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.hackのエロパロ vol.11. - 暇つぶし2ch112:GORRE
06/11/29 01:01:05 NsdRnKOE
亮×朔望は思いつかないので、しばらく休憩。その代わりと言っちゃなんですが、こんなの思いついたので投下。

語り:フィロ

昔々、ザ・ワールドという国のとある町に揺光と言うそれはそれは大層かわいい娘が住んでおったそうな。
しかし、この娘なんとも不幸な娘なのである。
それと言うのも、同居している義母と姉妹に散々に虐げられ、埃まみれになっているからである。
「ちょっと揺光さん。ここにまだ埃が残っていますよ」
義母のアトリは窓の桟を指でなぞると、指についた埃を揺光に吹きかけたのじゃ。
このアトリという義母。それはそれはなんともネチネチと揺光をいじめてくるのだ。
なんでも、ヒロインの座を奪われたとか奪われなかったとかで、大層揺光を妬んでおるらしいのだ。
「揺光、さっさと掃除しな。まだ床が汚れてるよ」
「いた」
「痛いじゃないよ、このメス豚が! もっと蹴ってくださいしょうが!」
揺光を蹴飛ばしたのはこの家の次女・ボルドーじゃ。何とも、他人を痛め付ける事に快感を覚えている変わった娘じゃ。
「ほらほら、早くしないと日が暮れてしまうわよ。全くあなたはのろまなんだから」
そう言って揺光に見下したような目を向けたのは、この家の長女・パイじゃ。
この3人、この様に揺光をいたぶっては鬱憤を晴らしているのじゃ。
まだ、これならいい。酷い時だと殴る蹴るはおろか、アバターやAIDAと呼ばれる力を用いて無抵抗な揺光を「おしおきだべ~」の名を借りたPK、もとい、虐待を加えておるのじゃ。
「まあ、今日は大目に見てあげます。何故なら今日はアリーナで武闘会があるからです」
そうなのじゃ。
今日はハセヲ王子の婚約者発見も兼ねた武闘会が開かれる日なのじゃ。
「私、そんなの聞いてない」
「あなたなんかに教えてあげる義理も必要もありませんから。あなたはそうして一生灰にまみれてるのがお似合いです!」
「く!」
「さあ、行きますよ。ハセヲ王子が待っています」
「ええ」
「そうしるかね。揺光、掃除が終わったらさっさと寝るんだよ。私達は明日帰ると思うから」
そう言うと、3人はそろってアリーナに出かけてしまったのじゃ。後に残された揺光は当然納得はいかない。
「何で私だけこんな目にあわなきゃなんないの! だいたい、誰のおかげで毎日食事にありつけてると思ってるのさ。私が作らなきゃみんな飢え死になのにさ。
大体あいつら何様のつもり! なんかよく分かんない力は使うし、いやに憎しみこもってるし、この家に先に住んでた私をこんな目に合わせるし、あまつさえ今度は武闘会!? 冗談じゃないよ!」
ああ、何とも可哀想な揺光。しかし、神はそんな揺光を見捨てなかったのじゃ。
「君の願い。叶えてあげよう」
「誰?」
そこに現れたのは、サングラスをかけ、左手には大きな抱き枕を装備した露出卿(ザ・ワールドvol10参照)、もとい、魔法使いオーヴァンじゃった。



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