【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合8at EROPARO
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合8 - 暇つぶし2ch300:名無しさん@ピンキー
06/11/27 20:55:16 xOkeDaGP
>>294
とりあえず、ウザい。

301:名無しさん@ピンキー
06/11/27 21:01:40 BTerMu63
>>294
住人に出来ることって言ったら、
「とりあえず投下された作品は出来るだけ読む」
「面白かったら『GJ!』の一言でいいからコメントつける」
「勝手に派閥とか作ったりして無駄に争わない」
「作者本人でもないのに批判に対して反論したりしない」
ぐらいじゃね? あとこのスレならWikiの編集手伝うってのがあるけど。

302:名無しさん@ピンキー
06/11/27 21:02:52 YvG+ZIyz
>>293
アン様が一番に決まってるだろ!


303:名無しさん@ピンキー
06/11/27 21:31:38 Fbj3A6iz
アメリカンジョーク風ゼロの使い魔

ある朝、いつものように大好きな使い魔のサイトをつれて
授業を受けに行こうと部屋を出たルイズは、少し離れたところにある
モンモランシーの部屋からギーシュとモンモランシーが出てくるのを目撃した。
見ると、ギーシュはなんとモンモランシーにお出かけのキスをしているではないか。
羨ましくなったルイズは傍らのサイトに真っ赤な顔を悟らせないよう言う。

「ね、ねぇ、ギーシュは出かける前にモンモランシーにチチチ、チュ-してるわよ・・・
あああ、あなたはなんで同じことしないの?」

「は?だって俺、出掛けにキスするほどモンモンと親しくないし」

その日一日、悲鳴が途切れることはなかった・・・・・・

終わり

304:名無しさん@ピンキー
06/11/27 21:44:02 ab48DhyK
HAHAHAHAHA!!

305:名無しさん@ピンキー
06/11/27 21:55:54 y6o8eJ+k
面白いことは面白かったけどどの辺がアメリカンなのか分からない私ジャパニーズ。

306:名無しさん@ピンキー
06/11/27 22:18:45 k3LnJ+r6
基本的に、アメリカ男=浮気性=妻による虐待の対象、と覚えていればいい。
まるでサイトそのものだな。

307:名無しさん@ピンキー
06/11/28 00:05:07 Td4nGIkD
ちなみにこっちのネタはいささか勘弁して欲しいが……
アメリカ男=寝取られ男
ってなネタも多いわけだ。
サイトは当てはまって欲しくないと言うか当てはまらん気がするが。

308:205
06/11/28 01:00:40 o8uSz4jC
 俺はローペースじゃねえ! と声を大にして主張してみる。

309:少女の苦悩、少年の怒り
06/11/28 01:02:13 o8uSz4jC

 澄み切った青い空を見上げて、シエスタは一つため息を吐いた。
 授業中という時間帯もあってか、ヴェストリの広場に人の姿はない。
 短い休憩を与えられて広場の隅のベンチに座っているのだが、口から出てくるのはため息ばかりだ。
 頭に思い浮かぶのは、愛しい黒髪の少年のことばかり。
(サイトさん)
 小さく胸が痛む。後悔という名の小さな棘は、未だにシエスタの心に突き刺さったまま抜けてくれない。
 才人とタバサを送り出してから、もう二日も経ってしまった。
 今回彼らが何をしにどこへ行ったのか、シエスタは何も聞いていない。
 ただ、協力を頼んできたキュルケが「絶対に誰にも喋らないでね」と言ったときの真剣な瞳から考えるに、
 少なくとも単なる小旅行に出かけた訳ではないようだった。
 だから、今頃どこにいるんだろう、とか危険な目に遭っていないだろうか、などと考えてみても、
 一向に答えは出ない。出るはずもない。
(わたしの今回の役目は、ただ黙っていること、ですもんね)
 シエスタはもう一度ため息を吐いた。
 一ヶ月間ほど出来る限り才人を避けるように、と言われた以外、シエスタに任せられた仕事は何もなかった。
 それでも彼女自身の意地で一日目のお弁当を拵え、
 自分が知る限り山菜や食べられる草などのリストを作り上げたが、果たしてそれがどれだけ役に立つものか。
(結局、わたしがサイトさんのために出来ることは何もない)
 大きな無力感が胸を痛む。勝手に涙がこみ上げてきて、シエスタは強く唇を噛んだ。
(駄目だわ、こんなことじゃ。笑顔で出迎えるって、サイトさんと約束したんだから)
 涙を拭って、無理に笑顔を作る。そうすると、ほんの少しだけ元気が湧いてきた。
 そろそろ休憩時間も終わる時刻である。ベンチから腰を上げて何気なく広場の隅を見やったシエスタは、目を見開いた。
 少年が一人、何気ない足取りで歩いていく。あまり見ない服装の、黒髪の少年。
「サイトさん」
 シエスタは叫びながら立ち上がり、才人に向かって駆け出した。
 才人はこちらに気付く様子もなく、校舎の影に消える。
 シエスタもその後を追ったが、校舎の角の向こうに飛び込んだとき、既に才人の背中はどこにも見当たらなかった。
 シエスタは困惑して周囲を見回す。隠れられるような場所もないし、曲がれるような小道もない。
(見間違い、かな。ううん、確かにあれはサイトさんだった)
 シエスタは大きく息を吐く。
 もしかしたら、才人会いたさに幻覚を見たのかもしれない。
 だとしたら自分も相当参っているな、とシエスタは自嘲の笑みを浮かべた。

310:少女の苦悩、少年の怒り
06/11/28 01:03:06 o8uSz4jC

 夜、その日の仕事が終わって自室に帰ろうとしていたシエスタは、
 連れ立って広場を歩いてきたキュルケとモンモランシーに呼び止められた。
 二人とも魔法学院の制服姿だったが、モンモランシーは何やら小さな袋を持っていた。
 本来なら貴族に呼び止められたりしたら「何か気に入らないことでもしただろうか」と不安になるところだが、
 この二人ならば顔見知りだから、あまり緊張することもない。
 二人は少し難しそうな顔をして「とにかくついてきて」とシエスタの前を歩き始めた。
 寮の中に入って少し歩き、辿りついた先は見慣れた場所だった。
「ミス・ヴァリエールの部屋じゃないですか」
 どうしてこんなところに、と問うよりも早く、キュルケが扉をノックしていた。
「ルイズ、入るわよ」
 返事を待つこともなく、キュルケはアンロックの魔法で勝手に鍵を開けて部屋に侵入する。
 モンモランシーも躊躇なく後に続き、シエスタ自身も若干迷いつつルイズの部屋の中に踏み入った。
 才人が旅立って以来、この部屋の住人はルイズ一人になっているはずである。
 部屋の中はしんと静まり返っていた。
 窓から月明かりが差し込んでいるとはいえ、ランプすら灯されていないために部屋の中は随分と暗い。
 キュルケが慣れた様子でルイズの机に近づき、その上にあったランプを灯した。
 部屋がぼんやりとした光に照らされ、同時にどこかから甘い匂いが漂い始める。
 シエスタは息を呑んだ。
 ルイズがいた。ベッドの上で布団を被って蹲っている。
 しかし、彼女は二日前とは比べ物にならないぐらいひどい状態だった。
 吊りあがった目は真っ赤に充血してギラギラした光を放っており、
 その周囲に出来た隈は彼女がろくに寝ていないことを如実に示している。
(どうして)
 シエスタは声も出せず、ただルイズを見つめることしか出来なかった。
 ルイズがこんな風になってしまう理由など、一つしかない。才人の不在だ。
 だが、今回は前と違って才人が死んでしまったという訳ではないのだ。
 シエスタ自身彼の不在には気落ちしていたが、それはあくまでも不安というレベルに留まっている。
 何をどうしたら今のルイズのように追い詰められてしまうのか、見当もつかなかった。
 とにかく、こんな状態のルイズを放っておくわけにはいかない。
 シエスタはベッドに駆け寄ると、布団越しにルイズの肩に手をかけた。
「ミス・ヴァリエール、大丈夫ですか」
「別に、なんでもない」
 ルイズはかすれた声でそう答えた。
 間近で見ると唇も乾ききって荒れているのが分かり、さらに痛々しさが増した。
 シエスタはルイズの隣に腰掛けると、彼女の背中に手をやり、努めて穏やかな声で問いかけた。
「一体どうしたんですか、ミス・ヴァリエール」
「うるさいわね、なんでもないったら」
 疲れきった声でそう言ったきり、ルイズは目を見開いたまま黙り込んでしまう。
 いつもならもうシエスタの手など振り払っている頃である。そうしないところを見ると、かなり消耗しているらしい。
「見ての通り、この子ったらあれから少しも寝てないみたいなのよ。
 今日の授業中なんて、いつ倒れるかと心配になったぐらいよ」
 キュルケが呆れたように言う。
 確かに、今のルイズの様子は尋常ではない。このまま放っておいたら本当に衰弱死してしまいそうである。
「だけど、この子ったら少しも事情話さなくて」
 キュルケが肩をすくめる。そういう訳で自分が連れてこられたらしい。シエスタはルイズの顔を覗き込んだ。
「ね、ミス・ヴァリエール。何か悩み事があるなら、私に話してくださいませんか。
 お話し相手ぐらいにならなれると思いますから」
 しかしルイズは唇を引き結んだまま何も話そうとしない。
 これではどんなに話しかけても無駄なのではないだろうか。
 シエスタは困惑してキュルケの方を見る。そこで、おかしなことに気がついた。
 部屋に入ってから一言も発していなかったモンモランシーが、いつの間にやら床に何かを置いている。
 遠目に見るとそれは香炉のようで、ランプを灯すと同時に漂い始めた甘い匂いの出所は、どうやらその香炉らしかった。
 一体何のつもりなのかと問いかけようとしたとき、不意にシエスタの手に震えが伝わってきた。
 驚いて隣を見ると、先程まで厳しい顔をしていたルイズが、突然顔を歪めて泣き始めていた。

311:少女の苦悩、少年の怒り
06/11/28 01:03:51 o8uSz4jC

「急にどうしたんですか、ミス・ヴァリエール」
 慌てて問いかけるが、ルイズは小さくしゃくり上げるばかりで何も答えない。
「凄い効き目ね」
 キュルケが呟いた。はっとしてそちらを見ると、キュルケは呆れ半分に傍らのモンモランシーを見ているところだった。
「違うわよ。これの効果が凄いんじゃなくて、ルイズがもう立っていられないぐらいに疲れ切ってたってだけの話」
 困惑するシエスタの視線に気付いたのか、モンモランシーは苦笑を返してきた。
「そんなに驚くようなことじゃないわ。ちょっと、心を落ち着かせる香を流しただけ」
「水魔法のお香なんでしょ」
 キュルケの呟きに、モンモランシーは肩をすくめた。
「言うほど強いものじゃないわ。でも疲れきった人になら十分効果があるはずよ。
 張り詰めていた精神が落ち着いて、素直に気持ちを現せるようになると思う」
 そう説明してから、「さてと」と言ってモンモランシーは背を向ける。
「あとはあなたに任せるわね」
「え、でも」
「わたしたちがいたら、話しにくいことがあるんじゃないかしら」
 キュルケもまた、悪戯っぽく片目を瞑って入り口に足を向ける。シエスタは何も言えなくなってしまった。
「そのお香、多分明日の朝ぐらいまでなら持つと思うから」
「しっかり慰めてあげなさいな。それじゃお休みなさい、お二人さん」
 それだけ言い残して、モンモランシーとキュルケは部屋を出て行ってしまった。
 途端に静かになった部屋に、ルイズがしゃくり上げる音だけが途切れ途切れに響き渡る。
 シエスタは迷いながらも微笑を浮かべ、ルイズの背中をさすってやった。
「さ、ミス・ヴァリエール。まずは眠りましょう。このままだと体壊しちゃいますよ」
 だが、ルイズは首を振った。鼻を啜り上げながら、かすれた声で呟く。
「寝るの、やだ」
「どうしてですか」
 急かす調子にならないように、シエスタはゆっくりと問いかける。何となく、故郷の弟や妹たちのことを思い出した。
 ルイズは真っ赤に充血した目から止め処なく涙を流しながら、途切れ途切れに話し出した。

312:少女の苦悩、少年の怒り
06/11/28 01:04:24 o8uSz4jC

 夢を、見るのだという。
 その夢の中で、ルイズはそんなに遠くない過去の風景を見ている。
 アルビオンから撤退するトリステイン軍。その殿を命ぜられた自分。薄れてゆく意識と、その向こうにある才人の笑顔。
 本来なら、ルイズの意識はそこで途切れている。だというのに、夢はこの後まで続くのだという。

「サイトがね、怖い怖いって震えながら、でもたくさんの兵隊に向かって真っ直ぐに走っていくの。
 わたしはそれを後ろで見ていて、止めて、行かないでって叫ぶんだけど、サイトは少しも聞いてくれないの。
 サイトは剣を抜いてたくさんの兵隊を倒すんだけど、兵隊たちも弓矢や魔法をたくさん放って、サイトの体はどんどん傷ついていく。
 足を斬られて、手を焼かれて、それでもサイトは止まらないの。
 兵隊たちの指揮官を倒せば敵を足止めできて、それでわたしが生き残れるからって。
 わたしのことはいいから逃げてって、一生懸命叫んで、サイトの腕を引っ張っても、サイトは止まってくれない。
 どんどん傷が増えてどんどん血が出て、それでもサイトは止まらないの。
 だけど、兵隊たちの指揮官まで後一歩っていうところで、サイトは倒れて動かなくなるの。サイトは、死んじゃうの」
 何かに憑かれたように夢中でそこまで喋りとおしたあと、ルイズはまた物も言わずに泣き出してしまった。
 シエスタは黙ってルイズの背中を擦ってやりながら、囁くように問いかける。
「それで、また才人さんが死んじゃうんじゃないかって思って、怖くなるんですか」
「違うの。ううん、それもあるけど、でも違うの。サイトがあんな目に遭ったのは、全部わたしのせいなの。
 わたしが皆に認めてもらいたいなんて思ったから、サイトはあんなに頑張って、痛くて苦しい思いして、死んじゃって。
 全部わたしのせいなの。わたしのせいでサイトが死んじゃう。わたしがサイトを殺してしまう」
 ルイズは両手で顔を覆い、声を上げて泣き出した。手と手の隙間から、耳を塞ぎたくなるような痛々しい泣き声が零れ出す。
 しかしシエスタは耳を塞がず、ただじっとその泣き声に耳を傾けていた。すっと目を閉じて、言う。
「そうですね。確かに、その通りかもしれませんね」
 ルイズの泣き声が更に大きくなる。シエスタはその泣き声を横目に立ち上がり、ルイズの前に跪いた。
 ゆっくりと両手を伸ばし、ルイズの頬を優しく包み込む。泣きはらした真っ赤な瞳と目が合った。
「でも、大丈夫ですよ」
 ルイズが小さく息を呑む。シエスタは笑って続けた。
「サイトさんは、絶対に死にません。今度もちゃんと無事で帰ってきてくれます」
「そんなの分からないわ」
「いいえ、わたしには分かります。サイトさんは絶対に死にません。今度だけじゃありません。この先も、ずっと」
「どうしてそんなにはっきりと言えるの。もっと怖いことが起きるかもしれないし、もっと危険な目に遭うかもしれないじゃない」
「それでもです。サイトさんは何があったって、どんなに危険な目に遭ったって、最後は必ずわたしたちのところへ帰ってきてくれます」
「どうして」
「だって」
 シエスタはそこまで言って躊躇った。目蓋を閉じ、眉根を寄せる。
 今から言おうとしていることは、間違いなく事実だ。変えようのない現実だ。
 だからこそ、口に出してしまえばきっと自分の心は深く傷つくだろう。
(それでも、ちゃんと認めなくちゃならないんだわ、わたしは)
 シエスタは細く、そして深く息を吸い込んだ。
 堂々と胸を張り、力強く顔を上げる。目蓋を押し上げ視線は真っ直ぐルイズの瞳に。そして、口元には深い笑みを。
 シエスタは切り裂かれるような胸の痛みに耐えながら、全身全霊の力を込めて、言った。
「サイトさんは、ミス・ヴァリエールのことを愛しているんですから」

313:少女の苦悩、少年の怒り
06/11/28 01:05:36 o8uSz4jC

 ルイズの目が大きく見開かれた。シエスタは笑みが崩れてしまわないように、顔に力を込める。
 胸の奥で、様々な感情が荒れ狂っていた。
 怒りもある。悲しさもある。悔しさもある。寂しさもある。羨望、悲嘆、嫉妬、憎悪。
 ありとあらゆる感情が、笑みを形作る唇を無理矢理こじ開けてしまいそうなほどに強く荒れ狂っている。
 だが、決してそうはならない。穏やかな深い笑みは、決して崩れはしない。
 嵐のように渦巻く冷たい感情の中に、一つだけ温かい何かがあるのだ。
 それが何なのかは分からない。だが、その何かが今の自分を支えてくれているのだと、シエスタは知った。
(サイトさんはミス・ヴァリエールのことを愛している。
 わたしはサイトさんの気持ちを大切にしてあげたい。
 だからサイトさんが愛するミス・ヴァリエールを助けてみせる。
 だって、わたしはサイトさんのことを愛しているから)
 その瞬間、荒れ狂っていた感情がほんの少しだけ静かになった。
 まだ胸は痛む。しかし、言葉を紡げなくなるほどには痛くない。
 シエスタは目を見開いたまま固まっているルイズに、繰り返し言い聞かせた。
「大丈夫です。サイトさんは必ず帰ってきます。ミス・ヴァリエールのことを愛しているから。
 愛している人を一人残して死んでしまうような人じゃありませんよ、サイトさんは。
 本当はあなただって分かっているんでしょう。サイトさんが、どれだけあなたのことを大切に思っているのか」
 ルイズの顔が崩れ始めた。
 笑っていいのか泣いていいのか分からないような、複雑な表情。
「でも」
 戦慄く唇が、震える声を紡ぎ出す。
「わたしは、そんな風に思ってもらえるような人間じゃない」
 ルイズの瞳から、涙が一筋零れ落ちた。
「サイトにたくさんひどいことしたの。サイトにたくさん痛い思いさせたの。
 それなのに、ごめんなさいもありがとうも一度だって言ったことがないの。
 そんなわたしに、サイトの気持ちを受け入れる資格なんてあるはずない」
 固く閉じられたルイズの目から、次々に涙の筋が零れ落ちる。
 その全てを受け止めるように、シエスタは強くルイズを抱きしめた。
「大丈夫、きっと、全部笑って許してくれますよ」
「だけど、わたしは」
「だから涙を拭きましょう。だから明るく笑いましょう。
 才人さんが帰って来たとき、ごめんなさいって言えるように。才人さんが帰って来たとき、ありがとうって言えるように」
 ルイズは何も言わなかった。
 ただ、涙を拭うように、あるいは泣き声をかみ殺すように、シエスタの体に顔を押し付けて、小さく体を震わせるだけだ。
 シエスタは穏やかな笑みを浮かべたまま、しばらくそうやってルイズを抱きしめていた。
 ルイズはやはり何も言わなかったが、シエスタの胸の中で、一度だけ小さく頷いたような気がした。

314:少女の苦悩、少年の怒り
06/11/28 01:07:41 o8uSz4jC

 泣きはらしたルイズの顔を、窓から差し込む月明かりが仄かに浮かび上がらせている。
 ベッドの中、ルイズの隣に横たわりながら、シエスタは複雑な気持ちでその顔を眺めていた。
(この子は、とても弱い。一人ぼっちでいた時間が長すぎたせいなのかもしれないけど)
 自分を愛してくれる人を求める気持ちが、ルイズは人一倍強い。
 そんなルイズが一度才人と死に別れ、やっと会えたと思ったらまた離れ離れになってしまったのだ。
(可哀想なミス・ヴァリエール)
 シエスタは手を伸ばし、そっとルイズの髪を撫でる。
 一人では生きていけない、か弱い少女。
 だが、そんなルイズも、才人のために頑張ろうとしているのだ。
 出来る限り才人の気持ちに応えよう、彼の気持ちを大事にしようと思っている。
 だからこそ、不安に押しつぶされそうになりながらも才人を送り出したのだ。
 夜眠れないほどの恐怖を感じながら、それでも泣き言を言わずに頑張っていたのだ。
(わたしはこの子を支えてあげたい)
 シエスタは手を伸ばして、ルイズの小さな体をそっと抱きしめた。
(強くなりたいと、愛する人の思いを受け止めたいと思っているこの子の気持ちを、少しでも助けてあげたい)
 もちろん、シエスタ自身才人のことを諦めるつもりはない。
 だが、今は一度だけその気持ちを胸にしまってもいいと思っている。
 せめて、ルイズが何の気兼ねもなく自分の気持ちを素直に表現できるようになるまでは。
 シエスタが決意を新たにしたそのとき、不意にルイズが小さく呻いて薄らと目を開いた。
「あ、ごめんなさい、起こしちゃいましたか」
 慌ててそう言ったが、何故かルイズは何も答えず、目を細めてじっとある一点を凝視している様子だった。
 どこを見ているのだろう、と不思議に思ってその視線を追うと、自分の胸に行き当たった。
「あの、ミス・ヴァリエール」
「おっきい」
 何が、と問う暇もなく、ルイズは素早く腕を伸ばした。避ける間もなく、シエスタの胸がルイズの手に捕まれる。
「ちょ」
「おっきい」
 またも呻くように言いながら、ルイズはやたらと真剣な目つきでシエスタの胸を揉み始める。
 混乱するシエスタの耳に、その声はやたらと大きく響いた。
「いいなあ」
 溢れんばかりの羨望が込められた、怨嗟の声である。シエスタの背筋に悪寒が走った。
 もちろん声の出所はルイズで、相も変わらずやたらと真剣な目つきでシエスタの胸を揉みしだいている。
「いいなあ。おっきいおっぱい、いいなあ」
(え、ちょ、なんなんですかこの状況)
 混乱するシエスタを横目に、ルイズはそれからたっぷり数秒ほどもシエスタの胸を揉みまわしたあと、不意に顔を上げた。
「ねえシエスタ」
「え」
「どうすればこんなにおっきくなるの」
「どうすればって」
「なんてわたしの胸はこんなにちっちゃいの」
「いえ、そんなことは」
「うそつき。だってシエスタ前言ったもん、控えめに言って板だって」
 そんなこと言ったかなあ、と首を傾げるも、長く考えている暇はなかった。
 ルイズが今まで以上の勢いでシエスタの胸をこねくり回し始めたのである。
「ちょ、ミス・ヴァリエール、痛い、痛いですってば」
「いいなあ、ねえシエスタ、わたしにもちょっとちょうだい。おっぱい分けて、ねえ、おっぱい分けてってばあ」
 ほとんど半狂乱で叫ぶルイズに、シエスタは泣きそうになる。
 揺れる視界の片隅に、床に置かれた香炉が映る。
(ミス・モンモランシ)
 シエスタはルイズに胸を弄ばれながら、内心で絶叫した。
(この香、十分に効き目が強いんじゃあないでしょうか)
 しかしその問いに答えるものはなく、シエスタは明け方まで悲鳴を上げ続けることになったのであった。

315:205
06/11/28 01:10:02 o8uSz4jC
俺はローペースじゃねえ! 単にやる気にムラっ気があるだけだと声を大にして(ry

いやごめんなさい、十分遅いですね。本当はタバサの冒険が出るより早く終わらせるつもりだったんですが。
えーと、一応書いておきますと、このSSは八巻までの設定を使っております。
故に九巻やタバサの冒険等の設定は都合のいいところだけ利用させてもらうということに(ry

ではまた次回。

316:純愛センター
06/11/28 01:10:58 BYDRGXFY
明後日からテストなんでこれから投下が遅れるかもしれないのでご勘弁を…

では投下

317:純愛センター
06/11/28 01:13:31 BYDRGXFY
黒髪の彼は私を救ってくれた
燃え盛る炎からではない
孤独、不安、無力感から…
大剣を背負ったその背中は与えてくれた
安心、歓喜そして希望を…

サイトが火を消し止め後もルイズはずっと泣いていた
その涙はさっきまで流していた孤独の涙ではない
歓喜の涙…

しばらくして泣き止んだルイズが口を開く
「アンタ誰よ?」
「お前…恩人に「アンタ誰」は無いだろ!?」
「アンタ平民でしょ?なら貴族に名前を聞かれるだけでも光栄に思いなさい!」
すっかりサイトと出会う以前のルイズである
「ヒラガ…っておい何泣いてんだよ?」
「うるさい!アンタ見てると…」
心が喜んでいる
記憶になくともサイトともう一度会えた、また話せる、その溢れ出す喜びをルイズは止めることが出来なかった
「もう、アンタ訳わかんない…」
サイトはルイズの頭を左手で抱えた
「な、何すんのよ…」
だが言葉とは正反対に体全体に心地よさが走る
「泣いてる女の子はほっとけねぇよ。」
ルイズの精神は不安や緊張で固く強ばっていた
が、この平民の腕に抱えて貰っただけで、それら全ての物が溶けていく
「なんでかしら…アンタがそばにいるだけで…」
「安心して眠くなっちゃうってか?」
「なっ!?ち、ちち違うんだから!へへへへ平民の前で眠るわけないじゃない!」
サイトは吹き出した
やっぱりルイズだ
「なら貴族がこんな所で野宿なんかしちゃダメだろ?」
ルイズは懐かしい…真っ赤にした顔で反論する
「さ、探し物を探しに来たのよ!それでこの街に着いて宿を借りようとしたら満室で…」
「オレは借りれたぞ?」
「わ、わわわ私は貴族よ!アンタ達みたいな平民が泊まる安宿なんかに泊まれるわけないじゃない!」
(ヤバい…可愛いすぎる…)
興奮やら怒りやらで言葉を震わせながら反論するルイズがどうしようもなく可愛い
だからもう少しイジワルをしてみたくなるのも仕方ない
うん、絶対仕方ない
「オレの宿に泊めてあげようかと思ったけど…泊まれないんじゃ仕方ない…」
そう言うと、あわあわと口を開きながら
「で、ででででもどうしてもって言うんなら泊まってあげないこともないわ!」
サイトの予想通りの答えが返ってくる
「いえいえ、平民が泊まる安宿に貴族様を泊めることなど…このしがない平民にはとても…」
「き、気にしなくていいわ!たまには平民の生活を体験するのも良いことだし…」
この言い合いは裏で我慢していたシエスタが出てくるまで続いた

318:純愛センター
06/11/28 01:15:14 BYDRGXFY
「もう、何やってるんですか!」
およそ30分に渡る不毛な言い合いに痺れを切らしたシエスタがそれを止めた
(シ、シエスタ!?まだ言ってないから黙っててくれ)
という信号をジェスチャーでシエスタに送る
シエスタはその信号をなんとか理解してくれたらしい
「ミス・ヴァリエール、この方は?」
「ただの平民。宿に泊めさせてくれるって」
「ちょ、まだ泊めるとは…」
「ありがとうございますね!」
シエスタが大きな声でハッキリと、サイトの声を遮るように言った
後ろから何か黒い物が出ている…
逆らっちゃいけない
逆らっちゃいけない
「どうぞご自由にお使い下さいませ…」
「よかったわ。じゃあ早く案内なさい!」
サイトが奴隷扱いなのはもう彼の運命なのだろう…

宿に案内するとサイトはルイズに追い出された
「平民が貴族と同じ部屋で寝ようなんて何考えてるのかしら」
仕方がないのでサイトがルイズ達が張ったテントの中で野宿することになった
「相棒、楽しそうだねぇ」
「そう見えるか?」
「あぁ。あの娘っ子にどやされてる時なんか至福の顔だった。叩かれて嬉しそうにするなんて相棒はやっぱり変態だねぇ」
「まぁ…確かに楽しかったしな。…やっぱりオレはルイズが好きだわ」
「戻すのかい?」
「…まだ迷ってる」
「言っておくが相棒…娘っ子のあの涙は相棒が流させたんだからな」
「うん…わかってる」

ルイズは部屋のベッドの上でボーっとしていた
「よかったですね。親切な方がいて」
シエスタが話しかけても反応がない…
「ミス・ヴァリエール?」
やっぱり何も反応がない…
シエスタは諦めて、さっき蒸発してしまったヨシェナヴェをもう一度作り直しに行った
ルイズは混乱していた
(なんなのよ!さっきのアイツは!)
楽しかった…あの平民と会うまではどうしようもなくギリギリまで心が追い詰められていたのに
あの平民と話してからは安らかな安心感が溢れてくる
(名前…聞いてなかったな…)
と思った所で本来の目的が頭から飛んでいたことに気がついた
絶対に見つけてやるんだから!
明日はあそこへ行こう
戦争の時に何故行ったか覚えていない…
けど心に一番強く残っているあそこへ…

319:純愛センター
06/11/28 01:17:30 BYDRGXFY
ルイズのツンは書いてて楽しい…

次くらいからクライマックスに入りますね(・ω・)/

320:名無しさん@ピンキー
06/11/28 01:50:38 JaA5B0Yf
>>315
おお、なんか早いぞw
しかもシエスタの悲鳴最高ww
GJ!!!!
設定も微妙な補正なんかも全然OKだっ!

321:名無しさん@ピンキー
06/11/28 03:09:22 Y4e6Mx91
205氏、純愛センター氏もGJです!!
あぁ早く続きを…

322:261のひと
06/11/28 03:17:38 oBQGagYZ
……睡眠時間削れば、いくらでも書けるんだっ
画期的な発見をした気がする、261です。

………なんか書かないと限界……脳からなんか漏れる
あと、ちょっと書いとかないと、運動会終わっちゃいそう……
なので、自分のの続きでなく、運動会ネタ行きます

323:1/8
06/11/28 03:18:11 oBQGagYZ
開会式がつつがなく進んでいるけれど、ルイズも使い魔さんも退屈そう。
「退屈ね、マザリーニ」
「そう思っていても、口に出してはなりませぬ陛下」
女王になろうと口うるさいマザリーニ、彼の言うことは為になるのかもしれないけれど……
「退屈ね」
「ですからっ」
片手でマザリーニを制した後、言い訳をしておく。
「この行事のことではありませんよ、枢機卿」
不思議そうな顔で、まだ何かを言い募るマザリーニを放って、外に注意する。
学園長の挨拶の途中で、一斉に外が沸いた。
苛立たしげなマザリーニは、わたくしに聞こえるように呟いた。
「まったく、学生の行事にしては賞品が豪華すぎますな。」
国庫が厳しい折に……続きは聞かなくても分かった。
散々我侭を通して、この大会の諸経費は王宮も負担。
貴族から取った入場料については、経費分を差し引いて、
戦災孤児の育英に当てることになっていた。
「人気取りにしてはやりすぎでは有りませんかな?」
……彼らに流れたお金が使われれば、税金になって戻ってくるでしょうに……
「国民には少し楽しんでも欲しいのですよ、枢機卿」
わたくしの我侭で国はずいぶん疲弊したのですもの。
「忠誠には報いなければね。」
……本当は、もう一つ目的があるのだけれど。
魔法によって向こうからは見えないけれど、使い魔さんを見つめる。
(少し待っててくださいね……すぐに……)
「しかし、来賓に貴族が妙に多いですな、父兄以外も来ているようですが……」
マザリーニが不思議そうにしている。
(当然よわたくしが、直々に招待したのですもの)
今日の事を思うと、自然に頬が緩む。
ルイズを合法的に処理する……
誰の非難も受けずに。
ヴァリエール公の許可は既に受けているし。
「楽しみですね」
「……陛下?さては先ほどから、お話を聞いてませんね?」
「うふふふふ枢機卿、生徒さんに手を出したらいけませんよ?」
いつもはそんなことを言わないのに、ついマザリーニをからかってしまう。
「なぁっ、あ、あのような、けしからん衣装!!
私は。まーーーったく興味有りませんぞ、陛下!!」
……わたくし衣装の事なんて言ったかしら?
あまり苛めるのも可哀想だから、この辺にしておきましょう。
アニエスが外をとても気にしていた。
生徒と近衛が会うたびに、見て分かるほど緊張していた。
騎士の見習いのうち、十代の前半の者のみ、
ユニフォーム着用の上競技に参加させる事になっていた。
鼻の下を伸ばしながら騎士の選定をしていたオールド・オスマンはそれはそれで凄い人ですわね。
うってかわって真面目に開会の挨拶をしているけれど……
(どいちらが本性なのかしらね?)

324:2/8
06/11/28 03:18:42 oBQGagYZ
長い挨拶もまったく苦にならなかった……
「サイト………」
同じく目じりが下がったままの親友の肩を掴む。
何度も危険な目にあった、
レコンキスタの包囲網から助け出した事も有った。
……だが……こいつを助けて、友達で居てよかった……
「サイト……お前は天才だぁぁぁぁぁ」
目の前に並ぶ、制服とはまったく違う薄手の装い。
(ちちぃぃぃぃ、しりぃぃぃぃぃ、ふとももぉぉぉぉぉ)
血走ったサイトの目が、雄弁に語りかけてくる。
多分僕の目も同じだろう。
「ギーシュ、まだだ、まだ終わらんよ」
「何だとぉぉぉ、親友、まだ何か有るのか?」
一瞬だけこっちを見るサイトだったが、慌てて視線を戻す。
……今は一瞬でも長く、目の前の楽園を見つめて居たかった。
「くっくっく、競技が初めって見れば分かる……分かるのだよ、ギーシュ君」
あまりに異様な、サイトの雰囲気に飲まれてしまう。
「な、何が有るんだ?」
「……ちがうよ、ギーシュ君………ここには無いんだよ」
ニヤニヤと笑うサイトが……素敵だっ!!
何かを想像したサイトの鼻の下が伸びる。
頬が緩む……あ、よだれ。
な、なんだっ?なんなんだ?
「ブラ……それだけ言っておこう、ギーシュ君」
なんだ?なんなんだ?その呪文……
「こ、心ときめくぞ、サイトォォォォ」
「おぉ、分かるかギーシュ……震えるなぁぁ」
心臓が高鳴る。
オールド・オスマンの挨拶が終わった。
競技の開始まで、クラスごとに分かれて座ることになっていた。
『健闘を祈る』
『お互いになっ』
目だけでサイトと会話する。
整列中なら思う様見れたが……
「なに見てるのよぉぉぉぉ、犬ぅぅぅぅぅぅぅ」
……逝ったか……サイト……
迂闊に目移りするとそうなる、愚かな。
「ギーシュ?」
「やぁ、モンモランシー、この衣装はまるで君のためにしつらえたようだ、素晴らしい、よく似合うよ」
「……びみょーに、嬉しくないわね」
顔は正面を見ながら、モンモランシーに向き合う。
至近距離から見た瞬間、僕はサイトの天才性に慄いた。
「………………」
時が止まる。
何も考えることが出来ない。
全ての音が止まり、視線はそこに釘付けになる。
「ちょっ、ギーシュ……大丈夫?様子おかしいわよ?」
ぽ、ぽっちがぁぁぁぁぁぁ
胸ーーーー、おぱーーーーー
「はぁはぁはぁ、モンモランシー……素敵だ」
周りの奴に見せないために、モンモランシーを抱き……しめ……
ふにゅん……
ふにゅりましたぁぁぁぁぁぁぁ
「きゃっ、ギーシュ……大丈夫?医務室……行く?」
僕の余りの挙動不審さに、モンモランシーは心配してくれる。
しかし……
「大丈夫だよ、モンモランシー、さ、応援席に行こう」
一瞬たりとも見逃すものかぁぁぁぁぁぁ

325:3/8
06/11/28 03:19:15 oBQGagYZ
魔法を使って声を送る。
「首尾はいかがですか?」
『上々です、陛下』
この大会に並行して進めている作戦。
これさえ上手く行けば……
今この学園には十代の貴族の子女が大量に居て……
『で、この中から嫁を見繕うわけですな?』
戦争で跡継ぎを失った貴族たちに、嫁探しに来ませんか?
と連絡してみたら、大好評。
「えぇ、お勧めは………」
『うぉぉぉぉ、あのゲルマニアの娘……いぃ』
あの……あのね……お勧めはルイズなの
『まてぇぇぇぇ、あの青い髪のっ……』
『ダマレェェェェ、ロリコンさんめっ、アレは観賞用だろう』
……聞いて……
人選間違えたかしら?
十分に地位もあって、お嫁さんを捜しているのを選別したはずなんですけど……
『なにを言うぁぁぁぁ、育っちゃだめだろおがぁぁぁぁ』
……どうしてこんなに飢えてるのかしら?
『おぱーーー』
「あの……みなさん?」
つ、繋がってるわよね?この通信魔法。
『うおぉぉぉぉぉ、見ろっ』
『ず、ずれた、ぶるまぁを、指できゅって……』
『『『『すーばーらーしーーーーーー』』』
ぜ、絶対人選ミスっちゃった。
でも、ヴァリエール公が納得するような血筋の貴族って、そんなに居ないもの。
少し落ち着いてもらってから、ルイズを勧めることにしよう。
うん。
「あー陛下、ソレはなんですかな?」
「す、枢機卿」
いつの間にか背後にマザリーニ
しまった、妨害されるっ。
「レ、レディの背後に忍ぶなんて……えっち、マザリーニのえっちぃぃぃぃ」
全力で叫ぶ。
「何事ですかっ!!」
私の声を聞きつけたアニエスが駆け込んでくる、計算通り♪
「アニエスっ、枢機卿が……えっちなの……わたくしの背後からっ……あぁっ、これ以上言えないっ」
何も無かったら言えない、うん。
「き、貴様ぁぁぁぁ、陛下の玉体にっ」
「ちょ、まっ」
怒り狂ったアニエスの一撃。
えっちなマザリーニさんは、砕け散った。
「え、冤罪……だ、わーたーし……は、やって……な…ぃ」
結構余裕?
文句を言いながら倒れたマザリーニが、近衛に運び出される。
「ご無事ですか?陛下」
……アニエスにも協力してもらおうかしら?

326:4/8
06/11/28 03:19:46 oBQGagYZ
「はぁ?嘘ですってぇぇっぇえ」
陛下に対する口の聞き方に気を使えなくなった。
う、嘘で枢機卿殴り倒してしまった……
「へ、陛下ドウユウコトデスカ?」
陛下の後ろで魔法装置が何か動いていた。
それに意識を向ける前に、私の手が陛下の手に包まれる。
「聞いて、アニエス。」
陛下の澄んだ瞳が、私を見つめる。
あぁっ、美味しそう。
ちがっ、まだダメだっ。
「ルイズがお嫁に行ったら、使い魔さんは一人になるわよね?」
「……はぁ?」
何か忘れている気がするけど……
なんだろう……
「そうしたら、使い魔さんにはお城に来てもらって、わたくしの近衛にして……きゃっ」
陛下、陛下、よだれ、よだれ。
「ふむ……でしたら、遠くの領地で……」
「えぇ、ヴァリエール公も納得の血筋ばかりよ、グラモン元帥とか」
……元帥だけど、ミス・ヴァリエール位の息子居なかったか?
『萌えー、萌えー』
…何か聞こえてきてるし。
「お部屋は隣が良いわよね?いきなり同室なんて……ですものっ」
…陛下は話聞いてないし。
キャーキャー言いながら妄想にふける陛下を無視して、
さっき気になったことを聞いてみる。
「陛下」
「なーにー、アニエス……式には呼ぶわねー」
……飛んでるし。
小さく溜息を付いてから、質問
「メイジは嫁入りの時、使い魔おいていくものですか?」
「やーねー、そんなはずな……いじゃ……ない……」
一瞬で陛下が真っ青になる。
深く深呼吸して気を取り直して、震えながら私を力強く指差す。
そして……勅が下った。
「何とかしなさいっ、アニエスっ」
……あーもー
「はっ、陛下直ちに」
………私、何してるんだろーなぁ


327:5/8
06/11/28 03:20:18 oBQGagYZ
廊下を曲がると、そこは銃口だった。
「って、なに?おかしいからっ、日本語として変だからっ」
見たことない、女の子に銃を突きつけられる。
こんなの初めて♪
って、混乱してる場合じゃねー
「シュヴァリエ・サイト様ですね?」
「ひゃいっ」
……噛んじゃったよ。
そう言った途端に両手が背後から押さえられる。
女の子が一人づつ俺と……手を組む……
「危害は加えませんので、逃げないで下さい」
「はいっ、決して逃げません」
……胸がっ……腕にっ……あぁ……幸せ……
暫く至福をさまよった後に、教室に連れ込まれる。
「ここです」
……ま、まさかぁぁぁぁ、い、今から……4人で?
そんな期待は一瞬で裏切られる。
「遅い!」
……アニエスさん……
「任務だサイト……」
「今、俺忙しい」
……イヤマジデ、ブルマーの鑑賞とか、胸の観察とか、脚線美の追求とか。
そういうと、ニヤニヤとアニエスさんが笑い出した。
「そうかー、残念だなサイト」
「へ、……いいの?」
「聞け、シュヴァリエ・サイト、この学園は狙われている」
へ?
なに、何の話だ?
そんな思いをよそに、アニエスさんは慎重な口調で話し続けた。
「特に、ミス・ヴァリエールが危ない、お前のせいだぞ?サイト」
「ちょ、ちょっと待ってくれ、アニエスさん、どういうことだよ?」
「この学園に独身貴族たちが忍び込んで、貴族令嬢の品評会を開いている。
目的は……嫁探しだっ!!」
……頭のどこかが冴え渡る………てーことはあれか?
「誰かが、ルイズ狙ってるんだな?」
重々しく頷くアニエスさんを見て腹を決める。
「何処だ?」
満足そうに笑うアニエスさんに乗せられてやることにする。
「場所は?」
詳しい説明を受けている最中に、廊下で何か音がした。
「誰だっっっ」
俺がそちらを見た瞬間、教室のドアが開け放たれる。
「……羨ましいぞぉぉぉと付けて来てみれば……
そういう事なら、僕も行かねばなるまいなぁぁぁぁ」
……ギーシュ?
「決して、4P覗こうと思ったわけではないぞっ、サイト」
黙っとけばいいのに……だがっ
「モンモランシーは僕が守るっ」
心の通い合った親友として、ギーシュと硬く手を取り合う。
「ルイズは俺が守るっ」
地図を持って、廊下に飛び出した。
「行くぜぇ、相棒っ」
「おうよっ、サイト!」
『……それ、俺の立ち位置じゃねー?相棒よぉ』
どこかで小さく何かが聞こえたが……

328:6/8
06/11/28 03:20:50 oBQGagYZ
校庭からかなり離れた所にソレは有った。
「うひょぉぉぉぉ、来賓席さいこぉぉぉぉ」
「け、けしからん、魔法使いですなっ」
……入りたくねーよ、この部屋。
そっと、部屋を覗いた瞬間、そんなことも言えなくなった。
部屋においてある大きな鏡に……
「むひょー、ヴァリエールたん、サイコー」
「ぺたん娘、サイコー」
「むぁたんかぁぁぁぁ、オラァ」
キモイ親父の群れに突っ込む。
部屋の空気が一瞬で変わる。
「な、何かね?君たち、生徒のようだが……」
「あーここは、関係者以外立ち入り禁止だ、立ち去りたまえ」
……こ、こいつら……
鏡の魔法を解いて、僕たちなにもしてません、そんな顔してやがる。
無言でデルフリンガーを抜き放つ
『はっはー、相棒の真の相棒、このデルフさまが、抜かれたからにはー』
何か言ってるが無視して、鏡に向かってデルフを投げつける。
『ギャーひでーぜ、相棒っ』
ズマン、デルフ……
鏡の破片から逃げ惑う貴族達の真ん中まで進む。
今魔法を使われれば負けだろうが、混乱している貴族たちの間を抜けてデルフを手に取る。
『あいぼーよー、ひでーよ今日』
あーすまん、デルフ。まだなんだ。
デルフを壁に叩きつける。
ガキーーンという硬い音と共に、デルフの悲鳴が聞こえたけど……後で謝ろう。
「このふざけた集まりはこれで終わりだ……いいな?」
ガクガク頷く貴族達の一人一人を見回しながら、部屋の入り口まで戻る。
最後に言うべき事を思い出す……
部屋の入り口で、向き直った俺を見て貴族たちは息を飲んだ。
睨み殺すくらいのつもりで、一人一人を見た後、大きく息を吸って全力で叫んだ。
「ルイズは俺んだぁぁぁぁぁぁぁ
てめぇらぁぁぁぁぁ、手えだすんじゃねぇぇぇっぇえ」
密室だったこともあり、俺の声は響き渡った。
「あー次は僕の番だね」
……ギーシュ……お前なにかしたか?
「モンモランシーは僕のものだっ、手を出さないで貰おうかっ」
部屋から出た俺達は、ハイタッチを交わして応援席に向かった。

329:7/8
06/11/28 03:21:23 oBQGagYZ
「あーもー、何処に居るのよっ」
鎖でも付けとけばよかった……
もうすぐ犬の番なのにぃぃぃぃ。
あっちで見かけた、って話を聞いて校庭の外れの方に向かう。
………こんな所で何が有るのかしら?
……女?オンナカ?ムネ?ムネナノカ?
サイトが発案したって言うこの服……
「ちょっと……あんまりよね……」
身体の線が出すぎよ……サイト………他の子ばっかり見る……
目のふちが熱くなる……べつに……いいもん。
サイトになんて……見て欲しく……
『ルイズは俺んだぁぁぁぁ、てめぇらぁぁぁ、手えだすんじゃねぇぇぇ』
……え?
サ……イト……の声……だ
サイトが……わたしを……わたし……サイト……の?
「ふ、ふざけるんじゃないわよ……わ、わたしがなんであんたのなのよ……」
でも……だ、だめ……頬が……緩む……か、顔が……笑うぅぅぅぅぅ
状況は分からないけど……サイトがわたしを自分のだって。
思わずその場に座り込んでしまう……
立っていられなくんったから。
そんなに遠くじゃなかったから……サイトすぐこっち来るよね?
そのことに気が付いて、表情を元に戻そうと……無理……
……顔が……顔が……
「ルイズー、ギーシュしらないっ?って、わぁっ、あんた何企んでるのよ?」
……押し殺した人の笑顔を見てモンモランシーが失礼なことを言った……
「べ、別に、何も企んでないわよっ」
モンモランシーがさらに何か言おうとした瞬間、
『モンモランシーは僕のものだっ、手を出さないで貰おうかっ』
ギーシュの声……モンモランシーの顔が一瞬で真っ赤に染まる。
「……ばか………わたしが居る所で言いなさいよ……」
素直に言葉に出来るモンモランシーが羨ましい。
思わずその場にしゃがみこんだ私の横にモンモランシーが座る。
「……ちょっと、待っててあげよっか?」
………そうね
「こ、こっちから会いに行くんじゃ、探しに来たみたいですもんね」
モンモランシーが優しい目でわたしを見てる……
「もうちょっと素直になったら良いのにね、ルイズは」
……分かってるわよ
近づいてくる足音をドキドキしながら待ち続けた。

330:8/8
06/11/28 03:22:43 oBQGagYZ
「あぁっ、麗しのモンモランシー」
ギーシュがいきなり走り出した……げ、ルイズまで居る。
そういや、俺もうすぐ競技に出るんだっけ……怒られる覚悟をしながら近寄る。
「ギーィーシュ、もぅ、だめじゃない、ほら、行くわよ?」
あーいいなぁ……ギーシュの奴モンモンと腕組んで……
うぉ、しかもギーシュの歩調に合わせて、少し後ろから静々と付いていってる……
な、何が有った、ギーシュ……羨ましい……
「い、いぬっ」
……あー、犬来ましたよー……って、いつもより迫力ねーな
「どうしたルイズ、風邪?」
よく見ると真っ赤なルイズのおでこに手を当てる。
あ、ちょっと熱い。
「あ、う……い……ぬ……な……」
言動もおかしい……
「医務室行くか?」
無言で左右に首を振るルイズ……でも、心配だなぁ……
「無理はすんなよ?」
「うん」
お、いつになく素直。
いつもこうなら可愛いのになぁ……
「んじゃ行くか」
先に行こうとすると、ルイズが何か言いたげに俺を見つめていた。
ルイズを見返すと、視線をそらされる………そらした先には……モンモン?
「どうしかたのか?」
「……な、なんでもないもん」
真っ赤な顔に、潤んだ目……泣きそう……
「本当になんでもないんだな?」
コクコク頷いてるけど……頷くたびに涙がこぼれて、説得力なんかまったく無かった。
仕方ない。
デルフを鞘にしまって、両手を開ける。まだ謝罪中なんだけど、こっちのが急用。
頭を胸の中に抱き寄せた後、右手でルイズの両足を拾う。
「きゃっ……サ、サイ……ト?」
「ほらっ、医務室行くぞ?」
俗に言うお姫さま抱っこ。
「で、でも……運動会……サイトが……」
「ん~ほら、ご主人様の身体の方が大事だし……な?」
しんどい時にまで意地張るなよなー
黙り込んだルイズが、俺にしっかりと掴まった。
(離さないから)
そんな言葉が聞こえた気がしたけど……きっと幻聴。
なんだか小さく震えるルイズが心配で、俺は全速で走り出した。



……もう……わたし……サイトの……なんだね。
サイトの胸の中で、そう思った。
軽々とサイトに抱きかかえられた瞬間。
心の一番深い所が、サイトに捕まった……そう……感じたから。
なんだか心配そうに走るサイトを見ながら、この運動会の残りをサイトとどう楽しもうか、ゆっくりプランを立てていた。

331:名無しさん@ピンキー
06/11/28 03:27:09 oBQGagYZ
運動会ネタといいつつ、競技ではなく……いや、被るとさみしーし。

色々微妙なのは、久々って事で勘弁を……
いつもとキャラの性格違うしっ、
最後の2,3こ書くためだけの展開だしっ
……しかも続きそう。
愛の奴隷になっちゃったルイズちゃんの運命やいかに?

……自分のも書かないとなんですが、時期外すと書けなさそうなので、こっち優先で。

んで……今日の仕事は大丈夫か?自分よ……

332:名無しさん@ピンキー
06/11/28 04:01:23 hHOsPCoB
GJ! モンモン大好きだーーー!

そして、仕事と萌えとどちらが大事か、そんなこと
このスレに集う紳士ならば答えは一つ!

333:名無しさん@ピンキー
06/11/28 04:17:37 gUVnh/1s
GぅっJぅっ!!!
先生!運動会ってこんなにも素晴らしい物だったんですね!!
僕、真面目に学校行くよ!

334:名無しさん@ピンキー
06/11/28 04:41:45 fglHYTRZ
>>332
バカ犬ぅ!
あんたは与えられた仕事をきっちりこなさないとだめでしょっ!
し、しっかりとやる事やったら、……ご、ごごごご褒美を、ああああげるわっ!

っていうルイズが脳内に舞い降りたから、しっかりレポートやって学校いってくる。

335:名無しさん@ピンキー
06/11/28 05:34:55 cMQKODSb
アンリエッタ様よぉ、この際才人を奪っちまえ

336:名無しさん@ピンキー
06/11/28 11:55:52 bXLDeCiO
なにこれナニコレ、なにかしら。
終末でもないのにこの投下量

皆様GJ!

あと205さんは手は早そう
一回の投下量は多いし、最近豆に読めてしあわせだ

337:294
06/11/28 15:09:24 RHuO97jj
>>301
感謝

ウザが等られたりもしてるし、以降は黙るよ。


338:名無しさん@ピンキー
06/11/28 15:41:02 9HAYR7bx
久ぶりに覗いてみて改めてこのスレのクオリティの高さに感涙しております。
四日間のネット環境皆無な場所での業務の疲れが吹っ飛びました。
職人の皆様GJ!

>>331
クワトロさんと松本さんが運動会に来てたのはわかった。

339:名無しさん@ピンキー
06/11/28 15:47:46 H0WSENM1
ここはとてもいい運動会ですね
乙です

340:名無しさん@ピンキー
06/11/28 16:13:51 d8b/F8DZ
運動会なら胸が揺れるのとかがあってもいいと思うんだ。
まあ何がいいたいかというと胸革命を(ry

341:名無しさん@ピンキー
06/11/28 18:21:00 hzDOftK/
サイトの周囲は貧乳ばかりだから無理じゃね?

342:名無しさん@ピンキー
06/11/28 19:17:36 kPdHnMZ1
胸が無いのはルイズとタバサくらいのような…

343:名無しさん@ピンキー
06/11/28 19:23:33 UV7o1VHO
アメリカンジョーク風ゼロの使い魔

昼下がり、ギーシュが優雅に中庭を散策していると、中庭にあの時のテントが立っていた。
よく見ると膝を抱えたサイトがいる。その傍らにはまたもや拉致されたヴェルダンデもいる。
話しかけようと傍に行くと、サイトの両目に青あざがついているではないか。

「おいサイト、一体なにがあったんだ?」ギーシュがたずねた。

「女ってわかんないよなあ」サイトは答えた。

「ルイズと遠乗りから帰ってきてさ、部屋に戻ろうと階段上ってたら、
前を上ってたルイズのスカートが、尻の割れ目にはさまってたのに気付いたんだ。
だから、引っぱって直してやったんだよ。そしたらルイズの奴、
振り向きざまにこっちの目を殴りやがってさ!」

「そりゃ、当たり前だよサイト」とギーシュは呆れながら言った。
「それで、もう片方の目はどうしたんだ?」

サイトは答えた。

「いや、わざとそうしていたのかと思って、また押しこんでやったのにさ・・・・」


「ああああ、あのアホ犬!!!おっ、お仕置きの途中でどこ行ったの!!!」

サイトの明日は遠い・・・



344:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:23:47 exjjRXTL
女王アンリエッタの執務室で才人とアンリエッタは話しをしている。
「・・・ルイズが一礼してわたくしに平手打ちを・・・・」
アンリエッタは先日、ルイズの部屋で起きた事を才人に話している。
才人は恐縮しながら聞いていた。
「サイトさんが謝る必要はないのですよ?悪いのはルイズの気持ちを考えない わたくしなのですから」
アンリエッタはもう誤解されないように才人から手を引く覚悟を話し、ルイズに手紙を届けるように才人に頼んだ。
「そうだわ!サイトさん、珍しいお茶とお菓子が手に入りましたの」
話しが終わった後、アンリエッタは才人を寝室のバルコニーに通して二人はお茶とお菓子を楽しんだ。
「ちょっとここで待ってて下さいね」
女王らしくない言葉づかいになってアンリエッタは席を外した。
才人が待っていると、すぐにアンリエッタは戻ってきた。
「ひめ様・・・・その格好は?」
アンリエッタは平民が着るようなシャツとスカート、髪はポニーテールにして纏められていた。


345:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:24:32 exjjRXTL
「わたくし・・・いえ、わたしはひめ様じゃないですよ?アンといいます」
アンリエッタの戦略は女王アンリエッタは才人に手を出さないが、お城に住むアンという少女は才人に恋をする、という二重戦略だった。
「バレバレじゃないですかひめ様」
あきれる才人を気にせずにアンリエッタは才人の隣りに座る。
「気にしないで下さい、アンリエッタ女王としてのわたしは約束を守るといっているのです。今はお城に住むアンと言う名の女です」
にこやかに才人に詰め寄って腕を絡ませるアンリエッタに才人はたじろぐ。
「アンとよんで下さいまし・・・いえ、下さい」
言葉づかいまで変えて ふふふっと短く笑うアンリエッタは魅力的だった。
「アン」
「はい?」
「ルイズに知れたら二人ともひどい目にあいますよ」
才人は舞踏会の件でルイズに頭が上がらなくなっていた。
「では知られないようにしましょう」
才人の頬にアンリエッタの唇が触れた。
「ひ、姫さ・・・」
「アンです」
アンリエッタは拗ねた顔で訂正し、また唇で才人をつつく。
「アン、俺は嘘つくの下手だからルイズに知られてしまうと思うんです」


346:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:25:20 exjjRXTL
アンリエッタは少し考えて黙り、才人の顔を見てから ふふふっと笑う。才人にはいたずらっ子がとびきりのいたずらを考えた顔に見えた。
「わたしに考えがあります」
才人の唇はアンリエッタの唇によってふさがれた。
「アン、考えって?」
才人の質問はアンリエッタの唇が耳たぶまできた時に答えがきた。
「サイトさんには秘密です」
アンリエッタはポケットから白く長い手袋を出して両手につけて、才人にキスした。
才人はわけがわからず固まっているとアンリエッタの手袋はいつの間にか才人のズボンのホックを外していた。
「そのまま座っていてくださいね」
手袋をつけたアンリエッタは才人のソコを取り出し、触り始めた。
アンリエッタの白い手袋が才人のソコを撫で、握り、しごき、焦らすように止まる。
才人が んっと声を漏らすとアンリエッタの顔が才人のソコに近づき、ズボンと下着をすべて脱がされ、下半身だけ裸にされた。


347:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:26:13 exjjRXTL
アンリエッタの顔がさらに近づき、アンリエッタの顔が才人のソコにうずまる。
才人は自分のソコにあたる体温と息と感触に驚く、くすぐったいような感覚、何かがソコに塗りたくられるような感覚、アンリエッタが才人のソコをくわえていた。
アンリエッタの愛撫は容赦がなかった。例えるなら知識だけは豊富で経験のない少女特有の荒々しい愛撫、相手の快感より自分の欲望を満たすための強い愛撫だった。
才人が痛みを我慢する顔をして声を出す。
才人の声でアンリエッタの力が弱まり、心地よい感覚がやがて快感に変化する。
アンリエッタの口は深いストロークを繰り返し、そのたびにポニーテールが前後にゆらゆらと揺れる。才人は少し声をだす。
才人の声に嬉しくなったアンリエッタは先端部分をグラインドする。ポニーテールは左右にゆらゆらする。才人の息が荒くなり、ポニーテールは速さを増す。ゆらゆら、ゆらゆら。
アンリエッタはちらりと才人の呼吸を読んで白い手袋をつけた手でしごきながら唇をすぼめて先端部分のみをピストンする。
才人が少し大きな吐息を出してアンリエッタの口の中に熱いものが断続的に爆発を始める。


348:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:27:01 exjjRXTL
爆発の最中にアンリエッタはさらに才人を追い詰める、才人はたまらず体をくの字にして逃げる。才人のソコがアンリエッタから離れて上下に律動させ爆発しながらアンリエッタの頬を汚す。
アンリエッタもソコを逃がすまいと深く飲み込みなおし、腕を才人の腰にまわして二度とソコが口から外れないように固定する。
才人は最後まで逃げられなかった。才人のソコはアンリエッタの口によって根元まで飲み込まれ、逃げようとすると腰にまわった腕がぎゅっと ちから込めていて。逃げれば逃げる程才人のソコは深く飲み込まれたからである。
ポニーテールが才人の律動にあわせてゆらゆら揺れる。やがてゆらゆらがおさまりアンリエッタの顔がソコから離れる。
アンリエッタは才人の精を全て飲み込んでいた。
頬についた精を手袋をしたままの手ですくいとり口へ運ぶ。才人の視線を感じて んふふふっと頬を朱に染めて笑う。
才人は精を飲まれて感動しながら恥ずかしがっていた。目の前のアンリエッタがとてもいとおしく見えた。
「もうしばらく座っていてくださいね」
アンリエッタはシャツをはだけて、スカート、下着を脱いで才人にまたがる。


349:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:28:52 exjjRXTL
アンリエッタは熱い湯船につかるようにゆっくり腰を落としいく。
才人の正面にアンリエッタの胸が降りてくる。降りてくる胸がとまり、才人のソコがアンリエッタのソコに飲み込まれたのを告げるようにアンリエッタの口から熱い吐息が漏れる。
才人の顔はアンリエッタの胸の双球にうずまり、才人のソコはアンリエッタの中に吸い込まれていた。
アンリエッタが熱い吐息を才人の耳にかけながら動く、アンリエッタの胸も形を自在に変えながら才人をはさみ込む、アンリエッタのソコが潤みを増しながら才人のソコをしごきあげる。
才人にとって天国であった。
才人の唇が胸の先端を吸い上げる。アンリエッタの吐息が大きくなり、押し付けられる。
才人が腰使う。アンリエッタの腰も上下運動から前後運動にかわる。
才人が首を伸ばしてアンリエッタの胸元から首筋を舐めあげる。アンリエッタの吐息が大きくなり、アンリエッタの腰がグラインドを始め、搾る強さが増す。
「アン」
「なんですか」
「そろそろ離れないと・・・・」
「かまいません、我慢せずに出してください」
「でも・・・」
言葉はアンリエッタの胸によってふさがれた。


350:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:30:05 exjjRXTL
アンリエッタは才人の顔を胸にはさみ込み、搾りを強くして前後運動を始めた。
才人の吐息が胸に伝わり、才人の陥落までもう一息という呼吸が伝わってくる。
アンリエッタの前後運動は止まらない。
前後運動から逃げようにも椅子に座った状態では逃げられなかった。
アンリエッタが前後運動の最中にふるふる震えた時に才人はアンリエッタの胸の匂いをすいながらソコを爆発させた。
アンリエッタのソコも律動を始めていた。
アンリエッタの唇が才人の唇に触れ、才人は解放された。
「学院に帰る時はお風呂に入ってからにして下さいね」
才人とアンリエッタはキスしながらしばらく語りあったがアンリエッタの作戦は才人には秘密とのことだった。
甘いひと時がおわり、アンリエッタはアンからアンリエッタ女王に戻り、才人に手紙を渡した。
「仲直りの手紙です。必ず届けて下さい」
才人もシュバリエ・サイトの顔をして受け取り、城を出た。
才人が学院に到着する少し前、ルイズとシエスタが部屋にいる所に1羽のフクロウが舞い降りた。


351:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:31:16 exjjRXTL
「わわわっっミス・ヴァリエール!窓にフクロウがっ!!」
ルイズはフクロウの足についた手紙と小さな袋を受け取る。
『宣戦布告』という始まりの言葉が書いてある手紙だった。
手紙の最後には、『サイトさんがどちらかを選ぶまでサイトさんには秘密にしましょう』と締めくくられていた。
小さな袋の中には白い手袋が入っていた。
「手袋・・・ですか?」
シエスタは意味がわからないという感じで手袋を見つめる。
「サイトの匂いが付いてる」
ルイズは気づいた。
「そういえば指のあたりがシワになってて汚れてますね」
ルイズもシエスタも才人の身に何がおきたか理解した。
「ただいま」
才人が部屋に帰って来ると二人はあわててポケットに何かしまい込んでいた。
才人は気にせずに手紙を渡す。
「姫さまが仲直りしようってさ」
ルイズもシエスタも手紙を読む。
『女王アンリエッタとして・・・』
内容は謝罪だったがルイズもシエスタもアンリエッタの戦略に気がついた。
「ありがとう、サイト。わざわざご苦労様」
「ミス・ヴァリエール、こちらも手紙をだしましょう」
才人を珍しく労うルイズと笑顔のシエスタをみて才人も笑顔になる。


352:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:32:19 exjjRXTL
「手紙なら俺が届けるよ」
才人の言葉にルイズとシエスタはさらに笑顔になる。
「当たり前じゃないの、あんたが届けないと意味がないのよ」
「そうですよ、サイトさんじゃなきゃダメなんですっ」
言葉に含まれた毒に才人は気づかない。
二人は顔を見合わせて目で語り合う。
(協力します。 ミス・ヴァリエール、あなたが三番になるといろいろやっかいなので)
(なんであんたが二番なのよ!!あたしの使い魔なんだから一番二番とか関係ないでしょ!!)
三人はそれぞれ別の理由で笑顔だった。
「ミス・ヴァリエール、夕食が終わったら作戦開始です」
「そうね、それまでに準備するわよ」
才人は二人の会話がわからなかったが、二人は才人には秘密といってごまかした。
夕食が終わり、才人は少したってから部屋に入るように言われて、それに従う。
「サイトさん、入ってください」
才人が扉を開けると、ルイズは制服姿、シエスタはセーラー服姿だった。二人ともベッドに座っている
「い、い、い、い、犬、脱いでそこに座りなさい」
「なんでだよ!」
「今は何も聞かないでミス・ヴァリエールの言うとおりにしてください!!」


353:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:33:27 exjjRXTL
セーラー服姿のシエスタがルイズを援護する。
才人は文句をいいながらも下着一枚になり、二人の前に正座する。
(ミス・ヴァリエール、こういうことは思い切りが大事です)
(わかってるわよ!やればいいんでしょ!やれば!)
ルイズの黒いニーソックスが一本だけが才人の肩にかかり、ゆっくりと胸、臍、まで降りてくる。
「な、な、何を・・・ルイズ」
才人は突然の攻撃に立ち上がろうとする。
「動いちゃダメです。サイトさん」
シエスタの目が怖い。
座りなおした才人のソコに黒いニーソックスが触れる。
才人がぴくんと動く。ルイズも真っ赤になって才人の動きにたじろぐ。
黒いニーソックスはソコをほじくるようにつつく。
才人が真っ赤になって耐える。
「ミス・ヴァリエール、もっとやさしく」黒いニーソックスは大きくなり始めたソコを土踏まずで撫でる。
ルイズの息が荒い。オトコノコの証はルイズに挨拶するように脈を打ち始める。
黒いニーソックスは挨拶にこたえるように二本になり、才人のソコをやわやわ包む。「んうぉっ」
才人が声をあげるとルイズは真っ赤になってはさみこんだソコを左右にゆらす。やわやわ、やわやわ。


354:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:34:29 exjjRXTL
「サイトさん、下着も脱いでください」
シエスタも真っ赤だった。
才人が下着を脱ぐ。ゴクリと二人から音が聞こえた。
再び黒いニーソックスが才人に襲いかかる。今度は直にやわやわと。
才人は強い快感に声を出し、からだを引っ込ませる。黒いニーソックスはソコを逃がさない。
右の黒いニーソックスは触手のようにソコを指で上からつかみ、左の黒いニーソックスは横からソコを支える。
引っ張り出されて上から握られた才人のソコは指でよってうにうに揉まれて先端を磨き上げる。
才人はソコを鎮めようとするがルイズの下着の奥を見てしまい、余計に大きくなる。ルイズの下着は湿っていた。
ルイズの下着に気をとられてるとシエスタの裸足が才人のソコを横から指で握る。
下着をつけてないシエスタも湿っていた。
シエスタの茂みとスリットを見ながら興奮し、ルイズの黒いニーソックスが上からうにうにされて才人はたまらず声を出す。
「サイトさんの声、かわいい」
シエスタが嬉しそうに足の指で強く握る。
ルイズも息を荒くして動きを加速させる。
「ルイズ、もう止めてくれ!」
「ミス・ヴァリエール、指ではさんで強くしごいて下さい」


355:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:35:34 exjjRXTL
ルイズは才人の言葉で一瞬とまったがシエスタの声に従った。
ルイズの黒いニーソックスが才人のソコを強くはさみ込み、しごく、しごく。
ルイズの下着が露わになり、才人に湿った部分を見せつけながら、しごく、しごく。
才人はルイズのソコを凝視しながらしごかれて、爆発した。才人の白い精がルイズの黒いニーソックスに飛びかかる。黒いニーソックスは白い精を受け止めるべくソコを押さえに動く。
才人の白い精は勢いを増し、黒いニーソックスを超えてルイズの太ももまで届く。
ルイズが太ももの精を熱いと感じて足を引っ込めた時、才人はルイズの腰に飛び込んで抱きついた。
押し倒されたルイズは才人をはねのけようとするが力が入らない。
才人はルイズの下着のスリットを舐めまわしていた。
才人の舌がルイズのスリットをほじくる。
ルイズは手を才人の頭にのせてどけようとするがルイズの腰は快感にぴょこぴょこ勝手にくねり始めて力が出ない。
才人は下着をずらしてスリットを舌でなぞる。
ルイズの口から艶のある吐息が始めて漏れる。
シエスタがルイズの服を脱がせて裸にすると、ルイズのスリットは潤みを増して開き始めた。


356:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:36:40 exjjRXTL
才人はルイズのスリットに舌を挿入してルイズの胸のポッチをつまみあげる。
ルイズが腰を浮かして才人にこたえる。
サイトは浮いた腰を腕で固定し、スリットの穴の奥を何度もほじくる。
ルイズの足が開き、吐息が大きくなる。
才人は舌を硬くさせて小突起の付け根を形をなぞるように舐める。
ルイズのからだに変化が起きた。白い肌が赤く染まってゆき、スリット全体の体温があがる。
黒いニーソックスはルイズの腰を才人の口の前で固定する。
才人の舌はスリットをとらえたまま速度をゆるめない。
「だめぇーー」
ルイズの声に才人は舌をさらにめり込ませていじめる。
スリットが熱くなり、ルイズの声が一瞬止んだ後、スリットから熱いおしっこを出していた。
シーツを汚すまいと才人は舌で吸い続ける。おしっこが終わるとスリットから粘液が出てきたので舌を差し込み吸う。
「やぁん」
すごいかわいい声がルイズから漏れる。
ルイズのからだは真っ赤だった。
「ミス・ヴァリエールってわかりやすいですねぇ」
ルイズのからだは赤く熱くなり、絶頂が引いた後もルイズが気をやったことをまわりに知らせていた。


357:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:37:47 exjjRXTL
ルイズが才人にまたがり、腰を落とす。
ルイズが才人の上にちょこんと座った状態になり、才人の動きが止まる。
シエスタが才人の顔をまたぎ、クレバスを才人の口の上におき、小突起を才人の鼻にくっつける。
「わたしも・・・」
才人がその言葉の意味を理解したとき、すべてが遅すぎた。
クレバスからおしっこが噴き出して才人の口の中に侵入し、小突起と茂みは鼻の前でメスの匂いをかがせていた。
シエスタのスカートの中はメスの匂いでいっぱいで、おしっこは香ばしくて興奮して、ソコはルイズが根元まで飲み込んでいて、とにかく才人は腰をふり続けた。
メスの匂いをかぎながら、ソコはルイズと繋がり、快感が高まってゆく。
シエスタの匂いが強くなり、ルイズが押しつける動きを繰り返し始めた時、才人はルイズの中に精を注いだ。
ルイズも精が注がれたのを感じて動く、乗馬の得意なルイズの独特のリズムと動きは才人のソコを搾り、こすりあげる。
メスの匂いを鼻と口に詰め込んだ才人の腰がゆっくりとなり、やがてルイズをくっつけたままベッドに沈む。ルイズはまだ離れない。シエスタの腰が才人の顔の上で前後に動く。


358:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:38:47 exjjRXTL
ルイズのソコの中で精を注いでおとなしくなった才人のソコがまた膨らみ、暴れ出す。
ルイズはその感覚が気に入ったらしく、暴れ馬を乗りこなす様に腰を激しく使い、またすぐに果てた。
果てたルイズが才人から退くと顔にくっついたシエスタの腰が才人のソコを飲み込もうと降りてきた。
スカートに隠れて繋がりは見えないが才人のソコは熱い何かに包まれた。
シエスタがグラインドを始める。たまに前後運動を混ぜたグラインドは才人を追い詰める。
たまらずペースを落としもらおうと手で押さえようとするとルイズの手が才人の手を握って離さない。
シエスタのグラインドが才人のソコを丹念に擦り回す。搾りはきつくなってゆき、才人が あっと声をあげる。
才人の限界を呼吸から読み、シエスタの腰は深いストロークを繰り返す。
才人はルイズの手をぎゅっと握り、シエスタの深いストロークにベッドが深く沈んだ時に精を放った。
精を搾りながらシエスタの腰は奥でグラインドをさせて才人のソコからすべてを奪う。ルイズの舌が才人の喉から顎を舐めあげて才人に労をねぎらう。
才人の腰は抜けていた。


359:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 19:39:49 exjjRXTL
才人の両腕に二人の頭が降りてきて川の字になり、才人の両方の頬をルイズとシエスタの唇がつついた。
やがて両腕から寝息が聞こえると才人もすやすやと眠り始めた。

翌日、太陽が黄色いとぼやく才人はアンリエッタに手紙を届ける為に出発する。
「この手紙は仲直りの手紙だかんねッ ちゃんと届けるのよ!」
「ガンバッテくださいね」
ルイズはまるで決闘状を渡す顔で手袋を渡し、シエスタはガンバッテの部分に毒を含ませるが才人は気づいていない。
「それじゃいってくる」
お使いをたのまれた純真な子のような顔をして才人は馬の手綱を操り足でとトンと腹を叩く。
馬は才人をのせて走り出しす。
才人の姿が小さくなる頃、シエスタは空をみて口を開く、
「いそがしくなりそうですね」
ルイズも空をみてかえす。
「のぞむところよ」
才人は馬上で手紙の入った懐を手で確認し、空を見上げて 仲直りができてよかったなぁと嬉しそうにつぶやく。
才人のゆく遥か空に黒いニーソックスと本当の手紙を運んだフクロウがいそいでお城に飛んでゆく。
才人の預かり知らぬ所で、才人を舞台にした乙女達の戦争は火蓋を切ろうとしていた。


おしまい

360:名無しさん@ピンキー
06/11/28 19:40:12 UV7o1VHO
あ、危なかった・・・あと10数秒遅かったら、
俺の拙いアメリカンジョークで大作に茶々入れるところだった・・・

361:あとがき ◆manko/yek.
06/11/28 19:40:59 exjjRXTL
乙女達の戦争

この物語はこれでおしまい。
次の物語は、またいづれ。


それではっ

362:名無しさん@ピンキー
06/11/28 20:00:22 exjjRXTL
貼り付け失敗。すまぬ。

363:名無しさん@ピンキー
06/11/28 20:06:54 exjjRXTL
二時間後に357からのSSを張り直します。

364:ルイズと犬
06/11/28 20:29:24 pLwuY9+o
「待ちなさいっ、この馬鹿犬ー!」
「ま、待てるかー」

いつもの昼休み、女子寮の廊下で才人とルイズは相も変わらず追いかっこをしていた。
他愛のない話題でルイズをからかい、怒ったルイズが才人に躾をする。
いつもの見慣れた風景であるが‥‥‥‥この時は少し違った。

「鍵かけ忘れたお前が悪いんだろーが。しっかし、まさかお前が俺に隠れて
バストアップ体操してるなんてなぁ。そんなことしないでも、
お前はナイチチのままで十分かわ・・・」
「しししししっ、死ねーーーーー!!(怒)」

ルイズの杖から閃光が飛び出す。


チュド-ン!!
ひゅ~・・・。
グシャッ。


何時もより余計に力が入ったルイズのエクスプロージョン。
”ポンッ”ではなく”チュドーン”を食らった才人は、まるで紙クズのように舞い上げられ、勢い良く床に衝突した。
あまり聞き慣れない、人が地面に衝突する”グシャッ”という音。
才人は時折手足をピクピクさせて気絶している。

「「「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」」」」

やり過ぎた、と呆然とするルイズ。
いつもの事だと遠巻きに見ていた生徒達も、あまりの惨状に唖然としている。
なんとも嫌な白い沈黙が流れた。


365:ルイズと犬
06/11/28 20:30:54 pLwuY9+o
「なあ娘っ子、ヤバイんじゃない?」
「そ、そうね・・・(汗)」

デルフに言われてハッとするルイズ。
慌てて才人に駆け寄って呼びかける。

「おーい相棒、生きてるかい?」
「サイト、サイト・・・。しっかりしてよぅ。ひぐっぐすっ」
「‥‥‥‥‥‥‥‥」

問いかけに答えない才人にルイズは泣きそうになる。
取り巻きの生徒たちが先生に知らせに行こうかと思う直前、才人の瞼が開いた。
大丈夫だよね・・・。兎に角呼びかける。

「相棒、気が付いた?大丈夫かい?」
「ぐすっ、サイト、返事して、ぐすぐす」
「‥‥‥‥‥‥‥‥(キョロキョロ)」


意識が戻ったは良いが状況が認識できないのか辺りに忙しく視線を巡らせるサイト。
心配そうなルイズとデルフの視線を浴びながら暫し無言。
やがてルイズを認識したのか、じっと瞳をルイズに向けてニッコリ微笑む。
そして、おもむろに一言。

「‥‥‥‥‥‥‥‥わん!」
「「‥‥‥‥‥‥‥‥?」」
「あー、どうした、相棒?」
「さ、サイト?」
「くぅ~ん、わんわん!」
「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(汗)」」

何やら嫌な予感が二人に走る。

「なかなか面白い冗談だなぁ、相棒。心配したよ」
「サイト、良かった。心配したんだから」
「わんわん(嬉)」
「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(大汗)」」


366:ルイズと犬
06/11/28 20:32:21 pLwuY9+o
たら~んと、頭に大きな汗が浮かぶ。
冗談では済まない展開にルイズは焦った。

「あ、あはは、どうしたのサイトったら?犬の物マネ?
今更そんなことしなくても、あんたは私の使い魔なんだからね。
あんまりふざけてると本当に犬扱いするわよ?
ほら、”お手!”嫌なら早くもとに・・・」
「わん(シュタッ!)」
「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(汗)」」
「‥‥‥‥‥じゃ、じゃあオカワリ」
「わん(反対シュタッ!)」
「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(大汗)」」

才人に尻尾があったら絶対に引き千切れんばかりにフリフリしてると断言できる状態だった。
非常にマズイ‥‥‥‥‥‥で、でも何かしら、この感覚。
いつもはブスっとしているサイトが満面の笑顔でお手してる。
何の疑いも無くオカワリまで‥‥‥‥‥はうっ!こ、これは効くわ。
わ、私の言う事なんでも聞いてくれるの?ぎゅっと抱きしめて、きききキスをしてもらって、そ、その先も?
あ、あうあうあう~(赤)

「サ、サイト様かわいい・・・(ポッ)」
「た、確かに超カワイイ‥‥‥‥‥‥って!な、何よあなた達!!」

いつの間にか、周りで様子を見ていた女子生徒たちが才人の周りを囲んでいた。
全員頬を染めて、うっとりした顔になっている。

「‥‥‥‥‥‥サイト様、私にもお手を」
「キュ~ン(困り)」
「‥‥‥‥‥‥ミス・ヴァリエールの言う事しか聞かないみたいですわ、使い魔だからかしら?」
「あ、あったり前でしょ?私が俺、か、か、飼い主なんだからねっ!!」

最初は冗談でワンワンしているのかと思ったけど、どうやら違うらしい。
ルイズの虚無で頭部に強い衝撃でも受けたのか、才人は本当にワンちゃんになってしまったようだった。
ど、どーすんのよ、コレ(滝汗)


367:ルイズと犬
06/11/28 20:33:13 pLwuY9+o
「娘っ子、昼休み終わるけど、いいの?」
「ちょ、どうするのよ!?あんた何とかしなさいよっ!!」
「お前がやったんだろうに。それに、剣の俺にどうしろと?」
「あぅ・・・。」
「‥‥‥‥‥‥‥‥じゃ」
「「”じゃ”じゃないわよ~!!」
「‥‥‥‥‥‥‥‥じょ」
「”じょ”でもな~い!!‥‥‥‥‥‥あ!コラ、鞘に戻るな!ちょっとー!?」

頭(?)に特大の冷や汗を貼り付けたデフルは、知らん振りで鞘に戻ってしまった。
後には同じく特大冷や汗のルイズと才人が残る。ど~すんのよ。
まあ、取りあえず。

「こ、こらサイト、スカートに顔突っ込まないでよ(汗)」

ルイズにじゃれている才人がスカートに顔を入れたので、ルイズは真っ赤になった。
何時もだったら足と魔法をダースで打ち込むところだけど、こんなつぶらな目をした犬サイトにそんなことは出来ないのであった。


368: ◆manko/yek.
06/11/28 21:50:50 exjjRXTL
359から張り直します。

369:乙女達の戦争 ◆manko/yek.
06/11/28 21:52:24 exjjRXTL
才人の両腕に二人の頭が降りてきて川の字になり、才人の両方の頬をルイズとシエスタの唇がつついた。
やがて両腕から寝息が聞こえると才人もすやすやと眠り始めた。

翌日、太陽が黄色いとぼやく才人はアンリエッタに手紙を届ける為に出発する。
「この手紙は仲直りの手紙だかんねッ ちゃんと届けるのよ!」
「ガンバッテくださいね」
ルイズはまるで決闘状を渡す顔で手紙を渡し、シエスタはガンバッテの部分に毒を含ませるが才人は気づいていない。
「それじゃいってくる」
お使いをたのまれた純真な子のような顔をして才人は馬の手綱を操り足でとトンと腹を叩く。
馬は才人をのせて走り出しす。
才人の姿が小さくなる頃、シエスタは空をみて口を開く、
「いそがしくなりそうですね」
ルイズも空をみてかえす。
「のぞむところよ」
才人は馬上で手紙の入った懐を手で確認し、空を見上げて 仲直りができてよかったなぁと嬉しそうにつぶやく。
才人のゆく遥か空に黒いニーソックスと本当の手紙を運んだフクロウがいそいでお城に飛んでゆく。
才人の預かり知らぬ所で、才人を舞台にした乙女達の戦争は火蓋を切ろうとしていた。


おしまい

370:あとがき ◆manko/yek.
06/11/28 21:53:33 exjjRXTL
乙女達の戦争

この物語はこれでおしまい。
次の物語は、またいづれ。


それではっ

371: ◆manko/yek.
06/11/28 21:55:54 exjjRXTL
張り直し終わり。
少しだけ反省してる。


372:名無しさん@ピンキー
06/11/28 22:14:58 Z/iUUN4Q
>>344-359
久しぶりの超新作キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!! GJ!
次回作期待。。

373:名無しさん@ピンキー
06/11/28 22:19:32 6Vumcyi9
もう新作ラッシュうれしい限りっす
職人さんたち乙かれ

374:名無しさん@ピンキー
06/11/28 22:32:40 ZJP+ml/+
>>364
いい、、、犬サイトGJ!

375:名無しさん@ピンキー
06/11/29 00:01:12 b7NWguqn
アニメのルイズのCVの人の顔と経歴に驚嘆したのは俺だけじゃないはずだ。・・・違うかorz

376:名無しさん@ピンキー
06/11/29 00:15:05 y/2ThjyM
犬サイトキボンヌ

377:名無しさん@ピンキー
06/11/29 00:41:15 H9pvJcRd
ちょwほんとに犬にする発想は無かったw
超GJ!!

378:ルイズと犬
06/11/29 01:29:17 K6hSs9Mk
で、午後の授業開始。
ルイズの横をしっかりキープするサイトを伴って席に着く。
ちなみにサイト教室までの移動は4速歩行、まさに犬だった。
さすがに首輪はしていないけれど‥‥‥‥‥‥もう完全にご主人様とペットって感じだ。

「「「「「「「‥‥‥‥‥‥‥‥(じ~)」」」」」」」
「‥‥‥‥‥え~、ミス・ヴァリエール。ソレっていうかサイト君は、どうしたのかね?」

教室全体からの視線が痛い、代表して教壇のコルベール先生が問い掛けてくる。
『いやぁ、ナイチチのご主人様を怒らしちゃったんですよ~、はっはっは』とでも答えてくれれば、ドンナに嬉しいだろうか。
しかしルイズの机の右側にワンワン座りする才人は、ルイズを追いつめる純真な瞳で見詰るだけで何も言ってはくれない。
だってワンワンだから(汗)

「‥‥‥‥‥何の変哲も無い私の使い魔です。ちょっと頭打ってワンワンになってるけど気にしないで下さい」
「そ、そうか‥‥‥‥じゅ、授業の妨げにならんように注意してくれよ。では教科書11ページから始めようか」
『『『『『『それだけかいっ!?』』』』』』

クラス全員の内心突っ込み、しかしコルベールは授業に集中する。
流石にコノ程度には、もう慣れている様子であった。


379:ルイズと犬
06/11/29 01:33:57 K6hSs9Mk
ワンワンになっても常日頃からきつーい躾をされているので、ルイズだけに意識の全てを集中する犬才人。
どうすればいいのかしら?
今後どうなるかの不安があるし、流石に自分が原因なので、才人をワンワンのまま放置する罪悪感もある。
一方で、心の隅っこで喜びを感じてないと言えば‥‥‥‥‥‥‥‥隅っこどころか相当嬉しかったりする。
ルイズも年頃の女の子だ。
普段は絶対に言わないけれど、大好きな才人が自分を慕うワンワンになればそりゃ嬉しい。
ちょっと思い浮かべてみる。
お手、オカワリ‥‥‥‥‥‥○ン○ン‥‥‥アレやコレ‥‥‥‥はふぅ(激赤)
いつもサイトを犬扱いしてきたけれど、こ、こんなにふわふわしちゃうなんて。
だ、駄目よしっかりしないと。
私がサイト守ってあげるの!!
だ、だって私がサイトのごごごご御主人様なんだもん(超赤)

「厭らしい顔ねぇ、ルイズ」
「・・・・・・・・・涎垂れてる」
「あんた、自分の使い魔に何させてるのよ」

近所のキュルケとタバサとモンモンから冷たい視線と非難が飛ばされるが、妄想真っ只中のルイズには聞こえないのだった。
そんなこんなで授業は進む。
普段から騒ぎを起こしている2人だけあって、すぐに皆も慣れてきた。
犬才人にもすっかり慣れて、気にしない。
まあ一部の女子生徒がワンワン座りの才人を撫でようとして、ルイズの鬼のような視線に手を引いたりした程度だ。
ルイズも最初こそ不安だったけれど、根は真面目なのでキチンとノートをとっている。
しかし平常心、平常心と念仏の如く唱えてはいるが‥‥‥。


380:ルイズと犬
06/11/29 01:35:42 K6hSs9Mk
「くぅ~ん、くぅ~ん」
「ど、どうしたのサイト?」
「きゅ~ん(ショボン)」
「‥‥‥もしかして退屈とか?」
「わん!」

何故か意志の疎通が出来てしまうけど元が人間、というか今も完璧な人間なので気にしない。

「い、今は授業中なの。少し我慢しなさい」
「・・・・・・きゅ~ん(泣)」
「あ、あぅぅ。そんな目で見ないでよぅ・・・。ほ、ほら頭なでなでしてあげるからっ」
「わんわんっ(嬉)」

床に座る才人の頭を優しくなでてあげると、気持ち良さそうに手に頭を摺り寄せてくる。
‥‥‥‥は、犯罪ね。これは。
サイトったら顔をパーカーから半分だけチョコンと出して。
あぅあぅ・・・な、なんて目で見つめてくるのよ。

「わんわん!」
「き、気持ちいい?私もサイトが喜んでくれると嬉しいわ」
「きゅ~ん(嬉)」

普段なら絶対に言えない台詞も自然と言える。
しかし無理も無かった。
目を細めてナデナデを堪能する犬才人は、心地が良いって”きゅ~んきゅ~ん”鳴いている。
ルイズは可愛いを人生で最大に使用する瞬間が到来したと確信した。
だ、だってあのサイトが”きゅ~ん”だもん。
甘えた様な甘美な響きが頭の芯まで響くの。
はぅ、も、もう駄目かも・・・。


381:ルイズと犬
06/11/29 01:48:27 K6hSs9Mk
続きはまた今度でー

382:名無しさん@ピンキー
06/11/29 01:55:03 7aGxugj1
はやくうううううううううううううううううう

383:名無しさん@ピンキー
06/11/29 02:09:20 zOWcESgf
>>378
> 「‥‥‥‥‥何の変哲も無い私の使い魔です。ちょっと頭打ってワンワンになってるけど気にしないで下さい」
> 「そ、そうか‥‥‥‥じゅ、授業の妨げにならんように注意してくれよ。では教科書11ページから始めようか」
> 『『『『『『それだけかいっ!?』』』』』』

この辺、どこかで読んだと思ったら「佐祐理わん」だな

384:名無しさん@ピンキー
06/11/29 19:35:49 +4CH9r4B
というか全体的に「佐祐理わん」のキャラを置き換えただけだな

385:名無しさん@ピンキー
06/11/29 20:09:38 3TkagbCT
ただのパクり?

386:名無しさん@ピンキー
06/11/29 20:18:35 7STwZd/4
元ネタを知らない俺としてはどうでもいい

387:名無しさん@ピンキー
06/11/29 20:27:40 fr5lSi+L
原作も色々パクってんだし別にいいじゃん
続き楽しみにしてるよ

388:名無しさん@ピンキー
06/11/29 20:28:26 fY4V8M2U
気に入らなきゃスルーしろよ。
反応しても自分の首絞めるだけだぞ。

389:名無しさん@ピンキー
06/11/29 21:10:10 8YI4cwGh
さすがにかここまで露骨なパクリはマズイだろ…常識的に考えて……。
気に入った、気に入らないというレベルの話じゃないと思うが。

390:名無しさん@ピンキー
06/11/29 21:37:55 UOhzlcoM
褐色の文豪曰く
『確かに盗作した。でも私のほうが面白い』

決論的に萌えればOK

391:名無しさん@ピンキー
06/11/29 21:41:35 OEi0LUx5
元ネタ知ってるが、面白いから
いいんジャマイカ?
GJ!

392:名無しさん@ピンキー
06/11/29 21:46:49 vVpN0odo
んー、原文まんまじゃないならいいんじゃないかと思うが。
別にこれで金取ってる訳じゃないし、お遊びの範囲として許してあげたら?
ただ>>383の言うように露骨に同じ部分があると言うなら、作者さんはせめて
「この話には元になった作品がありまして~」みたいな但し書きをつけるべきだったんじゃないかね。
「他人が苦労して考えたネタを勝手に使ってウケ取りやがって」みたいに怒る人もいるだろうし。
少なくとも礼儀とか敬意とかが足りてないように見えるのは事実だ。

393:名無しさん@ピンキー
06/11/29 21:47:22 v70ADjUk
今『佐祐理わん』を確認したところ、

①『佐祐理わん』はKANONの二次創作である。
②『ルイズと犬』は『佐祐理わん』のキャラ置き換えであって、
 ほとんど原文(?)から変化していない。

以上の事が確認出来ました。
『ルイズと犬』と『佐祐理わん』の作者が同一人物なら問題ないでしょうが、
違うとなると問題になりませんか?
……もっとも2chで本人証明など出来はしませんが(汗

394:名無しさん@ピンキー
06/11/29 21:57:26 98+7M7Uv
ここは萌えれば盗作でもパクリでもいいとか言う馬鹿ばっかか?
つーか作者は物書きとしての誇りさえ無いんかね

395:名無しさん@ピンキー
06/11/29 21:59:57 MkJKhI3Y
『使い魔はコンと咳をして』
みたいにクロスオーバーにしたら問題なかろ


396:名無しさん@ピンキー
06/11/29 22:02:28 /SbCGDQ0
物書きじゃないからいいんだろ、別に

397:名無しさん@ピンキー
06/11/29 22:06:50 pqxHDVOz
萌えるのが一番大切でしょ。
オリジナルでつまらないよりは百倍マシ

398:392
06/11/29 22:08:17 vVpN0odo
って原文まんまなのかよ! そりゃいくらなんでもアウトだわなw

>>394
誇りがないからこういうことが出来るんじゃねーの?

>>395
あれも原文まんまなの? かのこんは読んだことねーんだけども。
違うんなら一緒くたにするのはとんでもなく失礼だぞ。

とりあえず作者の釈明が聞きたいところだが、無理だろうな。
こういうのがバレた場合、こういう手合いはドロンしてもう二度と出てこないもんだし。

399:名無しさん@ピンキー
06/11/29 22:08:25 swHAjXI5
そういうの気になる人は原作だけ読んでれば

400:名無しさん@ピンキー
06/11/29 22:13:08 98+7M7Uv
>>398
そりゃそうだな

つーかやっぱり馬鹿ばっかだ

401:純愛センター
06/11/29 22:16:24 N3KDcKKL
ほんの少し投下…
短くしか投下できなくてすいません…



402:純愛センター
06/11/29 22:18:04 N3KDcKKL
「起きなさい!平民」
「ひでぶっ!」
サイトは寝起きに北斗…ではなくトーンキックを鳩尾にくらい悶絶していた
目を開けると桃色の少女が仁王立ちしていた
「ごめんなさい、ご主人様!今すぐに洗面器を用意するから飯抜きだけは…」
サイトの奴隷根性は二、三ヶ月では抜けないらしい
「洗面器はいいから。アンタこれから暇なの?」
サイトはまだ半分寝ぼけた頭を使って考える
(なんだ急に…これから暇かってオレには買い物が…イヤ、ちょっと待て。女の子が男に暇を聞くって…まさか!?)
いや、有り得なくはない。あっちはオレのことわからない訳だし、昨日のオレの格好良さに惚れて…
参ったなぁ。ルイズさんオレに一目惚れですか。一目じゃないけど…
「暇なの?暇じゃないの?どっち!?」
「はい!暇でしゅ!」
「ならついてきなさい」
と言って向かった先は昨日サイトが追い出された宿屋だった
(おいおい、まさかいきなりGo To The Bet!?まだ朝だぜ!?ルイズさん、ちょっと大胆すぎ…って鼻血があぁぁぁああ!)
「ハイ、これ」
鼻血を吹き出していたサイトにルイズがとても大きな荷物を渡した
「これからロサイスに行くから。アンタ荷物持ち兼用心棒。いちおう剣士みたいだし」
サイトはやはり奴隷だった

403:名無しさん@ピンキー
06/11/29 22:21:36 H9pvJcRd
個人的には面白かったから改変元有る無しはあまり気にならないんだけど、嫌な人は嫌だろうからやめた方がいい気はするねぇ。
直接「やめてくれ」って言えるのは元の『佐祐理わん』を書いた作者(と一次著作者?)だけだとは思うけれど。

404:名無しさん@ピンキー
06/11/29 22:30:40 H9pvJcRd
>>402
GJ!
思い込みの激しさと犬根性だけはどうあっても変わらない才人に合唱。

405:名無しさん@ピンキー
06/11/29 22:40:17 swHAjXI5
GJ!次回楽しみにしてます

406:純愛センター
06/11/29 23:02:15 N3KDcKKL
電池切れてた…


サイトとルイズはロサイスへ続く道を歩いていた
「なぁ、ルイズ」
「何よ、っていうか何でアンタ私の名前知ってんのよ」
「そこは気にするな。なんでシエスタは連れてこなかったんだ?」
「これから行くとこはシエスタには見られたくないの」
あそこは…私の一番大事な場所だから
「オレはついてきてよかったのか?」
「荷物持ちと護衛はいないと不安じゃない」
でもそれだけじゃない…
この平民が側にいてくれるだけで安心する
街にいるもっと強そうな傭兵を雇わなかったのはお金の問題だけではない
この人なら絶対に私を守ってくれる
そう感じたからこそ彼を選んだのだ

サイトはもちろん行き先はわかっていた
だから敢えて聞く
「そこに何しに行くんだ?」
「前言った探し物を探しに来たの。正確には人だけど…」
「どんな人なんだ?」
ルイズは考えた
どんな人だったんだろう…
わかるのはその人の背中とシエスタが話してくれたことだけ
「顔は思い出せない…けど大事な人」
サイトは「オレがそうだ」と言いたい衝動にかられながらも必死にそれに耐え、言葉を紡ぐ
「もし会えなかったら?」
「会うまで探す。」
「会ってどうすんだ?」
「…決めてない」
サイトは心で願った
そして誓った
神様…イヤ、ブリミル様か?
ガンダールヴにしろなんか言わない
オレとルイズをくっつけろなんかも言わない
「なら…」
どんな辛いことされたっていい
次こそ、この命をあげたっていいから
だから…
「お前がソイツに会えるまで」
このワガママだけは許してくれ
「オレがお前を守ってやる」
もう一度…命を賭けて…

407:純愛センター
06/11/29 23:03:00 N3KDcKKL
ありがとうございますm(_ _)m

投下遅くてすいません…

408:名無しさん@ピンキー
06/11/29 23:20:14 HccWg2j1
一般的に個人サイトでは投稿作品を除く全てのコンテンツについて、その著作権が管理人にある。
一次、二次作品に関わらず、「全てのコンテンツ」において。
また、投稿作品についても同様にそれぞれの作者に著作権がある。
よって、明確な許可が書かれていない限り、サイト上のいかなる情報も無断で転載、転用、借用、盗用等することは禁止される。

これって「インターネット」を利用する上で最低限守るべきマナーであって、常識だと思うのだが。
萌えればとか、物書きじゃなきゃとかいう理由で、そのマナーを無視していいわけじゃない。
そして盗用された作者本人じゃなくても、そのことはきちんと指摘すべき。
常識を持つ大人が万引きしてるガキを抑えるのと同じ。

>>407
GJ!
十分に更新早いと思うよ。
無理しない程度にガンガレ。

409:名無しさん@ピンキー
06/11/30 00:11:56 48XeNx/p
つーか急に増えたな。今までどこにいたんだ?
荒れ過ぎると関係ない人まで作品貼るのやめちゃうから次はやるなよ、くらいでもうやめれ。

410:名無しさん@ピンキー
06/11/30 00:23:59 gfFFTf9F
こんなときこそ雑談掲示板の出番じゃないか?ということで誘導

保管庫の雑談掲示板 議論はこちらで
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)

>>407
GJ

411:261のひと
06/11/30 02:44:53 yUmEFYQ1
運動会ネタ
>>323-330つづきです。
って、まだ運動しません……人の話によっかかった挙句、いまだ導入部。
……しかも展開が無理があるし強引……許して……

412:1/4
06/11/30 02:45:29 yUmEFYQ1
腕の中のルイズの身体が熱っぽい……
潤んだ瞳が、熱く俺を見つめている。
「ルイズ、もうちょっとだけ我慢しろよ」
俺の言葉も耳に入っていないようだった。
黙って俺の身体にしがみつき、俺の胸に唇を押し付ける。
荒い呼吸が服を通して感じられる。
(本当に大丈夫か?)
「サイト……あの……ね?」
いつもキャンキャン喋るルイズが、ぽつぽつと搾り出すように喋りだす。
………もっと早く……なんで俺の身体はこんなに遅いんだ……
「いいから黙ってろ、大人しくして俺の言うことをきけっ!!」
病気の時くらい大人しくしろ、そう言いたかった。
でも、口走った瞬間自分の馬鹿さ加減に嫌気が差す。
『なんて言い方よっ、わたしはわたしがやりたい様にするわよっ』
『ご主人様に命令?……へー、いい身分になったわね?』
等々、ルイズの言いそうな言葉が俺の頭の中をよぎる。
体調が悪い時に興奮させるわけには……
「はい……サイト……ごめんなさい、大人しくしてるね」
……へ?
それだけ言うと、黙って俺を見つめている……
うれしそうに微笑みながら……
ヤ、ヤバイ………
「き、気をしっかり持てよ?大丈夫だからな?」
……絶対変な病気だぁぁぁぁ、
ル、ルイズが壊れたぁぁぁっぁあ
気ばかり焦る俺の胸に、ルイズの手がそっと添えられる。
俺の形を確かめるように、そっと撫で擦る。
熱っぽい目で自分の手を、俺の身体を見ながら幸せそうにしているルイズを見て。
何かいけないものを見てしまったような、罪悪感を覚える。
ルイズが大変な時に……
(色っぽいって……思ってしまった)
見ていられなくなって、前を見て全力で急ごうとする。
「……やだ……わたし……みて?」
……急ごうとした………これ……だれ?
「あ……ごめんなさい、大人しくしてるね」
……いや……本当に。
「すぐに医務室に着くからな、ちゃんと掴まってろよ?」
一刻の猶予も無さそうだった。
剣を抜いている時に比べると、絶望的なまでのスピードで前に進む。
「はい」
小さく答えたルイズが俺の身体に掴まる。
一瞬、ずっとこのままでもいっかなーと思ってしまう自分が許せん。

413:2/4
06/11/30 02:46:02 yUmEFYQ1
「ほんとーに、申し訳有りませんでしたっ、枢機卿」
ひたすら頭を下げる。
この国の実質的な最高権力者を誤解で殴り飛ばした。
……どこかに飛ばされるかもしれない。
それだけは避けたかった、たまには鄙びた女の子も良いかも知れんが……
都会の方が数が多いからな、女の子の。
「まったく、けしからん。ちょっと背後からうなじを見つめたり、胸の谷間覗き込んだだけではないかっ」
こぶしを握りしめ、目を見開いて叫びだした……いやマテ。
「あと、結構鈍いからこっそりクンカクンカとかしただけだろうに」
……このおっさん、有罪?
謝ってるのが馬鹿らしくなってきた。
「こーっそり部屋に居たら、気づかずに着替えだしたりとかした時は捕まらなかったではないかぁぁぁ」
えーっと、おっさん、ちょっとまてや。
エキサイトして今までの戦歴の数々を語りだす、鳥の骨を冷めた目で見つめる。
陛下……よく今までご無事で……ってか隙多すぎです。
「……なんじゃ、その目はっ」
しまった……謝罪中だった。
「もっとみろぉぉぉぉ」
……いや、ポージングとかいいから。
この国の中枢って……大丈夫か?
騎士って転職できるのか?
そんなことを考えていると、部屋のドアが開け放たれる。
「誰かいるかっ?」
サイトが勢いよく飛び込んでくる。
誰かを腕に……あれは……
……いや、正直助かった。
「失礼、枢機卿。ミス・ヴァリエールです」
彼は虚無を知る人間のうちの一人だ、
「うむ、彼女は我が国の最重要人物の一人だ、行きたまえ。
先ほどの事は不問にふそう」
鳥を揶揄される小さな目を細め、うってかわった静かな声で指示する。
やはり、上に立つものは違う。
枢機卿を見直した瞬間
「あー、お互いに口外無用ということで」
……そんな理由だったのか……
脱力したままサイトの前に立つ。
「どーしたー?」
「ルイズが変なんだよっ」
自分を心配するサイトをうれしそうに見つめる、ミス・ヴァリエール……
「いつも通りじゃないか?」
「いや、だって、うれしそうに俺見つめたり、熱っぽい瞳だったり、
切なげに溜息ついたり、………」
のろけに来たのか?こいつは。
「あー心配いらん、そのうち冷める。」
馬鹿馬鹿しい。
パタパタ手を振ってサイトを追い払おうとするが、食い下がってくる。
「ほ、本当ですか?」
「あー間違いない、間違いない。経験者は語る、だ。」
そう言った瞬間、サイトの腕の中で小さな活火山が破裂した。
「そんなとこないもんっ、わたしとサイトはずっと、ずっとぉぉぉぉ」
ちっ、色ボケめ。
「ほら、元気になっただろう?」

414:3/4
06/11/30 02:46:33 yUmEFYQ1
アニエスに医務室を追い出されて、応援席に向かう。
サイトは何かぶつぶつ言ってるけど……ちょっと緊張が解けた。
アニエスわざとだったのかしら?
ありがとうって、後でお礼を言うべきかしらね。
校庭が見えてきた……サイトに抱っこしてもらえるのもあと少し……
「あの……あのね、サイト」
サイトが黙って頷く。
照れてるのかしら?
「わたし……ね、サイトが使い魔で良かったよ」
コクコクって動く首が、『聞いてるよ』って言うみたいで……
「その……ね、でもね、使い魔じゃなくても……
サイトが側に居てくれるのがうれしいの。」
目を瞑って、一世一度の覚悟を決める。
小さく息を整える
「大好きだよ、サイト。
あの……ね、この運動会が終わったら……わたし……部屋で待ってるね?」
シエスタは片づけで遅くなるって……そう聞いたから。
意味、分かってくれるかな?
もうわたしサイトのものだから。
好きにして、良いんだよ?
そっと目を開くと、サイトが優しい瞳で頷く。
わたしの小さな胸の奥が、狂ったように切なさで満たされる。
「…………っ」
声が……出ないよ……サイトォ……
コクコク
は?
サイトの視線は……遠くに固定されたまま……コクコクって…は?
視線をたどる。
………走ってるツェルプストー?
たゆんたゆん?
コクンコクン!
……サ……イト?
「あっ、わりぃ、ルイズ。なんか言った?」
視界が真っ白になる。
……そう……サイト……へー、そうなの。
妙に静まり返った頭が、次の瞬間沸騰した。
ムネか?ムネなのかぁぁぁぁぁぁ
「ごめんね?サイト♪、聞いてなかったなら別にいいのよ?」
サイトの首に手を回してから……
全身を使って足を跳ね上る。狙いは顔面。
膝が目標を捕らえて、ペキって小さな音が肌で感じられる。
うふふふふ
「ぐおぉぉぉぉぉ」
「聞いてなかったんなら……残念なことねぇぇぇぇぇ」
二度と言わないわよっ、この馬鹿ぁぁぁぁっぁあ。
この運動会で、今一番運動しているのは間違いなくわたしだ。

415:4/4
06/11/30 02:47:07 yUmEFYQ1
馬鹿犬馬鹿犬馬鹿犬馬鹿犬馬鹿犬
思考がループしていた。
「あーもうっ、馬だか鹿だか犬だかはっきりしなさいよっ!」
校庭で揺れる胸たちを横目に、わたしは叫ぶ。
周りが変なものを見る目で見るけど……しらないもん。
「あんなの、脂肪のかたまりじゃないっ」
……これ見よがしに揺れてる……
くやしくないもん。
……エクスプロージュンのスペルってどうだったかしら?
…………
はっ、危ない。
怒る対象間違えたらだめよね?
「サイトのばかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
周りが皆逃げて行く中、叫ぶわたしを呼び止める娘がいた。
「ルイズ、ちょっとこっち来なさい。」
モンモランシーがわたしを無理やり引っ張っていく。
モンモランシーの手……暖かい。
人気のないところまで来てから、モンモランシーはわたしに向き直る。
「恥ずかしいわねー、あんな人前で……ってルイズ?」
モンモランシーが少し屈んでわたしを覗き込む。
驚いたようにわたしを見ているのは……どうして?
「ルイズ、あなた泣いてるの?」
え?
言われるまで気がつかなかった……わたし……泣いてたんだ。
モンモランシーがわたしを抱き寄せてくれる。
「何か有ったのね?」
……モンモランシーも……柔らかい……いいなぁ……
「……あの……あの……ね……」
しゃっくりあげながら……モンモランシーに訴える。
「わたしも胸欲しいよぉぉぉぉぉ」
モンモランシーは固まりながらも落ち着くまで側に居てくれた。

「サイテーの男ね」
事情を最後まで聞いたモンモランシーがサイトをばっさり切り捨てる。……で、でもね
「良い所もあるもん」
ほんとだよ?いいところあるんだから。
「ふっちゃえば?そんな男」
…………少し考えてみたけど……
「無理……よ」
大げさな溜息をついた後モンモランシーは言った
「じゃ、運動会で最優秀選手になりなさい」
え?
「な、なんで?」
脈絡無い……わよね?
「最優秀選手に贈られる商品の目録に……『革命の秘薬』があったから」
……そ、それって
「聞いたこと有るでしょ?」
「む、胸が……革命的に……」
噂でしか聞いたことがない秘薬。
「えぇ、数年前にアルビオンで存在が確認された秘薬よ、アルビオンのはどこかの貴族が使ったらしいけど……目録には未開封って書いて有ったわ」
涙が止まった。
自分の足でしっかりと立ち、校庭を睨みつける。
「モンモランシー……」
「なぁに、ルイズ」
「……わたし……行くわ」
参加者を募集している受付に向かって踏み出す。
「そう……がんばってね」
目指す位置はたった一つ。
そして……最終目的は、
「これでサイトの視線は独り占めよぉぉぉぉ」

416:名無しさん@ピンキー
06/11/30 02:52:30 yUmEFYQ1
次からやっと競技させれるかな?
いや、ルイズに真面目に運動させるネタが思いつかなかったんですよぅ。

……そのためだけの無理やりな展開と構成で、なんかごめんなさい。
やる競技はこれから考えます。

ではっ

417:名無しさん@ピンキー
06/11/30 07:19:21 LecErziU
>「えぇ、数年前にアルビオンで存在が確認された秘薬よ、アルビオンのはどこかの貴族が使ったらしいけど……目録には未開封って書いて有ったわ」

バストレボリューションのことかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!

418:名無しさん@ピンキー
06/11/30 18:43:42 Tqol6Vkj
胸が革命しているルイズなんてルイズじゃ無い!彼女は胸が無いからこそ…(ぉ
秘薬が実は(地球から流れ着いた)女性ホルモン剤とか言うオチだったりして…w

419:名無しさん@ピンキー
06/11/30 19:17:12 HPa1cWLB
革命的に感じやすくなる〉視線で逝く〉そのままエロ
でFA

420:名無しさん@ピンキー
06/11/30 21:15:58 a/ZtOArt
新聞呼んでたら週刊○春の広告が掲載されてたんだ。
んで、ぱっと目に入ったこの見出し

「巨乳のクセに清純派 <とある女優さんの名前> は女の敵!」

がルイズ声で脳内再生されたんだが、俺もうダメかなぁ…


女優名をシエスタとかテファとかに変えて語尾を「敵よ!」にすればまんま…
ルイズさん、こっちの世界でライターやってたのかw
…などとくだらないこと考えながら、今晩も神々の降臨を待つ

421:コリコリ
06/12/01 00:57:52 PXdAL2B6
>>415
エクスプロージュン×
エクスプロージョン○

422:名無しさん@ピンキー
06/12/01 01:40:53 l+a5hCk9
夜中に目を覚ました時サイトがいなくて、帰ってくるまでベッドの中でじっとしてて
「もう…どこ行ってるの…」
と涙目でサイトの居た辺りにのの字を書いてて、
帰って来たときには
「アンタ!どこ言ってたの!」
と、ツンぶりを存分に発揮して結局、
「目が覚めちゃったじゃない!」
「どうすりゃいいん
だよ!」
「…寝かせなさいよ」
「へ…?」
「…疲れたら寝る…から…」
「え…っと、つまり…」
「…命令。寝かせなさい」
と、実は好きものになってるルイズを…

誰か書いてくれorz

423:名無しさん@ピンキー
06/12/01 02:28:29 7peSHeWt
足腰立たなくなるまで責め立てて気絶させるのか…
エロいな。

424:名無しさん@ピンキー
06/12/01 03:39:32 +18hw03r
丸一日投下がないのって、久々?

贅沢だとは分かっているが、さみしいなぁ


425:アメジョ風に便乗
06/12/01 08:52:15 1JdWneN9
ある使い魔が、自分を愛している3人の女の中で
誰を結婚相手にするか長いこと考えていた。

そこで彼は3人に500エキューずつ渡し
彼女らがその金をどう使うか見ることにした。

ルイズは、高価な服と高級な化粧品を買い、最高の美容院に行き、自分を完璧に見せるためにその金を全て使って こう言った。
「私はあなたをとても愛しているの。だから、あなたが町で一番の美人を妻に持っているとみんなに思ってほしいのよ」

シエスタは、夫になるかも知れないその使い魔のために新しいマントやシャツ、馬と馬具を買って、 残らず使いきる と、こう言った。
「私にとってはあなたが一番大切な人なんです。だからお金は全部あなたのために使いました」

アンリエッタは、500エキューを利殖に回し、倍にして男に返した。
「私はあなたをとても愛しています。 お金は、私が浪費をしない、賢い女であることをあなたに分かってもらえるように使いました」

使い魔は考え、一番おっぱいの大きい女を妻にしようとして、3人全員からぼこられた。

426:名無しさん@ピンキー
06/12/01 09:02:27 0w8ZIasl
最初の2行でオチが読めたぞw

427:名無しさん@ピンキー
06/12/01 10:47:27 D9fJ8Kln
>>425
そのネタはもう随分前から使われてるぞw


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