07/02/11 22:49:06 rp7p72Id
初めて書きました小説なんてものを書いたのですが、(いや、ただの駄文ですね)
読んでいただいた事に感謝いたします。
ありがとうございました。
とりあえず終わらせましたが続きがあります。もうそりゃダラダラと・・・
今度こそ救えない話になりそうです。
ドMなセナとドSなヤロー2人。ヴァイオレンス&アンダーグラウンドエロ
気力があれば書きたいと思ってますので、その際にはまたお邪魔しますね。(;´Д`)
補足です。↓
筧について:セナに「憎んで欲しい」と言ってますがこれは嘘ですね。
やっぱりセナに愛されたくてがための行動なんです。
筧の目に映る進は、努力する天才、煩悩なんて無いに等しく心清い人、まさに聖人君子像。
それとは逆にセナに対して汚らしい感情を抱いてる自分との差に激しくイラついるのです。
心の底からセナに恨まれて罵ってもらえれば諦めもつくのかもしれませんが、セナの性格ではそれが出来ません。
進について:女性と身体の経験はそこそこありますが、気持ちがよくても心が満たされなかったため
行為自体ガス抜き程度にしか思っていませんでした。
子供の頃から家庭の事情で、愛情をまともに貰っていません。
アメフトという激しいスポーツに身を投じ、無心になって自分を高めることだけに打ち込んだ結果
悲しい事に、天才と呼ばれるようになっただけです。
人としての感情を押さえつけ、今までひたすら一人で走り続けた進ですが
そんな自分を、女であるセナが必死に追いかけてきてくれたことが死ぬほど嬉しかったのです。
一見進の方が筧より理性があるように見えますが、人一倍愛に飢えているため恐ろしいのはこの人の方です。
セナ:アメフトを続けている理由は、最初は純粋に「負けたくない、勝ちたい、チームの為」だったのですが
実は途中から「進の為」になってしまいました。
セナの中で唯一秀でている足を進が認めてくれている為、アメフトを辞めてしまったら
自分には何も残らない、進は見てもくれないと思っています。
だから必死に追いつこうと努力してるんですね。
セナが「浅ましく汚い、心」と言っていますが「進に関わる為にアメフトを続けている」この気持ちの事です。
この事は、進が好きと気がついたことで同時に自覚してしまいました。
筧に脅されて一番怖かったのは、「自分のせいでチームに迷惑をかけること」より「進に見てもらえなくなること」だったのです。
あまりに身勝手な理由のため罪悪感のあまり、進を愛する事、愛される事は許されないと感じているわけです。
150:名無しさん@ピンキー
07/02/12 13:12:56 6aSumwqy
相互リンクよろしく
歴史上の人物を女性化するスレ 2
スレリンク(eroparo板)
前スレ
歴史上の人物を強制女性化する小説のスレ
スレリンク(eroparo板)
151:名無しさん@ピンキー
07/02/13 21:57:34 0pGWfJRo
前スレのDQ2の人ずっと待ってるんだがもういないかな?
152: ◆EwwRseKMM6
07/02/15 00:50:53 grcBApFl
ゲーム遙かなる時空の中で3、九郎女体化投下させていただきます。
最初は弁九ですが複数キャラ受けの予定。
まだエロまでいけてないです。
保管庫収納は無しでお願い致します。
153:九郎女体化1 ◆EwwRseKMM6
07/02/15 00:54:33 grcBApFl
それは、龍神の神子がお伽話の中だけにしか存在しない世界。
「なんだ景時。どうしたんだ、浮かない顔して?」
その日の景時はどこか妙だった。
昨日の戦いで、俺達源氏は事実上の勝利をおさめた。
兄上の望みであった三種の神器の奪還と安徳天皇のお身柄を確保する事は、
残念ながら果たせなかった。
だから、俺は景時の沈んでいるのは
兄上の期待に答えられなかった自分を攻めているものだとばかり思っていた。
そんな景時の様子を探るように見ていた者がもう一名いた。
「九郎、ちょっと相談したい事があるのですが・・・。
今夜、時間があいたら僕の部屋に来てくれませんか?」
また、仕事が増えるのか。
それ以上にあの弁慶の部屋で数刻を過ごすのか。
「俺の部屋では、駄目なのか?」
「駄目ですね。君の部屋だと人目につきますからね。」
俺は溜め息を吐きながら、承諾の返事をした。
もう日付も変わり、月も夜空から姿を消した頃、
俺はやっと諸々の雑用から解放された。
朦朧となりながら、自室に戻ろうとして思い出した。・・・奴との約束を。
こんな時刻では既に寝入っているのでは・・・という期待は
部屋から漏れる灯りで打ち消された。
仕方ない、腹をくくるか。
「弁慶、いるのか?」
「遅くまで大変でしたね、九郎。」
・・・・・・・・・本気でそう思っているんなら、手伝え。
戸を開けて中を見渡すと、溜め息しかでない。
夜目ながら、この前に見たよりまた荷物が増えている。
この乱雑とした部屋で数刻を過ごすのか。
「弁慶、お前少しはかたづけろよ。」
「おや、これでも整理されているんですけれどね。」
・・・これでか?
なら、片付いてない時はどんな光景なんだ。
「まあ、その辺りにでも腰をおろしてください。」
俺は一番怪しげな物がなさそうな場所を選んで座った。
「おや、九郎。顔に疲れが出ていますね。
明日も忙しくなりそうですし、薬湯を入れましょう。
疲れが取れますよ。」
奴の入れてくれる薬湯は、不味いんだ。
それでも、俺を労ってくれている気持ちが嬉しくて、俺は器を受け取った。
「・・・・・甘い?」
「ふふっ。存外、僕の薬は飲みやすいでしょう?」
答えようとしたのに体が重い。瞼がどんどん閉じていく。
「大変だったんですよ、君が全て飲み干してくれるような味を出すのは。
154:九郎女体化2 ◆EwwRseKMM6
07/02/15 00:58:51 grcBApFl
なんだ・・・・・・・・・・・カラダがアツイ・・・・・・・・・。
う・・・・・・・・っ。
何処だ、ここは。
頭がぼ~っとして
そうだ、確か昨夜弁慶に呼ばれて・・・・・・・・・。
弁慶が掛けてくれたのだろう、俺の体に弁慶の外套が掛けてあった。
弁慶の香りがする。
ドクン。
体の奥が熱い・・・・・・・。
立ち上がってみると、昨日までの疲れが嘘の様に晴れている。
「おはようございます。よく眠れましたか?」
「ああ、あの薬のおかげで疲れが嘘の様に取れた。
恩に着るぞ。」
「よかった。
君さえよかったら今夜も作って差し上げますよ。」
「本当か?」
「ええ、今宵もお待ちしていますね。」
俺は髪に絡み付いている枯れた草を払い落としながら弁慶にわらいかけた。
アツイ・・・・・・・・・。
アツイ・・・・・・・・・・・・・・・・。
目覚めると、また汗だくになっていた。
最近の俺は変だ。
体の奥に空洞ができたような・・・変な感覚がする。
空洞を満たしたいのに、満たせない。
この感覚は一体なんなんだ。
155:九郎女体化3 ◆EwwRseKMM6
07/02/15 00:59:24 grcBApFl
「・・・・・・・・・・ろう。ね、聞いている?九郎。」
ぽんと、肩に置かれた手に悪感が走った。
「止めろ!」
反射的に振り払った手とその先にあった傷付いた景時の顔を見て、しまった、と思う。
「・・・・・・・・・すまん。」
「いや・・・・・・・、いいんだよ。オレの方こそ、驚かせちゃってごめんね。」
ああ、俺は駄目な奴だ。
幼少の頃、俺は鞍馬で稚児として育てられた。
稚児の仕事の一つに夜の努めがあった。
俺はあの行為が嫌で嫌でならなかった。
『すぐによくなる』と言われても、何時まで経っても痛みしか感じなかった。
あれ以来、俺は人の肌に触れる事が怖くてならない。
・・・・・・・・・・情けない話だ。
景時に平家残党討伐の報告を聞いた後で兄上への報告書をまとめた。
擦ったばかりの墨の香りをかぎながら、何時の間にかまたうたた寝をしていた。
何故だ。
最近、眠くて仕方ない。
アツイ・・・・・・・。
また・・・・・・・・・だ。
体が熱くって・・・・・・・・・・。
『大丈夫ですか、九郎。』
・・・・・・・・ん・・・・・・・・・・。
額に冷たい手が当てられた。
冷たい・・・冷たいのに心地好い。
ふわっと、弁慶の香りに包まれた。
『・・・・・・・・・・九郎。』
いま初めて気が付いた。
あんなに人に触れる事をいとう俺なのに。
弁慶、お前だけは平気なんだ。
むしろ・・・・・・・・ほっとする。兄上が俺に触れたら、こんな感じなんだろうか。
弁慶が俺の髪を撫でる感触が心地好い。
母といるとこんな感じがするのだろうか。
母も、兄上も、父も、傍にいない。
俺の大事に思う者はいつだつて遠くにいる。
「弁慶、お前はずっと俺の傍に居てくれるよな。」
夢現つだった俺は、泣き出しそうに歪んだ弁慶の顔を見る事はなかった。
156:九郎女体化4 ◆EwwRseKMM6
07/02/15 01:05:57 grcBApFl
弁慶に・・・・・・・・・相談した方がいいのだろうか。
最近、俺の体は変だ。
体が熱くなるのはずっとだったのだが・・・・・。
その・・・・・俺の男根が少しずつ・・・・縮んできている気がする。
いや、気のせいだったらどんなに良かったか。
その代り玉袋があった場所が固い殻のような皮膚に覆われている。
遊んでいる男だったならば性病を疑ったかもしれない。
だが・・・・・・・・・俺は未だ女子の身体を知らない。
病気・・・・・・・・・・なのだろうか。
「九郎、薬湯をお持ちしましたよ。
おや、どうしたんです?
そんなに大きな溜息を吐いて。
何か心配事ですか?」
うっ・・・・・言うなら今だな?
俺は礼を言って薬湯を受け取ってから話を切り出した。
しどろもどろになりながらやっと病状を告げれた俺に、
弁慶がにっこり微笑みながら告げた。
「では九郎、脱いでみてください。」
とりあえずここまでです。
157:名無しさん@ピンキー
07/02/15 13:44:39 0mkW47q5
うおお、この作品で来るとは思わんかった
GJです>>152
続き楽しみにお待ちしてます。
158:名無しさん@ピンキー
07/02/15 14:47:46 gpdK6Ort
>>149
GJJJJJ!!!! 続きまってます
159:名無しさん@ピンキー
07/02/15 22:32:57 atrckRkb
>>149
GJ!
ところで、皆さんの創作の肥やしになりそうなニュースが
URLリンク(www.asahi.com)
160:名無しさん@ピンキー
07/02/16 10:01:49 8CA4mn84
>>152-156
GJ!
wktkしながら続き待ってます
161:名無しさん@ピンキー
07/02/16 18:31:57 a8Zl6Zsg
定期age
ご利用はご計画的に
>>149>>152
GJ!!!!
162:その手を離す時 あの手を取る時
07/02/18 10:13:58 8lqXrryQ
お邪魔します
FE紋章でシーザ女体化です。お相手はラディ
元々女だったという設定で和姦かつ青姦です
以下↑のタイトルで投下しますので、苦手な方はスルーして下さい
163:その手を離す時 あの手を取る時
07/02/18 10:14:56 8lqXrryQ
宴は一時の盛り上がりからようやく落ち着きを見せ始めていた
知るも知らぬも、といった様子で笑い合っていた人々も今は旧知の者達と和やかに談笑している
だからだろうか
2人の若者がこの場にいない事に気が付く者は少なかった
戦勝の興奮と終戦の安堵にざわめくアリティア城にほど近い場所に彼らはいた
「傭兵をやめようと思ってる オグマさんの話も、アストリアさんの話も、断るつもりなんだ」
赤毛の青年─ラディがそう言うと、彼が話す相手は亜麻色の髪を揺らしてかぶりを振った
「それは、タリスにもアカネイアにも行かずにこのまま剣を置くって事なのか?」
頷くラディを見て相手─シーザは残念そうな、というよりむしろ呆れたような顔をして溜息をつく
それきり黙り込んでしまった相棒を、どこか寂しそうな顔でラディは見つめていた
「…まあ、お前の人生だし好きにすればいいさ」
暫しの沈黙の後に掛けられた言葉はラディにとって意外なものだった
「正直勿体ないとは思うけどな だがお前自身が決めた事ならそれでもいいだろう」
目を丸くするラディとは対照的にシーザの顔はひどく穏やかだった
「……止められるかかもって思ってた…説得しようとするかもって…」
驚きを隠せないまま口籠もるラディに向けられた微笑みは暖かいものだった
しかし
「私はどうするかな…この機に旅に出るのもいいかもしれない…」
何でもない事のように呟かれた言葉
「じゃあ俺も一緒に」弾かれたように言いかけた言葉をシーザは静かに制する
「ありがとう…でもお前が自分で決めた道を曲げて欲しくないんだ」
離ればなれになる予感はラディを呆然とさせるには充分だった
164:その手を離す時 あの手を取る時
07/02/18 10:17:04 8lqXrryQ
ワーレン傭兵隊に入ったばかりの頃、子供だった俺に何かと目をかけてくれた「お姉さん」
穏やかに教え諭したり、厳しく叱咤したりしてくれた「先輩」
同盟軍の街への到着に端を発したグルニア軍の侵攻
街は同盟軍に付く事を決め、報告と助力の為に隊を離れるという彼女が掛けてくれた言葉
『ラディ、良かったら私と一緒に来てくれないか?同盟軍には相棒だと紹介する』
「お姉さん」で「先輩」だった人はその時「相棒」になった
転戦する中で持ち場が多少離れる事はあっても、共に戦っていると思えるだけで安心できた
その「相棒」と別れる事になる 多分二度と会う事はないだろう
自分は剣を捨て去り、彼女は街を去るというのなら当然の成り行きだ
でも受け入れる事など出来そうになかった 離れたくないという思いで一杯だった
「ラディ…そんなに落ち込まなくてもいいんだ」
落胆させたと思ったのか彼女が労るように声をかけてきた
「私と離れても、また誰かに巡り会える 出会ったり別れたりを繰り返すのが人生だろう?」
言わんとする事はよく分かってるのに言葉は耳を通り過ぎていくばかりで相槌も出てこない
「『出会いこそが宝だ』と言った賢者が昔いたそうだ」
肩に置かれた手に力がこもったように感じた ふと見るとその手は随分細く華奢に見えた
「お前に…っ会えて……良かっ…私の……宝…」
声が震えていると思った瞬間、力任せに抱き締めていた
相棒から剣を置く決意を聞かされた時、驚きはしても止めようとは思わなかった
彼の才能は惜しかったがその決意を尊重してやりたかったし、枷にはなりたくなかった
だから旅に出ると口にした 正直あてなど何もなかったけれど
同行を言いかけた彼は私が止めると打ちのめされたように見えた
無理もない、と思った 彼が傭兵隊に来てからほぼずっと組んできたのだから
時には姉貴面をし、先輩風を吹かせる事もあった
同盟軍に行く事になり、その才能を伸ばして欲しいと思って声を掛けた
彼は目を見張る成長を遂げ、私にはそれが誇らしかった
だからこそ、これからは私が示す道ではなく彼自身で見出した道を歩んで欲しかった
呆然としている彼に多少訓戒めいた事を言いつつも、同じ事を自分自身にも言い聞かせていた
一番伝えたいこと「会えて良かった」そう言って別れを告げようと思ったのに
上擦った声が耳に届いて自分が泣いているのを悟った瞬間、抱き締められていた
165:その手を離す時 あの手を取る時
07/02/18 10:19:36 8lqXrryQ
抱き締めた身体が自分より細いのだと気付いて、心臓が大きくひとつ鳴った
俺の首に当たる頬が塗れているのを感じた時、血が熱くなるような気がした
そしてはっきり自覚した 俺はこの人が好きだと
自覚してしまえば伝えたくなるし、応えて欲しくなる
抱き締めたまま、ほんの少しだけ力を緩めて顔を覗き込んだ
「シーザさん、俺はあんたの事が好きだ だから離れたくない」
一息にそういって言葉を切る
琥珀色の瞳が潤んでいくのが分かった
薄く開いた唇が俺の名を刻んだように見えた
その顔が不意に歪んだかと思うと、今度は逆に抱き締められた
泣いているともむせているともつかない声で俺の名前を呼び、「ごめん」と繰り返した
何で謝るんだとか泣かないでとか言ったような気がするけど覚えていない
ただひたすら抱き締め、髪を、背中を、撫でていた
随分長いこと泣き喚いていたような気がする
私が静かになったのを見て取ったのか、彼が顔を覗き込み「大丈夫?」と聞いてきた
なんとか笑顔を作って頷いて見せ、掠れた声で何とか礼を言った
そして、もう誤魔化すべきじゃないと思った
可愛い弟分で後輩で相棒、いつか私の元を巣立って行くのだと決め付けていた
物わかりの良い大人の振りをして自分の気持ちを押し込めていた
だけど
あんなに強くはっきりと伝えられたら
こんなに強く抱き締められたら
もう自分に嘘なんてつけない、つきたくない
「ラディ、私も…お前が好きだ」
見つめ合っていたのはどれくらいだったか、どちらからともなく唇を重ねていた
166:その手を離す時 あの手を取る時
07/02/18 10:21:35 8lqXrryQ
重ねるだけだった口付けは互いを貪るように深くなり、溶け合うような感覚を呼び起こした
名残惜しげに顔を離し、少しだけ躊躇う様子を見せていたシーザだったが
ラディの顔を正面から見つめ、はっきりと告げた
「私を、抱いてほしい」
ほんの少し身体を強張らせたラディだったが、ひとつ頷くと口を開いた
「一つだけ、お願いがあるんだ …『シーザ』って、呼ばせて」
シーザは一瞬目を見開き、眩しそうに微笑んで頷いた
傷の手当てなどで見慣れていた筈の互いの身体にひどく興奮していた
剥ぎ取るように服を取り去って抱き合うと、火傷しそうな熱を感じた
普段はサラシに包まれているシーザの乳房に、ラディは顔を埋めた
くっきりした谷間に舌を這わせ、柔らかな膨らみに唇を沿わせ、赤みを帯びた先端を甘噛みする
その度にシーザの口からは吐息が零れ、ラディの髪と背中に伸ばされた指に力がこもる
左腕で身体を支えたまま、右手を両足の間に滑り込ませるとそこは既にじっとりと塗れていた
そのままシーザの秘所を指でまさぐると吐息はやがて嬌声に変わり、一撫でごとに身体を震わせた
初めて見るシーザの痴態にラディは「もっと見たい もっといやらしくしている所を見たい」と思わずにいられなかった
じっとりと湿り気を帯びたそこをもっと見ようと、足を大きく開かせ顔を近づけると
シーザは「やめろ…見るな……見ないで…」とラディの頭を手でどかせようとした
しかし普段からは考えられない程弱々しい声と力は却ってラディを煽るばかりであった
167:その手を離す時 あの手を取る時
07/02/18 10:29:38 8lqXrryQ
そこは充血して赤く塗れ光り、小さく口を開けていた
ゆっくりと指を差し込むと身体は少し強張ったが、中を探るように動かし始めると震えに変わった
割れ目の上、小さな突起に触れると震えは一層大きくなり、声はもはや言葉にならなくなった
頭をどかそうとしていた手で縋り付き、制止しようとしていた口から甘い声を漏らしながら
震える身体をくねらせる様は扇情的としか言いようがなかった
シーザの身体がひとつ大きく震え、ぐったりと弛緩したのを見てラディは指を抜いた
身を起こしつつシーザをそっと抱き起こし、「俺のも…触って」と低く言った
ゆっくりと顔を上げたシーザは躊躇う事なくラディの陰茎を口に含み、舌で丹念に舐り始めた
意外な行動に驚いたラディは思わず引き離そうとしたがそれは叶わぬ抵抗だった
憧れていた年上の女が己の一物を銜え込んでいる眼下の光景と今までの興奮はいとも簡単にラディを追い込んだ
痙攣のような感覚が身体を通り抜け、ラディは自分がシーザの口内に射精してしまったことに気付いた
慌てて詫び、身体を離そうとするラディを制すると、シーザは「大丈夫」と微笑み再び口を寄せた
先端だけを含み、手で丁寧に触れると、それは直ぐに硬さを取り戻した
やがてシーザは口を離し、身を起こすと、一言だけ「来て」と言った
ラディは頷き、シーザをもう一度横たわらせると
濡れそぼった秘所を開かせ、先程まで指で探っていた場所に陰茎をあてがい、一息に埋め込んでいった
168:その手を離す時 あの手を取る時
07/02/18 10:33:14 8lqXrryQ
硬く瞼を閉じ、唇を噛み締めるシーザに「痛かった?」と聞くと「大丈夫」と返って来た
その返事が痛みを否定していない事に気付いたラディは一瞬顔を曇らせたが
「ごめん…止められそうにない」と言うと、叩き付けるように動き出した
シーザは自分に覆い被さるラディの腕にしがみ付きつつ、身体ごと貫かれる感覚を受け止めていた
熱く締め付ける感触はラディに焼き切れそうな快感を与え、
肉体のぶつかり合う湿った音はその耳にひどく大きく聞こえていた
ラディが一旦動きを止めて身体を抱き起こし口付けると、シーザは口付けに応えながら抱き付いてきた
シーザはラディの首につかまり、ラディはシーザの背中を支えつつ再び動き出す
シーザは動きに合わせてあられもない声を上げ、半ばうわ言のように
「離れないで…大好き…一人にしないで……」と繰り返した
ラディも段々息を荒げながら、呪文のように
「好き…大好き……ずっと離れない…」と呟いていた
シーザが一際高い声を上げて身体を震わせると、ラディは強い締め付けを感じ、己の精を放った
掠れた息を漏らすシーザを抱き上げ口付けると、その感触でさえ快感に変わってしまうのか更に身体を震わせた
ラディは自分より細く、華奢である事に今更ながら驚きつつシーザを抱き締め
かつて自分を導いてくれたしなやかな手をそっと握った
シーザはいつの間にか自分よりも大きく逞しい身体になっていたラディの背に片腕を回し
昔自分が引いた事もある手の、引き締まった指に己の指を絡めた
繋がったまま抱き合う2人に、真夜中の満月が光を投げていた
終
169:その手を離す時 あの手を取る時
07/02/18 10:38:20 8lqXrryQ
ここまで呼んで下さった方、ありがとうございました
実はシーザ非処女です
昔付き合っていた男と死別だか別れたかしていて、それが「一人にしないで」の台詞に繋がる
…つもりだったのですが、その辺りを上手く書き込めませんでした
精進致します
170:名無しさん@ピンキー
07/02/18 11:17:35 Rx5v4M0K
今朝ラディと一緒に出てくる傭兵なんていったっけ?と考えていたところでktkr
171:名無しさん@ピンキー
07/02/18 23:53:56 Nzj3FVn0
GJ!
172:名無しさん@ピンキー
07/02/19 06:41:19 l/2rarBE
>149
GJ!アイシルエロパロ板で書いてあったロデオヤロウとの絡みも期待大
腐女子の書いた自己投影したエロより、バリバリ男性向けな女体セナたんのエロがもっと読みたい
173:アイシールド21でお邪魔します
07/02/22 00:09:06 8Uge2WHT
読んでくれた方、GJくれた方ありがとうございます。
励みになりますつω;`)
>172
向こうの板から来てくださったようで感激です。
俺の書くものが、どの層の人達に好んで読んでいただけるか分からないのですが
誰でも読めるような文にはしたいなぁ、とは思ってます。
ど素人が書く文ですから、生暖かい目で見てていただけたら幸いです。
174:名無しさん@ピンキー
07/02/23 22:14:08 4jUr7CQ/
>149
アイシルパロの人
GJ!このコメント書いてる私は腐女子で申し訳ないが、すっげぇ良かった!
神!!
続き!続き読みたいっ!
175:ティアキとか
07/02/24 16:12:51 4TAK2unz
黒木くん×女体化千秋はどうだろう?
176:名無しさん@ピンキー
07/02/25 09:44:57 JuewgabY
>149
ロデオとの絡みを待ってます!GJ!
177:名無しさん@ピンキー
07/02/28 02:45:01 fT757sUE
遅レスだけどアイシルパロの人
>149
GGGGGGGGGJJJJJJJJJJJ!!!!!!!!
つづき楽しみにしてるよ。気が向いたらよろしく
178:名無しさん@ピンキー
07/02/28 02:47:45 QENXp5gw
なにこのアイシル以外は投下しづらい空気
179:名無しさん@ピンキー
07/02/28 02:50:01 9Jdgopqp
んなことない、俺はアイシル以外も待ってる
180:名無しさん@ピンキー
07/02/28 08:55:09 22TPI9y2
むしろルルーシュを待っている
181:名無しさん@ピンキー
07/02/28 11:05:46 YOS7XilJ
俺は152の続きを待ってる
182:名無しさん@ピンキー
07/03/01 00:26:46 //QovwMU
どれもすき
183:名無しさん@ピンキー
07/03/01 14:55:32 u73uja8q
前スレのハセヲの人は書いてくれないの?
184:名無しさん@ピンキー
07/03/02 21:36:12 dVKQRDXE
ペルソナ3の話書いてくれる人いないかな
185:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/02 21:45:36 7r3yThNS
ちょいとお借りします。
NGワードKINOでおねがいします。
リハビリ代わりのSSなので、ぐだぐだですが投下させていただきます
元ネタ
聖闘士星矢。黄金組。さらっと読み流せる程度かと。
186:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/02 21:46:49 7r3yThNS
◆魚座の彼女◆
二つに編まれた巻き毛をゆらして、女は薔薇に水を注ぐ。
ここは十二宮最後を飾る双魚宮。
「アフロ……この薔薇少し減らせないのか……」
「白と赤とピンクと黄色しかないよ。サガ、どの色が嫌いなの?」
カップに注がれた紅茶に男は口を付ける。
そして、ふと先日の不幸な出来事を思い出した。
「アフロ……まさか、自家製……か?」
「うん。だって、凄い綺麗に咲いてくれたし」
「お前は俺を殺す気か!!デモンローズのローズティーはつくるなとあれ程いっただろうが!!」
男の言葉に女は首を傾げるばかり。
「お砂糖と、ミルクは入れてないよぉ?サガ、ストレートが好きっていつも言うから」
目元で笑う小さな痣。硝子玉の様な大きな瞳とふわふわの巻き毛。
育てた薔薇は宮をぐるり、と囲んで。
恋人の住む宮までの道を鮮やかに彩る。
「毎回俺は命がけで双魚宮に来てるんだぞ。大体お前が道を薔薇で塞ぐから……」
出されるケーキやスフレは彼女の手作り。
聖衣さえ纏わなければ普通の十七歳の少女。
「サガは、お花嫌い?」
「好きだけれども、デモンローズは好きじゃない」
幾分か耐性は付いたものの、まだこの香りには慣れてはいない。
187:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/02 21:47:27 7r3yThNS
「アフロは、サガのこと大好きだよ」
長い睫と小さな唇。見た目だけならば太刀打ちできる相手もそういないだろう。
魚座の聖闘士として、十二宮を守護する少女。
教皇の間へと続く最後の関門として侵入者を待ち受けるだけの力はある。
「サガも大変だよね。いつまで教皇やってるの?」
「いつまでって……そりゃ、それが俺の仕事だから……」
入れなおした紅茶と焼きたてのクッキー。
今度は安堵して男も口をつける。
少女を含めた黄金聖闘士は、サガ扮する教皇を守ることが勤め。
同期で入った山羊座のシュラ、蟹座のデスマスクを入れた三人だけは彼が教皇であることを知っている。
まだ幼さの残る後続組にはいずれ告げるからと男は言葉を濁らせて。
何も知らない振りをしながら、少女は彼に寄り添う。
「普通の薔薇もあるよ。この間シュラにも持っていったの。凄く喜んでくれてた」
「ああ、山羊座の……貧血酷いんだったな。大丈夫なのか?」
「うん。大分いいみたい。でも、デッスーがしつこいんだって」
つかみ所のない少女をしっかりとつかんだのはこの男。
双子座の聖闘士でもあるサガ。
「ね、ね。教皇って大変じゃない?アフロもたまに一緒に護衛とか行ってみたいなっ」
「だから俺は遊びで教皇をやってるわけじゃなくてな、一応、世界のためを思って……
お前だって聖闘士の試験で習っただろう?本来、俺たちはアテナをまもりこの世界のためにだな」
「アフロはサガを守ればいいの?女神を守ればいいの?」
その問いに今度は男が困り顔。
「……俺、で」
その言葉に少女はにこり、と笑うだけ。
「ところで、デッスーって……誰なんだ、アフロ」
編んでいた髪を解いて、風に泳がせる。
「デスマスク。だから、デッスー」
しみじみと、自分が妙な渾名を付けられる対象でなくてよかったと男はため息をつくばかり。
(蟹……とりあえず、あれだ、がんばれ……)
188:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/02 21:48:02 7r3yThNS
処女神アテナを守る聖闘士。
八十八ある星座の中で頂点に君臨するのが黄金聖闘士である十二人。
ところが、沸き起こった異常事態。
十二人中半が女子という歴史上初の珍事態が勃発してしまった。
幼いながらも終結した十二人の聖闘士。
すべての聖闘士を束ねるのが教皇の役目でもある。
(今期の黄金……男、俺と牛と蟹と乙女と蠍だけなんだよな……あ、弟……いっか、もう……
老師は、まぁ……枯れてるからなぁ……)
同じ双子座を守護する男、それがサガの双子の弟カノン。
『探さないでください』の置手紙とともに聖域を立ち去った。
(まぁ、散々アフロに殺されかけてるからな、あいつも)
中でも年長組になるのが蟹座のデスマスク、山羊座のシュラ、魚座のアフロディーテ。
「アフロ、サガはそーいう服着てるほうが好き」
「服って……シャツにカーゴパンツだぞ?」
「いつも服はなんか踏んじゃいそうなんだもん」
少女の指すいつもの服とはもちろん教皇の法衣の事。
光に眩い銀の髪も、普段はマスクの中に隠されて。
「俺も、聖衣着てるよりも普段着のアフロのほうが好きだよ」
「そぉ?嬉しいな」
花々を愛して育てる姿はよほどこの娘のほうが処女神に近いだろう。
初めて聖域に姿を見せたときに、その幼さにサガは唖然としたほどだった。
女神の名を持つ少女は、最後の難関として立ちはだかる。
もっとも、少女の守る双魚宮までたどり着いたものはいないのだが。
「サガ、疲れてるみたい。少し寝てく?それともアフロがそっちに行ったほうがいい?」
教皇としての日常を抜けて、男は双魚宮に来る。
花々に囲まれて喧騒から逃れるために。
罪悪感に苛まされる夜には誰かの暖かさがそばにあってほしい。
「泊まってく。この間アフロに来てもらったから」
六つ年下の恋人は、十二星座の中で最も穏やかなのかもしれない。
ただ、穏やかの方向がたまに明後日のほうに向かうだけで。
189:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/02 21:48:50 7r3yThNS
「本当?嬉しい」
抱きついてくる小さな身体を受け止めて、頬に当てられる唇に瞳を閉じる。
髪に残る甘い香り。双魚宮を包み込むこのやさしさ。
「久々に俺もゆっくりしていきたいし」
「サガの嫌な事、アフロが代われたら良いのにね」
本来は戦闘向きではない方だろう。
聖衣を纏うのは召集時のみ。
「お天気が良いって幸せなことだね。スターヒルにもお日様がちゃんと当たってるのかな?」
日に透けた金髪がゆらゆらら。
踊る日差しは春の少し手前。
魚座の聖衣を背負って現れたのは幼い少女。
齢十一で黄金聖闘士としてこの聖域に行くことを命じられた。
「えっと……ここが、聖域ってとこなのかな……」
緩やかな巻き毛を結ぶリボン。先端に付いた小さな銀の飾り。
「君も、もしかして聖闘士?」
その声に少女は振り返る。
少し癖のある黒髪と端正な顔立ち。若干上がり気味の瞳がエキゾチックな少女。
「うん。魚座の聖衣をもらったの。アフロディーテっていうの」
「そう。私、山羊座の聖闘士のシュラ。ようこそ聖域へ。双魚宮まで案内するね」
シュラと名乗る少女は、一年ほど早くこの聖域にやってきた。
まざ守護人不在の宮が多い中、磨羯宮を守っている。
「魚座じゃ間に宝瓶宮があるね。水瓶座の子も女の子だと良いんだけども」
「シュラのほかにも、誰かいるの?」
階段を上りながら少女たちはあれこれとお喋り。
同年代の守護人が来たことは互いに嬉しいことだった。
「よぉ、どこ行くんだよシュラ」
「アフロディーテ、あれは気にしなくていいからね。単なる蟹だから」
「蟹扱いすんな!!」
「お前、守護星座は?」
「……蟹、です……」
少年の顔を見ながら、少女は首を傾げる。
「蟹さん?」
「デ、デスマスクって名前があるんですけど……」
「じゃあ、デッスー。アフロはシュラとあっち行かなきゃいけないから後でね」
この奇妙な三人が教皇を守る中核となる。
それは当の本人たちにもまだ、わからないことだった。
190:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/02 21:49:55 7r3yThNS
「アフロいる?」
ひょっこりと顔を出したのは山羊座の守護人のシュラ。
ほんのりと焼けた素肌と目尻にきらめく光の粉。
「これはこれは、教皇。こちらへお越しでしたか」
わざと恭しく礼をとる少女に、青年は笑うばかり。
「いや、ここにいるのは双子座の守護人だが?」
「それはそれは。我ら同じ黄金聖闘士ですか」
硝子の器に入ったのはスパイスの効いたマリネ。
守護人が留守のことの多い宝瓶宮をすり抜けて、やってくる。
「あー、シュラだー」
「遅くなってごめんね。はい、頼まれてたやつできたから」
「ありがと。ちょっと待って、アフロもできたの」
どうやら等価交換物々交換は当たり前なのか、慣れた手つきで品物を渡しあう。
「あと薔薇ありがとう。うちの宮じゃ野菜くらいしか育たなくって」
「土が違うのかなぁ。カミュも花は育たないって言ってるし」
水瓶座の守護人は、同期で入った蠍座の守護人の宮で一日の大半を過ごす。
下手をすれば何日も同衾も当たり前のことだ。
「サガ、子供たちが悪さしないようにちゃんと管理しておいてくださいね」
「子供たちって……ああ、あいつらね……」
目下、悩みの種は最凶二人がくっついてしまったこと。
乙女座の守護人であるシャカと牡羊座の守護人にし聖衣再生職人であるムウ。
(あの麻呂娘は……うん、師匠譲りの激悪な性格なんだよな……乙女座のシャカもどっか
電波入ってるし……)
一見まともに思える牡牛座の守護人は獅子座の守護人である少女とチェスをたしなむ。
山羊座の守護人を追い掛け回す蟹座の少年に鉄槌を下すのは遠く離れた中国に座する
天秤座の守護人の老師。
「じゃ、また明日ね」
「明日ねー」
少女二人は、時間が有ればどこかへ出かけもする。
それはこの窮屈な聖域でできる小さな楽しみでもあった。
「射手座の人って、どんな人だったのかなぁ……」
191:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/02 21:50:43 7r3yThNS
それ聞かれれば答えにくいと男は顔を少ししかめる。
「……いろんな意味で、濃いやつだったよ……」
「前の教皇も?」
「どうなんだろうなぁ。俺も自分のやったことが正しいかどうかたまに自信が無くなるよ」
前教皇はムウの師匠にして全時代を生き抜いた牡羊座の守護人だった。
史上初の女性教皇として聖域に光臨し、人々の信頼を一心に集める。
そのシオンが教皇として指名したのが射手座の守護人だったアイオロス。
サガとは同期に聖域に入った少女だった。
(ついねー……かっとなったっていうか……)
それでも教皇としての二重生活をこなしながら、サガもまた人望を集める。
ただ、今期の黄金組はいつもにまして個性的な者が集まりすぎただけで。
「サガは、みんなのためにがんばってると思うよ。それじゃだめ?」
時々思えることは。
魚座の守護人が彼女であって本当に良かったということだ。
「違うサガもいるけども、アフロはどっちのサガも大事」
「あっちのほうだと、俺あんまり記憶ないんだ。酷いことしてないか?」
「うん。サガはどっちも優しいよ」
コインの表と裏のように双子座の守護人は二つの顔を持つ。
「俺は、お前が魚座の守護人で本当によかったと思うよ」
スターヒルに聳える教皇の神殿に最も近いのがこの双魚宮。
苦しい夜にはすぐに会える。
神が罪深き自分に与えてくれたのは、女神の名を持つ少女。
彼の罪を知りながら彼に忠誠を誓う恋人もまた、同じ罪で縛られたもの。
「サガ」
重なる柔らかな唇。
触れるだけのキスは心を潤す魔法の薬。
「苦しそうな顔してた。アフロはサガのそばにずっといるよ」
女神アフロディーテは、息子と逸れてしまわぬ様に魚に化けその尾を互いに結んだという。
同じように彼女は彼の罪をどこかしら背負おうとしているのだ。
「お日様が隠れても、お星様が綺麗。サガ、アフロじゃ何もできない?」
どれだけ悔いても、過去は過去にしかならない。
贖罪の日々に光など無く、ただただ疲れていくだけ。
「今度、護衛の時にはアフロを連れて行って。ちゃんと仮面もつけるよ」
「そうだな……お前と一緒にでても良いかもな」
この罪さえも分け合おうという少女とならば。
この血塗られた聖域で生きていくのも悪くないと思わせられる。
「あ、サガ、あのね。あれとって、届かない」
「ん?どれだ?」
「こっち」
細い指先に絡む青年の無骨な指。
この手は誰かを守るために存在する。
「どれだ?」
「あれ。あの瓶」
穏やかな日差しと優しい匂い。
ここは双魚宮、魚座の恋人。
薔薇の匂い薫る小高い丘。
双魚宮へようこそ―――――。
192:KINO ◆v3KINOoNOY
07/03/02 21:51:57 7r3yThNS
久しく書かないと書き方忘れるというのは真実ですな。
そのうちまたDQ2とか持ってこれるようにしたいものです。
余談ですがDQ2の本編は無事に終わりました。
あとは終わりを書くだけのようです
193:名無しさん@ピンキー
07/03/02 22:59:19 hZ/wqbam
>>192
GJ!!!
194:名無しさん@ピンキー
07/03/02 23:07:39 tm286clE
GJ!!!!
DQ2も楽しみにしてるノシ
195:名無しさん@ピンキー
07/03/03 19:15:50 64a20NKj
これまたお懐かしい方がGJなものを
196:ルルーシュ輪姦
07/03/04 16:04:33 sx297qZ6
お借りいたします。
・コードギアス反逆のルルーシュより、ルルーシュ女体化
・現代へトリップしていて、知らん男に面倒を見てもらっているという、トンデモ設定
・話の展開が無理矢理
・今回はエロ無し
197:ルルーシュ輪姦
07/03/04 16:05:14 sx297qZ6
あの日からしばらくして、ルルーシュは繁盛に外へと出かけるようになった。
時間帯は気まぐれで、昼に行っては夕方帰って来る事もあれば、深夜に突然姿を消す事もしばしばだった。
そしてまさに今、日付が変わったばかりの時刻。
小さな物音で目を覚ました俺がふらふらと部屋の電気をつけると、そこに彼女の姿は無かった。
「………またか」
はあ、とため息をついて無人のベッドに腰掛けた。
束縛する気は毛頭無いが、だからといって何故わざわざこんな時間に街をうろつく必要があるのかと思う。
一度本人に聞いてみたが「何か行動しないと落ち着かない」のだそうだ。
加えて、おかしな奴らに絡まれないとも限らないだろうと言えば
「お前が言うのか」と鼻で笑われ、返す言葉も無く肩を落としてしまった。
外をちらりと見やれば、あちらこちらに並んで美しく輝く人工的な光が眼に映った。
ルルーシュは外に出るたび、毎回ルートを変えて歩くようにしている。
前回は路上に出て、右側への道を真っ直ぐに進み、人通りも多い比較的広々とした場所を歩いた。
その前は左へ少し進んでから、右へ回り込んで、住宅街をぐるりと一周してから帰ってきた。
(やはり街並はイレブンのそれと酷似しているな)
崩壊しているという点以外では。
今日はどこへ行こう、としばらく考えてから、足先をマンションの裏側へ向けた。
198:ルルーシュ輪姦2
07/03/04 16:06:18 sx297qZ6
奥へ進むとずいぶん荒んだ建物ばかりが目に入った。
先へ行けば行くほどに作りの悪そうなアパートや、既に潰れたらしい工場の跡地が目立つ。
それらは微かに、元の世界へ戻ったかのような錯覚を起こさせた。
周りは深夜という事もあり、明かりはほとんど皆無に等しい。
頼りなげに道を照らす外灯だけが行く先を教えてくれた。
「そろそろ戻るか……」
人の気配もまったくしないし、もうだいぶ歩き続けたため、
戻るにも時間を要しそうだと考えたルルーシュは踵を返した。まさにその時。
「うぅっ…、ああ…っ」
左側にある小さな建物から小さな人の声が聞こえたのだ。
それも首を絞めた時に発するようなくぐもった呻き声だった。
しかしその声はよほど神経を集中させなければ聞こえない程に微かで。
ルルーシュは不審に思い眉を顰めながらも、
その建物の入り口(完全に崩壊しており、ドアは剥がされている)の奥から目が離せなくなった。
そうして、気がつけばその入り口に身を投じていたのだった。
中は埃が充満していた。既に使われなくなった家具が散乱している。
だが肝心の、声を発したであろう人間が見当たらない。
もし何か事故で窮地に立たされているとしたら、放っておくのはいい気がしない。
きょろきょろと辺りを見回し、床に視線を置いた時、ある事に気がついた。
木製の床板がまるで切り取られたように、人一人分入れる程の穴を開けている。
ルルーシュはゆっくりそこへ近づき、奥を覗き込んだ。そこは更に深い闇が覆っている。
―地下があるのか
目を凝らして見ると、きちんと梯子まで取り付けられていた。
意を決して、足を滑らせないように梯子に掴まる。そして一歩一歩ゆっくりと下へ降りていった。
199:ルルーシュ輪姦3
07/03/04 16:07:09 sx297qZ6
梯子はそれほど高くは無かった。
降りついた地面はコンクリートでできており、両サイドの壁も石造りだ。
そこから続く道も人が一人ようやく歩ける程の幅しかない。
壁に手をつきながら少しずつ進んでいくと、さほど距離も無いところで通路が右へと曲がっていた。
素直に右へと足を向ける。するとそのまた向こうは左へと曲がっており、またそこからは煌々と光が射していた。
ルルーシュは背を壁に当てながら、横伝いに歩いてゆく。
すると徐々に人の話し声が聞こえてきた。小声で話している分、よく聞き取れないが、どうやら向こうにいるのは一人ではないようだ。
ルルーシュは光の射し込む方向を壁から少しばかり頭を突き出して覗き込んだ。
するとそこには黒いスーツを纏った背の高い男が二人と、その間に中年の小太りした男が一人、
そして床には腹を抱えてうずくまり「うぅ…ああうーー…!!」と悲痛な声を上げ、悶え苦しんでいる男が一人いた。
その者を見下ろしながら中年の男が言った。
「売りをやっているあんたが溺れちゃ、救われんな」
その台詞に対して、うずくまっていた男が青ざめた顔を上げ、必死の形相で言う。
「頼む…!!ちゃんと言われた分だけは売りさばくから、俺にはタダで分けてくれ…!」
「駄目だ、商品を全て使い果たすような役に立たん下衆に誰がくれてやるか…」
それらを見たルルーシュは、なるほど、と一人納得していた。
どの世界にもこういったやり取りは裏で行われているという事だ。
先ほどから「頼む、頼むから薬をくれ」と嘆く男は、中年の男の足に縋りついたが、
即座に両脇にいた二人によって壁に向かって蹴り飛ばされた。
自業自得だ。ああいった類の人間は心が弱いからすぐ手近な物に縋ろうとする。
ルルーシュが最も嫌うタイプの人間だ。
助けてやる義理も無いし、関わり合いにならない方がいい。そう思いさっさと出口へ向かおうとした。
200:ルルーシュ輪姦4
07/03/04 16:08:04 sx297qZ6
だがその瞬間、壁に寄りかかったままぐったりしていた男が突然身を起こし、
ひるんだ三人のうち、大きなケースを持っていた男の方へ激しく体当たりをかました。
そして瞬きもしないうちに、倒れた男からケースを奪い、
猛ダッシュでルルーシュのいる通路まで駆け込んで来たのだ。
大きな音で思わず振り返ったルルーシュと、ケースを両手で抱えた男の目が合った。
男は一瞬驚いた顔をしたが、すぐにきつい目で「どけ!!!」と叫ぶ。
しかしすぐ後ろに中年を除く男二人が駆けつけてきていた。
男は「糞がっ―!!」としかめ面で言い放ち、そのままルルーシュに向かってケースを投げ飛ばした。
「う、わっ!!」もともと俊敏な方ではないルルーシュはまともに食らったケースの重さに耐え切れず、その場に尻餅をついてしまった。
ケースを投げつけた本人は既に出口へ向かって駆け出した後だった。
その場に追いついた男二人は、倒れ込んだルルーシュを見て、驚愕した目で「誰だ!?」と問うてきた。
加えて、「あいつの仲間か?」とも。
ルルーシュは頭の中で、最悪だ、と呟いた。
中年の男は、羽交い絞めにされたルルーシュを一瞥しながら億劫そうに話し始めた。
「あの男の事はもういい…警察へ行くはずも無ければ、どうせ薬欲しさに自ら寄ってくるだろう。その時にでも殺すさ」
だが、と目を細めて再びルルーシュを見やる。
「お前を逃がすと面倒な事になりそうだ。
偶然この場を見てしまったと言い訳して逃げられると思えば大違いだぞ」
ルルーシュは負けじと言い返す。
「俺は無関係だ。この事は外に出てからも一切他言しない」
「ふん、信じられるだけの保障が無いな」
第一、こんな街の外れにある廃墟へ、わざわざ深夜に立ち寄るところからしておかしい、と中年の男は言った。
「薬は持ち逃げされなかったが、今まであの男にちょろまかされていた事を思うと、今日は虫の居所が悪くてな…
お前も、少しの好奇心が己の首を絞める事もあるというのを、身体で勉強するいい機会だろう」
その台詞を聞いたルルーシュは身を固くした。
それに反して自分を押さえつけている男と、その脇に立った男が薄く笑ったのが解った。
201:ルルーシュ輪姦5
07/03/04 16:08:41 sx297qZ6
「見たところ、ずいぶん中性的な顔をしているが…
まあいい。こいつらはどちらも食える性質だからな。服を脱がせろ」
素早く近づいた男がルルーシュの着ている制服の襟元に手をかけた。
しかし彼女は臆する事無く「やめろ!触るな!!」と片足で男の脹脛を強く蹴る。
痛みに顔をしかめた男は、次に一瞬の躊躇も見せないまま、思い切り力を込めてルルーシュの右頬を平手で打った。
バシィ!!という激しく、そして容赦の無い皮膚を打つ音がした後で、
ルルーシュはあまりの衝撃と痛みにしばらく呆然としたままだった。
打たれた頬はじんわりと熱を持って赤く染まる。
再び服を脱がしにかかった男の後ろで、中年の男が笑みを携えながら言った。
「勘違いするな。今この場で主導権を握っているのは誰か考えろ」
言いながら懐に手を入れ、煙草やライター、折りたたみ式のナイフ、
そして拳銃を、隅に置かれたテーブルの上を置いた。
そして煙草を一本だけ加え、慣れた手つきで火をつける。
「開いていた入り口も完全に塞いだ今、お前が死ぬ時だって誰もかけつけはしないさ」
それは、無駄に抵抗するようなら殺す事さえ可能だという、脅しそのものだった。
202:ルルーシュ輪姦
07/03/04 16:10:43 sx297qZ6
今回はここまでです
失礼しました
203:名無しさん@ピンキー
07/03/04 17:36:33 JR+EIqm4
ルルーシュキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!
204:名無しさん@ピンキー
07/03/04 19:31:43 r9sZeCyr
女体化したキャラってなんでマワされたり
受けだったりするんだろう
205:名無しさん@ピンキー
07/03/04 20:08:38 oKTQGvCL
女体化したキャラに年下の相手を誘惑させた自分が通りますよ
206:名無しさん@ピンキー
07/03/05 18:58:19 RAbjcumt
きたか…やっと……
何ヶ月も続きを待ってたぜルルーシュ
207:名無しさん@ピンキー
07/03/06 15:33:23 /Zu5qUSU
>204
そりゃ受ってのはヤオイの女役って意味だから
輪姦されるのはともかく受なのはしょうがないんじゃないか
ちなみにあっちの業界では
「突っ込まれる側だけど主導権を握ってたり積極的だったり」
な人のことは襲い受とか乗っかり受とか言うそうだが
208:名無しさん@ピンキー
07/03/06 23:24:50 RF7uCD0B
>>207
それじゃ>>205みたいのが正に襲い受けとか乗っかり受けなのか
209:名無しさん@ピンキー
07/03/09 10:28:25 I1Gtusyv
ワンピースの女体化スレの保管庫って知らない?
210: ◆vJEPoEPHsA
07/03/10 08:22:32 W0OB/33k
9で保管庫ができていました。
レス200~213あたりです。
211:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 01:12:37 WMY7jU4p
GJありがとうございます。ホント幸せものです。
174さん
まさか女性に読んでいただけるとは思いませんでした。
繊細さの欠片もない文章ですので、ゲロ吐きそうになったら途中で退避お願いしますね、、
それでは、相変わらずぐだぐだですが
ロデオボーイ編(サブタイ)どぞー
212:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 01:13:17 WMY7jU4p
人一人を抱きかかえ、長距離を歩いて帰路に着いた。
すでに時計の針は4時を指している。
普通の体力の人間ではありえない事をやってのけ、さすがの進でも疲労を感じる。
それでも情痕だらけのセナをどうにかしなくてはと湯を張り浴槽に入れた。
だらりと力が完全に抜けてしまっているその肢体は、眠っているというより
昏睡状態に陥っている人間のようでピクリとも動かない。
華奢でスラりと伸びた手足は、やはりアメフトなどやれる体ではない。
後ろから抱きかかえるような形で、狭い浴槽に自分も一緒に体を収め肩まで浸かる。
手を前に伸ばし、掃除という名目で全くほぐれていない膣口に指を這わせ
湯の力を借りゆっくりと中指を挿入する。
「んっ、・・ん、」
注ぎ込まれた精液を掻き出せば、意識が無いのに苦しげな表情を浮かべ
身体はピクピクと反応を返し微かな喘ぎ声を漏らす。
その様を酷く愛おしく感じ、中心が急激に熱を帯びていく。
この狭い割れ目にそれを無理やり捻じ込んで、激しく突いてしまいたい衝動に駆られるが
グッと耐え作業を続ける。
風呂を出て着せる服が無い事に気づく。
更に言うと生理中の女の体はどうすれば良かったのかと考える。
セナの制服はあるが、着せて寝かすわけにもいかず自分の服を持ってきて
ナプキンはカバンから拝借し分かる範囲で身につけていく。
未だ深い眠りについているセナをベッドに寝かせ、一息ついたところで急激な睡魔に襲われた。
リビングにあるソファへ倒れこむように体を沈め
目覚ましを1時間後にセットし眠りについた。
213:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 01:15:04 WMY7jU4p
ゆっくりと目を開ければ見たことの無い天井が飛び込んで
セナの意識が徐々に覚醒していく。
・・・・・・・・・・
ガバッ!!
体がギシギシと悲鳴をあげているが、そんな事に構っていられず玄関へと走り出す。
早朝の冷たい空気を全身に受け、何かに駆り立てられるように走り続けた。
サラシもブラジャーもつけてない胸が上下に揺れるたび、サイズの合っていない服に擦れて気持ちが悪い。
その感覚に邪魔をされ、息が乱れ呼吸が上がる。
足がもつれて地面へと衝突しそうになるが、咄嗟に手が出て膝をつくだけで済んだ。
「・・・ナ!」
むくりと立ちあがりまたすぐに走りだそうとしたが
「・・・セナ!!」
「おい、大丈夫か セナッ!!」
誰かに肩を強く掴まれ強制的に足が止まる。
「ずっと後ろから呼んでたのに気が付かなかったのか?」
「は、はっ・・は・・・」
彼女はタンクトップとその上からシャツを羽織り、ズボンを着ていた。
しかしそれは着るというより、布を身に纏っているという表現の方が正しかった。
タンクトップの上から透けて見える勃ち上がった美しい胸の突起
それに気付いた少年は愕然とする。
「・・・お前」
「わたし・・・何を・・・」
錯乱状態にあるらしく上手く記憶を辿れないでいる。
この様子は只事では無い。
「・・・セナ」
「大丈夫だ。落ち着いて、何でもないから。」
細い体を抱きしめ、優しく頭を撫でる
「・・・リク、」
「うん。何があった?」
「わからない。・・・・分からないよ。私は何をしてたの?」
「思い出せないのか?」
「・・・帰ろう、セナ。」
「何処に?」
「お前の家に決まってんだろ。」
「・・・そう、だよね。家に帰らなきゃ」
居場所を忘れてしまった子供の様なセナ
その手をしっかりと掴み、昔の様に二人で並んで歩き出す。
「あぁ、行こう。」
「リク、・・・私何で走ってたの?」
「俺に聞かれてもな。まぁ、でも気にすんな。忘れるくらい大したことじゃないんだよ。」
自分の心から逃げてきたんだろう。
他人を拒絶しない優しいお前だから。
214:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 01:15:40 WMY7jU4p
整った顔立ち、健気でそれでいてしっかりと芯がある性格、控えめに浮かべる笑顔。
セナは男子生徒が見れば魅了されるような女子だった。
まるで大輪の蕾の様なのだが、性質が悪くその自覚が一切無い。
それに加え自分の事は二の次にし他者を優先する彼女は皆に愛された。
しかし誰の事も平等に扱うその優しさが癪に触る奴もいた。
何故自分を一番に見てくれないのかと
小学校の頃よく男子に苛められていたが、あれはセナが好きで行為がエスカレートしていった結果だった。
スカートを捲られ抱きつかれ、胸を触られ卑猥な言葉をかけられて
そんな事が頻繁にあったため、セナは女である事を極端に嫌がるようになり、スカートを穿かなくなった。
自分の意思に反して大きくなってく胸
それを気にしてぎゅうぎゅう一生懸命押さえつけてた事も陸は覚えてる。
パンッ!
ある日一人の男子が、廊下を歩いていただけのセナの頬を思い切り叩いた。
「!」
避けることも出来ず壁に頭を打ちつけ検査の為病院に運ばれた。
「大丈夫か!?セナ」
「うん平気だよ。リク、来てくれてありがとう。」
頭に白い包帯が巻かれているその姿はとても痛々しい。
「あの子泣いてた・・・。」
「放っておけ、あんな奴。」
「私バカだからあの子に何をしたのか分からない・・・。いつも誰かを傷つけてばかり。」
「違う、そうじゃない・・・。」
お前が一番傷つけられてる事に気づいてくれ。
あんな奴どうだっていいんだから。
俺が後で倍にして返しておく
だから、どうか笑って
かつて起きたあの事件
今のセナと重なって酷くデジャヴを感じた。
215:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 01:17:19 WMY7jU4p
セナの家に着いたはいいが
日曜の朝早くということもあって、家には鍵がかかっていた。
チャイムを鳴らして入れば、こんな格好をした大事な娘が両親の目にも入ってしまう。
「あー。迂闊だった・・・。まだ寝てるよな」
「リク、ありがとう。部活があるから、ちょっと早いけど学校行くね。」
多少落ち着きを取り戻したセナが尋常で無い事を言い出した。
「はぁ!?お前何言ってんだよ? 歩き方だっておかしいんだぞ!?」
「うん、心配しないで。もう大丈夫だから」
小さく笑いながらセナはそう言うが大丈夫な訳が無い。
しかし一度言い出したら聞かない性格なのは昔からで、説得は無駄な事くらい陸は知っている。
「はぁ。」
「じゃあ、リクまたね。」
「・・・って、おい馬鹿!!お前その格好で・・・、俺も行くよ。」
「リクだって部活でしょ?。」
「いいんだよ半日くらい休んだって、少し練習しなくたって俺は充分強いの。」
「・・・そっか、リクはやっぱり凄いね。」
セナは昔から少し天然ぼけな所がある。
「冗談だよ!冗談。本気にするなよ!?」
「でも、ムサシさんが言ってた。謙遜なら誰でも出来るけど
自分の事、胸を張って口に出す事は難しいって、負けたとき良い訳が出来ないから。私だったら冗談でも口に出せない。」
「それにこうやって一人で早朝からトレーニングしてる。いつも、陰で頑張ってるの知ってるよ。」
「・・・・。」
「そういうところ、昔から変わらないね。」
言いながら何かを思い出したらしく、クスりと笑みを漏らす。
「・・・・いつまでも子供扱いするなよ。」
「して、ないよ? 同じ歳なんだから。」
なりふり構わず叫んでしまいたい、「好きだ」と
この気持ちははっきりと言わなければ疎いセナには伝わらない。
そんな事は分かっているが、言ったところで彼女を困らせるだけと賢い少年は理解している。
「・・・そういや、お前の服。後でおばさんに適当に言って借りてくるからな。」
「あ、そっか。これ・・・」
誰の
記憶を辿ろうと無意識にセナの目が泳ぐ
「いいから!考えるな!!」
「リク?」
「もう、忘れろ・・・。もし思い出しても自分で解決しようとするな、いいな?必ず俺に話せ。
それがどんな内容でもお前を嫌ったり蔑んだりしないから」
「・・・うん。分かった。」
あまりに真剣な眼に圧倒されセナは相槌を打つ。
「よし。・・・もう学校に着くな」
「あ、そうだね。ここから一人で行けるから。リク、今日は本当にありがとう。
あと、・・・ごめんね。いつも迷惑かけてばかりで」
「友達にそんな悲しいこと言うなよ。いいからほら、気をつけて行ってこい。」
「前にもそういってくれた。」
「・・・あれ、覚えてたのか、」
「うん、もちろん。 私ね、リクが側にいてくれて凄く幸せだよ。」
「あぁ、俺もだよ。」
大事に握っていたセナの手がするりと離れ、掌が冷たくなっていく。
「行ってらっしゃい。」
216:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 01:19:05 WMY7jU4p
静まり返った狭い部室。
扉を閉めれば外とは別世界
遮断されたここはいつも通り見慣れた部室なのだが特別な空間に感じた。
陸にはきつく言われたが
一人になってしまった今、考えるなという方が難しい。
「・・・・」
この服は私のじゃない。
きっと目が覚めた時、私が居たあの部屋の人の物。
あそこで寝てた理由は・・・。
昨日のあれは、夢じゃない
体のあちこちの痛みがそういってる
夢じゃないんだ。
理由はどうあれ、彼女の身体は犯された。
そしてアメフトをしていた理由は酷く女々しい理由だった。
残酷にも昨日起きた出来事は次々とセナを責め始める。
全てを思い出し堪えきれず声を上げて泣いた。
どれくらい泣いた頃だろうか、扉が勢いよく開き無遠慮に声をかけられた。
「よう、糞チビ。朝から絶不調だな」
「蛭・・・魔さん。」
「悪りぃな、ラフメーカじゃなくて。」
「蛭魔さん聞いてください!」
「あ?」
「私、自分の事だけ考えて皆を利用しました。」
「んなこたぁ、知ってる。それがどうした?結果ここまで勝ち上がってきてんだからそれでいいんだよ。」
「皆でクリスマスボウルに行きたいなんて、あれ嘘なんです!!」
「嘘じゃねぇだろ。一番目の理由が進で二番目の理由がクリスマスボウル、ただそれだけだ。」
「そんな・・・」
(そんな事、許されるんですか?・・・)
「馬鹿のクセに考えすぎなんだよ。お前」
口は悪いが、蛭魔が優しい人間である事をセナは知っている。
(その言葉に甘えてもいいんだろうか・・・。)
「・・・・・。」
「問題はそっちじゃねぇ。誰に脅されてそうなった?」
「何の・・・ことですか。」
「ばっくれてんじゃねぇよ。大体検討はついてる。」
「どこまでされたかそんな事聞かねぇが、黙ってられる程お人良しじゃ無いんでな。
お礼参りに行ってやるからどいつにされたのか言え。」
「それは言えません!!」
「これは、私の問題です。自分で何とかしますので、時間をもらえませんか?」
「庇うのか?」
「・・・。」
殺気すら含んだ眼でセナを見るが、彼女の意志は揺らがない。
まっすぐと蛭魔を見つめ返してくる。
「・・・だからお前は馬鹿なんだよ!」
長い沈黙の後、吐き捨てる様にそう言い残し蛭魔は部室から出て行った。
217:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 01:20:09 WMY7jU4p
あれから陸はセナの後ろから気づかれないように後をつけた。
そして今校門の前に立っている。
彼女が取り乱しまた何処かへ行ってしまうのではないかと心配した為だった。
王城の制服を着た男が陸に近づいてきた。
校内へ用事らしい
(進さんだよな?それに手に持ってるあの制服)
察しの良い陸はそれがセナの制服である可能性が高い事を知る。
近くに駆け寄り不躾に話かけた。
「おい。他校のあんたが休みの日にわざわざ泥門に何の用だよ?」
「・・・答える必要があるのか?それに他校のお前がここにいるのは俺と変わらんと思うが?」
近くで見れば見覚えのあるストラップがついた鞄が目に入る。
やはり荷物は彼女の物で間違いない。
「・・・今朝、セナを見かけた。男物の服を着てたがあれはあんたの物か?」
「あぁ、そうだ。」
「クソ!なんであんな状態で外に出した!!それにセナをあそこまで追い詰めたのはあんたか!?」
「外に出て行ったのは俺の責任で不測の事態だった。追い詰めたのも・・・たぶん俺だな。」
進が目覚めた時にはベットはもぬけの殻
そこにあるはずの温もりは無くシーツは冷たく冷え切って、玄関のドアは少し開きセナの靴が無かった。
身一つで出て行ったらしく、連絡の取りようが無く安否も確認出来なかった。
顔色も変えず受け答えた進だが、内心ほっと安堵していた。
それはとても人間として当たり前の感情なのだが、セナに会うまでは他人にそんな事を思った事も無かった。
「あぁっ!?ふざけるなよ!
セナはお前の事がどれだけ好きか分かってんのかよ!?だから俺は!!!・・・俺は!」
「俺の事が好きだと?それは何かの間違いだろ。」
(こいつは何を言ってるのだろうか・・・。愛されるわけがないだろう。
なんせ強引に自分の気持ちを押し付けたただの強姦魔なのだから。)
「ともかくその荷物あいつに手渡しはするな。俺が適当な場所に置いておくから、顔を見せず帰ってくれ。」
「そうだな。彼女の安否が確認出来ただけでよしとしよう。甲斐谷、今朝の事は礼を言う。」
「だがセナを譲る気は無い。」
「・・・勘違いするなよ。俺はあいつの友達だ。」
「俺は彼女に愛されないと分かっているが、どんな事があろうと諦める気は無い。」
進は抑揚の無い声で淡々と言った。
しかし内容はとても人間臭いものだった。
218:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 01:20:41 WMY7jU4p
部室から蛭魔が出て行って暫く経った後
控えめにノックの音が響き扉が開いた。
「おはよう。」
「ムサシさん。おはようございます」
「・・・蛭間からの伝言だ。」
「へ?」
「・・・お前は女だ。アメフトを続けろなんてもう言わねぇよ。解放してやるから好きにしろ。こっちは適当にどうにかする。
それと、今回の事態を最悪の可能性として考えていた。女一人に重荷を背負わせて すまなかったな。
だ、そうだ。あの野郎自分で伝えりゃいいのにな。」
蛭魔からの伝言は、部の事は考えなくても良いから脅しに屈するな。という意味のものだった。
なんてこと・・・
(勝つ事を誰よりも考えているあなたから、そんな言葉を言わせてしまった。)
「・・・・蛭間さ、ん。ごめんなさい、!ごめんなさい・・・」
セナがクリスマスボウルに行きたいという意志は蛭魔が言ったように真実だ。
しかし筧に弱みを握られている今、彼女は部の足かせになっているのも事実。
「セナ、お前やっぱり女だったんだな。俺だけじゃなく十文字とかも薄々感づいてるはずだ。」
「気づいてたんですね。」
「まぁな。・・・なぁ、俺の意見として聞いてくれ。」
「・・・・」
「アメフトなんてお前が続けられるスポーツじゃない。だからここいらで辞めた方が良いと思う。」
「・・・ムサシさん、」
「後はお前が決めろ。どっちを選んでも皆お前の味方だ。」
「ほら立て。」
鍛えられた太い腕につかまれ、抵抗も空しく外へ放り出された。
屈強な男の前でセナはあまりに無力。
昨日の出来事を含め自分は女なのだという事実が叩きつけられ出そうになる涙をぎゅっと堪える。
「決めるまで部活に顔出なくて良いから冷静になって考えろ。」
彼女は決断を迫られた。
「・・・はい、」
続けるのか それとも辞めるのか
219:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 01:31:05 WMY7jU4p
蛭間、武蔵について:セナの事は妹分の様に見ています。
陸について:賢すぎるので色々苦労人です。
・・・全体でやっと3分の2くらい終わりました。
荒らしか、つうくらい長い文で申し訳ないです。
この後話が分岐していきます。
続けるのか、辞めるのか、それとも という感じで3つのラスト予定です。
そりゃあもう、ギャルゲーの様に分かれます(; ̄з ̄)・・・
では、もう暫くお待ちくださいませ。
220:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 04:30:39 WMY7jU4p
まず 「続ける」を選んでた場合で載せていきます。
221:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 04:31:17 WMY7jU4p
あの事件から三日が経っていた。
「おーい!セナ」
陸はセナの様子を見に毎日放課後学校に立ち寄った。
「リク、・・・また部活を」
「だから!いいんだって、お前が気にする事じゃない」
セナを家まで送り届けてから部活に参加する毎日を繰り返していた。
その事を彼女はとても気にしている。
「それより、セナ最近顔色悪いぞ?」
「・・・そう、かな? 気のせいじゃないかな。」
はにかみながら彼女は言うが事情は蛭魔から聞いている。
部活を休んで、ろくに食わず休まずで答えを出そうと悩みぬいているらしい。
どうにかしてやりたいが、自分には見守る事しか出来ない。
「あ、そうそう リク聞いて。私またやちゃった・・・。」
「ん?」
「携帯が見つからないの。いつもはすぐ出てくるんだけど、今回は中々見つからなくって、
もしかしたら外に落としたのかも」
「・・・。」
あの日セナの荷物を部室の前に置いて帰ったのだが、鞄から携帯を抜き取ってしまった。
暫く彼女の手元に無い方がいいのではないかという思いから咄嗟にやってしまった事。
どんな理由にしろ許されるものでは無い。
それにメールの中身を見てしまえば彼女があんなになってしまった訳が分かるかもしれない。と
この三日間悩んだ挙句、それは良心が止めた。
結局何をするでもなく手元に置いたまま三日が過ぎてしまった。
(俺は何をやってるんだ・・・。早く謝って返さないと)
「リク?」
「あぁ。ごめん」
すでに保護欲を通り越してしまっている事にまだ彼は気づかない。
222:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 04:31:57 WMY7jU4p
次の日学校から帰ってきて自室で休んでいると、1階にいる母親から声をかけられた。
「セナーー 友達が来てるわよ」
「あ、うん。今行きますーー!」
予想もしない来訪者の知らせに慌てて玄関に向かう
訪ねてきた人間を見て声が出なかった。
母親に耳打ちをされる。
「長身でかっこいい子ねぇ、体格もがっちりしてるし。セナと同級生なんでしょ?」
「・・・。」
「セナと約束してたんですが、お母さんちょっと行って来てもいいでしょうか?」
「何々!?セナの彼氏なの?」
「いや、違いますよ。 今日は三人で遊ぶ約束をしてて」
「なんだー、そうなの?残念 」
二人は好き勝手に盛り上がり、セナは会話についていけない。
「ほら、セナ行こう」
「あ、」
「行ってらっしゃいー」
母親に心配をかけさせてはいけないと思い、取りあえず外に出る。
「セナ久しぶり。中々連絡取れないから家に来ちまったよ。」
「・・・筧君、私言わなくちゃいけない事が」
口も利いてくれないだろうと思っていた彼女からの予想外な言葉に驚く。
「それなら調度良いや、うちの学校に行こう。もう一人も来るから。」
「・・・。」
この前の出来事がフラッシュバックし足が動かない。
筧にこの事を話せるチャンスだというのに、二人になると言葉すら出てこない。
「もう何もしないよ話したいことがあるだけ。それに俺と二人じゃないから安心して」
とても優しい笑みをセナに向ける。
(・・・疑っちゃ駄目だ。行ってみて話しをしよう。)
筧の後ろを無言で歩き始めた。
223:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 04:36:19 WMY7jU4p
日が落ちかかった頃学校に着いた。
グラウンドにサッカー部が残っているだけで、殆どの学生は下校しているようだった。
部室の中にセナを招く。
(言わなくちゃ・・・)
「・・・筧君、 聞いて下さい。」
「ん、何?」
「私はアメフトを続けます。2年生達は皆今年で大会最後なんです。こんな形で終わらせられない。
この前の、・・・あんな事以外なら何でもします。だから」
進の為ではなく、チームの為を必死で考えた彼女の答えだった。
「セナは自分の事大切じゃないの?」
「あんな事以外なら、俺は望んでないよ」
「・・・。」
「今日もそのために来てもらったんだから」
「!!」
警鐘が鳴っている。
本能的に逃げようと走るが
すれ違いざまに腕を掴まれた。
「残念。」
筧はセナの耳元で楽しそうに呟いた。
筧の腕を振りほどこうにもびくともしない。
自分の非力さを呪った。
224:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 04:37:11 WMY7jU4p
「逃げても無駄じゃない?追っかけてて犯すからさ。」
もうどうしていいか分からない。
「嫌・・・」
セナは静かにパニックに陥っていた。
「これ着てみて。凄く似合うと思うんだ。」
着ていたTシャツとズボンを勢いよく脱がされ、遠くへ放り投げられる。
「きゃぁ!、」
「久しぶりに見るけど、相変わらずエロい身体してるねセナ。」
「見ないで・・・ください」
顔を赤らめ体をよじり懸命に隠そうと努力する。
「恥ずかしいなら、ほらこっち着てみて」
渡されたのは可愛らしいブラウスと短いスカート
下着姿よりはマシなためそれを身に纏っていく。
「セナ可愛い・・、やっぱり凄い似合うよ。」
「・・・。」
あまりにも短いスカートの丈が気になり、裾を引っ張るしぐさを繰り返す。
「そういえばさ、生理終わったんだ。」
急に視界が奪われた。タオルで目隠しをされたためだ。
腕を再度掴まれ椅子に座るよう促される。
右足のふくらはぎと椅子の足をタオルできつく縛られた。
左足も同じ様にされる。
そして最後に両腕を縛られ完全に自由を失ってしまった。
「もう一人来るまで、ちょっと待ってようね。」
その待っている時間がセナには何時間にも感じた。
どうにか打開する方法を考えていると
扉ががらりと開き人の気配がした。
「!!」
それと同時に筧に両手で耳を硬く塞がれる。
225:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 04:38:03 WMY7jU4p
暫くすると耳と両足が解放された。
確かに目の前に気配はするのだが、第三者は全く口を開かない。
その事がとても恐ろしい。
「誰、?」
「セナ。ちょっと口開けてごらん。」
「・・・」
「開けて。」
言われた通り恐る恐る口を開けば、温かいぬめりとした物質が口内を満たした。
「ん、、ん」
(・・・大きくて苦しい、それにニガイ。何、これ?)
「歯、立てるなよ?・・・それペニスだから」
「?!ん゛、――っん、ん゛!!!」
「そんな驚くなよ。俺のおいしそうにしゃぶってくれたじゃないか。」
あの時のセナは子猫の様にちろちろと筧の雄を舐めていただけだったのだが
薬で正気を失っていた為その事を一切覚えていない。
咄嗟に首を振り、咥えてしまったペニスを吐き出し口を硬く閉じる。
「そんなに暴れないで、フェラしてくれないといつまでたっても終わらないよ?」
子供をたしなめる様な口調で言い、セナの鼻を軽く摘む。
これでは息が出来ない。
「ほら、口開けないと。」
「!!・・・・、、っふ、ん、ん゛!」
耐え切れず口を開けた瞬間ペニスを突き立てられた。
「さっきみたいに抵抗したら、セナの可愛いここに俺の突っ込むよ。」
女性器をするりと撫でられ、それが何を意味しているのか理解する。
以前味わったあれを思い出し恐怖で固まった。
226:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 04:38:35 WMY7jU4p
「そうそ、良い子だね。そのまま咥えて」
「・・・っ、」
「どうしたらいいのか分からない?舐めたり吸ったり、舌で転がしたり。ともかくイかせればいいんだよ。」
信じられないものを聞かされたがそれしか方法は無いらしい。
ちゅぷ、
筧の言われた通り怯えながら舐めてみる
しかし戸惑いながらの拙い口淫では達するところまではいくはずがない。
「・・・っん!?」
急に肉塊で喉奥を突かれ、苦悶の声を上げる。
だがそれを無視して、男はペニスを抽送させる。
じゅっ、じゅぽっ、ちゅぽ
「っん、ん っむ ふ・・・ぅ、ん!」
唇と肉棒が擦れ、そこから湿った音が聞こえてくる。
部室には卑猥な水音と彼女の苦しげな吐息が響く
男は散々口内を犯しつくした後、限界まで張り詰めたペニスをセナの口から引き抜いた。
一瞬の呻き声と共に白濁液が飛び散り綺麗な少女の顔を汚す。
「、ん!!・・・は、はぁ」
解放された唇から懸命に空気を求め呼吸を繰り返す。
目からは生理的な涙がこぼれ、ごほごほと咽かえした。
227:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 04:39:08 WMY7jU4p
顔に飛び散った精液を優しく拭われる。
「・・・セナ」
聞き覚えのある声で名前を呼ばれ
ふいに男に目隠しと腕の拘束を外された。
視界が自由になる。
押し黙ったままの彼からは感情を読み取ることが出来ない。
男の姿を見て頭が真っ白になった。
「リク、?」
(しらない、こんなリク・・・知らない。)
呆然とへたり込んでいるセナの腕を掴んで立ち上がらせると壁際に押さえつけ
荒々しくスカートを捲くり上げる。
薄桃色のショーツが剥き出しになった。
「リク!!リクッ!!!お願い、やめて!!!!!」
慌ててスカートを押さえようとするが、すでに片手はブラウスに手を掛けてボタンを外しにかかっている。
今度は胸元をガードしようとしたが、その手を払いのけ
陸は思い切り力を入れた。
ブチブチッという音と共にブラウスのボタンは弾け飛び
ブラジャーが露わになる。
「!!」
そのまま手を突っ込み胸を揉みしだく。
先端を指の腹でぐりぐりと押しつぶされた。
「きゃぁっ!、、だ、め 、・・リク、っ!や、ぁ、・・こんな、・やめ・・よぅ・・」
「・・・止めない、ごめんセナ」
乳首を軽く引っ掻かれ身体中に激しい甘い痺れが走る。
「っああぁ!・・ふ・あ、リク・・・リク 」
「ずっとこうやって抱きたかった。」
全力で抵抗しているのに、びくともしてくれない。
228:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 04:40:20 WMY7jU4p
「セナ、ここ少し濡れてる。」
ショーツは股間に食い込んでおり、割れ目が浮き出していた。
しっとりと濡れているその上から指を擦りつけ責め立てる。
「は、っ、ぁ・・あ・・や・」
「俺の咥えて興奮した?・・・可愛い。」
「っ、ん、・・あ・・ちが・・ぅ、・」
下着を横にずらし直接秘所に触れる。
愛液で多少湿ったそこを同じ様に執拗に責め続ける。
乳首を貪る手も止めない。
手つきは乱暴だが、徐々に徐々にセナを追い立て快楽を引き出そうとする。
ちゅく、くちっ
「直接触るともっと気持ちいいだろ。」
擦れば擦るほど秘所からは、愛液がはしたなく滴り落ちる。
ぬめるそれを利用して割れ目をすり続ける。
「ほら、挿れてもいないのにこんなに濡らして。」
「・・・あ、、ぁあ・・だ・・め・、や、ぁ」
こんなに身体は喜んでいるというのに、まだ抵抗の意思をみせるその姿に陸は苛立ちを隠せない。
セナの小振りな尻にいきり立った肉棒を押し付ける。
ぐちゅ
「いやぁ・・・もう、それ・・いや・・ぁ!!」
ずくずくと突き上げられ、掻き混ぜられたあの時の様に
何も考えられなくなってしまう自分を想像すると、とても恐ろしい。
229:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 04:40:52 WMY7jU4p
泣き叫ぶセナの尻を抱き寄せ、ずぶずぶと肉棒を中にめり込ませていく。
濡れてはいるがほぐしてもいないそこは、進入してくるたびに痛みを感じる。
「・・・ひ、ああぁあっ!!!!い、いや、いやぁあ!!リクっ だ、めぇ!」
びくんと体を震わせ、悲鳴を上げた。
ずちゅ、ずっ、ぷっ…。
やがて子宮口にまで欲棒が達したことを告げた。
「セナ、ほら、凄・・・きついけど全部入った」
「あっ・あっ・・・あっ、」
うっすらと涙を浮かべ、小さく息を漏らすセナ。
「っ、中狭くてぎゅうぎゅう締めつめてくる。」
つぶやくとゆっくりと腰を動かし始めた。
「!!っぅ、く・・・い、いたい・・ぁ、う、・・い・・たい、よ・ぅ」
「・・・ごめん、痛いか?」
接合したまま大きめの机へと倒れこむ
痛みを訴えるセナを仰向けで寝かせ、いっぱいに足を開かせ正上位で挿入を再開する。
・・・じゅっ、ずっちゅっ、ずちょっ、ぐっちょっ
「ん、ぃあ、ぁあ・・・ひ、ぁ、!あ・・あぅ・・やっ・リ、ク・・」
痛みは薄れていき、徐々に悲鳴から艶やかな喘ぎ声へと変わっていく。
ピストン運動に合わせて、セナの唇から嬌声が零れる。
「好きだよ。セナ、ずっと言いたかった・・・。」
その言葉が届いたようで彼女は懸命に何かを言おうとしている
だが激しく突いているせいか意味の無い喘ぎ声しか出てこない。
何度も何度も奥をすりあげ高みに昇っていく。
「あ、っあ、っあ、・・・っは、、や、や・・・ぁ!!」
一際高い声で鳴いた後、膣内の激しい締め付けを感じ咄嗟に肉棒を引き抜いた。
「・・・、」
中への射精は避けたが、白い太ももに思い切り精液がかかる。
綺麗なピンク色の膣口はぱくりと開きひくひくと動いていた。
230:アイシールド21でお邪魔します
07/03/11 04:55:02 WMY7jU4p
補足:221と222の間について
筧が夜中にセナの携帯へ電話したのですが、陸はとうとう出てしまいます。
色々吹き込まれ、例の卑猥画像も見せられ呼び出されてしまうわけです。
何日かお時間いただいた後またお邪魔します。
ゲロ長ですが・・・良かったら最後までお付き合いくださいませ。
231:名無しさん@ピンキー
07/03/11 10:45:17 BgvqRl6Y
>>211
GJ!!!!
ロデオとの絡み、もの凄くヨカッタ…
続き待ってます~(^ω^)
232:名無しさん@ピンキー
07/03/11 11:40:34 srOhpGU6
愛汁キテターーーーーーーーーーーーー超乙!超GJ!
エロもいいけど女であることを隠してアメフトを続けるか辞めるかの
葛藤の部分がヘビーでイイネ!!!只の女体化じゃないのがGJ!
続きと分岐ストーリーも鬼楽しみにしてるよ
233:名無しさん@ピンキー
07/03/11 15:53:10 9gDjQ7D+
>>211GJ!
ちゃんと外出しするロデオは偉いな
234:名無しさん@ピンキー
07/03/11 18:12:04 pF4jzZHk
>>209
URLリンク(bpanda.fc2web.com)
とかお勧めかも。
だれの女体が好きかは知らないんだけど
235:ステテコ女王
07/03/12 22:10:19 4Uet8su3
一之瀬巧は、身を切るような寒さを感じ、目を覚ました。頭の後ろの辺りに鈍痛が
あり、ぼんやりとした今の気分は、宿酔いの時に良く似ている。
(俺、どれだけ飲んだんだ?)
周りを良く見るとそこは繁華街の一角で、ネオンこそ消えてはいるが、飲み屋の
女やらポン引きなどが、まだうろついていた。時間にすると午前三時くらいだろう
か、タクシーが客を拾うべく表通りを埋め尽くしている。
巧はまず懐に手を入れた。携帯電話と財布、何はともあれ泥酔した時は、この二
つがあるか無いかを確かめねばならない。しかし、どちらも持ってはいなかった。
「やれやれ、そうとう飲んだらしい。記憶がな・・・い」
巧はぎょっとした。懐の中にあるはずの財布の代わりに、艶かしい肉の塊がある。
「なんだ、こりゃ?」
それは、乳房だった。女にしかついていないはずの豊満な果実が、巧の胸にこん
もりと山を作っているのだ。おまけに装いをあらためてみると、いつも愛用している
よれよれの背広を着ていなかった。ピンクのワンピース、ただ一枚限りである。
「まずいぞ、これ。まだ酔いが覚めてないな」
少し歩いて酔いを覚ます必要がある。そう考えて立ち上がると、妙に下半身が心
許ない。何というかあるべきものが無くなって、バランスを欠いているような感じだ
った。巧は反射的にワンピースの裾をたぐっていた。
「な、ない!チンポコがない!」
そんな馬鹿な─とてつもない不安が全身を覆い、冷や汗が出た。酔ってはいな
かった。本人の知らぬ間に巧の体からはあるべきものが消え、無いはずのものが
ついていたのだ。
「一体、どうしたんだ・・・俺、何やってたんだっけ」
懸命に記憶の糸を手繰る巧。まず、自分の素性から思い出してみた。
236:ステテコ女王
07/03/12 22:27:26 4Uet8su3
一之瀬巧、二十九歳。地方紙のすっぱおいC新聞の記者で、主に刑事事件を
担当。妻子なし。酒をこよなく愛し、また正義感に溢れたジャーナリストのはず
─と、ここまでは簡単に思い出せた。しかし、昨晩、同僚と別れてからの記
憶が曖昧だった。痛飲した覚えもなく、気がつけば女のように、いや、女そのも
のになっていたのである。
「おかしい。おかしいぞ」
僅かな時間で男が女になりうる事は可能だろうか。いや、無い。あったら、魔法
とかそういう話になる。巧はまず、自宅へ戻る事を考えた。この繁華街から駅五
つ向こうの街に、彼の住まいはあった。まだ電車は出てないので、当然、タクシ
ーを拾う事になる。巧は大通りに出て、タクシーを拾った。
「落日町の三丁目まで」
「はい」
驚いた事に、巧は声まで女性になっていた。
タクシーが動き出した時、バックミラーに映った自分の姿を見て、巧は思わず我
が目を疑った。
(な、何だ、これ・・・)
そこには見慣れた男らしい顔が無く、どちらかといえば男に媚を売る感じの女の
顔があった。鏡の向きから考えて、それは今の自分だと認めざるを得なかった。
(どうなってるんだ・・・悪い夢なら覚めてくれ!)
巧は頭を抱え、これが悪夢である事を願った。しかし、肌を撫でるタクシーのエア
コンの風も、夢で覚える感じとは程遠い。これは紛れも無く現実だった。巧はほ
とんど絶望的な気持ちになった。
我が家へ戻ると、とりあえず巧は着ているものをすべて脱いで、自分の体を確か
める事にした。驚いた事に、ワンピースの下にはピンクのブラジャーにパンティ、
そしてストッキングも着けていた。勿論、これらの物を着た覚えはない。おまけに
体はまるで女性化し、男らしさは微塵も残っていなかった。
237:ステテコ女王
07/03/12 22:51:43 4Uet8su3
「こんな馬鹿な・・・」
姿見に映った己の姿は、悲しいほどに女だった。肩幅も狭くなり、手足が細長くて
やたらと華奢。太っても無いのに胸の谷間が出来て、腰はくびれ、腹の辺りに脂が
少しだけ乗り、尻ばかりが大きくなっている。毛深かった下半身も今は若草がちょろ
りと生えた程度で、脛毛その他が皆、産毛のように細く柔らかい。昨日まで、身長
百七十五センチ体重七十キロ、大学では柔道部でならした自分が、如何にしたらこ
うなってしまうのか、どう考えても異常だった。
巧はここ数日、自分の行動を振り返ってみた。生活の中に何か手がかりが隠され
ているような気がするからだ。いきなり女性になるなど、あり得ない。
「そういえば俺、ここしばらくボスコニアン製薬の聞き込み取材やってたっけ・・・」
先日、巷に溢れる覚せい剤の一部が、どうもボスコニアン製薬の研究室から流れ出
ているらしいと馴染みの刑事から聞かされ、巧は単独で裏を取りに行っていた。
まだ手探りの状態で、デスクにも内密で繁華街に溶け込み、聞き込みに回っていた
のだ。その中で、地回りのギャラガ一家のやくざ者から、有力な手がかりを得た。
「そうだ。それで昨夜、ボスコニアン製薬の研究主任とアポを取って・・・」
樋渡という製薬会社の主任に狙いをつけ、巧は迫った。樋渡は借金があり、覚せい剤
をやくざ者に流しているという疑いが濃厚だった。その裏を取る為に、繁華街のスナッ
クに呼び出して・・・
「何か、おかしな薬を飲まされたんだ!」
水割りを何杯かあおった時、巧は急に眩暈を覚えた。酒豪の部類に入る自分が、これ
しきの酒で酔うはずが無い・・・そう思った時には、意識が消えてしまった。そして気が
つけば、この有り様である。
「とすると、あの薬に何かが」
樋渡はDNAの研究に長年携わり、様々な結果を残しているという。それらは今後の医
療に画期的な治療法を齎す事を期待されているらしい。
238:ステテコ女王
07/03/12 23:06:00 4Uet8su3
巧は樋渡に一服、盛られたと確信した。そうとなれば行動に出る。そろそろ夜が明
ける。この体を元に戻して貰わなければならない。そして、樋渡の犯罪を世間に知
らしめる必要があった。
「やってやる」
巧は部屋を出た。体が女なので、着ている物はそのままで行く。これらは恐らく、
樋渡が寄越してくれた物だろう。復讐を兼ねて御礼をせねばなるまい。巧にジャー
ナリスト魂が戻っていた。
しかし、駅まで歩き始めてはたと気がついた。
(俺はどこへ行けば良い?)
女の体ですっぱおいC新聞のデスクか─とても、行けない。一晩で女になった
理由を、いかに好奇心に満ち溢れた記者仲間でも、信じる事は出来ないだろう。
第一、内偵だったので誰一人として、樋渡やボスコニアン製薬の事を知らない。
それ以上に、すっぱおいC新聞本社の玄関を通しては貰えないだろう。社員証は
持っているが、以前の面影は少しもないのだ。
(俺は、誰だ?)
通勤時間が迫り、人々が行き交う街中で巧は自問した。自分には、自分を証明する
物がない。ただの女でしかない。誰がどうやって自分を一之瀬巧と証明してくれる
のか。妻子は─無い。父母は田舎にいるが、この姿を見て我が息子と思うだろう
か。友人は─顔なじみのスナックの女は─考えれば考えるほど、巧は自分が
孤独である事を知った。
「どうしようも・・・ない」
無力だった。ただの女がひとりで何が出来よう。昇りかけた日の光に照らされなが
ら、巧は絶望し、体中から力が抜けていくのを感じた。
239:ステテコ女王
07/03/12 23:19:53 4Uet8su3
繁華街の裏通りに落ち武者という名の、安ソープがある。最近、そこに真理奈と
いう名前で、美しい女が入店したと、風俗好きの間でちょっと話題になっていた。
素性は分からないが飛び込みで店へ来たといい、経営者は良い拾い物をしたと
顔を綻ばせた。
「いらっしゃいませ」
真理奈は客が来ると、三つ指ついて出迎えるのを常としている。柔らかで乳白色
の肌に、ピンクのキャミソールを着ていた。
今日はこれで三人目。しかし、真理奈は疲れた顔もせず、にっこりと客を出迎える。
「失礼します」
真理奈は客をマットに寝かせ、自分の体にローションを塗って洗う。大ぶりな乳房
で背を洗われた男は皆、マットに突き刺さらんばかりに男根を昂ぶらせる。そして
一刻も早く、真理奈に濃厚なサービスを求めるのだ。
「真里菜ちゃん、しゃぶってくれる?」
「はい」
ローションをシャワーで流してから、客を湯船につからせて波間に浮かぶ潜望鏡
の如き男根を、唇で愛撫する。ここで長湯をすると肌が荒れるので、客を急かさな
ければならない。真理奈は男根を深く咥え込み、切ない眼差しを客に向けて媚び
を売った。早く欲しいと思わせなければ、肌は油分を失いカサカサになる。それが、
辛かった。
「ベッドに行きません?」
「いいよ」
サービス時間の九十分のうち、いかに長く体を使わせないかが、泡姫には長生き
の条件になる。真理奈はなるべく早く客を終わらせ、後は楽しいお話で凌ぐので
あった。
240:ステテコ女王
07/03/12 23:33:27 4Uet8su3
午前二時、落ち武者の看板は電源を落とされ、真理奈も漸く仕事を終える。今日は
四人の客を取り、疲れ果てていた。店の方からあてがわれた部屋へ戻り、タバコに
火をつけてビールを煽った時、経営者がやって来た。
「ご苦労だったな、真理奈」
「いいえ」
「悪いがもう一仕事、頼めるか」
そう言って経営者は、ズボンのチャックをおろした。山田という醜い五十男で、顔はあ
ばたまみれ、結婚はしているが飲む、打つ、買うのどうしようもない人間だった。
「いいけど、心臓の方、大丈夫なの?」
山田は心臓を患っており、あまり激しい運動をするべきではない。真理奈はその辺
の事を慮っているのだ。
「大丈夫だって。さ、わしもあまり時間がないんだ」
青畳の上に押し倒され、真理奈は足を開いた。
(エロジジイめ)
今日、五人目の男を受け入れながら、真理奈こと一之瀬巧は腹の中で毒づいた。
「いいか、真理奈」
「いいわ、山田さん!素敵よ!」
女にされてから数ヶ月が過ぎ、男に抱かれる日々が続いていた。いや、実はほとん
ど、巧は女になりかけていた。
自分という存在を失い、孤独に苛まれた巧は行き場を求めて街をさ迷った。そのうち
金も尽き、借りていた部屋も追い出されて路頭に迷う。冷たい雨に体を責められ、つ
いには風俗店へ飛び込まざるを得なくなった。女一人、身元も保証されないとなれ
ば、働ける所など限られている。巧はここで、泡姫として懸命に働いた。後が無いの
で、それこそ死に物狂いだった。
241:ステテコ女王
07/03/12 23:49:17 4Uet8su3
山田が体を入れ替え、巧の両腕を馬の手綱でも引くようにとった。山田はこうして
後ろから女を責めるのが好きだった。
「いいか、いくんだ、真理奈!」
「いくわ、私!山田さんので!」
初めは嫌で嫌で仕方が無かった男根の感触も、今は愛しい物だった。最近は尻
の穴での性交も覚え、女としての自分に目覚めてしまっている。
「わしもいくぞ、真理奈!」
「いって!」
高い階段を一気に駆け上るような感覚が巧の腰から、背中を通った。頭の中が
白くなり、素晴らしい瞬間が訪れる。
「ああッ!いくッ!」
この時ばかりは、膣内へ大量に出される山田の子種の温みも心地良かった。巧
は腰を使い、男根を奥へ奥へと飲み込もうとした。そういう習慣が身についていた。
「良かったぞ、真理奈。じゃあ、わしは帰るからな」
「・・・おやすみなさい」
「明日は休みだったな。しっかり体を労われよ」
「ありがとう」
帰り支度をする山田に巧は口づけを捧げた。もう、おべっかなのか本心からなの
か、分からなくなっていた。女という物の本質的な部分は、こういう物だと思うしか
無かった。
山田が消えてから、再びタバコとビールを口にする。新聞を見ると、ボスコニアン
製薬についての記事があった。巧の目が光った。
「再生医療に救世主。樋渡教授、DNAを自在に操る研究成果を発表・・・か」
紫煙をくゆらせながら、巧は膣から流れ出る山田の子種を、指で拭き取った。
242:名無しさん@ピンキー
07/03/14 01:20:53 pInDLlg0
ステテコさん久々ですね。楽しませて頂きました。
243:名無しさん@ピンキー
07/03/15 18:03:47 a2HBXzDp
定期age
ご利用はご計画的に
いろんな方GJ!!
244:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 04:38:45 8CBCgLaH
GJ鬼ありがとうございますー!!
生きる気力がわいてきますヽ(`Д´)ノ
こんなぐだぐだ話のストーリを、気にして見てくださったなんて恐縮です。
では、「続ける」のつづきから、スタートです。
245:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 04:39:24 8CBCgLaH
いっそのこと
もう、いっそのこと……
行為の最中筧はそっと部室の外へ出た。
陸をけしかけたのは自分だというのに、途中から見ていられなくなった。
(俺は何を考えていた?)
他の男に抱かれているセナを見て体が急激に冷めていき
暗い暗い感情がわき上がったのだ。
もう、いっそのこと セナを
殺してしまおうか、と
殺してしまえば誰の所へも行かない
自分だけのものになるのでは と
それはあまりにも身勝手で、非人道的な感情
自覚症状の無いまま、徐々に徐々に病んでいき腐りかけた心
壁を背にし、体がゆっくりと崩れ落ちる。
(このままでは本当に殺してしまいかねない……
………伝えよう。)
切なく鳴いている彼女の声がうっすらともれてくる。
その声を聞きながら、筧は自分のしてきた事を思い起こす。
あまりの罪の深さに涙も出なかった。
246:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 04:40:07 8CBCgLaH
一方的な行為が終わった後、二人の荒い息が部室の中こだましていた。
長い沈黙の後陸が口を開く。
「………セナ」
「……ずっとずっと、会ったときからずっと好きだった。
今まで思い続けてた。 でも俺は臆病で、怖がりで、セナを好きなことを隠してた。
お前の優しさを独占したいのに、思いをぶちまけることでお前との関係がくずれることが怖かった。」
「……」
「俺の事なんて見てないの知ってた。それに、初めてお前が人の為じゃなく自分の為に行動してた。
応援しようって思ったのに……お前の側にいるだけでいいって思ってたのに!なのに俺は!」
セナへの独白は、徐々に陸自身を責めるものへと変わっていった。
「………リク」
「……ごめんね、」
あろうことかセナは謝罪の言葉を口にした。
「馬鹿か!?何でお前が謝るんだよ!こんな酷い事されてなん……」
ふわりと優しい温もりを感じる。
服が破れたまま、ひどい格好のままのセナに陸は抱きしめられていた。
「……セナ」
「身勝手な私は何も見えて無くて、あなたをこんなに追い詰めて
その事に今更気づいてごめんなさい。」
その言葉が体に染み渡り、頬を涙が伝っていた。
普通泣くのはこの場合セナの方だろう。
自分に涙を流す権利など無いと、陸は思う。
「……馬鹿だよ、ホント」
「うん、………私、馬鹿だから」
「……また俺に、襲われるとか思わないわけ?」
彼女は首を横に振る
「信じてるから」
抱きしめられたまま、陸はみっともなく声を上げて泣いた。
愛しいセナ
この体を抱きしめ返したいがそれは許されない。
近くにいて今度こそ守ろう。
もう誰にも傷つけられないように、
俺の願いは、君がずっと笑顔でいてくれること。
247:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 04:40:50 8CBCgLaH
二人が部室から出ててきた。真っ先に筧を警戒する陸。
「実はさ。」
しゃがみ込んだままの体勢でセナに話かけた。
「俺、セナの事好きなんだ」
信じられない程さらりと言われたその言葉だが、内容はセナの予想もしないものだった。
今までのあの行為は
「………」
「死にそうな程好きなんだ。」
憎いからするのでは無かったのだろうか
「…」
俯いてしまってる為、セナが何を思っているか読み取れない。
「大体セナはさぁー。魅力のある女だっていう自覚が無さすぎだって。
俺だって健全な年頃の男なんだから、もうちょっと警戒してくれないと困るって。」
「………」
「……」
「……セナ、今までごめんね。」
「俺の事殺してくれていいよ。」
嘘では無い。
殺されても仕方が無い、それだけの事をしたのだ、と筧は思っている。
セナは俯いていた顔を急に上げた。
二人の瞳がかち合う。
パンッ!
セナは手を振りかざし筧の頬をはたいていた。
「これで、おあいこです」
殴った右手をぎゅっと押さえてそう言った。
「……チャラにするってこと?……せ、セナって、バカ?」
「筧君の方がバカです」
「いやいや、いや!セナには……」負ける、と言おうとして言葉に詰まった。
彼女は嗚咽を堪え、静かにぽろぽろと涙を流していたから
「……我慢しないで、ほら」
もっと殴ればいい、と両手を軽く上げ自分が無抵抗である事を証明する。
(そういえば、……アイスピックが部室にあったよな。)
取りに行こうと、重い腰を上げようとした。
「違います、そうじゃない!」
「?」
「……殺してなんて そんな事…言わないで」
「俺の心配なんてしてるの?」
「……。」
セナは手の甲で一生懸命涙を拭っている。
「ほら、そんなおっきい体で丸くなってないで」
帰りましょう、と筧に小さな手を差し出した。
しかしそれを掴む権利は無い事を彼は知っている。
「ありがとう。先に帰っててよ」
頬を張られたというのに、全く痛みを感じない。
(……思いっきりやればいいのに、あれじゃ叩いた手の方が痛いよな。)
バカで優しい愛しいセナ
この気持ちを諦めるなんて今は無理な話だが
己の欲を叩きつけるだけの行為はもうしない。
248:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 04:41:20 8CBCgLaH
翌日
セナは学校帰りに陸に手を引かれた。
行きたい場所があるからと言われ来たのだが、着いた所はよく見慣れた川沿いの道だった。
「じゃあな!セナ」
「……」
「え? リク!?」
突然別れを告げられ、気づいた時には既彼は遠く離れていた。
どうしていいか分からず、セナはその場で突っ伏す。
ふと空を見上げれば、よく晴れ渡り心地良い風が吹いている。
長い長い道を見渡せば、力強く駆ける男の姿。
それを見つけたセナは何かに弾かれたように走り出す。
進とセナがここで会ったばかりの話
「こんにちはー進さん」
話しかけられたというのに、彼の足は止まらない
セナを一瞥しただけで、すぐに前を向きなおす。
「あぁ、アイシールドか」
(気になる………今日こそ思い切って聞いてみよう)
「進さん。変なこと聞いてもいいですか?」
「、、」
セナはおずおずと小動物の様な瞳で進を見上げ、問いかけた。
「何だ?」
「あの、どうしていつもフードを被ってトレーニングをしてるんですか?」
(進さんのことだから、トレーニングの秘訣なのかな?)
「……こうすると視界が狭まり、多少だが雑音も聞こえなくなる。」
余計な事に気を取られずにすむからだと、冷ややかに言い放つ。
249:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 04:42:11 8CBCgLaH
そんな事で話かけてきたのかと思うと進は溜息が出た。
「だ、だめです!危ないですよ。私の話であれなんですけど……
以前、音楽を聴きながらヘッドフォンをつけて自転車に乗ってたんです。
他の音が聴こえずらいから車が来てるのに気がつかなくて、事故一歩手前の状態になった事があるんです。」
「……あ」
必死になってその危険性を力説するが、自分の失敗を晒す事になった。
今はやってませんよ?と、恥ずかしそうに笑顔を浮かべる。
「………。」
返す言葉が見当たらなかった。
(何を言ってるのだろうかこの少女は、……そうとうズレているのか?)
「お前も邪魔だ」という意味を込めて言のだがセナには伝わらなかった。
伝わらないのなら、露骨に言ってしまえば良かったのだが
不思議とそんな気にはなれなかった。
日課のコースが同じため、二人は何度も顔を合わせここで話をした。
といってもそれはセナからの一方的なもので、話といえるようなものではなかった。
進はその度にペースを乱された。
しかしそれを不快に感じる事は無かった。
やがて彼女の話に耳を傾け、足を止めて会話をするようになった。
会える事が楽しみになった。
そしていつしかセナの声だけは雑音に聞こえなくなっていた。
自分の名前を呼ばれるだけで、心が穏やかになる気持ちに気づいた。
その頃から彼はフードを被ることをやめた。
そして現在
「進さん!!」
セナは声を張り、進に追いつこうと全力で走っていく。
彼はそれに気づき
視界を遮り、雑音を遮断していたそれを外す。
孤独な世界に音が響き、光が差し込んだ。
終
250:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 04:44:12 8CBCgLaH
「続ける」ED終わりましたー。
この後和姦エロを書きたかったのですが、あまりに長くなってしまった為ここで強制終了です。
目を通して下さった方、本当にありがとうございました。
次は、「辞める」を選んだ場合のEDになります。
流れ的には218からの続きとなっています。
セナ視点で進行し、途中から第三者視点になったりと読みづらい感じです。
後味が悪い&セナが最高に可哀想で救いようの無い話となってます。
(まだこれ以上可哀想なのかよ、って感じですが)
それと露骨なエロ表現がありますので、耐性がある方のみお読みください。
では、平気そうな方のみ
どうぞ
251:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 04:44:42 8CBCgLaH
あの出来事から三日が経っていた。
学校が終わって外に出ると、今日もリクがいてくれた。
また部活を休ませてしまったのかな
もう大丈夫だから、あんまり私に構っちゃダメだよ。
だけど、一緒に帰ろうって言ってくれて 小学校のときみたいで
なんだか凄く嬉しくって、今日も甘えちゃった……
次こそ断ろう、
リクと話をしながら歩いてるとあっという間で、もう私の家が見えてきた。
別れを告げて私達は反対方向に歩き出す。
……立ちくらみがする。
……
ちょっと味わった事が無いくらい酷い。
ご飯あんまり食べてないせいかな
……どうしよう、気持ちが悪い。
その場から動けなかった。
「セナ!危ないっ!!!!」
振り返ると凄いスピードで赤い車が飛び込んできて
キキーィ!!!!!
ブレーキの音とリクの叫び声がした。
―――
「誰か!!救急車呼んでくれ!!!」
しっかりと意識があるけど、声が出ない。
出そうとするんだけど、ひゅーひゅーと音が漏れるだけで声にならない。
それに強打した右肩の痛みですぐに起き上がれない。
ダメだ、痛みが少しでも治まるまでじっとしてよう……。
倒れたまま横向きで目を閉じる。
「クソッ!何だよ!? 何でこんなに血が出るんだよ!!!」
……
リク、制服が汚れちゃってる
大丈夫だから そんな顔しないで、泣かないで
平気だと伝えたくて起き上がろうとしたのに
……!!
右足に激痛が走って立てない
あまりの痛さにセキまで出てくる。
よく見ると吐血していた。
サイレンの音が近づいてきて
……
その音を聞きながら私は気を失った。
252:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 04:53:49 8CBCgLaH
………
ここは……
白い天井
それに、ピ、ピっていうこの音……確か心拍数を計る あれだよね。
……病院かな?
「……先生!目を!……目を開けました!!」
お母さんの声とパタパタと誰かこっちに走ってくる音が聞こえる。
「セナ! もうダメかと……良かった」
その後。自分に何があったのか教えてもらった。
五日間生死の境をさまよったって、そんな事言ってた。
それから三日後。
お医者さんが病室まで来て、私の怪我について話し始めた。
右肩、肋骨、右大腿骨を骨折、右足首を複雑骨折、肺挫傷、その他いろいろ、重体ということで運ばれたらしい。
ちょっと待って……大腿骨と、足首って
「右足、肩は何ヶ月かリハビリをしてもらえれば日常生活になんら支障はありません。」
……
ダメ、それじゃ大会に間に合わない
「ただ、激しいスポーツなどはこれから出来ないでしょう、それより肺挫傷の方なんですが……」
嘘ですよね
激しいスポーツは……できない?
「……、……!!!!!」
叫んでるつもりなのに声が出ない。
「小早川さん、落ち着いて!肺を損傷してるんだから興奮しないで!!」
もうアメフト出来ないの?
「鎮静剤持ってきて!」
私からこの足を奪わないで……
253:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 04:55:07 8CBCgLaH
リハビリを終え退院をする頃には季節は春になっていた。
学校にも行けるようになって
40ヤード走の測定をヒル魔さんにお願いした。
出来ないって言われたけど、そんなわけが無い。
そんな事やってみなきゃ分からない。
全力で走ったつもりだったのに、6秒4
確か、ベストタイム4秒2だったよね?
それに……もの凄く息が切れる。
この肺のせい?
「………」
「もう、諦めろ。」
「まだ……」
「うるせぇ!!!」
「大会も終わった、……それ以上自分を追い込むな。」
確かに足しか取り得の無い私は、もうアメフトは続けられないのだろう。
たくさんリハビリしたけど
これ以上はよくならないって、自分の体だから分かる。
居ても皆の迷惑になるだけ
なら……これ以上は続けられない
254:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 04:56:45 8CBCgLaH
あれから退部届けを出して、私はアメフト部を辞めた。
学校をずっと休んでたっていうのに、そのまま春休みを迎えてしまって時間を持て余す。
……病院に何度もお見舞いに来てくれた進さん。
リハビリがちょっとつらくて、へこたれそうになったとき
「良くなるから、諦めるな」って励ましてくれた。
私なんかを愛してるって言ってくれた。
私もあなたの事が好きです。どうしようもなくバカみたいに大好きです。
でも、あなたの愛してくれた足はもう無いんです。
伝えたところで困らせて悲しませるだけ。
それならこの気持ちは伝えないままフタをしよう。
進さんの部活が終わるまでちょっとここで待たせてもらおう。
王城の校門前で暫く待っていると
あ、
「セナ……わざわざ来てくれたのか?」
言わないと
「わたしは……」
「私は!なんにも取り得が無いただの小早川セナです!もうアイシールドじゃありません。
だから!!忘れてください!進さんは私なんかと釣り合わないから!!
だから、……だからもっと素敵な人が見つかります。」
「………忘れろ、だと?お前はそんな事を考えていたのか?俺がお前の足を愛していたとでも?」
なんだろう……進さん凄く 怒ってる
逆鱗に触れてしまったような……そんな気がする。
「来い。」
思いっきり手を引っ張られ、後ろをついて行く。
もう日が落ちてる 辺りは真っ暗で
誰も居ない公園に着いたと思ったら
……進さんにいっぱい、いっぱい抱かれて
255:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 04:58:56 8CBCgLaH
お願いです。進さん
私の事なんて忘れてください。
今はこうやって愛してくれるけど、いつか私に魅力が全く無い事に気づいて
呆れられて、嫌われるのが怖いんです。
だからもう、私を忘れて下さい。
見たことのある部屋が目に入った。
……!
なんではだかなの、それに腕が後ろで包帯かさらしで縛られてる。
………恥ずかしい、これじゃあ体を隠すことが出来ない
「目が覚めたか?
ここは離れの家でな、母屋は同じ敷地にあって家族はそちらに住んでいる。」
俺が何をしようと家族は興味が無いらしくてな
「監禁生活」に付き合ってもらうと、確かにそう言った
か、監禁?……って、
そのままベットに押し倒されて
叫んでも暴れても、許してくれなくて
……その後はもうあまり思い出したくない。
いつか解放してくれるって、思ってたけど全然そんな気配が無い。
むしろ行為の回数が増していってる、、
時計も外されてしまったから、時間も日にちも正確に分からない。
ここに来てから月を七回見たから、七日経ってるのだろうけど
日中問わず抱かれ続けているせいで時間の感覚が麻痺してきてる。
日にち……きっともう、これ以上覚えていられない。
快楽ばかり与えられて、何が普通なのかよく分からなくなる時がたまにある。
正常な意識を保っていられない……。
256:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 05:00:11 8CBCgLaH
監禁八日目
「……や、やめてください」
身体を支えられ、セナは四つん這いにされている。
進は保温効果のあるハンドクリームを指に多量に塗り、何度か膣へ挿入しぐるりと掻き混ぜる。
そして薬箱から消毒液を取り出し陰裂に数回吹きかけた。
「用事があるのでな、そこで待っててもらえるか?」
そう言って、セナを残し部屋に鍵をかけ出て行ってしまった。
「、っ……」
………
…!?
(な、何? これ)
身体を異変が徐々に襲ってくる。
(……つめたい、ちがう、、あつい……すごく なかが あつ、ぃ、、く、…く、るしい)
はぁはぁ、と切なげな吐息を漏らしながら
身体を支配する熱から逃げる手立ては無いかと虚ろな目を泳がす。
そして目に飛び込んだのは木製の机。
のろのろと足を動かし、セナはその前に立った。
(……、わたしは、な、にを かんがえてるの?)
あろうことか彼女は足を微かに開き、机の角に自分の陰部を押し当てていた。
自分の考えている事の恐ろしさに足が震える。
(だめ、だめ、……だれか…とめて)
そうしていても膣から出てくる粘液は、ポタポタと止まらない。
「は、、っはぁ」
立っているのもやっとなほど甘い快楽の波がセナを襲う。
……そして欲望は理性に勝った。
「………ん、んっ、」
割れ目を擦ろうと健気に腰を揺らす。
酷く艶めかしくて背徳的なその姿。
「あ、ぁっ…ぁ、あっ、は 」
(、こんなこと……、…どうしよう……すごく……きもちいい )
「ん、………はぁ、ぁっぁ、ぁ」
257:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 05:02:17 8CBCgLaH
くっ、ちゅっ
「随分刺激的な光景だな。」
「!?……ん、っん、ん…ぁ」
くちゅ、ぬちゅ…
厭らしい音を立て机と接触しているそこを、進は表情一つ変えず凝視する。
「気にせず続ければいい。」
「……あ、は…っくぅ、……な、んで、? とまら…ない」
(進さんが見てるのに、腰が止まらない )
「みないで、 お願い、みないでぇ……」
彼女の願いを無視し、つかつかと近寄る。
「ひ、っぅ、こないで……」
「違う、他に言うことがあるだろ?」
豊満な胸に方手を伸ばし、硬くつんと尖らせている乳首を掴む。
「っ、!」
そのまま軽く捻り上げた。
「――!!きゃ、あぁっぁ、、ひゃ、ぁ、ぁ」
くりくりと捻っては突っ張りぱっと手を離す、そんな事を断続的に続けられた。
「は、はっ、はぁ……」
「以前に教えた言葉があるのだから、言ってみろ」
「っぁ、も……ぅ ムリぃ たすけ て……」
「……まぁ頑張った方か。」
床へ押し倒され、四つん這いの格好で何度も何度も突き上げられる。
声が枯れ果てるまでそれは続けられた。
258:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 05:04:49 8CBCgLaH
監禁九日目
散々指で中を解し、数分放置したら、またそれを繰り返す
セナが一度も達せないまま時間だけが過ぎていく。
「は、……はぁ、はぁ」
仰向けに寝ているセナの両足を肩に担ぎ上げ
自身の雄を女性器にあて
割れ目とクリトリスにその先端部を擦りつける。
「っ んっ! ぁっ……や、ぁ」
ぬりゅっ、にりゅっ
ぬるぬるに濡れているそこに擦れる度、淫猥な接触音が聞こえてくる。
「まだ言えそうにないか?」
「もぅ、、やっ、め、許してぇ、あっ、ひゃっ、あぁんっ!」
そんな淫行を続けられ、尻の方まで愛液がつたってぐしょぐしょになっている。
「お前のように感じやすい身体は直にここだけでイケるようになる。」
クリトリスの皮を剥き愛撫しながら言う。
ぐちゅ、にゅりゅ
「う っん゛、――ぁ、あぁ!ひぃ、ぃ!」
背を反らせ、白い喉もとを曝けだし悲鳴に似た嬌声をあげる。
身体と精神は限界まで追い詰められていた。
「どうして欲しい?言ってみろ」
セナはなけなしの理性を働かせ、首を弱々しく振り拒絶の意思を示す。
「では、今日はどうするか」
「……ここに芋茎でも入れてみるか?」
「!っ」
聞きなれない単語がまた出てきた。
しかしこのまま抵抗をすれば、何が待ってるか容易に想像がつく。
身体に教えられた仕打ちは、昨日だけの事ではない。
それを思い出すだけで、急激に身体は火照りだす。
「……や、やめて」
「言えるか?」
「い……います、だから」
259:アイシールド21でお邪魔します
07/03/16 05:06:36 8CBCgLaH
息を小さく吸い込み、教えられた言葉を搾り出す。
「……わ、わたしの 、い…やらしい、……ここに…
進さんの …ぉ、…ちんちんを いれて、たくさん……ついて ください…」
蚊の鳴く様な声でそういうとセナは泣き崩れた。
「ぁ、こんな 、こんな………!」
「よく言えたな……。」
満足そうに呟き亀頭をめり込ませ
そのまま肉棒をゆっくりと進入させる。
ズ、プ……
「ん、、んん゛ーー!!!!ああ、や、やぁぁぁ――!!!」
髪を振り乱し、きつく目を閉じる。
「自分から強請ったくせに、嫌ではないだろう」
ぐぷぐぷと生々しい音を立て、肉棒は膣へと収まっていく。
(怖い!恐い!!!!!自分が自分でなくなる。あたまがへんになる!!!)
「お前はもう戻れない、逃げられない。」
「………はっ、ぁ」
「大丈夫怖くない」
優しく優しく愛おしい者を抱きしめ、ゆっくりと律動を開始する。
グチュ ヌチュ……
「壊れてしまえばいい。」
ズプ ズッ……
「……俺はとうに壊れているのだから。」
(……しんさんといっしょ……?こわくないの?)
頭の中で何か、糸が切れたような音がした。
―――
「は、っん く……ん い、ぃ…ぁ、あ、っあ」
抵抗をする切ない喘ぎ声ではなく、セナは悦楽まじりの声をあげていた。
こんな声は初めて聞く。縛っていた両手を自由にしてやれば
自分でクリトリスを慰め、胸の突起をくりくりと弄び
嬉しそうに、……悲しそうに身悶える
その姿は目眩がするほど、壮絶に美しい。