかろうか

って書いてしまうあたりに、保管庫を読んでないなと思わせる何かを感じてしまうんだが、
でもまあ、がんばれ。

514:名無しさん@ピンキー
07/01/18 21:36:36 7uzmoqwk
よしんば保管庫には目を通していたとしても、
他板や外部サイトなんかは8割方ノータッチだろ。

515:名無しさん@ピンキー
07/01/18 21:54:03 yq9h2mi9
保管庫や他板や外部サイトの前に
ログをしっかり読みましょう

516:名無しさん@ピンキー
07/01/18 22:17:02 P/aQ4n/n
人の好みはそれぞれだ。皆の一番が同じじゃあるまい。

>>501 乙です。
中二病とか言われると回れ右したくなるんだが、読んでみたらとてもよかったよ
少女漫画と通じる感じというか。
キョンの若さがよく見えて、そういえばこいつ若いんだよな、と思ったよ。
なんか時々忘れるんだよね。

517:名無しさん@ピンキー
07/01/18 22:28:53 OCH0w1+U
俺達は今、真夜中に冷たい僅かに濡れている草原を背にして仰向けに寝転がっている。こんな夜中、まして冬の寒い寒い夜に、何故こんな事をしているかというと、これはこういうものだからである。

そう、俺達は今、天体観測をしている……と言ってもただ見てるだけだがな。

空を眺め続け、もう見飽きてき、早く終わらないのかと考えていた時、ふと俺の方に近づいてくる、人の気配に気がついた。
その人は、今まで遠くの方を見ていた為か誰なのか見分けることが出来ないが、俺には分かる、こいつは長門だ。
その人ー長門はどんどん俺に近づき、俺の隣で寝転がった。そこで俺は兼ねてから疑問に思っていたことを口にした。
「そういえば、長門、一体全体、暗黒物質ってのはほんとは何なんだ?」
「……人類はまだ正体を知らない、だから言えない……」
はは、やっぱりね
「……でも、あなたには言っておく……」
ってことは教えてくれるんだな。暗黒物質の正体が初めに分かった人に、俺はなるのか。あぁ、理科の教科書に名を残したいねぇ。
「……暗黒物質は私のお父さん」
えっ、何だって
「私のお父さん。正確に言うと私の産みの親、情報統合思念体」


518:名無しさん@ピンキー
07/01/18 22:43:49 OCH0w1+U
こんな事を言うなんて、やっぱり長門は変わってきているんだな……って、暗黒物質は情報何とか思念体!?
「……そう」
なるほど……っておい、長門、情報何たら体ってのは実体が無いんだよな?
「……そう。だから見えない、発見されていない。そして、発見されることもない」
しかし長門よ、どうして実体が無いのに、力だけはあるんだ?
「……うかつ」
て言うことは、やっぱり……
「そう、私の冗談」

最近はよく長門の冗談をよく聞くようになった。喜ばしい事ではあるのだが、長門よもう少し分かりやすい冗談を言ってくれ。
「……検討する」

519:名無しさん@ピンキー
07/01/18 22:46:39 dzP12JkA
どっかで読んだ思念体SSが頭に浮かんだ。
主流派と穏健派と急進派の掛け合いみたいなやつ

520:名無しさん@ピンキー
07/01/18 22:48:59 OCH0w1+U
うわっメッチャ駄文。山に行こ

521:名無しさん@ピンキー
07/01/18 22:58:03 ncuz+XrZ
主要キャラの性別が反転してるSSってあったけ?

522:名無しさん@ピンキー
07/01/18 23:14:44 uSs4ZyC4
>>513
いや、俺もこの朝倉は良いと思ったよ。
原作での「悪」のイメージを壊してないのに、何か女の子的な魅力を感じた。

523:名無しさん@ピンキー
07/01/18 23:16:45 L3y7Yxsd
>>520
GJだけど、
謙遜と誘い受けは違うよ。
一回SS書きの控え室に行くことをお薦めする。

駄文だったら投下する前に推敲するなりで少しは改善できたんじゃない?



524:名無しさん@ピンキー
07/01/18 23:18:07 +7tp6oWc
やはり朝倉には、人(有機生命体)を小馬鹿にしたような、イノセントな
余裕がないといけないな。

525:名無しさん@ピンキー
07/01/18 23:31:49 dzP12JkA
>>521
キョンハル反転ならいくつか保管庫にあると思う。イレカワリLOVERとか。
SOS団全員が反転ってのは、少なくとも保管庫では見たことない気がするな。
個人サイトにはあったりするが。

526:名無しさん@ピンキー
07/01/18 23:44:26 7uzmoqwk
>>521
SOS団のみならず、家族、クラスメイト、街行く人々、
すべての性別が入れ替わってるSSを読んだ覚えがあるが
どこで読んだかは覚えてないや。

