孕ませ/種付/受精/妊娠/妊婦/出産/HRネタ総合【5】at EROPARO
孕ませ/種付/受精/妊娠/妊婦/出産/HRネタ総合【5】 - 暇つぶし2ch302:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:19:40 pvKCZnTQ


では、私も日比野教授に習い、空想してみることにしよう。ずっとずっと昔の日本を。
今からおよそ二千五百年ほど前の縄文時代晩期。弥生時代の誕生が、もうすぐそこまで
迫っている日本の、特別なケースを選んでみようか。
私のできうる限りの、飛び切り突飛な空想を楽しんでみるとしよう。

私のカメラは、天空から弓状の日本列島を映し出す。縄文晩期には平均気温が二度ほど
下がった事が要因となり、海面が低下した。目に映る海岸線は、埋立地さえ除けば、今
の日本と大差ない。

そこからさらに、空想のカメラをズームさせてみる。
当時の関東平野は、おそらく落葉樹林の天国だったことだろう。緑と、紅葉による茶と
赤のコントラストは、ほぼ切れ目無く大地を覆っていた。

さらにズーム。
山野を縫う曲がりくねった川の近く。緩やかな斜面の開けた台地。そこに見える十を越
えるほどのこげ茶の円は、上から見た竪穴式住居だ。
集落の真ん中あたりから煙が立っている。誰かが煮炊きをしているに違いない。

ズーム。

その中に、長い髪を後ろで束ねた、うす茶色の服の女性が見える。

走っている。

私の空想は、その彼女を追うことにしよう。




「エリどうした。そんなにいそ、うわぁ!」
「じゃまァ!!」

ジルハはできたてのスープをぶちまけて、ボクの事を避けた。まぁ、そうでなかったら
ジャンピングニー(注1)を決めてただろうけどっ!
ガド兄から聞かされた冗談みたいな提案に、ボクは村の長老の家へと一目散に駆けてい
た。あのジジィついにボケたか? まぁいいや。返答次第では鉄拳制裁決定。

ボクは野を行くケダモノの速さで、長老の家へと飛び込んだ。

「おやエリ。ずいぶんと、早かったねぇ。ガドから聞いたかや? 例の話」
「……はぁ、はぁぁ……。聞いたわよ! ああ聞いたともさ! 長老、アンタ何考えて
んの! よりによって、私と、あのケガレが、うぇ。いきなり走ったから気持ち悪い…
…」
「まぁそこにお坐んなさい」

303:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:20:47 pvKCZnTQ
言われなくてもと、敷かれてる猪の毛皮の上にぺしゃりとへたり込む。肩で息しながら
だけど、ボクは長老にガンを飛ばすのは忘れない。

「ひょっとして、エリもケガレの事を野蛮人だと思ってるのですか? 彼は我々と違っ
て、神の選民ではないだけですのね。現地民と呼んであげないと」
「そんな事はどうでもいいの! ともかく、なんで、ボクがケガレと結婚しなくちゃな
んないのよっっ!!」




          ~美女と野獣(ノケモノ)~




「ひょっとして不満?」

長老は呑気に長い髭を撫でながら、ボクの事を小さな目で見つめながら、首を傾げてる
様子がまたムカつく。
その髭と一体化しそうな長い白髪の中から、額のあたりに角みたく突き出てるヒラクテ
ィリー(注2)を、ボクのパンチで埋め込んでやろうかしら。

「不満だよ!」
「だって、エリに見合う年頃の男はこの村に居ないし。もったんない」
「エロい目でボクの事見んなっ!」

ニンマリとした長老の視線に抗議して、ボクは続けた。

「別に結婚なんてしたくないっつってんの!」
「いやいや。聖書にある『産めよ、増えよ、地に満ちよ』という神の祝福の言葉をエリ
も知らない訳がないでしょ。我々にとって結婚とは、神との契約の上で、成さねばなら
ぬ大切な行為ね」

304:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:21:23 pvKCZnTQ
長老の目がウルウルしはじめて、まるで黒い小石みたくなる。

「我等がこの地に辿りついたとき、エリはまだ生まれたばかり。それが今ではどう? 
女らしい長い黒髪、ぱっちりと大きい、猫のような目。本当に美しく成長した。老い先
短い育ての親として、あとはもう、伴侶を持ち、家庭さえ築いてさえくれれば……。う
うう。ベニヤミンとレア、あの二人が生きていたら、今回の縁組を、きっと諸手を上げ
て喜んでいただろうに違いないね……」

ふん、と息をついてボクは肩をすくめた。大体、長老の泣き落としはいつもの事だから
な。怒ってるのも馬鹿らしくなってくる。
それに、女らしいなんて言われるのは、ボクにとって屈辱だ。ボクはどうせなら、男の
子に生まれたほうが良かったと今も思う。そうだったら、若いのに族長を継いだガド兄
を手助けできるのに。
ボクたちはずっと西から来たそうだ。ただ、ここまでたどり着いたみんなは、旅の途中
で産まれた。ボクに至っては、この土地へと海を渡って向かう時、船の上で産まれたら
しいけど、当然、その時の事なんて覚えてはいやしない。(注3)
だから、この土地はボクの故郷になる。
東に行けば、誰も居ないボクらだけの土地があるって、なんかご先祖様のお偉いさんが
言ったんだって。でも、やっぱり、ここにも人たちが住んでいたんだ。
ふと、後ろから声がした。

「エリ。判ってくれ」
「ガド兄……」
「おお、ガド、お前からも説得しておくれ」

鷹のような鋭い視線をボクに向けたまま、遅れて来たガド兄が長老の隣に座る。
ボクのたった一人の肉親で、成人して正式に族長を継いだ自慢の兄。でも、今日は鉄器
みたいな冷たさで、ボクにこう言ったんだ。

「俺が決めた事だ」って。

「……っ?! なんで? なんでよっ!」
「我々支族がこの地にたどり着いて、もう何年になるだろう。そして、何人減った? 
もはや、純血を保って行くことは不可能だ。ならば、多民族の血を受け入れるしかな
い」
「そう。それに、神はヘブライの民の女から産まれた子は、父の民族を別にしても祝福
してくれるね。あーエリったら、ひょっとしてマリッジブルー?」(注4)


305:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:23:13 pvKCZnTQ
ボクは思わず怒鳴った。

「長老は黙ってろ!」
「エリっ!」

ガド兄は、もっと大きな声でボクを叱った。

「……族長の妹であるエリ、お前にしか頼めないことなのだ。重ねて言う。判ってくれ。
それに、我々がケガレに依存している事は、お前もよく判っているだろう」
「ケガレも近頃じゃ、拙いながらヘブライ語を使えるようになったしね。エリの夫とな
れば、ワシらも諸手を上げてケガレを歓迎できるわけね」

ボクはうつむいて、拳を握り締めた。毛皮がくしゃってなる。

「……ボクは、スケープゴートってことか」(注5)
「そう思っても仕方が無い。だがなエリ、ケガレは俺が最も信頼する男でもある。きっ
とお前を大事にし、どのような苦境からも守ってくれるだろう。そして、強き子を産む
のだ」

なんだか、仲間はずれにされた気分だ。ボクはいつの日か、ガド兄と一緒に、ボクら支
族のための平和な都を作ってやるんだって、思ってたのに……。(注6)
女は所詮、子供産んで、支族を増やす道具くらいにしか思われてないんだ。
怒りより悔しさがボクの体を巡って、力が抜けてくる。
ガド兄─。
吐息みたく、ボクは呟いた。

「判ったよ。勝手にすれば……」
「そうか」
「よし決まりね! 早速準備を進めよう!」

ボクはそのまま、挨拶もしないで長老の家を後にした。


306:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:24:31 pvKCZnTQ
注釈こーなー♪

注1:舞台は縄文時代ではあるが、私の力量の無さ故に時代にそぐわない表現が頻出す
る事をご容赦願いたい。

注2:ユダヤ教の神父(ラビ)が着用する物だが、形状は山伏が額につけている兜巾
(ときん)とほぼ一緒である。(ヒラクティリーは中に聖書の一編が入っており、兜巾
も宗教的な意味がある装着物である)古代ヘブライのラビの格好は、外人が山伏のコス
プレをしているかと思うほど、服装や道具(法螺貝の替わりに羊の角の大きな笛など)
がよく似ている。

注3:このお話は、紀元前七百二十二年に滅亡したイスラエル王国を追われたヘブライ
十支族(ユダヤ民族)のうち僅かが、長い旅路の果てにもし日本に来ていたとするなら
ば、という観点から書かれている。散見される資料を元にしているが、本気で信じちゃ
うと先生に怒られるので気をつけよう。でも眼鏡の教育実習生なおにゃのこには『こら
ぁ?』って言われたい。で・す・よ・ね!?

注4:ユダヤ教は母系宗教なのだ。非ユダヤ人の夫と、ユダヤ人の妻の間に生まれた子
はユダヤ人となる。これは旧約聖書において、アブラハムが二人の妻と二人の女奴隷そ
れぞれを孕ませ、彼女たちの子らがヘブライ十二支族の祖となった故事からきている。
よよ四人。うらやましい。

注5:スケープゴートの語源は、古代ユダヤで人の罪を負って荒野に放たれた贖罪のヤ
ギ。

注6:エルサレムを日本語に訳すと平和、平安の都となる。ヘブライ系渡来民の可能性
が言われる『秦氏』が建造に大きく関わった都市の名も、奇しくも平安京。

307:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:25:14 pvKCZnTQ


『タンタタン、タンタンタン』という太鼓の音が星空に響いてる。
大きく炎を上げてる広場の焚き火、そしてその周りで浮かれてる村のみんなを眺めなが
ら、ぼんやりとボクは考えていた。
ケガレは悪い奴じゃない。それはよく知っている。
あれはたしか、二年ほど前だったと思う。ボクらがさらに東を求めて、このうち捨てら
れてた村にやってきたのは。
そこにたった一人で、一匹の犬を連れて暮らしてたのがケガレだった。
頭はボサボサ、ヒゲモジャモジャで、全身は毛皮を縫い合わせた服を纏って、まるでケ
モノみたいだった。
今もそうだけど、槍を背負って、腰には弓矢をぶらさげてて。もしかしたら、ボクらを
攻撃してくるんじゃないかって、ガド兄がボクの事を自分の背後にやった事を良く覚え
てる。
でも何故か、ケガレはボクらが訪れたら、ニカって笑ったんだよ。
その意味はよく判らない。
ケガレは、それまで住んでた村を、あっさりボクらに引き渡し、自分は村の近くに茅で
作った、三角の小さな住いに引っ越した。そして、警戒するボクらに、山で取れた獲物
や川で取れた魚、食べられる木の実や薬草なんかを持ってきた。笑顔もセットでね。
長老は、『きっと我々が神との契約を成した選民だと言う事を、直感で悟ったに違いな
い』って言ったけれど、どうなんだろうか。直に聞いたことはまだ無かった。
次第にボクらとケガレは、それとなく仲良くなっていた。村で、小さい子供たちと遊ぶ
ケガレを良く見かけるし、狩りの時は、ケガレとガド兄が先頭に立って行うとも聞いて
いる。村で使われてる木のお皿に、ヘンな樹液を塗って綺麗に仕上げる術もケガレから
教わった。(注7)
今では、現地民との物々交換の時、通訳までやってくれている。(注8)
ケガレはボクら支族にとって、優秀なナビゲーターなんだ。
ただ、村のみんなは距離感を抱いてる。
それはどうしようもないと思う。
文化や考え方、宗教がまったく違うから。

308:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:25:46 pvKCZnTQ

「エリもお肉食べない?」

深刻なボクに対して、その彼は白い歯を見せた笑顔でウズラの丸焼きをすすめてきた。

「……いい」
「ん。わかった」

そしてケガレは今、雛壇の上でボクと一緒に並んで座ってる。相変わらずの毛皮の格好。
ボクは山繭で織られた、薄緑の花嫁衣裳。(注9)
長老の家での一件から三日目の夜。ボクとケガレとの結婚式が見た目盛大に行われてた。
けれど、挨拶にくる村のみんなの、『ああ、かわいそうに……』って視線と口先だけの
祝いの言葉がボクを不愉快にさせる。
まぁ、そんな事はボクにとってはどうでもいい。
問題なのは、ケガレとボクが、ちゃんと結婚生活を送れるか、ってことなんだ。
ボクだってさ、覚悟は決めたんだ。他のみんながどう思っていようか関係ない。
正直、支族のために自分のやりたい事を諦める、っていうのは悔しいけど─。
ボクとケガレが結婚すれば、ケガレが村の役に立つんだからいいんだ、いいんだ……。
そう、ボクは自分に言い聞かせてた。

「ケガレ、良かったねぇ。こんなに綺麗なお嫁さん、貰えて」
「ん。オレ、生きててよかったヨ!」
「おめでとうエリ。これ、後で使って?」

ケガレがニカってして、ペコペコとお辞儀をする。ガド兄の許婚、ナオミさんがボクら
をお祝いに雛壇に上がってきてくれた。
ナオミさんはボクに小瓶を手渡した。
それを見つめてきょとんとするボクの頭をそっと撫でてくれると、微笑んでボクに耳打
ち。

「他のみんなはどうか知らないけど、少なくともガドと私は、貴方たちの事、応援する
からね。その小瓶、中に香油が入ってるの。塗ると、ちょっとは痛いのが和らぐかなぁ
って、思って。わかるわよね? 意味。ふふふ」

ナオミさんは、両親のいないガド兄とボクに、家族のように優しく接してくれた人だ。
何かと面倒を見てくれる、ボクのお姉さんみたいな感じ。でも、ちょっとおせっかいが
過ぎるって思うこともあるけど。

309:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:26:39 pvKCZnTQ
「わ、わかるよボクだって! 子供じゃ、ないからさっ。……、でも、どっちに塗った
らいい?」
「んー、どうかな~? 私もまだだから。ガドったら、お堅いんだもの♪ ふふ、エリ
に先を越されちゃうね。どうなんだろね、好きな人に抱かれる気分って……」
「ナオミさん酔ってるでしょ、いや絶対酔ってるから」(注10)
「何のおハナシ?」
「っ! なんでもないよっっ? 関係はあるけどとりあえずケガレは、気にしなくても
いいからっ」
「ん、わかった。あ~、ガド。こんばんわ」
「エリ、おめでとう。ケガレ。妹をよろしく頼むよ。お前にならエリを託せる。どうだ、
やるか?」

今度はガド兄だ。杯を持って、ケガレの肩にどしっと手を置いた。

「今日はやめとくよ。でも、今度また朝までのもう。ガドにはもっと、コトバをおそわ
らないといけないからね」
「ああ。そうだ、ケガレに渡したいものがある。受け取って欲しい」
「ガド兄それって!」

ガド兄が懐から出したものを目にして、ボクは思わず声をあげた。
それは支族が昔から伝えてきたという、大事で、貴重な、ガド兄の宝物だったから。

「おー! スゴイよ! いいの? もらって」
「ケガレが持っていたほうが、価値のあるものだからな」

炎の明かりを照らして、それは揺らめくオレンジ色に輝く。
石や、青銅じゃない、鉄でできたナイフだ。(注11)

「さぁナオミ、行くぞ。二人の邪魔になる」
「あん、そうね。じゃ、お二人とも頑張ってね~♪ って、ちょっとまってよぅガド…
…」

宴の輪に戻った二人を目にして、ボクは少しため息をつく。お祭り好きのみんなは、も
うボクらの挙式の祝いっていうより、純粋に酒盛りを楽しんでた。
もう、ボクらが居なくなっても、関係ない。
ボクはちらっとケガレを見やった。
さっきガド兄からもらったナイフを使って、もりもりお肉食べてる。

310:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:27:31 pvKCZnTQ

「こら」
「いて」

こめかみのあたりを殴ってやった。ケガレはきょとんとして、ボクに向き直る。

「そろそろ、いこっか……」
「どこ?」
「その、新婚の家……」

ケガレは『あっ』って声をあげて、膝を叩いた。
そう。この村では、新しく式を挙げたカップル専用の家があるんだ。ほかのみんなは一
族徒党で、いくつかの家に分散して住んでる。
その、子作りに集中するため、だって……。

「そっかそっか。オレ、今日からこの村の中でくらすんだ」
「そうだよ……」
「じゃぁ、オレのかぞくも呼ばなくちゃな」
「え?」

その時、ケガレが指笛を鳴らした。大きな音で宴のみんながビックリするほどの。

「ヨコテっ!」
「わぁっっ」

林の奥から駆けて来て、物凄い勢いで雛壇に飛んできたのは、一匹の犬だった。ケガレ
はニコニコしながら、その犬の頭を撫でてやる。

「コイツ、ヨコテ。オレのかぞくだよ。すごくあったまいいンだぜ? ほらヨコテ、お
手!」

ヨコテはケガレの差し出した手に、かぷっと喰らいついた。『こうして欲しかったんで
しょっっ?!』って目をきらきらさせて、千切れるくらいの勢いで尻尾を振ってる。

「……ダメじゃん……」
「あっれーおかしいな。こないだできたんだけどな。ヨコテ、ほらはなせ。よーしよし。
この人がなオレのおよめさんのエリだよ。よくおぼえるンだぞ? はいメシだ」

『ワンっ』とヨコテは一声吠えた。それから切り分けられたウズラの丸焼きに、待って
ましたとばかりにかぶりつく。大丈夫だろうか。ボクの事おぼえてくれるかな。

311:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:28:10 pvKCZnTQ
「ケガレ、いこうよ」
「ん。わかった。たべおわったらヨコテもおいで」
「はふっ」

ボクはケガレの手を引いて、酒盛り真っ最中のみんなから迂回するようにこっそり……。

「おお、これからお楽しみね! お二人ともハッスルよ~! はっはっは!」
「どうもどうも」
「こらっ、立ち止まんなってば!」

杖を振り上げて、モーゼの物真似をしてる長老に見つかった。みんな酔っ払ってるから、
座はどっと盛り上がる。
みんなの囃し言葉に思わず恥ずかしくなり、ボクは一番近くに座ってたジルハの頭に鉄
拳制裁。ぺこぺこお辞儀をするケガレを引っ張って、笑い声の広がる広場から逃げるよ
うに、新居へと走りこんだ。
新婚の家は、この村にある建物の中で一番小さい。かやを積んだ寝床に毛皮が敷いてあ
って、中央に炉があるだけの簡素な家だ。
炉の中の薪は、小さな炎とパチパチと音を立てて、暖かい空気と明かりを放ってる。
晩御飯を食べ終わったらしいヨコテが走りこんできたと思ったら、さっそく炉辺に伏せ
ると丸くなって目を閉じた。

「……ったく、あのジジィったらぁ……」
「なつかしいなぁ。ここ、オレのかぞくの家だったんだよな」
「ふぅん……。あ、そうだ、ケガレの家族や、この村に住んでた人たちってどうした
の? ボクら、よくよく考えたら、ケガレの事、あんまり知らないんだよね」
「いろいろ、あった……」

そう言って、ケガレはちょっと目を伏せた。いつもニコニコしてるケガレの、ちょっと
悲しそうな、苦しそうな顔を初めてボクは見た。もしかしたら、聞いちゃいけなかった
事なのかも知れない。
悪いことしちゃったかな……。
はっとして、ボクは成すべきことを思い出す。
ナオミさんから渡された小瓶を握り締め、ちょっとうわずった声でケガレに言った。

「じゃぁさ、そろそろ寝よっか」
「ん、わかった」

ボクは纏ってた薄緑の花嫁衣裳を、あらかじめ据えてあったキリの箱にしまった。みん
なで使いまわすから大切にしないとね。そして麻の肌着だけになったボクは、寝床に横
になり、ガド兄からもらった鉄のナイフを眺めてるケガレを横目でちらっと見てから、
そっと裾をちょっと捲し上げる。

312:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:28:50 pvKCZnTQ
ナオミさんからもらった小瓶の封を切って、中の香油をてのひらに垂らした。小瓶をず
っと握ってたから、ボクの体温が移っていて、明かりできらめく香油は、むしろ温かい
ような感じすらする。

「はぅ……」

そっと、ボクの一番女の子らしい部分にそれを塗りつける。ぬるりとした感触は、ボク
の全身にまで広がるような気がして、思わず声が漏れた。よく馴染むように時々自分で
する時より、丹念に、たっぷり。
これからする事、される事。それを考えると胸のドキドキが納まんないよ。
ケガレはちょっと変わったヤツだけど、ボクの夫になったんだ。どうか、今晩をきっか
けに仲良くなれたらいい。村のみんなの為だしね─。そんな、祈りみたいな事を考え
て、ボクは腰紐を解いた。

「ケガレ……」
「ん?」

ケガレが上半身を起こしたのを見て、僕は肌着を開いた。そしてケガレの隣に腰をおろ
して、そのままこてんと仰向けになった。

「子作り、頼むよ……。知ってるよね、やり方」
「……ん」

ボクはそっと足を割る。ケガレがその間に膝立ちになる。静かに服を脱ぐケガレが凄く
真剣な顔だった。そしてケガレの肌が現れる。全身傷だらけの、ボクと明らかに違う男
の裸を目にして、ボクは思わず顔を背け、視線を反らした。
そっと、ケガレの手が、ボクのアソコに触れた。

「何か、ぬってあるね」
「ナオミさんが、痛くないようにだって……。ボクは、準備できてるから、すぐして
、いいよ……」

ケガレがボクの頭の両側に手をついた。ふぅ、と、彼が息をついた。ボクは目をぎゅっ
とつむる。
アソコに何かが触れた感触のすぐ後に、痺れるほどの痛み。ボクはそれで、純潔を失っ
た事を知る。うめき声が出そうになるのを、歯を食いしばって堪えた。
できれば、早く終わって欲しいとボクは願った。ケガレの子種を受けるのが、ボクのす
る事だから。
ずん、ずんと、ボクはケガレの下で揺すられる。あまりに痛いから、ボクは余計な事を
考えてそれを散らす事にした。

313:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:29:51 pvKCZnTQ
これでいい。ボクは女だからこうなるのはしょうがない。
子供を産んで、支族を増やすのが、ボクの使命、義務なんだ。ボクは悔しいけど、男に
『孕ませてもらう』、女という存在なんだから─、と思った時だった。
ケガレが動きを止めた。

「……出したの……?」
「ダメだ。つづけられないよ」
「えっ?」

体を離したケガレはちょっと頭を振って、ボクの肌着を元に戻す。ボクは、ケガレに言
った。

「……ボクなら、大丈夫だよ? 痛くなんかないよ? なんで、やめちゃうのさ」
「そういうことじゃ、ないンだ。エリはまだ、子供を作るときじゃない」
「……なに、それ……。ボクが子供だって事っ?」
「ちがう。子供を作るときは、おたがいにほんとうのきもちでなくてはダメだ」
「そんなの、どうでもいいよ。ケガレがしてくれなきゃ、ボクが困るんだ。ねぇ、続け
てよ。お願いだよ」
「オレはよくない。ほんとうのきもちをおたがいにもってないと、良い子はうまれない
ンだ」

ボクは体を起した。頭の中のごちゃごちゃした気持ちをぶつけるように、ケガレに言っ
た。

「……男が女の中に子種を出せば、子供はできるんだよ? そんなのケガレの考え方、
ボクには関係ないよ! ……その、ケガレのだって、まだ大きいままじゃんっ! 男な
んてさぁ? 女抱ければ誰だっていいんじゃないの? ボクだって、こんなんだけど女
だよっ! したいようにすればいいじゃないかっ!」
「だったら今日はねよう。エリ。あわてては、いけないンだ」
「─ばかァっ!」

ぱちーんと、凄く乾いた音がした。ボクのパンチはケガレのお腹にヒットしたけれど、
まるでゴツゴツした木を殴ったみたいな硬さ。そしてケガレはなんともない顔をしてボ
クに言った。

「ゴメンね。エリのきもちがほんとうになったら、オレ、いつでもエリをだきしめるよ。
やくそくする」
「もう寝るっ。お休み!」
「ん。おやすみ……」
ボクはケガレに背を向けて、丸くなった。腿の間がヌルヌルして気持ちが悪い。
強くつむった目蓋から、悔し涙が零れるをの止められなかった。
そして、えづかないように、ボクはまた歯を食いしばったんだ。

314:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:31:24 pvKCZnTQ
注釈こ~な~そのニ♪

注7:漆、そして漆器は世界に誇れる日本のオリジナルだ。海外では漆器を『ジャパ
ン』と呼称する。また縄文時代に漆器は既に制作、使用されていた。

注8:縄文人は交易を行っていた事が、近年の発掘調査で判ってきている。新潟県糸魚
川で採取されたヒスイが東日本各地の縄文遺跡で見つかっているのはその好例であろう。

注9:山繭とは天蚕(ヤママユガ)の繭。日本在来の野生の蚕であるが、クヌギやコナ
ラといった落葉樹の葉を主に食物とするため、通常の養蚕よりも生産コストが40倍も
かかる。その繭より紡ぎ出される絹糸は美しい緑色で、絹の最高級品。

注10:縄文中期にはキイチゴやヤマブドウを野生酵母で発酵させた果実酒が飲用され
ていたという説があり、それを参考にした。発酵した果実を好むショウジョウバエのサ
ナギが大量に遺跡から見つかっている事や、有孔鍔付土器(土器のふちの周囲に小さな
穴があけてある土器)はその形状から果実酒醸造に使われていたという推測がある。

注11:鉄器が本格的に日本に伝わったのは弥生時代からであるが、日本で発掘された
最古の鉄器は石崎曲り田遺跡から出土した縄文晩期(紀元前三~四世紀)の斧。
鉄器自体の歴史は古く、クフ王のピラミッドから鉄器の破片が発見されている。(隕石
に含まれた陰鉄で作られたと思われる)また、古代オリエントでは製鉄の技術を秘儀と
してきたが、紀元前十三世紀頃のヒッタイトの滅亡により、鉄器並びに製鉄の技術がユ
ーラシアに伝播し始めた。

315:牧場 ◆KCG/NoRpDg
06/12/17 13:32:33 pvKCZnTQ
続きは極力早めに持ってきます。
んではまた。

316:名無しさん@ピンキー
06/12/17 14:35:09 xpzvRr1D
  _  ∩
 ( ゚∀゚)彡ケダモノ!ケダモノ!
 ( ⊂彡

317:名無しさん@ピンキー
06/12/17 22:07:11 LGCbbwxo
いい!!こういうのいいね!男ががっつくことなく、女が求めるようになってから種付け。
すんごい好みエリが子沢山な奥さんになる未来を妄想してしまった。


318:名無しさん@ピンキー
06/12/17 23:11:46 wOkesk8G
これはもしかして我々の祖先かもしれんね

319:名無しさん@ピンキー
06/12/17 23:30:24 vfkLmGq8
ケダモノGJ!

320:名無しさん@ピンキー
06/12/18 09:23:51 raN7AhXO
GJ!
だけどちょっと気になったことを。

×とうり
〇とおり

わざとだったらスマソ

321:名無しさん@ピンキー
06/12/18 11:25:13 OGNrnnGM
そう そのとうり!!
わたしは はらませSSを かく かみが ほしかったのです!

322:名無しさん@ピンキー
06/12/18 14:58:03 i4ERzf1L
>>321があまりにもわかりやすい釣りな件

323:名無しさん@ピンキー
06/12/18 15:42:12 pGtx7Iv7
いや、釣りですらないだろ、これ?

324:名無しさん@ピンキー
06/12/18 16:28:38 PkoMW5Ys
ヒント ロマサガ1

325:名無しさん@ピンキー
06/12/18 16:35:58 o3+w0omd
GBのSAGAじゃなかったっけ

326:名無しさん@ピンキー
06/12/18 16:37:00 OGNrnnGM
これがジェネレーションギャップというやつか・・・

327:名無しさん@ピンキー
06/12/18 19:29:32 PkoMW5Ys
>>326
これってロマサガじゃないっけ?
GBはSAGA2しかやってないからSAGAならわかんね

つか大分前にこのスレで似たようなネタの入ったSS読んだような気がするんだが…

328:名無しさん@ピンキー
06/12/18 19:40:36 vNLmfbdT
初代魔界塔士のセリフだな

329:名無しさん@ピンキー
06/12/18 19:54:32 G48HkifS
チェーンソーで神バッサリ
とかもう通じないのかな21禁板でも

330:名無しさん@ピンキー
06/12/18 20:06:03 vNLmfbdT
このスレにゲーマーが少ないだけじゃないか?

331:名無しさん@ピンキー
06/12/18 20:06:40 G48HkifS
ところで今やってるまるみえ、このスレ向きだぞ

332:名無しさん@ピンキー
06/12/18 21:08:44 pGtx7Iv7
昔はああいう生命の誕生的な特番で静がに興奮していたのに、大学で発生学の鬼テストを経た果てに、あの程度の孕みネタじゃあ愚息がピクリとも反応しなくなった医学生の俺は、リハビリのためにここに通ってる件について述べつつ次回策を期待している。

妊娠を前面に出したエロエロの一丁!

333:名無しさん@ピンキー
06/12/18 22:04:52 nuTNUgXP
その常人にない知識で一本書いてよ医大生

334:名無しさん@ピンキー
06/12/19 00:27:58 6uNmOOO0
やったー>>323が釣れたw

335:牧場 ◆KCG/NoRpDg
06/12/19 01:17:59 USfk55Zi
感想どうもです。奮起させられます。暖房ないけど頑張ります。でも無理はできな(ry
>320
わざとやったに決まってるわけないじゃないっ!
ごめなさい完全に自分の口癖によるミスです。御指摘ありがとうございます。

あと保管庫様。更新お疲れ様です。しかも自分のお話、面倒にも注釈をリンク(っていうの?)
方式にして頂いて感謝の極みであります。ちょっと感動しました。


336:名無しさん@ピンキー
06/12/19 07:27:36 Bt2fw1Go
空気読めてるなぁ

337:名無しさん@ピンキー
06/12/20 05:49:21 W5k8CbuL
>>335
古代設定にボクッ娘…萌え狙いすぎじゃないか?
せっかくスルーしてやってるのにレス返しとはW
指摘してもらったところに気付けば次から直すか次回の前書きで書けばいい

いちいちコテでのレスは不要

コテ職人の自己語りが許されるというこのスレの悪癖は直したほうがいい
職人の馴れ合いは荒れる元だ

338:名無しさん@ピンキー
06/12/20 10:25:13 Rn/4lrrc
>>337
主張の内容はともかく、そういう上から見下すような言い方も十分荒れる元だけどね
自治厨っていう蔑称が存在するくらいメジャーな荒らし方

339:名無しさん@ピンキー
06/12/20 12:37:17 WoX9rLbT
>>337
まぁなんだ。ひとつだけ聞いてもいいか?

㌔㍉?

340:名無しさん@ピンキー
06/12/20 15:21:04 iZCsbRJy
まぁ、なんだ。
確かにコテ職人の馴れ合いっぽいレスはウザいのは同意だけど

>>337
ものはいいようで角が立つってこともあらぁな







おやっさん!生きのいいところで孕ませ一丁たのむ


341:名無しさん@ピンキー
06/12/20 15:53:16 niQaYGi/
>>340
ageるな。

>>338
嵐認定するには過剰反応過ぎないか?
言い方はともかく、主張はもっともな事いってると思うぞ。

最近はコテ語りが流行なのかと思うほどあちこちでやってるのを見るけど
そういうのは控え室とか、誤爆スレで。
もしくは某氏のように自サイト作ってそこでやれよと思う

いち早く空気読んでサイトを作った某氏はさすがだ
名前を出すと粘着が寄ってくるのでいわないけど、あの人は偉いよ

342:名無しさん@ピンキー
06/12/20 15:54:17 OeJUg196
空気読まずすんません。
産卵とかはどのスレの了見でやすかね?

343:名無しさん@ピンキー
06/12/20 16:24:15 MY7jZiFE
少なくともここではない

344:名無しさん@ピンキー
06/12/20 17:55:12 Rn/4lrrc
>>341
「主張の内容はともかく」って最初に付けたのはまさにそのためなんだけど…


345:名無しさん@ピンキー
06/12/20 18:02:55 WoX9rLbT
またいつもの奴だろ

コテと見れば誰彼かまわず噛みつくからなぁ

346:名無しさん@ピンキー
06/12/20 18:31:31 qfaSfLH0
そゆ奴がいるのをわかってても懲りずにコテの自己語りをやらかす奴もどうかと思うがw

347:名無しさん@ピンキー
06/12/20 18:40:46 Rn/4lrrc
でも万一ってこともあるし、一応確認だけはしておいたほうがいいかと

348:名無しさん@ピンキー
06/12/20 18:57:27 y8fqQJ1l
えっ、産卵はダメか

349:名無しさん@ピンキー
06/12/20 19:11:30 o3e1ozQA
卵産み付けまでならおk?

350:名無しさん@ピンキー
06/12/20 19:32:12 4RKr8j+T
産卵って別スレなかったっけ?

351:名無しさん@ピンキー
06/12/20 19:56:58 Vq8rU6Sd
女の子のお腹が大きくなるなら卵もありじゃね?

352:名無しさん@ピンキー
06/12/20 23:57:52 IVN+8o5N
部外者で悪いけど、>>337は高圧的な物言い、
>>338は337を荒らし認定したような言い方してるようにはみえる。

>>344のそのためってどれを指しているのかもわからないし
>>345はもう決め付けてる
そして便乗して>>346

なんでSS投下よりそっちで盛り上がるんだー!!

コテで全部ではなくともレス返ししたり自己語りはやはり痛いと思うよ
自己語りしないで>>337がああいえば、荒らしだろうけどねー

いつからこんな風になってしまったのか、過去ログ見てる。
前はこんな殺伐としたスレじゃなかったぞ?
やはりコテハンの自己語りが増えると荒れるのは確かじゃないかと思われた


353:名無しさん@ピンキー
06/12/21 00:32:13 oON1mIYx
何で部外者がわざわざ長文擁護しにきはるんですか?

tu-ka、何でほんと収まった流れわざと蒸し返すの?あんた当人か?

354:名無しさん@ピンキー
06/12/21 00:34:13 mq241UE3
まあまあマターリとスルーでいこー

355:名無しさん@ピンキー
06/12/21 01:13:04 TWBaspiu
>>283の予言が的中している件www

356:名無しさん@ピンキー
06/12/21 01:52:37 glzSUJKe
そんなわけで俺的にはタマゴもおkでいいんじゃないかと思うんだがどうだろう

爬虫類や魚の一種みたいに孵化するまで腹の中に卵を抱えたままで
孵った子供を産み落とす、みたいなケースなら見た目的にはあんまり変わらんし

357:名無しさん@ピンキー
06/12/21 02:17:41 J6njRJvc
爆弾投下

つ【寄生虫】
つ【ハリガネムシ】

358:名無しさん@ピンキー
06/12/21 04:57:00 UoQfXIhI
産卵ならここか
触手・怪物に犯されるSS 10匹目
スレリンク(eroparo板)
が近いと思う

異種姦色が強いなら後者を推奨

359:名無しさん@ピンキー
06/12/21 06:25:57 s6x2IY0j
>>355
=にちゃんねるの名言= 

「煙の無い所に火は立たず」=「晒される理由もなく晒しは行われない」  

私怨だろうがなんだろうが人様に恨まれるような行動をとると晒される  
その晒された香具師が潔白なら周囲の反応はすぐ止まる(もしくは反応がない)  
潔白ではないなら周囲も反応し「晒された内容」が「事実と認知」されうる  

晒されている者は大なり小なり無意識であっても他人(申告者に)に害を与えた事になる  
その他人が池沼であっても、晒された以上はなんらかの非があると思わねばならない  
いわれなき事や根も葉もない噂であっても、晒された本人の無自覚さが問題である事も確か  
他人はいつも自分を見てる、自己の行動・言動に注意してないと晒される可能性は高くなる  

360:名無しさん@ピンキー
06/12/21 08:13:42 TWBaspiu
ふーん、玄米ビスケットがあるのにね

361:名無しさん@ピンキー
06/12/21 10:38:58 nqt4dbXP
どこにその名言があるんだ?はじめて見たぞ,そんな超理論

362:名無しさん@ピンキー
06/12/21 11:38:25 tqhBHWkc
ネタかも知らないがマジレスしてみる

数年前からにちゃんで使い古されてるキャッチフレーズだろ
ふいんき(なぜか変換できなry)とかと同時期の奴だな
チロルチョコや田代砲編等もある

363:名無しさん@ピンキー
06/12/21 11:47:20 BrvwTMXS
懐かしいネタ引っ張ってくんなよ…

ここは2ちゃんだが2ちゃんではないピンク板だ
知らない奴がいてもおかしくはあるまい

364:名無しさん@ピンキー
06/12/21 12:39:43 KKeMlmAY
見知らぬ妊婦に認知を求められたら、責任をとって結婚しろということだな。

365:名無しさん@ピンキー
06/12/21 13:51:36 IAOSb1ME
昨夜の産卵議論だけどさ

ラミア娘がラブラブセックルで卵産むようなネタは獣人スレに
投下した方がいいのかな、やっぱ。

366:名無しさん@ピンキー
06/12/21 15:20:45 qtvyEJ+T
ライン引くのって難しいなぁ。

367:名無しさん@ピンキー
06/12/21 15:40:18 QcBzkuQJ
椎名百貨店の「そこになさって下さい」はNGだろうな

368:名無しさん@ピンキー
06/12/21 15:48:00 cMSzVD4H
>>367
シャケのように人魚の卵に精子をぶっかける奴か

369:名無しさん@ピンキー
06/12/21 18:57:23 pRgPVM8H
受精だからアリだろーとか考えた俺は
人として何か間違ってる気がした

370:名無しさん@ピンキー
06/12/21 23:40:45 glzSUJKe
やっぱり過程も大事だと思うわけで

371:名無しさん@ピンキー
06/12/22 03:21:12 M4nbun1m
逆に出産だけだが生まれる子が人外だった場合はどうしようかと

372:名無しさん@ピンキー
06/12/22 03:41:45 1QBzXfeW
卵でも人外でも問題はないんだ。
要は雄が女性の身体に生殖器を突っ込んで子宮に子種注いで、その結果孕めばそれでいい。

373:名無しさん@ピンキー
06/12/22 10:10:20 h7X2WaCo
孕んだ結果膨らんでいくお腹には、
夢とか希望とか愛が詰まってると思います

374:名無しさん@ピンキー
06/12/22 13:22:54 cK/SkldE
はらねばならないと思った。
URLリンク(news.www.infoseek.co.jp)
リアルもすごくファンタジー

375:名無しさん@ピンキー
06/12/22 13:55:28 98owbj3E
>2つの子宮で同時に妊娠した女性の例は、これまで世界で70件しか知られておらず

!!??

376:名無しさん@ピンキー
06/12/22 14:21:03 YBJ27Nm3
二つの子宮で双子妊娠なんて天文学的確率だろうな・・・

377:名無しさん@ピンキー
06/12/22 20:30:36 w6g1tFfO
一卵性双生児ってやつじゃない方のことなのかな

378:名無しさん@ピンキー
06/12/22 21:33:29 M1Mbmpwl
前にこんなネタ、ここになかったっけ?
URLリンク(www.marigold.co.jp)


379:名無しさん@ピンキー
06/12/22 21:49:21 6/T9oju5
つーか、そもそもドリムノートってウィングマンだよな

380:名無しさん@ピンキー
06/12/23 01:05:11 nNRB+bmP
>>378
パロディなんだから、他人が考え付いてもおかしくはない……はず?

381:名無しさん@ピンキー
06/12/23 10:01:47 QBG+VCyA
>>378
これはいい!と思って思いついたアイデアは大概
今まで5人以上の人間が思いついて、けどやっぱり止めたモノ

デスノ登場以降ノートで~ってネタは随分あるよ

382:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:00:44 1QfassN5
<孕ませ神殿>4 <巫女長ウルスラ>

「……<婚姻と出産の守護女神>の巫女が……?」
副巫女長の報告に、私は眉根を寄せた。
「巫女長様に、会談を申し出ています」
「何ゆえに?」
「それが、お会いして直接お話したい、と。―余人には話せない、とも」
イリア、神殿随一の豊満な胸乳を持つ売春巫女は、帝国への敵意をかくさずに答えた。
この街生粋の人間である彼女は、この街の支配者である帝国に対して、もともと良い感情を持っていない。
いや、帝国に対する彼女の心理には、若い頃の事情などがあって、彼女自身も意識はしていない部分があるのだが、
今回の憤りには、理由がないわけでもない。
なんといっても、イリアは神殿内で私に次ぐ地位にある巫女だ。
それが応対に出て、「貴女には、お話しできない」と言われたのなら頭にくるだろう。
ましてや、その相手―異教の巫女が、イリアが産んだ娘とたいして年齢が変わらぬ少女ときては。
「……アドレナ、と言いましたね、その娘……」
「はい」
「その名前、聞いたことがあります。乙女の身でありながらすでに稀代の霊力を持った巫女と……」

<婚姻と出産の守護女神>の巫女は、実は「巫女」でいる間は、その力は弱い。
多くの女神と同じく、その真の恩寵は、経産婦にこそ与えられる。
そして、力の源は、巫女の夫になる男が供給する。
夫の寵愛と精を子宮にたっぷりと受け、新しい命をはぐくむことによって、
女たちは、はじめてその霊力を開花させるのだ。
かの女神の神殿では、巫女は、人の妻となると、「誰それの妻」と呼称され、「巫女」とは呼ばれなくなる。
むろん、それによって女神への信仰を失ったわけではない。
それどころか彼女たちは、配偶者と交わり子を産むことで、成熟し、安定し、より強固な信仰と霊力を得る。
彼女たちは、単に公式の場で「巫女」と呼ばれなくなっただけで、神殿の籍は保持したままであるし、
必要ならば、「既婚巫女」として、儀式などに加わることが出来る。
教団内で真に高い地位にある女―幹部や教師役は、みな、こうした「巫女」ではない女だ。
かの女神にとって、主力であり、最大最強のしもべとは、現役の巫女ではなく、
家庭に入り、夫と一体となった「元」巫女たちなのだ。

383:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:01:14 1QfassN5
<婚姻と出産の守護女神>の神殿は、生娘の巫女たちを「準備段階にある存在」として育てる。
自分の力の源である配偶者と溶け合うようにして結びついた元巫女は、完全無欠の存在であり、
生娘の「巫女」たちは、いわば、蝶になる前の幼虫にすぎない。
かの女神の「巫女」と呼ばれる女に、強い力を持った者は少ない、とは、このことを指す。
だが、その中にも、例外はある。
私に面談を求めている娘も、その一人だった。
アドレナ。
その名前を持つ巫女―この少女は、疑いようもなく処女だ―は、
生娘の身で、すでに「既婚巫女」と同じだけの力を持っていると言う。
それが夫を得て成長したら、どれほどの脅威になるか─他教団の幹部の懸案事項の一つだ。
「―会いましょうか。どの道、他の選択肢はなさそうですし」
私は無理に笑顔を作りながら答えた。

「―巫女長の座を譲れ、と」
四人の来賓を迎えた私は、彼女たちの申し出に、心底あきれる思いだった。
帝国の支配者たちの横暴さはよく知っているつもりであったが、これほどまでとは予想していなかった。
異教の売春神殿、その巫女長の座を明け渡せとは─しかも処女の小娘に!
「―永久的に、と言うわけではありません。
一年ないし、二年お借りしたいと言うだけでございますわ」
返答をしたのは、乙女の横に座る交渉役の巫女だった。
その成熟した美貌を見ずとも、彼女が既婚巫女であることはわかった。
たっぷりと男の精を─それも単一の精を─吸った女は匂いで分かる。
かなりの力を持った巫女だが、それを帝都から派遣させる重要事─それは何か。
「―巫女長の座は、私どもの目的が達せられ次第、可及的速やかにお返しいたします」
「─むろん、大いなる代価を添えて……」
ことばの続きを引き取ったのは、両脇に立つ護衛役の女騎士たちだった。
私は、彼女たちの襟元の記章をちらりと眺めた。
剣ノ正四位。
槍ノ正四位。
正一位から従八位まであるという、帝国の女武官の官位には詳しくないが、
ピラミッドの頂点、すなわち正一位から従三位までの六職は、巫女で言えば大幹部にあたる。
つまりこうして「外」に出る女騎士のなかでは、彼女たちが最高位だ。
─私は、あらためて彼女たちが護衛してきた女を見つめた。

384:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:01:46 1QfassN5
「―」
私と目が合うと、アドレナはつつましい挙措で頭を下げた。
保守的きわまりない巫女装束に身を包み、にこやかにだが一分の隙もなくこちらを見る美貌。
若い─男を知らないということ以外は、頭のてっぺんからつま先まで完璧な女がそこにいた。
「それで、ご本人はこの件について、どうお考えなのでしょうか?」
交渉役の巫女を無視して、直接問いかけてみる。
「―ウルスラ様のご寛容を懇願するのみでございます」
鈴を鳴らすような声が、完璧な答案を読み上げた。
賭けてもいい。
この娘は、<帝都>の神殿では、自分の代の巫女たちの総代だ。
それも成績はすべて最高評点。
でも、完璧な処女に、経験をつんだ女が叶わないか?
─私の中の対抗心が急に目を覚ました。
「と、言われましても、こちらとて出来ることとできないことがあります。
いかに我々が<帝国>に忠誠を誓う街といえど、神殿の巫女長の座を譲れとは、
あんまりなご命令ではありませぬか?」
─言いながら、私はアドレナの次のセリフをシミュレートした。
(いいえ、「命令」ではございません。―「お願い」でございます)
そう。
たっぷりと脅しを含んだ、拒否不能な「お願い」。
それに対する皮肉たっぷりな返事は、私の中で一瞬のうちに組み立てられた。
何度も修羅場をくぐった年増女には、容易いことだ。
だが─
「はい。私もそう思います」
アドレナは、私の予想外の答えを口にした。
それは、交渉役の既婚巫女も、護衛の女騎士も同じだったらしく、
三人は、唖然とした顔で自分の主人を見つめた。
「―ですが、これは<帝国>のみならず、
我々がお使えするそれぞれの女神様に関わる問題でもあります。
まげて、ご容赦を─」
紙の試験の上だけならば、完璧な女は意外と多い。
だが、実地も完璧な女は少ない。―処女ならば、なおさら。
私は、その数少ない存在を見知ったようだった。

385:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:02:30 1QfassN5
「……」
「……」
異教の巫女と私は、しばらく無言のまま見つめあった。
互いの、用心深く注意深い視線が探りあい、
─お互いが、お互いを手ごわい女だと認識した。
同時に、本当に必要でないのならば、敵対しないほうが賢明な相手だということも。
私が、肩の力をそっと抜くと、アドレナも小さく息をついた。
「……あなたに一時的に巫女長の座を譲ったとして─」
私の隣で、イリアが、びっくりしたように顔を上げた。
(仮定の話よ)
横目で流した視線で、イリアの口を封じながら私はことばを続けた。
「―貴女がたが用意できる<代価>は、どのようなものかしら?」
態度の軟化を感じ取ったのだろう、交渉役の巫女がぱっと顔を輝かせて口を開く。
「それならば、大いなる富─街の収めるべき税金の一部を永続的に免除─」
イリアが眉をしかめかける。
<帝国>の、こうした押し付けがましさ─私たちの物を奪っておきながら、
尊大にそれを「返却」してくださる─には、反発以外の何も感じない。
しかし─。
「―貴女がたの<敵>への攻撃の際の、助力、でいかがでしょうか?」
巫女のことばが終わらないうちにアドレナは別の条件を出した。
イリアが息を飲んだのを私は感じ取った。
「敵……ですか、我々の?」
「はい。私(わたくし)たちにとっても、ですが……」
うなずいたアドレナに、私は一瞬返答するのが遅れた。
「……なんのことなのかは、よくわからないけど、そうした気持ちは嬉しく思います」
「はい。出すぎた真似をいたしました。
―ご容赦を。本日は、これまでにいたしとうございます。しかし、巫女長様……」
「ウルスラ、でいいわ」
「ウルスラ様、お忘れなきようお願いいたします。
我々は、いつでも貴女さまに<協力>できる、と思いますわ」
「それは、よく覚えておきましょう」
アドレナは引き際さえもよく心得た女だった。―到底まだ処女の身とは思えない。

386:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:03:01 1QfassN5
「……あの小娘、どこからか、かぎつけたのでしょうか」
イリアが机を指で叩きながら苛立たしい声で質問した。
「おそらくは─推測」
「……はったりだというのですか?」
「いいえ。彼女はそれが事実だと「知って」いるにちがいないわ」
「まさか─」
「生粋の帝国貴族が持つ交渉能力のひとつよ。
あの娘のご先祖は、何十代も前から、ああした交渉の中で生きてきたの。
ここに来るまでに集めた情報と私の態度だけでそれを「推測」していてもおかしくないわ」
「……」
目に恐怖に近い光を浮かべたイリアを責める気はなかった。
私とても、戒厳令を敷いた「あの事」が簡単に読まれるとは思わなかった。
「……で、その張本人たちは、どうしています?」
「誘惑されたほうなら、神殿の奥に幽閉しております。誘惑したほうは─不明です」
イリアの返事に、私は深いため息をついた。

この街の守護女神は、言うまでもなく<大地の母神>様だ。
すべての命を産み育てる大いなる女神は、慈愛をもって生殖行為をすすめる。
子を産み育てることを奨励するあまり、あまり貞節にこだわらないところが、
帝国の主神である<婚姻と出産の守護女神>とその信者には気に食わないらしいが、
親子の間から生まれたのであろうが、夫婦以外の間柄から生まれたのであろうが、
新しい命は尊重されるべきだ。
むろん、正式な夫婦の間から生まれた子供も同様に。
─セックスをして、子供を授かり、産み育てる。
人間が増えるための単純で自然な行為は、誰も否定できない。
しかし、それを否定してしまう輩も世の中には存在する。
私たちの街を襲っているのは、まさにそうした連中であった。

─先日、私たちは、一人の少年の<成人の儀>を失敗してしまった。
初体験にのぞんだ少年は、あろうことか巫女の子宮に精を放つことを拒み、
膣外射精―それも<美と性愛の女神>の一派が好む顔射―で、
初夜の七回の営みをすべて終わらせてしまった。

387:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:03:32 1QfassN5
審査の結果、<美と性愛の女神>の邪宗派がこっそり配布している
<経典>に毒されていたことがわかったその少年は、
ただちに神殿の地下に隔離され、巫女の中でも特に「名器」で知られる者たちによって、
<再教育>を施されているが、この事件に、神殿内は騒然となった。

<美と性愛の女神>の邪宗派は、数十年前の摘発で壊滅したはずだった。
各地に残る<美と性愛の女神>信者は、妊娠や出産を奨励する<正教>だけのはずだった。
しかし、「性の快楽は、妊娠・出産よりも優先される」という教義を掲げる狂信者たちは、滅びていなかったのだ。
それがこの街で復活したことを知って、わが教団は大きなショックを受けた。
断じて、この不名誉を他の街に知られてはならない。
─その前に、邪宗派を叩きつぶす。
アドレナの「推測」はどこまで事実を知った上のことなのだろうか。
私は、あの清楚な美貌の奥にある知恵としたたかさにあらためて脅威を感じた。
「テルズの様子はどうですか?」
<成人の儀>を拒んだ少年の名をあげて問うと、タチアナ─幹部巫女の一人が答えた。
「なかなかうまくいきません。邪教の巫女が施した淫楽の術はかなり強力なようです。
昼夜問わず、名器自慢の巫女たちと交わらせていますが、
これまで一度も女性器の中へは射精しておりません。
―顔や胸や口、つまり子種を無駄にする射精行為には喜んで応じようとしますが……」
「それらの射精は、あくまでも相手への愛情表現の一種であって、
正しい性行為─子宮への射精―を存分の行った後で楽しむものよ」
「承知しております。巫女たちも、膣内射精の前には決してそれに応じない、
と少年に言い聞かせておりますが、抵抗は頑強で……」
「……それほど強力な巫女が生き残っていたとはね……」
わたしはため息をついた。
弾圧された宗教は、ときに狂気とともに優れた巫女を生み出す。
邪教とて、それは変わりがない。
「……少年の<再教育>、私も加わりましょうか?
あそこの具合なら、私もいささか自信があります。
─主人も、主人以外の殿方も、みな誉めてくれますから……」
タチアナ─人妻の身で売春続ける巫女─が提案したが、私は首を振った。
「今回に限り、貴女は適任ではないわ。不倫の楽しみは、かの邪教も積極的ですもの。
近しい方法でことを行ったら、まずいことになりかねないから……」

388:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:04:03 1QfassN5
不承不承引き下がったタチアナを見て、私は彼女に知られないように再度ため息をついた。
この巫女は新婚の頃から─いや、そのもっと前から、ずっとこの調子だ。
彼女は、まちがいなく夫のことを深く愛している。
だが、他の男に売春をせずにはいられない。
それも、夫の知る男ならば、なおさらだ。
この間、タチアナが一晩中悶え狂うほどに乱れた売春の相手は、
彼女の夫が、弟のように可愛がっている近所の青年だった。
テルズは─彼女の夫がヨチヨチ歩きのころから見知っている少年だ。
タチアナは、全力を持って春をひさぐだろう。
少年が、邪教の戒めを破られ、人妻巫女の子宮に夫以外の精液を流し込む確率は高い。
だが─それでは、少年は邪教に心を奪われたままで<成人>しかねなかった。
私が小さく頭を振ったとき、部屋の中に若い巫女が飛び込んできた。

「テルズ様が─いなくなりました!」
失神した相手の巫女たちを残して消えた少年に、私たちは青ざめた。
─この街の希望の一つが、邪悪な巫女の手に落ちたのだ。

389:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:09:36 1QfassN5
久々の「神殿」です。
アドレナの着任(着床じゃないですw)の頃のお話です。
エロなしですが、とりあえずここまで。

おくればせながら、美女と野獣、wktkです。
あとリズちゃんもっ……もういちど嬉しそうな「どうしよう♪」を見たい! あと「おケツ」も……。

390:名無しさん@ピンキー
06/12/23 14:38:30 wIIZ553N
孕ませ神殿マンセー!!

391:名無しさん@ピンキー
06/12/23 14:58:07 zluQbpRg
GJ!

392:名無しさん@ピンキー
06/12/23 19:53:41 UF7pLBA9
ゲーパロさん引き出しの数ハンパないな~。
いずれにせよGJ。
お疲れ様です。

393:名無しさん@ピンキー
06/12/24 01:07:37 UgzeEvPk
遅れたがGJ!!
いいものを見てから眠れる!

394:名無しさん@ピンキー
06/12/24 03:10:18 zX65kaJB
ゲーパロ氏はいつもいい仕事で
楽しませてもらっています

395:名無しさん@ピンキー
06/12/24 09:18:57 teJQuazg
クリスマスだし産多(サンタw)さんの孕ませまだぁ?wwwww

396:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/24 16:16:14 0vEK//e7
神殿の続きでなくてごめんなさい。
クリスマスネタです。
他スレのシリーズの外伝的なオハナシですが。

URLリンク(green.ribbon.to)

さあ、皆のもの、「十月生まれ」のお子様を増やそう!w

397:名無しさん@ピンキー
06/12/24 19:11:24 3NJ3Cpjv
やべ、これからは10月生まれをバカにはできんなwww

398:名無しさん@ピンキー
06/12/24 21:00:54 32NOc422
ゲーパロ様、いつもいつも息子がお世話になります。

ところで、戒厳令ではなく緘口令では?

399:名無しさん@ピンキー
06/12/24 21:32:15 rS4qgZep
俺・・・
消防の頃はクリスマスに種注がれるとクリスマス~新年におぎゃーだと思ってたんだ・・・

400:名無しさん@ピンキー
06/12/25 02:17:23 Qb/jTaVp
とても良い話だったが
絶望先生思い出してしまったよorz
くそぅ久米田め…

401:名無しさん@ピンキー
06/12/26 00:04:42 Xwouz4uT
十月生まれでーす♪

402:名無しさん@ピンキー
06/12/26 01:09:56 lmK8S5b6
クリスマスベビーか……
あのさ、実は僕、12月の下旬生まれなんだ。
十月十日を逆算すると多少の誤差はあるけどバレンタイン(ry

403:名無しさん@ピンキー
06/12/26 06:33:32 7/7+OzGu
>>402
大分違いますよ。
生理周期が一般的な28日、標準的に生育、出産したと仮定。
12月25日生まれの場合は、妊娠0週0日が3月18日になり、
排卵予定日が4月1日。
誤差で3月30~4月3日。
精子の存命は最大一週間だが現実的な日数として3日を適用すると
3月27日~4月4日に性行為を行ったことになる。
あくまで、計算上の話です。

404:名無しさん@ピンキー
06/12/26 08:50:36 q6m31sMp
403さんが詳しく説明してくださってますが、
十月十日は十ヶ月目の十日という意味らしいので
実際は九ヶ月と十日のなのですよ。

405:名無しさん@ピンキー
06/12/26 09:40:15 7dHeyg8U
>>403 先生!解りました!

つまり、誕生日が9月23日頃の奴が、人生の勝ち組の子供ってわけですね!!(違

406:名無しさん@ピンキー
06/12/26 10:26:00 rq/LBlFp
・・・なんだとう!<9月25日生まれ

407:名無しさん@ピンキー
06/12/26 19:22:22 te1fXvMJ
……親は離婚してるんだが(予定日より早めの9/18生まれ)

408:名無しさん@ピンキー
06/12/26 19:26:16 ocfBdoib
そういや小学校のころ

9/20:Mくん
9/21:ワシ
9/22:Nくん
9/23:Aくん

やたら誕生日が近い人がおおくて、
「秋分の日のヤツはいいな」「おとめ座じゃないヤツはいいな」
とか言ってたなあ。
そうか。計算するとそういうことか。生々しいのう。

409:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/26 21:26:51 T2m/w0a/
>>403
4月1日の会話
「今年のクリスマスには、貴方にすっごいプレゼントあげるね!」
「あはは、エイプリルフールかい、だまされないぞー」
「ううん、私、エイプリルフールのウソは毎年1回だけにしてるの。
今年はさっきウソついたから、今のは本当のことよ」
「え、さっきついたウソって……まさか……」
「もちろん、『今日、安全日なの』のことよ☆」

こうなのか、こうなのですか!?

410:名無しさん@ピンキー
06/12/27 00:31:05 dXuRgcCy
そうですよ!そうなのですよ!!

411:名無しさん@ピンキー
06/12/27 04:24:35 vGaY2/rU
4月1日が誕生日の自分がやってきましたよ

412:名無しさん@ピンキー
06/12/27 07:50:36 cRMPIzBo
>>408
というか、かに座やおうし座、うお座はいわれなき迫害を受けて
ふたご座やいて座、しし座はヒーローだった俺の小学校時代。

413:名無しさん@ピンキー
06/12/27 08:36:21 W7Y8J2HM
この聖闘士め




妊婦の臍を責めてみたい、でべそではなく膨らんだお腹のわずかな窪みを
奥のほうまで舌でクリクリして先っちょぴったりくっつけて射精してみたいが

服装はマタニティもいいがゆとりのある和服の方が好きだ

414:名無しさん@ピンキー
06/12/28 02:51:24 VF3H3lSH
>>404
そうなのか。だとすると9月に「処女宮」ってのも皮肉だな

415:名無しさん@ピンキー
06/12/28 10:24:05 MDQRjJ0w
誰がうまいこと言えと(ry

416:名無しさん@ピンキー
06/12/28 12:41:26 n7d0PgAi
URLリンク(maniax.dlsite.com)
王妃淫肉陵辱
SS付CG集の形式で絵柄でかなり好みが分かれるだろうけど、義理の息子の子
を妊娠してボテ腹・出産する話と王妃が触手に孕ませられ、娘も商人に孕
まされて同時ボテ・同時出産する話があり。


417:名無しさん@ピンキー
06/12/28 23:15:37 QKIeFNos
逆算すると母親の誕生日っていうのも生々しいんだぜ…

418:名無しさん@ピンキー
06/12/28 23:53:54 xW0P66hb
11月23日生まれのおれは年越しの時にしこまれたのか?

419:名無しさん@ピンキー
06/12/29 00:04:10 dxSPJED0
>>417
自分は母親の誕生日もしくは結婚記念日(近い)、弟は父親の誕生日という可能性が濃厚でなぁ…

420:名無しさん@ピンキー
06/12/29 00:42:59 9gABXvuS
あと一ヶ月早く生まれてたら、新婚初夜に仕込まれたという妄想に浸れたんだが……

421:名無しさん@ピンキー
06/12/29 01:55:19 Lw0lfZSV
>>420
なんていうかそれは
「結婚してから一月たったよ!」的なノリで仕込まれたとも考えられるぞ
新婚さんだ、そういう盛り上がり方もありだろう

422:名無しさん@ピンキー
06/12/29 10:45:52 FQzUgoAd
結婚式の14日前って、どういうことだろう……。

423:名無しさん@ピンキー
06/12/29 12:09:02 dxSPJED0
>>422
二週間くらいなら十分誤差の範囲じゃね?

424:名無しさん@ピンキー
06/12/29 13:34:51 bDw01fNj
9/11産まれの俺。
出し収めか出し初めのどちらがヒットしたんだろうか少し気になる・・・

425:名無しさん@ピンキー
06/12/29 14:01:45 Xs+zqc8B
自分の仕込まれた時期を逆算するのもうやめようぜ。
自分の親で想像すると、萌えるどころか吐きそうになってくる・・・orz

426:名無しさん@ピンキー
06/12/29 14:24:19 MHaB2HGS
逆算したいなら誕生日じゃなくて出産予定日を知らないと。
親元にいない奴は正月帰省してさりげなく聞いてみるんだ。

427:名無しさん@ピンキー
06/12/29 17:20:08 Cu5xydC8
今日が誕生日の俺が来ましたよ

428:名無しさん@ピンキー
06/12/29 21:47:47 D8sPJbvn
 きょ・お・は すてきな♪ た・ん・じょおび♪

     Å     み・ん・なの す・き・な♪ >>427♪ おめでとー♪
    (#゚∀゚)
   (っ⌒/⌒c  み・ん・なの す・き・な♪ >>427♪ おめでとー♪
    |⌒|⌒|
   (__)_)  ハッピー♪ ハッピー♪ バースデー♪ ワックワック(ry

429:427
06/12/29 21:57:51 Cu5xydC8
>>428サンクス
今年で26になったよ。

430:名無しさん@ピンキー
06/12/29 22:39:17 lbPvItZb
私も今日が誕生日、でも家には帰らない。
去年のプレゼントが今度産むだった事は今でも根に持っている。
どうせならピr(ry

431:名無しさん@ピンキー
06/12/30 03:11:51 o8+uYrQE
誕生日に妊娠報告された事があるな
もしかして狙ってたんだろうか

432:名無しさん@ピンキー
06/12/30 20:25:08 cclfdwt8
>>431
なんの罰ゲームだよ

433:名無しさん@ピンキー
06/12/30 21:12:15 3gfXe/3B
つまり…「誕生日プレゼントは、あなたの赤ちゃんです」

434:名無しさん@ピンキー
06/12/31 01:14:33 n1aeH99x
ふと思ったが、ここ的に郵政の年賀状のCMはかなり興味深い展開じゃね?

435:アトピック ◆0Wrn9WsOw.
06/12/31 04:20:31 rlJ8ZJwj
とあるホテルの一室、バスルームからのシャワーの音が聞こえキングサイズのベットには少女が一人寝ている。
あの勝負のあと城山に抱えられた白湯はこの部屋に連れてこられていた。近くの机には白湯の着ていた衣服
が丁寧に畳まれているところを見ると、どうやら今の彼女は生まれたままの姿らしいという事がわかった。
「ん…、ここは。」
寝ていた少女、白湯が目を覚まし周りを見る。寝ぼけている頭なので状況把握には少し時間がかかったが、
どうやらあの勝負に負けて眠らされた後ここに連れ込まれたということだけは理解できた。
「起きたかい、白湯君」
「し、城山……」
バスルームから出てきた城山はすっ裸だった、城山はガウンもはおらず白湯のいるベットに近づく。
「く、来るな変態。あんた、私に何する気なのよ」
「ふふふ、ホテルの一室で裸の男女が一組。やる事は一つしかないでしょう」
城山の手が白湯の頬を撫でる。
「きゃ、うわ、やめろぉ」
「借金漬けの上に勝負に負けた事を忘れないように、大丈夫だよ。優しくするから」
ガバッ、と一気に白湯を押し倒すと白湯の唇に無理やり己の唇を重ねる。
「ふんん、ん……」
白湯も負けじと暴れるが急に口を塞がれた事と白湯を抑えようとする城山の力が思いのほか強く離れる事はできなかった。
「ん…ぷは、は、白湯君。あまり暴れない方がいい、素直に受け入れた方が君の為だ」
「ちょっと、バカいわないでよ。いくらなんでもこんな形でっていうのは……痛っ」
白湯のぷっくりとしたかわいらしい乳首を強くつねる、急な痛み声をあげる。
「力じゃ僕の方が上だよ。白湯、諦めて」
城山は力任せにつねった乳首を慈しむかのように今度は優しく口に含み舌で転がしていく。
「ひぁ、ちょっと、なにを」
舌のざらっとした感触とちょっとぬめっとした感触が敏感な突起を刺激する。
城山はさらにもう片方の手で空いている方の胸を愛撫する。
白湯の大きくは無いがけっして小さくもない形のいい胸を包み込むように揉みあげ、時には
乳首を指先で軽く転がすように愛撫した。
「……ん、くぁ、なんで……」
胸を弄ばれる度、そして城山の肌と自分の肌がこすれる度に甘い刺激が頭に昇る。
この場所の空気がそうさせているのか、それとも城山の愛撫が上手いのか定かではないがいつもより
感度のよい自分に白湯は戸惑いを感じていた。
白湯自身、男性経験は0ではあるが自慰くらいはしたことはある。しかし、それでもこんなに感度
が良いという事はなかった。
ちゅぽっと胸から口を離すと城山は再度白湯に口づけ、片方の手も足の付け根の方に伸ばしていった。
「白湯……。すごい、もうトロトロだよ」
ぬちっと一指し指をゆっくりと白湯の中に埋没させていくとそこはすでに蜜で溢れていた。
くにくにと少し動かしただけで蜜が外にこぼれていきそうだった。
「あ、くぅん、だめ、違うのぉ(おかしいよぉ、いつもは違うのに)」
「どこが違うんだい?ほら見てごらん、こんなに溢れてる」
城山は白湯の足を掴みちょうど秘部が見えるように持ち上げる、一指し指を抜くとつーっと愛液が
細い糸を引いていた。
「こんなに濡らして、いけない子だね」
白湯は自分の秘部から目をそらし、俯いた。
城山はクスリと笑うと俯いた白湯の頬にチュッ口づけた。
「いい表情だよ、可愛い……」
そのまま、舌を伸ばし白湯の口の中に舌を入れていく。白湯はもう抵抗する気がないのかそのままゆだねている。
チュプッ、ジュルッっと白湯の口腔内を蹂躙する。一方で秘部に対しての攻めも忘れず、今度は中指も加えて
白湯の中に埋没していった。

436:アトピック ◆0Wrn9WsOw.
06/12/31 04:22:18 rlJ8ZJwj
白湯の上と下の口からはクチャりヌチャリと粘膜が擦れる音が聞こえ、空いた口や秘部からはとろりと涎が垂れていた。
「ぷっ、ハム、あぁ、ダメ、イッちゃう……」
「むっ、はぁ、いいよイッて。」
と白湯がイキそうになると感じた城山は攻めを激しくする。
「ん、あ、あああ、イッちゃう」
白湯の体が急に固くなるとすぐに体中の力が抜けたように弛緩した。口元からはだらしなく涎が漏れ、息も肩でしている
ような感じだった。
「イッたんだね、可愛かったよ。それじゃあ、今度は私の番だね」
と上体を起こし、白湯の両足を開くと城山は硬くそそり立った自分の分身を白湯の秘部にあてがった。
「や、やぁぁ……」
力なくうめく白湯を無視して、城山は一気に貫いた。
「!!くぅあぁぁ」
大きな何かに体を貫かれる痛みに呻く白湯
「おぉ、すご……、きついけど気持ちいいよ白湯」
秘部からくる鈍痛と圧し掛かる城山の重みで白湯は自分が「女」になったのだと実感した。
「白湯、痛くないかい?痛いんならちょっとは動かないけど」
「少し……痛いです……」
「そうかわかったよ」といい白湯のおでこに軽くキスをする城山。
しかし、痛いとはいえ既に初体験を終えている友達からの話と比較すればそんなに痛くはないなと白湯は思った。
むしろ、体を貫いているものを意識すると体の奥から熱いものがこみあげてくる。
「……、もう限界だ。動くよ」
ゆっくりと城山が腰を動かすと鈍痛が体を走り、自然と城山の脊に回した手に力が入る。
「ん、チュ、ぅはぁ…」
ゆっくりだった腰使いも次第に小刻みに早くなり、白湯自身も痛みより快感が上回り甘い声をあげている。
「いい、締め付けだよ。気を抜くとイってしまいそうだ」
城山はさらに深く繋がろうと白湯の腰を少し浮かせ、圧し掛かる様に自らの腰を突き出す。
「ぅきゃぁぁ……、奥にぃはいってぇ……」
「出してあげるよ、奥に、子宮に、私の子種を……」
「いや、ダメェ、赤ちゃんできちゃう」

437:アトピック ◆0Wrn9WsOw.
06/12/31 04:23:15 rlJ8ZJwj
「白湯、あのゲームのリスクだよ。リスクは君との性行為の時に吐き出す私の精液…。
 1点ごとに1ml分の精液を君の体にうけてもらうってね。
 ゲームが終わった時で君が1万点、僕が6万点。差し引きで君は5万の負け……。
 すなわち、これから君は僕の50L分の精液を受ける事になるわけだ。」
「そ、そんな。酷い、あの時言わなかったじゃない。そんな事ならあんな勝負…」
「受けなかったら借金分同じような事をするだけだったからね、どのみち逃げられないよ。
 大丈夫、一晩で終わらせようなんて考えてないよ。そんな事したら君も私も大変だからね。
 一日100mlづつの計算でリスク消化してもらうから」
「ふぁ、そんなのって、ぁふぅ」
言い終わると城山は激しくグラインドを開始した、白湯は非難の声をあげようとしたが城山の急な動きに流されてしまう。
城山の肉棒が白湯の秘部に激しく出入りするたび、グチョヌチョと愛液の絡み合う音がする。
「ん、くぅ、そろそろ限界かな。出すよ。」
「あ、んくぅ、だ、めぇ」
「うぉ、はは白湯もイキそうなんだね、さらに締め付けてくるよ」
「あ、あ」
城山がラストスパートとばかりに早くそれでいて強く白湯の体に腰を打ちつける。
「お、お、イク、ぞ」
「いや、んぁあ……、変になるぅ、変、になっちゃうぅ」
最後、白湯の細い腰をがっちりと掴み一突きすると城山は己の子種を白湯の体内に流し込んだ。
「あ、あ、入ってくる……、入ってくるよぉ……」
一瞬びくんと体が跳ねたかと思うと、すぐさま脱力したかのように体を弛緩させた白湯は自分の体に吐き出された
熱いモノを感じて、うわごとのようにつぶやいた……。

「ふう、やはり私が目をつけたかいがあったな。最高だよ、君は」
精液を出し終えた城山は脱力している白湯を抱き上げ、そのまま対面座位の格好で抱きしめる。
「………」
白湯は諦めきったかのように目を閉じ、黙っている。
「今日は、初めてだから一回で終わらそうと思ったんだけどなぁ。無理みたいだ。」
ズンとそのまま白湯を突き上げると白湯は「くぁぁ」と可愛らしいうめき声をあげる。
「もう……、中には出さないで……、50Lなんて……、絶対妊娠しちゃう……」
つーと白湯の目から一筋の涙がこぼれる。
「その時はその時、産んで育ててもらうよ。さて、リスクを全部解消するまで何人孕むのかねぇ。」
「あん、やぁぁ……」
リスク解消まで残り49、900L、白湯の明日はどっちだ。

438:アトピック ◆0Wrn9WsOw.
06/12/31 04:26:20 GcGFOuRr
かなり遅れてしまいましたが全回の続きです。
前回では自分のせいでだいぶ荒れてしまったので今回は少し様子見していたので
遅れてしまいました。
それでは、また。

439:名無しさん@ピンキー
06/12/31 07:58:14 gBi8ozyC
一番槍GJ

440:名無しさん@ピンキー
06/12/31 08:07:29 sv53yWw0
しかし一回の射精で100mlとはすごいな
普通多くても二桁じゃなかったっけ?

441:名無しさん@ピンキー
06/12/31 11:22:31 qMeBtkLN
>>440
ハッタリとか?

それにしても実は城山は白湯にベタ惚れなんじゃね?

442:名無しさん@ピンキー
06/12/31 14:58:21 kqvFGBcQ
エロゲーやエロまんがの世界なら別段異常でもないね

443:名無しさん@ピンキー
06/12/31 15:25:21 qKdYRLB5
一回で100ml以上出てるなw

444:名無しさん@ピンキー
06/12/31 15:47:35 LvMmUdWo
つーかどれだけ出たかどうやって計測するんだ?
推定値?

445:名無しさん@ピンキー
06/12/31 17:17:47 Lis0YKkv
細かい事は気にするな

考えるんじゃない、孕ませるんだ!

446:名無しさん@ピンキー
06/12/31 23:26:30 LKS349nJ
>一日100mlづつの計算でリスク消化してもらうから」

要するに総計500日中田氏ってこったね

447:名無しさん@ピンキー
07/01/01 00:30:43 S6afIW/r
今年も盛大に生中孕み一丁

448:名無しさん@ピンキー
07/01/01 01:10:41 ZL00N4Br
種付けおめでとうございます

会社のえらいさんに送った年賀状が2008になっていた俺はもう眠れません

449:アトピック ◆0Wrn9WsOw.
07/01/01 02:36:55 SRcM/ean
「助手君助手君」
「なんです博士」
「とうとう完成したぞ、この新型コンドームが」
「やっとできたんですね、従来のものとの違いってなんなんですか?」
「ふふふ、それは実際に使用すればわかるというものだ」
「実際にって、きゃぁぁ」
「いくよ助手君、ふん」
「あぁ、博士の太いのが私のなかにぃ」
「おお、助手君のはいつ入れても初めてと変わらなく締め付けてくるね」
「あん、あぁん、そんな、激しくしないでぇ」
「そろそろイクぞ」
「ん、はぁ、私も。は、博士ぇ」
「イクぞ、くっ」
「あぁぁぁぁ、ビュクビュクいってるぅ……」
「ふぅ、さて実験の成果は……とりあえずは成功したようだな」
「あ…、博士ぇ、あれ?ゴムの先端になにも溜まってない…」
「ふ、そうこのコンドームの先端には小さい穴が空いてあるからな」
「それって不良品なんなんじゃ」
「そこが従来品との違い。このコンドームは避妊具に見せかけて避妊具にあらず。
 私の編み出した技術によって、この小さい穴が射精による発射距離を伸ばし確実に子宮へと届く。
 その事によって妊娠確立をあげる事ができる。少子化対策の夢のコンドームよ、ハッハッハ。」
「まぁ、それは素敵。ところで博士」
「ん、なんだい助手君」
「その……私、今日危険日なんです」
「へ?」
「責任とって下さいね、パパ(はぁと)」


博士の発明した新型コンドーム「ゴムゴ13」は助手の身をもっての実験結果によりバカ売れすることとなる。
「あ・な・た、そろそろもう一人欲しくない?」
「ふふふ、それなら改良型を試してみるか」
「きゃー♪」

450:アトピック ◆0Wrn9WsOw.
07/01/01 02:41:24 SRcM/ean
孕ましておめでとうございます。
今年も生中とハラミをたくさん味わえればいいなぁ。

451:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
07/01/01 12:03:29 aiHHhl64
>>449
あけおめGJ!
根元を軽く縛ると勢いが増す……これは盲点だった!w

神殿、ウルスラ編中篇を投下します。
ショタと年上巫女と、ゾンビですw まだ孕みにはいきません。ごめんなさい。
苦手な人は「ゲーパロ専用」で弾いてください。

452:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
07/01/01 12:04:00 aiHHhl64
<孕ませ神殿>4 <巫女長ウルスラ>

荒い息をついて、岩山のくぼみに身を潜ませる。
手足を少しだけ休ませる。
二刻(4時間)ほど歩きずくめだ。
さすが息があがってきたが、驚くほど疲労感は少ない。
極度の興奮状態にあるのと、エレーナさんから借りた腕輪のおかげだ。
エレーナさんの魔力はすごい。
格好だけは巫女のふりをしている神殿の売女どもとは比べ物にならない。
それは、エレーナさんが本物の巫女だからだ。
ほんとうの女神様の、ほんとうの教えを守っている巫女だからだ。
─<美と性愛の女神>の「真流」に仕えるエレーナさんは、
人間が神を模して作られ、英雄から神となる可能性すらある万物の霊長であることを僕に教えてくれた。
そしてそれは、獣や鳥や魚や、つまり他の動物とはっきり区別が付く証があることも。

そう。
─人間には愛がある。
人の交わりは、ケダモノのように、ただ子を為すための下賎な行為ではないんだ。
女神様から与えられた「愛」を確かめあう、特別な儀式。
だから、性器同士の交わりはしてもいいのだけど、女の人の膣に射精をするのはダメ。
それでは赤ちゃんが出来ちゃうから、獣の交尾と変わりがない。
もっともっと純粋に─女神様と同じように相手の人を愛おしむための性行為は、
交わった後、子種を無駄にすることから始まるんだ。
女の人を「子を産ませる道具」扱いしないで、ひとりの人間として愛しぬく。
それはセックスから生殖行為を切り離した交わりをすることによって為される。
だから、男の子は子種を女の人の膣以外の場所に放たなければならない。
─それを続けることで人の愛は純化されて、女神様の愛にどんどん近づき、
やがて神の領域に達する人間があらわれるだろう。
エレーナさんから教えてもらった<美と性愛の女神>様の愛の教義とは、そうした真理を指し示していた。

─だから、僕が売春神殿の売女どもの胎内に子種を放たなかったのはいいことなんだ。
あの巫女もどきたちに、人間らしく愛し合う方法を教えてあげたことにもなる。
……僕の未熟のせいで、彼女たちを「改心」させるまでにはいたらなかったけど。

453:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
07/01/01 12:04:32 aiHHhl64
─顔をしかめる。
僕が神殿を脱出しようとしたときに、
僕の足にすがり付いて引きとめようとした巫女たちのことを思い出したからだ。
それまで、僕と交わり、その膣内に子種を収めようとしていた娘たちに対して、
僕は強く乱暴を働くつもりはなかった。
でもエレーナさんから借りた腕輪は強力すぎて、力を解放したときの光で、
巫女たちが、少し─部屋の端っこまで─吹き飛んで壁に身体をぶつけてしまった。
彼女たちは無知蒙昧で、石頭─つまりケダモノに近い─なだけで、罪人なわけではない。
ああ、いや、ちがうや。
エレーナさんが言うには、そういう人のうち、どうしても「改心」できない人は、
もう生まれつき、女神様に近づくことができない種なので、
女神様や正しい愛の教義のためならば、場合によってはひどいことをしてもいいんだって。
……だけど、僕はそんなのはいやだな。
エレーナさんがまちがったことを言うはずはないんだけど、この部分だけはどうも納得できない。
でも考えてみれば、僕は、女神の使徒としては未熟もいいところだし、
相手がまちがった教えに身を染めていても、
そこから「改心」することができる人と出来ない人の区別が付くわけじゃない。
僕が何度言っても頑として譲らなかった巫女たちも、
エレーナさんみたいな力のある本当の神官にお説教をしてもらえば、きっと「改心」できるんだろう。
─きっと、エレーナさんが言う「ひどいことをしてもいい相手」というのは、
あの巫女たちじゃなくて、他にいるに違いない。
地の果てとか、地獄の底とかに、もっともっと無知蒙昧で石頭で、僕にもはっきり分かるくらいに。
うん。
だから、部屋の扉を壊して出て行く前に、うめいている彼女たちが
骨折とかひどい怪我をしていないことを確かめて、ベッドに横たえてきたことにまちがいはないだろう。
彼女たちも、いつか「改心」して、<美と性愛の女神>様にお仕えする日が来る。
そのために、僕は囚われの身を脱して、エレーナさんのもとへ向かっているのだ。
僕は、エレーナさんに女神様の教義をもっと深く教わって、あの街に帰り、
巫女たちを正しい道に導くだけの力を身に付ける未来を想像してわくわくした。
だから、短い休憩をしただけで、あとは岩山の奥にあるエレーナさんの「秘密の神殿」まで一気に駆け上った。

454:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
07/01/01 12:05:03 aiHHhl64
「お帰りなさい─しばらく見ないうちにずいぶん逞しくなったのね、さすが男の子」
エレーナさんは、僕を見て、にっこりと微笑んだ。
真っ赤な口紅が、蟲惑的に映える。
その唇がごく自然な様子で僕のそれに吸い寄せられる。
長いキスは、あるいはほんの一時だったかも知れない。
唾液が白い糸になって伸びる。
それが切れるまでの時間でさえはかれなくなるくらいに、僕はくらくらとしてしまうから。
エレーナさんの周りで互いの愛のパートナーと戯れていたほかの神官たちが、
その様子をにこやかに眺め、軽く挨拶をしてから去っていった。
絨毯を敷いた広間に戻り、愛の交わりを再開する。
嬌声とあえぎ声が満ち、入り口で抱擁しあう僕らの耳にも聞こえた。
「あ、信者さん、増えた……?」
たしか、エレーナさんの部下たち─妖艶な巫女さんの何人かは、僕がとらわれる前は、
パートナーがいなかったはずだけど、今は、全員が愛する相手をみつけている。
「ええ。皆が本当の愛を知り始めたところよ」
エレーナさんは、にっこりと笑った。
巫女さんたちも、増えたようだ。知らない顔が混じっている。
男の人たちは、みな見たことがない。僕の街の人間ではないらしい。
だけど、僕は詮索しなかった。
どこの誰が相手であっても、そんなことは小さなことだと教えられているから。
それに、微笑んだエレーナさんが僕の髪を梳きながら声を掛けてくれたので、
ぼくの関心はそっちのほうにひきつけられたから。
「いい子ね。―よくあの神殿から抜け出させたこと……」
「エレーナさんから借りた腕輪があったから……」
僕は、宝石のついた金の腕輪を外そうとした。
「……返さなくていいわ、それ。しばらくあなたが持っていなさい」
エレーナさんはそれをそっと押しとどめてささやいた。
「え、でも……」
先ほど使ったときの力を思うと、きっとこれはものすごく貴重な魔法の品のはずだ。
「……いいの。あなたが持っていなさい。私には必要ないから」
くすりと笑ったエレーナさんの美しさを見て、この人が強力な巫女だということを思いだす。
きちんと力を持った神官は、こんな品に頼らなくてもいいんだ、と思い直して
僕は腕輪を外すことを思いとどまった。

455:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
07/01/01 12:05:34 aiHHhl64
「エレーナさん……」
「ふふふ。また私と愛を交わしたいの? いいわ。そろそろお客も来るころだし……」
「え、お客……?」
「いいのよ、あなたは気にしなくても……」
エレーナさんは、僕のズボンの前にそろりと手を這わした。
服の上から、あの部分を優しくなでる。
それだけで僕は、身体じゅうが雷に打たれたかのようにびくんっ、と反応した。
「ふふふ、元気ね。ねえ、テルズ。売女たちの神殿にとらわれてから何度精をもらしたの?」
「い、一度ももらしてないよ、エレーナさん……。
……ケダモノみたいに、子作りのために浪費なんか……しなかった…よっ!」
どんどん荒くなっていく呼吸の合間にそう答えると、エレーナさんは目を見張り、
それからゆっくりと優しく微笑んだ。
「そう。いい子ね、さすが私のテルズ。あなたを見込んだのは、やっぱり間違いじゃなかったわ。
女神様の教えをちょっと受けただけで、もう売女たちの誘惑にも耐えられる力を身に付けたのですもの」
エレーナさんの感嘆のことばに、僕は誇らしくなった。
「うふふ。……それじゃあ、テルズのここには、ずっと子種が溜まったままなのね?」
「うん。あの日、エレーナさんと交わってから、ずっと……」
「まあ」
エレーナさんは片手で僕の前をさすりながら、もう片方の手で口元を覆って驚いてみせた。
「そんなに我慢したの、テルズ。―女神様と私のために?」
「うん。女神様と、エレーナさんのために……!」
「ああ、愛しているわ、テルズ……」
弟子を誇りに思う師匠の笑み。
いや、口にしたそのことばの通り、エレーナさんは僕を男として愛おしく思ってくれている。
「ああ……」
あまりの嬉しさに、僕はため息をついた。
「ふふ。交わりましょう、テルズ。愛をかわして女神様に捧げましょう」
「うん……<美と性愛の女神>様に、僕らの愛を……」
「<美と性愛の女神>様に、私たちの愛を……」
もう一度口付けをしながら、エレーヌさんは、器用に僕のズボンを脱がせていく。
跳ねるように飛び出した僕の男根は、天を指してそそり立った。
「ふふ、すごいわ、テルズ。あなたの中に濃ぉい子種が溜まっているのが匂いだけでわかる」
くすくすと笑ったエレーナさんは、白い手でそれを掴んだ。

456:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
07/01/01 12:06:05 aiHHhl64
「あううっ……」
思わず声がもれてしまう。
神殿の売春巫女たちが五人がかりで責めてきても、全然大丈夫だったのに、
エレーナさんに触れられるだけで、もうこんなになってしまうのは、
─エレーナさんが本当に僕のことを愛しているからだ。
人間の本当の愛情―女神様に通じる本当の意味での愛のもとに。
「テルズったら、おち×ちん、ほんとにビンビン……そんなに私としたかったのね」
「うん、エレーナさんとしたくて、僕、どんな巫女の中にも出さなかったよ……」
「嬉しいわ、テルズ。じゃあ、私がその精を全部受け止めてあげる。
膣の中以外だったら、私の体のどこに出してもいいわよ」
「そんなっ……。膣の中なんてケダモノの場所には最初から出すつもりはないよ!」
「うふふ。そうだったわね。―あなたは未来の<美と性愛の女神>様の神官。
久しぶりにあらわれる男の神官になる男の子ですもの。
じゃあ、私の可愛い神官見習いさん。その子種、私を通じて女神様に捧げなさい」
「―喜んで!!」
エレーナさんの手は、白くて柔らかくて巧みだった。
それが僕の男根を包む。
手の中に、なにか他の小動物がいるのではないかと思うくらいによく動く手に、
僕は声を上げてうめいてしまった。
「まあ、私のテルズったら。これだけでいったらダメよ」
エレーナさんはいたずらっぽく笑うと、神官衣の前をはだけた。
着やせするたちなのか、ものすごい量感の胸乳がこぼれる。
膝を付いたエレーナさんは、その白くて柔らかいおっぱいの谷間に僕のものを挟んだ。
「うわ……」
象牙や大理石よりもなめらかな肌は、ひいやりとしていて、火を噴きそうに熱い僕の男根をやさしく刺激する。
「素敵よ、テルズ。しばらく見ないうちにまたおち×ちんが大きくなったのじゃないの?
ほら、やっぱり。―私の胸に包んでも、先っぽが丸々出るくらいに成長しているわ。
堅さも増したみたい。ねえ、逞しいところ―私にもっとよく確かめさせて」
目を細めて僕の物を褒めたたえたエレーナさんは、その美貌をかたむけた。
赤い唇を僕の先端に近づける。
口付けの音はとても扇情的で、僕の頭をしびれさせた。

457:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
07/01/01 12:06:36 aiHHhl64
「ふふふ」
エレーナさんが唇を開く。
ぬめぬめした粘膜の海が僕の性器の先っぽを包んだ。
「はあうっ……!」
脳天まで駆け上る歓喜に僕は身もだえした。
ちろり。
一旦口を離したエレーナさんが舌を這わす。
おち×ちんの先の、張り出した縁(ふち)の部分をゆっくりと舌先でなぞっていく。
僕はダンスを躍るように身をくねらせたけど、腰に回したエレーナさんの腕のおかげで
大きな動きができず、ただその快楽を受け入れるしかない。
「え、エレーナ…さんっ……!」
「ふふ。もういってしまいそう? ―我慢しなくてもいいのよ。
あなたの私への想い、形にして見せてちょうだいな」
ふうっ、と甘い吐息を吹きかけながらエレーナさんはささやき、
もう一度僕のおち×ちんを咥えた。
唇の輪で、優しくしごき上げる。
僕のおち×ちんがびくびくっと震えて……。
─エレーナさんは、最後の瞬間、尿道口をちゅっと軽く吸い立てた。
「うわあっ!!」
僕が足をがくがくさせながら子種を放つ。
射精の瞬間、口を離したエレーナさんは、僕のほとばしりを顔で受けた。
楽しそうに、嬉しそうに笑う、美貌に。
女の人が一番大切に扱う、美の源に。
それを、男の人の子種で穢(けが)す。―いや、清める。
子種と性交は、そのとき、子作りというケダモノの行為から解き放たれ、
純粋に美と性愛に捧げられるものに昇華する。
─それが、<美と性愛の女神>様の「真流」の巫女さんたちが進める、
「一番女神様の御心に近づきやすい性交方法」だった。
「ああ……」
吐息がもれる。二人の口から。
「とっても熱いわ、テルズの子種。―それも、こんなにどろどろ……」
うっとりとした表情で僕を見上げるエレーナさんの顔は、
僕の放った精液でぬるぬると輝いていた。

458:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
07/01/01 12:07:59 aiHHhl64
どろり、とエレーナさんの象牙色の頬を、僕の精液が伝う。
唇の端を通り抜けようとするそれを、エレーナさんは赤い舌で舐め取った。
「ふふふ。舌で味わうと、よけいに濃さがわかるわ。
あなたの精液、とってもおいしいわよ、テルズ……」
蕩けそうな笑顔で誉めてくれるエレーナさんに、僕は真っ赤になった。
「え、エレーナさんっ……!」
僕は思わず覆いかぶさるようにエレーナさんに抱きつこうとした。
だけど─。
「ごめんね。<お客さん>が来たようよ─」
エレーナさんは笑顔を崩さず立ち上がった。
「え……?」
「―今、入り口まで来た。十、十一、……十二人か、妥当な数ね。
ちょっと私の力を見くびりすぎのようだけど……」
僕の精液をぬぐいもせず微笑むエレーナさんに魅入られてた僕は、
エレーナさんのことばを反芻して、愕然と振り向いた。
「え、エレーナさん、<お客>って、まさか……」
「ええ。そうよ。あなたを追ってきた<大地の母神>の巫女たち」
「そんなっ、僕、誰もついてきてないのを確認して……!」
「ふふふ、腕輪にこめておいた私の魔力を探知してきたのよ。
─心配しなくていいわ。私が招いたのですもの。―ここで返り討ちにするために!」
エレーナさんはぱっと神官衣をはだけた。
前を全開にした神官衣は、エレーナさんの大事な部分。
大きな胸や、白いお腹や、黒々とした飾り毛や、あそこまで何一つ隠していなかった。
─これが、<美と性愛の女神>様の巫女の、正装。
儀式の時─あるいは戦いの時の装束の着方だ。
「!!」
そのことに思い至った僕がたちすくんだ瞬間、神殿の秘密の扉が大きな音を立てて開いた。
「―ここねっ!」
ぱっと飛び込んで丸い陣を組んだのは─僕の街の巫女たちだった。
ふだんは優しそうな女の人たちが、今はきりりと目を吊り上げてこちらを、
─いや、エレーナさんを睨んでいる。
「<美と性愛の女神>の信者─の、異端者。追い詰めたわよ」
中央に立つ、ひときわ美しい巫女が宣言した。

459:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
07/01/01 12:10:15 aiHHhl64
「―ようこそ、愚かなる女神の、愚かなる僕(しもべ)ども。
また我ら真の神の僕から奪いにきたか、略奪にきたか」
「いいえ。ただ、私たちの街の男の子を一人返しに貰いにきただけ」
「ふふ、この子は、もう私のもの。お前たちのものではないわ」
「―その子は、まだ誰のものでもないわ。
強いて言えば、両親と街のもの。─まだ成人の儀式が終わっていないのですもの。
だから、街を代表して私たちが取り返しに来ました」
「ほほ、巫女長自らお出ましとは、<大地の母神>の神殿にはろくな女がいないのね」
口元に手の甲をあてて笑うエレーナさんに、
売春神殿の巫女長―たしか、ウルスラという名前だ─はこちらも微笑んでこたえた。
「前反乱の生き残り─百歳の魔女巫女には相応の力を持って対抗しなくてはならないわ」
「え……」
ウルスラ巫女長のことばに、僕は驚いた。
ちらりとエレーナさんを見る。
エレーナさんは、笑うのをやめて、ウルスラ巫女長を睨みつけていた。
「……よく調べたこと」
「この街の巫女長を二人も死に追いやった女の名は、忘れられることがないわ」
「―なら、お前が三人目になるがいいっ!!」
エレーナさんはすばやく腕をあげて振り下ろした。
赤い炎が吹き上がり、巫女たちを覆う。
しかし、それは、丸い輪になった巫女たちの側で弾き返された。
「よく防いだ。だが─本番はこれからよ!」
エレーナさんの哄笑とともに、今まで広間で交わっていた人たちが入り口へ殺到した。
<美と性愛の女神>様の巫女たちと、そのパートナーたちが、全裸のまま
<大地の母神>の巫女たちに襲いかかる。
激しい、だけど、まるで理性をなくしたケダモノのようなその勢いに、僕は呆然とした。
「この人たちはっ!! ―あなた、死人まで利用するのっ!?」
ウルスラ巫女長が、叫んだ。
「え……?」
「テルズ、売女のことばに耳をかたむけるのはおよしなさい」
静かな、だけど逆らえないくらい厳しい声
─はじめて聞くようなエレーナさんの声に、僕は身をすくませた。

460:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
07/01/01 12:11:09 aiHHhl64
「―安らぎを破られし者よ、大地の女神の腕に還れ!」
「―再び女神の子宮に宿る日まで、しばしのまどろみに身をゆだねよ!」
「―新しき肉を受ける時のために、今は古き土へと帰れ!」
<大地の母神>の巫女たちは、次々に祝詞(のりと)を唱えながら手に持った錫杖を振りかざした。
そのたびに─。
<美と性愛の女神>の巫女やそのパートナーたちの裸身がぐずぐずと崩れて行く。
大きなおっぱいが砕け、土色の腐肉に変り、
熟れきったお尻が解けて、青黒い腐汁をしたたらせる。
妖艶な美貌が、白い頬骨と歯をむき出しにした骸骨に変った。
だけど、生ける屍と化した巫女たちは、ひるむことなく生ける巫女たちに襲い掛かった。
巫女たちは、祝詞の声を張り上げ、さらに巫女たちを解き崩そうとするが、
その途中で掴まれ、殴られ、噛み付かれて倒れていくものも多かった。
その阿鼻叫喚に、僕は悲鳴を上げた。
「―エレーナさん、これはっ……!」
「―ふふ、十二人のうち、四人が残ったか。なかなかやる。
だけど、こちらにはまだ切り札が残っているわよ」
エレーナさんは、もう僕を見ていなかった。
いや。
僕のほうを向いたエレーナさんは、僕の知るエレーナさんじゃなかった。
優しく、正しい愛の道を教えてくれた女(ひと)は、
僕を地べたの石ころを見るような目で眺めた。
そう、―誰かの頭をかち割るのに便利な道具として見る目で……。
「……テルズっ! 逃げなさいっ!!」
ウルスラ巫女長の悲鳴が聞こえたけど、それより先に、
エレーナさんが何かを呟いて僕に指を突きつけるほうが早かった。
僕の左手首にはまった腕輪が、赤い、いやな色の光を放ち─僕は気を失った。
自分が、なにか、―とても嫌な「なにか」に変化していくのを五感に感じながら……。

461:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
07/01/01 12:11:40 aiHHhl64
今回はとりあえずここまでです。
今年もよろしくお願いいたします。

462:名無しさん@ピンキー
07/01/01 13:40:34 N2ZB7iVT
>>461
新年早々GJ!!

463:名無しさん@ピンキー
07/01/01 15:21:27 syBhBl97
( ゚д゚)………。

( ゚д゚ )エレーナはひっつかまえて鬼畜輪姦強制妊娠フラグだな

464:名無しさん@ピンキー
07/01/01 17:06:14 fTrqGkzI
そいつはえれーなぁ

465:名無しさん@ピンキー
07/01/01 17:35:32 e8V5RKWq
>>464
上手い!

466:名無しさん@ピンキー
07/01/01 20:53:59 aOX+BLxd
[ー。ー]つ<<< ´w`) とりあえず帰りますよ

467:名無しさん@ピンキー
07/01/01 23:04:12 N2ZB7iVT
>>463
高齢出産

468:名無しさん@ピンキー
07/01/02 01:46:36 SgT0nwVu
新年からめでたいゲーパロ氏GJ!


469:名無しさん@ピンキー
07/01/02 16:33:35 7la7iLIX
遅くなったがはらましておめでとう
そしてゲーパロ氏GJ

470:名無しさん@ピンキー
07/01/02 23:06:16 YRgOH+oF
    ┏━━ / |━━━┓
    ┗┳┳━ |_| ━━┳┳┛
      ┃┃ /  ヽ     ┃┃
    ┏┻┻ |======| ━┻┻┓
    ┗┳┳ ヽ__ ¶_ ノ ━┳┳┛
      ┃┃ (/)     ┃┃
      ┃┃ (/)     ┃┃
    凸┃┃ (/)     ┃┃凸
    Ш┃┃ (/)     ┃┃Ш   はらましておめでとう×3
    .|| ┃┃ (/)     ┃┃.||    
  ∧_∧   (/) ∧_∧  ∧ ∧  。oO(今年は白湯が孕みますように)
  ( ' A` )  (/)(´∀` )  (゚Д゚ )   。oO(今年は小夜が孕みますように)
  (つ  つミ (/)(⊃⊂ ) ⊂  ⊃    。oO(今年はマサキマキが孕みますように)
  |_|_|_⑩(/)_|_|_|__|  |~
  /////ノ,,,,,,ヽ ////|∪∪
////////////  |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
|        奉  納        |


471:名無しさん@ピンキー
07/01/03 02:03:03 ngjQ0heX
ゲーパロ氏 グッジョブ!
獣人がエルフを孕ませるのもありか?。


472:名無しさん@ピンキー
07/01/03 02:27:19 ngjQ0heX
何かゲーパロ氏に質問してるみたいだ。
一応違うぞ。

473:名無しさん@ピンキー
07/01/03 18:41:39 bjX34BU7
全然良いだろう。ただし,凌辱や寝取りとかならその旨書いておいた方が良いんじゃないかな

474:名無しさん@ピンキー
07/01/04 01:05:38 k2Juspd3
授乳、授乳だよ奥さん!
やっぱ孕ませときたら母乳シチュは欠かせまいて
そんなこと考えるチチスキーはオレだけですかそうですか

475:名無しさん@ピンキー
07/01/04 07:21:51 sARXNmS1
搾乳スレ、ボテスレで新しい議論ネタを仕入れたからって早速ここでも試す奴は早漏

476:名無しさん@ピンキー
07/01/04 22:34:02 7CdYU4DY
つか、ここは産んだ直後と言うか
乳飲み子と新米ママさんと言うネタでもオッケーなのですか
だったらやりたい

477:名無しさん@ピンキー
07/01/04 22:44:56 h1YyTqNW
>>476
個人的にはカモン

478:名無しさん@ピンキー
07/01/04 23:03:47 ZsQiCkV+
>>476
なんでも抜いてやるぜ

479:牧場 ◆KCG/NoRpDg
07/01/05 02:27:45 mAYeIdOp
美女と野獣(ノケモノ)の続きができたので投下します。


注:このお話は所々に注釈があります。読みづらい点などあるかと
思いますが、ご容赦のほどを。

480:美女と野獣(ノケモノ)
07/01/05 02:29:10 mAYeIdOp

お腹の奥が痛い。よく晴れてる空すらムカつく。
朝、目を覚ますと、隣にケガレは居なかった。ヌルヌルを落すのに川に行こうと決め、
ボクは表に出ていた。

「ボクは一体、なんなのさっ!」

天日干しを終えて積み上げられた、土器のお皿がボクの目に付いた。真上からの下段パ
ンチでそれを残らず粉砕して、鼻で息をつく。昨日の晩の事を思い出すと、八つ当たり
せずにいられなくなる。

『ちがう。子供を作るときは、おたがいにほんとうのきもちでなくてはダメだ』

本当の気持ちって、わかんないよ。
っだよ、ケガレのヤツ。

「あ~! お、俺の作品が~っ! あとは焼き上げるだけだったのに……」

頭を抱えるジルハを尻目に、ボクは広場を後にした。
村は台地の端にある。西側はちょっと斜面になってて、その下には小川が流れていた。
段々に切り欠かれた土の階段をうつむきながら下りるボクに、声がかけられた。ナオミ
さんだった。

「ずいぶんと遅いお目覚めみたいね。寝かせてもらえなかったのかな~?」
「そんなんじゃないよ……」

小川のへりで洗い物をしてるナオミさんは、ボクの顔を見るとニヤつきながら冷やかし
てきた。昨晩の事を知らないから当然だ。ボクは苦い顔をしてナオミさんの隣にしゃが
んだ。

「ねぇねぇ、詳しく教えてよ~。どうだった? やっぱり痛かった? でも途中から気
持ちよくなっちゃったりした? コッチの人たちって割礼してないんでしょ? 形が違
ったりするの?」(注12)
「ったく、ナオミさんは……。サイアクだよ。サイアク。ケガレは、最後までしてくれ
なかった。なーんかさ、まだ子供を作るときじゃないんだって」
「ケガレが言ったの?」
「そう。途中で止めて。これじゃ、ボクがケガレの奥さんになった意味ないじゃんか…
…。 い、いててて」


481:美女と野獣(ノケモノ)
07/01/05 02:29:48 mAYeIdOp
ボクは片膝をついて、小川に浸した麻の布切れをそっとアソコにあてがい、ゆっくりと
拭った。秋の水は冷たくて、ケガレにされた時の痛みがちょっと蘇る。内股でヌルヌル
とする香油も拭きとって一度すすぐと、布には赤い染みが残った。

「そうなんだ……。まぁ、最初のうちはしょうがないかもね。もっとお互いに、判り合
う必要があるんじゃない? エリも、最初失敗したからって、あんまり気を落さないで
ね♪」
「いっつ……、どうかな。次は無いかも。っていうかボクはあんまりその気は無いな。
気持ちよくなかったし」
「気長にさ、頑張んなさいよ。もしかしたら、ケガレの良い所が見えてくるかもよ? 
ガドが言ってたけど、ケガレは本当にイイ奴なんだって。村の誰より勇敢で思いやりも
あるって。だから、エリのダンナに推薦したんだって」
「ヒゲは生え放題だし、毛皮いっつも着てるし、あれじゃケモノだっての。イイとこな
んてあんのかなぁ……。思いやりがあるんなら、最後までしてくれたほうが、どれだけ
……」
「男は見かけじゃないわよう。見かけが良ければ尚、良いけれど。それにケガレなりの
考えがあったんでしょ? 今度聞いてみればいいじゃない」
「うーん……」
「そうだ。ケガレなら朝からガドたちと狩りに行ってるわよ。エリのためにたくさん獲
物取ってくるって、張り切ってたっけ」
「……っそう。わかった。でも、村のみんなには悪いけど、ボクとケガレ、うまく行く
かしらないかんねっ。じゃ、ボク帰るから」
「うん。また後でね……。あまり気負わないでね、エリ」

ボクは布をぎゅっと絞って、小川を後にした。頭の中はケガレに対するイライラで一杯
だ。土の階段を駆け上がりながら、ボクは不貞寝する事に決めた。


「ただいま~。エリ、シカが三頭も取れたヨ! 今ね、広場で丸焼きにみんなに切り分
けてる……。あれー、寝てた?」
「……ん……?」

もう夜になってたみたいだ。能天気なケガレの声で起こされたボクは、思わず意地悪な
行動を取った。横になってるボクを覗き込むケガレに対して、背を向けるように寝返り
をうった僕は、小さい声でうそぶいた。

「具合悪い……」
「っえ!? それはよくない! ちょっと待ってて? 今、お薬いろいろとってくるか
ら!」


482:美女と野獣(ノケモノ)
07/01/05 02:30:48 mAYeIdOp
ケガレがそう言ったと思ったら、地面を蹴る音と戸を勢いよく開ける音、そして、ヨコ
テがワンワンって吠える声が続いた。

「……あれ……?」

程なくしてヨコテと一緒に帰ってきたケガレは、薬草やらなにやらで一杯にしたカゴを
抱えて、ニカっとした笑顔でボクに言う。

「いろいろとって来た! どこが痛いの? 頭? お腹? とりあえず、よく眠れるお
薬つくろっか?」
「な、何でも……」

丸い葉っぱやギザギザの葉っぱ、ボクには林に生える雑草と何ら変わらないように見え
る葉っぱをいくつか選択したケガレは、それらを一緒くたにクルクルと丸めて親指の頭
ほどにすると、ボクに差し出した。

「コレ、奥歯でよくかんで。それで出る汁をのみこむと、落ち着いて、ぐっすり眠れる
ヨ!」
「いいよ、だ、大丈夫だよ……、あ、ありがと、気持ちだけもらっとくよ」

ケガレはぶんぶんと首を振ると、毛むくじゃらの顔を近づけてボクを睨みつけるように
言った。

「ダーメ! 念には念をおして、当分寝ておいたほうがいいヨ! はい、アーンして、
アーン……」
「ちょ、放せ、コラ……、あ、がが、あ~っ!」
「ほらよくかんで」
「ん、ん~っ! んっ……。う、うぇ。苦……」
「よしこれで大丈夫」

ボクのアゴを押さえて、もぎゅもぎゅと薬草のかたまりを無理やり噛ませたケガレは、
うんうんと笑顔で頷いて仕上げにニカっと笑った。ボクの口の中で広がる何ともいえな
いエグみと苦さのハーモニーとの絶妙な対比だ。

「吐き出さないで、今晩ずっとかんでててネ。さぁ、お休み……」
「うう~……」


483:美女と野獣(ノケモノ)
07/01/05 02:31:47 mAYeIdOp
肩をつかまれて横にさせられると、確かに眠気が襲ってきた。昼間あんなに寝たのに…
…。
些細な嘘だったのに、ケガレはボクの事をえらく心配する。そこまでされると、なんだ
か心が痛くなる。
そう感じてる頃合に、ボクの目蓋は勝手に下りはじめた。

次の日はケガレが言いふらしたのか、朝からガド兄やナオミさん、長老たちがボクを見
舞いに来た。みんなから掛けられるいたわりの言葉を右の耳から左の耳に逃がして、し
ょうがないから具合悪いフリ。余計なことして……。
来る人みんなにペコペコとお辞儀をするケガレは、事あるごとにボクへ『具合、ど
う?』とか『よくなった?』と聞いてくる。
御飯だよって、焼き魚をお皿でほぐしてボクに食べさせる。
寝っぱなしでペコペコだったお腹にそれはたまんなく美味しかった。

「ヤナを仕掛けたら今日も大量だったヨ! おサカナは栄養いっぱい!」
「ガドから今日も言葉を教わったんだ。ちょっとは上手になった?」
「エリが良くなったらクリを取りにいこう。オレのご先祖様が植えた、おいしいクリが
成る木がちかくの山にあるんだよ」
「なんだかオレばかり喋ってるね、でも、すごく言葉の練習になるヨ。コツ、判ってき
たんだ」

笑顔のまま、ケガレはボクにたくさん話し掛けた。ボクは素っ気無い態度で、小さく、
うん、うん、と頷く程度。
ボクは考えていた。ケガレの事を、ちょっとね。
ズレてはいるけど、大切にしてもらってるんだな。
うー……。

「クリかぁ……。いいね。いこっか」
「ん、判った!」

モヤモヤした気分を拭い去りたい。きっといい気分転換になるだろうとボクは思った。


484:美女と野獣(ノケモノ)
07/01/05 02:32:48 mAYeIdOp
注釈その3

注12:ユダヤ教における戒律の一つで、男子は生後八日後に割礼を行う。アブラハム
と神との永遠の契約であり、ユダヤ教は現在も割礼の風習を伝えている。ユダヤ教の系
譜であるイスラーム教も同じように割礼の週間があるが、生後七日後から十歳~十二歳
頃までの間と幅がある。一つ上の男へ。

485:美女と野獣(ノケモノ)
07/01/05 02:33:47 mAYeIdOp

落ち葉が覆った広めの山道を歩くと、サクサクと音を立てた。ケガレとヨコテの後をボ
クはカゴを手に持ってついて行く。まだ木々についてる葉っぱはどれも色を変えてて、
この道をもっと落ち葉だらけにするのは時間の問題だろう。
大事をとって、と三日間寝かされたボクに外の空気はちょっと冷たかったけれど、心地
良かった。背伸びをすると、背骨がポキポキと鳴る。

「あー……。ここからだと、村が小さく見える……」

いつも村から見えるこの山に登るのは、ボクは初めてだった。とはいえ、村に居る女の
人はみんな、滅多な事がない限り村を出ることがないけどね。
木立の切れ間から見下ろしたボクたちの村は、森の台地に浮かぶ島みたいだった。そん
なに遠くまで来たわけじゃなかったけれど、村を囲む自然がずっとずっと続いているか
ら余計小さく思える。

「狩りはネ、大体この山と、さらに向こうの山でしてるんだよ。シカ、イノシシ、ウズ
ラ、他にもたくさん居るよ。冬が来てもメシに困らない」
「そうなんだ。……でさぁ、ケガレは狩りの時って、いつもそんなカッコなの?」
「ん、そうだよ。似合ってるかい? ははは」

ぱかっと開けられたイノシシの口の中で、ケガレは笑った。
ケガレが毛皮を着てるのはいつもの事だけど、今日はより一層、ケガレはケモノみたい
だった。イノシシ一頭分の毛皮を頭からすっぽり被って、突き出た手足も、毛皮の筒に
通してる。地肌が覗けるのは、顔だけっていうフル装備。
一言で言うと、茶色い毛むくじゃら。さらにケガレは手に槍を、ツタで編んだ長いロー
プを束ねて背負って、腰は長細い毛皮で作られた弓矢入れを吊るしていた。

「毛皮着てると、ケガしないからね。でね、エモノがいたらこのヤリと弓矢で捕まえる。
折角山に来たんなら、クリだけじゃなくてメシをたくさん取っていかないと」
「そのロープは?」
「この縄はね、先っぽがワッカになってて、ぎゅっと締まるようになってる。片方を木
に縛って、ケモノ道に仕掛けるんだ。タヌキがよく取れるヨ」
「へー……。あ、あれ、ウサギ?」
「ホントだ」

山頂側、左手の方の斜面から飛び出して来て、山道を横断しようとした茶色いウサギは、
ボクらに気づくと警戒するように耳を立ててコッチを向いた。
それが命取りになった。ぴゅん、という音の後、そのウサギは左眼を矢で打ち抜かれて
後ろに吹っ飛ぶ。


486:美女と野獣(ノケモノ)
07/01/05 02:34:59 mAYeIdOp
「うわ……っ」
「やった! さっそくメシが取れたネ! ヨコテ、行けっ」
「ワンっ」

元気な返事でダッシュしたヨコテは、まだピクピクしてるウサギをくわえると猛然とU
ターン。ケガレはヨコテからウサギを受け取ると、歩きながら鉄のナイフをウサギの首
に当て、さっと横に払った。

「血抜き血抜き♪」
「ぅわぁ……」
「今日は幸先いい。きっとクリもたくさん取れる。もうすぐそこだからネ」

って、ケガレはニカって笑った。
ケガレが手にするウサギからしたたる血は、落ち葉に点々と赤い後をつけていく。それ
を避けながら登り道を進んでると、たしかにケガレの言うとおり、山道が二手に分かれ
た。
先は平坦になっていて、大きな広場。その真中には太くて高い大きな木が、茶色くなっ
た葉とイガグリをぶら下げてそびえている。下草の間からは、コブのような根っこが所
々に顔をだして、これだけの広場を独り占めしてるようなクリの木だった。

「エリ、到着だ。……ありゃ、まだ実が落ちてない。この木はチカラがあるから、まだ
葉っぱもクリも落ちないんだな。ちょっと早かった」
「……すごいおっきいじゃん。これ、ケガレのご先祖が植えたって本当?」
「ホントだよ~。クリが取れるだけじゃなくて家の柱とかにもなるから、ご先祖さまは
だいぶ昔から、木がよく育ついい場所には、クリの木を植えてきたんだヨ。このクリの
木もそうなんだって昔、親父から聞いた」(注13)
「そうなんだ。でも、ホント、ちょっとしか落ちてないよ?」
「うん……。ちょっと待っててネ」

そう言ったケガレは、助走をつけてクリの木にドロップキックを叩きこんだ。
でも、その衝撃は枝をちょっと揺さぶる程度でしかなかった。申し訳程度に、二つ三つ
のイガグリがポトリ、で終わり。

「ダメだな……。エリ、オレちょっと登ってくるヨ! ヨコテ、ウサギ喰っちゃダメだ
かんな?」
「え、登んの?」
「そうだヨ~。たくさんイガグリ落すから、気をつけてね」

ケガレは持ってきてた狩りの道具を木の根元に放り投げると、軽々と太い幹に飛びつい
た。掴まる枝など無いのにしがみついた格好でするすると、器用に登ってく。
実はボク、ケガレの目が余所に行くタイミングを計ってた。
ちょっと、トイレ……。

487:美女と野獣(ノケモノ)
07/01/05 02:35:53 mAYeIdOp

「こら、ヨコテついてくんなってば……」

広場の端のヤブに向けて、ボクは小走りした。篠竹をちょっとかきわけ、木の上のケガ
レから覗かれないような所へと─。
そのとき、ヤブの奥で何かが動いた。尻尾を振ってついてきてたヨコテが、その方向に
向けていきなり唸りだす。
『ばふっ』という何かの音。そしてすごい臭い。村の男たちが、狩りの獲物を担いで帰
ってきた時に感じる、なんとも言えない生々しい臭いがした。
何か、居る。間違いない。そう思った時だった。
立ち上がる大きな黒の巨体。
胸には白い毛。
明らかに人じゃない。
─クマじゃんっ!

「あっ、えっ……。や、やんのかコラ─っ!」

─脅かしたら逃げるかと思ったんだよ。でも、クマはやる気満々だったみたい。もう
一度四つんばいになったクマは、ボクに向けてヤブの枝をバキバキと折りながら近づい
てきたんだ。(注14)
いや無理、無理だから!
ボクは一目散にUターンした。とにかく、あのクリの木を目指して。走る僕の耳に、ク
マが地面を蹴る音が届く。ボクの駆け足より早いケモノの蹴り足の音。
思わず走りながら振り返った時だった。足が何か─おそらく根っこ─にとられ、ボ
クの体が宙に舞う。

「─っ?! ったぁ! え、うぁ!」

クマはすっこけたボクに向かって一直線に走りこんでる! 悲鳴を上げる前に餌食にな
る、そんな事を考えた瞬間に、ボクの頭の上を鋭く、風が通った。

「エリぃっ!」

ケガレ!
風は、ケガレの放った矢だったんだ。頭を伏せたボクの上を、さらに、さらに矢が通過
する。放った矢すべては当たり、クマは嫌がるように突進を止めた。
生まれた僅かな隙。その間にケガレは駆け寄り、ボクとクマの間に割って入った。



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