06/12/09 00:56:39 aOUjkyu0
―圭一サイド―
よっしゃー!きたきたきたー!!早くも俺の妄想…もとい、理想が現実になるとは…!!
だよな!男一人女一人と来たら、一緒にお風呂入るのは当然だろっ!?そして、スキあらば…くくくくく!
脱衣場で意気込む俺。ドアを開けると、モクモクと湯気が漂ってきた。
園崎家の風呂は思ったよりもデカく、二人どころか十人入っても、まだまだ余裕がありそうだった。
ざぶーん
「あー、気持ちいいなぁ!」
一気に湯船に浸かり、女神…の登場を待つ俺。扉一枚隔てた向こうには、輝かしいパラダイスが待っているのだ!
早 く 入 っ て 来 い!!!
「おーい!どうした魅音ー!まさか魅音様ともあろうものが怖気づいてるのかー!?」
タオルを頭にのせた俺の声は、風呂場に大きく響いた。
「…うぅ、圭ちゃん、今行くから…。今行くからあっち向いててー!」
ん?扉の向こうで、部長様が何か言っている。
「おい、みおーん!それは違反じゃないか~?ん?」
「そ、そんな事言ったって…!!」
ふはははは!バスタオル一枚で、困惑する魅音が目に浮かぶぜ!
「わかった!わかったから、入ってこいって!」
仕方なく、扉とは逆側を向く。こういうことは嘘はつかない。あとで、後悔するのは自分だって知ってるから。
ガラッとドアが開く。ヒタヒタという足音がする…今だッ!
「よー!!」
勢いよく振り向く。
「うわー!魅音、おまえ…普段とは違うな!?」
「う~、ジロジロ見ないでよぉ…」
そうは言ってもなぁ。やっぱり目がいってしまうんだよなぁ…。
結び上げた髪。バスタオルに包まれた肢体。そのバスタオルを押さえる手…。
…可愛い。ガラにもなく俺はそう思ってしまった。
「だから見ないでよー!」
俺はまだ恥ずかしがっている魅音を尻目に、目の前に広がった眩しい光景を網膜に焼けつけようとしていた。
「いや、いつもと違ってかぁいい魅音を俺だけのものにしたくてなっ!」
「ふぇ…。か、かぁいい?」
また赤くなってやがる。コイツは本当にそっち方面に弱いな…。また少しからかってやるか!
「あぁそうだ!魅音はなんてかぁいいんだ!レナなんて足元にも及ばない!魅音は雛見沢一の美人だぁぁぁっ!!!」
あらん限りの大声で叫んだ。もしかしたら、近所に聞こえたかもしれないけど、そんなのはどうでもい。今の俺には、コイツをからかうことの方が大事だ。
「ちょっ!ちょっと圭ちゃんー!周りの家に聞こえちゃうよ~!恥ずかしいじゃん!」
「いいだろ?俺は恥ずかしがっている魅音が好きなんだよ」
はっきり言ってやった。また倒れるかな?と思ったけど、今度は大丈夫だった。
「ほら、いい加減に入ったらどうだ?」
「…うん」
まだ照れてるのか、ゆっくりと湯船に使っていく魅音。
さて、どうやってそのバスタオルを取ってやるかな~!
夜犯し編第四話の途中です。本当はお風呂話は全部書くつもりだったんですけど、忙しくてだめでしたorz
まだ全然エロくなくて、ごめんなさいごめんn(ry