【許嫁】和風美少女でエロパロ【家元】at EROPARO
【許嫁】和風美少女でエロパロ【家元】 - 暇つぶし2ch600:名無しさん@ピンキー
07/03/30 02:27:14 iEG7tTJ1
ちょw
エロさも文句なしだが、高校生カップルが新婚さん化していく様に萌えたw

…何気に操婆様の若かりし頃の容姿を勝手に想像してして萌えてしまったりもした

601:名無しさん@ピンキー
07/03/30 04:21:50 g6z+veDP
GJッ…!

602:名無しさん@ピンキー
07/03/30 04:35:39 O2tJBqcU
>599
エロイ・・・GJとしか言いようがない!

603:名無しさん@ピンキー
07/03/30 16:32:18 yCwXQS6T
まだ前回のエピローグしか読んでないが、どうにも我慢できなくなったので書く

エピローグの一連の流れ、もしかしてコレって同……
いやまあ野暮な事は言わないでおくかwwwwwww

続き読んでくる
ノシ

604: ◆NAIADJsoTc
07/03/30 17:10:44 zHBYBkDO
>>603
よう相棒。まだ生きてたか?
まぁこれだったら気付くヤツは気付くよな(笑)

婆っちゃんが一癖ある人物だと演出したかったのでやってしまった。
一応反省はしている。


605:名無しさん@ピンキー
07/03/30 22:59:09 yCwXQS6T
続き読んだが……う~ん、デジャヴwww
まあでも婆さんの写真と高級ワインは出てこなかったからおkでしょwwwwwww

一途でエロい和風お嬢様って最高だ、文句無しにGJ!!
すでに完成しているという続きに激しくwktk

606: ◆NAIADJsoTc
07/03/31 21:16:54 wUTAQgtX
続きなのですが、どう考えてもスレ容量的に厳しいです。はみ出します。
#100KB以上あるので
次スレが立つまで待機しまつ・・・


607:名無しさん@ピンキー
07/04/01 00:33:25 Bgocajt4
GJ!残り100KBてw

608:名無しさん@ピンキー
07/04/01 01:00:11 GY4qX5cd
GJ!
続きが気になるなぁ……うpロダを使ってみたらどうかな?

609:名無しさん@ピンキー
07/04/01 01:52:43 PkAAYXnE
うpロダ使うくらいなら新スレ建てちゃってもいい気がするけどね

610:名無しさん@ピンキー
07/04/01 14:17:02 I7grC10C
可能なら全後半に分けて
このスレと次スレに分けて投下してもらった方が
良いと思うよ。

611:名無しさん@ピンキー
07/04/01 20:01:45 g9uX4+bf
そうだね。100KBなら4回くらいに分割しても良いくらい。
あんまり長すぎるとせっかくのSSも読み飛ばしがちになるし、苦労の割に拍手レスも少なくなりかねないよ、経験則で言わせてもらえば。

612: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:27:58 hv7u6tvV
ん~、と悩んだ挙げ句に、途中で分割して投下してみるテスト。
でも個人的には物量主(ry

・・・マァいいや。サァ投下するか。



613: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:29:13 hv7u6tvV
-二日目-

「ん・・・??」
 ゆっくりと意識が戻ってきた。少し重い瞼を開く。視線の先に見慣れた自室の天上があった。
「昨夜は・・・」
 思い出してみる。紫穂と、心ゆくまで互いを貪りあった。最後は力尽きて紫穂の胸の中に顔を埋めた所で意識が
無くなった。
「・・・紫穂?」
 慌てて辺りを見回す。と、腕の中の感触に気付く。
 首を下げると、紫穂が居た。傭司の胸板に顔を埋め、丸くなりながらすやすやと眠っている。
 傭司は裸一貫だったが、紫穂は白い襦袢を身につけていた。そんな慎み深いところが紫穂らしいな、と傭司は感心
してしまうと同時に愛おしさを覚える。
 そういえば、体もなんとなくスッキリした感じがする。だいぶ汗をかいた筈だし、股間も精液やら愛液やらで
結構凄い事になっていた筈のにそれもない。紫穂が拭いてくれたことは間違いなかった。
「ありがとうな、紫穂」
 気持ちよさそうに寝ている紫穂を軽く抱き締め、頭を撫でてやる。
「・・・うふふ」
 幸せそうな顔と寝言を漏らしながら紫穂がモゾモゾと動く。
 その姿に、傭司はいたずらをしてみたい衝動に駆られ、そっ、と口付ける。
「・・・・・・・・・・・・」
 紫穂がゆっくりと目を開いた。二、三度目をしばたかせてから傭司を見上げる。
「傭司、くん?」
「おはよう。起こしちゃったかな」
「・・・おはようございます」
 そして、唇に手をやりながら
「傭司くん、今・・・」
「ごめん。キス、しちゃいました」
「・・・ふふ。そっか、キスで目が覚めちゃったんだ」
 クスクスと嬉しそうな笑いを漏らす紫穂。その無防備な笑顔が何とも可愛らしかった。
 紫穂がモゾモゾと身を起こす。
「朝ご飯の支度、しますね・・・」
 ベッドから出ると、軽く髪を整える。白い襦袢姿が妙に艶めかしい物に見えた。
「傭司くんはもう少し寝ててもいいからね」
 微笑みと共にそう言い残すと部屋を出て行った。
 戸が閉まると傭司はベッドの上にうつぶせになる。微かに残る紫穂の温もりと残り香を楽しむ。知らず知らず、
顔がにやけてくるのがわかった。同時に、昨日派手に暴れた自分のが元気になっているを自覚する。
「おまえってホントに元気なのな」

614: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:30:00 hv7u6tvV
 15分程してから傭司はベッドを抜け出し、着替えと洗面を済ませて茶の間に現れた。
 昨日と同じ藍色の紬に身を包み、割烹着を着込んだ紫穂が支度をしている。
 テーブルの前の、「ここに座れ」と言わんばかりに置かれた座布団に傭司はどっかと腰を下ろすと、紫穂がお茶を
注いだ湯飲みをスッ、と置いた。
「もう少しで支度が出来るので、待ってて下さいね」
「ありがと」
 それから程なくして、朝食の用意が出来た。夕食の時と同じく、傭司の差し向かいに紫穂が座る。
 テーブルの上に並ぶ朝食は、ご飯にみそ汁。焼き魚に卵焼きと海苔。典型的な和食だった。
「パンの方が良かったかしら?」
「ん、普段はそうだけどね・・・ま、たまにはこういうのもいいさ」
「そう、良かった」
 安心した、という表情をする紫穂。
「それじゃ、頂きます」
「はい、召し上がれ」


615: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:30:50 hv7u6tvV
 食後のお茶を出すと紫穂はまた仕事に精を出し始めた。食器の片付けが終わった今は掃除機を掛けている。紬の袖を
白い襷でキリッと引き締め、キビキビと動く様は見ていて実に
 傭司は何度か手伝おうとしたのだが、その度に紫穂に断られた。何故?と聞く傭司に、紫穂はハッキリとこう答えた。
「これは女である私の仕事です。男の方は外での仕事を頑張る。だとすれば家事は家に居る女の仕事でしょう?
夫に外で働かせて、自分はのんべんだらりとしてる妻が居て?」
「今時にしちゃ珍しいよね・・・そういうのって」
「そうかしら?・・・そうかもね。でもね、傭司くん。これだけは知っておいてほしいの。確かに男女平等というのは
その通りだと思うし、私もそう思うわ。けれど、それはお互いのやるべきことをキチンとこなしてこその事だと思うの。
自分することもしないで『女性の権利』がどうこう、なんて馬鹿のやることよ。まさに、『女の腐ったような』よ。馬鹿も
休み休み言いなさい、だわ」
 珍しく興奮した紫穂が熱弁を振るう。それを傭司は半ば唖然として見ていた。
 あの紫穂がここまで言うとなれば、もうそれを翻させる事は出来そうにもない。傭司は覚悟を決めた。
「わかった、わかったよ。家事は紫穂に任せるよ。俺はどっしりと構えさせて頂くさ」
「はい。わかって頂けて光栄です」
 ニッコリと笑う紫穂に傭司は「それじゃお茶!」と言う。紫穂も笑顔で「はい」と答える。
 それから傭司は時折お茶を貰いながら、デーンと座り、新聞を広げたりTVを見たりしている。
「終わりました」
 紫穂が定位置?である傭司の向いに座る。
「はい、ご苦労様」
「いえいえ、お粗末様です」
 そう言いながら傭司と、自分の湯飲みに茶を注ぐ。
「はい、どうぞ」
「ん・・・・・・あぁ、紫穂の煎れてくれるお茶は旨いなぁ。」
「お粗末様です」
 ペコリと頭を下げる紫穂。
 再び、静かな時間が流れる。語り合ったり、TVを見ながら笑ったり。軽めの昼食を挟みながら、二人は寄り添い、語らう。


616: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:31:45 hv7u6tvV
 そうしていると、紫穂がキュッと傭司の腕を掴む。それだけで、紫穂が何を言いたいのか傭司にはわかってしまう。
 傭司はそれを口にすることなく、ソッと紫穂の肩を抱き寄せた。紫穂は逆らうことなくそれに従う。見つめ合い、
口づけを交わすと、紫穂を後ろから抱き締める。うなじに顔を埋めて彼女の香りを満喫しながら、そこに唇を這わせる。
「あん・・・」
 逃げようとする紫穂を抱き留め、耳を舐る。
「んふ・・・ふ・・・」
 傭司の手が胸の辺りをさわさわと撫でると紫穂が体を震わせる。同時に、傭司は妙な違和感を感じた。
「あっ・・・だめ・・・」
 ぴったりと合わされた前身ごろの僅かな隙間から傭司の手が忍び込み、外観からは想像もつかない丸みと柔らかさを
持った乳房に触れる。
「・・・?」
 傭司は違和感の正体に気付いた。下着の、ブラの感触がない。
「紫穂、もしかして・・・」
 真っ赤になった紫穂がコクンと頷く。
「今朝、起きてからそのまま・・・」
「和服の時ってやっぱり下着ってつけないの?」
「今は普通に着けますよ。今日は、その・・・」
 今日は特例ということらしい。
「そうなんだ。・・・もしかして、期待してた?」
 ちょっと意地悪したくなってそう聞いてみる傭司。
「・・・・・・」
 顔を更に真っ赤にしながら小さく頷いた紫穂。
「それじゃ、ご期待に応えて・・・」
「はっ・・・ぅふ・・・」
 傭司の手が容赦なく胸を攻める。掴んで揉みまわし、乳首を摘んで転がす。
「あぁ・・・あ・・・くぅ・・・」
 逃げようにも傭司に腰の辺りで押さえつけられていて逃げられない。紫穂の息が荒くなっていく。
「ぁん・・・ま、待って。待って・・・」
 紫穂は傭司の手を掴む。
「何?もう、止める?」
「違う、違うの。脱がせて・・・」
「え?どうやって?」
 流石に傭司もこれはわからない。すると紫穂は、「こうするんですよ」というように帯を解き紬を床に落とし、
襦袢姿になる。

617: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:32:40 hv7u6tvV
「おいで」
「あ・・・」
 傭司は紫穂の手を取り引き寄せると、紫穂を後ろから抱くような形で畳の上に腰を下ろす。紫穂は逆らうことなく
傭司に体重を預ける。
 左手で腰を抱き、右手を乳房に添える。
「ああ・・・」
 再びうなじに顔を埋め、そこを唇で撫でながら、ゆっくりとしたペースで乳房を愛撫していく。
 鼻にかかったような甘い声で喘ぐ紫穂。うなじから立ち上る微かな香りが傭司の理性を蝕んでいく。
 傭司は襦袢の前を開いて脱がせ、上半身だけをさらけ出させる。
 傭司は両手を乳房に添えると愛撫を再開する。下腹を撫でたり、すくい上げるようにしながら寄せたり離したり。
紫穂は後ろ手に傭司の首にしがみつきながら身を捩る。
「ああっ・・・も・・・って」
「何を、どうって?」
 どうして欲しいかわかっているが、敢えて意地悪く聞く傭司。
「・・・・・・乳首も・・・触って、欲しいの・・・」
 キュッと目を閉じながら恥ずかしそうに呟く紫穂。傭司はよく言えました、とでも言うように乳首に触れる。
「ふわぁぁぁっ・・・・・・」
 ピクリと震えながら声を上げる。指の腹で撫でたり、指の間に挟んで引っ張ったり。紫穂の二つの乳首は傭司の
手でいいように弄ばれる。
 紫穂の喘ぎに気をよくした傭司は、紫穂を抱えるように、脇の下から頭を通すと乳房にむしゃぶりつく。
「くは・・・っ!」
 紫穂の体が更に震える。傭司は柔らかさを堪能するかのように乳肌を舐め、音を立てて吸い付く。
「やぁ・・・痕が、痕が付いちゃう・・・」
 紫穂が哀願するが、傭司は聞かない。
「ダメ・・・。これは印。紫穂が、俺のものだっていう、俺専用だっていう印・・・」
 そう言って肌を吸いたてる。赤い染みが紫穂の肌に残る。
「印・・・付いちゃった・・・傭司くんの印、着けられちゃった・・・」
 呆けたような、だが、明らかに喜色を浮かべた声で呟く紫穂。その間も傭司はもう片方の乳房を弄るのを忘れない。
 その紫穂の尻に先程から伝わってくる感触。硬さと熱さを持ったそれを擦り立てるように紫穂は腰をくねらせる。
傭司は微かに呻きながら、それに負けまいとするように肌を吸い、乳房を揉む。
 傭司の片手がそっと伸び、襦袢の腰の辺りの合わせ目を探り、そこから忍び込みすべすべして張りの有る腿に
触れ、撫でる。そして、ゆっくりと紫穂の花園に向かってはい上がっていく
「ああ・・・」
 紫穂が体を震わせる。傭司の手は股上の、和毛の上を軽く一撫でする。そして紫穂が足を閉じるより早く、手を潜り
込ませる。そこは既にしっとりと湿っていた。

618: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:33:30 hv7u6tvV
「ああっ!だ、ダメぇ・・・・・・あぁん」
 傭司の手が一撫でしただけで紫穂はあっさりと陥落してしまう。緩やかに全体を撫で
 人差し指を薬指で器用に花びらを広げると、中指を使って花芯を愛撫する。
「はぁぁぁ・・・うぅ・・・は、う・・・」
 指が花芯をかき回すたびにクチュクチュという音が響く。それが紫穂の羞恥心を、傭司の興奮を煽る。
 知らず知らず、紫穂の足が開いていく。襦袢の裾は乱れ、そこから覗く脚と足袋の白さが目を射る。
 傭司の指が止まると、花園の先端に触れる。ビクリ、と一際大きく紫穂が震える。包皮の上から花芽を弄り
回す。が、それだけでは飽き足らないとばかりに包皮を摘んで剥き上げ、花芽を露出させる。
「あひっ!」
 今までにない感覚に紫穂が悶える。傭司はそれを、己のペニスを扱く時の用に、指先でコスコスとしごき上げる。
「くはぁぁぁぁ!!」
 経験したことの無い快感に絶叫する紫穂。大量の蜜を溢れさせながら、感電したかのように背を反らせガクガクと
震えながら絶頂に達する。
 そして、ぐったりと傭司にもたれかかってくる。
 その体を抱き締めながら、傭司は紫穂の髪を束ねていた紐をしゅるり、と解く。はらり、と髪が広がる。
 まだ荒い息の紫穂が振り向き、唇を重ねてくる。いつもより大胆に攻めてくる舌に傭司は防戦を強いられる。
 紫穂の目はとろんとしていたが、そこは燃えるような淫猥な光を湛えていた。まるで、髪を束ねていた紐が彼女の
中に眠る淫魔の封印をであったかのようだ。
 紫穂の変化に傭司は震える。それは恐怖よりも被虐心からくる震えだった。
「傭司くん・・・、・・・て・・・」
「ん?」
「舐め・・・て。私の・・・」
「ええ?」
「舐めて・・・私のアソコ、舐めて・・・いっぱい・・・」
 普通なら絶対に言いそうにない事を自らねだってくる紫穂に傭司は戸惑う。紫穂の瞳を見つめていると彼女の
淫欲に飲まれそうになる。そして、傭司はそれに逆らえない。いや、逆らおうという考えすら起きない。
「いい、よ。いっぱい、舐めさせて・・・」
「仰向けになって・・・」
 言われるがままに仰向けになる傭司。
「紫穂・・・?」
 紫穂が見下ろしている。はだけた襦袢は腰の部分で引っかかっているだけ。広がった髪がメデューサか何かのように
さえ見える。その表情は酷薄な笑みを浮かべている。
「ふふ・・・それじゃ、しっかり舐めてね・・・」
 そう言うと紫穂はやおら傭司の顔を跨ぎ、自らの花園を傭司の顔に押しつける。
「紫穂?!・・・んむぐぐぐ・・・」
「あふぅ・・・早く、早く舐めて・・・」
 花園に口が触れた刺激で紫穂は喘ぎを漏らすが、それだけでは物足りず、腰をくねらせ、ねだる。
「んん・・・むむ・・・・・・」
 傭司は口を開いて花びらにしゃぶりつき、舌で丹念に舐り回す。

619: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:34:15 hv7u6tvV
「はぁぁ・・・いい・・・もっと、もっと激しくぅ・・・」
 腰を押しつけるようにしながら紫穂が言う。
「ぅぐ・・・むぅ・・・ぅぷ」
 顔を蠢かしながらピチャピチャと音を立てて紫穂の蜜を啜る傭司。髪が紫穂の腿をくすぐり、それがまた快感と
なって紫穂を震わせる。
「あひっ!・・・ぁぁあ・・・そこ、いい。いい」
 傭司の鼻先が花芽をくすぐると一際大きく紫穂が震える。傭司の視線の先にあるそれは、先程散々嬲られたためか、
包皮から剥き出しになり、ビンと勃起している。
 艶やかなピンク色のそれが男性のペニス(というか陰茎)に相当するものである事を知る傭司は感心してしまう。
「凄い・・・紫穂のオチンチン、大きくなってるよ・・・」
「や、やぁ・・・そんな言い方しちゃいやぁ・・・・・・」
 恥じらいながらも叱るようにキュッと腿で顔を挟み込む紫穂。傭司はなんとか顔をズラし、紫穂の『オチンチン』に
しゃぶりつく。
「かっ・・・!!」
 ビクンと紫穂が震える。傭司が紫穂の花芽を唇で挟み、吸い、舌で舐め転がし、終いには甘噛みする。
「うあああっ・・・ぁくぅぅぅ・・・ひぃぃ」
 背を反らし、髪を振り乱しながら喘ぐ紫穂。女性器の中でも特に敏感な部分を集中的に攻められているのでは無理
からぬことだった。
「あっ・・・ダメ、来る、来ちゃう・・・ダメ、き、きちゃ・・・ああああぁぁっっ!!」
 傭司の顔を力一杯挟みながら、一際大きく体を震わせて紫穂が絶頂に達する。同時に大量の蜜がビュッと吹き出し、
傭司の口元を濡らす。
 背を反らしたままガクガクと震える紫穂。傭司は溢れ出す蜜を一滴も逃すまいと吸う。


620: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:35:00 hv7u6tvV
 やがて、反らした背を戻した紫穂が傭司に微笑む。
「んふ・・・気持ちよかったですよ・・・良くできました」
 それは淫魔の笑み。傭司の心を支配する笑み。
「ご褒美、あげますからね・・・」
 紫穂が腰を上げると、ニチャリ、という音と共に股間と口の間に愛液の橋が架かる。太く、粘った糸。傭司は
垂れてくる糸を口を開いて受け止める。
「ふふ・・・・・・」
 楽しそうに笑うと紫穂は傭司の腰の方へと移動した。そして躊躇うことなくズボンとトランクスを脱がせる。
 傭司のペニスは骨でも通っているかの如くガチガチになって反りかえり、先端に先走り液を滲ませている。
「こんなになってしまって・・・」
 紫穂はペニスを優しく上下にさすりながら顔を近づけていく。やがて来るであろう刺激に傭司は身構える。
「んん・・・むむ・・・ぅ」
「くはっ!」
 口付けるのかと思いきや、一気に飲み込まれて傭司はおとがいを反らす。紫穂はそれを上目遣いに見やりながら
薄く笑う。
「あくっ・・・う、うぅぅ」
 生暖かい口腔内の感触と、絡みついてくる舌の感覚に傭司は悶える。先端やカリ首を舐め回し、ネットリと竿全体
を這いまわる。
 自分の顔を跨ぐ紫穂の痴態と快感のツボを知り尽くしたフェラに傭司は限界が近いことを悟る。
「ああ・・・紫穂っ・・・で、出そう・・・」
 が、紫穂はそこで口を離す。チュポン、と音を立てながら。
「あ・・・紫穂・・・なんで・・・」
 あと少し、というところで行為を中断された傭司が情けない声をあげる。その声と表情が紫穂の加虐心を更に
煽り立てる。
「ふふふ・・・ご褒美、欲しくないの?」
「ほ、欲しい。ご褒美、ちょうだい・・・」
 子供のように哀願する傭司。紫穂が淫らな笑みを深くする。
「心配しなくても、ご褒美、あげますよ」
 そう言いながら傭司の腰を跨ぐ紫穂。自分の唾液にまみれたペニスを握り、自らの花芯にあてがい位置を確かめる
ように、焦らすように軽く動かす。
「あ・・・ああ・・・あぁぁ・・・」
 傭司が切なそうな声をあげる。
「さぁ、ご褒美ですよ・・・」
 そう言ってグッと腰を下ろす紫穂。ペニスが肉襞をかき分けて深奥を目指す。
「ぬああぁぁっ!」
「くはぁぁ・・・」
 喘ぎを重ね合わせながら、二人はブルブルと震える。傭司はからみつく肉襞の感触に。紫穂は灼熱の肉棒に奥を
突かれる感触に。


621: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:35:47 hv7u6tvV
「は・・・ぁ・・・私の中、どうですか?」
「き、気持ち、良すぎて・・・絡み付いてきて・・・ぅぁく・・・」
 歯を食い縛り、首を反らせながら快感に耐える傭司。紫穂の膣内はたっぷりと濡れている筈なのにぎゅうぎゅうと
締め上げてくる。少しでも気を抜けばその瞬間に果ててしまいそうだった。
「動き、ますよ。私に任せてくださいね、あなた」
 今、この状況下で『あなた』と呼ばれたことに悦びを感じる傭司。紫穂の腰がゆっくりと上下しはじめる。
「んん・・・はぁぁぁ・・・ああ・・・・・・」
「ふ、く・・・おぉ・・・ぐ」
 ゆっくりとした上下運動が次第に早くなる。時々腰を密着させて前後に擦りつけたり、腰を回したりする。紫穂が
首を振るのに合わせて黒髪が舞う。
 傭司からは二人が繋がっているところが良く見えた。ペニスは紫穂の垂れ流す愛液で白くコーティングされた
ようになってしまっている。その愛液が紫穂の和毛をも濡らし、同時に傭司の股間や睾丸までをも濡らす。
 愛液に濡れた睾丸が熱い。ぞわぞわと蠢きながら大量の精を拵え、送り出そうとしている。
「あっあっあっ、くふ・・・あっあっあっ」
 紫穂の喘ぎのピッチが上がってきた。イキそうなのだ。
 紫穂は腰を振りながらも身を屈める。そして傭司着ているシャツをまくり上げ、胸をさらけ出させ、そのまま
脱がせる。そして更に身を屈めると傭司の乳首にしゃぶり付く。
「あひっ?!」
 紫穂によって乳首の快感を覚えさせられた傭司の体は素直に反応してしまう。
 乳首を舐め回しながらも紫穂は腰振りを止めない。それどころか次第に激しさを増していく。ただひたすらに
己の快楽のためだけに。しかし、それは同時に傭司の快感を意味する。
「ああっ・・・ひっ、あっ、はっ、あふ、あふぅ・・・」
「おあ・・・ああ、おぅ・・・ぅお・・・」
 射精でもさせようかとばかりに乳首をしゃぶり、舌で突き回す。ちりちりとした感覚に傭司の射精感が高まってくる。
「紫穂・・・イキそ・・・ぅぐ」
 皆まで言わせまいとするかのように今度は唇を重ねてくる。
「ん・・・うぐ・・・ん、っ、んぶ」
「はぁ・・・ぁむん、んっ、んっ」
 静かな室内に響く、唇を貪り合う音と腰を打ち付ける音が激しさを増す。
「あっ、あっ、ダメだ、紫穂、本当にダメだ・・・」
 唇を振り払った傭司が辛そうに声を上げる。
「はあ、はぁ・・・いいですよ、イってください。いつでも」
「ぅああああ、紫穂、紫穂っ」
 傭司の腕に爪を立ててしがみつきながら紫穂の動きが加速する。
「あっ、イクっ、イクっ」
「あん、あっ、来る、来る、来ちゃう。も・・・ダメっ!」
 紫穂がグッと腰を押しつけながら絶頂に達する。紫穂は傭司の肩に歯を立てながら激しい絶頂に耐える。
「いっ?!あっ、あおぅぅぅ!」
 肩を噛まれた鋭い痛みを感じながら傭司も達する。紫穂の子宮目掛けてたっぷりと精を放つ。
 体中をバラバラに引きちぎられるような感覚にガクガクと震える二人の体。全力疾走後のように荒い息をしながら
快感の波が静まるのを待つ。


622: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:36:40 hv7u6tvV
「どうでしたか、ご褒美は?」
 傭司の肩に顔を埋めたまま紫穂が問う。
「気持ち、良かった・・・凄く」
「ふふ・・・私も、凄く良かったですよ」
「うん・・・」
 顔を上げた紫穂がハッとする。傭司の肩には見事なまでに紫穂の歯形が着いていた。よだれでべたつき、うっすらと
血を滲ませている。
「・・・ごめんなさい・・・痛かったでしょ?」
「いいよ、気持ち良かったから」
 頭を撫でてやると紫穂は安心したような表情を浮かべる。
 その紫穂がピクリ、と体を震わせる。
「ん・・・まだ、大きいまま・・・」
 傭司のペニスは射精後にもかかわらず全くと言って良いほど萎えて居なかった。紫穂の肉襞はそれにざわざわと
まとわりつき、刺激を与える。
 先程射精したばかりなのだが、傭司も我慢ができなくなった。
「あっ、何を・・・あ、ああぁぁ?」
 傭司が後ろ手を突いて体を起こす。気力を振り絞りながら座り直し、対面座位の体勢に移る。
「くぁぁぁぁ」
 傭司の足の間に腰を落とし込む姿勢になった紫穂が、しがみつきながら喘ぐ。
「ああ・・・こんな、こんな・・・」
 傭司の首にしがみつきながら紫穂が呟く。
「こんな・・・あふ・・・幸せ、なの・・・」
 うっとりとした声で繋がり合う感触を楽しむ紫穂。
「紫穂、動いてみて・・・」
「はい・・・」
 傭司促され、紫穂がゆっくりと腰を蠢かせる。
「は、は、は・・・あう、あうぅ、あふん・・・」
 腰を回したり前後に揺すったり。傭司のペニスを使って己の膣内を掻き回し、快楽を得る。そのたびに股間からは
グチョグチョと音が響いてくる。
「やだ・・・こんな、音・・・」
 恥じらう紫穂。
「どうして?俺と紫穂の愛が混じり合ってる音だよ・・・」
「やん・・・」
「ほら、見てごらん・・・」
「・・・・・・あぁ・・・こんな、こんな・・・」
 傭司に促されて股間に目をやった紫穂が呟く。二人の股間は交じり合った液で白く染まっていた。そして、二人が
繋がり合う様もがあらわとなる。それは余りにも淫靡な光景に過ぎた。
「凄い、の・・・」
 魅入られたように呟く紫穂。
「ああぁぁ・・・」
 視線を釘付けにしたまま、紫穂が再び腰を動かす。そのたびに花びらがめくれて、隙間から白濁液がペニスを伝って
落ちていく。

623: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:37:30 hv7u6tvV
「だめ・・・出てっちゃだめ・・・傭司くんの子種・・・」
 無意識にそんなことを呟く紫穂。だが、腰の動きは止まらない。
 紫穂が無意識に呟く淫らな言葉に傭司の興奮がまた高まる。
「あげるよ、紫穂になら幾らでも子種をあげる」
 傭司は紫穂の体を抱き寄せた。その目の前には豊かに実った乳房が有った。躊躇わず谷間に顔を埋め、乳房に舌を
這わせる。
「あん、あ、あぁん・・・もっと、もっと・・・」
 紫穂も突き出すようにしながら胸を振る。紫穂の上半身と下半身がそれぞれ別方向にくねる。傭司も紫穂に
合わせて腰を回し、揺れる乳房の頂きに、中腹に、舌を這わせる。ペニスがじんじんと痺れている。余りの快楽に
濃厚な精液が詰まったのではないかと思える感覚。
「んあっ、はっ、ひっ、あっ。そんなに、そんなに深くしちゃ・・・」
 傭司の腰はいつしか前後に動いていた。ピストン運動が難しい体位ではあるが、それよりも紫穂との快楽を
貪る悦びがそんな無理を当然のことにしていた。
「あっ・・・あ、なんだか、しあ、わせ・・・」
「紫穂・・・愛してるよ・・・」
「やん・・・ダメ、今そんなこと言っちゃ・・・」
 抱き寄せられ、耳元で甘く囁かれて紫穂が震える。その間も二人の腰は蠢き続ける。
「やだ。紫穂、愛してる」
「ぅぁん・・・私も、傭司くんを、愛してる・・・」
「うん・・・」
 二人は互いの耳元で愛の言葉を睦み合う。じわじわと炭火で熱されるように二人の快感が昂ぶっていく。
「あんっ、あんっ、あんっ・・・」
 ゆったりとしていた二人の腰の動きが激しさを増す。紫穂は傭司の頭を抱き、しっかりと胸に押しつける。
「おお・・・紫穂、げん・・・かい・・・」
「私も、あぅ・・・ダメ。もうダメ。死んじゃう!」
 傭司がグッ、と腰を突き上げる。紫穂も腰を突きだし、受け止める。
「ぅあああっ!」
「かぁぁぁぁぁっ!」
 二人同時に声を上げる。傭司はペニスが破裂するかのような感覚と共に射精していた。
 紫穂は抱き締めた傭司の頭を砕かんばかりに抱き締めながら背を反らす。口を魚のようにパクパクと動かし、
よだれを垂らしながら、呆けたような目で射精を受け止める。精が子宮口を叩くたびに紫穂の体と足がビクビクと
震える。
「ああ・・・いっぱい・・・傭司くんの子種・・・いっぱい」
「紫穂・・・紫穂・・・」

624: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:38:30 hv7u6tvV
 さほど激しかったわけでもないのに、長い射精だった。それは二人の想いの深さを物語っていた。
 ペニスが最後の一滴を吐き終えると紫穂の体から力が抜けて傭司にもたれかかってきた。
 魂まで射精してしまったかのように呆けていた傭司は、かろうじて紫穂の体を支え、繋がったまま背中から床に倒れ込む。
 傭司の肩に頭を乗せながら紫穂が浅く荒い呼吸を繰り返す。傭司の呼吸も荒い。無意識のうちに傭司の手が紫穂の
髪を撫でる。
 二人は暫くの間、動けなかった。いや、意識が半ば飛んでいたのだった。既に傭司のペニスは萎んで紫穂の中に
少し入っているに過ぎない。その隙間から二人の愛が混じり合った真っ白な粘液がドロドロと溢れ出し、流れ落ちて
いく。

 たっぷり5分はたってから、やっと二人は正気付いた。なによりも先ず互いの存在を確かめ、口づけを交わす。
 それを存分に味わったところで、紫穂が体を起こし、傭司の上から降りる。傭司も体を起こす。紫穂の方はそうでも
ないが、傭司の股間はドロドロになり、床には粘液の溜まりができていた。
 急速に現実に立ち戻った二人は慌てて畳を拭き、自分のを清める。幸い、畳に染みをつけずに済んだ。

 紫穂は立ち上がると襦袢を身につけ直し、てきぱきとした動作で紬を着付け、帯を締める。傭司はその様に見とれていた。
「な、何・・・?」
 傭司の視線に気付いた紫穂が照れながら言う。
「いや、着付けしているところ初めてみたから・・・凄いな、って思って」
「そうですか?このくらいはやはりできないと・・・」
「うん。だから凄いな、って」
「もう・・・おだてても何も出ませんよ?さぁ、早く服を着てくださいまし」
 そう言われて、トランクス一丁で床に座り込んでいた傭司は慌てて服を着込む。
「あなた、お茶にしませんか?」
「いいね。そうしよう」
「はい」
 その日、紫穂は緒方家から帰るまでの間、傭司のことを『あなた』と呼び続けた。

625: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:39:16 hv7u6tvV
 それから、二人は何をするでもなく時間を過ごす。ただ黙って寄り添い合う。時折見つめ合っては口づけを交わす。
ただ、それだけ。二人きりの時間をただただ惜しむように過ごす。
 日はだいぶ傾いていた。その二人の静寂を破るように電話が鳴り響く。心地よい時間を邪魔された傭司がブツブツと
文句を言いながら電話を取る。
「もしもし?」
『おーなんだ傭司か』
「親父か。なんだよ、一体」
『いや帰りなんだがな、遅くなりそうだ。10時くらいになる。なので夕飯は先に喰ってろ。こっちも食ってから
帰るから』
「はぁ?なんだそりゃ?」
『まぁ細かいことは気にするな。紫穂ちゃんとしっぽり出来る時間が増えていいだろう?』
 電話の向こうで父親がクックックッと笑う。
「てめぇ・・・」
『そういうことだ。じゃぁな。ちゃんと送っていけよ』
 そう言って電話は切れた。顰めっ面で受話器を睨む傭司。
「どうかしましたか?」
「あ・・・ああ、親父達、帰りが遅くなるってよ。10時くらいになるとか」
「まぁ・・・お夕飯は?」
「食って帰るから好きに食ってろとさ・・・」
「そうですか・・・それじゃ、お夕飯の支度をしますね」
 そう言って立つ紫穂を傭司は無理矢理引き寄せて口付け、半ば強引に舌をねじ込み激しく掻き回す。
 息苦しくなった所で唇を離すと紫穂もスッ、と離れる。
「もう少しだけ待っていてください。あなた」
 そう言って台所に行ってしまう紫穂。傭司は余裕のあるフリをしてTVを点けてそれを眺める。しかし、内心は
淋しくて仕方が無かった。

 夕食はご飯に鶏の唐揚げにみそ汁とサラダ。シンプルだが、それ故に心がこもっていた。唐揚げの味付けも何処で
覚えたのだろうか、傭司が好む味付け-緒方家の味とでもいうべきもの-だった。それだけに傭司の食も進んだ。
 食後の口直しに茶を出すと、紫穂は後かたづけを始めた。
 片付けを終えた紫穂が戻ってきた。定位置の差し向かいではなく、傭司の隣に座ると、黙ってもたれかかってくる。
傭司はその肩を黙って抱いた。
 ただ、何をするでもなく二人はそうした。


626: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:40:01 hv7u6tvV
 時計の針が9時に近づきつつあった。そろそろ刻限である。紫穂が、重い口を開く。
「そろそろ・・・帰りますね・・・」
「・・・うん。送ってく」
「すみません・・・。着替えてきますね」
 そう言って出て行く紫穂。10分ばかりして戻ってきた。昨日、家に着た時のブラウスとスカート姿で。何故か
それが新鮮に見えた。
「じゃ、行こうか・・・」
 灯りを消し、戸締まりをする。そして、自転車の後ろに紫穂を乗せて走り出す。
 無言の二人。傭司は黙ってこぐ。紫穂は傭司の腰に捕まり、その背にもたれている。

 20分ばかりして、紫穂の家の前に到着した。
 門の前で見つめ合う二人。
「ありがとう。楽しかった・・・」
「俺も、楽しかった」
「また、こんな風に・・・」
 できるといいですね、という言葉を紫穂が呑み込む。
「できるよ、きっと」
 代わりに傭司がそれを口にする。
「そうですね。きっと・・・。今度は私の家に・・・」
「うん。紫穂の家に、俺が行くよ」
「ありがとう・・・・・・それじゃ・・・」
 と、離れようとする紫穂を傭司は無理矢理引き寄せ、強引にキスする。最初は驚いた紫穂も傭司を抱き締める。
 存分に、互いの愛情と意志を確かめた二人はゆっくりと顔を離す。そして、互いに一歩ずつ下がる。
「それじゃ、また明日。おやすみなさい・・・」
「・・・おやすみ。また、明日・・・」
 紫穂がヒラリと身を返し門の中に消えていく。それを見送ってから傭司は自転車をこぎ出す。


 翌日。再び日常に戻った二人は、いつものようにその日常を過ごす。二人が本来有るべき位置に戻るその日まで。


627: ◆NAIADJsoTc
07/04/01 22:59:12 hv7u6tvV
で、ここまでなわけで。最後まで投下してしまった・・・。
ていうか容量換算、桁一つ間違えてました。俺が<バカ


続きは・・・ありません。ネタが無い訳じゃないんですが。
ま、どうするかちょいと考えるとします。



628:名無しさん@ピンキー
07/04/01 23:16:11 hXcXMUYH
書くしかないでしょう! GJです!

629:名無しさん@ピンキー
07/04/02 00:02:01 0lfvahb5
うんこ

630:名無しさん@ピンキー
07/04/02 00:23:49 +7IaAsZR
神速の投下 Nice Job!
馬鹿ップル→夫婦の移行だけでは物足らず、相手をパーソナルカラーに染める展開とは…w

ネタあるんだったら続き切望

631:名無しさん@ピンキー
07/04/02 00:52:18 E+cq1X5V
>>627
「家の味付け」のとこで萌えた
かわいいなもー

632:名無しさん@ピンキー
07/04/02 02:26:59 aielsvl/
うあーただひたすらにGJ!
まだ続きがあるのなら、是非ともお願いします

633:名無しさん@ピンキー
07/04/07 12:57:45 OC3HPZTS
ほす

634: ◆NAIADJsoTc
07/04/12 16:03:26 N16obZxL
お風呂でえちぃするならおしっこも有った方がいいのかねぇ・・・


635:名無しさん@ピンキー
07/04/13 18:28:00 wP/DDkd+
お風呂えっちならば、何か特別な要素がほしいのも確か。
個人的には汚いのはいやなので、おしっこシチュやるならいんにょー
レベルまでお願いしたいです。

636:名無しさん@ピンキー
07/04/14 00:48:44 CUE41vAx
のぼせた相手の介抱プレイとか…

637:名無しさん@ピンキー
07/04/14 01:50:16 OyPc3yQg
お風呂えっちなら、泡踊りよりも女の子を泡まみれに洗ってあげる方がえろかわいい。

638: ◆NAIADJsoTc
07/04/14 22:53:17 oVm6P3MG
ご意見サンクス。参考になるであります。
が、全部盛り込めないのがせつないところで。

というか、本来は「自宅の庭または縁側で花見をしながらえちぃ」だった筈なのに・・・
前座で盛り上がってどーすんのさ(爆)


639:名無しさん@ピンキー
07/04/15 00:47:10 9AgOlErD
お風呂プレイに放尿をからめるなら、
・イチャイチャ中に尿意。トイレに行こうとするが放尿シーンを見たいと言われ、恥ずかしさを堪えながらリクエストに応える。
・本番中に尿意。我慢しようとするが激しい責めで力が抜けてしまい、結局我慢出来ずに漏らしてしまう。
って感じか。飲尿までいくとスカトロになっちゃうからそれは無しの方向で。

640:名無しさん@ピンキー
07/04/15 00:57:20 ZzzT3OrZ
放尿シーンをみたいっていうのは変態的過ぎないだろうか?

尿シチュならば、フェラチオの時に女の子の口に出すつもりはなかったのに、
女の子の方が強引に口内に射精させるというシチュがあるが、それの変形パ
ターンを飲尿でやるのはありだと思う。

641:名無しさん@ピンキー
07/04/17 22:28:34 Zknd7Cqp
期待age

642:名無しさん@ピンキー
07/04/19 12:29:04 TZ7Jru5q
保守

643:名無しさん@ピンキー
07/04/20 01:49:27 xd65NNq4
一人語りの誘いうけうざいんですけど?

644:名無しさん@ピンキー
07/04/20 02:59:48 CaCDRSKz
>643
もっと和風美少女っぽく言ってくれ

645:名無しさん@ピンキー
07/04/25 07:11:12 Y31RtD9F
このスレ、やばいね

646:名無しさん@ピンキー
07/04/27 01:39:05 njymcz/s
圧縮回避保守

647:名無しさん@ピンキー
07/04/29 13:51:15 4tOY1FM4
>>638
ネタの一つになるか分からないけど、入浴剤であわとろ風呂(だったような?)ってのがある
それは、泡風呂になる上にお湯にトロみがつく優れもの
本来は体に潤いと保温が目的なんだけど、H目的で使われたりする
普通のドラッグストアで売ってるから、ローションプレイをしてみたくても恥ずかしくって買えない
紫穂が持ってきたってシチュでお願いします

648: ◆NAIADJsoTc
07/05/01 23:14:37 uTnrYyaB
>>647
ネタ、㌧であります。
紫穂タンママン辺りが買って来たのを・・・というのが自然ですかねぇ~


649:名無しさん@ピンキー
07/05/03 07:55:51 QxjaACzb
そんな感じイイ!
ママンが買ってきて、自分も初めて使ってびっくり
狙った訳じゃないのに、結果的にエロい方向にみたいな

650:名無しさん@ピンキー
07/05/07 20:34:14 krzcbij+
過疎保守

651:名無しさん@ピンキー
07/05/11 17:04:02 Rv6eeK/U
期待age

652:名無しさん@ピンキー
07/05/11 17:57:57 5ki3at/E
過疎ってるし、荒らしもいないから出だしだけ投下しようかな?

653:名無しさん@ピンキー
07/05/11 20:35:41 eETkx0s9
>>652
wktk
全裸で正座して待ってる!!

654:652
07/05/11 21:10:19 5ki3at/E
では投下

タイトル[紫陽花の人]

山賀忠人は今日から世話になる家の門前でひたすらあきれ返っていた。
幼い日にここへきた時は気が付かなかったが、なにせこの家でかいのである。
門は長屋造りで見上げんばかりのものだし、
その塀は白壁に瓦で造られこの町内の一角を占有している。
その門前では敷地内の物音は殆ど聞こえてこないという事は、
かなりの奥行きがあると言う事である。今日からこの家に住み込まさせて貰うとはいえ、
いったいどんな人間が住んでいるか少年には想像もつかなかった。



655:652
07/05/11 21:12:28 5ki3at/E
忠人は剣士である。彼の曽祖父、山賀忠久は大正時代、
武專(武道専修学校)で剣道・柔術を収めた武道の人であった。
祖父、 忠直もその薫陶を受け、剣を修めた人物である。しかし父、
忠行は厳格な祖父に反発し会社を設立した後、殆ど家に帰ってこなかった。
そのため忠人は殆ど祖父に育てられたようなものであった。


彼は幼少のころから祖父から剣の道を教わり中学を卒業する時点で相当の腕前に至っていた。
ただ彼は部活動などには所属せず、ただひたすらに祖父の道場で厳しい稽古を繰り返した。
これは祖父の方針で小学校後半や中学から剣道を始めた者と、
物心つく前からすでに剣を握り稽古を積んだ忠人では、その腕に差がありすぎる。
また仮にその様な場所で稽古を積んでも他の者の成長の妨げになると祖父は考えていたからである。
それゆえ忠人は常に自分よりも年上の者と稽古を積んできた。




656:652
07/05/11 21:15:01 5ki3at/E
そうしたわけで忠人は今日からこの祖父の昔からの剣を通じての知人の家に世話になるのである。
身長170cmあまりの少年が荷物を肩に掛け、門前でただ立っているのも間抜けな姿である。
ここでぼうっとしていても、ただ闇雲に時間が過ぎるだけだと考えて忠人は大門の脇にあるくぐり戸を叩いた。

「すいません、本日からここでお世話になる山賀忠人です。どなたかいらっしゃいませんか?」

返事は無く、静寂のみが返ってきた。聞こえなかったかも知れないと思った忠人は先程よりも大声でもう一度言ってみた。

657:652
07/05/11 21:18:10 5ki3at/E
「すいません、本日からここでお世話になる山賀忠人ですがどなたかいらっしゃいませんか?」
「そないに大声を上げはらんでも聞こえてます」

突然、若い女のやわらかい声が忠人の背後からやって来た。
忠人は思ってもみなかった方向から声をかけられ慌てて振り返り、驚いた。

可愛い子だったな。中学生ぐらいか。

今、忠人は屋敷内の座敷に通され、人が来るのを待ちながら先ほど案内をしてくれた少女のことを考えていた。
門前で大声を張り上げていた忠人に、突然声をかけたのは一人のセーラー服姿の少女であった。
忠人より少し年下であろうか、柔らかい目元に背の中ほどまである長い黒髪を持ったその小柄な美しい少女は、
忠人が自己紹介をしようとする前に、話は聞いているからと、柔らかな京都弁でこの座敷に案内し。
人を呼んできますと言って去っていった。これまで剣一筋、
同年代の女性とはあまり触れ合う機会が無かった少年は少女の美しさに一瞬心奪われた。
ただし彼は童貞ではない。つい半年前に道場の年上の女性にそれは奪われている。
いわゆるシュタの気があったその大学生の女性は忠人を散々に弄んだ後、
三ヶ月前何も言わずに姿を消したのだった。


658:652
07/05/11 21:19:54 5ki3at/E
「待たせてすまないね、忠人君」

殆ど足音をさせずに着物を着た優しそうな小柄な老人が座敷に入ってき、
忠人と卓を挟んで正面に敷いてあった座布団に座りながらそう言った。

「いえ、考え事をしていたものですから、気になりませんでした」
「ふむ、退屈していないならそれは良かった。昔一度会ったことはあるが、
覚えていないでしょうから、改めて自己紹介をしよう。私がこの道場の主人、
秋山隆久だ。君は好きに呼びなさい」
「はい、では先生と」

そう忠人が答えると、老人はじっと忠人の目を見つめる。
ふとその瞬間、忠人は呑まれそうになった。
単なる小柄な老人に見える人物から発している何かが一気に忠人を引き込んだのである。

あ、これはやばい

そう考えながら忠人は押し潰されるような感覚に必死で抵抗する。
どれだけ時間が経ったのであろうか、襖の向こうから

「おじい様、お茶をお持ちしました」

という声が聞こえ、その声に忠人は救われた。

「入りなさい」

その隆久の声と同時に雰囲気は霧散していた。

659:652
07/05/11 21:23:49 5ki3at/E
すいません今から外出するので今日はこれで。
質問なんでが、皆さんヒロインの名前は漢字とひらがなどちらが好きですか?

またエンディングはハッピーかバッドかどちらが好きですか。
それによってエンディング変えますんで。

660:652
07/05/11 21:28:45 5ki3at/E
すまん656と657の間段落一つすっ飛ばした。
やっぱりメモ帳からのコピペはこういうことが起き易い。

欠落部分

祖父、忠直は忠人の高校進学を機に他人との試合・稽古を許可することにした。
また、このまま自分の手元に置いていては双方に甘えが出て、
忠人の成長に悪いと考え手元から離し、忠人を遠くの高校に進学させることにする。
父、忠行は息子の進学を勝手に祖父と本人が決めていたことに怒ったが、
忠人本人が心を決めていたので半ば諦め混じりにそれを許可した。

661:名無しさん@ピンキー
07/05/11 21:34:32 EPv3g60d
>>659
何ィ? これから出かけるから今日はこれで……だと?
バカ野郎!! 全裸で待ってるこっちの身にもなりやがれ! とにかくGJだこの野郎!!

……まぁそれはそれとして、私としては、ヒロインの名前は漢字、エンディングはとろーり甘いハッピーエンドがよろしい
かと思います。

662:名無しさん@ピンキー
07/05/11 22:37:09 pe6Drqgu
読むからには幸せな気持ちになりたい。

663:名無しさん@ピンキー
07/05/12 09:41:20 5PNmcXbW
名前はどっちでも萌えられる
EDは虫歯になるくらいの甘いヤツ頼む

664:652
07/05/12 11:52:36 FA4UxRWE
ただ今、帰宅。
続きを投下。

なお、当方は関西の育ちですが。京都は大学生活の間のみなので、
いんちき京都弁については、ご当地の方々、ひらにご容赦のほど。

665:652
07/05/12 11:55:56 FA4UxRWE
返事を受けて、襖を開け入ってきたのは、
先程忠人をこの座敷まで案内した少女であった。しかし、
その格好は先ほどまでの制服とは完全に異なっていた。
その少女が着ているのは見事な着物である、
上品な淡い紫地に季節の花々をあしらった振袖に身を包んだ少女が、
黒塗のお盆にお湯飲みをのせて入ってきた。
忠人はその先ほどとは違う少女の姿にまた一瞬、心を奪われた。

「いやすまなかった忠人君。先ほどは少し試すようなまねをして」
「まあ、いややはおじい
様。またしはったんですか?」
「いえ、僕は気にしていませんから」

お茶を持ってきた少女は隆久老に引き止められ、
その隣に座りながら話に参加している。
なんでも隆久老はたまに来る客人を試しては悪戯をしているらしい。
その話の中、先ほどまでの重い空気は消え、
明るく和やかな空気が座敷を満たしている。

「これは、私の孫の巴。君が通う高校の一年先輩になる」

年上だったのか、そうは見えないな。こんなに笑うと幼く見えるのに。
そう思いながらそんなことは表情には出さずに、

「山賀忠人です。これから三年間お世話になります」

忠人は体の向きを直し丁寧に頭を下げながら言った。

「秋山巴です。けどそないに畏まらなくても良いんですよ、忠人君。
私は昔、貴方にあったことあるんですから」

巴はやわらかく微笑みながら言った。笑った瞬間、片頬に笑窪が浮かんだ。

「そうでしたか?すいません、覚えていなくて」

ここへ来た記憶はあるが、誰に会ったかの記憶までは無く、
またその微笑んだ顔になぜか波立った心を隠して忠人はすまなそうに言った。
その忠人の返事を聞いた少女は微笑みながらも一瞬目元を堅くした。

「まあ忠人君は小さかったからな」

一口、お茶を口に含んだ後、隆久はそう言い、話を続けた。

666:652
07/05/12 12:05:38 FA4UxRWE
「忠直は元気にしているかね?」
「はい、祖父は後、二十年は生きると思います」
「まあ、あれはすでに一種の妖怪変化だ。そうそう死ぬものではないか」

隆久は湯飲みを下ろしながら言った。
忠人の祖父、忠直はすでに齢七十近くにして地元の警察などに出稽古をしては、
機動隊員などを叩き潰してくる、地元では有名な剣士である。
人格は清廉潔白、沈思の人で、その割りに洒脱な面も持ち合わせる。
その教えを受けようと昔から多くの人が祖父の道場に来ていた。
その中に件の女性もいたのだったが。

話は次第に、これからの忠人の生活に移っていった。

「朝稽古は本人が遣りたいだけすれば良いが、この家から学校までは徒歩で十五分ほどかかる。
まあ遅刻したくなければ八時十分までに家を出ていることだな。
あと放課後は部活動はどうするかね?剣道部に所属しても良し、
その他の部活に参加するも良し、その判断は君に任せよう。
ただ夕食の前と後の稽古、これはだいたい五時から六時、七時から八時ぐらいまでする。
細かいことは学校が始まってから詰めよう。
場所は家の裏にある道場だ、この後、早速だが短いが稽古をしよう」

「はい、部活はやはり剣道部に入るつもりです。
やはり初めて同年代の人間と稽古が出来るのならしてみたいですし、
最初からそのつもりでした。朝稽古は素振りと型を毎朝するのですが、
これは一人でも出来ます。だからその分、夕方の稽古で先生にお相手をお願いします。
先生、良いでしょうか?」

「ああ、それで良い。あと寝る場所は庭の離れを使ってくれ。
あれは私の父が隠居の後暮らすために立てたものだが風呂は付いているから好きに使いたまえ。
あと先に付いた荷物は、もうそちらに入れてあるから、
稽古の前に整理しなさい」

「はい先生」



667:652
07/05/12 12:08:43 FA4UxRWE
二人のやり取りにまるで口を挟めなかった巴は半ば呆れたように口を尖らせ言った。

「いややわおじい様、まるで山賀のおじい様と話してはるみたいに楽しそうにして。
でも、忠人さんは家につきはったばかりで、お父はんとお母はんにも挨拶も済んではらへんのですから、
お稽古は夕飯の後にしはったらどうです?」

「ああそうだね。すまないが巴、静江さんに忠人君を会わせた後、
彼の荷物の整理を手伝ってあげてくれないか?
稽古は夕食後にしよう忠人君もそれで良いね」

「「はい」」

忠人と巴の返事はまるで同時だった。

「はっは、二人とも声を合わせて仲がいいな。
ではここは若いお二人に任せて老人は退散するとしよう。
忠人君、巴を頼むぞ」

そんな冗談を飛ばしながら隆久は座敷を出て行った。

「もうおじい様、いらわんとって(*)」

照れたように巴は隆久が出て行った襖に言った後、
今度は忠人に向かってまるで甘えるかのように言った。

「ほな忠人君、お部屋かたす前にお母はんとこ行こか?
お父はんはまだ帰ってきてへんから、会うんは夕飯の時になるけどかまへん?」

二人っきりで部屋に残され、ほんのりと感じられる少女の色気に焦りながら忠人は、

「あっ、はい巴さん。ではお願いします」

と言った。

「そないに緊張せんでもええよ、
忠人君がこないにちんまい頃に会った事あるんやから」

巴はその可愛らしい右手で指の間に隙間を作りながら冗談を言った。
その笑顔に忠人はなぜか懐かしいという思いを抱いた。

(*)いらう(弄う) おちょくる、冗談を言うなどの意
当方は関西在住でしたが、京都は大学生活のみで様々な方言が混じっていますので、ご当地の方
いんちき京都弁はひらにご容赦のほど

668:652
07/05/12 12:13:40 FA4UxRWE
一眠りしてから続きを投下予定。

661から663様へ

とりあえず名前は漢字、エンディングは佐藤の塊みたいな奴のほうを。
けどね、書いてあった文、読み返すと思いっきり自分のセクロスの経験と
傾向が出ていて。死にたくなる。

669:名無しさん@ピンキー
07/05/12 13:43:56 lnDZD+46
やっと◆NAIADJsoTc 以外のまともなSSが読めると期待していたのに
>>668で一気に萎えた……
余計な自己語りは不要
SSも締め切りがあるわけじゃなし書き上げてから一気に投下してくれ
それとsageしろ、初心者かお前は


670:名無しさん@ピンキー
07/05/12 13:47:57 5PNmcXbW
投下完了までオナ禁および全裸待機中の663から661様へ

死にたくなるのは貴殿の勝手だが、俺の歯を虫歯にするまで死ぬことは許可できない。
むしろ読んでるこっちまで胃の裏側を掻き毟りたくなるような文章待ってる

671:名無しさん@ピンキー
07/05/12 16:13:29 M9lxeBYQ
そないな大声、上げはらんでも聞こえとります

まあ、いややわおじい様。またやってはったんどすか?

秋山巴です。けどそない畏まらんでもかまいまへんで、忠人はん。
私は昔、貴方さんにおうとったんどすえ。


「いややわおじい様、まるで山賀はんのおじい様としゃべっとうみたいに嬉しそうにしとりおすな。
でも、忠人はんは家についたばっかりやさかいに、お父はんとお母はんにも挨拶しとらへんのですえ。
お稽古は夕飯の後にしはったらどうおす?」

「ほな忠人はん、お部屋なおす前にお母はんとこ行かはる?
お父はんはまだ帰っとらへんから、会うんは夕飯の時になるけどええね?」

「そない緊張せんでもええよ、
忠人はんは、こんなこまい頃に、うちとおうた事あるんやで」

672:名無しさん@ピンキー
07/05/12 21:16:40 RWlLLy0I
>>668
投下が無くて過疎ってるのをいいことに、お手軽に神になれると勘違いして
あまり調子に乗らないほうがいい
お前程度の書き手は掃いて捨てるほどいるという現実を忘れてないか?
謙虚さを忘れた作家気取りの馬鹿はどこでもうざがられるっての分かってるか?
現時点でかなりうざいんだがお前

673:名無しさん@ピンキー
07/05/12 21:22:30 a1tVDkFE
うんこSSかも~んなw








ほれかも~んなw


















うんこSSまだああああああああああw













うんこっこw

674:名無しさん@ピンキー
07/05/12 21:25:31 a1tVDkFE
完全制圧完成記念w


























大勝利確定記念w

675:名無しさん@ピンキー
07/05/12 22:05:39 CViaGYCh
まだ生きてたのか、お前……。
残念ながら、即NGIDに指定させてもらった。

676:名無しさん@ピンキー
07/05/12 22:37:01 OacSRcL4
廃墟完成w























大勝利確定記念wwwwwww

677:名無しさん@ピンキー
07/05/12 22:37:49 dSD91VgQ
>>668
初めての投稿だろうから、色々と知らない事が多く、こういう風に叩かれることも、これからもあると思う。

だが、俺はあなたが初めてのSS投下にこのスレを選んでくれたことを、嬉しく思う。

これからも頑張って良いSSを書き上げてくれ。俺はふんどし一丁で待ってるぜ! そして遅くなったがGJ!


ちなみにSSを書くにあたって、また投下の時の注意など色んなことが書いてあるし住人も相談にのってくれるから、
こちらを一度は覗いておくと良いかも


SS書きの控え室 61号室

スレリンク(eroparo板)


678:名無しさん@ピンキー
07/05/12 22:38:24 OacSRcL4
静留厨うざw

























完全制圧完成記念w

679:名無しさん@ピンキー
07/05/12 22:42:24 RWlLLy0I
>>677
277 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2007/03/11(日) 00:45:50 WfPSxi4i
201氏、GJです!
自分も明日、短いですが投下してみようと思います。京都弁の着物美少女で、一応エロ有りのヤツを…。

何を勘違いしているか知らんが、こいつはこのスレが荒れる原因を作ったA級戦犯
ほとぼりが冷めたと思って投下してきたんだろうが
こいつは自分が来ると荒れるというのを分かってて来た確信犯だぞ?
さっさと排除しないとスレの荒廃を招くぞ・・・

680:名無しさん@ピンキー
07/05/12 23:09:40 9g2ggXCZ
排除も何も、スレ住人が荒らしを無視すれば良いだけのこと。
672=679は過剰反応し過ぎ。

681:名無しさん@ピンキー
07/05/12 23:12:57 Cc8TH2jJ
>>680
無理うんこw



























うんこっこw

682:名無しさん@ピンキー
07/05/12 23:15:53 RWlLLy0I
>>680
完全に制圧された結果廃墟化→DAT落ちで潰される

【ゴキブリ】男が女に犯されるやつ10【ホイホイ】
スレリンク(eroparo板)

ブレンパワードのエロノベルで射精したい 2スレ目
スレリンク(eroparo板)

きゃぁ!!何よバカシンジ!!やめ…や…あんっ part7
スレリンク(eva板)l50


現在進行形で廃墟化&復活のめどなし
メイド服+敬語+地下室でイジメられたい #3
スレリンク(sm板)


今度はここか・・・・

683:名無しさん@ピンキー
07/05/12 23:23:42 whnq9uNU
>>680
のるな。 RWlLLy0I = Cc8TH2jJ なんだから。


684:名無しさん@ピンキー
07/05/12 23:33:09 RWlLLy0I
事実がどうあれ件の馬鹿が投下する限り荒らされ続けるのは事実だからな
頼むから賢明な判断をしてもらいたいものだな
あいつが来ない間は平和だったという事実を忘れないでくれ

685:名無しさん@ピンキー
07/05/12 23:35:59 CViaGYCh
もう喋んないでくれる?
あぼ~んが増えると見苦しい。

686:名無しさん@ピンキー
07/05/13 00:38:55 J5kGkm4x
このスレがFA4UxRWE が原因で粘着されているというのは事実なんだから
投下したら荒らされるのが分かった以上は、スレに迷惑はかけないで欲しい
どうすればいいのかは分かるよな?


687:名無しさん@ピンキー
07/05/13 00:48:16 QFKkswLv
ここで荒らしの思うがままに職人排斥したら、それこそテロの論理で永遠に粘着されるぞ
職人に粘着すれば、そいつを追い出せるという先例を作るんだからな

688:名無しさん@ピンキー
07/05/13 00:51:51 IVYqDTxC
ここで「2chにおける多くの問題はスルーする事で解決できる」という格言を思い出すべきですよ

689:名無しさん@ピンキー
07/05/13 00:56:39 J5kGkm4x
>>687
だが、単純にFA4UxRWEが初めて現れたときに荒らしが出現し
スレが荒廃したが、コイツが去ってしばらく他の職人が投下している間は平和だったというのは事実
また、コイツが現れた瞬間荒らしが再開したというのも事実
なぜなら粘着されてるのはこのスレではなく、FA4UxRWE個人だから
一連の荒れはスレが、FA4UxRWE個人への粘着のとばっちりを受けているに過ぎない
どうすればこのスレが平和になるのかは明白

>>688
残念ながらスルーできる人間がこのスレには存在しないので、その対処法は通用しないのが分かってる
荒れる原因を排除するしかない


690:名無しさん@ピンキー
07/05/13 01:03:48 mydn+sC5
>>688

そうですね。
じゃあ、以下みんなでスルーしましょう。

無駄に反応したヤツは単発ID乙ということで。

691:名無しさん@ピンキー
07/05/13 01:08:20 TGT5Z5Vd
うんこSSかも~んなw













うんこSSまだああああああ?

















うんこっこw

692:名無しさん@ピンキー
07/05/13 01:10:51 TGT5Z5Vd
>>690
スルーしようがしまいがこっちは好きにさせてもらううんこw



















うんこS待ちきれないうんこw
















早く投下するうんこw











うんこっこw

693:名無しさん@ピンキー
07/05/13 01:17:28 J5kGkm4x


652 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2007/05/11(金) 17:57:57 5ki3at/E
過疎ってるし、荒らしもいないから出だしだけ投下しようかな?


654 名前:652 投稿日:2007/05/11(金) 21:10:19 5ki3at/E
では投下

だいたい↑の発言からも見て取れるように
単なる自己顕示欲だけは一人前な姑息な勘違い野郎だよこいつは・・・
スレに迷惑をかけておいてなんの謝罪もないのかよ
どういう神経してるんだよマジで

694:名無しさん@ピンキー
07/05/13 01:18:58 FZdQ7AZq
>>693
お前もいい加減スルーしろ

695:名無しさん@ピンキー
07/05/13 01:27:34 oOhPgIf6
うんこSSまだああああああああああああああああああw


















早く汁クズ!











うんこっこw

696:名無しさん@ピンキー
07/05/13 04:18:16 J5PcbRIn
>>689
とりあえず君がまずスルーしてみてくれ
それだけでだいぶこのスレの雰囲気が変わると思うんだ

697:名無しさん@ピンキー
07/05/13 04:40:48 7EHvBLOp
職人を排斥して平和にしても意味が無い。
職人がいなけりゃ存在価値は無い。
存在価値の無いスレが平和でも何の意味も無い。

698:名無しさん@ピンキー
07/05/13 06:26:06 w3AxE6Hp
なんか突拍子無さ過ぎてわろたw

699:名無しさん@ピンキー
07/05/13 13:42:40 ufKOLTdU
勘違いしてる人もいるようけど、>>683も言っているように、ここの粘着荒らしの人数は、一人だけだよ

ID:RWlLLy0I
ID:a1tVDkFE
ID:OacSRcL4
ID:RWlLLy0I
ID:9g2ggXCZ
ID:Cc8TH2jJ
ID:J5kGkm4x
ID:TGT5Z5Vd
ID:oOhPgIf6

全部、同一人物。あ、このIDリストはあぼーん用に使ってくださいw
たまに、複数のIDを互い違いに使って、複数いるように見せかけているけど、単にこいつの入居しているマンションか何かに固定IP制のネット接続サービスがあって、
それとは別に、自分で加入したプロバイダからのIPと使い分けているだけ

というわけで、職人さんはアホは気にせずに投下してください
前の時も、結局、無視して投下して無事に終わったので

まあ、こいつが飽きるのを待つしかないってのがウザいんだけど、これはしょうがないね

700:名無しさん@ピンキー
07/05/13 14:18:41 4AQeVP6a
>>699
ばーかw


















うんこっこw

701:名無しさん@ピンキー
07/05/13 22:14:52 GMuY5IeG
>671
GJ
巴嬢とどんな風になるのか楽しみです。続き待ってます。

702:名無しさん@ピンキー
07/05/13 22:15:26 J5kGkm4x
お話にならんな

703:652
07/05/14 04:35:56 3IFT1axR
やはり強かったな、先生は。

忠人は布団の中で今日一日のことを思い返していた。巴の母親に挨拶をし、
部屋を整理し終えると、すでに夕食の時間になっており、
帰ってきた巴の父親とは夕飯の場で忠人は顔を合わせることになった。
巴の両親の隆之と静江は共にあまり大柄ではなく、優しそうな人たちだった。
なんでも二人は、隆之が京都の大学に通っている時に、
当時高校生だった旧家の娘の静江に出会い、
隆之の大学卒業と同時に駆け落ち同然に結婚妊娠。その後に許されるという大恋愛だった、
と言う二人の馴れ初めを夕食の席で聞かされた。
二人とも若くして巴をもうけただけのことはあり、その容姿は半端なく若かった。
しかし、実際二十歳前に巴を生んだのならまだ三十半ばの歳でありその容姿にも納得がいく。
特に母親の静江は巴に年齢という布で磨きをかけたらこうなる、という姉妹でも通用しそうな容姿であった。
静江が地元を離れて何年もたつのに頑固に京都弁を使い続けているせいで、
娘の巴にも京都弁がうつった事や、巴が昔は体が弱かったために剣道はしていない事、
代わりに御茶やお花などを身に修めていること。巴の下に今年小学六年になる双子が居るが、
春休みの間は静江の実家に行って居ない事。
忠人の父は忠人には経営を学ぶために大学に進んでもらいたがっている事など
話題は尽きず楽しい夕食だった。

夕食の後すこしして、隆久と家の裏手の道場で一対一の稽古をした。
当初は小柄な隆久を忠人は多少なめていたが、稽古の中で散々に打ち込まれ、
此方の打ち込みはかわされ防がれ、体当たりで吹き飛ばそうとすると、
まるでコンクリートの壁にぶち当たったかのように此方が飛ばされる
と言うように実力の差をまざまざと見せ付けられた。
その後、一風呂浴び床についているところである。


704:652
07/05/14 04:38:18 3IFT1axR
忠人が用意されていた浴衣に身を包み、床についているこの離れは平屋で二間の座敷、
あと風呂があるだけの簡素な造りで、母屋とは屋根つきの廊下でつながっている、
その確りした造りはなぜか忠人に安心感を与えた。
通うことになる高校が四日後から始まるので、それまでに準備をしなければ成らないから
少し早いがそろそろ眠ろうかなと考えている時に襖の向こうに人の気配がした。

こんな時間に誰だと疑問に思いながら忠人は声を掛けることにした。

「誰ですか?」
「巴です。入ってもええやろか?」

巴さんが何の用だろう、一瞬忠人が考えているうちに巴は返事を待たずに襖を開けると入ってきた。

「山賀の家からお手紙預かってるんで、それに目を通していただこう思て」

そう言う巴の姿は白い浴衣姿であった。浴衣には淡く紫陽花が染め抜かれている。
巴の長い髪は束ねられ頭の後ろで丸く結われている。
その姿は昼間とは異なり忠人には女を感じさせるものだった。

「あっ、有難うございます」
「あ、もうお布団引いてはったん?」

忠人が布団から少しあせりながら身を起こしている姿を見ながら巴は言った。

「はい、明日からの準備とかを考えると早めに寝たほうがいいかと思って」
「そないなこと言わんと、少しお話ししようや、ね?」

巴は忠人の返事を待たずに布団の脇に座り込んだ。

705:652
07/05/14 04:41:26 3IFT1axR
取り留めの無い話をしながら時は過ぎる。忠人は内心のざわめきを上手く隠しながら高校のこと、
中学生活のこと、互いの話題を交互に聞いてゆく。ただ、巴は忠人の恋人がいるか執拗に聞きたがったが。
そんな中、唐突に巴が聞いてきた。

「ほんまにこの家に来たことなにも覚えてへんの?忠人君」

「はあ、すいません。来たことは覚えているんですが、
 何分四歳か五歳の頃ですからそこまではっきりとは」

「ほな、私と会った事も覚えてへんの?」

巴は少し怒ったかのように忠人ににじり寄った。

「とっ、巴さんそんなに身を乗り出さないでくださいよ」

上半身を巴に寄せられた忠人には、巴の浴衣の袷から見える肌の白さと
髪からの匂う甘いかほりは少年の下半身を直撃するのに充分だった。

「え~?なんで?」

忠人の焦った物言いに、巴は悪戯っぽく笑うと膝立ちになり更ににじり寄った。

「いや、だから、その」

「こうしたら、忠人君は思いださへんかな~」

そう言うと、巴はおもむろに身を引いていた忠人の首に手を回すと
優しく頭をその胸元に抱きこんだ。

「なあ、たっくん?うちと約束したよね」

柔らかいし、いい匂いがするし、甘くささやかれているし、
ああ頑張れ僕の理性。完全にてんぱっている忠人は、
その一言と温かさに一瞬にして過去へ記憶を飛ばした。

祖父に連れられてこの屋敷を訪ねてきた数日間、庭に面した座敷で布団の上に横になって、
庭で祖父や隆久老と稽古に励む自分を羨ましそうに見ていた幼い少女。
稽古が終わった後、竹刀で打たれた痕が痛くて庭の隅で泣いていたら
優しく今のように抱きしめてくれた女の子、
別れの時に泣きながら結婚の約束をしたその子の名が自然に口からこぼれ出た。

「ともちゃん?」

忠人の口からこぼれ出したその言葉を聞いた瞬間、
巴は目元に少し涙を滲ませながらうれしそうに微笑みながら言った。

「良かった~。うち、もしほんまに忘れられてたらどないしよう思ってたんや~」


706:652
07/05/14 04:44:01 3IFT1axR

昔の事を思い出せば後は簡単だった。布団の上に胡坐をかいた忠人の背中に
背を預けながら巴はちくちくと昔の事を忘れていた忠人を楽しそうに苛めている。
なぜか巴の口ぶりは昔のようにすこし幼く、
忠人にとっては昔を思い出す手がかりになっていた。

「ひどいな~、たっくん。うちのこと忘れてるんやもん」
「いや、だから小さかったから。ね、それに十年だよ十年」
「うちは、覚えてたよ」
「ごめんなさい」
「素直で宜しい。じゃあ、約束のことも思い出したん?」
「あ~、その、え~、けっ、結婚のことかな?」
「あ、ちゃんと思い出したんや」

嬉しそうな巴の声を聞きながら、
なぜ自分はそんな大切な事を簡単に忘れていたのだろうか、
幼い日のちょっとした約束、
男の子は日々の稽古の忙しさにあっという間に忘れていたのに、
後ろの女の子は確りとそれを大事に胸のうちに留めていた。
これが男と女の違いか、それとも単に僕が薄情なだけか。
背中から感じる彼女の体温を紛らわすために、少し現実逃避をしながら
その様な埒も無いことを考えていると、忠人はふと気がついたことがあった。

707:652
07/05/14 04:47:35 3IFT1axR
「あ、手紙。実家からの手紙ってどこ?」

少しごまかしをかねて忠人は言った。

「ふ~ん、ごまかすんや。でも、ええよ。これ読んだら、
 そないえげつないこと、もう言えななるんよ」

そう言いながら巴は肩越しに手紙をよこす。忠人は手紙の内容を読みながら
次第に頭の中が白くなって行く。手紙は昔ながらの和紙に忠直の手書きで
とんでもない事が書いてあった。

まず、忠人と巴の結婚の約束のこと。
次に忠直と隆久はその約束に便乗する形で、二人を婚約させていたこと。
もしこの十年でどちらかに好きな人が出来ていたら。
この婚約は自然に解消されていたこと。
もしこの住み込みの最初の一月のうちに忠人が約束を思い出さなかったら、
また婚約は解消であったこと。思い出した場合二人の間に結婚しない、
という合意が成立して初めて婚約は解消が可能であり、
片一方の申し立てのみでは婚約解消は不可である事などがずらずらと書かれている。
しかも最後には双方の祖父による血判まで押してある。

「どう、これでたっくん逃げられへんで。たっくんはうちのこと思い出したし、
 好きな人もおらへんみたいや、そしてうちはたっくんのことが大好きや」

そう言いながら巴は体の向きを変え、忠人を後ろから抱きしめた。

「いやいやいやいや、けど僕らはまだ十代だし。
 ね、ほらご両親の了解もいるし、結論は急がないほうが、
 ほら、ゆっくり考えることが何事も重要ですから、ね」

忠人は背に押し付けられた二つの丘の感触に焦りながらそう言うと、
巴は明るく忠人の耳元で答える。

708:652
07/05/14 04:51:28 3IFT1axR
「うちとこの両親は大丈夫や。だって、今ここへ送り出したのはお母はんやもん。
 抱きしめてもらえ、って。好きな男はんに抱きしめて貰うことが幾つの女にとっても
 一番の幸せや、って。この浴衣用意してくれはったのもお母はんやねんで」

「お、お父さんは?」

「お父はんは昔、山賀のおじい様に自分たちの結婚の時お世話になったし、
 たっくんのこと夕飯の時で気に入ったからええって」

「せ、先生は?」

「おじい様は試しと稽古をしてみて、たっくんなら大丈夫やって、
 太鼓判押してたわ。もう、たっくん、いややわ。
 そないにうちの事がいやなん?うちのこと嫌いなん?」

「いや、嫌いとか、いやとかじゃなくて、
 二人が会ったのって今日をあわせても一週間ぐらいでしょ」
「十年」

「はあ?」

「言葉にすると十年って短いけど、十年ってほんま長かったんやで。
 うちその間ずうっと待ってたんよ、たっくんが来るんを」

あの振袖は半ば見合いの意味か。しかし、確かに十年は長いよな。
うん、父さんと母さんが別れて七年だし。
あ、けど探査船カッシーニて何年前に地球を発ったんだっけ。
そんなことを緊張しながら忠人が考えていると、巴は甘えた声で小さく囁いた。

「そやからね・・・・、しよ、結婚しよ。ずうっと一緒にいよ、な?」

709:652
07/05/14 04:57:57 3IFT1axR

そう言うと、すばやく巴は忠人の正面に回りこみ、忠人の目をじっと見つめる。
胡坐をかいている忠人より、膝立ちに成った巴の顔の位置は少し高い。
巴はのしかかる様に忠人の頤に手をやり、少し忠人の顔を持ち上げると
意を決してキスをした。巴は目を瞑り必死に忠人の唇にしゃぶりつく、
その動きは稚拙で少女に何の経験も無いことを表している。
手は微かだが震えてい、その確りと瞑っている眦からは少し涙が滲んでいる。

その巴の動きを半ば呆然と身に受けていた忠人の胸中には、ある思いが湧き上がってきた。
何をやっているんだろうか僕は?十年も自分を待っていてくれた少女がいて、
その子が必死になって自分に身を捧げようとしている。
そんな状況で、なお煮え切らない自分に忠人は突然に腹が立った。
おもむろに行く場所も無く下げていた片手を巴の背に回して確りと抱きしめる。

息が続かなかったのだろうか、巴は唇を放し荒い息をしながら、
上から忠人の目をじいっと覗き込んだ。その瞳は確りと忠人の目を正面から見つめている。
巴はどもりながら恥かしそうに目から涙をぽろぽろこぼしながら
顔を真っ赤にしながら口を開いた。

「う、うちな、たっくんでな、女になりたいんよ」

710:652
07/05/14 05:01:49 3IFT1axR
唐突なその巴の言葉は忠人の心の内にあった理性最後の堤防をあっけなく押し流した。

「いいんだね?」

確認、でも、たとえここで巴が首を横に振っても、もう止まれない。
忠人は己の内に潜んでいた獣性をはっきりと自覚していた。
それは今まで自覚したことは無かったが、すでに忠人の五感をのっとり叫んでいる。
目の前の少女をお前のものにしろ、女にかえろと。

巴は涙でぐちゃぐちゃになった顔で嬉しそうに何も言わずに、
ただうなずいた。

もう一度のキス。今度は下になっている忠人が右の手のひらを巴の耳から
後ろにやりながら引き寄せるようにキス。
一度目とは違い忠人は今度は能動的に舌を巴の唇に差し入れると、
巴は少し驚いて身を一瞬堅くしたものの少しづつ忠人の舌に己の舌を絡める。
巴の呼吸が切れる前に顔を離すと二人の口の間に光る橋が出来た。

膝立ちになっていた巴の体を右手で抱きしめながら、
左手で少しづつ己の身を後ろに倒す。巴の顔の位置は少し下がり、
忠人の胸元に来ている。忠人は体を少し右に回しながら完全に倒れると
巴を布団の上に横たえた。

横になった巴は目を閉じ、じっとその身を堅くしている。
忠人はまず、そのすくんだ体を和らげることにした。
巴の頭の横に右ひじをつき、少しのしかかる様にして、
まだ少し涙が残る眦にキスをする。
自由になっている左手は巴のお腹から胸までを何度も優しく撫で摩る。
今度は軽く唇にキス。そこを起点に顔全体に満遍なくキスをしていくと。
緊張していた巴の体は段々と力が抜けてゆく。

711:652
07/05/14 05:05:09 3IFT1axR
体の強張りが抜けてきたのを見て取った忠人は、
浴衣の袷からお腹を撫でていた手を少しずつ差し入れていった。
その時巴の少し震える両手が、
少しづつ浴衣の内に入っていこうとする忠人の手を包んだ。
押し留められるかと思った忠人が、巴の顔を見ると
巴は嬉しそうに微笑み幼い口ぶりで

「なあ、たっくん。うちのことずっと大事にしてくれる?」

と聞く。その時、忠人の胸のうちにすとんと形容しがたい温かい感情が浮かんだ。
それは忠人の心のうちで寸前までは嵐のように荒れ狂っていた獣性をあっというまに鎮める。

たぶんこの温かみが愛おしいとか、そういう気持ちなんだろうな。
そう思いながら忠人は頷き、1軽く巴の少し震える唇にキスをした。


712:652
07/05/14 05:11:02 3IFT1axR
その頷きをみて巴の両のかいなの力が弱まる。
それを受けて忠人は少し片手で浴衣の袷を押し広げた。
広がったそこから見える巴の肌は部屋の白色灯の明かりを吸い取ったように白かった。
しかしその白いふくらみの上にはあるピンク色の突起はぴんと上を向き
本人の快感を強く主張して硬くなっている。

「あかんよたっくん。そないに見んといて。うちのそない大きいないから」
「そう言う意見は無視。巴、優しくするからいいね?」
「ん」

忠人が訊ねると、巴は目を瞑りながら微かに頷く。
忠人はまず首、次に鎖骨と少しづつキスでしるしをつけながら下がっていく。
次第に浴衣の袷は乱れその開きは大きくなっていく。
忠人は体を少し起こし巴の顔を見ると、巴は恥かしいのか顔を赤くしながら
目をつぶり、下唇をかんでいる。
そんな姿がやけに愛おしくて、可愛くて、
忠人は巴の頭の脇についていた右手で
巴の顔に汗で張り付いていた前髪を優しくよけてやる。
もう一方の手は巴の乳房の下の辺りから
腋の下にかけてをその頂点の突起へ向けて優しく撫でさすっていく。

次に忠人は撫で摩っているのと逆の乳房に軽く乳房に口づけをすると、
おもむろにその突起を口に含んだ。

「ひゃ」

突然の刺激に、巴があげた声を聞きながら、
忠人はまだ固さの残る乳房を口と手と舌で優しく愛撫し続ける。
そんな忠人を薄目を開けて見ていた巴は面白そうに

「んっ。なんや、あっ、そうしてるとたっくん赤ちゃんみたいやな~」

などと甘い吐息を漏らしながら、巴は両腕で忠久の頭を包みながら言うので、
忠人はわざと少し強めに乳首を唇で甘噛みする。

713:652
07/05/14 05:15:25 3IFT1axR

「あっつ、ん」
 
次第に巴のあげる吐息がさらに甘く高くなってゆく。
その頃合を見計らって乳房を愛撫していた左手を
ゆっくりとわき腹から下半身の方へ下ろしていく。
最初は浴衣の外側から太股の外側をゆっくりと撫でる。
やはり緊張しているのだろう、その太股は固く閉じられている。
その足は時間をかけてゆっくりと撫でている内にその力が抜けていく。
そのタイミングで浴衣の前から手を差し入れ
少し足の隙間を空けさせると、
忠人は自分の左足を巴の足の間に上から差し入れ閉じれないようにした。

太股の内側を優しく撫で摩るてを次第に巴の中心へ向かわせる。
すぐには直接は触らない。まずは下着の上から下腹部と一緒に上から下、
下から上へとゆっくり撫で摩る。
次第に下着を透してあふれ出てきた愛液が湿り気として感じられるようになると。
忠人は身を起こし巴の太股の間に座り込んだ。

「下、脱がせるよ?」

そう言うと下着の両側に両指を差し込み少しづつ引き下ろそうとしていくと、
巴は恥かしそうに片の腕で自分の目を覆い隠しながら言った。

「あかん、たっくん電気消して。うち恥かしい」

その、巴の様を見て、自分が経験者だからから少し焦りすぎたかと思い、
忠人は巴の言葉に従うことにした。

立ち上がり部屋の入り口にある明かりのスイッチをオフにしようと思ったとき、
微かな衣擦れの音が聞こえた。振り返ると巴は着ていた浴衣を脱ぎ、
自分の体の上に広げてその裸身を覆い隠そうとしている。

「ともちゃん、何してるの?そんなことすると電気消さないよ?」

「やぁ」

「じゃあ、それ取る?」

「やぁ」

忠人が少し内心で面白がりながら意地悪げに問うと、
巴は広がった浴衣を目の下まで引き上げると上目使いで、
まるで聞き分けの無い子供のようにふるふると頭を振りながら言った。
その姿は妙に忠人の壷にはまる。

714:652
07/05/14 05:19:44 3IFT1axR
やばい、これはこっちが完全に友ちゃんに惚れ切ってるかもしれない。
そう思うと、とりあえず忠人は電気を消し、体に引っかかっているだけになっていた浴衣を脱ぎ、
少しづつ布団の場所まで戻っていくとそこには紫陽花を身に纏った巴がいた。
浴衣の背の部分に染め抜かれた淡い青の紫陽花が、
カーテンを透して入ってくる明かりにぼうっと浮き上がり、
よりいっそうその色を明らかにしているように見える。
その下にある乳房が浴衣を持ち上げることで、
本当の紫陽花がそこにあるように見えるのだった。

忠人は、横になり浴衣で体を覆った巴のそばに片膝を突き、

「灯りは消したよ、暗いからな、もう大丈夫」

内心では、一体なにがどう大丈夫なのだと考えながら優しく声をかけた。

「んっ」

そう目をつぶって返事をすると巴は体を覆っていた浴衣を、
しっかりと握っていた手にこめた力を少し弱め、体を少し起こした。
その巴の首と肩の後ろに手を回し抱き起こすと忠人は、
するりと巴の体の後ろに身を滑り込ませた。
巴は頭と背をを忠人の胸に預けるような姿勢で確りと抱きしめられたのだった。
忠人は巴の腋の下から前に回した両手で巴の乳房を優しく摩りながら聞いた、

「安心した?部屋暗いからもういい?」

そう忠人は巴の耳元に言うが、実は忠人はかなり確りと巴が見えていた。
幼少の頃から剣の修行をしてきた忠人の目は僅かな明りでもかなりはっきりと見える。
ただ巴の体の上には浴衣があり、それのふくらみの動きしか見えないが。
そんなことは解らない巴はこくこくと頷いた。

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07/05/14 05:26:54 3IFT1axR
忠人の体温に安心したのか段々と忠人の体に体重を預けていた巴は
何か硬いものが自分の背に当たっていることに気が付いた。
それは熱く、時々びっくっと動き、まるで忠人とは別の生き物がそこにいるようだった。
巴は後ろ手でそれにそっと手を伸ばし、恐々とそれに触れると忠人は軽くうめいた。

「うっ」
「痛いん?大丈夫?」
「いや違うから、少し驚いただけだから」

忠人は巴を安心させようとそう答えながら、内心で驚いていた。
今までの彼の女性経験は一人しか居なかったが、
その女性にされた手コキに比べると、
巴がただ一瞬触れただけなのに何倍という快感が背筋を走ったので
驚いたのだった。

触られただけでこれなら、挿れたら僕は気持ちよすぎて気絶するんじゃないか?
そんなことを考えると、忠人は持たないかもしれないと思い。
身を更に起こし巴を抱き上げた。それは胡坐をかいた忠人の足の間に
巴がしりもちを付いているかのような姿勢になった。

「きゃっ」

この姿勢だと忠人より体格の小さく薄い巴は、
確りと忠人の両腕の中に抱き込まれてしまう。
巴はそれが恥かしかったのか、小さく悲鳴を上る。
その巴の右肩に後ろから顎をのせ忠人は囁いた。

「下・・・、触るよ」

返事を待たずに忠人は抱きしめていた右腕を腹から下へと滑らせる。
巴が反応する前に腹から下着のうちへ右手を差し込むと、
忠人は直接に巴の股間の亀裂に触った。

「んぃっ」

突然の刺激に驚いた巴はまるで息が止まったかのような声を喉の奥から出し、
瞬間に少し暴れたが、それは忠人の左手の拘束を解けるほどのものではなく
すぐに収まる。

忠人の触った亀裂はすでにしっとり濡れていた。
右の手のひらには下の毛の存在はあまり感じられず、
忠人は伸ばした中指の付け根辺りに確り自己主張する巴の花芯を感じる。
人差し指と薬指を使い亀裂を割り広げ、中指を更に動かし、
目的の窪みを感触だけで探し出す。

巴の両手は確りと、自分に回された忠人の左の腕を握り、
忠人の右手の指の動きに合わせてその握り締める力を変える。

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07/05/14 05:54:08 3IFT1axR
「辛いんだったら、声出していいんだよ」

忠人は巴にそう囁いたが、巴は目をつぶり、口を閉じ、忠人の腕のうちで、
かぶりを幾度も振るだけだった。
忠人は探し出した窪みを少しづつ、少しづつ中指で押し広げるように動かす。同時に親指で割れ目の上にある花芯を優しく刺激し続けた。割れ目は、どんどんと愛液を生み出し、さらに指が動きやすいようにする。

指の感触と自分の股間の我慢の聞かなさと相談しながら、
忠人は頃合を見計らっていると

「うぅぅぅぅっ」

という、巴のうめき声と共に忠人の左腕を握り締めていた両手から突然に力が抜け、
巴は体を完全に忠人に預けてきた。忠人は左腕を握り締めていた巴の両手を右手でゆっくりと外すと、
巴の体をゆっくりと布団の上に横たえる。
そして自分はゆっくりと巴の足の間に位置を移した。

巴の体を覆っていた紫陽花柄の浴衣は、もうお腹の辺りを僅かに隠すだけであったが、
半ば朦朧とした巴はそれに気が付いていないようだった。
巴の下着を両手ですばやく脱がせると、初めて巴の一番大切な場所を眼にした。
ピンク色の割れ目はほんの少しだけ口を開けテラテラと僅かな光を反射している。
下の毛は申し訳程度にその上にあるだけで、その可憐さに忠人は思わず口付けしたくなったが、
初めての子にそれはさすがに酷かと思い直した。


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07/05/14 05:57:43 3IFT1axR
自分の下着も脱ぎ去っると、忠人は巴の右足を持ち上げ軽く己の左肩に掛けるようにする。
右手は巴の足を軽く曲げさせると、自分の股間で主張している肉棒の位置を直しつつ、
すこしづつ巴の股間の割れ目に近づけた。
肉棒の先が、先ほどまで散々指で押し広げられた。窪みを見つけると。
巴はその感触に気が付いたのだろう、ゆっくりとつぶっていた目を開いて,
自分に全裸で半ばのしかかっている忠人を見つめた。

「いくよ?」

そう忠人が聞くと、巴ははにかむ様に小さく言った。

「うちのこと、ずうっと大事にしてな」

その返事を了解と取った忠人は少しづつ腰を進め、
狭い肉のトンネルを少しづつ押し広げた。

散々に指で愛撫していたおかげであろうか、
意外と痛がらずに肉棒を推し進めていくと、
その先に何かの感触があり動きを止めた。

「んっ」

「痛い?」

「ちょっとだけな」

「やめる?」

「そんなん言っても、たっくん我慢きかんやろ?」

「正解。一気に奥まで行くけど、いいね、力抜いといた方が辛くないって言うよ」

「んっ」

痛みえを我慢しながら健気にそう小さく頷いた巴が愛しくて、
そのおでこに軽くキスをした後、忠人は目で巴に合図を送り、
一気に腰を進めた。何かを突き破る感触がした後、
ついに先端はトンネルの奥底に到達すると、二人はじっと身動きをしなかった。

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07/05/14 05:59:59 3IFT1axR
巴は自分が今までに感じたことの無い感覚に混乱していた。
入ってきた瞬間は叫びたいほど痛かったが、それもじいっとしていると、
次第に収まってくる。
確かに下っ腹の中からじくじくとした痛みが生じているのは確かなのだが、
同時に何か温かいものもその近くから自分には伝わってきている。

何やろ?これ痛いけど、なんやそれだけやあらへん、
そう思いながら巴は自分のお腹に手をやると、何かが、そこには感じられた。
なんや温っかいは。これが、たっくんが入ってるってこと何やろか?
そう思うと何故か巴は嬉しくなった。

きっ、きつい。

一方で、忠人は完全に身動きが取れなくなっている。
巴の中は忠人のもう一人の女性に比べると明らかに狭かった。
また奥に届いたとはいえ、忠人の全部が入ったわけではなく、
根本に指幾本分かの余りがある。
しかしその締め付けと精神的な高揚は間違いなく忠人を追い込んでいる。

719:652
07/05/14 06:03:08 3IFT1axR
やばい、これで動いたらすぐに出そうだ。
そう思うと忠人は取り合えず、その感覚を誤魔化す為に、
視線を巴の顔へ向けて、すこし驚いた。
忠人が痛みを必死に堪えていると予想していたその顔は何故か少し微笑んでいた。
忠人はほんの少し可笑しくなって聞いてみた。

「ともちゃん、何か笑ってる?」
「嬉しいんよ、うちな今、ほんまに嬉しいんよ。ずっとな、たっくんと、
 こんな風になるの思ってたんやから、たっくんが今な、
 うちのお腹の中いるんが感じられて、なんかもう嬉しすぎて訳わからんわ」

そう言うと巴は両の腕をゆっくりと忠人の首に回して引き寄せた。
忠人は抵抗もせずに両肘を巴の頭の脇につくと、
丁度巴の顔が忠人の顔の下に来た。巴は少し顔を上げ忠人の耳に

「ね、つらいんやったら動いてもええんよ」

と恥かしそうに囁いた。

忠人は腕を少し動かして巴の頭を抱え込むようにし、
足は両膝を突いて出来るだけ巴に重さをかけないようにする。
安定した姿勢が取れるようになると忠人は少しづつ腰に動きをつけてゆく。
ゆっくり、ゆっくりとあまり大きな動きで巴に痛みを刺激しないように動く。

巴の体は忠人の体に確りと包み込まれている安心感と。
ゆっくりした腰の動きによって刺激される花芯からの刺激で、愛液をさらに分泌する。
次第ぬめりを増す巴の中は、忠人と巴の双方に影響を与えてゆく。
巴は次第に頭の中がぼうっとしてきた。下半身から背筋を伝わってあがってくる。
痺れにも似た感覚は次第に次第に、巴の思考を鈍らせ、本能をむき出しにする。
密着したことによって感じられる汗の匂い、
耳から入ってくる水溜りの中を歩いているようなピチャン、ピチャンという音。
その全てが巴に何か大事なもののように感じられた。


720:652
07/05/14 06:06:46 3IFT1axR
忠人のほうは必死である。巴を気持ち良くして上げたい気持ちと、
他に何かを考えなければ直ぐにイってしまいそうに自分が心の内で交じり合っている。
自分の下にいる巴の顔を見ると、まだ痛みがあるのだろう、
忠人の腰の動きで時々痛みに耐える為か、眉間にしわがよったりする。
巴の中にある己はまるで両手でぎゅっと握り締められてるかのようで。
腰を動かすたびに自分の腰の中から何かが抜けていくような感じがする。
次第にぬめりを増す巴の中の膣壁は時に確りと握っているかのように、
ある時は亀頭の敏感な部分を態と刺激するかのように動く。

忠人は苦痛の色が消えていく巴の顔を見て、
次第に単純だった腰の動きを大胆なものに変えてゆく。
時に浅く、時に深く、あるは回すかのような腰の動きを組み合わせて、
巴を高みに押し上げようとする。
その努力のかいか次第に巴の中では痛みよりも、
気持ちよさが大きなものになってゆく。

何やろ、これ。
どれだけ時間が経ったのか解らないが、腰からあがってくる痺れにも似た、
気持ちよさでどんどん巴の頭の中がぼうっとしていく。
ただ、体に感じられる、忠人の体温が巴を思考に繋ぎ止めていた。
自分が何処かに行ってしまうような気がした巴は、
もっとそばに居て、
そう思い今まで広げていた足を本能的に忠人の腰に巻きつけ、
抱きついている腕の力をぎゅうっと強めた。

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07/05/14 06:10:46 3IFT1axR
「と、ともちゃん・・・、出るっっっ!!」

「たっ、たっっっくん!!!」

巴の動きは忠人に止めをさした。
巴の腰の向きが微妙に変わったことと、膣壁がまるで忠人を吸い込むかのような動きをしたために、
一気に忠人は限界を超えてしまった。
腰の裏側から何かが抜けていくかのような感じと共に、
肉茎の中を精液が駆け抜けていく。

忠人が行く寸前に、ぐうっと堅さと太さを増した彼の肉棒は巴の思考も吹き飛ばした。
肉茎の鈴口から発している温かさが自分の下腹部にゆっくりと広がり、
次第に染み込んでいくかのような感じと、自分を包んでいる忠人の重さと温かさだけが
巴に己の存在を知覚させていた。

暖かい。
下腹部に広がっていたその感覚が次第に消えていくと共に、
巴の意識は浮上していった。次に感じたの自分の上にいる忠人の匂いだった。
次にその体が今まで気が付かなかったが、確りとした筋肉で作りあげらていることが見えた。

ああ、男の人なんや。
巴は初めて忠人が十年前のちっちゃな子供ではなく男であることを認識した。


722:652
07/05/14 06:13:41 3IFT1axR
このまま忠人の匂いをずうっと感じていたい気もしたが、
巴は一足飛びに幼馴染から恋人も飛び越えてこんな関係にまで至った、
経過とその中の自分の発言に気恥ずかしさを感じてしまい、
照れ隠しについ言ってしまった。

「たっくん重いよ」

「あっ、ごめん。重かった」

忠人は巴の声を聞くまで動けなかった。
巴の声で初めてを縛っていた拘束が解けたような感じがして、
慌てて巴の上から除けると、まだ少し堅さを残していた肉棒が、
ずるっと巴の中から抜け出た。

あ、出て行っちゃた。

巴は今まで自分の中に居た忠人が出て行ってしまった感じがして少しさびしくなったが、
その忠人が自分の横に横たわっているから、その喪失感を埋めるように体を摺り寄せた。

忠人はまだ腰に少し力が入らない。
腰の裏から何かが抜けていった、あの感覚は力も一緒に抜いていったな。
などと考えていると隣でまだ少し荒い息をしている巴が擦り寄ってきたのがわかった。
巴はまるで顔を見せないかのように忠人の胸板に乗せながらもあらぬ方向を見ていた。
そのそぶりがなぜか少し可愛くて忠人は思わず聞いてしまった。


723:652
07/05/14 06:16:24 3IFT1axR
「ん、ともちゃんどうしたの?」

「今な、私すっっごく恥かしいんよ」

「はあ?どうして」

「さっきまでな、私な、忠人君に逢えて嬉しくって
 ずうっとこれから一緒にいるんはどうしたらいいんかわからんくって、
 とりあえず全部言いたいこと忠人君に伝えなって思って
 この部屋にきたんよ」

「それで?」

「けどな、それいつもの私と違うんよ。
 なんであんな風に抱きついたりとか、キスしたりとか、普段の私やったら、
 あんなん絶対にしいへんのに、何でかしてしもうたんよ」

「じゃあ、こんなことして後悔しているからこっち向かないの?」

「それ違う。絶対に違う」

「じゃあどうしてこっち向かないの?」

「ちょっとな、今は恥かしくってな、忠人君の顔もともにから見られへん。
 ちょっとの間、私が落ち着くまでこのままでいてくれる?」

そう言うと巴は忠人の胸板に紅潮した頬をこすり付けた。
そんな巴の子供のような仕草が可愛くて、
忠人は巴の髪をゆっくりと指で梳いた。
巴の髪は二人が交ぐわっている間にすっかりほどけてる。
そんな忠人の指が気持ちよかったのか巴はゆっくりと眠りに落ちていった。

「巴さん?」

忠人が気が付いたときには既に巴は眠りの底に落ちきっていた。
そんな巴はすごく可愛いのだが、

「どーする?」

布団は二人の汗とかでグズグズ、
浴衣は布団の傍にくしゃくしゃになっている。
そして何より、裸で寝入ってしまっている巴本人。
忠人はもう一度口に出して言った。

「どーするよこれ?」

724:652
07/05/14 06:30:54 3IFT1axR
Epilogue


少し体が重い、踏ん張りも利かない。やはり昨夜のせいか?
朝日の中、トレーニングウェア姿で忠人は日課の素振りを離れの前の庭でしていた。
いつもとは違い、素振り用の木刀を振り下ろすと、踏ん張りが効かず、上半身が流れるのだ。
これ以上、振ってもあまり意味がないと思った忠人はそこで朝稽古を切り上げた。

季節は春とは言え、まだ明け方は酷く冷え込むこともある。
そう思ったので昨晩は重い体を引きずって、自分の荷物の中からパジャマを探し出し
裸の巴に着せ。押入れから予備の布団を出すとそれに巴をそのまま寝かした。
自分は送られてきた荷物の中に在った寝袋を使ったが、
そのためか今朝はかな早く目が覚めてしまって今に至っている。

縁側に準備しておいたペットボトルから水を一口飲んでいると、
半分寝た顔で巴が起き出して来た。

「ん~、喉渇いたー」

ともちゃん、まだやっぱり半分寝ているなと考えながら、
忠人がその姿を見ているのに気が付いた巴は

「あ~、たっくんやー」

と言いながら縁側にやってきた。

「はい、これ」

と、忠人が言ってペットボトルを渡すと、
巴は何も考えずにそのまま口を付けた。
水を飲んでいるうちに意識が覚醒してきたのだろうか。
一瞬にしてその顔が紅潮する。

「たっ、忠人君」
「はい、何ですか巴さん」
「あっ、あの私たち昨日は」
「忘れたんですか?ひどいな巴さん、いや、ともちゃん」

昔の呼び名で呼ばれたことで、一気に昨夜のことを思い出したのだろうか、
巴は襖の陰に飛び込んで、そうっと顔だけ覗かした。
そんな巴の慌てぶりが可愛くて、忠人は少し遊ぶことにした。

725:652
07/05/14 06:34:06 3IFT1axR

「たったっ忠人君、昨日は」

「ああ、巴さんあのまま寝てしまったんで、僕の服を着せました。
 少し大きいですが、裸で寝たら風邪引きますし」

「そうじゃなくって」

「ああ、お風呂なら沸かしておいたんでお先にどうぞ」

「そうじゃなくって」

「あ、水がもっと欲しいなら」

「そん何やない!!」

「ああ、約束ならちゃんと守ります。ずうっと大事にするよ、ともちゃん」

「そん・・・・?」

「聞こえなかったんですか?ならもう一度言いますよ。
 山賀忠人は、ずっと秋山巴、いやともちゃんのことを大事にします」
聞いた言葉がやっと脳に届いたのか、巴は腰が抜けたようにぺたりとそこに座り込んだ。
忠人は足に付いた泥を拭いて縁側に上がると、ゆっくりと巴に近づいて正面から巴を抱きしめて、
もう一度言った。

「ずっと大事にする」

「あっあっあっ、あのなたっくん」

「僕は返事をしましたよ」

すこし体を巴から離し、目を覗き込むように忠人は聞いた。

「ともちゃんは何て答えるの?」

答えは、たどたどしいキスだった。


726:652
07/05/14 07:18:24 3IFT1axR
以上で終わりです。
御免なさい。
もうしません。
677と701の優しさが身にしみる。


727:名無しさん@ピンキー
07/05/14 07:39:40 v1Vit83n
いや、馬鹿は無視して、またするといいと思うよ
まあ、投下宣言して時間を空けると、馬鹿が張り付いてくるらしいから、>>652みたいな事前宣言はあえてする必要はないけど

というか、677と701だけじゃなくて、馬鹿1名以外はあなたを歓迎していたんだから、変に卑屈にならないほうがいい
逆に誘い受けっぽく見えるし、馬鹿がつけあがる


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