06/12/23 01:01:46 i4eCifoo
「…えっと……じゃあ、あたし行くね。亮」
「ああ」
「じゃあね、ちかねえちゃん」
「またね、望」
「気いつけてな」
「ありがとう、朔。負けないよ」
「ウチ勝て負けへん」
「早く乗れやこんちくしょう!」
「じゃあ、またね~」
智香はゲートの中に消えていった。
「いっちゃったね」
「何だったんだ一体…」
亮は訳が分からなかった。
飛行機が飛び立つのを見届けると、亮達は空港を後にした。
「さて、お前達は深夜バスだろ? どっか行きたいところあるか?」
「ウチあれ行きたいねん」
「ん?」
「呪○」
「…ホラーか…」
「不満か?」
「不満じゃねえけど」
「なら、ええやないか」
「望はどうだ?」
「ボクはあんまりすきじゃないんだけど、がんばる」
望は小さくガッツポーズをとった。
「そ、そうか…なら、決まりだな。目的地は、銀座だ」
一路銀座へ。亮達は映画館へ向かった。