孕ませ/種付/受精/妊娠/妊婦/出産/HRネタ総合【5】at EROPARO
孕ませ/種付/受精/妊娠/妊婦/出産/HRネタ総合【5】 - 暇つぶし2ch229:名無しさん@ピンキー
06/12/07 13:52:38 cAVAe5T7
ヘイお待ちっ!
つ排卵期のおにゃのこ

230:172
06/12/07 16:00:08 kAGqKQcL
おっとじゃあこいつはいらねぇかな?

231:孕ませ英雄伝説第二話
06/12/07 16:04:01 kAGqKQcL
「誰が為に君は孕む」

腰を跳ね上げ背負ったバスタードソードを地面に叩きつける。地面に至る途中にあった犬頭は遅れて真っ二つになった。手には残るは地面を力任せに叩いたための痺れだけ。確かに奪ったはずの命の感触は全く感じられなかった。そのことが自分を苛付かせる。
修練に修練を重ね、自分は一流の剣士となった。この境地に至るは生半可な道のりでは無かったが自分には強い目的があった。だからこそここまで来れたのだと自負している。

自分はアイーダ=シュトロガルド。過去にはまた違った名で呼ばれていたが今はこの名だ。

また一匹を切り伏せる。まるで煙を切り裂いてるように感触が無い。本当に今自分が斬ってるのは命なのだろうか?

自分が何故こんなことをしているかというと、自分は冒険者だからだと答えるようにしている。この世界では都市には固有の防衛組織が配備されているが、このような辺境の村々にまではその力は行き届かない。よって自分のような冒険者という職業に声がかかるのである。
自分の今回の依頼は村で作物を荒らしているコボルド退治。自分の力量からすれば文字通り寝ながらでも問題ない。だからこそ一人で受けたのだ。

茂みの奥から何かが光った、と思った瞬間眉間に矢が当たった。頭蓋を貫通し自分の命はあっけなく終わった、自分が通常の人間ならば。矢じりは眉間に当たった瞬間、自らの勢いに負け歪みポテと地面に落ちる。
眉間には傷一つついていない。お返しにポケットに入れていた拳大のを投げ返してやった。「プギャッ!」という悲鳴と血飛沫が絶命したことを教えてくれた。

自分はある国の公爵家の一人娘だった。幼少より蝶よ花よと可愛がられていた。父は誇り高き騎士であり、自ら一騎打ちし討ち取った敵の総大将の話をよく自分に聞かせてくれた。
なんとも血なまぐさい話だったが、自分はそれに強い感銘を受け自分の夫となる者は父のような豪傑ではないといけないと思った。
反面、母は静かな人物だった。私が父の話をせがむと嫌な顔をするだけでそれ以上は何も言わない。だが、じとーとうとましく見張っているのだ。父はそんな母に睨まれると逃げるように退散し、そのせいで自分は母から離れていった。
その認識が崩れたのは以外に早かった。突然屋敷に軍がやってきて自分たちの世界を蹂躙していった。これは後から理解したことだが、父が敵国と通じ国家に重大な罪を犯したということだった。
これにより、我が公爵家は取り潰しとなり自分たちは女子供ということでなんとか命を救われたが財産は全て没収され、路頭に放り出された。
そのとき父は自分たちを捨て敵国へ亡命しようとしていた。が、途中捕まりその場で処刑されたというが真偽はわからない。
自分はいつか父がこの貧しい生活から助けに来てくれるものと信じて疑わなかった。だからこそ、生活の為に花売りとなった母を口汚く罵ったりもした「この買女!」「誇りを失った淫買が!」あの頃のことを思い出すと後悔で胸が痛む。
その認識が変わったのは、ある日父はもう帰ってこないと悟ったときだ。自分たちを捨てたわけでもないかもしれない。だが、もう帰ってこないと知った。それからは母と二人で力を合わせて生活していった。貧しいながらも充実した日々であった。
母がある年配の商人の心を射止め再婚に至ったときも祝福してあげた。今まで辛い思いをしてきたのだから尚更だった。
事実、母はとても幸せそうだった。おそらく母は名のある貴族の妻となるよりもこのような小さく穏やかな幸せの方が性に合ってたのだろう。

母はこうして幸せになった。自分もそれでいいと思った。だが、自分の生きる道はそこには無かった。
父の熱心な教育によって物心つくとき私は身も心も貴族となっていた。そして気が付くといつも在りし日の幸せな日々に思いをはせていた。
そしてそれは今に至るまで代わらない。もはや、あの日々が永遠に来ないのは知っている。だが、シュトロガルド家としての誇りと生き方を失ったわけではない。
こうして自分は貴族になることとした。叛臣の娘として、その道は困難であり不可能であるかもしれない。だが生き方は帰られぬ。
冒険者となったのは、何かしら功績をあげることで陛下の目に留まることを考えてと叛臣の娘では軍人にはなれないことの妥協案だ。
そして、数年の時を経て今ではそれなりの名のある冒険者となることが出来た。


232:孕ませ英雄伝説第二話
06/12/07 16:05:03 kAGqKQcL
「グガォゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」
一際大きな唸り声を上げた一回り、いや二周りほど大きな個体が出現した。
おそらくこの群を統べる長だろう。
長はその腕を自分に振り下ろした。

そんなとき、ある噂を聞いた。北部のある洞窟に住むといわれる強大な魔物の話を。
今まで名のある冒険者が挑み、誰も倒したことがないとされていた。しまいには国からの懸賞金も出され、注目を集めた。
当然自分もその魔物に挑み・・・・・・そして惨敗を期した。私が至ったという境地は所詮は人の境地だったと思い知らされた。赤子が大人に挑む方がまだ勝機があると言えただろう。

素手で心臓を抉る。この個体は多少なりとも「手ごたえ」があった。だが「手ごたえ」があっただけだった。

命からがら逃げ出した自分は背後から「また来るがいい。そのときは歓迎しよう」という魔物の声に悔しさと、それ以上の恐怖を抱いた。
そしてその鬱憤を晴らすためにこのような弱いもの苛めを受けたわけだが・・・あまりにあっさりと消えていく命に、自らの無力さを重ね合わせてしまう。
今の自分はこのコボルド程度の力なのだろう。打破しきれぬ圧倒的な力の差。
今まで、不可能なことなどないのだと信じてきた。出来ないのは努力が足りないだけだ、そう思い壁を乗越えてきたのだ。だが思い知らされてしまった人としての限界を・・・。

気付くと、長はバラバラの肉片と化していた・・・。


それから報酬を受け取った後、この近くに魔女がいることを思い出しどうせならついでとばかりにそこまで足を伸ばしてみようと思った。
魔女の作る霊薬は中々効果が高い。街で買うと高くつくが、直接交渉してみれば意外と節約できるものだ。まあこの魔女は変わり者で気に入られる必要があるのだが。
霊薬の中には能力UPの霊薬も存在する。が、自分に使ったところでその効果は知れている。いや、確かに効果は高いのだけど、1がうまくいって10になったところで一万には叶わないということだ。
そう、私はあの魔物に再度挑むことを無意識に考えていた。

「やっと、着きました。この高い煙突が目立って迷わずに済んだな」
なんでも煙突からアンパ○マンなるものが出て行けるようにしたかったということだが、煙突から出るのは煙ではないのか?まあ魔女の言うことだからな・・・。

「・・・・・・っ!・・・はぁぁ・・・」

ん?今何か声がしたような・・・

「・・・・・・だめ・・・そんなところ」

やはり聞こえる。森の茂みの方か



233:孕ませ英雄伝説第二話
06/12/07 16:05:45 kAGqKQcL
「ちょっと、待て・・・なんでこんなところで」
ゆっさゆっさと僕の上でダンスを踊るお方に尋ねる
「いいではないか、こんなにいい天気なのだからたまには外でというのも」
そのお方はニッコリと笑う。あ、ヤバい、こいつの笑顔は凶器だ。
「たまにはって、昨日からず~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っとやりっぱなしですことよ?!というか、そろそろヒリヒリしてきてるのですが」
おおう、思わずオネエ言葉に
「その度に魔術で回復してるではないか、あ・・・うぅぅん・・・こっちも回復したぁ♪」
おうまいがぁ、こっちが必死でネゴシエートしてるっていうのに何故それを無に帰するような反応するんですか。MY愚息さんはぁぁぁ!!!
「・・・嫌か?・・・もう私とするのは・・・」
えっ?!
な、なんでそんな泣きそうな顔するんだよ。
「いや、わかってる、所詮見た目を若く見せてるとは言え、所詮はババァ・・・むしろ一度でも抱いてもらえただけで嬉しかったのだ」
「ロール・・・」
キュッキュッ!
「おぅふっ・・・しおらしいこと言ってるところ悪いが、さっきから締め付けてくるのですが・・・」
「ああ、昨日からずっとハメててコツが解ってきたのだ。これからどんどん気持ちよくしてやれるぞ♪」
ケロっといわれてしまいました
「ハメてて・・・いや、いい・・・。言っても無駄だし」
何より僕自身も
ぽにゅ
顔を胸の谷間にうずめてみる。うん、なんていうかなつかしい
「どうした、まだおっぱいは出ないぞ」
そういうわけではないが、いや安心感が母性の象徴かもしれないな。
「んー、ロールは卑怯だなぁと思ってな」
「ふふん、卑怯で結構だ。さぁさぁ、またたっぷりと出してもらうぞ」
ふぅ、
「卑怯な相手には其れ相応の対応しても別に構わないよな?」
「・・・・・・正嗣、なんだその笑みは!んあぁぁぁっ!・・・そこは違う!ちっ、違うっといってるのにぃぃぃ!」
「ロールは同時攻めに弱いよなぁー♪あんま調子こいてると壊しちゃうぞ♪」
「くぅっ・・・出来るものならやってみるといい。だが私も反撃を・・・」
「させると思う?」
「くぁぁぁぁぁぁ、ダメだそこ、子宮!当たってるっひ、卑怯だ!そこ弱いって知ってて・・・アフゥゥゥゥンッ!」
「グッアアァ・・・、ずっと俺のターン!」

凄い・・・あの魔女が髪を振り乱して・・・乳首もあんなに尖ってる・・・。
こ、これは、あれなのか、い、い、いわゆる、男女の、むつむつみ・・・睦事というあれなのか?
普段、あんなにクールな魔女が凄く幼く見えてしまいます!
ああっ?!
今、今、唇を併せて、えぇっ?!舌までぇぇ??!!
淫靡・・・そう淫靡過ぎます。
あ、下の男性の動きが早くなってきた。一つきごとに魔女の大きな胸が上下に暴れてて痛そう。なのに、魔女はあんなに目を蕩けさせて・・・。
「くぅぅぅ、あああああああああーーっ!・・・・・・い、今、ち、小さく・・・あうっ!あっあうっんっんぅ~~~!」
「僕もすぐにい・・・ぐっ・・・から、併せて・・・」
「ああっ来るのだな、あっついの・・・来て!来て!・・・・あはぁぁんんんんんんんんんんんんんんんんんんんっぐぅむ・・・んっ・・・んぅっ・・・」
ビク!ビク!と、ここまで聞こえてきそうな大きく痙攣して・・・魔女は男に倒れこんだ。
トロンとした目で・・・あ、うわ、口付けを交わしたかと思ったら男の胸を舐めだして・・・ダメだもう顔がい、痛い!熱い!
もう、ここにはいられな、とうわたぁ!!!

「また、たくさん出したな・・・」
「そうだね」
「このまま、孕むまで挿入れててくれ・・・」
「それは無理(きっぱり)」
「ここは、無理でも『勿論』というべき」ガザザザザダン!「何の音だ・・・?」

234:172
06/12/07 16:09:32 kAGqKQcL
とりあえずエロあるところまで投稿
続きの投下時期は俺のパッションしだいだ。すまねぇ


235:名無しさん@ピンキー
06/12/07 18:58:43 MG83GFNA
ギブミーモアユアパッション!!!!!!!!

236:名無しさん@ピンキー
06/12/07 20:48:09 Fq2iquWP
いい!孕ませ英雄伝は最高だな!続き期待しまくリング。


237:名無しさん@ピンキー
06/12/07 21:59:35 EN+42ZHU
英雄伝説きたこれ!

続きに期待
  +   +
   ∧_∧  +
  (0゚・∀・)ワクワクテカテカ
+. (0゚∪ ∪ +
  と__)__)+

238:名無しさん@ピンキー
06/12/07 23:56:34 b6fJuCOW
>>234に届け俺のパッションっ!

239:名無しさん@ピンキー
06/12/08 08:34:43 5nx12BNA
うひー

240:名無しさん@ピンキー
06/12/08 09:29:41 tL62W2rt
>ずっと俺のターン
海馬自重しろw

241:名無しさん@ピンキー
06/12/08 13:32:53 8vhwBNxs
>>234
ずっとお前のターンでいい!!w

242:名無しさん@ピンキー
06/12/08 17:53:53 HaLLB2tF
調子に乗って「ドロー!モンスターカード!」も発動すればいいとオモタ

それはそうとGJ

243:名無しさん@ピンキー
06/12/09 01:13:14 7jjnnEOU
アイテムカード「排卵誘発剤」発動!

244:名無しさん@ピンキー
06/12/09 13:26:16 szxyZsFV
意見されたアトピックがファビョり狂って自演擁護ばっかりしてるレス以外は良スレ

245:名無しさん@ピンキー
06/12/09 14:05:17 agpdSmih
す、好きでアンタの子供を孕んだわけじゃないんだからねっ!

246:名無しさん@ピンキー
06/12/09 14:40:33 6mJcpAoj
>>245
す、好きでアンタを孕ませたわけじゃないだからねっ!

247:名無しさん@ピンキー
06/12/09 15:24:37 ItOiHYz7
……ばかっ……ほんとに嫌いだったら……
あなたの赤ちゃんなんて欲しいなんて思わないわよっ……。

248:名無しさん@ピンキー
06/12/09 16:07:26 urpCXJjP
>>赤ちゃんなんて欲しいなんて

なんかかわいいな。逆に赤ちゃんはおあずけにしてやりたくなるわ

249:ノリミア
06/12/09 16:20:12 h9JqazYl
【レズ】【ふたなり】【出産】
URLリンク(bbs02.nan-net.com)

やばい。

250:名無しさん@ピンキー
06/12/09 19:34:03 0WIRFtk1
>>249
なんとまぁ…

251:名無しさん@ピンキー
06/12/09 19:39:46 dHqxcktS
>>249
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(; ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(; ゚Д゚)

252:名無しさん@ピンキー
06/12/09 21:57:38 se7dmR1Q
>>249
中の人も色々と大変なんだな…

253:名無しさん@ピンキー
06/12/09 22:09:39 10zHMSg+
ちょwww>>249踏んじゃったよ。2chかと思った。

254:名無しさん@ピンキー
06/12/09 22:49:52 CFGRBplp
>249はh抜いてないし広告かと思ったけど、一応投稿掲示板みたい
ふたなりレズ悪魔、卵産みつけ系だったよ
URLリンク(bbs02.nan-net.com)
URLリンク(bbs02.nan-net.com)
これで見れるはず

255:名無しさん@ピンキー
06/12/10 00:31:58 6pZoRCxW
>>254
業者かと思ってた。㌧くす。

256:名無しさん@ピンキー
06/12/10 06:58:12 GNx+rJEn
これは凄い

257:名無しさん@ピンキー
06/12/10 18:20:58 sO5pguSV
ヘタレ職人が荒らし爆撃コピペ始めたのかと思った

258:名無しさん@ピンキー
06/12/11 01:46:59 as1J2mln
>>257が見れない

259:名無しさん@ピンキー
06/12/11 09:50:06 BYtkOZ7d
>>258
普通に見ようとするんじゃない、心の眼で見るんだ
そうすると…どうだ、見えただろう
恥ずかしげにこっちにうつむいて「あのね、できちゃったの…」と言う幼馴染の姿が


260:名無しさん@ピンキー
06/12/11 10:30:46 mo+2AJUa
いやそんなの見えないお?
「責任とって貰うんだからね、一生よ!!」と、こともあろうか
校門前登校生徒達の流れのただ中で顔真っ赤にしてそう叫んだ後
ぎゅっと俺の袖口握る弱ツン系委員長だけしか見えませんが、何か?

261:名無しさん@ピンキー
06/12/11 10:38:29 Cb2Fr6Jh
んー個人差かねぇ・・・
俺には通常よりかなり大きなお腹をさすりながら
「ちょっと頑張りすぎちゃったかな…あはは…」って言ってくれる
長い黒髪のおっとり系大和撫子しか見えないぜ

262:名無しさん@ピンキー
06/12/11 11:27:16 5JJn2WVw
うーん…あっ…見えた…
ツンデレな幼馴染みと素直クールぎみの義妹と素直ヒートなクラスメイトと従姉妹が
幸せそうに俺の子を孕んでいる姿が…

263:名無しさん@ピンキー
06/12/11 11:29:47 Cb2Fr6Jh
欲張るねえ・・・だがそれもいい

大将、久々に純愛孕み一丁!なんだか腹へってきちまったよ

264:名無しさん@ピンキー
06/12/11 15:02:54 2qsTLg91
大将、孕みください。あと生中出して

265:名無しさん@ピンキー
06/12/11 18:23:22 JN7yy0jm
むしろ処女な女の子大将を女にして
尚且つ孕ませたいですよ

266:名無しさん@ピンキー
06/12/11 18:36:25 vy24cvtd
これがホントのマナい大将

267: ◆zPZRuDZTsg
06/12/11 20:48:20 E7IHQtF2
あまりラブラブでない上にかなり適当になってしまったけど。

えっと、普通の話です。

268: ◆zPZRuDZTsg
06/12/11 20:50:59 E7IHQtF2
容姿の描写がないので原作を知らないとわからないかも。
先に「宮間夕菜」でぐぐった方がいいかな……。
では。

*************************************

 あまりにも生々しい光景というものがあるとしたら、それは同級生がセックスし
ているところを目撃した状態かもしれない。しかも校内で。
 あんなに仲の悪い仲丸と松田が、今は普段からは想像もできないような艶やかな
表情で喘いでいるところを見ると。
 仲丸に突かれるたびに揺れる松田のおっぱい。仲丸のペニスが松田の中から出た
り入ったりしている光景。パンパンという体と体がぶつかり合う音。どれもが刺激
的で、はじめてで、倒錯的で、頭がくらくらする。
 こんなところを見てしまっていいのだろうか。そう思いつつも、目はけっして逸
らせないでいる。それは和樹はもちろんのこと、隣にいる夕菜も一緒らしかった。
 全く言葉もなく、二人の行為を凝視し続けている。無言のまま固まっているとそ
のうち行為が終わり、仲丸と松田は後処理をしてこの場を立ち去った。二人がいな
くなっても、和樹と夕菜はしばらく硬直し、そしてやっとのことで我に返る。い
や、我には返らない。
「和樹さん、大きくなってる……」
 仲丸と松田の毒気に当たったのか、夕菜も和樹もどこかおかしい。普段の夕菜な
らいきなりこんなことを言ったり、それどころか和樹の股間に手をやってさすった
りはしないし、和樹も高校生がこんなことしちゃいけないと理性が働いて逃げ出し
たりしただろう。ところが、和樹は夕菜にされるがまま、股間をまさぐらせている。
 どちらが先か後だったか、目と目が合うと自然に唇を近づけ、お互いの唇を貪
る。これがお互いのファーストキスだというのも忘れて、本能のままにディープなキスをしている。

269: ◆zPZRuDZTsg
06/12/11 20:51:44 E7IHQtF2
舌と舌を絡ませ合い、お互いの唾液でくちゅくちゅと音を立てる。上の口でお互い
を貪りながら、下では夕菜が和樹の股間をまさぐり、和樹は自然と夕菜の胸に手が
行っていた。大きくはないが、和樹にとって初めての女性の胸の感触はその大小な
んて関係ないくらいに感動的だった。服の上からではあったが、想像以上に柔らか
い。手に力を入れるたびに夕菜が「んっ」と喘ぎ声を出すのをみて、男だけでな
く、女の子も胸を揉まれて気持ちがいいのだと知る。
 和樹は服の上からだけでなく、直に触ってみたくてセーラー服の裾から手を入れ
る。ブラジャーに手が当たり、どうやって外すか一瞬戸惑うが、そのままずらすこ
とにした。夕菜は「もう……」とちょっと乱暴な手つきに嫌気を見せるが、拒否は
しなかった。手のひらにぴたっとおっぱいが吸い付くような感じで直に触った感触
はまるでマシュマロのようなやわらかさだ。
 このままずっと乳繰りあいたい気分だったが、和樹の下半身の方がそれを許して
くれそうもない。さすがにズボンの中で勃起して痛い気分だったが、そんな和樹の
気持ちを察してか夕菜がズボンのベルトに手をやり、がちゃがちゃとベルトを外し
て、じーっとジッパーを下ろす。露出したトランクスもそのままの勢いでがばっと
脱がすと、和樹は少し気恥ずかしい思いを感じながらも火照ったペニスが外気にあ
たってひんやりとして気持ちが良かった。
「これが和樹さんの……」
 痛いほどに勃起したそれはへそまで反り返えらんばかりに屹立し、いつもは優し
い和樹にこんな猛々しい部分があったのだと夕菜は少し驚いているが、頬を赤く染
めながらそっと和樹のモノを握る。


270: ◆zPZRuDZTsg
06/12/11 20:52:24 E7IHQtF2
「うっ」
 夕菜の手つきはぎこちないものだが、同じことをしているはずなのに自分の手で
やるのとは大違いなほど気持ちがよくてつい声が出てしまう。
「和樹さん、感じてるんですか? 気持ちいい、ですか?」
「うっ、うん……。すごくいいよ、夕菜」
 慣れない手つきでも、まとわりつくように夕菜はカリの部分をきゅっきゅっと絞
めるように手を動かす。雌としての本能なのか、男が喜ぶポイントを誰に教えられ
ずともわかっているようで、和樹をどんどん高みに登らせていく。
「ちょっ、夕菜、でちゃうよ」
 和樹自体、どんどん増えていく快感を楽しんでいたのだが、限界にまで達する寸
前で急に我に返る。このまま暴発させてしまってもいいのだが、できれば夕菜と一
緒にしたかった。射精してしまえば、ちょうどいい感じに昂ぶった気分が萎んでし
まうのではないかという不安に襲われたということもある。
「夕菜のなかにいれたい……」
 夕菜も待ち焦がれていたのか、無言で肯くとパンツだけをさっと脱ぎ、スカート
の裾を指先でつまみ上げて和樹の上にまたがる。
「準備はもうできてますから……」
 夕菜はゆっくりと腰を下ろし、和樹を迎え入れる。ぬるっとした感触があったと
思うと、ぬぷぷっとなかに沈んでいく。いくら十分に濡れそぼっているとはいえ、
夕菜もはじめてなのだから痛くないわけがなく、顔をしかめている。それでも和樹
を受け入れたい一心でゆっくりと、しかし確実に和樹のモノは夕菜のなかに入って
いく。永遠のような一瞬が過ぎ、根本までくわえ込むと、夕菜は破瓜の痛みに耐え
ながら微笑んだ。


271: ◆zPZRuDZTsg
06/12/11 20:53:03 E7IHQtF2
「夕菜、だいじょうぶ?」
「和樹さんのなら…我慢……できますから」
 夕菜の痛みを少しでも和らげようと、再び口づけをする。上でも下でも夕菜とひ
とつになって絡み合っている。頭の中がとろけそうになりそうな快感に溺れながら
ゆっくりとキスをかわしながら夕菜の乳房を愛撫する。和樹の硬い手のひらで乳首
が擦れていくうちに夕菜の口から「あっ……あっ……」っと喘ぎ声が漏れはじめ、
少しずつ痛みの中に快感が混じってきたようで、無意識のうちにゆっくりと夕菜が
腰を前後に振り始める。
「夕菜のなか……あったかくてすごく気持ちいいよ」
 生のペニスと生の膣が擦れる感触。膣の中から溢れてくる愛液によってじゅぶ
じゅぷと恥ずかしい音が漏れてくる。処女特有の締まりの良さと膣の中の無数のひ
だひだが和樹の亀頭を動かすたびに刺激して、さらにうねうねとまとわりついてく
る感触にたいして動いていないというのに和樹はすぐにでも達してしまいそうなほ
ど気分になる。
「あっ、あっ、んっ、あっ、んっ……」
 えっちってなんて気持ちがいいのだろう。仲丸と松田が学校でしてしまうのも納
得だった。こんなに気持ちがよくて、心と心が触れあっている感触、それと実際に
人の身体の中で最も脆弱な粘膜と粘膜を擦り合わせる感触はいつまでもこうしてい
たい気分だった。和樹も激しく夕菜と擦り合わせたくなって、対面座位から夕菜を
押し倒して正常位に持ち込む。


272: ◆zPZRuDZTsg
06/12/11 20:53:45 E7IHQtF2
「夕菜、愛してるよ」
「あっあっ…、和樹さん…ああん。嬉しいです。んっあっ、私も…、私も…愛して
ます。んっ」
 もうこの頃には破瓜の痛みもだいぶ薄まってきて、快感の方が上回ってきてい
る。学校の中だというのに夕菜は大きな声で喘いでいるが、夕菜も和樹も人に見つ
からないかどうかなんて考えられずにお互いとも今この愛しあっている瞬間に夢中
だった。
「和樹さ…ん、和樹さんが…、あっあっ、おなかのなかでいっぱいで…、いっ
んっ、ああああっ……」
 夕菜は和樹に擦られてもう何がなんだかわからなくなってきていた。そして一心
不乱に腰を振る和樹も唾液と愛液でぐちゅぐちゅになりながら、登り詰めるところ
までやってきている。
「夕菜、もう…、イッちゃうよ……」
「あっ、んっ、なかには射精さないでくださいね。あんっ、赤ちゃんできちゃうか
ら……」
 和樹と愛しあいたいといつも思っていたし、和樹の子供は欲しかったが、まだ高
校生でもあり、卒業して結婚してからと夕菜は決めていた。もし安全日ならそのま
ま許したかもしれないが、そろそろ危ないのだ。快感に飲み込まれそうになりなが
らも、最後の一線で理性が戻ってくる。しかし、和樹の方はまた別だった。
「そんなこと言っても、気持ちよすぎて止まらないよ、夕菜っ」


273: ◆zPZRuDZTsg
06/12/11 20:54:28 E7IHQtF2
 快感に溺れきり、このまま夕菜の膣で射精することしか頭にはなかった。それが
どういったことを招くかということも、もう考えられない。最後のラストスパート
をかけるつもりで、腰の動きを激しくさせた。
「えっ!? やっっ、あっ、あっ、だめっ、今日は危ないんです。赤ちゃん、赤
ちゃんできちゃう!」
「夕菜っ、ごめんっ。もう、無理っ……」
 雄の本能で夕菜にはね除けられまいとぎゅっと夕菜にしがみつくと、受精しやす
いように一番奥で和樹は射精する。びくびくっと身体とペニスを震わせ、熱い精液
を夕菜の子宮めがけて注ぎ込む。
「やっ、あっっ、あっ、ああああああぁぁぁぁぁぁぁ」
 はじめてだというのに、夕菜は和樹の精が注ぎ込まれる瞬間を理解し、そして同
時に夕菜もイッてしまった。おなかのなかで和樹のが限界までふくらんだと思った
瞬間に暴発し、今まで以上におなかのなかで暴れ回り、熱い精液をおなかの中にぶ
ちまけられる。そして自分の意志とは正反対に、和樹の精液を一滴残らず搾り取ろ
うと膣が収縮するのだ。
「あっ、やっ、ああぁ……」
 全てを出し終えると和樹は脱力して夕菜にもたれかかる。夕菜も肩で息をしなが
らエクスタシーの余韻を味わっている。膣で出されてしまった。もう全てがおしま
いなのだと。和樹の体重を感じながら膣の中にあるペニスが少しずつ小さくなり、
膣に出された精液がごぽっとこぼれ落ちる感触と一緒に、ぽっこりとお腹がふくら
んだ自分のウエディングドレス姿を想像していた。

つづく

274: ◆zPZRuDZTsg
06/12/11 20:57:25 E7IHQtF2
どの順番になるかわからないけれど、もっとラブラブな後日談を書く予定です。
その前に陵辱っぽい感じなのを先に投下するかも。
最後までおつきあいありがとうございました。
では。

275:名無しさん@ピンキー
06/12/11 21:03:22 w8AzUpNx
キシャーがキタ━━(゚∀゚)━━!!!!

2次創作ものを久々に見た気がする。新参者だけどw
始まりが唐突な気もするけど、重要なのは子作りなのでキニシナイ!

276:名無しさん@ピンキー
06/12/12 00:17:15 EFte1rFP
  _  ∩
 ( ゚∀゚)彡まぶらほ!まぶらほ!
 ( ⊂彡

277:名無しさん@ピンキー
06/12/12 00:51:48 aItUO2ai
よし、今からまぶらほ借りてくる!

278:名無しさん@ピンキー
06/12/12 01:16:48 wtBTNqCq
>>227
イラストのおまけで小話がついてる形式だから読みやすいぞ!

279:名無しさん@ピンキー
06/12/12 01:20:48 e2RcFshO
和樹が……別の娘と浮気してる……
釘バット…釘バットでお仕置きしなきゃ……


280:名無しさん@ピンキー
06/12/12 01:40:14 22lzfviS
原作をよく知らないけど、まぶらほスレでは随分きらわれてるキャラみたいだね。
子供が出来たら精神的に余裕が出来て悋気が治まるってわけにはいかんのだろうか。

281:名無しさん@ピンキー
06/12/12 02:36:21 +FVrGEUf
嫌われてるっていうか夕菜は逆レイプキャラだろう。
こんなの夕菜じゃねえw

282: ◆zPZRuDZTsg
06/12/12 04:30:53 r+/YRkMu
昔は普通の清純派美少女だったのですよ。
和樹が優柔不断なばっかりに、すぐに浮気だと殺人的に怒る悪魔みたいなキャラに。(´Д⊂グスン
今のキシャーから見ると面影もなry

283:名無しさん@ピンキー
06/12/12 05:22:01 EFte1rFP
>>282
気をつけろよ

このスレには馴れ合いだとか自演だとかってイチイチ騒ぐ奴がたまに湧く
繰り返す。気をつけろよ

284:名無しさん@ピンキー
06/12/12 09:13:37 qcoyCNK/
>>283
<<そういうのはな、荒らし、って言うんだよ>>

285:名無しさん@ピンキー
06/12/12 10:49:53 kvrULiR+
>>279
そう言いながらみずきちが自分のふたなりに棘付きサック被せて
和樹周りの女の子お仕置きしまくるんだけど、ことごとくHitさせてしまった挙げ句に
孕み腹のこみパヒロイン達養う為にモデル兼夜のお仕事こなすみたいな
電波が入ったが、荒らしじゃないよと言っても聞いてくれないよね
スレ違いだよねスルーしてお願い

286:名無しさん@ピンキー
06/12/12 11:17:58 HFQln45z
良い仕事してますねー。欲を言えば、まぶらほスレに投下して欲しかったー。

287:名無しさん@ピンキー
06/12/12 19:46:16 0XoBq27W
>>282
まぶらほスレじゃ、もう夕菜物は投下されないと思っていた。
それほどまでに夕菜は嫌われてるんだ。ホントこれでもかって位に。
夕菜物を期待していた俺には居辛い環境だった…

まさかここに投下されてたとは good Job!!!
ホントに良い仕事してますね。後日談楽しみにしてるよ。

288:名無しさん@ピンキー
06/12/13 14:26:05 JSh+yiMB
夕菜という人物がなぜそんなにも嫌われているか、詳細を聞きたいのですが。

289:名無しさん@ピンキー
06/12/13 15:06:55 HMNZpxck
メインヒロインだからだろ?
日本人は判官びいきなのさ

290:名無しさん@ピンキー
06/12/13 16:06:14 4rZhnnLg
好かれるような性格のキャラじゃない

291:名無しさん@ピンキー
06/12/13 18:12:06 2Wn4guXH
>>288
俺はアニメしかまぶらほを知らないが…小説は知らん。

和樹が幽霊になった辺りから夕菜が他の女子に対して敏感に反応し(それも神経質過ぎる位に)
激しく嫉妬→和樹への攻撃魔法乱発するようになったのが、向こうの住人にお気に召さなかったらしい。
更に、原作者もオチに夕菜の嫉妬攻撃を使い過ぎたのも原因の一端であるとも考えられている。

292:名無しさん@ピンキー
06/12/13 18:31:35 2Wn4guXH
>>282
後日談も読んでみたいけど、
文中にあった仲丸×松田な部分も
読んでみたいであります!

293:名無しさん@ピンキー
06/12/13 20:06:32 I/3a2bZz
というかまぶらほ作者は明らかに凜びいきしてるだろ

294:名無しさん@ピンキー
06/12/14 05:07:39 x0KRTFp5
まぶらほは嫌いだ
正確にはあの作者がだがな

295: ◆zPZRuDZTsg
06/12/15 17:57:06 Tk0Y6pf9
なんかまぶらほスレみたいになってしまってスマン。
二次はエロパロ板とはいえ難しいな。
次はまぶらほスレの方に落とすよ。

296:名無しさん@ピンキー
06/12/15 18:49:19 XDhHd25L
作者がそういうなら俺には何も言うことがない

297:名無しさん@ピンキー
06/12/16 18:36:46 CYNSnIRw
さあぁ! 次の作品カモ~~ん。

298:牧場 ◆KCG/NoRpDg
06/12/17 13:16:06 pvKCZnTQ
おはようございます。二スレ目501とか言ってたものです。
秋にうpするつもりで書いてた話がちょっと色々あって今ごろ投下になりました。
しかも前編ね。
ネットゲーって手を出すもんじゃないね。


注:これから投下するお話は、文中に注釈が多々あるけれどどうかご勘弁。

299:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:17:16 pvKCZnTQ

「違うって。七百十年にできたのは平城京。平安京は七百九十四年だよ。こんなの全然
簡単な方だよ? この調子じゃ、江戸時代とか、明治大正のごちゃごちゃしたあたりは
リズ、まったく判んなくなるかもなぁ」
「ちっがうよ。平城京って言おうと思ったんだけど、ちょっと間違えただけだもん」

秋の明るい日差しが射すリビングダイニング。いつも食事をとるテーブルに、日比野重
雄と、幼馴染のリズが向かい合わせで座っている。
二人の間におかれたノートを見つめるリズは、少しばかり頬を膨らませて重雄に対して
抗議の声を上げた。

「っていうか、しげちゃんちょっとエラソーだよ。勉強ができるからってさー。もっと、
リズにもわかり易く教えてよぅ」
「いや、これ以上判り易く教えるっていうのがよく判らない。年表を覚えるだけだよ。
簡単じゃないか」
「だからぁ、なんていうかねー、面白くないの! 面白くない事は覚えらんないよ!」
「面白い勉強なんてあるなら、僕が教えて欲しいくらいだね」

重雄は肩をすくめて苦笑した。その様子を見て、リズはムキになって反論する。

「英語は面白いよ? だって、英語が話せるようになったら、世界中の人とお話できる
ようになるもの。あー? しげちゃんは英語だけは駄目だったねー♪」
「僕は別に日本を出るつもりはないし、日本に来た外国人は日本語を喋るべきなんだよ。
そもそも、日本語ってのは世界的に見てもレベルの高い、美しい言語なんだよね。それ
さえ使えれば僕はいーの」
「ほらー。やっぱり偉そう。いいよ。勉強教えてくれる代わりのご褒美、今日はナシに
するもん」
「う、ぐ。……判った、じゃぁ最初から、もう一度日本のあけぼのから、いくよ? い
いね? だから、無しはナシで……」
「しげちゃんのエロ」

がちゃりと音がした。重雄の祖父、日比野速雄が自室から出てきたのだ。二人のやり取
りは、日本における量子学研究の第一人者にとって、他愛もないじゃれ合いのように聞
えたのだろう。
枯れ木のような体をゆっくり、重そうにしてリビングに入っていた速雄は、重雄に向か
って笑いかけてから言った。

「かっかっか。二人ともさっきから、キャンキャンと子犬のようだったの。ワシの部屋
からもよく聞えたわ。だがな、重雄や」

300:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:17:48 pvKCZnTQ
孫の横の椅子をぞんざいに引いて、腰掛けてからふう、とため息をつくと、日比野教授
は孫の肩を叩いた。

「リズちゃんは、なかなか良い事言っておる。『面白くない事は覚えられない』とな。
これぞ、学問の真理かもしれんの」
「えっ? なに言ってるんだよじいちゃん。楽しく、ゲームでもするみたいに勉強しろ
っての?」
「まったくもってそのとうり。くくく」
「ほうら、しげちゃん。リズの言うとうりだってよ~?」

重雄は面白くない。祖父の日比野教授は、二人の会話に割り込む時、大抵リズの肩を持
つからだ。
しかし、校内でもトップクラスの成績を誇る重雄は、たとえ相手が博士号を持つ祖父だ
ろうと反駁を試みる。重雄はこれまで、フルマラソンをこなすように、長く地道に、一
定のペースで授業の予習や復習へ取り組んでいたのだ。その時、学習の悦びを感じる事
はなかった。
今、日比野教授が言った『面白くない事は覚えられない』とは、重雄の考え方とまった
く相反するものだったのだ。

「じゃあ、じいちゃん聞くけど、面白い勉強ってのはどう言う事をいうのさ」
「根本に知への探求があることだの。知らぬことを理解したら楽しいじゃろが」
「リズ、社会科見学でパン工場行ったとき、楽しかったしタメになったな~」
「焼きたてのパンを僕とクニの分を含めて三個も食べれば、リズ的には楽しいしお腹い
っぱいになるだろうさ」

そう言って重雄は、僅かに斜を見る視線で考え込み、それから日比野教授に向き直った。
ディベートにおいて、失言は自らの首を締めることになる。
重雄はシンプルな意見を祖父にぶつけ、切り崩す戦術をとる事にした。

「異議あり。『知らぬことを理解したら楽しい』っていうけど、そんなのはすべてに当
てはまるんじゃない? たとえば、勉強よりゲームの攻略法を知ったほうが僕は楽しい。
だから、それは勉強が楽しいって事の証明にはならないはずだよ」
「ほっほ。ゲームとな? そんなもの、ワシから言わせれば子供だましよ。重雄はまだ、
勉強の楽しみを知らんからだの」
「じゃぁ、勉強はゲームより面白いって言うわけ?」
「無論。人類が営々と積み上げた知の大系、それを指す言葉を学問と言う。ゲームを生
み出したのもまた学問だの。その学問をエンジョイする事が勉強じゃ。ゲームと学問で
は、歴史が違うわ。一生かかってもクリアできぬ、知の最高の娯楽じゃぞ」

日比野教授がテーブルに両肘をつき、二人を交互に見ながら言った。

301:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:18:48 pvKCZnTQ
「さっき、歴史の勉強をしていたようだが?」
「うん。中間テストが近いの。リズ、歴史とか理科、っとに駄目だから、しげちゃんに
教わるけど、ごめんなさいおじいちゃん。リズも、やっぱりそういった科目は面白くな
いって思っちゃう」
「ほーら。じいちゃん、勉強ってのは筋トレみたく、辛くてもこなしてこそ意味がある
ものなんじゃないの? 反論できる?」
「言いおるの、重雄や。さてリズちゃん、歴史が苦手だと言ったのう。それをな、解消
する方法を教えてあげよう。それはズバリ、その時代を空想してみることだの」

日比野教授は、芝生で青い庭を指差した。しめした先の花壇のヒマワリはもう花を落し
て枯れている。その脇には、か細い、重雄ほどの背丈の一本の木が植わっていた。

「今年の夏に植えた栗の木じゃないか。それが空想と関係あんのじいちゃん」
「そう。栗の木だの。ワシが知り合いのところから貰った、山栗の苗木じゃ。そっか
ら試しに、歴史を『見てみよう』かの」
「えー?」
「なんだそれ」

リズと重雄は、不思議な顔をして日比野教授を見つめる。彼は笑顔で続けた。

「縄文時代の遺跡から、栗の化石が出土しておる。ウチの庭に植わってる山栗と同じ、
日本古来の栗を食べてたんじゃろうな。あの栗の木が実を生らしたら、ワシらは、縄文
人も食べてた味を感じる事ができる。それを手がかりに、縄文時代を見ることができる
ようになる」
「リズ、栗ごはん好きだよ~♪」
「うむ。もしかしたら、縄文人も栗御飯を食べてたかもしれんの。御飯を炊く、までは
至らぬとも、穀物と栗を一緒に煮た可能性はおおいに在りうる」
「んー……」
「重雄には見えんか? 折角歴史を勉強し、その知識を持ったらば空想して楽しまなく
ては損だの。教科書の挿絵や、博物館で見た事のある出土品も考察にいれるのだ。ほら、
どんどん考えろ。そうすれば見えてくる。見えたら、楽しくなるんじゃよ」



302:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:19:40 pvKCZnTQ


では、私も日比野教授に習い、空想してみることにしよう。ずっとずっと昔の日本を。
今からおよそ二千五百年ほど前の縄文時代晩期。弥生時代の誕生が、もうすぐそこまで
迫っている日本の、特別なケースを選んでみようか。
私のできうる限りの、飛び切り突飛な空想を楽しんでみるとしよう。

私のカメラは、天空から弓状の日本列島を映し出す。縄文晩期には平均気温が二度ほど
下がった事が要因となり、海面が低下した。目に映る海岸線は、埋立地さえ除けば、今
の日本と大差ない。

そこからさらに、空想のカメラをズームさせてみる。
当時の関東平野は、おそらく落葉樹林の天国だったことだろう。緑と、紅葉による茶と
赤のコントラストは、ほぼ切れ目無く大地を覆っていた。

さらにズーム。
山野を縫う曲がりくねった川の近く。緩やかな斜面の開けた台地。そこに見える十を越
えるほどのこげ茶の円は、上から見た竪穴式住居だ。
集落の真ん中あたりから煙が立っている。誰かが煮炊きをしているに違いない。

ズーム。

その中に、長い髪を後ろで束ねた、うす茶色の服の女性が見える。

走っている。

私の空想は、その彼女を追うことにしよう。




「エリどうした。そんなにいそ、うわぁ!」
「じゃまァ!!」

ジルハはできたてのスープをぶちまけて、ボクの事を避けた。まぁ、そうでなかったら
ジャンピングニー(注1)を決めてただろうけどっ!
ガド兄から聞かされた冗談みたいな提案に、ボクは村の長老の家へと一目散に駆けてい
た。あのジジィついにボケたか? まぁいいや。返答次第では鉄拳制裁決定。

ボクは野を行くケダモノの速さで、長老の家へと飛び込んだ。

「おやエリ。ずいぶんと、早かったねぇ。ガドから聞いたかや? 例の話」
「……はぁ、はぁぁ……。聞いたわよ! ああ聞いたともさ! 長老、アンタ何考えて
んの! よりによって、私と、あのケガレが、うぇ。いきなり走ったから気持ち悪い…
…」
「まぁそこにお坐んなさい」

303:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:20:47 pvKCZnTQ
言われなくてもと、敷かれてる猪の毛皮の上にぺしゃりとへたり込む。肩で息しながら
だけど、ボクは長老にガンを飛ばすのは忘れない。

「ひょっとして、エリもケガレの事を野蛮人だと思ってるのですか? 彼は我々と違っ
て、神の選民ではないだけですのね。現地民と呼んであげないと」
「そんな事はどうでもいいの! ともかく、なんで、ボクがケガレと結婚しなくちゃな
んないのよっっ!!」




          ~美女と野獣(ノケモノ)~




「ひょっとして不満?」

長老は呑気に長い髭を撫でながら、ボクの事を小さな目で見つめながら、首を傾げてる
様子がまたムカつく。
その髭と一体化しそうな長い白髪の中から、額のあたりに角みたく突き出てるヒラクテ
ィリー(注2)を、ボクのパンチで埋め込んでやろうかしら。

「不満だよ!」
「だって、エリに見合う年頃の男はこの村に居ないし。もったんない」
「エロい目でボクの事見んなっ!」

ニンマリとした長老の視線に抗議して、ボクは続けた。

「別に結婚なんてしたくないっつってんの!」
「いやいや。聖書にある『産めよ、増えよ、地に満ちよ』という神の祝福の言葉をエリ
も知らない訳がないでしょ。我々にとって結婚とは、神との契約の上で、成さねばなら
ぬ大切な行為ね」

304:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:21:23 pvKCZnTQ
長老の目がウルウルしはじめて、まるで黒い小石みたくなる。

「我等がこの地に辿りついたとき、エリはまだ生まれたばかり。それが今ではどう? 
女らしい長い黒髪、ぱっちりと大きい、猫のような目。本当に美しく成長した。老い先
短い育ての親として、あとはもう、伴侶を持ち、家庭さえ築いてさえくれれば……。う
うう。ベニヤミンとレア、あの二人が生きていたら、今回の縁組を、きっと諸手を上げ
て喜んでいただろうに違いないね……」

ふん、と息をついてボクは肩をすくめた。大体、長老の泣き落としはいつもの事だから
な。怒ってるのも馬鹿らしくなってくる。
それに、女らしいなんて言われるのは、ボクにとって屈辱だ。ボクはどうせなら、男の
子に生まれたほうが良かったと今も思う。そうだったら、若いのに族長を継いだガド兄
を手助けできるのに。
ボクたちはずっと西から来たそうだ。ただ、ここまでたどり着いたみんなは、旅の途中
で産まれた。ボクに至っては、この土地へと海を渡って向かう時、船の上で産まれたら
しいけど、当然、その時の事なんて覚えてはいやしない。(注3)
だから、この土地はボクの故郷になる。
東に行けば、誰も居ないボクらだけの土地があるって、なんかご先祖様のお偉いさんが
言ったんだって。でも、やっぱり、ここにも人たちが住んでいたんだ。
ふと、後ろから声がした。

「エリ。判ってくれ」
「ガド兄……」
「おお、ガド、お前からも説得しておくれ」

鷹のような鋭い視線をボクに向けたまま、遅れて来たガド兄が長老の隣に座る。
ボクのたった一人の肉親で、成人して正式に族長を継いだ自慢の兄。でも、今日は鉄器
みたいな冷たさで、ボクにこう言ったんだ。

「俺が決めた事だ」って。

「……っ?! なんで? なんでよっ!」
「我々支族がこの地にたどり着いて、もう何年になるだろう。そして、何人減った? 
もはや、純血を保って行くことは不可能だ。ならば、多民族の血を受け入れるしかな
い」
「そう。それに、神はヘブライの民の女から産まれた子は、父の民族を別にしても祝福
してくれるね。あーエリったら、ひょっとしてマリッジブルー?」(注4)


305:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:23:13 pvKCZnTQ
ボクは思わず怒鳴った。

「長老は黙ってろ!」
「エリっ!」

ガド兄は、もっと大きな声でボクを叱った。

「……族長の妹であるエリ、お前にしか頼めないことなのだ。重ねて言う。判ってくれ。
それに、我々がケガレに依存している事は、お前もよく判っているだろう」
「ケガレも近頃じゃ、拙いながらヘブライ語を使えるようになったしね。エリの夫とな
れば、ワシらも諸手を上げてケガレを歓迎できるわけね」

ボクはうつむいて、拳を握り締めた。毛皮がくしゃってなる。

「……ボクは、スケープゴートってことか」(注5)
「そう思っても仕方が無い。だがなエリ、ケガレは俺が最も信頼する男でもある。きっ
とお前を大事にし、どのような苦境からも守ってくれるだろう。そして、強き子を産む
のだ」

なんだか、仲間はずれにされた気分だ。ボクはいつの日か、ガド兄と一緒に、ボクら支
族のための平和な都を作ってやるんだって、思ってたのに……。(注6)
女は所詮、子供産んで、支族を増やす道具くらいにしか思われてないんだ。
怒りより悔しさがボクの体を巡って、力が抜けてくる。
ガド兄─。
吐息みたく、ボクは呟いた。

「判ったよ。勝手にすれば……」
「そうか」
「よし決まりね! 早速準備を進めよう!」

ボクはそのまま、挨拶もしないで長老の家を後にした。


306:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:24:31 pvKCZnTQ
注釈こーなー♪

注1:舞台は縄文時代ではあるが、私の力量の無さ故に時代にそぐわない表現が頻出す
る事をご容赦願いたい。

注2:ユダヤ教の神父(ラビ)が着用する物だが、形状は山伏が額につけている兜巾
(ときん)とほぼ一緒である。(ヒラクティリーは中に聖書の一編が入っており、兜巾
も宗教的な意味がある装着物である)古代ヘブライのラビの格好は、外人が山伏のコス
プレをしているかと思うほど、服装や道具(法螺貝の替わりに羊の角の大きな笛など)
がよく似ている。

注3:このお話は、紀元前七百二十二年に滅亡したイスラエル王国を追われたヘブライ
十支族(ユダヤ民族)のうち僅かが、長い旅路の果てにもし日本に来ていたとするなら
ば、という観点から書かれている。散見される資料を元にしているが、本気で信じちゃ
うと先生に怒られるので気をつけよう。でも眼鏡の教育実習生なおにゃのこには『こら
ぁ?』って言われたい。で・す・よ・ね!?

注4:ユダヤ教は母系宗教なのだ。非ユダヤ人の夫と、ユダヤ人の妻の間に生まれた子
はユダヤ人となる。これは旧約聖書において、アブラハムが二人の妻と二人の女奴隷そ
れぞれを孕ませ、彼女たちの子らがヘブライ十二支族の祖となった故事からきている。
よよ四人。うらやましい。

注5:スケープゴートの語源は、古代ユダヤで人の罪を負って荒野に放たれた贖罪のヤ
ギ。

注6:エルサレムを日本語に訳すと平和、平安の都となる。ヘブライ系渡来民の可能性
が言われる『秦氏』が建造に大きく関わった都市の名も、奇しくも平安京。

307:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:25:14 pvKCZnTQ


『タンタタン、タンタンタン』という太鼓の音が星空に響いてる。
大きく炎を上げてる広場の焚き火、そしてその周りで浮かれてる村のみんなを眺めなが
ら、ぼんやりとボクは考えていた。
ケガレは悪い奴じゃない。それはよく知っている。
あれはたしか、二年ほど前だったと思う。ボクらがさらに東を求めて、このうち捨てら
れてた村にやってきたのは。
そこにたった一人で、一匹の犬を連れて暮らしてたのがケガレだった。
頭はボサボサ、ヒゲモジャモジャで、全身は毛皮を縫い合わせた服を纏って、まるでケ
モノみたいだった。
今もそうだけど、槍を背負って、腰には弓矢をぶらさげてて。もしかしたら、ボクらを
攻撃してくるんじゃないかって、ガド兄がボクの事を自分の背後にやった事を良く覚え
てる。
でも何故か、ケガレはボクらが訪れたら、ニカって笑ったんだよ。
その意味はよく判らない。
ケガレは、それまで住んでた村を、あっさりボクらに引き渡し、自分は村の近くに茅で
作った、三角の小さな住いに引っ越した。そして、警戒するボクらに、山で取れた獲物
や川で取れた魚、食べられる木の実や薬草なんかを持ってきた。笑顔もセットでね。
長老は、『きっと我々が神との契約を成した選民だと言う事を、直感で悟ったに違いな
い』って言ったけれど、どうなんだろうか。直に聞いたことはまだ無かった。
次第にボクらとケガレは、それとなく仲良くなっていた。村で、小さい子供たちと遊ぶ
ケガレを良く見かけるし、狩りの時は、ケガレとガド兄が先頭に立って行うとも聞いて
いる。村で使われてる木のお皿に、ヘンな樹液を塗って綺麗に仕上げる術もケガレから
教わった。(注7)
今では、現地民との物々交換の時、通訳までやってくれている。(注8)
ケガレはボクら支族にとって、優秀なナビゲーターなんだ。
ただ、村のみんなは距離感を抱いてる。
それはどうしようもないと思う。
文化や考え方、宗教がまったく違うから。

308:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:25:46 pvKCZnTQ

「エリもお肉食べない?」

深刻なボクに対して、その彼は白い歯を見せた笑顔でウズラの丸焼きをすすめてきた。

「……いい」
「ん。わかった」

そしてケガレは今、雛壇の上でボクと一緒に並んで座ってる。相変わらずの毛皮の格好。
ボクは山繭で織られた、薄緑の花嫁衣裳。(注9)
長老の家での一件から三日目の夜。ボクとケガレとの結婚式が見た目盛大に行われてた。
けれど、挨拶にくる村のみんなの、『ああ、かわいそうに……』って視線と口先だけの
祝いの言葉がボクを不愉快にさせる。
まぁ、そんな事はボクにとってはどうでもいい。
問題なのは、ケガレとボクが、ちゃんと結婚生活を送れるか、ってことなんだ。
ボクだってさ、覚悟は決めたんだ。他のみんながどう思っていようか関係ない。
正直、支族のために自分のやりたい事を諦める、っていうのは悔しいけど─。
ボクとケガレが結婚すれば、ケガレが村の役に立つんだからいいんだ、いいんだ……。
そう、ボクは自分に言い聞かせてた。

「ケガレ、良かったねぇ。こんなに綺麗なお嫁さん、貰えて」
「ん。オレ、生きててよかったヨ!」
「おめでとうエリ。これ、後で使って?」

ケガレがニカってして、ペコペコとお辞儀をする。ガド兄の許婚、ナオミさんがボクら
をお祝いに雛壇に上がってきてくれた。
ナオミさんはボクに小瓶を手渡した。
それを見つめてきょとんとするボクの頭をそっと撫でてくれると、微笑んでボクに耳打
ち。

「他のみんなはどうか知らないけど、少なくともガドと私は、貴方たちの事、応援する
からね。その小瓶、中に香油が入ってるの。塗ると、ちょっとは痛いのが和らぐかなぁ
って、思って。わかるわよね? 意味。ふふふ」

ナオミさんは、両親のいないガド兄とボクに、家族のように優しく接してくれた人だ。
何かと面倒を見てくれる、ボクのお姉さんみたいな感じ。でも、ちょっとおせっかいが
過ぎるって思うこともあるけど。

309:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:26:39 pvKCZnTQ
「わ、わかるよボクだって! 子供じゃ、ないからさっ。……、でも、どっちに塗った
らいい?」
「んー、どうかな~? 私もまだだから。ガドったら、お堅いんだもの♪ ふふ、エリ
に先を越されちゃうね。どうなんだろね、好きな人に抱かれる気分って……」
「ナオミさん酔ってるでしょ、いや絶対酔ってるから」(注10)
「何のおハナシ?」
「っ! なんでもないよっっ? 関係はあるけどとりあえずケガレは、気にしなくても
いいからっ」
「ん、わかった。あ~、ガド。こんばんわ」
「エリ、おめでとう。ケガレ。妹をよろしく頼むよ。お前にならエリを託せる。どうだ、
やるか?」

今度はガド兄だ。杯を持って、ケガレの肩にどしっと手を置いた。

「今日はやめとくよ。でも、今度また朝までのもう。ガドにはもっと、コトバをおそわ
らないといけないからね」
「ああ。そうだ、ケガレに渡したいものがある。受け取って欲しい」
「ガド兄それって!」

ガド兄が懐から出したものを目にして、ボクは思わず声をあげた。
それは支族が昔から伝えてきたという、大事で、貴重な、ガド兄の宝物だったから。

「おー! スゴイよ! いいの? もらって」
「ケガレが持っていたほうが、価値のあるものだからな」

炎の明かりを照らして、それは揺らめくオレンジ色に輝く。
石や、青銅じゃない、鉄でできたナイフだ。(注11)

「さぁナオミ、行くぞ。二人の邪魔になる」
「あん、そうね。じゃ、お二人とも頑張ってね~♪ って、ちょっとまってよぅガド…
…」

宴の輪に戻った二人を目にして、ボクは少しため息をつく。お祭り好きのみんなは、も
うボクらの挙式の祝いっていうより、純粋に酒盛りを楽しんでた。
もう、ボクらが居なくなっても、関係ない。
ボクはちらっとケガレを見やった。
さっきガド兄からもらったナイフを使って、もりもりお肉食べてる。

310:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:27:31 pvKCZnTQ

「こら」
「いて」

こめかみのあたりを殴ってやった。ケガレはきょとんとして、ボクに向き直る。

「そろそろ、いこっか……」
「どこ?」
「その、新婚の家……」

ケガレは『あっ』って声をあげて、膝を叩いた。
そう。この村では、新しく式を挙げたカップル専用の家があるんだ。ほかのみんなは一
族徒党で、いくつかの家に分散して住んでる。
その、子作りに集中するため、だって……。

「そっかそっか。オレ、今日からこの村の中でくらすんだ」
「そうだよ……」
「じゃぁ、オレのかぞくも呼ばなくちゃな」
「え?」

その時、ケガレが指笛を鳴らした。大きな音で宴のみんながビックリするほどの。

「ヨコテっ!」
「わぁっっ」

林の奥から駆けて来て、物凄い勢いで雛壇に飛んできたのは、一匹の犬だった。ケガレ
はニコニコしながら、その犬の頭を撫でてやる。

「コイツ、ヨコテ。オレのかぞくだよ。すごくあったまいいンだぜ? ほらヨコテ、お
手!」

ヨコテはケガレの差し出した手に、かぷっと喰らいついた。『こうして欲しかったんで
しょっっ?!』って目をきらきらさせて、千切れるくらいの勢いで尻尾を振ってる。

「……ダメじゃん……」
「あっれーおかしいな。こないだできたんだけどな。ヨコテ、ほらはなせ。よーしよし。
この人がなオレのおよめさんのエリだよ。よくおぼえるンだぞ? はいメシだ」

『ワンっ』とヨコテは一声吠えた。それから切り分けられたウズラの丸焼きに、待って
ましたとばかりにかぶりつく。大丈夫だろうか。ボクの事おぼえてくれるかな。

311:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:28:10 pvKCZnTQ
「ケガレ、いこうよ」
「ん。わかった。たべおわったらヨコテもおいで」
「はふっ」

ボクはケガレの手を引いて、酒盛り真っ最中のみんなから迂回するようにこっそり……。

「おお、これからお楽しみね! お二人ともハッスルよ~! はっはっは!」
「どうもどうも」
「こらっ、立ち止まんなってば!」

杖を振り上げて、モーゼの物真似をしてる長老に見つかった。みんな酔っ払ってるから、
座はどっと盛り上がる。
みんなの囃し言葉に思わず恥ずかしくなり、ボクは一番近くに座ってたジルハの頭に鉄
拳制裁。ぺこぺこお辞儀をするケガレを引っ張って、笑い声の広がる広場から逃げるよ
うに、新居へと走りこんだ。
新婚の家は、この村にある建物の中で一番小さい。かやを積んだ寝床に毛皮が敷いてあ
って、中央に炉があるだけの簡素な家だ。
炉の中の薪は、小さな炎とパチパチと音を立てて、暖かい空気と明かりを放ってる。
晩御飯を食べ終わったらしいヨコテが走りこんできたと思ったら、さっそく炉辺に伏せ
ると丸くなって目を閉じた。

「……ったく、あのジジィったらぁ……」
「なつかしいなぁ。ここ、オレのかぞくの家だったんだよな」
「ふぅん……。あ、そうだ、ケガレの家族や、この村に住んでた人たちってどうした
の? ボクら、よくよく考えたら、ケガレの事、あんまり知らないんだよね」
「いろいろ、あった……」

そう言って、ケガレはちょっと目を伏せた。いつもニコニコしてるケガレの、ちょっと
悲しそうな、苦しそうな顔を初めてボクは見た。もしかしたら、聞いちゃいけなかった
事なのかも知れない。
悪いことしちゃったかな……。
はっとして、ボクは成すべきことを思い出す。
ナオミさんから渡された小瓶を握り締め、ちょっとうわずった声でケガレに言った。

「じゃぁさ、そろそろ寝よっか」
「ん、わかった」

ボクは纏ってた薄緑の花嫁衣裳を、あらかじめ据えてあったキリの箱にしまった。みん
なで使いまわすから大切にしないとね。そして麻の肌着だけになったボクは、寝床に横
になり、ガド兄からもらった鉄のナイフを眺めてるケガレを横目でちらっと見てから、
そっと裾をちょっと捲し上げる。

312:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:28:50 pvKCZnTQ
ナオミさんからもらった小瓶の封を切って、中の香油をてのひらに垂らした。小瓶をず
っと握ってたから、ボクの体温が移っていて、明かりできらめく香油は、むしろ温かい
ような感じすらする。

「はぅ……」

そっと、ボクの一番女の子らしい部分にそれを塗りつける。ぬるりとした感触は、ボク
の全身にまで広がるような気がして、思わず声が漏れた。よく馴染むように時々自分で
する時より、丹念に、たっぷり。
これからする事、される事。それを考えると胸のドキドキが納まんないよ。
ケガレはちょっと変わったヤツだけど、ボクの夫になったんだ。どうか、今晩をきっか
けに仲良くなれたらいい。村のみんなの為だしね─。そんな、祈りみたいな事を考え
て、ボクは腰紐を解いた。

「ケガレ……」
「ん?」

ケガレが上半身を起こしたのを見て、僕は肌着を開いた。そしてケガレの隣に腰をおろ
して、そのままこてんと仰向けになった。

「子作り、頼むよ……。知ってるよね、やり方」
「……ん」

ボクはそっと足を割る。ケガレがその間に膝立ちになる。静かに服を脱ぐケガレが凄く
真剣な顔だった。そしてケガレの肌が現れる。全身傷だらけの、ボクと明らかに違う男
の裸を目にして、ボクは思わず顔を背け、視線を反らした。
そっと、ケガレの手が、ボクのアソコに触れた。

「何か、ぬってあるね」
「ナオミさんが、痛くないようにだって……。ボクは、準備できてるから、すぐして
、いいよ……」

ケガレがボクの頭の両側に手をついた。ふぅ、と、彼が息をついた。ボクは目をぎゅっ
とつむる。
アソコに何かが触れた感触のすぐ後に、痺れるほどの痛み。ボクはそれで、純潔を失っ
た事を知る。うめき声が出そうになるのを、歯を食いしばって堪えた。
できれば、早く終わって欲しいとボクは願った。ケガレの子種を受けるのが、ボクのす
る事だから。
ずん、ずんと、ボクはケガレの下で揺すられる。あまりに痛いから、ボクは余計な事を
考えてそれを散らす事にした。

313:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:29:51 pvKCZnTQ
これでいい。ボクは女だからこうなるのはしょうがない。
子供を産んで、支族を増やすのが、ボクの使命、義務なんだ。ボクは悔しいけど、男に
『孕ませてもらう』、女という存在なんだから─、と思った時だった。
ケガレが動きを止めた。

「……出したの……?」
「ダメだ。つづけられないよ」
「えっ?」

体を離したケガレはちょっと頭を振って、ボクの肌着を元に戻す。ボクは、ケガレに言
った。

「……ボクなら、大丈夫だよ? 痛くなんかないよ? なんで、やめちゃうのさ」
「そういうことじゃ、ないンだ。エリはまだ、子供を作るときじゃない」
「……なに、それ……。ボクが子供だって事っ?」
「ちがう。子供を作るときは、おたがいにほんとうのきもちでなくてはダメだ」
「そんなの、どうでもいいよ。ケガレがしてくれなきゃ、ボクが困るんだ。ねぇ、続け
てよ。お願いだよ」
「オレはよくない。ほんとうのきもちをおたがいにもってないと、良い子はうまれない
ンだ」

ボクは体を起した。頭の中のごちゃごちゃした気持ちをぶつけるように、ケガレに言っ
た。

「……男が女の中に子種を出せば、子供はできるんだよ? そんなのケガレの考え方、
ボクには関係ないよ! ……その、ケガレのだって、まだ大きいままじゃんっ! 男な
んてさぁ? 女抱ければ誰だっていいんじゃないの? ボクだって、こんなんだけど女
だよっ! したいようにすればいいじゃないかっ!」
「だったら今日はねよう。エリ。あわてては、いけないンだ」
「─ばかァっ!」

ぱちーんと、凄く乾いた音がした。ボクのパンチはケガレのお腹にヒットしたけれど、
まるでゴツゴツした木を殴ったみたいな硬さ。そしてケガレはなんともない顔をしてボ
クに言った。

「ゴメンね。エリのきもちがほんとうになったら、オレ、いつでもエリをだきしめるよ。
やくそくする」
「もう寝るっ。お休み!」
「ん。おやすみ……」
ボクはケガレに背を向けて、丸くなった。腿の間がヌルヌルして気持ちが悪い。
強くつむった目蓋から、悔し涙が零れるをの止められなかった。
そして、えづかないように、ボクはまた歯を食いしばったんだ。

314:美女と野獣(ノケモノ)
06/12/17 13:31:24 pvKCZnTQ
注釈こ~な~そのニ♪

注7:漆、そして漆器は世界に誇れる日本のオリジナルだ。海外では漆器を『ジャパ
ン』と呼称する。また縄文時代に漆器は既に制作、使用されていた。

注8:縄文人は交易を行っていた事が、近年の発掘調査で判ってきている。新潟県糸魚
川で採取されたヒスイが東日本各地の縄文遺跡で見つかっているのはその好例であろう。

注9:山繭とは天蚕(ヤママユガ)の繭。日本在来の野生の蚕であるが、クヌギやコナ
ラといった落葉樹の葉を主に食物とするため、通常の養蚕よりも生産コストが40倍も
かかる。その繭より紡ぎ出される絹糸は美しい緑色で、絹の最高級品。

注10:縄文中期にはキイチゴやヤマブドウを野生酵母で発酵させた果実酒が飲用され
ていたという説があり、それを参考にした。発酵した果実を好むショウジョウバエのサ
ナギが大量に遺跡から見つかっている事や、有孔鍔付土器(土器のふちの周囲に小さな
穴があけてある土器)はその形状から果実酒醸造に使われていたという推測がある。

注11:鉄器が本格的に日本に伝わったのは弥生時代からであるが、日本で発掘された
最古の鉄器は石崎曲り田遺跡から出土した縄文晩期(紀元前三~四世紀)の斧。
鉄器自体の歴史は古く、クフ王のピラミッドから鉄器の破片が発見されている。(隕石
に含まれた陰鉄で作られたと思われる)また、古代オリエントでは製鉄の技術を秘儀と
してきたが、紀元前十三世紀頃のヒッタイトの滅亡により、鉄器並びに製鉄の技術がユ
ーラシアに伝播し始めた。

315:牧場 ◆KCG/NoRpDg
06/12/17 13:32:33 pvKCZnTQ
続きは極力早めに持ってきます。
んではまた。

316:名無しさん@ピンキー
06/12/17 14:35:09 xpzvRr1D
  _  ∩
 ( ゚∀゚)彡ケダモノ!ケダモノ!
 ( ⊂彡

317:名無しさん@ピンキー
06/12/17 22:07:11 LGCbbwxo
いい!!こういうのいいね!男ががっつくことなく、女が求めるようになってから種付け。
すんごい好みエリが子沢山な奥さんになる未来を妄想してしまった。


318:名無しさん@ピンキー
06/12/17 23:11:46 wOkesk8G
これはもしかして我々の祖先かもしれんね

319:名無しさん@ピンキー
06/12/17 23:30:24 vfkLmGq8
ケダモノGJ!

320:名無しさん@ピンキー
06/12/18 09:23:51 raN7AhXO
GJ!
だけどちょっと気になったことを。

×とうり
〇とおり

わざとだったらスマソ

321:名無しさん@ピンキー
06/12/18 11:25:13 OGNrnnGM
そう そのとうり!!
わたしは はらませSSを かく かみが ほしかったのです!

322:名無しさん@ピンキー
06/12/18 14:58:03 i4ERzf1L
>>321があまりにもわかりやすい釣りな件

323:名無しさん@ピンキー
06/12/18 15:42:12 pGtx7Iv7
いや、釣りですらないだろ、これ?

324:名無しさん@ピンキー
06/12/18 16:28:38 PkoMW5Ys
ヒント ロマサガ1

325:名無しさん@ピンキー
06/12/18 16:35:58 o3+w0omd
GBのSAGAじゃなかったっけ

326:名無しさん@ピンキー
06/12/18 16:37:00 OGNrnnGM
これがジェネレーションギャップというやつか・・・

327:名無しさん@ピンキー
06/12/18 19:29:32 PkoMW5Ys
>>326
これってロマサガじゃないっけ?
GBはSAGA2しかやってないからSAGAならわかんね

つか大分前にこのスレで似たようなネタの入ったSS読んだような気がするんだが…

328:名無しさん@ピンキー
06/12/18 19:40:36 vNLmfbdT
初代魔界塔士のセリフだな

329:名無しさん@ピンキー
06/12/18 19:54:32 G48HkifS
チェーンソーで神バッサリ
とかもう通じないのかな21禁板でも

330:名無しさん@ピンキー
06/12/18 20:06:03 vNLmfbdT
このスレにゲーマーが少ないだけじゃないか?

331:名無しさん@ピンキー
06/12/18 20:06:40 G48HkifS
ところで今やってるまるみえ、このスレ向きだぞ

332:名無しさん@ピンキー
06/12/18 21:08:44 pGtx7Iv7
昔はああいう生命の誕生的な特番で静がに興奮していたのに、大学で発生学の鬼テストを経た果てに、あの程度の孕みネタじゃあ愚息がピクリとも反応しなくなった医学生の俺は、リハビリのためにここに通ってる件について述べつつ次回策を期待している。

妊娠を前面に出したエロエロの一丁!

333:名無しさん@ピンキー
06/12/18 22:04:52 nuTNUgXP
その常人にない知識で一本書いてよ医大生

334:名無しさん@ピンキー
06/12/19 00:27:58 6uNmOOO0
やったー>>323が釣れたw

335:牧場 ◆KCG/NoRpDg
06/12/19 01:17:59 USfk55Zi
感想どうもです。奮起させられます。暖房ないけど頑張ります。でも無理はできな(ry
>320
わざとやったに決まってるわけないじゃないっ!
ごめなさい完全に自分の口癖によるミスです。御指摘ありがとうございます。

あと保管庫様。更新お疲れ様です。しかも自分のお話、面倒にも注釈をリンク(っていうの?)
方式にして頂いて感謝の極みであります。ちょっと感動しました。


336:名無しさん@ピンキー
06/12/19 07:27:36 Bt2fw1Go
空気読めてるなぁ

337:名無しさん@ピンキー
06/12/20 05:49:21 W5k8CbuL
>>335
古代設定にボクッ娘…萌え狙いすぎじゃないか?
せっかくスルーしてやってるのにレス返しとはW
指摘してもらったところに気付けば次から直すか次回の前書きで書けばいい

いちいちコテでのレスは不要

コテ職人の自己語りが許されるというこのスレの悪癖は直したほうがいい
職人の馴れ合いは荒れる元だ

338:名無しさん@ピンキー
06/12/20 10:25:13 Rn/4lrrc
>>337
主張の内容はともかく、そういう上から見下すような言い方も十分荒れる元だけどね
自治厨っていう蔑称が存在するくらいメジャーな荒らし方

339:名無しさん@ピンキー
06/12/20 12:37:17 WoX9rLbT
>>337
まぁなんだ。ひとつだけ聞いてもいいか?

㌔㍉?

340:名無しさん@ピンキー
06/12/20 15:21:04 iZCsbRJy
まぁ、なんだ。
確かにコテ職人の馴れ合いっぽいレスはウザいのは同意だけど

>>337
ものはいいようで角が立つってこともあらぁな







おやっさん!生きのいいところで孕ませ一丁たのむ


341:名無しさん@ピンキー
06/12/20 15:53:16 niQaYGi/
>>340
ageるな。

>>338
嵐認定するには過剰反応過ぎないか?
言い方はともかく、主張はもっともな事いってると思うぞ。

最近はコテ語りが流行なのかと思うほどあちこちでやってるのを見るけど
そういうのは控え室とか、誤爆スレで。
もしくは某氏のように自サイト作ってそこでやれよと思う

いち早く空気読んでサイトを作った某氏はさすがだ
名前を出すと粘着が寄ってくるのでいわないけど、あの人は偉いよ

342:名無しさん@ピンキー
06/12/20 15:54:17 OeJUg196
空気読まずすんません。
産卵とかはどのスレの了見でやすかね?

343:名無しさん@ピンキー
06/12/20 16:24:15 MY7jZiFE
少なくともここではない

344:名無しさん@ピンキー
06/12/20 17:55:12 Rn/4lrrc
>>341
「主張の内容はともかく」って最初に付けたのはまさにそのためなんだけど…


345:名無しさん@ピンキー
06/12/20 18:02:55 WoX9rLbT
またいつもの奴だろ

コテと見れば誰彼かまわず噛みつくからなぁ

346:名無しさん@ピンキー
06/12/20 18:31:31 qfaSfLH0
そゆ奴がいるのをわかってても懲りずにコテの自己語りをやらかす奴もどうかと思うがw

347:名無しさん@ピンキー
06/12/20 18:40:46 Rn/4lrrc
でも万一ってこともあるし、一応確認だけはしておいたほうがいいかと

348:名無しさん@ピンキー
06/12/20 18:57:27 y8fqQJ1l
えっ、産卵はダメか

349:名無しさん@ピンキー
06/12/20 19:11:30 o3e1ozQA
卵産み付けまでならおk?

350:名無しさん@ピンキー
06/12/20 19:32:12 4RKr8j+T
産卵って別スレなかったっけ?

351:名無しさん@ピンキー
06/12/20 19:56:58 Vq8rU6Sd
女の子のお腹が大きくなるなら卵もありじゃね?

352:名無しさん@ピンキー
06/12/20 23:57:52 IVN+8o5N
部外者で悪いけど、>>337は高圧的な物言い、
>>338は337を荒らし認定したような言い方してるようにはみえる。

>>344のそのためってどれを指しているのかもわからないし
>>345はもう決め付けてる
そして便乗して>>346

なんでSS投下よりそっちで盛り上がるんだー!!

コテで全部ではなくともレス返ししたり自己語りはやはり痛いと思うよ
自己語りしないで>>337がああいえば、荒らしだろうけどねー

いつからこんな風になってしまったのか、過去ログ見てる。
前はこんな殺伐としたスレじゃなかったぞ?
やはりコテハンの自己語りが増えると荒れるのは確かじゃないかと思われた


353:名無しさん@ピンキー
06/12/21 00:32:13 oON1mIYx
何で部外者がわざわざ長文擁護しにきはるんですか?

tu-ka、何でほんと収まった流れわざと蒸し返すの?あんた当人か?

354:名無しさん@ピンキー
06/12/21 00:34:13 mq241UE3
まあまあマターリとスルーでいこー

355:名無しさん@ピンキー
06/12/21 01:13:04 TWBaspiu
>>283の予言が的中している件www

356:名無しさん@ピンキー
06/12/21 01:52:37 glzSUJKe
そんなわけで俺的にはタマゴもおkでいいんじゃないかと思うんだがどうだろう

爬虫類や魚の一種みたいに孵化するまで腹の中に卵を抱えたままで
孵った子供を産み落とす、みたいなケースなら見た目的にはあんまり変わらんし

357:名無しさん@ピンキー
06/12/21 02:17:41 J6njRJvc
爆弾投下

つ【寄生虫】
つ【ハリガネムシ】

358:名無しさん@ピンキー
06/12/21 04:57:00 UoQfXIhI
産卵ならここか
触手・怪物に犯されるSS 10匹目
スレリンク(eroparo板)
が近いと思う

異種姦色が強いなら後者を推奨

359:名無しさん@ピンキー
06/12/21 06:25:57 s6x2IY0j
>>355
=にちゃんねるの名言= 

「煙の無い所に火は立たず」=「晒される理由もなく晒しは行われない」  

私怨だろうがなんだろうが人様に恨まれるような行動をとると晒される  
その晒された香具師が潔白なら周囲の反応はすぐ止まる(もしくは反応がない)  
潔白ではないなら周囲も反応し「晒された内容」が「事実と認知」されうる  

晒されている者は大なり小なり無意識であっても他人(申告者に)に害を与えた事になる  
その他人が池沼であっても、晒された以上はなんらかの非があると思わねばならない  
いわれなき事や根も葉もない噂であっても、晒された本人の無自覚さが問題である事も確か  
他人はいつも自分を見てる、自己の行動・言動に注意してないと晒される可能性は高くなる  

360:名無しさん@ピンキー
06/12/21 08:13:42 TWBaspiu
ふーん、玄米ビスケットがあるのにね

361:名無しさん@ピンキー
06/12/21 10:38:58 nqt4dbXP
どこにその名言があるんだ?はじめて見たぞ,そんな超理論

362:名無しさん@ピンキー
06/12/21 11:38:25 tqhBHWkc
ネタかも知らないがマジレスしてみる

数年前からにちゃんで使い古されてるキャッチフレーズだろ
ふいんき(なぜか変換できなry)とかと同時期の奴だな
チロルチョコや田代砲編等もある

363:名無しさん@ピンキー
06/12/21 11:47:20 BrvwTMXS
懐かしいネタ引っ張ってくんなよ…

ここは2ちゃんだが2ちゃんではないピンク板だ
知らない奴がいてもおかしくはあるまい

364:名無しさん@ピンキー
06/12/21 12:39:43 KKeMlmAY
見知らぬ妊婦に認知を求められたら、責任をとって結婚しろということだな。

365:名無しさん@ピンキー
06/12/21 13:51:36 IAOSb1ME
昨夜の産卵議論だけどさ

ラミア娘がラブラブセックルで卵産むようなネタは獣人スレに
投下した方がいいのかな、やっぱ。

366:名無しさん@ピンキー
06/12/21 15:20:45 qtvyEJ+T
ライン引くのって難しいなぁ。

367:名無しさん@ピンキー
06/12/21 15:40:18 QcBzkuQJ
椎名百貨店の「そこになさって下さい」はNGだろうな

368:名無しさん@ピンキー
06/12/21 15:48:00 cMSzVD4H
>>367
シャケのように人魚の卵に精子をぶっかける奴か

369:名無しさん@ピンキー
06/12/21 18:57:23 pRgPVM8H
受精だからアリだろーとか考えた俺は
人として何か間違ってる気がした

370:名無しさん@ピンキー
06/12/21 23:40:45 glzSUJKe
やっぱり過程も大事だと思うわけで

371:名無しさん@ピンキー
06/12/22 03:21:12 M4nbun1m
逆に出産だけだが生まれる子が人外だった場合はどうしようかと

372:名無しさん@ピンキー
06/12/22 03:41:45 1QBzXfeW
卵でも人外でも問題はないんだ。
要は雄が女性の身体に生殖器を突っ込んで子宮に子種注いで、その結果孕めばそれでいい。

373:名無しさん@ピンキー
06/12/22 10:10:20 h7X2WaCo
孕んだ結果膨らんでいくお腹には、
夢とか希望とか愛が詰まってると思います

374:名無しさん@ピンキー
06/12/22 13:22:54 cK/SkldE
はらねばならないと思った。
URLリンク(news.www.infoseek.co.jp)
リアルもすごくファンタジー

375:名無しさん@ピンキー
06/12/22 13:55:28 98owbj3E
>2つの子宮で同時に妊娠した女性の例は、これまで世界で70件しか知られておらず

!!??

376:名無しさん@ピンキー
06/12/22 14:21:03 YBJ27Nm3
二つの子宮で双子妊娠なんて天文学的確率だろうな・・・

377:名無しさん@ピンキー
06/12/22 20:30:36 w6g1tFfO
一卵性双生児ってやつじゃない方のことなのかな

378:名無しさん@ピンキー
06/12/22 21:33:29 M1Mbmpwl
前にこんなネタ、ここになかったっけ?
URLリンク(www.marigold.co.jp)


379:名無しさん@ピンキー
06/12/22 21:49:21 6/T9oju5
つーか、そもそもドリムノートってウィングマンだよな

380:名無しさん@ピンキー
06/12/23 01:05:11 nNRB+bmP
>>378
パロディなんだから、他人が考え付いてもおかしくはない……はず?

381:名無しさん@ピンキー
06/12/23 10:01:47 QBG+VCyA
>>378
これはいい!と思って思いついたアイデアは大概
今まで5人以上の人間が思いついて、けどやっぱり止めたモノ

デスノ登場以降ノートで~ってネタは随分あるよ

382:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:00:44 1QfassN5
<孕ませ神殿>4 <巫女長ウルスラ>

「……<婚姻と出産の守護女神>の巫女が……?」
副巫女長の報告に、私は眉根を寄せた。
「巫女長様に、会談を申し出ています」
「何ゆえに?」
「それが、お会いして直接お話したい、と。―余人には話せない、とも」
イリア、神殿随一の豊満な胸乳を持つ売春巫女は、帝国への敵意をかくさずに答えた。
この街生粋の人間である彼女は、この街の支配者である帝国に対して、もともと良い感情を持っていない。
いや、帝国に対する彼女の心理には、若い頃の事情などがあって、彼女自身も意識はしていない部分があるのだが、
今回の憤りには、理由がないわけでもない。
なんといっても、イリアは神殿内で私に次ぐ地位にある巫女だ。
それが応対に出て、「貴女には、お話しできない」と言われたのなら頭にくるだろう。
ましてや、その相手―異教の巫女が、イリアが産んだ娘とたいして年齢が変わらぬ少女ときては。
「……アドレナ、と言いましたね、その娘……」
「はい」
「その名前、聞いたことがあります。乙女の身でありながらすでに稀代の霊力を持った巫女と……」

<婚姻と出産の守護女神>の巫女は、実は「巫女」でいる間は、その力は弱い。
多くの女神と同じく、その真の恩寵は、経産婦にこそ与えられる。
そして、力の源は、巫女の夫になる男が供給する。
夫の寵愛と精を子宮にたっぷりと受け、新しい命をはぐくむことによって、
女たちは、はじめてその霊力を開花させるのだ。
かの女神の神殿では、巫女は、人の妻となると、「誰それの妻」と呼称され、「巫女」とは呼ばれなくなる。
むろん、それによって女神への信仰を失ったわけではない。
それどころか彼女たちは、配偶者と交わり子を産むことで、成熟し、安定し、より強固な信仰と霊力を得る。
彼女たちは、単に公式の場で「巫女」と呼ばれなくなっただけで、神殿の籍は保持したままであるし、
必要ならば、「既婚巫女」として、儀式などに加わることが出来る。
教団内で真に高い地位にある女―幹部や教師役は、みな、こうした「巫女」ではない女だ。
かの女神にとって、主力であり、最大最強のしもべとは、現役の巫女ではなく、
家庭に入り、夫と一体となった「元」巫女たちなのだ。

383:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:01:14 1QfassN5
<婚姻と出産の守護女神>の神殿は、生娘の巫女たちを「準備段階にある存在」として育てる。
自分の力の源である配偶者と溶け合うようにして結びついた元巫女は、完全無欠の存在であり、
生娘の「巫女」たちは、いわば、蝶になる前の幼虫にすぎない。
かの女神の「巫女」と呼ばれる女に、強い力を持った者は少ない、とは、このことを指す。
だが、その中にも、例外はある。
私に面談を求めている娘も、その一人だった。
アドレナ。
その名前を持つ巫女―この少女は、疑いようもなく処女だ―は、
生娘の身で、すでに「既婚巫女」と同じだけの力を持っていると言う。
それが夫を得て成長したら、どれほどの脅威になるか─他教団の幹部の懸案事項の一つだ。
「―会いましょうか。どの道、他の選択肢はなさそうですし」
私は無理に笑顔を作りながら答えた。

「―巫女長の座を譲れ、と」
四人の来賓を迎えた私は、彼女たちの申し出に、心底あきれる思いだった。
帝国の支配者たちの横暴さはよく知っているつもりであったが、これほどまでとは予想していなかった。
異教の売春神殿、その巫女長の座を明け渡せとは─しかも処女の小娘に!
「―永久的に、と言うわけではありません。
一年ないし、二年お借りしたいと言うだけでございますわ」
返答をしたのは、乙女の横に座る交渉役の巫女だった。
その成熟した美貌を見ずとも、彼女が既婚巫女であることはわかった。
たっぷりと男の精を─それも単一の精を─吸った女は匂いで分かる。
かなりの力を持った巫女だが、それを帝都から派遣させる重要事─それは何か。
「―巫女長の座は、私どもの目的が達せられ次第、可及的速やかにお返しいたします」
「─むろん、大いなる代価を添えて……」
ことばの続きを引き取ったのは、両脇に立つ護衛役の女騎士たちだった。
私は、彼女たちの襟元の記章をちらりと眺めた。
剣ノ正四位。
槍ノ正四位。
正一位から従八位まであるという、帝国の女武官の官位には詳しくないが、
ピラミッドの頂点、すなわち正一位から従三位までの六職は、巫女で言えば大幹部にあたる。
つまりこうして「外」に出る女騎士のなかでは、彼女たちが最高位だ。
─私は、あらためて彼女たちが護衛してきた女を見つめた。

384:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:01:46 1QfassN5
「―」
私と目が合うと、アドレナはつつましい挙措で頭を下げた。
保守的きわまりない巫女装束に身を包み、にこやかにだが一分の隙もなくこちらを見る美貌。
若い─男を知らないということ以外は、頭のてっぺんからつま先まで完璧な女がそこにいた。
「それで、ご本人はこの件について、どうお考えなのでしょうか?」
交渉役の巫女を無視して、直接問いかけてみる。
「―ウルスラ様のご寛容を懇願するのみでございます」
鈴を鳴らすような声が、完璧な答案を読み上げた。
賭けてもいい。
この娘は、<帝都>の神殿では、自分の代の巫女たちの総代だ。
それも成績はすべて最高評点。
でも、完璧な処女に、経験をつんだ女が叶わないか?
─私の中の対抗心が急に目を覚ました。
「と、言われましても、こちらとて出来ることとできないことがあります。
いかに我々が<帝国>に忠誠を誓う街といえど、神殿の巫女長の座を譲れとは、
あんまりなご命令ではありませぬか?」
─言いながら、私はアドレナの次のセリフをシミュレートした。
(いいえ、「命令」ではございません。―「お願い」でございます)
そう。
たっぷりと脅しを含んだ、拒否不能な「お願い」。
それに対する皮肉たっぷりな返事は、私の中で一瞬のうちに組み立てられた。
何度も修羅場をくぐった年増女には、容易いことだ。
だが─
「はい。私もそう思います」
アドレナは、私の予想外の答えを口にした。
それは、交渉役の既婚巫女も、護衛の女騎士も同じだったらしく、
三人は、唖然とした顔で自分の主人を見つめた。
「―ですが、これは<帝国>のみならず、
我々がお使えするそれぞれの女神様に関わる問題でもあります。
まげて、ご容赦を─」
紙の試験の上だけならば、完璧な女は意外と多い。
だが、実地も完璧な女は少ない。―処女ならば、なおさら。
私は、その数少ない存在を見知ったようだった。

385:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:02:30 1QfassN5
「……」
「……」
異教の巫女と私は、しばらく無言のまま見つめあった。
互いの、用心深く注意深い視線が探りあい、
─お互いが、お互いを手ごわい女だと認識した。
同時に、本当に必要でないのならば、敵対しないほうが賢明な相手だということも。
私が、肩の力をそっと抜くと、アドレナも小さく息をついた。
「……あなたに一時的に巫女長の座を譲ったとして─」
私の隣で、イリアが、びっくりしたように顔を上げた。
(仮定の話よ)
横目で流した視線で、イリアの口を封じながら私はことばを続けた。
「―貴女がたが用意できる<代価>は、どのようなものかしら?」
態度の軟化を感じ取ったのだろう、交渉役の巫女がぱっと顔を輝かせて口を開く。
「それならば、大いなる富─街の収めるべき税金の一部を永続的に免除─」
イリアが眉をしかめかける。
<帝国>の、こうした押し付けがましさ─私たちの物を奪っておきながら、
尊大にそれを「返却」してくださる─には、反発以外の何も感じない。
しかし─。
「―貴女がたの<敵>への攻撃の際の、助力、でいかがでしょうか?」
巫女のことばが終わらないうちにアドレナは別の条件を出した。
イリアが息を飲んだのを私は感じ取った。
「敵……ですか、我々の?」
「はい。私(わたくし)たちにとっても、ですが……」
うなずいたアドレナに、私は一瞬返答するのが遅れた。
「……なんのことなのかは、よくわからないけど、そうした気持ちは嬉しく思います」
「はい。出すぎた真似をいたしました。
―ご容赦を。本日は、これまでにいたしとうございます。しかし、巫女長様……」
「ウルスラ、でいいわ」
「ウルスラ様、お忘れなきようお願いいたします。
我々は、いつでも貴女さまに<協力>できる、と思いますわ」
「それは、よく覚えておきましょう」
アドレナは引き際さえもよく心得た女だった。―到底まだ処女の身とは思えない。

386:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:03:01 1QfassN5
「……あの小娘、どこからか、かぎつけたのでしょうか」
イリアが机を指で叩きながら苛立たしい声で質問した。
「おそらくは─推測」
「……はったりだというのですか?」
「いいえ。彼女はそれが事実だと「知って」いるにちがいないわ」
「まさか─」
「生粋の帝国貴族が持つ交渉能力のひとつよ。
あの娘のご先祖は、何十代も前から、ああした交渉の中で生きてきたの。
ここに来るまでに集めた情報と私の態度だけでそれを「推測」していてもおかしくないわ」
「……」
目に恐怖に近い光を浮かべたイリアを責める気はなかった。
私とても、戒厳令を敷いた「あの事」が簡単に読まれるとは思わなかった。
「……で、その張本人たちは、どうしています?」
「誘惑されたほうなら、神殿の奥に幽閉しております。誘惑したほうは─不明です」
イリアの返事に、私は深いため息をついた。

この街の守護女神は、言うまでもなく<大地の母神>様だ。
すべての命を産み育てる大いなる女神は、慈愛をもって生殖行為をすすめる。
子を産み育てることを奨励するあまり、あまり貞節にこだわらないところが、
帝国の主神である<婚姻と出産の守護女神>とその信者には気に食わないらしいが、
親子の間から生まれたのであろうが、夫婦以外の間柄から生まれたのであろうが、
新しい命は尊重されるべきだ。
むろん、正式な夫婦の間から生まれた子供も同様に。
─セックスをして、子供を授かり、産み育てる。
人間が増えるための単純で自然な行為は、誰も否定できない。
しかし、それを否定してしまう輩も世の中には存在する。
私たちの街を襲っているのは、まさにそうした連中であった。

─先日、私たちは、一人の少年の<成人の儀>を失敗してしまった。
初体験にのぞんだ少年は、あろうことか巫女の子宮に精を放つことを拒み、
膣外射精―それも<美と性愛の女神>の一派が好む顔射―で、
初夜の七回の営みをすべて終わらせてしまった。

387:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:03:32 1QfassN5
審査の結果、<美と性愛の女神>の邪宗派がこっそり配布している
<経典>に毒されていたことがわかったその少年は、
ただちに神殿の地下に隔離され、巫女の中でも特に「名器」で知られる者たちによって、
<再教育>を施されているが、この事件に、神殿内は騒然となった。

<美と性愛の女神>の邪宗派は、数十年前の摘発で壊滅したはずだった。
各地に残る<美と性愛の女神>信者は、妊娠や出産を奨励する<正教>だけのはずだった。
しかし、「性の快楽は、妊娠・出産よりも優先される」という教義を掲げる狂信者たちは、滅びていなかったのだ。
それがこの街で復活したことを知って、わが教団は大きなショックを受けた。
断じて、この不名誉を他の街に知られてはならない。
─その前に、邪宗派を叩きつぶす。
アドレナの「推測」はどこまで事実を知った上のことなのだろうか。
私は、あの清楚な美貌の奥にある知恵としたたかさにあらためて脅威を感じた。
「テルズの様子はどうですか?」
<成人の儀>を拒んだ少年の名をあげて問うと、タチアナ─幹部巫女の一人が答えた。
「なかなかうまくいきません。邪教の巫女が施した淫楽の術はかなり強力なようです。
昼夜問わず、名器自慢の巫女たちと交わらせていますが、
これまで一度も女性器の中へは射精しておりません。
―顔や胸や口、つまり子種を無駄にする射精行為には喜んで応じようとしますが……」
「それらの射精は、あくまでも相手への愛情表現の一種であって、
正しい性行為─子宮への射精―を存分の行った後で楽しむものよ」
「承知しております。巫女たちも、膣内射精の前には決してそれに応じない、
と少年に言い聞かせておりますが、抵抗は頑強で……」
「……それほど強力な巫女が生き残っていたとはね……」
わたしはため息をついた。
弾圧された宗教は、ときに狂気とともに優れた巫女を生み出す。
邪教とて、それは変わりがない。
「……少年の<再教育>、私も加わりましょうか?
あそこの具合なら、私もいささか自信があります。
─主人も、主人以外の殿方も、みな誉めてくれますから……」
タチアナ─人妻の身で売春続ける巫女─が提案したが、私は首を振った。
「今回に限り、貴女は適任ではないわ。不倫の楽しみは、かの邪教も積極的ですもの。
近しい方法でことを行ったら、まずいことになりかねないから……」

388:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:04:03 1QfassN5
不承不承引き下がったタチアナを見て、私は彼女に知られないように再度ため息をついた。
この巫女は新婚の頃から─いや、そのもっと前から、ずっとこの調子だ。
彼女は、まちがいなく夫のことを深く愛している。
だが、他の男に売春をせずにはいられない。
それも、夫の知る男ならば、なおさらだ。
この間、タチアナが一晩中悶え狂うほどに乱れた売春の相手は、
彼女の夫が、弟のように可愛がっている近所の青年だった。
テルズは─彼女の夫がヨチヨチ歩きのころから見知っている少年だ。
タチアナは、全力を持って春をひさぐだろう。
少年が、邪教の戒めを破られ、人妻巫女の子宮に夫以外の精液を流し込む確率は高い。
だが─それでは、少年は邪教に心を奪われたままで<成人>しかねなかった。
私が小さく頭を振ったとき、部屋の中に若い巫女が飛び込んできた。

「テルズ様が─いなくなりました!」
失神した相手の巫女たちを残して消えた少年に、私たちは青ざめた。
─この街の希望の一つが、邪悪な巫女の手に落ちたのだ。

389:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/23 12:09:36 1QfassN5
久々の「神殿」です。
アドレナの着任(着床じゃないですw)の頃のお話です。
エロなしですが、とりあえずここまで。

おくればせながら、美女と野獣、wktkです。
あとリズちゃんもっ……もういちど嬉しそうな「どうしよう♪」を見たい! あと「おケツ」も……。

390:名無しさん@ピンキー
06/12/23 14:38:30 wIIZ553N
孕ませ神殿マンセー!!

391:名無しさん@ピンキー
06/12/23 14:58:07 zluQbpRg
GJ!

392:名無しさん@ピンキー
06/12/23 19:53:41 UF7pLBA9
ゲーパロさん引き出しの数ハンパないな~。
いずれにせよGJ。
お疲れ様です。

393:名無しさん@ピンキー
06/12/24 01:07:37 UgzeEvPk
遅れたがGJ!!
いいものを見てから眠れる!

394:名無しさん@ピンキー
06/12/24 03:10:18 zX65kaJB
ゲーパロ氏はいつもいい仕事で
楽しませてもらっています

395:名無しさん@ピンキー
06/12/24 09:18:57 teJQuazg
クリスマスだし産多(サンタw)さんの孕ませまだぁ?wwwww

396:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/24 16:16:14 0vEK//e7
神殿の続きでなくてごめんなさい。
クリスマスネタです。
他スレのシリーズの外伝的なオハナシですが。

URLリンク(green.ribbon.to)

さあ、皆のもの、「十月生まれ」のお子様を増やそう!w

397:名無しさん@ピンキー
06/12/24 19:11:24 3NJ3Cpjv
やべ、これからは10月生まれをバカにはできんなwww

398:名無しさん@ピンキー
06/12/24 21:00:54 32NOc422
ゲーパロ様、いつもいつも息子がお世話になります。

ところで、戒厳令ではなく緘口令では?

399:名無しさん@ピンキー
06/12/24 21:32:15 rS4qgZep
俺・・・
消防の頃はクリスマスに種注がれるとクリスマス~新年におぎゃーだと思ってたんだ・・・

400:名無しさん@ピンキー
06/12/25 02:17:23 Qb/jTaVp
とても良い話だったが
絶望先生思い出してしまったよorz
くそぅ久米田め…

401:名無しさん@ピンキー
06/12/26 00:04:42 Xwouz4uT
十月生まれでーす♪

402:名無しさん@ピンキー
06/12/26 01:09:56 lmK8S5b6
クリスマスベビーか……
あのさ、実は僕、12月の下旬生まれなんだ。
十月十日を逆算すると多少の誤差はあるけどバレンタイン(ry

403:名無しさん@ピンキー
06/12/26 06:33:32 7/7+OzGu
>>402
大分違いますよ。
生理周期が一般的な28日、標準的に生育、出産したと仮定。
12月25日生まれの場合は、妊娠0週0日が3月18日になり、
排卵予定日が4月1日。
誤差で3月30~4月3日。
精子の存命は最大一週間だが現実的な日数として3日を適用すると
3月27日~4月4日に性行為を行ったことになる。
あくまで、計算上の話です。

404:名無しさん@ピンキー
06/12/26 08:50:36 q6m31sMp
403さんが詳しく説明してくださってますが、
十月十日は十ヶ月目の十日という意味らしいので
実際は九ヶ月と十日のなのですよ。

405:名無しさん@ピンキー
06/12/26 09:40:15 7dHeyg8U
>>403 先生!解りました!

つまり、誕生日が9月23日頃の奴が、人生の勝ち組の子供ってわけですね!!(違

406:名無しさん@ピンキー
06/12/26 10:26:00 rq/LBlFp
・・・なんだとう!<9月25日生まれ

407:名無しさん@ピンキー
06/12/26 19:22:22 te1fXvMJ
……親は離婚してるんだが(予定日より早めの9/18生まれ)

408:名無しさん@ピンキー
06/12/26 19:26:16 ocfBdoib
そういや小学校のころ

9/20:Mくん
9/21:ワシ
9/22:Nくん
9/23:Aくん

やたら誕生日が近い人がおおくて、
「秋分の日のヤツはいいな」「おとめ座じゃないヤツはいいな」
とか言ってたなあ。
そうか。計算するとそういうことか。生々しいのう。

409:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6
06/12/26 21:26:51 T2m/w0a/
>>403
4月1日の会話
「今年のクリスマスには、貴方にすっごいプレゼントあげるね!」
「あはは、エイプリルフールかい、だまされないぞー」
「ううん、私、エイプリルフールのウソは毎年1回だけにしてるの。
今年はさっきウソついたから、今のは本当のことよ」
「え、さっきついたウソって……まさか……」
「もちろん、『今日、安全日なの』のことよ☆」

こうなのか、こうなのですか!?

410:名無しさん@ピンキー
06/12/27 00:31:05 dXuRgcCy
そうですよ!そうなのですよ!!

411:名無しさん@ピンキー
06/12/27 04:24:35 vGaY2/rU
4月1日が誕生日の自分がやってきましたよ

412:名無しさん@ピンキー
06/12/27 07:50:36 cRMPIzBo
>>408
というか、かに座やおうし座、うお座はいわれなき迫害を受けて
ふたご座やいて座、しし座はヒーローだった俺の小学校時代。

413:名無しさん@ピンキー
06/12/27 08:36:21 W7Y8J2HM
この聖闘士め




妊婦の臍を責めてみたい、でべそではなく膨らんだお腹のわずかな窪みを
奥のほうまで舌でクリクリして先っちょぴったりくっつけて射精してみたいが

服装はマタニティもいいがゆとりのある和服の方が好きだ

414:名無しさん@ピンキー
06/12/28 02:51:24 VF3H3lSH
>>404
そうなのか。だとすると9月に「処女宮」ってのも皮肉だな

415:名無しさん@ピンキー
06/12/28 10:24:05 MDQRjJ0w
誰がうまいこと言えと(ry

416:名無しさん@ピンキー
06/12/28 12:41:26 n7d0PgAi
URLリンク(maniax.dlsite.com)
王妃淫肉陵辱
SS付CG集の形式で絵柄でかなり好みが分かれるだろうけど、義理の息子の子
を妊娠してボテ腹・出産する話と王妃が触手に孕ませられ、娘も商人に孕
まされて同時ボテ・同時出産する話があり。


417:名無しさん@ピンキー
06/12/28 23:15:37 QKIeFNos
逆算すると母親の誕生日っていうのも生々しいんだぜ…

418:名無しさん@ピンキー
06/12/28 23:53:54 xW0P66hb
11月23日生まれのおれは年越しの時にしこまれたのか?

419:名無しさん@ピンキー
06/12/29 00:04:10 dxSPJED0
>>417
自分は母親の誕生日もしくは結婚記念日(近い)、弟は父親の誕生日という可能性が濃厚でなぁ…

420:名無しさん@ピンキー
06/12/29 00:42:59 9gABXvuS
あと一ヶ月早く生まれてたら、新婚初夜に仕込まれたという妄想に浸れたんだが……

421:名無しさん@ピンキー
06/12/29 01:55:19 Lw0lfZSV
>>420
なんていうかそれは
「結婚してから一月たったよ!」的なノリで仕込まれたとも考えられるぞ
新婚さんだ、そういう盛り上がり方もありだろう

422:名無しさん@ピンキー
06/12/29 10:45:52 FQzUgoAd
結婚式の14日前って、どういうことだろう……。

423:名無しさん@ピンキー
06/12/29 12:09:02 dxSPJED0
>>422
二週間くらいなら十分誤差の範囲じゃね?

424:名無しさん@ピンキー
06/12/29 13:34:51 bDw01fNj
9/11産まれの俺。
出し収めか出し初めのどちらがヒットしたんだろうか少し気になる・・・

425:名無しさん@ピンキー
06/12/29 14:01:45 Xs+zqc8B
自分の仕込まれた時期を逆算するのもうやめようぜ。
自分の親で想像すると、萌えるどころか吐きそうになってくる・・・orz

426:名無しさん@ピンキー
06/12/29 14:24:19 MHaB2HGS
逆算したいなら誕生日じゃなくて出産予定日を知らないと。
親元にいない奴は正月帰省してさりげなく聞いてみるんだ。

427:名無しさん@ピンキー
06/12/29 17:20:08 Cu5xydC8
今日が誕生日の俺が来ましたよ

428:名無しさん@ピンキー
06/12/29 21:47:47 D8sPJbvn
 きょ・お・は すてきな♪ た・ん・じょおび♪

     Å     み・ん・なの す・き・な♪ >>427♪ おめでとー♪
    (#゚∀゚)
   (っ⌒/⌒c  み・ん・なの す・き・な♪ >>427♪ おめでとー♪
    |⌒|⌒|
   (__)_)  ハッピー♪ ハッピー♪ バースデー♪ ワックワック(ry

429:427
06/12/29 21:57:51 Cu5xydC8
>>428サンクス
今年で26になったよ。

430:名無しさん@ピンキー
06/12/29 22:39:17 lbPvItZb
私も今日が誕生日、でも家には帰らない。
去年のプレゼントが今度産むだった事は今でも根に持っている。
どうせならピr(ry

431:名無しさん@ピンキー
06/12/30 03:11:51 o8+uYrQE
誕生日に妊娠報告された事があるな
もしかして狙ってたんだろうか

432:名無しさん@ピンキー
06/12/30 20:25:08 cclfdwt8
>>431
なんの罰ゲームだよ

433:名無しさん@ピンキー
06/12/30 21:12:15 3gfXe/3B
つまり…「誕生日プレゼントは、あなたの赤ちゃんです」

434:名無しさん@ピンキー
06/12/31 01:14:33 n1aeH99x
ふと思ったが、ここ的に郵政の年賀状のCMはかなり興味深い展開じゃね?

435:アトピック ◆0Wrn9WsOw.
06/12/31 04:20:31 rlJ8ZJwj
とあるホテルの一室、バスルームからのシャワーの音が聞こえキングサイズのベットには少女が一人寝ている。
あの勝負のあと城山に抱えられた白湯はこの部屋に連れてこられていた。近くの机には白湯の着ていた衣服
が丁寧に畳まれているところを見ると、どうやら今の彼女は生まれたままの姿らしいという事がわかった。
「ん…、ここは。」
寝ていた少女、白湯が目を覚まし周りを見る。寝ぼけている頭なので状況把握には少し時間がかかったが、
どうやらあの勝負に負けて眠らされた後ここに連れ込まれたということだけは理解できた。
「起きたかい、白湯君」
「し、城山……」
バスルームから出てきた城山はすっ裸だった、城山はガウンもはおらず白湯のいるベットに近づく。
「く、来るな変態。あんた、私に何する気なのよ」
「ふふふ、ホテルの一室で裸の男女が一組。やる事は一つしかないでしょう」
城山の手が白湯の頬を撫でる。
「きゃ、うわ、やめろぉ」
「借金漬けの上に勝負に負けた事を忘れないように、大丈夫だよ。優しくするから」
ガバッ、と一気に白湯を押し倒すと白湯の唇に無理やり己の唇を重ねる。
「ふんん、ん……」
白湯も負けじと暴れるが急に口を塞がれた事と白湯を抑えようとする城山の力が思いのほか強く離れる事はできなかった。
「ん…ぷは、は、白湯君。あまり暴れない方がいい、素直に受け入れた方が君の為だ」
「ちょっと、バカいわないでよ。いくらなんでもこんな形でっていうのは……痛っ」
白湯のぷっくりとしたかわいらしい乳首を強くつねる、急な痛み声をあげる。
「力じゃ僕の方が上だよ。白湯、諦めて」
城山は力任せにつねった乳首を慈しむかのように今度は優しく口に含み舌で転がしていく。
「ひぁ、ちょっと、なにを」
舌のざらっとした感触とちょっとぬめっとした感触が敏感な突起を刺激する。
城山はさらにもう片方の手で空いている方の胸を愛撫する。
白湯の大きくは無いがけっして小さくもない形のいい胸を包み込むように揉みあげ、時には
乳首を指先で軽く転がすように愛撫した。
「……ん、くぁ、なんで……」
胸を弄ばれる度、そして城山の肌と自分の肌がこすれる度に甘い刺激が頭に昇る。
この場所の空気がそうさせているのか、それとも城山の愛撫が上手いのか定かではないがいつもより
感度のよい自分に白湯は戸惑いを感じていた。
白湯自身、男性経験は0ではあるが自慰くらいはしたことはある。しかし、それでもこんなに感度
が良いという事はなかった。
ちゅぽっと胸から口を離すと城山は再度白湯に口づけ、片方の手も足の付け根の方に伸ばしていった。
「白湯……。すごい、もうトロトロだよ」
ぬちっと一指し指をゆっくりと白湯の中に埋没させていくとそこはすでに蜜で溢れていた。
くにくにと少し動かしただけで蜜が外にこぼれていきそうだった。
「あ、くぅん、だめ、違うのぉ(おかしいよぉ、いつもは違うのに)」
「どこが違うんだい?ほら見てごらん、こんなに溢れてる」
城山は白湯の足を掴みちょうど秘部が見えるように持ち上げる、一指し指を抜くとつーっと愛液が
細い糸を引いていた。
「こんなに濡らして、いけない子だね」
白湯は自分の秘部から目をそらし、俯いた。
城山はクスリと笑うと俯いた白湯の頬にチュッ口づけた。
「いい表情だよ、可愛い……」
そのまま、舌を伸ばし白湯の口の中に舌を入れていく。白湯はもう抵抗する気がないのかそのままゆだねている。
チュプッ、ジュルッっと白湯の口腔内を蹂躙する。一方で秘部に対しての攻めも忘れず、今度は中指も加えて
白湯の中に埋没していった。

436:アトピック ◆0Wrn9WsOw.
06/12/31 04:22:18 rlJ8ZJwj
白湯の上と下の口からはクチャりヌチャリと粘膜が擦れる音が聞こえ、空いた口や秘部からはとろりと涎が垂れていた。
「ぷっ、ハム、あぁ、ダメ、イッちゃう……」
「むっ、はぁ、いいよイッて。」
と白湯がイキそうになると感じた城山は攻めを激しくする。
「ん、あ、あああ、イッちゃう」
白湯の体が急に固くなるとすぐに体中の力が抜けたように弛緩した。口元からはだらしなく涎が漏れ、息も肩でしている
ような感じだった。
「イッたんだね、可愛かったよ。それじゃあ、今度は私の番だね」
と上体を起こし、白湯の両足を開くと城山は硬くそそり立った自分の分身を白湯の秘部にあてがった。
「や、やぁぁ……」
力なくうめく白湯を無視して、城山は一気に貫いた。
「!!くぅあぁぁ」
大きな何かに体を貫かれる痛みに呻く白湯
「おぉ、すご……、きついけど気持ちいいよ白湯」
秘部からくる鈍痛と圧し掛かる城山の重みで白湯は自分が「女」になったのだと実感した。
「白湯、痛くないかい?痛いんならちょっとは動かないけど」
「少し……痛いです……」
「そうかわかったよ」といい白湯のおでこに軽くキスをする城山。
しかし、痛いとはいえ既に初体験を終えている友達からの話と比較すればそんなに痛くはないなと白湯は思った。
むしろ、体を貫いているものを意識すると体の奥から熱いものがこみあげてくる。
「……、もう限界だ。動くよ」
ゆっくりと城山が腰を動かすと鈍痛が体を走り、自然と城山の脊に回した手に力が入る。
「ん、チュ、ぅはぁ…」
ゆっくりだった腰使いも次第に小刻みに早くなり、白湯自身も痛みより快感が上回り甘い声をあげている。
「いい、締め付けだよ。気を抜くとイってしまいそうだ」
城山はさらに深く繋がろうと白湯の腰を少し浮かせ、圧し掛かる様に自らの腰を突き出す。
「ぅきゃぁぁ……、奥にぃはいってぇ……」
「出してあげるよ、奥に、子宮に、私の子種を……」
「いや、ダメェ、赤ちゃんできちゃう」

437:アトピック ◆0Wrn9WsOw.
06/12/31 04:23:15 rlJ8ZJwj
「白湯、あのゲームのリスクだよ。リスクは君との性行為の時に吐き出す私の精液…。
 1点ごとに1ml分の精液を君の体にうけてもらうってね。
 ゲームが終わった時で君が1万点、僕が6万点。差し引きで君は5万の負け……。
 すなわち、これから君は僕の50L分の精液を受ける事になるわけだ。」
「そ、そんな。酷い、あの時言わなかったじゃない。そんな事ならあんな勝負…」
「受けなかったら借金分同じような事をするだけだったからね、どのみち逃げられないよ。
 大丈夫、一晩で終わらせようなんて考えてないよ。そんな事したら君も私も大変だからね。
 一日100mlづつの計算でリスク消化してもらうから」
「ふぁ、そんなのって、ぁふぅ」
言い終わると城山は激しくグラインドを開始した、白湯は非難の声をあげようとしたが城山の急な動きに流されてしまう。
城山の肉棒が白湯の秘部に激しく出入りするたび、グチョヌチョと愛液の絡み合う音がする。
「ん、くぅ、そろそろ限界かな。出すよ。」
「あ、んくぅ、だ、めぇ」
「うぉ、はは白湯もイキそうなんだね、さらに締め付けてくるよ」
「あ、あ」
城山がラストスパートとばかりに早くそれでいて強く白湯の体に腰を打ちつける。
「お、お、イク、ぞ」
「いや、んぁあ……、変になるぅ、変、になっちゃうぅ」
最後、白湯の細い腰をがっちりと掴み一突きすると城山は己の子種を白湯の体内に流し込んだ。
「あ、あ、入ってくる……、入ってくるよぉ……」
一瞬びくんと体が跳ねたかと思うと、すぐさま脱力したかのように体を弛緩させた白湯は自分の体に吐き出された
熱いモノを感じて、うわごとのようにつぶやいた……。

「ふう、やはり私が目をつけたかいがあったな。最高だよ、君は」
精液を出し終えた城山は脱力している白湯を抱き上げ、そのまま対面座位の格好で抱きしめる。
「………」
白湯は諦めきったかのように目を閉じ、黙っている。
「今日は、初めてだから一回で終わらそうと思ったんだけどなぁ。無理みたいだ。」
ズンとそのまま白湯を突き上げると白湯は「くぁぁ」と可愛らしいうめき声をあげる。
「もう……、中には出さないで……、50Lなんて……、絶対妊娠しちゃう……」
つーと白湯の目から一筋の涙がこぼれる。
「その時はその時、産んで育ててもらうよ。さて、リスクを全部解消するまで何人孕むのかねぇ。」
「あん、やぁぁ……」
リスク解消まで残り49、900L、白湯の明日はどっちだ。

438:アトピック ◆0Wrn9WsOw.
06/12/31 04:26:20 GcGFOuRr
かなり遅れてしまいましたが全回の続きです。
前回では自分のせいでだいぶ荒れてしまったので今回は少し様子見していたので
遅れてしまいました。
それでは、また。

439:名無しさん@ピンキー
06/12/31 07:58:14 gBi8ozyC
一番槍GJ

440:名無しさん@ピンキー
06/12/31 08:07:29 sv53yWw0
しかし一回の射精で100mlとはすごいな
普通多くても二桁じゃなかったっけ?

441:名無しさん@ピンキー
06/12/31 11:22:31 qMeBtkLN
>>440
ハッタリとか?

それにしても実は城山は白湯にベタ惚れなんじゃね?

442:名無しさん@ピンキー
06/12/31 14:58:21 kqvFGBcQ
エロゲーやエロまんがの世界なら別段異常でもないね


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch