ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α5at EROPARO
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α5 - 暇つぶし2ch550:名無しさん@ピンキー
07/06/25 00:51:42 S8HMQZ8i
多分、第一に「実際に作ろう」って時点でスレ違い。
第二にエロパロ&文章創作板にリアル製作系の話を持ち込まれても困る。

551:名無しさん@ピンキー
07/06/25 01:20:37 E3siRo3Q
>>550
聞いてみただけだから、そう気を悪くしなくても...、
ただ、>>それくらい支持者が少ないネタだからこそ、
(二次元の)美少女ロボットに関する主導権は独占したくなるものだ。
>>二次元美少女を用いたロボットに関しては
『美少女ロボット』の商標権は他の追随に譲るわけにはいかない。

それが言いたかった、これだけは。


552:名無しさん@ピンキー
07/06/25 01:40:10 S8HMQZ8i
や、別に気を悪くしたわけじゃないんだが、作品投稿&妄想談義をする場(だと思う)なので、
ここでその話をされると流れが滞る(まぁ元より順調な流れでもなかったがw)ので、姉妹スレのほうが向いてるかなと。
そういう意味で文章創作板なんだからスレ違いと言ったつもりだった。気を悪くしたならすまない。

……ただ商標権だの主導権だの、萌えに権利を主張し個人ないしは一部の団体で独占したいという姿勢には賛同しかねる。

553:名無しさん@ピンキー
07/06/25 01:43:24 ZcdF/hxX
>>552

同意。
「○○といえば××」なんてのは、デファクトスタンダード。人気が決めるものであって、独占するもんじゃない。


主導権を取りたいのか、例のサイトは何かにつけて宣伝してるようだが……実はそういうのって逆効果なんだよな。
ほしくもないものを押し付けられても、ウザがられるだけなわけで。
頑張ってる彼には悪いけど。

554:名無しさん@ピンキー
07/06/25 02:41:36 E3siRo3Q
>>552……ただ商標権だの主導権だの、萌えに権利
を主張し個人ないしは一部の団体で独占したいという姿勢には賛同しかねる。
ただでさえ人が寄ってこないようなネタ(身近にもいなければネットも2ちゃんねるも)
だ・か・ら・こ・そ 、なんだけどな。
>>553
>ほしくもないものを押し付けられても、ウザがられるだけ
それは分かる、ただ聞いてみただけで。


ごめん、何れにしろここに留まるつもりじゃないから失礼。

555:名無しさん@ピンキー
07/06/25 09:54:20 Z8ZWH/Fo
>>554

おまいさん、もしやそのサイトの主催者?

てか、「聞いてみただけ」、といいつつ、
>『美少女ロボット』の商標権は他の追随に譲るわけにはいかない。
>それが言いたかった、これだけは。
と言ってるのは、もはや「聞いてみただけ」じゃないと思うんだが。

とにかく、その「言いたかったこと」は、誰にも受け入れられないから、
潔くあきらめるか、デファクトスタンダードになれるよう正当な方法でガンガレ。

もうそのページは十分知れ渡ってるから、宣伝じゃなくて内容の拡充で、
「自然と」認められるようになるまでガンガルのがよろしいかと。


・・・くれぐれも言っとくけど、もはや「宣伝」は逆効果にしかならないぞ。
先のスレでも見たけど、住人の趣味嗜好の幅が狭いというより、そのサイト自体に
拒否反応を示しているように感じる。
一時、マルチポストやらなんやら、本当宣伝攻勢酷かったからな、そこ。


・・・煽りたいわけじゃないんで、気に障ったらスマソ。

556:名無しさん@ピンキー
07/06/25 17:07:41 KiqHYtKh
とりあえず、>>548に同意しとく
モーター音は萌え

557:名無しさん@ピンキー
07/06/25 19:30:13 3n2HeYJk
>>545
URLリンク(red.ribbon.to)

558:名無しさん@ピンキー
07/06/25 20:25:30 fusZFffg
>>554
というか
>美少女ロボット計画とはゲームやアニメに登場するかわいい女の子をロボット化する計画です。
とか言ってる時点でもう受け入れられないやつが多いだろ、とか勝手に思ってるがどうだろうか。
ここにいるやつらは>>548のようなやつが多いし、2次元のロボだからいいんだとも思う。
ぶっちゃけ人形でも二次のキャラを三次にしても萎えるだけだと思うぜ?

559:名無しさん@ピンキー
07/06/25 21:08:19 GAHcexMw
あっ、こんなところが人間とちがうんだ、ってのがいいんだよ。
ちらっと。

モーター音はええな。今時の電波時計は音がしないのがいかん。

560:名無しさん@ピンキー
07/06/25 23:16:34 W5GAlvk/
ふと、既存のAVにモータ、アクチュエータ、ポンプの効果音を合成した動画を作りたくなったw

561:名無しさん@ピンキー
07/06/25 23:29:24 5Mnt1ET0
目が覚める≒起動時に「ちゅい~ん」って音たてて欲しい。

562:名無しさん@ピンキー
07/06/26 02:16:15 VJc/OZYt
あえぎにノイズやビープ音も混ぜてくれ。

563:高田聖矢
07/06/26 06:43:53 V6EH9hdb
>>555
バレてしまっちゃ仕方ない。
ここの類似スレがフェチ板と半角二次元板にもあって、以前行ってきたのだが、
フェチ板は21禁のスレだった?らしい。この板は別によかったのか。
半角二次元板は二次元ネタなのに「ちょっと勘違いしてないかな、美少女のロボットじゃなくてロボットの美少女だよ?

と曖昧でわけのわからん事を言われた。
>もうそのページは十分知れ渡ってるから、宣伝じゃなくて内容の拡充で
トップの記事を見れば分かるとおり、関係なさそうな検索ワードでも見に来る人もたくさんいるようだ。

で、問題はこのネタにどれくらい人が集まってくるかどうかだ。
人が寄ってこなければ来ない程独占したいという気持ちが強まり、
逆に人が集まれば緩和される。
もう(変人)フィギュアオタはほっといてこちらがトクすればいい。

>>558
それがエロゲーの掲示板とかでマルチポスト宣伝してるの見たんだ。

おたく板とかでは「二次元の女の子こそ真の美少女だ」と断言するスレがいくつかある。




564:名無しさん@ピンキー
07/06/26 08:17:02 f3McNuyC
>美少女のロボットじゃなくてロボットの美少女だよ?
これが「わけわからん」うちは何言っても無駄だろうけど、もう少し弁えたら?

565:名無しさん@ピンキー
07/06/26 08:39:39 jvsQmtX9
>>562
ロボ子が達した瞬間フリーズして、
おちんちんが抜けなくなりそうだw

566:名無しさん@ピンキー
07/06/26 08:40:25 OkeGpzJ0
ぶっちゃけその「美少女ロボット」なるものを作ってどうしたいの?

567:名無しさん@ピンキー
07/06/26 10:13:45 Nat90SLQ
そんなの人それぞれだろ

568:名無しさん@ピンキー
07/06/26 10:33:56 DR6UQDUR
>>563

やっぱりあんたか。
商標権がどうとかいってる時点で、あんたも商標権ゴロの一人だって気づけよ・・・


ま、こんな一般的名詞が商標権取れるとは思わないが、
あんたには「美少女ロボット」の言葉は牛耳られたくないな。

569:568
07/06/26 10:35:33 DR6UQDUR
念のため補足しとくが、俺は別にそんな商標権はいらん。

「美少女ロボット」は、特定の誰にも依存しない一般名詞であるべきだと思ってる。

570:名無しさん@ピンキー
07/06/26 10:56:41 OkeGpzJ0
>>567
いや、そこを踏まえた上で高田氏は何がしたいのかと……考え方に決定的差異があるようだしね。
大体トクって何さ。俺にはソンにしか見えん。
そもそも独占なんて閉鎖的なことしてたらソンするばかりじゃないか。商標も主権も全部そう。
人がよってこなくてはならない必要性は?独占してどうするの?ぶっちゃけ迷惑なんだけど?

で、ここは>>552のような場所なのでスレ違いもいい加減にしろと。俺も。お前も。
どうしてもというなら、関連スレでやってくれ。

571:名無しさん@ピンキー
07/06/26 17:20:20 LAy0DnUZ
やるのなら/「もめ」を出さずに/萌えを出せ

意味無き川柳

572:名無しさん@ピンキー
07/06/26 21:58:28 wabfLCp5
悪質なウイルスに侵入されたメイドロボ
大切なご主人様との思い出が次々に書き換えられていく
絶望のなかで意識を失う(再起動の為)
次に目を覚ましたとき彼女はもう以前の彼女では
なくなってしまったのだった……。
というノリの寝取りものを考えてしまった。こんな属性もって無いのに。

573:名無しさん@ピンキー
07/06/27 00:33:56 HI5F0p3k
流そうと思うところアレで悪いんだが、>>546の先で挙げられてた
URLリンク(www.maidroidlab.com)
ここさ、技術力と造形も凄いんだが……見るべき点は、モーター音萌え。

…あれ。

574:高田聖矢
07/06/27 06:40:07 RwRoo/wi
>>569・570
じゃ、あんたたちは二次元美少女じゃなくて何に「美少女」と呼んでいるんだ?


575:名無しさん@ピンキー
07/06/27 07:29:00 S99UYPPj
>>565
イった後にフリーズして再起動するというネタは大好きだ。

576:名無しさん@ピンキー
07/06/27 07:40:48 oKgWoy9k
いく直前の状態を保存したまま繰り返し再起動して、
「マスターだけずるいです、私もいきたいです」なんてしつこくせがまれたりw
し、死ぬ……。

577:名無しさん@ピンキー
07/06/27 08:33:29 2ey5AyNL
>>574
>564

578:名無しさん@ピンキー
07/06/27 19:22:49 RE79PE6O
>>564に尽きるなw

579:名無しさん@ピンキー
07/06/27 20:05:47 kjbix4ij
あのさ。
美少女の概念なんて、どうだっていいんだよ。
二次元だけを美少女と捉える人もいれば、二次元三次元問わず美少女と言う人もいるだろさ。

「美少女」と「ロボット」という、普遍的なものの組み合わせに対して、商標権だのなんだのと
しゃしゃり出てくるなって言ってんの。
固定されたイメージを勝手に作って仕切ろうとするなと。

あちこちのメーカーに問い合わせるとか、ある種の情熱と熱意には一目置くが、
悲しいかな、熱意のベクトルがまったく狂ってるとしか言えん。


スレの方向性が変なトコ向かっちまうんで、ここでなくて他でやってくんないかな。
ここはそういう固定化を議論する場所じゃなくて、
普遍的な意味での「美少女ロボット」に萌える場所なんだわ。

580:名無しさん@ピンキー
07/06/27 20:10:35 caSZzT+Q
ていうか、見破られるまで名無しで通そうとしたあたり、他人のふりして世論誘導しようとしたみたいなもんだよね。
これって"成りすまし"みたいなもんじゃね?

最悪じゃん。

581:名無しさん@ピンキー
07/06/27 20:50:13 HlhVpUIX
以下、何事もなかったように萌えロボムスメさん
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

582:名無しさん@ピンキー
07/06/27 21:07:10 5rFmS1GE
料理とかしてくれるのかなロボ娘さんは。
メイドじゃなくて、たまに生活感あることをしてくれるとイイ。

583:名無しさん@ピンキー
07/06/27 21:15:19 qbcmWuDC
しかし、あまりにも日常生活に溶け込んでしまうと、手を出し難いな…

584:名無しさん@ピンキー
07/06/27 23:51:34 kfnNciQT
そういえば、千葉の東京辺りに九つの目を持った「美少女ロボットよ、うふふ」な人がいましたなぁ。
#って、わかる人いるだろか

585:名無しさん@ピンキー
07/06/28 00:20:06 aH3aSPgd
ロボトミー手術はどこの範疇かいのう

586:名無しさん@ピンキー
07/06/28 00:34:58 r/Om8XC+
ロボトミーは脳手術の一つだから、ロボとは全然違う。

ロボ娘さんの電子頭脳を改造して、記憶を奪ったり洗脳しちゃうってんなら
ここだろうけど。

587:某200
07/06/28 02:43:19 pDq3POMz
>>576のネタに勃起したので一年ぶりの子ネタ。
久々で速攻で書いたので文がイマイチですが。
気分直しになれば。


そ、それじゃぁ……いきますね。柚木さん」
「うん。いいよ」

仰向けになった柚木さんの上にゆっくりと腰を下ろす。
私の入り口に、柚木さん自身が触れた瞬間、胸の中の回路で何倍にも増幅された快楽信号
が私のケーブルを駆けめぐった。

「あ、あはぁあ!!」
「だ、大丈夫?」
「は、はい……。たぶん」
「や、やっぱムリだったんじゃないかなあ。あの快楽信号倍加ユニット。やっぱ外そうか」
「こ、ここまできてそんなのヤですよ!せめて一回くらい!」
「アリサ……。すっかりこう、えっちになったねえ……」
「……」

今日、柚木さんが前に買ってきて埃をかぶっていたユニットをつけて貰った。
だ、だって使わないのももったいないし……。
とはいえ、やっぱり旧型の私にはちょっと刺激が強すぎるかしら。
今のだけでかなりCPUの温度が上がっているみたい。

で、でも……。
すごく、きもちいい……。

「大丈夫!一気にいれちゃえば!じゃ、いきます!覚悟完了!ええいっ!」

ちゅぷ。

「ひぃああああああああああぅああああ゛ヴPiGAGAあああああああ!!!」
「あ、アリサぁ!」
「お、お、おーばーひーとするぅ!!壊れちゃうぅうう!」
あっというまに私のCPU温度は危険値にまで上昇した。
「あ、あ、あぁああああ……」

き、きもちぃいいい……。
ゆうきさんの……こどうが……つたわってくる……。
あ、ああ……。
うごいてないのに……。
それだけで……いっちゃい……そ……う。
あああ……し、あ……わ……。

『快楽中枢回路の温度が危険値に達しました。強制シャットダウンを行います』

え、えええええええ!!!
ちょ、ちょっとまってぇえええ!
そんなぁああああ!
あと、5びょうだ、け。

588:某200
07/06/28 02:45:04 pDq3POMz

 ・・・・OS再起動中・・・・・・・・

 ・・・・ストレージよりソフトウェアをメモリに読み込みます・・・・

 ・・・・制御システム及びデバイスドライバーのロード完了・・・・

 ・・・・各ハードウェア、チェック完了。動作に問題なし・・・・


あ、あれ?
柚木さん?
「だ、大丈夫?アリサ!」
あ、そうか……。
再起動しちゃった……ってぇえええええ!!
「ゆ、柚木さん!」
「ど、どうしたの?」
「なんで抜いちゃってるんですかあああああ!」
そう。
柚木さんは仰向けの私をのぞき込んでいた。
さっきまで騎乗位になっていたのに。
「え、ええええ?」
「わ、私はまだいってないんですよぉ!もうちょっとだったのに!……あ」
「な、何?」
「柚木さん……イってる……」
私の模造子宮にはしっかり射精されていた。
「そ、そりゃだって……」
「……ずるいです」
そう。
私のデータはさっきの絶頂直前のまま。
「ほら……。こんなに……」
乳首も、固くなったまま上を向いている。
「柚木さん……」
「は、はい……」
「立ててくださいっ!!さあ早くっ!!」
「いやぁあああ!アリサのエッチロボットぉおおお!」
「いいから!早くっ!」
「わ、わ、わぁあああ!」
「おおっ!!若くてよろしいですっ!!んじゃ行きますよっ!はいっ」
「ちょ、ちょっとぉおお」
「ひぁああああああああああああああ!!!いいですぅうう!!!あ、ちょ、ちょっと
またぁあああ……がくん」

589:某200
07/06/28 02:46:31 pDq3POMz
「くすん、くすん……」
「あ、ありさぁ……」
「柚木さんだけ……二回も……ずるいですぅ……」
「そ、そんな事言ったって……。だから外そうって言ったのに」
どうしても快楽中枢回路がオーバーヒートして、機能停止しちゃう……。
「え、ええと……あとちょっとだけ持てばイけそうなんだよね」
「はい……。絶頂の寸前に落ちちゃいます……」
「んじゃさ……」

数分後。
三度目の準備完了。
違うのは、私の左乳房、メンテナンスハッチが外されている事。
「これで、放熱が良くなればちょっとくらいもつかも……。これでダメなら
もう止めようね。……僕も持たないし」
「は、はい……。それじゃいきます」

胸の中、快楽中枢ユニットのLEDが目に映る。

「ん……。く、ひ、ひぁああ!」

腰を落としてさきっぽが当たると、LEDが小さく点灯する。
ここまでは大丈夫。このまま……えいっ!!