527:名無しさん@ピンキー
07/01/19 00:01:48 CDd8V9SF
想像してみた
女キョンが親父と妹にからかわれ
無口読書少年に世話を焼き
元気いっぱいクラスメイトと部活

転校生は百r・・・
上級生の着替えをを見てしまったら巨k・・・
後半一気に電波っぽくなった

528:名無しさん@ピンキー
07/01/19 00:04:13 7LSeakH5
妹は妹のままなのか

529:名無しさん@ピンキー
07/01/19 00:11:53 PsM0qN+Q
コギャル化した谷口、国木田らと馬鹿話で盛り上がり
美少女化した古泉に顔を覗き込まれドキドキし
男化したハルヒに振り回される日常
それなんてホストb(ry

530:名無しさん@ピンキー
07/01/19 00:37:28 nDaEgJc6
ここも○ネタが来ると荒れるんだね

531:名無しさん@ピンキー
07/01/19 00:47:57 88YJindr
管理人が共有財産のはずのまとめごとバックレるようなスレにはもう投下する気はないよな

その点、VIPとここは過去の実績がイコール信頼感につながってる。

どちらの管理人さんもご苦労様です。(_o_)

532:名無しさん@ピンキー
07/01/19 01:19:35 fq0k5tBL
>>531
sageろ
「管理人さんもご苦労様です」を伝えるのに人を貶す必要あるのか?
お前の書いたSSなんざ読みたくない
どうせハルヒスレに沸いてた荒らしなんだろうけどな

533:名無しさん@ピンキー
07/01/19 01:24:39 03Gp9gQG
嵐のないスレなんて張り合いがないわ!

534:名無しさん@ピンキー
07/01/19 01:25:31 An9LGSG4
おじちゃん悲しいよ

535:名無しさん@ピンキー
07/01/19 01:27:15 Fr1wQ15j
>>532
嵐というよりストーカーらしいぞそれ。前にもID変え忘れて失笑されてたw

536:名無しさん@ピンキー
07/01/19 01:34:23 nDaEgJc6
スレチなんだが前から聞きたかったんだけど
ここの保管庫の管理人さんって、エロパロ板のあらゆるSS
一人でまとめてるの? すっげーなあ…。本当にご苦労様です。


>>535
荒らしならスルーすればいいけど、ストーカーがまとわりつき続けていたので
閉鎖せざるをえなかったんだと思ってるけど。スルーして耐え続けろってのは
可哀想な状況だった。本人一度も文句や反論すらせず謝るばかりだったしね。

537:名無しさん@ピンキー
07/01/19 02:02:21 dOlJKQkU
スレの流れからして
>>530のレスが不自然過ぎる
まぁ、いつもの何故か常に荒らしとセットで現れる○儲さんなんだろうけど

538:名無しさん@ピンキー
07/01/19 02:08:53 TYGZ9+Pc
>>537
どっちでもいいよ。とにかくお前ら全員ハルヒスレに帰ってくれ

539:名無しさん@ピンキー
07/01/19 02:31:57 Fr1wQ15j
>>536
同情の余地なしの一方的なストーカーっぽいね。何のために生きてるんだろう?

540:名無しさん@ピンキー
07/01/19 03:49:57 +/98qCXX
よーし初めて言ってみるぞー



なんでこのスレは私が帰ってくると必ず荒れてんだ。


541:名無しさん@ピンキー
07/01/19 04:11:11 6vO+wu5R
>>540
おまいはこんな時間まで何処に行ってたのかと?
てか人のこと言えねえwww

542:名無しさん@ピンキー
07/01/19 04:38:38 mfWPXFzR
>>521
保管庫の15-146様「涼宮ハルヒの転換」だと思われる

543:名無しさん@ピンキー
07/01/19 04:46:56 /IUNp5TF
いつも荒れているからだな。
ゲーム系、一部アニメ系、女性系、エロのアニメとゲーム系、ニュースは
いつでもどこでもこんな感じだ。

544:名無しさん@ピンキー
07/01/19 10:18:40 u13VExxz
ふたばみたいな臭い連中の巣窟と比べれば、エロパロだろうがVIPだろうが
キャラスレだろうが、実に居心地がいい。

545:名無しさん@ピンキー
07/01/19 11:46:41 f8xDB3lG
他板の管理人の話はどうでもいいよ。ましてや撤退した人の話はね。

ところでハルヒスレの新まとめが出来たってホント?
好きな短編とか久々に読みたいんだが。
スレチスマソ

546:名無しさん@ピンキー
07/01/19 12:02:47 FKGbwRGv
>>545
まだ移転途中で最近のはまとめに上がったが古いのはまだみたいだな。

ただ問題は、ハルヒスレにはハルキョンSSはいらない、ハルヒは俺の嫁というちょっとおかしいヤツが
まとめサイトいらねと工作活動をしているみたいなので今後、まとめ自体が無くなるかもしれん

547:名無しさん@ピンキー
07/01/19 12:04:35 MxyLr1gV
>>545
まだ移行作業半分も終わってないけど
URLリンク(wikiwiki.jp)

548:名無しさん@ピンキー
07/01/19 12:11:04 X7YV9XcC
他のスレの話題こそどうでもいいだろ。
ハルヒスレなんて見てないし、興味ない奴も多い。
そんな奴からしたらこの会話も荒らしを呼び込み、さらに雰囲気を
ギスギスさせる可能性の高い全く理のないものになっている。

言いたいことがあるなら直接ハルヒスレに行け。
こんな所で陰口モードに入ってないでな。

549:名無しさん@ピンキー
07/01/19 13:28:09 oEpcxyBb
以下、ショウヘイヘーイを挟みいつもの流れに

550:名無しさん@ピンキー
07/01/19 13:34:43 rbmVjRMp
いつも、ってなんだったっけ……

551:名無しさん@ピンキー
07/01/19 13:39:28 MxyLr1gV
投下があるまでスレスト
時々思い出したようにおすすめSS談義

552:名無しさん@ピンキー
07/01/19 13:47:53 KMlqR9eT
基本的には投下されるまで放置。
あとVIPとの比較、好きなカップリングについて、厨房と大人の違い、罵りあい、「sageろ」、好きなSSの話、
「こんなの無い?」、「エロ少ないな」とか「エロ必要か?」などの四方山話、日本語がなってない話、空気嫁、カエレ!
○○の続きキボン、「最近はまった。おもすれー」、「学校ようやく読んだ」、他スレを羨んだり生暖かく見たりなど。

なんだ、あんま変わらないじゃん。

553:名無しさん@ピンキー
07/01/19 14:03:14 03Gp9gQG
ハ「アナル大拡張! いくわよ、キョン」
キ「あふぅっ! んあっ、ひぃぃん」
ハ「すごいわ、もう手首まで入っちゃった……直腸が丸見えね」

554:名無しさん@ピンキー
07/01/19 14:11:37 q6cXFOKn
そういうのをもっと洗練したネタがアナルスレVIPの管轄だ

555:名無しさん@ピンキー
07/01/19 15:58:34 soPqXIUf
流れぶったぎるけど、
古泉が鶴屋さんに膝枕してもらう話ってタイトル何だったっけ。

556:名無しさん@ピンキー
07/01/19 16:08:54 MxyLr1gV
6-363氏の鶴屋さんの陰謀じゃないか

557:名無しさん@ピンキー
07/01/19 16:17:15 soPqXIUf
それだ!これ読んで、この二人もいいなって思い始めたんだが、
あろうことかタイトル失念しちまってて。とにかく、ありがとう!

558:名無しさん@ピンキー
07/01/19 16:24:15 I3NxurDG
>>552
何と的確な常態調査www

559:名無しさん@ピンキー
07/01/19 17:27:37 f8xDB3lG
>>547
トン!
てかまとめいらないとかあり得ないだろ。何考えてんだか。

俺もあの古鶴は好きだ。
ていうか古泉と鶴屋さんは似合うよな。
古泉が冗長な説明をしながら、隣りで鶴屋さんがオーバーリアクションで踊ってる、みたいな図とか。

560:名無しさん@ピンキー
07/01/19 17:42:55 LF93r9lQ
あのグロSSか…

561:名無しさん@ピンキー
07/01/19 19:01:59 J2yT2SqX
対岸の喧嘩を持ってきて何がしたいんだ?

562:名無しさん@ピンキー
07/01/19 19:20:07 P1rGBpgp
終わってる話題を唐突に蒸し返して何がしたいんだ?

563:名無しさん@ピンキー
07/01/19 19:41:25 oMGsrrkx
―ここで時空改変―

564:名無しさん@ピンキー
07/01/19 20:04:46 Kr3AnaZt
ハルヒって誰だっけ?

565:名無しさん@ピンキー
07/01/19 20:07:44 Fr1wQ15j
中華人民共和国の東北にある都市の名前じゃね?

566:名無しさん@ピンキー
07/01/19 20:09:13 0WUEghwW
中華人民共和国?
そんな国はないぞ。

567:名無しさん@ピンキー
07/01/19 20:10:41 MeYhd6px
キョンの名前って何だっけ?

568:名無しさん@ピンキー
07/01/19 20:21:00 +OKwsev4
はて、上は確か涼宮だったと思うが、下はなんだったかな…

569:名無しさん@ピンキー
07/01/19 20:34:52 GrwDSh6Q
>>568
ちょwwwwおまwwwww
10年後の未来からカキコしてるwwwwwww


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch