触手・怪物に犯されるSS 11匹目at EROPARO
触手・怪物に犯されるSS 11匹目 - 暇つぶし2ch842:神楽スキー
07/04/29 09:03:23 gsgO+Xxg
「あぐっ……」
 力尽き、敗北したエンジェルが突き飛ばされ、両手を地に突き、這わされた。
 少女の人間としての名は月影 久遠。少し前の事件がきっかけで神聖天使(ホーリエンジェル)の名を冠する魔法天使
として覚醒し、異界から侵入してくるデスパイアという絶望の使徒と戦う戦士となった。
「はぁ……はぁ……そ、そんな……」
 悔しさとこれから自分の身に訪れる陰惨な陵辱劇が容易に想像出来る。少女は力の入らない体を恐怖に震わせた。
 デスパイアに敗北したエンジェルの末路は最悪の一言に尽きる。もしまかり間違ってデスパイアの攻撃で死ねれば幸運
な方だろう。
「うふふふ……捕まえた」
 自分を倒したデスパイア。不気味な姿のデスパイアが嬉しげに哂う。
 魔力を糧とする異界の魔物デスパイアにとって強大な魔力を持つエンジェルは天敵であると同時に至高の餌だ。身も心
も犯しつくし、絶望に染め上げた挙句、魔力を吸い尽くされる。
「ほんと……随分可愛い子を捕まえたわねェ」
 久遠の纏うホーリエンジェルのコスチュームは清楚な新緑色と透く様な真珠色を基調とし、それを輝く金糸が縁取る。
 そこかしこに紅玉や十字架で装飾された神官衣の様な衣装でありながら、丈の短いスカートや広く開かれた背中、久遠
のふくよかな胸にぴっちり合う色香漂う薄手のドレス姿であり、そのアンバランスさがよりデスパイアを欲情させていた。
「はぁ……はぁ……くっ」
 一見して雑魚のデスパイアとは一線を画する高位のデスパイア。
 スライム、ウツボカズラ、ナメクジ、クラゲ……今まで様々なデスパイアと戦ってきた久遠だったが、その姿はあきら
かにその中でも群を抜いて異形だった。口調が女性のものとかそんなレベルではない。
――なに……このデスパイア?――
 デスパイアの多くは人が持つ美意識の正反対の不気味、恐ろしい、汚らわしい……そう言った姿をとる。
 そして、このデスパイアは、上半身は妖艶な美女。そして下半身は濁った黒色の無数の触手が絡まった様な……否、た
だの触手ではなく一本一本が生きた蟲だ。
「あ、貴方は女性なんですか?」
 まさしく絶望の使徒たるデスパイアにふさわしい美や性といったものを冒涜するかのような姿に、それでも久遠は尋ね
てしまう。デスパイアに雌性体がいるなど聞いた事も無い。
「ふふふ、変な事を聞く娘ね。安心して此の姿でも貴方を可愛がってあげる事は出来るから……」
 異様に長い赤の髪を片手で払いながらクスクスと聞いてもいない事を答える。
 妖艶な美貌で舌なめずりすると、髪と同様の真紅の瞳で舐めるように四つ這いの姿勢を強いられる久遠の童顔に対照的
なまでの成熟した女性の肢体を眺める。
「私ね。貴方みたいな。可愛い子が大好きなの」
 血のように赤い唇から嬉しげに言葉を紡いだ。
 同調する様にグネグネと紐状の下半身が蛇の様に蠢く、糸の様に細い回虫、太く巨大なミミズ、ひらひらと不気味に身
体を蠢くサナダ虫、無数の足をかさかさと動かすムカデ……まさに異種の妖蟲の群れに背筋を怖気が走る。
「ひっ!!」
「だから……ね? 私と良いコトしましょ? 子猫ちゃん……」
 熱を帯びた声で囁いてくるデスパイアの言葉と表情の中に宿る恍惚とした響きに、久遠の背筋が震えて止まらない。
 例え、此のデスパイアが女性なのだとしてもやはり本性はおぞましいデスパイアなのだと久遠は戦慄とともに確信した
。本来の心優しいが戦闘に向かない気弱な性格が表に出て、這ったまま後ずさった久遠の脚に何かが巻きつく。
「……あっ!」
 太ももまで覆う白のニーソックスの上から履かれた翠のロングブーツ。その右足首に、デスパイアの下半身を構成する
群れの中の一本、細い線虫の様な蟲が絡み付く。
「あっ……くぅっ……は、放して下さい……」
「ふふふ、あらやだ。逃げちゃ駄目よ」


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