「あはぁああああああ、ああああ……」
LEDが明滅を繰り返す。
「大丈夫そう?」
「な、なんとか……。そのまま動かないでください……。じゅうぶん……。
きもちいいですぅ……。ゆうきさんの……こどうがぁああ……」
かんじる。
かいらくしんごうが……わたしのCPUをうめつくしてる……。
ゆうきさんが……こえをあげて……。

「あ、あはぁああああああああああ!!!い、い、いいくぅうう!!!」


光が私の胸の中を照らす中、本日三度目の機能停止。

「あ……」
再起動すると、私はメンテナンスベッドの上だった。
「あ、あれ?」
「どしたの?」
「増幅ユニットが……」

そう。私の拡張スロットからせっかくつけた増幅ユニットが外されていた。
「当たり前だろ!」
「そ、そんなあ……。気持ちいいのに……」
「まったく……。いつからこんなに……」
「も、もう一回つけてくださいよぉ!」
「ダメったらダメ!ホントに壊れちゃうよ!」
「で、でもぉ……」
「そんなものつけなくてもさ……」
柚木さんの手が私の胸の中を探る。
かち。
「ひぁん!!」
「アリサの弱いところは知ってる訳だし」
「そ、それってそういう意味じゃないと……あ、あああぁああ……。
い、いつのまにそんなスイッチぃいい……。ふぁああああ、き、きもちいいよぉ……」

おしまい

590:名無しさん@ピンキー
07/06/28 12:06:32 B5ks6v9q
かはっw
昼間からスッキリさせてもらったw

591:名無しさん@ピンキー
07/06/28 12:58:35 o9fHvVcn
課長!鼻血が止まらないんで、早退してもいいですか?

592:名無しさん@ピンキー
07/06/28 13:41:22 23f5WMvp
肉体を失い脳だけとなった少女を巨大な鋼の体に押し込めた
神経接続で操縦する巨大ロボっ娘はこのスレの範疇?

593:名無しさん@ピンキー
07/06/28 20:56:28 YJdLVM+z
わかっててそういう爆弾を投下するのか……?
サイボーグスレへGO。

594:名無しさん@ピンキー
07/06/29 00:38:14 deanigeI
>>585
ロボトミーのロはL(Lobo-で前頭葉・側頭葉とかの「葉」の意味)、ロボットのロはR
意味は「脳の一部を切る手術」で機械の意味は全く無い。
洗脳スレや改造スレあたりが良いんじゃないか?

595:名無しさん@ピンキー
07/06/29 03:40:55 ve7V+W3j
>>542
いや待て、>>541が俺女の可能性も捨てきれないw

とか言ってみるが、ふたなりロボ娘と女主人はここの範疇だよな。

596:名無しさん@ピンキー
07/06/30 09:50:25 CBxOTJuI
【アリサさんの】なおも懲りずに独り言劇場10【復活を祝して】

総務課のSKさんがすきだ。
彼女は人間にしか見えないが、実は人間そっくりに
造られたロボットである、というのは俺の脳内妄想設定。

先週末は、組合の交流会というやつがあって、
俺も参加した。
宴会の前に、今年はボウリング大会というのがあり、
俺は運良くSKさんと同じ組になった。

そういえば、カナちゃん(※SKさんのこと)は、
運動能力はどうなんだろう、たしか前は建設課のTとテニスに
行ったとか聞いたが・・・

とか思ってたら・・・・・・メチャクチャうまかった。

左手から繰り出す完璧に整ったフォーム。

完璧に美しい球筋。

毎投、寸分も狂わず、ストライクを連発。



まるで・・・機械のように・・・・・・!

597:名無しさん@ピンキー
07/07/01 07:18:50 NvBBf2nt
(*´Д`)ハァハァ

598:名無しさん@ピンキー
07/07/03 00:36:15 htY9lqrW
飲み会のとき、さりげなく彼女の手元に高級オイルとか
電池とか置いておいたら、うっかりと手を伸ばすかもよ?

599:名無しさん@ピンキー
07/07/05 00:23:02 i9UsaiHB
オイルごくごくはなかろうw

600:名無しさん@ピンキー
07/07/05 11:25:52 tZP5kILM
トイレで秘かにオイル交換。当然廃液はry

601:名無しさん@ピンキー
07/07/05 21:42:07 i9UsaiHB
トイレでのオイル交換はちょっと時間がかかる。
廃オイルは多少固められた状態で排出される。
それには内部部品の品質は状態が現れやすく、
他人に見られるのを特に嫌がるロボ子が多いみたい。

ちなみに、冷却水の交換はわりとすぐ済む。
使用済みのものも基本的にはただのきれいな水だから、
飲みたければ飲んでも(ry

602:名無しさん@ピンキー
07/07/06 01:20:37 tZSMjorI
ご主人様「おーい、まだかー。早くしてくれー」
ロボ子「は、はい……。もうちょっと待ってください」

(どうしよう……。オイルがぐちゃぐちゃ……。壊れちゃった。
わたし、壊れちゃったよぉ……。こんなの見られたら捨てられ
ちゃうよぉ……)


603:名無しさん@ピンキー
07/07/06 06:29:07 kmmn/Co6
ムシロ俺がなおしてあげたい

604:名無しさん@ピンキー
07/07/06 08:38:22 JLCUgvRS
ロマンティック!

605:名無しさん@ピンキー
07/07/07 00:25:09 1VA2zQ0D
>>602
具合を見ようとロボ娘のパンツを脱がせ、割れ目を除いた瞬間に冷却水漏れ発生…という電波を受信した。

606:名無しさん@ピンキー
07/07/07 02:47:06 48TzSv/H
そして、直すつもりで壊しちゃうと

607:名無しさん@ピンキー
07/07/09 17:50:24 Z979SEdr
新品に交換するたびに『初夜』を楽しむ鬼畜なマスター

608:名無しさん@ピンキー
07/07/09 20:52:14 3d2cnvgS
一般的に購入できる人工女性器には大きく分けて下記の2つが存在する。

・長寿命タイプ:
 一定期間内なら自己再生を行える特殊素材を使用しているため、マスター好みのアソコに”開発”していく
 ことが出来る。ただし、自己再生機能にも限度があるため、”使用感”もどんどん増していく(色素の沈着、
 内部のサイズ拡大etc)デメリットあり。ここ2~3年は使い捨てタイプに押され、売り上げが減少傾向にある。

・使い捨てタイプ
 価格にもよるが、平均すると数回で交換が必要になるものが殆ど。自己再生機能はないものの、常に
 『初夜』を楽しめることや、長寿命タイプに比べて安価なこともあり、最近はこちらが主流になりつつある。
 しかし、使用後の人工女性器を不正投棄したり、再生品を「新品」と称してオークションでさばく詐欺紛いの
 行為等の問題も増加しつつあり、政府やメーカーが規制を検討しているという話も浮上している。

609:名無しさん@ピンキー
07/07/10 01:16:32 JGfqWK0F
最近は長寿命タイプが使用限度に達したら、メーカーに送るとメンテナンスしてくれるぞ。
マスターへのフィット感は極力そのままで、必要なところは新品同様になる上に、追加注文で
感覚素子の調整や増加もしてくれるから、ロボ子も幸せ。


「……マスター、それなんですか?」

い、いや。
ほらやっぱりメンテには一週間くらいかかるじゃないか。
その間ご無沙汰ってのも厳しいし。
い、一回くらい『初夜』やらせてくれよぉ。

「……まったく。一緒に暮らして何年目だと思ってるんですか」

610:名無しさん@ピンキー
07/07/11 02:06:39 PFLfzcc2
>>609萌えた。ほのぼのきゅんな話だな。

611:名無しさん@ピンキー
07/07/11 12:48:38 5pUMGCIo
~貴方のロボ娘を夜も楽しめるようにしませんか~

・本製品は、性行為に未対応の素体に市販品の汎用人工女性器を装着するためのコンバージョンキットです。
・専用調整テスター、ソフトウェア、制御OS拡張ドライバ付
・取り付けサービスも承っております。

小売価格:ASK

612:名無しさん@ピンキー
07/07/11 22:46:56 4RV3C8p3
そういや昔、ASK(あすく)ちうアンドロイド娘がいたな

絵師さんサイト縮小しちゃったが

613:名無しさん@ピンキー
07/07/12 01:48:11 nghsFKq8
>611
あー、ここにも業者が来たか。

これだけつけて済ませるつもりだったんだけどなー。
胸部ユニットもせがまれるんだよ、結局。
そうすると、巨乳タイプやら、乳首勃起機能、搾乳機能とまあいろいろ
フルコースでえらい出費に……。

「……機能をいろいろ勝手につけたのはマスターです」

ぼ、勃起機能はお前がこっそり書面に○つけたんじゃないか!

「……だ、だって広告に「勃起時は感度20倍」とか書いてたら試したいじゃないですか」

614:名無しさん@ピンキー
07/07/12 21:52:43 qp17g0Q/
>>613のロボ娘の深層心理に組み込まれた業者ルーチンが……

……と思ったら、単にえっちなだけでした。ごちそうさまw

615:名無しさん@ピンキー
07/07/12 22:00:17 u9iYpEEg
乳首勃起か……みちちっと動くわけだね

616:名無しさん@ピンキー
07/07/12 22:44:48 Nm1DFFS5
>>534の秘書ロボ娘は>>611を密かに装着したに違いない…という電波を受信した。

617:名無しさん@ピンキー
07/07/13 01:30:38 VhYrMeDI
>>615
えーと、なんか感度調整が上手くいかないのか、刺激が一定を超えると
それまで普通だったのが、いきなりぴょこんと起ってカチカチになる。
で、そっからは説明書の通りの感度20倍。

これはこれでなかなかメカっぽい動作でイイのでこのままにしている。

いろいろつけたお陰で、でかい乳に吸い付いて乳首を舌で転がす>
しばらくしてると急に勃起>感度あがっているから、耐えられずに
悲鳴とともに搾乳機能フル稼働>本番開始、というのが夜の
お決まりコースってちょ、おま、何をすくぁwせdrftgyふじこlp;@


「……まったく、少しは恥という物がないんですか。//」


618:名無しさん@ピンキー
07/07/13 04:37:46 K0ewNobG
脳ユニットが規格化されたとしてさ、新しいボディに移しても、OSは以前のままなわけじゃん。
有人格タイプの場合、自我を残しつつバージョンアップってできるの?


619:名無しさん@ピンキー
07/07/13 10:58:00 Q1Hd6y0g
ドライバーをインストールすれば、OK

620:名無しさん@ピンキー
07/07/13 12:48:05 NqJWSxzy
プラグ&プレイで即プレイ ハァハァ

621:名無しさん@ピンキー
07/07/15 03:25:23 +bqMPH0j
>>589
GJです!

