[田村くん]竹宮ゆゆこ総合スレ[とらドラ]at EROPARO
[田村くん]竹宮ゆゆこ総合スレ[とらドラ] - 暇つぶし2ch350:名無しさん@ピンキー
07/02/22 08:16:18 4KT4SGmq
んな事したら親父の血が覚醒した竜児に殺られちゃうからヤメトキナ

351:名無しさん@ピンキー
07/02/22 09:35:55 4l0VfXXg
>>350
それいい!
オヤジの血が覚醒(・∀・)モエッ

352:名無しさん@ピンキー
07/02/22 10:58:30 bW3rW8Ow
>>350
それなんて浦飯?

353:名無しさん@ピンキー
07/02/22 17:30:11 itSwaaKY
普段の力が発揮できないときに襲われてやばい時に
白馬の王子さまよろしく助けに来るとかか、でも顔は王子でなく阿修羅。

354:名無しさん@ピンキー
07/02/22 20:25:47 UBE8ZQ2/
泰子の熟女マンコぐっちゅぐっちゅ

355:名無しさん@ピンキー
07/02/23 07:11:24 hwG2ZAPF
泰子もいいんだが相手が浮かばない。
若かりしころの父と乳を想像して書くのかな。

356:名無しさん@ピンキー
07/02/23 07:28:08 UD1Ph6lb
>>327
つ「に~づまはモデルさん ~ダーリンは三白眼~」
本スレに誤爆した人が書き込んでいないようなので代わりに書いておきますね

357:名無しさん@ピンキー
07/02/23 09:05:23 DOS6SpSt
あれ誤爆だったのかwww
いやがらせかとおもたw

358:名無しさん@ピンキー
07/02/23 20:59:41 UZBtCkfu
亜美が可愛すぎる件

359:名無しさん@ピンキー
07/02/23 22:25:31 E7DEjRjr
>>358
亜美はいいビッチ

360:名無しさん@ピンキー
07/02/24 07:06:01 6rReQiD1
ビッチ…痴話ワなだけにか。実際いいな。

361:名無しさん@ピンキー
07/02/24 11:29:07 e3iho0Lm
「に~づまはモデルさん ~ダーリンは三白眼~」に一票

362:名無しさん@ピンキー
07/02/24 11:59:34 ZbBQFw37
とりあえず期待する

363:名無しさん@ピンキー
07/02/24 23:33:43 lL+ZMeR1
是非とも松澤SSを……

364:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:35:06 +TtXvby2
ゆゆこの折り重なった腹の肉の隙間にちんこつっこみたいよな

365:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:30:03 riWVi6I7
「手乗りタイガーとの暮らし方」
~小さな恋人との、LOVE×LOVE半同棲生活~

○ STORY
主人公 "高須竜児" と "逢坂大河" は、念願の彼氏彼女に。
互いの失恋も乗り越えお隣同士だった2人は、初めての半同棲生活をスタートさせる。

目を覚ますと、台所からパンの良い匂いが漂ってくる。
お風呂はガス代節約なんて言いながら、一緒に入る。
ベットに入れば、夏なのにぴったりと彼女がくっついてくる。おかげで扇風機はかけっぱなし。
生活費は彼が頑張ってくれるので、1.5人分ぐらい。
距離が近くなった。
多分、過去最高。


でも夏はこれから、2人もこれから。


○ 製品情報
手乗りタイガーとの半同棲生活ADV
  【初回特典】
   1、手乗りタイガー成分100%ファンブック
      (手乗りタイガーとの暮らし方はもちろん、とらドラ!設定資料もあり)
   2、アレンジサウンドトラック
      (手乗りタイガーとの暮らし方の主題歌フルバージョンはもちろん
      とらドラ!主題歌アレンジバージョン2曲も収録!!)
   3、みんなで作るボイスドラマ
  原画  ヤス  シナリオ  竹宮ゆゆこ
価格 5.800円 (税込6.090円)
DVD-ROM 1枚組

366:名無しさん@ピンキー
07/02/26 01:08:51 Df+zY3tC
>>365
高速で注文した。

367:名無しさん@ピンキー
07/02/26 01:45:59 4ze+7UCW
>>365
>生活費は彼が頑張ってくれるので、1.5人分ぐらい。
やっぱり頑張ってるのは竜児か…

368:名無しさん@ピンキー
07/02/26 07:13:15 KEQ3rZwp
他の女の子バージョンも考えられそうだな

369:名無しさん@ピンキー
07/02/28 18:33:19 AMQPAl4T
はぁ…泰子の乳マジ揉みたい

370:名無しさん@ピンキー
07/02/28 22:19:48 TmpkSiLJ
>>365
ストーリーがやけに上手いんだけどw
元ネタあるの?

371:名無しさん@ピンキー
07/02/28 22:22:59 MCR+ASCI
幼なじみとの暮らし方

372:名無しさん@ピンキー
07/02/28 22:27:18 XGOhe0SH
ヒマなんで女だけどSS考えてみる。
大河×竜児でいいかな?

373:名無しさん@ピンキー
07/02/28 23:07:58 tSqbeMdH
女流SS作家とは貴ty


……ゆゆぽか! 貴様がゆゆぽか! たらスパをたーんと喰らわせてやる!

374:名無しさん@ピンキー
07/03/01 00:03:36 69kYHXak
期待してm


……大河が! 大河が攻めなのか! 竜児のナニをたーんと咥えちゃうのか!

375:名無しさん@ピンキー
07/03/01 00:59:50 /iebg89D
竜児は希代の受けキャラ。

376:名無しさん@ピンキー
07/03/01 01:02:37 Ztxaaa2N
みのりんとばかちーはともかく大河相手なら攻めにも転じれそう

377:名無しさん@ピンキー
07/03/01 02:00:09 9Hcbi/pR
>>372

     ...| ̄ ̄ | < ぜひ頂きたい。支払いはたらスパでよいかね?
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ|:::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i~^~^~^~^~^~^~


378:372 シリアスぽくてごめんなさい
07/03/01 17:39:01 zBVTSLhc
夏休みの境界線
                                      
 開け放たれた窓から、月明かりが差し込む狭い和室で、安っぽいおんぼろ扇風機が、うなりをあげて首を振っていた。
 それでも、がんばってくれている扇風機には申し訳ないけれど、じっとりと肌にまとわりつくような熱気をかき回すだけで、体感温度はちっとも下がりそうにない。
 そんな夜だった。
 時計の針は0時を回っていた。
 泰子はすでに出勤し、部屋の中には竜児と大河の二人きり。
 いい年の若者が二人きりで、電気もつけないで、ご近所様に誤解されたらどうするの、それこそ、い、犬のように発情していると思われるかもしれないじゃないの!
 と大河は内心竜児に理不尽な怒りをぶつけた。だがしかし、薄暗い部屋の中では、何かをかき回すようなぐちゅぐちゅという水っぽい音と、荒い息遣いが卑猥に響いていた。
 畳の上には栗色の髪が波打って広がり、白い明かりに照らし出されて、汗ばんだ滑らかな肌に鎮座した白い膨らみが、リズミカルに上下する。
 その頂上に飾られた桜色の突起は、きゅっと固くなって、持ち主の追い詰められた状態を表していた。
 唸り声を押し殺して、大河のきつい蕾に自分の欲望を打ちつける事に精一杯の竜児が、時折、飢えた様に、その小さな突起に吸い付くと、
 大河は苦しい息遣いの中に、可愛らしい喘ぎ声を上げた。
 それを聴いて、竜児の動きは一層激しさを増す。
 胸の上まで捲り上げられた、ウン万円するワンピースをぎゅっと握って荒い息をつく大河の頬が赤く染まっているのは、暑さだけのせいではない。
 暑いから…暑さのせいで、だから、こんな事になったのかな?
 部屋の温度にも負けない、熱っぽい頭で、大河はぼんやりとそう思った。けれど、それも一瞬の事で、大河の思考は、強い衝撃にかき乱された。
 熱く繋がった結合部で、竜児の肉棒が今までにない程膨張して、大河の中を苦しいほど一杯にして、突き立ててきたからだ。大河の頭のなかが白くスパークする。
「あっ…あうっ…ああっもぉだめええ…りゅうじぃ!!」
 好き!好きなのおっ!
 最後の一番大事な言葉は口に出せずに、大河は意識を手放したのだった。
「はぁっ…はぁっ…」
 荒い息をついて、竜児は、柔らかくなったものを引き抜いて、手近にあったティッシュを手繰り寄せた。潔癖が骨の隋まで染み付いた竜児ならではの芸当で、
 彼はそこまで、殆ど無意識でこなしていた。
 しかし、真っ白なティッシュについたねっとりとした乳白色の液体に混じって、ピンク色の筋が走っているのを見て、
 はっとしたように大河を見た。うすいぽわぽわとした茶色い繊毛に包まれた大河の蕾からは、おなじく精液がつぅっと垂れて畳に染みをつくっていたが、
 それは、ティッシュについたものよりも生生しいピンク色だった。


379:372-2 コメディ路線発動
07/03/01 17:40:53 zBVTSLhc
「す、すまん大河!お、俺としたことが!いったい!」
 あわあわと視線を四方に巡らせる竜児。
 被害者の息の根を止める為の凶器を探しているのではない。現状を把握しようと、あせりまくっているのだ。
「と、とりあえず証拠隠滅…じゃないっ大河をキレイにしないと!」
 イチゴミルク色の液体を流す大河のアソコが痛々しくて、竜児は、手際よく蒸しタオルをつくると、そっとあてがった。
「痛くないか!?」
 そしてこれ以上ない位優しく拭う。なるべく見ないようにはしているが、時折確認のため目をおとすと、
タオルをあてられてヒクヒクする大河の大事な部分が目に飛び込んできて、萎えかけていた第三の足がおっきおっきしそうになるのを竜児は殴りつけた。
「ぐおぁああああいってっ」
 その痛みに目が冴える。一人でもんどうりうっていると、いつのまに意識が戻ったのか、薄めをあけていた大河と目があった。
「あっ・・・」
 何か言わねば、と口を開いた竜児だったが、大河はその隙を与えず、ぷいっと横を向いてしまった。気のせいか、その頬が赤い。 
竜児は、暫らく迷ったが、結局かける言葉が思いつかず、黙って大河の汚れを拭うと、
ぷるっと控えめに揺れるおっぱいにずれたブラ(竜児のスキルでは外せなかった)をかぶせてやり、ワンピースを膝まで下ろしてやった。
それでも、大河はそっぽを向いて寝転がったままだった。
「あ、あのな。俺も悪いけど、でも、こうなったのは…」
 竜児がごにょごにょと呟くと、大河が鬼の形相で振り返った。 大きな瞳が三角につりあがり、ぐあっと見開かれている。
「なに!私のせいだっていうの!?」
「あ、いや、そういうわけじゃ…」
「そうよねえ。私は被害者よ。このいやらしいさかりのついた豚にレイプされた被害者!」
 そこまで言うか、と竜児も眦をつりあげかけたが、手にもったタオルについたピンク色の汚れを見て、
口を結んだ。現に、傷ついたのは大河なのだ。ここは腹をくくろう、親父じゃないが、小指もつめる覚悟で。
居住まいを正し、竜児は頭をたれた。この後自分の身に降りかかるだろうリンチの苛烈さを想像したら、小指の方が安いかもしれないと、震えながら。
「すまんっ」
 更に言い募ろうとして息を吸い込んでいた大河だったが、そのまま唇をかみ締めた。
「なっ…なによっ謝るなんて!…っもういい!帰る!」
「えっ!?」
 てっきり目も鼻もわからないほどぼっこぼこに殴られるだろうと思っていただけに、驚

380:372-3
07/03/01 17:42:20 zBVTSLhc
いて顔を上げた竜児だったが、目に飛び込んできたのは、立ち上がろうとして、ぎこちなく倒れた大河の姿だった。慌てて抱き起こすと、大河はぎゅっと目をつぶる。しかし、そんな事では、あふれ出る涙をごまかす事はできなかった。
「うっうぇっ…うええええ~ん」
「すまない。俺は、どんな償いでもするから。忘れることなんてできないかもしれないが・…」
「イヤイヤイヤ、そんなのイヤッ」
 力なく竜児の胸板を叩く大河を、竜児は優しく抱きしめた。かける言葉も思いつかずに、暫らくそうしていると、大河の泣き声は、すすり泣きに変わっていった。
「うっうっうっ…」
「ほんとにすまない。今夜の事は、絶対、誰にも口外しないし…」
「竜児」
 ふいに、大河は竜児の胸から顔を離し、その宝石のような瞳で、じっと竜児を見上げた。今はなきはれて赤い目は、さしずめルビーといったところか…
なんて現実離れした考えで現実逃避していた竜児だったが、次の言葉に耳を疑った。
「気持ちよくなかった?」
 下半身直撃。
「あ、ぅ、え、いゃは」
「うれしくなかった?」
「そ、それは…」
 お風呂上り、タオル一枚巻きつけた姿の自分の膝の上に、美少女が枕代わりに頭をのせてきて、さらに股間の一物にそっと手を伸ばしてきたりしたら、
おっ起つなというほうがムリだし、それなんてエロゲ?な状況にワクテカして興奮しない男がいたら知りたいっていうか。
 更に、勢いあまって振りほどいた瞬間に、二人でもつれて倒れたところ、そっと目を閉じられたらキスしないわけにいかないっていうか。
 思いあまってのばした手が小さな膨らみを揉みしだいたところ、さくらんぼみたいな唇から、「あふっ」なんて官能的な声が漏れたら、もう生で拝みたくなるって言うか。
 太腿の柔らかさを堪能していて、うっかり触ったパンティーが、湿っていたら、もうその中をクチュクチュいじりたおしたくなるっていうか。
 ていうか気持ちよかった。きつい大河の蕾に、ぎりぎりまで猛った肉棒を押し込んだ瞬間、潤んだ熱い肉壁にそれを擦りつけた瞬間、
それはまさにカルチャーショックというか。こんな素晴らしい気持ちいい事がこの世にあったのかというかんじで、理性もなにもかも完全に吹っ飛んでしまったのだ。
そう、理性が吹っ飛んでしまったせいで、竜児は大事な事を忘れていた。避妊具の使用だ。
 一人で赤くなったり青くなったりで汗をかいたりしている竜児だったが、大河はつと目

381:名無しさん@ピンキー
07/03/01 17:43:03 zBVTSLhc
線を落とすと、呟いた。
「みのりんの、次でもいい」
「え?」
「今はみのりんの次でもいいの!でも、私の事好きになってよ!ばか!それ位気づきなさいよ!
好きでもない男の、あんな、あんな、あんな汚らしい棒、舐められるわけないじゃないのーーーーーーーーーーっ」
 そう叫ぶと、大河は、今度こそ部屋から飛び出していってしまった。さすが野生の王者。破瓜の痛みも気力で吹き飛ばすといった所か。
いや、そんな事考えている場合じゃねえだろ。竜児は首をふった。
「さ、誘い受け?」
 だったのか?やっぱり、大河なりに誘ってたのか?そして、その手の上で転がされ、思惑にはまってしまった自分に、竜児は呆然とした。
 夏休みも終わり、新学期の午前1時。色んな意味で、竜児は新しい学校生活を送れそうだ。ミノリとの距離が縮まったように思ってわくわくしていた新学期だが、
どうやら、今まで以上にそう単純にはいきそうもないらしい。
 


382:名無しさん@ピンキー
07/03/01 17:43:50 zBVTSLhc
さーせんorz ↑は372-4です。

383:名無しさん@ピンキー
07/03/01 18:02:54 YNYpE1+X
>>382
リアルタイムで見れた。


つたらスパ

384:名無しさん@ピンキー
07/03/01 18:05:02 zBVTSLhc
>>383
おいしくいただきます

たらスパ⊂

385:名無しさん@ピンキー
07/03/01 18:06:45 uc1a82vE
>>382
マジ感動した。気に入った家に来てたらスパをファックしていいぞ。

386:名無しさん@ピンキー
07/03/01 19:05:05 TQNSimLP
>>382
これはたらスパをおごるしかないかもわからんね

387:372
07/03/01 19:52:48 zBVTSLhc
たらスパをふぁっくするイチモツがないのが残念ですが
初SS投下でセクロスシーンも初めて書いたので非常に至らない点もあったかとおもいますが
やさしくたらスパにまみれさせてもらい感激です。
ありがとございました☆
機会があれば亜美VS大河でオナヌ対決とか考えてます。
すいません。失礼しました。

388:名無しさん@ピンキー
07/03/01 20:48:26 n+GkwlGk
誘い受けに吹いたwww
最高だ!!

さあ、腹がゆゆぽになるまで堪能して次回作に取りかかってくれw
つ たらスパ&ゆゆぽ丼セット特盛

389:名無しさん@ピンキー
07/03/01 22:44:40 ZRujyGUV
えろぱろすれでおっきおっき

390:名無しさん@ピンキー
07/03/01 23:59:10 9Hcbi/pR
>>378-382 384 387

つたらスパ特盛り
GJ,GJ

     ...| ̄ ̄ | < 堪能させて頂いた。すばらしい
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ|:::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i~^~^~^~^~^~^~


391:名無しさん@ピンキー
07/03/02 01:02:44 FOOS4azp
>>372
初ssでここまで書けるのかよ……。
やりおるわwとりあえずGJ!!!!

392:名無しさん@ピンキー
07/03/02 11:14:31 /kF/DFyM
>>391
紛らわしい書き方してごめんなさい。
初SSでなく初投下です!

ついでに次SS投下します。夏休みあけて数日後の設定。
亜美のほうも詳しくかこうとおもったんですけど
長くなりすぎるとおもったんで割愛しました。
これにてまたいったん読者に戻りますので。

たらすぱさしいれてくださったかたまじありがとございます!

393:392-1(372続き)
07/03/02 11:19:35 /kF/DFyM
 高く遠く青く澄んだ空は、秋の気配を存分に予感させた。スチールの枠に切り取られた
四角い空を、季節をフライングした蜻蛉が、ゆったりと横切る事もある。
そんな小春日和も麗らかな昼休み。竜児は、流れる雲を目で追いながら、
満腹で膨らんだ腹をさすりさすり、ゆったりと午後の授業に向けての鋭気を養っていた。
 遠く、廊下側から、こだまのように悲鳴が響いてくるまでは。
 行く先々で生徒達を怯えさせ、悲鳴と恐怖を撒き散らす存在は、この学校には一人しかいない。
 ズバシッ
 ドアが吹っ飛ぶかと思われる力加減で開かれ、そこに姿を現したのは、
顔を真っ赤にゆだたせた、栗色の髪も豊かな、小柄な美少女。
手乗りタイガーこと逢坂大河そのひとであった。
「おうっ…遅かったな。もう授業始まるぞ。ホラ、お前の分の弁当。さっさと食えよ」
 声を掛けたくない。そんな思いを振り切って、クラス内の冷え切り固まった空気にメスを入れるべく、
竜児は血を吐く思いで喉を振り絞り空気をはいた。ギンッっと、目だけそちらにむけ、無言で、
大河は竜児の隣に腰をおろした。
 ちなみに、いつも一緒に弁当を食べている裸族とみのりは、食べ終わると、役員会だの部長会だのと
慌しく教室を飛び出していってしまったままだ。昼休みが始まるとともに、大河と姿を消した亜美も、
まだ戻ってきてはいなかった。そうだ、二人は一緒に出て行ったはずなのだ。なのに、戻ってきたのは大河一人。
 川嶋はどうしたんだ――――。
 建築現場のブルドーザーのように、竜児お手製のたらこ入り焼きうどんを掻き込む大河に、
そう問いかけようとした竜児だったが、その鬼気迫る横顔から、小さな全身から、
ハナシカケルナ。アタシニカカワンナ。そう殺気―いや、信号が発せられているのを受け取り、
しゅんと押し黙るのだった。

 思えば、あれは真夏の夜の夢だったのだろうか。

 びくびくして様子を伺って過ごしていた竜児だったが、思ったような報復は訪れずに、
新学期というレールにのり、毎日は平穏に滑り出していた。
 教室の喧騒から意識を逃し、竜児は虚空へと視線をさ迷わせた。
その両手は、無意識のうちにおわんの形を形作り、やわやわっと空中で怪しげな動きをした。
夏休みの最後の夜、泰子のいない狭苦しい和室で、竜児と大河はうれしはずかしも結ばれたのだった。
その時は、無理にずらされたレースのブラに押し出されるようにして、
なまめかしく月明かりに浮かび上がった小さな白いふくらみを、こう、竜児が包み込むようにして
感触を楽しむと、バラの花びらのような唇から、可愛らしいあえぎ声が。
「ひうっ」
 そう、丁度今みたいなかんじで。
 ばっっと竜児は右45度に振り向いた。と、丁度食べ終わった弁当を包みなおしていたらしい大河と、
目があった。その顔は脂汗がじっとりで青ざめていた。しかしその目は陰鬱に半分閉じられており、
体より立ち上る並々ならぬ殺気が、他者の介入は歓迎しない旨を伝えていた。
 今のは聞き間違いだったのだろうか。
 首をかしげる竜児だったが、五時間目の予鈴が鳴ると、そんな疑問は頭から消え去ってしまっていた。
「おう、やばい。みんなもういねーじゃねーか。北村と櫛枝まで、さっさと行っちまいやがって。おい、大河、
次は体育だぞ、さっさと体育館に行こうぜ」
 気づけば、大河の触れれば血が噴出しそうに剣呑な殺気に恐れをなしたクラスメイトたちは、
次の授業が体育館であることをこれ幸いと、一人のこらず姿を消していた。気づいた竜児も、
廊下に並んだロッカーに飛びつくと、体操着をつかんだ。そしてロッカーを閉めて、さあ体育館へ!
という段階になって、いつもなら一歩前にいるはずの、小さな背中が見当たらない事に気づいた。
きょろきょろと周りを見渡せば、ガラス越しに、まだ教室内で立ち尽くしている大河の姿が目に入った。
「なにやってんだ。遅れるぞ!」
 近づいて、手を取ろうとした竜児だったが、大河は両手を胸の前で握り、イヤイヤをする。
「あ、あのなー。もしかして、今になって、この間の件の仕返しをしたくなったのかもしれんが、
どうせならもうちょっと時と場所を選んで…」
「ばかっそんなんじゃないっ」

394:392-2
07/03/02 11:22:31 /kF/DFyM
竜児の言葉を遮って、そう叫ぶと、大河は弱弱しく、床に尻餅をついた。
「私の事は放っておいて!あんたはさっさと行けばいいじゃないの!ばかちーがまってるんじゃないの!?
毎日、毎日、いちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいyたいyたいや」
「あ!?なんだって!?ちょっとまて。それは聞き捨てならないぞ。
俺は川嶋といちゃいちゃしたことなんて、一度も」
 そこまでいって、竜児は口ごもった。ない、とは言い切れない。
いや、望んでそうなったわけではないが、亜美に押し倒されたり、それを目撃されたりだけでなく、
今学期にはいってから、やたらと亜美は竜児にちょっかいをかけてくるのだ。
お陰で胸をもむだのスカートをめくるだののわいせつ事件の冤罪をかけられている。
 それもどうやら嫌がらせなのかわざと仕組まれているようなかんじで、大河の目の前で、
そういう事件がよく起こる。
「口ごもったわね。そうね。あるのね。あるわよね。あるっ!わたしはなんどもみたっ」
「いや、でもそれは、不可抗力で」
「私の、大切なものを――ふぇっ」
 激情に身を任せて、ついに竜児の痛い部分をえぐろうとした大河だったが、
ふいにぶるっと身をふるわせて、黙り込んだ。なんだか、さっきは青かった顔が、
今度は薄っすら上気してみえた。
「大丈夫か?おまえ、まじで具合わるいんじゃ…」
 再度手を伸ばした竜児だったが、大河は、かみつくようにほえた。
「さわるなっ!さわるなったらさわるな!」
 竜児は、そういってうつむいた大河を、放って先にいけるような男ではなかった。
強引に大河の膝裏と背中に腕を回し、抱き上げたのだ。
「意地張ってるばあいじゃねーだろ!保健室いくからな」
 一応そう断って、表情を伺うが、唇をかみ締めた大河は、顔をあげなかった。
それを肯定と受け取り、竜児はとっとと歩き出した。
「りゅうじ…竜児っ」
「うぉあっ」
 かぼそい声を、聞き逃していた竜児は、突然胸倉を掴まれて、危うくこけそうになる。
「保健室はっいきたくないっ」
「なに?わがままいうな」
「いいのっ原因は、わかってるんだから。それより、どこか誰もいないとこにつれてきなさい!すぐに!」
 おかしな注文だったが、真っ赤な顔でウンウンうなっている本人がそう言っているのだ。
無碍に断るわけにもいくまい。迷った末、竜児は、使われていないパソコン室に入り込んだ。
ここなら床が絨毯だし、同じ職員・特別教室棟にある保健室も近い。二人は、一応戸口からは死角の、
窓際の隅に陣取った。
 我ながらいい案だ、と自画自賛しつつ、竜児は上着を脱ぎ、小さくたたんで大河サイズの枕をつくった。
「ほら、ここに横になれ」
「あ、うん…」
 竜児が枕をつくっているあいだ、壁にもたれかかっていた大河は、そう言われて身を起こし、
そして何をおもったのか、竜児の肩にしがみついた。
「なんだ。一人じゃ横になれないのか?」
「ちがぅ」
「?大河、お前さっきからまじで変だぞ」
 しかし、ついに答えは返ってこなくなった。代わりに、荒い息遣いが、シンとした教室内に響いた。
「熱でもあるんじゃ…」
 竜児は呟きながら(答えが返ってこないので、もはや独り言をいうしかなかった)、
大河の額に手を伸ばした。
「そんなのっ…ないっ…うっ…はふうっ」
 言いながら、大河は、ぐりぐりと形のいい額を、竜児の肩におしつけてきた。
ぎゅっとしがみつきすぎて、竜児の左の太股に、またがるような体勢になっていた。
「あうううっだめっ…もうだめかもぉ」
 大河は、ぎゅっと目をつぶり、しきりに首をふった。
「え!?」
 なにが?とチンプンカンプンな竜児は、ふいに、太ももの違和感に気づいた。
じっとりとあせばんだ、おそらくは大河のショーツの辺に、ヴヴヴヴ、と、小さな振動と、しこりがあった。
「大河、なんか」


395:名無しさん@ピンキー
07/03/02 11:23:30 xyx4uEa+
GJ。えかった。

つたらスパ

396:名無しさん@ピンキー
07/03/02 11:29:11 xyx4uEa+
ああああ、邪魔しちまってスマネー。
>>395
は、
>>372
で。 リロードしろよ俺。消えるわ。

397:名無しさん@ピンキー
07/03/02 11:29:38 /kF/DFyM
 ある。と続けたかったが、その唇は、言葉を発する事はできなかった。
野生の王者にかみつかれて、貪られていたからだ。
体全部を竜児に押し付けるようにして、大河は竜児の唇を、舌を吸い尽くした。
クチュ、と、音をたてて、唇がはなれた時には、竜児の理性が切れる音が、
教室内に響いたとか響かなかったとか。
「たっ大河っいいんだな!?それは、誘ってるんだな!?」
 いちいち答えなんてきいちゃいなかったが、竜児は襟元を緩めると、
押し倒した大河の唇に噛み付いた。小さな柔らかい舌を、唇を蹂躙すると、
それだけで下半身の一点に、熱が収束していく。
 唇を離す事も惜しく感じられ、竜児は大河の唇を吸ったまま、
両手でブレザーを、ブラウスの前を開いていった。
 そしてご開帳。
 ミルクプリンのような二つの丘が、ぷるんっと竜児を出迎えてくれた。
「おっ…おおっ」
 竜児が、ぷるぷると手を震わせながら、その二つのまろやかな丘を包み込もうとした。しかし。
その手を、細い白い手が押しとどめた。
「竜児。私のことが、好きなのね!?このおっぱいに、触りたくて触りたくて、しょうがないのね、
全く、犬の分際でっ」
「おっ…おおっ!?」
 頭の回転が通常の120倍。つまり焼ききれていた竜児は、肯定とも否定ともとれるうめきごえをもらした。
「ならいいわよ。しょうがないからっ…触らせてあげるっ…うんっ」
 最後のあえぎ声は、竜児の手が、ぽよーんと、乳房を包み込んだためだ。途端。
「あっ…きもち…いぃ…はあぁぁあッ」
 竜児がもみもみのもの字ほども手を動かす前に、
大河は身をよじって竜児の手から逃れると、体を小さく丸め、がくがくと体を痙攣させた。
「えっ…」
 竜児が事態を飲み込めずにいると、大河が、ゆっくりと身を起こした。
そして、スカートの中に手を突っ込み、何かをひきずりだした。
その手には、ぬらぬらと光る、丸いプラスチックのようなものが握られていた。
「こいつ…ただのオモチャだとおもってなめてたら、案外、手ごわかったわ…」
「手ごわかったっていうか、負けっ完全にあなたの負けよっ逢坂大河っ」
 大河の独り言のような言葉に、突然、亜美の返事が大きく響き渡った。
大河は、懐から携帯電話を取り出す。どうやらずっと通話ONになっていたらしい。
亜美の声は、聞き取り口から響いていた。
「フン、ほんと、ばかちーはばかね!!きいたでしょ。竜児は、私の事が好きなんだってさ!
あーほんと、私は別になんとも思ってないんだけど。あんなふうに強引に言われたら、
少しは相手してやらなくちゃかわいそうじゃない」
「はっ!?なにいってんのっ。ローターいれて一時間、
一時間もたずにイッたら高須きゅんに手出しするのはやめるってさっき宣言してたじゃん!」
「そんなの無効。当の本人が、みのりんでもなく、アンタでもなく、わ・た・しを、選んだんだから」
 まだ亜美のほうは話たりないようだったが、大河は無情にも通話OFFのボタンを押した。
 イマイチ話しが飲み込めないが、二人は、昼休みのあいだに、自分を巡る賭けらしきものをしたらしい。
そして、今、よくわからないがその決着が。
「ついたのか…?」
 竜児は、知らず知らず、そう呟いていた。
「そ、そう。そうだわ。ばかちーをやっつけられたご褒美。少しくらい、その、触ってもいい」
 竜児がはだけさせた制服の胸を隠していた腕をそっとずらして、ちいさなさくらんぼをのぞかせると、
大河は顔を赤くしてうつむいた。亜美のあの剣幕では、すぐさまここを探し当て乗り込んでくるかもしれない。
だが。
「い、いただきます」
 少しでも、触れていたくて、竜児は、大河の細いからだを押し倒した。
「ばかっなにそれ!ちょームードないっ」
 竜児のあたまをどかすか殴っていた大河も、そのさくらんぼを舌でヌルヌルに熟される頃には、
その背中をぎゅっと抱きしめていたのだった。

398:名無しさん@ピンキー
07/03/02 11:31:43 /kF/DFyM
>>395
いいんだよwなんか行の改行するのが思ったより面倒で
てまどっちゃったからw
わたしもコピペおわったから消えるよw

399:名無しさん@ピンキー
07/03/03 01:50:12 S1E6SbwF
GJ………待て、オイ待て、いやさ待ってください。
ここで終わりなのか? な、生殺し! 生殺しなのか!!
邪神じゃ、このスレッドに邪神がいらっしゃるぞ!!
これじゃあwktkしてるしかないじゃないか!!

400:名無しさん@ピンキー
07/03/03 04:09:39 DQC1sSAf
wktkするなぁぁぁぁぁっ! >>399――――ッ! 全ては邪神の謀略だっ!

401:名無しさん@ピンキー
07/03/03 07:57:05 6sNNHlFW
>>398
全裸で正座しながらたらスパをファックしつつ続きを所望しますよGJ

402:名無しさん@ピンキー
07/03/03 09:49:59 enkirMA1
>>398
GJ、続きを所望します。
支払いはたらスパ+からあげで

403:名無しさん@ピンキー
07/03/03 20:35:09 lhkqcS5R
今なら手数料としてチューブの内側についたたらこまで絞り出してあげようではないか

404:名無しさん@ピンキー
07/03/03 22:22:41 pT39DTzS
みんな>>398を「ゆゆぽ体型」にしようとしてるだろ。

405:名無しさん@ピンキー
07/03/04 02:16:41 maYEyluj
職人待ちアゲ

406:名無しさん@ピンキー
07/03/06 01:39:16 +L29cHxx
>>400

⇒wktkする
 wktkしない

407:名無しさん@ピンキー
07/03/06 01:54:41 AfgNBG7A
あみたんはぁはぁ

408:名無しさん@ピンキー
07/03/06 14:43:59 71sLsn8y
>>400

実乃梨 「行くぜ大河!」
タイガ 「へい、みのりん! リーリー!」
実乃梨 「オッケー大河! リーリー!」
実乃梨&タイガ 「光射す世界に、汝ら(ry

409:名無しさん@ピンキー
07/03/07 15:39:48 zQMXnD/n
田村雪子と農耕ファックしたい

410:名無しさん@ピンキー
07/03/07 23:03:34 fg8YOAYL
既に高浦に押し倒されています。
諦めてください。

411:名無しさん@ピンキー
07/03/08 06:28:59 chmHOmKg
秘密メランコリーの語り手も結構好きだ。
松澤とのレズプレイ…

412:名無しさん@ピンキー
07/03/08 09:20:47 cMp0FgqH
投下するのは抜ける話じゃないと駄目ですかね?
ちょっとHなラブコメ位のが読みたいんですが

413:名無しさん@ピンキー
07/03/08 17:31:40 ngiQhUAe
エロパロ&「文章」創作板、というくらいだしエロじゃなくても全く構わないと思う。
気になるなら最初にエロ無し、とか恋愛もの、とかギャグものとか書いとけばいいわけだし。

ただ、ここだと18歳未満の人が来れないわけだし、より多くの人に見てもらいたい場合、自分のホームページとかにも一緒に公開しといても

……普通に18歳未満の人がいるのは秘密だ。

414:名無しさん@ピンキー
07/03/08 21:15:00 BDP+ki6R
実際このスレでもエロ無しSSが投下されてるし、全く問題ない。
エロの有る無しより面白いかどうかのほうが重要だと思うけどな。

415:名無しさん@ピンキー
07/03/09 02:02:43 sk6udA0q
虫を振りほどくのはスティックじゃなくてボタン連打にしてほしかったな
せっかく振りほどいても、復活した虫に再突撃して延々ハメとかストレスでしかない
二時間はがんばった俺を褒めてほしいね

416:名無しさん@ピンキー
07/03/09 08:05:36 LN4MhcAL
>>415
sneg?
ワロタ。褒めてやる。

417:名無しさん@ピンキー
07/03/09 21:35:40 vcS375Rl
>>278の続きまだかな~。

418:名無しさん@ピンキー
07/03/09 02:02:43 sk6udA0q
虫を振りほどくのはスティックじゃなくてボタン連打にしてほしかったな
せっかく振りほどいても、復活した虫に再突撃して延々ハメとかストレスでしかない
二時間はがんばった俺を褒めてほしいね

419:名無しさん@ピンキー
07/03/09 08:05:36 LN4MhcAL
>>415
sneg?
ワロタ。褒めてやる。

420:名無しさん@ピンキー
07/03/09 21:35:40 vcS375Rl
>>278の続きまだかな~。

421:闔�を使いながら田村くんを想って弄くっているに違いない。 田村くんに会えないのは相馬の比じゃないからな。



422:名無しさん@ピンキー
07/03/10 23:39:40 pSEVJ6V5
>>421
あまりにもオナりすぎて自分で膜破ってしまって「ごめん…田村くん」とかなるわけか

423:名無しさん@ピンキー
07/03/11 00:03:52 Z5iexPZ/
松澤も相馬も性的な知識皆無で身体を持て余していると思うんだ。
伊欧は知っているけど不潔なので何も出来ず性欲を持て余す

424:名無しさん@ピンキー
07/03/11 00:50:00 b9/kAjVJ
いおはボーイズラブ小説でオナりまくりだろ

425:相馬とお勉強(前編) 1/6
07/03/11 16:28:03 GUMThkzc
「来週は期末試験だ。40点以下だった者には追試と宿題を課すから、そのつもりでいるように」
そんな捨て台詞を残して退出する数学教師。
ぬぬぬぬぬ……困った、これは困ってしまったぞ。
前回のテストでは何とか赤点を免れたものの、かなり危うい点数だったので
今回はもしかしたら追試と宿題の二連荘を食らってしまうかもしれないのである。
松澤よ、お前は遠い地で何を思っているのだろうか。
頭の良いお前ならば、テストなどという地球人の苦行など物ともしないはずであろうに。

休み時間。
「なあ、田村……」
「ええい、今の俺に話しかけるな!俺は今、猛烈に数学の勉強をするべく燃えているのだ!」
話しかけてきた小森と橋本を鋼鉄の意志で追い払う。
勇んで授業の要点を復習すべく、ノートを開いたものの、
「読めねえ……」
何ですかこれは?これが俺のノートだったのか?
字が汚い上に、要点を絞らず書き散らしているせいでひどく分かりにくい。
おまけにノートの端のほうには北条時宗の似顔絵がしっかりと鎮座しているのだ。
おお、俺って意外と絵が上手だったんだなあ……と感慨に耽っていると、
「田村、どうしたの?さっきからノート見てウンウン唸って」
「うおっ!!」
突然俺の顔を覗き込んできた相馬。顔が近すぎですよ。
いかん、これは心臓に悪い。慌てて離れたものの、まだ心臓がバクバクいっている。
「顔も赤くなってきてるし……体調でも悪いの?」
ばかやろう、俺だって男だぞ。これは男の正常な生理現象なのだ。
……と相馬に言う度胸もないので、この場はこっそり心の奥底にとどめておいたのだけど。

426:相馬とお勉強(前編) 2/6
07/03/11 16:30:08 GUMThkzc
「ふーん……数学で赤点取りそうだったから勉強しようとしたけど、
 全然分からなくて困って悩んでウンウン唸っていた、と」
微妙に違うが流しておく。断じて俺は全然わからないほどバカではない。
「じゃ、じゃあ……」
そう言うと途端にもじもじしだした相馬。
おいおい、今度はお前の顔が赤くなってきているではないか。
「あのね、田村、だったら一緒に勉強しない?」

一緒に『勉強』……?
ああ、松澤さま。雪貞は一瞬淫らな想像をしてしまいました。
こんな不誠実な私をどうか許してください。
「ねえ、どうかな……?」
とはいえこの状況では相馬の誘いは天の助けだ。
なにせ相馬は不登校の身でありながらこの高校を一発合格した女である。
一緒に勉強するだけでは浮気にも当たるまいと自分に言い訳して、
相馬の誘いを快諾することにした。
「じゃあ、あたしの家でやらない?なるべく早いほうがいいし、今日とか……ヒマ?」
「お、おう、ヒ、ヒマだぞ……」
「そう、よかった……あ、授業始まるみたいだからまた後でね……」

とっさのことで気が動転して何も考えずにOKしてしまったが……
よく考えると、俺は相馬の家にお呼ばれされてしまったようだ。
女の子の部屋に招待される。ああ、なんて甘美なシチュエーションなのだろう。
もしや、「あのね、今日、うちの両親いないんだ……」などという裏設定があるのではないだろうか……
いやいやいかん、俺には松澤がいる。
先ほど一緒に勉強するだけなら浮気ではないと自分に言い訳したのではなかったか。
―松澤よ、これくらいなら……本当に大丈夫だよな?

427:相馬とお勉強(前編) 3/6
07/03/11 16:32:11 GUMThkzc
さてさて、運命の放課後。この掃除が終われば俺は相馬のお家にご招待だ。
それを思うと今から緊張してしまって、授業も何も頭に入るものではなかったのだ。
ああ、落ち着け俺。とりあえず紅茶でも飲んで気を静めようじゃないか。
自販機で紅茶を買って飲んでいたところ、後ろから俺の肩を叩く小森。
「なあ、田村。この後相馬さんと一緒にお勉強なんだろ?」
「な……何故そのことを!お前もスパイだったのか!」
恐ろしい奴め。今俺が思い悩んでいた事を的確に指摘するとは。
「いやいや、さっき教室で話してたじゃん。で、結局相馬さんとはどこまでいったんだ?」
ドコマデイッタンダ。
ああ、それなりに行きましたよ。ゲーセンとか、本屋とか、カラオケボックスとか……
でもゲーセンとカラオケは相馬が嫌がって結局入らなかったけどな……
「とぼけるなって田村ちゃん。どうなの?もうやっちゃったの?」
「……なんて下世話なことを聞くのだ!橋本よ、お前も言ってやれ!
 眼鏡キャラはこういうときは暴走する茶髪男をたしなめる役のはずだ!」
そう言って橋本に最後の望みを託すものの、
「田村、相馬さんとはもうやっちゃったのか?」
……橋本、お前もか。
ええい、そもそも俺と相馬は付き合ってなどいないのだ。
だいいち俺には遠距離恋愛中の松澤小巻という可愛い彼女がいる。
そのことを両人に理解して頂くべく説明申し上げたものの、
「でも田村、毎日相馬さんに愛妻弁当作ってもらってるじゃん」
あれは相馬が作りたいと言って、断る理由も無いから貰っているのだ。
「その割に俺らが分けてくれって言っても全然分けてくれないじゃん」
頼んでいないとはいえ相馬がせっかく作ってくれたのだ、粗末にするわけにはいかないだろう?
「今日だって相馬さんの家に誘われたんだろ?」
あれは……そう、ただ一緒に勉強するだけだ。やましいことなど何もないぞ?

428:相馬とお勉強(前編) 4/6
07/03/11 16:34:14 GUMThkzc
「ふーん、そっか……。分かった、田村って今流行のツンデレってやつだろ」
「おお、さすがはしもっちゃん、冴えてるじゃん」
お、俺がツンデレですと?
「ツンデレ男とツンドラ女王……。うーん、考えてみると相性ぴったりだなあ」
「待て、何度も言うけど俺にはちゃんと彼女がいるのであってだな……」
そして勝手に人をツンデレと属性付けしてくれるな、橋本よ。
「なあ田村、結局はその中学時代の彼女に操を立ててるだけで、相馬さんのことが嫌いなわけじゃないんだろ?
 あんな綺麗な子に好かれて何が不満なんだ?男なら誰もが羨む状況じゃないか」
「そうそう、絶対相馬さん田村のこと好きなんだって。男なら押し倒しちゃえよ」
相馬に好かれて不満なことなどあるはずもない。むしろ男としては非常に幸福なのだ。
それに小森に言われるまでもなく、相馬が俺に好意を持っているのは百も承知だ。
そう、忘れもしない、あの悪の権化に無理やり俺の純潔を奪われたあの雨の日。
……やめておこう。思い出すと変な気分になってしまいそうだ。
「とにかく、家に呼ぶってことは相馬さんも勝負かけてくるってことだろ?
 もし上手いこといったら報告よろしく!」
俺のピュアハートをかき乱すだけかき乱して去っていく小森と橋本。
人のことを言う前に自分のことを考えやがれ。いっそお前ら二人で付き合ってしまえ。

429:相馬とお勉強(前編) 5/6
07/03/11 16:36:19 GUMThkzc
「田村、おそ~い。ずっと待ってたんだから」
教室に帰るなりちょっと拗ねた顔で文句を言ってくる相馬。
拗ねた顔も可愛いじゃないか、と不覚にもドキッとしてしまう。
いかんいかん、これも全て小森と橋本が変なことを言ったせいだ。
とにかくこんな姿を相馬に悟られてはいけない。できるだけ平静を装って、
「悪い、ちょっと小森と橋本にひっかかって」
「まあいいけど。じゃあ、帰ろっか。田村は歩きだよね。また自転車の後ろに乗る?」
いやいや、それはさすがに俺の良心が許さない。
あの時は(相馬のせいで)足を捻挫していたし、そのせいで悪の権化と認識していたこともあって
罪悪感無く相馬を肉体労働の懲罰にかけることができたのだが、
相馬を一人の女の子として意識してしまった今となってはそんなことはできやしない。
結局俺が自転車を漕ぎ、相馬が後ろに乗ることになったのだが、
どうやら相馬は後ろに乗った経験が無いらしく、怖がって必要以上に体を押し付けてくる。
段差を通ったり、ブレーキをかけるたびに後ろから「きゃっ」と聞こえてくる声が
何とも可愛らしくて、庇護欲を駆り立てられてきて仕方が無い。
それに、さっきから背中に感じるやわらかい感触は、もしかして……

……駄目だ。今日の俺は何でこんなにおかしいんだ。
平常心だ、平常心を保つのだ田村雪貞よ。お前には松澤がいるのだろう?

430:相馬とお勉強(前編) 6/6
07/03/11 16:37:27 GUMThkzc
「田村、次の角を左に曲がって」
「……おう」
余計なことは何も考えるな。雑念が入ったら負けかなと思ってる。
「ねえ、田村、あのさ……」
ああ、会話で背中の感触を紛らわすのもいいかもしれないな。
「こうしてるとあたしたち、周りからは恋人同士みたいに見られてるのかな……」
キキッ!!
突然の水爆級発言に自転車を急停止させる。
ああ、ごめんなさい。あなたのその発言はついに俺の股間にクリティカルヒットです。
これ以上はもう漕げません。
「な、な、なんちゅうことを言うのだお主は……」
「や、や~ね~、ちょっとした冗談だから……」
そう言って苦笑いする相馬。いやいや、あれは冗談には聞こえなかったぞ。

相馬さんよ、俺だって男ですよ。そんなことを言われて平常心でいられるはずがないのです。
そういえば以前誰かが相馬を評して「俺様的美的ランクダブルS」と言っていたが、
確かにお世辞抜きに相馬は美女である。
そんな相馬に胸を押し付けられ、その上ストレートに好意を向けられて反応しない男などいるのだろうか。
「ねえ、田村、自転車乗らないの?もしかして怒った……?」
「いや、怒っているのではなく、ちょっと自転車を漕ぐのに支障が出るほど体の調子が悪いのだ……」
主に下半身の一部分が。
「ええい、早く治れ!こいつめ、めっ、めっ!」
「だ、大丈夫……?」
……駄目だ。相馬にあてられて茹だった例のブツは容易に静まってはくれない。
仕方なく自転車を引いて歩きながら目的地に向かうのだが……ああ、気まずい……
そんな微妙な雰囲気の中、俺たちは相馬の家に到着したのであった。

431:名無しさん@ピンキー
07/03/11 16:39:40 RLycEc0X
GJ!!

432:名無しさん@ピンキー
07/03/11 16:39:47 UZzG29At
あ!なるへそ!

433:名無しさん@ピンキー
07/03/11 16:40:20 GUMThkzc
続きはまた後日に投下します。
あらかじめ断っておきますが、今回は非エロですのでご了承ください。

434:名無しさん@ピンキー
07/03/12 00:56:39 MpwOYeJM
相馬かわいいよ相馬!

435:名無しさん@ピンキー
07/03/12 08:10:24 iqD/eLIK
かわゆい

436:名無しさん@ピンキー
07/03/12 16:08:19 PUnTcoPk
ツンデレツンドラツソシンツンシソ。ナイスだ

437:名無しさん@ピンキー
07/03/13 21:30:43 hraOGGlh
北村裸族シーンの「んこな」って既出?

438:名無しさん@ピンキー
07/03/15 20:05:39 NSMuJxOV
>>437
本スレでは既出

439:名無しさん@ピンキー
07/03/17 01:54:21 ACWHKWLG
相馬とお勉強のつづきがまちどうすいぜ

440:名無しさん@ピンキー
07/03/17 19:42:08 4p+0kmrD
みのりんとタカスの続きも期待してますぜ

441:名無しさん@ピンキー
07/03/18 01:46:35 xpeqXO6q
相馬寝取られの続きを未だに待っている俺ガイル

442:名無しさん@ピンキー
07/03/18 08:03:46 /0drIUp9
というか全部期待

443:名無しさん@ピンキー
07/03/19 07:30:31 aAw3jGAK
保守

444:名無しさん@ピンキー
07/03/19 17:21:13 J6hN0rsn
ゆゆぽ

445:名無しさん@ピンキー
07/03/19 18:15:15 COUH+lIs
       .     _____
      .      `ヽ  ,」_ァ'"´
      .   f'て}. ̄ rY   ト、
    .   | r个 √`>‐.k } f゙) .>
        }l r ''"`ァ'゙  ,ノ、ム'^'ァ'゙
       人.ヒ,ィ゙ ァ弌__,,>'´゙
       い,  `'<,   ,r'^  ,ノ
    . }⌒'‐\ ,、    ゙'くョr.''"
      い弌-、  \   }. ゝ-、________
 ̄ ̄ ̄ `'ー'  ゙'ー‐--‐'⌒''''''゙.

446:名無しさん@ピンキー
07/03/19 20:12:57 oUW9sQsx
>>444
ガッ

>>445
待ちガイル?

447:名無しさん@ピンキー
07/03/20 20:35:36 GHXu7x9f
期待している俺ガイル

448:名無しさん@ピンキー
07/03/20 21:21:02 CwEkOtVJ
そろそろ待てない俺ガイル

449:名無しさん@ピンキー
07/03/21 23:23:50 +bHr56SX
情熱をもてあます

450:名無しさん@ピンキー
07/03/22 00:13:23 g5RYHQL3
その情熱を執筆に

451:名無しさん@ピンキー
07/03/22 00:56:21 6uEMPiXG
情熱は律動だ!
    ∧_∧
    ( ´Д`)
  γU~''ヽヽ
   !  C≡≡O=亜  デンデデッデデレデンデデッデデレデンデデッデデレデンデデッデデレ
   `(_)~丿
       ∪
    ♪
      ♪  ヘエーエ エーエエエー
   ( '∀`)    エーエエー ウーウォーオオオォー
 ((と    つ  ララララ ラァーアーアーアー
(( ⊂,,  ノ゙
   (_,/,,
   ♪    /
   ___/ ♪
  [●|圖|●]  ♪
   ̄ ̄ ̄ ̄
    '∧ ∧♪  ♪  ナァォォォォ オォォォォ
    ( ;´Д`)/    サウェェェアァァァァ アァァァァ アァァァァ アァァァァ
     ♪         イェェェェェェェェェゥゥアァ…
   ♪    /
   ___/ ♪
  [●|圖|●]  ♪
   ̄ ̄ ̄ ̄
    _  ∩  ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー
  ( ゚∀゚)彡 アノノアイノノォオオオォーヤ
  (  ⊂彡   ラロラロラロリィラロロー
   |   |   ラロラロラロリィラロ
   し ⌒J   ヒィーィジヤロラルリーロロロー

452:名無しさん@ピンキー
07/03/22 17:09:45 lR/2dxe0
その律動を創作に

453:名無しさん@ピンキー
07/03/24 19:02:15 hqoBbDEL
支援

つたらスパ

454:相馬とお勉強(後編) 1/8
07/03/24 20:09:47 JIuPufjC
「あらあら、あなたが田村くんね。娘がいつもお世話になってます」
相馬によく似たご婦人が玄関で俺たちを出迎える。
着替えるために部屋に戻った相馬をよそに、ご婦人は俺をリビングに連れ込んで、
根掘り葉掘りと俺の心の内面に踏み込んだ質問をしてくるのだ。
曰く、俺と相馬の出会い、学校での様子、今まで相馬と出かけた行き先などなど……
なんだか必要以上に俺に対して興味津々なのは気のせいなのでしょうか?

「ちょっとお母さん、田村に変なこと聞いてるんじゃないでしょうね?」
着替えて戻ってきた相馬。だがしかし、その服装は……
「あら広香ちゃん、おめかししちゃって、張り切ってるのね」
そう、女の子の服装に詳しくない俺でも分かるような余所行きの服を着ているのだ。
しかも、そのスカートの短さは純情ボーイの俺には目の毒だぜ……
「もう、お母さん、変なこと言わないで!」
冷やかされて照れているのか相馬も顔を赤い。
「広香ったら、家でよく田村くんのことを話してくれるのよ、
 田村くんと一緒にお弁当食べたとか、色々お話したとか」
うっ……そう言われると逆にこっちが恥ずかしい。
ここは「そ、そんなことないんだから!」と否定するのがお前のキャラだろう、と相馬を見るも、
予想に反して「えへへ……」とにやけきった顔でだらしなく頬を緩めている。
あれは相馬母の言うことを完全肯定している顔じゃないか。
学校ではツンドラ女王と呼ばれるほど孤高に振舞っている相馬だが、
実はこの家での姿が本来の相馬なのだろうな……と思うのだった。

455:相馬とお勉強(後編) 2/8
07/03/24 20:11:51 JIuPufjC
「じゃあ、田村……入っていいよ……」
相馬母の質問攻めを切り抜けて、ようやく相馬ルームにご招待。
中を見渡すと……まさに「女の子の部屋」と形容するしかない。
同じ机でも、相馬が使ってる机は何故か違って見えてくる。
男ばかりの三兄弟で色気もへったくれもない我が家と比べると、その醸し出す雰囲気は雲泥の差である。

「そういえば田村、さっきは調子悪そうだったけど大丈夫?どこか打ったの?ちょっと見せてみて」
調子が悪いというと……
おお、さっきの股間の不調(というか好調)をごまかした言い訳のことか。
見せてみてというが、いきなり本当のことを言ってズボンを下げればただの変態だ。
考え込んでいる間に相馬は救急箱を持ってきているし、どうやら俺の言い訳を本気にしているらしい。
「いや、いい、大丈夫だ、何でもないから」
「そんなことないでしょ、打撲して内出血でもしてたら大変じゃない」
そう言ってこっちに近付いてくる。
ま、まずい、さっきのことを思い出してまた股間が大変なことに……
思わずポケットに手を入れて股間を押さえたものの、相馬は目ざとくそれを見つけて
「そこが痛いの?」と手を伸ばしてくるのだ。
待て、今の俺に触るな!こ、こうなったら……
「きゃー、広香ちゃんったらだいたーん。男の子のズボンを脱がせようとするなんて~」
「……………!!!」
おお、この冗談は決まったか。相馬が見事に真っ赤になった。

456:相馬とお勉強(後編) 3/8
07/03/24 20:13:55 JIuPufjC
「な、何てこと言うのよ!あたしはそんな、脱がせようだなんて!」
「HAHAHA、照れるな相馬、だがいきなり脱がせるのはちと先走りすぎだぞ?」
そう言うとますます相馬は顔を赤くして、クッションでポカポカと俺を叩いてくる。
「もう、田村のバカ、バカ、バカ……」
そんな相馬の反応が何と言うか可愛らしくて、笑いながら叩かれるままにしていたのだが、
ふと脇を見ると――ドアが開いたままだったのだ。
そしてその向こうには、ニヤニヤと遠巻きに俺たちを見ている相馬母の姿が。
「あらあら、ごめんなさいね、たまたまドアが開いていたから見えちゃったの」
そしてオホホと作り笑いをするご婦人。
きゃー。さっきのじゃれあっていた様子を見られてたんですか。は、恥ずかしい……
ああ、本当に顔から火が出そうですよ……
「あらいやだ、気が回らなくてごめんね。お母さんちょっと出かけてくるから、
 二時間後に戻ってくるからね、じゃあごゆっくり~」
そう言うと、相馬母は疾風の如くその場を立ち去っていってしまった。
これは、気を回されたってことか……?

部屋に取り残された俺たち二人。
こうもあからさまに気を遣われると余計に気恥ずかしいではないか。
相馬の顔は真っ赤だが……多分俺の顔も同じくらい真っ赤になっているのだと思う。
「見られてたね……もしかして誤解されちゃったかな?」
聞くまでもなかろう。ありゃあ完全に俺と相馬の関係を誤解してるぞ。
しかし相馬よ、そんなに嬉しそうにニヤニヤとしているとは……
これはあれですか、誤解されたことが嬉しいと受け取っていいんですね?
俺は自惚れていいんですね?

457:相馬とお勉強(後編) 4/8
07/03/24 20:15:59 JIuPufjC
「お母さん、二時間後に戻ってくるって言ってたけど、
 二時間であたしたちが何かするって思ったのかな……」
――!!!
い、今何と言いましたか相馬さん。その思わせぶりな台詞は……
そういえば、先ほど小森に言われた言葉を思い出す。
『家に呼ぶってことは相馬さんも勝負かけてくるってことだろ?』
勝負をかけてくる。
最初はせいぜい健全な誘惑を仕掛けてくる程度だと踏んでいたのだが、
どうやら俺は相馬の考えている『勝負』の意味を読み違えていたのかもしれない。
「……じゃあ田村、しよっか……」
ああ、やはり相馬はその気なのか……
相馬広香……恐ろしい子!
こんな誘惑をされたら……俺は抗えないではないか。
男とはなんて弱い生き物なのだろう。
松澤よ、許してくれ、田村雪貞の純潔は今日散ります……

こ、こういう時は男から先に脱ぐべきなんだろうか?
それとも、相馬が脱ぐのを待っているべきなんだろうか?
俺がそんな悩みを巡らせている間、相馬の様子を伺ってみると……
小さいテーブルを持ってきて、その上に教科書を出していた。
ありゃりゃ?これは、もしかして……
「田村、なにぼんやりしてるの?勉強するんでしょ?」
なんですと?じゃあ、さっき言っていた「しよっか」ってのは勉強のことですか?
「ほら、早く始めないと時間無くなるよ。お母さんも二時間経ったら戻ってくるし」
そんな、俺はなんて恥ずかしい勘違いを……
しかも、松澤という彼女がいながら、浮気に心を躍らせていたなんて……
俺は、俺は、なんて不実な男なんだ……!
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ――――っ!!!」
恥ずかしさと自責の念に耐えられず、奇声を上げて床をのた打ち回る。
「ちょっと田村、いきなりどうしたの?」
ああ、相馬が俺を見下ろし何か言っている……
この哀れで不実な男を心配なんかしないでください。俺を思う存分罵ってください。
のた打ち回りながら見上げた相馬の姿は……いつぞや見た黒パンツであった。

458:相馬とお勉強(後編) 5/8
07/03/24 20:18:05 JIuPufjC
「田村、落ち着いた?」
床を転げまわった末に、壁に足の指をぶつけて痛くて動けなくなったことで、
ようやく俺は落ち着きを取り戻すことが出来た。
とりあえず相馬には「過去のトラウマが発動した」と言い訳しておいたが。
ああ、情けない……
ここは気を取り直して勉強だ。
そもそも俺は何故相馬の家に来たのだ?それは勉強を一緒にするためだろう?
「ふっ、今の俺は一切の雑念を持たぬ数学マシーンと化したのだ……」
そう自分に言い聞かせ、煩悩色欲を振り払うために数学に打ち込むことにした。


――勉強を始めてどれだけ経っただろうか。
疲れた。飽きた。もう数字と文字だらけの世界は勘弁してください。
俺がこんな状態であるにもかかわらず、相馬は真面目に勉強を続けているし、
やはり相馬は頭の出来が違うのだろうかと眺めていたら―えらいことに気がついた。
相馬の黒パンツが見えている。
ただでさえ短いスカートなのに、相馬は自分の部屋だということで油断しているのか、
スカートがめくれ上がってふとももが完全オープンである。
黒パンツも相馬が微妙に座り位置を変えるたびに見えたり見えなかったり……なんて目の毒なんだ。

「田村、さっきからずっと進んでないよ。分からないところがあるの?」
うおっ、黒パンツに気をとられて勉強がおろそかになっていたか。
「そこが分からないの?いい、これは区間の中に軸があるから場合分けをしてね……」
そう言って座る体勢を変えてきた相馬。
お、おい、そんな座り方をしたら黒パンツが丸見えですよ?
「だから、最大値をとるのは左端か右端だから、どっちが大きいかで場合分けして……」
解き方は分かったから、早く黒パンツを隠せ、女の子がはしたないですよ!
「ちょっと田村、聞いてる?さっきからどこ見てるのよ!」
どこを見てるって、そりゃあ、一箇所しか……
俺の目線の先を追って―ようやく俺が何を見ていたかに気付いたようだ。
相馬は顔を赤くして、俯いたかと思うと、
「田村の、エッチ……」
か細い声で、そう呟いたのだ。

459:相馬とお勉強(後編) 6/8
07/03/24 20:20:10 JIuPufjC
…………なんですか、このあからさまに『女の子』な態度は。
普段のお前ならば、ここは怒って文句をぶつけてくる場面ではなかったのか?
やばい。相馬が可愛すぎる。このままでは理性を保つ自信がありませんよ。
こ、これはいかん。一度外の空気を吸ってこなければ!
「悪い、相馬、ちょっと用事を思い出してしまった!」
「ちょっと、田村、いきなりどうしたの?」
この場から一旦離れるべく、慌てて部屋を出ようとしたのだが……おわわっ!
手首をつかまれたせいで、立ち上がってすぐに相馬を巻き込んで転んでしまった。
「きゃっ……」
――こ、この体勢は……
転んだ拍子に、俺はちょうど相馬を押し倒すような格好になってしまったようだ。
まずい、早く離れなければ……!

「待って、田村……」
起き上がろうとしたが、相馬の両腕が俺の背中に伸びてきてそれを阻む。
ど、どうしたんですか相馬さん……
そんな、抱きしめるようなことをされたら、俺は、俺は……どうにかなってしまいそうだ……
「今日の田村、さっきからずっと変だよ……」
ばかやろう、俺だって男だぞ。そんな態度をされれば変にもなろうというものだ。
心臓の鼓動がかつて無いほどに高まっているのが自分でも分かる。
「あのさ、じゃあ……田村はあたしのこと女の子として見てくれてるって思っていいの?
 あたしのこと好きになってくれるかも……って期待しちゃってもいいの?」
そ、それは……
いや、自分でも分かっている。俺は既に相馬がどうしようもなく好きなのだ。
だが、俺には松澤がいる。そして相馬を思う気持ち以上に俺は松澤に恋している。
俺は卑怯なのかもしれないが、これが偽らざる本心なのだ。
そんな思いが頭の中で逡巡して、問いかけに答えられずに悩んでいると、
目の前の相馬が……目を閉じた。
これは、ひょっとして……ドラマや漫画でよく見るあれですか?
せ、せ、接吻を要求している場面なのでしょうか?
お、俺は、どうすればいいんだ……
頭に血が上ってまともな思考ができない。
何も考えられないまま、相馬に口付けをしようと体が動き始めたところ、

460:相馬とお勉強(後編) 7/8
07/03/24 20:22:14 JIuPufjC
「ただいま~」
部屋の外から聞こえる声。これは、相馬母の帰宅か?
ガンッ!
その途端、目から星が出た。
相馬がびっくりして起き上がったせいで、見事に額と額をぶつけて大衝突。
俺は涙目で額を押さえて蹲り、相馬も同じくクッションに顔をうずめて突っ伏している。
哀れ、先ほどの甘い雰囲気は完全に消えてなくなってしまいましたとさ。

……気まずい。
結局俺たちは向かい合って乾いた苦笑いをしているしかなかった。
しかし冷静になって思い返せば、すんでの所で松澤を裏切らずに済んだのだ。
その点に関しては相馬母のタイミングに大いに感謝すべきであろう。
それにしても、ちょっともったいなかったかもしれないな……

その後は帰ってきた相馬母に色々と詮索されたのだが、
やましいことは……一応何もなかったのだ。
ただ、あのとき相馬母が帰ってこなければどうなっていたのかは知れないが。
相馬と相馬母に見送られて家を出た後も俺の悩みは尽きない。
やっぱり、あのときの相馬の様子は……キス以上もOKっぽい雰囲気だったような……
いやいやいかんいかん。雰囲気に流されてしまうのが俺の欠点だ、反省しよう。
松澤よ、俺はもう、お前を絶対に裏切らないからな!

だがしかし男の悲しい性よ、相馬を自転車の後ろに載せたこと、
そして相馬を押し倒して抱きつかれた感触を思い出すと悶々としてしまうのだ。
ついつい相馬をオカズにアレをナニしてしまうのは仕方の無いことである……
ああ、松澤を裏切らないと決意したばかりだというのに、
俺はなんて弱く惨めで卑劣な男なんだ……

461:相馬とお勉強(後編) 8/8
07/03/24 20:29:55 lvxhmqtZ
…………ふう、朝か。
昨晩はちと頑張りすぎたようで寝不足だ。
ああ、ごめんよ松澤……こんな俺を許してくれ……
明日はちゃんとお前を(脳内で)相手にしてやるからな……

「ちょっと雪兄、どうしたの?目に隈できてるよ!」
孝之よ、まだ子供のお前にはこの気持ちは分かるまい。
「なーに、男には悩まねばならぬ夜というものがあるのだよ……」
若き雪貞の悩みとでも呼んでくれ。一文字変えれば若き童貞の悩みとなるのは秘密だ。
さて、今日も学校に行くか……

「……お、おはよう」
「おはようございまーす」
お隣さんと挨拶を交わし、今日は相馬とどう接すればいいのかと考え込む。
なにせ昨晩は、俺の脳内であられもない痴態を演じてくれたのだ。
「……おはようってば」
「おはようございまーす」
ああ、いったいどんな顔をして相馬と会えばいいのやら……
「ねえ田村、聞いてるの?」
チリンチリンチリンチリン!と後ろでベルが鳴り響く。
も、もしかして、これは……と恐る恐る振り返ってみると―相馬がいた。
「なによ田村、幽霊にあったみたいな顔して、そんなにあたしと会ったのが嫌なの?」
そりゃあ驚きますよ皆さん。悩んでいる原因の張本人が目の前に居たんですから。
「そ、相馬、お前、何でここに……」
「……あのね、今日から田村と一緒に学校行こうと思って……迷惑だった?」
いやいや、迷惑なんてとんでもございませんが……ちょっと心臓に悪い。
しかし、相馬は実に嬉しそうに俺に付き添ってくるのだ。
ああ、相馬さんよ、そんな可愛らしい乙女のような顔をしないでくださいな。
松澤を裏切らない決意が早くも揺らいでしまいそうですよ。
そんな嬉しくも悲しい悲鳴を心であげながら、
俺は再び松澤と相馬を両天秤にかけて、自己嫌悪に陥り悶々と悩み続けていたのだった。

462:名無しさん@ピンキー
07/03/24 20:52:30 OZdSrP41
kita----
GJ
ずっと待ってた甲斐があったよ

463:名無しさん@ピンキー
07/03/24 21:56:13 ZF65aGuj
GJだぜ


つたらスパ

464:名無しさん@ピンキー
07/03/25 09:19:37 k6Od8h3H
堪能したぜ。
つ【冷凍唐揚げ×4】

465:名無しさん@ピンキー
07/03/25 09:55:30 iJeESOXT
Good

つ次元の混乱5ボックス

466:名無しさん@ピンキー
07/03/25 16:20:51 WMEr4Mmi
gj!

467:名無しさん@ピンキー
07/03/25 17:04:56 z9xAN29S
G〇00d

つロケット花火6本

468:名無しさん@ピンキー
07/03/26 17:52:11 7THtpUqA
gj!
つ一斤ハニートースト

469:名無しさん@ピンキー
07/03/26 22:18:52 toKtIRwp
投下しますよ

470:『よめトラ!』
07/03/26 22:20:47 toKtIRwp
「ねぇねぇ、この中でお嫁さんにするなら高須君は誰が良い?」
「ん?」
 実乃梨の言葉に、高須竜児は獣のように目を鈍く輝かせた。三人まとめて手籠めにして
やろうと企んだ訳ではない、あまりにも唐突過ぎる質問に困惑していたのだ。
 ここは須藤コーヒースタンドバー、通称スドバの店内である。つい先程まで、何故ゆり
先生が結婚出来ないのか、という話を実乃梨華や亜美、大河がしていたことは覚えている。
何だかんだで実乃梨達からの対応も出来るようになり、会話もそれなりにこなせるように
なってきてはいた。しかし隣の眼鏡野郎とは違い自然に会話が出来る程には至っておらず、
混ざることが出来なくて、暇を紛ぎらわすべく一人寂しくチラシの特売チェックを行って
いたのだ。そんな自分に不意打ちの話題振り、しかも憧れの実乃梨からの結婚トークだ。
 もし北村のように上手く話が出来たならば、冗談混じりにでも実乃梨と言うことが可能
だっただろう。だが好奇心に輝く実乃梨の瞳に耐えきれず、竜児はそっぽを向くと、
「大河、かな」
 あろうことか、手乗りタイガーの名前を口にしてしまった。
 後悔先に立たず、言ってから自分のしでかしたことに愕然としてしまうが、今更発言を
誤魔化すことは出来やしない。例え無意識に出てしまったものでも、うっかりに程がある
としても、これだけ露骨な答えだったら後戻りは不可能だろう。実乃梨の中では今の発言
でカップル認定がより強まったらしく、呆然としている大河を嬉しそうに肘打ちしていた。
「あ、その、これはだな」
 良い言い訳が思い浮かばず竜児は北村を見たが、感慨深そうな表情をして何度も頷いて
いるばかり。これでは援護射撃どころか、ますます墓穴を掘ることになるだろう。


471:『よめトラ!』
07/03/26 22:27:40 toKtIRwp
 ならば亜美を頼ろうとしたが結果は同じ、いや寧ろそれ以上だった。本気での発言では
ないと分かっている分、亜美のそれは質が悪い。誰にも見られないようにメニューで顔を
隠しているものの、僅かに覗く表情は底意地の悪い素顔。困っている大河と自分を見て、
ニヤニヤとした笑みを浮かべていた。
 そして大河といえば、
「う、あ、そ、き」
 何が「うあそき」なのか、それは一体何なのか。意味の分からない単語を言って、遠い
目をしていた。普段なら「いきなり何言ってんのよ、このグズ犬!!」などという毒が可憐
な口から溢れるところだが、あまりのショックにそんなことも忘れているらしい。意識は
遠きアンドロメダの果てまで吹き飛び、驚愕で塞がらない口の端からは砂糖を大量にぶち
込んだキャラメルラテが溢れていた。
「おうっ、あぶねぇ」
 制服のシャツに落ちかける寸前に、竜児はティッシュで受け止める。
「大河、良かったじゃん。どんなにミスってもフォローしてくれる旦那様が出来て」
「そうだよねぇ。それにこの体型だと、他に貰い手も居ないだろうし」
 左右からの結婚促進発言で大河は意識の宇宙旅行から漸く帰還、慌てて実乃梨を見て、
「ち、違うのよみのりん。何であたしがこんな駄犬と、うわ!!」
「おう、またか」
 生来のドジっぷりを発揮しカップを手から落としそうになるところを、竜児がキャッチ。
それを見て、実乃梨は竜児に晴れやかな笑みと時代遅れ感の否めないサムズアップを向け、
「高須君、ナイスフォロー!! 流石未来の旦那様だね!!」
 爽やかに言い放つ。
 違う、違うんだ。
 心の中で何度も叫びながら、竜児は元凶となった手の中のカップを睨み付ける。
「高須君、いつも逢坂さんのフォローしてるもんねぇ」


472:『よめトラ!』
07/03/26 22:28:50 toKtIRwp
 そして亜美の言葉に、竜児は恐ろしい事実に気付いた。気付いてしまった。こうして、
いつものように大河のドジのフォローをする→皆が囃し立てる→弁解しようとして大河が
ドジをする→大河のフォローをする。正にドツボ、暗黒の恋人スパイラルだ。抜け出そう
にも抜け出せない、心の奥底にまで染み込んだ世話焼き根性がどうしても大河のフォロー
をしてしまう。蟻地獄すら生温い。反射神経と言えるくらいに馴染んだ過保護と、生来の
潔癖性、それを完全に満たすドジタイガー。それは皆に伝えることが出来るような、簡単
な言葉で表すことが出来るようなものではなかった。その事実を思い知る。
 極めつけに、
「二人とも、お幸せにね」
「俺からも頼んだぞ」
 それはかつてのリフレイン、お互いの憧れの人に言われて竜児と大河は肩を落とした。
 ◇ ◇ ◇

473:『よめトラ!』
07/03/26 22:30:36 toKtIRwp
「おい、出てこいよ」
「もう嫌、いっそ殺して!!」
 竜児の呼び掛けに、布の塊が答えてくる。正確に言うと、布団の中に居る大河がだ。
 いつぞやも見た引きこもりタイガー、繭などというマイルドな表現のシロモノではない。
要塞の如く固められた自分だけの城の中で、大河は泣いていた。
 当然だ、今までの努力のようなものが再び崩れたのだから。
 不満は有りながらも何とか竜児と付き合っていないと説明をし、理解させてきたつもり
だったのに、今度はカップル段階を飛び越して結婚発言だ。しかも憧れの北村に祝福まで
されてしまったのだ、それはもう辛いものがある。
「あんたのせいよ、このグズ犬!!」
「だから謝っただろうが」
「足りんわボケェ!!」
「痛ぇ!!」
 布団の隙間から腕を伸ばし、執拗に脛を殴りつける。
 だが、痛がりながらも決して竜児は引こうとはしなかった。
「良いから出てこい、話はそれからだ」
「何が良いのよ!? アンタに何が分かる訳!? それに元はと言えば竜児のせいだし!!」
「だから、すまんっつってんだろが!!」
 ここ十分の間に何度も繰り返された押し問答だ。最初は竜児も平謝りをしていたのだが、
妙な意地が出てキレかけていた。自分が悪いのも分かっているし、どんな罵りでも受ける
覚悟は出来ていた。駄犬呼ばわりで結構、もっと悪く言われても、どんなに殴られても、
文句を言わないとインコちゃんに誓って家を出てきたのだ。
 それなのに、大河は自分の世界に閉じ籠りっぱなしなのだ。
「さっさと」
 ついに、
「泣き止め!!」
 我慢の限界が訪れた。
 強引にタオルを剥がして大河を引きずり出そうとするが、逆に強い力で引かれてしまう。
あの細い体のどこから生まれてくるのだろうかという野生のパワーは泣いていても健在で、
思わずバランスを崩しそうになる。だが諦めたらそこで試合は終了、小太りのバスケ教師
の格言を思い出して尚強くタオルを引いた。負けじと大河も引く力を強くする。


474:『よめトラ!』
07/03/26 22:33:00 toKtIRwp
 直後、何かが切れたような音がした。
「うわ!!」
 憧れの高級タオルが破れそうになり、思わず手を離したのが良くなかった。強い勢いを
そのままに大河は周囲の布塊を巻き込みながら仰向けに倒れ、パンツを見せつつ鈍い音を
たてながらフローリングに頭を打ち付ける。
「だ、大丈夫か大河」
 竜児は慌てて抱き起こそうと一歩を踏み出し、
「おうっ」
 先日大河に代わりワックスでピカピカに磨いた床に足を滑らせてすっ転ぶ。
 最初に感じたのは顔に当たる強い痛み、次に感じたのは、
「……嘘だろ?」
 唇に当たる柔らかな感触。
 まさか、そんな馬鹿なことがある訳がない。大河のようなウルトラドジではあるまいし、
こんなことは起こって良い筈が無いのだ。これは夢、きっと夢だ。
 疑念を抱きつつゆっくりと顔を上げると、
「りゅう、じ?」
 真っ赤に頬を染めた大河と目が合った。
「おい、まさか」
「お願い、言わないで!!」
 大河も理解したのだろう、つまり今のは紛れもなく、正真正銘の、
「キス?」
「嫌あぁァ!!」
 竜児は目を大きく開き、大河に背を向けた。叫び声をあげた手乗りタイガーを殺そうと
算段を練っている訳ではない、純粋に驚いているのだ。まさかキスをするなどとは夢にも
思ってもいなかった。それも実乃梨が相手ではない、相手はあの手乗りタイガーだ。
「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿、どうしてくれんのよエロ犬!! 初めてだったのよ!?」
「すまん、忘れよう!!」
「出来る訳ないじゃない!!」
 大河の言う通りだ、忘れられるようなものではなかった。竜児も当然ファーストキス、
その衝撃は強いものがある。それに忘れるといっても、四六時中一緒に居る者が相手では
忘れられるものも忘れられないだろう。背中には泣き声と共に、恐ろしい威力の拳が連続
で叩き付けられている。だがそれ以上に、初めてを奪ってしまったことで心が痛い。
「すまん、責任は取る」
 振り向くと竜児は瞬間土下座、恐る恐る顔を上げると涙で濡れた瞳があった。
「責任って、どうすんのよ?」
「それは」
「嫁にでも取るつもり?」


475:『よめトラ!』
07/03/26 22:36:24 toKtIRwp
 言われて、言葉に詰まる。
「もう、最低!! 北村君には変な誤解されるし、ファーストキスはこんなので消えるし」
「すまん」
「本当に、どうしてくれるのよ? このエロ犬、グズ犬、変態犬!! あぁ、もうやだ!!」
 大河は嘆いているが不謹慎にも竜児は少しだけ、心のどこか片隅で嬉しくも思っていた。
見た目が良いからとか、そんな陳腐な理由ではない。勿論初めては実乃梨としたいという
気持ちはあった、大河も北村としたいと思っていただろう。だが相手は実乃梨ではないと
いうのに、事実を噛み締めれば噛み締める程に、どこか安心してくる自分も居るのだ。
 蘇ってくるのは、大河と同時に見た警告夢。
「なぁ、大河、聞いてくれ」
 土下座のまま竜児は顔を一旦伏せ、
「さっきの責任云々で、嫁に取るとか言ったよな。お前は嫌かもしれんが、俺は」
 再び顔を上げて、
「それも良いかも、って思ったんだ。何て言ったら良いんだか、その、あれだよ。お前と
一緒に居ると楽しいと言うか、落ち着くって言うか、どう表現したら良いんだろうな」
「気持ち良い」
 ぽつり、と頭上から声が降ってきた。
「そう、それだよ。気持ち……は!?」
「何よ!?」
 涙で真っ赤に染まった目を鋭く尖らせ、大河は竜児を睨み付ける。だが、そんなことは
気にならなかった。こいつは今、何と言ったんだ。もしかして、自分と同じ気持ちだった
というのか。疑問が頭を埋め尽くし、竜児は金魚のように口を開閉させる。スドバのとき
の大河と同じ表情だな、と妙に冷静な部分が言ってきた。もしかしたら同じことを考えて
いたのかもしれない。
「そりゃ、北村君が好きだけど……やっぱり何かが違うみたい。さっきあんたとキスして
分かったんだけど。それに竜児は、す」
 酢?
「嫌いじゃないし」
 と、言いながら大河は顔を寄せてきた。
 体に染み付いた、六畳間の距離。
 亜美の別荘でも変わらなかった、二人にとって一番馴染んだ距離で、大河は溜息を吐く。
「竜児、あんたはどう?」
 言葉で伝える前に、体が動く。
 それがマナーらしいので竜児は目を閉じて、大河に唇を重ねた。


476:ロボ ◆JypZpjo0ig
07/03/26 22:37:29 toKtIRwp
今回はこれで終わり

出来次第後半投下します

477:名無しさん@ピンキー
07/03/26 22:53:49 CYReJ6AT
GJ

つ潤滑油

478:名無しさん@ピンキー
07/03/26 23:41:03 /y0GmiHT
GJ

つ酢昆布

479:名無しさん@ピンキー
07/03/27 00:31:00 +EKGl55F
GJ

つ原稿紙

480:名無しさん@ピンキー
07/03/27 02:21:32 vTW8gAkQ
GJ

つ充電器

481:名無しさん@ピンキー
07/03/27 15:01:56 7eYeqEyO
>>476
うお、ロボ氏がここにも降臨したか!
wktkして待ちます。

482:名無しさん@ピンキー
07/03/27 15:05:04 Mg6udeXY
GJ
つチャーシューまん

483:名無しさん@ピンキー
07/03/27 19:09:11 FDKSszpz
明らかに(?)あるラノベ作家のファンの様子なので
若しかしたら湯湯歩も…と思っていたが。ともかくGJ

どうもエロ云々より色々な人の作品の恋愛要素というか掛け合いが楽しみでしょうがない

484:名無しさん@ピンキー
07/03/27 22:02:02 uv/CvU7n
投下しますよ

485:『よめトラ!』
07/03/27 22:03:05 uv/CvU7n
 ◇ ◇ ◇
 時刻は既に夜の十一時を回り、泰子は仕事に行っている。いつもならば二人で下らない
深夜番組でも見ながら茶をすすっているところなのだが、竜児と大河はベッドの上に居た。
勿論もう寝ようという訳ではない、大河の希望によりリビングから寝室へと場所を変えた
だけだ。二人で過ごした思い入れもあって竜児の家で行うという意見も出たのだが、泰子
が居ないといっても、ペットのブサイクインコが居る。竜児は起こすのが可哀想だという
理由で、大河は見られたくないし変な言葉を覚えられたくないという理由で意見が一致、
大人へのステップを大河の家で行うことになったのだ。
「後悔しないな?」
「うっさい、嫌なら殴ってるわよ」
 などと言いながらも、大河は竜児の胸を軽く拳で叩く。
「北村のことは」
「諦める、って言い方も変だけどね。多分、『好き』じゃなくて『憧れ』だったのかな?」
 普段の毒の欠片すら見せず、大河は素直に首を傾げる。
「でも、まさか竜児とこうなるなんて思わなかった」
「俺もだ、まさか大河と」
 目が合って、竜児は思わず視線を背けた。今までは平気で顔を見ることが出来たのに、
意識をした途端に急に気恥ずかしくなったのだ。野生の虎のように狂暴な中身はともかく、
外見は物凄い美少女なのだ。緩やかにウェーブを描いている、長くて綺麗な茶色の髪も、
白磁と見間違う程にキメ細かく白い肌も、特大の宝石のような愛らしい目も。
 今のきっかけとなった、薔薇の蕾のような形の良い唇も。
 どれもこれもが、竜児の胸を高鳴らせる。
「た、大河。行くぞ?」
「うん、お願い」
 少しでも力を込めれば折れてしまいそうな程に細い体を抱き締め、二人で横になる。


486:『よめトラ!』
07/03/27 22:04:42 uv/CvU7n
 そして竜児は唇を重ね、目を凶悪に細めた。思うがままに体を貪ってやろうとしている
のではない、困っているのだ。年頃の男なだけはあって性欲もそれなり、他の者と比べて
みると数は少ないもののエロ本やエロビデオなども持ってはいた。それを使い一人で処理
することはあったが、いかんせん本番の経験が無い。知識は有っても画面や紙の向こうの
世界と現実が繋がらず、どのように事を運べば良いのか全く分からない。
 それは、大河も同じこと。
 童貞と処女の組み合わせである、何もかもが手探りの状態だ。
「大河、その、ちんこ舐めるか?」
「え、嫌よ」
 本やビデオ通りには行かない、そんなものは分かっていたことだし、初めてである大河
に求めるのは酷な話である。しかし普段は隠しに隠して性欲の欠片も見せない竜児だが、
頭の中は思春期全開フル稼働だ。もしかしたら口でしてくれるかもしれない、という童貞
根性丸出しでそんな可能性も夢見ていたので悲しみもひと
しおである。取り付く島もなく拒否られて、肩を落として大河を見る。
「なぁ、これからどうする? こんなケースは予想してなかった」
「知らないわよ、その、あたしも初めてだし」
「なら……脱ぐか」
「脱ぐの!?」
「脱がねぇと出来ないだろ」
 取り敢えず竜児はフロントに手を伸ばし、パジャマのボタンに手をかける。洗濯なども
安心して任せることが出来ないので、基本は竜児の仕事になっている。そのせいか、今や
大河本人よりも服の構造に詳しくなっていた。生地を傷めないように、壊れ物を扱うよう
に、大切な存在を労るように、竜児は丁寧にボタンを外してゆく。
 現れたのは、なだらかな曲線。
 泰子程に大きくない、そもそも泰子の巨乳と比べることが間違っているのだが。実乃梨
や亜美と比べても尚小さい。小柄な体とのバランスは取れているが、同年代の女子と比べ
ようもない程に小さな乳だった。哀れ乳、という言葉を竜児は思い出す。
 だが、それ以上に、
「綺麗だな」
 気付けば、そんな感想が口から溢れていた。


487:『よめトラ!』
07/03/27 22:05:42 uv/CvU7n
「ちょ、あんまり見ないでよ」
「どうしろっつうんだよ」
 言いながら大河の胸に手を伸ばし、弱く揉みしだく。その感触に、竜児は感動していた。
以前プールでうっかり触ったり生乳首を見てしまったが、その時は緊急事態だったせいか
はっきり見ることが出来なかった。だが今ならばはっきりと分かる、掌から伝わってくる
弾力や体温は、本物の大河の乳だ。
 少し力を込めると、
「やっ」
 大河は目を閉じて、体を丸めた。
「すまん、痛かったか」
「ううん、驚いただけ。それよりも、胸ばっか揉んでないで竜児も脱ぎなさいよ」
 自分がどれだけ乳に没頭していたのか思い知り、我に帰った。だが仕方ない、童貞野郎
に初生乳の魔力は強すぎた。例え小さくとも乳は乳、画面の向こう側でしか知らなかった
ものが目の前にあったのだ。それに夢中になるのは、当然の話だ。今だって大河の注意の
せいで手は止まっているが、本当はまだまだ揉んでいたかったのだ。
 だが大河の言うことも最もである、竜児は寝巻き代わりのTシャツと半パンを脱ぐと、
全裸になった。乙女宜しく股間と胸を腕で隠しているのは果てしなく気持ち悪いが、北村
の生の尻を直視して精神がブレイクダウンしたことがある大河への、せめてもの配慮だ。
乳首をゴミレーズンとけなされたトラウマ記憶も蘇り、腕の力を強くする。
 だが大河はアグレッシブ、
「竜児、気持ち悪い。早く腕をどかしなさいよ」
「嫌だ!!」
「ええぃ女々しい!!」
 強引に腕をどかし、しかし勃起したものを見た瞬間に一歩下がった。
「なんてモン、見せんのよ変態」
「自分から見たんだろ変態」
「黙れゴミレーズン!!」
 来た、これだ。何て酷い奴なのだろう、こんな場面なのにトラウマワードを遠慮もなく
ぶちかました大河に、竜児は泣き崩れた。分かっている、大河はこんな奴だということは。
これでこそ手乗りタイガーだが、今はその荒ぶる魂が堪らなくキツい。
「ご、ごめん」
「気にするな、お前は悪くない」


488:『よめトラ!』
07/03/27 22:07:23 uv/CvU7n
 そう言って竜児は瞳をギラつかせた。酷いことを言った大河を殺害しようとしているの
ではない、安心させようと笑みを浮かべたのだ。そんな竜児を理解している大河は頷き、
真っ直ぐに竜児を見つめて自分のパジャマを脱ぐ。
 パンツ一枚になり、そこで大河の手が止まった。
「どうしよう、脱ぐの?」
 それは脱ぐしかないだろうよ、と竜児は思うのだが、自分にしか見せない気弱な表情が
言葉を出すのを留めさせてしまう。無理にどうこうしようなどと思う甲斐性なぞ存在せず、
銀河の輝きを湛えた瞳を黙って見つめることになる。大河の意思を少しでも尊重するのが
一番だと思い、唇を重ねて体を僅かに離した。
 果たして大河は、
「分かった、脱ぐ。脱いでやるわよ」
 何かがプッツンしてしまったのか、おもむろに立ち上がると豪快にパンツを脱ぎ、竜児
の顔面に叩き付けた。薄い桃色の可愛いパンツの刺繍が超至近距離で視界に飛び込んで、
世界が不思議に包まれる。何だこの温もりは、これが脱ぎたての神秘だというのか。
 別にパンツに限らなければ脱ぎたての衣服など何度も触っているし、それどころか偽乳
パッドを作ったときなどは、もっと凄いことをやっていた。しかし童貞小僧の三種の神器、
生乳生尻生パンツの内の二つ目の洗礼を食らってしまったのだ。変態犯罪者のような状態
になっているにも関わらず、気にすることなくパンツの温度にうっとりしてしまう。
「ちょっと、いつまで被るつもりよ変態仮面!!」
「被せたのはお前……おう!!」
 パンツを剥がされたことでクリアになった視界に飛び込んできたのは、毛が生えてない
ツルツルの割れ目。想像を絶する光景に思わず三白眼をギンギンギラギラギンギラギン、
食い入るように見つめてしまう。本やビデオにはモザイクがかかっており、泰子のものは
幼い頃に見たかもしれないが既に忘却の彼方。事実上初めて見るものに、視線は釘付けだ。
「舐めなさい、グズ犬」
「う、それは」
 結構キツいものがあるな、と竜児は躊躇する。お互いしっかりとシャワーも浴びてきて
いるので、清潔なのは分かっている。しかし、はっきり言ってグロかったのだ。何回か数
をこなせば慣れてくるのだろう、しかし何度も表現するが竜児は初めてなのだ。これまで
マイルドなものしか見てこなかった竜児にとって、ハードルが高過ぎた。


489:『よめトラ!』
07/03/27 22:08:53 uv/CvU7n
 唾を飲み込み、大河を見上げ、
「なら、俺のも舐めてくれ」
 風切り音をあげて繰り出された蹴りを、竜児は屈んで回避。くしくもそれは四ん這いの
状態で、まるで土下座か犬のような姿勢だった。竜と虎は並び立つ、そんな口を叩いたの
は誰だっただろうか。だが、キツいものはキツいのだ。
「何であたしが竜児のちんこを舐めなきゃいけないのよ!!」
「だって怖ぇよ、グロいし!!」
「グロいって言うな!! あのブサイクインコよりはマシでしょ!?」
「な、インコちゃんを馬鹿にするな!! 可愛いだろうが!! お前の方がグロいっつの!!」
「グロくないわよ!!」
「いいや、お前のマンコの方が絶対にグロい!!」
 何て醜い争いなのだろう。そのまま額を付き合わせ、竜児と大河は睨み合う。傍目から
見れば竜児の外見も手伝って、嬉し恥ずかしの初体験と言うよりは殺し合いの一歩手前。
それは頭突きの応酬へと変わり、鈍い音が部屋に響く。
「大体、あたしのよりも……ぶえっくしょい!!」
 前髪が鼻に入ったらしく、豪快にくしゃみをした大河は、
「嫌ぁ!! 熱い硬いグロい!!」
 顔面ごとちんこにモロダイブ、伝わる感触に絶叫して仰向けに倒れ込んだ。シーツの海
に体を横たえて股間を突き出す姿勢、水着を着たときにも確認した意外なプロポーシヨン
を誇示する姿勢だが、色気の欠片も無い悶え声のせいで逆にちんこが萎えてくる。
「なぁ、大河。今のままだと、永遠に進めないんじゃないか?」
 しよんぼりした愚息を見て、竜児は呟いた。今のペースでいったら、挿入れるどころか
濡らすことすら不可能だろう。悪い思考は止まらず、ともすれば永遠にセックスをするの
が不可能ではないのか。有り得そうな未来予想図が浮かび、頭を振る。同じことを考えた
のか悶えていた大河も、う、と声を漏らす。
「俺も覚悟を決める、大河もちんこを舐めなくても良い。ただな、このまま終わっちまう
のは嫌だ。だから、少しは真面目に行こうぜ?」
 竜児の言葉に身を起こして、大河も真剣な顔で頷く。
 そして仕切り直しとばかりに、二人は唇を合わせた。


490:ロボ ◆JypZpjo0ig
07/03/27 22:11:16 uv/CvU7n
すいません、まだ続きます
思っていたより長くなりました、次こそ本番です

あの二人ならこうなるだろうと思って書きましたが、
『とらドラ!』らしく読んでくれると嬉しいです

491:名無しさん@ピンキー
07/03/27 22:45:35 muB7e0T4
GJ

つ豚の角煮

492:名無しさん@ピンキー
07/03/27 22:53:35 N9uPQNZn
GJ

493:『よめトラ!』
07/03/28 01:18:09 TtEnB6mf
投下しますよ

494:『よめトラ!』
07/03/28 01:19:40 TtEnB6mf
 せめて舐めやすいようにとゆっくりと足を広げた大河は竜児の顔を見つめ、
「舐めにくいなら、ば、バター要る?」
「要らねぇよ」
 恐ろしい提案を拒否しながら、竜児は顔を割れ目に近付けた。恐る恐る舌を伸ばして、
まずは軽く触れてみる。それはミルクを舐める子犬と言うよりはシャブでも味見する悪人
のように見えるが、本人は真剣だった。何度もつつき、丁寧になぞってゆく。どうしても
見るのは辛いので目を閉じた状態であるが、それの代わりに確認するように、何度も何度
も舐める。ときには細い太股に舌を這わせ、手指で撫でて、間違って傷付けてしまわない
ように丹念に愛撫を続けてゆく。経験が無ければ、テクニックなど有る筈も無い。自慰の
ときには脳内でテクニシャンとなっているが、それは想像の世界だけでの話だ。素人には
濡らすのも難しいということは分かっている。だからせめて出来るだけ気持ち良くなって
ほしいと、気持ちを込めて丁寧に行為を続けてゆく。
「や、そこは違う」
「え、あぁ、すまん」
 うっかり尻を舐めてしまったらしく、大河が身悶えした。
「どこ舐めてんのよ、変態犬!!」
「仕方ねぇだろ、目を閉じてんだからよ」
「だったらちゃんと見なさいよ」
 偉っそうに、と口走りかけたが慌てて意識を行為に戻す。これでは先程の状態に逆戻り
になってしまう、何の為に頑張ろうとしたのか。それはきちんと、大河と結ばれる為だ。
耐えがたきを耐え、忍びかたきを忍ぶ。そうすることで前に進めるのなら、我慢する。
 やがて、僅かではあるが口の中に薄い塩の味が広がってきた。
「おい、濡れてきたぞ」
「実況しないでよ馬鹿!! それに、普段はこんなもんじゃ」
 途中で口をつぐみ、恨めしそうに竜児を睨んだ。
「なぁ、普段はどうやってるんだ?」
 もっと気持ち良くなってほしいと思いアドバイスを求めたが、大河からすればセクハラ
以外の何物でもない。冷たい視線を向けると、大河は足を伸ばして竜児の股間を蹴った。
だが確かに悪いのは竜児だったかもしれないが、それは男にとっての致命傷。極悪キック
が直撃した竜児は股に手を挟み、荒い呼吸を繰り返す。


495:『よめトラ!』
07/03/28 01:22:38 TtEnB6mf
「そ、そんなに痛かったの?」
 思わぬ結果に蹴った本人も驚いたのか、慌てて股間を覗き込む。
「大河、お前な、もし不能になったらどうするつもりだ?」
 涙目で激痛と戦いながら、尻を突き出すポーズで竜児は抗議。焼けた火箸で殴打される
ような堪えようのない痛みは、言っても伝わらないだろう。それでも文句を言わずにいら
れない状況が、男には存在するのだ。
 数分かけて元気を取り戻し、その間に聞き出した方法で大河の秘所を手指の先で撫でる。
先程よりも反応が幾らか良くなってきたのは、それのお陰だろうか。あまりにも高すぎる
買い物だったが、そのせいか結構素直に教えてくれたので悪くない結果だと思う。いや、
思わないとやってられない。何と言ったって、男のシンボルを潰されかけたのだから大河
もそれ相応の反応をしてもらわないと、精神的に困る。
「なぁ、気持ち良いのか?」
「見れば、分かるでしょ?」
 ビクリ、と背を震わせて、大河は一際大きく息を吐いた。掻き混ぜていた手は手首まで
濡れており、充分に気持ち良くなったことを示している。瞳は虚ろ、頬は蓮華の花の如く
紅く艶やかに色付いている。深い呼吸に合わせて薄い胸が上下して、シーツを掴み耐えて
いた細い指は虚空へと伸ばされている。
 入れても良いのか、竜児は悩んだ。エロマンガでは、ヒロインがこのようにグッタリと
なれば準備完了とされ、男は挿入を開始している。しかし、現実ではどうなのだろうか。
只でさえ小さな体で、その上、大河は処女ときている。なるべく痛みを減らしてやりたい
ところだが、どのタイミングで挿入れてやれば良いのかさっぱり分からない。もっと愛撫
を重ねてからの方が良いのだろうか、もっと濡れていた方が良いのではないか。


496:『よめトラ!』
07/03/28 01:23:33 TtEnB6mf
 泰子にアドバイス貰えば良かった。
 混乱のあまり確実アウトな考えが思い浮かび、頭を抱えて蹲る。
「入れても、良いよ」
 優しい声と一緒に来たのは、人肌の感触。
 頬を両手で挟んで持ち上げ、目を合わせてくる。
「竜児、入れても良いよ。ヘタレだから、言わなきゃ分かんないでしょ? だから言って、
教えてあげる。少しくらいだったら我慢する、だから入れても良いよ」
 北村に告白をする、そう決めた日の別れ際に見せたような優しい微笑み。普段はキツい
言葉しか言ってこないくせに、それが嘘であるかのように浮かべた本音の笑顔。あたしは
竜児と違って優しくない、そんなことを自虐的に言っていた少女が見せた、どこまでも、
どこまでも深い優しさの作り出した表情だ。
「大河」
「竜児」
 自分以外に誰が知っているだろう、こんなにも甘くとろけた表情をすることを。誰にも
見せたことのないだろう、そんな表情に打ちのめされ、竜児は勢い良く大河を抱き締めた。
壊れても構わない、ただ離したくない、そんな熱い気持ちを込めて。
「入れるぞ」
「うん、大丈夫」
 入口に先端をそっと当て、ゆっくりと沈めてゆく。目尻に浮かんだ雫を拭い、もう何度
したか分からないキスをして、時間をかけて大事なものを割り裂いてゆく。痛くはないか、
視線で問うと、大丈夫だという笑みが返ってくる。それに後押しをされ。
 とうとう全部入った。
 本当に、結ばれた。
「やった、やったぞ!!」
「う、あんまり叫ばないで。響くから」
「おう、すまん」
 だが、このやりとりこそが繋がった証だと思うと嬉しさが込み上げてきた。
「動かしても、良さそうか」
「ごめん、まだ無理。竜児、あんたの大き過ぎるんじゃないの?」
「いや、標準だぞ。お前が小さいからじゃ……おう」
 文句を言おうとしたのだろうか、大河が起き上がろうとしたせいで、只でさえ強かった
締め付けが更に強くなる。気持ち良いを通り越して、食い千切られると思うくらいに強く
挟まれ、竜児は声を漏らしてしまう。


497:『よめトラ!』
07/03/28 01:25:00 TtEnB6mf
 逆に大河は傷に響いたのか、再び目尻に涙を浮かべ元の姿勢に戻る。手乗りタイガーと
呼ばれているが、実は打たれ強い訳ではない。天然素材100%のドジが原因で苦しんでいる
のは、いつも世話を焼いている竜児のよく知るところだ。
「痛いのよ、竜児。何とかして」
「ラマーズ法やってみろ」
 気休めにでもなれば良い、と思って口にしたが、律儀に大河は独特の呼吸を開始。股に
ブツがあるという共通点のお陰か、それとも野生の力なのか、どうやら効果はあるらしく
少しずつ呼吸が整ってくる。これには竜児自身が驚いていた。
「もう、動いても、平気かも」
 少しは余裕も出てきたらしい、竜児はゆっくりと腰を引いてゆく。
 物凄い、というのが最初に感じたものだ。ぬるぬるとしていて、動かす度に中のヒダが
カリ首を擦ってきて、自分の手で行うワンマンショーとは全くの別物だ。大河には悪いが、
いつまでも続けていたいと、そう思う。名器というものがどんなものか分からないけれど、
これがそうなんだな、と思うくらいに気持ちが良い。
 奥まで差し込み、入口付近まで引き抜く。シンプルな動きだが竜児はそれだけで果てて
しまいそうになった。生の方が気持ち良いと本なので知っていた、本当にそうだった。
「大河、今日は大丈夫な日か?」
「うん、多分そうだと……出そうなの? 何か早くない?」
 何てことを言うんだ、とショックを受ける。しかし気持ち良くて、今にも出してしまい
そうなのだ。つい数分前までは童貞であった自分には、生の刺激が強すぎる。出来るだけ
我慢をしながら、腰を動かした。刺激を抑える為だけでなく、大河の体を気遣うという、
そんな目的もあった。徐々にではあるが、痛みも引いてきているらしい。感じている、と
までは行かないものの、辛そうな声は聞こえなくなってきていた。


498:『よめトラ!』
07/03/28 01:26:39 TtEnB6mf
「竜児、気持ち、良い?」
「ヤバい」
 限界が本格的に近くなり、少し激しく腰を動かした。
「本当に、良いんだな?」
「うん、出して、良いから」
 大河を信じて、竜児は腟内にぶちまける。
 引き抜くと、ごぽりと大量のピンク液が垂れてくる。よくもまぁこれだけ出したものだ、
とか、よくこんな小さな穴に入ったもんだ、とか妙な感想が沸いてきた。大河自身も何と
はしたないことか、自分の穴から出てきたものを掬っては眺め、匂いを嗅いだり舌で舐め
てみたりとして、眉を寄せて蒸せている。果てしなく馬鹿っぽい行動だが、大河らしくも
あり、思わず笑いが溢れてしまった。
「何を笑って……うぁ」
 それで股に響いたのか涙目で竜児を睨み、
「痛かった!! 今も痛い!! もっと優しくしなさいよ!!」
「あれ以上は無理だったんだよ!!」
「本っ当、役に立たないグズ犬ね!!」
 さっきまでのしおらしさはどこへやら、竜児を睨むと脇腹に拳を叩き込んでグチグチと
文句を言い始める。それに文句を言いたくなったが、不意の感触に言葉が消えた。
 そっと手を握られ、
「でも、竜児が相手で良かった」
 不満そうな声で、目を反らしながら呟いた小さな一言。聞き逃してしまいそうな音量で
放たれた言葉に、竜児は笑みを浮かべた。大河は言ってすぐに枕に顔を埋めてしまったが、
どんな表情をしているのだろうか。
 そんなことを考えながら手を握り返すと、今度は聞こえない程の声で何かを呟いた。
「今、何て言った?」
「うるさい、もう寝る。おやすみ」
「おう、おやすみ」
 そう言って、手を繋いだまま竜児は大河の隣に寝転がった。
 ◇ ◇ ◇

 誰もが寝ている時間、独りぼっちではない少女が寝言を漏らす。
 隣で寝息をたてている少年に抱きつくと、笑みを浮かべて。
「えへへ、竜児」
 とろけるような、甘い声で。
 誰もが寝ている時間、だから誰にも聞こえない。

 ―今はまだ、世界の誰も。

499:ロボ ◆JypZpjo0ig
07/03/28 01:30:23 TtEnB6mf
これで終わりです

『とらドラ』っぽく書いたつもりですが、まだまだですね
二次創作は難しい
俺の大河ラブな気持ちが少しでも伝われば良いと思いました
それでは駄文乱文、失礼しました

500:名無しさん@ピンキー
07/03/28 01:45:06 EC01xD6F

ほのぼのしてていいな。

501:名無しさん@ピンキー
07/03/28 02:34:18 iz5IMoMY
GJ

また次回作もwktkしながら待ってるぜ

502:名無しさん@ピンキー
07/03/28 03:21:15 lKjzuU/8
狂おしいほどにGJ

大河スキーの俺には最後の「エヘヘ 竜児」は破壊力が強すぎたぜ

503:名無しさん@ピンキー
07/03/28 03:26:21 E81Q5H8l
いやいやそう謙遜せんでも。
ちゃんと「竜児」と「大河」がエロしてるって感じで実に良かった。
願わくば実乃梨編をwktkして待つぜ。

504:名無しさん@ピンキー
07/03/28 07:56:37 YJDaD4mX
た、たいがあああああああああ

505:名無しさん@ピンキー
07/03/28 12:38:18 DMWGMpk9
GJ
最後の一言でKOされますた。


506:名無しさん@ピンキー
07/03/28 16:01:55 5rWlP5XQ
GJ

507:名無しさん@ピンキー
07/03/28 23:12:47 9v1SjCYX
メチャメチャ良かったよ!
いかにもあの二人らしいやり取りに転げまわりました。

508:名無しさん@ピンキー
07/03/31 04:16:09 nffAQdwb
今のところ相馬SSが一番多いな。次点が虎SSか。
やっぱり人気あるほうに投下ネタは偏るんだろうか?

509:名無しさん@ピンキー
07/03/31 15:32:37 zCKFd6pl
書き手たちの好みだろ完全に。
きゅしえだ好きの人もっと来ねーかなー。

510:名無しさん@ピンキー
07/03/31 15:40:39 uppkuc52
―ばっ……かじゃねぇの?
人に頼る前にきゅしえだ好きの>>509が自分で書けばいいじゃん

511:名無しさん@ピンキー
07/04/01 13:47:54 sW+GJ9QE
書け!書くんだ!ジョー!

俺もな…

512:名無しさん@ピンキー
07/04/01 23:24:55 nF9ou02I
竜児の大切なモノから出る汁がかわいい虎に染み込み、互いに濃密エキスを吸い取り合う。
激しく掻き混ぜ回転する。湿った水音が白く粘り泡立っていく。


……いえゆゆそが書いたやつですよ?

513:名無しさん@ピンキー
07/04/03 23:16:33 L0kgkAmq
みのりんはえっちなことに関しては無知だと思うのだがどうだろう。
でもいざそうなったら分からないくせに果敢に攻めてきそうだな。
結論はみのりん可愛いよみのりん

514:名無しさん@ピンキー
07/04/04 01:46:48 McgyTizl
いやいや、みのりんはバイトでいろんな人と付き合う機会も多いしかなりの耳年増だろう。
ばかちーも仕事柄そういう話は耳にしてるだろうし、相馬もレディコミなんかを読んでそうなイメージ。
一番無知なのはやっぱり虎と松澤でないのかね。

515:名無しさん@ピンキー
07/04/04 03:11:09 yhvY85nG
女用エロマンガを読んで田村と妄想Hしてる相馬を想像した俺は末期

516:名無しさん@ピンキー
07/04/04 07:19:14 wrW1Oxz6
むしろ初期

517:名無しさん@ピンキー
07/04/04 13:07:46 39exbznn
松澤は確かに何も知らなさそうだ。
会えない寂しさであそこをいじって気持ち良くはなってみるもののその行為は何なのか分からない。
んで田村くんちに帰ってきた時に聞く、と。

518:十五夜
07/04/04 15:01:32 cn0TmJj1
 十五夜の晩で、場所はあの時のあの場所だった。
「きれいだね、月」
「ん?ああ」
 宵闇に浮かぶ月を見上げた少女が瞳に不思議な色の感情を灯して中学校のグラウンドの真ん中に俺と並んで座り込んでいた。
 松澤小巻という名を持つその少女は時折小さな口に月見団子を押し込みながら煌々たる輝きを放つ月から視線を逸らそうとはしなかった。
 雲はなく夜空は明るい。
「お父さんたち、元気で暮らしてるかな?」
 うわごとのように呟くと松澤は団子をむぐむぐ頬張りながら膝にふわりと細い顎を乗せた。
「元気に決まってんだろ」
 間髪入れずに返事をした。
「全員元気で松澤を見守ってくれてるよ」
「そうかな」
「そうに決まってる」
「ありがと」
 少し二人で黙り込んだ後、松澤は夜空を見上げたままの姿勢でぼそりと
「流れ星とか、見えたらいいのに」
「ん?なんだ。願い事でもあるのか?」
「えーとね。お父さんやお母さん、お姉ちゃんたちと、もう一度だけ会えますように、って」
「ああ。そうか」
 松澤の思い出に土足で踏み入るような野暮な事は流石にできなかったから、むろん俺は後の言葉を継げずにいた。
 いまだ松澤はそうした記憶から立ち直れずにいるようで、もしかすると死ぬまでそれを引き摺って歩いて行くのかもしれないが、そんなの俺には分かる由もない。
 ただそうした人生はきっと辛い物であるのだろうなと傍観者的な感想を抱くだけで同情は出来ても同じ痛みを味わう事は不可能なのだから憐憫の情を抱いたとしてもそれは甘っちょろい感傷に過ぎないのだろう。
「あのね、田村くん」
「なんだ松澤」
「お父さんたちに会ってね、伝えたい事があるの」
 俺は何も言わないで月明かりの下静謐に微笑んだ松澤の次の言葉を待った。
「大切な人が、できたって。だから私は大丈夫だって。そう伝えたいの」
「大切な、人?」
 松澤はそれ以上何も言わず校庭に明々とした光を投げかけている白い月を優しそうな瞳をして眺めていた。
「お団子食べる?」
 その後そう言って俺に月見団子を差し出して来たので俺は「ああ」と頷いて松澤がくれた団子を一口で頬張った。
「また来年もここに来れると良いね」
「ああ、そうだな」
「来年も、その次の年も、またその次の年も、二人で一緒にここに来れると良いね」
「そうだな」
 俺たちはそうしてずっと夜空に浮かぶ白い色の月を見上げていた。
 夜気はひんやり冷たく俺たちの頬を撫でて流れていき校庭の片隅で生育していたススキたちの穂をさらさらと揺らした。
 俺は校庭の茶色くざらついた土の上に置かれた松澤の手を取って握り締めた。松澤もぎゅっと俺の手を握り返してそのまま何も言わなかった。
 俺たちはその夜ずっと寄り添うようにして白い月の浮かんでいる夜空を眺めつづけた。何も言わずとも互いに握り合った手の平から感情が流れ込んでくるようだった。
「また来ような」
 俺は自分に言い聞かせるように呟いた。
「うん」
 松澤がどこか寂しげに返事をする。
「きっときっと、一緒に来ようね」
「必ず、な」
 俺たちの手の平は温かで、ひっそりと互いの想いを伝えてくれていた。松澤がまた団子をつまんで口に運びむぐむぐと頬張った。夜風が穏やかに吹いてその髪を揺らせていた。
 流れ星は最後まで流れなかった。

 END

519:名無しさん@ピンキー
07/04/04 20:00:18 vB5TlhKo
GJ  まだ陰の残る松澤にしんみりした (´Д⊂)ホロリ・・・
明るくなった松澤も書いてあげてほしい

520:名無しさん@ピンキー
07/04/05 22:24:43 RnujCIVJ
みのりんSS mada-?

521:名無しさん@ピンキー
07/04/06 18:27:37 EumGBGSL
相馬SS mada-?

522:名無しさん@ピンキー
07/04/06 20:39:59 eKj6ZisM
たらスパ分が足りなくなってきた

523:名無しさん@ピンキー
07/04/06 22:54:33 zNUWhaZp
はぁ、今日もまたやってしまう。
その自分の既にしっとりしたそれを見るとついつい手が伸びてしまう。
いけないことだ。
そうは知っていても本能の部分には逆らえない。
あぁ、少しくるっと回すだけで愛しくなるなんて。
つっつけば汁が溢れ出す。
赤く小さな粒もとても良い。
「………んっ」





「たらスパおいしっ!」
byゆゆそ

524:名無しさん@ピンキー
07/04/06 23:00:13 RcsUCRQU
酔って自分から誘っておきながら翌朝「エロ犬!」呼ばわりする大河

「みのりんに言うからね!」と脅され毎晩ご奉仕

犬小屋END

525:名無しさん@ピンキー
07/04/07 00:48:03 vHBgeY6t
逢坂大河が心の平衡を失ったのはいつの頃からであろう
なんでもない筈の竜児への想いを 制御出来ぬと自覚した時ではなかったか

526:名無しさん@ピンキー
07/04/07 00:48:03 ttyfhdro
よめトラの続き mada-?

527:名無しさん@ピンキー
07/04/07 01:09:29 gwCMzlKs
>>524
酔ってるわけでもないのに真っ赤な顔でエロ犬を誘惑するバカチワワ

「えへへ、高須君、大好きだよ」と誘惑され毎晩ご奉仕

真・犬小屋END

528:名無しさん@ピンキー
07/04/07 01:17:57 Ui6Ql5+I
>>526
よめトラの後日談が>>285だったりして

529:名無しさん@ピンキー
07/04/07 07:59:50 3uyQGpV6
>>527
普通に読みたいんですが

530:名無しさん@ピンキー
07/04/07 12:00:41 d1li+aqZ
>>527
犬小屋よりいい生活できそうw

531:527
07/04/07 13:08:11 gwCMzlKs
>>529
読みたいので書いてください。

食事の後片付けをしている竜児のTシャツの裾を指できゅっと摘み
明後日の方向を向きつつ真っ赤な顔で「……しよ」と誘ったり
事後に天使の微笑とは異なる素朴な笑みを浮かべる亜美をよろぴこ!

532:名無しさん@ピンキー
07/04/07 17:32:00 vHBgeY6t
>>531
>食事の後片付けをしている竜児のTシャツの裾を指できゅっと摘み
>明後日の方向を向きつつ真っ赤な顔で「……しよ」と誘ったり

むしろ↑は虎の方だと思うのだが如何か

533:名無しさん@ピンキー
07/04/07 17:57:23 4o417CDH
ばかちーは突然抱きついてきて耳を甘噛み
竜児は驚いて「おう!」

534:名無しさん@ピンキー
07/04/07 21:22:49 wiFrlmp2
亜美の別荘に遊びに行ってから数日が経過した。
「…んっ」
まだ、朝にもならないのに目が覚めてしまう。
心のモヤモヤも大きくなっていく一方だ…
「なんで寝ても覚めても竜児の事を考えてるの…」

(北村君に告白した時にも竜児の事を考えてしまったけど…
今はそのとき以上に心を支配してしまう・・・)

「竜児…」
呟いても答えは帰ってこない…
「本当に私どうしちゃったんだろう…」

535:名無しさん@ピンキー
07/04/07 21:30:01 d1li+aqZ
自分でもそれと気づかないままに胸に手が伸びる。そして股間に

536:名無しさん@ピンキー
07/04/07 23:08:33 vHBgeY6t
>>534
 
え? つ、続きは?
たらスパなら出すから

537:名無しさん@ピンキー
07/04/07 23:15:45 Zir3fR1E
>>527
うお 同じようなことを考えている方が。
受験が終われば書くのだが。今は脳内で楽しむのみ。

538:534
07/04/07 23:22:49 wiFrlmp2
心の不安を払拭しようとベランダに出ると
竜児のいるアパートが月明かりに照らされていた。

「初めて竜児のことを意識したのは北村君宛てのラブレター
を間違えて竜児の鞄に入れてしまったことだっけ…」
そう、あの時は竜児のことなんて邪魔な存在でしかなかった…
ラブレターを読まれたくない一心で竜児の部屋を襲撃したのも
懐かしい思い出になっている。

「今の私に竜児の部屋に押し入る勇気はあるのかな…」
そんなことを思いながら竜児の部屋を眺めていると、


続きは明日以降に書きますがこんな内容でもいいのでしょうか?
大河の不安な心理面しか書いてないですが…

539:名無しさん@ピンキー
07/04/07 23:25:07 wiFrlmp2
sage忘れてた…

540:名無しさん@ピンキー
07/04/07 23:45:46 vHBgeY6t
>>538
>>539
うん、待ってる。
 
報酬の分割払い
つ 【た】

541:名無しさん@ピンキー
07/04/08 17:55:59 CwthaUBO
りゅうじ×伊欧
キボンヌ

542:名無しさん@ピンキー
07/04/09 00:57:45 36OaCYb5
>>541
猫っぽい娘が道端に倒れていたので虐待することにした。
他人の目に触れるとまずいので家に連れ帰る事にする。
嫌がる猫っぽい娘の服を無理やり奪い取り熱した濡れタオルでゴシゴシする。
髪や肌を彩る黒い化粧が落ちたのを確認し、泰子の化粧くさい服を与えて恥辱攻め。

その後に、ヤンキーと怖れられるオレ自らが作ったマズい料理を与える。
勿論たっぷりと用意しておき腹が張り裂けんばかりの苦痛を贈呈。

ぐったりとした猫っぽい娘を分厚い布で挟み込む、
寝たりしないように手をギュッと握り締めるのは忘れない。
呼吸量が少なくなったのを確認した後就寝。


……何故か身体が重いので目を開けると先ほどの猫っぽい娘が
熱い眼差しをむけ俺の上に圧し掛かってきている。
「コンナニヤサシクシテモラッタノハハジメテ」と聞きなれない言葉を発しつつ
復讐のつもりだろうか俺の口に噛み付い

(全てを読むには「アンタじゃ無理だ俺が変わる」と書き込んでください)


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch