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.hackのエロパロ vol.11. - 暇つぶし2ch278:揺光モノ「光の中に咲き誇る花」 東京(準備)編2
06/12/14 01:42:52 pQrHTo4J
前スレ>>470の続き かなり間が空きましたが投稿。
「…え~っと、おやつは買ったし、お土産の『白い恋人』は買ったし、夜食用のカップメンも買ったし……うん、これくらいかな」
アタシは今、近場のデパートの食品売り場にいる。
無論、ドサンコデ札幌の東京ドーム日本シリーズ戦を見に行く為である。
クールでカッコ良くてそれでいて実は心優しい(と智香は思っている)オーヴァンからチケットが届いた時には、はっきり言って信じられなかった。
この際オーヴァンが何者で、何でアタシの個人情報を知ってるのかなんてのは気にならない。
彼はアタシとハセヲをくっつかせようとしているんだ。 うん。 そう思いたい。
「う~ん……やっぱり、新しい服も買っておこうかな……」
そう思い、今度は洋服売り場に足を運ぶ。
普段から服装には気を使っているアタシだけど、やっぱり東京に行くんだし、そして……ハセヲにも会えるんだし、少しくらい奮発した服装で行ったほうが良いかな、と思ったからだ。
因みにハセヲにはあの後すぐメールで連絡を取り、東京で会う約束をした上に家にお泊りする約束までしてしまったのだった。(因みにドサンコデ札幌のファンである両親も行くらしいが、彼らは都内のホテルである)
おまけにオーヴァンから貰ったチケットは日本シリーズ中であれば毎日ドームに出入りできるプラチナチケット(一枚11万5000円)であり、シリーズが長引けば最大一週間はハセヲの家にお泊りする事ができる。
嬉しい反面、ひどく緊張してもいる。
「(ハセヲはどんな服が好みなのかな………)」
色とりどりのプリーツスカートをまさぐりながら、ぼんやりとハセヲの事を考える。
三日後だ。
三日後になれば、会える。 ドサンコデ札幌の試合よりも、今はハセヲの事で頭が一杯になっていた。
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「ありがとうございました。 また御越しくださいませ」

レジの店員から服の入った袋を受け取り、洋服売り場を後にする。
とりあえず無難と思われる色合いの小奇麗なワンピースに、白を基調としたプリーツスカートを購入した。
因みにお菓子代もろもろと合わせて、本日の出費は1万4500円。
アタシはバイトしてないし、正直財布にはかなりの痛手だった。

「(はぁ、お財布がスッカラカンだよ………さて、家帰って、少しログインでもするかな)」
デパートの入り口をくぐり、外の空気を全身に浴びる。
少し冷たい風が頬を打つ。
北海道ではすでに初冬だ。(ハセヲ曰く、東京はまだ残暑が残るような季節らしい)
そしてアタシは、足を家の方向に向けて歩き始める。
と。 歩き始めたアタシは、後ろから加えられた凄い衝撃によって前のめりに倒れてしまった。

「痛っ!」
「いったぁ~」

同時に、アタシの背後からも声が聞こえてきた。
何だか間の抜けた声だ。
振り返ってみると、急いで走っていてアタシにぶつかってきたのだろう、中学生くらいの男の子がしりもちを着いていた。
あたりには彼が買ったのであろう大量のチョコレート菓子の袋が散らばっていた。

「あぁ~、ごめんだぞぉ~、おいら、急いでて………」
間の抜けた以上に、何だか癒される声だ。
それに彼の外見も、少し太めだが愛嬌のある顔つきで、突然後ろからぶつかって来たのを咎める気にはならなかった。
「ううん、大丈夫大丈夫。 それより、君も大丈夫? 怪我とかしてない?」
男の子は「大丈夫、怪我はないぞぉ~」などと言いながらゆっくりと立ち上がる。
外見相応なスローペースである。
だが、彼が持っている独特の雰囲気というのであろうか、それにイライラさせられることも不思議と無い。
「ホントにごめんだぞぉ~、えぇっと………おねえさんのお名前は?」
「アタシ? アタシは、倉本 智香って言うんだ。 君は?」
突然名前を聞かれてびっくりしたが、目の前にいるこの子は悪い子ではない。
別に名前を教えようが住所を教えようが別段問題は無いだろう。
見たところ、この子も北海道在住みたいだし。
「おいらはぁ~、牧 孝太って言うんだぁ~。 札幌ドサンコデ中学の一年なんだぁ~」
「ふ~ん、ドサンコデ中学ねぇ………ん?」
ドサンコデ中学って………
(アタシが去年まで行ってた中学じゃん!!)

久しぶりに投稿したのでいろいろ雑に………次回、おそらく土曜。


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