>>618
>144とか?すごく切なくて思わず涙目。


ところでこんな感じのネタってありましたかね?
・良家のお嬢様がメイドロボから性的知識を教えてもらう
「お嬢様、ここがxxxxxでございます」とか

・淡白な夫に欲求不満の溜まっていた妻がつい魔が差してメイドロボに悪戯してしまう
 「うわぁ…、こんな機能もついてるんだ…」「いっ、いけません、奥様!」みたいな。

・最初のメイドロボ完成をプロジェクトXっぽく

622:名無しさん@ピンキー
07/07/15 07:58:47 07/KG7Ls
>>621
一番下は石川英輔の「プロジェクト・ゼロ」がまさにそのまま、タイトルも似てるけど
(メインはセクサロイド製作記、途中で家事などメイド的機能を強化したタイプが作られる)

623:某所より転載
07/07/15 13:30:06 tWwOQmV3

 「抱いて…下さい」

 目の前の女のカタチをしたモノが涙まで流して哀願する様は、違和感を通り越し、質(たち)の悪い喜劇を見ている
気分にさせられた。…十年前、便利な相棒が欲しかった俺は、少女趣味のどこかの変態野郎が散々弄んで飽きて
捨てた中古のセクサロイドを拾い、修理して傍に置いた。人間ならばテメエの都合で簡単に俺を裏切ってくれるが、
『機械』は少なくとも俺自身が手を懸けた分だけ裏切らない。…裏稼業に手を染める前からの俺の信条だった。

 「自己診断プログラムを走らせろ。自分が今、何言ったか自分で解ってるのか? …さっさと寝ろ」
 「何処もおかしくはありません…」
 「…なら命令だ。スリープモードに移行。これ以上、俺の貴重な睡眠時間を削るな」

 うなだれるドロイドを一瞥し、俺はソファーに転がる。俺は馬鹿が嫌いなのでコイツの集積回路をバージョンアップ。
それから戦闘技術を一から『俺の手で』学習させた。人間と違って反復演練の必要が無いのが救いだったが、今度は
ハードの方が要求性能に附いて行かなかった。御蔭でコイツを拾うまでに稼いだ金の大半をコイツの身体につぎ込む
羽目になったのは、安く済ませようとした俺の自業自得だろう。今やコイツは若い女のカタチをした…殺人機械だ。

 「復唱はどうした? …っておい! 」
 「寝ろ。マスターは男性、そしてわたしは女性型。性交しろとの意と拡大解釈」
 「熱暴走か…? 降りろ、重い」

 様子がこうもおかしいのは、つい一時間前まで俺の商売敵がコイツを俺の情婦か何かと勘違いして誘拐してくれた
御蔭だろう。スケジュール管理からカネの運用までコイツにまかせっきりだった俺は、商売敵の呼び出しに不承不承
『顔を出して』やったのだ。実はコイツが本気を出せば『敵を皆殺しにして自分で帰って来れる』はずなのだが、何故か
そうせずに『外見通りにか弱い乙女』を演じてしおらしくお嬢様を決め込みやがってた。…調子が悪かったのだろう。

 「…来てくれて…嬉しかった…」

 覆い被さり、狸寝入りを決め込む俺の耳に熱く、艶やかな声を吹き込む。…糞、何て真似をしやがる。意外と高級品
だったんじゃないのか? オマエ? …耳を舐めるなっての。…調整が面倒なのでセクサロイド用の生体機能を残した
ままだった俺の不精が今は呪わしい。コイツを拾ってきた当初は抜け殻同然だった。照れながら風呂に入れて洗った
のも俺だ。…今更言うのも難だが、俺がコイツを『本来の意味で使った』事は一度たりとも無い。…本当だぞ? これは?
表稼業時代のコネを使って、アタマの生体記憶回路やスキンを修理した後、擬似体液を補給し、オマケに『処女膜』まで
再生させた俺だぞ?

 「そりゃ行くさ。何せオマエは俺の『マギー』より金を掛けてて、その何倍も使えるからな」
 「…『マギー』よりも? わたし…嬉しいですっ! 」
 「そこまでだ。明日も一所懸命に稼がなきゃならん。互いにベストを尽くそうぜ、『相棒その2』」

 その『マギー』を、コイツの目の前に突き付けてやる。百年前のコンバットオート、DE50。スウェーデンはハクスバーナ社
設計、生産は嫉妬する神ヤハウェを国を挙げて信仰するイスラエル。火薬式なので厳重に管理されているエナジーパック
なんて代物は要らない『相棒その1』だ。…整備や清掃に手間がかかるのが玉に瑕だが、俺の命を何度も救ってくれた。
『相棒その2』は、まだ俺の上で身体をすり寄せてくる。コイツ…俺が股にぶら下げてるもう一つの相棒をどうするツモリだ?!

 「俺はベストを尽くそうと言ったんだぞ? 」
 「はい、だから…満足して貰おうとして…」
 「あのなぁ…もう直接話法だ。体力の消耗は避けたい。オマエは俺の戦闘能力を下げて殺したいのか? 」
 「!!」

 泣き出しそうになる『相棒その2』の頬を撫で、ついに溢れ出した涙を拭う。浮かれ気分のほろ酔いモードから抜け出したか…。
だが、コイツの戦闘性能も落とす訳にもいかない。メンタルな機能を取っ払えば済む話なのだが、それでは人間型をしている
意味が無い。難しい所だが、全て拾った俺の責任だ。…全部背負って闘って、生き抜いてやるさ。これまでも、これからも。
俺は潔く離れようとした『相棒その2』の身体を強く抱き寄せた。驚く『相棒その2』に、右眉を上げて微笑んで見せる。

 「ご褒美、欲しいんだろう? このまま寝ようや、エイミー」
 「はい…」 

 最高の性能を発揮するためには厳しい自己管理が必要だ。例え明日に野たれ死ぬとしても、精一杯生き抜くために。 

624:621
07/07/15 13:58:18 +bqMPH0j
>>622
おぉ、早速ありがとうございます!!
探して取り寄せてみます。

625:名無しさん@ピンキー
07/07/15 14:41:50 LvOhgPKb
丸コピペはどうかと思うぞ。
同じ板なんだしさ。

626:名無しさん@ピンキー
07/07/15 17:04:42 4poXOkQN
スレ&レス番をURLでよろ

627:名無しさん@ピンキー
07/07/15 17:26:22 xVEChYhW
ここから転載
スレリンク(eroparo板)/43


628:名無しさん@ピンキー
07/07/16 06:32:52 lVX+tnwo
保守

629:名無しさん@ピンキー
07/07/16 11:13:23 9raG9lU3
私の好みは古典的な美少女。
スレンダーな体型。細い手足、細い腰。バストはBカップ。
黒くて腰まで届く長い髪。少し垂れた目。
夏には白いワンピースと白い帽子が良く似合う、古き良き時代の美少女が私の理想だった。

先日、独り身に寂しさを感じたのでアンドロイドを迎え入れた。
実に私好みの美少女だ。

小動物のようにおどおどしたところなどは実に可愛らしく、時間を重ねるに連れ懐いていく姿は実に愛らしい。

全てが私の理想に合った美少女だった。 そう……だったのだが……


「あたしが何かいけないことをしたのでしょうか? マスター、何がいけなかったのでしょう?」
「なぜ、胸が大きくなっているんだ?」
「そ、それは……大きいほうがマスターが喜んでくれるかと思って……」
「しかもだ! お前はソコにヘアは無かったはずだろう」
「こ、この方がマスターがソノ気になっていただけるかと思って……」
「余計なことをして……」
「でも! 胸はEを考えたのですが、私のスタイルから判断してDに抑えましたし、
 ヘアも下品にならないように、マスターが欲情しやすいように産毛程度にしましたし―」
「ばか者!! Bカップこそ至高なのだっ! 大き過ぎるバストなど不要だ
 下もそうだ、割れ目がくっきりと見えることが大事なのだ! 
 私と一緒に暮らしていて、その程度のことも理解できないのかッッ!」
「も、申し訳ございませんっ!」


まったく……余計な気回しをして……可愛いやつだ

「服を脱いでベッドに横になれ。 他に余計な事をしていないか、じっくり調べてやる」
「はい♪」

630:名無しさん@ピンキー
07/07/16 11:21:46 JZSmUDGq
マスター骨抜きGJ!

631:名無しさん@ピンキー
07/07/16 11:50:38 qtMUj0Af
これだろ?!
URLリンク(jggj.net)
URLリンク(jggj.net)
URLリンク(jggj.net)

632:名無しさん@ピンキー
07/07/17 17:16:14 d16xRBps
最近、仕事に追われてロボ娘と会話らしい会話もしていなかったせいか
ちょっと拗ねてしまったようだ
まったく、人間の女性とちがってソノ手の手間が掛からないと言うから買ったのに
これじゃあ、意味が無い

とは言え、留守を守ってくれる担い手であることには違いないし
拗ねていても掃除・炊事・洗濯に疲れを癒すマッサージと夜の癒しに手落ちは無い

ふぅ……


仕方ない、ご機嫌でも取ってくるか……

あいつ、何が好きだったっけなぁ

633:名無しさん@ピンキー
07/07/17 17:36:55 kcyQCKOQ
多分ただアンタの声が聞きたいだけなのさ
いつもありがとう、と一声懸けてみなよ

それだけでも随分と反応が違うモンだぜ

634:名無しさん@ピンキー
07/07/17 18:49:44 d16xRBps
あげまくりだったな……すまん

635:名無しさん@ピンキー
07/07/18 07:10:10 Gt86wbeU
ニコ2にあった、ボーカロイドのアクエリオンで萌えた人はいるのだろうか。
(見れない人いたらすまん…)


636:名無しさん@ピンキー
07/07/18 15:00:59 YWVgClKd
URLリンク(www.nicovideo.jp)

これのことかぁぁぁぁっ。   …何、激しく違うとな。Sorry。

637:名無しさん@ピンキー
07/07/18 20:43:46 jgBh12kW
こんなかわいい子が女のこのはず(ry
という境地に至れぬ未熟者な自分は鉄腕アトムが
女の子(厳密にはトビオが)だったらという妄想をしてみた。
死んだ娘の身代わりとして作られたものの、
成長できない為博士にサーカスに売られたトビ子(アトム)
は鼻が卑猥な博士に引き取られ、家族を作ってもらう。
妹のコバルトはぶきっちょで体にある細工がしてある為
姉のアトムと互いに引き付けあうようになっている。
うん、男の子のままでも十分萌えるな。

638:名無しさん@ピンキー
07/07/18 22:10:24 12hydEsb
Vocaloidは音痴な人の練習用にお勧め。

639:名無しさん@ピンキー
07/07/20 10:43:19 ja5zih1V
>>636
メカ千早も好きだが、残念。こっちだw
URLリンク(www.nicovideo.jp)

既に流れたが、書かれたコメントの中に「長い時を待ち続けたロボットを想像すると泣ける」とかあってね。

戦闘用から家庭用に改修された人型ロボット。改修を施したのは、戦場で共にしていた技術仕官。
戦争で壊滅した元の星に最後まで残って、数千年かかっても自然を取り戻すしかけをして技術仕官は力尽きた。
ロボットはその人の最後の言葉で心が芽生え、遺骸を収めたポッドと共に、星間脱出船で最後の離脱。
元の星に戻れるのは、周期として1万2千年。クローン再生で、100年周期でマスターのクローンが起動する。
クローンは見知ったその人の姿だけど、記憶は断片しか継承していない。でもロボットの事はよく覚えている。
子供から大人、そして老衰までを何度も看取る。ロボットは起動し続けたまま、たまに壊れたり、自分で直して。
・・・心をくれたマスターと一緒に、いつか、元の星に戻る事を信じて。

そんな情景がふと浮かんできたのさ。ベタですまん。


640:名無しさん@ピンキー
07/07/21 09:34:27 XyRZzNEU
>>639

マスターのクローンがなかったら、まるでセラニポージの「EVE」だな
あの歌は泣けたよ・・・

641:名無しさん@ピンキー
07/07/21 11:45:06 mh3nfjUd
以前に、まとめサイトってあったよな?

642:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:53:57 NhcbY27p
URLリンク(www.nicovideo.jp)
俺の正義を貫いた。反省してるって書いてるけど、ここの住民的には反省していない。
こういうゲーム出ないかなー……。

643:名無しさん@ピンキー
07/07/23 02:11:13 ihnox/Oh
いまこそDEBUT22の出番だ

にしてもニコニコ市場の品揃えがw

644:名無しさん@ピンキー
07/07/24 01:55:20 SKgmzUtl
うお最高!
もっとやってくれ!

645:名無しさん@ピンキー
07/07/24 05:09:48 o71vvS6r
タチコマのかわいさは卑怯レベル

646:名無しさん@ピンキー
07/07/25 04:45:05 DGXcwKNa
保守

647:名無しさん@ピンキー
07/07/26 11:25:06 25wGU1aT
熱帯夜は嫌なものだ。どうも寝つきが悪い。

「眠れないのですか?」

隣で寝ていた彼女にも気を使わせてしまう。

「私の冷却機能の設定を上げてみます。抱き締めてくれれば涼しくなりますよ」
「放熱側のほうが間に合わないよ。それに、熱を逃がすのは室内になるわけだし。なに、エアコンを買わない俺が悪いのさ。
 夏の風物詩だと思ってあきらめるさ」

そう言って横になってはみるものの、眠れるわけが無い。
まどろみの中を行ったり来たりしているうちに、彼女が寄り添ってきた。

「抱き締めてはくれないのですか?」

背中から抱き着かれる。熱っぽい吐息は暑さのせいだけでは無さそうだ。

ぴちゃ、ぴちゃ……。深夜に響く水っぽい音。熱い吐息が部屋の蒸し暑さを増す。
体液で湿っぽいシーツが肌にまとわりつく。
ふいに頭を押さえつけられ、湿ったクレバスに口も鼻も塞がれる。
いつもの絶頂のサイン。
やがて、彼女の手足が弛緩して呼吸が楽になる。
私も彼女も呼吸が整わないうちに、悪戯を再開する。
蒸し暑く長い夏の夜。
終わることなく響く水っぽい音。

648:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/07/27 00:38:12 SdNo1SRO
>>647
GJ!! こんなロボ娘なら、蒸し暑くても我慢できそうだ。

そういや火の鳥で、自らの身体をオーバーヒートさせて男を守ったロボ娘がいたな…

649:名無しさん@ピンキー
07/07/27 02:47:44 zCcXY0XW
>>647なんというか・・・・素晴らしい。その短い文に凄い惹かれた。GJ!


できれば設定とストーリー作ってこのSS書いてもらえませんか?

650:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
07/07/28 00:41:09 iubyaVvq
ロボメイド物を投下させていただきます。

コミカルな雰囲気ですので苦手な方はスルーをお願いします。

自分ではロボ物のつもりで書きましたが、ロボの描写が少ないかもしれませんので苦手な方はスルーをお願いします。

651:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
07/07/28 00:41:53 iubyaVvq

 『貴方様の思うがままの従順なメイドロボットを製作いたします』

 散歩の途中に目に付いた看板。そこに書かれていた文字が何故か気になった。
メイドロボ?へぇ~、そんなの売ってるんだ、知らなかったなぁ。
あの広い屋敷での一人暮らしも飽きたところだ。
お金なら腐るほどあるし、試しに1体買ってみようかな?
僕はそんな事を考えて、その小さな店の扉を開けた。
……その安易な考えが、僕の人生を刺激たっぷりの人生に変えてしまうことも知らずに。

「いっらしゃいませ、本日はどのようなロボットをお求めでしょうか?」

 店に入った僕を迎えたのは、いかにもといった感じの口ひげを蓄えた店の主。
僕はその風貌に少し驚きながら用件を切り出した。

「表の看板を見たんですけど……メイドロボを1体欲しいんですが」
「メイドロボをですか?ありがとうございます!では早速どのようなメイドにするかお話を……」

 店長がパチンと指を鳴らすと、店の奥から綺麗な女性がアンケート用紙のような物を持って来た。
綺麗な人だなぁ……そんな事を考えていると店の主が怪しい笑みを浮かべる。

「どうですか?我が社自慢のロボットは?綺麗なものでしょう?」
「へ?……ええ?こ、この人ロボットなんですか?……見た目全然分らないですね」

 綺麗な黒髪に、にこやかな笑顔。
僕にアンケート用紙を差し出す動きもスムーズで、その細い指先なんてとてもロボとは思えない。

「はっはっは!そうでしょう、そうでしょうとも!
見た目だけではなく、体のほうも人間そっくりに出来てますよ。
それは御購入後にベッドの上でジックリとお確かめください……ぐっふっふっふ」

 妖しい笑みの店主の言葉に思わずゴクリと唾を飲み込む。
そ、そうなのか?そういうことも出来るのか?出来てしまうのか?
思わず目の前にいる彼女の胸に視線が行ってしまう。……大きくて柔らかそうな胸だ。
僕は少し大きくなった下半身がばれないように、彼女から受け取ったアンケート用紙に視線を移した。

「えっと、これはいったい何のアンケートなんでしょうか?」
「あぁ、これは貴方様がどのようなメイドを欲しているかのアンケートですよ。
このアンケートに書かれたとおりに仕上げますので、必ずや大満足していただけるはずですよ」

 アンケート用紙にはメイドの身長や3サイズ、髪型や肌の色に瞳の色。
性格に趣味などを細かく書くようになっていた。
僕は夜のメイドロボを想像し、アンケートを一気に書き上げてしまった。
……考え無しだったんだよなぁ。僕のバカバカバカバカ!


 今、世の中にはロボットが溢れている。
工場や工事現場、病院などでも人に従順なロボットが活躍し、世界的にも認知されている。
どんなに辛い仕事でも嫌な顔一つせずに黙々とこなすため、大人気なんだ。
そのおかげで人型作業用ロボットを開発した僕の御爺様は莫大な富を得た。
御爺様の残した遺産のおかげで僕は働きもせず、毎日ブラブラと過ごせているんだけどね。
働きもせず、やりたい事もなく、ただ毎日ブラブラと過ごすだけ……そんな日々に飽きてきたんだろうね。
だから暇つぶしの軽い気持ちでメイドロボを買おうと考えたんだ。

 ……その軽い気持ちのせいで静かな日常が逃げ去ってしまった。どうしよう?

652:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
07/07/28 00:42:39 iubyaVvq
 メイドロボの購入を決め、お金を振り込んでから一ヶ月が過ぎた。
今日はそのメイドロボが屋敷に来る予定日だ。
代金は超高級外車が1台買えるほどの値段だった。だからメイドロボはあまり世間には出回っていない。
いくらロボが世間に広まっているといっても一般家庭にはまだまだ手が出ない値段だ。

「……ふぅ~、緊張するな。僕はご主人様なんだから威張ってればいいんだよな?」

 約束の時間が近づくにつれ、緊張の度合いが増してきた。
普通ならそんなに緊張しないはずだけど、今日来るメイドロボには夜の機能もついているらしい。
……それが僕を緊張させている理由だ。
いいんだろうか?初めてがロボットで本当にいいんだろうか?
そんな事を考えながら、僕がアンケートに記入したメイドロボの特徴を見てみる。

 身長……155~160cmぐらい 髪の色……黒 瞳の色……黒 3サイズ……人並みに 
 性格……素直だがドジなところがある 趣味……プロレス  

 最後の趣味のプロレスはいらなかったかな?
けど僕自身がプロレス見るのが好きだしなぁ、昔のプロレスのことをいろいろと話せたらいいな。
あの時は何故かテンパッテたからあまり深く考えずに一気に書いちゃったんだよね。
おかげで得意料理が卵焼きとか訳の分らない事書いちゃったんだよなぁ。
せめて和食全般とか書けばよかったかな?そんな事を考えていたら呼び鈴が鳴った。
来たのか?正門に設置している監視カメラで覗いて見る。……それらしい姿をした女の子が立っている。
つ、ついに来たんだ!……やばい、喉がカラカラだ、どうしよう?
とりあえずは正門を開けて、玄関に来るように指示を出す。
カワイイ声で返事をする彼女。……いい感じの声だな。この声で毎朝起こしてもらえるなんて夢のようだ!
少しすると今度は玄関の呼び鈴が鳴った。慌てて玄関まで走る。
そしてドキドキしながら玄関のドアを開けてみる。……そこに彼女はいた。
黒髪を白いリボンを結んでメイド服に身を包み、不安な表情で僕を見つめる彼女が。
何故か背中には大量の荷物が詰まっているであろう大きな風呂敷を背負っている。
その風呂敷をギュッと握っている小さな手がなんかもうたまらない!!
……カ、カワイイ。メチャクチャ僕のタイプじゃないか!いよっしゃぁぁぁ~!
思わずガッツポーズを取ってしまう僕。予想以上の出来だ!よくやった店主!

「は、初めましてご主人様!不束者ですが、今後とも末永くよろしくお願い致します!」

 そう言って勢いよく頭を下げるメイドロボ。
んん~、その一生懸命な仕草がカワイイね……ええ?
彼女が背中を見せるぐらいの勢いで頭を下げたために、
彼女が背負っていた大きな、いや、巨大な風呂敷袋が僕に向かって飛んで……ごぼあああ~!!
玄関の扉を開けて30秒、僕は風呂敷に吹き飛ばされてしまった。

「はわわわわ!た、大変ですぅ!ご主人様、大丈夫ですか?」

 慌てて駆け寄る彼女。そこには何故かバナナが落ちていた。
なんでバナナが落ちてるの?不思議に思い、ふと横に落ちている僕を吹き飛ばした風呂敷を見てみた。
風呂敷からは、バナナやスイカ、電子レンジや掃除機等がはみ出していた。
そっかぁ、このバナナは大きな風呂敷の中に入ってたんだぁ、納得だね。
風呂敷で吹き飛ばされて薄れ行く意識の中、大慌てで駆け寄ってくる彼女がバナナを踏んづけたのが見えた。
危ない!……そう思った瞬間、見事につるっと滑った彼女。
勢いよく滑ったためだろうか?豪快に背中から床に倒れこんだ。
……床じゃないね、倒れてる僕の上にだね。…………ドゴシャ!

 ……玄関を開けて1分で僕は自己紹介をする前に、
職人肌のプロレスラー、受身の達人『ヒロ斉藤』の得意技、『セントーン』を食らう羽目になった。

「はわわわわわ!も、申し訳ありませんご主人様!私、ドジなものでつい……大丈夫ですか?」

 あばら骨から聞こえた『ボキボキ』という破滅の音を聞きながら思う。
これをドジで済ますつもりなの?あのアンケート、ドジとか書かなきゃ…よかっ……た………がふっ!

653:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
07/07/28 00:43:25 iubyaVvq
 僕たちが衝撃的な出会いをして一週間。書斎でくつろぎながらコーヒーを飲む。
しかしあれだけやられてあばら骨は折れてなかったのは、ある意味奇跡だね。
そんな事を考えながらカップに口につける。
……うん、甘すぎる。っていうか、カップの底に砂糖が溶けずに残ってるね。

「お~い、葉月~、ちょっと来てくれ~」

 初対面の僕にセントーンを食らわせたロボメイドの葉月を呼ぶ。
葉月は一生懸命に働くんだけど、いかんせん、ドジだからミスが多い。
あばらを痛めて動けない時は何度殺されかけた事か……それをドジで済ますなんて恐ろしいヤツだ。

「はぁ~い、お呼びでしょうかご主人様?」

 葉月は呼ばれて慌てて走ってきたのか、両手にたわしを握り締め、はぁはぁと息荒く僕の前に現れた。
そのカワイイ僕好みの表情で誤魔化されていたけど、今日こそガツンと言ってやる!
お前、いい加減にしないと廃棄処分にするぞってな!

「おい葉月!お前、このコーヒーな……」
「どうでしたか?ご主人様の言うようにスプーンで1杯、しっかりとお砂糖をお入れしました!」

 ニコッと、まるで輝くような笑顔で微笑む葉月。
……か、可愛すぎる、こんな純粋な笑顔を見せられたら文句も言えないよ。
輝くような笑顔でポケットからそのスプーンを取り出して……うん、それはスプーンじゃないね、レンゲだね。
っていうか、なんで持ち歩いてるの?

「あ~、葉月さん、残念なお知らせなんだけど……それ、スプーンじゃないから」
「ふえ?そ、そうなんですか?はわわわわわ!わ、私またドジをしちゃって……申し訳ございません!」
「あぁ~そんなに謝らなくてもいいよ、前みたいに塩じゃなくなっただけでも進化した証拠だしね」
「ご、ご主人さまぁ、ドジばかりの私にそんなお優しいお言葉……ご主人様ありがとうございますぅぅ~~!!」

 僕がかけた優しい言葉に感極まったのか、抱きついてきた。
本人もミスばかりするのを気にしてたっぽいからね、無理してたんだろうね。
僕をギュッと力いっぱい抱きしめながら、泣きじゃくる葉月。
おいおい、照れるじゃないか、いい加減に離して……お、折れる!背骨が砕け散ってしまう!離せぇぇぇ!

654:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
07/07/28 00:44:42 iubyaVvq
「ひぐ、ご主人様……葉月は一生懸命頑張ります!ご主人様のために頑張ります!」
「が……ごぼあ………ぐぶぅ…………がふぅ!」
「至らないところもあるとは思いますが、頑張ります!ですからご主人様……ご主人様?」

 あぁ……綺麗な花が咲いてるなぁ。屋敷にこんな綺麗なお花畑なんてあったかなぁ?

「ご主人様……よっぽどお疲れなんですね。クスッ、なんだか可愛く感じちゃいます、ご主人様」

 あれ?こんな川なんてあったっけ?おや?向こう岸にいるのって……5年前に死んだ御爺様じゃないか?

「さ、ベッドで寝ましょうね?では失礼して肩に担がせていただきますね?……よっと」

 御爺様?なんで急に離れていくの?何処に行くの?僕も連れて行ってよ!待ってよ御爺様~!

「お……じいさ………ま……行かない…………でよ……」
「ご主人様……やはりこんな大きなお屋敷に一人きりでお住まいになってて寂しかったんですね。
……任せてください!この葉月がこれからは御一緒します!」
「う……うぁ……んん、は、葉月?お前、何してるの?」

 なんか懐かしい夢を見たような気がする。……なんで葉月に担がれてるの?
夢から目が覚めたら、何故か葉月の左肩に担がれていた。
葉月は華奢な体に見えるけどそこはメイドロボ、僕なんかじゃ束になっても敵わない怪力の持ち主だ。

「あ、お目覚めになられましたかご主人様?
急にお眠りになられましたので、今、ベッドへお連れしようとしてたんです」

 ……何故だろう?この葉月の無邪気な言葉に殺意が芽生えるのは?
ま、いいや。何故か体が動かないし、このまま運んでもらおうかな?

「そっか、ならこのままお願いするかな?」
「はい!私にお任せください!責任を持ってご主人様をベッドまでお運びいたしま……きゃ!」

 突然の葉月の悲鳴。……嫌な予感がする。
僕を肩に担いでいた葉月は、床に落ちていたたわしを左足で踏んでしまい、足を滑らせた。
そっか、このたわし、葉月が持ってたヤツだね?
足を滑らせ左側に倒れる葉月。で、その左肩には僕が担がれてるわけで……うおおおおおお~~~!!!
葉月が気を効かせて、頭が揺れて僕が起きない様にと、しっかりと右手で僕の頭を押さえてたのが災いした。
手を離せばいいのに、そのまま横に倒れこむ葉月。
葉月の肩に乗っていた僕は頭を押さえつけられたまま床に対して頭から垂直に落ちているのに気がついた。
……これはあのエルボーの貴公子『三沢光晴』の必殺技『エメラルドフロージョン』じゃないのか?

 そう思った瞬間、頭に物凄い衝撃と『ゴスン!』という嫌な音がして、僕の意識は暗闇に落ちてしまった。

655:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
07/07/28 00:45:29 iubyaVvq
「ん……んん、ここは……どこだ?」

 薄暗い部屋の中で僕は目が覚めた。
目が覚めるとそこは寝室で、僕はベッドに寝かされていた。
そして僕の手をギュッと握り締めたまま眠っているように見える葉月。
しかしこれは寝ているのではない。
その証拠に、首筋から生えているコードから葉月の動力源である電気を吸収している。
……家庭用の100V電源でいいとは凄い技術力だよね。さすがはロボット大国日本だ!
妙なところに納得し、葉月の手を離しベッドを降りる。
……大変な目に会った。これは傷害事件だぞ?
なんで主人なのに殺されかけなきゃいけないんだ?
もはやドジで済まされる話じゃないだろう?……返品だ。
葉月には悪いが命のほうが大事だからね。殺される前に返品してやる!
怒りに震える僕は電話を手に取り、葉月を買った店にクレームの電話をかける。

『はい、御電話ありがとうございます、こちらは……』
「もしもし?この間メイドロボを購入した者ですが、店主をお願いします」
『おや?私がですが、いかがなされましたか?』
「アンタのところのメイドは殺人鬼か?この一週間で何度も殺されかけたぞ!」
『えええ?そ、そんなはずはありません!依頼されたとおりの設定で送り出したはずです!』
「現に今日もプロレス技をかけられて、ついさっきまで気絶してたんだ!僕を殺す気か?」
『はぁ?しかし貴方様がプロレスが趣味のメイドにしてくれと注文されたはずでは?
ですからてっきり2人でプロレスごっこをして楽しむものとばかり……』

 ……はぁ?確かに僕は趣味の欄にプロレス観戦と書いた。
それが何でプロレスごっこになるん……あれ?趣味の欄が『プロレス』となってるね。
アンケートに書いた葉月に関する事を見てみる。確かに趣味は『プロレス』となっている。
はたから見ればこれじゃ観戦するんじゃなくて、プロレスをするのが趣味みたいに見えるんじゃないのかな?

「そ、それにいつも失敗ばかりしてるし……」
『それも貴方様がドジなところがあると記入されたからそう設定したのですが……お気に召しませんでしたか?』

 ……確かに性格の欄には『素直だがドジなところがある』と書いちゃってるね。
そっかぁ、ドジの前に『少し』という言葉を入れておけば、ここまで酷いドジっ子にはなってなかったのかな?
ってことは何か?葉月は僕がアンケートでリクエストした通りのメイドなのか?

『しかしお気に召しませんでしたら一度回収し、再度作り変え致しますが。いかがいたしましょう?』
「……作り直す?葉月を作り直すのか?」
『はい、そうです。回収したロボは一度全てをリセットして作り直します』
「リ、リセット?それはどういうことですか?」
『簡単に言うとスクラップにしてから再度一から新品として作り上げるんですよ。
メイドロボという物はお買い上げなされたお客様の要望どおりに作り上げますからね。
回収してもなかなか他の買い手がつかないんですよ』

 スクラップだと?つ、つまりは葉月を壊す……殺してしまうということか?

