触手・怪物に犯されるSS 11匹目at EROPARO
触手・怪物に犯されるSS 11匹目 - 暇つぶし2ch100:皆の体育祭
07/01/13 11:31:39 iGDgiIHq
プログラム5
肉棒たおし

目隠しと鎖をとられたが、少女達は見ることも、動くこともできなかった。
瞳孔は異常拡大し二人の視界を真っ白に染め上げ、その体躯はひきつけを起こしたようにぶるぶると震え続け、
何より彼女達の思考はもはや原始動物並みの働きさえしなかった。
そんな二人だから、その膣の上部に肉塊が植えつけられてもただ
「ぁ……」
短く喘ぐだけだった。
「いよいよ最後の勝負だ。俺達とあいつらは2対2で五分五分」
「相手の陣地の『棒』を倒して、自分達の『棒』を守る。
先に『棒』を倒せば勝ち。……太でも分かるルールだな」
「どーいう意味だよ、繊毛」
「まあここまできてけんかはやめよーよ」
「よーし、じゃあ円陣組んで……ニョロ組、ファイトー!」
ついに最後の戦いが始まった。
お互い相手の少女の体液や粘液でぬめりきった体へ群がる。
太が膣に突入し、繊毛が印核を取り囲み、チューブが肉棒を包み、吸盤が乳房をこね回す。
そしてスライムが自陣の少女を守るため全身を取り囲む、完璧な作戦。
しかし相手もさる者、ドリルは膣、蛇腹は肛門、その上二股が膣と肛門に入り前後同時の2輪差しを行うと、
巨大イソギンチャクが何十本もの同時しごきを肉棒に加えれば、自陣の棒を電撃で守る。
まさに一進一退の名勝負!
「ふひいいいいいぃぃぃ、なんれすのこれわあああああぁぁぁぁぁっ」
「いやああああああああああ、まんことちんちんきもちいいよおおおおおおおおおおおぉぉっ」
もはや壊れても仕方ないほどの快楽が、二人の少女を襲い続ける
「くそ、こうなりゃ裏技だぁ」
突然巨大イソギンチャクが叫ぶと、自分の陣地を抱え上げ、その棒を相手の陣地の膣へ突っ込んだのだ。
「ひゃああああああああああああああ、ヴぁぎなこわれるひゃああああああああああああああああああぁぁ」
「あ、きったねぇ、それじゃこっちは棒を舐れねーじゃねーか」
それどころか、相手の陣地の棒が射精で萎えるよう、陣地の腰をわっさわっさと前後に揺らし始めたのだ!
「こうなりゃやけだ!こっちは前と胸を重点的に攻めまくれ!」
「いやあああああああああああああああああああああ、ヴぁぎな、ヴぁびなのなかみがとびだすううううぅぅぅ」
「お、お、ぉんななのにちんてぃんこすれてこわれぢゃうぅょよおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉっ」
鼻水をたらし、泡を吹き、白目をむいて、潮をびっちゃびっちゃと2,30センチ飛ばして
お互いかけ合いながら少女達は人格崩壊直前まで追い込まれた。

「あれから……3時間ぐらいたったかしら……大丈ぶ、いーんちょ……?」
「わ……わたしは、だいじょーぶです……」
「なんとか……おわったみたいですゎね……」
「これで……かえれるといぃんですけど……」

「勝ったけど、イソギンチャクの反則負けで勝ったから、いまいち勝った気しないな」
「ま、その分明日の本番がんばろうよ太。今日の最終練習と違って明日は保護者や教育委員会も来るし、
プログラムも今日みたいに正規の時間の10の1のあっさり方式じゃないし」
「よーし、明日のために今日は皆速く帰って寝るぞー」
「「「「おーーーー」」」」

101:名無しさん@ピンキー
07/01/13 11:34:07 iGDgiIHq
終わり

28の学校があまりにもほのぼのしていたので
妄想が暴走して勝手に続きを書いてしまいました
原作者さんパクってすいません

102:名無しさん@ピンキー
07/01/13 13:54:28 IXJpFtIE
保守

103:79
07/01/13 19:42:10 mhBto/T8
 では投下します。
 基本NGワードはタイトルで
 【隙間】
 です。

104:【隙間】
07/01/13 19:43:46 mhBto/T8
■■「隙間から」~ゆめうつつであそぶ~■■

■■【1】■■

 うとうとと眠る朝の満員電車。
 神楽坂美樹(かぐらざか みき)は、上下車扉の横にあるメタリックな取っ手に掴まり、
器用にも立ったまま夢現(ゆめうつつ)の中にあった。
 もちろん、完全に眠ってはいない。
 かといって覚醒しているわけでもない。
 満員電車であるという欠点を逆に利点として、時折起こる車体の揺れと共に、
周囲の人間に疎ましがられない程度に人波に身を任せたりもする。
 背中の中ほどまであり、彼女の自慢でもある艶やかな長い栗色の髪は
ダウンジャケットの中に入れてあるため、冬の寒気から背中を守る…
いわば天然の防寒材となっていた。
 けれど、今はその暖かさが少し仇となっている。
 ―少し、暑い。
 暖房が強いのか、密集した乗客の人いきれがそうさせるのか。
すべすべとした白くて滑らかな彼女の額にも、うっすらと汗が浮いていた。
 彼女は、乗車前にジャケットの中に髪を入れたことを少し後悔したものの、
かといって前のようにハゲオヤジの整髪料がべっとりと付くよりはマシだと思い直し、小さく息を吐く。
 朝だというのに、ブラのストラップがキツく食い込んだ肩が、もう痛くなってきていた。
こうして長時間立っていると、いけないと思いながらも自然と背中を丸めるような猫背になってしまう。
 胸が、重たいのだ。
 黒いダウンジャケットから垣間見えるクリーム色のセーターを、
内側から思い切り押し上げる彼女の胸のヴォリュームは、
欧米人並みに“かなりなもの”だった。
 実際、父方の母親が北欧の血を引いていて、若い頃はかなりの美貌と豊満な肉体を誇っていたと、
美樹はその祖母自身から聞いた事があった。その血が美樹の中で生きているのか、
彼女は日本人にしては肌も白く顔も彫りが少し深かった。
 そうした若干日本人離れした美貌に、今は更に黒のメタルフレームの眼鏡を掛けているため、
どこかキツくて冷たい印象を周囲に与えている。
 その上、彼女は背がそこそこ高く、167センチあるのだ。
 踵の低いパンプスではなくハイヒールなどを履き、ドイツ軍の女性士官服などをキチッと着込んだなら、
グラマラスなボディと相俟って少々後暗い趣味の人が素っ裸で跪いた上、
喜んで足を嘗めそうな…そんな雰囲気さえあった。

105:【隙間】
07/01/13 19:44:39 mhBto/T8
 だが、今彼女が身に着けているのは黒のダウンジャケットに、
襟刳りがゆったりとしたクリーム色のセーター、
そして膝上2センチほどの「長い」タイトスカートにストッキング、
ダークブラウンのパンプス…という、やや地味な出で立ちだ。
 そんな地味な外見にも関わらずヴォリュームたっぷりなバストは、
同じ車内にいるどんな女性より強烈なセックスアピールを放っていた。
 彼女は全体のシルエットがほっそりとしており、手首も足首も細く頬もすっきりとしているため、
その日本人としてはいささか大き過ぎるヴォリュームは、
単なる「肥満」ではなく「豊満」なのだろうと容易に想像出来る。
 「肥満」と「豊満」は純然と異なるものだ。
 クリーム色の柔らかなセーターは、彼女のその豊満さを、よりクッキリと際立たせている。
 欧米には胸の大きな女性に対して『セーターガール(Sweater Girl)』という隠語があるとおり、
セーターには女性の胸を大きく見せる効果がある。
まるで立体裁断されたオーダーメイドのチャイナドレスのように身体にぴったりとフィットして、
その凹凸を余すところ無く明確にしてしまうためだ。
身体にフィットするという意味ではダイバースーツなどもその例に漏れないのだが、
セーターの方がシルエットがやわらかく、女性らしいラインに見せるため
より艶かしく見えてしまうのかもしれない。
 メタリックな取っ手を胸に抱えるようにしてしがみ付き、
カーブに差し掛かった電車の揺れに身を任せていると、時折強烈な視線を感じる事があった。
 「見られている」という感覚は、人が言うほど鈍いものではない。
 特に美樹のように人並み外れて豊満な乳房の持ち主であれば、
周囲の男性が自分のどこを見ているのかすぐに知覚してしまうのである。
 時々、女友達にさえ自意識過剰だと笑われもするが、実際、
今も夢現から覚めて顔を上げれば慌てて顔を背け、目を瞑り、
次の駅が目的地であるかのように下り支度を始める男性が視野に入ってくるのだから仕方ない。
 そして彼女は、自分が同年代の同じ職業の女性と比べても、
十分に美しく魅力的であるということを、ちゃんと理解している女性だった。

■■【2】■■

 彼女は、とある地方都市の公立高校の教師をしている。
 ストレートで教育大を卒業して既に2年が経ち、もうすぐ24歳になる。
 24歳といえば、女としても脂がのり始めて艶の出てくる頃合だ。

106:【隙間】
07/01/13 19:45:39 mhBto/T8
 実際、同僚の教員や生徒の父兄から、折に触れ何度も食事や映画に誘われたりもするのだ。
彼等が、あわよくば彼女をこの手で抱き、その美しく豊満な肉体を味わいたいと
願っているのだろうことは、誰に言われるまでもなく明白だった。
 そういうのは、安っぽいテレビドラマか三流小説、
または自宅で昼間からパソコンに向かってるような無職の男が暇に飽かせて書いた
オナニー文の中の世界だけだとばかり思っていた美樹にとって、
そんな彼等のあからさまに欲情した視線は、むしろ新鮮でさえあった。
 だからといって誘いに乗るわけにもいかないのが現実というもので、
かつて教育大を出てすぐの、右も左もわからず日々いっぱいいっぱいだった頃の美樹にとって、
彼等の浅ましくも性的に“膿んだ”視線というものは疎ましくはあっても
決して心地良いものではなかった。そして、街の有力者というPTA会長の誘いに過剰に反応し、
とうとう彼等の反感を買ってしまった彼女は、赴任して1年で現在の学校に移ることを
余儀なくされてしまったのだった。
 あの時と同じ轍を踏むのは、二度と御免だった。
 過剰に反応などせず、軽くいなし、時にはむしろその場の雰囲気を積極的に活用して
自分の立場と価値を確固たるものにしていく。
 誰かに教わることも出来ないその方法を、彼女はなんとか模索し、身に付け、
ようやく今日に至っている。その苦労は決して小さくは無かった。
 そして、だからこそ誰か特定の男性と懇意になることもまた、この一年、ずっと避けてきたのだ。
 今の彼女の密かな愉しみといえば、レディースコミックを読んで妄想に拍車を掛けたり、
脂の光るエネルギッシュな生徒の父兄の逞しいであろう「アレ」を想像したり、
体育の後で教室に残る、男性生徒達の汗臭くも青臭い体臭の残り香から、
彼等に誰もいない教室で寄ってたかって犯される…などという夢想に遊んでみるのが関の山だった。
 今はまだ色素の沈着も見られないが、指やバイブでのオナニーばかりしていては、
いつか陰唇も黒く濁ってしまうかもしれない。
 そしてなにより、このままだと確実に婚期を逃してしまうだろう。
 それよりまず目先の問題として、若さが段々と失われていっているような気もしている。
同僚であり大先輩でもある、教師生活15年を唯一の心の支えにしている
干乾びたお局教師のようには、なりたくなかった。
 最近になって特に、澱のように身体の奥底に重く溜まりギリギリまで抑圧された性欲が、
熟れた肉体を更に疼かせている。

107:【隙間】
07/01/13 19:46:52 mhBto/T8
 放課後の教室の窓から、水飲み場で上半身肌になって火照った身体を静めている
運動部の男子生徒達を目撃などしようものなら、それだけで腰が重く感じてしまうのだ。
疲れを知らない彼らなら、飽くまで自分を責め立てて、
熱くて硬い“激情”で許しを請うまで犯し抜いてくれるに違いない。
 直に触れる者の無いまま甘く熟れ切った身体を、ただ自分で慰める日々には飽き飽きだった。
 美しい美貌と豊満な肉体を持ちながら、モデル業や芸能界より、
教育というものに強い憧れと熱意を抱いて教師になったものの、
理想と現実のかけ離れた実情に軽い失望を抱いていたことも、
欲望を押さえ付ける心のタガの弛みに拍車をかけていた。
 いっそ…
『…“食べ”ちゃおうかな…』
 ふと、そんな想いが頭に浮かんだ。
 今、自分がいる場所が満員電車の中だということも、今は失念してしまいたかった。
 美樹は左腕を返して、手首の時計に視線を走らせた。
 今日は、修学旅行の下見に同僚の教師とはるばる九州まで出向くのだ。
空港までのシャトルバスが出る市の中心街まで、あと20分はかかる。
いつものように夢想して遊ぶには、ちょうど良い時間だろう。
 それは“本当に実行出来るはずもない”からこそ、
自由に羽を伸ばす事の出来る淫猥な夢想だった。
『こんな想像ばっかり慣れていくなぁ…』
 彼女は小さく息を吐き、再び、うとうとと夢現(ゆめうつつ)に意識を“落として”ゆく。
 誰がいいだろうか?
 教師?
 例えば、痩せぎすでカマキリみたいな相貌の教頭は、いつも美樹の豊満な胸を見てから顔を見る。
 彼に乳を吸われ犯される嫌悪感は、いつも欲望を激しく燃え上がらせる。
 それとも、生徒の父兄?
 教え子の保護者と姦淫してしまうという背徳感は、妄想のセックスに振り掛ける最上のソースだ。
 背徳的であるからこそ、その快美感は極上に違いない。
 けれど、どちらも今の気分にはピンと来なかった。
 では…生徒?
 オンナを知らない教え子を導くつもりが、
反対に自由にされてしまい「女の弱さ」を強制的に自覚させられてしまう屈辱感。
 または教え子と姦通してしまうという、保護者とそうなってしまうよりも、より強い背徳感…。
 美樹は無意識に唇を舌で濡らし、頬を笑みにゆるめた。
『…相手はD組の…そう、山下達也くん…』
 柔道部に所属し、朴訥としていながらガッチリとした体付きで
動作もキビキビとしており「愚鈍」とは縁遠い雰囲気の子だ。
 実は前から、“ちょっといいな”とは思っていた子だった。
笑顔が高校生らしく爽やかなのもポイント高い。白い歯と短く刈った髪が、
汗臭く不潔と言われている柔道部であっても、むしろ清潔感の方を際立って感じさせる。

108:【隙間】
07/01/13 19:47:54 mhBto/T8
 そして彼は、美樹に単なる教師以上の感情を抱いている。
 少なくとも彼女はそう感じていた。
 彼は美樹が教えている数学が本来、苦手の科目のはずだった。
 なのに授業中の熱心さは目を見張るほどで、しかも時折、授業中や廊下で、
彼の決して勤勉意欲から来るものではないのだろう“熱っぽい”視線を感じたのは、
一度や二度ではないのだ。それも他の生徒のように、
単に身体目当ての嘗め回すようないやらしい視線ではなく、
どこか「崇拝」さえ感じさせるものだった。教師に恋した自分に戸惑い、
そして手の届かぬ高嶺の花と半ば諦めつつも恋焦がれてしまう…。
 そんな好ましい純真さを感じさせるような視線だった。
 電車は駅に進入し、新たに人を乗せてすぐさま発進した。
降りる人より乗り込む人の方が多いため、人の密度が更に増したようだ。
 ドアに半ば押し付けられるようにして、美樹は目を瞑った。
『…放課後の…誰もいない…教室…夕日…』
 人の目を盗んで、素早く彼に口付ける自分を、彼女は夢想する。

 そして、逃げる。

 わざと。

 追ってくる少年。
 放課後には人の滅多に来ない、特殊教室練の化学準備室まではすぐだ。
 そこに彼女は“逃げ込む”。
 もちろん、それはわざとである。“走ったことで乱れてしまった服”の胸元から、
豊かな乳房のまろやかな丸みや氷河のクレバスのような深い谷間が覗いていることも、
ちゃんと知っている。
 追い詰めた彼は後ろ手にドアを閉め、錠をかける。
 熱にうかされたように、いつもの穏やかな彼とは全然違う動きだった。
 目が血走っている。
 息が荒く、口の中で真っ赤な舌が踊っている。その様子は、
まるで獲物を前にした野獣のようだ。
 彼の汗の匂いが“むっ”と押し寄せ、
美樹はその“オスの匂い”に頭がくらくらするほどの陶酔を感じる。
『…あぁ…』
 机を背にじりじりと逃げようとする美樹を乱暴に捕まえ、今度は彼から荒々しいキス。
 そして柔道で鍛えられた無骨で逞しい手が、「期待」に震えて揺れる乳房を掴み、捏ね、
そしてブラウスをボタンが弾き飛ぶのも構わずに強引に押し広げる。
『…待って…ここじゃいや…』

 嘘だ。

 “ここ”がいい。

 教師という聖職が身を置く聖域である『学校』の、しかも人気(ひとけ)が無いとはいえ、
いつ誰が来るとも知れない“ここ”が、いい。

109:【隙間】
07/01/13 19:48:54 mhBto/T8
 彼が美樹の、どうしようもなく豊かな乳房に…若々しく張りがありながら
自重によってわずかに下垂した“おっぱい”にむしゃぶりつく。
『きゃ…ぅん…』
 彼らしくない粗暴さに驚きながら、それでも美樹は声を抑えられず、甘い艶声を上げる。
 彼はなめらかで白い肌のやわらかいおっぱいを夢中で嘗め、しゃぶり、
そして噛んで、下品に音を立てて吸う。
 “ちゅばっ!”と湿った音と共に充血した乳首へと与えられる刺激は、まるで拷問のようだ。
 熟れた美樹の身体には少年の性技では稚拙であり、的確に快楽を得る事が出来ず、もどかしい。
 だが、そのもどかしささえ、愛しかった。
 彼は我を忘れておっぱいばかりを責め立てる。
まるで美樹にはおっぱいしか性感パーツが無いとでも言いたげだった。
 それともこの年頃の少年は、おっぱいにしか興味が無いのだろうか?
 美樹は夢想の中で“くすり”と笑った。
 それは余裕のある大人の笑みだ。
 自分は彼よりも5つも年上なのだから、
自分の方からリードしてあげるのが道理だろうと思ったのだ。
 それと同時に、おっぱいに夢中でむしゃぶりついている彼が、
どうしようもなく愛しいと感じていた。
 夢想の中の美樹は、彼の左手をそっと取ると、自らタイトスカートをたくし上げ、
その中へと誘い入れた。そこはもうしっとりと濡れ、
彼の愛撫を今か今かと待ち侘びているのだ。
 彼は初めて(?)触れるオンナの股間の熱さに、思わず手を引くが、
美樹はそれを許さずもっと奥へと導いてゆく。
 下着のクロッチ部分の端から、彼の指が“ぬるっ”とした陰唇を撫でる。
 陰唇は頃合良くほぐれ、彼の指をその狭間へと…
『……!……』

 その時だった。

 美樹の夢想は、不意に断ち切られた。

■■【3】■■

 美樹は、腰の上、尻の割れ目のやや上辺りに“さわっ”と触れるものを感じて、
夢現の中で身を硬くした。
『…やだ…痴漢?』
 その美貌と、いくら地味な服を着ようが隠し切れない豊満な肉体を持つ彼女は、
痴漢に会うのはこれが初めてではない。
 そして、美樹は男に触れられることに恐怖を感じるほど、潔癖でも無かった。
『……気のせい…?…』
 電車の揺れに手が触れた。
 カバンが触れた。
 それどころか、ただ体が触れただけ。
 痴漢以外に身体に感じる感覚など、それこそ満員電車に乗れば日常的なものだ。

110:【隙間】
07/01/13 19:49:51 mhBto/T8
『……じゃない…か…』
 美樹は、再び右のお尻の頬肉辺りを“さわさわ”と撫でるような感覚に溜息を付いた。
 そして素早く左手を後にまわす。
 前に彼女を痴漢した男は、手首を捻り上げると、
すかさず近くのガッシリとして真面目そうな男性に引き渡してやった。
 コソコソと女性の身体を撫で回す男など、いっそ死んでしまえばいいのだ。
『あれ?』
 だが、後に回した彼女の手は、何も掴む事無く空を切った。
 それどころか…
「…す、すみませんっ…」
 彼女に背中を向けていた中年男性のお尻辺りを、他でもない、
自分が“さわさわ”と触ってしまったのだった。
『この人…じゃない…わよね…』
 バッグからケータイを取り出すポーズをした美樹に、
男性は不審そうに眉を寄せ、再び文庫本に視線を落とした。
 彼女は男性に頭を下げると、着信を調べる振りをしながら再びドアに身を寄せた。
『じゃあ…これ…なに…?…』
 ケータイをバックに入れ、その際に身を捩って腰辺りを見た。

 今も、自分の腰を触れる者がいる。

 そしてその感覚は、少しずつお尻の谷間の方へと下がり始めていた。
『…そんな…誰も…』
 いや。
 違う。
 あやふやだった感覚が、段々と鮮明になってきていた。
 腰を、お尻を撫でているモノは、スカートの上から撫でているのではなかった。
 “それ”は、下着の中を動き回っているのだった。
『うそっ!?』
 一瞬頭に浮かんだのは、
何かの理由で「虫」が入り込んでしまったのではないか?というだった。
 だが、その考えはすぐに吹き飛んだ。
 なぜなら“それ”が、“つうっ”とお尻の谷間を滑り降り、
後の穴を突付いたからだ。
「きゃっ!?」
 思わず悲鳴を上げ、そして咄嗟に口を押さえて周囲を慌てて見回すが、
彼女の周りの人々には怪訝そうな顔をされるだけだった。
 俺は何もしていないと、吊革にかけた両手を見る男、
背中越しに美樹を見る中年の女性、両手にバッグを抱えた20代くらいの女性…
誰も、美樹の行動を訝しげに…そして少々疎ましげに見ていた。
 美樹は再び誰にとも無く頭を下げ、
ドアに額を押し付けて“それ”が突付いているお尻の穴を思い切り締めた。
 明らかに“それ”は彼女のお尻の穴に“侵入”しようとしていたからだ。
 何度も執拗に穴を突付き、皺の一本一本を確かめるように周辺を撫でる。
 その刺激は、彼女の圧し込めたモノを身体の奥深くから
そろそろと引き出そうとしているかのようだった。

111:【隙間】
07/01/13 19:50:45 mhBto/T8
『…なに…なにこれ…??』
 最初に想像したのは、いつか見た、蛸に絡み付かれている女性の描かれた浮世絵だった。
 肛門を突付き、撫でている“モノ”は、お尻の谷間に挟まるようにして横たわっていたからだ。
 けれど、タコのような吸盤は無い。
 表面はむしろ“つるり”としていた。
 次に浮かんだのは、クラゲの触手だった。ブヨブヨとしてぬるぬるとしている、半透明のアレだ。
 そして、イソギンチャクの触手、ナメクジ、ミミズ…色々な“長くて”“やわらかくて”
“うねうねとする”ものが頭に浮かんで、そのたびに彼女を“ゾッ”とさせ慄(おのの)かせた。
『あ…うそっ…』
 そうこうするうちに、“ソレ”は肛門への侵入を諦めたのか、“するり”と身を捩って、
もっと奥へ奥へと、閉じられながらもしっとりと潤んだ陰唇の間に頭を潜り込ませた。
 膣口は締める事が出来ても、陰唇は随意で閉じる事は出来ない。
 まるでそれを知っているかのように、“ソレ”は陰唇の“中”を“にゅるにゅる”と前後した。
「…ぁっ……!!」
 思わず声が上がり、美樹は“ぎゅっ”と瞑った目を薄く開ける。
 恐る恐る周囲を伺うと、彼女の様子に気付いた者は誰もいなかった。
 びくっ…と身体が震えた。
 “ソレ”がとうとう、女性の大切な部分への侵入口を探り当てたのだった。
「…っ…!…!っ……!!…」
 目を瞑り、唇を引き結んで、美樹は膝近くまである“長い”スカートの中で太腿を擦り合わせた。
 こんなことで“ソレ”の侵入を拒めるとは思えなかったが、そうせずにはいられなかった。

 “正体不明の何か”が、身体の胎内(なか)に入ってくる。

 それは恐怖だった。
 恐怖のはずだった。

 なのに。

『…うそ…こんな…』
 セーターの中、胸にぶら下がる日本人離れした二つのでかい乳が、重く重く張り詰めている。
先端の桜色の尖りに熱い血液が集まり、今まで無いくらい硬く勃起してじんじんと疼いていた。
 認めたくない事ではあったが、認めないわけにはいかなかった。

 ―欲情している。

 下着はもうぐっしょりと濡れ、『蜜』はストッキングにまで染み出している始末だ。
 美樹は、自分は『蜜』―愛液は多い方だと思っている。
 そしてそれは事実だった。
 じくじくとたっぷり愛液を吸った下着が、いやに重く感じられる。
 生理前か生理中であれば、おりものシートやナプキンで吸収し、
ストッキングまで染み出すのは防げたかもしれなかった。
 こんな時だというのに、そんな事さえ思った。
「~~~~~!~~」
 不意に“にゅるんっ”と、“ソレ”が何センチか“奥”へと潜り込んだ。
 ナプキン派の美樹にとって、指でもバイブでもローターでも男のアレでもないものを
あそこに入れるのは、本当に初めてのことだった。

112:【隙間】
07/01/13 19:51:46 mhBto/T8
『…は…入って…くる…ぅ…』
 彼女は、もうずっと長いこと「男」を身体に迎い入れていない。
 最後にシタのは、いつだっただろう?
 高校時代に付き合っていたケンジは、
ヴァージンまで捧げたのに他に女が出来るとあっさりと美樹を棄てた。
 彼に言わせると自分は「重い」のだという。
 いくら美人でも、美味しそうな体をしていても、
ただ付き合うだけの女に全てを拘束されたくはないのだ、と。
 その後、大学時代に3人の男性に抱かれたけれど、全て半年も持たなかった。
 なぜなら、彼女は身体を許した男に全てを与え、全てを要求してしまうから。
 男の目が、腕が、愛が、自分だけに向いていないと
悲しくて悲しくて死んでしまいそうになるから。
 だから、自分を抱く男には他の女を見て欲しくなかった。
 触れて欲しくなかった。
 親しげに話しても欲しくなかった。
 貞淑な母から与えられた貞操観念は、奔放な性を無意識に拒むよう美樹を育て上げてしまった。
 早熟に発達した身体に満ちる性欲を、彼女は自由に開放することなく歳を重ねてしまったのだ。
 唯一彼女が自分に許したのは、“本当に実行出来るはずもないからこそ、
自由に羽を伸ばす事の出来る淫猥な夢想”だけだった。
 性欲は強い方だと思う。
 かといって男性経験が豊富だというわけではなく、
男好きのする美貌と身体を持ちながらこの年齢で4人は、むしろ少ない方に入るだろう。
 決して相手がいなかったわけではない。
 声を掛けてくれる男性は星の数ほどいた。
 ただ、チャンスがなかったのだ。
 そして教師になってからは、ますます性を開放する機会は失われていった。
「…っ…」
 ドア横の手摺りを抱き、それに乳房を擦り付けるようにして、
美樹は勃起した乳首を宥(なだ)めた。
『…ぁあ…うそっ…うそっ……』
 “ぬるる…”と、愛液に満ちた膣内を“ソレ”が遡ってくる。
 じりじりと単細胞生物は這い進むようにゆっくりと膣内を進み、
子宮へと至ろうとしている。
 子宮に進み“ソレ”は何をしようというのか。
 一瞬、子袋の中にナメクジのようなぬらぬらとした軟体生物が
みっちりと詰まった情景を想像してしまった。

 ―ゾッとした。

 …が、ゾッとしながらもますます熱く火照り始めた躰は、一向に静まる気配を見せなかった。
 むしろ得体の知れない“モノ”に着衣のまま、他にも人がいる満員電車の中で
“犯されている”という事への、わけのわからない興奮が全身を貫いていた。
 そして…
『あっ!…あぁあぁぁあああっぁあ~~~~~…』
 膣内で、“ソレ”がいきなり“むくむく”とその体積を増していった。

113:79
07/01/13 19:53:18 mhBto/T8
 ちょっと長いので、一旦ここで止めます。
 後日、再びお会いしましょう。
 次で終わりです。

 失礼致しました。

114:名無しさん@ピンキー
07/01/13 20:41:54 NPD74GTD
え、ちょ、ここで寸止め?
続きをwktkして待ちます

115:名無しさん@ピンキー
07/01/13 22:09:07 2hqrNx4F
ぎゃあぁあああああ!!
寸止めすんじゃねぇえええええええ!!!
続きwktk

116:名無しさん@ピンキー
07/01/13 23:10:40 grmVgZ6G
>>113
GJ!
ある程度時間かかってもいいので、素晴らしい続きを待ってますw

117:名無しさん@ピンキー
07/01/14 05:09:39 fqnyd7iL
生殺しはやめてぇ…
wktkしながら待ってますよ!

>>体育祭
GJ
斬新でエロいというより面白かった

118:79
07/01/15 18:51:39 Eh9QJoEs
 投下します。
 今回で最後です。

119:【隙間】
07/01/15 18:52:32 Eh9QJoEs
『…うそっ…うそっ…』
 狭い膣壁を押し広げ、みっちりと詰まり、やがて“ソレ”の体積の増加は、
男性の男根と同じか、それよりやや太くなって止まった。ツチノコのように、
またはさながらアプリケーターを外したタンポンのように、
“ソレ”は膣内でいっぱいまで太くなり、膣口から外に出ている部分は細いままのようだった。
 括約筋でぐるりと囲まれた膣口から一旦中へと入れば、
膣内は柔軟性に富み、より太いものを許容する事が出来る。
 それでも、内臓に異物が入り込んだ事によるその圧迫感は、
美樹の腹腔を押し上げて彼女を少し苦しくさせた。
『…動いてる…』
 女性の膣壁は、男性が考えるよりも遥かに感覚が鈍く、
圧迫感や痛覚は感じてもそれ以外の感覚に対しては鈍感とさえ言える。
ましてや温度の変化には特に鈍く、膣内射精されても精液の温かさなど、
とても感じられるものではない。快感を感じる神経は膣口周辺に密集し、
膣内で射精されたかどうかは膣口を押し広げる男根の射精時の脈動や射精後の収縮でしか
知る事が出来ないのが実情だった。
 美樹は涙の潤んだ瞳で周囲に視線を走らせ、
自分が必要以上に目立っていない事を何度も確かめると、
何でもないように背筋を伸ばして顔を上げた。
 だが、実際はそうしながらも、あそこはとろとろにとろけ、
頭の中は胎内で“ぐにぐに”と動いている“ソレ”の事でいっぱいになっていた。
 もう、何も考えられない。
 “ソレ”の事しか、考えられない。
 細かい形はわからないけれど、“ソレ”は男根よりも太く、長く、
おそらく子宮の入り口近くまで伸びているのだろう。
 圧迫感で痛みを感じても良さそうなものなのに、
それどころかじわじわと何かが染み込んでくるように膣内が熱を持ち、
そこからたとえようもない快感が脊髄を這い登ってくる。
「…っ…」
 膝がガクガクと笑い、ちょっとでも気を抜くとあっという間に腰が砕けそうだった。
 “ぞくぞくぞくっ”と腰骨から脇腹へ、骨盤から恥骨へと、
泣きたくなるような切ない疼きが走り抜ける。
 それは、今まで抱かれた、どんな男にも与えられた事の無い感覚だった。
「―っ…」
 やがて膣内で、ミミズや芋虫がそうするような蠕動運動が行われはじめると、
美樹は“ソレ”が単なる“つるり”とした棒状のモノではなく、
洗濯機の排水チューブのような蛇腹状の表面であることを知覚した。
 彼女は無意識に“きゅっ…きゅっ…きゅっ…”と肛門を締め、
膣口をいっぱいに広げている“ソレ”の存在を確かめた。
 バイブよりもやわらかく、男根のようにあたたかく、そして動きは指のように繊細だった。


120:【隙間】
07/01/15 18:53:07 Eh9QJoEs
 “こりこり”とした筋肉で覆われた膣壁を丁寧にこそぎ取るようにして
非常にゆっくり動く“ソレ”は、膣口から数センチの間隔を上下し、
充血した小陰唇を擦り、膣口近くの襞を引き込み、めくり、
たっぷりと染み出した『蜜』を外へと掻き出している。
 そしてとうとう、それ以上下着に吸収される事のなくなった『蜜』が、
ストッキングを“じゅくじゅく”と濡らし“つうっ…”と太腿へと垂れた。
 その強烈な…それでいて決して激しくはないもどかしいほど優しい刺激に、
美樹はドア横の取っ手に掴まり“ぶるるっ”と身を震わせた。
「…だめっ…」
 吐息混じりの熱い艶声が、ガラスを白く曇らせる。
 ダウンジャケットの下のクリーム色のセーターの中で、重たく、熱く、大きく、
質量を増した豊かな乳が弾み、硬く尖った乳首はジンジンと疼いて、
ブラの裏地に擦れるだけで気が狂いそうになるほどの快感を脳へと送り込んでくる。
 今すぐブラを外し、充血した乳首を自らの指で捏ね、摘み、捻りたいと熱望してしまう。
 美樹の薄く開かれた両目からは、潤んで溜まった涙が今にも零れ落ちそうだった。
 傍から見れば、まるで男に振られた女が、愛しい日々を思い出して泣いているようにさえ見える。
 けれど先ほどの事もあって「変な女」という認識を与えた彼女に、
いくら美人だといっても声を掛けようとする人はいなかった。
 そもそも、どこの誰が想像出来ようか。
 満員電車の中で得体の知れないモノに犯され、膣内を蹂躙され、
息も絶え絶えにすすり泣く女が現実に存在するなどと…!
「……ぅ……っ…はっ…」
 “ぶるっ…ぶるっ…”と、断続的に腰が、体が震える。
 どんどん“内圧”が高まり、
もういつ“達して”しまってもおかしくないほど美樹の肉体は熟し切っていた。
 その時、車内のアナウンスが不意に次の停車駅を知らせる。
「…あっ…」
 今、目の前の扉が開いたら、きっと自分は馬鹿みたいに呆けた…
それでいてハッキリと欲情している事を示すとろけた顔を、
ホームにいる大勢の人々に見られてしまう。
『…まって……まってまってまって…』
 胎内で蠕動する蛇腹状の“ソレ”に翻弄され、
全く力が入らなくなってきた脚に精一杯力を込めて、
美樹は取っ手にすがりつくようにして再び背筋を伸ばそうとした。
 電車は彼女の状態にはお構い無しに駅へと進入する。
 一瞬、身を硬くした彼女は、電車反対側の乗車扉が開いた事にほっとした。
『―あっ…ああぁっ…』
 と同時に“さわさわ”と優しく子宮口を撫でられ、
痛みとも快美感ともつかない淡く優しい刺激に腰が砕けそうになる。
 脳がとろけ、意識が混濁し、白濁した快美感に全身が犯されてゆく。
 キモチイイ。
 ものすごくキモチイイ。
 ずっとこうしていたい。
 ずっとこうして犯されていたい。
 美樹の自意識は、もはや“ソレ”に対して屈服しきっていた。


121:【隙間】
07/01/15 18:53:47 Eh9QJoEs
「…ん…ひぃ…」
 気が付くと“ソレ”はいくつもの枝に分かれていた。
 いつの間にかそのうちの三つが前に回り、
一つが強い快感に包皮に隠れたクリトリスを掘り起こし、
撒き付き、二つが下腹から上へと伸び上がって胸元まで侵入を果たしていたからだ。
 包皮は剥かれ、自分でもちょっと大きいかも…と思っている5ミリ程度の敏感なクリトリスを
一本の柔枝が獲物に撒きつく蛇さながらに“にゅるにゅる”と締め付けている。
『ひぃんっ…っ…ひっ…ぃ…』
 腰が砕け、へっぴり腰のままドア横の手摺りにしがみ付いて、
美樹は下唇を噛んで声も上げず悦びにむせび泣いた。
 そしてセーターの下では、ブラの隙間から入り込んだ“ソレ”が
豊満な乳肉の上を“ぬるぬる”と這い寄る。
 先端の尖りへ、熱く硬く大きく勃起した乳首へ。
「…っ……っ…」
 “ふっ…ふっ…ふっ…”と、荒い吐息を密やかに吐いていた美樹は、
敏感な乳首に絡みついた“ソレ”のねっとりと執拗な動きに何度も身体を震わせた。
それはまるで、子供がキャンディをねぶるように執拗で遊びに満ちた、
耐え難く狂おしい責めだった。
『…ぁ…っ…イッ…く…』
 膣内の“うねうね”とした蠕動運動と、クリトリスと両乳首に同時に与えられる刺激。
 耐えられなかった。
 耐えられるはずもなかった。
「…ぁ…はぁ…」
 そうして美樹は、立ったまま、服を全て着たまま、陽の明るい朝に、満員電車の混んだ車内で。

 うっすらと唇を開いた恍惚の表情のまま崩れ落ち、気を失った。

■■【4】■■

 目覚めた時、最初に目に入ったのは見た事も無い天井だった。
 薄汚れた天板に、長い蛍光灯が2本。
 一本は暗く、一本は浩々と光っている。
「大丈夫ですか?」
 瞬きを何度かしていると、やがて視界に、紺色の制服を着た初老の男性が顔を覗かせた。
「……こ…こは…?」
「駅の救護室ですよ。あなた、車内で急に倒れたそうで…」
「…倒れた…」
「運び込まれた時、あなた、まだ意識があったんですが
…自分でベッドに上がったんですよ?覚えてませんか?」
「……何時ですか?」
 右手の甲で目元を覆って蛍光灯の光を遮りながら、美樹は駅員の質問には答えず溜息を吐いた。
「もうすぐ11時20分になりますよ」
 ―なんてことだ。
 約束の時間を2時間近くも遅れている。

122:【隙間】
07/01/15 18:54:18 Eh9QJoEs
 空港への、待ち合わせていた時刻のシャトルバスが出てしまっているどころか、
搭乗する飛行機にすら遅れてしまった。
 おそらく何回も着信があったであろうケータイを手にしようとして、
バッグがベッド横にある机の上に置かれていることに気付き、美樹は重い体を起こした。
「まだ、寝ているといいですよ。何か飲みますか?お茶は?」
 ベッドから降りようとしてふらついた美樹を、
駅員は優しく支えて柔和な顔に刻まれた皺を深くした。
 そんな彼に、彼女は首を振り、ベッドに腰掛けて促されるまま再び仰向けに横になる。
 体にかけられた毛布と薄い布団の中で、美樹は腰を男性から避けるようにして捻り、
そろそろとスカートをたくし上げて左手の中指を股間に当てた。
 ストッキングが少し湿っているように感じるものの、
垂れ落ちるほどの愛液でぐっしょりと濡れていたのが嘘のようだった。
『…夢…?…』
 全部、夢だったのだろうか?
 うとうととした夢現の中で夢想したことが原因で、
空想と現実を混同してしまったのだろうか…?
 彼女は、深く溜息を吐いた。
 だがすぐに彼女は、それが安堵の溜息では無い事に気付いた。
『あたし……ガッカリしてる…』
 体が、軽い。
 今まで澱のように溜まっていたどろどろしたものが、すっきりと洗い流されてしまったようだ。
 抑圧されていたものが、綺麗サッパリと無くなったように感じる。
 もしそれが、“アレ”のお陰だとしたら…。
『……!…』
 美樹は不意に起き上がると、両手で下腹を押さえて“こくっ”と唾を呑み込んだ。

 ―「いる」。

「ふふふっ…」
「…どうしました?」
 美樹が目覚めたことを同僚に報告しようと救護室のドアを開けた駅員は、彼女の声に振り返り…
「…なんでもありません。…なんでも…」
 ベッドの上でとろけるような甘い微笑みを浮かべた彼女を見て、
年甲斐も無く胸が高鳴るのを感じていた。

         -おわり-

■■「隙間から」~ゆめうつつであそぶ~■■


123:79
07/01/15 18:56:15 Eh9QJoEs
 以上です。
 思わせぶりで終わりましたが、これはこれで終わりです。
 お疲れ様でした。

 また、どうしようもなく書きたくなりましたら、
お世話になるかもしれません。
 失礼します。

124:名無しさん@ピンキー
07/01/15 19:47:56 HIMC5a35
GJ!!
ねちっこくてエロくてじつにいい。

125:名無しさん@ピンキー
07/01/16 00:12:49 8rx9sVAo
GJ!
バイオスレでみたことのある文章のような気がするぜ。

126:名無しさん@ピンキー
07/01/16 16:58:08 KnR6UNil
GJ!!
完成度の高い文体ですね!堪能させて頂きました!

127:名無しさん@ピンキー
07/01/18 01:29:45 7wCVEFUg
そろそろ七不思議シリーズが読みたい。
人体模型とかキボン

128:名無しさん@ピンキー
07/01/19 08:30:46 hMtfXclv
女児に大人気なラブアンドベリーを作った会社のRPG(PS2で全年齢対象)
URLリンク(shining-force.jp)
の初回特典に以下のような小説がついてきたらしい
URLリンク(up2.viploader.net)
URLリンク(up2.viploader.net)
もはや俺たち触手はファンタジーのスタンダードといっていいほど
世間に認知されたということだろう、ニョロ

129:名無しさん@ピンキー
07/01/19 11:52:05 2Z6/0d4i
この会社色々な意味で飛ばしてるなあ
URLリンク(shining-force.jp)
とか、特性クッションとか言ってるけど、どう見ても抱きま(ry 本当に(ry


130:名無しさん@ピンキー
07/01/19 12:12:07 2Z6/0d4i
思い切りスレ違いすまねえ
角煮の異種姦スレと間違えてた orz

131:名無しさん@ピンキー
07/01/20 00:34:31 IZ7xzi6v
いや、全然OKさ。

132:名無しさん@ピンキー
07/01/20 00:43:31 P4cwqOEf
「美女のふとももに触手」は物語の要素に欠くべからざるファクターだとキニスンさんも言っている


古橋版だがな

133:名無しさん@ピンキー
07/01/20 01:22:37 2Arn2t5T
足首から登ってきたゼリー状生物の触手はくまなくアミタリリの身体をまさぐりながら、上半身を経由して顔へと伸びた。
                           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                             ↑ここ重要

134:名無しさん@ピンキー
07/01/20 01:53:13 RIA8x2+M
なんてことだ
これはDSSよりイクサのがよかったかもわからんね

135:名無しさん@ピンキー
07/01/20 02:47:16 p8WP5WxH
>>128
まさに我々触手愛好者御用達じゃないか

136:名無しさん@ピンキー
07/01/20 22:16:34 wP/+orpl
俺、今日から優しい触手を目指そうと思うんだ

137:名無しさん@ピンキー
07/01/20 22:30:14 m7i5BZG/
>>136
やめろ!それは死亡フラグだ!ハンターに狩られるぞ!!

138:名無しさん@ピンキー
07/01/20 22:44:43 wP/+orpl
世知辛い世の中だよな・・・

触手ってだけで化け物扱いだなんて

139:名無しさん@ピンキー
07/01/21 02:39:18 JEJ2iDIG
だから俺はいつ死んでもいいようにおにゃのこをいつも全力で責めるんだよ

140:名無しさん@ピンキー
07/01/21 05:31:11 Bnxb/Mw3
>>137
大丈夫、一度死亡エンドを見ていれば
もう一度同じルートを辿ると選択枝が追加されてて女の子と結ばれるエンドが出るから

141:名無しさん@ピンキー
07/01/21 09:12:51 diErcUby
>>140
Lの季節?

142:名無しさん@ピンキー
07/01/21 14:41:04 bHdgACy8
気のせい…だろうか、触手「に」萌える人が増えてきた気がするのは。
いや、ちっとも悪いことではないんだが。

143:名無しさん@ピンキー
07/01/21 17:02:58 Fw7ceUyD
触手は人類が創りだした最高の道具だろ

144:名無しさん@ピンキー
07/01/21 17:34:09 JEJ2iDIG
俺はスライムの事も忘れない

145:暇潰し
07/01/21 18:50:51 SqgHdVWo
緑の檻~女子大生・白河 樹編~

『毎日がツマラナイ』
白河 樹はバイト先のコンビニの帰りふらふらと歩いていた。
いつもと同じ道。
いつもと違う景色。
道の端でみずぼらしい姿の中年が座り込んでいた。
樹は気にせず通り過ぎようとしたとき声をかけられた。
「お嬢さん。あわれなジジイに食べ物をくれないかい?」
自嘲するような声。
だが樹はコンビニの袋を差し出していた。
「ありがとう。つまらないものだけどお礼だよ」
中年が樹に小さな種を渡す。
「はまりこむほど素晴らしい植物の種だよ。帰ったら植えてごらん」
中年が妖しい笑いを浮かべながらいうのを樹は頷いた。
誰もいないマンションに帰りついた樹は500mlの牛乳パックにマンションの花壇から少しとった土に種を植えた。
「どんな植物かな。こんな風に種を植えるのって久しぶり。はやく、大きくなってね」
数日後、樹の願いは叶う。

146:暇潰し
07/01/21 19:02:13 SqgHdVWo
緑の檻~白河樹編続き~
種を植えて数日後。
芽が出た途端に急激に成長していった。
植物は蔦を伸ばし大きくなる。
それが牙を向けたのは、ある日の昼。
「ただいまグリーン。そろそろ切らないとね」
成長し過ぎる蔦に樹はハサミの刃を入れる。
その瞬間蔦が樹に絡み付く。
「うそっ!」
力強い締め付けに樹は驚く。
蔦の成長は急激的で樹が手を引いて逃れようとも絡み付く。
「なに、これ?」
植物の知識のない樹には目の前の植物がなにであるかはわからなかった。
だが、自分がハエとり草にかかった虫のようだと感じた。
樹が恐怖を感じているいまも蔦は成長する。
やがて部屋を覆い尽した蔦は樹へ迫る。
蔦に絡み付かれ逃げれない樹はただ蔦の行方を見守るだけだった。

147:暇潰し
07/01/21 19:26:43 SqgHdVWo
緑の檻~白河樹完結~
蔦は遺伝子情報に組み込まれた動きのように樹の四肢に絡み付き、胸の膨らみの先を蔦の固い部分で刺激する。
「あっ…うそっ、こんなの」
樹は乳首の刺激に感じていくことを隠せなかった。
蔦はやがて樹のパンツの上から秘部を刺激しはじめた。
数分の愛撫の後。蔦は樹の服を乱暴に破る。
樹の思考は快感に侵されていく。
蔦は集まり、樹の秘部へ突き進む。
「ひゃうっ!」
いままでと違う大きな快感が樹を襲う。
蔦はその快感のメカニズムを再現するように攻めていく。
植物は実を結び。樹に栄養と水分を供給し続ける。
緑に覆われた部屋には蔦に絡まれた裸の女性があえぎ声をあげ続ける。


緑の檻 ~白河樹編完~

暇だから書いた反省はしてない


148:名無しさん@ピンキー
07/01/21 21:22:01 R1vjjiW1
続きをおおおおおおおおおお

149:暇潰し
07/01/21 21:46:34 SqgHdVWo
>>148
産まれたての触手であるおいらには難しいよ
体内にあと二つくらい物語あるけど携帯だからけっこう大変なの
すまぬニョロ~
ただ、続きをと言ってくれたのは嬉しかったニョロ

150:名無しさん@ピンキー
07/01/22 02:19:34 QNCRfdlE
俺は10年も自分の部屋に引きこもってるキモヲタだ。

それも触手が大の好物である。
今日もwktkしながら2ちゃんの「触手」がつくスレを見てはオナッテ(ry
「触手最高!!wwwww」     

と最高潮に達していたときだ。

いきなり頭の中に声が聞こえてきた。
それもかわいらしい女の人の声で。

「テラキモス。アンタきも過ぎww!」

俺は最高潮だったのが一気に萎えた。
頭の中でいきなりキモイだの言われたら当然だ。
「ちょwwwおまwwww」
とテンパっていると

「私は触手の神様。
アンタが触手がドンだけ好きなのかをずっと見てきたわ。」

触手神キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
さっきまで萎えきってたのが嘘みたいに俺のあそこは(ry

「そんな触手好きで引きこもりあなたを今日はなんと可愛い可愛い触手ちゃんにしてあげま~すww
せ~の!ニョロニョロ・・・・・!!!」

と何か呪文を唱えると俺の体が・・・って何も起きない。
せっかくwktkしてたのにorz
と、文句を言おうとしたときだ。

「テメー何もおきねぇじゃねあqwせdrftgyふじこlp;」

突然俺の体が溶けてきた。痛い。
しかしそれ以上にこのまま死んでしまうんじゃないかという恐怖感でいっぱいだった。

数分後。
プシュゥー。メキメキ。ブパッブパッ。

かつて引きこもりのキモヲタがいた部屋にはおぞましい姿の触手がいた。

「フフ。なかなかいい触手になったわねぇ。
あなたはこれから触手として生きていくのよ。
外に出ていきなり女の子を犯すのもよし、まちぶせして犯すのもよし、
全部あなたの自由よ。」
頭の中に声が聞こえたのはそれが最後だった。

まさか自分が触手になるだなんて夢にも思わなかったなぁ。まぁいいやww
とりあえず隣の部屋にいる妹でも犯すとするかなwww




俺も暇だったから勢いで書いてみた反省はしている。

151:名無しさん@ピンキー
07/01/22 02:51:27 Y8uVskh1
存分に反省しろwwwwww

152:名無しさん@ピンキー
07/01/22 12:08:29 pUZybzP2
グレーゴル・ザムザがある朝、なにか不安な夢から目を覚ますと、自分がベッドで触手に変わっていることに気づいた。

153:名無しさん@ピンキー
07/01/22 14:19:34 NhLACSNG
>>152
そうか。大変だな。

154:名無しさん@ピンキー
07/01/22 18:16:58 ldm0Xu5Z
俺も触手になりたいよママン…

155:名無しさん@ピンキー
07/01/22 19:53:52 Qg7zhyUJ
>>150
時節柄妹ネタは自重した方が~~。せめて隣の幼なじみに汁。

156:150
07/01/22 21:21:46 3uyw7CIy
妹の部屋に入ると誰もいない。出かけているようだ。
体が女を求めていて耐えられない・・・。
そうだ!隣に住んでる幼馴染の由貴ちゃんを犯そう!
そうして俺は由貴ちゃんの部屋へ向かう・・・。


    To Be Continued



勢いでまたやった反省はしていない。

157:名無しさん@ピンキー
07/01/22 23:34:59 LJ2vd7NC
……由貴ちゃんが邪悪な笑みを浮かべつつ君を弄ぶ映像が浮かんだ

158:名無しさん@ピンキー
07/01/23 12:16:34 KLDXElFD
触手の餌食なパロができるアニメや漫画は少ないよね

159:名無しさん@ピンキー
07/01/23 20:10:33 /yb3DYba
でも元ネタが何だって特に理由も無く触手出てくるパロはよくあるよな

160:名無しさん@ピンキー
07/01/23 22:47:32 0HcAfF35
神出鬼没上等。それでこそ触手。キニシナイ!

161:神楽スキー
07/01/23 23:00:56 Bh3aq2I9
書こうと思えばなのはも乙ボクでも、キャベツでも3銃士、ゴイーストハントでも書く。
しかしなんつうかむらむら~っと来るのが最近ないくてこう年かねゴホゴホ

162:名無しさん@ピンキー
07/01/23 23:03:00 XVXC/Zcm
>>158->>161
貴様らはTo LOVEるを忘れている

163:名無しさん@ピンキー
07/01/24 00:56:24 Rackse5s
エヴァとかは?サターンのゲーム、ヒロインが使徒に寄生されてたし。

164:名無しさん@ピンキー
07/01/24 01:06:57 mX5i2t4Q
犬夜叉とか陰陽大戦記とか、妖怪の出てくる作品は触手の供給元に困らなくていいよな。

165:名無しさん@ピンキー
07/01/24 01:24:01 7og9gTpk
SF物で生体兵器なんかもよくあるな

166:名無しさん@ピンキー
07/01/24 02:25:59 yXE42YJk
これってジャケ絵みたいなシーンあるのかなあ
URLリンク(www.7andy.jp)

167:名無しさん@ピンキー
07/01/24 02:28:18 3SliRVHw
恐竜惑星の方ならなんとなく覚えてるんだけどなぁ。
時間止める際に酸素ボンベみたいなの咥えてる所とか。

168:名無しさん@ピンキー
07/01/24 03:22:54 oI3vctnp
某救世主様で触手プレイ有ったけのう……

169:名無しさん@ピンキー
07/01/24 03:29:13 8u0gTvec
>>166
あるよ
記憶ではミミズみたいのにくるまれてたような…

170:名無しさん@ピンキー
07/01/24 06:34:35 AQfaKEkf
>>169
最終巻以外マッパで出てきたアレか?

171:名無しさん@ピンキー
07/01/24 06:42:57 kcOsuvOg
はぴねすでも誰だったかの姉が触手にくるまれてた

>>161
そんなことおっしゃらずに・・
これを飲めばムラムラと書く気が扱きますよ つd□~
ささ、グイッと(ナカミハショクシュカラチュウシュツシタナニカナンダケドネ)

キャベツの触手あえ待ってたのにな

172:名無しさん@ピンキー
07/01/24 22:15:56 XG8zjk9l
ばあさんや

4枚切りの触パン氏のSSの続きは

まだかのう・・・・・


173:名無しさん@ピンキー
07/01/25 01:10:39 8k9i2v2l
触手のある生活のトイレはまだなのかな。

174:名無しさん@ピンキー
07/01/25 03:05:27 8imKpine
俺は七不思議が楽しみ

175:名無しさん@ピンキー
07/01/25 03:25:17 79sbHFB7
ソレナンテ氏待ち

176:名無しさん@ピンキー
07/01/25 05:18:46 NioSBMS6
俺は触手セラピー待ってる

177:緑の檻
07/01/25 17:20:32 z219JPeA
前に書いた触手ですが暇ができたので近々別の話書こうと二つほど案があるので選んでニョロ~
秋山一家編
小学生の娘が持って帰った種がその子と女子高生の姉と母親を襲う
河合女学院編
園芸部の植えた種が女学生を次々と

土曜に集計して二月中には書くニョロ
いらなかったら緑の檻イラネでよろしくニョロニョロ~

178:名無しさん@ピンキー
07/01/25 18:13:08 up2v9CUK
一家編を希望

179:名無しさん@ピンキー
07/01/25 20:41:59 hlHAlRPt
秋山家編をぜひ!

180:名無しさん@ピンキー
07/01/25 22:31:39 drSgJUOw
秋山一家編希望。

181:名無しさん@ピンキー
07/01/25 23:28:34 KKoL5Pmd
河合女学院がいいな。
女子校生じゃなく女学生ってのがいい。

182:名無しさん@ピンキー
07/01/26 00:33:04 58ifQX1k
秋山家にイピョ(゚д゚)ψ

183:名無しさん@ピンキー
07/01/26 06:22:04 U/FzJpcv
小学生ぷりーづ

184:名無しさん@ピンキー
07/01/26 16:00:40 n5Sqbj6C
女学園キボン

185:名無しさん@ピンキー
07/01/26 17:19:41 42wW7sqY
住人かなり飢えてるなw

186:ふんどしさん
07/01/26 20:50:21 STw39xEb
すまぬ。某スレで心の力を使いすぎてこのスレでバオウを撃つエナジーが足りない。

187:ソレナンテ=エ=ロゲ 閑話休題 ◆Tu16cfxGQ6
07/01/27 00:28:36 kS7O0DWT
私も今、目下エナヂヰ溜め中orz

188:4枚切りの触パン
07/01/27 06:00:51 wYkTL9bV
同じく、別スレで変なの書いてるので

>>172
すんません、はやてとフェイトを堕としてますのでもうちょっと待ってて下さい

189:名無しさん@ピンキー
07/01/27 08:34:24 fjBxuzOU
河合

190:緑の檻
07/01/27 12:27:56 1TAl+pyX
こんにちは
集計した感じ秋山一家が多いようなので先に一家を書くニョロ~
二月くらいになるかもしれないので間違って他のおにゃのこ襲っちゃダメニョロよ
では文に起こす旅にはいるニョロ~

191:名無しさん@ピンキー
07/01/27 13:11:54 Q75mZxkD
>>190
頑張れ。すっごく頑張れ

さて全裸待機を始めるか…

192:名無しさん@ピンキー
07/01/27 20:03:31 DiIq5Sp0
そういや触手ものの動画ってあんまり落ちてないな

193:名無しさん@ピンキー
07/01/27 20:56:36 JiNplv2G
>>188
なにぃぃぃぃぃ!?

(*´Д`)ハァハァハァハァ

194:名無しさん@ピンキー
07/01/28 01:48:55 ASyxGgm1
>192
昔、洋モノAVででかいミミズみたいなのに女が襲われる話をみましたが、
それはそれはチープでした。

195:名無しさん@ピンキー
07/01/28 03:01:08 toMGhCw8
>>188
実用重視?

196:名無しさん@ピンキー
07/01/28 11:33:23 Fhpfs20P
>172
おじいさん
焦っては駄目ですよ。

私も焦って失敗したんですから・・・・・

197:4枚切りの触パン
07/01/30 07:08:45 9LSSPSOK
前回と同じくグロ注意!
ちなみに、過去に別スレで自分が書いたものを一部流用してます。
涼宮ハルヒを知らない方は、これ含む3レス分を読み飛ばした方がいいかもしれません(書いたのは完全に作者の趣味です)。
エロしかイラネとおっしゃる人は14レスぐらい読み飛ばして下さい。

魔法少女リリカルなのはAs触手SS
リリカル☆なのは VS 殴殺天使☆戸愚呂ちゃん(笑)
第2話


時空管理局崩壊から数日後

10月下旬  大阪

よく晴れ渡った空。
夏よりも高くて深みを増した青に、真綿を千切れるまで引き延ばしたような鰯雲が
どこまでも広がる空のキャンバスに白く彩を添える。
季節は秋。
高町なのはとその友人たち一同は、我が家のある横浜を遠く離れ
古くから天下の台所として広く知られる、ここ大阪の街へと足を運んでいた。
なぜ彼女らは、こんなところまで来たのか。
それは管理局からの指示の元・・・・・というわけでも何でもなくて、単なる旅行であった。
なんでも、とある小説がテレビ化され、その舞台及びロケハンの地が
ここ兵庫-大阪にあるとのこと。
なので彼女たちは、一泊二日の関西エリア旅行に来ていたのである。
「あたし思うんだけどさー」
ブロンドヘアーを可愛く括った勝ち気そうな少女、アリサ・バニングスが
己の持論をその場に居合わせる友人たちに披露する。
「この主人公の家って、作者の家のような気がするのよね」
二冊の単行本を取り出しながら、皆に意見を求めるように言った。
ちなみに彼女の手にある二冊とは、話題のテレビ化された小説の最新8巻[憤慨]と
作者が同じで、別の出版社から販売されている、学校を出るとか出ないとかの小説の2巻。
「う~ん・・・・でも、それだけだと作者の家とは限らないよ?」  
紫色のロングヘアの少女が、やや気弱そうにアリサの推理に待ったをかける。
「たまたま二つの物語の主人公の住んでる町名を、同じにしただけかもしれないし」
彼女の名は月村すずか。
アリサと同じ学校、同じクラスに通う
優しく、それでいて芯の強い少女である。
「わたしは・・・・・アリサの意見に近いかもしれない」
議論を交わしながら歩く二人の斜め後ろ。
地図を片手に難しい顔をした少女から声がした。
別段姉妹でもなんでもないのだが、アリサと同じブロンドの髪に黒いリボン。
たっぷりとした長めの髪を両後ろで結わえた、どことなく影のある人物。
名をフェイト・テスタロッサと言うこの少女は、広げた地図を見せながら
印の突いた場所を幾つか指し示す。
「作者の家が、喫茶店のあるこの北口駅からそう遠く離れていないことは調べがついてるんだし
 同じ作者の書いた話の2つの物語の主人公の家が同じ町名というのは、意図的なものを感じるよ。
 イコール作者の家、というのは行き過ぎかもしれないけど、でもその近辺に住んでるのは間違いないと思う」
顎に指を当て、思案顔。
「まあ、その考えはわからんでもないけどな。 この物語の舞台になった市に『八番町』っていう地名は
 二箇所しかあらへんし」
フェイトの後ろから、また別の少女が広げられた地図を覗き込むように顔を出す。
「でもな、可能性としては作者が書いてる途中で2つの物語をゴッチャにしてしもたとか
 面倒くさいから、まあええやろっていう理由でそうなったんかもしれへんし」

198:4枚切りの触パン
07/01/30 07:09:30 9LSSPSOK
口調はごゆっくり。
だけど京都弁で鋭くツッコミ。
「それに祝川商店街は阪急沿線でもない隣の市やし、1話の映画の中の1コマなんて京アニのある京都やで」
ショートヘアーにバッテンの髪飾り。
矢神はやてが、アリサやフェイトの推理に指摘を入れる。
「う~ん、なのはちゃんはどう思う?」
難しい顔をしながら、すずかがもう一人の少女に話を振る。
「わたしは・・・・・それより部長さんの家と駅前公園がどこなのか気になるよ」
母親譲りの艶のある茶色い髪。
左右の後ろ頭で結わえられた、ひょっこり小さなツインテール。
胸元の赤い玉。
高町なのはは苦笑いを浮かべ、別の問題点を持ち上げる。
「カマドウマのときのコンピ研部長の家はともかく、駅前公園は物語中に何度も出てきてるのに
 未だに実際の場所が発見されてないの。 神奈丼総社や他のサイトも頑張って探してるのに
 特定できてないんだって・・・・」
彼女の手には、同人誌のZOZガイドやどこかのホームページの探訪記、
ネットにアップされていた画像などをプリントアウトした紙束が握られている。
「あーもうっ、ごちゃごちゃと鬱陶しいね!」     
ややこしい話に頭をボリボリと掻きながら話に割り込んできたのは、橙がかった頭髪に犬の耳。
もちろん特徴的なその部分はベレー帽で隠してはいるが、額の宝石までは隠せていない。
長い尻尾は上着を腰に巻き付けるファッションでカモフラージュ。
「それより、撮りのがした場所とかはないのかい?」
この中で唯一の大人の女性、フェイトの使い魔・アルフは
小難しい話に顔を顰めながら、別の場所へと移動をするために最終点検を促す。
自分たちの住んでいる場所からかなり離れた土地だ。
また今度、というわにもいかないので、回り逃すことは許されない。
「北口駅前、甲山、関西スーパー、池と8番町。 市民運動場にファミレス。
 甲陽園、北高、マンションに踏み切り、桜並木、図書館・・・・うん、もう大丈夫だと思うよ、アルフ」
フェイトが指折り数え、手持ちの地図に印を入れる。
「ハーバーランドと商店街は明日にして、次は梅田やね。 ほんなら、駅行こか?
 ダイヤ改正されてから夙川に特急止まるようになったし、助かるわ」
ワイワイと談笑をしながら、あるいは頭を付き合わせて議論をしながら駅へと向かう。
1日で全てを回るのは強行軍なので2日に分けたのだが、果たして彼女たちは
いったいどこまでポイントを踏破できることやら。
ちなみに、本日来ているのはこの6人。
ヴォルケンリッターの4人は長期のお仕事で不参加。
ユーノは無限書庫ごと吹き飛ばされ、クロノはすでにあの世行きになっていた。

―――――――――――――

199:4枚切りの触パン
07/01/30 07:10:03 9LSSPSOK
時刻は夕方の6時。
そんなこんなで彼女たちは今、大阪は梅田の繁華街にやって来ていた。
梅田駅前第3ビル。
歓楽街である新地に近いこの場所は、夕暮れともなると会社帰りのサラリーマンたちで賑わう。
地上から地下2階ぐらいまで溢れる人並み。
なのはたちはその人混みを避けるかのように、同ビル33階へと足を運んでいて
たった今、写真を取り終えたところなのだった。
「神人はやっぱりOS劇場の横に出たんじゃない?」
「そうたね、観覧車も横に見えてたし」
アリサとすずかを先頭に、古びたエレベーターで1階へ。
「・・・・閉鎖空間って、広域結界に似てない?」
やや広めのエレベータの中。
ポツリとフェイトが漏らした。
「そうだね・・・・・似てると言えばそうなのかも」
相づちを打つなのはに、
「でも作者の中の『閉鎖空間』のイメージって、阪神淡路大震災とちゃう?」
何もないエレベータの天井を見上げ、考え中。
「わたしはよう知らんけど、震災当時は夜明け前で暗かったし、電磁波で空がボンヤリ光ったし
 それに・・・・無音やったらしいで」
「無音?」
はやての言葉にアリサがオウム返し。
「うん。 聞いた話なんやけど、揺れの直後は何もかもが止まってしもて、シーンとしてたらしいよ」
夜明け前の灰色の空。
薄ぼんやりとした光。
静寂。
何一つ動く物のいない世界で、信号機だけが己に科せられたの役目を律儀に果たしている。
「・・・・言われてみればそうかも」
納得顔のすずか。
ある程度想像できたのだろうか。
そうこうするうちに、一同を乗せた大きな箱型文明の利器は、一階へと到着する。

細い通路はそれでもすいている方だったが、大きな通路に出たとたん人ゴミが押し寄せる。
ちなみに、ここの地下にはゲーマーズ梅田店がある。
「うわわっ、凄い人!」
「むぎゅう・・・痛い」
「みんな、はぐれたらあかんよ」
驚くなのは、前の人の背中に鼻をぶつけるすずか、皆をまとめるはやて。
一同は人の波に押し流されるようにして、次の目的地へと足を向けた。

200:4枚切りの触パン
07/01/30 07:10:35 9LSSPSOK
阪神百貨店前、スクランブル交差点。
歩行者用の信号が青に変わり、大勢の人が横断歩道の白線へと溢れ出す。
ちなみに今日はこのあと、ホテルに行って泊まるだけ。
部屋を取っているのは、梅田スカイピルの横にある
いかにも高級そうで、その分宿泊料も高そうなホテル。
朝日放送の横にも、幽霊が出ることで有名なところはあったのだが
残念ながら今は家具屋になってしまっているので、こっちにしたのである。
「あっ!  ここよ、ここ!」
横断歩道をJRの駅側に渡り終える手前。
バス乗り場でくるりとアリサが振り返る。
すると彼女らには、見覚えのある景色。
例の小説原作ものの第12話で、主人公以外唯一の男団員がニヤケハンサム面で話していたシーンの背景だった。
それに横を向くと、これもまた見覚えのあるもの。
なのはたちは喜々としてデジカメやケータイのカメラで撮りまくる。
そんな彼女らを暖かい目で見守っていた犬耳女性のアルフ。
だが、その呆れ混じりの笑顔も長くは続かなかった。
「!!」
突然の強大な魔力反応。
そして、あからさまな殺意。
暮れゆく空を見上げれば、そこには数発の魔力弾。
「フェイト!!」
主の名を叫び、急いで防御用の魔法壁を形成する。
何もない空間に現れる、橙色の魔力の盾。
そのときには他の魔法少女たちも気付いていたのだが、それよりも一瞬早く
何者かの放った魔力弾が飛来した。
ヒュゴッ! ヒュンッ、ヒュゴ、ヒュゴゴゴゴゴゴウゥンッッ!!!
光の弾が、街中に落ちる。
大勢の人々の行き交う地面へと吸い込まれて、くたびれたアスファルトを抉り取り、粉々に砕いた。
「うわあぁぁっっ!!」
「ぎゃあ――っ!!!」
「な、なんだ!?」
吹っ飛ぶ車。
逃げまどう人々。
悲鳴。
舞い散るコンクリートの破片に、まるでボウリングのピンのように人が簡単に弾け飛ぶ。
交差点は、たちまち阿鼻叫喚の地獄絵図に早変わり。
直撃されたのか、炎上する車の中から誰かが出してくれ、助けてくれと泣き叫んで窓ガラスを叩く。
やがて歩行者の信号が赤に変わり、車道が青になったが
当然というかなんというか、車の波は動き出すこともなく。
突然の降って湧いた不幸に、街は混乱をきたすしかなかった。

「ぅ・・・・・・・」
燃えさかるガソリンの臭いと黒煙。
土埃。
大混乱の地面を這うように吹きすぎるそれらから、袖口で鼻と口を覆う。
「な、なにが・・・・?」
地面に蹲りながら、恐る恐る顔を上げるアリサ。
縮こまってガタガタ震えたままのすずか。
だけど残りの4人の対応は早かった。
爆煙があらかた収まる頃には、すでに臨戦態勢。
服もバリアジャケットに換装済み。
3人の魔法少女とその使い魔が、夕暮れ空の一点を睨み据える。
そこには3つのシルエット。
少しばかり離れた位置で見づらいが、いずれも人の形に見える。

201:4枚切りの触パン
07/01/30 07:11:16 9LSSPSOK
「狙われてるのは、わたしたちだね」
厳しい表情のフェイト。
《サイフォーム》
手にする魔法のデバイスが、死神の鎌のように形を変えた。
風に靡くマントに黒衣の少女が、ゆっくりと空に舞い上がる。
襲撃してきた何者かに近づいてゆく。
「アリサちゃんとすずかちゃんはここにいて!」
なのはたちもそれに続き、オレンジ色から藍色へと移ろいゆく空へと舞った。


「来たな」
なのは達を襲った相手。
3人のうちの一人が、誰ともなしに言った。
白い膝丈のスカートにリボンやフリルのあしらわれた、ゆったりとした上着。
頭上に輝く天使の輪。
躍動する全身の筋肉。
短く刈り込んだ頭髪。
似合わないサングラスにキラリと白い歯が光る。
彼の名は戸愚呂ちゃん。
少女趣味的な格好をした超兄貴が、獲物の到着を今や遅しと待ちわびていた。

「ふっ・・・。 どうやら、今のでくたばったヤツはいないらしいな」
何故だか、嬉しそうだった。
それもそのはず。
実は彼はバトルマニアだった。
今の攻撃は相手に気付かせるための、言わばただの挨拶がわり。
あんなちんけなもので死なれては、興ざめもいいところだ。
楽しみが減らなかったことに感謝しつつ、向かい来る獲物を吟味する。
こちらは3人、向こうは4人。
集団戦も良いが、できれば一対一。
サシで闘いたい。
正々堂々と、真っ向からぶつかり相手をぶちのめす。
それが彼の戦闘スタイルなのだ。
他の2人は違うようだが。
「俺を愉しませてくれよ、小娘ども」
目を覆うサングラス。
ニヤリと口が笑みの形に歪み、白い歯が光った。


――――――――


ゴォォッ!!
衝撃がかすめ、全面ガラス張りの壁がビリビリと耳障りな音を立てる。
大阪梅田にある二つのビルの上を繋ぎ、あたかも巨大な門のような佇まいを見せる新梅田シティビル。
通称、スカイビル。
全長170mもあるアーチ型の高層ビルの全体が揺れ、中にいる人々は何事かと驚き、騒ぎ、外を見た。
大阪の街を眺望できるひときわ高い建造物。
その上空で、なのははレイジングハートを握りしめていた。

202:4枚切りの触パン
07/01/30 07:11:51 9LSSPSOK
『プロテクション』
魔法のデバイスが張った光の盾に、飛び来る光弾が襲いかかる。
ヒュゴッ ヒュッ ゴゥンッ!
ぶつかり、弾き、あるいは避わす。
魔法の盾に当たるたび、光と衝撃が飛び散った。
しかし、全てを防ぎきることはできなかった。
大量に放たれた光弾のうち二発がシールドを貫通し、右のふくらはぎと肩を貫通していた。
最初はわからなかった。
いや、脳が理解することを丁重にお断りしたのだ。
撃ち抜かれた箇所を見る。
白いバリアジャケットの破れた部分。
皮が熔け、赤黒く焼けた肉がえぐれていた。
奥に見える白い物は骨かもしれない。
切ってあった脳の回路が繋がった。
「――――――――ッッ!!!!!」
最初に感じたのは『熱さ』だった。
そのすぐ後、痛みと恐怖とパニックが一緒くたになり、よじれて絡まって転げ回った。
その時になってようやく、喉の奥から声が込み上げてくる。
溢れる涙と鼻水。
歪む顔。
「―――ぅ・・・・、ぅあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――――~~~~~~~っっ!!!」
叫んだ。
どうしていいかもわからずに、感情の赴くまま叫び続けた。
苦痛がもたらす絶叫は、梅田の街を吹き抜けるビル風に溶け消える。


なのはのさらに上空では、フェイトも別の敵と交戦していた。
相手の名前は挫苦呂ちゃん。
戸愚呂ちゃんのお兄さんらしい。
武体という珍しい体質で、エッケノレザクスという濡れタオルを全身から生やす攻撃が得意。
白い軍帽に白い軍服。
眼帯が実におしゃれだ。
「・・グ・・・フゥ・・」
挫苦呂の濡れタオルが、フェイトの腹にめり込んだ。
焦点がブレる。
口の中に胃液が殺到した。
その味に、最後に食べた物が光陽園駅で食べたシュークリームだったことを思い出す。
続いて、顎の下から突き上げるような一撃。
意識が一瞬途切れる。
手から離れるバルディッシュ。
急に浮力が失われ、フェイトは地面へと吸い込まれていった。



ハッキリ言って、なのはは油断していた。
相手は、自分の名前を「戸愚呂ちゃん」だと名乗った。
目が点になった。
自分で自分のことを「ちゃん」付けで呼び、しかも服はフリフリ。
その下には躍動する筋肉。
街中で見かけたならば絶対に視線を合わせたくない、そんな姿。
だから油断してしまったのだ。
正直、ここまで強いとは思わなかった。
なのはは闇の書事件を経て、大きく成長した。
デバイス・レイジングハートもパワーアップした。
だからこんな相手に、絶対に負けないと思った。
でもそれは間違いで。
自分の認識力の甘さを思い知らされる羽目になる。

203:4枚切りの触パン
07/01/30 07:12:23 9LSSPSOK
なのはたちは最初、話し合いをしようとした。
けれど彼らは聞く耳を持たず、いきなり襲いかかってきたのだ。
言葉は無駄と判断し、はやてがこれ以上被害を出さないために広域結界を張ろうとしたのだが。
いきなり、体中が爆発したのだ。
「キャッ!?」
短く上がる悲鳴。
落下するはやて。
いきなりの不意打ちに気絶してしまった彼女は、真下にある広大な日通の集配所へと吸い込まれてゆく。

『アルフ、はやてをお願い!』
念話でアルフに頼み、フェイトとなのははその場に留まる。
そして、そんな彼女たちに喜々とした表情で躍りかかる襲撃者。
戸愚呂はなのはに、挫苦呂はフェイトに。
それぞれ襲いかかった。
もちろんその間、残りの一人も黙って指をくわえて見ていた訳ではない。
落ちるはやてを追うアルフに、3人目の相手・差婆徒ちゃんが魔の手を伸ばす。
ちなみに彼の姿はというと、クリーム色の髪に羊のように大きく曲がった角。
すらりと伸びた長身。
口には全然似合わない、どこかの暴走族がしていそうなマスク。
そして垂れ目。
手に握られたデバイスの名はドゥリンダノレテ。
魔法のスタンロッドだそうな。
そして、爆弾生物を作り出すことができる。
はやてをいきなり襲った爆発も、そいつの仕業だった。

アルフに追いすがり、爆弾を浴びせる。
爆発を引き起こすその魔法生物は、目では見ることができない。
だから彼女は気付けないのだ。
落ち続けるはやての周りに爆弾生物がいるのだということに。
気が付かず、自分から爆弾の群れに必死に手を伸ばす。
落下を続けるはやてまであと少し。
もう少し。
届いた!
だけど、ここまでだった。
届いたのは、その『手』だけだった。
アルフの身体も頭も、本人が気付かないうちに爆破されて粉微塵に吹き飛んでいた。
意識が崩れる間もなく、彼女は塵へと還った。
残ったのは千切れた腕。
でもその手は決して離すまいと、掴んだはやての袖をぎゅっと握りしめ
宵闇に染まる日通の集配所講内へと、一緒に落ちていった。


「はぐ・・・ぅっ!!  ひ・・・ぎ・・・!」
ひとしきり叫び終えて、少しばかり落ち着いた。
なのはは今、ヨドバシカメラの近くまで来ていた。
スカイビルからはやや距離があるものの、あのふざけた格好の相手に見つからずにここまで来られたのは
JR貨物路線の下を横切る、長い長い長い地下通路のおかげだった。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・・くぅっ」
打ち抜かれた傷に魔力を集中。
回復させる。
ユーノやシャマルのように得意ではないが、表面の傷口ぐらいならなんとか塞げる。
後で管理局で完全に治してもらおう。
なのははそう思った。
だけど彼女は知らないのだ、管理局本局がもう既に壊滅してしまっているということを。

204:4枚切りの触パン
07/01/30 07:12:57 9LSSPSOK
とりあえずの応急処置。
傷を塞ぎ終えたなのはは、出口を目指す。
現在工事中のここは、もとの通路とは大きく道が変わってしまい
以前は場外馬券場の袂に出てきたのだが、今ではよくわからない場所に出てくるようになってしまっている。
傷だらけのなのはに、声を掛けてくれる親切な大人達もいたが、それらをすべてお断りして
途中で折れたスロープをゆっくりと上がる。
巻き込みたくはないからだ。

けれども荒い呼吸をどうにか整え、登り切ったその先。
ヤツは、そこにいた。
腕組みをして、工事中の白い壁にもたれ掛かったフリフリの衣装。
見間違えるはずもない。
戸愚呂ちゃんと名乗った、あのふざけた男だ。
「ねえねえ、何あれ?」
「やだ~~~w」
「目を合わせない方がいいよな」
通行人で犇めく地下通路。
好奇の視線。
だけど彼は気にしない。
悠然となのはが出てくるのを待ちかまえていたのだ。
どうやら、怪我が治るのを待ってくれていたらしい。
「・・・・・・・お礼を言うべきなのかな」
魔法のデバイスを構え治す。
「ふっ、もう少し待っててやってもいいが?」
サングラスの向こうに浮かぶは、余裕の笑み。
カチン、ときた。
その余裕を、後悔させてやる。
心の中で呟き、再びなのはたちは大阪の夜空へと舞い上がった。


「けけけけっ、弱ぇ! 弱ぇぜ、嬢ちゃんよっ!!」
戸愚呂の兄・挫苦呂から放たれる幾本もの濡れタオル。
その数は、雨アラレ。
「おらおらどうしたっ、よけてばっかじゃ、オレは倒せないぜ?」
濡れタオルの数が多いので、避けるのが精一杯。
反撃の隙がない。
ならば離れて攻撃を。
一度取り落としてしまったバルディッシュ。
だけども、二度は離さない。
喉まで込み上げたゲロは、胃の中にそっと沈めて。
フェイトは後ろへ飛ぶ。
挫苦呂から離れる。
「おやおや? ・・・・・って、逃げる気かよっ! 待てコラぁ!!」
追ってくる挫苦呂。
だけどスピードはそれほどでもない。
あっという間に引き離す。
(これなら、なのはと相手を代わった方がよかったかな)
遠距離からの砲撃魔法ならば、なのはの方が得意。
それに彼女の相手は近接戦闘タイプ。
すこし、心配だった。

205:4枚切りの触パン
07/01/30 07:13:27 9LSSPSOK
「シュート!!」
カードリッジを一回ロード。
20発もの光球がなのはの周りに出現し、掛け声と共に飛んで行く。
「ふっ、効かんね」
あるものはかわし、またあるものは戸愚呂の手にするものに弾かれる。
彼の手にある魔法のデバイス。
それは野球のときに使われるバットに良く似た形状をしていた。
しかし似ている、というたげで絶対的に違う点がある。
無数の刺がびっしりと付いているのだ。
そのデバイスの名は、エスカリボノレグ。
備わる機能はシャマルのクルアールビントと同じ「回復」。
とてもそうは見えないが、彼が「ぴぴる」で始まる呪文唱えると死者すら蘇らせてしまう。
何故彼にこんなものを持たせているかというと、すぐに相手を殺し潰してしまうからである。
全力全開の手加減なしで戦に臨みたい、それが戸愚呂の切なる願い。
それに彼は元々高い魔力を持っているので、デバイスの補助を必要としないのだ。
「今度はこっちの番だな、ハァァァァァッッ!!」
両の腕を前へと突き出し、手のひらに魔力を集める。
生まれる大きな魔力塊。
戸愚呂はエスカリボノレグを握り締めると、野球のバッターの要領で出現した魔力の球を思いっきり打ちつけた。
「戸愚呂ショットガン!!」
カキンッ
なかなか小気味の良い音がした。
だがトゲトゲバットで打たれたそれは、塊のまま飛ばずいきなり炸裂した。
小さな光の礫(つぶて)。
なのはに魔力の散弾が浴びせられる。
スカイビルの上で喰らい、肩と足に穴を開けられた技だ。
『プロテクション・パワー』
カードリッジを一発ロード。
先程は油断したが、次はない。
ブーストアップされた魔法の盾が、戸愚呂の散弾を全てはじき飛ばす。
「ほう・・・・なかなかやるねぇ」
相手の歯ごたえに笑みを見せる。
「ならば、その強さに免じて60パーセントの力で闘ってやろう」
ちなみに、今までは40パーセントだった。
「・・・・・・?」
何のことだかわからないなのはは、相手の出方を伺う。
油断のならない相手だ。
ひょっとすると、とんでもない大技が出るかもしれない。

レイジングハートを握りなおなす。
そして、彼女は見た。
世にもおぞましい光景を。
「―――はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
赤色の薄い燐光を放つオーラが立ちこめたかと思うと、戸愚呂の全身が膨れ上がる。
魔力やそれらの類で大きくなっているのではない。
筋肉で身体が隆起しているのである。
「ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!」
地獄の底から響いてくるような唸り声。
そしてまさに光景は声と同じく地獄そのもの。
まず、フリルがいっぱい付いた上着が、胸元から音を立てて破けた。
ビクビクと躍動しまくる大胸筋。
滲み出る漢の汗。
筋肉の臭いがここまで漂ってきそうだった。
続いてスカート。
横のホックが一瞬で弾け飛ぶ。
ハラリと上空を吹き行く風に舞い、その下にあるビキニの黒パンツが露わになる。

206:4枚切りの触パン
07/01/30 07:13:59 9LSSPSOK
「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!!」
さらに力を入れる。
筋肉が踊り狂う。
すると。
ブチブチッ!
布地がはち切れる音がした。
現在、上下の服の破れた彼が身に纏っているのは黒いビキニパンツのみ。
下着の両サイドのゴムが切れたのだ。
風が吹く。
最後の布地が宙を舞う。
象さんが見えた。
しかもその象さんは戦いのあまり興奮したのか、勃起していた。
天を突く、巨大な男性器。
なのははそれを見た。
「・・・・・・・・・・・・・・///(赤)」
頬に朱が刺し、固まってしまった。
「ふぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・・・・・・」
戸愚呂のウォームアップが完了する。
全裸だった。
しかも勃起していた。
なのはは、固まって動けない。
父親のオチンチンは今まで見たことはあったが、あんなにも充血して大きいものではなかった。
ブリュンッ ブリュンッ
勃起が風に揺れる。
「ぁ・・・・ぅ・・・・ぁぅ・・・ぁぅ・・・・」
なのははどうしていいのかわからなかった。
目を覆いたかったが、だけど見えないと戦えない。
でも相手を見ると、どうしてもその部分へと目がいってしまう
「待たせたな」
全裸でエスカリボルグを握りしめる戸愚呂からは、湯気が上がっていた。
右手で持ったそれを左の手のひらでパムパムと叩き、構えた。
「続きといこうか」
言うが早いか、一気に距離を詰める。
近接戦を仕掛けるつもりだ。
「うわわっ、こないでぇぇぇ~~~~~っ!!」
マッチョで全裸。
股間に巨砲。
正直、なのははこんな相手とは戦いたくないと思った。

207:4枚切りの触パン
07/01/30 07:23:24 9LSSPSOK
「この辺で、いいかな」
眼下に流れるは、二本の川。
丁度、中之島図書館の辺りだろうか。
何年か前に外装の修繕を終えた、旧時代的な建築物。
挫苦呂とは十分な距離。
ここまでは、濡れタオルも届きはしない。
後ろを振り返る。
追ってはきているようだ。
「・・・・・やっと止まりやがったか。 そこ動くなよ、今串刺しにしてやるぜっ」
何かを懸命に喚き散らしているようだが、ここまでその声は届かなかったし、聞くつもりもなかった。
瞳を閉じ、魔力を集める。
浮かんだままのフェイト。
足下に広がる、まばゆい光の魔法陣。
「アルカス・クルタス・エイギアス・・・・」
ルーンの低い呟き。
三度、ロードを繰り返すカードリッジ。
上から下へ、下から上へと鳴り響く魔力の雷。
「フォトンランサー・ファランクスシフト」
フォトンランサーの一点集中高速連射技。
ギィゥン
空間の軋む音。
周囲に産まれるは、無数のエネルギーボール。
雷光を纏いながら浮遊する玉は徐々に膨れ上がり、内包される破壊力はその大きさに比例する。
追ってくる挫苦呂に視線をチラリ。
だいぶ近くまで来ていた。
十分射程距離内だ。
なのはの時とは違いバインドは掛けてはいないが、もう逃げることはできない。
「ゲッ!!  しまった、ワナか!?」
とかなんとか言ってるが、もう遅い。
魔力は十二分に高められている。
「撃ち貫け、ファイア!!」
慌てふためく目標を指し示し、力ある言葉で解き放つ。
本日、大阪梅田-淀屋橋を行き来する人々は流星を見ただろう。
光り輝くいくつものフォトンスフィアが、虎の穴梅田店の上空で固まる挫苦呂めがけて飛んでゆく。
「ウゲェッ!!」
妙な悲鳴。
それが、彼の最後の言葉となった。
ギュギュギュウウウゥン―――――・・・・・・・・・‥‥‥‥……………   ――ゴガウゥンンッッ!!!
最初に固まって浮いていた7発が命中する。
続いて8発目から14発目。
今日の彼はモテモテだった。
次々と相手の方から擦り寄ってくるのだ。
カッ――ズドゴオオォォォンンンッッッ!!!
残り24発のエネルギー弾全ても殺到し、結局、挫苦呂は大阪の空に爆ぜ消えた。


208:4枚切りの触パン
07/01/30 07:23:58 9LSSPSOK
「イヤぁ~~~っ、こないでってばぁ~~~っ」
情けない悲鳴。
迫り来る全裸の筋肉男から逃げ惑う。
「ふっ、逃げるのかね?」
当たり前である。
相手が何故逃げるのか。
本人はまるで自覚していないようで、全裸のまま執拗になのはを追い回す。
「(・・・・・いや、これはコイツなりの戦い方なのか)」
いや、違うと思うのだが。
ともかく、妙な勘違いをしたマッチョは先手必勝とばかりに仕掛ける。
「戸愚呂ショットガン!!」
先程と同じ技。
光の散弾が逃げるなのはの背に飛来する。
『フラッシュムーブ』
小さな、しかし貫通力のある礫が当たる直前、なのはの身体が掻き消える。
短距離の瞬間移動。
だが射程範囲外への離脱には十分だ。
防御より回避。
その方がカードリッジの消費もなくてすむ。
「ちょこまかと!!  ならば・・・」
戸愚呂のスピードが増す。
なのはとの距離が詰まる。
近接戦に持ち込むつもりだ。
逃げる少女に覆い被さる大きな影。
「――はっ!?」
気付いて振り返る。
そこには全裸の戸愚呂。
目の前には、象さん。
「や~~~~ん!!」
思わずレイジングハートで『象さん』を殴りつけてしまう。
めきょっ
なかなか愉快な音がした。
「うぽぇっ!?」
形容しがたい悲鳴。
形容しがたい痛み、痛み、痛み。
戸愚呂は悶絶しながら落下した。
ヒュゥ――――――――・・・・・・・・・・・‥‥‥‥‥‥‥……………   ―ドゴォンッ!!
阪急電鉄の高架。
梅田と中津を繋ぐ、戦時中からある赤茶けた鉄橋に落下する。
防御も何も無し。
百数十メートル上空からの自由落下による衝撃。
いくら真横に大きな病院があるとはいえ、これでは助かるまい。
普通の人間ならば、の話ではあるが。

209:4枚切りの触パン
07/01/30 07:24:31 9LSSPSOK
爆煙が晴れた後には、何も残ってはいなかった。
「はぅ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・・やった、かな・・・?」
荒い息を吐くフェイト。
この技は結構堪える。
カードリッジで魔力を補っているとはいえ、大業にかわりはないのだ。
「はぁ、はぁ・・・・・・」
額の汗を拭う。
だけど休んでいる暇はない。
敵はあと、二人いる。
「・・・・・・・・っ?」
どちらの加勢をしようかと逡巡しているうちに、ふと違和感を覚える。
なんとなく・・・・・・自分の周りが・・・
そう思った瞬間、考えも纏まらないうちにソレは来た。
『ディフェンサー』
先に気付いたのはバルディシュ。
とっさに魔法の障壁を張ってくれたが、いささか力が足りなかった。
ドンッ、ドドンッ、ドゴォンッ!!!
直撃こそは防げたが、衝撃は免れない。
フェイトの周囲が、いきなり爆発したのである。
「う・・・ぐ・・っ、これは・・・」
一瞬、何が起きたかわからない、といった表情で辺りを見回し
フェイトはそいつを見つけた。
頭に羊の角を生やした長身の男。
手には特殊警棒のようなデバイス。
差婆徒ちゃんである。
「くっくっく、よく気づけたな」
差婆徒が手をかざす。
ズドムッ!
「ぁぐっ!?」
いきなりフェイトの左肩が爆発した。
「驚いてるな。 まあ、無理もないか」
マスクで覆われた顔を笑いに歪め、
「・・・じゃあ、こうすればわかるかな?」
フェイトの周囲に、無数の何かが現れる。
丸いものや、円筒形のもの。
様々な形の何かが、彼女の周囲に浮いていた。
「爆弾だよ。 オレはな、爆弾生物を自在に作り出せるのさ」
その言葉に呼応したかのように、周りの爆弾生物たちが『けけけけ』と笑った。

「く・・・・・・・っ」
囲まれていた。
逃げ場はない。
どの方向に飛んでも、爆弾にぶつかる。
見えないときはそうでもなかったが、相手の姿が見えるようになると逆にそれが恐怖になる。
自力でどうか・・・は難しいだろう。
だけどなのはか、はやてが気付いてくれれば・・・・
他力本願ではあるが、共に闘う仲間の顔が脳裏をよぎる。
「じゃあそろそろ、お別れだ・・・・・っとその前に、助けを期待しても無駄だぜ?」
フェイトの考えを見透かしたかのように、差婆徒ちゃんは言った。
「白い服のは戸愚呂と闘ってる。 残りの二人は、もうここにはいない」
「!?」
驚き、爆弾男を見る。

210:4枚切りの触パン
07/01/30 07:43:43 9LSSPSOK
「犬耳の方は始末したし、ベレー帽の羽根付きのやつはすでにオレたちのアジトに転送済みだ」
「な・・・・・そんな!!」
彼の言葉に唖然。
アルフが・・・・・・死んだ?
はやても連れ去られた。
頭がとっさに理解出来ない。
理解したくない。
「そっ、そんなの・・」
嘘だっ!!
そう叫ぼうとした。
だけど言葉は最後まで続かない。
差婆徒が人差し指でチョイと指示しただけで、黒衣の少女を囲む爆弾が一斉に牙を剥いた。
「はっ!?」
『ディフェンサー』
バルディシュがとっさにシールド魔法を張ったが、それも焼け石に水。
カッ!!!
フェイトの周囲が光り、次の瞬間。
ゴカガウゥンンンンンッッッッ!!!!
眩しさの中で空気が爆ぜ割れた。
「ぐぁ・・・っ!!   ・・・・ぅ・・・・・・」
数十個もの爆弾の直撃。
光と爆煙。
傾ぐ身体。
あちこち破れた黒いバリアジャケット。
流れる赤い筋が幾つか。
だけど手にはバルディシュが握られたまま。
耐えた。
こんどは、離さなかった。
「うう・・・・・」
空いてる左手で右肩を押さえ、額から血を流しながら片目を開ける。
だが、今し方まで差婆徒がいたところには、誰もいなかった。
「く・・・どこ・・!?」
辺りを見回す。
「ククッ、ここだよ」
耳元で声がした。
背後に気配。
敵は真後ろだった。
「な・・・ぁがぁっ!?」
バヂバヂバヂヂヂィィッッッ!!
破れて煤だらけのバリアジャケットの脇腹にめり込む、円筒形の細い金属。
魔法のスタンロットデバイス・ドゥリンダノレテである。
その金属の棒から放たれるいくつもの紫電。
小さな雷竜は満身創痍のフェイトの身体を瞬く間に舐め付くし
「安心しろ、拉致り殺したりはしないから。 ただちょっと、うちの博士の実験に付き合ってもらうだけさ」
霞む視界。
差婆徒の囁きが薄れ行く意識の中で響き渡り、思考が途切れた。
気を失ったフェイト。
それでも、手はバルディシュを握ったまま。
決して離さない。
「おやすみ、子猫ちゃん」
気絶したフェイトのツインテールの片方を掴んで支え、マスクの中の顔がニヤリと笑った。


―――――――――――――

211:4枚切りの触パン
07/01/30 07:44:18 9LSSPSOK
気が付くと、フェイトは触手の檻の中に囚われていた。
(ん・・・・・・・ここは・・・)
まだ、意識がハッキリしない。
周りに大勢の人の気配があることだけはわかったが。
「はひゃあああっ!!  あっ、あぅんっ、はぅん♪」
皆、しきりに何かを・・・支離滅裂な、言の葉とも呼べないような何かを叫んでいた。
「あ、あかんっ、はひ・・イ♪  あかんって、んぁ! わたし今・・っ、イッたばかりやのに・・ひん!」
(あ・・・・この声、はやてだ。  よかった、無事だったんだね)
無事ではなかった。
「あっ、ああ~~~~っ♪  そんなに・・っ、掻き回さんといて・・・ひ♪ やっ! ア~~~~~っ!!」
股の間で蠢く触手。
奥までズッポリ。
太い肉の管は、素っ裸に剥かれたはやての秘洞にとミッチリ詰まり、奥の壁穴を押し開いて子宮の中でトグロを巻いていた。
「やめ・・・っ、あかんて、あっ! あっ!  そんなんまた・・・・ひゃああぁぁっ!!!」
ドプッ!!
また、はやての子宮の中で射精が始まる。
びゅっ!! ドピュッ ブビュびゅびゅびゅびゅぶびゅぶぷびゅぷぷびゅびゅっ!!!!
「ふゃああぁあぁぁっっ!?!?!?  ア―――ッッ!!!」
拡張された子袋の中が、種付けのための粘液で満たされてゆく。
ブュクッ!! びゅ――っ! びゅう――――!!
「熱っ・・っ! も、あかん・・・また、またイッてまうっ!  はぅぅ・・・ふぁあああああぁぁぁぁ~~~~~っっっ!!!!」
絶頂。
これで、いったい何度目になるだろうか。
小さな身体をガクガクと震わせ、はやては快楽の頂きに押し上げられた。
ビュッ!!  ビュクッ! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ・・・
「はひ・・・も、お腹・・・いっぱい・・・・・無理や、これ以上はぜったい入らへん・・ひぅっ!!」
ぽっこりと、まるで妊婦のように膨らんだはやての腹部。
彼女もすでに妊娠していた。
といっても、中にいる胎児の育ち具合は外からの見た目通りというわけではなく
膨らんだ部分のほとんどは母体の安全面を考慮した親切な触手が、子宮拡張のために入り込んだものなのだ。
受胎してから2時間たらず。
幼生は、まだほんのビー玉ぐらいの大きさだった。
ちなみに、ここの触手は受精してから24時間で大きく育ち、生まれ落ちる。
爆発的な発育。
ゆえに明日の今頃は、はやても出産を経験することになるだろう。
そして、フェイトも・・・
「ぅ・・・・あ!?  ぅああぁっ!?!?  な・・・・なに、これ・・・!?」 
ようやっと、眠り姫のお目覚めだ。
意識をはっきりと取り戻したフェイトが見たもの。
それは目の前で恥ずかしげもなく媚態を晒すはやてや、見知らぬ女性達。
なにより、彼女が恍惚とした表情を浮かべながら受け入れてるのと同じモノが
自分の股ぐらにもブッスリと刺さっている光景。
お腹もポッテリ妊婦さん。
でも、不思議と痛くはなかった。
そして。
「ひっ!? や! あ! あ! ああっ!?  あぐ・・・ゃ、やだ・・・はぁ、あぅぅぅ~~~っ!!」
今まで味わったことのない、未知の感覚がフェイトを襲った。
気絶してる間に他の女性同様、毒は注入済み。
もちろん魔力の強い人にはより強く、そうでない人にはそれなりにを心がけ
こじ開けた粘膜部に小さな無数の牙を立て、体表の媚薬成分もいっぱい塗り込めておいたのだ。
快楽の毒素はとっくの昔に全身へと回っている。
気絶している間に、すでに仕込みは終わっているのだ。
目の前の親友と同じように、自分の股座でビチビチと蠢く触手を唖然と見つめながら
身体の奥からジワリ・・と染み出してくる何かに、フェイトは歯を食いしばって耐える。

212:4枚切りの触パン
07/01/30 07:44:49 9LSSPSOK
「くふ・・ぅっ!  ン・・・・・っ・・・・っっ!   ひふ・・・ぅっ!」
実はというと、彼女もまた妊娠させられていた。
ドゥリンダノレテで気絶させられ、意識のないまま触手たちに絡まれ孕まされたのである。
正直、フェイトを身籠もらせるのには少々手間取った。
なんと言っても彼女は人工生命体。
肉体機能は人間とほとんど同じでも、遺伝子情報は若干異なる。
ゆえに、触手の方もそれに合わせて自らの精子を変化させる必要があったのである。
そのおかげか、今ではフェイトの卵子との相性はバッチリ。
いっぱつ受精。
妊娠率100パーセントなのである。
当人にとっては、迷惑この上ない話ではあるのだが。

「は、離してっ、んっ!  く・・・この・・・あっ!?  はぁ・・・いゃ、あぅぅんっ!」
なんとか自分の股の間から引き抜こうと全身を揺するが、まったく効果はなし。
それどころか捕らえた雌が悦んでいるのかと思い、サービス精神旺盛な触手はより一層、激しくはしゃぎ回る。
「あひんっ!?   やめ・・・アッ! 動いちゃ・・・ふゃああああぁぁっ!!」
グリグリと、お腹の内ら側からヘソへの刺激。
半裸に剥かれた身体を激しく悶えさせる。
今のフェイトの格好は、バリアジャケットの手足の部分を残したまま、残りは丸裸。
育つ前の胸も、産毛すら生えていない秘部も晒した状態。
いわゆるオマンコフォームというやつである。  
丸見えになった幼い割れ目に食い込み、触手はグッチョ、グッチョと定期的な律動を繰り返していた。
「はぅ・・・!  抜いて・・・っ!! え・・?  な、なに・・アッ!?  ひゃふぅっ!?」
穴を埋める触手の他にも、数本の触手が絡みついてきた。
あちらこちらに怪我を負ったフェイト。
今伸びてきた触手は、彼女の傷を癒すため。
触手たちは先端部から舌を伸ばして、傷ついたフェイトの柔肌を舐め始めた。
ペロ、ペロリ・・
「や・・・!  くすぐった・・やめ・・っ!」
凝固した血液へと伸びる、蛇のそれのように割れた先端部。
暖かくも柔らかな舌が舐めくすぐり、固まっていた血は次第に溶けてゆく。
やがてその下に傷口が見えた。
赤く擦り剥いたり切れたり、少し抉れているところもあった。
見るからに痛々しい。
触手はそんな彼女の怪我を慈しむように、傷口にそっと舌を這わせる。
ペロ、ピチャピチャ、ペロペロペロペロ・・・
「ひゃぅっ!?  や・・・ん!  舐めないで・・あぅ・・・・・くぅん・・っ!!」
優しく、優しく。
いたわるように。
フェイトの傷口を慰める。
ペロペロペロ、チュ、ペロリ、チュ、チュピ・・・
「や・・だめ・・ぁ、だめぇっ!」
この少女の傷が癒えますように。
治りますように。
「ぁふ・・・あ~っ!  ら・・め、舐めちゃ・・・ヤ・・・っ、はぁぁぁ~~~っ!」
優しい触手たちは、心を込めて一生懸命舐めたおした。

213:4枚切りの触パン
07/01/30 07:45:20 9LSSPSOK
「はふぅ・・・ンッ、あ! ああ~っ!」
甘く、切なげな声。
フェイトの傷口を唾液で消毒し終えた触手は、次に彼女を絶頂へと導こうと本格的に動き出す。
まずは性感帯の把握。
母体が感じれば感じるほど、強い子を孕んでくれる。
そんな気がする。
だから胎内の管をくねらせ、彼女の最も感じる場所を探すのだ。
ウネ・・ウネウネウネ、ウネリ・・・
先端部や管状の胴体を駆使して探りを入れる。
「ひぅんっ!?  ひゃああぁっ!!  あふ・・・ぁくぅ・・! ひっ!?  ひぃぃん♪」
フェイトの身体が、内側から与えられる快感に硬直する。
入り口、膣内、最奥、子宮。
様々な場所で、色々な動き。
決して人間では真似のできない、独特の攻め方。
「ア―――ッ!  ふわぁあ――――!!」
よほど気に入ってくれたのだろう。
目を見開き、涎を飛ばしながら悦んでくれた。
「こんな・・・っ、こんなの・・らめ・・・・おマタが・・お腹がぁ、ふああぁんっ♪」
ゾクゾクと背筋を震わせ、生まれて始めての性感に酔いしれる。
女の悦びに酔いしれる。

ニチニチ、ニチュニチュ、ヌルヌル・・ヌリュッ、ヌルリ、ヅプヅプヅプヅプ、スリスリスリ~~~
「ひゃめへっ、あ! く・・ふぁああんっ♪ あ♪ あ―――っっ!!」
ぱっくりと肉管をくわえ込んだ膣口をニチニチ、ニチュニチュ。
新鮮で柔らかな膣内を、若い襞をヌルヌル・・ヌリュッ、ヌルリ。
膣奥から子宮への入り口をヅプヅプヅプヅプ。
大事な大事な、子供の宿る袋の中をスリスリスリと頬ずり。
「へあ・・・・ぁッ♪  らめ・・・おかひくな・・ぁあああぁぁあぁ~~~~~~!!」
呂律の回らなくなったピンク色の舌を突き出し、ビクッ、ビクンッと不規則な痙攣を繰り返す。
絶頂を迎えるのも、時間の問題だった。
「やぅ・・っ、なに・・・? ふぁ・・・?  なにか・・んあっ♪ 来るの~っ」
快楽の極みが、すぐそこまで迫っていた。
それを感じ取ったのか、触手たちの動きがさらに激しさを増す。
胎内で優しく暴れる触手の他にも、傷口を舐めていたものが
アヘ声を上げながら悶える少女の感じてくれそうな箇所へと移動する。
あるものは、淡い桜色の胸の頂きに。
またあるものは、前の穴と後ろの穴の間の陰部に。
クリトリスに。
耳朶を甘噛み。
おへそをコチョコチョ。
色々な場所を責め立てる。
「ひゃん♪ はんっ♪  あっ、あっ、あっ、あっ♪ ふぁああぁあぁ~~~~~っ!!」
股の付け根のおちょぼ口が、極太を美味そうにくわえ込んだままヒクヒクと震えだす。
狭い肉の道が、きゅうううぅぅ~~~っと締まった。
「くる、っ♪ ア!  なにか、くりゅの・・・ふぇ・・あ? あっ! ふあぁあっ・・・
 はあああああああぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~っっ!!!!」
産まれて初めて味わうアクメ。
頭の中で何かが弾け、視界が真っ白になる。
フワフワと意識が浮つき、意識が身体から切り離されたかのような感覚。
フェイトはガクガクと腰を、全身を震わせ、果てた。

214:4枚切りの触パン
07/01/30 07:45:54 9LSSPSOK
「――――~~~~~~~~~っっ!!!  ・・・・・はぁっ・・・はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・」
荒く熱っぽい呼吸。
鋭く、激しかった波の頂点が過ぎ去り、あとに残るは甘く緩やかな余韻。
その心地の良い感覚に身を任せていると、再び触手たちが動き出した。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・ひあっ!?  あ・・・また、あ! あっ、はぁぁぁああんっ♪」
フェイトに絡みつく全ての触手が、示し合わせたように一斉に。
活動を再開する。
入り口を、膣を、奥を、子宮を。
乳首を、ヘソを、脇の下を、肛門を。
そしてクリトリスや、尿道にも。
感じる全ての、ありとあらゆる場所を同時に再攻撃。
ひとたまりもなった。
「ぅあああっ!?!?  は・・・あ! ふぁぁあああああああ~~~~~~~~~っっ!!!」
一度目の余韻が覚めやらぬ中、すぐに二度目の絶頂を迎えた。
「~~~~~~~~~っっっ!!!  ぁ・・・れちゃ・・漏れちゃ・・・ふぁぁ・・っ!」
チョロッ、チョロロッ ポチョチョチョチョチョ~~~~~~~~・・・・
そして失禁。
堪えることなどできなかった。
ピチャッ、パシャパシャパシャ・・・・
黄金色の液体は放物線を描きながら前面へと飛び、触手たちの生える肉の床を濡れ散らかした。
「ん・・・・!  ゃぁ・・・・・いやだぁ・・・ひんっ」
気持ちよさと恥ずかしさに、顔は真っ赤っかだった。
そして触手は、さらに少女に快楽を与え続ける。
今しがたの行為をもう一度。
入り口を、膣を、奥を、子宮を。
乳首を、ヘソを、脇の下を、肛門を。
そしてクリトリスや、尿道にも。
繰り返し繰り返し責め立てる。
「や・・・っ!  も・・アッ! くぅ~・・・ン!  ・・・はぁあああぁぁぁ~~~~~~~~~っっ!!」
すぐにまた、三度の絶頂が訪れた。
今度はもう膀胱に何も溜まっていなかったのか、失禁することはなかったが
かわりに極太の触手をくわえ込んだアソコから潮を噴いた。
プシィィッ! プシュッ、ピュュッ
「はあ・・・、はぁ・・・・、はぁ・・・・ふぁんっ♪  ぁ・・やら、また・・っらめぇ・・♪」
立て続けにイカされたフェイト。
だが触手たちは、まだまだ元気だった。
各々が鎌首をもたげ、あるいは新しいが寄ってきて、またもやフェイトの敏感な部分を刺激しだす。
「やへ・・やへてぇ・・・や、へぇあぁあぁあああああぁぁぁっっ!!!」
茹でられたかのように真っ赤な顔。
焦点の合わない瞳。
頭の中は真っ白。
これで4回目。
けれど触手たちの動きは止まらない。
「くるうぅ~っ!!  あ―――っ! ふぁあんっ!! ひぁああぁ~~~~~っ!!!」
5回目。
6回目。
7回目。
「へあ・・・あっ♪  ひゃあああぁっ!!!  ア――――ッッ♪」
11回目。
12回目
「ひ・・ぃん♪  ンン~~~~~~~~ッ!!」
26回目。
「・はぁ・・・・あ♪  えぁ・・・ア――ッ♪  ひはぁあ~~~~~っ!!」
--回目。
まさに、イキッぱなしだった。
繰り返されるアクメに、もう本人も何を口走っているのかわからなくなっていた。


215:4枚切りの触パン
07/01/30 07:46:48 9LSSPSOK
陶然とした表情。
性についての知識が皆無だった9歳の少女が浮かべる、セックスに浸りきったオンナの顔。
「ア――!  アア――~~~~ッ!!」
イカされ続けるフェイト。
口から漏れるのは、もう雌のヨガり声だけ。
もはや理性など欠片も残っていなくて、自分が何をしていたのか、何をすべきだったのか
そして友人がピンチに陥っていることすらも、快楽に塗りつぶされた彼女には
もうどうでもよくなってしまっていた。


「・・・・ふむ、この娘も種漬けに成功したようじゃの」
画面の向こうでヨガり鳴くフェイトの姿を微笑ましそうに眺め、白衣の老人は中空に浮いた別のホログラム映像に目を移す。
その中では、未だなのはが戸愚呂と闘っていた。
「なかなか手こずるのぅ。 頼んだぞ戸愚呂よ、儂の実験にその娘のように高い魔力を持つ者は、必要不可欠じゃからな」
言って、少し渋い顔をする。
「はぁぁんっ!  お、おねがい・・・あ! また、また産ませて下さい~っ!  あっ!? あは~~~~っ!!」
その後ろでは、触手椅子に雁字搦めになったエイミィが蕩けきった雌の声を上げていた。
「はぁ・・・ああぁっ!  なんでもしますぅ~、なんでもしますからっ、また、あ! ア~~~~~~ッ♪」
一度、妊娠・出産を経験させられたエイミィ。
陣痛と破水が始まり、子宮が開いて産道から子供を産み落とす。
本来ならばもの凄く苦しく、恥も外聞もなく泣き叫んでしまうぐらいの痛みを伴うものなのだが
触手から分泌される毒のおかげで、すでに痛覚は全て快楽に置き換えられてしまっていた。
ゆえに痛ければ痛い程、彼女たちは狂おしい程のイケナイ悦びを覚えてしまうのだ。
それがクセになってしまったのか、再び子を孕ませて貰おうと側にいる老人に
エイミィは嬉し涙を流しながら必死に懇願する。
「・・・・・・ふむ、仕方がないのぅ」
昨日まではあんなに嫌がっとったくせに、まったく・・・と漏らしながらも
基本的に優しいこの老人は、パチンと指を鳴らして触手椅子25号に
彼女を再び妊娠させてあげるようにと、女の幸せを与えてあげるようにと命じた。
「はひ・・・ひ♪  ぁ・・・ぁぁ・・・ありがとうございまふぁぁあああぁあぁぁあ~~~~~~っっ!!!」
妊娠させて貰える。
その言葉を耳にして、エイミィは嬉しそうな、本当に嬉しそうな笑みを浮かべたのだった。

続く

残りはなのはをブッ倒して冒頭部分へと持っていくつもりです。
アルフはぴぴるで蘇らせて触手漬けにして、できたらはやてをもうちょっとズボズボして
リンディさんの幸せ出産場面も書きたいです。
アホなSSですがお付き合い下さった方、待っていて下さった方、ありがとうございました。
それでは、また

216:名無しさん@ピンキー
07/01/30 13:44:02 UWnV3FKg
GGGGGGGGGGJ!!
待ち続けた甲斐があったぜ!

217:名無しさん@ピンキー
07/01/30 15:14:02 lG1TKG8K
続きキター!!
ペタGJ!!

218:名無しさん@ピンキー
07/01/30 17:15:07 aye694D0
こ れ は や ば い !!

GJ!!!

219:名無しさん@ピンキー
07/01/30 17:52:27 nLPpam2Y
GJ!!!
しかしヴィータとシャマルの出番はないのか!・・・あれ、誰か忘れて・・・

220:名無しさん@ピンキー
07/01/30 22:51:43 nvRuEThS
音符は止めた方が良いと思う。

221:名無しさん@ピンキー
07/01/31 00:49:41 4gogDsa6
>>220
2chで。はやめた方がいいと思う

222:名無しさん@ピンキー
07/01/31 01:00:44 BjrfANUw
ΣΣ(´Д`;)キタコレ!!!
たまらんす!!

223:名無しさん@ピンキー
07/01/31 09:33:17 KBA6ADge
元ネタが判らん俺ww('A`)

224:名無しさん@ピンキー
07/01/31 10:47:36 kF6O/EiO
どこかに触手の怪物になって犯すスレ って感じのスレありませんでしたっけ


225:名無しさん@ピンキー
07/01/31 11:35:11 PN64kMAM
>>224
つ、釣られないぞ

226:名無しさん@ピンキー
07/01/31 19:45:28 bQOoNG5q
>>223
スレリンク(eroparo板)
魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第十四話

227:名無しさん@ピンキー
07/02/01 07:08:02 x798lZaM
以下、単なる妄想劇

ふふ…よくなってきたんでしょお?

な///!!ちがいます、だれがぅむ!? んん~!

ぷはっ…どうぉ?サキュバスのキスの味はぁ?サービスで媚薬の効果もつけてあげたわよぉ♪

んは…ぁ…なにするんですか!し、舌なんかからめて…!

あらん?もしかして気に入ったのぉ?もっとするぅ?

///ちが…だれがそんな事…や…唇近づけないで…はむぅ!?っ~~~!

ぴちゅ…ど~お?クセになりそうでしょ?私のキ・ス♪

いいかげんに…して下さい…はやくこれをほどいて…ひゃ!

強情ねぇ…そんなところも好きよぉ♪あなたの方から舌からめてほしいなぁ…?

お断りです!だれがそんな…い、いやらしいこと…
そうよぉ…そんなやらしいことをあなたは二回もしてるの♪もう何回してもおんなじよぉ?さ?は・や・く♪

///…!!わ、私の唇はもう絶対に奪わせません!!女性同士でなんて…いやらしいです///

んもぉ…いいじゃない♪私…あなたの唇みてから何度も何度も想像していったのよぉ?体がほてって…あなたの体を欲してるの…

な…///!! へ、変態…!ど、どこに手をいれてるんですか!!

ん~?言って欲しいのぉ?あなたの谷間よぉ♪

228:名無しさん@ピンキー
07/02/01 07:09:17 x798lZaM
そうじゃなくて…ひゃう!!んぁ…!

いまの顔…いいわぁ…ゾクゾクするぅ♪ほら…

ひぁん!や、だ…め…そこぉ…!

やわらかくて…すごい弾力♪ほらぁ…こんなに食い込んでるわよぉ?

っ………!!

声我慢しちゃって…可愛い♪もっともんであげる…

……んぁ!ひぁ…ん…ふぅ…あん…あん!もま…ないでぇ…!

ほんとにおっきいわねぇ…Eカップくらいかしらぁ…ねぇ巨乳巫女さん?
う、うるさいです…関係ないでしょう…ひぁ!!い、いつまで…人の胸で遊んでるんですか!

そうね…そろそろ…こっちもいい頃かしらぁ?

ちょ…そん…な所を…いやです!やめて下さい…!
あら…あなたの袴…お股の所だけ色が濃いわよぉ?

///……ち、ちがいます!それは…

ぬれちゃったのかしらぁ?

な…そんな言い方しないで下さい…!!

んふぅ…サキュバスのお姉さんに犯されて感じる巨乳巫女…すごくやらしいわねぇ…

続かない。


反省はしていない。

229:名無しさん@ピンキー
07/02/01 08:54:36 LF2jclYg
>>227-228
想像をかき立てられた。
神鏡で自分の姿を無理矢理見せられるのも良いと思った。

230:名無しさん@ピンキー
07/02/01 19:53:31 JaNnGlBf
>>227
テラモエス
エロイよお姉さん、巫女さんだから神楽シリーズ想像しちゃったよw


231:触手のいる生活
07/02/02 02:53:11 jS45gUyJ
  とある実験の話

アメリカのとある大学が一つの実験を行った。それは廃棄された刑務所を使ったもので、
触手が看守、人間が囚人としてそれぞれの役割を演じ続け、両者の関係がどのように
変化するのを調べた物だった。
以下はこの実験への参加者の一人が記録した日誌からの抜粋である。


実験初日
今日から実験が始まる。
この刑務所はかなり広いが、私たちが使う事になるのは
30部屋の独房といくつかのスペースだけだ。
実際に独房に入りこうして鍵を閉められると少し緊張するが、
事前にちゃんと掃除してあるのでさほど不快ではない。
トイレの周囲に遮る物が一切ないのは少し嫌だが、
見回りに来るのは看守役の触手だけなので気にする事はないだろう。
一ヵ月後にはどのような結果が出ているだろうか。
正直なところ、触手という生物の外見はどこか生理的嫌悪感を催すため、
私はあまり好きではない。
そういえばキャシーは昔から一緒に暮らしていたため平気だと言っていた。
隣の棟にいる彼女と私ではこの実験で感じる物は違うのかもしれない。
実験のためとはいえペンとノートの独房への持込が許可されているのだ。
私の感じたところを記録していこうと思う。

実験2日目
私たちは看守である触手たちの指示に従って生活している。
そういうことになるはずだが、彼らが私たちに何かを命令する事がないため
あらかじめ定めてある予定表どおりに食事や清掃などを行う。
この実験をちゃんとやるためには看守らしくしてもらわなければ困る、と
エミリーが一体の看守に言っていた。
そういえば彼女はこの実験を主催したゼミの人間だったはずだ。
成果が出なければ彼女も困るのだろう。

実験3日目
特に記述するような事は起こっていない。
決まった時間に起床し、朝食を取る。
指定された場所での清掃活動の後、更生プログラムということでビデオを見せられた。
どうやら触手たちも看守という役割を全うするため試行錯誤しているらしい。
内容は麻薬の危険性を説くものだったが、この実験の参加者に麻薬の常用者はいなかったはずだ。
もう少し現実に即した内容を選ぶべきだと思う。
昼食の後は自由時間が与えられ、それなりに広いスペースでバスケットボールを楽しんだ。


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