【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】4話目 at EROPARO
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】4話目 - 暇つぶし2ch456:名無しさん@ピンキー
07/05/14 18:44:35 Q7Z2En+j
それただの女装じゃね?

457:名無しさん@ピンキー
07/05/14 23:25:43 0qPxumnr
ばっか
犯したら入れ替わって、固定しちゃうんだr(ry

または服装通りの性別になってしまって困るとか。

458:名無しさん@ピンキー
07/05/15 00:28:05 2Nirqktc
その場合、伏線があるといいな。

459:名無しさん@ピンキー
07/05/15 14:20:37 5ywoQ5Mp
こんなのは?(自分書けないので箇条書きでスマン)

・学園祭で男女入れ代わりの劇をする事になった
・予算がないので演劇部に衣裳を借りる事に
・倉庫の奥の鍵付きの古びた箱に入っていた衣裳は、いわく付きの物だった
(着ると役の人物に身からなりきってしまう等)

衣裳が脱げると元通りな感じで。やっぱりファンタジーになっちゃうね。
やんちゃタイプの男子と大人い女子で、入れ替わったら立場逆転も面白いかも

460:名無しさん@ピンキー
07/05/15 21:19:33 IGNgWL8v
いや、むしろ大人い男子とやんちゃ女子のほうが萌える

461: ◆95TgxWTkTQ
07/05/16 04:35:08 Osof+Om6
流れをぶった切って投下します
【鬱っぽい】【現代ソフトSF】【変則入れ替わり】【逆レイプ】

上記に拒否反応を感じた方はトリップつけているのでお手数ですがNGワード登録して下さい。

462:1/8 ◆95TgxWTkTQ
07/05/16 04:36:30 Osof+Om6
 ―分かっている事とはいえ。
 <<シェイク>>による転移後の、自分であって自分でないという、このもどかしいまでの
違和感には毎度悩まされ続けている。
 状況を把握する為にまずは辺りを見渡した。
 首周りが軽い。が、視界はぼやけている。頬を触る肩まで伸びた髪の毛がかゆい。今俺
が寝ているベッドの頭の部分に眼鏡が置いてあったのでそれを掛けた。
 木製のタンス、テディベアやアクセサリなどの小物類が置かれた棚、勉強机。鏡は見あ
たらない。広さは大体六畳位だろうか。勉強机に置かれた高校の教科書から、宿主に与え
られた一人部屋といった所だと思う。
 几帳面な性格なんだろう。部屋は見ていて気持ちが良い位にきっちり片付いている。
 さてどうしたものかと下に向けると、メロン大のふたつの何かが服を張り上げている。
そのあまりの大きさに、いつの間にかふとそれに手を伸ばしていた。
 別にやらしい気持ちがあった訳ではない。寝起きで頭が回らないのか、<<シェイク>>で
いまいち調子が良くないのか、それが何か全く見当がつかなかったのだ。それ位、でかか
った。

 しかし俺も万年発情中の年頃の童貞な訳で、その気は無くとも一度触れてしまえば、大
きくてやわらかな触感の虜となるのもしょうがない事だと思う。そこまで手に力を入れな
くても指が吸い込まれ、元々余裕が無かったシャツが張って背中が窮屈になる。
 はじめて味わうそれは、マシュマロのような、プリンのような、風船のような、なんと
も形容しがたい魅力があるが、もうずっと前から慣れ親しんでいるかのようにしっくりと
手に収まる。
 その手は―それどころか心臓すらも―直ぐにとめる事となったが。
「起きてるー? まだ出なくて大丈夫なの?」
 ふにょふにょとした感触を楽しんでいた矢先、開いた扉からそんな言葉が入り込んでき
た。どうやら声の主は母親らしい。ベッドの脇の目覚まし時計の短針が八をさしている。
学校か。今日は―からしばらくは―しょうがないだろう。
 思わず手の動きが、心臓が、止まった。
 やましい事を見られたから、という訳ではない。
 事情を説明しようと目を向けた先にあったもの、あるいは続けて出てきた会話の中の宿
主の名前らしいものを聞いて、驚愕した。
 どうやら、俺は片思い中のあの子のなかに入ってしまったらしい。


    理想の人


 整理しよう。<<シェイク>>は、どこでも、いつでも起こる珍しくもなんともない意識転
移現象で、その範囲は差はあるが平均半径5キロメートル、期間は3日、一回当りの被害
者数は範囲内人口の五割ほどと言われている。
 この市が面積70キロ位だからここを中心に<<シェイク>>が発生すれば市民の半数以上
が他人の身体で生活する事になる。
 意識が誰に転移するかはランダムだけど、血縁に転移する事は殆ど無くて、恋人や友達、
知り合いなど、何かしらの交流がある人に転移する事が多い。また異性に転移する事も珍
しくなく、<<シェイク>>についてはどの国でも研究機関が設けられているほど調べられて
はいるが、その法則性はよく分かっていないので様々な与太話が転がっている。
 俺の意識は今朝方起きた<<シェイク>>によってあの子の身体に入ってしまったようだ。
以上、整理終わり。

 口ぶりから察するに、警報はまだ出ていないんだろう。しかしそう遅くは無い筈だ。
「どうしたの? 具合でも悪いの?」
 彼女をそのまま歳を取らせたような母親が、心配そうにこちらを見ている。
 大丈夫、あやしんでいる訳ではない。彼女の両親が、どれだけ有名な<<シェイク>>学の
研究者であろうと、警報が出てない内から疑心を抱かないだろう。
 心臓の鼓動が早くなっている。呼吸が不自然に見えないように、細心の注意を払って対
処し、俺は寝巻きであるパジャマを脱いだ。
 控えめで真面目な彼女に似合わない巨大な胸、くびれた腰、丸く形の良い尻。乳輪が想
像していたよりも大きめでやらしい。生で拝んでみたいと思わないことはなかったが、こ
ういう形で見たかった訳ではなくて、複雑な気分になった。

463:2/8 ◆95TgxWTkTQ
07/05/16 04:37:35 Osof+Om6
 女に転移するのは初めてで、ブラジャーを着けるのにとまどい、着けた後に違和感を覚
え、スカートというのはここまで風通しがよいものなのか妙に感心した。ジーンズに慣れ
た身としては心許ない無防備さがある。ポケットがあることをはじめて知ったが、はたし
てそれに意味はあるのか少し悩む。
 着替え終わり、彼女の家を後にした。
 全身の汗腺がどっと開いている。それも不思議な事ではない。これから俺は完全犯罪を
犯すのだから。

 <<シェイク>>によって本来の肉体から離れた意識は、性別も体格も全く異なる他人の身
体に入り込んでも拒否反応を起こす事なく(起こされる事なく)適応する。
 今自分がしているみたいに、身体を動かし走る事も出来る。朝日を目にして眩しいと思
うことも、思考する事も出来る。それらは宿主の身体能力に依存するのだが、どういう訳
か記憶や思考パターンは影響を受けない。

 かといって肉体と意識が全くの別物かというと、そうでもない。
 デジャブは<<シェイク>>で他人の意識が行動した時の残滓だ。おぼろげではなく、<<シ
ェイク>>中の記憶が映画のようにはっきりと残っている事も多々あるという。
 元の肉体に意識が戻った時に食べ物や音楽の好みが変わったり、暗い人が明るくなった
り、粗野な性格が穏やかになったりすることもある。

 俺にはまだ経験はないが、そういった<<シェイク>>による影響は生きていれば必ず通る
道なのだという。<<シェイク>>の影響は計り知れない。
 転移先の人物と親交を深めたり、結婚をしてしまうケースもそう少なくない事なのだ。
 これからの俺の行動は、彼女の肉体に深く刻まれてしまうのか?
 自分が味わった事のない体験でPTSDになるという話や、<<シェイク>>時の記憶の断
片から犯罪の発覚が分かるという話はフィクションでもノンフィクションでも食傷を起こ
すほど氾濫していてありふれたネタだ。

 けれど、俺の(彼女のといった方が正しいのか?)足は迷う事無く自宅(宿主ではなく
俺自身の)に向かっていった。

 なんでこんな大それた事をしようとしているのだろう?
 たしかに彼女がうっすらとでも思い出すことも無く、これから起こす犯罪が表に出る事
もないかもしれない。しかし、そんなうまく行くものなのか?

 うだうだと考えている内に、身体は家の玄関先に立っていて、築数十年を経て変形した
扉が音を立てないように、遅々とした速度で慎重に横へ滑らした。
 都合よく俺の本当の両親は旅行中なので、気をつけるのは自分(当然ながら中身は違う
が。しかし中の人などいない事もあり得る。意識だけが飛んで、植物人間状態になること
もあるにはあるそうだ)だけでいい。

 見慣れた棚からビニール紐と、手拭いを取り出す。スカートのポケットの必要性がここ
で分かった。
 見慣れない風景にまだ戸惑っているだろう俺(の身体)を一部屋一部屋探していく。棚
から取り出すついでに見た茶の間の次は、階段を登って自分の部屋へ行った。
 がらんとしていて、誰もいない。のだが、布団がベランダに干されていた。
 俺の中の人は転移先に迷惑が掛からないようにしてくれている。それなのに、その身体
の持ち主である自分はこれから何をするつもりなのか。

 事を成す前からこの罪悪感。してもないのに後悔してるなんて、先人の言葉を真っ向か
ら否定しているな。
 もしそれを行ったら、し終えたら、罪悪感で死んでしまいそうな気がしてきた。その時
は『後悔さらに立つ』とでも遺書を残すか?

 これだけ気が進まないのに、自分の身体は悪の道へと着実に前進しているから不思議な
もんだ。

464:3/8 ◆95TgxWTkTQ
07/05/16 04:38:42 Osof+Om6
 それから間もなく俺は俺と対面した。トイレにいた。便座に座っていて、突然の闖入者
に驚いているようだった。立ち上がって逃げようとする俺(の肉体)。しかし下ろしジー
ンズが足をもつらせ、胸に頭突きをかます勢いで顔を埋める形になった。
 視界の隅、足元に手拭いが落ちているのが見えた。ぶつかった衝撃で落ちたのだろう。
俺は彼を押さえ込んでビニール紐で素早く両手を結び、手拭いを拾って目隠しをさせた。
 顔を見られた後で目隠ししても遅いかもしれないが、一瞬だったし万に一つという事も
ある。覚えてない事を祈ろう。
 胸が痛い。この痛みは頭突きされたからだけではない気がする。

 初めてながらもうまく事を運べたのは、相手が混乱していただけでなく、こうする事を
何度も夢に見たからだと思う。
 自分が今借りている彼女を、今と同じようにして自由を奪って何度も何度も犯す夢を見
たことがあった。童貞で味わった事も無いのに、夢の中で感じた肉感は目覚めた後もやけ
にハッキリ残っていて、気持ちが悪い位だった。

 なんなんだと事態を把握できず騒ぐ彼を部屋まで引きずり、ベッドに寝かせた。
 下はずり落ちたままで、さすが自分の身体、さっき胸との接触でナニをびんびんに立た
せている。節操の無さになさけなくなった。
「ごめんなさい、事故にでもあったと思って諦めてください」
 知らずにこぼれたこの言葉は、俺の身体の中の人に対してなのか、それとも彼女に対し
てなのか。とにかく、止めるという選択肢は頭に無かったのは確かなんだが。

 とりあえず俺は、着ているものを脱いだ。最初からブラのサイズが合ってなかったんだ
が、立った乳首のお陰でなおさら窮屈になってしまい痛かったからだ。罪悪感やこれから
先への不安を感じるだけでなく、正直言って、興奮していた。

 ブラを取ると案の定、白い肌に赤い跡がついてしまっている。物理的には開放感がある
が、精神的に胸は苦しいままだった。心臓がどくどくと脈打ち呼吸が荒いのが分かる。
 どうせだから下も脱いだ。
 陰毛が薄かったので、薄茶色ともピンクとも表現できる少しはみ出た具が丸見えだった。
 いや、こんなもんだよなと思いつつもショックを隠せなかった。

 彼の上に乗り、腰を下ろす。が、うまく入らず、ナニに手を添えてやるも濡れてないか
らか、痛くて中に挿れる事は無理だった。
 しかたないので自分でいじる事にする。指の腹で陰部をなぞっていく。気持ちいいとい
うより、むず痒いような微妙な感じだったので、あいている手で胸も撫でる。
 やらしく実った双房や陰部を見ているだけでも結構興奮してくる。
 そういえば、女は視覚的刺激よりも雰囲気重視だとなんかで見た覚えがあるけれど、こ
ういう場合はどうなるんだ?
 変な状況だ。自分の身体を見て興奮している構図になるのか。まあいいや。
 彼女の胸に細い指を這わせ、乳輪に到着する。直ぐには乳首には触れずその周りを焦ら
すように触っていく。青年向けマンガで学んだテクニックだ。あれが話題に上がると、時
折出てくる統計は一体どっから仕入れてくるんだという疑問に必ず落ち着くのが最大の疑
問だと個人的に思っている。

 いよいよ乳首を摘んでみると、電気が走ったようにびくっと刺激が来た。
「うおっ」
 思わず漏れた声は、彼女の口から出てくるとオッサンくささを微塵も感じさせなかった。

465:4/8 ◆95TgxWTkTQ
07/05/16 04:40:05 Osof+Om6
 乳首をいじっている内にコツというか、大体どうすれば気持ちいいのか分かってくるよ
うになった。力の加減を間違えると痛い事になるようだ。調節しながら引っ張ったり、指
で弾いたりする。
「はあ……あんっ、きもちいい……」
 自分で声を出しているのに、別人が言っているように思えるから面白い。
「わたしは……普段、まじめな顔して授業を受けてますが……勉強よりも、おっぱいいじ
る方が好きです」
 彼女が一生言わないであろうセリフを喋った。陰部を撫でていた手が、ぷくっと少し膨
らみを感じるようになり、そこをいじると乳首を触るのと同じ位気持ち良い。これがクリ
トリスなのか?
「えっちな言葉を自分で言って、クリトリスを勃起させちゃう、変態です」
 あからさまな言葉は萎えるかもしれないと思ったが、彼女の声で言われるだけでそんな
事は不思議と気にならない。
「あむ……ほうやって……じゅるっ……乳首をちゅうちゅうできちゃうくらい、牛みたい
に大きくていやらしいおっぱいをつけた雌牛です」
 乳首を顎の上まで持っていき口に咥える。大きな胸が伸びて少し痛い。
 彼女の乳首は硬く張り詰めていて舌で押しても反発力がすごくて倒れない。別に母乳が
出る訳でも、出たとしてもそんな事はないだろうけど、甘い匂いと味が口の中に広がって
いた。

 気づけば陰部もくちゅくちゅと水気を帯びた音を立てるようになっていき、指を挿し込
んでいた。指をきつく締め付けられ、鬱血しそうだ。
「んんっ……ふぅ、ひゃあっ……うう……」
 膣内をほぐすようにかき回している内に、自分が意識して無くても喘ぎ声が漏れるよう
になった。
 俺は、もし彼女とこういう事をするとなった時にしたいと思っていた事を一通りやった。
 オナニーを終えた時の、あのなんともいえないむなしさにも似た感傷が襲っていたが無
視してやり通した。

 さあ後はもう入れるだけとなって、ふと、彼女は初めてなのだろうかという疑問が今頃
になって頭に過ぎった。
 処女ならば血が出るだろうし、激しい痛みは<<シェイク>>後の本来の肉体に戻った時に
も残ってしまうのではないだろうか。彼女が将来、他の誰かと行為に及んだ時に血が出な
くて不思議に思うかもしれない。
 処女であった場合のリスクは大きい。彼女がそうでない事を祈りながら、だけど、そう
であってほしいという童貞丸出しの幼稚な願望も持ち合わせていた。

 もう一度ナニを手で触れて陰部に持っていく。さっきとは違いすんなりと入った。
 感じたのは自分の身体の中に別の何かが入っているという異物感のみで、痛みなんてど
こにもなかった。これっぽっちも。

466:5/8 ◆95TgxWTkTQ
07/05/16 04:42:03 Osof+Om6
 当然だ。彼女はどう控えめに見ても可愛い。ビューティフォー過ぎる。今まで彼氏
の一人や二人いたことだろう。今時の高校生なら付き合えばそりゃあヤったりもすん
だろうよ。今まさに誰かと付き合っていて、サカっている最中かもしれない。
 別に、不思議なことじゃない。そう落胆する事も無い。
 ナニは彼女の膣内にビックリする位ぴったりと納まっている。
「しっかり咥え込んだおちんちんを、今からわたしのおまんこでシコシコして童貞の
くっさい精液を出させてあげようと思います」
 腰を浮かしナニを入り口まで抜く。彼女の中が蠢いて、ひだがナニを離さないよう
に絡みついた。
 そういえば、と度忘れしていたみたいに一つ思い出した。
 考えてみたら、夢でこそ見れ、彼女をおかずに自慰した事は無かったんだよな。

「ふううぅぅんっ! あなたのおちんちんは……ああっ……今までの誰よりも大きく
て、わたしのおまんこも、このように、ぴくぴく喜んでいます」
 家庭科で同じ班になって喜んだり。席替えで斜め前に彼女が来て、授業中も彼女を
眺め続けたり。
「声、とめらんない……おまんこ気持ちよすぎて……声でちゃいます……」
 けっこう勇気出して挨拶したら、彼女からも返ってきて、それが日課になったり。
「彼氏よりも、太くてっ……あひぃっ……おなかえぐられて、おちんちんおいしいっ」
 冬、目が悪い彼女が前列のストーブ近くに座って、普段はきちんとノート取ってい
る彼女がたまに暑さにやられて寝てしまっているのを見て勝手に親しみを覚えたり。
「はあ……はあ、童貞なのに……すごい……」
 春が来て、また彼女と同じクラスになれる事を祈ったり。違う組になって沈んだり。
「こんなかたい、おちんちん、はじめてですっ」
 たまに廊下ですれ違って、凝視しちゃって、後で変に思われていないかうな垂れた
り。
 そんなもんだった。そんなもんで、良かったんだ。

 ささやかな、小学生みたいなことで一喜一憂している間に、彼女は勉強もして、恋
もして、愛する誰かの胸に抱かれて。
「ふうっ……えぐっ……うえ……」
 視界が歪んだ。勝手に目頭が熱くなった。
「ずずっ、ずーっ……ひぐっ……ずずーっ」
 鼻をすすっても、すすっても。目をぬぐっても、ぬぐっても全然止まりそうにない。
「好きです。好きです、すげー好きだ」
 激しく腰を上下する。ぐちゅぐちゅと湿った音がもっと大きく響くように。
「好きだ……ちくしょ……好きだ……」
 その内、びくびくとナニが脈を打ち、果てた。なか一杯にどろどろとした液体が注
がれて、やがて力なく抜け落ちた。萎びたそれはあまりにもみすぼらしかった。

 風呂を借りて(自分の家だが)シャワーを浴びる。精液が残らないように膣を洗い
流す。ここまで来る途中コンビニはあったが、カメラを恐れてコンドームは買いに行
けなかった。
 今思うと、違うのかもしれない。俺は彼女がコンドームを買う姿なんて見たくなか
ったんだ。彼女がそれを使う姿なんて想像したくもなかったんだ。
 調査されたらどうなるか分からないが、とにかく念入りに洗い流した。

 着替え終わり自室で着替え、男の手首の紐を緩める。しばらくもがいていれば解け
るだろう。
「ごめんなさい」
 始める前と同じように謝って家を出た。
 今度は誰に謝ったのだろう。俺の中の人に対してなのか、彼女に対してなのか。そ
れとも、知りたくもないことを知ってしまった自分自身にか。
 気をつけている余裕はもう無かったので、玄関はけたたましく音を立てた。

467:6/8 ◆95TgxWTkTQ
07/05/16 04:43:32 Osof+Om6
 俺は走った。むしょうに、走りたい気分になったのだ。
 大きな胸が弾み、痛さと息苦しさからすぐに止めた。

 休もうと思い、近くの公園のブランコに腰かけた。未だに涙も鼻水も止まらない。半袖
のシャツなので拭くのには役に立たない。
 何かないか探してみるとポケットの中に手拭いが入っていた。

 さて、この後どうしようか。この先どうなるんだろうか。
 彼女の家に戻るにも、警報から随分と経っているだろうから今帰ったところで怪しまれ
るだけだ。かといって帰らないのも同じことだ。もしかしたら捜索願が出ているかもしれ
ない。
 <<シェイク>>による犯罪増加は(特に性犯罪が多くなる事も)統計的事実だからだ。
 けれど、そういった事ももう、どうでもいい気がする。

 指を鼻の下に持っていき、さっき見つけた手拭いの上に字を書いた。
 後悔さらに立つ。
 ナメクジが這った後のようにほぼ透明なその字は滲んでいておそらく本人以外には解読
不可能だろう。

 ゴミ箱に手拭いを捨て、彼女の家に帰ることにした。気づいたら見知らぬ土地にいて、
彼女が戸惑わないように。

 許される訳ではないけど、少しでも罪滅ぼしをしたかった。もう、とてつもないくらい
に掛けてはいるが、迷惑は掛けたくなかった。
 俺の中の人ほど模範的な寄生者にはなれっこないが、少しだけでも彼女に負担を掛けな
いように。
 どんなに理想と違っていても、彼女が俺の好きな人であることに変わりはないのだ。

 歩きながら、俺はただただ<<シェイク>>が終わってくれる事を願った。
 そして、<<シェイク>>中に意識が入ってない抜け殻が出来てしまう事があるように、そ
のまま意識が自分の身体に戻らずにここではないどこかへ行ってしまう事だけを、ただた
だ、願い続けた。

468:7/8 ◆95TgxWTkTQ
07/05/16 04:50:09 Osof+Om6
 <<シェイク>>が終わり、とにかく私は走る事にしました。
 彼にどうやって説明するか、頭で整理しながら足を動かしました。

 意識転移現象にまつわる与太話で、こんなものがあります。
 聞いた事があるかも知れませんが、曰く、<<シェイク>>は新しいコミュニケーションの
手段であり、他者を理解し、特に子孫を増やす為の合理的な方法であると。
 転移先に血縁者が選ばれる事が少ない事、この現象によって深い友好関係や恋愛関係が
育まれる事。この間中は性犯罪が増加する事。
 これはあなたもご存知の事実ですが、これらの説明も<<シェイク>>が前述の通りなら、
つくだろうという事です。
 あるいは元々の意思の伝達方法だったのではないかともあります。書き言葉ができる前、
話し言葉もできる前、古代の人間はどうやって意志の疎通を図っていたのか。それは意識
転移現象のように、自分の意識を他者に転移させる事で自分の意見を他者に伝えた、とい
う説です。
 自由自在に<<シェイク>>が出来なくなったから人はボディランゲージを作り、口語表現
を行うようになり、モノに書き記す事で知識を後世に残したという訳です。これが事実だ
と今度は、何故テレパシーが出来なくなったかの理由説明が必要になりますが。

 ……この与太話はいらないかもしれません。保留しましょう。

 ご存知の通り、私の両親は<<シェイク>>の研究者です。これの法則性は掴めていません
が、世間に発表されてないだけで、多くの事実が分かってきてはいるのです。
 『いつ』はまだですが、『誰が』『誰に』はある程度特定、操作できるようになって来
ています。
 そしてこの現象中の他人が行った記憶は、デジャブとしておぼろげに残ることもあれば、
映画のようにはっきりと残る事もあるんです。
 そして意識転移現象はその度合いはともかくとして、人の思考回路を確実に変容させる
のです。

 あなたが夢に見たという、その、私を何度も何度も、えと、抱き続けるというそれは、
実のところ、本当に起こった事実なのです。
 その時の『あなたの中の人』は、私でした。
 あなたが私に言わせたように、いや正しくは、私の身体の中に入っている時に言ったよ
うに、誠に恥ずかしい事に、私は変態なのかもしれません。いや多分そうなのでしょう。

 あなたが好きで好きで好きで好きで、一年の頃、あなたに朝声を掛けられる事だけを楽
しみに学校へ行き、あなたと別々のクラスになった二年、三年は廊下であなたの姿を見か
ける為だけに学校へ行きました。
 けれど私はそれだけでは我慢できませんでした。
 両親の研究結果をほんの少しだけ個人利用して『あなたの中の人』となった私は、本来
の私の家にその足で赴いて、私の身体の自由を奪って手首を縛り目隠しをさせて思う存分
私の身体を抱きました。これを変態と言わずしてなんといいましょう。大変な変態です。
 『私の中の人』はトラウマとならないように、これまた研究を個人利用して記憶操作を
行ったので大丈夫です。

 考えていなかったのが、あなたのアフターケアでした。意識が無いとはいえ、あなたに、
その、初めてを捧げて、報われない想いにむなしさを感じながらも浮かれ気分だった私は
最後のツメを誤りました。

469:8/8 ◆95TgxWTkTQ
07/05/16 04:52:38 Osof+Om6
 この経験があなたの肉体の方の記憶に残ってしまって、それが夢となって現れていると
は予想もしなかったのです。
 夢となって鬱積したあなたの想いは、今回の<<シェイク>>で『私の中の人』となった為
に爆発してしまいました。
 自制心の強いあなたの身体から、我慢足らずの私の身体に移ってしまったあなたは、鬱
憤を抑えきれなくなり、自分の欲望を満たす為に自分の家に戻りました。
 意識と肉体の剥離はおそらくこれが原因でしょう。

 その時私は、また『あなたの中の人』となることが出来たので、勝手しったる他人の家、
着替えをすまし、準備を済ませた後、あなたが<<シェイク>>後に困らないようにと少し部
屋を掃除させてもらって布団を干しておきました。
 私の家に向かう前に、あなたの、その、男性器、に学術的興味が湧いたのでトイレで少
し研究をしていたのですが、それが間違いでした。いきなり扉が開き、私の姿をした誰か
がそこに立っているではありませんか。
 混乱して立ち上がろうとして転んでしまい、あなたといえば良いか私のといえば良いか
分かりませんが、胸に飛び込む形になってしまいましたが、あなたが気に病むことはあり
ませんでした。それが原因ではなく、もともとぼ、勃起していましたから、だから、その
大丈夫です。変態なのは私だけです。
 ちなみに、その時にズボンから落ちた手拭いを、多少動揺していたあなたが自分で持っ
てきたものと間違えてしまったので、馴染みの薄いスカートのポケットにしまっておいた
手拭いは公園まで使われずじまいとなりました。

 あなたに犯されている時、恐怖心はありませんでした。手口が私の用いたものと同じで
したから、あなたの記憶に変な風に残ってしまった事を理解し、中の人はあなたに違いな
いという確信がありましたから。
 そこで事情を説明すれば良かったのですが、私の口から飛び出してきた淫らな言葉に圧
倒されてしまい、思考が飛んでしまいました。
 先程言ったとおり、十中八九あなたが中の人だと思っていましたから、あのセリフ群は
私があなたに言葉責めをされているのと変わりありません。
 自分が、その、おちん、いえ、性器の名称を恥ずかしげも無く連呼している錯覚して恥
ずかしくもあり、あなたに言わされているかと思うと、興奮して何も考えられなくなって
しまいました。

 <<シェイク>>が終わり、自分の身体に戻ってみると更にびっくりする事がありました。
 あなたの考えていた事をはっきりと、自分の事のように覚えているのです。
 まず私はあなたと両想いだった事に感激しました。正直、小躍りしたい気分です。
 そして、間違いはやはり訂正しないといけないと思いました。
 残念ながら、私はあなたが想っているほど大人しくも真面目でもないのです。ピンク色
の妄想でいっぱいの変態なのです。
 けれど、きっとなんとかなる気がするんです。あなたはどう思います?

 ……こんなところで、いいのではないでしょうか? 頭の中でも詰まる箇所があったの
で、きっと口頭なら恥ずかしすぎてもっとつっかえつっかえになってしまうでしょう。

 こんな時、<<シェイク>>が起こってくれれば簡単に伝えられるのにと考えてしまいます。
けれど、こういうのは自分の口から言った方が嬉しいに決まっているのです。
 二年前の朝、あなたが勇気を出して声を掛けてくれたように。
 今度は、私から。

 胸が痛いです。この痛みは運動不足の人間が走ったからではきっと無いのだと、私は思
うのです。

470:名無しさん@ピンキー
07/05/16 08:23:16 jmif8BD9
>>469
面白かったよ。GJ

471:名無しさん@ピンキー
07/05/16 18:21:30 jH2kemex
誰かロリからショタになるもの書いていただけませんか?お願いします。

472:名無しさん@ピンキー
07/05/16 21:42:14 ewphPn8i
こういうあんまドロドロしないのもイイね
作者GJ

473:名無しさん@ピンキー
07/05/21 19:46:58 qQKTzmi0
ドラえもんで女体化はどうだろか。のびたがメガネ娘でアホの子だと思うと萌えるのだが。
自分的には、ジャイアン&スネオは当て馬で、出来杉君あたりに(もしくは先生)オシオキというパターンが浮かんだ。
ドラえもんはアホののびたがかわゆくてしょうがなくて、心配してヤキモキ。そんなSSが見たい…



474:名無しさん@ピンキー
07/05/22 13:49:40 WQHl9R3/
思い立ったらすぐSSを書く作業にかからなきゃダメじゃないか

475:名無しさん@ピンキー
07/05/22 13:52:41 NtTthFIv
いや息切れして筆が止まる。一気に書き上げるのは、かなりの熟練者。

476:名無しさん@ピンキー
07/05/23 00:25:13 V5DKXIFh
なんかここを見てると猿真似の如く俺の頭の中には設定が悶々と浮かんでしまう

477:名無しさん@ピンキー
07/05/24 11:52:03 WERqg/hc
>>473
あべこべの星って題名だったか?
男が女で女が男の逆地球ってのは本編にある

478:名無しさん@ピンキー
07/05/24 14:33:45 mVXlDfG+
あべこべ惑星だな
むしろ男体化したしずかちゃんに(ry

479:名無しさん@ピンキー
07/05/27 16:14:49 rWwXMTAu
とりあえずまとめサイトにある未完のSSの続きを終わりまで投下してくれ
すっげぇ気になるんだよ

480:名無しさん@ピンキー
07/05/27 19:26:18 CZwKLYZN
>>473
ほい。
つ[URLリンク(www.geocities.jp)

481:名無しさん@ピンキー
07/05/29 02:37:01 5rX4yyxx
前スレも保管して頂けたらいいのですが。

482: ◆vJEPoEPHsA
07/05/30 04:13:58 F81TA5SV
あ、すみません。
途中までで止まってて、自分の中では終わってると勘違いしていました。
これから作業開始します。

483: ◆vJEPoEPHsA
07/05/30 05:13:55 F81TA5SV
検索用のインデックス作成まで作業終了しました。
細かい表現など、一部のSSの内容を修正しています。
本文内の改行数を少しいじりました。
訂正などはご連絡ください。

484:名無しさん@ピンキー
07/05/30 17:31:14 uWfXd9Eh
>>483
乙です。

485:名無しさん@ピンキー
07/05/31 00:11:58 YfDtobml
>>483
おつですー

486:名無しさん@ピンキー
07/05/31 08:10:39 JQXuLwUV
>>483
あつかましいの承知なんだけどどのSSの最終更新があったのか表記あると嬉しかった

というのも途中まで読んだのとかとごっちゃになっちゃってね

487:名無しさん@ピンキー
07/05/31 23:27:01 1IH0EsBS
♀ダンテ×人修羅なんていう無茶なリクもしてしまうという

488:名無しさん@ピンキー
07/06/01 23:27:37 ce+mIwJa
テイルズofアビス
♀ルーク×ガイなんていう無茶なリクを自分も言ってみる。

489:名無しさん@ピンキー
07/06/02 21:47:18 wUGJYdRu
女攻めかぁ
いいな!

490:名無しさん@ピンキー
07/06/03 19:18:21 qqK+/BVn
♀ロイor♀ハボック×フュリーなんていう無茶なリクもしちゃうんだぜ

491:名無しさん@ピンキー
07/06/05 00:04:21 G026kE7k
ageとくよ

492:名無しさん@ピンキー
07/06/07 20:58:41 kxuNWSln
そういや前スレで話題になった女の子伊達政宗、コミック化してた。
想像以上に可愛かったな

493:名無しさん@ピンキー
07/06/07 21:28:29 8G7X/Iwt
>>492
みてぇ

494:名無しさん@ピンキー
07/06/08 19:48:49 5xIacV7K
女性化するMPLSが中途半端に発現して苦しんでいるところにブギーポップが現れ
てチンポをワイヤーで切ってもらう夢を見た。

495:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:04:19 LygTUPLF
投下します。聖闘士星矢。ミロx女体化カミュ
NGワードトリップで。
14歳あたりの年齢が嫌いな方もスルー推奨。

496:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:06:01 LygTUPLF
◆tea for two―月齢十四、水瓶座の彼女と蠍座の彼―◆





緋色の髪を結い上げて、少女は荷物を持ち上げる。
此度、弟子を取ることとなり東シベリアへ引越しを敢行するというのだ。
「だってさ、いくら水瓶座だからって氷の国に行けなんて短絡的過ぎる」
金髪の少年は手を伸ばして少女の髪の先を掴んだ。
まるで尻尾のようにゆれるそれ。
「ミロ、私は遊んでる余裕はないの。暇なら手伝って」
「だってさ、カミュは聖域が本拠地だ。荷物っていったって」
「まだ八つの子が来る。薬だ何だと必要だと思わない?」
フランスから来た儚げな少女は、その外見とは裏腹に一本通った芯を持つ。
間違ったことには異を唱え、堂々と自分の意見もぶつける。
「ミロもそのうち弟子を取ることになるかもしれないよ」
恋人はほんのりとやさしい笑みを浮かべてくれる。
「要らない。俺は弟子を取るよりもカミュと一緒に居たい」
まっすぐに感情をぶつけてくる彼に、彼女はいつも手を引かれて。
それでも彼は彼女の嫌がることはしない。
二人でいるために作った小さな約束が数個。
恋は努力無くして持続など不可能なのだから。
「そうだ、俺も荷造りしよう!!」
思い立ったが吉日。少年の手を少女が取る。
「どうして?」
「俺もシベリアに遊びに行く。だから俺の荷物もちょっとはいる。それに、普通だったら
 宝瓶宮で荷造りするんだろ?でも、カミュが天蠍宮で荷造りするってことはやっぱり
 俺と一緒に居たいってこと。俺もカミュと一緒に居たいから、暮らすのに困らないものだけ
 持ってく。引越しの手伝いもするし」
少し癖のある髪は、面倒だからとそのまま伸ばした。
少女の髪と対になる美しい黄金色。
「そうだね。ミロがいなくてもいいくらいクールにはなれないみたい」
ギリシアの暑さは彼女には少し厳しくて。
毎晩苦しげに息を荒げる。
「暑いの駄目だもんな、カミュ」
彼女の指先はいつも凍気を帯びて心地良い冷たさを与えてくれる。
「少し苦手……けど、ミロがいるからまだ何とか過ごせるのかもね」
「シベリアって氷ばっかりなんだろ?そんなとこに女の子二人なんてさー」
並んだ聖衣箱が二人きらら…と輝く。
黄道十二星座の少年と少女。
「カミュ」
触れるだけのキスと乾いた音。
聖域に来てからどれくらい彼とこうして口付けただろう。
「なんでカミュってこうやって触ってるだけで気持ちいいんだろ」
「そんなことを私に言われても……」
「もっと違うことしたらもっと気持ちいいんだろうなぁ……」
その言葉にどき、とするものの。
頭では理解しても行動が伴わない。
歩き始めた月齢十四。
まだ足取りは覚束ないまま。

497:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:06:47 LygTUPLF
それは数年前のある日のこと。
(この暑さ……ギリシアはこんな所なの……?)
ふらつく足元を叱咤して、水瓶座の聖衣箱を背負った少女は石段をゆっくりと登りだす。
照りつける太陽と落ちる汗。
(もう……こうなったらあれをやるしか……)
呼吸を整えて少女は静かに手を組み合わせた。
きらめく氷の欠片が細い体を包み込む。
「……ふぅ……まだまだアテナ神殿は先みたい……」
緋色の髪を揺らして進み行く。
「あれ?お前も聖闘士なのか?」
中間地点の少し先。天蠍宮を通り過ぎようとした少女の足が止まった。
「誰?」
「俺、ミロ。ここを守る蠍座の聖闘士」
金色の髪は肩で跳ねて、頬の傷は彼の負けん気の強さを。
人懐こそうな笑顔はまだどこかあどけなくて子供のようにも思えた。
「私は水瓶座の聖闘士、カミュ。さっき聖域にはきたばっかりで」
「じゃあ、シュラとアフロの間だな。宝瓶宮がカミュの家になるんだし」
道行と話せば年も同じ。
少女の聖衣箱を代わりに背負って、その手を取る。
「さっさと教皇に挨拶して、どっかいこうぜ……あ……」
「?」
「カミュの手、すっげぇ冷たい」
凍気を纏う少女の手はいつも冬の冷たさを携える。
ここに来る途中の街でどれだけをそれを不気味がられただろう。
「…………………」
「冷たくて、気持ちいいな。ずっと触っていたい」
「気持ち悪いの間違いじゃないの?」
「なんで?冷たくて気持ちいい」
小さな恋の始まりは唐突のようで運命的。
この繋いだ手から生まれた暖かさを忘れたことは無かった。
「みんな不気味だって言うよ。ミロだってそう思うでしょ?」
眉の上で切られた短い前髪が乾いた風に踊る。
幼くして聖闘士としての力を得たことによって、彼女はいつも一人ぼっち。
それでも涙だけはこぼさなかった。
それがカミュという少女の最後の砦。
「全然思わないっ!!カミュのどこがおかしいんだよ!!そんなこというやつのほうが
 おかしいんだよ。どんな馬鹿だか顔見たいぜ」
風に揺れるシャツの裾をぎゅっと掴んで。
いつものようにきつく唇を噛んで瞳を閉じた。

498:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:07:28 LygTUPLF
「カミュ、何で泣いてるの?俺なんか悪いこと言った?」
「泣いてなんてないっ!!」
「ええっと……ハンカチとかないし、えーと……」
おろおろしても彼女の涙はぽりぽろと零れ落ちて。
「!!」
唇が目尻に触れて涙を舐め取る。
「ごめん!!俺、ハンカチとか持ってなくて」
「ううん……ありがとう……」
「聖衣箱もってやるよ。まだ結構登るから」
頭上の太陽を追いかけるような真昼の月の白さ。
夏の日差しよりももっともっと眩しい物を見つけた日だった。






人馬宮から教皇の居るアテナ神殿まで、守護する聖闘士は全て女性。
本来、女性聖闘士は仮面をつけることが義務とされる。
しかし、黄金聖闘士は滅多に一堂に会することも誰かに会うことも無い。
それ故にその顔さえしないものもこの聖域には多いのだ。
黄金同士の打ち合いほど無意味なものは無いのも事実。
それ故に、教皇は黄金聖闘士にのみ仮面をつけることを免除させたのだ。
「な、カミュも仮面とか持ってんのか?」
「うん」
差し出されたのは水瓶座の仮面。金色の光を放ち、穏やかな笑みを浮かべている。
「すっげー!!俺もこういうの欲しい!!」
「ミロ、女の子しかもらえないんだけど……仮面は……」
悪戯に仮面をつけてはしゃぐ少年にカミュはくすくすと笑う。
「両隣が女の人で安心できるし、ミロも遊びに来てくれるし」
「カミュいるー?」
その声にミロも思わず振り返る。
「きゃあああああ!!!ななななななな、何なの!!!!????」
落下する林檎にミロは首を傾げた。
「あ!!俺、カミュの仮面かぶったままだった!!」
「こら!!蠍座のミロ!!」
少年の頭をぐりぐりと拳で突いたのは山羊座のシュラ。
ちょうど取れたての林檎で作ったパイをカミュへと届けにきたところだった。
「痛っっ!!シュラ、ごめんって!!」
「私の仮面をかぶって遊んでただけなの、シュラ」
「びっくりしたけどねぇ。ミロらしいっていうか……それは玩具じゃないんだからね」
何かと面倒見の良い山羊座の少女は二人の間の宮に住まう。
同い年の二人をまるで弟と妹のように可愛がる日々だ。
「シュラも持ってんのか?」
「あるよ、ここきたばっかりのときに私の仮面を同じようにデスが被ってね……サガに
 ギャラクシアンエクスプロージョン食らわされてたけどね。アフロのも被って遊んでたし」
牡羊座、牡牛座、獅子座、蠍座、そして水瓶座。
蟹座、山羊座、魚座。
双子座、射手座。それぞれが同じ年という並びの今期の黄金聖闘士。
半分が女性というのは歴史上初めてだという。

499:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:08:12 LygTUPLF
「さめないうちに食べな、二人とも」
「うん!!」
女神を守る戦士たちにも休息はある。
まだこの地が穏やかで優しい風が吹く場所であった時代。
金色の光がまぶしく大地を照らしていた。





荷造りを粗方終えて休憩にと入れた紅茶に口をつける。
「どんな子が来るんだ?」
「女の子だよ。アイザックって名前なんだ」
「カミュの弟子になれるなんて幸せだよな。飯はうまいし、聖域で一番綺麗だし」
その言葉にカミュの頬が赤く染まる。
「そんなことも無いと思うけど」
「俺、カミュが一番綺麗だと思う。最初にあったときからずっと」
君が笑ってくれるから空は綺麗だと思えて。君がいないならばきっとただの空間に過ぎないだろう。
「だから、ずーっと一緒に居ような」
「そうだね」
これを普通の恋といわずして何を言おう。
この聖域で生れ落ちた恋はどれも掛け外れたものばかり。
他が咎められてもこの二人にはそれがない。
公務を投げ出すわけでもなければ街で悪さをするわけでもない。
聖域に対して牙を剥く訳でも無し。
これでは教皇も文句を付けように付けられないという現状だ。
「明日あたりから引越し開始?」
「うん。準備できたらアイザックを迎えに行ってあげなきゃ」
背中合わせの恋人たちは、二人でゆっくりと成長してきた。
指先が触れるだけで得られる安堵。
「カミュ」
「?」
「キスしてもいい?」
「駄目って言ったらどうするの?」
少女の指先が頬に触れて僅かに首を傾げる仕草。
穏やかに笑う目尻と薄く開く唇。
息が掛かるほどに近付いて呼吸を止めて。

500:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:09:13 LygTUPLF
「そんなの嫌だ」
「じゃあ、聞かないで」
甘いキスは彼女のほうから。
ちゅ…と離れて視線を重ねる。
「試されるのは好きじゃない……それとも、ミロは私とキスするのにも聞かなきゃ出来ないの?」
錆色の瞳。形の良い鼻筋。小さな顎。
その中で柔らかくて少しだけ冷たい唇の甘さ。
「試してなんてない。カミュ、いっつもそういうこと言うよな」
一年弱離れた年齢差。僅かなはずなのに少女は急速に女に変わる。
踊場で足を止めてガラスの靴を探しながら。
指先が触れてもひらりとかわされてしまう様な物悲しさ。
知らない間に遠くなるこの距離が苦しくて。
「いーよ、カミュなんかしらねぇ!!」
「ミロ!!」
詰まらない事で言い争って喧嘩をしてしまうことも。
人生においては必要なことなのかもしれない。
けれども、それを理解するにはまだ二人には時間が必要で。
歩き始めたばかりの十四歳という不安定な月齢が恋を試してしまう。
キスは何度も繰り返した。
時折大人のキスを真似てみて。
「……またやっちゃった……」
主無き天蠍宮に積もるため息の数は。
「どこ行っちゃったんだろ……ミロ……」
水面に浮かぶ月よりも移ろい易くて。
指先が掠めるだけで崩れてしまうその姿。
接吻するなど怖くて出来ないように。





着飾ることなどしたこともなく、どうしたらいいかわからない。
だから自分にとって一番相応しい格好を選んだ。
彼に会うのならばこれが一番良いだろう。
早まる鼓動を鎮めるように呼吸を整える。
「……カミュ?」
ふいに感じた小宇宙に少年は顔を上げる。
体感温度が少しだけ下がることが彼女の来訪を告げた。

501:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:10:01 LygTUPLF
「!!」
月光を背に壮麗なる姿。
揺れるマントと黄金の鎧。
対を成すように緋色の髪がふわりと揺れて。
普段付けない仮面を鮮やかに彩った。
「ど、どっか今から行くのか?急に仕事入ったとか……」
静かに横に振られる首。
仮面越しにじっと見つめてくる視線が今までで一番胸を締め付けた。
「ミロに逢いに来たの」
眼差し一つで空気の色が変わる。
「…………俺に?なんでだよ……」
逃げるように顔を叛けて。
「逢いたかったから。どうしても逢いたかったから」
ゆっくりと近付く影と響く足音。
静かに仮面に指が掛かる。
「なんで…………仮面付けてんだよ…………」
「この仮面の意味、知ってる?」
古い風習だと黄金聖闘士の女性で仮面を聖域内で付けるものは居ない。
「………………………」
「素顔を見られたら、殺すか…………愛するかのどちらかを選ぶ…………」
からら…と乾いた音を立てて石畳の上に転がる金の仮面。
赤い月を写し取ったような瞳が少年を静かに捕えた。
少し震える手で彼のそれを取り、自分の首に掛ける。
「だから…………」
僅かでも力を入れれば彼女は息絶えてしまう。
「…………選んで…………」
「……ばっかやろ……んなの決まってんだろ!!なんで、なんでそんなこと……っ!!」
泣きそうなのを堪える瞳ときつく噛んだ唇。
「だって……ミロのこと……」
一番近くに来て。
「好きだから」
君の名を呼ぶために。





素肌に触れる空気の冷たさに瞳を閉じて。
額に触れる彼の唇の熱さが心地よかった。
「……カミュ……」
たどたどしく体の線を撫で上げる掌。
ただそれだけなのに生まれてくる不思議な震えに少女は戸惑う。
「俺で良いの?」
「どうして……聞くの?」
舐めるようなキスと壊れるような抱擁。頬に触れる柔らかな緋色の髪。
指に絡ませてそれにもそっと唇を当てた。

502:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:11:40 LygTUPLF
「カミュ、髪も良い匂い……」
誰かと肌を重ねることは本当はとても簡単なことなのかもしれない。
そこに心が付随しないのならば。
「……ぁ……ん……」
ちゅく…首筋に触れた唇がそこを甘く噛む。
自分の口から零れた声に慌てて手でそこを覆う。
(やだ……なんて声……)
夢中になっている少年に悟られないように唇を噛んで。
指先が弄る度に生まれそうな声を必死に殺した。
「……やーらか……カミュ……」
ふるん、と上を向く乳房に指が掛かってその先端が口中に。
舌先で転がすようにして時折吸い上げる。
「……ッ!!……ぅ……!…」
かりり…乳首を噛まれてびくんと細い肩が大きく震えた。
左右をねっとりと舐め嬲る舌と唇。
甘い匂いと柔らか質感は理性を簡単に奪っていく。
乳房に刻まれる赤い痣。一つ、二つ、ゆっくりと増えて。
「血、出てる……」
唇の端から零れ落ちる血液を舌先で舐めとられる。
何度目かわからないキスは鉄と錆に似た味がした。
「嫌?カミュが嫌なこと……俺、しないよ」
彼の声はこんなにも優しかっただろうか?
ずっと聴いてきたはずの少年の声はいつの間にか男に変わっていた。
「違う……でも、何か…………恥ずかしいから……」
ふにゅふにゅと柔らかい乳房を揉みながら丹念に先端を舐め嬲る、
ちろちろと舌先が這い回るたびに小刻みに体が震えた。
何度も確かめるようにキスを繰り返す。
ゆっくりと唇が下がっていく。
「!!」
まだ未成熟な秘裂に唇が触れて。
「ひゃ……ぅ!!……」
その上の小さな突起を小突くように口中で嬲りあげる動き。
その度に体を走るびりびりとした感覚に飲み込まれそうで何度も首を振った。
あふれてくる愛液を指先に絡ませて、ひくつくクリトリスを擦り上げる。
「カミュ……気持ち良い?」
「……わかんな…い……」
たどたどしい愛撫でもこの手が彼のならば少しだけ嫌悪感も恐怖も拭える

503:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:12:57 LygTUPLF
「……続けて……ミロ……」
中指がゆっくりと膣口に触れて沈む。
くちゅくちゅと響く音とべとべとになった指先。
指を増やすたびに苦しげに寄せられる眉と荒くなる呼吸。
「…っは……ァ……ぅ……」
「カミュ、ごめん……ッ……」
小さな膝を割って体を入り込ませる。
これから自分がどうされるのかなんてわかり切っているはずなのに。
そこまで子供では無いと言い聞かせても。
自分の体を征服するのは、紛れもなく彼なのに。
「や……っ……」
どうして怖いと思ってしまうのだろう。
「!」
肉棒の先端が膣口に触れる。
ぐちゅ、と亀頭が飲み込まれて肉壁を押し広げるようにして注入が始まった。
「ア!!や、イヤ……ァ!!」
抵抗しようと胸を押す細い腕を少女の頭上で片手で押さえ込む。
「ミロ……?」
自由の利かない両手と金色の光。
「ごめん……俺……ここで止められない……」
リストリクションの光の輪が氷の美少女を静かに拘束する。
「あああっっ!!」
悲鳴にも似た甲高い声が室内に響く。
逆流する血液と真っ赤に染まる視界。
ぐちゅ、ずちゅ…生まれてくる互いの体液が絡まりあう水音。
内腿に滲む様に流れた処女喪失の証明。
少年が腰を進める度に広がる痛みとこぼれる涙。
「……カミュ……ごめん……ごめん……」
「違っ……あ!…ッ……!!…」
痛みと痺れで回らない呂律。
彼を否定する気持ちなど欠片もないのに。
こうなることを望んで覚悟を決めて天蠍宮に来たのは自分なのに。
「痛った……ぁ!!……」
「…っは……カ…ミュ……」
噛み付くようなキスを繰り返して。
何度も何度もきつく背中を抱いてくるこの腕が愛しいのに。
喉の奥で言葉が詰まって声にならない。

504:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:14:08 LygTUPLF
「解いて……ッ!!こんなの……嫌だ……」
自由になる手が求めたもの。
自分と同じくらいまだ細くて頼りない彼の背中を抱きしめた。
「カミュ?」
「ミロの大馬鹿者…ッ!!自分勝手に突っ走るなっ!!」
「へ……?」
「私は痛くてそれどころじゃないんだ!!何度も謝るな!!謝るくらいなら最初から
 こんなことするなぁっ!!私だって覚悟を決めてここに来たんだっ!!」
ぼろぼろと涙をこぼしながら彼女の口唇が告げてくれた本当の気持ち。
涙と汗でべたべたの素顔。
常に穏やかに笑ってどこか冷徹ささえ感じさせる普段の表情(かお)はそこにはない。
十四歳のまだ大人にあこがれ始めたばかりの少女がいるだけ。
「お、俺だってちょっと痛い……」
「早く終わらせて!!もうヤダぁ!!」
簡単に何もかもが変われるほど世界は優しくはない。
でも。
君の肌が優しいことはたった一つの真実だから。
「…ぁ……カミュ……」
何度も何度もその体を突き上げて。
落ちてくる汗に瞳を閉じて重なる鼓動に胸がときめく。
思い描いた初体験とは掛け離れた初めての夜。
それでも、これがきっと自分にとって最良のものなのだろうと朧気に感じた。
「……ぅ…ア!!…ミロ……ぁ!……」
繋がった箇所がじんじんと痛んで熱い。
慢性的な痺れと生まれ来る愛しさ。
「んぅ……あ……っふ……」
耳に触れる唇が囁く言葉。
それだけで満たされていくのは冷たくなっていた心。
月齢十四、知るには早い恋。
「……っは…!!…カミュ……ッ!!」
同じように涙を浮かべた彼が崩れるのを受け止めて。
この体が女なのだということを今更ながらに神に感謝した。







くたくたになった体を寄せ合って、視線を重ねる。
「何で怒ってんだよ」
「自分の胸に聞いてみろ。最低男」
「な……っ!!言いたい放題だろ、それ!!」
喧嘩がしたいわけでもない。こんなときくらい甘える女になってみたいのに。

505:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:15:54 LygTUPLF
(あ……でも、カミュこんな顔するんだ……)
勝気な瞳とまっすぐに重ねてくる視線。
「そ、そのうち多分、俺もカミュも一緒に気持ちよくなれると思う」
臆病な手を伸ばして。
細い背中を抱き寄せて世界で一番甘いキスを交わした。
「泣き顔でもカミュ綺麗なんだなーって」
「………………………」
「まだ俺じゃ頼りないかもしれないけども」
両手を組み合わせて作り上げる小さな光。
「……綺麗……」
幾重にも織り上げた美しい花のような優しい光の輪。
「もっと俺が大人になったら、俺……カミュのこと嫁さんにもらうんだ」
その輪を今度はひとつに変えて。
彼女の左手の薬指に移動させた。
「朝になったら消えちゃうけど、次のカミュの誕生日には消えないようにするから」
いつか、という言葉を好まない恋人。
それを知ることができたのは今までの時間を重ねたから。
確約できる未来などないとわかっていても。
「だから、俺とずっと一緒に居よう。カミュ」
正々堂々と正面きってのプロポーズ。
逃げも隠れもせずに君に一厘の花を。
「……うん……」
あせって駆け上ることもあるだろうけども、必ず立ち止まって。
二人で一緒に同じ高さで世界を見つめよう。
「ね、ミロ……」
「何?」
「あの、ね……こうやって……」
まだ薄い胸板に少女の柔らかな乳房が重なる。
「ちょっとだけ憧れてた……素敵な人とこんな風にするの……」
抱きしめてくる腕の中で瞳を閉じる。
「俺って素敵な人?」
「んー……もうちょっとしたらそうなると思うけども……」
「何だよ、それ」
胸に刺さった氷の棘を溶かしてくれたのは王子さまではないけれども。
オリオンを一撃で倒した金色の蠍。
「有望株。ミロはかっこよくなると思うよ」
話すだけではなくて、キスをするために唇は存在する。
気持ちを伝えて何かを感じあうために。
「今だってかっこいいはずなんだけど……まだ背だって止まってねぇもん」
草原を、大地を、神殿を。十四歳は歩き続ける。
少年と少女、男と女。
その間で揺らめくこの淡く甘い恋。
素足で踊るように軽やかに通り過ぎていく大切な時間。

506:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:17:00 LygTUPLF
「カミュの肌、すべすべしてて気持ちいい……」
「冷たくない?」
「最初に会ったときも言ってた。俺が何て言ったか覚えてる?」
あの時、彼は自分が欲しくて欲しくて焦がれていた言葉をくれた。
きっとこの恋はそのときに生まれたのだろう。
「気持ちいい、ずっと触ってたい」
この夜と朝の間に埋もれてしまおう。
少しだけ冷たい空気とまだほんのりと熱い体を抱きながら。
「今も同じだよ。カミュのことずっと触ってたい……」
緋色の髪をなでる手の幼さも、じきに変わってしまうだろう。
体躯は立派になりこの細い腕も逞しく変わる。
「ミロ」
少年の胸に顔を埋めて。
「私もミロとこうしていたい……」
「俺も。だったら一緒に居れば良いだけだろ?カミュ」
同じ黄道に座する星に、彼が居たことはきっと与えられた運命だった。
この場所は間違いなく二人だけの聖域だったから。





日差しの照りつける宮で、少年は空を見上げた。
雲はまるで蒼に解けていくよう。
「ミロ、カミュが居なくてなんか気が抜けちゃったかい?」
「シュラ」
石段から飛び降りて少女に駆け寄る。
三つ年上の細身の美少女は二人の間の宮に住む。
「んー、あっちにも俺の荷物あるし。すぐにも逢いにいけるし……」
「今までがずっと一緒だったからね。ちょっと離れても不安なのかとも思ったけども
 そうでもないみたいだね。安心したよ」
面倒見の良さもあいまって彼女は多くの聖闘士に慕われている。
「だって俺、男だもん。ちょっと我慢しないとさ」
「ふぅん……なるほどね。先に体だけ男になったか、ミロ」
「いっ!?」
意味深な笑みでシュラは片目だけを悪戯気に閉じた。

507:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:19:28 LygTUPLF
「このシュラさまに隠し事は無理だぞ、ミロ」
「へへへ……そんとーり。だから俺もちょっと我慢する」
「しょーがない。祝い酒に秘蔵のワイン開けてあげる。おいで」
並んで歩けばまるで姉と弟のよう。
あれこれと突っ込まれては顔を真っ赤にする少年にこぼれる笑み。
「シュラ、ガキ付か?」
銀色の髪の少年は、赤い瞳で綺麗な碧を少女の瞳に捕らえる。
「もうガキじゃねぇもん」
「何だそりゃ?」
どこか誇らしげに光る金色の髪と凛とした空気。
「あ!!さてはお前……カミュとやったな!?」
「あんた……もうちょっと言葉選びなさいよ……下品な男ね……」
「あん?どうだった?緊張したかぁ?よかったな、脱童貞!!」
ごつん、と小気味良い音を立ててシュラの拳がデスマスクの頭を打つ。
「とことん下品な男ね、あんた」
「んなこと言ったって事実だろ。野郎だって緊張すんだよ。な、ミロ」
真似事でも何でも少年は男になろうと懸命に背伸びする。
「デスも緊張した?」
「それなりにな。そうやってみんな男になんだからよ」






空に掛かるオーロラを綺麗と言ったのはどちらが先だっただろう。
窓枠に指を当てて一人で見上げる。
「カミュ先生?」
「ごめん、起きちゃった?アイザック」
栗金の髪の少女の肩に手を置いてカミュは小さく笑う。
「明日も大変だから早く寝ようね」
テーブルの上の写真をそっと伏せて。
少しだけ冷めた紅茶の香りが彼の地を思い出させる。
二人で分けた茶葉もきっと彼の分はまだ手付かずだろう。
(一緒にお茶飲みたいな……それとも誰かと楽しくお茶飲んでるかな……)
茶器の扱いなど以ての外。もしかしたら揃えたカップも割ってしまったかもしれない。
部屋の片隅に置かれた水瓶座の聖衣箱。
「カミュ先生」
ひょこりと顔を出した愛弟子ともう一つの影。
「カーミュ」
ミロの手を引いてアイザックはにこにこと笑う。
「ミロ!!」
「ムウに貰ったんだけども、俺じゃ美味しく作れないからさ」
小さな瓶に鎮座する茶葉。きつく巻かれた麻の蓋紙。
二人きりじゃなくても、たとえ毎日あえなくても。
「確かに私のほうが上手だけどね」
「アイザックも一緒にな。酒じゃないからいいよな?カミュ」
「早寝させようと思ったのに。今日は夜更かしになりそうだね」
肌を刺す寒さも消し去る暖かさ。
「ロシアンティーばっかりだったから、有難いよね。アイザック」
「はいっ」
ゆっくりと流れる時間。
この幸せを一枚だけ切り取った。





草原を雪原を銀河を。
月齢十四、歩き続ける。

508:KINO ◆v3KINOoNOY
07/06/09 21:21:19 LygTUPLF
おわり。現在431KB
また何かできたら持ち込みます。

蟹とか山羊とか弟とかその辺で。ソレントとか

509:名無しさん@ピンキー
07/06/09 22:59:59 Xnl7HkHU
>>508
GJ!

510:名無しさん@ピンキー
07/06/10 01:05:40 YjOjT9Zm
昔、どこかのサイトでfateのギルガメッシュの女性化の画像を見たんですが、心当たりある方はいらっしゃいませんか?
大阪弁か広島弁か、その辺りの言葉をギルが話していた気がします

511:名無しさん@ピンキー
07/06/10 04:45:37 n6H7Y2aN
fateなら
URLリンク(www.geocities.jp)
ここのイラスト等からさがせ
女性向きだったら見つからないかもしれないが

512:名無しさん@ピンキー
07/06/10 09:34:23 YjOjT9Zm
ありがとうございます。
そこで探してみます

513:名無しさん@ピンキー
07/06/10 11:53:31 xY/u2j5+
>>508
切な萌えGJ
もしかして難民板の某スレの兄弟か?w
次回作を楽しみに待っとります

514:しっと団×女マーテル
07/06/10 16:52:30 nLv23WRE
『突撃! パッパラ隊』のフォン・マーテル女体化です。
原作に出てきた性転換薬『男が女になっちゃうアラ不思議ドリンク』で女体化
します。
カップリング(?)はしっとマスク&しっと団×女マーテルで輪姦モノ。
ですが、原作が不条理ギャグマンガなせいか陵辱モノな割にやたらノリは軽い
です。
苦手な方はスルーの方向で。

原作のOPERATION66~67のストーリーを踏まえた上でのパラレルなんで、原作
知らないと読んでも全くワケわからないかもしれません…………。
一応原作の該当部分のあらすじを書いておくと、

 マーテルが部下に造らせた幼女型ロボットの蓮花にパッパラ隊基地を破壊さ
 せる。
 でも実は基地は無人で、建物だけ壊した直後にパッパラ隊員たちが帰って来
 ちゃって、マーテルと蓮花は見つかってしまう。
 隊員たちに責任追及されたくない蓮花は、「自分はマーテルに性的イタズラ
 をされそうになった通りすがりの幼女だ」と嘘を吐いて難を逃れる。
 基地を破壊したのがバレた上、幼女虐待の濡れ衣まで着せられたマーテルは
 ランコたちに全裸に剥かれてフクロにされた挙げ句、
 しっとマスク&しっと団にも「しっと団の名を汚した(マーテルもしっと
 マスク2号としてしっと団の一員なので)」として文字通り吊し上げられ、
 「しっと団秘密裁判」にかけられる。
 が、蓮花がしっと団秘密裁判の様子を偶然目にしてしまい、しっとマスクが
 「見られたからには黙って帰すわけにはいかん」とか言い出して、
 色々ゴタゴタしてる内に裁判自体がうやむやになって、
 結局マーテルは放置されたまましっと団が蓮花に始末され、
 そこで話は終わっている。

で、今回のSSは、「もしも裁判を蓮花に見られてなくて普通に(?)刑が
執行されてたら」というパラレル設定です。
前置きムダに長いですが、この次から本文始まります。

515:しっと団×女マーテル
07/06/10 16:55:56 nLv23WRE
巨大軍事帝国シュバルツ・ラントの戦闘家老という高い地位にあり、そこそこ整った容
姿も持っていながら、愛しのミラルカ陛下の心を奪った男・水島一純への激しい嫉妬に狂
ったがために、『しっとマスク2号』となって、モテない男たちの組織である『しっと団』
に所属している。
 この、他人から見れば不憫というか、かなり意味不明な自分の生き方について、フォン
・マーテルは、今までそれほど疑問を覚えたことはなかった。
 しかし、今は、自分がしっと団に入っていることを死ぬほど後悔していた。それほどに、
この『しっと団秘密裁判』は恐ろしいモノだったのだ。
 先程、破壊された基地の跡地でランコ少尉によって全裸にされたマーテルだったが、そ
こから程近い森の中にて、しっと団秘密裁判にかけられている今も、未だに身に纏うもの
は何も与えられていなかった。それどころか、素っ裸のまま両手両足を一纏めに縛られて、
熱湯煮えたぎる大鍋の上に宙吊りにされているという、ちょっと正気を保つのも難しそう
な恐ろしい状態を強いられてさえいた。
 彼はこの状態のまま、しっと団員の協議によって自らがどう処刑されるのかが決まるの
を待たなければならなかった。
 現在被告となっているマーテルの罪状は二つ。
 一つは、パッパラ隊基地の破壊。しっと団のメンバーはその大半がパッパラ隊の隊員で
あるため、これに対する怒りは大きい。
 しかし、ここで更により重大な罪として取り上げられているのは、幼女へのイタズラ行
為であった。いかに女にモテないしっと団員といえど、年端もいかぬ少女に手を出すなど
という邪欲に走ることは許されない。その行為は「しっと団の名を汚した」として、厳し
く断罪されるべきものなのである。
 実際のところは、基地の破壊はともかく、幼女へのイタズラというのは蓮花に裏切られ
て着せられた単なる濡れ衣なのであるが…………しかし、マーテルがそう訴えたところで、
聞く耳持ってもらえないのはわかりきっていた。今はただ、呆然とコトの成り行きを眺め
ているしかできることはない。
 しかし、協議は意外にも難航し、処刑方法はなかなか決まらなかった。
 まず最初に、団員ナンバー74の安藤によって提案されたのは、恋愛シュミレーション
ゲーム「どきどきメモリアル」を、ミスター兄貴――しっと団と馴染みの深いホモの
兄貴――と実演してもらうという意見だった。しかし、しっと団の総帥であるしっと
マスクの「やってるうちに楽しくなってくるかもしれんからねー」という一言で、その案
は却下された。
 その他にも、「ボスザル1万頭の中にメスザルのカッコさせてほーりこむ!!」「巨人グ
ッズで身をかためて阪神電鉄にのせる!!」「『ヒューマンミューティレーションどんと
こい!!』と体にかいてすっぱだかのまま火星に送りこむ!!」など、多数のくだらなく
も恐ろしい意見が出たが、どれも団員たちを納得させるものではなかった。

516:しっと団×女マーテル
07/06/10 16:57:55 nLv23WRE
 皆が段々とその本来の目的を忘れていき、裁判自体がただの意味不明な狂宴と化してい
く中、一人、静かに挙手した男がいた。俄かに団員たちが静まり返る中、話し始めたその
男は、他ならぬ総帥のしっとマスクであった。
「どうも皆の意見を聞いてると、しっと団の一員である2号の処刑を、我々しっと団以外
の者にさせようとしとる傾向があるな。やはりここは、我々自らが手を下して2号を罰し
てこそ、真にしっと団によるしっと団員の処刑と言えるのではないだろうか!」
 総帥の指摘を、しっと団員たちは「なるほど!」「確かに! さすが総帥!」などと、
口々に賞賛する。
「どうせなら内容も、幼女へのイタズラっちゅー罪状にふさわしいものにしたい。――
―そこで提案なのだが」
 言ってしっとマスクは、どこからともなく液体の入った小ビンを取り出す。
「ククク…………2号、お前にはこれが何の薬だかわかるな?」
 妙な格好で宙づりにされて放心状態のマーテルに見せつけるように、しっとマスクは手
の中の小ビンを揺らす。
「――はっ! それは…………いつかオレが水島を陥れるために作った『男が女にな
っちゃうアラ不思議ドリンク』!! なぜしっとの先輩がそれを…………!?」
 見覚えのある薬品と、それがもたらす嫌な予感に、呆けた表情のままロープの先で揺れ
ていたマーテルが、我に返ってそう叫ぶ。
「ふっ…………知れたことよ。こんなこともあろうかと、貴様が前に海でこれを使ったと
き、隠し持っていたストックをこっそりちょろまかしていたのだ!!」
「威張って言うことじゃねー!!! しかも、『こんなこともあろうかと』って、一体ど
んなことがあると思ってたんスか!?」
「それはともかく」
 マーテルの必死のツッコミをとりあえず無視し、しっとマスクは――裁判官をイメ
ージしての行動なのか――カンカン!と木槌で台を叩く。
「というわけで、処刑方法は、この『男が女になっちゃうアラ不思議ドリンク』で2号を
女にして、我々が思う存分イタズラしまくる、で決定!!」
『うおおおおおおーっっっ!!! 総帥万歳ーーーーーーっっっ!!!』
 しっとマスクが下した、男たちにとっては美味しすぎる決定に、しっと団員たちは狂喜
乱舞する。
「イヤだ~~~~~~~~!!! 今まで出てきた意見の中で一番イヤだ~~~~~~~
~~~~!!!!」
 対照的に、被告のマーテルは声も嗄れよと絶叫しながら滝涙を流すのだった。

                                      つづく

517:しっと団×女マーテル
07/06/10 17:17:36 nLv23WRE



「というわけで、さっそく処刑開始! まずは薬を飲ますために、2号を地面に下ろせ!」
『ラジャー!!』

 しっとマスクの命令に、驚異的なスピードで動いて従うしっと団員たち。

「ぎゃーーーーーーーーーっっ!! イヤーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!! 
やめてお願いお許し下さいなんでもするからどうかそれだけはむぐっ!!!」

 恥も外聞もなく泣き叫びまくるマーテルが地上に降ろされるや否や、しっとマスクがそ
の顎を掴み上げ、ボロボロ涙を零す彼を無理やり黙らせる。

「往生際悪いぞしっとマスク2号…………邪欲に負けて幼女に手を出したお前が、しっと
団に与えた汚辱を雪ぎ罪を償う方法は一つ。それは、お前自身が女となって辱めを受け、
イタズラされた幼女と同じ苦しみを味わうことに他ならん!」

 言いながらしっとマスクは、片手にもったドリンクのフタを親指一本でキュポンッと開
ける。 

「さあ、大人しく女になって、我々にあんなコトやらこんなコトやらされるのを、甘んじ
て受け入れるのだっっ!!」
「むぐぐ~っっっ!!」

 しっとマスクは、マーテルの口にドリンクを一気に流し込むと、吐き出せないように鼻
と口を両手で塞いでしまう。

「ぐっ…………むぐぅぅっ…………んぐっ!」

 ごくんっ。

 初めは必死に抵抗するマーテルだったが、息苦しさに負けて液体を飲み下してしまう。

「うっ…………ぅあああああああ……………………!!」

 マーテルの身体から、バキボキと痛々しい音が鳴り響き、うめき声と共にその体型が変
化しはじめる。胸は大きく膨らみ、腰はくびれ、全体的に柔らかみを帯びた女性の身体に
…………その光景はちょっとグロテスクでさえある。

 やがてマーテルの姿は、豊満な肉体を持つ美少女――しかも全裸で両手両足を一纏
めに縛り上げられているという、とんでもない姿の――へと、完全に変化した。

『うおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!』

 男たちの熱狂が最高潮に達する。その白磁の肌、豊かな胸の膨らみ、ほっそりした長い
脚、円らな瞳の美しい顔立ちは、普段女性というもの自体に縁がないしっと団員にとって
は、変化時のグロテスクな光景も一瞬にして忘れさせるほど魅惑的だったのだ。

「すっ…………すげ…………」
「うっ…………オレ、もうダメ…………」
 中には、興奮しすぎて鼻血でダウンする者も現れた。

「ううう……………………」

 男たちの無遠慮で好色な視線に晒されて、羞恥と恐怖に身を竦めるマーテル。


518:しっと団×女マーテル
07/06/10 17:19:50 nLv23WRE
「とりあえず、もうちょっと色々しやすいように縄は解いとくか」

 自らも鼻血を垂らしながら、しっとマスクが団員たちに指示を出す。このまま両手両足
が一纏めになっている状態だと、せっかくの巨乳が太股で隠れてしまうし、色々な場所に
お触りしようというときに支障が出てしまう。

 マーテルを戒めていたロープはとりあえずすべて解かれ、代わりに二人の団員たちが両
脇から腕をとって押さえる形になった。
 縄を解かれても、マーテルに抵抗する術はない。なにしろ、もともと男でいてさえ貧弱
なボーヤなのである。女になってますます非力になってしまっては、屈強なしっと団員た
ちを振り解いて逃げ出すことはほぼ不可能だった。
 両脇を固めるしっと団員の荒い息が耳や首筋にかかり、マーテルは嫌悪感に肌が粟立つ
のを感じた。

「ハァハァ…………も…………もー辛抱たまらん!!」
「ぎゃあっ!」

 右腕を押さえていた団員が、欲望をこらえきれない様子で片方の乳房を鷲掴んできて、
マーテルは思わず悲鳴を上げる。

「フ…………フヘヘ…………柔らけ~…………肌もスベスベできもちー…………」
「ひいいい…………や、やめて…………」

 乳房を揉みしだかれつつ、剥き出しの柔肌に舌を這わされ、あまりの気色悪さに泣きな
がら弱々しく抗議の声を上げるマーテル。

「おいおいっ! 総帥のオレを差し置いて何をしちょるか貴様っ!」
「うるせーっ!! このしっと団では女はみんなのモノなんじゃい!!」

 号令をかける前にフライングしたその団員をしっとマスクが咎めるが、聞く耳を持つ様
子はない。

「よーし、そんじゃ俺も…………」

 その様子を見て、逆の方の腕を押さえていた男が、目の前で揺れていたマーテルの乳房
を掴み上げ、舌を這わせてくる。そして、羞恥と嫌悪感と肌寒さによって既に少し尖りを
見せていた乳首に、むしゃぶりつくように吸い付いた。

「あっ…………!? ん、やっ…………」

 その瞬間、マーテルの身体がビクッと震え、嫌悪感からだけとは思えない悩ましげな声
が上がる。

「ん? なんだ、乳首弄られて感じちゃったのか?」
「ちがっ、そんな…………あっ!」

 最初に乳房を揉み始めた男に荒い息でそう問われ、反射的に否定するマーテルだったが、
硬くなった乳首を指の間に挟まれて弄くられ、耐えきれず甘い声を上げる。
 やがてその男も左側の男に倣い、乳首に吸い付いてくる。その上で、柔らかさを楽しむ
ように、豊満な白い膨らみをいやらしい手つきで撫で回してくる。

「あっ…………やっ、そこダメぇ…………ああっ…………」

 二人の男に同時に両方の乳首を吸われ、マーテルは、意思に反して襲ってくる快感に身
悶えてしまう。敏感な場所を強く吸われ、歯を立てられ、舌で擽られるたびに、身体の奥
に電気が走ったような感覚に襲われて、甘い声を上げて身を捩ってしまう。


519:しっと団×女マーテル
07/06/10 17:22:27 nLv23WRE


「も、やめ…………せ、先輩たすけて…………もう許してぇっ……………………」

 快感に流されていきそうな恐怖から、マーテルは、少なくともこの場にいる中では一番
信頼を置いている人物であるしっとマスクに、涙目で助けを求めてみる。

 しかし、そもそもの提案者である彼がこの窮地を救ってくれるはずもない。しっとマス
クはマーテルの哀願など完全に無視して、半分仰向けに寝かされた状態で取り押さえられ
ているマーテルの足下に回り、きつく閉じられていた両脚を力ずくで開かせ、秘所を丸見
えにさせた。

「ひいっ! やっ、そんなぁ……………………」

 いくら本来の自分の身体ではないとはいえ、一番恥ずかしい部分を容赦のない視線に晒
されたショックと、これからされるであろうことに対する恐怖を感じ、マーテルは小さな
悲鳴を上げる。

「グフフフフ…………なにが『もう許して』だ、あんなやらしー声出して…………本当は
オレたちに嬲られて、気持ちよくてたまらないんだろ?」

 興奮に鼻息荒くしながらそう言うと、しっとマスクは、早くも少し潤み始めていたマー
テルの下腹部に手を突っ込み、初めて触れる女のそれを思うままに弄り倒す。

「ひあっ! あっ、あぅっ、やあっ…………せ、せんぱ…………あっ、やめ、やめてぇぇ
…………」

 敏感な部分を無骨な指で荒っぽく擦られ、痛みと快感にマーテルは悲鳴を上げる。強す
ぎるほどの刺激に秘所はますます潤い、手を動かされるたびにぐちゅぐちゅと卑猥な音を
立てる。

 それに加えて、両脇にいる男たちの愛撫も段々とエスカレートしてきていた。胸を中心
に身体のあらゆるところに舌や指を這わせてきて、時折、感じやすい場所にヒルのように
吸い付いてくる。

「んんっ、くぅぅっ…………あっ、んぅっ、やっ、ああぁっ…………」

 必死に声を抑えようとしても、抑えきれない。一度に三人もの男によって体中に刺激を
与えられ、抗いがたい快感の波がマーテルに襲いかかってきていた。

 その内に、手で弄るのだけでは飽き足らなくなったのか、顔を覆うマスクを鼻の上まで
まくり上げたしっとマスクは、両手でマーテルの膝を抱え直すと、股間に顔を突っ込み、
ヒクヒクと震える秘所を舌で嬲り始めた。

「んああっ! あっ……あっ、ふああぁ…………そんっ、な…………」

 熱く湿った柔らかいモノが敏感な場所を這い回る卑猥な感覚に、マーテルは身体を弓な
りに反らして震えた。

 一番敏感な肉粒を熱い舌で擦られて強く吸い上げられ、とろとろした蜜の滲み出てくる
割れ目を舌で暴かれる。刺激を受けるたびに身体の奥底に熱い痺れが駆け巡って、理性を
完全に奪っていこうとする。


520:しっと団×女マーテル
07/06/10 17:24:25 nLv23WRE


「やっ…………あっ、ああっ…………」

 暴れる芋虫のように蠢くしっとマスクの舌が膣口を探り当て、ぐりぐりと擦りながら舌
先を侵入させようとしてくる。

「やあっ…………ダ、メそこ…………舌、入れちゃ…………あああっ」

 その刺激に、まだ暴かれていない性器の奥底の部分までジンジンと熱くなり、腰全体が
とろけるような感覚に襲われる。

 口では、そして理性の上ではまだ必死にその行為を拒否し続けているのだが、身体の方
は、ともするとより強い刺激を求めて、しっとマスクの顔に腰を押しつけようとさえして
しまいそうになるほど、既に快楽の虜になっていた。

「ひはっ、はぅっ、んっ…………んくぅぅっ…………」
(な、なんで…………こんな…………)

 男に身体を嬲られて快楽を得ている自分が信じられず、マーテルは唇を噛み締める。

 いくらしっと団がそこはかとなくホモっ気のある集団だからといって、自分は男とそう
いう関係になるのは真っ平ごめんだと、常日頃から思っていただけに、その男の愛撫で感
じてしまっている自分がまず受け入れがたかった。

 何より、無理やり女の身体に変えられて犯された上に、よりによってそれで快感すら得
てしまっているという状況が、マーテルの、男としてのなけなしのプライドをズタズタに
引き裂いていた。


                                     つづく

521:しっと団×女マーテル
07/06/10 17:31:18 nLv23WRE
最初の方、行空けなくて死ぬほど見づらくてすみません。
4レスめあたりくらいからやっと気を使い出しました(汗)

あと、3レスめになぜか「つづく」って書いてあるのは、
最初はそこで切ろうと思っていたけどさすがに短すぎたので、
途中で今できている分を全部投下しちゃう方針に転換したからです。
無計画スマソOTZ

522:名無しさん@ピンキー
07/06/10 22:30:26 WA4jK5sB
おお、パッパラ隊だ!!懐かしい…
続きも楽しみにしてます。

523:名無しさん@ピンキー
07/06/11 01:49:13 JbtfPQSk
パッパラ隊キター!!
続きwktk

524:しっと団×女マーテル
07/06/12 21:33:13 8LaewHHy
520の続き



「…………ひぃっ!」

 数センチほど強引に入り込んで中を嬲っていたしっとマスクの舌が、唐突に引き抜かれ
て、入れ替わりに、無骨な指がきつく締まる膣内に入り込んでくる。

「んあっ…………ふあああっ!」

 舌よりも深く入り込んで、内襞を掻き回すその指の動きに、マーテルは、プライドを引
き裂かれた絶望感とは裏腹に、鳥肌立つほどの快感を覚えてしまう。
 その内に指を二本に増やされ、引き攣れるような痛みを覚える。しかし、内襞を柔らか
くほぐされていく内に、段々とそれも更なる快楽に変わっていった。

「やっ、ああっ…………あふ、んぅっ…………ふあっ、あっ、はあぁ…………」

 唇の端から、飲みきれなかった唾液が零れ出て、顎と首筋を伝い落ちていく。
 敏感な場所を嬲られる度に、身体の奥に淀む、熱くどろどろとした性感の渦が、どんど
ん膨らんでいっていた。限界近くまで追い詰められたマーテルは、何かが弾けてしまいそ
うな感覚に、切ない嬌声を上げて身悶える。

「ああっ、んっ、ふああっ……………………あっ!?」

 しかし、高みに昇りきる前に、しっとマスクの指は唐突に抜き去られた。

「はっ…………え、な……んで…………」

 絶頂の間際で刺激を止められ、入れ替わりに襲ってくる耐え難い疼きに、マーテルは思
わず腰をくねらせる。
 しかし、もしかしたらここで許して貰えるのかも…………という、淡い期待も感じなが
ら、上目遣いでしっとマスクの様子を伺った。

「ヌフフフ…………なんでも何も…………」

 言ってしっとマスクは、マーテルの愛液で塗れた手指をべろりと舐めると、自らが身に
纏う唯一の衣服であるパンツに手をかけた。

「こっからが本番だからに決まっとろーがあ~…………!」

 しっとマスクのパンツがずり下ろされ、怒張しまくった男根がマーテルの目の前に露出
される。


525:しっと団×女マーテル
07/06/12 21:35:13 8LaewHHy


「ひいいい…………」

 アレがデカいという話は本人の口からしょっちゅう聞いてはいたのだが、予想以上の大
きさとグロテスクさを目の前にして、青ざめるマーテル。

「ナニを生娘のよーに怯えとるんだお前は。ちょっと前までは自分の股間にもついとった
モンだろーが」
「で、でも、そこまでデカくないしグロくないし…………て、っていうか、無理っす! 
絶対無理! そんなデカいの入るわけないっスよ!!」
「やかましいわ! そして、どうせそういうこと言うなら『やっ、ダメ…………そんな大
きいの入んない…………』とか、もっと萌えるよーな言い方せんかい!」
「萌えよーが萌えまいが無理なことには変わらん~~~~!!」
「ええーい、いい加減覚悟を決めんかい!!!」

 しっとマスクは、ビビりまくるマーテルの顎を掴んで無理やり上を向かせ、その顔に自
分の顔をずずいと近づけて凄む。

「いいぃ~~~か2号、これは厳正なるしっと団の協議によって決まった処刑方法なのだ。
罪人に処罰を拒否する権利なんぞない!! したがって、嫌だろーがなんだろーが、お前
はグダグダ言える立場じゃねーんだぞ!!!」
「は、はひっ…………すみませんっ…………」

 しっとマスクの言い分には納得いくわけなかったが、あまりの迫力に気圧されて、つい
同調してしまうマーテル。

「まったく…………大体、なんのために頑張ってお前のアソコを濡れ濡れになるまで可愛
がってやったと思っとるんだ~? あ~ん? 散々よがりおってからに~」
「…………! くぅっ…………」

 まだ愛液の付いたままの手をマーテルの顔に突きつけ、イヤらしい口調で責めてくるし
っとマスク。その無慈悲な言葉にマーテルは、先程までの自分の痴態を思い出して、耐え
難いまでの恥ずかしさに唇を噛む。

「というわけで皆の衆!! よく見ておけ! …………できればビデオとかにも撮っとく
がいい! 我々しっと団の名を汚した罪人しっとマスク2号の処女は、このワシが代表と
なって貰い受ける!! お前らはその後に続くよーにっ! いいなーっ!?」
『ぅおおおおおおおーっ!!』

 しっとマスクの号令に、モテない童貞男たちは歓喜の咆吼を上げた。

「いや~、とうとうオラも童貞捨てられるときが来ただなあ」
「総帥の後は、オレが最初に突っ込ませてもらってもいいか!? も~股間が疼いて疼い
て限界じゃ~!!」
「なに言ってとんじゃ、そりゃオレだって同じじゃわい!!」

 お約束の仲違いも始まるが、とりあえず総帥が最初に挿入するということには皆反対し
ないらしい。

「ひええええ…………」

 マーテルにしてみれば、この状況はたまったモノではなかった。
 しっとマスクに犯されるだけでも、色んな意味で相当ダメージを食らいそうなのに、そ
の後に何十人もの男が欲望を滾らせて待ち構えているかと思うと、絶望的な気分になる。
 というか、まず、体が持つかどうかもわからない。


526:しっと団×女マーテル
07/06/12 21:37:47 8LaewHHy
「さて」
「きゃーっ!」

 安心してやる気満々のしっとマスクに、膝を持ち上げられて大きく脚を開かされ、思わ
ず悲鳴を上げるマーテル。
 さらけ出されたマーテルのソコに、しっとマスクのグロテスクな巨根がじりじりと迫っ
てくる。

「でわ、いただきま~す!」
「いやあああああああああああ!!!」

 好色と歓喜に満ちたしっとマスクの声と、恐怖と絶望感に充ち満ちたマーテルの悲鳴と
が、辺りに響き渡る。
 そのときだった。

「何をやってるんだこの変態マスク!!」

 怒りのこもった叫び声と共に、しっとマスクの筋肉隆々とした巨体が、突然現れた人物
の強烈な蹴りによって勢いよく吹っ飛んでいった。

「はへ?」

 全く予想だにしなかった展開に、マーテルは目が点になる。

「お前達も、さっさとその人から離れろ!!」

 怒鳴り声と共にその人物は、未だに両脇を固めていた二人の男をマーテルから引きはが
し、紙屑のように放り投げる。

「あなた、大丈夫ですか!?」

 純粋に心配そうな顔でマーテルにそう声をかけてきて、身につけていた軍服の上着を脱
いで着せかけてくれたのは――よりにもよって、パッパラ隊最強の男にして、マーテ
ルの憎き恋敵――水島一純中尉その人だったのだ。

                                     つづく

527:しっと団×女マーテル
07/06/12 21:57:59 8LaewHHy
>>525
>なに言ってとんじゃ

なに言っとんじゃ  です。すいません…………。

528:名無しさん@ピンキー
07/06/15 00:59:15 6X68KfTD
ほす

529:名無しさん@ピンキー
07/06/15 04:33:23 /qqqyaZm
パッパラ隊懐かし~

まさかこの展開は女マーテル×水島なのか!?

続きが楽しみだw

530:名無しさん@ピンキー
07/06/16 03:11:20 q9d9VnJn
おれ携帯なんで…誰か保管庫の直リンよろです。。。

531:名無しさん@ピンキー
07/06/16 05:34:26 yOTCUK6E
つ[URL直接入力]

532:名無しさん@ピンキー
07/06/16 07:53:42 nE0AiedB
俺も水島×女マーテルに期待

533:名無しさん@ピンキー
07/06/16 23:08:59 D/8cPYWu
獏良で誰か書いてくれないかな



534:名もなき戦士の人
07/06/17 15:31:33 FL3SOmkr
どうも、こちらのスレでは初めて参加させて頂きます。
ネタは西遊記です。
三蔵法師♂と孫悟空♀の内容です。

一応西遊記スレはあるのですが
あちらはドラマ版のエロパロが主だということですので
こちらの方に投下させて頂こうと思います。

登場人物
孫悟空(♀):かつて天界を騒がせて五行山に封印された斉天大聖(自称)。
花果山の岩より生まれた後に不老長生の術を学び、閻魔大王の死者帳簿から名前を消し去ることで寿命から解放され、
さらに蟠桃園(ばんとうえん)の神桃を食すことで不死身の肉体を手に入れた猿妖。
見た目は愛らしい猿少女であるが気性は激しく喧嘩っ早い。意外と姉御肌。あとロリ巨乳(これは外せない)。

三蔵法師(♂):長安の化生寺において有名な高僧…であるはずなのだが、その実態は好色極まりないエロ坊主。
なぜか観音菩薩に見出され天竺へと教典を受け取るべく長い旅に出る。筋骨隆々で男臭い雰囲気を漂わせており、
多少の障害には動じない豪胆な性格。並外れた巨根の持ち主である。


それでは参ります。

『悟空ちゃんの大冒険』


535:名もなき戦士の人
07/06/17 15:32:31 FL3SOmkr
天竺は大雷音寺にてありがたい経典を受け取るべく、長安の都を出発した三蔵法師は紆余曲折を経て五行山へと辿り着く。
巨大な五行山の下に封印されていた孫悟空を解き放ち、観音菩薩より受け賜った緊箍呪を被せて弟子として迎えた。
これは二人が出会って迎える初めての夜のお話です。
舞台はどこぞの宿場でのこと―

「夜の相手ぇ?」
何を言ってんだ、といわんばかりの視線とともに呆れたような口調で返答する悟空。
「旅に出てからこっち、女日照りがかなわんでな!そこへお主のようなぴちぴち娘が弟子になったときた。
となれば、やることは一つ!溜まりに溜まった欲求不満を一気に吐き出してすっきりと…っておいおい、どこへ行くか悟空よ」
坊主とは思えぬ問題発言を聞き流してさっさと三蔵の寝所から出て行こうとする孫悟空。
「いかんなぁ、弟子と言うものは師匠の言うことはハイハイと素直に聞くものだぞ?」
「弟子に堂々とヤらせろなんて抜かす師匠がいるかぁ!あんたホントに坊主か!」
「坊主といえど人間よ。飯を食うなら糞もする。可愛い娘を見れば勃起もする。欲望あっての人間と言えよう」
高僧と呼ばれた男とは思えぬ不埒な発言である。
「そういう欲望を抑えるのが仏に仕える者の仕事でしょうが!ダメだ!この坊主はダメだ!」
天界で大暴れするような罰当たり娘のあたいがなんでこんなマトモな説教してるんだろう…
真剣に頭を抱える悟空であった。
「…そんなに溜まってるんなら一人でおなにいでもしてなよ…付き合いきれないよ、ったく…」
大きく嘆息をついて再び寝所を出て行こうとする悟空に、しかし三蔵は不敵な笑みを浮かべ…
何やらブツブツと複雑な言葉をつむぎ始めた。
「…んげ!?ちょまっ…」
悟空の制止の声を激痛が遮った。頭の緊箍呪が三蔵の呪文に応えてギリギリと頭部を締め付ける。
「むきゃあーーーーーー!!あいだだっだっだぁああああーーー!!」
観音菩薩より賜った緊箍呪は三蔵が口にする呪によって孫悟空の頭を責め苛むのだ。
「ふははは。師匠の言うことを聞かない困った弟子はこうなるのだ」
「脅迫じゃんそれ!最低だぁー!坊主失格って言うか人間として失格だーー!」
苦痛にのたうつ悟空の口から実に的を射た罵倒の言葉が飛び出す。
「わわわわかったぁ!ひ、一晩だけ相手をしたげる!だから呪文とめてぇ~!」
ついに屈服した悟空の言葉に三蔵は満足げに頷くと、緊箍呪の術を解いた。
「うむ、わかれば良いのだ。ふははは」
(こ、この外道坊主…!)
豪快に笑う三蔵を怒りの炎の宿る瞳に映しながら、悟空は激しく敵意を高ぶらせる。
(こ、こうなったら徹底的にやってやろうじゃん…二度とあたいとヤりたいなんて思わないくらい徹底的に搾り取ってやる…!)
数百年の齢を重ねてきた悟空ではあったが性交の経験は実は数えるほどでしかない。
だが、たかが人間。脆弱な人間の精力などあっという間に尽き果てさせてみせる。
(せいぜいいい気になっているがいいわ…じきに音を上げさせてやるっ!)
だがまだ悟空は知らない。この外道坊主・三蔵の恐るべき真の底力を…



536:名もなき戦士の人
07/06/17 15:33:15 FL3SOmkr
「おお。脱いでみるとこれまた凄いものだな」
悟空が赤い法衣を脱ぎ捨て、小さな身長にはそぐわない見事な肢体が露になると三蔵が感嘆の声を上げる。
むっちりとした太股。岩猿の証であるシッポの下にはぷりんとして赤みがかった小さめのお尻。
きゅっと引き締まったウェストの上にはポヨンポヨンと柔らかそうな大きな胸が揺れている。
「ロリ巨乳、というやつだな。うむ、実にそそられるぞ」
「う、うるさいっ…ジロジロ見るなっ」
身長のわりに大きな胸を手で覆いながら、キッと三蔵を睨みつける。
しかし三蔵は気にする風もなく、無遠慮に彼女の身体を嘗め回すように観察した。
「んん、猿妖のわりには下の毛が薄いようだな。そっておるんか?」
「そ、剃ってないっ!元からだ!悪かったな!」
(くっそぉおお…やっぱり恥ずかしいよぉおお)
恥辱に顔を真赤に染めながら怒鳴り返す。美猴王やら斉天大聖とやらを気取ってみてもやはり、内面は男性経験の少ない女の子なのである。
(それでもやってやる…これ以上こんなエロ坊主を調子に乗らせてたまるもんかっ)
「ほ、ほら。あんたもとっとと脱いで、さっさと粗末なモノを放り出しなさいよ。
偉い坊さんだからってもったいぶってるわけでもないでしょ」
強がるように挑発の言葉を放つ悟空に、三蔵はにやりと笑みを返して立ち上がった。
「ふはは、いいだろう。ではとくと見るが良い」
ばさっ、と自らの寝間着を剥ぎ取り、悟空の前に全てを曝け出した。
大柄な体格、筋骨隆々のマッチョボディ。坊主とは思えぬ見事な肉体美がそこにあった。
そしてその下半身に悟空が視線を落とし…。
―一瞬、彼女は硬直した。そこにあったソレは自分の想像していたアレとは全く違っていた。
そして何度も瞬きを繰り返しながらソレをまじまじと見つめると、やはりそれは男の象徴たる男性器であったと確信したわけだが。
「わきゃあっ!?」
そして確信した瞬間、悟空の口から驚愕の悲鳴が漏れた。
単純に説明するなら、ソレは…
でかかった。大きかった。巨大だった。
股間にギンギンとそそりたつソレは人間の子供の腕よりもより太く逞しい。
雁首の部分は大きく横にせり出す凶悪なシルエットを晒し、太い肉茎には青黒い血管がドクドクと脈打っている。
「あ、あわわわわ…」
悟空はただ口をぱくぱくさせながらソレを凝視することしか出来ない。
「むふふう、どうだ?これが今晩お主をたっぷりと楽しませてくれる一物だ。
…どうした?感動しすぎて声も出なくなったか」
無論、そんなわけはない。この凶悪極まりないデカマラを前にして、彼女は完全に怖気づいていた。
(いやいやいや、これはナイ。これはダメ。これはムリ。絶対壊れる。つーか死ぬ)
先ほどまでの三蔵に目に物を見せてやろうという意気込みも消えうせ、首をいやいやと左右に振るばかりである。
「さて、それでは始めよう。まずは…」
三蔵は大きな両手の平で悟空の頭をわっしと掴むと、そのまま自分の股間に押し付ける。


537:名もなき戦士の人
07/06/17 15:33:57 FL3SOmkr
「わぷっ!」
押し付けられ、驚きの声を上げる悟空の眼前に、その巨大な一物が迫る。
「まずは口でしてもらうとしよう。丹念に扱うのだぞ」
「うう…」
改めてその巨大な魔羅を見つめる悟空。その威容は悟空の奉仕を待ちわびるかのようにビクビクと躍動しているかのように見えた。
(だ、ダメだ…やっぱりこんなモノに入れられるのはやばい…となれば…)
「っ…ちゅぱっ」
意を決したかのように肉茎に唇を這わせ始める悟空。
(こうなったら…本番をやる前に口とか手とかで抜きまくって…満足させるしか…)
そう判断した彼女はなんとか一物に快感を与えるべく、口淫を開始したのであったが…
如何せん、その巨大感への脅えや経験不足が仇となり、思ったような刺激を与えることができないでいた。
「ふはは。どうやら大して経験は無いようだな。…しかしその一生懸命な感じはなかなかそそるものがあるぞ」
(くう…余裕ぶっちゃって…それなら…)
悟空は自らの胸の谷間にとろりと自分の唾液を垂らすと、太い肉茎を大きな胸で包み込んだ。
「これなら…どうよっ」
むにゅむにゅと左右から乳房を圧迫しながら、太く長い魔羅を上下に往復する。
ここで初めて三蔵が小さく呻き、鈴口から僅かに白みがかった透明な汁が滲み始めた。
「お、おお…これは…いいぞ…。もっと強くだ…」
柔らかな乳房をたぷたぷと波打たせながら、悟空は乳での奉仕を続ける。
やがて先端からの我慢汁はより多く溢れ出し、魔羅全体がびくびくと震え始めた。
(も、もうちょっと…)
「え、えいっ」
射精の瞬間が近づいているのを確信した悟空はさらに乳房の動きを加速させた。
もちもちした乳肉は肉茎に吸い付くような感覚を与えながらより一層の快感を与え続ける。
「ぐうう…ではそろそろ…出させてもらうか…ぐおっ!」
三蔵は大きく呻くと、乳房から魔羅を引き離し、先端を悟空の小さな口に突っ込んだ。
「はむぅ!?」
口を亀頭の先端で塞がれたまま、がっしりと頭を両手で固定される。
―次の瞬間。大量の白濁液が亀頭の先端から迸る。
悟空はその瞬間、口内で何かが爆発するような感覚を味わった。
「むぐ…もぶうううう~っっ!!??」
爆発の衝撃の後すぐに強烈な臭気を放つ液体が口内に溢れかえり、喉奥へと一気に流れ込んでいく。
(ちょっ…多過ぎ…!?)
液体は食道をドクドクと流れ下り、飲みきれなかった分は鼻へと続く気道を逆流し、鼻孔から激しく噴出した。
「むぐぉっ…おごおおっ…!?」
塞がれた口の僅かな隙間から苦悶の声を漏らす悟空。
(ちょ…とまらない…!ウソでしょこんなぁあっ…!)
いつ果てるとも知れない射精の激流に戸惑いと恐怖を感じながら、ネバネバの液体が口内を駆け巡る感覚を味わい続けるしかない悟空であった。
「ぐむむむ~っ…ぶはぁっ!」
十数秒に及ぶ永い射精の果てに、ようやく解放された悟空は激しくむせながら口内に残った大量の精液を吐き出した。


538:名もなき戦士の人
07/06/17 15:34:38 FL3SOmkr
「げほっ…かふっ…な、なにすんのよぉっ…し、死ぬかと思ったじゃないっ!」
「ははは、すまんすまん。久しぶりだったんで出すぎたようだな」
激昂する悟空に、しかし三蔵は爽やかな笑顔で応えた。
「出すぎってレベルじゃねーぞ!あんたホントに人間か!?」
「おいおい…この程度でそんなにうろたえてもらっては困るな。わしの息子は…ほれ」
「ひえっ」
そこには大放出したにも関わらず、雄雄しく聳え立つ一物があった。
(萎えてない…全然萎えてない…)
なんかもうここまで来ると絶倫を通り越えて妖怪レベルである。
「さて、ところでお主のここはどうなっておるのかな?」
そう言うなり、いきなり悟空の足首を掴むと、その小さな身体を布団の上にひっくり返す。
「んきゃっ!」
大きく両足が開かれると、殆ど使用されていない可愛らしい少女の割れ目が露になった。
「何百年も生きているわりには全然使っておらんようだのう」
「あ、あたいの眼鏡にかなう男がいなかっただけだよっ!
…くうう~っ、あんまりじろじろ見るなぁ~!!」
愛らしい顔を恥辱で真赤に染めながら怒鳴る悟空。
だが三蔵は意に介さず、そのまま自分の唇を少女の股座に押し付けた。
ぺろり、と男の舌が割れ目をなぞり、皮に包まれた小さな陰核を軽くつついた。
「ひんっ!」
唾液にまみれた舌が新鮮な少女の部分を激しく這い回り、蹂躙していく。
「ああうっ…」
悟空が可愛らしいうめき声を上げた。
やがてその舌先は少しづつ少女の花弁を押し開き、徐々に奥への侵入を試みようとした。
生暖かいそれが自分の内側に入り込むのを感じながら悟空はぷるる、と身を震わせる。
うねうねと動く舌の感触は確実に悟空の女の部分を目覚めさせていた。
三蔵は舌先に奥の方からこんこんと湧き出てくる愛液の味を感じると、勝ち誇ったような笑みを浮かべ、より強く花弁に吸い付く。
花弁の奥よりあふれ出してきた快楽の証はぽたりぽたりと布団に落ち、小さな染みを作り出した。
(ち…ちくしょ~…気持ちよく…なってきるよぅ…)
三蔵は女陰を舌で責めつつ、両手を少女の上半身へと伸ばし、
大きく自己主張している胸をむにむにとマッサージするかのように愛撫し始めた。
肉の詰まった大きな乳房は三蔵の無骨な指先が蠢くたびにぷるぷると波打ち、
先端の桃色の乳首は刺激をうけて充血し始めていた。
さらに三蔵の指先は硬くなり始めた乳首を指でつまんでシコシコとしごいていく。
「んんっ…や、やぁあん…」
やがて執拗な愛撫で勃起しきった乳首をつままれたり引っ張られたりすると、
悟空は気だるそうに小さな身体をくねらせて切なげに息を吐き始めた。
彼女の股座は自身の愛液ですっかり濡れており、男を受け入れる準備を整えていた。


539:名もなき戦士の人
07/06/17 15:35:37 FL3SOmkr
「はぁっ、はぁっ…」
悟空の瞳は快楽に潤み、思考は熱に浮かされたかのようにぼうっと霞んでいた。
不意に悟空の身体に影がかかる。三蔵の巨体が彼女に覆いかぶさってきたのだ。
「どれ、本番の前に…お主も一度気をやってみるか?」
三蔵は股間の巨大な一物を握り締めると、亀頭の先端を彼女の花弁に押し付け、ゆっくりとなぞるように動き始めた。
くちゅ、くちゅ…
肉棒の先端が擦れるたびに、粘着質な水音が聞こえる。
「んあ…あ、あつい…」
何やら巨大な、熱い棒状の物体が自分の敏感な部分に擦り付けられている。
(すごい…おおきいのが…こすってる…)
身体の奥で何かが高まってくるのを感じる。
花弁の奥からあふれ出してくる蜜の量はさらに増し、彼女の快楽の度合いが増していることを如実に表していた。
(きもちいい…きもちいいっ…!)
悟空はすっかり股間から全身に伝わる快感に浸りきっていた。
やがてぷくりと勃起した陰核を亀頭の先が擦った途端…
「ひんっ…ああああんっ!!」
びくんと小さな身体が震え、ぷちゅ、と小さな噴水が彼女の股間から噴出した。
「あああっ…はあああん…」
悟空が素股で絶頂に達したのを見届けると、三蔵はニヤリと好色な笑みを浮かべ―
「さて、ではそろそろ…頂くとしようか」
改めて一物を握りなおし、彼女の濡れそぼる花弁へと狙いを定めた。
「さっきも言ったがひさびさの女だからな…遠慮せず一気にいくぞ」
「え…あ…!」
絶頂の余韻に浸っていた悟空はその一言で一瞬我に返った。
そうだった。自分はこの巨大な魔羅で犯されてしまうのだ。
「あ、あの、ちょっと待って!む、胸で…もういっかい、胸で出させてあげるから、入れるのはあとに…!」
だが、それは止まることなく、彼女の花弁へと押し当てられ―
ずぷっ…
「あ…あああ…!ま、まて…」
ずぶぶぶうううう~っ!
「がはぁああっ…!あがああああああ~~~っっっ!!!???」
その凶悪無比な男根がついに悟空のいたいけな女の部分に侵入を果たした。


540:名もなき戦士の人
07/06/17 15:36:33 FL3SOmkr
「は、はぐうっ…うあああっ…ほ、ほんとに…いれやがったぁ…」
ぱくぱくと金魚のように苦しげに口を開閉する悟空。
しかし入れた側はと言えば、
「ふははは!さすがは世に名を知れた斉天大聖殿!わしの魔羅をこうも見事に咥えこんでくれるとは!」
と、実にご満悦であった。
「ここまで一物が収まるような娘はなかなかおらんでな!
大抵の娘は壊れるだの死ぬだの言うて途中で逃げ出してしまうのだが…」
「そ…そりゃムリだわ…こ…こんなもん…!」
人間で、悟空くらいの背丈の少女がコレを受け入れたなら裂けるどころの騒ぎではないだろう。
実際、巨大な一物を受け入れて拡がりきった女の穴は裂けないことが不思議だ。
しかし彼女は生まれついての岩猿としての頑強な肉体を持ち、長生の術を学び、天界は蟠桃園の神桃を食した不死身の妖怪である。
そんな彼女の身体は見事に三蔵の並外れた巨根を受け入れることができたのであった。
それでも、苦しいことは苦しいのだが。
「さぁて、それでは動かすぞ?」
さらに無慈悲な一言が放たれ、その巨根が悟空の胎内で蹂躙を開始した。
「うあああっ…!?そんな…動かすなんて…あああああああっ!!?」
ずんずんと、容赦なく魔羅が突き込まれ、悟空は苦悶の叫びをあげる。
メスとしての本能か、肉体へのダメージをなんとか和らげようとより多くの愛液が肉壷の奥から分泌され、巨根に纏わりつく。
巨大なオスの猛威は幼いメスの器官の奥まで乱暴に押し入り、突き上げた。
「あああ、うああっ!や、やめろ…!おなか、やぶれるぅ…やぶれちゃうよぉ!」
ごりゅごりゅと容赦なく行き来する巨根に蹂躙され、さしもの孫悟空も弱音を吐いてしまう。
それでも自分の胎内が蹂躙されることで生まれるものが苦痛だけでないことを悟空は感じていた。
(あああ、すごいよぅ…こんなとんでもないもの突っ込まれてるのに、あたい、あたい…!)
「ああああっ…すごい、すごいいいいっ!!こわれそうなのにぃ、すごいよぉおおおっ!!」
「はあ、はあ、いいぞ、いいぞ悟空!」
心底嬉しそうに三蔵が叫ぶ。
「このわしが、ここまで手加減せずに突っ込める穴は初めてだ!
ふはは、どうやらわしの魔羅とお主の穴は相当相性が良いらしいのう!」
じゅぱ、じゅぱと音を立てながら三蔵は最後の瞬間を目指してさらに動きを早めた。
「!いぎいいいいっ…!!だ、だめええええ!!ほんとにこれ以上はだめええええ!!」
胎内の粘膜を思い切り擦り上げられながら悲鳴を上げる悟空。
そして、ついにその時がきた。
「うおおお、いくぞ悟空!遠慮せずに飲み込め!」
「うああっ、だ、出すなぁ!い、いやあああぁあああ~!」
悟空の最奥まで突き込まれた三蔵の魔羅の先端が一瞬膨らむと激しく脈動し、溜まりに溜まった欲望を吐き出した。
どびゅううううう!!どぷどぷどぷぅっ!
「ひぃぃいあああああ~~~っっっ!!??」


541:名もなき戦士の人
07/06/17 15:37:13 FL3SOmkr
一気に押し寄せてくる大量の精液の激流。その衝撃は悟空の快楽中枢を強烈に刺激し、一気に絶頂へと引き上げた。
「あああひゃああああ…だされてるぅうう…いっぱいでちゃってるよう…」
大量の精液がゴボゴボと膣内で駆け巡るのを感じながらビクビクと身を震わせる悟空。
「…むっふうううう~…いやあ、スッキリした!」
そして…ひとしきり放出して満足げに声を上げる三蔵であった。

「ん?なんじゃ悟空。そんなにぐったりしおって…」
繋がったまま、自分の腹の下で喘ぐ少女を見下ろしながら声をかける外道坊主。
「…だ…誰のせいで…ぐったりしてると思ってんのよっ…」
力の無い口調ではあったが、それでもなんとか言い返す。
「ふはは、すまんすまん、張り切りすぎたのう…」
そう言って一物を抜き取ろうとする三蔵。
「あっ…だめっ…今抜いたら…はうっ!」
ずるる…じゅぽんっ。
「はっ…ひゃああ~~!」
しょろしょろしょろしょろ…
巨根によって膀胱が圧迫されたために尿道まで押し出されていた小水が、栓が抜けた途端に噴出したのだ。
「うあああ…もらしちゃったぁああ…」
自分の股間から噴出す小さな噴水を目の当たりにして、これ以上無いほど赤面する。
(あああ…な…なんかもう…いろいろとダメぇ…)
さすがに気力が尽きたのか、ぐったりと仰向けになったまま動けない。
その下半身は自ら垂れ流した尿や愛液、花弁から溢れ出した大量の精液にまみれて惨憺たる有様を晒していた。
そんな悟空を尻目にかんらかんらと笑う外道坊主。
「いやあ、それにしても。女とまぐわってこれほど満足できたのは初めてじゃ。いい弟子と会えてわしは幸せだなぁ」
好き放題したあげくのお気楽発言にさすがにピキピキと血管を浮き立たせる悟空。
(こ、このクソ坊主…やっぱ殺そう…あの緊箍呪を使われる前になんとかしてこいつを…)
「そんなわけで、お主にはこいつをくれてやろう」
そう言って三蔵の取り出したそれは小さな金色の輪のようなもので、悟空の頭に嵌っている緊箍呪とよく似ていた。
「な、なに…?」
「こいつはな、ここに嵌め込む道具なんだそうだ」
三蔵は未だ動けない悟空の股を開くと、花びらの上部にある陰核の皮をむき、小さな肉豆を露出させた。
「あんっ…ちょ、ちょっと、なにを…?」
そこに、先ほどの小さな金の輪を押し当てるとぴったりとピンク色のクリトリスに嵌め込まれた。
「むふふ、上手くはまったぞ?」
「な…なにを付けたの?」
三蔵は答えず、ニヤリと邪悪な笑みを浮かべると小声で『呪』を唱えた。
その瞬間、異変は起こった。
ぶるるるるるるるっ…!
「ええ…ああああっ!?」
突如として、彼女のクリトリスを強烈な刺激が襲った。


542:名もなき戦士の人
07/06/17 15:39:39 FL3SOmkr
「はひっ…!?…ぃひいいいああああああっ!!な、なにこれぇえええええっ!!」
クリトリスに嵌め込まれた小型緊箍呪が小刻みな振動を放っているのだ。
「観音様より頂いた、もう一つの緊箍呪だ。わしが停止を命ずるまで動き続けるぞ」
「かかか観音~っ!!な、なんつうもんを与えてんだぁあああーーーーーっ!!」
気違いに刃物。エロ坊主にエロアイテムであった。
それにしても、激しく交わったあとでのこの刺激である。いまだ敏感な肉体にはたまったものではない。
「んあああああ~~っ!!ら、らめぇえええええっ!!止めてえぇっ!震えるの、とめてえええええっ!!」
小型緊箍呪はぷるるるるる、と震え続けるだけでなく、微妙にクリトリスを締め付けて少女を強制的な快楽地獄へと追いやるのだ。
頭を締め付けられるのとは違う意味で拷問である。
「んんんん、んあおおおおお~~っ!!い、いくうう、またいくううううう、いやああああん!」
激しい連続アクメを繰り返し、あられもない悲鳴を上げ続ける悟空。
「ふううあああああ、と、とまらないぃいいい、イクの、イクのがとまらないぃいいいいんんっ!」
絶頂の度に先ほど注ぎ込まれた精液や、彼女自身の愛液がビュルビュルと花弁から噴き上がった。
「ああああ、いうこと、いうこときくからあああああっ!いいい、イかせるの、やめへぇぇえええええっ!!」
強制連続絶頂の責め苦の前にさしもの孫悟空もついに音を上げた。
「では、これからも旅の間、毎晩わしの相手をつとめることを約束するな?」
「…まま、毎晩って…!?ひ、一晩だけってさっき…」
…ぶるるるるるる~っ。
「ああああひいいいいいぃいいいいっ!!や、約束しますううう~っ!!ま、毎晩、お師匠さまのおちんぽ、
せいいっぱいくわえ込みますううっ!あたいのおまんこに、どびゅどびゅ出していただきますううう~っ!」
「うむ、よく言った悟空よ。天竺までの長き道程、大いなる苦難や障害が待ち受けていよう。
だが師匠と弟子、身も心も繋がる者同士ならばいかなる困難でも乗り越えていけるであろう。
いわば我らの夜の営みとは決して砕けぬ絆と団結をより強く確固たる物にする為であり、
引いては無事に旅の成功をおさめ経典を受け取り世のため人のため…」
「…いいいいいから早く止めんかああああ~~~ッッッ!!!!」

…こうして悟空と三蔵法師の長い長い旅は始まりました。
これから彼女らの歩む道程には様々な試練が待ち受けているのですが―
それはまたの機会に。

ちなみに、原作によると天竺までたどり着くのに14年ほどかかったそうですよ。
悟空「じゅ…じゅうよねん…毎晩…orz」
…まあがんばってね、悟空ちゃん。


543:名もなき戦士の人
07/06/17 15:44:17 FL3SOmkr
以上でございます。

昔あったんですけどね…西遊記がモチーフで悟空が女の子という設定のエロゲ。
ああいうコンセプトの作品がどっかにないかな~、と常々思ってたんですが
なかなかそういうのが見つからないので自分で書いてしまいました。

では、機会があればまたいつかお会いしましょう。

544:名無しさん@ピンキー
07/06/17 18:38:48 klqO21ib
GJ
悟空のキャラが良い!

545:名無しさん@ピンキー
07/06/17 23:30:09 0k+WAzmJ
悟空ちゃん可愛いw
素晴らしいですぞこれは。是非続編を!

546:名無しさん@ピンキー
07/06/18 00:10:46 9RdvrxUM
GJ!この三蔵、天竺に到着できるか、かなり怪しいな……。

547:名無しさん@ピンキー
07/06/18 01:50:37 3PaEWsrz
というか三蔵がコレだとおそらくお釈迦様もwwww

悟空ちゃん超逃げて。

548:名無しさん@ピンキー
07/06/19 02:11:11 PedKj1wH
筋骨隆々の三蔵法師とロリ悟空といえば、山本貴嗣の西遊少女隊。

549:名無しさん@ピンキー
07/06/19 03:02:10 YWCuN79e
エロ坊主ワロタ

550:名無しさん@ピンキー
07/06/19 03:05:08 oiYoPzkB
というかこのひとに護衛なんて必要なの?w

551:名無しさん@ピンキー
07/06/19 03:50:26 WwBq+Rkv
護衛必要なさすぎだろwwwwwww

552:名無しさん@ピンキー
07/06/19 13:58:32 82urnSUq
牝豚にされた猪八戒はいつ出ますか?

553:名無しさん@ピンキー
07/06/19 18:42:15 2Ezfx3Hr
>>552ちょ、読みたいwwwww
沙悟浄とか、火の山のとこにお姫様とか居たよね。
名も無き戦士様よろしくおねがいしますOrz

554:名無しさん@ピンキー
07/06/19 20:40:36 WwBq+Rkv
パッパラの続きは…!!

555:名無しさん@ピンキー
07/06/19 21:38:42 d2wkA4+H
何?
ロリ悟空と雌豚八戒が
女犯坊三蔵とエロガッパに犯されるだと!?

556:名無しさん@ピンキー
07/06/19 22:46:42 wsRlyv5J
サゴジョはツンデレ娘がよいナリよ…

557:名無しさん@ピンキー
07/06/19 23:21:18 LU8yUMlO
>>556(;´Д`)ハァハァ

558:名無しさん@ピンキー
07/06/19 23:48:41 ay8+eXow
じゃあ皆の意見を総合して、沙悟浄はツンデレエロエロおかっぱ娘ということで

559:名無しさん@ピンキー
07/06/20 00:22:54 aMcPKQS6
しっとりと吸い付くような白肌でキュウリをしゃぶるんすね!

560:名無しさん@ピンキー
07/06/20 08:12:01 lN7V0VHO
沙悟浄はスレンダーな長身美女
猪八戒はほわーんとしたグラマラスな美女なイメージがある

561:名無しさん@ピンキー
07/06/20 12:57:04 dVMtXFwO
>>534-542
西遊記女体化いいね

562:名無しさん@ピンキー
07/06/20 21:13:53 OsM75vdg
妖怪を懲らしめる為に女性化
とか理由が付けられるからなぁ
牛魔王は……いわずもがなか

563:名無しさん@ピンキー
07/06/20 23:03:21 wkAX0g/B
>>560
そして、孫悟空が活発美少女で、三蔵は夏目雅子なのだな。
最強無敵のカルテットじゃないか!

564:名無しさん@ピンキー
07/06/21 01:06:50 kKnKiv40
以前も西遊記のやつみたな
三蔵法師が孫悟空等三人に囲まれてて

565:名無しさん@ピンキー
07/06/21 08:12:50 0MdpkOKz
>>564
囲われてて…って読んじまったwww
美少女師匠も激しくイイ。

566:名無しさん@ピンキー
07/06/21 09:47:33 NyHi9YOc
自前の緊箍呪で悟空を締め付けるのですか

567:名無しさん@ピンキー
07/06/21 11:44:01 /wO5dPIR
>>564
囲まれてそのあとどうなったんだ!?
三蔵だけ女体化して弟子にやられるとか


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