07/07/21 15:47:31 r7zt1+FY
マルガリタ・エスフェッルト・リア・レルマリエークの脚がきゅっと筋を立て、
シーツに破瓜の血を滴らせる。
それは赤いペンキを塗られた七面鳥のような赤さ。
レロンド・ジェス・ミルチェ・マスカコルド14世は息を呑んだ。
「つらくはないか」
覇王と呼ばれる男の無骨な気遣いに、マルガリタ・エスフェッルト・リア・レルマリエークは
目尻の涙を瞳へ閉じ込める。
「愛してる。愛してる」
果皮を裂いたような唇が震え、男の目を和らげた。
ふたりはじっと見つめ合う。
「エフッエフッエフッ」
「エフッエフッエフッ」
もはや覇王レロンド・ジェス・ミルチェ・マスカコルド14世の肩に気負いは無く、
蝶の羽をひらくようにマルガリタ・エスフェッルト・リア・レルマリエークの
肌着へ手をかけた。
「ちょダブリューダブリューダブリューおまダブリューダブリューダブリュー必死だなダブリューダb」
しっとりとした肩へ男の手が触れた時、ふたつの影は寝台を揺らした。
「七月☆革命」
男の猛りが華奢なうねりを貫く。
自らの中がレロンド・ジェス・ミルチェ・マスカコルド14世の形へ固められるのを
感じながら、可憐な少女はそれに蜜を染み込ませて返す。
脚を相手の腰へと絡め、きゅっきゅっと健気に締め付けて。
それだけで達しそうな自身を戒めて。
男はそれに気付き、意地悪く腰をつかった。
小さな相手の身体を持ち上げ、その胎盤を柔肉ごしに叩き上げる。
「あ、あっ!!深い、太い。ふかい、ふとい……っ!!」
覇王はそのうめきを聞きながら歯を喰いしばる。
耳の中を汗が塞ぎ、全てが遠くなっていた。
大木を根こそぎ奈美子マンとする濁流に、彼の汗までも吸いだされていた。
「あ、あ、いくっ!もぅ、あ、お、お…っ!」
「ぐぅ、お、お、おお………」
震えが、重なる。
『オーーーールハイル・ブリタァァニアアァァァア!!!!!!!!!』
2人は果てた。