【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合8at EROPARO
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合8 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
06/11/21 00:12:11 tciqNCns
>>1
乙カレー

3:205
06/11/21 00:14:04 J0Zz/K6a
っつー訳で幼児化SS投下しますっつっても非エロですが。俺には濃厚エロは無理だよ。
で、誰が幼児化するかってーともちろん流れに乗っかって才人

4:名無しさん@ピンキー
06/11/21 00:15:45 RlIdKPx/
>>1 乙

ってか、職人が保管庫
職人が、スレ立て・・・・・・・

頑張ろう。


5:素直になって、自分
06/11/21 00:16:39 J0Zz/K6a

 その日の朝はいつもとどこか違っていた。
 平賀才人がそのことに気付いたのは、目が覚めてゆっくりと上半身を起こし、いつものように欠伸をしながら背を伸ばしたときである。
 隣に、ルイズがいない。枕に桃色がかったブロンドが乗っていないのだ。
 数瞬ほど瞬きしてから、苦笑する。よく見てみると、掛け布団の半ばほどの位置に小さな盛り上がりがある。
(寝相が悪くて布団に潜っちまった訳か)
 ちょうどいい、このまま布団引っぺがしてからかってやれ、と囁く悪戯心に、才人は素直に従った。
「ほら、起きろこのねぼすけめ」
 楽しく笑いながら布団を引っ張ったとき、才人の頭を一つの疑問が掠めた。
(ルイズって、ここまで小さかったっけ)
 小柄なルイズではあるが、さすがに本物の幼児ほどではない。
 しかし、布団の盛り上がりはせいぜい本物の幼児ほどのサイズしかない。
 その事実に才人が気付いたとき、布団は既に完全に宙を舞っていた。
 そして才人は硬直する。
 布団の向こうで小さな体を丸めて眠りこけていたのは、ルイズとよく似た顔立ちをした幼子だった。
(え、なにこれどういうこと。なんなんですかこの子。ルイズの隠し子か)
 そんな訳ねえだろと思いつつも、あり得ない憶測が凄い勢いで頭の中を飛び交う。
 混乱する才人の前で、その幼児はむずがるように顔をしかめたあと、欠伸をしながらゆっくりと体を起こした。
 子猫を連想させる仕草で目をこすったあと、その幼児は眠たげな目つきで周囲を見回し、才人を見つけるとぱっちりと目を開いた。
 そして、嬉しそうに微笑みながらこう言った。
「おはよう、サイト」
 底抜けに元気な甲高い声で挨拶され、才人はへなへなとベッドに膝を突いた。

(落ち着け、落ち着くんだ平賀才人。冷静にこの状況を整理するんだ)
 後ろから聞こえてくるやかましい声を敢えて無視しつつ、才人はベッドの上に座り込んで思考に没頭する。
(昨日俺の隣ではルイズ・ド・ラ・ヴァリエールその人が寝ていた。これは間違いないな。
 で、朝目覚めるとそこにルイズの姿はなくて、その代わりにルイズをもっと小さくやかましくしたこのお子様がいた。
 俺はルイズに妹がいるって話は聞いたことがないし、隠し子なんてのも年齢その他から考えてあり得ない。
 以上のことから導き出される結論は)
 頭に浮かんだたった一つの答えを、才人は苦笑で無理矢理追い払った。
「ないない、そんなことあるはずないって」
「サイト、サイトってばー」
 当のお子様はこちらが名乗ってもいないのに名前を連呼しながら、才人の肩に跨って遠慮なく髪の毛を引っ張ってくる。
 才人は大きく息を吐き出すと黙って幼女をベッドに座らせ、正座して彼女と向き合った。

6:素直になって、自分
06/11/21 00:17:31 J0Zz/K6a

「ちょっと、聞きたいんだけど」
「なあに」
 大きく首を傾げて鳶色の円らな瞳でこちらを直視してくる幼女。こちらが反応したためか上機嫌である。
 才人は躊躇した。一度唾を飲み込んだ後、思い切って問う。
「お嬢ちゃんのお名前は、なんていうのかな」
「どうしてそんなこと聞くの」
 幼女は不思議そうに問い返してきたが、才人が「いいから大きな声で言ってみなさい、さんはい」と促すと、満面の笑みで答えた。
「ルイズ」
 一瞬絶望的な気分になりかけるも、才人は「いやいや待て待て」と首を振って気を持ち直した。
(まだ分からんぞ。同じ名前の他人ってこともあるかもしれねえし)
 地球でも外国の人ってやけに同じ名前多かったしな、と考えながら、才人は問い直した。
「名字も言えるかな」
「え、うんとね、うんとね」
 ルイズと名乗った幼女は小さな腕を組んで一生懸命考え込んだあと、またも全開の笑顔で答えた。
「ルイズ・ド・ラ・ヴァリエール」
 決定だ。確定だ。敗訴だ。
 何故か敗北感に打ちひしがれながら、才人はベッドの上に膝を突く。
(なんてこった、要するに)
 もう一度唾を飲み込み、才人は頭の中で再度その事実を確認する。
(ルイズの奴、縮んじまったのかよ)
 信じがたい事実である。信じたくない事実である。
 しかし目の前のちびっこはルイズとそっくりの顔でルイズと同じ名前と名字を名乗っている訳で、それはつまりこの結論が間違いなく正しいことを示している。
(誰かが俺を騙そうとして似たガキを連れてきたんじゃ)
 一瞬そんな推測に希望を抱きかけた才人だったが、そんなことをして喜ぶ人物など才人の周囲には一人もいない。
 大体にして、死体を自由に操るような魔法が存在する無茶な世界なのだ。
 人間をちょっと行き過ぎなぐらいに若返らせる魔法が存在したとして、特に不思議ではないような気がする。
 結局のところ、ルイズがちびっこくなったらしいという事実を否定することができず、才人はまたもや絶望に打ちひしがれる。
 これでまたどんな災難が自分に降りかかってくるのかと思うと、晴れた空に厚い雲がかかってくるようにすら感じてしまう。
「ねーねーサイト、サイト」
 そんなサイトの服を、ルイズがせがむように引っ張る。
 疲労感を堪えて顔を上げると、ルイズが小さくはにかむような表情でこちらを見ていた。
「あたし、お名前言えたよ」
「ああ、そうだな」
 一人称が微妙に幼くなってるなあと変なところに気付きつつ、才人はぼんやりと「それで」と言う。
 するとルイズは何かを期待するような甘えた表情で言った。
「ほめてほめて」
 何で名前言えたぐらいで褒めてやらなくちゃいけねえんだお前ホントは16歳だろうが。
 という文句を口にすることなどもちろんなく、才人はため息を吐きながら適当にルイズの頭を撫で回した。
「ああ、よく言えたな、偉いぞルイズ」
 我ながら投げやりな褒め言葉だったが、それでもルイズは万歳するように両手を上げて、
「わーいサイトにほめられたー」
 と、また笑顔全開で喜んでいる。
 そんな無邪気なルイズを見ていると、なんだか自分があれこれと悩んでいるのが馬鹿らしく思えてくる才人である。
(そうだな、まあこういうのもたまには悪くないかなあ)

7:素直になって、自分
06/11/21 00:18:27 J0Zz/K6a

「なんて言うと思ったかコラァ!」
 モンモランシーは悲鳴を上げた。唐突に怒鳴り声が響き、何者かが扉を蹴破りながら自分の部屋に侵入してきたのだ。
「なに、なんなの一体」
 朝、そろそろ出かける支度しなくちゃなどと考えていた時分である。
 部屋に飛び込んできたのは才人であった。目をギラギラと怒りに燃やし、こちらを睨みつけている。
 両手を後ろに回して誰かを背負っているようだったが、その人影が小さいせいで誰を背負っているのかはよく見えなかった。
 何よりも、そんな余裕がない。こちらがまともに反応するヒマもなく、才人が遠慮のない足取りで迫ってきたからである。
 そして一言、
「吐け」
 叫び声の凄まじさと訳の分からない迫力に押されて、さすがのモンモランシーも半泣きで後ずさってしまう。
「なんの話よ」
「しらばっくれるんじゃねえこのモンモンめ。あれだけ言ったのにまたルイズに変なもの飲ませやがったな」
「いやだからなんの」
「言い訳してる暇があったらさっさと解毒剤作りやがれこの変てこパーマのお蝶夫人が」
 才人は足を踏み鳴らして怒鳴りつける。全く以って意味不明である。
 よく見るとこの騒ぎを聞きつけて部屋のすぐ外に人垣が出来ており、モンモランシーは本気で泣きたい気分になった。
「こらこらサイト、君はまた何を騒いでいるのだね」
 慌てた声で呼びかけながら、頼りにならない救いの主が部屋に飛び込んでくる。
 余程急いで来たのだろう、いつもは念入りにセットしている髪を汗で乱しながら、ギーシュが息も荒く才人とモンモランシーの間に割って入った。
「今度はなんだ、モンモランシーは何もしてないぞ」
 及び腰ながら両手を広げてこちらを庇うギーシュに、モンモランシーは遠慮なく部屋の隅に退避する。
 それを厳しく目で追いながら、才人は体の向きを変えて自分の背に背負っていた人影を見せてくる。
「嘘吐け、これ見りゃそこのでこっぱちがやらかしたのは一目瞭然だろうが」
 その人影を見て、モンモランシーは目を瞬かせる。
 見覚えのある顔の幼女である。才人の背におぶさりながら「いけーサイト、やっつけろー」などと無責任に囃し立てている。
「なんだこの子は、ずいぶんと君のご主人様に似てるじゃないか」
 驚きの声を上げるギーシュもまた、モンモランシーと同じ感想を抱いたようだ。
 才人はイライラしたように地団太を踏み、片手で幼女を支えたまま、こちらに指を突きつけてくる。
「こんな阿呆なことやるのはそこの面白い髪型の女しかいねえんだよ。全く猿漫画の主人公みたいな名前しやがって」
「待って」
 モンモランシーは才人の罵声を手で制止つつ問いかけた。
「あなたの口ぶり聞いてると、どうもその子がルイズ本人だって言ってるみたいに聞こえるんだけど」
「そうだよこれルイズ。ルイズ・ド・ラ・ヴァリエールその人。お前が縮めた女」
 相変わらず誤解している才人の言葉を無視しつつ、モンモランシーはその幼女の傍に行き、顔を覗き込む。
「こんにちは」
 そう言うと、その幼女は目を瞬いて不思議そうに問いかけてきた。
「おばちゃん、だあれ」
 モンモランシーは一瞬顔を引きつらせかけたが、「子供なんてこんなもんよ」と自分を宥めつつ、
「ちょっとごめんなさいね」
 とその幼女の額に手を当てた。
 目を閉じ、意識を集中する。
 水魔法の使い手たるモンモランシーは、こうすることで相手の体内の情報をある程度把握することが出来る。
 以前授業でも同じようにしたことがあり、そのとき組んだのがルイズだったので、彼女の体内の情報は少し覚えていた。
 体内の情報というのは、要するに水の流れである。
 ほとんど感覚的なものなので説明することは難しいが、だからこそ断言できる。
 この幼女は、ほぼ間違いなくルイズ本人である、と。
 モンモランシーはため息を吐き、きょとんとしているルイズから手を離した。

8:素直になって、自分
06/11/21 00:21:27 J0Zz/K6a

「本当みたいね」
「ほれ見ろ、やっぱりお前が」
 息巻く才人に、モンモランシーは首を振る。
「でもわたしじゃないわ」
「今更言い逃れ」
「そもそも、こんなことできっこないもの」
 きっぱりそう言ってやると、才人は目を見張った。
「できないって」
「水魔法の秘薬って言ったって、若返りの秘薬なんかないってことよ。
 そんなものがあったらこの国の女貴族は皆ずっと若いままでいるでしょうよ」
 非常に分かりやすい例えのつもりで言ってやると、才人も彼なりに納得した様子でガックリ肩を落とした。
「じゃあ、これ元に戻すのも無理なのか」
「そういうこと。分かったらさっさと出て行ってくれない。今ならまだ許してあげるから」
 朝っぱらから言いがかりでこんな騒ぎを起こされたのだから、怒る権利は当然こちらにある。
 本来ならもっとネチネチいびっているところだが、許してやることにする。
 確かに前回同じぐらい迷惑な騒ぎを起こしたことだし、何よりも今は少し上機嫌だからだ。
 才人本人もさすがに気まずかったらしく、「ホントすまん、俺はまたてっきり」と謝罪しつつそそくさと部屋から出て行く。
 ちなみに騒ぎの原因ともなったルイズは、そんなことなど知らぬ顔で「ねーサイトおなかすいたー」などと才人の背中で無邪気に喚いていた。
 見物していた生徒たちも見世物が終了したことで散っていき、結局残されたのはモンモランシーとギーシュだけになった。
「なんだったんだ、一体」
 首を傾げるギーシュに、モンモランシーは笑いかける。
「さあね。あの二人が騒いでるのなんていつものことだし、気にしなくてもいいんじゃない」
「それもそうか。やれやれ、全くあの二人といると気が休まらないなあ」
 相変わらずあっさり納得するギーシュに苦笑しつつ、モンモランシーは部屋の外に向かって歩き出す。
「それよりほら、早く食堂行きましょうよ。朝食始まっちゃうわよ」
 自覚するほど優しい物言いにギーシュも気がついたようで、すぐに目を輝かせてこちらに飛んでくる。
「おおモンモランシー、ついに僕の愛を受け入れてくれるぶぁ」
「調子に乗らない」
 文字通り飛び掛ってきたギーシュの腹部に肘鉄を打ち込んで撃墜しつつ、モンモランシーは鼻歌混じりに歩き出す。
 何となく上機嫌な理由は、騒ぎが起こってからギーシュが駆けつけるまでにほとんど間がなかったことと無関係ではなさそうだった。

9:素直になって、自分
06/11/21 00:22:59 J0Zz/K6a

 時は過ぎてその日の夕方、才人はコルベールの研究室の中の椅子に座っていた。
 満身創痍と言って差し支えないほど、心身ともにボロボロの状態である。
 ルイズは、才人の予想どおり行く先々でヴァリエーション豊かな騒動を巻き起こしてくれた。
「あらルイズったらずいぶん可愛くなっちゃったわねえ」
 と大爆笑してルイズを抱えあげたキュルケの指に思い切り噛みつき、
「きゃーミス・ヴァリエールとっても可愛いです、抱っこさせてください」
 と言ったシエスタの胸を腫れ上がるまでビンタしまくり、
「……」
 といつものように無言で無視を決め込んでいたタバサの本を素早く掻っ攫って「いちまーいにまーい」と破り捨ててみたり。
 特にタバサが無言で氷柱を連発してきたときは本気で死ぬかと思ったものだ。何とか本を直して事なきを得たが。
 他にも授業中に「ねーサイトおしっこー」と言っては猛ダッシュさせ、
 食堂ではスープが熱いと言ってふーふー冷まさせたと思ったら今度は温いと喚き出す。
 ようやく大人しくなったと思ったら物影で学院長のネズミをいじめていたし、
 マリコルヌにデブを連発して言ってキレさせたりギトーを隠れハゲ呼ばわりして分身殺法喰らわせられたり。
 落書きされたデルフリンガーがマジ切れしたときはさすがの才人も泣きそうになった。何とか落書きを消してなだめたが。
 それでいてこちらが怒ると泣き喚いてエクスプロージョンを連発したりするのだ。
 いやこの辺などまだ温いレベルと言ってもいい。
 終いには火蜥蜴のフレイムの尻尾を踏んづけて遊んだりシルフィードの口に棒で突き刺した犬の糞を突っ込もうとしたり。
 そんなこんなで一日中走り回った才人は、疲れ果ててコルベールの研究室の机に突っ伏すこととなったのである。
 出てくる言葉は愚痴ばかりだ。
「なんで子供ってあんなにウンコ弄りたがるんですかね」
「それは女性の心理と同じく永遠の謎というものだよサイト君」
 さすが先生こんなくだらねえ質問にも知的に答えてくれると才人は感激して顔を上げる。
 そんな才人を微笑んで見つめ返すコルベールの頭が以前よりも光り輝いて見える。
「うわぁ、先生の頭とっても眩しいナリ」
「これは知性の輝きというものだよサイト君」
 さすが死の淵から生還した先生、こんなに失礼なこと言われても全然怒らねえぜと才人は尊敬しながらコルベールを見つめる。
 きっとこのパワーアップしたコッパゲ先生なら、この異常な事態も解明してくれるに違いない。
 ちなみに騒ぎの原因であるルイズは研究室の片隅の簡易寝台ですやすやと眠り込んでいる。
 走って叫んで逃げ回る才人の肩で無責任にはしゃぎまくった挙句、「ねむい」と呟いてさっさと寝てしまったのである。
 ナメとんのかこのガキャア! とキレるつもりは毛頭にない。そんな元気はもうとっくにない。
 今はただただこの悪夢が可及的速やかに解消されることを願うばかりである。
「で、どうなんですか先生」
 期待して聞くと、コルベールは微笑んだままそっと明後日の方向を見て、
「分からん」
「もっぺんくたばれこのハゲェ!」
 才人は叫んで立ち上がって立ちくらみを起こして床に倒れこむ。
 疲れすぎたせいで堪忍袋の尾が短くなり体力の限界値も低くなっているのだ。
 コルベールはあくまでも怒らずにそんな才人を椅子に座りなおさせ、淡々と説明する。
「落ち着きたまえサイト君。原因については大体察しがついている」
「本当ですか」
「というより、推測できる原因はただ一つだと思うがね」
「というと、つまり」
「虚無だよ」
 人差し指を立ててコルベールが断言する。
 ああやっぱりそれかと才人は肩を落とす。何となく、想像はついていたのだ。
 虚無。伝説の系統。ルイズが必要としたときに必要な魔法が祈祷書に浮かび上がるという、よく考えれば都合良すぎな魔法。
 ちなみにコルベールは才人が伝説の使い魔であることから大方の事情を察していたらしく、
 ルイズが虚無の担い手であることは説明するまでもなく知っていたようだ。
 とにもかくにも、虚無である。なるほど虚無ならどんな魔法が出てきても納得できる。
 爆発させたり幻作ったり魔法解除したり。
 よくよく考えたらあまり関連性がない魔法ばかりである。
 いや本当はもっと細かいところでいろいろ共通しているものがあるのかもしれないが、才人には理解できないし興味もない。

10:素直になって、自分
06/11/21 00:24:16 J0Zz/K6a

「つまり、虚無の魔法に人間の時間を巻き戻すといったものがあったということではないかな」
「今度は時間操作ですか」
 本当に何でもありだなあと才人は感心するよりも早く呆れてしまう。
 コルベールは重々しく頷いて解説する。
「私が思うに、虚無の魔法というのは空間や光など、他の四系統とは異なる概念に対して作用するものなのだろう。
 他の四系統は物の素材を変えたり炎を起こしたりとあくまでも物質的なものにしか影響を及ぼさないが、虚無系統は」
「先生、俺に説明したって小難しい話は分かりませんよ」
 本当なら聞いてあげたいところだったが、疲れ果てている才人にそんな余裕はない。
 コルベールもそこのところは察してくれたようで、少し残念そうに頷きながらも結論を話してくれる。
「虚無の魔法は、ミス・ヴァリエールがそれを必要としたときに祈祷書に浮かび上がってくるのだったね」
「そうみたいですけど」
 才人はちらりと部屋の隅に目をやる。ルイズは相変わらず健やかな寝息を立てているようである。
 コルベールは一つ頷き、嬉しそうに言った。
「では解決方法は簡単だ。ミス・ヴァリエールが元に戻りたいと願えばいい」
「本当に単純ですね」
 才人が呆れて言うとコルベールは苦笑して肩をすくめた。
「なに、どんなに難しく思える問題も、後で答えを知れば意外なほど簡単に思えてくるものだよ」
「そんなもんですかねえ」
「少なくとも、今回の件に関してはこれで間違いないはずだ。ミス・ヴァリエールが子供になりたいと願ったからこそ、
 時間を巻き戻す魔法が祈祷書に浮かび上がったのだろうからね」
「なるほどねえ。でも、ルイズはなんでそんなこと」
 才人が疑問を口にすると、コルベールは教師が宿題を出すときの口調でこう言った。
「それを考えるのは使い魔たる君の仕事だよ、サイト君」

「仕事ったってなあ」
 ベッドに横たわったままルイズの部屋の天井を見上げ、才人はため息混じりに吐き出した。
 ちなみにルイズは子供のままで、才人の隣で未だに眠っている。さすがお子様、眠りが深いらしい。
「なあルイズ、お前なんで子供になんかなりたがったんだ」
 問いかけてみるも、返事はない。
 眠っているから当たり前だが、起きたところでちゃんとした答えが返ってくるかは怪しいところだ。
 才人は再度ため息を吐いて仰向けになる。
 ぼんやりと天井を見上げながら、今日一日で分かったことやら疑問に思ったことなどを思い浮かべてみる。
 まず一番に疑問に思ったことは、モンモランシーに対して「おばちゃん、だあれ」などと言ったことだ。
 才人のことは覚えていたのにモンモランシーのことは忘れていた、ということなどあり得るだろうか。
 他の女性陣に対する態度も気にかかる。
 記憶ごと子供に戻っているなら、シエスタの胸に対する嫉妬の発露じみた行為はどう考えてもおかしい。
(ひょっとして、こいつ皆のこと忘れてる振りしてるだけなんじゃねえのか)
 つまり、子供に戻るのは肉体だけということだ。
 だが、もしそうだったとして一体何故忘れた振りなどしているのか。
 そんなことを考えていたとき、不意にルイズが小さく呻いて体を起こした。


11:素直になって、自分
06/11/21 00:25:31 J0Zz/K6a

「ここどこ」
「お前の部屋だよ」
 短く答えてやると、ルイズは眠たげにしょぼしょぼさせていた目をぱっちりと開き、満面の笑顔で抱きついてきた。
「サイト」
 そのまま、甘えるように才人の服に顔を擦りつける。
(普段のルイズならこんなことしないしなあ)
 才人は首を傾げたあと、ふと下からの視線に気付いて顔を下げた。
 見ると、ルイズがお子様らしい柔和な顔に似合わぬ不安げな表情でこちらを見上げている。
「どうした、ルイズ。怖い夢でも見たか」
 才人は笑いかけながら、ルイズを持ち上げて自分の膝に乗せてやる。
 ひょっとしたら中身は元のルイズかもしれないと疑いつつも、今日一日でお子様扱いがすっかり染み付いてしまったのだ。
 そのままの体勢で、しばらく頭を撫でてやる。するとルイズは昼間の元気が嘘だったかのように遠慮深げな声で、恐る恐る訊いてきた。
「ねえサイト」
「なんだ」
「怒ってる?」
「どうして」
「いっぱいいたずらしたから」
 まあ確かになあ、と苦笑しつつ、サイトはもう一度、ルイズの頭を少し乱暴に撫でてやった。
「怒ってねえよ」
「ほんとう」
「おう。お前も反省してるみたいだしな。その代わり明日はもう一回皆のところに謝りに行くからな」
 才人がそう言うと、ルイズはもうすっかりお馴染みとなった全開の笑顔で「うん」と元気に頷き、
「あのねサイト」 
「なんだ」
「だいすき」
 不意打ちである。
 ルイズは急に身を翻して才人の頬に唇を押し付けると、猫のような素早さでさっさと布団に潜り込んでしまった。


12:素直になって、自分
06/11/21 00:27:37 J0Zz/K6a

 しばらくの間頬を押さえて呆然としたあと、才人はぷっと吹き出した。
「ってなに焦ってんだ俺。子供にキスされたぐらいでよ」
 とは言え、心臓が高鳴っているのも事実である。
 子供に戻っているとは言え、あのルイズに「だいすき」などと言われては動揺するなという方が無理というものである。
「なんだかなあ」
 誰もいないのに誤魔化すように笑いつつ、才人はそっと布団をめくる。
 布団に潜り込んだルイズは、朝のように体を丸めてぐっすり寝入っているようだった。
 その無垢な寝顔を見ていると、自然と口元に微笑が浮かんでくる。
(何がなんだかわかんねえけど、まあいいか)
 才人は一つ欠伸をしてベッドに横たわった。

 夢うつつに、誰かが何事かを呟いているのが聞こえたような気がした。

 そして次の日目覚めてみると、全ては元通りになっていたのである。
 ルイズは才人の横で相変わらず朝に弱い低血圧ぶりを発揮し、昨日のことを尋ねても「覚えてない」と唇を尖らせるばかり。
 結局才人の疑問が解決されることはなかったものの、この騒動はこれで一旦幕を閉じたのであった。

 後日。もしもそのときルイズの部屋を覗き込む者がいたならば、剣に話しかける一人の少女を目にすることが出来ただろう。
「ほら見ろ、俺が言ったとおりだっただろう」
「まあ確かに、あの馬鹿犬あたしを放り出したりはしなかったけど」
「それどころか存分に甘えさせてくれたじゃねえの」
「まあ溜まりに溜まったストレスは十分発散できたわね」
「全く、単に『素直になりたい』って願ってただけだってのに、何だってあんなことになんのかね」
「知らないわよ。あたしだって子供に戻ってたときはビックリしたんだから」
「でも記憶はあったんだろ」
「あったけど、何か楽しくてどうでもよくなってた気がする」
「なるほど精神は子供のときに戻ってたって訳か。確かに子供は無邪気で素直だからね。いい意味でも悪い意味でも」
「そういうことなのかしら」
「そうだろうよ。で、お前さんはしたいことをしたわけだ。相棒にいつも以上に我侭言ってみたり素直にやきもち焼いてみたり」
「誰もやきもちなんて焼いてないわよ」
「へいへい。まあそういうことにしときましょうかねえ。ま、お休み前に素直になれてよかったじゃないの」
「なんの話よ」
「『あのねサイト』『なんだ』『だいすき』ぶちゅっ。いやああのときは相棒が犯罪者にってちょ、俺をどこへ連れて行くの」
「コルベール先生の研究室に溶鉱炉はあるかしら」
「いやさすがにそんなものはねえと思うけどってでも止めてあの先生に体弄られるのはイヤァァァァァ」
 こうしてデルフリンガーの悲鳴は誰の耳にも届くことなく、魔法学院の片隅に消えていくのであった。

 蛇足ではあるが、平賀才人が今回の騒動以降しばらくの間顔を洗うのを拒んだことを追記しておく。

13:205
06/11/21 00:31:50 J0Zz/K6a

>>3なんて言うと思ったかこのド低脳どもがぁ! この205の最も好きなことの一つは、
「幼児化した才人に感情移入してシエスタのおっぱい吸う妄想にひたりてえ」
とか思ってやがる貴様らの期待を見事に裏切ってやることだ!

……いやごめんなさいちょっと調子に乗ってました自分。
まあなんてーか昨日の書き込み見て勢いで書き出したんですが、
勢いで書き出したおかげで構成が無茶苦茶だったり安易だったりもう散々ですはい。

やっぱ幼児化して抵抗できないルイズをシエスタがヨシェナヴェの材料にしちまうSSとかの方がよかったかなあ
と思いつつまた次回。

14:名無しさん@ピンキー
06/11/21 00:36:14 Edk5Wg1U
 G J !