『それともあれですかね?お客様もやはり大人の女の方がよかったんですかね?』
「……なんのことだ?」
『またまたぁ、夜の営みの事ですよ。ぶっちゃけSEXですな、SEX!』
「な……SEXだと?」
『いえね、私もメイドロボを抱くのに飽きたらスクラップにして新しいのにするんですよ。
しかしお客様はたった一週間で飽きてしまうとは!……よっぽどヤリまくったんでしょうな。
アソコの具合はいかがでしたか?ケツの穴も使えますのでスクラップはそちらを試してからでも……』

656:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
07/07/28 00:46:19 iubyaVvq
 下品な声で笑う店主の言葉を聞いて頭が真っ白になる。
確かに最初はえっちな考えもあったさ。それは認めよう、僕も男だからね。
けどな……お前に何が解る?お前に葉月の何が解るんだ!
怒りが爆発し、大声で怒鳴ってしまった。

「葉月はな……葉月は僕の為に一生懸命なんだ!一生懸命頑張ってくれてるんだぞ?
毎朝僕の為に美味しい卵焼きを作って起こしに来てくれるんだ!
毎日僕の為に屋敷を綺麗に掃除して、毎日僕の為に庭を掃除して、毎日僕の為に……笑顔で頑張ってくれてるんだ!
そりゃちょっとはドジで、何故かすぐにプロレス技をかけてくる!
そんな少しヘンな葉月だけど……僕にとっては大事な家族なんだ!」
『……そうですか。なら後生大事にすればいいでしょ?じゃ、電話切りますよ?
そうそう、今のに飽きたら新しいメイドロボの御用命は是非当社まで……』
「ふざけるな!貴様のところなど二度と使うか!」

 怒りのあまり、電話を叩きつける。
ふざけやがって……ロボを、葉月を何だと思っているんだ!
怒りに震える僕の脳裏には、屋敷に来てからの葉月の姿が思い浮かぶ。


 洗濯物を全部縮めてしまった葉月。
 
 一生懸命洗車をしすぎて、塗装を剥いでしまった葉月。
 
 卵を割った時に黄身が双子だったと、朝6時なのにベッドで寝ている僕に嬉しそうに報告に来る葉月。
 
 朝、僕を起こしに来た時に躓いてこけてしまい、何故か僕の首筋にエルボードロップを落とした葉月。

 お風呂で背中を流しますと、僕の背中を力いっぱいゴシゴシとこすり、流血騒ぎを起こして慌てる葉月。


 …………ろくでもないね。とんでもない思い出ばかりだね。
けど、なぜだろう?とんでもない目に会っているのに……思い出すだけで僕の顔は綻んでしまう。
……そうなんだ。葉月といると、とても楽しいんだ。
御爺様が死んで、身内同士の醜い遺産争いに嫌気が差して引きこもりになった僕には、他人との接点があまりなかった。
そんな僕のことを大事に思ってくれる葉月との生活が、とても楽しかったんだ。
そして……気がついていなかったけど、僕も葉月の事を大事な存在と思うようになっていたんだ。
自分の葉月に対する気持ち……そのことに気がついた僕に、背後から話しかけてくる声がした。
もちろんこの屋敷には僕以外には一人しかいない。……葉月だ。

657:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
07/07/28 00:47:18 iubyaVvq
「ごじゅじんざばぁ……わ、たし、ひぐ、わだじなんがを、ぐしゅ、ありがどうございばずぅ~」

 涙をボロボロと零し、号泣してる葉月。
ま、まさか聞かれたのか?……聞かれちゃったんだろうなぁ。
ぐしゅぐしゅと泣きじゃくる葉月をそっと抱きしめ頭を撫でる。
葉月の髪はサラサラで、とてもいい香りがした。

「ゴメンね。僕、一度は葉月の事、屋敷を追い出して店に返してやろうかと考えちゃったんだよ。
でも、もうそんな事は考えない。葉月は僕の大事な家族だ。……うん、かけがいのない家族なんだ」
「ご主人さまぁ……嬉しいです。葉月は嬉しいですぅ~」

 僕の旨に顔を埋め、涙を零す葉月。
あれ?涙なんか流せるんだ?さすがは最新鋭のロボットだな、驚いたよ。

「葉月、涙なんて流せるんだ?」
「ふぇ?当たり前です!私はこう見えても最新鋭のメイドロボなんですからね?」

 頬を膨らませ、胸の中から僕を見上げ文句を言う葉月。
そんな葉月を見ていたら……我慢できなくなった。

「あははは、ゴメンゴメン。けど凄いなぁ、まるで本物の涙だ。ちょっと味見していい?」
「ふへ?味見ってなんです……んあ!ご、ご主人様?そんなダメです!汚いです!」

 綺麗な瞳から流れる涙を、キスで拭き取る。……うん、少し甘いかな?

「少し甘いね、これが葉月の味なんだ。唇はどんな味なのかな?」
「へ?ふええぇぇぇ?ご、ご主人様?いったいどうし……んん!」

 僕の言葉にワタワタと慌てる葉月をギュッと抱きしめ唇を奪う。……やはり唇も甘いんだ。
なら他の部分はどんな味なんだろう?
唇から首筋、首筋から耳へと舌を這わす。

「ん、んん!ご、しゅじん、さまぁ……あん!」
「葉月は全身が甘いんだね。じゃあこの柔らかい胸はどんな味なんだろうね?」

 葉月の少し小ぶりながらもいい形をしているであろう胸に手を這わせる。
……や、柔らかい。これが女の子の胸なんだ。

「ふぁぁぁ……ダメです、ごしゅじんさまぁ、葉月はおかしくなっちゃいますぅ」
「どうおかしくなるの?言ってごらん?」
「視界が白くて、思考回路が混乱して……全身をヘンな電気信号が走っちゃって、体が少し発熱して……」
「そっか、葉月はもう感じちゃったんだ?注文通りだね」
「ふぇぇ?ごしゅじんさまぁ、んあ!ちゅ、注文通りってなんですか?」 

658:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
07/07/28 00:48:29 iubyaVvq
 メイド服の上からでもわかる、葉月の柔らかい胸。
その感触を確かめるようにモミモミしながら綺麗な耳を軽く噛む。
胸を揉む度に、耳を噛む度に小さな喘ぎ声を出す葉月。
よほど感じているんだろうか、僕の服をギュッと掴んで息が荒い。……パーフェクトだ。
あの店主、性格はクズだけど、腕は確かなようだね。

「葉月を注文した時に書いたアンケート、これ見てみる?エッチのときの葉月の事も書いたんだよ」

 机の上に置いてあるアンケートで性行為の項目を葉月に見せる。

「はぁはぁはぁ、『性感帯……全身 感度……良好で、何度でも連続で絶頂に達することが出来る』
ごしゅじんさまぁ、これってどういう意味なんで……きゃん!」

 揉むだけでは我慢できなくなり、メイド服を無理やり剥ぎとりその綺麗な白い胸に顔を埋める。
あぁ……柔らかい、これが女の子なんだ。

「それはね、簡単に言うと葉月は僕好みの女の子だってことさ」
「あ、はぁん!う、うれし、んん!ごしゅじんさまに、ひゃう!す、吸っちゃダメです!
ごしゅじんさま、胸からはまだ何も出ません!」

 綺麗なピンク色の乳首に吸い付いてみる。
吸う度に、噛む度にビクビクと身体を震わせる葉月。
口の中で舌を使い嬲ってみる。……顔をブンブン振りながら喘いでいる。
葉月はホントに感じやすいんだね、注文通りだ。
……まだ出ないってなに?

「葉月、まだ出ないってなんのこと?」
「ですからぁ、んん、母乳はまだ補充してませんので出せませ……ふあぁぁぁ?
ヘンなところに手を入れないで……ひゃん!やぁん!へ、ヘンですぅ!
体が、視界が、思考が真っ白にぃぃ!ヘンな信号が全身を走って……きゃうううう~!」

 スカートをめくり、白いショーツの中に手を入れてみる。……ヌルヌルしてる。
これが世間一般で言うところの『濡れる』というヤツなのかな?
ショーツの中で軽く指を動かしてみる。
……ぐちょぐちょという音とともに、葉月が泣きそうな声で喘ぎだした。
時折背中を大きく反ったかと思えば、力なくぐったりとする。
葉月、いったいどうしたんだろ?……まぁいいや。
っていうか人の心配してる場合じゃない。痛いぐらいにいきり立っているこれをどうにかしなきゃね。
ズボンを脱ぎ、下半身裸になる。
そしてぐったりとして動かない葉月のショーツを脱がせる。
……ここもいい香りがするんだね、次はここも味見しなきゃね。
今、僕の目の前にはメイド服を強引に脱がされて白くて綺麗な胸を露わにし、
そして下半身はスカートを穿いたままショーツを脱がされている葉月がいる。
自分でしておきながら、なんだけど……エロい!そんじょそこいらのAVなんかよりもずっとエロいよ!
露わになっている人工物とは思えない葉月の下半身に僕の物を添える。
御丁寧に、ヘアーまでついてある。……うっすらとだけどね。

659:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
07/07/28 00:49:27 iubyaVvq
「葉月……葉月大丈夫?」

 息荒く、虚ろな目の葉月の頬にそっと手を添える。

「ご…しゅじんさ…ま?なにがおこったんです……か?」
「葉月、体は大丈夫?」
「は、はい……とくにエラーも出ていませんし、どうにか動けますけど、ただ思考回路が少しおかしいですぅ」
「そっか、じゃあ大丈夫だね?行くよ?」
「ふぇぇぇぇ?ごしゅじんさま、なにが大丈夫なんですか?どこに行かれる……いっ、きゃあああ~!」

 『グジュ!』

 僕は何が起こるのか理解できていない葉月に一気に突き入れた。
思ってたほどの抵抗はなく、葉月の中にすんなりと入ってしまった。ええ?SEXってこんな物だったの?
もっとこう、ギュギュギュって締め付けてくるものだと思って……う、うおおおお?

『ギュギュ……ギュギュギュギュギュギュ!』

 葉月の中に全部入ったと思った瞬間、葉月の中が別の生き物のように蠢きだし、僕を攻め立てる。

「う、うぁ……は、づきぃ、これ、すごいよ……も、出る!」

 僕は情けない事に、蠢きだした葉月の中に、一度も動くことなくドクドクと大量に吐き出してしまった。
吐き出している僕から一滴残らず、全てを吸い出そうとするかのような葉月の動き。
あまりの気持ちよさに頭の中が真っ白になり、僕は息荒く葉月の胸の上に顔を埋めてしまう。
うあぁぁ……もう出しちゃったのに、まだ締め付けてるよ。これがSEX……これが葉月なんだ。
そんなことを考えながら葉月の胸に顔を埋めていると、僕の頭をそっと優しく抱きしめてくれた。

「ごしゅじんさまぁ……嬉しいですぅ、葉月はえっちしてもらえないと思ってました」
「はぁはぁはぁ……なんで?こんな素晴らしい体の葉月を抱かないなんてことはありえないよ」
「だってごしゅじんさま、今日までえっちなことしてきませんでしたし……
もしかしたら女の子には興味がないのかなって」 
「バ、バカ言うなっての!僕は正常な男子だよ。その証拠に葉月に物凄く欲情してる。
まだまだ葉月を抱きたいと思ってる。……その、まだしてもいいかな?」

 あんなに大量に出したばかりだというのに、葉月の中でムクムクと大きくなってしまった。
仕方ないよね?だって葉月が物凄く気持ちいいんだからね。
葉月はクスリと微笑み、僕の首に手を回し、唇を奪ってくる。

「ん……はい、何度でも。ごしゅじんさまが満足するまでお付き合いします!」

 負けじと僕も唇を奪い返す。

「ん……言ったな?葉月が止めてと言っても止めないからな?覚悟しろよ?」
「はい、大丈夫です。ごしゅじんさまになら、何をされてもかまいません!」
「……なにしてもいいの?ホントにいいんだね?」
「ふぇ?……ヘ、ヘンタイなことは禁止ですぅ!」
「あれ?そうなんだ、残念。ま、今日はいっか。ヘンタイなことはそのうちに、ね?」
「むぅぅぅ……ごしゅじんさまはむっつりえっちのヘンタイさんですぅ」
「あはははは、むくれてる葉月もカワイイよ。じゃ、動くよ」
「ん、んあ……ごしゅじんさまぁ、また葉月はヘンになりますぅ」

 葉月とお互いを見つめ合い、求め合いながらのSEX。
僕と葉月とのSEXは、夜が更けるまで続いた。

660:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
07/07/28 00:50:11 iubyaVvq
(あれ?この店、潰れちゃったんだ。……ま、どうでもいいか)

 久しぶりの散歩の途中、葉月を買ったあの店が無くなっているのに気がついた。
潰れたのか?店が潰れる前に葉月と会えてよかったな。
百貨店で購入した葉月へのお土産の袋を握り締めて思う。
あのクソ店主の側にいた綺麗なメイドロボはどうなったんだろう?
新しい人に貰われたんだろうか?
それともクソ店主が言っていたように、スクラップにされてしまったのだろうか?
……願わくば、新しい人と幸せになっていてほしいな。


 僕は葉月と会うまでロボットをただの機械だと思っていた。でもそれは違う。
彼女達は生まれる方法が、僕達と少し違うだけなんだ。そう考えるようになった。
彼女達も幸せになる権利はある。そう、あるはずなんだ!
……葉月は僕と一緒にいて幸せなんだろうか?
……葉月が幸せかどうかは分からない。けど一つだけ分かっている事がある。
それは……僕は幸せだということさ!
僕は葉月の待つ屋敷に向かい走り出す。
……早く会いたい。早く抱きしめたい!葉月と抱きしめ合いたい!
玄関のドアを勢いよく開け、僕の大事な人の名前を大声で叫ぶ。

「葉月!どこにいるんだ、葉月!」

 僕の求めに応じるかのように二階から声がした。 

「お帰りなさいませご主人様、葉月をお呼びでしょうか?」

 彼女は二階を掃除していたのか、雑巾を持ったまま慌てて走ってきた。
僕が大声で名前を呼んだためか、急いで二階の手すりのところまで走って来ようとしている。
僕はそんな彼女を喜ばすために買ってきたお土産を見せながら話す。

「葉月、二階にいたのか。君へのお土産を買ってきたんだ。外出用の服だよ、きっと似合うと思うよ」
「ふぇぇぇ?わ、私なんかにそのような物をくださるのですか?あ、ありがとうございま……ふわわわわ!」

 急いで走ってきたために、スカートの裾を踏んでしまったドジな葉月。
僕はそんなドジな君も大好きさ!
しかし、僕は葉月を甘く見ていた。……そう、甘く見ていたんだ。
走って僕の下に来ようとしていた為に、裾を踏んで豪快に前のめりに倒れた。
いや、倒れたんじゃないね、前方に飛び込んだ感じだね。
で、何故か二階の手すりを飛び越えて、僕をめがけて一直線に飛んでくる。
御丁寧に、肘を僕に向けているよ。う~ん、これはどこかでみた事のあるプロレス技だね。
……そうか、思い出した!エルボーの貴公子『三沢光晴』の得意技『エルボースイシーダ』だね!

 『ぐちゃ!』
 
 顔面にめり込む葉月の肘の衝撃で吹き飛ばされ、薄れゆく意識の中、僕は思う。
葉月との生活は、刺激たっぷりだね。……こんな刺激はいらないんだけどなぁ。
吹き飛ばされ、玄関の扉をぶち壊しながら僕は意識を失った。

 ……目が覚めたとき、大事な人が側にいる事を祈って。

 

 ……目が覚めるのかな?

661:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
07/07/28 00:50:54 iubyaVvq
以上です。

662:名無しさん@ピンキー
07/07/28 01:35:11 4N+AX9kO
>>661
ちょwツクバ氏降臨www
今度はメイドロボですか。活動範囲がどんどん広がりますね。
……プロレス好きってまさかあの夫婦の血か?

663:名無しさん@ピンキー
07/07/28 16:34:50 ck5cCxDw
何てハートウォーミングで心やさしい、素敵な作品なんでしょう。

今までこのスレに投稿されてきた数多くの作品の中でも
五指に入る魅力的なお話だと思います。

マルチ嬢がまほろさんぐらいの年齢に成長したら、こんな娘に
なるのかなあ、なんて、頭の中で楽しく画面を描きながら、
最後まで笑顔で読ませていただきました。

664:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/29 04:53:37 O97BSmeQ
誘導されて来たら…! これはいいスレですね。創作意欲が湧いてきた! 投下します。

665:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/29 04:55:06 O97BSmeQ

 「…歩けるか? 発声ユニットがお釈迦、か。生体声帯だけじゃなくシンセサイザーも潰されてる、と。
読唇術使うしかないか。ん? 外部接続のスピーカーユニットがあるって? 早く言えよな! 」

 ここはどこ? わたしはどうしてこんなところにいるの? あなたはだれ? そして…わたしはだれ?

 「目は開けて…まばたきしてるな。俺の認識はOK。…ここは何処、私はどうしてこんなところにいるの? 
  あなたは誰? …私は誰ぇ? おいおい…参ったねぇオジサンは…笑えネェよこいつぁ…」

 ここはどこ? わたしはどうしてこんなところにいるの? あなたはだれ? そして…わたしはだれ?

 「メモリー展開して演算するにもパワーが足りんか…。オヤジ、大容量バッテリー! あるんだろ?」
 「アンタ本気かい? こんな生体組織も腐った生ゴミ同然のセクサロイドなんか今時何に…」
 「そいつを無許可で違法処分してる事を、当局に垂れ込まれたいならこの俺は一向に構わんぜ? 」
 「わかった、わかったよ! ほらよ、コネクターが合うなら使いな! …しかし物好きだねぇ」
 「よっこらさっ、と…うわ、蛆湧いてやがる…あ~あ、ヒデェなぁ…。野晒しのまんまだから…」
 
 外部音声出力機器接続。認識。発声システムへの供給エナジーをカット。コミュニケーション可能。
 声質調整は不可。機器音声グレード低。合成音ONLY。…不満は有るが発声には完全に…問題無し。
 外部電源接続確認終了。適合。READY…。製造番号…LOST。NAME…LOST。映像記録…残存。類推可能。
 
 「ココ…は? 」
 「場末の違法ジャンクヤードさ。名前は? ああ、消去されてたな。だが記憶から類推可能だろ? 」
 「…音声記録はありません」
 「名前が無いのは不便だからな。名乗れ。…自分の自由意志が有る者はすべからく人間だ。うむ」
 「では、映像記録から…エイミー、と。貴方は? 」
 「シャバに出てきたばかりの奇特な足長おじさんさ。…名前は…勘弁してくれや。まだ『無い』んだ」
 「無い、とは? …回答の意味不明瞭。可能な限り、詳細にお願いします」
 「…悪いが認識番号しか無くてね。軍に居た頃はSJ289306Mで通ってた。…笑えるだろ? 」
 「どうして、私を? 他にも私より状態の良い個体が多数ありますが」

 視界サーチ。視界、降雨により不良。人間型、視界に239体を確認。各種パーツの散乱確認。…腐敗臭感知。
露天下に放置。自己生体組織の損耗・損傷率より期間は6ヶ月以上と推定。男性の顔を確認。泣いて、いる…?

 「どうしてって…理由か? 目が合っちまったのさ。…目がまだ生きたいって言ってた。それだけだ。で…」

 男性の深呼吸を確認。男性顔面に極度の緊張を確認。残存映像記録からの類推では…葛藤と逡巡から来るもの。

 「…このやさぐれた馬鹿とここを出る気はあるかい? 」
 
 外部音声出力機器のショート。機能不全により発声不可。外部電源残量10%。私の同意を男性に示すには…!

 「ありがとう。その堪らない、泣き出しそうな微笑みで答えは充分だ。一緒に行こうや、エイミー」

 スリープモード発動。現在の記憶を消去不能領域へ移動。SJ289306を新たなマスターに登録完了…シャットダ

666:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/29 05:00:41 O97BSmeQ

 『…ウン』
 「なんか言ったか、エイミー? 」
 「…表皮組織等の生体部分を培養ポッドで分解中。まだ覚醒なんかして無いわ、シュトルムイェーガー」

 培養ポッドの中の培養液中に各種コードを繋がれて浮かぶのは、どこか骨格標本に似たドロイドの素体だった。
俺がエイミーを連れてきた先は、軍時代に知り合ったもぐりの『整形屋』だ。最もその時はまだ正規の『生体等
兵器整備者』だったが、ある事情により潜伏せざるを得なくなったのだ。政府高官が裏稼業に手を染め、そいつを
始末する任務の際、誰かが故意に人事情報を流したと言えば解るだろう。その標的に選ばれたのが『彼女』だった。
そして過去に俺は証人保護プログラムに従い、上層部よりこの街での護衛及び潜伏補助任務を命ぜられたのだ。

 「またか。俺はもうシュトルムイェーガーじゃ無い。…除隊したんだ」
 「名前が無いから仕方無いじゃない。…SJ289306Mなんていちいち呼んでられる程ヒマじゃないの」
 「好きにしてくれ。綽名には慣れてる」

 SJ289306M。SJは兵科、Sturm Jager。突撃猟兵の事だ。たった一人で作戦行動する場合が非常に多い兵科だった。
その任務に就くために訓練された289306番目のM。性別Male、男性が俺の事だ。生まれたのが軍の施設で、名前は
最初から無かった。任務の性格や、遂行上で必要ならその時に色々与えられた。今は付与されていない。だから、
SJ289306Mだ。名前が無いならジョン・ドーやジョン・スミスでも良かったのだが、面倒臭かったし第一、似合わん。
俺の外見はモンゴロイド、黄色人種の一種の「ニホン系」だった。黒髪、黄色味を帯びた肌、黒瞳でそれを名乗ったら
最後、偽名扱いされて終わりだった。そして「ニホン系」の周辺は出自に五月蠅い。結局どう見ても怪しまれるのだ。 

 「この子を拾って来たって言ったわね…イェーガー? どこからなの? 」
 「チャックとでも呼ぶかい、次は? 」
 「ふざけないで。これ、骨格から見てかなりの高級品よ? 絶対こんな街に流れてくる素体じゃない」

 俺はポッドに眼を向けた。…そうだ。骨格の色からして機械染みて無い。白骨死体で良く見た奇麗なボーンホワイトだ。
培養ポッドの小型モニターに表示されてあるエイミーの元の顔を見る。頭蓋骨の部分のパーツは解剖学上、完璧にこの顔を
再現出来るモデリングを誇っている。大方出回ってるドロイドモデルだと『中身は全部一緒』で『外側だけカスタム』だ。
確かセクサロイドとか言ってたな、あのジャンクヤードのオヤジ…。

 「拾って来た所がモグリのジャンクヤードだしな。シリアルナンバーも名前も記憶から抹消されてた」
 「ならなんでエイミーなんて呼んでるの? 」
 「残ってる映像記憶から類推させた。音声記憶は無いそうだから、記録にある誰かの唇から読み取ったんだろうさ」
 「…普通のドロイドはそんな器用で融通の効く真似、金輪際出来ないって貴方、知ってる? 」
 「そうなのか? 」
 「…気が変わった。組織の再生料金は要らないから、しばらくこの子を調べさせて。お願い…SJ289306M」
 
 『本名』を呼ばれ、反射的に俺は『彼女』に挙手の敬礼をしてしまう。…身に付いた悪い癖だ。一生直らないかも知れない。
実は生体組織再生用にUSダラーで結構な金を地下銀行にて『現金』で用意していたので、丸々それが「浮いた」形になった。
俺はツイているに違いない。だが、しばらくと『彼女』が言ったのに引っ掛かる。元々急ぎの仕事では無いが俺の気分が悪い。
収まりが付かない。何分エイミーも表皮組織や筋組織を剥がれたまま放って置かれれば気分が悪いだろう。

 「了解。で、どれくらい掛かります? 『マエストロ』? 」
 「そうね、早くて6時間、掛かって3日」
 「3日コースでお願いします。徹底的に『洗った』方が何かと後腐れが無い」
 「アリガト。久し振りに現役時代の自分の綽名を聞いたわ」

 『彼女』も人為的な証人保護プログラムにより『本名と過去』を失った一人だ。同じ境遇のエイミーに酷い真似はしないだろう。
俺は出掛けに冗談でエイミーの入った培養ポッドに手を触れ、「3日間、このままで我慢してくれ」とおどけて報告すると、
なんと骨格標本が了解したとばかり右手を上げ、ポッドに当てた俺の手に重ねた。『マエストロ』が目を見張り、俺を見る。
俺は肩を竦めて向き直り、彼女に言った。

 「この通り、同意は得ました。エイミーをしばらく頼みます。じゃ無くて…頼む」

 即座に『マエストロ』が血相を変えて培養ポッドに走ってくる。…もしかしたらとんでもない『お宝』を俺は拾って来たかも知れなかった。

667:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/29 05:01:35 O97BSmeQ
投下終了。…まだロボ描写が甘いな…頑張ろう。では、これで。

668:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 07:46:59 JsdxNZaC
GJ!!
これは期待せずにはいられない

669:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 11:07:50 gtQnNbyN
>>667
おおっ! 大作の予感。世界観もしっかりしていそうだし、期待してます。

670:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/07/29 12:46:24 nhELHgB0
うお、SSが一気に2つも!?

>>650
よく考えてみると、終始ドジっ娘属性なメイドがいたらこんな事になりかねないですよねw
それでも許してしまうのは、愛がある故。GJです!

>>667
GJ!期待してます!!

671:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/29 14:54:13 M/3BV6Ps
投下します。

672:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/29 15:05:57 M/3BV6Ps

 『イェーガー』が去った後、『マエストロ』は培養ポッドから溶媒を抜く。エイミーが素体の内蔵パワー不足から
スリープモードに入っていたため、外部から一度、自律行動プログラムを『立ち上げ』ないと起動しない筈だった。
市販のドロイド素体はそうしないと『目覚めない』。だが、この素体は全てが違う。何せ意志の疎通が出来るのを
目の前で見せてくれたのだ。先刻『イェーガー』がポッドの前で聞いた音声も単なる空耳では無かったのだろう。
培養ポッドに漬け込む前に自己判断を申告させるため先に内蔵シンセサイザーを修理して置いたが、その位置も
交換が容易な「上顎」では無く、小型のものが「奥歯」の組織の内部に仕込んである念の入れ様だった。

 「自分でパワーが足りたと判断すれば自由意志でスリープモード解除出来るって…! 一体どこのサイコ野郎が
 作ったのよ! 」

 『マエストロ』のこれまでの経験からシリアルナンバーは直接、『素体』つまり骨格のどこかに刻印されている筈
だと踏んでいた。まずはそれを見つける事から始めねば為らない。ポッド内にスキャン装置の光条が生まれ、
ボーンホワイトを眩い緑光で染め上げる。精査すればする程に奇妙な所が目立つ素体だった。何処が奇妙か? 
セクサロイドの素体にしては設計者の意図が全く読めないのだ。セクサロイドは簡単に言ってしまえば『道具』だ。
何よりもマスターに従順で有る事が求められる。自由意志など何の飾りにもならない。邪魔なものに過ぎない。
だが、この素体は理論上『マスターの求めを拒む』ことすら出来る。これではドロイドである意味は全く無い。
人間女性を金銭で雇うか、感情で縛った方が『目的』を簡単に達成出来る。第一、こんな整備的にも洗浄にも
厄介なセクサロイドが有る筈が無い。

 「シリアルナンバーも製作者の名の刻印も無し、か。首に汎用コネクター内蔵タイプだからハンドメイドな訳が無いけど…」

 この構成もそうだ。素体が極力、最低限の金属部品しか使って居ない。と言うより、首から脊椎に繋がる汎用コネクターが
明らかに設計思想と異なる後付けだ。後は全部、まるでCTスキャンやX線写真を撮影される事を前提に設計されているように
『人間』に近い。首の汎用コネクターさえ取り外してしまえば、体の一部を人工部品に入れ替える人間が多い最近では航空機に
すら簡単に乗れるだろう。さらにチェックの厳しいUSの政府機関でさえ…も? 『マエストロ』は思い至る。ただのセクサロイドと
言う『イェーガー』の申告を鵜呑みにしてエイミーの正体探しをしていたのが大きな間違いだったとようやく気付いたのだ。
『マエストロ』は自分の失ってしまった過去に関係するものにエイミーの正体はあると確信した。

673:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/29 15:09:19 M/3BV6Ps
 
 「3日なんて鯖を読み過ぎたみたいね…。ブレインスキャンでどれくらい情報が拾えるか解らないけれど…
 よろしければご協力を願えるかしら? とっくに『起きて』聞いてるんでしょう? 貴女…エイミー? 」
 『…解析ツールによれば新皮質分野は奇麗に何もありません。中枢神経、小脳分野も解放が必要…ですか? 』
 「ちょっと待ちなさい。…集積回路系も人工有機体なの、貴女?! 」
 『…ハイブリッドです。人工有機体とは別に脊椎内に脳機能を機械的にシミュレート兼バックアップを持っています』
 「凄いわね。偉い偉い。…確か映像記録が有るって言ってたわね? 外部映像出力に繋いでいいかしら? 」
 『何か…恥ずかしいですぅ…。…マスターには内緒ですよね? ね? 』
 
 骨格標本が両手を胸の前で組み、可愛く小首を傾げて目玉を『マエストロ』に向けた。見慣れない人間が見たら
余りのシュールさに卒倒するか噴き出すだろう。だが『マエストロ』は笑うでも無く、エイミーの両手を自分の手で柔らかく包み、
微笑みながら頷いた。信頼関係はこんな些細な事から生まれるのだ。ましてや相手はドロイドの常識を外れているのだ。
人間を絶対に殺すな、と言うドロイドの基本原則を具えているかも怪しい。約束を破れば最悪、殺されるかも知れない危険が有る。
好奇心は猫を殺す。だが、『マエストロ』はエイミーの身柄を頼まれたのだ。…『イェーガー』は過去に自分との約束を完全に守った。
今度は自分が守る番だ。エイミーの右手小指の骨格に、自分の小指を絡めて握る。『イェーガー』が過去にしてくれた『約束』の儀式だった。

 「勿論。女同士の約束よ? どっちかが裏切ったら互いの名に於いてニードル千本飲み干す制裁が加えられるんだから」
 『それって『うそついたらはりせんぼんのーますっ』じゃないんですか? ええと…』
 「『マエストロ』。本名はエイミー。でも『イェーガー』には内緒にしてあるの。私のささやかな秘密。仲良くしましょう、エイミー? 」
 『はい! 『マエストロ』! 』
 「…私が言った文言、昔『イェーガー』が教えてくれたのよ。オリジナルは『ニホン語』だったのは全く知らなかったわ。
 これも内緒よ? 持ち出されるとまた、きな臭い顔して照れるんだから、彼」
 『…黙ってますから、マスターの事、わたしにも教えてくださいね? …もちろんマスターには内緒にしますから…』
 
 エイミーの強化カーボン系樹脂骨格の冷たさを意識しながら、『マエストロ』は内心、3日間の睡眠時間の合計に遠く思いを馳せていた。
信頼関係は締結された。少しは仮眠時間が出来るに違いないだろう。その前に『イェーガー』に連絡を取らなければならない。用心しろ、と。
自分の勘が正しいなら、この『エイミー』は相当に危険な『暗殺任務』に使われたに違いない『兵器』なのだから。

674:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/29 15:10:18 M/3BV6Ps
投下終了。…肉付け描写エロシーンまでが遠い…! 短くてスンマセン。

675:名無しさん@ピンキー
07/07/30 01:50:46 vr3IJCuo
乙です。どんな展開になるのか楽しみ

676:名無しさん@ピンキー
07/07/30 04:42:05 a/nTgWo2
GJ!!こんな優しい雰囲気がいい。

677:名無しさん@ピンキー
07/07/30 10:36:44 kzq1KHZd
投下ラッシュがきてるなぁw
保管庫って、いまはどうーなってるっけ?

678:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/30 16:01:49 ZHQcybBw
投下します。

679:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/30 16:08:38 ZHQcybBw

 片手に持った携帯端末からは聞き慣れた女性の声がしていた。相手は『マエストロ』だ。声で解るが、今は律儀に端末に答えている状況では無い。

 『イェーガー? 聞いてるの? イェーガー! 』
 「悪いが今取り込み中でな! っとお! …今済んだ」

 俺の携帯端末は相手の画像もアドレスも表示しない。向こうで非通知設定を行っているのだろう。顔や正体は知っているので全く問題無い。
有るとしたら俺の方に問題が有る。例のジャンクヤードのオヤジに話を聞こうとして事務所に入ったら、身体には下顎しか付いてなかった。
エイミーの来歴ぐらいは聞き出せると思ったら、これだ。この街では殺人など日常茶飯事なのだと言う事実は、以前の任務から学習済みだ。
しかし、その殺し方が尋常では無かった。こんなに奇麗な切り口で、飛び散った血液も洗浄済みと言う現場など、なかなかお目にはかかれない。
第三者に対する警告も兼ねて、死体をわざと残して置いたに違いない。現場を後にし、用心して奥のジャンクヤードに侵入すると…襲撃が来た。
だが相手に取って不幸だったのは…わざわざ超微細震動ナイフでの格闘をこの俺に挑んで来た事だ。で、俺は今襲撃者を取り押さえ腹の上に居る。

 「いい腕だが、少し相手が悪かったな? どこの出身だ? 」
 「言うものか! 」
 「ま、普通そうだな。俺が解るのはお前がUS政府機関で訓練されて少し場数を踏んでる、ぐらいだよ」
 「ぐ…! 」
 「動きから見て戦闘用ドロイド。素体はGM・Mk-11F。静音性に優れたモデルだが、まだ動きが堅いな」
 「…!? 」

 全く、どこのどいつだ? こんな格闘素人を差し向ける馬鹿は? ロクな実戦経験が無いのが丸解りだ。蹴り技主体の攻撃を許すタコ助など
居るかよ? 少し気の利いた経験者ならば絶対にそんな馬鹿はさせない。従って軍関係では無い。残るはUS系の情報機関だ。あそこには趣味的な
ナードが多い。襲撃者のバラグラバ、覆面帽を剥いでやるとやっぱり…女性型だ。シンセサイザーで男の声を出していても、厳つい装備越しでも
動作で解る。俺はドロイドの超微細震動ナイフを持った右腕関節を保持したまま、ドロイドの首に持って来てそのまま押し込む。ズッパリ入った。
ねっとりとした白い、乳化フロロカーボンの組織液が派出に飛び散ってくれた。…機密保持のために突然自爆なんぞされたりしたら、俺が危ない。
キツめの顔をしているこの女性型ドロイドの顔にも一部、組織液は飛び散っている。以前に部下に見せられた『ブッカケもの』のポルノを思い出す。

 『イェーガー、…解析装置を用意して置くわ。すぐに戻って』
 「あいよ『マエストロ』。それと素体の首から下も回収するか? …USの新型素体、興味あるだろ? 」
 『知らないと思うけれどMk-11Fの基本設計は私が現役の時に提出したのよ。…どうUSとGMの奴等が量産化で改悪したか見て見たいわ。頼める? 』
 「了解。帰還します『元』技術少佐殿」

 俺はおどけて敬礼した後、端末の通信回線をOFFにした。それから負けた悔しさと将来の不安が無い混ぜになった表情のドロイドに微笑んでみせる。
人のカタチをして自分の自由意志を持つものは、すべからく人間だ。それが、俺を今、俺たらしめている主義だ。ドロイドだからと言って酷い扱いは
しない。ドロイドだからと言って道具扱いもしない。自分が『名前も付けられない国家の道具』のような扱いをされたから、他にもすると言うのでは
救いが永久に来ない。だったらこの俺で終わらせてやればいい。超微細震動ナイフをドロイドの胴体に装備されていたスキャバード(鞘)に格納する。
聴覚が鋭敏な人間の耳でやっと捉えられる、高周波の唸(うな)りがやっと収まった。…これがただのナイフならば俺は完全な奇襲に遇っていただろう。
運が良いのも実力のうちに違いない。いや、きっとエイミーを拾った事と、培養ポッドに入れる前にバスルームで洗ってやった功徳が効いているのだ。
情けは人の為ならず、自分に因果か還るもの、だ。俺の国の古い俚諺だ。俺はスラックスのポケットからハンカチーフを取り出した。

680:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/30 16:09:46 ZHQcybBw

 ドロイドの目のあたりにベッタリと付いて、視界を塞ぐ組織液を奇麗に拭(ぬぐ)ってやる。…人間にしたらもう死んでる状態だが、ドロイドは違う。
内蔵電源が持つ限りは『生きている』のだ。俺の行為が余程不思議だったのだろう。ドロイドが目を見開いて『驚いている』。…第三世代以降の
戦闘用ドロイドには感情が『わざと』付与されている。…ある国家のイカレポンチが発案し、『非公式』の実戦データによって『かなりの有用性』が
証明されたおかげだ。そのドロイドの各種データは絶対に外部に『漏れない』筈だった。絶対に絶対に絶対に、『情報』は漏れない筈だったのだ…! 
そいつが見事に裏切られた俺は、この世の中に『絶対』など無いのだと改めて思い知らされたのだ。…その後に他にも色々裏切られ、俺は今この街に居る。

 『どうして、こんな無駄な事をする? 』
 「誰だって気持ち悪いのは嫌だろう? まだオマエは『生きてる』。それが理由だ」
 『…自爆するかも、知れんぞ? …頭だけの惨めな姿に為ったとは言え、舐められたくは無い! 』
 「嘘だな。運動中枢をサーチして見ろ。最初の延髄への一撃で無線機構は確実に破壊した」
 『残る有線機構はこの通り切断した、か。なるほど、貴様は素人では無いな…何者だ? 」

 質問に応える必要や義務など俺には全く無い。だが、このドロイドをこんな目に合わせて黙っていられる程、擦れてもいない。だから…俺は…

 「元、突撃猟兵。…Ex(エクス:元)-Sturm Jagerだ。…貴官は立派に戦った。誇って良い」
 『…有難う。生身の人間の男風情に自分が負けたと卑下せずに済む。…Exとは言えSturm Jager…生まれて始めて見た…』

 途端に憧憬に表情が柔らかくなるドロイドの様子に、『彼女』が『余計な軍事知識』を持っている事を確信する。同盟国とは言え、他国の編成や
部隊の評価はドロイドにしては『無駄』そのものだ。差し向けた人間の偏った趣味の影響だろう。たった1機、1人で戦場を駆ける、残酷な猟犬。
群れる事無く敵の背後に静かに橋頭堡を創り上げ、背後から致命的な一突きを冷酷に下す司令部の刃。誇り高き独立を今だ保つ国家の栄光の陰に
万余の突撃猟兵の屍在り。突撃猟兵は生きて軍を出る事無し。等のヒロイックかつロマンティックに彩られたキャッチコピーのその実体は、厳重に
秘匿されている。俺は胸の奥に拡がる苦い思いを隠してドロイドの身体を抱き上げ、左肩に担ぐ。切断面では組織液が繊維状に凝固し、無駄に流れ
落ちることは無い。それからドロイドの首を両手でそっと、持ち上げる。

 『な、なぁ? あの格闘術、突撃猟兵の特殊形か? 今リピートしたら動きが溜息が出るほど流れるように奇麗で…』
 「守秘義務って知ってるか? 俺んトコは三年は黙ってろって事に為ってるんだよ」
 『そうかぁ! やっぱりそうなんだぁ! で、対ドロイドと対人間って、やっぱり同じなのか? 』
 「…ちったぁ黙ってろ。俺の方から質問だ。展開してるのはオマエ1人なわけ無いよな? 」
 『定時報告が無い場合、あと1人動く事に為ってる。喋ったから私の質問に応えろ! 』 
 「オマエ本当に戦闘用か? 仲間を売ってるって自覚無いのか? 」 
 『無い。だから応えろ』
 「わかったよ。そうだ。突撃猟兵は差別せん。敵は可及的速やかに無能力化せよ、だ。で? 」
 『その1人が人間の男なんだが、いけ好かない奴なんだ。いくら私がドロイドだからってっ…』
 「…ああ、解った。もう喋るな。思い出したくも無いだろうからそのへんでもう止めとけ、な? 」 
 『貴様が私の上司なら…本当に…良かったのに…』
 
 悔しげに唇を噛むドロイドの髪を撫でてやる。軍用ドロイドの命令権者に任命され、『勘違い』する奴がよく居るのだ。感情があるとは知らずに、
性欲の捌け口として扱って見て、目的のブツが『付いてない』ことに逆上してみたりするのは可愛い方だ。明確に拒否しているのに『命令』で
口で処理させて、嫌がる顔がたまらん、なんて言う外道は軍で腐るほど見てきた。マッチーズモー(筋肉至上主義)揃いなUS政府関係機関ならば
言うに及ばずだ。今も昔も人間間の信頼関係の醸成には時間が掛かるものだ。『マエストロ』の仕事をまた一つ、増やす事になった。多分料金は
お人良しの俺が払わされる事になるに違いない。しっかし…ここまで自由に喋らせるなんてただの馬鹿に違いないな? その命令権者の男は? 
『マエストロ』の隠れ家まで第二の襲撃が来ない事を祈りつつ、俺はジャンクヤードを出る事にした。 

681:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/30 16:11:28 ZHQcybBw
投下終了です。…エロ成分が少ない…かな。

682:名無しさん@ピンキー
07/07/30 16:42:33 CGlgSvEj
前の子が有機系だから今度の子はやや無機系寄りがキボン

683:名無しさん@ピンキー
07/07/30 16:45:38 kQqXGJz+
命を懸けたバトルの後の、妙なほのぼの感がたまらん・・・GJ。
かっこいいよイェーガーたんw


684:名無しさん@ピンキー
07/07/30 17:08:02 iT2I9oT6
軍オタでツンデレ入った今の子と言いエイミーといい可愛すぐるw
続き凄い楽しみだわー
期待してるよ! GJ!!

685:名無しさん@ピンキー
07/07/30 21:19:31 BhntbZiM
やっぱり、このスレ最高!
今までずっとROMってたけど、ここまで良作臭のする作品に出会えるなんて!

686:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/31 01:49:32 C9n2KJZN
短いですけど…投下します。

687:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/31 01:56:37 C9n2KJZN

 「ただいま母さん、エイミーはいい子にしてたか…い!? 」
 「誰が母さんよ誰が。 次は殺るわよイェーガー! ねえ、それともそれ、プロポーズ? …本気にしていいのかしら? 」
 『はいマスター! わたし、いい子にしてました!  』
 
 2時間後、軽口と共に現われた『イェーガー』が絶句した。顔の前で掲げられた太くゴツイその2本の指の間には高周波メスが挟まれていた。
『マエストロ』が投擲したのだ。メンスは先週来たと聞いているから、かなりイライラ来る事でもあったのだろう。しっかり挟んでいなければ
右手の人差し指と中指が手首まで長くなってしまうので、そのまま投げ上げて右手でメスの柄を握り、エイミーが寝ている作業台に近づく。

 「ただいまエイミー。…勿論、挨拶代わりの軽いジョークですよ『マエストロ』。…なんつーか、シュールな空間だねぇこりゃあ」
 『大分ケイオティックな状況だな? まあ私も含めてシュールなのは認めるがね。…この通り、女の生首と骸骨が喋るのだからな』
 「ああ、回収してきたのね? 彼女がMk-11F、と。…そこの整備ベッドに寝かせて。少し休んだら性能諸元や構造図を『吸い出す』わ」
 
 素体のエイミーが仰臥したままの整備ベッドに片手をつき、眼球保護のゴーグルを外した『マエストロ』が、疲れたのかしきりに目蓋を揉みながら
『イェーガー』から直接、高周波メスを受け取ろうと片手を差し出す。『イェーガー』は小器用にメスを手の中で回転させ、メスの柄を差し出した。
生首に為った戦闘用ドロイド『Mk-11F』がそれを見て高い音色の口笛を軽く吹いた。『イェーガー』が刃物の扱いにかなり慣れている事を賞賛したのだ。
 
 「何か解ったかい? エイミーの事は? 」
 「ええ。…素体の性能諸元や構造図、マニュアルはエイミーの協力で『消去不能記憶領域』から『吸い出せた』わ」
 「…なんだぁそりゃぁ? 普通のドロイドは…」
 『無いだろうなそんな上等なものは。…私の受けたブリーフィングを聞きたいか? 聞きたいだろう? なあ? 勿論、タダでは無いがな! 』
 「どうする『マエストロ』? こんな事言ってるが? 」
 「…交換条件を聞いてみて。出来ないようだったら記憶を吸い出してコード化(暗号)されてるのをデコード(翻訳)化すればいいだけだから」

 『マエストロ』のどうでもいいわ、と暗に示唆している口調に『Mk-11F』は不満そうに唇を尖らせる。…性格的にカスタマイズされてるな、コイツは。
ふとそこで、『Mk-11F』の名を聞いて無かった事を思い出した。実質こうして捕虜にしたのだから、所属や認識番号とともに尋問するのが礼儀だった。

688:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/31 02:20:21 C9n2KJZN

 「そう言やぁ、オマエ、名前は? まだ所属も聞いて無かったな? 認識番号もあれば聞くぞ? 済まないが今の今まで忘れていたんだ」
 『…突撃猟兵は捕虜を取らない主義だと聞いている。貴様が気にする事は無いさ。所属と認番は話せない。名は…今回の任務のものでいいのか? 』
 「いや、自分の一番、気に入った奴でいい。いつまでもオマエ呼ばわりは嫌だろう? 」
 『…わりと先刻の…その…一度だけの『貴官』呼ばわりの方が好きだな…。出来ればそっちの方が嬉し…そこの骸骨と女、何が可笑(おか)しい!? 』 
 
 エイミーと『マエストロ』が声を出して笑っていた。部外者に取って見れば漫才を演じるが如くに聞こえるだろう。だが、当の本人達は己の常識の範疇で
話しているに過ぎない。作戦行動ごとで名前がコロコロ変わり、個体ユニットナンバーが編成ごとに変わる状況など、実戦を経験しなければ金輪際解るまい。
それを言わないのが『イェーガー』の変な優しさでもあり、隠れた美徳でもあった。『イェーガー』が厳つい肩を竦(すく)め、両掌を上に向け天を仰いだ。
その滑稽な仕草を見た『Mk-11F』も、最初はやや拗(す)ねた顔をしていたが、釣られて声を出して笑ってしまう。ひとしきり4人の笑い声が響いた後、
『Mk-11F』がポツリと、照れながら小さな声で言った。

 『キティ・アレン…』
 「なんだって子猫ちゃん、よく聴こえなかった」
 『キティ・アレンだっ! これで聴こえたろう! この冷血漢! 』
 『ええと、キティさん、でしたよね? マスターは本当は解ってて聞いてる意地悪さんなんですよ? 』
 『なんだと骸骨…どう言う意味だっ! 』

 途端に血相を変えて喚く自称『キティ・アレン』に、『マエストロ』はパンパン両手を叩いて黙らせ、どこか女教師めいた、諭すような口調で話しかける。

 「はいはい、アレン? 子猫ちゃんって貴女のお国だと何て言うの? はい、リピート」
 『…っ! …糞、いつか殺してやる! 絶対絶対絶対、殺してやるッ! 覚えてろこの! 聞いてるのかおい! 』
 『あのぉ…そんなニヤニヤを隠せない顔して怖い事言ってても、全然怖そうに見えませんよぉ? …キティさん? 』
 『だ、黙れ骸骨ッ! そこの女も笑うなっ! 特に貴様ァ! 絶対にこの私を愚弄した事は許さんからなっ!』 
   
 『イェーガー』は『マエストロ』に微笑んで見せる。突撃猟兵を擁した部隊が何故戦場で群を抜く強さを誇るのか、『マエストロ』には解った気がした。
『マエストロ』の抱いていた緊張感や重圧が、この一連の出来事でいつの間にか雲散霧消していたのだ。要は場の緊張感を適度に殺す方法がとても巧いのだ。
『イェーガー』の邪気の無い頬笑みが、逆に『マエストロ』には痛々しく感じる。こんなにも優しい彼が敵を殺す時、彼はどんな顔をして手を下すのだろうか、と。
真顔に戻った『イェーガー』は、気色ばむ『キティ』に向き直った。文句の一つでも言ってやろうとした『キティ』はその真面目な雰囲気に呑まれてしまう。

 「で、キティ? 何が望みだ? 交換条件って言っただろ? 」
 『突撃猟兵の格闘術を見たい。…出来れば…その…手合わせも…出来たら…なぁって…』
 「…んで国に帰ってお仲間に広める、と」
 『そんな事はしない! …したくても、もう出来ない…! 任務を失敗したから…』
 「解体、か。済まんな。…嫌な事を言わせた。この通りだ」
 『マスター、キティさん、どうするんです? 』

 即座に『イェーガー』は『マエストロ』を困った顔をして見ていた。なんとかしてくれ、の意を込めたアイコンタクトだ。たまにはたくましい男に縋(すが)られるのも
悪くは無い気分に『マエストロ』はさせられてしまう。以前に任務で始めて会った時に比べ、なんと表情豊かな面を見せてくれる事だろうか。いや、全然悪くない。

 「…行き場が無いなら私の護衛として雇ってあげてもいいわ。…修理費用はどこかの親切な元シュトルムイェーガーさんが出してくれる事が前提だけど?  」
 『ほ、本当に良いのかそんな好条件で!? 私は捕虜なんだぞ、捕虜! 』
 「仕方ねェ、それで手ぇ打とうか。それなら守秘義務もクリアだ。大恩ある『マエストロ』の護衛が弱くちゃ話にならねぇ」
 『マスター、偽悪ぶるのはいいんですけど…べらんめぇが全然、板についてませんよ? 知ってます? 』

 エイミーの台詞が止めを刺した。殺風景な『マエストロ』の広い仕事場に、また4者4様の笑い声が響き渡る。『イェーガー』は思う。こんな時を過ごすのも悪くは無い、と。

689:319 ◆lHiWUhvoBo
07/07/31 02:21:52 C9n2KJZN
投下終了。1レス分で収める計算が入らなくて…。済みません。おやすみなさい。

690:名無しさん@ピンキー
07/07/31 03:54:47 nRlPwZDf
GJ!!戦闘物のほのぼのとはなかなかいい物だな。

691:名無しさん@ピンキー
07/07/31 11:55:09 oLcrulOB
そろそろエロが入るかなとwktk

692:名無しさん@ピンキー
07/07/31 12:25:32 NJ9htH0v
GJ!!
なんかオラわくわくしてきたゾ!

693:名無しさん@ピンキー
07/07/31 13:21:17 JgvP7d7B
エイミーに肉がつかないのはサービスシーンだからなんですよね!
…嬉しくて涙がとまりませんよ。

694:ロボ ◆JypZpjo0ig
07/07/31 13:30:00 bpcYCYrK
遅くなりました
前回の投下から、もう二ヶ月も経つんですね

投下しますよ

695:『of the May-day』
07/07/31 13:31:34 bpcYCYrK

 ◇ ◇ ◇

 脱衣所で着ていたものを全て脱ぎ、入口とは逆方向のドアを開くとシャワーのノズルを
軽く捻る。先程のパーツ変換のときに付着した潤滑油を流すために、温度はいつもよりも
少し高めに設定してある。途端に噴き出したお湯が肌を打ち、熱と共に軽い痛みを与えて
くるが、この程度にでもしないと粘度の高い油は落ちないので仕方ない。数秒、我慢して
肌にお湯の温度を馴染ませると、俺はプラスチック性の安い椅子へと腰掛けた。
「はい、入った入った」
「失礼します」
 元は個人での入浴を目的としたもので、あまり広いとは言えない浴室だ。相手が子供の
場合だったらまだしも、成人した複数の人間が入るようには設計されていない。ましてや、
広く幅を取る体の洗浄に対応している筈もなく、メイがこちらに入ってきたことで一種の
圧迫感さえもが感じられた。だが構わない。たまに背中を流してもらっているから浴室に
二人で居るという現状は苦痛となるものではないし、今回はそれ以上に嬉しさに近いもの
があるからだ。それと比べたら、この狭さなど大したものではない。
 と、最初は思ったが、
「狭いな」
 メイの体を洗い始めて、つい呟いてしまった。
 俺は第二惑星の血を色濃く受け継いでいるせいか体が酷く大きい。それに加えて何度も
言っているが狭い浴室に二人分の体躯だ、今まで俺の背中を流していたメイはかなり苦労
をしていただろう。ろくに身を動かすことも出来ずに、身長差を無くす為の妙な中腰姿勢
を継続させてのボディウォッシュは思った以上に疲れるものだった。俺の手が時折止まる
のを気にしてか、その度にメイは申し訳なさそうな顔をして振り向いてくる。女の子座り
をして背を向けている状態での振り向き、というコアな性癖が無かったら、俺は今にでも
ギブアップしていたかもしれない。しかしエロい姿だ、踵で尻の肉が押され、歪んでいる
ところなど本当に堪らない。肌を伝う泡やお湯などが尻の歪みに合わせて絶妙なカーブを
描いているのもまた、一緒に風呂に入って良かったと思う。
「あの、ハク様? 漏れてますよ?」
 いかん、整備不良があったか。


696:『of the May-day』
07/07/31 13:33:10 bpcYCYrK
「その、唇から本音がダラダラと。お尻、そんなに好きなのですか?」
「大好きだ」
 メイは何故か困った顔のまま目を反らして再び前を向き、頭を少し下げた。
 うなじもまた綺麗だな、と思いつつ腕と背中の泡を流し、今度はスポンジではなく掌に
直接洗剤を垂らした。何度か擦って泡立て、こそぐようにして脚の表面へと滑らせてゆく。
油の落ちは弱く、スポンジを使えばもう少し楽になるのだろうが、脚部は気に入っている
パーツの一つだ。柔らかな丸みを帯びた尻や、そこから続くなだらかなライン。小さく、
しかし綺麗に筋の通った膝の裏側や、細く引き締まったふくらはぎ。魅力を説明するのが
言葉では難しい魅力のアキレス腱や踝、足の指など、どれもが素晴らしい。普段はブーツ
やスカートなどで隠れているからと言っても、下手に傷でも付くのは我慢がならない。
 丁寧に足の指の間まで洗うと、脇腹や腹部を擦り、そのまま胸へと手を伸ばす。手の中
に収まりきらない豊かな乳房を掴み、揉みほぐすようにして洗ってゆく。
「あの、手付きが、いやらしいの、ですが」
 声を堪えていたのだろう、発せられる言葉は途切れ途切れなものだ。相変わらず俯いて
いるので垂れた前髪に隠れて表情が読めないが、胸の先端部分の周囲をこねるようにして
洗うと、は、という吐息が溢れてきた。人の姿に似せて作られているが、愛玩専門として
作られた機械人形とは違い、人間のように分かりやすく乳首が固く反応することはない。
性行為のリアリティを求めたものは、こと睦み事に関しては人間以上に人間らしく、娼婦
以上に娼婦らしく乱れるという。しかし俺はこのくらいの反応で充分だ。他の誰でもない、
メイが俺の愛撫に対して反応してくれるのが嬉しくて、更に行為を続けてゆく。


697:『of the May-day』
07/07/31 13:33:57 bpcYCYrK
「あの、そこは、駄目です」
「いや、こうした突起の周りは汚れが溜りやすいから、もっと洗わないと」
 首を小さく震わせるのに合わせて揺れる髪に顎を埋め、逃げるように身を屈めるメイの
体全てに重なるようにして自分の体を預け、手指の動きを連続させた。乳首の周囲だけに
止まらず、また揉みしだき、ときには少し強めに乳房を掴んだり、思い付く限り様々な胸
への刺激を与えてゆく。それぞれに反応を見せる姿が何とも愛おしく、また揺れる尻の肉
が擦るようにして固くなった竿に当たってくるのが気持ち良い。
「そこ、ばっかり、胸ばっかりは」
 それもそうだ。俺は髪に埋めたままの顎で頷きを一つ返してみせ、今度は下へと手指を
滑らせてゆく。先程通った脇腹を数度撫で、臍のラインをなぞるようにして真っ直ぐ下へ。
指先が辿り着いた場所は、指に絡み付く粘液が溢れていた。擬似セックス用のローション
だとは頭の中では分かっているが、お湯の熱を受けて熱くなったそれは、人の愛液と大差
が無いように思えた。大切な存在が気持ち良くなった証として出した、という点では愛液
もローションも同じものだ。違うのは人工であるかどうかだけ、少なくとも俺はそう思う。
 そのぬめりを利用して、秘裂の表面を指を滑らせながら往復させる。合成樹脂によって
作られたメイの大切な部分は蜜と同様に熱を受け、驚く程に柔らかくなっていた。軽く指
に力を込めただけでも変形するそこは、不思議な弾力で指先を押し返してくる。包み込む
ように、しかし確かな弾力を持ち押し返してくる股間の肉は、撫でているだけでも快い。
そのまま割れ目の中へ指を侵入させようとしたが、
「まって、ください」
 寸前で伸びてきた細い手によって、責めの動きが止められた。
「もう充分に洗って頂いたので、今度は私がハク様を洗う番です」
 「気持ち良く」ではなく「洗う」という表現を使ったメイの言葉が面白く、つい笑いが
溢れたが、特に意識しないで言ったものらしい。不思議そうに首を傾げながら立ち上がり、
お湯で自らの体に残っている泡を流すと俺の背後に回り込んでくる。



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