男主人・女従者の主従エロ小説at EROPARO
男主人・女従者の主従エロ小説 - 暇つぶし2ch625:名無しさん@ピンキー
07/08/17 02:27:30 wXah+pR0


626:名無しさん@ピンキー
07/08/17 02:28:07 wXah+pR0
UME

627:名無しさん@ピンキー
07/08/23 08:35:22 5jLv0VkJ
こっちは埋まったのか?

628:名無しさん@ピンキー
07/08/23 17:34:53 +3XtCR5S
まだか。
妄想を垂れ流してみるか。



「エリィ!今日こそうんって言ってもらうよ!」
「はぁ、坊ちゃま」
「坊ちゃまじゃない、テオだ」
「はいはい、テオドールさま。これからお洗濯なのでそこどいてくださいねー」
「だからテオだって言ってるだろ。
 ね、僕と結婚すればさ、もう洗濯も掃除もしなくていいんだよ。なんでダメなのさ」
「テオさまと私では身分が違いすぎます。それに、年が五つも上ですわ」
「僕は気にしない」
「私が気にします。旦那さまと、奥さまも」
「そんな障害、二人で乗り越えていけばいいじゃないか」
「世の中ってそんな甘いものじゃございませんのよ、お坊ちゃま」
 ごめんあそばせ、と軽く流して脇をすり抜けようとしたエリィの二の腕を、テオドールが掴む。
 大きな洗濯籠を持った腕を引かれて、身動きが取れないでいるところへずいとテオドールがその小さな身体を近づける。
 大きな瞳で顔を覗き込まれて、エリィの胸がどくんと疼く。
「ね、エリィ。僕のこと、嫌い?」
 息がかかるほど顔が近い。
 母親譲りの端正な顔と、不思議な色にきらめく瞳に見つめられると、エリィの心臓はとても落ち着いてはいられない。
 とっさに顔を背けて、じっと廊下のじゅうたんを見つめる。
 うつむいても帽子に綺麗にまとめて入れてしまった髪はもちろんほつれて落ちてきてなどくれず、あつくほてる顔を隠すこともままならない。
「………………き、らいです」
「ほんとうに?」
「ええ」
「僕の顔見てはっきり言ってよ。諦められるように」
 ぐっと息を呑んで、エリィより低い位置にあるその顔に向き直る。
 くちびるを開くより早く、テオドールが背伸びをして自分のくちびるをぶつけてきた。
 どさっと盛大な音をたてて洗濯籠が床に転がった。
 慌てて身を引いて、エリィは己のくちびるを両手で覆う。
「ぼっ……!」
「これでエリィお嫁にいけないね。諦めて僕と結婚しようよ」
 折った両腕ごとテオドールにぎゅっと抱きしめられて、エリィは身動きが取れない。
 やっと14になったばかりのテオドールを、エリィは産まれたときから知っている。
 テオドールはそれはそれは可愛らしい赤ん坊で、まるで天使かと、幼いながらにうっとりしたものだ。
 わがままで、やんちゃで、寂しがりやで、甘えん坊で、でも優しくて頭がよくて、朗らかで、周りを優しい気持ちにさせるテオドール。
 弟みたいな坊ちゃまを、嫌いなはずがなかった。
 だけど、とエリィは思う。
 テオドールの甘い言葉に夢を見て、現実から目を背けるには大人になりすぎた自分は、もうテオドールに相応しくない。

629:名無しさん@ピンキー
07/08/23 17:36:14 +3XtCR5S
 彼の言うとおりに乗り越えるべく障害にぶつかりながらも薄い望みにかけるなんて、失業が怖くてとてもとても出来るわけがない。
 産まれてからずっとお世話になっているこのお屋敷で、生涯勤めるのがエリィの大きな目標だ。
 万が一追い出されでもしたら。
 運よく新しい屋敷に就職できたとしても、そこで上手くやれなかったらまた路頭に迷う。
 霞を食べては生きていけないのだ。
 エリィはもう大人だ。冒険など、する歳ではない。
「キスぐらい、差し上げますわ。テオドールさま」
「エリィ?」
 身をよじって、身体に巻きつく腕を緩めて、とんとテオドールを押し返した。
「わがままな坊ちゃまは嫌いです」
「…………怒った?」
「いいえ、怒っていません。でもね、本当に無理なんです。どうにもならないことって、世の中には、たくさん、たくさん、あるんです」
 淡々と話しながら、床に散らばった洗濯物を拾い集める。
 一枚ずつ、丁寧に、丁寧に、籠に収めていく。
「そうだ、坊ちゃま。もしも坊ちゃまにお子さまが産まれたら、ベビーシッターはぜひ私にお申し付けくださいましね」
 その提案はとても素晴らしいもののように思えた。
 可愛いテオドールの子供!
 きっととっても可愛いだろう。
「…………僕に子供が生まれるとしたら、エリィ、君が産むんだよ」
「坊ちゃま……!」
「僕さ、次男だからきっと大丈夫だよ! まず父さまにお願いしてみるね。
 命令されて結婚するの嫌だろうなーと思って先にエリィに聞いてたんだけど、
 こんなに頑固なら仕方ないよね。当主命令になっちゃっても怒らないでね」
 一瞬口元だけで笑った笑みが、すぐにさわやかないつもの快活な笑顔になる。
 エリィは己の見間違いかと思った。
「駄目だよ、エリィ。僕、欲しいものは欲しいんだ」
 テオドールはくすくすと笑いながら、腰を折って最後の一枚を拾い上げる。
 すっと差し出された白いネッカチーフをこわごわ受け取る。
 何か、見てはいけないものを見てしまったような気分だ。
「エリィ。覚悟しておいてね」
 恐る恐る伸ばした手首をまた引かれて、今度は柔らかいくちびるが頬に触れた。
 どさっと盛大な音を立てて、せっかく集めた洗濯物は再び床に散らばった。


 エリィが彼の本気を知ったのは、それからたった一週間後のことだった。

630:名無しさん@ピンキー
07/08/23 17:37:56 +3XtCR5S
埋まったかな?

うめ
うめ

631:名無しさん@ピンキー
07/08/24 00:43:55 a03IKdsc
さらりとした長い髪が白い背中へ落ちた。艶めいた淡く白い輝きがヴォルテールは気に入っているのだと語っていた。
「それで、貴様はのこのこと逃げ帰ってきたわけだ」
クロウに語りかけながらヴォルテールは椅子に腰掛けた。
一糸纏わぬヴォルテールの姿は月の女神のように麗しい。男なら情欲を刺激されずにはいられない裸身を前にしても、クロウは跪いたまま微動だにしない。
「情けない。貴様、それでも男か」
主人の叱咤に従者は低く謝罪する。
「敗者には罰を与えねばな。そうだろう?」
ヴォルテールの爪先が跪いたクロウの顎を押し上げる。
「なあ、クロウ」
嫣然と笑むヴォルテールと真正面から見つめ合い、クロウはごくりと唾を飲み込んだ―

「―という夢を見た」
目の前の主人はあっけらかんとそう言った。
「実は続きもあるんだが聞きたいかい?」
ヴォルテールは一生懸命に頭を振って否定する。
「あ、あの、わた、私はそんなっ、旦那様にそんなっ!」
半分泣きながら必死に否定するヴォルテールが愛らしくてクロウは笑う。
「女王様な君もよかったよ。意外とマゾっ気あるのかな、僕」
「旦那様っ!」
「冗談だよ。冗談」
ふっと耳朶に吐息がかかり、ヴォルテールはびくりと震えた。
「君は苛められる方が好きなんだもんね」
腕を引かれ、胸に抱き止められる。
とくんとくんと血液の流れが速まる。
「僕も君の困った顔を見ている方が楽しい」
唇が触れ、腰に腕が回される。
「ここで抱いてしまうと君は困るかな」
「こ、困ります。人が、来ますから」
慌ててクロウの胸を押すが、彼はより強くヴォルテールを抱きしめる。おまけに唇が項に触れてきた。
官能がじわりじわりとヴォルテールを支配していく。
「だめだよ。僕の話をちゃんときかなきゃ」
壁に押しつけられ、スカートの中へ手が差し入れられる。それは緩やかにヴォルテールの太股を撫ではじめた。
「君の困った顔を見るのが好きだって言ったばかりなのに」
くつくつと笑う主人の顔を見上げ、ヴォルテールは観念したように目を閉じて愛撫を受け入れ始めるのであった。



埋まったかな?

632:名無しさん@ピンキー
07/08/24 00:47:51 a03IKdsc
埋まってないか。なかなか埋まらんね。

633:名無しさん@ピンキー
07/08/24 01:22:39 27QaGH6x
GJだがひとつ言わせてくれ。
ヴォルテールは男の名前だ……。
妖しい雰囲気でドキドキしたり愛らしさに萌えるべきところで
数学者や二軍兵の冴えない顔連想して笑っちゃうじゃないか。

634:名無しさん@ピンキー
07/08/24 01:27:15 muEc078t
外人の名前って決めるのむずいよな、、、
音の響きだけできめると男名になる事あるし

まぁ、日本でいうアキラとかトオルとかカオルとか男に女っぽい名前、女に男っぽい名前をつけたっていう事でいんじゃね?

635:名無しさん@ピンキー
07/08/24 01:44:24 wM8xWAJd
ほしゅ

636:名無しさん@ピンキー
07/08/24 01:45:29 wM8xWAJd
ありゃ、埋め、って入れようとしてついクセで。

すみません。
ってことで、埋め

637:名無しさん@ピンキー
07/08/24 01:50:34 a03IKdsc
>>633
ごめん、敢えて男名つけた。そういうのもありかなと思って。
カミーユが男の名前で何が悪いんだよの逆バージョンみたいな。

638:名無しさん@ピンキー
07/08/24 09:15:35 VKen/FQ0
アンリやアントワーヌやシャルルが男の名前ってのも不思議だよね。

テオもクロウもGJ! よい梅ご馳走様でした。

639:名無しさん@ピンキー
07/08/24 11:24:49 geHqtTxT
ゾフィーは女性名、ユリアンは男性名と聞いた事がある。
ウルトラマンにおいては逆だが。

とはいえどちらもGJ!続き希望。

640:名無しさん@ピンキー
07/08/24 12:44:34 ewJFM8QK
>>638
アンリはヘンリーの仏語(確か)読みじゃなかったっけ?サッカー選手にいた。

641:名無しさん@ピンキー
07/08/24 15:14:29 KK4LVFn0
シャルルもカールと同じだからね。
高校世界史でやったろ?カール大帝とシャルルマーニュは同一人物。

これで埋まるのも妙な気分だw

642:名無しさん@ピンキー
07/08/24 16:16:33 VKen/FQ0
そろそろ埋まるかなぁ? 最後にageなきゃ。

このスレの途中まで保管したんだけど、そろそろタイムリミット…。
途中やりでごめんよ。
そしておかしいところとかあったらごめん。
は、初めてだったから、上手く出来なくって……!
変なとこ見つけたら、治してくれると嬉しいです。

643:名無しさん@ピンキー
07/08/29 05:17:10 tfHgwz3O
埋まった?

644:名無しさん@ピンキー
07/08/29 05:17:46 tfHgwz3O
うめ

645:名無しさん@ピンキー
07/08/29 18:41:24 vRFQ5dsS
まだいけるかな?

このスレのSSは全て保管済み。
漏れ、ミスなどあったら、ご指摘もしくは修正をお願いです。

それでは次章でも、職人さんたち、読者さんたち、よろしくお願いします!



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