15:名無しさん@ピンキー
06/11/21 00:36:52 tciqNCns
ルイズを具にヨシェナヴェ…シエスタ、恐ろしい子っ!!
それはともかくいい意味で期待を裏切っていてすばらしいですね…w
これで構成が無茶苦茶だといわれると、へこむなぁ…orz
#自分<へこめる資格があるようなSS書いてないだろ

16:名無しさん@ピンキー
06/11/21 00:52:59 Kn9jmQah
>>13
いやいや、面白かったよGJ!
すっかり期待を裏切られたのは確かだが、これならある意味悔しくないな
また是非書いてくれ

17:純愛センター
06/11/21 01:05:17 id+BY6ci
文才が足りない…


と知りつつ投下

18:純愛センター
06/11/21 01:06:45 id+BY6ci
その頃サイトは日課となったアニエスとの剣の修行を終え、デルフリンガーを横に置き、木の下で丸くなっていた
これでよかったんだ…ルイズはオレに必要ないんだと言い聞かせながら必死に後悔の念を抑える
「相棒、これからどうするんだい?」
デルフリンガーがいつものくだけた話し方で聞いてきた
「相棒よぉ、なんで娘っ子の記憶を消したんだい?」
「オレはガンダールヴじゃないから」
「だからもう守れないと?」
「あぁ…だからオレはルイズの前から消えなきゃいけないんだよ」
「ならなんで相棒は剣の修行なんかしてるんだい?」
サイトは答えられなかった
「代わりに答えてやろうか?相棒はまだあの娘っ子を忘れきれてないんだよ」
「…」
「どんなに自分に言い聞かせようが、相棒の心に迷いがある。欲と言っていいだろうね。」
「でもオレは!」
「あぁ、ガンダールヴじゃないな!だからルイズは守れない、だから一緒にいられない、でも諦められない!違うかい?」
完璧に図星だった
「どうしようもねぇだろ…」
自分はもう誰からも必要とされてない
「良いことを一つ教えてやる。あの娘っ子も相棒と同じようなことで悩んでたんだぜ?」
「え?」
そんなこと聞いたことがなかった
「本当さ。更に言えば無理やりこっちに連れて来ておいて、使い魔は伝説のガンダールヴなのに、自分はゼロ…口には出さなかったが、かなり悩んでた」
さらにデルフは続ける
「そんでやっとの思いで使えた魔法が「虚無」。あの娘っ子はそりゃ喜んだだろうさ。やっと相棒に見合う貴族になれたってね。まぁ悪魔で多分だけど…」
サイトは何も言わずに聞いていた
「そんな娘っ子がガンダールヴの力が無くなったくらいで相棒を捨てるはずが無いだろ?」
「でも!ルイズに必要なのはガンダールヴで!!」
「ガンダールヴがどうした?今まで娘っ子を守りきれたのはガンダールヴの力だけかい?違うだろ、相棒の想いそれが無きゃ、今頃どっちも死んでたね」
「…」
「相棒のその想いに勝てるヤツなんかいやしないさ。そんなヤツらにあの娘っ子を任して良いのかい?」
「でも!今のオレじゃ守れなくて…」
「大切なのは想いさ、強さはそれからでいい!」
サイトは目を瞑り考える
そして…
「もう一回…最初から出きるかな…」
震える声で…別れの森とは違う声で呟く
「出来るさ、相棒には誰より強い想いがある」

19:純愛センター
06/11/21 01:08:10 id+BY6ci
「でもやっぱりダメだ」
「なんだよ拍子抜けだな…次はなんだい?」
「ルイズの記憶を消したんだ…今更やり直すなんて…」
後悔の念がサイトを襲う
なぜ自分はあんなことを!?
ガンダールヴなんか気にせず守るって言ってやれば…
「あ~それ…治せるかもしれんよ」
クソっ!なんで…って
「治せるのか!?」




ルイズが気がついたのは自室のベットの上だった
まだ頭が酷く痛む
そしてそれと共に頭に焼き付いた一人の剣士の背中…
「誰なの?」
その背中を見るだけでとてつもない安心感が生まれる
「あなたは私の何?」
その背中を見るだけで心の奥の暖かい何かが疼く
「あなたは…」

そして机の上にある、いくつかの見慣れぬ物に目がいく
一つは黒い箱、一つは買った事のない貝のペンダント、そして誰に編んだかわからないセーター
しかしルイズはそれが要らぬ物とは思えなかった
もしサイトとの思い出が全て消えていたなら迷わず全て捨てていただろう

だがルイズの記憶ではなく、心…そこに刻み込まれた愛しい人への想いが、ルイズの大切な物の消滅を拒んだ
それと同時に底の無い絶望感が溢れ出す
「なんで…いないのよ…」

誰に言った言葉かもわからず、ルイズは泣き出した…
何が何だかわからない
だが2つわかったことがある
自分は一人だということ


そして


「私が…殺した…」

愛する者が死んだという事実

20:純愛センター
06/11/21 01:09:20 id+BY6ci
今ここに宣言しよう…



このスレで一番つまらないSSを書いているのは我であると!!

21:名無しさん@ピンキー
06/11/21 01:13:29 B0usgJIM
書いてくれるのは嬉しいんだけどさ
あまりに卑屈な態度はウザいよ?

22:名無しさん@ピンキー
06/11/21 01:16:19 Kn9jmQah
>>20
おまいさんの文章をwktkしながら待ってるやつが少なくともここに一人いるんだし、
あほなことは言いなさんな
続き待ってるよ。また書いてくれ

23:純愛センター
06/11/21 01:16:42 id+BY6ci
すいません…調子のり過ぎましたm(_ _)m

24:名無しさん@ピンキー
06/11/21 02:15:46 fWg843MB
>>13
さすが205!!
俺達にできない事を平然と(ry
GJっ!


25:名無しさん@ピンキー
06/11/21 02:18:41 66O7KnZT
>>20
なんだねこのSSは









涙が止まらないじゃないか


26:名無しさん@ピンキー
06/11/21 06:13:38 8z7nbaNO
ここは「ゼロの使い魔」「グリーングリーン」に代表される
ヤマグチノボル氏の作品のエロパロを書くスレよ。
荒らし、それに反応する輩はあたしの虚無で一発なんだから!
ご・・・ご主人様が好きならSSを書いてみなさい!
あと、次スレは480KBか、970レスを過ぎたら立ててね。
立てないとお仕置きだかんね!

ちょっとテンプレのルイズverを書いてみた。加筆修正あったらよろ。

27:純愛センター
06/11/21 08:38:55 id+BY6ci
少し更新

シエスタがルイズの部屋に入った時、目を覚ましたルイズが泣いているのを見つけた
「どうしたんですか!?ミス・ヴァリエール!」
また記憶を戻そうとしているのかもしれない
「シエスタ…」
ルイズはシエスタに崩れるようにもたれた
「私が…私が殺したんでしょ?」
「違います、あなたは誰も殺したりしていません!」
「でも…私のせいで…それなのに私…その人の顔もわからない」
シエスタは驚愕した
サイトは確かに記憶を消したと言っていた
だがどうだろう
この小さな貴族はそれを覚えているではないか
そして自分を守ってくれた使い魔のために涙を流している
なら…
「ミス・ヴァリエール、今から私の言うことをしっかりと聞いて下さい」
ルイズは涙を拭い、シエスタの方を見た
「この話はとっても辛いお話しです。ミス・ヴァリエールは耐えきれなくなるかもしれません。それでも…それでも聞きたいですか?」
ルイズは頷く
目には先の涙の跡があったが、しっかりと自分を保とうという強い意志が感じられる
「では…」
シエスタは話した
私には使い魔がいたこと
その使い魔が人間でいつも私の側に居てくれたこと
「大丈夫ですか!?」
「大丈夫…続けて…」
また酷い頭痛がする
気を失いそうだ
でも聞かなきゃ
自分を守ってくれた人のことを
「…わかりました。ミス・ヴァリエールはアルビオンの軍隊を足止めするように命令されました」
そう、自分は確かに「死ね」と命令された
「そう命令されたあなたを守ったのがミス・ヴァリエールの使い魔さんです」
黒髪の剣士の背中が今までで一番激しい頭痛のなか蘇る
「その使い魔さんはあなたを睡眠薬で眠らせました。そして一人、アルビオン軍へ…」
そこまで話すとシエスタは泣き出してしまった
彼女も辛くて辛くてどうしようもないのである
好きな人が生きていることが分かっていても、自分にはどうしようもない
そんな無力感に必死に耐えていたのだ
「ごめんなさい…」
「謝らないで…教えてくれてありがとう」
「まだあるんです。その使い魔さんはまだ生きてるんです」
「え!?どこにいるの?」
「今はわかりません…」
酷い頭痛の中、深い絶望感と悲壮感の中に光が生まれた
会いたい…顔も…声も…何もわからないけど
あなたの背中しかわからないけど

会いたい…会いたい…

28:純愛センター
06/11/21 10:38:25 id+BY6ci
自分の代わりに命を賭けてくれた優しい使い魔
「その使い魔の名前は…なんて言うの?」
シエスタはちょっと考えて
「教えません!」
「なっ、なんでよ!?」
「ちょっとイジワルです♪本人に会ったときに聞いてあげて下さい」
多分2人は会うだろう
こんなにも想い合ってるんだから
だからほんの少しのイジワル
「うん、わかった」
「それと…」
シエスタは記憶を消したのはその使い魔だと言おうか悩んだ
自分が言うことで2人を引き裂かないだろうか
そう悩んでいるとルイズの目を見る
鳶色の真っ直ぐな目
決心に満ちた信念の目
悩む必要なんてなかった
「ミス・ヴァリエールの記憶を消したのはその使い魔さんです」
ルイズは驚かなかった
なんとなく気付いていたのだろう
「それでも会いに行く、あっちが会いたくないって言っても…せめて御礼を言うまでは絶対に諦めない!」
ルイズはそう言って立ち上がった
「無理です、ミス・ヴァリエール…」
「なによ!不可能なんかないわ!絶対できる!!」
「お金が…」

2人の所持金はすでに底をついていた

29:名無しさん@ピンキー
06/11/21 13:36:12 Nm3UC3c2
続きは?

30:名無しさん@ピンキー
06/11/21 15:15:40 pcEGXwwh
今晩あたりじゃないか?

31:コリコリ
06/11/21 17:22:54 tDH1T+9v
>>1
>>5>>13
GJ!!やんちゃルイズも萌えですね!
でも、こんなこと言ったって、オレは、決してロリ・・・(以下省略)

32:名無しさん@ピンキー
06/11/21 17:42:10 kH9ofvNI
そういえば昔某スレにsageないし何も書かないのに鳥付けてたやつがいたなぁ

33:名無しさん@ピンキー
06/11/21 21:11:16 tciqNCns
>>26
AAつけてみた。…だめだったらごめん

     _      ここは「ゼロの使い魔」「グリーングリーン」に代表される
    〃 ` ヽ    ヤマグチノボル氏の作品のエロパロを書くスレよ。
    l lf小从} l  / 荒らし、それに反応する輩はあたしの虚無で一発なんだから!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ /  ご・・・ご主人様が好きならSSを書いてみなさい!
  ((/} )犬({つ′  あと、次スレは480KBか、970レスを過ぎたら立ててね。
   / '"/_jl〉` j    立てないとお仕置きだかんね!
.  ヽ_/ノヘ.)~′   分かったら返事するのよっ!犬!

34:純粋センター
06/11/21 22:29:21 id+BY6ci
チマチマとしか更新できなくてスマン…
毎日更新はするから許してくれ

ってことでチョット投下

35:純粋センター
06/11/21 22:31:23 id+BY6ci
ルイズは顔もわからない使い魔に会いに行くことを決心したが、大きな壁が立ちはだかった
「アルビオンに行った時に全部使っちゃって、今はもう…」
『お金』である
ドラゴンやグリフォンが使い魔でない限り、アルビオンに行くには船しかない
だが2人の持つ全てのお金をかき集めても雀の涙程度
誰かから借りようにも、ギーシュ、モンモンは貧乏貴族。アンリエッタに借りようにも私財を投げ売らなければならないほど国庫が枯渇したと聞いていたので、自分に出せるような金などないだろう
「せめてアルビオンに行ければ手もあるのに」
ルイズは爪を噛んだ
「あるには…ありますよ?」
シエスタが迷いながら言う
「ただ…使える人が居ればの話しですが」
「何!?どうすれば良いの!?」
「多分、ミス・ヴァリエールには無理です。っていうかあれを使えるのはこの学院には…」
「だから何なの!?はっきり言って!」
シエスタは自分が考えている、限りなく不可能に近い方法を言った
「…」
「ね?無理でしょう?あぁ、ならどうしよう…」
「あんた、アレ使えないの?」
シエスタは世界の終わりが来たかのような怯えた目で言う
「むむむむむむ無理ですよ!操縦の仕方は教わってますが…」
「なんで?元々はあんたの家の物じゃない」
「でも飛ばしたことなんて無いですもん!」
「物は試しよ!お金は無いし時間も無いの!私の使い魔がどっか行っちゃうじゃない」
あぁサイトさん…戻って来ても尻に敷かれるのは間違いないです
シエスタは目線を伏せて申し訳なさそうに言う
「でも無理な物は無理ですよ…一度も飛ばしたことないですし…」
確かにルイズの力にはなりたい
がっ、それでもし自分が操縦に失敗すれば元も子もない
罪悪感にさいなまれながら目線を戻すとルイズは有り得ない行動をしていた
「お願い…一回だけで良いから…お金だって…今は無いけどいつか払うから!一回だけで良いから…」
ルイズは頭と膝を床につき、震える声でシエスタに懇願していた
「やめて下さい!ミス・ヴァリエール!」
貴族が平民に土下座したなど聞いたことがない
「なぜ顔も知らない人の為にそこまで出来るんですか…」
ルイズはその姿勢を続けて答える
「会いたいの…なんでかわからない…けど、どうしようもなく会いたいの…だから…」
あぁそうか…
「拒絶されるかもしれませんよ…?」
顔が思い出せなくてもこのコは…
「それでも…会いたいの…」
サイトさんを愛してるんだ

36:純愛センター
06/11/21 22:44:54 id+BY6ci
↑名前ミス

ダメだ…続きが思いつかないので今日はここまで…

流れは決まってるのに文に表せない…orz

37:名無しさん@ピンキー
06/11/21 22:58:18 tciqNCns
>>36
なんか偉そうな言い方に聞こえたら申し訳ないけれど、書き方だどんどんうまくなっていると思いますよ。心情描写の挿入とか特に。
続きwktkして待ってまーす。

38:運動会@借り物競走 ◆mQKcT9WQPM
06/11/21 23:47:41 NT6fsKry
借り物競走。
まず、スタートの合図と同時に全力疾走。
次に、お題の書かれた封書を手に入れ、中身を確認。
そして、書かれた物品を手に入れ、そしてゴールに向かう。

「つまり、誰よりも速く駆けることのできる体力、
 カンタンなお題を引き当てる運、
 そしてお題のものを即座に見つけ出す状況判断力を問われる、総合競技なんだよ」

才人の説明に、ルイズはこくこくと頷く。
ルイズは自分が出場することになった『借り物競走』の概要を、発案者たる才人に尋ねていた。
もちろん、件の『衣装』を着用して。
…ああ、めっちゃ可愛ええ。このあと競技が控えてなかったら、問答無用で押し倒したいくらい可愛ええ。
などと才人が不埒なことを考えていると、ルイズはそのない胸をふんぞり返らせ、自信満々に言った。

「なるほど…私の力を示すのにちょうどいい競技ってわけね!」

どこから湧き出てくるのだろう、この自信は。
とりあえず才人は質問する。

「聞くけどルイズ、お前全力疾走したことってあるか?」
「あるにはあるけど?」
「どの位?」
「そうね、ここからあの門くらいまでかしら」

…せいぜい、100mがいいところだ。

「…何よ。疑ってんの?」
「…いやまあ…」

そんな才人に、今日は珍しく怒りもせず、ルイズは言ってみせた。

「なら、私の実力、とくと見るがいいわ!」

そして、門めがけて走り出す。
今日のルイズは機嫌が良かった。
なんでかって言うと、サイトがこの衣装を『すっごい似合う、可愛い』って褒めてくれたから。
もうそれだけで、何でもできる気がした。
とりあえず今日はステキな一日になりそ
走り出したルイズは、10mとしないうちに足を絡ませて顔からすっ転んだ。

「ぷっ」
「今、いいいいいいいいいいい今笑ったでしょ!いいいい、犬ぅぅーーーーーーーーーーー!!」

走り出したときの3倍以上のスピードで駆け戻り、ルイズは才人をギタギタにした。
…確かに走るのは速そうだ…。
薄れ行く意識の中で、才人はそう思った。

39:運動会@借り物競走 ◆mQKcT9WQPM
06/11/21 23:48:25 NT6fsKry
タバサが借り物競走の概要を復習していると、人間に化けたシルフィードがその視界の隅に入った。
シルフィードは若い女性全員に配られる『衣装』に身を包んでいた。
しかしそれは、タバサのものと少し配色が違っていた。
タバサのブルマは紺色だったが、シルフィードの着ているそれは、臙脂色に染められていた。
実はこの衣装、制式採用後はある基準でもってサイズ別に色分けされていた。
一番下が紺、次が青、その次が臙脂、そしてその上が赤、といった具合に。
…また勝手に…。
タバサはシルフィードの所へ歩み寄る。
見ると、彼女は運動会の進行係のいる机で、羽ペンで小さな紙に何か字を認めていた。
…この子字なんか書けたっけ…?
タバサが気になって覗き込もうとすると、シルフィードが先に気づいた。

「あ、お姉さま!見ちゃダメなのね、これは『かりものきょうそう』に使うお札なの」

言って係りの者に二つに折ったそれを手渡す。
係りの者はありがとうございます、と礼を言って封書にそれを封じ、『借り物競争用』と書かれた箱に入れた。
どうやら、借り物競走のお題は一般公募らしい。
…ってことは。
タバサはついっ、と前に出て、係りに向かって手を差し出す。

「私も書く」

係りの手渡したそれに、タバサはさらさらと字を書いた。
『サイト』と書いてあった。

40:運動会@借り物競走 ◆mQKcT9WQPM
06/11/21 23:49:43 NT6fsKry
『借り物競走』は一斉出走で、出場者全員が一斉にお題の置いてあるテーブルまで走る。
そしてここはスタートライン。
横一列に並んだ出場者の中で、一際殺気を放ちあっている二人がいた。

「…アンタが隣とは奇遇ね…」
「…これは純粋な競技ですからね。負けませんよ」

ルイズとシエスタだった。
二人はお互いに視線を合わせると、んぎぎぎぎぎ、とにらみ合う。

「貴族が平民に負けるわけにはいかないわ。絶対勝つからね?」
「その言葉そっくり返しますわ。仕事で鍛えた足腰の強さ、思い知らせてあげます」

そして再び周囲の参加者が引くのも構わず、んぎぎぎぎぎぎ、とにらみ合う。

「…そうね、ただ勝負するだけじゃつまらないわ。何か賭ける?」
「…勝者はサイトさんを一日好きに出来る、でどうでしょう」

本人の与り知らぬところで、またしても事態は進展しつつあった。

「…乗った」

その提案に応えたのは、ルイズでもシエスタでもなかった。
いつの間にかその隣に並んだタバサであった。

「…なによチビっこ。アンタは呼んでないわよ」
「…サイトが絡むなら負けない」
「…いい度胸してますねー?」

そして三人は、んぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ、とにらみ合った。
その三人の周りにだけ、人ごみが裂け、空間ができていた。
そして。

「用意…スタートっ!」

出走を告げるコルベールの声が、会場に響き渡った。

41:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
06/11/21 23:52:14 NT6fsKry
さてここで質問です。
「最初にお題の札を手にしたのは誰?」

1.ルイズ
2.シエスタ
3.タバサ

例のごとく、最初にレスのついたキャラで書き始めようと思います。

言っとくけど上記の番号のキャラ以外は不許可だかんね!
いきなりテファ出しておっぱいスライッディングとかムチャだから!(何

では、よーい、どん!

42:名無しさん@ピンキー
06/11/21 23:53:33 G+kvos7O
4.アンリエッタ姫!
もしくはシエスタで。

43:名無しさん@ピンキー
06/11/21 23:53:54 DBY4HgcK
3.タバサで

44:純愛センター
06/11/21 23:54:29 id+BY6ci
もちタバサ!!

45:名無しさん@ピンキー
06/11/21 23:57:56 nDxNoWpa
フフ・・・俺は流れに身を任せる!
なぜならへんたいさんなら待ってれば全部書いてくれるから!

46:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
06/11/22 00:03:10 NT6fsKry
>>45
そんな事言ってると全部書かないぞ!
…とか言いつつ全キャラぶんネタは常に用意してある俺マジダメ人間(´・ω・`)

じゃあまずはシエスタしゃんからいきまーす
…明日は夜勤だから明後日以降になるけどな!(何

47:純愛センター
06/11/22 00:03:22 id+BY6ci
>>37

ありがとうございますm(_ _)m

48:名無しさん@ピンキー
06/11/22 00:10:24 PZmubIYe
>>46このスレのドンと化してるなw
楽しみに待ってるぜ


49:名無しさん@ピンキー
06/11/22 00:18:50 x8HsteE4
>>46
GJ!
おれはルイズタンハァハァな人なので、ルイズタンのも心待ちにしてます
もちろん他のキャラのも

50:名無しさん@ピンキー
06/11/22 00:20:08 x8HsteE4
てゆーか、おっぱいスライディング・・・是非見てぇ・・・

51:名無しさん@ピンキー
06/11/22 00:35:02 KKhoHfEY
おっぱいスライディングか
胸あるキャラだったらよさそうだけど
タバサとルイズは怪我しそうだなw(さきっぽが

52:名無しさん@ピンキー
06/11/22 00:47:03 0BDIxV4W
胸あるほうが痛いというか、可哀想だから勘弁してあげてください……
テファ好きなんだ。

53:名無しさん@ピンキー
06/11/22 00:58:19 hfbjABr3
>>46
おっぱいスライディングなんてどうやったら思いつくのか小一時間問い詰めてみたいw

54:名無しさん@ピンキー
06/11/22 08:30:33 WZbjgChp
当然のごとく受け入れられているおっぱいスライディングが想像できない…


55:名無しさん@ピンキー
06/11/22 09:06:23 xKdOs6d6
サイトを地面に見立てておっぱいを存分
に擦りつけるようなプレイだと推測。

56:名無しさん@ピンキー
06/11/22 13:05:43 awXA0kui
その場合どこにどうぶつけて痛いのか3行で説明してくれ

57:名無しさん@ピンキー
06/11/22 15:51:46 S3hSQ7Qm
今更なんだけど、

「け、結婚するまでダメ!」
と、結局ルイズがサイトに貞操を許さない場合
「じゃあこの俺の欲望はどうすればいいんだよ!」
「ソコだけはまだダメ!」
てな感じのノリになって、解決策が、

「間違えたら許さないんだから!」
と、ルイズの太ももで毎晩抜いてもらうサイト。
制服着たまま抜くのもエロいし、全裸はもっとまずい。
全裸だったならルイズのアソコを見ながらサイトはルイズの腹の上に発射。
でも最後はお互い我慢できなくなって貞操を許してしまう。

みたいな…とにかくルイズの脚を誰か生かしてくれないか?(残留思念)


58:名無しさん@ピンキー
06/11/22 16:16:57 rQqiHicW
「結婚するまでダメ!」
「じゃあもう一つの穴を使わせてもらおうか…」

アッー!

59:名無しさん@ピンキー
06/11/22 16:28:47 vCJjY4HM
>>58
それは普通に読みたいな

60:名無しさん@ピンキー
06/11/22 18:03:56 hfbjABr3
下の口がだめなら上という手もある。

61:名無しさん@ピンキー
06/11/22 21:03:50 RyWRhfgF
>>58
「おい、ちょっとカメラ止めろ」
サイトがそう言いカメラを塞ぐ。
嫌な予感がするわ……って…ちょ…いや…待ってそこは……いいいい犬ぅ―ッ!!






「「「「「   ア ッ ー !!   」」」」」

「「「「「   ア ッ ー !!   」」」」」

『『『『『   ア"ッ ー !!   』』』』』






薄暗いピンク色の室内に、私と姫様とシエスタの叫び声が三つ響き渡った。

62:名無しさん@ピンキー
06/11/22 21:53:04 CanqJKdI
ちょw
お前続きかけwwwww

63:純愛センター
06/11/22 22:52:38 Ljha/dsJ
ちょっと投下

かなりムリヤリな部分があるので本編が好きな方は見ない方が良いかもしれません

64:純愛センター
06/11/22 22:54:22 Ljha/dsJ
「あぁ、あれが魔法なら大丈夫さ」
「どうすりゃいいんだ!?」
驚いて声を上げるサイトをデルフはなだめるように言った
「あれは要するに水の洗脳魔法と同じようなもんさ。」
デルフの説明によると、あの魔法は記憶そのものを奪うものではなく、その記憶を取り出そうという信号を消すものだということだった
「記憶本体を奪うなら虚無の力なら脳みそごと消せばいいだけさ。ブリミルがそうしなかったのは、後でそれを解除できるようにってことで信号を消すって手段をとったんだろうね」
「ディスペル・マジック…」
「そうさね。それであの娘っコの記憶は戻るさ」
また大好きなご主人様の所へ…ルイズの所へ戻りたい
しかし記憶を奪ったという罪悪感がその欲救を抑え前に踏み出せない…
「あとは相棒が決めな。オレはもう何も言わんさ」



一方、トリステイン魔法学院ではシエスタが必死になってゼロ戦を整備していた
「ミスタ・コルベールが設計図を残してくれて助かりました」
彼はゼロ戦にとても深く興味を持っていたので、分解した時に書き記したであろうメモや設計図が見つかったのだ
ルイズが操縦席の後ろの隙間から声をかける
「飛びそう?」
ルイズは最初は手伝おうとしていたが、操縦席から転げ落ちそうになったので後ろで小さくなっていた
「はい!軍の方でもしっかり整備され料が必要であった
「どうしましょうか?」
「「土」の系統のメイジに頼むしかないわね。手頃な「土」系統のメイジといったら…」
いるではないか、頭のネジが10本は抜けた「土」系統のメイジが!
「ちょっと待ってて!」
ギーシュが暖炉の前でとてつもない寒気を感じたのは言うまでもない

65:コピーミスった…
06/11/22 22:57:53 Ljha/dsJ
スマン!!コピーミスったんでこっちを見てくださいm(_ _)m



「あぁ、あれが魔法なら大丈夫さ」
「どうすりゃいいんだ!?」
驚いて声を上げるサイトをデルフはなだめるように言った
「あれは要するに水の洗脳魔法と同じようなもんさ。」
デルフの説明によると、あの魔法は記憶そのものを奪うものではなく、その記憶を取り出そうという信号を消すものだということだった
「記憶本体を奪うなら虚無の力なら脳みそごと消せばいいだけさ。ブリミルがそうしなかったのは、後でそれを解除できるようにってことで信号を消すって手段をとったんだろうね」
「ディスペル・マジック…」
「そうさね。それであの娘っコの記憶は戻るさ」
また大好きなご主人様の所へ…ルイズの所へ戻りたい
しかし記憶を奪ったという罪悪感がその欲救を抑え前に踏み出せない…
「あとは相棒が決めな。オレはもう何も言わんさ」



一方、トリステイン魔法学院ではシエスタが必死になってゼロ戦を整備していた
「ミスタ・コルベールが設計図を残してくれて助かりました」
彼はゼロ戦にとても深く興味を持っていたので、分解した時に書き記したであろうメモや設計図が見つかったのだ
ルイズが操縦席の後ろの隙間から声をかける
「飛びそう?」
ルイズは最初は手伝おうとしていたが、操縦席から転げ落ちそうになったので後ろで小さくなっていた
「はい!軍の方でもしっかり整備されていたみたいですし、固定化の魔法のおかげで部品の劣化もないので大丈夫だと思います。ただ…」
「ただ?」
「燃料が保たないと思います…せめてあと樽が3本分は必要かと」
コルベールが予備のガソリンを置いておいてくれたが、なにしろ目的地は空である
たどり着くにはかなりの燃料が必要であった
「どうしましょうか?」
「「土」の系統のメイジに頼むしかないわね。手頃な「土」系統のメイジといったら…」
いるではないか、頭のネジが10本は抜けた「土」系統のメイジが!
「ちょっと待ってて!」
ギーシュが暖炉の前でとてつもない寒気を感じたのは言うまでもない

66:名無しさん@ピンキー
06/11/22 23:13:24 eekGBOi3
運動会ネタが出てた所で皆で海へ行く話もおもしろいかもな。才人のハーレム化とかw

67:名無しさん@ピンキー
06/11/22 23:50:47 S3hSQ7Qm
>>66
で、改めて胸の膨らみにコンプレックスを感じて、その胸を慰める意味でサイトがルイズの胸責めをすると。

「ち…ちいちゃいのにぃ…」
「俺は好きだけどな」
「え?」
「だって敏感だし、堪えてる時のルイズの顔可愛いし…」
「な、なに言ってるのよ!…でも…」
「なんだ?」
「そ、そんなに好き?」
「うん」
「…ていねいに扱うのよ…」
んで、やってる場所が海の近くの宿の風呂場とかで、
風呂上がりにはバスタオル越しにルイズの胸を揉みながら
「俺が大きくしてやるよ」
「ふにゃあ…」
と、風呂場でメロメロになったルイズの胸を揉みしだく。

ここまで妄想した俺は現代人…orz(正直スマン

68:名無しさん@ピンキー
06/11/23 00:22:58 JXnbEhGK
生殺しはやめてw

69:名無しさん@ピンキー
06/11/23 01:32:25 kdS/cD+q
寸止め万歳orz

70:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 01:49:16 PY+9F486
ロマリアの研究者の書いた一冊の本がトリステインの一部で話題になった。
『始祖ブリミルはハルケギニアの人間と異世界の人間のハーフである』
研究者たちの仮説は誰しも悪い冗談として笑いの種としてとりあわなかった。


「なぁルイズ」
才人は窓の外の月をぼんやり見ながら言葉を続ける。
「ブリミルの親父は地球人なのかな」
ルイズはベッドの上で足をパタパタさせながら答える。
「六千年前の地球人はどうやってこっちにきたのよ」
才人は自分の言葉の矛盾に気付いて あ、と声をもらす。
「あんたが異世界からきたことは内緒だし、研究者たちの説だって妄想の塊なんだから気にすることないわよ」
才人は頷きながら六千年前の世界に思いを馳せていると、ルイズがベッドの下からワインを取り出した。
「とっておきなんだからね!これ飲んで早く寝なさい!」
才人はグラスについで飲み干すと枕が飛んできた。ベッドに入れという意味らしい。
枕を拾い、ルイズのもとへ歩こうとした時、才人の視界の景色が変わった。
床からルイズを見上げていた。
(なんだ?)
ルイズが近づく。
(あぁ、転んだのか、あれ?動けねぇな)


71:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 01:50:06 PY+9F486
窓からフードで顔を隠した人影がふわりと入ってきた時に才人は自分の状態を理解した。
ワインの中に痺れ薬が仕込まれていた。
「ベッドに縛り付けて。ルイズ・フランソワーズ」
フードの人影はアンリエッタだった。
才人はまだルイズに一服盛られたこと、アンリエッタにベッドに縛り付けられた意味を理解してなかった。いや、頭の隅で理解していたが心が拒否していた。
「服をぬがせて」
アンリエッタは冷たく命令するが、ルイズは動かない。
「惚れ薬を使うのを拒否したのはあなたでしょう?ルイズ・フランソワーズ」
ルイズは才人に涙目で何度も何度も謝りながら服を剥ぎ取る。
ベッドの上で固定された裸の才人にアンリエッタは本を一冊みせて任務を伝える。
「ルイズから本の内容は聞いてるとおもうけど・・・・・」
ここから先の話は才人は聞こえてなかった。
ただ涙を流した。自分の格好はどうでもいい、アンリエッタの命令もおかしいけど、そんなことで涙を流してはいない。
裏切られた。ルイズに裏切られた。信じてたのに裏切られた。その一点だけが涙をあふれさせた。
ルイズもアンリエッタも服を脱ぐ、才人のソコが反応する。


72:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 01:51:01 PY+9F486
アンリエッタがぬめる液体を才人にぬりたくり、ルイズのソコが才人を飲み込もうとする。
「早くしなさいなルイズ・フランソワーズ。あなたの役目でしょう?」
ルイズは苦痛を抑えて腰をおとす。才人のソコが快感を認める。
ルイズはつらそうな顔をして動き続けた。
「出そうになったら交代ですよ?」
アンリエッタの言葉は冷たく二人に刺さる。
才人の心は抵抗できなかった。
ルイズと繋がるソコは嫌でも快感をはじき出す。
悔しかった。本当はこんな状況にならなくても好きで好きで繋がりたかった相手。
守り続けたかわいいご主人様。
生意気で泣き虫で意地っ張りで・・・それでも大好きなルイズ。
「ごめんね、サイト」
ルイズの涙声と同時に繋がる相手が代わる。
アンリエッタが才人の上で動き続ける。
材木を削るかんなのように同じ動きを繰り返す。
「早く子種を授けてくださいまし」
アンリエッタは才人の目を覗き込み陵辱する。
「抵抗しても無駄ですよ?この状態になった殿方はどんなに頑張っても子種を出してしまうものなのですよ」


73:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 01:51:45 PY+9F486
それは強姦だった。アンリエッタは才人の意志とは関係なく精を搾りとり孕む。生まれた子供は始祖と同等の魔力を持つ王になる。馬鹿馬鹿しい仮説の段階ではあるが否定できる根拠はなにもない。
才人は言うことをきかない体を心だけで支えて抵抗する。
アンリエッタの蹂躙は止まらない。
才人の体を廻る快感も止まらない。
まるで家畜の種付けだった。
抵抗しても抵抗しても快感は才人をあざ笑い、駆け巡る。
体だけが繋がって心は拒絶し、快感は笑い続ける。
「まだなの?ルイズ!!頭の上にまたがりなさい!!」
それで才人は陥落した。ルイズのソコが才人の顔に擦り付けられる。体温を感じる。匂いを感じる。味を感じる。感触を感じる。視覚が感じる。
才人はソコから精が出ていくのを止められなかった。
「ほら、無駄だったでしょう?ふふっかわいい」
アンリエッタは精を放出してる最中の才人の目を覗き込む。
おぞましい笑顔、おぞましい行為、おぞましい快感、すべてが不快だった。才人は心まで陵辱されたことに怒り、声をあげようとするが声が出ない。


74:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 01:52:28 PY+9F486
精の放出がおわるとルイズが才人に乗り、再び出そうになるまで動く。あとはその繰り返しだった。才人は快感を否定し続けて精をアンリエッタに与え続けた。
窓の外が白み始めた頃、薬が切れはじめ、アンリエッタは満足そうにまた今夜と言って帰っていった。
ルイズはベッドの横で謝り続ける。才人の心は絶望で満たされ聞こえない。
「食堂からなにか持ってくる」
縛られたまま黙る才人に申し訳なくて、怖くてルイズは側を離れる言葉をさがす。
ルイズの出ていった部屋で才人はひとり泣いた。
部屋の扉が遠慮がちに開く。シエスタが立っていた。シエスタが配膳用の台車をおして才人に近づく。無言で縛られたロープを切り、才人を台車の上に載せる。肌を隠すため白い布が被せられて台車はメイドの寮まで走った。
部屋につくとまず体を拭かれ、新しい服を着せられた。
ベッドに押し込まれ睡眠をとるようにいわれ、そのままに従った。才人は壊れた人形みたいになっていた。
夕方になって才人は目覚めた。知らない天井、知らない部屋、知っているのは横で椅子に座っているシエスタだけ。


75:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 01:53:14 PY+9F486
才人は思い出した。ここに寝ている理由、心が壊れた理由を。だから、だから泣いた、ひたすら泣いた。シエスタはそっと抱きしめてくれた。それでまた泣いた。泣いて、泣いて、少し吐いた。
「もう大丈夫、大丈夫ですよ」
シエスタは側についていてくれて、やさしくしてくれて、安心させてくれた。
もうルイズもアンリエッタも自分を子供を作る道具にしか見ていない、戻れば必ず同じ目に合う。
「俺さ、ルイズに召喚されてこの世界にきてさ、俺なりに何か出来るかを探したんだよ。だから貴族になったし副隊長の話も引き受けたんだ」
シエスタは黙って聞いてくれた。
「それがさ、今度は種馬だぜ?笑っちまうよな?必要なのは種だけで俺は種を維持するだけの存在なわけだ」
窓の外は雨が降り始め、才人の視界も涙でにじむ。
「平賀才人、17歳、初体験、縛られたままで二人から輪姦」
才人は自嘲気味に呟き泣きながら笑う。才人はすでに壊れていた。
シエスタは言葉が出てこなかった。目の前の才人はボロボロで今にも消えそうで、今にも爆発しそうだった。だから抱きしめた。強く抱きしめることしかできなかった。


76:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 01:54:24 PY+9F486
才人のからだにシエスタのからだが密着する。才人のソコは反応し、才人の頭はおぞましい感触の記憶を引きずりだす。
暗い中から黒い何かが頭をもたげる。
それは食欲の形をした何か、性欲の形をした何か、暴力の形をした何かだった。
頭の中はちりちりに焼け付き、ふわふわの高揚感とぴりぴりした冷静さが背骨をぐさりと貫く。
「ああそうか、シエスタも俺の子種が欲しくて側にいるんだっけ」
才人にはシエスタとアンリエッタの区別ができなくなっていた。
「そんなつもりは・・・」
「違わないさ!」
才人はシエスタを引き離し髪をつかんで床に押し倒す。
「子種が欲しいんだろ?くれてやるよ!始祖だかなんだかの血統書つきの子種をな!」
才人はシエスタの上にまたがり服をちぎる。ボタンが床に散らばり、布の破れる音が才人に火をつける。
シエスタの肩が、胸が、臍が、足が露わになる。才人はごくりと唾を飲み込み服を脱ぐ。
「・・・・・・」
シエスタは顔をよこに背けて目を瞑り、抵抗しなかった。
才人の制御できない欲望はシエスタを貫き、荒々しい息だけが才人を支配する。
窓の外は雨が勢いをましていた。部屋の中は雨の匂いと肉と肉を打ちつけ合う音が響く。


77:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 01:55:33 PY+9F486
その行為には情もなく、目的もなく、ましてや愛も存在しない。ただ欲望にまかせた強姦だった。
シエスタは才人が刻みつける痛みに耐えて抵抗しない。胸に才人の涙がぱたぱたと降ってくる感覚も荒い呻きも受け止める。
才人は混乱のなかシエスタの中に欲望を注ぎ込んだ。
才人の熱が急速に冷めてゆく。
「俺・・・俺・・・なんてことを・・・」
投げ出された足、荒い息をする胸、乱れた髪、床に点を作る乙女の証、才人は後退りつまづいてへたり込む。
自分が怖くて、シエスタも怖くて押しつぶされそうになった。
「落ち着きましたか?サイトさん」
破れた服を手で押さえて才人にゆっくり近づく。
「来るな!来ないでくれ!」
才人は部屋を出るべく立ち上がり扉に向かう。
「いま部屋を出ればあの部屋に連れ戻されますよ」
忘れていた。もう自分に居場所などないということを。才人は逃げるようにクローゼットの中に隠れて震えた。
シエスタは才人を救いたかった。許した訳ではないが怒らなかった。クローゼットに逃げる才人は弱った子犬のように震えている。
「男の子でしょ?逃げちゃだめです、サイトさん。」
クローゼットの中の才人を抱きしめやわらかく叱る。


78:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 01:56:39 PY+9F486
「サイトさんはサイトさんですっ!種馬なんかじゃありません!それに、縛られて動けなかったんですからしょうがないんですっ!」
「・・・・・・」
「わ、私のことは気にしないでください!あれは事故ってゆうか・・・いえ、嫌だった訳ではないのですが・・・」
シエスタは顔を朱色にして言葉につまる。
「サイトさん少し乱暴だったし、わたし初めてで・・・わ、わっ何いってんだろ私・・・とにかくっ!あんなのナシですっ!やり直しですっ!」
シエスタは自分で何をいってるのかわからなくなっていた。
「シエスタ、ごめん。助けてくれたシエスタに取り返しのつかないことしちゃった。ごめん。」
冷静になった才人は自分を責め続ける。
「俺、何か償うよ。シエスタのために何か償わせてくれよ」
シエスタの唇が才人の頬をつつく。耳もつついて才人の頭を手でぎゅっと寄せる。
「悪いのはお互い様なんです。ほんとはですね、ミス・ヴァリエールの部屋から追い出された時になんとなく気付いてたんです。だからおあいこです」
才人の唇がシエスタの唇に合わさる。
「・・・ごめん」
シエスタの唇が才人の唇を追いかけまた合わさる。


79:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 01:57:52 PY+9F486
「ふふふっおしおきです。サイトさん」
狭いクローゼットのなかシエスタの唇は才人をつつき、手は才人を撫で続ける。
才人のソコに細いしなやかな手がぎこちなく降りてきて緩やかやリズムを刻み始める。
才人の服の下で自己主張し始めたソコは風に撫でられる柳のようにやさしく揺すられる。
やがてシエスタの手は才人の手を握り、才人の手を胸の双球ヘ導く。吐息まじりの唇が才人の顔、首筋、ついばむ。
才人の手が双球の上で遠慮がちに動く、シエスタのからだに電気が走り熱い吐息が出る。
「サイトさん、大好き」
耳元にきたシエスタの唇は想いを奏で才人の返事を促すように甘く耳を噛む。
才人の答えはすでに決まっていた、才人の腕はシエスタを抱き寄せてシエスタをまっすぐ見つめる。
「俺もシエスタが大好きだ、愛してる」
お互いの唇は相手の形を探るように深く重なり、吐息だけがクローゼットの中の熱を伝える。
「なんだか順番が逆になってしまいましたね」
笑顔のシエスタがそこにあった。才人も恥ずかしそうにつられて笑顔になる。
「シエスタ、さっきのは夢中でなんだか・・・・アレと言うか・・・」


80:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 01:58:56 PY+9F486
才人はシエスタを見つめたまま赤くなり、覚悟をきめた顔にもどる。
「俺、あらためてシエスタを抱きたい」
それは才人の想いであり、覚悟であり、答えであった。才人の目はシエスタからの返事を待つ。
「優しくしてくださいね、サイトさん」
求め合う心は唇を求め重なり、腕はからだを離すまいと力を込める。
「ベッドにいこう」
才人の言葉にシエスタの胸は早鐘を打つ。「はいっ」
朱に染まるシエスタのからだはふわりと浮き上がる。お姫さま抱っこをされていた。
ベッドの上でシエスタは才人の手によってやさしく脱がされる。才人も脱いで二人とも一糸まとわぬ姿になる。抱きあいながらシエスタを見ると頬を少し膨らませていた。なにか言いたい事があるように見つめている。
「さっきみたいに・・・その・・最中に・・・悲しそうな顔で泣くのはなしですよ?」
少し考えた後、言葉は続く。
「無理に最後までしなくてもいいんですよ」
才人は目をそらさない。ただ普通に口づけをして、普通に話すようにシエスタに答える。
「愛しているんだ、シエスタ」


81:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 02:00:07 PY+9F486
その言葉だけで十分だった。
「もう、知らないですよ?わたし心も体も発情しちゃいますよ?」
そんなシエスタの警告は才人の唇によって遮られる。
才人の唇はシエスタの唇を出発点にして耳、首筋、鎖骨を探検しながらおりていく。
才人の唇はそこで何かを発見したように上に遡る。シエスタの腕をあげて唇と鼻をねじ入れる。
かわいい腋毛が生えそろっていた。深呼吸してシエスタの匂いを分析する。ふんわりとしたシエスタの匂いとメスの匂いがエタノールのように才人の頭をゆらす。心地よい匂いを鼻腔に詰め込んで腋毛を舐め擦る。シエスタの成分が才人をくすぐり返す。
才人の唇の旅は左胸に向かう、丸みの突端を中心として螺旋状に登頂を開始する。
唇が先端を征服し、唇ですっぽり覆い、吸う。シエスタの口から はふっと息が吸われて吐息にかわる。
右の胸もかわいそうになり唇は同心円を描いてから先端を吸い、吸ったまま転がす。シエスタの足がもじもじ動く。
先端が硬くなりシエスタがふるっ震えると唇は臍に向かって進路をとる。その窪みは柔らかく窪みに近づくとシエスタは はひゅっと声のような吐息をだす。


82:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 02:01:19 PY+9F486
唇で窪みをつついて背中をなぜるとシエスタのからだがぴょこりと跳ねる。
唇はシエスタの茂みに迷い込む。迷ったついでに鼻を差し込み深呼吸をする。シエスタが声をもらす。声と同時に鼻からシエスタのふんわりした匂いが入り込む。
懐かしいような、やさしいメスの匂いがした。舐め擦るとシエスタの腰が かくりと引っ込んだ。
唇の旅はシエスタの茂みの下へと降りていく、ソコにはオンナノコの証が唇を出迎えた。ソコの小突起は恥ずかしそうちょっとだけ頭を見せてはにかんでいる。唇は小突起に軽く挨拶をするとシエスタが声をもらして腰をねじる。
お礼に小突起を下から上に舐め擦るとシエスタの吐息は大きくなった。
嬉しくなって下に進み深い洞窟に舌を差し込むとシエスタのクレバスが開き始めた。
洞窟からのシエスタの匂いが濃くなってゆき、洞窟のすぐ上にある小さな穴をついばむころには甘い匂いにかわっていた。
もう一度小突起へ軽く挨拶するとまた腰が かくりと引っ込む。
楽しくなって吸ってあげると、小突起が顔を出す。仲良くなろうと思い円を描くように舐め擦るとシエスタは少し大きな吐息をあげて茂みと洞窟からメスのタンパク質の匂いを出す。


83:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 02:02:33 PY+9F486
唇はさらに下ろうとするとシエスタの手が遮る。その下の洞窟はだめらしい。諦めてオンナノコの証の周りをくるくる旅をして背中に向かい、道を探すと真ん中に道を発見した。
でこぼこした骨の道はつるつるの肌で舗装されて、ゆっくりと進むとシエスタは魚のように跳ねた。
唇は首筋へ戻り、匂いが強くなったのを満足そうに確認してからシエスタの唇へ戻る。
シエスタはとってもだらしないかわいい顔で涙ぐんでいた。
「サイトさんのいじわるっ」
シエスタは赤くなっていた。少しだけ反省して足を開いてあげて腰を近づけると入り易いようにシエスタの腰も角度を調整してくれた。
クレバスの潤滑油は白い潤滑油になっていた。才人のソコがあてがわれると抵抗を感じながらも ぞぶりと入った。
シエスタは少し痛そうな顔をしたが、しばらく動かないで待っていると大丈夫といって口づけをねだった。
才人のソコはシエスタを気遣うようにゆっくりと浅く動く。シエスタもそれにならって腰を動かす。ゆっくり、ゆっくり。
「ふぅぅぅうんんっっんんっっはぅっ」
シエスタのからだが硬直し震える。
シエスタは急に毛布で顔を半分だけ隠して真っ赤になってる。


84:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 02:03:51 PY+9F486
「もしかして・・・・・?」
才人の問いにシエスタはこくりと頷く。
シエスタは才人が自分のために一心不乱に腰を使っている姿に心と体が反応していた。軽い絶頂に浸っていた。
「次に気をやる時に いくって言って教えて」
才人はシエスタをいじめたくなっていた。
「だめですっ!女の子のはしたない所をみたいだなんて趣味わるいですっ!」
才人は絶頂に達したシエスタをもう一度見たかった。
「はしたなくなんてないよ。シエスタの最もかわいくて最もきれいな瞬間じゃないか!」
シエスタは はうぅと呻き毛布の盾を解いて才人に従う。
「わたしだけ見られるのは嫌ですっ!サイトさんの瞬間を見ますからねっ!」
シエスタは手を頭の後ろに置き、腋毛を見せつけ、腰をくねり抵抗した。
シエスタのソコは先ほどの絶頂で充血して膨らんでいる。才人はソコが柔らかく熱くなったように感じた。
才人のソコは浅いストロークを数回繰り返し、たまに一度奥深くまで届くストロークを刻む。どうやらシエスタは気に入ってくれたらしい。


85:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 02:04:59 PY+9F486
始めはゆっくり5回浅く1回深くのストロークはだんだんと速度をあげて9回浅く1回深くのストロークにかわる。シエスタの腰もそれについてくる。
すごく気持ちよかった。お互いに好き合ってるとここまですごいのかと思った。
シエスタの息が荒くなる。才人はシエスタの限界をソコの搾り具合から察する。絶頂の瞬間が近い。
シエスタも才人の絶頂を見逃すまいと目を開けてソコを揺すり続ける才人を見る。
荒い息のシエスタがついに才人を喜ばせる。
「いくっサイトさんっっ いきますっみててください」
才人も限界だった。
「おれも・・・・いくっ」
才人は精を打ち込みながらシエスタを見る。シエスタの瞳孔か少し広がり、虚ろな目になり荒い息を繰り返しながら腰を前に何度も突き出していた。
腰の動きはシエスタの意志で動いてないらしく、才人の精を奥深くで受け取るための前後運動と搾り方だった。
シエスタの絶頂姿はかわいくて、いとおしくて、はしたなくて、きれいだった。
シエスタも才人の精を打ち込む姿を真っ赤な顔で絶頂に震えながら見つめている。
二人はお互いに目を開けたまま絶頂を迎え、その姿を見せっこしながら果てた。


86:オトコノコの役割 ◆manko/yek.
06/11/23 02:06:03 PY+9F486
「女の子の体に変な癖をつけないでください」
並んで寝てしるシエスタは頬を染めて抗議する。
才人は無言で手をオンナノコの部分をつつくとシエスタは電気が走ったように ぴくんと跳ねる。
シエスタはそんな才人を甘く優しく睨む。
才人もえへへと笑って応える。
「俺、シエスタを幸せにする。幸せにして俺も幸せになる」
それは才人の辿り着いた答えだった。
「タルブに行こう、シエスタ。二人で幸せになろう!」
シエスタの目が潤む。
「はいっサイトさん」
二人の唇は重なり、シエスタの熱い涙は才人の頬に移り想いを伝える。
窓の外は雨があがり、星がきらめき始めていた。



数年後、タルブの村のはずれの葡萄畑の丘に二人はいた。
「何事にも限度はあると思うんです」
嬉しそうにあきれるシエスタ。
「すまん」
全然すまなそうに笑う才人。
葡萄畑には二人の子供が9人。
「10人目だそうですよ」
シエスタはお腹をさする。
才人も楽しそうにお腹をさする。
「シエスタ」
「はい?」
「いま幸せか?」
シエスタは満面の笑みで才人を見つめ答える。
「はいっとっても幸せです」
才人もシエスタも嬉しそうに笑う。
「俺もだ、シエスタ」
葡萄畑に吹くそよ風は青い空から二人とその子供たちに微笑んでいた。



おしまい

87:あとがき ◆manko/yek.
06/11/23 02:07:14 PY+9F486
オトコノコの役割

この物語はこれでおしまい。
次の物語は、またいづれ。


それではっ

88:名無しさん@ピンキー
06/11/23 02:08:03 kdS/cD+q
おお、珍しきかな黒アンさまだーと思ったらあまり活躍しなかったのがちょっと残念だけどGJ!!
原作でもブリミルさまの扱いがどうなるのか気になるところだなぁ…

89:名無しさん@ピンキー
06/11/23 03:25:34 gviSOtz4
投下乙です。


このサイト&シエスタは一見ほのぼの幸せ一杯に見えるけど、
一方で、トリステインとラ・ヴァリエール公爵領は滅ぼされてるのかもねw

90:名無しさん@ピンキー
06/11/23 03:28:39 caed3ZY4
サイト……アンタ立派に種馬だよ……(笑

91:ルイズと不思議な女神像 ◆manko/yek.
06/11/23 08:04:29 PY+9F486
ルイズと才人の部屋の床に膝丈ほどの女神像がおいてある。少し汚れている木製の女神像は、まるでお土産屋の売れない像みたいな印象を受ける。
才人は像の前で胸をはり、偉そうに命令する。
「俺に空を自由に飛ぶ力を与えろ!」
女神像の前で偉そうにする才人にルイズとシエスタは怪訝な顔をする。
「その願い、叶えてつかわす」
女神像の目が緑色の炎を灯し、声がする。
女神像が静かになり、あたりは気まずい空気が流れる。
「で?」
「なんですかこれ?」
ルイズもシエスタも才人をせつない目でみている。
才人はコホンと咳払いをして説明する。
「コルベール先生が秘境で見つけてきた女神像で、命令を与えると像の中の風と火の魔法が喋らせたり、光らせたりするマジックアイテム・・・らしい」
ルイズは言ってはならない言葉を吐く。
「何の意味があるの?」
シエスタは才人の頭が沸いたと判断して水を汲みに出ていった。
「ルイズ、男というものはな、光って喋るおもちゃにロマンを感じるモノナノデス」


92:ルイズと不思議な女神像 ◆manko/yek.
06/11/23 08:05:15 PY+9F486
才人は得意気に語り出し、満足した顔で女神像に命令する。
「ルイズの胸を大きくしろ!」
「その願い、叶えてつかわす」
女神像は光るが おもちゃなのでルイズの胸に変化はない。
「犬」
「わん」
ルイズの胸に変化はなかったが、才人の顔はボコボコに変化した。
「犬、そのガラクタを早く捨ててきなさい」
「・・・・・」
才人はしょんぼりしながら女神像を抱える。ルイズはどす黒いオーラを女神像にむけていた。
シエスタが水を抱えて戻ってきた。
才人の抱える女神像に命令する。
「サイトさんをわたしの旦那様にしてください」
「その願い、叶えてつかわす」
ルイズはにやける才人を蹴飛ばしてから女神像に命令する。
「わたしの胸を大きくしなさい」
「・・・・・」
女神像は少し遅れ喋り出す。
「汝は願う者か、ならば使い魔と願う者の契約により その願い、叶えてつかわす」
女神像は今までとは違う言葉と光りを放つ。像から風が吹きルイズを囲む。光りは女神像を抱えた才人を包み、まばゆく光る。
風も光りもおさまった後、才人とシエスタは驚いた顔でルイズを見る。
ルイズの胸は大きくなっていた。


93:ルイズと不思議な女神像 ◆manko/yek.
06/11/23 08:06:03 PY+9F486
「な、な、な、なによこれ」
願ったルイズも驚いている。
「ミス・ヴァリエール!胸が・・」
「ルイズ!大丈夫か?」
ルイズの胸は本物だった。
「サイト、女神像を抱えてなさい、もう一度やってみるわ」
才人も頷き従う。
「わたしの背丈を高くしなさい」
「その願い、叶えてつかわす」
言葉は戻ったが、ルイズの願いは叶った。
「ルイズ!背が伸びたぞ」
ルイズの背丈は才人と同じくらいに伸びていた。
「これさえあればわたしは無敵だわ!ふふっふふふふ」
ルイズはもうガラクタを捨てることはしなかった。
その日からルイズは変身した。
「魔法を使えるようにしなさい」
「お小遣いを出しなさい」
「ルーレットで勝てるようになりたい」
「メイドが長期里帰りするようにしなさい」
「クックベリーパイを山ほど食べたい」
「お父様に認められたい」
才人もあきれるくらいの願いをすべて叶えた。
ルイズは魔法学院の優等生でアイドルでプリンセスになっていた。
カッコ良くて、かわいくて、美人で、運動神経抜群で、その上魔法は四大系統すべてスクエアクラス。それは生ける女神そのものだった。


94:ルイズと不思議な女神像 ◆manko/yek.
06/11/23 08:06:58 PY+9F486
そんな時、デルフリンガーが才人を問いただす。
「なぁ相棒」
「なんだよ」
「相棒、なんか隠してるだろ」
「なんも隠してないぞ」
あぁとか うぅとか考えてからデルフリンガーは一番聞かなければならないことを聞く。
「願いを叶える魔力はどっから引っ張ってくんだろうね」
「・・・俺が知るわけないだろ」
「女神像が願いを叶えれば叶えるほど相棒の魂が薄くなっているのはなぜなんだろうね」
「・・・・」
「相棒、悪いこといわねぇ、貴族の娘っ子に正直に話しなよ」
才人は黙ってデルフリンガーを鞘に納めて会話を終わらす。
才人が部屋に戻るとルイズが退屈そうにベッドに寝そべって頬づえをついている。
「どうした、退屈そうにして」
ルイズはなんだかご機嫌斜めだった。
「なんだかわからないけどつまんなくなっちゃった。おかしいよね、魔法も胸もあってメイド追い払って叶う願いは全部叶えたのにね」
ルイズは寂しそうに笑う。才人も複雑な顔をする。
「われに願え!願う者よ、退屈をしのぎたいと」
女神像が自分からルイズに話しかける。
ルイズは驚いていたが女神像に命令する。


95:ルイズと不思議な女神像 ◆manko/yek.
06/11/23 08:09:53 PY+9F486
「退屈をしのぎたい」
ルイズの部屋には踊る人形や様々な本、パズルなどの退屈をしのぐ道具で溢れかえり、才人はからだを半透明にさせて倒れた。
「サイト!どうしたの?なにがあったの?ねぇ答えて!!」
才人は半透明になった手を振ってなんでもないと言うがルイズは信じない。
デルフリンガーが鞘から顔を出して叫ぶ。「貴族の娘っ子の願いが相棒の存在を消しているんだ。相棒!本当のことを言え!このままじゃ存在そのものが消えちまう!」
才人は気まずい顔で黙っている。
「サイト!正直に言いなさい。勝手に消えるなんて許さないんだからっ」
「・・・・」
「サイト!!」
才人はしぶしぶ口を開く。
「ルイズの願いが叶うたびにルイズがすごく嬉しそうにするから黙ってただけだ」
ぶっきらぼうに言って才人は砂人形のように消えた。


96:ルイズと不思議な女神像 ◆manko/yek.
06/11/23 08:10:45 PY+9F486
ルイズはいままで叶えた願いの愚かしさに気づいた。願いを軽々しく口した自分を呪った。
「われに願え!願う者よ、世界を手に入れたいと」
「サイトを返して」
「なぜだ!世界を手に入れれば贄の存在以外はどんなものでも自由になるのだぞ?富も名声も命さえも!そなたは世界をいらぬと申すかっ」
「そんなものいらない!いままでの願いを返すからサイトを返して!!」
「・・・・愚かなり、願う者よ!使い魔一匹のために世界を捨てるとは・・・そなたは胸も背も魔法もいらぬと申すかっ」ルイズは才人の消えた床に爪をたてて泣き叫ぶ。
「サイトを返して!胸も背も魔法もいらない!世界もいらない!なにもいらない!サイトを返して!」
女神像は少し黙った後、寂しそうに答える。
「そなたの願い、返してつかわす」
風と光りはルイズと部屋に満ち溢れ、静かになった時には才人がルイズの側に倒れていた。


97:ルイズと不思議な女神像 ◆manko/yek.
06/11/23 08:11:30 PY+9F486
ヴェストリ広場にあるベンチに才人とルイズが座っている。
「なぁルイズ」
「あによ」
「なんでもとに戻ったんだ?」
ルイズは才人を見ないで言う。
「いらなくなっただけよ」
「そうか・・・もったいなかったな」
「いいのよ。本当に欲しいものはもう手に入れてるの、だから いらないの」
才人は不思議そうに顔をかしげる。
「本当に欲しいものってなんだ?」
「し、知らないわよ!!ばか犬っ」
ルイズは真っ赤になっているが才人に見られないように横を向く。
「ルイズ」
「あによ」
「今のルイズでもさ、その・・・いいと思うんだ。たまにキスしたくなったり・・・とかするから」
「サイト」
「な、なんだよ」
「その願い、叶えてつかわす」
二人はまわりに人がいないのを確認してから・・・・・軽くキスしてうつむいた。



おしまい

98:あとがき ◆manko/yek.
06/11/23 08:12:33 PY+9F486
ルイズと不思議な女神像

この物語はこれでおしまい。
次の物語は、またいづれ。


それではっ

99:名無しさん@ピンキー
06/11/23 11:49:09 su5LrQTW
地獄先生ぬ~べ~の龍宮童子を思い出した
こういう話好きです><

100:おねしょタバサ ◆qrZtCzv0Ak
06/11/23 15:33:33 Kw55qrZE
ラグドリアンの湖畔、一人の少女が水遊びをしていた。
その少女の両親だろうか。二人の男女が岸辺に座り、優しい面持ちで愛おしそうに少女を見つめている。
季節は夏。
太陽の光が水面に反射して、キラキラと輝く宝石のような輝きを見せている。
膝上まで水に浸かり涼を感じている少女は、その宝石を両手で掬い上げると、満面の笑みを浮かべた。

「母さま、母さまもこっちへきてー」

はしゃぎながら岸辺に居る両親を呼ぶ。
母さまと呼ばれた少女と同じ青い髪の女性がすっと立ち上がり、少女のほうへ近づいていった。
パシャパシャと音を立て、水を掬って遊ぶ少女。近寄ってくる母にこの水をかけたら、どんな顔をするだろうかと思っていた。

青髪の女性は、近づいた少女の横をそのまま通り過ぎ、湖の中へと足を進めていく。
「母さま?どこへいくの?」
少女が不思議そうに女性へ目をやる。
「母さま、そっちは深いから危険よ、母さま」

少女の言葉が聞こえていないかのように、女性は湖の中へと向かっていく。すでに体は腰まで水に浸かっていた。
「父さま!母さまがっ!」
岸辺に居る父のほうを振り返り、助けを求めようとしたが、そこに父の姿はない。
ならば自分で、と思ったがどうしてかその場から足が動かない。
「父さまっ、母さまっ!ダメッ!行っちゃダメ!!母さまっ!!母さまぁ!!!」
その時だった。ずっと静かだった水面が突然渦を巻くようにうねりだし、高い波が少女を襲う。
少女は波に攫われ、水の中へと引きずり込まれていった。




101:おねしょタバサ ◆qrZtCzv0Ak
06/11/23 15:34:43 Kw55qrZE
そこでタバサは目を覚ました。
ここはトリステイン魔法学院の宿舎。窓から差し込む日差しが暑い夏。
夏季休暇真っ只中の本日、タバサは自室のベッドでうたた寝をしていた。
昔の両親との楽しかった思い出を夢に見ていたのだが、途中からそれは悪夢となってしまった。
けれど懐かしかった過去を久しぶりに思い出し、ふっと一息ついて起き上がる。が、そこで自分の下半身をみて愕然とすることになる。
敷布団には地図が出来上がっていた。

(ううう、うそ!お、おねしょ………しちゃった?)
あたふたと周りを見回すタバサ。近年稀に見る彼女の慌てぶりだった。
(おおお、落ち着いて、まず着替えて、それから布団を乾かせば――)
スカートを脱ぎ、下着を履き替えたところでドアがノックされた。

「今日も暑くって嫌になっちゃうわよね。タバサ、いつもみたいに、つめたーい風を吹かせてちょうだい」
ノックに対する返事も聞かないうちに、声の主であるキュルケがドアを開ける。
そこからが早業だった。
タバサは敷布団の地図を、暑いから掛けないでたたんでおいた掛け布団で隠し、一瞬でドアの前に立ちはだかる。
「あら、ずいぶん珍しい格好してるわね」
「あ、暑かった」
上着とマントは羽織っているのに、下は下着のみという格好にツッコミがはいる。
対するタバサの言い訳も苦しい。
「まぁいいわ、お邪魔するわ――ってなによ」
タバサはキュルケの体を抑え、部屋の外へ押し出してドアを閉める。
「今日はあなたの部屋」
「へ?私の部屋?珍しいわね」
「た、たまには気分転換」
「別にいいけど、あんたその格好で来る気かしら」

タバサは部屋に戻りドアを閉めて、わざわざ鍵をかけてから別のスカートに履き替えて外に出る。さっきまで着ていた物は床に脱ぎ散らかしたままだ。
部屋の前で待っていたキュルケが、ドアの隙間から目ざとくそれを見つけて言う。
「スカートあのままだとシワになるわよ」
いいから、とキュルケの背を押し、キュルケの部屋へと向かっていった。


102:おねしょタバサ ◆qrZtCzv0Ak
06/11/23 15:36:18 Kw55qrZE
「バカ犬ぅぅ!待ちなさい!!!」
ドゴーンという爆発音が廊下に響き渡る。
この学院では日常の事。
いつものようにシエスタと話をしていた才人を、いつものように誘惑するシエスタを見たルイズが、いつものように誤解?して、いつものように追い回している光景。
このままでは命が危ないと思った才人は、目の前にあった扉の中へ逃げ込んだ。
「まったく!どこいったのかしらあの犬!」

扉の外をドタドタと足音が通り過ぎるのを聞いて安堵し、周りを見回した才人は、ようやく自分が誰かの部屋に逃げ込んだことに気づいた。
その部屋は、本棚の本や机の上はきれいに整頓されているのに、床には衣類が散らかっている。
床に放置してあるスカートと下着を畳もうと手に取る。悲しいことに、乱れた衣類はきちんと整頓する癖がついていた。
「なんだこれ、濡れてんじゃん」
手に取ったそれがまだ濡れていることに気づいた才人は、とりあえず干すことにした。
スカートが局所的に濡れているのが気になったが、窓の近くにあるロープにそれを干す。
ふと、部屋を見回すと布団が乱れているのが目に付いた。
普段からルイズの雑用をこなしている才人には、部屋の散らかりは気になるのだ。
「ったく、布団くらいしっかりたためよ」
まったく貴族ってやつは、などとブツブツと文句を言いながら、見知らぬ部屋を整えていく。
掛け布団をきれいにたたみ、ベッドから降ろすと、そこには地図が描かれていた。

ナンデスカ、コレハ
地図?うん、俺は過去にこれによーく似た地図を見たことがある。っていうか描いたことがある。
その地図が母親に発見されたときは、叱られたっけなぁ……
つまり、これは、いわゆる『おねしょ』ってやつじゃありませんかぁ!?
おいおい『おねしょ』ですかっ!俺だって小学校に上がる頃にはもう『おねしょ』なんてしなかったのにぃぃ!
いい歳してまだ『おねしょ』しちゃうんですかぁぁぁっ!!さっすが貴族様はやることが違う!そこにしびれるぅ!憧れないぃぃぃ!!
これは部屋の主が誰なんだか、是非とも調べなければならない!これは俺に課せられた最優先任務であります。

ガチャ
そんなことを考えているサイトの後ろから、扉が開く音がした。
そこに立っていたのは、よく知っている青髪の少女だった。それを確認して才人はフリーズした。


103:おねしょタバサ ◆qrZtCzv0Ak
06/11/23 15:37:49 Kw55qrZE
部屋に戻ると、ルイズの使い魔がいた。
何で彼が部屋に居るのか分からない。分からないけど――っ!
部屋の中で小躍りせんばかりにはしゃいでいた彼は、私と目が合うと固まった。
 
「あ、あの、タバサさん?これはですね、ルイズに追われていまして、それでたまたま逃げこんだ部屋がここでして」
しどろもどろと言い訳をする才人を無視して部屋を見回すと、脱ぎ捨てておいたはずのスカートと下着が干されている。
一応聞いておいてあげよう。

「見た」

「み、見てない!地図なんて見てない!――あっ!」

掛けておいた布団も捲られている。ふーん、全部見ちゃったんだ。
手に持った杖に力をこめて詠唱を始める。危険すぎで、これまでに唱えたことのない魔法、確実にサイトは始末する。
「ちょ、落ち着けタバサ!おねしょくらい誰でもしたことあるって!おねしょなんて気にすんなよ!誰にもおねしょのことは言わないから。無断で部屋に入ったことも謝る、許して。ね?お願い」

おねしょおねしょと連呼するサイトめがけて、私はありったけの魔法を打ち込んでやった。

「ぎゃあああああああああああああ」


104:D_K ◆qrZtCzv0Ak
06/11/23 15:40:17 Kw55qrZE
どうにも変態チックな小説ばかりでごめんなさい。

タバサはお漏らしっ娘!

いや、ほんとごめんなさい。

105:名無しさん@ピンキー
06/11/23 16:11:27 2pTI7AUh
>>104
…すごく、いいです。

106:名無しさん@ピンキー
06/11/23 17:27:48 e9XnpC/z
もっとお漏らしを・・・


107:名無しさん@ピンキー
06/11/23 18:03:21 kdS/cD+q
なんでこのスレに居る人たちは天才的発想の持ち主ばっかりなんだろうw

108:名無しさん@ピンキー
06/11/23 18:26:11 VU7slAT2
類は友を呼ぶと言ってだな・・・w

109:tomo
06/11/23 19:18:20 vL25eGWd
俺の存在もう忘れてるかもしれないけど……新作投下します。

110:ルイズ×サイト1/2
06/11/23 19:22:14 vL25eGWd
 月が綺麗な夜だった。地球とは少し違う星空も、最初に比べるとほとんど違和感がない。段々とこの世界に、順応してきているという事だろうか。
 黒い空に浮かんだ二つの月が、今は何故か哀しく見える。
 そういえばルイズに無理矢理召喚された夜、赤と白の二つの月を見つけて、この世界に来て初めて泣いたんだっけ。それからフーケやワルドが現れて、悲しむ暇も与えられない日々が続いて。
 まったく、何してるんだろう俺。
 地球にいた頃から、才人はあまり物事を深く考えない質だったが、どうしてだか今夜は憂いを帯びた思考が止めどなく溢れ出てくる。
 伝説の使い魔にも、こんな日があってもいいよな。心を整理するのも大事だもんな。
 自分を納得させるために、そんな言い訳をつく。
 森の方角から冷たい風が吹き、やさしく頬を撫でてきた。ベランダに出てからどれくらいたっただろうか。手すりを掴んでいる指先は、もう芯まで冷え切っている。
 今のトリステインは日本の季節でいったら、まだまだ冬の肌寒さが残る初春といったところだ。
 はぁ、と白い息を両手に吐く。
 何故か今日はひどく日本が恋しかった。
 ホームシックというやつだろうか。
 才人は瞳を閉じて日本にいたときのことを思い浮かべた。
 友人とバカをやってたときのこと。好きな娘に振られて落ち込んでいたときのこと。ケンカで負けて泣いていたときのこと。
 全てが懐かしい。
「帰りたい……」
 才人は自然とそう呟いていた。
 声に出してみるとその欲求がおさえきれなくなってくる。
 こうなったのは全てあいつのせいだ。才人は眉間に皺を寄せ、呼吸を荒くする。
「ルイズ……」
 憎しみを隠しもせずに呟く。
 部屋には鬼のような形相をした才人一人だけが佇んでいるだけだった。

111:ルイズ×サイト2/2
06/11/23 19:24:43 vL25eGWd
 ベッドにはルイズと才人が横になっていた。互いに背中を向けて、視線を合わせないようにしている。
 才人とがルイズのほうを向くと、ベッドの軋みで才人とが自分の背中を見ていることがわかるらしく、な、なに見てるのよ、とルイズは怒りだす。だからいつもこの格好で寝ることになる。
 目を閉じながら、才人は耳をすましていた。
隣で寝ているルイズの寝息を聞いて、才人はいやらしい笑みを浮かべた。
 才人はある計画を立てていた。
 もう限界だった。ルイズのいいなりになるのは。なにが使い魔だ。
 こっちはお前のせいで無理矢理日本から連れ出されたんだぞ。
 だからルイズを犯してやろうと思った。
 隣で寝ているまだ幼い体をしているルイズを、才人は無感動な瞳で見つめた。
 今から、この肢体を俺が犯してやるのだ。
 その行為をしているところを想像すると、まだ何もしていないのにアレがそそり立ってきた。
「そろそろやるか……」
 才人は起き上がって、ルイズの上に覆い被さった。起こさないように慎重に。
 徐々に顔を近付けていく。鼻にルイズの息がかかる。
 才人はルイズの唇をなぞるように舐めた。しっとりとした淡い桃色をした唇が開かれて、吐息に似た寝息が漏れる。
 一瞬起きたのかと思ったが、まだルイズのまぶたは閉じられていた。
 今度はついばむようにルイズの唇を吸う。唇はスライムのように形を変え、マシュマロのように柔らかかった。
 舌の先を使ってルイズの唇を割る。唇は抵抗もなく開いた。

112:tomo
06/11/23 19:25:46 vL25eGWd
一見鬼畜物のようですが、次から純愛になっていきます。
皆様から忘れさられないようにちょくちょく更新していきます。

113:名無しさん@ピンキー
06/11/23 19:31:21 1WPU6+5V
寝たふりルイズが遂にきたか!!!
楽しみに待ってるよー
>>108
類はtomoを呼(ry

114:名無しさん@ピンキー
06/11/23 19:46:57 gviSOtz4
>>104
今度は、おねしょしないように、サイトが夜中にタバサをトイレに連れて行くSSをば。
もちろん体位はサイトが後ろからタバサの膝を抱える格好で。


「ほら、タバサ。おねしょしないように、しーしーしましょうねーw」
「…………(/////)」
「(お姉さま、おしっこさせてもらってるの。顔真っ赤なのー。きゅいきゅい!)」

115:名無しさん@ピンキー
06/11/23 20:00:13 MhLWJDg2
いや、いっそのこと飲んじゃうわっ!やめろなにおhかjおlじょrn

116:名無しさん@ピンキー
06/11/23 20:47:20 3gcpSWY0
今日は勤労感謝の日か…
とりあえず労わるならシエスタか?

117:名無しさん@ピンキー
06/11/23 21:16:08 kdS/cD+q
>>112
ここからどう大逆転していくのかhxhxして待ってます。
>>113
誰がうまいことを言えと(ry

118:名無しさん@ピンキー
06/11/23 21:25:22 f7oo/IDm
>>116それはどちらがいたわれるのか?
サイトが勤労者でシエスタが嫁なら裸エプロンで
「お帰りなさい!いつもお疲れ様です!」
と片手でおたまを持ったまま玄関に来て、
「お風呂?ご飯?…それとも私?」
と満面の笑みでなすがままにされる事を望むシエスタ。床上手。

…誰か止めてくれorz

119:名無しさん@ピンキー
06/11/23 21:45:55 kdS/cD+q
>>118
>「お風呂?ご飯?…それとも私?」
一緒にお風呂に入りながらお酌をしてもらって、最後は(ryとかべたなことを想像してしまった責任をどう取ってくれるッ
>…誰か止めてくれorz
立ち止まる理由がどこにあるというのだねッ?!
さぁ続きを(ry

120:純愛センター
06/11/23 22:09:09 N3Z4Crs7
流れ切るようですまない…

投下する

121:純愛センター
06/11/23 22:13:18 N3Z4Crs7
ギーシュは屍と化していた
前にモンモラシーに秘密で後輩に手を出したことをダシにされ、精神力を限界以上に使わされたのだ
「ほら、早く練成しなさいよ!」
「も、もう無理だっ…」
ルイズはこれまでサイトに向かっていた、溜まりに溜まったドSっ気をギーシュへ発散しまくっていた
「へー。モンモラシーにバラしても良いのね?」
そんなことをされたら今以上にヒドい目に会うだろう
「わ、わかった!わかったからそれだけは…」
「ならさっさと仕事する!」
ギーシュは文句を言いながらも協力を惜しまなかった
シエスタからルイズの記憶からサイトが消えてしまったと聞いた時は出来るだけ触れないでおこうと思ったが、そのルイズがサイトを探すと言ったのである。協力しないわけがない
「まったく…彼も果報者だね」
「いいからさっさと呪文を唱える!」
ルイズの鞭が生物のように襲いかかる
「ギャァァァァ!!!!」
ギーシュの夜は長い…


サイトは森から戻っていた
「サイト」
ティファニアが声をかけて来た
「どうしたの?テファ」
「実は…いつも来てくれていた商人さんが急に倒れちゃったらしくって」
「えっ!?大丈夫なの?」
「うん、ただ少しの間来れないみたいで…」
ティファニアの村は食料や日常生活に必要な物の殆どをその商人から買っていた
「だから街まで買い物に行かなきゃいけないんだけど…」
サイトはティファニアが言いたいことを理解した
「いいよ、オレが行く!」
ティファニアはハーフエルフである。街へ出ていけば何をされるかわからない
かと言って子供達に街まで行かせられるハズもない
「本当!?」
「うん、やることっていっても剣の修行しかないし」
「じゃあ明日、サウスゴータまでお願いね」
「わかった」
運命の歯車は動きだす…

122:純愛センター
06/11/23 22:15:34 N3Z4Crs7
「で、できたぞぉ…」
ルイズの脅迫と鞭を体に受け満身創痍の中、ギーシュは樽三本分のガソリンを完成させた
「ありがと、助かったわ」
ルイズは素直にお礼を言った
「まったく…これで見つからなかったら君を呪うからね!」
「大丈夫。必ず見つけるから!」

できたガソリンをゼロ戦の中に入れる
「入ったわよ!シエスタ」
「わかりました。エンジンをかけるので乗って下さい!」
ルイズは操縦席の後ろに乗り込んだ
「ミス・ヴァリエール、エンジンをかけるので魔法でプロペラをお願いします」
ルイズは軽くルーンを描きプロペラの前の空間を爆発させプロペラを回転させる
それを見てシエスタは操縦桿を握る
「さぁしっかり捕まってなよルイズ!」
口調がおかしい…
「シエスタ?」
「この振動…この緊迫感…私はこのために生きている!」
「ちょ…落ち着きなさいよ!」
「私は風よ!!風になるのよ!!」
「待ちなさい、ってキャー!!!!!」
二人を載せたゼロ戦はアルビオンへ向かって空に飛んだ
ルイズの悲鳴とシエスタの狂声を発しながら…

123:純愛センター
06/11/23 22:18:05 N3Z4Crs7
あと四回くらい更新で終わるかと…
空気読まないで長編純愛物でスマソ…

もう少し続くが我慢して見てくれると嬉しい

124:名無しさん@ピンキー
06/11/23 22:23:35 j2QBEVfV
GJ

125:借り物競走~シエスタのばあい~ ◆mQKcT9WQPM
06/11/23 22:24:55 qOP949IM
最初にお題の封書の載った机に辿り着いたのは、シエスタだった。
野良で鍛えた足腰の強さは伊達じゃない。
長い赤いハチマキが一陣の風となり、地を駆ける。
並み居る貴族や一般参加者を尻目に、堂々の一位である。
それに、今日はなんだか体が軽い。
この衣装のせいもあるだろうけど…。
サイトさんと一日むにゅれる。
それだけでシエスタのハートは臨海まで熱く燃え滾っていた。
シエスタは、並んだ封書の中から一つを取り上げ、その中身を取り出す。
その紙には。

『愛』と一言、認めてあった。

「あ…愛って…」

呆れ返るシエスタに、次々と後続が追いつく。
二番手の男子生徒が封書を開け、目を点にした。

「『若さ』?
 『若さ』ってなんだ!?」

そして、ライバルたるルイズもそれに続く。
封書を開けて、目を点にしている。
次の瞬間、顔を真っ赤にして怒鳴った。

「誰よ、こんなお題考えたのっ!」

…どうやら、お題の内容に制限はないらしい。
出題者のセンス次第では、とんでもないお題を引かされているらしい。
…でも、『愛』、ですかぁ…。
しかし、シエスタはすぐに思いついた。
…ちゃーんす!

126:借り物競走~シエスタのばあい~ ◆mQKcT9WQPM
06/11/23 22:26:25 qOP949IM
「…で、あの、シエスタさん?
 こんな所まで俺を連れてきて一体何を」

私は、会場のすみっこで応援してくれていたサイトさんを発見すると、問答無用で塔の影の暗がりにサイトさんを連れ込んだ。
…もちろん、『愛』を借りなきゃいけないから。
やましいところなんてこれっぽっちもないです!

「あああああのですね!借り物競走のお題が『愛』でして!」

私は証拠とばかりに、『愛』と書かれた札をびしっ!とサイトさんに突きつける。

「あの…えと…」

サイトさんは照れたようにぽりぽりと頬を掻く。
…こ、この反応は…期待、していいんですか…?

「俺、字、読めないんだけど…」

…そうでしたねー。サイトさん字読めないんでしたっけねー。
…はぁ。
私はお題の紙を今一度指差して続けた。

「ここに!『愛』って書いてあるんです!
 …つつつまり、愛を借りていかないといけないんですよ!」

つまり愛は愛ってことで。
愛しあった結果ってことで。
そういうわけですから!サイトさん!
私は期待に満ちた目でサイトさんを見つめる。
ついでに、前かがみになって、衣装の隙間から胸の谷間をサイトさんに見せつける。
これでどーだっ!

「…え、えっと…。どうすればいいのかな…?」

よぉし目がすけべモードになったっ!
あと一押しっ!
私はおもむろにサイトさんに抱きつくと、その耳元で囁いた。

「サイトさんの思ってること、そのままぜーんぶ、してください…」

サイトさんの喉がごくりと鳴る。
次の瞬間、私は日陰の草の上に押し倒されていた。
もー、サイトさんのえっち♪

127:借り物競走~シエスタのばあい~ ◆mQKcT9WQPM
06/11/23 22:27:19 qOP949IM
…断っておくけど、俺は悪くない。
これは借り物競走のお題だからして。
シエスタに『愛』を授けなければならんわけだからして。
塔の暗がりでシエスタを押し倒して、体操服を下からたくし上げて、背後から手を回しておっぱいを揉んでいても。
何の問題もないわけで!!

「あ、あの、サイトさん…」

俺の腕の中で荒い息を吐きながら、シエスタが俺に語りかける。
あ、あれ?や、やっぱマズかったですか?
しかしシエスタの言葉は、俺の予想の斜め上を行っていた。

「あ、あんまり激しくしないでくださいね?
 …こ、声、抑えられなくなっちゃうから…」

言ってシエスタは、胸の先端を揉んでいる俺の右手に優しく口付けした。
おっけえええええええええ!!
全力で!!
激しくしちゃうっ!!
俺はシエスタをそのままひっくり返すと、シエスタの膝の裏に両手を当てて、腰を浮かさせる。
俗に言う、『まんぐり返し』という状態であるっ!

「あ、や、恥ずかしいっ…」

ぶるまに包まれた下半身の向こうからシエスタの抗議の声が聞こえるけど。
聞こえません。
ていうかむしろそんな声出されると、余計にいぢめたくなっちゃいます。
俺は、シエスタの汁をたっぷり吸った紺色のぶるまに鼻と口を埋めて。
思いっきり、吸った。

「や、だめ、そんなのっ」

シエスタの羞恥に染まった声が、ぶるま越しに聞こえる。
正直たまりません。
俺はシエスタの声を完全に無視し、口で汁をすすり、鼻で匂いを楽しむ。
少しツンとする匂い。しょっぱいおつゆ。
俺は今までなんで使用済みぶるまがそのテのお店で高値で取引されているか理解できなかった。
しかし今なら分かる。
ぶるまは中身がなくては始まらないッ!!
俺はそのまま吸い上げるのを止めず、今度はシエスタの太股を両手で撫で回しはじめた。
健康的な弾力を持つそこは、シエスタの汗で滑っていた。
うっはーーーーーーー。さいこおおおおおおお。

「だめぇ、こんなのぉ、はずかしいぃ…」

128:借り物競走~シエスタのばあい~ ◆mQKcT9WQPM
06/11/23 22:29:34 qOP949IM
やがて、シエスタの声に嗚咽が混じり始めた。
げ。やば。
俺は慌てて行為を中断すると、シエスタの顔色を伺う。
…げ、マジ泣きしてる…。

「ご、ごめんシエスタ。調子に乗りすぎた…」

俺は優しくシエスタの頭を抱き上げ、髪を撫ぜて許しを請う。
でもシエスタは、半分泣いたまま、目を吊り上げて言った。

「だめ。許さない…」

言って、俺の首筋に顔を埋めて。
首筋に歯をたてた。
少し痛かったけど…ガマン、しなきゃな。
嫌がるシエスタに酷いことしちゃったし…。

「ごめん…」

でも、俺にできるのは謝ることだけで。
しばらくすると、シエスタは顔を上げた。


「ちゃんと最後までしないと、許しません」

才人の腕の中、涙目で、シエスタは言う。
そして、才人を草の上に押し倒し、その上に馬乗りになる。

「ほんとにもう…恥ずかしかったんですよ…?」

言いながら、才人の顔を両側から挟みこみ、唇を奪う。
呵責からか、才人はされるがままだ。
シエスタはそんな才人の下半身に手を伸ばすと、半ズボンに手を掛ける。
そしてそのまま、半ズボンを下にずらす。
その中から、才人の肉棒が、勢いよく飛び出した。

「罰として」

シエスタはその上に跨り、才人の唾液と自らの体液で湿ったブルマの股間の部分をずらす。
外気に触れたそこから、熱く煮えたぎった雌の粘液が、零れ落ちる。

「今日は、いっぱいになるまで、シテもらいます」

そしてそのまま、才人を飲み込んだ。
そして、少し冷静になった才人は、当然の疑問をぶつけた。

「あ、あの、シエスタさん?
 借り物競走は…?」

しかしそれは、愚問でしかなかったのである。

「そんなの、しりませんっ」

そしてシエスタは、才人の上で淫らに腰をグラインドしはじめた。
結局、借り物競走のシエスタの結果は、『棄権』になったという。~fin

129:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
06/11/23 22:32:13 qOP949IM
運動会だからエロなしだと思ったそこのキミ!
俺を誰だと思ってゐる!(`・ω・´)9m
しかもここはエロパロ板だ!エロを書かなくてなんとする!

…すんません普通に進行できない身体なんですアホでごめんなさいorz
次はどっちでいこうかな…?
ルイズかタバサか、どっちにするか?
ま考えながら寝ますノシ

130:名無しさん@ピンキー
06/11/23 22:33:15 kdS/cD+q
>>123
GJ! シエスタはハンドル(?)を握ると性格が変わるタイプか…。酔っても怖いしな…
>>129
ギャバンくそわろたw
超GJ!!!!
ルイズスキーなので最後はルイズにしてほしいとか言ってみる。
お休みなさいませ。

131:名無しさん@ピンキー
06/11/23 22:43:18 UQ2zZFGk
てか持ち帰れてないぞwww

132:名無しさん@ピンキー
06/11/23 22:44:59 eTTaeWWy
>>129
あなた様はロリコンお兄様です

133:名無しさん@ピンキー
06/11/23 23:06:10 AxxWBxUE
>>87の設定を使って才人が修羅になる話を書きたいんだが作者さんダメですか?
ダメなら別のを考えますが

134: ◆manko/yek.
06/11/23 23:38:11 PY+9F486
>>133
自由に使ってくれ

135:名無しさん@ピンキー
06/11/23 23:41:18 igTAD3q3
途中まで書いたままになってる職人さんが
戻ってきてくれないのが非常に寂しい。
そろそろ戻ってきてくれんかのぉ・・・。

136:名無しさん@ピンキー
06/11/24 00:11:33 8EwNlWCc
>>123
ハンドル持つと性格変わるシエスタにワロスwww

137:名無しさん@ピンキー
06/11/24 00:33:24 Y25ts25j
>>129
後書き噴いたwww


さすがへんたいさん!


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch