08/01/13 20:10:13 zoosHz3q
>>889
やばうい!やばいよー!!俺のごきょうやがダブルヤンデレに挟まれてる・・・orz
ようこ爪剥がしこぇーよなんか俺のごきょうやが酷いことされそうでやだよ~
でも尽くすごきょうやは奥ゆかしく気が利く好い娘だな~☆
>>896
デレわんこ♪
主人の居ぬ間の雪さんですか?
899:名無しさん@ピンキー
08/01/13 21:08:35 s0mQjuDI
>>896
ヒント:「言わぬが花」
900:名無しさん@ピンキー
08/01/13 21:16:48 rX+CLh63
時子の逆レイプきぼんぬ
901:名無しさん@ピンキー
08/01/13 23:13:54 /vlayEtz
>>896
GJ!
このたゆね可愛い過ぎるだろw
貴方の作品には毎回毎回ニヤニヤニヤニヤさせられるw
902:名無しさん@ピンキー
08/01/14 00:22:52 7MYOnD5Q
>>900
つ自家発電
903:名無しさん@ピンキー
08/01/17 23:23:06 mtufzBlJ
ほ
904:名無しさん@ピンキー
08/01/19 23:08:54 yd2z2mEJ
し
905:名無しさん@ピンキー
08/01/20 19:52:36 8L7bCRFH
このスゲェな~wメッチャ過疎ってるじゃん(笑)
読み手が書き手潰ししてるしwww
おまえらマジ笑えるwwwww
906:名無しさん@ピンキー
08/01/21 14:14:44 18E0/n7j
>>905
叩かれた作者本人乙
907:名無しさん@ピンキー
08/01/23 21:33:25 ZVxoF9gC
続きまだー?
908:名無しさん@ピンキー
08/01/23 23:14:20 2bPuykmX
全裸でじっくり待とうぜ。
909:名無しさん@ピンキー
08/01/24 21:21:44 0dpAA5UX
つづきは~?
910: ◆JWPaeN65Rw
08/01/25 18:30:33 D21IRC3V
投下します。
911: ◆JWPaeN65Rw
08/01/25 18:31:13 D21IRC3V
***
雨が降っている。
二月末の雨だ。
冷たい。
氷のよう。
でもそんなことはどうでもいい。
もういいんだ。
歯がガタガタと鳴っている。
目からは涙が止まらない。
会いたい。
あの人に会いたい。
それだけが今のボクを動かしている。
でも、あの人の元には行けない。
あの人の元にはかわいい女の子が二人もいる。
いやだ。
あの人がボク以外に笑顔を向けるのを見たくない。
それにこんな涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっている顔を見られたくない。
でも心と体はあの人のことを求めて自然と動いていた。
初めて会った場所。
バレンタインのチョコの材料を買った店。
あの駅から遠い山奥までお仕事しに行ったんだっけ。
あそこは……
ここは……
止まらないよ。
あの人との思い出が止まらないよ。
雨は止まらなかった。
なお一層強くボクに向かって降り注いだ。
912: ◆JWPaeN65Rw
08/01/25 18:33:02 D21IRC3V
***
「雨なんかどっかに行きやがれ!」
最悪だ。
俺の気分は最悪だった。
「あのアマ、ドタキャンしやがった」
そう、俺こと川平啓太はデートの約束をして駅前にいたのだが、
30分経っても一向に約束をした彼女は現れる気配がない。
おまけに雨はさっきとは比べ物にならないくらい強くなってきた。
「デートはたとえ雨が降ろうと、雪が降ろうと、槍が降ろうと来なくちゃ駄目だろうが…」
そう一人毒づいていると俺は見覚えのある人影を見つけた。
「……たゆね?」
そう、あれはたゆねのはずだ。
しかし、どうもいつもと様子が違っていた。
こんな激しい雨の中で傘も差さずに、焦点の定まらない目をして歩いている。
俺が知っているたゆねはもっと活発でハキハキしてて……
でも今の彼女からは今にも崩れ落ちそうな印象しか受け取れなかった。
「たゆね、どうしたんだ?」
俺は堪らずたゆねの元に駆け寄った。
「ふえ?」
たゆねはびっくりしたのか素っ頓狂な声を出して、こちらの顔をぼんやりと眺めていた。
「ほら、こんな雨の中に傘も差さずに……風邪ひくぞ」
そう言って、たゆねの手を引いて俺の傘の中に入れてやった。
「け、啓太様……?」
まだ夢心地といった具合のたゆね。
「ああ、そうだ。俺が川平啓太だ、もしかして忘れたか?」
俺はちょっとおちゃらけた調子で言った。
「ダメです、ボク汚れてるし、ヒドイ顔してるから近寄らないでください……」
よく見るとたゆねの目は赤く腫れていた。
理由を聞くのは……無粋だよな……
「オイオイ、たゆねの顔がひどかったら、世界中の八割九割の女は目も当てられないぞ」
わざと軽い調子で言葉を吐いた。
「…………」
目を伏せて何も言わないたゆね。
「ほらほら、そんな顔してるとたゆねのことキライになっちゃうぞ~」
「え……?」
俺が元気づけようと言ったセリフにたゆねは予想外の反応を示した。
「い……や……」
たゆねは目を大きく見開き、肩を震わせ、膝が笑っていた。
「た、たゆ……」
「いやあああああああああああああああ!」
俺の言葉はたゆねの絶叫によって断たれた。
913: ◆JWPaeN65Rw
08/01/25 18:33:35 D21IRC3V
「きらいに……きらいにならないで……」
そう言って、たゆねはいきなり俺に抱きついてきた。
傘が飛んでいった、俺たちに容赦なく冷たい雨が降り注ぐ。
「た…たゆね……」
たゆねは震えていた。
まるで捨てられた子犬のように震えていた。
「きらいにならないで……きらいにならないで……」
そして呪文のようにずっと同じ言葉をつぶやいていた。
そんな彼女に俺ができることは……
「何言ってんだよ、俺がたゆねのことをきらいになるわけないだろ?」
そう言って俺はたゆねを優しく抱きしめた。
たゆねの身体は冷たかった。
氷のようだった。
それにいくら強く抱きしめても彼女の震えは止まらない。
「……うっ……うっ……」
やがて彼女の声が嗚咽に変わった。
せめてこの嗚咽が止むまでこうしていよう。
身を切るような冷たい雨の中で、その雨よりも冷たい彼女を温めてあげたかった。
「よしよし、いい子だ。泣きたい時は思いっきり泣くんだ」
雨は容赦なく降り続く。
「いい子だ……いい子……」
俺の声も、彼女の嗚咽も、次々に浮かんでは雨の音に消されいった。
914: ◆JWPaeN65Rw
08/01/25 18:46:32 D21IRC3V
以上です。
どうもお久ぶりです。
投下が遅くなってすいません。
別にレポートが死ぬほど出たとか
PCがぶっ壊れてHDDの中身全部なくなったとか
突然の下痢と嘔吐感にずっと悩まされたとか
そんなことはまったくありませんでした。
( ゚∀゚)アハハ八ノヽノヽノ \/ \
もういっそいい機会だからOSをvistaからXPに変えようかな……
話は変わりますがこのSSの終りがようやく見えた来ました。
まだ終わりじゃないけど今までGJレスをくれた住民の方々、本当にありがとうございます。
では、また。
915:名無しさん@ピンキー
08/01/25 22:59:54 fVfdN9fi
まずはGJ!やはり啓太は良い男。
全裸待機してた甲斐がありましたw
そうか、このシリーズももうすぐ終わりなのかorz
最後の最後までお身体にはお気をつけて。
916:名無しさん@ピンキー
08/01/27 11:00:24 IB5TL3EB
>>914
いつの間にかきてたんだ!
啓太の色男っぷりとたゆねの儚げさにモエタ
917:名無しさん@ピンキー
08/01/27 20:58:21 NGM7ypKM
>>914
おひさ~☆つか氏ぬなよ
俺なら氏にそうな不の連鎖だぜ!
918:名無しさん@ピンキー
08/01/31 00:22:42 BDNbxyNX
>>914
GJ!
何というかお疲れ様です