07/03/25 00:08:21 4XyS9PYu
俺が高校から帰ってくると、母さんがいつものように玄関で俺を迎えてくれた。
「ただいま」
「おかえりなさい、弘樹。部活で疲れてるでしょ? お風呂わかしといたんだけど」
「ありがと、母さん…じゃあ先に風呂に入るよ」
「ご飯、用意してあげてるから」
「わかった」
たわいのない会話の中、俺は母さんの右膝に包帯が巻かれているのを見つけた。
「…それ、どうしたんだ?」
「あ、ああ…今日、買い物にいった帰りに自転車転んじゃったの…それで…」
はっきりいってうちの母さんはドジだ。自転車に乗るのは上手い方じゃないんだからあまり乗って欲しくないんだけど、
買い物に欠かせないっていって聞いてくれない。
「大丈夫なの? 医者にはいった?」
「うん、きちんと治療してもらって、包帯も巻いてもらったから、心配しないで」
母さんが笑顔で答えた。少し右足を引きずってるようにも見えるが、医者に言ったというなら大丈夫だろう。俺は
着替えを用意し、風呂場へと向かった。
「母さん…」
うちの母は自慢じゃないが、かなりの美人だ。今年で40を過ぎた筈だが、そんな風には全然見えない。俺が小学校
低学年まで一緒に風呂に入っててもらったときの、遠い記憶を思い返してみると、胸はかなりでかかったと思うし、
服の上からでもその形がはっきりと判る。その割に腰はきちんと括れてるし、お尻も胸に劣らず大きい…いわゆる
グラマー体型とでもいうのだろうか? 以前、友達が家に来た時、『お前の母ちゃん美人だなぁ…彼女にしてもいいか?』
と聞かれて、冗談なのは判っていたがつい殴ってしまったことがあったっけ。そんなことを考えながら、身体を洗う為に
湯船から立ち上がった。
「…!」
俺の股間のブツが、天を向いておっ立っていた。誰も見ていない筈なのに、俺は思わず前かがみになってしまう。
「ったく、俺って奴は何考えてるんだよっ!」
最近、母さんの事を考えてるとこうなることが多くなった。母親に欲情するなんて最低の男だ…と思いつつも、母さんの
胸やお尻に目を奪われてしまうこともある。一回目があったことがあるが、母さんは特に気をとめることもなく普通に
話しを続けてたっけ。あれって絶対ばれてるよなぁと思いつつ、俺は風呂を上がった。
「弘樹、ご飯できてるわよ」
「わかった、着替えたらすぐいくから」
そんな俺の複雑な思いは、風呂場を出てすぐに臭ってきた晩ご飯の香りにかき消されてしまった。その後はいつもの
ように飯を食い、寝床に入る。きっとまたいつものように朝が来る…そう思っていた。