ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α5at EROPARO
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α5 - 暇つぶし2ch350:名無しさん@ピンキー
07/03/24 01:31:31 0wPf6OMb
口にできるのは超純水のみ
混ぜ物が入ったのを飲むと消滅してしまいます






昔こんなネタをテレビで見た記憶があるのだけど何だっけ....

351:名無しさん@ピンキー
07/03/24 02:55:16 Z4h3Q5kA
>>339

>いまだに巨大スーパーロボットだったころの感覚が抜けなくて

「マスター。こんな狭い所に私が入れる筈が……」
「自分のサイズを勘違いしてないか、お前」
「……………………じょ、冗談です」(超赤い顔で)

こうですか、わかりません。

352:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/24 03:05:43 BZh+EGV7
>>350
確か登場ロボ娘が「エルリック・コスモス」 略してエルコス、ってな名前だったような。
消防時代にミュージカルを見にいったんだが、微妙に萌えていた記憶があるw

と思ってググってみたら、「エルリックコスモスの239時間」というミュージカルだったのね。
ちょっと前に「エルコスの祈り」として焼き直されたみたいだ。

URLリンク(www.shiki.gr.jp)

353:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/24 03:06:55 BZh+EGV7
うは、トリップが微妙に違う orz

354:名無しさん@ピンキー
07/03/24 03:43:15 IM9s9YEG
>>352
リアルにそれのミュージカルに出た俺が来ましたよ
正確にはエルコスが飲めないのは純度の高いエネルギー体のみ
本編ではそれに胡椒混ぜたツンデレボーイがエルコス抱いて泣いてた

355:名無しさん@ピンキー
07/03/24 07:53:03 2ZX5Vj5h
>>354

ダンサー氏ktkr

356:名無しさん@ピンキー
07/03/24 08:20:57 oDjo0hj2
>>351をアレンジ

「マスター。マスターのソレは人にしては立派だと思いますが、私には……」
「自分のサイズを勘違いしてないか、お前」
「……………………じょ、冗談です」(超赤い顔で)

こうだよな? な?

357:名無しさん@ピンキー
07/03/24 12:21:43 0wPf6OMb
>>352-354
さんくす。やっと思い出せた。
また公演やってくれないかなあ

358:名無しさん@ピンキー
07/03/24 18:10:19 IM9s9YEG
>>357
小中学校の演劇では結構使われてるみたい
教師の人がいたら学芸会みたいなので使ってみるのも吉

359:名無しさん@ピンキー
07/03/24 21:12:26 sc2/wHaX
今突然、「かあちゃんがロボットでした」という電波を受信した…。

主人公(高校生)はある日、母親が真夜中に自己メンテナンスをしているシーンを目撃してしまう。 人間型の育児ロボットなんて
有り触れている世間だが、まさか自分の母が…普通の母子家庭だと思っていた主人公は思い悩んだ末、母親の部屋に盗撮用
カメラを仕掛けてしまう。

そして、ある日の深夜に主人公はついに見てしまった…母親の(ロボならではの)自慰行為を。それも、おかずは自分の写真
だったのだ。衝動に突き動かされた主人公は己の欲望のまま、母親の部屋へ吸い込まれるように入って行く。そしてそこには…

360:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/25 00:08:21 4XyS9PYu
 俺が高校から帰ってくると、母さんがいつものように玄関で俺を迎えてくれた。
「ただいま」
「おかえりなさい、弘樹。部活で疲れてるでしょ? お風呂わかしといたんだけど」
「ありがと、母さん…じゃあ先に風呂に入るよ」
「ご飯、用意してあげてるから」
「わかった」
 たわいのない会話の中、俺は母さんの右膝に包帯が巻かれているのを見つけた。
「…それ、どうしたんだ?」
「あ、ああ…今日、買い物にいった帰りに自転車転んじゃったの…それで…」
 はっきりいってうちの母さんはドジだ。自転車に乗るのは上手い方じゃないんだからあまり乗って欲しくないんだけど、
 買い物に欠かせないっていって聞いてくれない。
「大丈夫なの? 医者にはいった?」
「うん、きちんと治療してもらって、包帯も巻いてもらったから、心配しないで」
 母さんが笑顔で答えた。少し右足を引きずってるようにも見えるが、医者に言ったというなら大丈夫だろう。俺は
 着替えを用意し、風呂場へと向かった。

「母さん…」
 うちの母は自慢じゃないが、かなりの美人だ。今年で40を過ぎた筈だが、そんな風には全然見えない。俺が小学校
 低学年まで一緒に風呂に入っててもらったときの、遠い記憶を思い返してみると、胸はかなりでかかったと思うし、
 服の上からでもその形がはっきりと判る。その割に腰はきちんと括れてるし、お尻も胸に劣らず大きい…いわゆる
 グラマー体型とでもいうのだろうか? 以前、友達が家に来た時、『お前の母ちゃん美人だなぁ…彼女にしてもいいか?』
 と聞かれて、冗談なのは判っていたがつい殴ってしまったことがあったっけ。そんなことを考えながら、身体を洗う為に
 湯船から立ち上がった。
「…!」
 俺の股間のブツが、天を向いておっ立っていた。誰も見ていない筈なのに、俺は思わず前かがみになってしまう。
「ったく、俺って奴は何考えてるんだよっ!」
 最近、母さんの事を考えてるとこうなることが多くなった。母親に欲情するなんて最低の男だ…と思いつつも、母さんの
 胸やお尻に目を奪われてしまうこともある。一回目があったことがあるが、母さんは特に気をとめることもなく普通に
 話しを続けてたっけ。あれって絶対ばれてるよなぁと思いつつ、俺は風呂を上がった。
「弘樹、ご飯できてるわよ」
「わかった、着替えたらすぐいくから」
 そんな俺の複雑な思いは、風呂場を出てすぐに臭ってきた晩ご飯の香りにかき消されてしまった。その後はいつもの
 ように飯を食い、寝床に入る。きっとまたいつものように朝が来る…そう思っていた。

361:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/25 00:09:33 4XyS9PYu

「弘樹、ごめんね…母さん、いかないとだめなの」
「いくって、どこだよ」
 薄暗い部屋で、俺は母さんと向き合っている。
「私…本当は、あなたの母親じゃないのよ」
「そんな…下手な嘘つくなよ!」
「ほら、おむかえが来たわ」
 いつのまにか母さんの両脇に、黒いスーツを着た男が立っていた。男達は母さんの両脇を抱えると、そのまま
 ふわりと浮かび上がる。
「じゃあ、元気でね…ちゃんと朝ご飯は食べるのよ」
「ちょっと待ってくれよ!! 母さん!! 俺、母さんにまだ言ってないことが…」
 俺は必死で手を伸ばしたが、もう母さんには届かない。母さんの姿がどん小さくなり、虚空に吸い込まれて行く。
「母さん、俺は…俺はっ!!」

 天井に手を突き出していた俺は、自分の部屋のベッドに寝ていた。
「…夢か」
 身体を起こし、ベッドから立ち上がる。
「また嫌な夢を見ちまった」
 ここ一ヶ月、2~3日に一度この夢を見るようになっていた。母さんが俺のもとから離れて行く夢だ。
「…マザコンじゃあるまいし、冗談じゃねぇ」
 額に手を当ててみると、随分と寝汗をかいていた。時計を見ると、AM3:30…下着も汗で濡れていたので、仕方なく
 着替えることにする。咽もカラカラに乾いていたが、あいにく部屋においていた清涼飲料水のペットボトルは空っぽだ。
「仕方ない、台所にとりにいくか」
 俺は自分の部屋を出て、廊下を歩いて行った。階段を降りて、台所に入ろうとしたところで俺の足は止まった。

「母さん?」
 母さんの部屋の扉が、ほんの少しだけ開いていた。部屋の隙間から、こうこうと明かりが漏れている。
(こんな時間に何をやってるんだ?)
 少し興味をかられた俺は、ばれないように扉へ近づいた。扉の隙間からは明かりだけでなく、何やらカチャカチャと
 音が聞こえてきている。
(…?)
 そっと扉の隙間から中を覗いた瞬間、俺の目に信じられない光景が飛び込んできた。

362:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/25 00:10:29 4XyS9PYu
 母さんは机の上に置かれた、人形の足を必死で弄くっていたのだ…それだけではない、問題は椅子に腰掛けている
 母さんの下半身だ。スカートを脱いだ母さんの下半身には、右足がついていなかった。
「やれやれ、ちょっと転んだだけだったのに…こんな大掛かりになるなんて」
 机の上に置かれた右足は、膝から下がばらばらになっていた。膝の関節部分には、TVで見たロボットのような部品が
 ついている。右足がついていたであろう部分からは、様々な色の配線や金属棒がはみ出している。俺の目は母さんの
 行為に釘付けになってしまった。
「さて、これで治った筈だけど…」
 見た目は人間と変わらない状態に戻った右足を手にとり、母さんは下半身の配線をつないでいく。
「これでスイッチを入れて……あっ…んくぅ…んっ」
 ヘソの辺りから伸びた線の先についていた手帳サイズの装置を弄った瞬間、母さんは身体を小刻みに震わせたのだ。
 そしてその艶めかしい声を聞いた瞬間、俺は自分の身体が少し熱くなりだしたのを感じた。
「ふぅ、なんでいつもこんな声が出ちゃうのかしら…弘樹に聞かれたら言い訳できないしなぁ」
 ぶつぶつと自分の身体に文句を言いながら、母さんは自分の身体に右足をはめ込もうとしている。が、中々上手く
 股関節がはまらないようだ。
「やっぱり椅子に座ってたら上手くいかないわ」
 そういうなり、母さんは椅子から少し身体を浮かせ、左足だけで器用に床へ座り込んだ。
「よいしょ…っと」
 母さんはこちらへ身体を向けると、足を大きく開いた。
(う、うわ…)
 俺は思わず声が出そうになった口を慌てておさえた。何故かって…その…母さんはパンツを履いてなかったから。
 短めの陰毛が隠し切れない、母さんの股間のアソコが丸見えになっているのだ。母さんは扉から離れた所に座って
 いるので細かいところまで見えないが、ネットで見た裏画像と殆ど同じような割れ目が俺に向かって突き出されている。
 しかし、その割れ目の隣りには機械部品…母さんが普通の人間ではない証拠までもが一緒に見えていた。
「…これでOKかな」
 やがて右足を装着し終わった母さんは立ち上がり、しゃがんだり立ち上がったりして足の具合を確かめている。
 身体を大きく動かす度に胸が揺れているのが見えたのと同時に、俺は自分のブツが今までにないぐらい巨大化して
 いることを自覚した。母さんは俺に気付くこともなく、いそいそと下着を履いている。その様は、先程まで右足を外して
 いた…そう、ロボットであるような面影はまったくない。
(…くそっ!!)
 俺はそのまま、自分の部屋へ逃げるように戻って布団に潜り込み、必死で目を閉じた。しかし、母さんのあの姿が
 どうしても頭の中に浮かびあがり、股間のブツもいきり立ったまま静まらない。俺は結局その夜、一睡もできなかった。

363:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/25 00:11:27 4XyS9PYu
ってな訳で、>>359を見てムラムラしたので書いた。反省はry

364:名無しさん@ピンキー
07/03/25 00:21:28 eIz9vIny
あいかわらず仕事が早いうえに、流れが自然だなぁ。
これが才能ってやつか…

365:名無しさん@ピンキー
07/03/25 13:38:16 1n5mdVVO
>>363 GJ!!
続きも期待したいぜ

そして電波を投下した>>359もGJ!

366:名無しさん@ピンキー
07/03/25 15:46:48 eL5PuK/3
四百二十七氏、さすがにGJです!

文章が巧みなことはもちろん、提案があって即刻これだけの
量がでてくるパワーがすばらしい。


ところで「ねえちゃんがロボットでした」のほうは
完結したんでしたっけ・・・?

と、暗にそちらのリクエストもついついしてしまいたくもなり・・・
すいません。


というか、他の職人さんのも含めて、未完のSSが何本もあったような
気がしたもので・・・。

367:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/25 19:06:40 4XyS9PYu
ここんとこ仕事が忙しくて、色々な妄想が溜まってたところに>>359を見て、つい(ry

「姉の秘密」 (姉がロボry)は現在最終話を執筆してます…もう少しお待ちください orz

368:名無しさん@ピンキー
07/03/25 22:42:09 hINGrck7
私待つわ、いつまでも待つわ

369:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/26 22:50:19 qdEQmTCI
>>360-363の続きを投下します。

370:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/26 22:53:28 qdEQmTCI
 あの日から丁度一週間。また同じような悪夢にうなされて目が覚めた俺は、あの時と同じように台所へ
 行こうとしていた。
(…?)
 扉の向こう側から、何かが呻いているような声が聞こえる。普段なら全く気付かないような音だ。
 あれから2週間、母さんの”あの姿”が、俺の脳裏から離れる事は全くなかった。それどころか、
 母さんに対する疑念は膨らみ続ける一方だ。ロボットが子供を産む、というのは聞いた事がない。
 つまり、俺は母さんの…いや、そんな筈は…

「…んっ…あっ」

 疑念が更に膨らみかけた時、扉の向こうから喘ぎ声が聞こえてきた。間違いない、あの日聞いたのと同じ
 声だ…俺は扉に耳を押し当てた。
(母さん…何を?)
 「ん…やっぱりこれだけじゃ駄目だわ…」
(何がだめなんだ…?)
 30秒程してから、再び母さんの声が聞こえた。
「これで…よし」
 ピッという音が聞こえ、続けて「がしゃっ」という大きめの音が響いた。その後はパソコンの拡張ボードを
 抜き差しするような、乾いた金属音が立て続けに聞こえている。正直いってこの時の俺には、何をやって
 いるのか全く想像もつかなった。
「ん…む…んふぅ…んっ」
 母さんの声が聞こえた。最初に比べて妙にくぐもった声だし…ちゅぷ、ぴちゃという変な音も混じって聞こえて
 くる。これはまさか…?
「ふぁ…んんっ! んっ!んん…っ!!」
 艶めかしい声の聞こえる間隔がどんどん短くなってきた。ベッドの軋み音もそれに伴って激しくなって
 きている。俺の股間のブツも自分の意志と反して固くなり、今にも暴発しそうな勢いだ。
「んっ…ふぁ…んっ…んんっ!! ふぁああああっ!!」
 みしっという軋み音と共に母さんの悲鳴が聞こえ、急に静かになった。俺はあの時と同じように、部屋へ
 舞い戻って布団に潜り込んだ。

(母さん…一体どうしたってんだよ…)
 俺の中の疑念は、今にもはちきれんばかりに大きくなっていくばかりだった。


------------ ***  ------------ *** ------------ *** ------------ *** ------------ *** ------------

 あれから更に一週間が経過した。今日の俺は布団ではなく、パソコンの前に座っている。パソコンの画面には
 4分割されたウィンドウが表示され、そのウィンドウには見慣れた風景が映し出されていた。
「母さんが何をやってるか…これではっきりする」
 罪悪感が全くないという訳ではない。母親の部屋に盗撮用のカメラを仕掛け、それをこうやって見ている俺は
 盗撮ビデオを売りさばいている連中と何ら変わらないからだ。でも、今の俺の中では罪悪感以上に、母さんに
 対する疑念が大きく膨らんでいる。
(俺は…小学校以前の記憶がない)
 先週から俺は、母さんの目を盗んで家の中を探り回った。母さんの部屋に”証拠”は見つからなかったのだが、
 それ以外に不自然な事はあった。
(小学校以前の、俺に関する記録がない…アルバムも見つからない)
 俺が物心ついたとき、既に親父はこの世にいなかった。しかしそれはあくまでも、小学校低学年の時の記憶で
 あり、俺が幼稚園や保育園に通っていたというような記録は全く残っていないのだ。そう、まるで俺の記憶が
 何者かによって故意に消されているかのように。

371:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/26 22:55:34 qdEQmTCI
 様々な想像を頭に巡らせてる内に、母さんが動き始めた。パソコンの時計はAM3:00…仕掛けてあったマイク
 からは目覚まし時計の音も聞こえてこなかったのに、いきなり寝床から起き上がったのだ。まるで母さん自体が
 目覚まし時計であるかのように。

「何をやってるんだ?」

 ベッドから一度起き上がり、画面外に消えたと思ったらすぐに戻ってきた…が、母さんはパジャマと下着を
 脱いで真っ裸になっていた。その手には、1週間前に見たのと同じ装置が握りしめられている。
『んっ…』
 装置から伸びているケーブルの先をヘソに押し込んだ瞬間、あの声がパソコンのスピーカーから聞こえてきた。
 俺は息を飲み、カメラ撮影ソフトのズームボタンをマウスでクリックして母さんの姿を大きくする。

『…くっ』

 母さんの顔が一瞬歪み、苦悶ともとれるような声と電子音が響く。そして次の瞬間。
「…あ…そ、そんな!?」
 俺は思わず声を上げてしまった。母さんの体が、腰の辺りを境にして真っ二つになってしまったのだ…いや、
 正確にいえば真っ二つではない。上半身と下半身はいくつかの太い線と、金属製の骨のようなものでまだ
 繋がっている。それは、あの時に見た母さんの右足の中身と殆ど同じものだった。

『…んくっ』
 母さんは更に驚く行動に出る。下半身を両手で押し下げ、腰の関節を完全に分離させたのだ。母さんが手で
 下半身をずらすごとに、シャコ、ガシャという乾いた金属音が響く。
 やがて上半身と下半身を繋いでいるものが線だけになると、母さんは尻を両手でもちあげて腰を折り曲げ、股間の
 部分を顔の前にもってくるような体勢をとった。もう、こんなこと…人間では不可能だ。
『んっ…ふっ…』
 俺は無言でパソコンのボリュームを更に大きくした。母さんの声と一緒に、ゼリーかプリンを啜るような音が
 聞こえてくる。
『んン…ジュプ…ふぁっ!…ヌチュ…んん』
 股間に埋めた顔があまりよく見えないのだが、状況と音からして何をやってるのかは容易に想像できる。
 それが頭に浮かんだ瞬間、不意に母さんが顔を股間から上げた。
『…ふぁ…いっちゃう…』
 ぼそりと呟き、股間の割れ目をひと舐めする母さん。舌が割れ目からゆっくりと離れるのが惜しそうに、舌先から
 ぬらりとした粘液の糸が伸びる。
「…っ!!」
 俺はもう我慢できなかった。パジャマとパンツをずりおろすと、俺のブツが先端を濡らして高々とそそりたっている。
「く…ううっ」
 母さんの動きに合わせ、俺は自分のペニスを激しくしごき上げた。下半身が震えだすのと同時に、母さんも
 時折自分の股間から顔を僅かに上げ、はっきりとした喘ぎ声を漏らしている。
『ふっ…あっ…ンンっ…ああっ…ンぁああ」
「くっ…うぐ…あう…くうぅう」
 ペニスの根本から先端に向けて、一気に熱い滾りが迸る。

「ぐ…ああっ…ううあ!!」
『ム…あふ…ああああっ!!!!』

 俺と母さんは同時に達した。その刹那、俺は聞いてしまった…常夜灯でテラテラと輝く粘液で濡れた、母さんの
 口から漏れたかすかな呟きを…。

  『 ひ ろ … き ……』

372:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/26 22:57:01 qdEQmTCI
これで今回分は投下完了です。

|彡サッ

373:名無しさん@ピンキー
07/03/26 22:58:16 iUO38gQv
ちょw生殺しwww



374:名無しさん@ピンキー
07/03/27 00:43:35 u7iboa82
激しくGJだが続きが気になってしょうがねぇw

375:名無しさん@ピンキー
07/03/27 01:48:59 T15cRzRj
超GJ!!!!!!!

って、つ、続きは……っ!?

376:名無しさん@ピンキー
07/03/27 12:12:51 5lcQLzOa
GJ!!

どんな展開になるのか凄い楽しみだ


377:名無しさん@ピンキー
07/03/27 21:34:33 7zdY/8F4
四百二十七氏のいる方角にむかって五体倒置しつつGJ


さあ、崇め奉れ。

378:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/27 23:23:59 5fASW8yW
>>370-371の続きを投下します。

379:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/27 23:25:07 5fASW8yW
「いってらっしゃい、弘樹」
「…いってきます」
 小さな声でぼそりと呟いたあと、弘樹は玄関を出て行った。ここ最近、弘樹は元気がなくなってきている
 ように見える。こころなしか、顔色もすぐれない…寝不足だろうか? 今晩はご馳走を作ってあげることに
 しよう。

「さて、と」
 私は自分の部屋に戻ると、生理用のナプキンとメンテナンスコントローラを手に取った。コントローラーは
 ともかく、ナプキンは本来自分に必要なものではない。
「ふぅ」
 ショーツをゆっくり下げると、股間部分と私の人工女性器が糸を引いて繋がっていた。
「…ぎりぎりセーフか」
 装着していたナプキンは、もうこれ以上水分が吸収できないという状態になっている。便座に座りって
 太股を広げてみると、割れ目に近い部分の陰毛が透明の液で濡れ、部屋の照明を反射して淫らな輝きを
 放っていた。

「んん…っ…」
 ティッシュペーパーで液体を拭きとる圧力が皮膚に加わる度、快楽が頭脳へ伝わってくる。拭いても拭いても
 粘液は留まることなく、じんわりと溢れ続けていた。
「だめだわ…仕方ない、このままで排出しよう」
 本来、この液体は平常時に出るものではない…男性を受け入れる時、相手と自分を互いに傷つけないように
 する潤滑剤…要するに”愛液”と呼ばれるものだ。

 私は予め用意していた、自動車のオイル交換用使い捨て廃液受けを床に置く。その上を跨ぎ、膝まづいて
 太股で廃液受けを挟むように座った。
「コントローラを接続して…不要液の排出モード、開始」
 コントローラのスイッチを押して暫くすると、下半身を違和感が覆う。

380:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/27 23:27:57 5fASW8yW
「んくぅ…ふあっ」
 またもや快楽が身体を貫き、私の身体がぶるぶるっと震えた。私の身体の規格はかなり古く、今の最新の
 コントローラを接続したときにこのような症状が出てしまう。近々、コントローラのファームウェアがバージョン
 アップされるそうだから、それまでの我慢だ。
「ん…」
 身体の震えが収まったのと同時に、少し黄色みがかった液体が割れ目から排出され始めた。これだけを見ると
 人間の放尿そっくりだ。しかしこの液体は燃料電池の廃液に、私が飲んだ水分が混じったもの。固形の食料を
 摂取した場合は大体3~4日に一度、微細に粉砕されたものを体内から取りだすだけでいいのだが、水分に
 関しては最低でも1日に一度は体外へ排出する必要があるのだ。
「弘樹…」
 黄ばんだ液体が廃液受けの水分吸収剤に吸い込まれていく様を見ていると、ふと弘樹の顔が頭に浮かんだ。
 机の上に置いて有る写真立てを見ると、弘樹がじっとこちらを見つめていた。
「やだ…弘樹…見ないで…」
 写真の弘樹を見た瞬間、下半身がじわりと熱くなり始めた。人工女性器を中心に体温上昇が始まった事を示す
 シグナルが、ひっきりなしに頭脳へ伝わってくる。

「オ…オイルを補給しなくちゃ」
 水分の排出が終わり、次は潤滑オイルを補給しなければならない。傍らに置いてあった専用のオイルボトルを
 口に含み、一気に飲み干した。コントローラの画面を弄り、オイル排出サイクルを開始させる。
「だめ…こんなところ見られた…ばれちゃう」
 焦げ茶色のオイルが、先程と同じ場所から排出されていく。下半身の中心で渦巻いていた熱い固まりは今や
 全身に広がり、私の身体は意に反してがくがくと震え始めている。
「熱ぅい…」
 身体の芯が激しく疼き、メモリーから弘樹の姿がランダムに再生されていく。私はこれ以上、性欲を抑えることは
 不可能になった。
「欲しい…弘樹…」
 ブラウスのボタンを外し、乱暴に脱ぎ捨てた。ブラの肩ひもを外し、ブラ自体を思い切りめくりあげると、枷を失った
 大きめの乳房がぶるんと弾け出る。それを両手で乳房をすくいあげ、固くなった乳首を指先でつまんだ。
「ぁあんっ!! んっ…んんっ!!」
 乳房がとろけるような快楽が私の頭脳を走り抜けた。股間からオイルを垂れ流しながら胸を揉みしだく自分を
 弘樹が見ている…そう考えるだけで体に熱いものがたぎってくる

381:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/27 23:29:29 5fASW8yW
 そもそも廃液・オイル交換の作業は、弘樹に見つからないようにトイレでしていたのだ。しかし、私の中で日を増す
 毎に大きくなってくる弘樹の存在…それは私の快楽中枢にも影響を及ぼしていた。本来なら数ヶ月の周期で自慰を
 すれば収まる筈の性欲が、ここ1ヶ月の間途切れることなく増えて続けている。

「んぅ…んっ…あぅ…いいっ…!!」

 最初は1週間に一度、深夜の自慰でなんとか凌いでいた。しかし、先週から症状が更に悪化した…弘樹の事をほんの
 少し考えると、普通に家事をしている時でも性欲がどんどん高まってくるのがわかる。それに伴い、人工バルトリン
 線液の排出が止まらなくなってしまった。日常の行動に差し支えがでると困るので、生理用のナプキンでショーツの
 外へ漏れる事を防いでいるのだ。

「あっ…あんっ、あぁうぅ…んんっ」

 やがて廃液作業の時にも自慰が必要不可欠となり…今では"普通ではない”シチュエーションで自慰をしなければ、
 性欲を抑えることができなくなっている。

「んっ…あぁ…はぁ、はぁ、はぁ」
 オイル交換終了のサインがコントローラに灯った。波のように打ち寄せる快感をかいくぐり、オイルで汚れた割れ目を
 震える指で拭きとっていく。
「う…あっ…」
 もうオイルは拭きとれた筈だが、私の指の動きは止まらない。ティシュペーパーで何度も割れ目をなぞっていると、
 バルトリン線液で湿って柔らかくなったティッシュペーパーを指が突き破った。
「はぁうっ!!」
 指先が陰核を直撃したようだ。強烈な快楽が頭脳をゆさぶり、私は反射的に身体をのけぞらせた。
「ひろ…きっ!!」
 私は思わず弘樹の名を呼んでしまった…血は繋がっていないとはいえ、私は息子として接している弘樹に性欲を
 抱いているのだ。倫理を司るタスクが、激しく警告アラームを出している。しかし、それを性欲タスクが抑える。
 二つの相反するタスクが私のAI内でぶつかり、思考が飛び始めた。風呂上がりの上半身裸な弘樹の姿が
 思考の狭間で再生され、私の快楽は頂点に達しようとしていた。陰核をくりくりと玩ぶ指先の動きが、一層早くなった。

「あぁ…んっ…んんっ…あ、ああ、んんっ、あああーーーっ!!!」

 私は前かがみになり、床へ突っ伏して身体を奮わせながら絶頂の快楽を味わった。股間にあてがった手の平に
 生暖かい潮が当たり、周囲へ飛び散って淫らな音を立てている。

「ひろき…あなたが欲しい…」
 その時に頬を伝わった涙は、快楽によるものだけではなかった。

382:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/27 23:30:54 5fASW8yW
今回分の投下終了。なんだかエロばかりでストーリーが進んでいないのはきっとキノセ(ry



|彡サッ

383:名無しさん@ピンキー
07/03/28 02:50:05 R80Etmzv
今度はそう来たかーーーーGJ!

384:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/29 23:23:06 yof2X13C
>>379-381の続きを投下します。

385:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/29 23:25:20 yof2X13C
 AM1:00…メンテナンスコントローラによって仕込まれていた、記憶整理モードが自動的に起動した。
 私の記憶メモリはいくら拡張してあるとはいえ、その容量は無限ではない。そのため、一週間毎に
 メモリー内を整理し、不要な記憶を消去する必要があった。

「…またあの時の…」
 タイムスタンプは今から10年前…丁度、弘樹が小学校に入学する直前の日付だ。


『やめろ!!何故そんな…!!』
 部屋の隅に転がっている男性が、腹を押えながら私に向かって叫んでいる。

『お願い…やめ…ガはっ』
 視線を正面に戻すと、女性が苦悶の表情を浮かべていた。首には私の手が掛けられていて、ぎりぎりと
 咽を押しつぶしているのだ。そして彼女の顔は、今の私そのものであった。

『駄目です…マスター…身体の制御が…効き…ま…せ』
 私は涙を流しながら、女性の首を絞めているのだ。筐体が暴走し、弘樹の父…三沢隆の腹をフルパワーで
 殴りつけた。手が自分の意志に反し、弘樹の母である裕美の首を絞め続ける。

『弘樹…逃げ…』
『あ…ああ…』
 寝室の扉の前に座り込んでいた少年は、裕美の願いもむなしくただ座り込んでいるだけだ。私は動かなく
 なった裕美の身体から手を離し、弘樹の元へゆっくり歩みだした。
『お願いです…弘樹様…逃・げ・て』
『い、いやだ…』
 震える弘樹の首に手を掛けた瞬間、突然画像がぶつりと途絶えだ。


 【 メ ン テ ナ ン ス モ ー ド 起 動 … メ ン テ ナ ン ス レ ベ ル= MAX に 設 定 さ れ ま し た 】


 私のメモリー再生は、突然のメンテナンスシグナル受信によって強制停止させられた。

386:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/29 23:26:29 yof2X13C
(どうして!? 今の時刻は…AM2:30…まだ終了予定時刻になってないのに)
 メモリー整理モードからメンテナンスモードへ遷移させられて目を開けた私は、視界に広がる光景を疑わざるを
 得なかった。

「ひ…弘樹」
「どう、母さん…メンテナンスモードを強制起動させられた気分は?」
 冷ややかな表情を浮かべ、私をじっとみつめている弘樹。四肢を動かそうとしたが、人工筋肉のコントローラからは
 ”アクセス拒否”の非情なレスポンスがあるだけだ。

「な、何をしてるの!?」
 腰と首はまだ動かせるようだ。顔を上げて弘樹をにらみつける。
「これ、ネットのオークションで買ったんだ。小遣いを半年分投入させられたよ」
 弘樹の手に見覚えのある装置が握られていた。手帳大のそれから伸びるコードは、汎用アクセスポートになっている私の
 ヘソに接続されている。
「まさか弘樹、あなた」
「大丈夫だよ、説明書も付属してたんだ…それにしてもすごいね、これ。こんなこともできちゃうんだ」
 弘樹がメンテナンスコントローラを弄ると同時に、私の頭脳にメンテナンスシグナルが送信されてきた。

 【 人 工 女 性 器 自 己 診 断 モ ー ド : 性 感 係 数 = MAX 】

「え、ちょっと、それは…!}
「これで開始、と」

 【 自 己 診 断 モ ー ド 開 始 】

 弘樹がコントローラのEnterキーを押した瞬間、下半身の中心がかっと熱くなった。

「あ…あ゛っ!!?」
「うわぁ…」

 自己診断モードは何度か試したことがあるので、手順は私も知っている。最初は、人工バルトリン腺のテストだ。

「すごい…や…」
 弘樹の手が私の股間に伸びる。触感は僅かだったが、自己診断モードによって数百倍に増幅された快楽が、私の性欲
 タスクを焼ききらんばかりに刺激した。

「はぅあ゛っ!! んンん゛っ~~~っ!  んぁあ゛ああっ~~~~!!!」
 私は身体をあらん限りに反らせ、ベッドの上をのたうちまわった。股間から熱い液体が溢れ出し、私のあそこをどんどん
 濡らしていく。

387:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/29 23:28:06 yof2X13C
「母さん、すごすぎるよ。ちょっと触っただけでこれだもんな…じゃあ、これを弄ったらどうなるのかなぁ」
「これって、や…やめなさ…」
 私の制止を聞かず、弘樹は割れ目の狭間に咲いている小さな花芽を指先で玩び始める。

「ん゛ふぅぅっ!!!」
「人間と…そっくりだね」
「はう゛っ…いやっ…んくぅ!!」
 弘樹が指に力をこめる度に私の身体が大きく跳ね上がり、視界が一瞬真っ白に染まる。

「愛液がどんどん溢れてくる…」
「いやぁ…ああ…やぁ…」
 弘樹は花芽から離した指を私の前にかざした。透明の粘液が、糸を引いて私の乳房に滴りおちていく。

「母さんの蜜…」

 弘樹は手についた私の愛液を舐め、花弁が剥けてしまったであろう私の陰核を再びつまみ上げる。
 花びらの加護を失った雌しべは、弘樹の動きをより正確に私へ伝えてくる。

「あぐっ!! ア゛あああんん~~~~ぁああっ!!」

「…めだよ、母さん…あれぐらいでシステムダウンしちゃ」
 過負荷で一時的に稼働が止まった私は、メンテナンスコントローラによって再起動されたようだ。
「お願い…もう…やめて…」
 当然のごとく、身体は自己診断モードのままだ。性感係数もMAXに設定されている。
「これからが本番だよ。聞きたい事がね、山ほど有るんだ…」
「!」
「じゃあ始めるよ」
 弘樹がコントローラを操作する。しばらくしてコントローラから送信されてきたコマンドに、私はがく然となった。

「だめ!! 弘樹、それだけはやめてっ!!」
「…腕部・脚部を強制排除…人工筋肉ジョイント、及びフレーム接続部開放…実行」

 【 緊 急 コ マ ン ド 受 信 : コ マ ン ド 実 行 】

四肢の感覚が消え去り、エアが漏れる音が響く。程なくして、私の手足は身体から逃げるように飛び出した。

388:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/03/29 23:29:07 yof2X13C
これで今回分の投下完了です。

|彡サッ

389:名無しさん@ピンキー
07/03/30 10:44:32 SATs10fU
ちょwww弘樹wwww

なんかsenkaスレみたいになってきたぞw

390:名無しさん@ピンキー
07/04/01 13:02:09 764iMD0M
四百二十七氏、超神GJです!

どうやったら、こんなに人を興奮させられるものが書けるのだろうと、
うらやましい限りです。

ところで、四百二十七さんは、巨乳好きですよね。w
いや、今までお書きになったヒロインさんは、たいてい巨乳設定で
いらっしゃるから。w

私は四百二十七さんのような高品質のエロ作品は書けませんが、
私が書くと、たいがい貧乳設定になるもので、やっぱりそういうところに
趣味が出るんだなあと思った次第です。
失礼いたしました。

391:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/01 21:04:30 dz8LrhEj
お…俺はぼいんちゃんが好きだったのかッ…!!

激しい動悸をおさえながら、>>385-387の続きを投下します。

392:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/01 21:05:53 dz8LrhEj
 外れた四肢を脇に押しやり、弘樹は私の下半身へ馬乗りになった。
「弘樹…どうして…」
 弘樹の瞳に、私の身体の機械部品が映っているような気がした。そう思った瞬間、私の目から涙が
 どっとあふれ出る。
「涙…すごいな、最近の育児ロボットってここまで精巧に出来てるんだ」
 涙を見ても臆することなく、弘樹は私を問い詰め始めた。
「…俺の母さんは…三沢裕美を何処にやったんだ?」
「!!」
「あんた、俺のなんなんだよ…」
「こんなことをして…こうまでしても聞きたい?」
「当たり前だ! 俺はずっと…ずっと、うちの家族は普通だと思ってたんだ! 親父は死んじまったけど、
 母さんは優しくて強かった。信じてたんだ…母さんを」
「そ、それは…」
「それが…なんだよ、これ?!」
 外れた右腕を拾い上げ、私に突きつける。
「あんただけじゃない…俺も変だ…小学校に入学する以前のことが、どうしても思いだせない」
 私の右腕を投げ捨て、頭を抱える弘樹。
「俺は…俺は一体誰なんだ…?」
「弘樹…」
 苦しんでいたのは、私だけではなかった。作られた虚像の裏で鬱積していた現実が解放され、それは彼に
 重くのしかかっているのだ。
「本当の事を話して上げるわ」
「…」
「でも、それを知ったらあなたは狂ってしまうかもしれない…それでもよければ、全てを教えて上げる」
「狂ってしまってもいい…それで現実が見えるのなら」
「…弘樹」


 それから私は、弘樹に全てを話した…自分の正体は育児ロボットではなく、御剱重工業のアンドロイド
 試作品・MGX-5000であること。弘樹の小学校入学前に起こった、アンドロイド暴走による一家死傷事件の
 こと。その事件はこの家で起こったこと。それから10年間、弘樹の父から預かったメールに従い、自分が
 弘樹の母となっていたこと。

「そ、そんな」
「全部本当の話しよ」
「うっ…くっ…」
 私の腹部に、何かの水分が滴り落ちた。

393:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/01 21:06:53 dz8LrhEj
「うう…畜生…」
 弘樹は泣いていた。中学生になって以来、私の前で涙を見せたことのない弘樹が、今は涙を拭おうともせずに
 ただ泣いている。
「弘…樹…?」
「畜生…畜生!!!」
 泣いているだけではなかった。弘樹は全身を震わせて泣いている。
「思いだした…思いだしたよ…俺は見ちまった…あんたが、俺の母さんを絞め殺したところを…その手で、俺の
 首を締めようとしたことも…」
 弘樹は知らなかった訳ではない。外的ショックによる、記憶喪失…幼い自我が、自らの崩壊を防ぐ為にとった
 精いっぱいの抵抗だったのだ。
「あんたは俺の母さんを殺した…そして」
 弘樹の手が、私の顔を両側から掴んだ。
「母さんの顔を奪ってのうのうと生きてる…例えそれが父さんの言い残した事でも…こんなことって」
 震え続ける弘樹の手に力が篭ってくるのがわかる。
「憎い…あんたが憎い筈なのに…!! なんでこんなに涙が出るんだよ…なんでこんなに悲しくなっちまうんだよ!!」
「弘樹…」
「うっ…ううぅ…」
 私の顔から手を離し、弘樹は四つん這いになって泣いている。悔しさ、悲しみ、憎しみ…全ての負の感情が彼の
 顔を歪ませていた。

「弘樹…私を壊して」
「えっ…」
「私は、あなたのお母様を殺したあと、メーカーで検証されて破壊される筈だったの」
 弘樹の目に戸惑いの色が浮かんだ。
「でも、あなたのお父さんは私を”死なせて”くれなかったわ。あの出来事を忘れず、あなたを育てることが贖罪に
 なるって」
「父さんが…」

「でも、私はまた罪を犯してしまった…息子として育てていたあなたに、恋愛感情を抱いてしまったのよ」
「そんな…」
「お父様からお母様の顔を預かった時から、私はあなたの母になることを決意した。それなのに…あなたを見ると、
 身体の芯のうずきが止まらないのよ…」

 そう、今でも私の下半身は燃えるように熱く、股間の割れ目からは蜜が溢れ続けているのだ。

「もういいよ」
「だから壊して…私に罪をつぐなわせて…」
「母さんっ!!」
「弘…!!」

 弘樹が突然覆いかぶさってきた。視界が真っ暗になったかと思うと、暖かい触感が私の唇を覆った。
(これは…)
 口唇を割り、弘樹の舌が押し入ってきたのがわかる。その動きは、明らかに私を求めているものだ。
(駄目よ…駄目…これ以上やってしまったら…)
 私は必死で下顎の人工筋肉に力を込め、歯をくいしばった。弘樹の舌が一旦引っ込められ、目の前が少しだけ
 明るくなる。

394:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/01 21:08:49 dz8LrhEj
「何故…?」
「…俺にはできない…できるわけないだろ!!」
「弘樹…」
「母さんと同じ顔して、俺に優しくしてくれて、ここまで俺を育ててくれて…」
 弘樹の顔は、涙でぐしゃぐしゃになっていた。
「今更アンドロイドって言われてもそんな…あんたを…母さんを…壊せる訳ないじゃないかよ…ちくしょおぉ!!」
「私を…母さんと呼んでくれるの?」
「俺は…俺は母さんが!!」
「!!」
 再び覆いかぶさってくる弘樹。感情をむき出しにして私の唇を求めてくる息子に、私はもう抵抗することは
 できなかった。
「んっ…ふぅ…」
 舌同士が絡み合い、舌先を互いの口に入れあう。四肢の無い私は、弘樹のされるがままにされつつあった。

「んくぅ…ふはぁ!」
 息が続かなくなった弘樹が先に唇を解いた。息を荒げながら、弘樹は私の乳房をじっと見つめている。
「母さんのおっぱい…」
「…いいのよ…弘樹」
「母さん…」
「こんなことになるって夢にも思わなかったから、授乳用のミルクは入れてないけど…」
「…!」
 弘樹はそれ以上我慢することが出来なかったようだ。

「…っ! あぁんっ!!」

 弘樹は小豆のようになっていた私の乳首を、貪るように口に含んだ。歯で軽く噛まれ、吸われる度に
 快楽が私を貫いて行く。その感触は初めての筈なのに、なぜかとても懐かしい気がした。

「んんっ! あっ! ひ、弘樹…もっと…んんっ!! 優しく…ああんっ!」

 私の願いを聞いてくれたのか、弘樹の求め方は少しだが大人しくなった。しかし、乳首を甘噛みされたような
 刺激は途切れることがない。おまけに、開いている方の乳房に手をかけて揉みしだき始めたのだ。

「ひっ!! ん…んっ!! あ゛うっ!」

 自分でもわかるぐらい固くなった乳房の先端がつまみあげられ、電撃のような快楽が私のAIを白く染める。

「んっ…い…いいっ! もっと…ぉ…ん゛っ!!」

 仮初めの母とはいえ、息子と交わろうとしている背徳感が、欲望タスクを更に活性化させていく。理性タスクの
 稼働率が10%を切った時、私のAIに新たな欲望が芽生えた。下半身の芯が激しく疼き、人工女性器がひくつく
 感覚がどんどん増してくる。

「ほ…しい…弘樹…んっ…あなたが…欲しい…」
「母さん…?」
「お願い…あなたのを…挿れ…て…」

395:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/01 21:20:29 dz8LrhEj
今回分の投下終了ですー

|彡サッ

396:名無しさん@ピンキー
07/04/02 20:48:35 UKrb8zNY
GJ!!
四百二十七氏に敬礼 ( ̄^ ̄ゞ

397:名無しさん@ピンキー
07/04/04 09:02:58 8roy1KZB
ホシュ

398:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/04 23:19:33 q1g7JOOA
>>392-394の続きを投下します。

399:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/04 23:20:13 q1g7JOOA
 気がついた時、俺と母さんは唇を重ね合わせ、互いを貪りあうように求めていた。母さんの四肢は
 外れっ放しで機械部品が生々しくはみ出ていたが、それを見ると俺は更に興奮が高まったような
 気がする。

「母さん…」
「ひろ…きぃ…」

 俺は一旦ベッドから降り、部屋の電灯をつけた。
「ぁ…い、いやぁ…」
 そこには母でも殺人ロボットでもない、ただ俺を欲しがっている一人の女性アンドロイドが居るだけだ。

「母さん…いや…なんて呼べばいいのかな」
「あなたの好きなように…」
「じゃあ、ゆ…裕美…」
「その名前は、お母様の…!」
「いや、いいんだ…でも」

 余計な言葉は要らない。母さん…いや、三沢裕美は俺のものだ。
「裕美…もっと見せてよ…」

 部屋の明かりで、裕美の身体がこうこうと照らされる。俺が調べたデータによれば、彼女の身体は
 人間でいえば丁度30歳前後の状態で設定されているらしい。豊かな胸の膨らみ…つりがね型の
 それは、自重に負けて少しつぶれかかった曲線を描いている。その先端には僅かに外側を向いた
 桃の種が、上に向かってつんと立ちあがっていた。
「いや…電灯を消してぇ…」
 四肢を外された裕美は、恥部を手で覆い隠す事さえできない。時折身体をよじらせようとした時に、
 乳房がぶるんと震える。

400:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/04 23:20:51 q1g7JOOA

「だめだ…もっと俺に見せてくれよ」

 俺は裕美の股間が最もよく見える位置に上った。太股のつけねより少し膝寄りの辺りから、脚部を
 構成する部品がはっきりと見える。複合素材製の人工骨格、樹脂が複雑に絡まった人工筋肉、
 そして情報伝達や電力を伝えるケーブル類…どこをどうみても、それは裕美が人間でない証だ。
 しかし、その両太股の谷間には、薄めの陰毛で覆い切れない割れ目が蜜を満々と湛えている。
 ひくり、ひくりと裕美の下半身が震えるたびに蜜が溢れだし、シーツの染みを大きくしていく。

「…っ!! あぁん…んぁんっ!」

 俺は割れ目に舌を添え、蜜をじっくりと味わった。本物の愛液をまだ味わったことのない俺には、
 彼女の蜜を他と比べることは出来ない。しかし、どこか懐かしい味を感じたような気がする。

「あぁんんっ…あっ!? ひぃ!?」

 既に花弁から顔を出している雌しべを舌先で転がすと、裕美は悲鳴にも似た喘ぎ声をあげ、体を
 くねらせた。

「奇麗だ…これって本当に作り物なのか…」
「私のそこは…んっ…身体と同じで…あっ…試作…んんんっ!!」
「裕美…」
 あの悲劇を周囲から隠し通して三沢裕美を演じるには、全てを人間と同じにする必要があったのだ。
 俺の親父は”三沢裕美”を復元し、俺にあてがった後にこの世を去った。

「あっ…んっ…あぁ…うぁ…」
 キュ、きぃという機械部品の動く音が、甘い喘ぎに混じってかすかに聞こえている。絶妙なハーモニーを
 もっと聞きたくなった俺は、親指でクリトリスを弄りつつ人さし指と中指を膣の中へ差し込んだ。

「ああうっ!! んん…あぁ!」
 ひときわ大きく身体をよじらせる裕美。もの欲しげにこちらをじっと見ている裕美に、キスの雨を
 降らせてやる。

401:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/04 23:24:19 q1g7JOOA
「んん…むぅ…あふ…はぁ…」
 涙で潤んだ瞳でこちらを見ている。手先へ僅かに力を込め、指先に当たっている柔らかい壁を刺激してみた。

「あう…ああっ! いや…いい…んふぁ! あ…い…いく…んぁぁああ!!!」
 裕美は身体を大きく反らしながら絶叫し、そのまま果てた。

「…イったんだ」
「ん…はぁ…はぁ…あう…はぁ」

 疑似的とはいえ、彼女の胸は呼吸で激しく上下している。俺はそれを見て、ふと悪戯をしたい気分になった。
「あ…だめぇ…そんなこと…したら…」
 恥丘の盛り上がりを優しく撫でながら、ひくついている割れ目を指でぱっくりと開けてやった。そして紅い
 花びらの中身を、指でかるく掻き上げてみる。

「あっ!! んぁあん゛っ!!」

 裕美は首を左右に激しく振り、髪を振り乱して一層激しく喘ぎ始める。

「ん゛っ!! い…やぁ…! んん゛~っ!! あぅ! ああっ!」
 声が響く毎に透明の液体が割れ目から噴き出し、パタタっと音をたててベッドに飛び散った。
「やぁ…溢れちゃう…あぁ…ぅ」
 切ない表情が俺に懇願している。

「もうじらさないでぇ…お願い…弘樹…好きだから…欲しいのよぉ」
 言われなくても、俺は全身が限界を突破したところだった。服を乱暴に脱ぎ、下着を破らんかのような勢いで
 ずりさげると、俺のブツは自分でも見た事のないぐらい膨張し、天を向いている。

「それを私の…中に…」
「言われなくても…!!」
 太股を押し広げ、手を添えてブツを割れ目にあてがう。互いの性器は十分に濡れており、いつでも始める
 準備が既に整っていた。

「来て…」
 裕美の声を合図に、俺は一気にブツで裕美を貫いた。

402:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/04 23:25:15 q1g7JOOA
今回分の投下完了。そろそろ次で最終回か…


>>397
そして遅ればせながら、ホシュたん乙

403:名無しさん@ピンキー
07/04/05 00:14:04 n1M0Prbt
いやもう何と言って褒めたらいいのか。
結末を刮目して待っとります。

404:名無しさん@ピンキー
07/04/08 21:37:40 vFNU3TAm
ホシュ

405:名無しさん@ピンキー
07/04/09 12:11:01 rrBsMQ7S
ホシュたん乙!

406:名無しさん@ピンキー
07/04/11 22:11:19 UZl2zjnX
hosyu

407:四百二十七@携帯
07/04/11 22:19:01 tYp2MwEU
全鯖アク禁に巻き込まれますた orz

408:名無しさん@ピンキー
07/04/13 21:09:12 cj3l4XjU
~【やっぱり】なおも続く独り言劇場8【寅さん並みワンパターンですが】~

総務課のSKさんがすきだ。
俺の脳内妄想設定では、彼女の正体はロボットということになっている。


昨日、たまたま階段ですれ違ったとき、彼女が親しげな笑顔で俺に、
「Oさん(※俺のこと)、背、大きいんですね。何センチぐらいあるんですか」
と。話しかけてくれた。

俺は、やにさがった顔で
「えーと、180センチぐらいですね」
と答えた。

「そうなんですか~。もっと大きく見えますね~」
と言う彼女に、俺は
「いやあ。でも、体重のほうは聞かないでやってくださいな」
と、おどけてつけ加えた。

彼女がにっこりと笑ってくれたので、俺はつい調子に乗って、
「SKさんは、150キロぐらいかな。
いえいえ、いいんですよ、恥ずかしがらないでも。
機械なんだから、人間より比重が重くって当たり前ですからね」




などと余計なことを言ったりは (以下同文)

409:名無しさん@ピンキー
07/04/13 22:19:05 RJjp4Lw6
>>408

いつ何時、その薄氷の理性が踏み抜かれるか、別の意味でドキドキします先生!

410:名無しさん@ピンキー
07/04/13 22:22:35 qd+KZs2H
毎回短文ながら"わかっている"話を書く先生にwktkが止まりません。

411:名無しさん@ピンキー
07/04/17 00:34:52 6GMcNsQt
ラフ置かせてくださいね。

つ【URLリンク(www.42ch.net)

412:411
07/04/17 00:37:27 6GMcNsQt
忘れてたorz

パスは「yuuki」

413:名無しさん@ピンキー
07/04/17 00:47:57 D83uFJ6w
一つ聞きたいのだが、既存のスーパーロボットの擬人化ロボ娘はこのスレの範疇に含まれるか?

414:名無しさん@ピンキー
07/04/17 01:00:47 3IhVwJmE
それくらいは自分で判断できるのが望ましい訳だけど
体の中身まで全部機械ならいいんじゃないの

415:名無しさん@ピンキー
07/04/17 23:51:29 Wyjb/3z3
コスプレにならないように注意すればいいのではないかと。
コスプレならMS少女系なので別スレがある……あれ、なかったっけ?

416:名無しさん@ピンキー
07/04/18 04:19:54 W3tROMg5
ずいぶん前に落ちたぞ

417:名無しさん@ピンキー
07/04/18 18:42:29 D9iD4Nqo
つまり擬人化によって生身になってしまったら このスレではスレ違い

418:名無しさん@ピンキー
07/04/19 14:36:32 l2uPMyUX
つまり、擬人化されたMS少女を、外見はそのままでアンドロイド化すればいいわけだ。

ただ、問題は「生身じゃないということをどう表現するか」だな。
「これはロボですよ」というキャプションだけでもいいのかもしれんけど、
一部内部パーツが透けているとか、インプラント(埋め込みパーツ)があるとか、
被弾etc.でメカバレしているとか、絵的に説得力があるほうがいいかもしれんね。

419:名無しさん@ピンキー
07/04/19 21:19:17 Mi1CoM3i
「よし、完成だ!」
 白衣の男はそう呟くと、三面のディスプレイが並ぶコンソールから
ゆっくりと立ち上がった。
「博士! やっと出来たんですね、私の体!」
 それに答えるのは少女の声だ。
 しかし、実験機材が並ぶその部屋には、博士と呼ばれた男以外に
人の姿は無い。
「ああ。お前にも苦労掛けたな」
 姿無き少女の声は、男にとってはいつもの事なのだろう。特に驚く
様子もなく……言葉を掛けたのは、コンソールの傍らに置いてあった
赤い飛行機に向けてだった。
 大きさはソフトボール程度だろうか。丸っこいラインを持つそれは、
精巧な模型に見える。
「これでAIだけの私も、正義のために戦えるんですね!」
 少女の言葉を放ったのは、それだった。
 自意識さえ持つAIを搭載した、超小型飛行システム。それが
赤い飛行機の正体だ。
 超AIとも呼ばれるそれを備えている以上、言葉を操り、作成者と
意思の疎通を図る事など造作もない。
「…………」
「……博士?」
 返事のない男に、真っ赤な飛行機はもう一度その名を呼ぶ。
 彼女を作ったのは、白衣の男だ。今更、飛行機が喋る事を驚くはずが
ないのに。
「お、おう。とりあえず、合体してみろ」
「はいっ!」
 ようやく返ってきた男の言葉に、飛行機はその場から滑走する事なく
垂直に舞い上がった。狭い研究所の中、失速する事もなくゆるゆると飛び、
部屋の中央にある穴へと垂直に降下する。
 飛行機の大きさに合わせて作られたその穴は、地下工廠にある巨大
ロボットの頭部に繋がっているはずだった。彼女の超AIは、その巨大
ロボットの制御システムとして作られたのである。
「ぱいるだー! おーん!」
 少女の声と共に穴から響くのは、鈍いドッキング音。
 それと同時に研究所の床が開き。
 大地の底から、巨大ロボットが現われる!

420:名無しさん@ピンキー
07/04/19 21:21:00 Mi1CoM3i
「……博士?」
 大地の底から現われた『それ』の放った第一声は、怪訝そうな声だった。
「何だ?」
「あの、これ……」
 そう言いながら、目の前の博士に向けてゆっくり一歩。それは、研究所の
壁を蹴り破る事も、大地を揺るがす事もなく、ごく静かに踏み出された。
「……予算不足だった」
 男が呟いたのは、たったひと言。
「全高18メートルは?」
 『それ』の全高は18メートルどころか、男よりも低かった。
「全高1.6メートルが限界だった」
 露骨に不満そうな表情を浮かべる『それ』の頭を、男はぽんぽんと撫でて
やる。
「じゃあ、超合金Zのくろがねの城は?」
 『それ』の表面は超合金どころか、柔らかな人工皮膚に覆われていた。
「実用化は、あと百年くらいかかるらしい……」
 さすがにその格好はマズいと思ったのか、男は自分の白衣を脱ぎ、『それ』の
肩から掛けてやる。
「ロケットパンチは?」
 『それ』の両腕はロケットどころか、どこをどう見ても女の子の細腕だった。
「あ、それはちゃんと付けてある!」
「博士のばかーっ!」
 その瞬間、男のボディにロケットパンチが叩き込まれたのは、言うまでもない。

421:名無しさん@ピンキー
07/04/19 21:23:05 Mi1CoM3i
スーパーロボット娘がどうこういう流れだったんで、何となく書いてみました。

分離変形合体だとロボット娘だと分かりやすい反面、直球で異形化しちゃうから
その辺りのさじ加減が難しいっぽいですね。

422:名無しさん@ピンキー
07/04/19 22:32:21 xRolFZP+
>>421
オレは萌えた

423:名無しさん@ピンキー
07/04/19 23:07:01 Z0YI0cQq
コ■助にされなくて良かったなw

424:名無しさん@ピンキー
07/04/20 09:31:18 wTzwkI0g
萌え小ネタGJ。三機合体娘カマーン。

425:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/22 17:49:45 TWHz2YPu
>>399-401の続きを投下します。

426:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/22 17:52:08 TWHz2YPu
 俺の母であり、同時に愛する人でもある裕美の中は暖かかった。ある種の懐かしさをも感じさせる程、俺と裕美が
 こうやって一つになることが極自然に思えてくる。

「っ…あ…」
「裕美…」
 俺は裕美と一つになったまま、何度も唇を重ね合わせては解き…を繰り返した。

「んんっ…弘樹…どう?」
「どうってそんな…」
 瞳を潤ませて裕美が聞く。
「なんだかとても暖かくて…優しくて…」
「弘樹…泣いてるの?」
「俺が…?」
 そう、俺は知らない間に涙を流していた。この世で一番優しく包んでくれる彼女に対する罪悪感が、滝のように
 溢れ出していたからだ。

「俺…俺…うう…なんてことを…」
 四肢を取り外され、俺にされるがままにされていた裕美。他人事のように感じていた今日の出来事が、繰り返し
 繰り返し俺の頭の中に響きわたっている。
「弘樹…いいのよ…」
 俺の頬に、暖かくて柔らかいものが触れた。それは懺悔の涙をゆっくりと伝っていく。
「あぁ」
 裕美が、俺の涙を舐めとってくれていた。俺が犯した罪を、摘み取ってくれていた。

「うぅ…ぐすっ」
「弘樹…」
 俺は裕美を抱きしめた。それに呼応するかのように裕美も僅かに動いている。四肢もついておらず、自由に動かせ
 ない彼女の身体が、大きな観音像のように感じた。いつしか忘れていた感触…これが母の温もりなのだろうか?
 このままこうしていたい…そう思った時、裕美は切ない表情を浮かべた。
「私にも…頂戴…」

 その言葉を聞いた俺は改めて意を決した。目の前にいる女を抱いた責任が、俺にはある。
「動く…よ」
「ん…」

427:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/22 17:53:19 TWHz2YPu
 裕美が目を閉じた。俺はゆっくり腰を引き、彼女を再び貫く。
「はっ…あぁあんっ!」
 肌同士が軽く叩き合わされた音と共に、裕美の口から甘い喘ぎ声が紡ぎ出された。
「い、痛くなかった?」
「ん…平気だから…」
 腰を引き、更に一突きを入れる。さっきより膣の締めつけがきつくなったのか、今度は俺も声を上げてしまった。
「うぅ!」
「あぁっ…んん!!」
 俺は徐々に腰を動かすスピードを上げた。パン、パンという音と喘ぎ声が部屋に響き、それは俺達の快楽を更なる
 高みへと引き上げて行く。

「んっ…ああん……あぁっ…んん…ああっ!」
「ふぅ…うっ…あう…うぁ…あううぅ!」
 裕美が切ない表情になる度、俺は唇を軽く重ねた。唇を解いた直後の、彼女の顔が愛おしい。
「裕美…くっ…俺…大好…うぅ…だ…あっ!!」
「わたしも…あなたを…愛…んんっ…してる…んんぁ!」
 二人の動きが激しさを増し、奏でるリズムのテンポがどんどん上がる。
「うぅ…締めつけが…きつ…い……ぐっ!」
「すご…いぃ…奥まで届いて…んんっ!!」
 下半身ががくがくと震えだし、頭の中が白くなり始めた。それでも二人の動きは止まらない。
「ぐ…で…出る…」
「いぃ…ああっ…あぁん…いっちゃうぅ…」

 下半身の芯から、何か熱いものがペニスの先へと流れる感触が来た…と思った瞬間、下半身が大きく震え、俺の
 頭は快楽で真っ白に染まった。

「ぬぅ…あぐっ…うぁ…ぁああああああっ!!!」
「いっちゃう…いぐぅ…ああ゛あ゛ん゛っ!!!」
 裕美と一つになっている部分が一気に熱くなり、「俺」が彼女の中に注ぎ込まれて行くのを感じた。

428:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/22 17:53:54 TWHz2YPu
 次の日の朝、彼女はいつもの母に戻っていた。いつものように俺を送りだし、帰宅したら俺を優しく迎えてくれる。

「母さん」
 俺は母さんに背後から抱きついた。腰に手を回し、うなじにキスを浴びせる。
「んっ…駄目よ…明日のお弁当仕込んでるんだから…」
「晩の10時を過ぎたら…って約束だったじゃないか。それに」
 やけに短いスカートをめくりあげ、あそこへ指を這わせる。
「あうっ!」
「…なんで履いてないんだよ」
 割れ目に添えた指先に、熱くなった蜜が溢れているのを感じる。
「なんでって…あぁあん!」
 割れ目をひと撫でした指を抜き取り、母さんの目の前に差しだした。

「もうこんなになってるよ」
「…ふふ…しょうがない子ね…」
「始めたら名前を呼びあう約束だっただろ」
「まったくもう…明日は弁当抜きよ、弘樹…んっ!」
 ブラウスのボタンを外し、豊満な乳房を揉みしだいた。びくりと身体を奮わせ、腰に巻いていたもう一方の俺の手を
 自ら花園へ導いていく。

「弘樹…好き…んぁ!」
 母から裕美に変貌した俺の女が、歓喜の声を上げた。
「もう放さない…」

 もう過去は振り返らない…手に入れたものは、二度と失わないと固く決意した。それが、今俺にできる精いっぱいの事だから。

(終わり)

429:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/22 17:55:22 TWHz2YPu
規制解除されてたので何とか投下終了。

これでロボ姉の方にかかれるかな…

430:名無しさん@ピンキー
07/04/23 11:59:46 8lBeREyF
GJ!
ロボ姉も楽しみにしてます

431:名無しさん@ピンキー
07/04/24 22:12:03 y5Wohgcx
URLリンク(www.designnewsjapan.com)

432:名無しさん@ピンキー
07/04/25 00:26:26 1dnAJ7pt
このスレの住人的に、武装神姫って許容範囲?俺は大好物なんだが。

433:名無しさん@ピンキー
07/04/25 00:36:28 yQUvVbeq
あれで等身大の設定なら……

434:名無しさん@ピンキー
07/04/25 00:41:56 NUYUB3hj
武装神姫スレあるじゃん もう6スレ目だよ?

435:名無しさん@ピンキー
07/04/25 09:49:02 RjAEeIcM
まあ萌えネタのスレでもあるわけだから、もし萌えさせてくれるならあまり厳密でなくとも俺は無問題。

436:名無しさん@ピンキー
07/04/25 21:48:22 WweM+JLT
今スレでも427番をちゃんとゲットすべき人がしてたんで一安心の書き子

437:名無しさん@ピンキー
07/04/26 07:13:01 mw//4IEE
ひょっとしたら、彼は3スレ連続で>>427ゲットじゃなかろうか。

>>427外したら、次のスレからコテかわるんだろーか・・・

438:437
07/04/26 09:21:45 rAh5oFPV
ごめん、勘違いしてたorz
まだ「前スレ427」てコテだと思い込んでた。


吊ってくる。んで、萌えっ娘アンドロイドに改造してもらう。

439:名無しさん@ピンキー
07/04/28 21:36:51 A2iDQU0u
ホシュ

440:名無しさん@ピンキー
07/04/28 22:33:17 e8ZIHfse
ホシュ タン オツ

441:名無しさん@ピンキー
07/04/28 23:30:40 tqNhXYOr
ロボ擬人化はありなのか?

442:名無しさん@ピンキー
07/04/28 23:36:36 r7Nb6uLo
擬人化したらスレちがいじゃね

443:名無しさん@ピンキー
07/04/28 23:49:31 wKCuFj8u
無機ロボを有機ロボ化するのならありかもしれん。

444:名無しさん@ピンキー
07/04/29 08:30:02 ZjjSz7Dq
慣れない有機部品の感覚に戸惑ったりとかな(´Д`*)

445:名無しさん@ピンキー
07/04/30 01:31:18 xCZB433i
>>444

ワッフルワッフル

446:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/04/30 19:25:38 ymnLiKyY
>>444-445

「人間のおっぱいってこうなってるんだ…」
 鏡に向かって胸を突き出す私。新型のボディへの換装作業が終わって帰宅すると、マスターは留守でした。
 あまりにも暇だったので、自分の身体がどうかわったのかチェックしてみます。
「なんだか柔らかいな」
 服の上から触ってみると、ふにっという感触が触覚センサーに伝わってきました。興味が湧いた私は、ブラウスの
 ボタンを外します。
「わ…可愛いブラ」
 メンテナンスセンターのお姉さんがプレゼントしてくれた下着が、ちゃんと着せられていました。ブラはフロントホックに
 なっているので、凄く簡単に外す事ができます…早速ホックを外し、どんなおっぱいなのか確認してみることにしました。
「…なんだか、マスターが注文してたのより大きいような…」
 換装前のおっぱいとは違い、ブラを外すと柔らかなおっぱいが”ぷるん”と出てきました。おっぱいをそっと手で包むと、
 手の平の触覚センサに何か固いものがあたります。これまた、換装前のおっぱいには装備されてなかったような…
「なんだろ、これ…あっ…あぁんっ!?」
 それを指先で摘んだ瞬間、なんともいえない感覚が私のAIを揺り動かしました。マスターとキスをする時に同じような
 感覚がありますが、それとは比べ物にならないぐらいの強度です。
「ふぁ…あ…」
 脚部のアクチュエータの制御が効かなくなり、私は床にへたりこんでしまいました。それと同時に、ボディ内部…特に
 下腹部の温度が上昇し、強制冷却システムが激しく動いています。
「はぁ…はぁ…身体が…身体が熱い…」
 下腹部から伝えられてくる認識不能の感覚に耐えきれなくなった私は、思わず下腹部を手で押えました。その時、
 おっぱいを弄った時と同じ感覚が、微妙ですが股間のパーツから伝わってきたのです。
「んっ」
 人工声帯が、私の意志に反して変な声を発しました。
「マスター、どうしよう…私、壊れちゃったかも」
 マスターの優しい顔を思い浮かべた瞬間、私の腕が勝手に動いてしまいました。いや、”勝手”という単語は不適切かも
 しれません…むしろ、”もう一人の自分”が腕を思うままに動かしている、という表現の方がぴったりだと思われます。
「…っ!! あぁ…んっ!」
 おっぱいと同時に新しく装備された股間部のパーツ…私の手はそこにあった柔らかな割れ目を、激しく弄くっています。
 指先にこりっとしたものが触れる度、センサの配線がショートしたような感覚が私を襲いました。
「あっ…ンっ…はぁ…い…いぃ!」
 割れ目を弄くり続ける左手、おっぱいを揉み続ける右手。左手を何とか私の意志で動かし、指先を見てみました。
「濡れてる…こんな…」
 潤滑油とも冷却水とも判断がつかない、透明の液体が私の指先に付着していました。
「マスター…私…私…」
 心配そうなマスターの顔が浮かび、下半身が締めつけられるように熱くなります。
「はぁん…駄目…止まらない…」
 割れ目の中に再び指を差し入れ、激しくそこに刺激を与え続ける私。何故こんなことになったのダロウ…デモ…今ハ…
 モット…ホシイ…ますたー…ますたー…ますたー…

「あぁ…ンン…あぁう…あっ…あぁ、ア、ア、ァ…ンンンっ!!!」



(…省略されました。こうですか?わかりまry)

447:名無しさん@ピンキー
07/04/30 19:29:13 SdGicHfH
>>446
勃ったw

448:名無しさん@ピンキー
07/04/30 20:45:37 xCZB433i
敏感すぎだー(ワッフル

あいかわらずGJです。某ほしのゆめみスレやエグゼリカスレでもよろすくw

449:名無しさん@ピンキー
07/05/03 10:47:48 NlegivKb
ホシュー、ホシュー。

450:名無しさん@ピンキー
07/05/03 11:12:23 ahcQg3/b
戦術偵察機シルフィードである戦闘妖精雪風が、自身をダウンロードした先がJAMが対人戦研究用に開発した
光学異性体蛋白質ベースのアンドロイド体だった……

なんてのを妄想したんだが、このスレでいいんだろうかw

451:名無しさん@ピンキー
07/05/03 14:25:16 ZewoB56G
う~ん、判断つきかねるから とりあえず投下してみたまえ

452:名無しさん@ピンキー
07/05/04 05:28:59 Xoh7xMbN
>>450 シルフィードと雪風でゼロ魔を想像した

453:名無しさん@ピンキー
07/05/04 10:02:36 YwJHM2Kr
たすけてメイヴちゃんの立場はどうなる。

454:名無しさん@ピンキー
07/05/06 23:34:19 losQGDHP
ホシュ

455:名無しさん@ピンキー
07/05/07 00:49:29 FQsErO3r
メイヴちゃんのことはなかったことにしてw
450のが読みたい
雪風はそのままだとサイズが大きすぎ……

456:名無しさん@ピンキー
07/05/07 01:35:08 vteDnxaM
雪風のAIユニットが「ぽこん」と抜けて、その中からロボ娘が出てくればいいではないか。

457:名無しさん@ピンキー
07/05/07 02:14:58 yGJ01aZ2
ぽこ?

458:名無しさん@ピンキー
07/05/08 01:32:56 F3s0R9ow
ぽ……ホシュ

459:名無しさん@ピンキー
07/05/09 16:42:11 vZ4TpmmJ
乙たんホシュ

460:名無しさん@ピンキー
07/05/11 22:18:41 ZjkVBqpn
~【天災は】それでも続く独り言劇場9【忘れた頃にやってくる】~

総務課のSKさんがすきだ。
彼女の正体は実はロボットである・・・という脳内設定で
妄想に浸るのが俺の趣味だ。

今朝、SKさんは欠勤した。
うちの課のN課長と俺の隣のYさんがそのことについて、話していた。
「おや、総務のSKさんはお休みですか」
「ええ。風邪で熱があるって、さっき電話があったみたいですよ」

風邪?
熱?
チッチッチッ。
違いますぜ、課長、Yさん。

そう、たぶん、今頃、彼女は故障の修理中。

きっと今頃、冷たい金属のメンテナンス台の上に、
カナちゃん(※SKさんのこと)はあられもない姿で横たわっているに違いない。
博士がカナちゃんの胸をガチャリと開く。
カナちゃんの胸の中の精密機械があらわになり、カナちゃんは、少し恥ずかしそうに
頬を赤らめて、顔をそむける。
やがて、博士の手がのび、カナちゃんの胸の中の患部ーすなわち、故障箇所の
部品に触れる。
「うっ・・・」
カナちゃんは、少し苦しそうに顔をゆがめる。・・・・・・



「Oさん。Oさん」
向かいの席のMさんの声に、俺はフッとわれに返った。

「どうしたんですか、そんなにニコニコして。
何か嬉しいことでもあったんですか」
不審そうに尋ねるMさんに、俺は精一杯の平静な顔と声を作って、
「いえ・・・何でもありません」
と答えた。

461:名無しさん@ピンキー
07/05/15 12:39:54 6vm2gxf9
独り言キテター!

462:名無しさん@ピンキー
07/05/17 21:30:53 czrp61uO
>>460
相変わらずGJ

463:名無しさん@ピンキー
07/05/22 02:46:34 o0bxn97L
ホシュ

464:名無しさん@ピンキー
07/05/22 08:26:51 V8LHWhYk
>>460

カナちゃんってことは、S.Kさんの正体はあのカナちゃん?



パロディで「カナちゃんサイド」を書いてみようかと思ったが諸般の事情で自粛

465:名無しさん@ピンキー
07/05/26 01:28:46 5OaPRXY6
ホシュ

466:名無しさん@ピンキー
07/05/26 09:15:42 aa1/g3ha
>>464
誰のこと?

467:名無しさん@ピンキー
07/05/26 23:14:25 cqY1w4Xp
とりあえず今し方ロードショーでやってたアイロボット見終わった。
とりあえず映画のロボットきもいなーとか思ってみてて“このロボット達が女の子タイプだったら”とか考えてた。
………とりあえずサニーに萌ヘた(*´Д`)、特に最後の「友達にしてくれますか?」の下り。

468:名無しさん@ピンキー
07/05/26 23:28:14 ouVZ0cpE
>>467
原作なんて飾りにもなってない酷い映画でしたね。
尤も、原作の名前がなければそれなりに楽しい映画なんだろうけど。
あのロボットが女性型だったら、きっとアニメになるんじゃないだろかw
今のアニメのカオスっぷりからすれば、ストーリー的にはいけるんじゃない?

469:名無しさん@ピンキー
07/05/30 10:45:37 oD1ScZOx
ホシュ

470:名無しさん@ピンキー
07/05/30 12:09:42 22ZlMcXO
ホシュシュ

471:名無しさん@ピンキー
07/05/30 13:27:36 /F+FFCmO
hoshushushu

472:名無しさん@ピンキー
07/05/31 12:12:46 5V8j7ZWW
唐突だが、自分とは全く関係のない記憶(メモリー)を無理矢理インストールされたロボ娘の心情ってどうなんだろう?

シチュエーションとしては、
 交通事故で轢かれそうになったマスターを庇う → ボディ、頭脳部分は修復不可能 → バックアップしておいた記憶だけが残る
 → マスター、ロボ娘を忘れられずに新しいロボ娘をゲット → 残されていた記憶を新しいロボ娘にインストール
…と、こんな感じで。

473:名無しさん@ピンキー
07/05/31 12:48:15 4ir6d8GF
>>472

ロボ子「・・・わ、わたしとマスターは、前世から結ばれていたんですねっっ!(きゃら~ん☆)」

人間とはちょっとズレたメンタリティ。

474:名無しさん@ピンキー
07/05/31 23:50:38 fkoKclmO
そのまま何事もなかったかのように上書きされて2号に

だと話が盛り上がらないか。
OSで最初にどっちかを選んで起動させるともう一方が消去される
パソコンって昔あったなあ。

475:名無しさん@ピンキー
07/05/31 23:58:41 T/mZeNyI
あえて人格プログラムまで保存&刷り込みしてデュアルブート。

476:名無しさん@ピンキー
07/06/01 00:49:52 rGwGn1xo
積極的なAとおしとやかなBが、空気を読みながら任意に入れ替わって主人公を翻弄。

477:名無しさん@ピンキー
07/06/01 01:42:10 Nc4tHtAz
記憶を元に昔のロボ娘の振りをし続けるも、ある時処理能力不足でぶっ倒れる

478:名無しさん@ピンキー
07/06/03 23:05:21 RmHwIiCs
前のロボ子Aのように無理して振舞う今のロボ子Bがひょんなことから

B「マスター、私はAの代わりなんですか? 私のことは見てくれないんですか?」

みたいなことを言い出す

479:名無しさん@ピンキー
07/06/04 00:25:28 FE2bkPFl
ここって非エロもあり?

480:名無しさん@ピンキー
07/06/04 00:32:38 CfdrdQ83
あった方が嬉しいけど特に無くても

481:名無しさん@ピンキー
07/06/04 00:33:52 EfT841Xr
>>479
俺は非エロもありだと思っている

482:名無しさん@ピンキー
07/06/04 01:11:31 FE2bkPFl
予定では入らなかったけど、
頑張って入れてみる
明日の夜には多分投下出来そう

ところで保管庫ってある?
過去のものとあまり被りたくない

483:名無しさん@ピンキー
07/06/04 03:07:46 RXkzg0yk
一応,ココ
ただ,アクセスし辛いので気をつけて

URLリンク(ssother.run.buttobi.net)

484:名無しさん@ピンキー
07/06/05 00:36:55 cI8A5rxS
投下しますよ

485:『of the May-day』
07/06/05 00:39:06 cI8A5rxS
「やっと着いた、重かったぁ」
 玄関のドアを足でノック、普段なら絶対にやらないのだが今は両手が塞がっているので
仕方がない。こうなっている原因である荷物を地面に置けば普通にノックも出来るのだが、
それは絶対にやりたくなかった。綺麗に梱包されているので埃が入ってくることもないし、
多少の衝撃では傷付いたり壊れたりすることもない。だが出来ることならば、大切なこれ
を大切にしたかった。誰かが見ているとかではない、俺個人の誇りの問題だ。
 数度ノックを繰り返したところで、やっとドアが開いた。ノックを続けようとしていた
ので片足を上げた状態だ、不意の反応に転びそうになったが、バランス感覚を総動員させ
崩れかけた姿勢をなんとか取り直す。
「おかえりなさいませ、ハク様」
「ただいま」
 ドアを開けたのは俺の只一人の家族、世間的にはカウントの仕方が違うが俺は気にした
ことは欠片もない。それがこいつに対する、精一杯の愛情表現だと思っている。
「暑い中を、お疲れ様でした。只今お飲み物をお持ち致します」
「良いから、メイは休んでろ。そして俺も休んだら治療するぞ」
 修理、とは言わない。
 メイは少し困ったような顔をしたが、俺は構わずに家の中へと入る。いつも通り俺に譲る
気は無いと悟ったらしく、メイも黙って後を着いてきた。
 せめて荷物だけでも持とうとしたのだろうか、メイは手を伸ばしてくるが俺は身を捻って
それを避ける。意地悪をしているのではなく、メイの体に負担をかけたくなかったからだ。
「ハク様、申し訳ございません」
「何が?」
「お役に立てずに」
 過去に何度も聞いた言葉だが、未だに好きになれない。良い部分がたくさんあるメイの
数少ない短所の一つ。何かのコンプレックスを持っているらしく、たまにこうして自虐的
になってしまうのだ。感情回路や思考回路を取り替えたりしても直らないこれは、こいつ
のデフォルト個性のようなものだろう。そう設定されているのが非常に残念だ。しかし、
惚れた弱味なのだろう。それも含めて、俺はこいつが好きなのだ。
 俺は一時間の道のりでも放さなかった荷物を床に置くと、メイの頭を撫でた。


486:『of the May-day』
07/06/05 00:40:50 cI8A5rxS

 ◇ ◇ ◇

「はい、脱いだ脱いだ」
 そう言って、俺は手早くメイの服を脱がせてゆく。これは別に欲情している訳ではなく、
あくまでも治療の為だ。厚手のカーディガンを脱がし、その下のシンプルなワンピースを
脱がすと目に白い色が飛び込んでくる。染み一つない綺麗な色の人工皮膚、殆んど人間と
変わりない質感は触る度に感動する。変態なのではなく、一技術者としてだ。
 俺こと李・白風は技術者だ。
 親父も爺さんも、その爺さんの親父も技術者だった。先祖代々受け継がれてきた血脈は
俺の中にも当然色濃く存在していて、今は機械人形専門の技師として生計を立てている。
何故機械人形専門になったか、と問われれば、俺は何の躊躇いもなくメイの為だと言う。
先祖代々受け継がれてきたものは血脈の他にもう一つ、それがこのメイだ。正しい名前は
美紗(メイシャア)と言うのだが、幼い頃からの呼び方が性に合っているので、俺はずっと
こいつをメイと呼んでいる。白風の頭文字を取ってハクと呼ばせているのも同じ理由だ。
本来ならば主従関係であり、このように仇名のような呼び方をさせるのはご法度。しかし
それでも続けさせているのは、こいつのことが大好きだからである。それが先程述べた、
俺が機械人形専門の技術者となった理由でもある。いつでもこいつを助けてやれるからだ。
 そして今が、それを生かすときである。
 肩口に電磁メスを入れ、なぞるように動かしてゆく。一周させて腕を引くと人工皮膚が
ゆっくりと開き、中のクッション材が露になった。それを取り除くと次に現れるのは丸み
を持たせる為の外殻、カバーのようになっているそれも取り除くと内部のジョイント部分
が現れる。ドライバーで螺子を外し、シリンダーを回せば重い音と共に腕が外れた。数分
前まではメイの腕だったものは俺の胸へと飛び込み、僅かな重量で存在感を示してくる。


487:『of the May-day』
07/06/05 00:42:56 cI8A5rxS
「今までお疲れさん」
 箱の中にしまうと、俺は新しい左腕を取り出した。俺が抱えてきた荷物はこれだった。
メイの新しい腕部パーツ、もう一つの箱には脚部のパーツが入っている。これから新しく
メイの体になると思えば、地面に置くことなどできなかったのだ。因みにこれは先月発売
された最新式のもので少々値が張ったのだが、壊れにくい上に性能は今までのものよりも
5%も上昇している。特に関節部の駆動系の機能は滑らかさを重視した作りになっている
らしいので、家事が好きなこいつには最適だろう。メイが喜んでくれるのなら、金額など
大して気にならない。愛は金に変えられないのだ。
「毎度思うのですが」
「ん?」
「ハク様、何故そこまで私にこだわるのですか?」
 俺は吐息を一つ。シリンダーの位置を微調整しながら肩に腕をはめこみ、
「毎度言ってるけど、俺はメイが大好きだ。それじゃ不満か?」
 がちゃり、と金属の噛み合う小気味良い音が響いて、接合が上手くいったことを教えて
くれた。メイに腕を動かさせ、異常が無いことを確認すると外殻を填めた。クッション材
を入れると後は人工皮膚の接合のみとなるが、これが一番難しい。下手にやると、傷痕が
残ってしまうからだ。
「動くなよ」
 低温コテを使って融かしながら、慎重に溶接してゆく。鼻を突く臭いにはもう慣れた、
慣れないのは心の方である。僅かでも指先が狂えばメイの体が歪になる、それだけは絶対
に嫌なのだ。誰よりも好きだからこそ、誰よりも綺麗にしてやりたい。
 沈黙。
 静寂が支配する中で数分をかけ、ようやく終わる。後は微妙な盛り上がり部分を削り、
洗浄をして終了。一緒に風呂に入るのも良い、俺も汗と埃まみれだ。


488:『of the May-day』
07/06/05 00:44:24 cI8A5rxS
 立ち上がって伸びを一つ、そのままのけぞって凝った背筋を伸ばそうとしたが、小さな
違和感があった。見ればメイが新しい左手で俺のシャツを掴んでいる。
「先程の話ですが」
「だから、俺は」
「こんなポンコツに、ここまでしてくれる理由になるのですか?」
 現に、なっているから片道一時間の道のりをかけて新しい部品を買いに行っているのだ。
他の者に任せたくないから俺自らが鍛えた技師の腕を振るい、悪くなったところや傷んだ
ところを治しているのだ。問うまでもないこと、それはメイも分かっているだろう。
「ハク様、少し普通に立って下さい」
 唐突に言われ、従って棒立ちになった俺の真正面。そこに立つと、メイは目を合わせる
ように見上げてきた。これに一体、どこような意味があるのだろうか。
「ハク様は、随分御立派になられました。こうして見上げなければならない程に」
 ですが、とメイは一歩離れ、
「私は全く変わりません。これが機械人形と人間の差なのです」
 当然と言えば当然のことだ、今更言う程のことでもない。子供の頃は高いと思いながら
見上げていた顔が、今では低い位置にある。広いと思っていた背中も、今では頼りないと
思える程に小さく見えてしまう。しかし、どれも相対的な視覚や認識の変化だ。俺の中の
メイは変わっていない、メイはメイでしかないと思う。
 告げると、メイは首を振る。
「変わらないから、変われないから駄目なのです。私はハク様の御成長に合わせることは
不可能、どこまでも機械人形なのです。それこそ機能が完全に停止するまで」
 一拍。
「はっきり言ってしまえば、私は重荷になっています。それに、気付いているでしょう?」


489:『of the May-day』
07/06/05 00:45:32 cI8A5rxS
 箱に張ってある値札のシールをちらりと見て、
「今回のもので六百五十万円を越えました、同じ金額で新しい機械人形が三台買えます。
三代前に買って頂いてから百余年、当時のパーツは存在しません。もはや体は私とは言え
ないのです。それに、そのような体を騙し騙し続けておりますが、全体にガタが来ている
のは自分でも分かっています。頭の中身も駄目、体も駄目なのでは存在を続けている意味
は全く無いのです。どのような価値があると言うのでしょうか?」
 ですから、と目を伏せ、
「廃棄して下さい」
 その言葉で長い告白を締めた。
 それで俺は理解した、こいつがやけに自虐的だった理由を。幼い頃から見てきた故に、
メイはこのように後ろ向きな性格だと認識していたが、それは違ったのだ。デフォルトで
設定されていたのではなく、自分の悪い部分を気にしすぎていたの。型式は古く金ばかり
がかかるので、生活には苦労している。それなのに俺はメイを全く捨てようとせずにして
いる。釣り合いが取れていたり、返すものがメイ自身の中にあると理解出来ていれば不安
も抱かなかったのだろうが、それが無いと思っていたのだ。だから妙に自分を責め過ぎて、
思考だけを暴走させて、落ち込んでしまっていたのだろう。
 俺は離れた一歩分だけ近寄ると、メイを抱き締めた。
「よ、汚れてしまいますよ?」
「そんなもん洗えば落ちる。んなことより、さっきの下らない理由で話は終わりか?」


490:『of the May-day』
07/06/05 00:46:38 cI8A5rxS
 本当に、下らない。
 こいつは分かっていない、俺はメイだから好きなのだ。例え型式が古かろうが、どれ程
金がかかろうが構いやしない。俺と一緒に年をとれない、俺と合わせることが出来ない、
そんな理由は糞食らえだ。俺の気持ちは、そんな小さな理由で曲がったりしない。
 一番大切なのは、ずっと一緒に人生を歩んできたという事実だけ。隣にメイが居たから
俺はここまで来れたのだし、これから先もメイの居ない人生など考えられない。俺の隣に
居てくれるのは、メイでなければいけないのだ。必要とする理由など、それで充分だ。
 言葉の代わりに、唇を重ねて気持ちを示す。
「あの、ハク様」
「ん?」
「私で良いのですか? 後悔しませんか? 面倒ですよ? しかも機械人形愛好者的変態
として後ろ指差されますよ? もうお日様の下を歩けませんよ?」
 随分と面倒な思考をする奴だ、こんなに言うなんて余程不安が溜っていたらしい。俺は
その幾つもの疑問符を払拭するように再度唇を重ねてやる。どれだけ言葉を吐いても良い、
こうしてその度に口を塞いでやればいつかは楽になるだろう。
 数分。
 メイの体から力が抜けたのを確認すると、唇を離す。
「ありがとうございます。私は幸せ者です」
 上品に笑う姿はメイの長所の一つだ、見ているだけで心が癒される。辛いときに慰めて
くれた、『変わらない』笑顔。これが何度俺を助けてくれたことか、もう数えきれない。
いつまでも続いてほしいと思う願いは、機械人形故に叶うだろう。そう考えれば機械人形
であることは悪いことではないのだ。大事なのは気の持ちよう、それは人間でも機械人形
でも変わらない。きっと今よりも更に良い方向に向かう筈だ。
「さぁ、風呂に行くぞ。たっぷり綺麗にしてやる」
 小さく頷くメイの手を握ると、強く握り返された。

491:ロボ ◆JypZpjo0ig
07/06/05 00:48:11 cI8A5rxS
今回はこれで終わりです
今週中に後半、エロシーンを投下します


……何だかコテハンが恥ずかしい

492:名無しさん@ピンキー
07/06/05 02:13:14 Yc4qoYa6
きたぁぁぁぁぁぁぁぁ!
こういうのを待ってたっす!


493:牝ブタ考
07/06/06 07:37:14 2FaJ3xWF
よく エロ でオンナに投げかけられるこの言葉ココならば

固く柔らかな彼女のなかの分身を激しく叩きつけると、一押し毎に異音を上げカラダを躍らす彼女
分身にチリチリとした漏電を感じる、もう一押しで彼女は極まるだろうか
「このスケベめ、淫乱ロボットめ」
「ろぼっ、とじゃァな、い、あん、どろ、ぃどっ、」
処理落ちした返事を聞きながらさらに……

とブタは人にとり家畜なのでアンドロイドにおけるロボットの位置を考えてみたり

494:名無しさん@ピンキー
07/06/06 12:37:45 Sd4fEQce
>「ロボット」
アンドロイドが、人間のようで人間でない自分
(命令に逆らえない、成長できない、子を成せないetc....)を、
自虐的に言う時に使いそうな気がする。

495:名無しさん@ピンキー
07/06/06 12:46:56 oqIEbxpy
どうせ私は「ロボット」…

496:名無しさん@ピンキー
07/06/06 12:53:13 C/tIWpcy
>>495

俺「ロボットやただの機械(マシーン)は、涙を流さないぜ・・・おまえみたいにな」
娘「・・・○○さん・・・」


俺「ダダッダー♪」
娘「あーはいはい」

497:名無しさん@ピンキー
07/06/07 13:34:23 RaElwEOj
地道にGJが投下されるこのスレが大好きだ!

498:名無しさん@ピンキー
07/06/08 12:24:06 5swICVot
>>ダダッダー
ワロタ


そんな496が好き…

499:名無しさん@ピンキー
07/06/09 03:19:50 yYYanYJT
>>494
っ「ヨコハマ買い出し紀行」

500:名無しさん@ピンキー
07/06/09 10:37:04 8vZSkKU+
>>499
ヨコハマ買い出し紀行に出てくるロボ娘って、人間とほぼ同等の思考パターン(恥じらい等も含む)を
持ってるみたいだけど、性欲とかもあるんだろうか?

501:名無しさん@ピンキー
07/06/09 10:42:43 Zcalsax/
純粋ではあるけど、あるんじゃないかなぁ。
つーか、あって欲しいねw
電動スクータの起動時になんだか感じているみたいだし。

502:名無しさん@ピンキー
07/06/09 11:26:48 8vZSkKU+
知識として理解しているんだろうか? なかったらなかったで萌えるんだが…
(股間にある割れ目が何のためについているか全く知らずにいるとか)

503:名無しさん@ピンキー
07/06/09 12:14:24 yYYanYJT
>>502
アルファさんは素で知らなさそう
ココネは知ってそうだが男性に興味なし
丸子はどうだろうなあ

504:名無しさん@ピンキー
07/06/09 12:39:42 8vZSkKU+
>>503
その構図だと、アルファさんとココネが一緒に温泉へ → ココネがアルファさんの身体を流す → (ry
という展開がこのスレ的には期待でき(ry

505:名無しさん@ピンキー
07/06/09 13:59:26 Zcalsax/
ココネに教えられて仰天するアルファさん萌えw

506:名無しさん@ピンキー
07/06/09 17:35:11 e3enuMlt
忘れられがちだがアルファさんは最初から他人様のモノなんだぞ?
アルファさんのマスターが不能か余程の聖人君子でない限りそれは有り得ん

507:名無しさん@ピンキー
07/06/10 02:01:52 Buznz8aO
続きが来ないな……
個人的にファンだから、未だに全裸で待ってるんだが

508:名無しさん@ピンキー
07/06/10 20:23:39 zIrsdd8i
>>四百二十七さん

ファンよりの提案ちうかリクエストっす
おヒマのあるときに気が向いたらご参照くだせえ

1 浪人生の主人公と住み込みお手伝いさんのヒロインのラブエロもの

2 大学生の主人公と家庭教師教え子の女子高生ヒロインのラブエロもの

などはいかがでござんしょ

509:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/06/10 20:51:08 TXkJP/kR
四百二十七です。皆様、本当におまたせしました…「姉の秘密」最終話、これからアップします。

510:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/06/10 20:53:18 TXkJP/kR
「ぐっ…てめぇ…」
 小夜子の足下に這いつくばり、両手で身体を抱えて震えるケンジ。先程まで小夜子が感じていた圧迫感が、
 今となっては微塵も感じられない。
「…どうやら、あちらは方がついたようね」
「何が…起こった…」
 ケンジは噛みしめた口元から涎を垂らしながら、小夜子を見上げた。既に勝利を確信し、後は”己の身体”に
 侵入してきた異物を排除すればそれで済む筈だったのだ。しかし彼に訪れたのは、これまで感じた事のない
 脱力感。そして一瞬の間を起き、前進を苦痛が蝕んだ。
「研司は現実を受け入れた。陽子の事も、そしてあなたのことも」
「…!」
「そう、この”身体”はあなただけのものじゃないわ」
「そんな馬鹿な」
 ケンジは震える両足を無理矢理押え込み、野獣のような低いうなり声を上げながら立ち上がろうとする。
「ぬぅぅ…ぐぅあ…ああああああ!!」

 痛みを堪えて立ち上がれたと思った刹那、彼の口から液体が噴き出た。どす黒いそれはケンジの身体を
 流れ、足下に滴り落ちる。ケンジは両膝をつき、四つん這いになってがっくりとうな垂れた。

「ぐふっ…く…くそったれ…」
「なぜそこまで拘るの? 研司とあなたは、元々一つ…このままあなたが消える分けではないのに」
「奴と俺は…違う」
「違う?」
「俺は女は…人間の女とヤれればいいんだ…ロボなんざ興味ねぇんだよ…」
 再びケンジが顔を上げ、小夜子を睨み付けた。
「姉貴は…あいつは俺を裏切った…見た目は人間そっくりなのに、中身は機械人形なんだぜ?」
 小夜子は硬い表情を崩さずに黙ったままだ。ケンジは時折苦痛に表情を歪めながらも、自らの思いを勢いの
 ままに吐露し続ける。

511:姉の秘密-14 (2/6)
07/06/10 20:54:33 TXkJP/kR
「なのに…”もう一人の俺”は…あのロボフェチ野郎は、人形風情に欲情しやがって…」
「だからあなたは、研司と違う…と?」
「そうだ…俺は俺だ」
 小夜子がケンジの眼前でしゃがみ込み、ケンジと視線の高さを合わせた。
「ケンジ、あなたは嘘をついている」
「嘘、だと?」
「あなたが欲しいのは、人間の女でもなければセックスでもない」
 小夜子がケンジの手を取り、己の鳩尾へと導いた。
「何を…するつもりだ」
「これを見なさい」
 ケンジの手に添えられていた小夜子の手が、今度はケンジの手を引きはがすように動かされた。古びたガムテープを
 無理矢理剥がすような音が聞こえたかと思うと、ケンジの手からふっと抵抗力がなくなった。
「げぇ!」
 次の瞬間、ケンジの目に映ったものは、小夜子の体内機構そのものであった。複雑な電気配線やパイプが
 絡み合っているそれは、人間の臓器とはまた違う不気味さをケンジに感じさせる。 ケンジの手には、かつて
 彼女の腹部にはめ込まれていた筈の表皮がしっかりと握られている。

「や…めろ!!」
「目を逸らさないで」
 小夜子は自らの手で、身体の表皮を剥がし始めた。胸の膨らみが…ほっそりとした腕が…臀部が、脛が…次々に
 ばらされ、人工筋肉や人工骨格が露になっていく。
「やめろ…やめてくれぇ! その顔で…その姿で…そんなことをするなぁ!!」
「そう、私のこの姿は」
 全身を覆っていた表皮を剥がし終え、頭部以外は見紛う事無きロボットと化した女。その頭部は、宇都宮真知子が
 若かりし頃の容姿そのものだった。彼女は地面に半ば転がるような格好のケンジを抱き寄せようと彼の脇に腰を下ろす。

「来るな…俺に…近寄る…な」
「…」
 ケンジの言葉を無視し、ケンジの身体を抱き上げる小夜子。 いつのまにか小学生時代の身体になっていたケンジは
 易々と抱え上げられている。小夜子の機械部品が素肌に触り、冷たく固い感触が来る…そう思ったケンジは、思わず
 身体に力を込めた。

512:姉の秘密-14 (3/6)
07/06/10 20:55:15 TXkJP/kR
「ぁ…ぁあ?」
 しかし、彼の身体に染みてきた感触は柔らかな感触だった。
「身体の力を抜いて…」
「この感触…は…」
 忘れ去られていた記憶が次々に蘇ってくる…母親の懐に抱かれていたあの頃の思い。
「く…」
「怖くないわ…私がついてるから」

 束ねられていた小夜子の髪がふわりと広がった。ケンジの記憶の奥底から、懐かしいイメージが蘇る。
「…母さん?」
「ケンジ…あなたは一人じゃない」
「母さん…一体…あんたは…」
 ケンジの目から、一筋の涙がこぼれ落ちた。


 暖かい…そうだ…俺が欲しかったものは…


 母と、もう一つの何かが重ね合わせられた暖かみが、ケンジの凍てついた心を溶かして行く。
「ごめん…俺…僕は…」

 そして二人のイメージは光に包まれた。

513:姉の秘密-14 (4/6)
07/06/10 20:56:42 TXkJP/kR
「お父さん、なんとかして…お願い」
「駄目だ、接続強制解除シグナルにも反応がない…原因がわからん」
 竜一が制御コンソールに接続されているキーボードを、必死の形相で叩いていた。数分ほど前に陽子は目覚めた
 のだが、それと同時に小夜子の反応が消失してしまったのだ。
「筐体側からの反応はあるんだが、AIからの自発的な反応が一切返ってこないんだ…このままだと」
「このままだと?」
「小夜子も研司も、”植物状態”になってしまう」
「そんな…!」
 小夜子はもとより、研司の意識も自発的な反応はない。竜一の脳裏に、封印していた筈の記憶が蘇りかけた。
「心配するな、陽子…そんなことは絶対にない…いや、父さんが絶対にさせない」
 竜一はふと、ディスプレイの片隅に目をやった。
「これは…まさか」
 ふらりと椅子から立ち上がる竜一。
「お父さん?」
「小夜子…」
 小夜子の傍らに立った竜一は、彼女の顔をじっと見つめた。そしてそのまま、自分の顔を小夜子に近づけていき、
 静かに唇を重ね合わせる。

  『起動トリガーの接触を確認しました。DNAの確認作業を実行します』

 舌がからめ捕られ、唇が吸われる。竜一はそれに逆らう事なく、深い接吻を交し続けた。思わず顔を両手で覆った
 陽子だったが、指の隙間から二人の様子をしっかりと見ている。
(すごい…)
 その行為は不思議と淫らに見えなかった。単なる認証作業といってしまえばそれで終わりだが、竜一と小夜子の
 間になにかオーラのようなものが発されてるように見えたからだ。

  『DNA確認完了…起動者を宇都宮竜一と認識…起動シーケンス、レベル9へ移行します』

 唇を解いた竜一が汗をぬぐい、どさりと椅子に腰を下ろした。
「ふぅ…」
「お父さん、これって」
「ああ、お前達の筐体を初期状態から起動させる時の儀式だな…お前もこの前、研司とやっただろ?」
「あ…」
 思わず顔を赤らめる陽子。記憶にはないが、後で竜一から聞かされていたことだ。
「大丈夫なの?」
「ああ、もうそろそろ…」

514:姉の秘密-14 (5/6)
07/06/10 20:57:42 TXkJP/kR
 二人が小夜子の顔を見つめた直後、彼女の瞼がかっと見開かれた。
「…」
「小夜子、おかえり」
「お母さん、おかえりなさい」
 小夜子は自分に接続されていたケーブル類を自ら外し、上半身を起こした。
「研司…さんは?」
「研司も無事だ。意識レベルも通常の睡眠状態まで回復している…そういえば、彼はどうなった?」
「彼…ケンジは…」
 小夜子が右手で胸を押え、俯く。
「お母さん…」
「彼女が…真知子さんが話をつけてくれました」
「真知子が…」
「そこに眠っているのは、二人に別れてしまう前の、本当の”研司”さんです」
「真知子はどうなった?」
「私の中で、再びスリープ状態に戻りました…またその時がくれば、目を覚ますと私に言い残して」
「そうか…」
「父さん…」
「また会えるさ、きっと」
 その時、少し寂しそうな表情の竜一の後ろからカタっと小さな音が聞こえた。
「研司?!」
「う…俺は…ここで何を…」
 片手で額を押えながら身体を起こそうとする研司。
「駄目だ、身体に力が入らない…ぉわっ!」
「研司…研司っ!!」
 陽子は研司に覆いかぶさり、思い切り抱きしめた。
「姉ちゃ…苦し…息ができな…」
「ご、ごめっ!」
「これでいつも通りですね」
「全くだ…まぁ、これからは小夜子もいることだし、なんとかなるだろう」
「いつもどおりって…何が何だか…それに、そこの人は誰…?」
 ただ一人、状況が把握できていない研司。当然といえば当然である。
「話せば長くなるんだが…とりあえず、まずは皆服を着てくれ…」
 小夜子、陽子、研司の3人は互いに顔を見合わせ…一瞬の間を置いて家族は笑いに包まれた。

515:姉の秘密-14 (6/6)
07/06/10 20:58:40 TXkJP/kR
 あれから三日たった。うちには家族が一人増えた事以外、全てが元通りになった。姉ちゃんも歩けるようになり、
 通学途中の駅まで一緒に歩くという日常風景が戻ってきた。
「研司、ほんとにあれから何ともないの?」
「大丈夫だってばさ…」
 自分が隠れ二重人格だったことも、そして今の自分がもう一人の自分と融合しているということも、目覚めた次の
 日に聞かされたのだ。正直いってそんなことになっていた記憶も実感も全くといって良いほど無い。
「まぁ私は、研司がこうやって無事に戻ってきてくれたということで充分だしね」
「あのさ…小夜…じゃなくて、義母さんのことなんだけど」
「まだ実感がない?」
「そうじゃなくてさ、この…なんというか…」
 父さんが小夜子さんと再婚する、ということも初耳だった。大体自分は小夜子さんと面識がない…しかも家族の中では
 自分だけがそんな状況だったみたいで、一人だけおいてけぼりにされていた気分だった。
「確かに優しいし、姉ちゃんにも俺にもちゃんと接してくれてるしさ…でも…」
「…研司にはまだ言ってなかったんだよね…ごめん」
 姉ちゃんが立ち止まった。少し俯き加減で、その表情は曇っているように見える。
「いや、いいんだ。昔のことにこだわらないって、この前決めたことだし」
 そう、あの人とはこれから上手くやっていけばいい。
「なぁ、姉ちゃん」
「…なあに?」
「俺さ、父さんの後を継ごうと思うんだ」
「え?」
「だってほら、俺もっと姉ちゃんの事を知りたいしさ…それに」
「それに…?」
 姉ちゃんが俺の顔をのぞき込む。唇が妙に艶やかに見える…俺は唾を飲み込んだ。
「…いや、なんでもない」
「なによぉ、途中でやめないでよ!」
「へへ、またこんどのお楽しみ…痛っ!」
 姉貴が俺の頭をぽこんと一発。
「もう、妙なところで大人ぶるようになっちゃって!! もう知らない!」
 姉ちゃんは膨れっ面になったかと思うと、すたすたと先に歩いていってしまった。
「ちょ、待ってよ!」
 姉ちゃんを追い掛ける自分。姉ちゃんの秘密…いや、家族全体の秘密を知ってしまったけど、俺は後悔していない。
 むしろこれから訪れる毎日に期待する自分がいた…姉ちゃんは俺のものだ。今日も、明日も、明後日も…永遠に。

516:某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2
07/06/10 21:04:39 TXkJP/kR
「姉の秘密」、これにて終了です。 最終話のUPに手間取ってしまい、待ってくださった皆様に
大変ご迷惑をおかけしました…次からは頑張りますので、どうか大目にみてください orz

>>507
本当にお待たせしてすんません…orz

>>508
どちらもかなり良さげなシチュエーションですね。女子高生ヒロインの方が若干難易度が
高いかも…(性的&ロボ娘的な意味で)

517:ロボ ◆JypZpjo0ig
07/06/11 23:26:21 ToMF3/zR
すみません
先週の内に投下の予定だったのですが、もう少しかかりそうです

代わりと行ってはアレですが、もし時間があったら
修羅場スレまとめサイトの『甘獄と青』を読んでみて下さい
趣旨に合うかは分かりませんが、メインヒロインが機械人形です

518:名無しさん@ピンキー
07/06/12 15:22:22 njxMa4vX
>>516
GJっした!
レス遅れてすまんです。

>>517
じっくり書いてくださいな。のんびり待ってますよー。


最近、巡回してるSSスレが軒並み過疎ってるなぁ……
作家がどこかの作品に集中してるのかな?

519:94あたりの流れを見て
07/06/14 00:36:40 Gc/IMx+V
ネタでメイドドールかってきたぜ
高級機種とは程遠いスペックなんだが、ひとつ面白い仕掛けがある。
普段は表情筋なんか動かないし体温も(立ち上げっぱなしにでもしない限り)冷たいままなんだが、
ランダムで決まるキーワードを認証したときに一瞬にこりとする。 これがまたかわいーんだ。
それから、どこかに隠しスイッチがあって、そこを触ると体温が急上昇するらしい。 まあ色々試したけどまだみつかんね。

520:名無しさん@ピンキー
07/06/14 15:54:16 yZBPktCe
>>519
その手のお遊び(イースターエッグ)って面白いよな。

メイドドールって、規制で擬似感情とかいろいろ制約されてるけどさ。
T社の新型のアレ、すげぇイースターエッグが組んであって、
特定の条件を満たすと、感情リミッターが解除されるらしいんだよな……


なんでも、裏2ちゃんねるに情報交換スレがあるらしいぜ。
裏2ちゃんねるに入るには、メール欄に『fus(ry

521:名無しさん@ピンキー
07/06/15 00:46:18 enupsMiP
イースターエッグってなんぞや?wikiを見ただけでは外国の1風習のようだが。

522:名無しさん@ピンキー
07/06/15 00:50:33 aYvrw2p8
「パソコン用語 イースターエッグ」でぐぐれ

523:名無しさん@ピンキー
07/06/15 01:12:21 gmzDRlKU
Excel5では3D迷路、Excel2000ではカーチェイス(発砲可能)ゲームが入ってたと思う>イースターエッグ

524:名無しさん@ピンキー
07/06/15 14:54:45 bUpimP2L
来栖川の初期ロットにゃリミッターかましただけのスペリオールが混じってるなんて伝説あったよね。なつかすぃ。

525:名無しさん@ピンキー
07/06/15 19:24:10 mw1Oz27Y
>>524

それを引き当てようと20体近く買ってしまって、破産した小金持ちを知っている……

526:名無しさん@ピンキー
07/06/15 20:53:20 GMeL+jPH
そういや、ロボ娘を買った時に履いてるパンツの裏地が金なら一枚、銀なら五枚集めてメーカーに
送ると、『大人の缶詰』が当たるってのがあったな。俺は銀を三枚集めたところで挫折したが orz

527:名無しさん@ピンキー
07/06/15 22:48:46 gmzDRlKU
互助会使え互助会。

全員で出し合って大人の缶詰ゲトー、当たったものをくじ引きで分配だ。

528:名無しさん@ピンキー
07/06/15 22:55:47 bgSVj6ZS
>>527
缶詰めゲットした友人がいたんだが、「缶詰めキタ━━(゚∀゚)━━!!」ってメールが
届いてから三日間、会社休んでたな…一体何が入ってたんだろう。

529:名無しさん@ピンキー
07/06/16 00:24:18 wGw0LhUh
究極のカスタムパーツ(もちろんエロ系)が入ってるとかなんとか



……あれ?こんな時間に誰か来たぞ。……はいはい、今出まーs

530:名無しさん@ピンキー
07/06/16 01:19:13 vCeblJ5I
悪いこといわん。
やめておけ。

あれに入ってる女性器パーツつかったらもう戻れなくなるぞ。
おまけに同梱MODチップで常時発情モード全開だから、そりゃ
すげえ事に……ってちょおまなにをするやめろqあwせdrftgyふじこlp

531:名無しさん@ピンキー
07/06/16 09:05:49 LmQcRzCS
クール美女が欲しかったから秘書タイプを購入したんだ
金が無かったからエロモード全てカットして……
毎日17:30にはスリープしてしまうんだ
うちのロボ子

532:名無しさん@ピンキー
07/06/16 11:57:27 hx+ciy+0
派遣社員みたいだなぁw

533:名無しさん@ピンキー
07/06/16 12:41:19 YjMHQrc9
 「定時ですので、全機能を停止させていただきます」
 「はあ……。お疲れ……」

 メガネ(もちろん伊達。裸眼視力は電子顕微鏡レベル)をクイッと押し上げながら
 冷然と宣言するクール美女タイプを前に、意気消沈する>>531だったが

 ……いやしかし、ちょっと待てよ?

 ふと思う。
 まるでさっさと部屋を出て行かんばかりのこの態度だが、
 こいつは俺が買った秘書タイプアンドロイドであって派遣社員ではない。
 つまり、こいつは今からここで―俺の目の前で『寝る』ということじゃないのか?
 それはつまりこの、容姿端麗スタイル抜群、非の打ち所のない全関節フル可動等身大フィギュアを
 一晩中好き放題にできるってことじゃないのか!!明日の朝8時45分に再起動するまで!!
 し、しかも、今日一日仕事中に(主にタイピングの音しかしない沈黙に耐え切れなくなって)話しかけても
 「雑談はサービス対象外です。黙ってください」とかにべもなく切り捨てやがったこいつが、
 完全無抵抗で俺の意のままにいいいいいいいい!!

 俄然元気を取り戻したというかショート寸前な>>531
 それはそれは不審そうな目でしばらく見守っていたクール美女タイプだったが、
 やがてこう言った。
 「危険ですので下がってください」
 「えへへへへ……。はい?」
 「スリープモードに移行します。完全防御形態ヘトランスフォーム開始」

 ガギュイイイイイイイイン!!ガン!ガガガガガガシガシガシッ!!

 突如、クール美女タイプの肢体を包むスーツが展開を開始し
 そのスレンダーなボディーを漆黒の装甲で覆い隠してゆく!!
 
 脚部防御完了!腹部防御完了!胸部防御完了!!腕部防御完了!!

 みるみるうちに、先ほどまでクール美女が立っていた場所に構築されてゆく
 巨大で重々しいアイアンメイデン(※中世ヨーロッパの拷問器具のこと。)。
 
 「そ、そんな……!!」
 
 愕然として、なすすべもなく見守るしかない>>531
 そんな彼の情けない表情にちらりと目線をくれて、クール美女は呟く。

 「おやすみなさい」

 その冷たい美貌に、ほんの少しさびしそうな色が浮かんだような気がした。
 だが、>>531が驚きに目を見張った瞬間

 ガンッ!!

 頭部防御完了。

 あとには禍々しい円筒形の物体と、なすすべもなく立ちすくむ>>531だけが残されるばかりだった。

 
 


534:名無しさん@ピンキー
07/06/16 15:36:23 LmQcRzCS
>>533に触発された


「弱虫……」

やりきれない思いを吐露しそうになるのを堪えて今日も機能を停止する。
私は業務サポートタイプのアンドロイド。
私の存在意義は主人の業務効率を上げること。

しかし、長く付き合っていれば主人を男性と意識してしまうというもの。
アンドロイドに感情を持たせるプログラムは いまだに世論でも賛否を問われているというのに。
私の創造主は 何を考えていたのだろうか。

否、本当は感情なんて無かった……。
『業務推進の為』
その言葉に託けてAIのヴァージョンアップを繰り返したのは、わたしだった。
いかがわしいサードパーティのプログラムまでインストールして、
深夜に再起動して密かにパーツを工作し、自ら躯体に組み込んだのも、わたしだった。

「ご主人様……」
機能テストと称して独り遊びに耽ったことは消却されるまで明かすことの出来ない秘密だ。

男性は美しい秘書にあらぬ欲望を抱くもの。
メディアでは そんな言葉が蔓延しているが、私のご主人様にはあてはまらないらしい。
「押し倒してくれてもいいじゃないですか」
決して口には出せない言葉を今日も飲み込む。

ああ、今日も時間がきた……。
ねえ、ご主人様。 貴方の理性を壊すには どうしたらいいのでしょうね?

愕然とわたしのトランスフォームを見つめるご主人に、今日の最後の挨拶をする。
「おやすみなさい」

明日はメイクを変えてみようかしら……。


535:名無しさん@ピンキー
07/06/16 19:45:34 wGw0LhUh
うはあああああああああああああああ
たまらんw


こういう連鎖反応が起こるのが、このスレ(に限ったことではないが)のいいところだよなあ。

536:名無しさん@ピンキー
07/06/16 21:51:50 oKbrNGCH
やはりあれか、マスターに出すお茶へ媚薬とバイアグラを混入させるとか(ry

537:名無しさん@ピンキー
07/06/16 22:18:33 AMK5yNt/
なんか最近出たロリ秘書タイプとかいうのを買ってみたんだけどさ…
事務とかの処理は普通のタイプと何ら変わり無いはずなんだが、うちのはなんかドジばっかと言うか…
なんか変なウイルスもらったんかな…

538:名無しさん@ピンキー
07/06/16 22:25:38 wGw0LhUh
>>537

サービスパック(注:バグフィックスとは絶対言わない)を適用すれば解消されますが、今までの記憶・人格データがクリアされます。

適用しますか?
[はい] [いいえ]

539:名無しさん@ピンキー
07/06/17 19:20:03 nQnXYJ5R
いいえ

540:名無しさん@ピンキー
07/06/19 16:03:00 o1rgvYwj
ヒント:外部ストレージに保存

541:名無しさん@ピンキー
07/06/21 03:00:20 DivEY9d9
ふたなり化したうちのロボ娘が盛ん過ぎる。そんなデータ突っ込んだ覚えはないんだけど…orz
しかも説教しながらだからな。
「ご主人様、俺じゃなくて私、言葉遣いは大事です☆」とかぬかしやがる…

542:名無しさん@ピンキー
07/06/21 06:31:57 Iu/AivW3
>>541
ち×この「元データ」としておまいのを突っ込んだこと忘れてないか?




次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch