07/03/27 17:22:26 gMue0nRh
急に抱きしめられ、千秋は勿論のこと抵抗した。
だが酔っているせいで加減をしていないのか、峰の力はかなり強い。
「おいコラ!何してんだ馬鹿!」
殴るぞ、とか、オケをクビにするぞ、と言っても、峰は千秋を抱く力を緩めない。
今だけ千秋はのだめの到来を待った。
だがのだめは今、ハリセンこと江藤先生の家で猛レッスン中だ。
ならば真澄、とも思ったが、バーでの様子を思い出し、考えを打ち消した。
「千秋・・・いい匂い・・・。」
千秋の心情も露知らず、峰はというと千秋の首に顔をうずめていた。
おまけに手は腰にあり、「細いな~~」とか言っている。
「アホかぁっ!どけ!この手放せ!」
ジタバタする内、二人の体のバランスが崩れ、床に揃って倒れてしまった。
・・・峰が千秋を押し倒す格好で。
ヤバイ。これはヤバイ。
誰かに見られたら、間違いなく変な誤解は免れない。
どかそうとするものの、峰の体重が重くて無理だ。
ふと、峰と目が合う。
さっきよりも、ほんの少しはっきりとしてきた目。
「おい、み――」
峰、といいかけた言葉は、峰が千秋に口付けたことで遮られた。
あまりにも突然のことに、千秋は目を白黒させた。
おまけにあろう事か、舌まで入れてきた。
「んっ!・・・ぅ・・ふ・・・んぅ・・・」
息が苦しい。
何とか逃れようとするものの、頭が酸欠でクラクラしてきた。
何とか退かさないと、と思う傍ら、今のコイツはのだめ以上の変態だな、とどこかで現実逃避していた。
峰がようやく唇を離し、千秋を見つめた。
千秋は何度も咳き込み、峰を睨み付ける。
「・・・・ゴラ峰。大概にしないとオケ辞めさすぞ。」
―――普段ならば。こんな状況で無いなら。
この台詞を発した千秋の後ろには、いつかのSオケの練習の時みたいに背後に
魔王様なり閻魔大王なりいるはずだ。
だが今の千秋の姿は、峰に押し倒され、顔を赤く染め、目尻に涙がついている状態。
この色っぽい姿を見て、やめられる健全男子などいない。
峰自身も、己が高ぶっていくのをはっきりと感じ取った。
301:名無しさん@ピンキー
07/03/28 14:18:25 BFN/ZRs6
>>300の元ネタ誰か教えてくれよ
302:名無し
07/03/28 15:14:02 vDs51pNF
>301さん
元ネタは、「のだめカンタービレ」です。
303:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/28 21:06:40 dcYd1ilK
投下します。
聖闘士星矢、デスマスクと女シュラです。
NGワードはトリップで。
304:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/28 21:07:31 dcYd1ilK
◆新説逆転恋愛論◆
なんともなしに俺とシュラはそんなに悪い関係じゃない。
けれども付き合ってるかって聞かれればそうとは言い切れないわけで。
キスも普通にできるし、セックスだって普通にやってる。
けれどもシュラから俺への気持ちなんてものは聞いたことはないのかもしれない。
同期で聖域に入って、なんとなく気になる存在っちゃそうだった。
ほそっこいのにエクスカリバーなんて技持ってて。
スパニッシュブルーの瞳と真っ黒な髪。
やけに括れた腰とか初めて触ったときには正直びびった。
ほかの女聖闘士はみんな髪伸ばしてる中シュラだけは伸ばしてない。
けど、俺から見てもシュラは短い髪のほうが似合うし色っぽいと思う。
「私の爽やかな朝をぶち壊しにきたのか?デスマスク」
額に浮いた汗とか拭う指先も、ちゃんと見ればすげえ手入れされる。
ネイルとかアフロディーテはごてごてとするのが好きらしいが、俺はシュラみたいに
綺麗に形を整えてるほうが好きだ。サガの趣味は俺にはわからん。
305:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/28 21:08:18 dcYd1ilK
「んなわけねぇだろ。普通にきただけじゃねーか」
「悪いけども今日は遊んでやれないよ。買出しに行くから」
おい、何だよその扱い。
俺は近所のガキか?あん?
「じゃあ、荷物持ってやるよ」
「やだ。あんたの場合見返り要求が大きいもの」
そりゃ、男だったら下心の一つくらいもつだろうよ。
それでなくとも相手が美人ならばなおさらお相手願いったいってもんさ。
「んだよ、その言い方」
「私だって聖闘士だ。荷物くらい自分で持てる」
だから、そのジャケットいつ買ったんだよ。俺見たことねぇよ。
ブーツは知ってるけども、あとそのバングルもしらねぇ。
「じゃあ、私行くから」
「待てよ、俺も行くって。第一小麦とか担ぐ女なんて怪しい以外のなにもんでもねぇよ」
こいつは忘れがちだが、軽々と小麦の入った袋を担いだり驚異的なジャンプは普通の女の
やることじゃない。
まぁ、ムウなんかだったら別に違和感もないんだろうけども、たまには理由つけてくっついていたい。
「そういわれればそうかもしれないけども……」
カミュみたいに爪が長けりゃ折れるからって理由もつく。
でも、それはシュラには通用しない。邪魔になるからって伸ばしやしねぇ。
「たまには良いか。本当に荷物持たせるよ?」
「ああ。まかしとけって」
了解取れれば理由は兎も角万事OK。
さて、たまにゃ楽しくデートと決めますか、シュラさんよ。
野菜やら果物やら買い込むものは尽きることがない。
女ってのはどうしてこうも買い物が好きなんだか。
言ってるそばからまたトマト見てるし。おい、それ赤すぎねぇか?
だからパン屋の男と仲良く話すなって!!
306:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/28 21:08:52 dcYd1ilK
「ちょっと」
「あ、んだよ」
「ブロッコリーとカリフラワーどっちが良い?」
それ、緑か白しか違わねぇんじゃねぇの?
「なんで俺に聞くんだよ」
「ほかに聞く相手がいないからだよ」
待てよ、こんくらいで怒んなよ。綺麗な顔がきつくなるぜ。
じっと見つめてくれんのは嬉しいけども、もっと違うときに見てくれよ。
「白いほう」
「そ」
手早に金払って、またその次へ。マジで荷物もちじゃねぇかよ。
そんでも近場でも、こうやってこいつと街に出るなんてほとんどない。
「なぁ」
「何?」
「アフロみたいにミニスカートか穿いたら似合うんじゃねぇの?」
俺の言葉にシュラは何なんだ?って目をした。
別に脚が太いわけでもなけりゃ、体つきが悪いわけじゃない。
むしろ男だったら一度は抱きたい良い身体してんだからさ。
乳だってでかいし、形の良さはシャツの上からだってはっきりわかる。
腰だって細いし手足だってすらっとしてて見惚れちまう。
「脚とか綺麗だろ」
「……ありがとう。でも、好きじゃなくてね。ロングはダンスドレスで慣れてるけども
短いのはどうも落ち着かなくって……」
そうやって笑うとまだ俺たち十七だって思い出すよな。
俺よりもシュラはずっと大人っぽく見えて、まぁ、アフロがガキ臭さ満開だからか。
「重くない?」
「あ?俺様を誰だと思ってんだよ」
チラッと投げてくる視線とか、何気ない仕草とか。
俺は多分こういう女が好みなんだろうな。
山羊座の聖衣箱を担いでやってきたのは細身の少女。
地図を片手に聖域の入り口でうろうろ。
307:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/28 21:09:36 dcYd1ilK
(多分、ここであってるはず。間違いじゃないはず……っ……)
不安げに視線を落として、師匠からの手紙をもう一度開いた。
「ん?もしかして山羊座の聖闘士かな?」
朗らかな声に視線を上げれば岩の上に二人の少女。
短く切られたブロンドが太陽に透けてきららと笑う。
まだ少し幼い少女を小脇に抱いて、女は大地に降り立つ。
「私は射手座の聖闘士、アイオロス。こっちは妹のアイオリア」
姉の後ろに隠れながら、アイオリアという名の少女が見つめてくる。
「はい、山羊座の聖衣を授かりましたシュラと申します」
「ようこそ、聖域へ」
人馬宮は少女の住まう磨羯宮の隣。何かを相談したりするうちに尊敬の念が生まれた。
射手座の女は気さくで誰からも愛される。次期教皇候補にすら名前が挙がるほど。
本人は「面倒なことは嫌い」と笑っては双子座の男を悩ませる。
尽きる日まで、朽ちる日までただひたすらに進もうとする姿。
聖衣は誰かを守るためのものと幼い妹に言い聞かせて。
その彼女が聖域に謀反を起こすなどとは信じられなかった。
だからこそ、追撃者として名乗りを上げた。
本当のことを聞きたくて。
「おい、大丈夫か?」
「あ……うん……ちょっと昔のこと思い出してた」
なぁ、憂い顔ってのはものすごくお前の場合色っぽいんだぞ。
うっかりそんな表情で歩いてたら何が寄ってくるかわかったもんじゃねぇ。
「オロスさんのこと思い出してた」
「……………………」
あれは不幸な事故だったんだよ。お前が名乗らなきゃ俺が行くつもりだった。
まるで姉妹みたいだったんだ、何でお前が行ったんだよ。
「私の行動は正しかったのだろうか……もっと、もっとあの人と一緒に居たかった」
308:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/28 21:10:19 dcYd1ilK
あの日から数日間、酷く塞ぎ込んで誰にも会わなかった。
泣きはらした顔と荒れた磨羯宮は見てるだけできつかった。
みんな知ってる。お前が本当にあの人を尊敬してたことを。
「考えんな。アテナ篭絡は立派な犯罪だ」
「理由もなくあの人はそんなことをしない!!」
「こんなとこで言い争ったってアイオロスは生き返りゃしねぇよ」
気まずくなったら煙草に逃げちまうのは俺の悪い癖だ。
でも、俺の吸い刺し奪うのはお前が辛い時の癖だって気付いてんのか?
「わかってる。わかってるけど……」
ああ、そうだ。あの女の命日が近いんだ。
反逆者の汚名を背負った女に花を手向けるのはお前と妹のアイオリアだけ。
それでも一人ではないと笑うんだろ。
泣きそうな顔しても絶対に泣かないお前がさ。
「飯でも食ってくか?」
「え……うん……」
こういうときにどんな言葉をかけたらいいかわからねぇ。
お前にとっての俺は何なんだ?
な、スペインの空って世界で一番綺麗なんだろ?
その空の下で笑ってたはずのお前がそんな顔すんのが俺にとっては一番辛ぇよ。
「笑っとけよ。そのほうが似合うから」
「普段そんなこと言わない癖にね」
意志の固そうな唇にメンソールの煙。
いつからだろうな、俺とお前の煙草の銘柄が一緒になったのは。
「そういえば、あんた背伸びた?」
あ?身長?んなのお前とほとんどかわんねぇよ。
でも、なんかちょっとだけでも見上げてもらえんのは男としちゃ嬉しい。
「どうだかな。俺はサガみたいな色男じゃねぇから」
「あんた、サガと比べること自体が間違ってるよ……」
そのあきれ果てた顔は何なんだよ!?俺はそんなに情けない男か?
あれくらい身長あったら良いとは思うけどよ、それって普通いわねぇだろ。
「そのうちもっと伸びんじゃないかな?」
「あったりめぇだろ」
ようやく笑ってくれてなんつーかほっとしたって言うか……。
な、シュラ。黄道十二宮ってのは太陽の通り道。
だったらそこにいるんだから笑ってくれよ、スペインの空に輝く太陽みたいにさ。
ふと思うのは、こいつ聖闘士になんなかったら何やってたんだろう。
フラメンコとか踊るからやっぱそういうのなんだろうか。
料理だって下手じゃないし、気が付きゃ巨蟹宮も掃除してくれる。
309:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/28 21:11:14 dcYd1ilK
「何見てんの?」
「んー、聖闘士やってなかったらお前って何になってた?」
うわ、このワイン結構きついな。勘だけで選んで失敗した。
色は良いんだがそれ以外のとりえがねぇ。
「そうだねぇ……踊り子かなぁ……そういうあんたは?」
俺なんていいとこその辺のチンピラだろうよ。
「私の予想は、あんたは真面目に学生やってたと思うよ」
「は?」
「私の家って結構貧しくて。踊り子は手っ取り早くお金稼げるから」
でもそれはお前……身体で稼ぐってやつだろ。
目当ての踊り子に大金貢いで抱いてるやつなんて腐るほどいる。
「聖闘士にならなくて、もう少し自由になるものがあったら、そうだな……私も
学校にちゃんと行って勉強をして……」
でもよ、聖闘士になってなかったら俺はお前と出会ってないわけで。
これってのは俺にとってはすげぇでかいことなんだけども。
「ま、聖闘士になったから我が家には補助金いったはず」
「……お前、命がけで……」
「大事なものは真剣に守んなきゃ。指の隙間からこぼれてくのよ」
そんな風に笑うなよ。どう返したらいいかわかんねぇだろ。
意外と長い睫も、薄くて形の良い唇も。
銀色のフォーク咥えてるだけでも十分エロいし、やばい。
パスタ舐め取るよりかさ、もっと楽しいことしようぜ。シュラ。
唇って名の付くものは旨いもの食うのとエロいことするためにある。
ちょっと苦しそうにしながらしゃぶられんのとかは気持ち的にもりあがっちまう。
「ついでに挟んでくれよ」
張りはあるけども柔らかい乳ってのは身体がある程度鍛えられなければ無理な代物。
舌と口唇どっちも使ってってのはさすがに気持ち良い。
こういう時のシュラは普段よりもずっと女っぽい。
310:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/28 21:11:48 dcYd1ilK
「もう良いから……後ろ向けよ」
そういえば、俺とシュラはセックスの最中ってあんまりキスしねぇ。
「!!」
ちっちゃい顎押さえつけて舐めるようなキス。
そんなに驚いた顔しなくたっていいだろ。
「……ふ、ぅ……ッ……」
舌同士が絡まってぴちゃぴちゃと音を立てて。
俺の親指軽く舐めて離れる口唇がなんか濡れてるから。
でもお前……誰にそれを教え込まれた?
知らない顔が時々ちらつくのは嬉しい反面やっぱりむかつく。
だから結局俺は後ろ向きでこいつとやっちまうんだろうな。
「ア!!」
甲高い声と甘えるような声色が混ざり合う。
揺れる乳房を掴んで後ろからぶち込むとその瞬間に腰が逃げようとする。
十分に濡れてっから挿入るぶんに痛いとかはないだろうけども。
唇開かせて今度は中指しゃぶらせれば素直に舌を絡ませてくるってのさ。
誰なんだろうな、こいつを開花させたやつは。
見つけたら冥界波食らわしてぶっ殺す!!
「……うー……や……!…ッ…」
突き上げるたびにこぼれて来る愛液が俺とシュラの間でぐちゃぐちゃと音を立てる。
小刻みな呼吸と揺れる乳房。
あー、チクショウ。俺はこいつに多分惚れてんだよ!!
腰を掴んでひたすら後ろから犯すように何度も何度も俺も腰を振る。
首に噛み付いて、キスマークなんて可愛いもんじゃないブツ刻み付けて。
「あ!!……うぁ、ン!!…アあっ!!」
お前がやってるときに俺の名前を呼ばないことも。
ぬるぬるになった指でクリトリスを弄ってやればいっそう締め付けてくるってのも。
「ああアッッ!!!!」
やべ、いつもだったら一緒にイッてた……。
崩れ落ちるシュラの背中の線を舌でなぞると、それだけでも肩が震えた。
俺、お前がどんな顔でイクのか知らねぇ。
「!」
ひっくり返して顔を覗き込んだら物凄く驚かれた。
311:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/28 21:12:32 dcYd1ilK
「…ちょ……待て!!待って!!」
まだ硬くなったままの乳首を軽く噛む。
目尻にたまった涙とかそのままにして、左右を交互に舐め嬲る。
「…っは……ん……ッ…」
そんな色っぽい顔してたか?お前。
両手で口を覆ってまで声なんか殺そうとして……そんなに俺に聞かれるのは嫌なのかよ。
だから手首ごと押さえつけて噛み付くようなキスをかました。
「お前ってそういう顔すんのな」
「!!」
飛んでくる手刀を受け止めて手首に吸い付く。
こいつが本気だったら俺の首なんか簡単に飛ぶ。
「イッたばっかりでもう一回って、良いだろ?」
「……後で……ッ……」
脚開かせて、今度は珍しく正常位で。
喘ぎ声と吐息が混ざりあうからこういうのっていいんだろうな。
何よりも顔見れるし。
「んぅ……っ……」
何度も繰り返すキスは俺だって嫌いじゃねぇ。
「後でなんだよ」
「……殺す……ッ……」
んな蕩けきった表情(かお)で言われても死ぬ気配なんてまったくねぇし。
ぐちゃぐちゃと聞こえてくる音が嫌でも盛り上げていく。
「や……アぅ!!あ!!」
何で……泣きそうな顔すんだよ。
手が伸びてきて、俺の頬に触れて。
世界で一番やばめなキス。
抱きつかれて初めて気づいた。こいつの体は細すぎる。
強さと希薄が鎧になって全部隠してただけだったんだ。
しがみつく様にして俺の背中をぎゅっと抱いてくるこの腕の細さ。
紛れも無く女じゃねぇか。
心臓の音。耳に掛かる息。切なげに顰められる眉。
なぁ、お前を最初に抱いた男に嫉妬するぞ。
「……ぁ…ん……」
半分泣きそうな顔で俺に抱かれてんのは不本意か?
こんな風に抱き締めあうことも今まで無かった。
「……シュラ……」
唇の端を舐めて、そのまま舌を絡ませた。
腕の中できれいな顔が歪んで力が抜けていくのを見ながら、俺も同じようにこいつの中に吐き出した。
いつもだったらどっちとも無く煙草に手ぇだせる。
でもって、今俺が考えてるのは腕の中のこいつをどうするか。
こんな風に身体を預けられたことなんか今まで無かったってのがさ。
だから柄にも無くこいつの髪とか撫でたりして。
あ、意外と柔らけぇ……うん。
312:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/28 21:13:18 dcYd1ilK
「な、大丈夫か?」
「……ん……」
俺の胸を押しやって、のろのろと身体を起こす。
どうしたら良いか分からなくなって俺も起きる事にした。
ついでに煙草に火を点ければ隣から手が伸びてそれを奪う。
「大して美味しい物でもないのにね」
咥え煙草の横顔がこいつは綺麗だ。
なぁ、誰のこと考えてんだよ。
「お前っていつから煙草吸ってんだよ」
「聖域(ここ)来てから。初めて覚えたのがこれ」
女が吸うにはきつめのメンソール。ああ、前の男の名残な。
「綺麗な髪だよね。銀色で」
ああ、俺か。綺麗って言われたって男だからなんとも言えねぇっていうか。
そんな視線で見上げんな。
明らかに俺に誰かを重ねてるだろ。
「あー、ムカツク」
「あんたいつも世の中にむかついてない?」
「誰見てんだよ、お前。俺じゃねぇだろ」
ほんの少しだけうつむいて視線が投げ出される。
だからそういう表情されるとどうしたらいいかわからねぇんだ。
なぁ、俺はお前にとっていったい何なんだ?
「うるさい。あんただって私のことなんか単なる人形みたいに抱いてるだろ」
「あ!?俺はお前のこと好きだって前から言ってんだろ!!」
「弱い男は好きじゃない」
とどめの一撃、脳天直下確実死。
「でも、置き去りにする男はもっと好きじゃない……ッ……」
両手で顔を覆って、涙を隠す。
声を殺す癖はこうやって泣き声を消してたからなんだって気が付いた。
「俺だったらしつこいくらい追いかけるぞ」
まだまだお前と心の距離は離れてるよな。
後ろから抱きしめて泣き顔見ないようにするくらいしかできねぇ自分に一番ムカツクんだ。
313:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/28 21:14:45 dcYd1ilK
「知ってる」
今日だけ。今日だけ限定だ。
「誰だよ、お前をそうやって泣かせんのはよ……」
大人になれ、心を広く持て。何がきても動揺するな。
「……言えるわけないでしょう……」
こんなにほそっこくて肌も柔らかくて。
抱え込むことが多すぎんのにまだ何か隠してるってのもさ。
「だからお前は俺の名前呼ばねぇ」
「そうじゃない。そうじゃない……」
だから、両手でこいつの目を覆った。
「誰も見てねぇ。誰も居ねぇよ」
「……ただ、もう一度会いたいだけ……あの人に……」
一つ一つ、区切られる言葉。
「……カノン……」
おい待て!!ちょっと待て!!マジで待て!!
でも、でも、今日だけは俺は何もいわねぇぞ。
飲んで泣いて抱かれて忘れちまえ、そんなやつ。
「これ、まっず……」
相変わらず俺の煙草をこいつは奪い取る。
「きっつ……苦手かも……」
けほけほと咳き込んで、読みかけの本で扇ぐ姿。
「別に銘柄変えただけだぜ?文句あんなら自分の吸えば良いだろ」
「これに慣れるしかないんだろうけどね」
おい、ちょっと待て。それってどういう意味だ?
意味深な視線と深読みさせる言葉だったら俺は確実に乗るぜ。
「ほら、だらしなくしない。ちゃんと片付けろ」
なあ、俺は諦めはめちゃくちゃ悪いぞ?
そんで俺の明日はどっちなんだよ!?
314:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/28 21:17:11 dcYd1ilK
おわりっと。
いや、今までは原作とかアニメとかそうなんだけども脳内でちょっと変換しながら見てたんですよ。
ええ、ハーデス十二宮編借りてきて、アイシールドさんの「原作でも(*´Д`)ハァハァできる」を体験しました。
このDVDやばいですね。しかも絵柄がエロい。
さて次書こう、次と思わせる何かがありますね(゚▽゚*)
315:名無しさん@ピンキー
07/03/28 23:35:01 yf/Nuqcc
>>314
乙鰈。次回作にも期待しています。
316:名無しさん@ピンキー
07/03/29 10:40:37 VwDHOwbg
いいよーいいよー
シリーズ化期待。
317:名無し
07/03/29 14:44:05 g7EnUtX8
峰は、千秋の両手首を頭の上で片手で押さえつけ、もう片方の手で器用に
スポーツシャツのボタンを外していく。
千秋は峰に罵詈雑言を浴びせながらもがくが、ビクともしない。
胸元が露わになるところまでボタンを外すと、峰はその白い肌に手を這わせた。
雪のように白く、きめ細かいすべすべした肌。
大きくもなく小さくも無い、お椀のように形のいい膨らみ。
鎖骨に舌を這わせると、千秋が小さく震えた。
「・・・・ぅ!」
ブラをたくし上げ、そこにも舌を這わした。
空いた手で胸を揉み、舌でその頂を弄る。
くすぐったさと、体中を奔る奇妙な感覚に、千秋は身を捩った。
「峰・・・頼む、やめてくれ・・・。」
懇願の声も無視し、峰は徐々に硬くなってきた乳首を口に含み、もう片方は指で抓った。
「っあ!」
千秋の体がはねる。
その行為を繰り返し続けると、声にならない熱い吐息が漏れる。
「うぁっ、はぁ・・・っ」
「千秋、すっげぇ綺麗だ・・・・。」
硬い乳首を押すと、千秋の体がしなった。連続してやる。
「ひぅっ!んっ!うぁっ!」
もうすでに、手首の戒めは解いていた。
逃げられないようにのしかかり、左手は胸を愛撫し、右手は足の付け根へと伸ばした。
股の部分のデニム生地は、すでに湿り気を帯びていた。
「感じてるのか?」
峰のその言葉に、千秋は怒りとも羞恥ともとれる表情をし、顔を背けた。
誰にだって、過ちというものはある。
例えば、今この時だって。
最初は「こんなの強姦じゃないか」とも思ったが、「峰が相手なら」とも思った。
事実、今自分は抵抗らしい抵抗もせず、峰の手で喘がされている。
――今晩だけ。これが最初で最後だ。
心に決め、千秋は峰に身をゆだねた。
318:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/30 20:53:22 kFvCQL2H
ういっす。リシーズになるんか?とも思いますが書くのは楽しいです。
また何か出来上がったらもってきま(゚¬゚*)
319:名無しさん@ピンキー
07/03/30 22:26:53 euC7t6cF
>318
乙です~
次も待ってます!!
320:名無しさん@ピンキー
07/03/31 01:17:32 YA0Dz3Vd
>>318
次の登場を楽しみにしているよ
321:名無しさん@ピンキー
07/04/01 21:46:27 Syd+nrIK
定期age
ご利用はご計画的に
322:名無しさん@ピンキー
07/04/02 12:26:21 lJlVF7Ct
幽遊白書の蔵馬女体化とか書きたい
323:名無しさん@ピンキー
07/04/02 20:23:17 RoajIhEV
ルルーシュはもうこないんだろか…
324:名無しさん@ピンキー
07/04/02 21:15:37 6uRdyxcW
>>322
書いて下さい。是非みたいです!!!
325:名無しさん@ピンキー
07/04/02 21:53:26 jgi23xG/
>>323
同じくルルーシュの続きをずっと待ってるんだが…
まだか(*´Д`)ハァハァ
326:名無しさん@ピンキー
07/04/02 22:42:23 +l6kRb22
KINO氏のデスマスクとシュラを待つ
早くこないだろうか
327:名無しさん@ピンキー
07/04/03 21:34:03 8hRzcnRt
飛影はそんなこと言わない
328:名無しさん@ピンキー
07/04/04 09:13:14 xbUEr6qA
ひえ~~
329:名無しさん@ピンキー
07/04/04 17:55:12 iVlz+6td
ジジイギャグ乙
330:名無しさん@ピンキー
07/04/05 07:26:29 qMmOBGqW
ラッサバイーバー
ラッサバイーバー
331:名無しさん@ピンキー
07/04/06 14:01:21 Oin96+PT
80年代ギャグ乙
332: ◆vJEPoEPHsA
07/04/06 17:04:10 E68fZX1m
お久しぶりです。
サーバ引越しのため保管庫も移転します。
URLリンク(library.s12.dxbeat.com)
旧保管庫URLにも移転リンクを残しておくのでブックマークされている方は変更をお願いします。
多分携帯もいけると思いますが、サイト内検索はちゃんと動くか分かりません。
333:名無しさん@ピンキー
07/04/07 00:22:15 ItGOL1nY
>>332
乙であります(*^o^*)
334:名無しさん@ピンキー
07/04/07 04:38:59 ZtKfQyE3
>>332
乙&GJです(*´д`*)
335:名無しさん@ピンキー
07/04/07 09:11:38 aOdCygBx
322です。
幽遊白書の蔵馬女体化、やっぱり書きたいです。
単行本は持っていないので、誤りが多々あると思うのですが…
まだ本編は出来ていないです。
【設定】
――妖狐に雌が産まれる事は少なく、妖狐の雌はとても大切にされる。
しかし少ないが故によからぬ事を考える男も多く、蔵馬も少なからず危ない目に遭った事がある。
そんな経験から、人間界へ逃れ人間の受精卵に憑依する際、蔵馬はせめて人間では男であれと願った。
しかし皮肉にも憑依した受精卵もまた、女性へと成長し生を受ける事となる。
―人間になってもなお、女として生きていくのだ…
そう思うと悪寒がした。
堪え難いと感じた蔵馬は、女であるという事を隠し男として生きる方法を選んだ。
人間の親にはうまく言い繕って、協力してもらった。
誰も知らない、秘密。
336:名無しさん@ピンキー
07/04/07 14:05:46 ZtKfQyE3
書き手さんへ提案なんだが、書いていい?
って聞く前に書いちゃったらどうかな。
投下を待つ身で偉そうなんだけど
私としては読んでみてから反応を返したいからさ。
337:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/07 21:35:08 gTDJ+kPu
サガと娘アフロなんだが他の投下者に邪魔にならんあたりを見計らって落とそうかと
338:名無しさん@ピンキー
07/04/07 21:53:56 SQ4arYr8
知らない原作ものばっかりだ
339:名無しさん@ピンキー
07/04/07 23:17:56 YluDI5bU
>>336
同意
基本的に投下されたものは一通り読んでるし、元ネタ知らなくても
萌えたらちゃんと感想言うし。
340:名無しさん@ピンキー
07/04/08 01:30:32 GOsRDhXt
「今夜はカレーでいい?」位の意味でしょ。「うんカレー大好き」でスーパーに買い物に出かける訳で。
341:名無しさん@ピンキー
07/04/08 21:09:25 vY0hnnBG
>337
お待ちしてます!
342:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/08 23:49:57 F1BNOBip
聖闘士星矢 サガx女アフロディーテ。
NGはトリップ全部で。
馬鹿馬鹿しい物でも笑って許してもらえるとありがたい限り
343:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/08 23:51:11 F1BNOBip
◆午前二時の眠れない時計◆
寂しさとせつなさをつれてどこまで行くの?
君が悲しいことを忘れてくれるまで。
「サガ、髪伸びたね」
男の髪を手にして少女は嬉しそうに笑う。
「面倒で切ってなかったな……アフロ、何をしている?」
取り出したレースのリボンで少女は青年の髪を器用に結い上げた。
金と銀を織り上げたような美しい色が光を受けて輝く。
「邪魔にはならないかと思ったの」
「しかし、見栄えが……」
ふわふわの巻き毛を結い上げたほうがよほどこのリボンも報われるだろうと青年は苦笑い。
普段は見えない彼のうなじと首筋に目が止まる。
(サガって首、綺麗……)
後ろから抱き付いて、そっと首筋に唇を当てた。
自分が普段彼にされるように軽く吸い上げてみる。
「うぉぁぁああああああっっ!!!」
その勢いに思わず体を離して聖衣箱の鎖を引く寸前まで。
「アフロ!!急に何をするっっ!!」
「だって、サガの首が綺麗だったからいっつもされてるみたいにしてみたかったんだもん!!」
思いがけない言葉に目を丸くしたのは男のほう。
体躯が美しいと言われたことはあれども首が綺麗とは初の経験だ。
「褒められるのはありがたいが、さっきのは驚いたぞ」
くしゃくしゃと少女の髪を撫でてこつん、と額をぶつけた。
覗き込んでくる銀蒼の瞳。
「サガ、目も綺麗。男の人で綺麗ってあんまりいないと思うの」
「それは……複雑な気分だな」
どうせいわれるならばもっと違う言葉で。
344:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/08 23:52:10 F1BNOBip
「え、なんで?サガ、聖闘士の中で一番綺麗だよ!!自信もって良いよ!!」
「……………………」
がっくりと肩を落とす恋人を励まそうと少女はあれこれと言葉を掛ける。
「そうじゃないんだアフロ、男である私が綺麗と言われても」
「だって、可愛いは間違ってるよ」
根本はわかっているらしい。ただ、その表現が間違っていることをどう伝えようと
サガは頭を悩ませた。
彼女の興味は美しいものに対しては鋭い。
それが他人から見ての価値観など欠片も含まれず、彼女一人で作り上げる美意識。
屍にさえ美を見つければ迷わず指を伸ばす。
「あれだ、綺麗とか言われて喜ぶのは蜥蜴座のあれとか……」
「ミス?この間、結婚しようとか訳のわかんないこと言ってた」
その言葉に青年の右眉が僅かに上がる。
それは彼の機嫌が悪くなるときの小さな合図。
「結婚?」
ぺたん、と座り込めばハーフパンツから覗く足がまぶしい。
アンクレットに光るピンクペリドット。
「うん。いきなりプロポーズされてちょっと驚いちゃった」
「そうか、それは災難だったな」
そう、天使のような笑みをサガは浮かべた。
今ならこの微笑み一つで神をも欺くこともできるだろう。
この場合災難なのはバックボーンにこの青年がいることを知らない蜥蜴座の少年だ。
魚座の少女は何も知らずに微笑むだけ。
(あのナルシスト蜥蜴は僻地に飛ばしてくれるわ!!)
そう彼の本業はすべての聖闘士を管轄する教皇というもの。
言葉一つでいくらでも操ることができるのだから。
少しだけ窮屈そうな胸が腕に触れて。
「サガ、やっぱり綺麗だよ」
「それはどうも……」
目下彼の頭の中は恋人に何かを囁く男をどうするかで一杯だ。
教皇宮から最も近い双魚宮は、彼の監視の眼が光る場所。
蟹座の少年でさえ、異次元に飛ばされては適わないと呟く。
教皇宮までの道のりは死出の旅路。
甘い芳香の中で眠るようにその命が飲み込まれていく。
「リボン、一杯あるの。今度ミロとかにもあげようかとおもって」
「あまり喜ばないと思うが、あえて止めない」
ギリシアの日差しは少しだけ彼女の肌には強くて。
ほとんどを宮の中に篭って過ごさざるを得なくなる。
「次に街に下りるときは、君を護衛にしようか」
「え、いいの?」
「その代わり、聖衣着用だ。多少目立つが身の安全は保障される」
「アフロそんなに弱くないよ。それに、聖衣だったら仮面もしなきゃいけないし……」
聖域の中にいる限りは仮面は必要ない。
しかし、アテネ市内となれば話は別になってくる。
女性聖闘士は素顔を見られたら相手を殺すか愛するかの二択。
そして、確実にこの少女は前者を選択することになるからだ。
「それもそうか。じゃあ、やっぱり他の……」
「やぁだぁ!!アフロがやるの!!」
すでに駄々を捏ねる子供の領域に突入した恋人の髪をなでる青年の手。
そのまま器用にリボンで髪を結い上げる。
(困った……自分で撒いた種だが……)
教皇の従者に女など考えたこともなかった。
聖衣を纏わないとなれば確実に彼女は周りの目に晒される。
かといって仮面無しでの連行は他の女性聖闘士に示しがつかない。
「わかったこうしよう、アフロ。従者は取り消す。代わりに二人で出かけよう」
彼の提案に少女はようやく静かになる。
「二人で?」
「そう。デートならば問題はないだろう?」
「うん!!」
345:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/08 23:53:09 F1BNOBip
教皇宮から脇道を抜けて、誰にも見つからないように二人で聖域を抜けだす。
夕日がとろけそうに綺麗だったから敢て夜を選んだ。
彼女の肌が痛まないように、そして少しでも目立たないように。
「サガ、何かどきどきするね」
二人を離れないようにと繋いだのは銀色のリボン。
まるで神話の愛の女神と同じ行為だと青年は笑った。
いくら夜でもこの二人が完全に人目を避けることは不可能。
稀代の美青年と可憐な美少女の組み合わせは人目を引かないわけがない。
「視線を集めるようなことを何かしただろうか?」
「サガが綺麗だからだと思う」
ふわふわと揺れる髪が街明かりを受けて淡く煌く。
「そうか?君が可憐だからだろう」
並べばそれだけでも絵になり花のある美しい二人。
「落ち着かないねぇ……」
「用件だけ済ませて双魚宮に戻ろうか」
たまには雑踏に紛れてただの恋人同士に戻ろう。
黄金の鎧を脱ぎ捨てて一組の男女に。
188cmと153cmの恋は、キスひとつするだけでも一苦労。
だから人込みに紛れて君を抱いてから、その小さな頭を包むよう押さえて接吻した。
爪先が僅かに石畳に触れる。
「……少しは驚いてもらえたか?」
「……うん……」
好きな服を毎日でも着て、あの人の目線を引き寄せたいと思ったり。
こっそりと煙草の吸い方を真似してみたり。
赤い糸を信じて祈るように。
「用事って何?」
「こっちだ」
手を繋いで足早に進む。
簡単に擦り抜ける事もできるのに少しでも二人でいる時間を確かめたくて。
「ね、なぁに?」
「この間見つけたんだ。君にどうしても見せたくて」
彼の髪が揺れるたびに生まれる光はまるで星のよう。
目的地に向かう途中で攫ったシャンパン。
視線を奪うピンキーリング。
「サガ、もう走れない~~~っ」
「嘘を……俊足の魚座の名を知らない聖闘士はいないぞ」
劣等感も罪悪感も全部捨ててしまって息を切らせて走ろう。
「ああ、ここだ」
骨董品を扱う店内に入り込んで、青年はそれを指で示した。
「……綺麗……」
両腕で抱えるほどの大きさの水晶玉に刻まれた星達。
ダイヤモンドが星となりそれぞれの形を描く。
「天球儀。多分好きだろうと思って」
指先で星を辿って一番最初に探したのは冬の星座。
346:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/08 23:54:15 F1BNOBip
「あった……こっちがサガでこっちがカノン」
「…………………」
「シュラもいるし、デスもいる。アフロはここ。ちょっと離れてるね……」
見上げてくる瞳の色が深い海に似ているから。
君の手を離すことの恐怖を知ってしまったから。
その細い足首に枷を取り付け縛りつけることを選んでしまった。
「素敵……こんなの初めて見たよ、サガ」
「双魚宮にあってもおかしくはないか?」
何かを二人で選ぶことに意義を見つけよう。
「うん。とっても綺麗」
空に上る双子星と同じようにはいかないけれども。
失った何かを埋めるためにきっと人は恋をしてしまう。
悲しいことに飲み込まれないように。
深い闇に囚われないように。
一条の光を求めてしまう。
それは眩しすぎる物ではなくただ、目の前を照らし出せるほどの大きさ。
「サガ、重くない?」
「これでも聖闘士だ。双子座のな」
「教皇じゃないの?」
「今日は休み。せっかく君と二人で歩けるんだ、そんな時くらい双子座の聖闘士で」
当たり前の日常を紡ぐ事が一番難しい。
「サガ」
歩幅を合わせてくれるこの優しい人がどうしてこんな重い運命を背負うのだろう。
彼の苦しみが減るのならば心の痛みなど無視できた。
「どこにいても、サガと一緒ならそれで楽しいよ」
一人で落ちていくだけの強さがあればきっと何も失わなかった。
弱い自分を飲み込んでいくもう一人の自分。
「君が女神だったならば、私はこの命を捧げて守り通しただろうな」
「魚の尻尾はね、銀色のリボンで結んだんだよ」
離れないように少女はそっと彼の手首にそれをまき付ける。
そしてもう一方を自分に。
「冬の星座は綺麗な星ばっかり。だからサガも綺麗なんだね」
「余程、君のほうが綺麗だと思うが?」
「ありがと」
生涯一度の恋に囚われたのはどちらだったのだろう。
気が付けば離れることができなくなっていた。
目隠しでそっと彼の視界を遮って。
必要のない世界を奪ったのはおそらく彼女の細い指。
「アフロそんなに弱くないよ。心配しないで」
「そうだな……私の杞憂だ。けれども、あの蜥蜴は僻地に飛ばす」
「えー!!ミス、ちょっと変だけど面白いんだよ」
「所構わず全裸になるような危険な男をお前のそばになど誰が置くか!!デスクイーンか
アンドロメダ……この際シベリア辺りでも……風呂すらないような所に送り込んでやる……」
ぶつぶつと呟く青年と笑う少女。
本音はあの星だけが知ってる。
星座に標された星だけではなく誰にもいえない星の名を刻んで。
347:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/08 23:55:18 F1BNOBip
「やっぱりサガ……綺麗……」
柔らかな口唇が塞がれて入り込んでくる舌先を受け入れる。
初めて彼に抱かれたのは十四の春。あれから三年が過ぎた。
この肌の暖かさに囚われた罪が重なっていく。
「……ん…ぅ……」
首筋に、鎖骨に、降り頻る唇。
指先が乳房に掛かるだけでもこぼれてしまう吐息を飲み込む。
唇を手の甲で覆えばそれを外されてしまう。
「ぁア!」
かり…乳首を甘く噛まれて甲高い声が上がる。
「今更声を殺して何になる?」
乳房に沈む指先と傷をなぞり上げる唇。柔肌に刻まれた幾つもの跡。
小さな体に増えていく傷の分だけ彼女は変わっていく。
舌先がまだ乾ききらない傷を抉る様に舐め上げる。
「…あ、ぅ……!!……」
少しだけ冷たい指先が触れるたびに生まれる疼きと喘ぎ。
括れた腰に残される噛痕、窪んだ臍に降る甘いキス。
「!!」
足首に手が掛かり、ぐい…と膝が折られる。
指先を丹念に舐め嬲る唇と舌先。
爪を噛むように触れては離れていく。
「や……!!……っぁ…!!……」
薔薇色の爪と少しでも力を強めれば折れそうな足首。
なだらかな腹部と震える膝。
一つ一つを確かめながら愛しむ様に唇が触れる。
「……ッ!!……」
秘裂に舌先が入り込み蠢く度に少女の髪が淫靡に揺れて。
まだ未完成の体躯を侵略できることの喜びが胸の奥で生まれ出てしまう。
肉芽に舌が絡まって小突くように攻め上げれば零れだす体液。
指先に絡ませて押し上げながらきゅ…と摘み上げる。
「あァんっっ!!」
ぐちゃぐちゅと入り込んだ指先が動けば耳に響く淫音。
逃げようとする体を押さえつけてその瞳を覗き込む。
「……ん…ぅ……」
噛み付くようなキスを繰り返して呼吸すら忘れるように。
指先が青年の手に掛かり親指に絡まる小さな赤い舌。
348:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/08 23:56:53 F1BNOBip
「……何を……」
忠誠を誓うかのようなキスと半分蕩けた視線。
神に成り変ろうとする男と女神の名を持つ少女。
取り込まれたのはどちらが先だったのだろうか?
「…ふ……ああっ!!……」
突き上げられるたびに上がる悲鳴にも似た嬌声。
細い背を抱いて乳房と胸板が隙間無く重なる。
揺り動けばしがみついて来る細い腕。
目尻の涙を舐め取って首筋に刻む小さな痕跡。
「きゃ……ぅ……」
耳朶もうなじも可憐なはずなのに淫靡に思えてしまう。
熱に犯された身体と交わった汗。
ぬるつく肌さえも愛しいと耳元で囁く。
「やー……んぅ……」
おそらくは彼が手をかけなければ少女は穢れなど知らずに女神に成れたのかもしれない。
それでも咲かせられてしまった花はそれすら飲み込み色を付け行く。
正に咲き誇らんとするために。
傷一つ無い男の身体と傷に塗れた少女の身体。
「……サガ……」
喉元に触れた唇の柔らかさ。
「悲しそうな顔しないで……アフロはどこにも行かないよ」
人間の欲の中に含まれるこの感情を神さえも奪うことができないのは。
きっとこの肌の暖かさの虜になり折り重なることを知ってしまったから。
「……んンっっ!!……」
ずる…身体をずらして引き抜いて、青年の身体を押しやる。
愛液でべたべたになった肉棒を唇で挟み込むようにして上下に。
舌先が浮き出た筋を舐め上げちゅるん…と亀頭を飲み込む。
「……アフロディーテ……ッ…!!……」
己の体液ですら彼を汚すのが汚らわしいとでも言わんばかり。
「…ふぁ……ッ……ん……」
彼が彼女に求めるものが愛情ならば、少女は男に何を求めるのだろう。
それすら分からないままに彼を知ってしまった。
「……だから、それは良いと何度も……ッ……」
言葉を唇で塞いで勃ちあがったそれに手を掛ける。
濡れそぼった膣口に先端を当て、そのまま腰を沈めていく。
「ぅあアんっ!!」
軋む身体が切なげに揺れる。
開いた唇から毀れる涎と混ざり合った鉄分の匂い。
「…あ…ア!!……」
がくがくと震える小さな膝。
「だって……ッ……悲しそうな顔してる……っ…」
「…………アフロ…………」
「サガがどうやったら嬉しいのかこれしかわからないんだもん!!」
心の行方が分からないから、確かな身体の喜びを選んだ。
心の痛みが分からないから、身体の痛みを選んだ。
「……っは……」
何度目か分からなくなったキスは血の味がした。
「こんなに好きなのに、サガのことが何も分からないよ……」
崩れ落ちる少女を抱いて眠りに落ちる彼女を抱きしめて。
眠らせないと何度も何度もその体を抱いた。
ただそうすることしかできなくて。
それしか証明手段が無かったからと理由を付けた。
349:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/08 23:57:44 F1BNOBip
金色の髪をぐしゃぐしゃと撫でて零れるため息。
真夜中の空気は考え事をするには十分な温度だ。
「どうしたら良いか分からない、か…………」
汗で張り付いた前髪を指で払って。
(しかし、眉間に皺寄せるほどに……反省ものだ……)
頭を抱えてみてもどうなるわけでもない。
月光を受けた天球儀が優しく光るだけ。
「……サガ……?」
「すまない、目が覚めてしまったか」
「うん……起きたー……」
身体を起こしてちょこんと座る。
疲れた顔ながらに笑って手を伸ばす。
「今度は難しい顔してる」
「あー……これは癖だな、もう……」
「あ、見て。星が光ってる」
細い指が指すのは埋め込まれた宝石たち。
黄道十二星座はそれぞれの守護石が輝いている。
「やっぱりちょっと離れてる……もっと近くだったら良いのにね……」
巡る季節のように彼女の気持ちも同じではないのかもしれない。
手を差し伸べたのはきっと少女のほう。
「サガ?」
後ろから抱きすくめられて瞳を閉じる。
「くすぐったいよぉ……」
「可愛いと思ってな。君の名をアフロディーテにした親御さんは間違っていない」
「ちっちゃいころはよくからかわれたけどね」
「今、そんなことをする輩がいるならば美しき銀河と共に滅ぼしてくれよう。手始めに
あの忌々しい蜥蜴から……」
「サガぁ……目が本気だよ。ミスは変わってるけど悪い子じゃないよ?」
「ああ、だが悪い虫だ」
背中越しに感じる心音。
「あんまり意地悪しないであげてね。大事なお友達だから」
普通の男ならば聖闘士に手を出そうなどと考えるものはいないだろう。
しかし、それが聖闘士同士ならば話は別だ。
「だから、私は何も意地悪をしようと思っているわけではなくだな……」
滔々と説明をする恋人の首筋に視線を移す。
そして。
350:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/08 23:58:16 F1BNOBip
「うぁあああああぉあああああっっ!!」
「あはは。やっぱりおもしろーい」
「アフロディーテ!!」
逃げ惑う少女を捕まえようとする影。
「待てっ!!」
「前にアフロも目立つところにつけられたからお返しだもんっ!!」
「な、何っ!?」
俊足の魚座を捕まえることは容易ではなくて。
明日からの公務の際にどうしたものかと頭を悩ませる。
笑う星たちと回る天球儀。
仄か、香るのは春の気配。
「すごーい。もう一個来た」
ぬいぐるみにでもするように少女は球体に頬を摺り寄せる。
「サガ、何で二個?」
「いや、ここをちょっといじって……」
並んだ星座は少しだけ違って。
双子座の隣に魚座を配置した。
「あれ、どうして双子座の石は一個なの?」
「一個で十分。ついでに蜥蜴座は消してある」
世界でたった一つの星座の配置。決して叶わないと思っていた願い事。
「ミス、かわいそう」
くるくると回しながら、視線だけを青年に向ける。
「ありがとう、サガ」
近付く唇に、動きが止まって。
とっさに庇う様に抑えた手は首に。
「そんなに頻繁にいたずらしないよ?」
「あの痕……苦労したんだ……」
どうやっても法衣で隠すことは不可能と悟り、彼は首に包帯を幾重にも巻きつけることを選んだ。
従者や謁見者たちにそれを問われてもふわりとかわすのが精一杯。
「妙な遊びは憶えないでくれ……アフロ……」
「あははははは」
たった一つの魔法の星空。
偽物の星でも君が愛しい。
351:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/09 00:03:50 F1BNOBip
おわり、っと。
デスシュラは今しばらく時間をいただきたく思います。
そのうち長め+暗い+若干調教系のカノンシュラとか持ち込めるように
なんとかやってみようかとも。
救いようの無い話も好きですが、自分が書くにはどうしても救いを求めてしまうようです。
30KBくらいまでなら投下OK範囲だろうかねぇ?
352:名無しさん@ピンキー
07/04/09 00:27:37 yldVNJly
他スレだけど25レスとか投下してる人も居たし、別に大丈夫じゃないか?
あぼ~ん用にトリップも付けてくれてるし。
スレの私物化ってほど投下しまくってもいないしな。
353:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/09 00:47:19 nfIAuzpD
そか。了解
投下はうーん、腕試しみたいな感覚だろうか
書きたいものしか書かないからあれなんだけどな
354:名無しさん@ピンキー
07/04/09 13:55:53 rq2n6tjs
TS・性転換・女性化小説(非強制)スレってなくなったの?
355:名無しさん@ピンキー
07/04/09 20:16:34 XH0+SKIQ
>>354
うん
あぼ~んした
356:名無しさん@ピンキー
07/04/09 21:03:28 yu6vwCPd
正直KINOイラネ
357:名無しさん@ピンキー
07/04/09 21:15:43 yu6vwCPd
誰もレスつけてないあたり、場違いだって空気嫁
358:名無しさん@ピンキー
07/04/09 21:16:47 yu6vwCPd
二度とくんなヴァカ
359:名無しさん@ピンキー
07/04/09 21:21:31 yu6vwCPd
荒らしみたいなもんだし、アク禁なんないの?
360:名無しさん@ピンキー
07/04/09 21:39:53 d/XLl+GO
>>356-359
その台詞そっくりそのまま全てお返しする、消えろ。
>KINO氏
乙でした。デスシュラ編も期待してます。
361:名無しさん@ピンキー
07/04/09 21:42:38 yu6vwCPd
>>360
つまらんSSにつまらんって言って何が悪い
362:名無しさん@ピンキー
07/04/09 22:38:51 He/j7b/4
構ってちゃんの相手すんなよ
どうせ人気の出てきたコテハンを叩く事くらいでしか己を満たせない寂しい奴だ
363:名無しさん@ピンキー
07/04/09 22:51:13 rq2n6tjs
>>355/(^O^)\
URLリンク(p01.fileseek.net)
このほんだしの続きはもう見れないのか
364:名無しさん@ピンキー
07/04/09 22:53:02 w4X9PB2N
ここまで誰もKINOにレスつけてないことくらい分かれ
もう二度と投下すんな
職人の邪魔だ
365:名無しさん@ピンキー
07/04/10 00:18:28 RCeilHcF
>353
乙でした。
カノンとシュラですか?!楽しみです
366:名無しさん@ピンキー
07/04/10 01:15:58 +9w9bO/K
>>353
原作ファンのおいらも満足でした。
367:名無しさん@ピンキー
07/04/10 04:47:19 J8wXn4z7
>>353
乙
次は新旧魚座編とかw
368:名無しさん@ピンキー
07/04/11 20:19:28 IWbve91c
>>367
旧魚座、読んでみたいが血まで猛毒な設定がネックでは…
369:名無しさん@ピンキー
07/04/12 17:36:27 /DZVlVD5
定期age
ご利用はご計画的に
SS投稿とGJしかなかったこのスレに評価はいらないと思うよ
370:名無しさん@ピンキー
07/04/12 21:48:18 1uCY3bKl
>>369
意味がわからん
371:アイシールドでお邪魔します
07/04/14 14:18:53 4yQekQ6r
こんにちはー
バッドEDの方に突入しなかったハッピーエンド?からの続きものを書いてみました。
(249からの続きです。)
軽すぎるあらすじ:セナは進のトレーニングコースに来た。
見事進発見。
自分の今の思いを告白するために追いかけたはいいが反射的すぎたため
いざ面と向かうと言葉が出てこない。頑張れセナっつう流れです。
ヌルいですけど、相変わらずエロい事してますので注意をお願いします。
それと心理描写多めかもしれません。これも苦手な方は避けてくれるとありがたいです。
372:アイシールドでお邪魔します
07/04/14 14:20:58 4yQekQ6r
激しく長いものを投下してしまった前回の反省につき
暫く自粛のためあぷろだをお借りする事にしました。
URLリンク(deaikei.biz)
↑のサイト様にのっけてあります。
NAMEは 「5213.txt」Passは半角で「orz」です。
手間かけてすみませんです。
373:名無しさん@ピンキー
07/04/14 14:45:51 7U4afUzh
>>372
GJ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
374:名無しさん@ピンキー
07/04/14 17:20:37 VE6SAmS7
>>353
旧魚座の話キボン
375:名無しさん@ピンキー
07/04/15 09:33:15 NSurMxBG
旧魚座人気あるな…
しかしKINO氏は週チャン版も読んでるのかわからんぞ
376:名無しさん@ピンキー
07/04/15 15:33:58 oF69OpXj
>>372
ゴ ッ ト ジ ョ ブ !!!!!b
377:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/15 15:58:35 Gt/gyaha
アルバのほうっすか!!読んでますが最近読み始めたので単行本かったら行こうかとも
落とせそうなのは牢死とシオンとかミロカミュとかぐらいさ……_| ̄|○
ロダ使ったほうがいいのかと思案中ですが、うーん。
アルバのんびりやってみます。やらかすなら新旧魚座だと思いますが(゚¬゚*)
378:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/15 17:14:17 Gt/gyaha
レスくださった方、ありがとうございます。
何分ブランクありなのでなかなか勘を取り戻せませんが、やりたい範囲でやっていきますんでー。
とうとうつべの動画に手ぇだしちまいましたよ。あれ見るとサガもの量産していきたくなりますね
あとシオンもの。ボス麻呂美しいっす
379:愛汁 中の人
07/04/15 21:15:41 YqFUsLva
GJありがとうございます(*´д`*)
KINOさんの小説はいつもスッキリまとめてらっしゃるから
ロダじゃなくても俺は良いと思うけどなぁ・・・
380:名無しさん@ピンキー
07/04/15 21:38:25 36hAgJFB
あんまり言いたくないんだが、職人さんはあまりここでトリつけたままで
雑談しないほうが良いぞ。それを良く思わない人も居るから。
381:名無しさん@ピンキー
07/04/15 22:06:43 /i+tAT3Y
まあ、つべ厨ってだけでドン引いた
あんた作品に愛がないんだね…
物書きならば、製作者にも敬意を払うのが普通だよ
382:KINO ◆v3KINOoNOY
07/04/15 23:05:40 Gt/gyaha
つべ厨_| ̄|○そうか、そうなるよな。
しばらくおとなしくしておきますわ
いろいろとすまん
383:379
07/04/15 23:23:46 YqFUsLva
>>380
助言サンクスです。言わないと気がつかなかったので
以後気をつけますね。
↓以降いつもの流れで頼みます。
384:名無しさん@ピンキー
07/04/16 01:54:07 tyWuIVwB
愛汁さんキテタ━━━(゚∀゚)━━!!!
グット乙です。
なんか段々描写が繊細になってきてる気がする。
とにかく乙です
385:名無しさん@ピンキー
07/04/17 01:32:14 kDI5DS48
>>372
愛汁さん今回もGJ!!!
貴方のせいで原作買っちまった。
普通に面白いッスね。
386:名無しさん@ピンキー
07/04/17 01:55:02 gvQxGm5/
グレンラガンのシモン女体化が読みたいとか言ってみるテスト
387:名無しさん@ピンキー
07/04/17 12:59:57 McR7VkDJ
俺がやらないから前がやれよ
388:372
07/04/18 01:14:56 Lm7wbXKB
GJサンクス(*´д`*)です!
>>384 ありがたいお言葉です、
今回のは進の視点で進めようとして
ストーカーの独白文の様になってしまいましたorz 精進します。
>>385 マジですか。すっごい猛者がいるw
原作に興味を持ってくださったようで一ファンとして嬉しい限りです。
そうなんです。普通に物語が面白いのでそのまま清い目で読んでいただければ
よいのではないかと思います(゚д゚;)
現在ライト(明るめ&軽め)のものを閑話休題として書いてます。(ひたすら続いてます)
出来ましたらロダに乗っけさせてもらうので、また気が向いたら読んでやってください。
それはそうと
職人さんたくさんきてほしいな、って言ってみるテスト
389:名無しさん@ピンキー
07/04/18 10:24:12 oJCEjWnb
念のために言っておくが
「閑話休題」は「それはさておき」という感じで
脇に逸れていた話題を元に戻すときのフリなのだぞ
箸休め的なものではない
390:名無しさん@ピンキー
07/04/18 17:55:42 RBdd5icO
小説の倉庫とかないのかな?
391:名無しさん@ピンキー
07/04/18 18:01:24 TNFjCYuL
このスレを頭から全部読んでみるといいことがあるそ
392:名無しさん@ピンキー
07/04/20 13:46:26 RXl1e2Qd
「ボクたちの選択」の続きってないの?
393:名無しさん@ピンキー
07/04/20 21:25:24 ZFrseQPe
>>392
別の場所で完結した
394:アイシールドでお邪魔します
07/04/21 00:45:28 s7VKDzNC
>>389
文を読んでいただいてる身でとんでもない勘違いをしていました。
恥ずかしい限りです……
「閑話休題」改めまして今回のものは箸休め的な内容になってます。
内容的に軽いです。
ロダに乗っけてさせてもらいましたので、また良かったら目を通してやってください。
395:394
07/04/21 00:47:18 s7VKDzNC
URLリンク(deaikei.biz)
↑のサイト様
NAME 5256.txt PASSはorz
お手数おかけします。
396:名無しさん@ピンキー
07/04/21 11:27:06 itcebrCw
>>393
ぐぐっても過去スレやまとめサイトしか引っかからなくて、イマイチその場所が分かりません。
できれば教えていただけないでしょうか?
397:名無しさん@ピンキー
07/04/21 15:33:55 IFXsza1I
愛汁さんキタ━━━(゚∀゚)━(゚∀゚)━━(゚∀゚)━━!!!━!!!
グッジョブ!グッジョブです
セナ酒飲んだのに今回は走り出さなかったのなw
398:名無しさん@ピンキー
07/04/21 23:17:59 KKvbZQH5
KINOさん待ち
デスシュラもカノンシュラもサガアフロも待ってます
ミロカミュあるなら読みたい!!
399:名無しさん@ピンキー
07/04/22 02:26:47 zPcX8lG4
ルルーシュの人をひたすら待っている俺もいる…
400:名無しさん@ピンキー
07/04/22 07:58:45 zhEFHi5t
九郎の人をひたすら以下略
401:名無しさん@ピンキー
07/04/22 12:59:17 4UMvbeZ/
SW読みたい・・・あの人突発だったのか・・・
402:名無しさん@ピンキー
07/04/22 13:57:05 2omj8iac
>>332
403:名無しさん@ピンキー
07/04/22 20:07:29 ZO46+QWO
KINOさん待ち
何でもいいので投下してくれ
ずっと復帰を待ってたんだ
404:394
07/04/23 01:26:05 GJd+6Nii
>>397
GJサンクス(*´д`*)!
セナが酒飲んだわりにはおとなしめで済みましたねw
(動物園まで走れば良かったのに)
次の話でラストになります。
救いはあるけどGoodEndとは言え無いよう内容で終わる予定です。
何とか後味良く終わりたいものですが……どうなることやら。
暫く時間あけてからロダに乗っけておきます。
気が向いたらまた読んでやってくださいー
405:名無しさん@ピンキー
07/04/24 22:17:20 NmCIOaB+
セブンシーズパニックと教科書にのっていない人生相談読んでオモシレーとか思ってる俺オワタ
406: ◆EwwRseKMM6
07/04/25 02:16:57 nojRDEBc
九郎女体化続き投下させていただきます。
遙かなる時空の中で九郎女体化の今回は弁九。
エロ途中まで。
むりやりなのでお嫌いな方スルーしてやってくださいませ。
NGワードはトリップで。
407:九郎女体化5 ◆EwwRseKMM6
07/04/25 02:20:22 nojRDEBc
脱ぐって・・・・見せるのか!!
「見せなくては病状がわからないでしょう?
さ、僕たちは男同士じゃないですか。
そんなに恥ずかしがる事はありませんよ?」
俺は意を決して衣の紐を解いた。
弁慶の目線が何時もと違う。
奴は何時も通りの笑顔を浮かべているのに。
笑顔の中になにか何時もと違うものが混ざっている。
「九郎、そんなに怯えなくてもいいですよ。
さ、見せてください。」
閉じていた太腿に奴の手が滑り込んだ。
瞬間、あの熱い感覚が体中に広がる。
「ああっ。」
「大丈夫、怖くないですよ。」
俺の両肢が左右に開かれた。
「ふぅん。思ってた以上・・・・・かな。」
何がだ。
仰向けに肢を開いている俺の上に弁慶が乗り掛かり俺の局部を覗きこんでいる。
よく考えたら、なんて猥らな光景だ。
弁慶の息が下腹部に当たる度に変な感覚が身体の奥に広がる。
俺は・・・・・・・・変だ。
弁慶の細長い指が殻のような部分を撫でた。
「あああああっ!!」
「ふふっ。どうやら頃合のようですね。」
こ・・・ろ・・あい・・・?
何のことだ。
「君を女にする頃合ですよ。」
何を言っているんだ、弁慶!
「この・・・・・・・男の体を女性の体に変える秘薬を・・・ずっと君に飲ませてきました。
今宵・・・・・・・僕が君のこの殻を破り、この殻の奥に出来ている女陰に僕の男陽を入れれば
君の体は女になるでしょう。
そして君が男との交わりで快楽を覚える度に君の体は女に近づき、やがては子までも為せますよ。」
笑顔で語られる内容が理解できない。
「お前・・・・・・・何を言ってるんだ?」
「理解・・・・・できませんか?
なら・・・・体で教えてさしあげるしかないですね?」
408:九郎女体化6 ◆EwwRseKMM6
07/04/25 02:23:02 nojRDEBc
誰だ?
こいつは、誰なんだ?
誰よりも信頼できて。
唯一、俺が背中を預けられる奴。
ずっと、そう思っていたのに。
いま、お前の言ってる事が理解できない。
「この薬はね、大陸で使われてきた薬なんです。
征服者が一番に求めるのは民意を従わせる策。
それには敗国の王家や宰相家の姫君と婚姻し、子を為すのが最適ですよね。
そして・・・・・その対象は多い方がいい。
だから、この薬で女体となった者は通常の性交より格段の快楽を
得る事ができるように作られているんですよ。
・・・・・・・だから安心してくださいね。痛いのは最初だけですから。」
殻に弁慶の爪が喰い込んだ。
体の中心部に裂けるような痛みが走る。
ああああっ!
ずぶずぶと弁慶の指が沈んでいくと思うと大量の体液が流れ出した。
膿と血と・・・・そして。
409:九郎女体化 ◆EwwRseKMM6
07/04/25 02:25:56 nojRDEBc
「痛かったですか?
安心してください、責任は取りますから。
それに・・・・・君も痛いのは嫌いじゃないでしょう?」
お前・・・・・・・・・・何を言って・・・。
「ああ、思っていた以上に綺麗に出来ている。
九郎にも見せてあげたいな。
その辺にいる女性より、よっぽど綺麗な桃色をしていますよ。」
なっ、お前。その辺にいる女子とそんなに簡単に関係を持っているのか!
「嫌ですね。ものの例えですよ。」
絶対に例えなどではない顔で奴は微笑んだ。
この微笑みに、ずっと俺は騙されていたんだ。
『九郎・・・・・どうかしたんですか?』
『九郎、大丈夫ですよ。心配ありませんから。』
俺は大馬鹿者だ。
そう思うのに。
両足の間の痛みより、胸の痛みの方が苦しいのは何故なんだ。
「九郎・・・・・・・・・・そんなに嫌ですか?」
弁慶の指が伸びてきて、俺の頬を拭った。
・・・・・・・・・・涙?
俺は泣いていたのか?
「悲しいとか、苦しいとか、辛いとか。
そんな気持ちすぐに忘れさせてあげますよ。」
弁慶の顔が近づいてくる。
唇が。
すぐ傍に弁慶の睫毛が見える。
どくん。
やめろっ!!
俺は男だ。
男なんだぞ?
「そうでしたね。君は男でしたね。
でも、もう今日からは違うんですよ。」
弁慶の指が俺の秘部をなぞった。
今回ここまでです。
410:名無しさん@ピンキー
07/04/25 12:31:18 /uXc/joz
>>406
GJ!
面白かったです。
411:名無しさん@ピンキー
07/04/25 14:10:32 JLMRgAAs
弁慶が人でなし(誉め言葉)すぎてオラなんだかワクワクしてきたぞ
412:名無しさん@ピンキー
07/04/27 09:28:40 xGjhsfdM
保守
413:ジョシュア女性化1/5
07/04/29 02:28:59 TCi0FIKS
空気を読まずに初投稿失礼します。
銃×剣(要英訳)のラングレン兄弟/弟の女性化です。
兄妹ものなので、苦手な方はスルーよろしくです。
ホバーベースのバスルームでシャワーを浴びていたジョシュアは、
ヴォルケイン修理の作業中に使っていた
はんだごての電源を切るのを忘れていたことを思い出した。
そのままにしておいて発火したらまずい。
この節約しなければいけない時に電気の無駄も良くないだろう。
兄のレイがまだ作業をしているだろうから、
声をかけて消しておいてもらおうと考えた。
ジョシュアはバスルームの窓から身を乗り出して、作業中の兄に向かって叫ぶ。
ここからでも大声を出せば聞こえる筈だ。
「兄さ~ん!ボクが使っていたはんだごてですけど!」
ヴォルケインのところにいたレイはジョシュアの声に辺りを見回している。
「こての電源消すの忘れちゃったんで、消しておいてくれませんか~!?」
「…あのバカ…」
レイはバスルームの窓から
裸のままぶんぶんと手を振りながら大声で叫んでいる妹に呆れて、
ため息をついた。
レイは小さい頃弟を欲しがっていて、
弟としてなら遊んでやる、とずっと弟扱いしていたため、
この妹は女性としての慎みという物が殆ど無い。
部屋の外でも平気で裸で歩き回ってしまいかねないのだ。
周りに誰もいないのを確認しようと見回すと、
オリジナルセブンのヨロイであるダンの、
流体が見える青い部分がスパークしているのが見えた。
中にヴァンがいるのだ。
あんな格好のジョシュアを見せる訳にはいかない。
レイは「窓を閉めておけ!」と怒鳴って、バスルームに向かった。
少し自覚させなくてはいけないだろう。
414:ジョシュア女性化2/5
07/04/29 02:29:43 TCi0FIKS
「おい、シャワー浴び終わったら話がある」
バスルームの外から兄の声が聞こえた。
珍しく兄の方から出向いてきたらしい。
「お話なら今でもいいじゃないですか!
そうだ、一緒にお風呂入りましょう!」
兄の妻であったシノの習慣で、
この兄妹はシャワーだけでなく湯船につかることも多かった。
ジョシュアはドアを思い切り開けて兄の腕を捕まえた。
「お、おい!そういう格好で表に出てくるなと…!」
「いいじゃないですか、兄妹なんですから。
それに昔はよく一緒にシャワー浴びたじゃないですか」
そう言いながら兄の服を剥いでいく。
「子供の頃の話だろう!…こ、こら!」
妹のすることに本気で抵抗するのもバカらしいと油断していたおかげで
レイはすっかり脱がされてしまった。
「ずっと作業で食事と仮眠以外殆ど休んでないでしょう?
たまにはゆっくり休んで下さいよ。背中洗ってあげますから」
言われてみればそうだった。
仕方なくレイは椅子に座って、背中を洗ってもらうことにした。
疲れているのか、背中を撫でられるととても気持ちが良い。
ジョシュアのマシンガントークを半分以上聞き流しながら
背中を預けていた。
415:ジョシュア女性化3/5
07/04/29 02:30:33 TCi0FIKS
「兄さん、ここで寝たら溺れますよ」
「わっ」
ここのバスルームには大きなバスタブがある。
中で洗うのではなく、
ゆったりとふたりで手足を伸ばしてもまだ余裕がある。
レイはついうとうととしてしまったようだ。
目の前のジョシュアの顔に驚いて、少し湯を飲んでしまった。
目の前?
気が付いたらジョシュアが兄の上に馬乗りになっていた。
「な…何をしているんだ。どけ!」
「ええー、昔はそんなこと言わなかったじゃないですか」
「だから子供の頃とは違うんだって…」
自分に抱きついてくる妹を引きはがそうと焦ったレイだったが、
藻掻くレイはこすりつけられた胸の感触にドキリとした。
僅かだが膨らみかけた胸の頂が尖っている。
レイのものに押しつけられたジョシュアは
湯の中で気づかなかったが、熱くぬめっている。
上気した頬は、湯にのぼせたのではなかったのか。
動けなくなってしまったレイに、ジョシュアは唇を合わせた。
「好きです…兄さん…」
誰も大人になることをジョシュアに教えなかった。
親は子供の頃に亡くなっていて、
兄もどう妹に教えたらいいのか迷っているうちに
家を出てしまった。
そういう話をするような友人もいない。
しかしジョシュアはもっとずっと前に知っていたのだ。
レイが結婚していた当時、妻のシノと愛し合っているところを
思いがけず見てしまったのだ。
その頃はなんなのかさっぱりわからなかった。
しかし今ならそれが何なのかわかる。
兄のものを優しく撫でると、
抵抗が弱まり気持ちよさそうな顔をするので
一生懸命撫でていたら、徐々に硬くなってきた。
「ジョッシュ、バカなことはやめろ」
「でも兄さん本気で抵抗してないでしょう」
「な…!」
突き飛ばそうとすればレイのちからならできないこともないのに
そうしないのはジョシュアのことが好きなのに違いない。
でなければここもこんなに大きくなる筈がない。
そう思うことにして、
ジョシュアはすっかり硬くなった兄の上に腰を落とした。
416:ジョシュア女性化4/5
07/04/29 02:31:18 TCi0FIKS
レイは、自分にしがみついて痛みに耐えている妹を
つい昨日までのように邪険にすることができなかった。
涙を零しながら飲み込んでいく妹を見ていたら、
その涙が痛みだけのものではない様に思えたのだ。
いつからこんな想いを抱えてきたのか、
シノと結婚した時にどんな想いをしたのか。
そう思うと簡単にふりほどけなかった。
しかしこの体の反応はまた別のものだ。
可哀相だと思っただけで
妹を愛しいと思っただけでここまで反応するものだろうか。
ただ体が気持ち良いと思っただけなのか、自分でもわからない。
とにかく今は目の前の苦しそうに動いている妹を
労ることに専念したいと、半ば開き直る様に思った。
ただジョシュアの体にのめり込むために
何か理由をこじつけたいだけではないのかという心の声を無視して、
レイはジョシュアを突き上げた。
しかしお湯の中では動きづらく、
ふわりと持ち上げると、そのまま反対側の壁に押しつけた。
「え…?あ…あ!」
突然積極的に動き出した兄に戸惑いながらも
ジョシュアはもっと快感を得ようと身をくねらせる。
2人の動きに合わせてお湯がちゃぷちゃぷと音を立てた。
それが妙に現実的に思えて、
ジョシュアは珍しく恥ずかしいと思った。
やがてやってきた大きな快感の波を
2人は夢中で貪ったのであった。
417:ジョシュア女性化5/5
07/04/29 02:32:05 TCi0FIKS
お湯の中にいたせいもあるが、火照ってしまった体を冷ましがてら休もうと、
ジョシュアの部屋に珍しく2人で戻ってきたが、
一度一線を越えると簡単に再び越えてしまえるらしく、
またそこで抱き合ってしまった。
たぶん兄は自分のことを本気で好きな訳ではないだろう。
ジョシュアはそう割り切ろうと思っていたが、
今だけ形だけでも愛してもらえることが嬉しかった。
その後、はんだごての電源を切っていないことを思い出したレイは
慌ててヴォルケインのところへ戻り、電源を切った。
そのはんだごては、見ただけではわからないけれど、
彼の胸と同様に熱く焦がされていたのであった。
終わり
あのジョシュアなら女性化しても
裸でそこらを彷徨いていてもおかしくないかと思って書きました。
誘導して下さった方、ありがとうございます。
お目汚し失礼しました。
418:ジョシュア女性化追加
07/04/30 10:19:36 jH1+GpjY
ジョシュア「…という夢を見たんです」
ヴァン「…寝ろ」
ジョシュア「眠れません」
ヴァン「寝ろ!」
ジョシュア「眠れません!」
ヴァン「それ兄貴に知られたら殺されるぞ」
お好みで追加して下さい。それでは失礼します。
419:名無しさん@ピンキー
07/05/01 17:31:31 AC1GgUG1
>>388氏、ロダはケータイからだと見れないから、ここに普通に投稿しちゃってくれると嬉しい。
長文に過敏なようだが、創作系スレで長文は珍しくないので気にしなくてOK。
KINO氏の作品好きなのでぜひともよろしくお願いしたい。
420:名無しさん@ピンキー
07/05/01 19:10:50 L22WG1H+
まさかここにガン×ソードがくるとは。>>418のオチがイイ!
421:名無しさん@ピンキー
07/05/02 00:25:01 W0qfDCd8
>>418は誘導してくれたスレの方のお勧めです。
私も是非使わせて頂きたくて追加しました。
ありがとうございました。
言葉が足りなくてすみませんでした。
422:388
07/05/04 19:18:27 xEJJpUa4
>>419
配慮が足りなかったようです。
次で最後なのでここにupしておきますね。
423:名無しさん@ピンキー
07/05/05 22:07:39 D0ihoRSa
兄貴を女体化したら
424:手料理にょた百合
07/05/06 23:35:38 MnbZehDc
涼宮ハルヒの女体化で古泉×キョンでお邪魔します
百合エロです
苦手な方は申し訳ありませんがスルーしてください
一応設定というか流れとして
世界規模の予測不能なバグにより古泉とキョンが女体化
↓
ハルヒにばれる事を避けるため機関からの要望で孤島に退避
↓
別荘に二人きり
と、なっています
425:名無しさん@ピンキー
07/05/06 23:37:34 ZaqzxW1G
ktkr!
426:名無しさん@ピンキー
07/05/06 23:38:41 lGqoe55k
わくてか
427:手料理にょた百合
07/05/06 23:38:59 MnbZehDc
「ひどいことはしませんから、もう少し緊張を解いてください」
再びベッドの上に沈められた俺を見下ろして、古泉が言った。
「優しくしますから」
「いや、でもさ……ほら、そうだ。お前手の怪我は? 傷口開くとやばいだろう、だから
こういうのはまたの機会に――」
「幸い大した怪我でもないし、利き手でもありませんから安心してください。それに……」
仮に片手でもあなたを悦ばせる自信は充分ありますよ――と、意味ありげに呟きながら、
古泉はおもむろに俺の着ていたTシャツを捲くり上げ、そこにある俺のほんのささやかな谷間
に舌を這わせはじめた。
ちょっ待て待て待て待て……うぁ……。
熱くて柔らかなその感触に、肌が粟立つ。
体をねじって抵抗を試みたが、当然のごとく黙殺された。
古泉はかまわずブラジャーを下に摺り下げ、突起を舐めあげる。
それも、何度も念入りに。
「あっ……ん、はぁ……あ」
想像したこともない感覚と言いようのない羞恥で頭がオーバーヒートしそうだった。
緊張するなといわれても、敏感な箇所を刺激されるたびに体が竦んでしまうんだから、ど
うしようもない。
428:手料理にょた百合
07/05/06 23:40:04 MnbZehDc
相変わらず舌を器用に動かしながら、古泉はたくし上げられていたTシャツを片手で強く
ひっぱるようにしてあっさりと俺からはぎ取った。
手馴れてるじゃないか、こんちくしょう。
中途半端にずらされほとんど用を為していない白いブラジャーを残して、上半身があらわ
になった。
なんだこれ。無性に恥ずかしい。
て、言うかちょっと待て。何でお前まで頬を染めてるんだ古泉。
「今のままでも個人的には充分に扇情的で良いのですが、やはりブラジャーが邪魔ですね。
はずしてもいいですか?」
「い……ま、さら、聞くな。駄目だって言ったら諦めるのか」
「それもそうですね。それでは、遠慮なく」
古泉は一旦俺の体を抱き起こすと、真正面から抱きつくような形で両腕を背中にまわした。
必然的に俺のとは確実にボリュームの違う古泉のふくらみが、強く押し付けられる。
何か思うより先に心拍数が跳ね上がった。
「ちょっと待った」
「なんですか? 今度は」
「お前も脱げよ」
「――あ、言われて見ればそうですね。すみません、気がつかなくて」
言動はすっかり平常を取り戻しているかのように見える古泉だが、苦笑したその顔はわず
かにぎこちなかった。
戸惑いを隠せない手つきで胸元のボタンに手をかける。
429:手料理にょた百合
07/05/06 23:40:47 MnbZehDc
「あまり……じっと見ないでいただけますか? その、恥ずかしいので……」
どの口がのたまいますか。だったらさっきお前が俺にはたらいた狼藉はなんなんだという
思いを込めて古泉を睨めつける。
「わかりました。……それじゃ、あなたが脱がせてください」
そうきたか。おい待て何のプレイだそりゃ。
思わぬ反撃に狼狽しつつ、そこで何も出来ないのもなんか負けっぱなしな気がして、俺は
仏頂面のまま古泉の胸元に手を伸ばした。指が震えていたのは、多分気付かれなかったは
ずだ。いっぱいいっぱいなのはこいつも同じだろうからな。
前のボタンをすべてはずし終えると古泉はするりとツーピースのトップスを脱ぎ捨て、白
い肢体をおしげもなくさらした。
女と化した古泉の体は思っていた以上に――綺麗だった。
白くて触ると気持ちよさそうな滑らかな肌と、胸から腰へと柔らかい曲線を描くライン。
上向きの形の良い乳房は、朝比奈さんのような規格外ではないものの、充分なボリューム
を誇っている。
乳頭は思っていたのより少しだけ大きめで、淡いピンク色をして既につんと立ち上がって
いた。
思わず凝視した俺を誰が咎められよう。
430:手料理にょた百合
07/05/06 23:41:24 MnbZehDc
「次はあなたの番です」
やけに力のこもった声に、はっと我に返る。
古泉は再び俺の背中に両腕を回した。
肌とが肌が、互いの乳房が密着する――こいつ、分かっててやってるだろ。絶対。
背後でブラジャーのホックが一つ一つ、やけにゆっくりと外されていく。
胸の締め付けを開放された瞬間、俺は促されたわけでもなく自らストラップを腕から外し、
そのままその腕を古泉の背中に回した。
「積極的ですね」
「うるさい。黙ってろ」
押しつぶされた互いの乳房を通して、俺は早鐘のように打つ互いの心臓の音をじかに感じ
ていた。
古泉の腕に力がこもる。
顔を上げるのと同時に唇を奪われた。
互いにその柔らかな感触を味わったあと、古泉の舌が俺の口内に侵入してくる。
俺はごく自然にそれを受け入れリードされるままに舌を差し出し、互いのそれを愛撫し合
った。
431:手料理にょた百合
07/05/06 23:42:21 MnbZehDc
息が切れるほど長く深いくちづけを交わした後、古泉は俺を解放し、俺の体をゆっくりと
ベッドに倒した。
改めて、真正面から見下ろされてどうしようもない恥じらいを覚える。
無意識に胸を隠そうとした俺の腕を、古泉が掴んだ。そのまま枕もとのクッションに縫い
付けられてしまう。
「どうして隠すんですか」
「どうしてって、見てもつまらんだろ。お前みたいに綺麗じゃないし……胸もないし」
くすっと、古泉が笑った――あぁ、だから、俺はこの顔に弱いんだ。
いや、そうじゃなくて、ここで笑うのは著しく失礼じゃないか?
「そんなことを思っていたんですか?」
「うるさい。だまれ」
「こんなに可愛いのに」
「お前が何を言っても嫌味にしか聞こえな……あっ」
いきなり乳房に触れられて、息を呑む。
古泉はその反応を楽しむように、指を這わせた。
まるでその輪郭を確かめるように触れるか触れないかのタッチで胸から腰へと。
「あなたの体はとても綺麗ですよ。それにこんなにも敏感で、とても可愛い」
「あっ、あぁ……ちょ……触るなら触る、で、中途半端にするな……ひゃっ」
「本当に、敏感ですね。では――こちらは、どうでしょう」
「え――? あ……ああっ」
制止する間もなく古泉の長い指は俺のスカートの中へと伸び、気がついたときには多分こ
の体で一番敏感な場所に触れられていた。
432:手料理にょた百合
07/05/06 23:43:14 MnbZehDc
「ちょっと、それはやばい。さすがにそれは、ナシだろ――ぃやあっ……あっ」
「そんなに可愛い反応をしないでください。ひどいことはしたくないのに……我慢がきか
なくなります」
ショーツ越しとは言え、弱い部分を断続的に攻められた俺は、そんな言葉に反抗すること
すらできず、せめてもの抵抗のつもりで捲り上げられたスカートを両手で押さえ、その場
所を守ろうとする。
「無駄ですよ」
古泉は俺が掴んでいるスカートのジッパーを下ろすと、そのまま下へと摺り下げようとし
た。それでも俺が手を離さないでいると、今までとは違う、ちょっと――いや、かなり
強い力で胸を揉みしだいた。
「あ――、いた、痛い、こいずみっ――んんっ」
抗議の声は唇に塞がれた。さっきのとはまったく違う。荒々しい勢いで舌が口内を犯す。
快感と痛みがない交ぜになって、どうしても意識が両手から逸れてしまう。
言うまでもなく、古泉がその隙を逃すはずはなく――右手で乳房を鷲づかみにしながら
左手はスカートと、その上、最後の砦だったはずのショーツまで奪っていった。
433:手料理にょた百合
07/05/06 23:43:52 MnbZehDc
「いちいち、承諾を取る、必要はないと言ったのは、あなたですから」
わずかに息を乱しながら、意地悪く言う。にっこりと笑って。
そして、何の躊躇もなく俺の秘部に触れた。
「――アッ……」
くちゅ、くちゅ……と、わざと音を立てるように、そこに指を這わせる。
「濡れているの、分かりますか?」
「ちがっ……いやぁっ、やだ、古泉、待って……やだ、ほんとうに」
未体験の感覚と、恥ずかしさで頭がどうにかなりそうだった。
「大丈夫です。力を抜いて――目を開けてください。閉じていると余計に怖いですから」
知らぬ間に固く閉じていた目を恐る恐る開けると、触れそうなほど近い場所に古泉の顔が
あった。
「僕を信頼してください」
その目を見た瞬間、何故か体の力が、ふっと抜ける。
不思議と体の震えも治まっていた。
俺は、小さく頷いて見せた。
それを見て嬉しそうに微笑む。
古泉はもう一度深く唇をむさぼった。
やがて、唇から、首筋に。
首筋から胸元へ――。
柔らかな乳房に舌を這わせたあと、既に何度も繰り返された愛撫で赤く腫れる乳首を丹念
に吸う。
やがてその舌は腰から、下腹部へとたどり着いた。
434:手料理にょた百合
07/05/06 23:44:37 MnbZehDc
さすがにそこへ来るとつい抵抗してしまう俺の両手は、次の瞬間にはやはりあっさりと古
泉によって捕獲された。
ぴちゃっ……ちゅっ、くちゅ。
嫌でも耳に届くその音は、何度聞いても頭が破裂しそうなほど恥ずかしい。
「はぁ……はぁ、あぁっ……」
はじめは優しかった舌の動きが、次第に激しさを増す。穏やかだった快感の波はやがて荒
々しく俺を襲った。
何度も舐めあげられて硬い芯を持ったクリトリスをきつく吸われる。
「ん……っ」
声を殺して、何とかやり過ごそうと身をよじる。
不意に古泉は顔を上げ、押さえ込んでいた俺の両手を開放した。
「少し、痛いかもしれませんが我慢しててくださいね」
俺に覆いかぶさるようにして、耳元でそう囁かれた瞬間。
「……え? ……やっあああ――、あぁ、ああっ」
言葉の意味を理解する間もなく、古泉の指が再び秘部へと伸び――さらに奥の入り口へ
と侵入してきた。
「やだ……いたい、痛いマジで……あぅぅ」
「ゆっくり、動かしますから、呼吸を楽にして」
そんなん――絶対、無理。
435:手料理にょた百合
07/05/06 23:45:10 MnbZehDc
「ん――っ」
はじめは浅く差し込まれた指が、侵入と後退をゆっくりと、何度も何度も繰り返しながら、
徐々に深い位置へと進んでゆく。
「はぁ、はぁ、あぁ、あ――」
そこが、俺の意思とはまったく関係なく指の根元まで咥えこむようになると、古泉は今度
はその指で膣内をかき回し始めた。
はじめはゆっくり、しかし、俺が少し慣れてきたタイミングを目ざとく見計らって、徐々
に動きの激しさを増してゆく。
「いやぁっ、アア、こいずみっ。もう、無理。もっとゆっくり……んんっ」
「もう一本増やします。暴れないで。傷が付くとやっかいですから」
言うや否や、いきなりさっきの二倍の質量で貫かれる。無理やり侵入してから、ゆっくり
と入り口を押し広げるように蠢く。
「だめ、だめぇ……ああああっ――」
浅く、深く――時に優しく、時に激しく、微妙な強弱をつけて、何度も何度もその指は
俺を犯した。
痛みと共にきゅんと甘い感覚が断続的に俺に襲い掛かった。
次第に、じんわりと滲むように、痺れるような快感が下半身に広がってゆく。
436:手料理にょた百合
07/05/06 23:47:04 MnbZehDc
「もぅ、やだ、やだぁ……古泉、もう、早くっ、早く――ああっ、はやくおわらせてぇ」
どうしようもなく涙があふれて、俺の喘ぎは、いつしかしゃくり上げる泣き声に変わって
いった。
気がついたときには、俺は十年以上ぶりにまるで子供のように泣きじゃくっていた。
古泉の汗ばんだ谷間に顔をうずめて。
その胸にすがり付いて……助けて。助けて。怖い。古泉……。
イキたい。イキたいのに――。
「こいずみ、お願いだからっ!」
答える代わりに、古泉の左腕が俺の体を力強く抱きしめた。
この細い腕のどこにそんな力があったのかというほど強い力で。
と、同時に膣の中に侵入していた二本の指が内壁を――一番感じやすい場所を強く擦り
あげた。
電流でも流し込まれたように、大きく体がのけぞる。
「あ、あっ、あ、イク、いくっ……ああぁっ!!」
目の前で光がスパークしたみたいに、視界が真っ白に染まった。
快感の波がありえないスピードで体中をのた打ち回る。
その勢いに飲まれるように、俺の体はびくっびくっと痙攣を繰り返していた。
自分が自分でないような、どこか不思議な感覚を味わいながら、
俺は徐々に遠ざかるその波に攫われる様にして、意識を失った。
437:手料理にょた百合
07/05/06 23:48:43 MnbZehDc
スレ消費失礼しました
巣に帰ります
それとここまで見に来てくれた人ありがとう
438:名無しさん@ピンキー
07/05/06 23:49:39 lGqoe55k
GJ
またあっちで待ってるぜ
439:名無しさん@ピンキー
07/05/06 23:50:01 ZaqzxW1G
>>437
テラGJ!!!!!!!
待ってって良かった!
440:キョン子×イツ子
07/05/10 21:53:42 899dJYTA
こんにちは、誘導されてこちらに参りました
ちょっと長いのですが、投下お許し下さいませ
涼宮ハルヒの憂鬱で女体化というか、
元々女の子設定なキョン×古泉の百合エロです。
話の流れとしては
スキンシップのつもりでキョンが古泉の胸を揉んだところ、
うっかり感じさせちゃったので責任を感じたキョンが古泉を押し倒した、
ってところから始まります
NGワードは名前欄でお願いします
441:キョン子×イツ子
07/05/10 21:54:34 899dJYTA
「…あの、」
いつもよりちょっと高めの声で何かを訴えようとする古泉の口は、それを成し遂げる前に俺の口に塞がれた。
自分でしたことなのに、うわぁ、女の子とキスしちゃったよ、とか頭の隅っこで考えつつ、
古泉の唇の感触に俺は酷く興奮した。
艶やかに濡れた唇は物凄く柔らかくて、ずっと口付けていたくなる心地良さで。
そっと目を開けて古泉の様子を伺ってみる。
古泉は硬く目を瞑っていて、睫毛をふるふると震わせていた。
かわいい。
もっと可愛くさせたくて、俺は呼吸をする為にほんの少しだけ開かれた古泉の唇を舌で舐め上げた。
「ふあ、」
途端にぴくりと体が揺れて、先ほどよりも唇が開かれる。
その隙間から舌を進入させ、口内を蹂躙する。
「んんっ、…は、ぁ…」
古泉の舌に舌先を触れさせると、古泉はおずおずと俺の舌にそれを絡めてくる。
その反応に気を良くした俺は、初めてのディープキスだというのに結構無茶苦茶に舌を動かす。
唾液が唇の端から零れ落ちるのも関係ない。
ぞわりと頭のてっぺんが痺れるような感覚に、ただただ酔う。
ふと思い出して、机に付いていた手を古泉の胸に触れさせる。ぴくん、と古泉の体が跳ねた。
先ほど無体を働いたそこに、今度は優しくしてあげたかった。
俺は名残惜しいながらも古泉の唇から離れる。2人の間に細い糸が引いて、やがて途切れる。
古泉の唇の端からは飲み込めなかったのだろう唾液が零れ落ちていて、俺はそれを下から舐め上げて、
最後にもう一度古泉の唇を啄ばんだ。
「…古泉、脱がしてもいいか…?」
うるうるに濡れている目を俺に向けながら、古泉は小さく頷く。
その表情にも劣情を刺激されながら、俺は古泉のセーラー服に手を掛けた。
スカートにきちんと収められている裾を引き出し、ゆっくりと引き上げていく。
真っ白な肌が露わになり、俺は思わず唾を飲み込んだ。
女の俺でも見蕩れるくらい、綺麗な体つきだった。
ウエストはきゅっと引き締まっていて、無駄な肉など一切ない。
442:キョン子×イツ子
07/05/10 21:55:37 899dJYTA
制服の上からでも見れば大きいと分かるバストは生で見るとますます圧巻で、その大きさにはそぐわない、
白とピンクを基調としたレース使いの可愛らしいブラジャーに包まれている。
ブラジャーはフロントホックになっていた。俺はフロントホックを付けたことは無いが大体こんな感じかな、
と動かしてみると、呆気なく古泉の胸を隠すものは無くなった。
流石に古泉も恥ずかしそうに胸を隠そうとしたが、その手は俺が掴んでやる。
「…きれーだな」
思わず、ぽつりと感想を口にした。
その言葉に古泉は顔から火を噴きそうな勢いで真っ赤になり、「そんなことは」とか「あなたの方が」とか
しどろもどろ言い出したけど無視してやる。
たわわな古泉の胸は寝転んでいる所為で横に零れてしまっているが、それでも膨らみは大きいままだ。
でっかいマシュマロみたいなその胸の真ん中にはぽつんと立ち上がった桃色の突起。
よく見ると、さっき制服の上から強く擦った所為かほんのり赤くなっていた。
俺は柔らかいそこに顔を埋め、赤くなったそこに口付けた。
「ひあっ!」
途端に古泉の口からは甲高い声が漏れ、体が勢いよく跳ねる。
古泉も自分の声に驚いたようで、慌てて口を手で覆った。残念、可愛い声なのに。
そんなことを考えながら俺はチロチロと赤くなった突起に舌を這わせる。反対の胸はやわやわと揉んでやり、
時折完全に硬くなった中心に爪を立ててやる。
「…ん、んんっ…ふ…」
手の隙間からくぐもった声を漏らし、びくびくと震える古泉はやっぱり可愛い。
さっきまで優しくしてやりたいと思っていたのに、こんなに素直に反応を返されると逆に苛めてやりたくなる。
俺は突起に歯を立てながらするりと手をスカートの中に滑らせた。
内腿を指先でなぞると、下着に包まれてるそこが湿り気を帯びているのがわかる。
流石にそこに触れるのは、少し躊躇いがあった。
触れたら、もう引き返せない。最後まで行くしかない。
でも、躊躇いはすぐに消える。
古泉をこんな状態にしたのは、他でもない俺じゃないか。
443:キョン子×イツ子
07/05/10 21:56:26 899dJYTA
俺は内腿から指を離すと、下着の上からそっとそこを撫でた。
最初は優しく触れるつもりだったのに、下着も既にびちょびちょに濡れていた為ぬるりと指が滑り、
デリケートな部分だというのに強く擦ってしまう。
「っひぁあ!」
当然古泉の口からは甲高い声が漏れ、俺を非難した。
「ご、ごめん、大丈夫か?」
慌てて声を掛けると、古泉はびくびくと体を震わせながらも、弱々しく笑みを返した。
「…だいじょうぶ、です」
つづけてください、と吐息だけで恥ずかしそうに囁かれて、俺はなんだか胸が熱くなるのを感じて、
それを隠すように古泉の唇を啄ばんだ。
もう一度、今度は滑らないように慎重に指をそこに這わせる。
緩やかに、けれどちゃんとした刺激になるようにそこを撫でながら、少しずつ形を確かめていく。
「…ん、んんっ…」
ぴくりと古泉の体が跳ねて、俺の指がそこに辿り着いた。
女の子の、いちばん敏感なところ。
ちょっと強めに指先で押すと、古泉は甘ったるい声を出しながらきゅっと内腿を擦り合わせた。
そこには俺の腕が入り込んでいたので思いっきり古泉の足に挟まれてしまい、
驚いた俺は思わず指に力が入ってしまう。
快感から逃れる為の古泉の行為は、結果的に更なる快感を自分に与えてしまっていた。
「っひゃあ!…っぁ、ああ…」
「…古泉、力抜いて」
顔どころか首まで真っ赤にして、いつの間にやら大きな目からはぽろぽろと涙を零していて、
それでも俺に抵抗する気がないらしい古泉は素直に俺の言葉を聞く。
ほんの少し弛緩させた古泉の長い足に手を掛けると、そのまま少しだけ開かせる。
「きゃ、」
「下、脱がせるから。そのままじゃ気持ち悪いだろ?」
もう一度閉じようとした古泉の足を押さえ、俺は努めて優しい声色でそう告げた。
視線を彷徨わせて必死に言葉を紡ごうとする古泉を無視して、俺は古泉のスカートのベルトに手を掛ける。
444:キョン子×イツ子
07/05/10 21:56:58 899dJYTA
「…あの…じ、自分でできます、から…」
カチャカチャとベルトを外す俺の手に弱々しく指を掛けてきたが、これも無視。
俺が脱がせてやりたいんだから、大人しくしてなさい。
ベルトを外してするりとスカートを足元に落とす。
もう、古泉は下着1枚しか身に付けていない。それもこれから俺が取り払うけど。
ブラジャーと揃いの可愛らしい下着には、かなり大きく透明な染みが広がっている。
清楚なお嬢様ルックのこいつが下着をこんな風に汚している姿はかなり倒錯的で色っぽくて、
脱がさないままでいいかな、なんて酷いことを考えてしまう。
でも、隠されたそこをちゃんと見てみたいのも事実で。
…って俺はマジにレズになっちゃったのか。
いやでも、こんな超絶美少女があられもない姿でしかも自分に身を任せてくれていたら、
男も女も関係無く誰だって興奮するだろう?そうだそうに違いない。
だから俺はレズじゃない。古泉が可愛すぎるのがいけないんだ。
「……あ、あの…」
「ん?」
不意に、熱を帯びた目で俺を見ていた古泉が言いにくそうに言った。
「…あなたは、脱がないんですか…?」
ああ、そういえば。
こいつはパン1の状態になってるのに俺はきっちり制服を着込んだままだ。
「…脱いで欲しい?」
ちょっと意地悪っぽく聞くと、古泉はおっかなびっくりみたいな顔でこくんと頷いた。
そんなに可愛く頷かれたらこっちだって期待に応えるしかない。
俺は一旦古泉から体を離すと潔くセーラー服をばさりと脱ぎ、スカートもストンと床に落とす。
古泉のようなナイスバディではないが、スレンダーといっていいだろう体を外気に晒した。
勢いよく脱いだはいいが、部室で制服を脱ぐのって結構恥ずかしいな。
毎日ここで着替えをしている朝比奈さんは恥ずかしくないのだろうか。
いや、それを言ったらブラジャーまで取られて下着を濡らしてる古泉はもっと恥ずかしいのか。
「これでいいか?」
「……む、むねも、みせてください…」
445:キョン子×イツ子
07/05/10 21:57:31 899dJYTA
古泉は恥ずかしすぎるのか、やけに舌足らずな声でそう呟く。
ブラも取るのか。別に取ってもいいが期待するだけ無駄だぞ。
「…でも、僕だけなんて…はずかしいです」
言いながら古泉は手でそっと自身の胸を隠した。
けれどでかすぎるそれはちっとも隠れずに、むしろ中途半端に隠したことによってますます恥ずかしい構図になってる。
その光景にまた興奮を覚えつつ、俺は胸に着けているブラジャーを取り外す。
ちなみに古泉みたいな可愛らしいやつではなく、水色と白のストライプ柄だ。レースもリボンも付いていない。
手のひらにすっぽり収まるサイズのそれを晒すと、古泉はやっぱり顔を真っ赤にして、何故か綺麗に微笑んだ。
「やっぱり、あなたの方がきれいです」
突然爆弾を落とされて、俺までかーっと顔が赤くなるのが分かる。
俺が綺麗なわけないだろ。綺麗ってのはお前のことを言うんだよ。
「でも、…ひゃ!」
まだ何か言おうとした古泉を黙らせるべく、俺はもう一度下着の上から敏感なそこに指を触れさせた。
もう優しくなどしてやらん。下着の上からでもわかる小さな尖りをきつく指で扱く。
「んあ!ぁ、あっ、やぁ…!」
可愛い声を漏らす古泉にあっという間に気を取り直した俺は、そこから手を離し、
古泉の大切な場所を隠すそれを取り払うべく下着に手を掛けた。
「ほら、脱がすぞ」
「…はい…」
蚊の鳴くような返事を返す古泉を安心させるようにちょっと笑みを向ける。
それから、殊更ゆっくりと下着を下ろしていった。
女の子にとって下着を誰かに脱がされるのは大切なことだろうから慎重にしよう、という思いもあったけど、
ゆっくりの方が古泉の羞恥心を煽れるという意地悪な企みもあった。
そろりそろりと下ろされる下着に古泉はぶるぶる震えていて、俺の顔と手元を真っ赤な顔して交互に見ていた。
徐々に露わになる古泉のそこを覆う薄い体毛と、さっき俺が弄り倒した小さな突起。
そんでもってまだ誰も触れたことがないと一目で分かる、綺麗なそこが露になった。
太腿辺りまで引き抜くと、下着とそこの間に透明な糸が引かれていることに気付く。そのまま下着を下ろすと
糸はどんどん細くなっていったけど、結局床に下着を落としてもその糸が途切れることは無かった。
446:キョン子×イツ子
07/05/10 21:58:10 899dJYTA
その光景は激しくエロかったけど、そのままにしておくのも可哀想に思えたので俺は下着と古泉のそこを繋ぐ
糸を指先で掬い上げ、くるくる巻き取って強引に途切れさせる。
粘度の高い透明な液体が絡み付いた指を、何も付いていない指にくっ付けたり離したりして遊んでみる。
ちょっと面白い。
ちらりと古泉を見ると、信じられないというような目で俺の指先を注視しており、
その顔に悪戯心が芽生えた俺は指をぱくりと口に咥えた。
自分が何かされた訳じゃないのに古泉はびくりと体を揺らし、口をパクパクさせながら俺を見る。
俺は指に付いた粘液をわざと音を立てさせて舐め取り、こくんと嚥下する。ほんのりしょっぱかったけれど、
これが古泉の味だと思うと妙に興奮した。
古泉の反応も楽しんだところで俺は再び古泉に覆い被さる。服を脱いだお陰でもう俺と古泉の間を遮るものは
何も無い(俺は下は付けたままだけど)。肌に直接伝わってくる古泉の柔らかさと熱さは、酷く心地良い。
古泉も俺と同じことを感じているのか、とろんと蕩けたような目を俺に向けながら安堵の笑みを零していた。
その表情に頬が緩むのを感じながら、桃色の唇に優しく口付ける。
柔らかい唇を堪能しながら、俺はするりと手を古泉の下腹部に伸ばした。
「…ぁ、」
吐息のような古泉の声が漏れて、俺の指がそこに触れる。直に触れたそこは唇と同じくらい柔らかくて、熱い。
割れ目に沿うように指先を這わしていき、ゆっくりとそこを拡げていく。
閉じられたままでも結構な量の蜜を零していたのに、そこをひらくと更に熱い液体が溢れ出した。
「…お前、そんなに感じてたんだ?」
「っ、…そういうこと、いわないでくださ、…きゃぅっ!」
指先に力を入れ、開かれたそこを擦り上げる。尿道口の辺りを一頻り撫で擦り、その上にあるクリトリスも
攻め立てる。くちゅくちゅと濡れた音が次第に大きく、粘性も高くなっていく。
「っはぁ、ぁあ、あんっ!」
引切り無しに漏れる甘い声と蜜が、こいつを感じさせてやれていることを教えてくれて嬉しくなる。
もっともっと、感じさせてあげたい。
そう強く思って俺の指は尿道口の下、愛液を止め処なく溢れ出させるそこに触れた。
「…ゃ…、そこ、は…」
ひくりと喉を鳴らす古泉を宥めるように口付けて、小さなその入口に爪先を侵入させる。
傷付けないように、痛みを与えないように気をつけながら、徐々に指を進めていく。
447:キョン子×イツ子
07/05/10 21:58:49 899dJYTA
くぷくぷ音を立てながら、人差し指が全部入り込んだ。古泉の中は酷く狭くて、柔らかくて、あつかった。
「…動かしてもいい?」
耳元で囁くと泣き出しそうな顔でこくりと頷く。それを受けて俺は入れた指をぬるりと押し戻し、
中を探るように関節を動かす。
「んぁ、あ、っはぅっ!」
内壁を刺激するように指を動かすと、そこからはどんどん愛液が溢れ、ぐちゅぐちゅと聞くに堪えない
ヤラシイ音を立てる。それなのに俺はもっともっとその音が聞きたくて、一旦人差し指をそこから抜くと、
今度は中指を揃えて2本そこに押し込んだ。
「っひぅぅ…っ!」
途端に苦しげな声を漏らす古泉の唇に口付け、落ち着かせるように頬やこめかみ、耳朶にもキスを落とす。
古泉の顔はもう蕩けきっていて、色素の薄い目からは涙をぼろぼろ零し、顔をこれ以上ないくらい真っ赤に
しながら短い呼吸を繰り返している。
もっともっと、蕩けさせたい、感じさせたい。
ふとテーブルに視線を移すと、先ほど付けていたゲームの勝敗表が目に付いた。
正確には勝敗表の上に乗っかる、太めのマジックペンが。
俺はこくりと喉を鳴らし、それに手を伸ばす。心臓の鼓動が激しくなる。
これを、古泉に、いれてみたい。
キャップがきつく閉じられていることを確認して、側にあったティッシュで一応拭く。
それから古泉の口元にそれを持っていく。
「…こいずみ、」
優しく声を掛けてペンを舌先に触れさせると、古泉は不思議そうにしながらもそれに舌を這わせた。
俺がコレをどうするつもりか分かっているのかいないのか、ぴちゃぴちゃと満遍なく唾液をまぶしていく。
そろそろいいかな、と古泉の口元からそれを離し、俺は古泉の中に入れたままだった指を抜き去ると、
代わりにそこにペンを宛がう。
急に入れるのは無理そうなので先っちょで表面をなぞり、クリトリスもくりくり弄る。
「ふあっ!…ゃ、ぁあ…っ」
一頻りペン先でそこを弄り愛液を絡ませたところで、俺は入口にペン先を引っ掛けた。
448:キョン子×イツ子
07/05/10 21:59:30 899dJYTA
「…入れていいか?」
入れる気満々な状態でそう聞くのは反則だよな、と思いつつ俺は聞かずにいられなかった。
でも、問いかけを口にしたところで物凄く不安になった。
古泉ならきっと絶対頷きを返してくるだろうが、本当は嫌だと思ってるかもしれない。
だって男のアレとまではいかないけども結構太いペンだぞ?俺が逆の立場だったら無理。怖い。
ましてや古泉はこれが初めてだ。初めてがペンって。笑えない。ああでも既に俺が指を入れちゃったから
俺の指が初めてか。
…ひょっとしたら、古泉には初めてを捧げたい男がいたかもしれないのに。
そこまで考えたら古泉にアレコレしてしまって更にこれからアレコレしようとしていることが急に悔やまれて、
こんな状態なのに古泉に土下座したくなった。
古泉はぽやんとした目でそんな俺を見つめていた。熱っぽかった表情が急に青ざめたので
不思議に思っていることだろう。
俺の赤から青に変わった顔色をどう思ったのか、古泉は両手をそっと俺の頬に伸ばした。
柔らかい手で優しく頬を撫でながら、古泉は上がりきった息を深呼吸で整えると、花が綻ぶような笑みで。
「あなたになら、何をされても構いません」
そう、恥ずかしそうにけれど真面目な声色で呟いて、俺の唇に口付けた。
その言葉と唇の柔らかさと綺麗な笑みに俺は下降した体温が急上昇するのを感じ、
俺の方からも古泉に口付けを送る。
さっきまでの不安はどこへやら、夢中で古泉の唇を吸い立てる。
美少女が可愛く可愛いことを言うとこんなに破壊力があるとは。古泉恐るべし。
今の軽々しく他の奴に言うなよ。あれを使うのは俺だけにしときなさい。
すっかり気を取り直した俺は唾液と愛液のぬめりを借りて、ペン先をゆっくりと押し込める。
最初はなかなか入らなかったけど、位置をあれこれ調節しながら弄っているとぬぷりとペンが進んだ。
古泉の口から苦痛混じりの高い声が漏れる。
その声にペンを止め、もう一度キス。口を離すと古泉は「だいじょうぶです」とさっきのあの顔で囁く。
「…無理すんなよ」
「しないです…だって、僕、…ひゃうっ!」
古泉の言葉は再び進入を開始したペンの所為で途切れた。
僕、なんだ?実は処女じゃないとかか?いやいや処女じゃなかったらこんな反応しないだろ。多分。
まあいい。後で聞けばいい。今は古泉をたくさん感じさせてあげたい。
「…っはぁ、は……ぁあっ」
古泉の息は完全に乱れていて、声か息なのかもわからない状態だ。
苦しそうに眉を寄せて徐々に入り込んでくるペン先に耐えながら、けれど俺と目が合うと「へいきです」とか
言って笑みを浮かべる。
お前はなんて健気な奴なんだ。可愛すぎる。
そんな調子で何とかペンを半分ほど埋めたところでコツンと内壁にペン先が当たり、それ以上進めなくなる。
ここが一番奥だとは思えないけど、無理に埋め込むのは可哀想なのでそこで手を止めた。
古泉から体を離してそこを見る。
白い足の間、真っ赤に充血したそこからは濡れそぼった黒いペンが生えている。
俺の視線を受けて古泉は恥ずかしそうに足を閉じようとしたが、その所為で中のペンが動いたらしく
びくんと体を竦ませた。
古泉の体が震えるのと連動してペンまで震えてる。果てしなくエロい光景だ。
「…っ、そんなに、見ないでくださ…」
足を閉じるのを諦めた古泉は、弱々しく俺に非難の言葉を投げてくる。
そんなに可愛く言われたら従わないこともない。
俺はすっかり慣れたキスを古泉に送りながらそっとペンに手を掛け、ゆっくりと動かし始めた。
「っひ、…ぁ、ああっ、ぁんっ!」
上下に動かしたり円を描くようにしてみたり、俺が与える刺激に古泉は律儀に反応を返してくる。
それが嬉しくて、もっと反応を引き出したくて俺は空いた手を古泉のクリトリスに伸ばす。
「きゃうっ!そ、それっ……らめぇ…!」
ダメと言われても止めてやらない。指先でくりくりと肥大した尖りを弄り倒し、ペンを短く抜き差しする。
ペンを埋め込んだ場所からはぐぷぐぷと、クリトリスを弄る指先はちゅぷちゅぷとそれぞれ別の音を
立てていて凄い状況だ。
449:キョン子×イツ子
07/05/10 22:00:35 899dJYTA
「ゃ、だめ、だめぇ、もぉ…っ」
白い肌をふるふる揺らし、時折平らなお腹がびくんと震える。声ももう甲高いどころの話では無くて、
そろそろ限界が近いことを俺に教えてくる。
早くイカせてやりたい。
そう強く思った俺は、ぐい、とペンを埋められるとこまで埋め込み、クリトリスを強く擦った。
「―っあ!あああああっ!!」
びくん、と一際大きく古泉の体が跳ねた。
ペンをきゅうっと締め付けながら何度もガクガクと体を揺らす。
「……っぁぁ、はぁ…」
やがて体の震えが止まると荒い息を吐きながらくたりと体を弛緩させた。
同時に古泉の中からぬるりとペンが押し出され、粘性の糸を引きながらカラン、と床に落ちる。
古泉を散々嬲ったペンはどっちから入れてたのか分からないほどびしょびしょに濡れそぼり、
窓から差し込む日を反射し白く光っていた。
古泉はそのまま3分ほどぽーっとした顔でくったりしていた。
その姿が最高に可愛くて暫く俺も眺めていたが、このままにしておく訳にもいかないので俺はティッシュを
数枚引き抜くと了解も取らず古泉の濡れに濡れた股間にそれを当てた。
「ひゃっ!!」
その感触に古泉は可愛らしい声を上げて体を起こし、それからそろそろ白く戻り始めていた頬を
またしても赤く染める。
「ごめん、びっくりさせたか?」
「いえ、…あの、自分でやります…」
このくらいさせろ。俺はまた感じさせないように、なるべく優しく事務的にそこを拭ってやる。
しかし古泉から溢れた愛液の量は凄かった。股間は当然のことながら内腿もびしょびしょで、
お尻を伝って背中の方まで流れてしまっている。
当然机にも水溜りが出来ていて、机を伝って床まで零れ…てるのを見てちょっと固まる。
450:キョン子×イツ子
07/05/10 22:01:16 899dJYTA
零れてるのはいい。問題はその場所だ。
机から零れた液体を吸い取るかのように、ちょうどその場所には白い布地があった。
俺が脱がせた、古泉の下着だ。
とりあえず拾ってみる。元々濡れまくってたそれなのに、粘性の水を吸いまくってもうぐちゃぐちゃだ。
古泉も俺の手の中の下着を見て泣きそうに顔を歪ませる。
流石にこれは履いて帰れないだろう。でもノーパンで帰すってのも可哀想すぎる。
とりあえず俺はテキパキと後片付けを済ませ、自分の身支度を整えた。
古泉にも下着以外の衣服を付けさせる。制服のリボンも解けないようにきちんと結んでやる。
(ハルヒ達がいつ帰ってくるか分からないからだ。そういえばヤってる間鍵開けっ放しだったなこれはやばい)
なんとか体裁を整えた俺は、古泉の下着片手に部室を出ようとした。勿論洗う為だ。
と、何故か古泉も付いてくる。何でだ。暫く休んでればいいだろ。
「でも、1人であそこにいるのはちょっと心許無いですし…」
まあいつハルヒたちが帰ってくるか知れない場所でノーパンってのはアレかもな。
俺は古泉を引き連れて女子トイレに向かい、洗面台で下着をごしごし洗い始める。
自分の下着が洗われるのを古泉は恥ずかしそうに見ていたが、俺が洗ってやりたいんだ。我慢しろ。
そういえば自分の下着が濡れてるのも気になるな。古泉の痴態に夢中で気付かなかったが、
俺も相当濡れてたのだろう、さっき歩いたら気持ち悪かった。
「あの、」
自分の下着も洗おうかな、と考えてると、ふと古泉が囁きかけてくる。
「…今度は、あなたと一緒に気持ちよくなりたいです」
その言葉に、俺は古泉の下着を手から取り落とした。
ちらりと古泉に視線を向けると、古泉は極上美人顔に如才ない笑みを浮かべている。
けれどその頬は赤く染まっていた。
…お前、自分が何言ってるのか分かってるのか?今度って。次があるものだと思っていいのか?
「…ええ。だって、僕は、…」
その続きは、多分さっき聞けなかった言葉。さっきはちっともわからなかった続きが、今は何となく分かる。
でも、それは言うな。俺から先に言わせてくれ。
俺は古泉の頬に手を滑らし、続きを紡ごうとする唇をそっと塞いだ。
そしてその隙に、古泉にだけ聞こえるように言葉の続きを囁く。
古泉は俺の言葉を受けて、見たこともないほどの綺麗な笑みを浮かべた。
双頭ディルドーって幾らくらいするんだろう、とか考え始めてしまった俺はもう終わったな。
……いや、始まったのかもしれない。
451:キョン子×イツ子
07/05/10 22:02:56 899dJYTA
以上です
レス消費失礼致しました
それでは>>437さんと同じ巣へ帰りますw
読んで下さった方、本当にありがとうございました
452:名無しさん@ピンキー
07/05/10 22:30:31 7i9WwKk+
>>451
GJGJGJ!!!!!!
萌え!古泉可愛い!
453:名無しさん@ピンキー
07/05/10 23:44:30 SNWAz3Rr
>>451
GJ
(・∀・)エロいな。
454:名無しさん@ピンキー
07/05/11 00:41:04 pixMnR/L
>>451
てらGJ!
古泉可愛いよ古泉!!
455:名無しさん@ピンキー
07/05/14 17:47:06 GSCPCWTc
保守ついでに妄想垂れ流し
ちょっぴり女体化願望のある少年は同級生のツンデレ少女に女装を要求される
なんとなく断れなくなった少年は翌日少女の家を尋ねる
少女は少年が部屋に入ると服を脱ぎ始める
その服を少年に渡す少女
少女の事が実は好きな少年は緊張しつつもそれをきはじめる
少女はなんとなく少年が脱いだ服を来てしまう
そして着替え終えた少年をみて少女は犯したいと…
誰か書いてくれ
456:名無しさん@ピンキー
07/05/14 18:44:35 Q7Z2En+j
それただの女装じゃね?
457:名無しさん@ピンキー
07/05/14 23:25:43 0qPxumnr
ばっか
犯したら入れ替わって、固定しちゃうんだr(ry
または服装通りの性別になってしまって困るとか。
458:名無しさん@ピンキー
07/05/15 00:28:05 2Nirqktc
その場合、伏線があるといいな。
459:名無しさん@ピンキー
07/05/15 14:20:37 5ywoQ5Mp
こんなのは?(自分書けないので箇条書きでスマン)
・学園祭で男女入れ代わりの劇をする事になった
・予算がないので演劇部に衣裳を借りる事に
・倉庫の奥の鍵付きの古びた箱に入っていた衣裳は、いわく付きの物だった
(着ると役の人物に身からなりきってしまう等)
衣裳が脱げると元通りな感じで。やっぱりファンタジーになっちゃうね。
やんちゃタイプの男子と大人い女子で、入れ替わったら立場逆転も面白いかも