◆◆ファンタジー世界の女兵士総合スレpart3◆◆ at EROPARO
◆◆ファンタジー世界の女兵士総合スレpart3◆◆ - 暇つぶし2ch283:名無しさん@ピンキー
07/01/06 13:31:35 QB99nd4E
続編投下待ってるw

284:名無しさん@ピンキー
07/01/07 02:29:00 39FRSZtP
ルナとカイヤの心情の絡みにぐっときた。
続きを楽しみに待ってます。

285:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:07:26 1WnAauIk
またお前かよ!と言われてしまいそうですが、

そうです、私です、としかお答えできません、どうか、ご容赦ください。
前回のルナの続編です。

今回の話は、全体に色んな構想が絡んでしまいました。
思っていたより書きたいことがどんどん増えてしまいました。

これも、全員が繋がるまでに、必要な要素、と書いた本人が思っているので、
どうか許してやってください。

クウリの話は、この編が終わって繋がる予定です。

長くなってしまい、申し訳ないです。
同時に、レスくれた方、ありがとうございました。
(ルナとカイヤのところは自分でもかなり気を使ったので嬉しい限りです)

では、以下から。



286:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:11:37 1WnAauIk
倒れたルナを引き起こしながら、
「捕虜になる可能性も・・・・」わかっているな、と含めてささやくように大佐は言う。
「・・・・・はい」
ルナが苦しげに口を開くのにこの大佐、ツィツァは眉をゆがめていた。
出来るだけ寄りかからないよう必死な様子で礼を尽くすルナに、彼は少し哀れみを感じた。
「カイヤが逃げ出した理由を、知っているのであろう?」
ルナは、押し殺した声で「はい、」と言った。
「では、同じ女のお前に耐えられるとも思えぬが」
ツィツァは、まんじりともせずにルナを見た。
「同じ目に合うのだぞ」
何か仕置きを後伸ばしにするような理由があれば、せめてこんな姿を皆にさらすこともなかったのだ。
止めようとした、でもいい。下らない言訳だが、それでもまだこんな事態にはならなかった。
聞かれるがまま、素直に答えてしまったルナの不器用さを、もどかしく、腹立たしく感じた。
いや、その前に何故カイヤを助けるような真似をしたのか、と惜しまれてならない。
仕置きをする立場として。
カイヤの逃亡はある程度予測出来たことであったし、ツィツァにとっては、ルナによい影響を与えないであろう彼女が
去ることは、特に心煩わすことでもなかった。
ただ、それをルナが助けることは計算外であり、裏切られた、とも余計腹立たしい。
ルナは、反抗的にもならず、ひたむき、といえる目で見返してくる。
情けを請うような色はなく、普段どおり勝気な目だった。
「いい訳くらい、すればよいものを」
いらいらと、彼は言った。
女は時に妙な連帯感を持つものだ、とため息をつく。


287:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:13:40 1WnAauIk
何故、自分を庇おうとせず認めた?
ツィツァは、考えれば考えるほど苛立つ。
ルナ、ほかの者に負けない実力、このままいけば歴史に名を残す騎士になったろうに。
彼は、悲しそうにルナを眺めた。
「おまえ・・・・・・・」
このまま行けば、それをやって見せる段になるだろう「女が受ける拷問、それを耐えられると」
彼は言いながら、カイヤは慣れたものであった、と思う。
彼女はどちらかと言うと、女であることを特権に思っていたように見えた。
貴重な存在は大切に扱われるべきだ、という思い込みを覆され、逆上したと聞く。
逃亡にも納得がいく。
このルナは全くの正反対で、女であることをどこか劣等感としている。
その、ひたむきさが却って痛々しい。
上司として、あってはならない考えに、彼は戸惑った。
もうこれ以上、ルナを傷つけたくない、と思ってしまうのと、任務の遂行とにツィツァは葛藤した。
試すようにルナのあごを持つと彼は、黙っていたが明らかに期待したようなほかの2人を横目で見やった。
「耐えられるのか」
「はい、耐える、所存に、ござい、ます」
息を切らせながらまっすぐ透明な目で言われて、
「耐えたからとて、先があるのを知っているのか?」
ルナが、困ったように申し訳ありません、と俯き、
「・・・先は、わかり、ません・・・・」
濡れた髪、潤んだ目のルナが堪えるのを、ツィツァは胸をつかまれるような思いで見た。
ふん、と彼は笑った、「痛みに耐えればいいと言うわけではない」
「耐えられるものか、試してみよう」
ルナがはっと顔を上げたのに、彼は強烈な一撃をこめかみに食らわせた。
ルナは当然、吹っ飛び壁に激突する。
大きな音を立てて、ルナの体はぼろきれのようにのたうった。
「ごほっ・・・ん・・・ぐ・・・・っ」
何度か瞬きをし、必死に意識をつなぎとめていたが、やがて糸が切れたように、ぐたりと倒れた。
彼の思惑通り、意識を失った。
2人が駆け寄り、上擦った声で「どうしますか」と腰を浮かせるのに、ツィツァは「もうよい」と言い、
明らかに落胆した2人に振り向かずに「兵舎にぶち込んでおけ」と命令をした。



288:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:16:00 1WnAauIk
翌朝、普段の起床時間に辛うじて間に合ったルナは、痛む体を押さえ他の訓練生に混じった。
だが、どんなに耐えて抑えられるものではない痛みが全身を襲い、彼女は何度か倒れそうになる。
隣の者、後方の者がルナの体に触れ、起こす。
どこを触られてもルナが無反応なのをよいことに、彼らはここぞ、といわんばかりである。
指導中のツィツァは見ていられず、何度目かに彼女がふらついたとき、退出するように言った。
苦々しく怒鳴った、いわく、
「どのような意識で訓練に当たっている?それでは全く実戦で役に立たん!!」
ルナは謝ったが、衛生兵に連れられ、部屋に戻っていった。
ツィツァはその後、一同からルナへの興味を逸らすために、一層厳しくも怒鳴っていた。
彼は我ながら、庇いすぎだと思いながら、それも周りのために必要な指導だと自分を落ち着けた。
幸い、誰も彼の煩悶を気にする者はいなかった。
その頃、普段なら、昼間眠れることを嬉しいと思うのに、粗末な寝床にルナは落ち着かず横たわっていた。
薄い毛布を引き上げ、昨夜からのことを考える。
カイヤは、逃げたいわけではなかったのだろう。
「これで、一人勝ちね」思い返して口にしながら、今頃何をしているのだろうか、しぶしぶ逃げたカイヤは。
成功しなければ、どうなっていたのかな。
と、言ったところで遅い。彼女は逃亡に成功した。
今まで見てきたうち逃亡の成功を助けた者は、失敗したそれよりもひどい仕置きを受ける。
ルナはふいに昨日の仕置きがあれで終わったことを不思議に思った。
なんであれで、済んだんだろう。
成功したカイヤを補助した私が、何故あれで済んだのだろうか。
翌日の訓練に這いつくばってきた者も、最後まで退出を許されなく、倒れてもなお蹴られるもの、
仕置き途中で、血を吐きながら殴られた者、明らかに骨の折れた音・・・・。
そういうものを数多く、見てきている。
ルナはそれらを心を殺して見ないようにしていた。
激しい痛みの中でも打撲ですんだ体を撫でた。
どのような意識で・・・・
逃げようなんて思ってやしない、だが、昨日の最後、「耐えられるか、試してみよう」
と、大佐が言った、言った・・・・・・蹴られて・・起き上がって・・・
そこで、意識が飛んで・・・・・・・・・。


289:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:18:42 1WnAauIk
ルナは氷で打たれたように感じた。
試してみよう、といわれて意地でも意識を飛ばすものか、と思ったのに。
あそこから、全く記憶がない。気がついたらこの部屋に寝かされていた。
「試してみよう」
諦められた?耐えられない、と判断された?
優秀と謳われていたルナには、認めがたい屈辱だった。
まさか、と打ち消して、いや、と思う。
「試してみよう」・・・・私はそこで意識が飛んでいる。
耐えられない、と判断されたのだ。
あれで仕置きが済むわけがないのだ、私は、ここまで頑張ってきて、ここで終わるのか?
カイヤを逃亡させ、仕置き途中で気を失う失態。
見捨てられた?正式な通知が来るまでわからないが、今日の私の訓練の状況を見て、と最後の一縷だったのかもしれない。
生き馬の目を抜くようなこの中で、あの仕置きで済んだだけならいざ知らず、今日で決定打になったかもしれない。
一度そう考えると、もう他の考えにはいかない。
何のために今まで耐えてきたのだろう。
こんなことなら、一緒に逃げればよかった。
悔しさとともに、これで終わらない、といった決意のようなものが湧き起こった。
そう思うと、いても立ってもいられなくなる。
ただ、今出て行っても返されるのがオチだ。
どうするか・・・・・・ルナは、カイヤの使っていた棚に目をやるとそこに小さなビンを認めた。
カイヤがいつも飲んでいた薬、滋養強壮剤だ。
たいそう効く、と効いている。この際、何でも使えるものは使っておこう。
訓練が終わるまであと6時間、出来るだけ体力を。前と同じになっては、元も子もない。
ルナは、そのビンだけをめがけて起き上がり、あちこちにぶつかりながら手に取った瞬間、
ラベルを見ることすらせず慌てたように蓋をこじ開け、中身を飲み干した。
ふう、と息をついたとき、
がたん、とルナは倒れた。
昨日の睡眠不足を補うように、ルナは眠りに入っていた、手に持ったビンが転がる。
そこには、たどたどしい字で、処方箋のように、カイヤの字が連なっていた。

「使用上の注意
一回一匙
一日三回を目安に

女性用

いっぺんに飲むと、効きすぎるので注意」



290:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:19:41 1WnAauIk

夜に近い時間、訓練を終え身づくろいと食事を済ませたツィツァは、無意識にルナのことを思い浮かべた。
あの姿、誰が見ても欲情するではないか。
だから、女を受け持つのは嫌だったんだ・・・・、と思い、
区別は必要ないはずなのに、この自分がそう出来ないことに、腹立たしさと、自己嫌悪とに陥った。
彼は、カイヤの件に関係していなかった。
カイヤは、その前からうすらうすらと噂が立っていたのであり、必要はないのではないか、という
彼の提案に、2人の部下は「だからこそ、情感ですまないものを教えるべきです!」と言い張った。
彼は、あまりに止める自分が滑稽に思え、投げやりにに2人の部下に任せた。
今回は、その結果である。
敵に捕まったとき一番拷問に弱いのは女、と相場が決まっている。
前もって、慣らしておくことに彼に否やはない。が、ルナ・・・・あの子であれば、必要ないのではないか?
口も堅く、根性も下手な男よりはある。
無理にして、逃亡を図っても・・・とそこまで考え彼は唸った。
どうも、ルナをひいきしているように見える、と自分で思う。
実際にはそんなこともないのだが、彼は意識するあまりに考えてしまう。
やはり、周りへの建前もある。
近いうちに、ルナに仕置きをしなければならない。
でも、ルナ・・・・自分に向ける、あのひたむきな瞳を無くしたくない、彼はまたいらいらとしていた。


291:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:21:13 1WnAauIk
悶々としている中、突然何の前触れもなく、ノックの音がした。
彼は、予約のない訪問を少し疑問に思ったが、気を紛らわせたいのもあり「入れ」と言った。
「失礼いたします」と言っておずおず入って来たのはルナ、きちんと制服を着こなしている。
ツィツァは何故だか動揺し、後ろめたい気持ちそのままにドアを閉めるように言い放った。
かちり、と扉が閉まった瞬間、ツィツァは自分で言っておきながら、余計に慌てた。
自分の執務室に、ルナがいる。
「本日はまことに申し訳ありません」とルナがしっかりと言うのを、うろつきながら彼は「うむ」と答えた。
ルナは思いつめたように、吐き出した。
「私、逃げるつもりはありません」
「何?」
ツィツァが問うのに、ルナは唇を開けてまた閉じ、迷ったように、
「カイヤが受けた訓練を・・・・」
ツィツァは、どくん、とした「なんだと?」
「私、・・・耐えて・・ではなくて、その」もじもじと小さい声で言うのに彼は、ごまかすように
「なんだと!?きこえん!!」と突き放した。
これでルナが怯んで逃げてくれれば、と彼はどれだけ願っただろう、が、ルナは意を決したように、
「お願いします!!」と頭を下げた。
彼は、ここに見守り役がいないのを、是とも否とも思った。
今ここでなら他の男に触れさせずに済む。
迷っていた。ここで、ルナに仕置きをして、はたして済むのだろうか?
余計な意見を封じるだけの力はある、だがそれは、公私混同ではないのか?
いや、昨日の状態から見て、明らかに任務をずれたような彼らを見る限り、ここは俺一人で・・・
あるいは公私混同では、ないか?・・・俺は・・・・・
ツィツァが苛立っているのを感じ取ったルナは、やはりと思い、泣きそうに頭を下げた。
「どうかお願いいたします」
ごくっと息を呑んだツィツァは、しばらく考え込むふりで、あごに手をやったまま黙った。
「お見捨てなきよう・・・・」
ルナの声が、少し潤んだようだった。
ここで帰せば、こいつは諦めてしまうのではないか?それでは本末転倒だ。
ツィツァは、試すだけだ、と自分に言い聞かせた。
「耐えられると?」
「はい、耐えて見せます」
ほう・・・・とツィツァは言った、逃げないか、それを俺は確かめるだけだ。
「後ろを向いてみろ」


292:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:21:55 1WnAauIk

「はい」ルナは、びくりと泣きそうな固い表情を浮かべたが、それは一瞬だった、くるりと背を向ける。
思い知らせてやる。ツィツァは言った。
「そのまま、ズボンを脱げ」
ルナは黙って、痛む胸と腕を庇いながら、ゆっくりとそれを下ろした。
「・・・下着もだ」
ツィツァは、冷静でなくなっていく。
ルナのかすれた息は、はい、といったつもりなのだろう。
ツィツァは目の前で、震える指先をやっと動かして弱々しく脱いでゆくルナを、たまらなく思った。
が、悟られないよう重たく、
「手を壁に付け」
「はい・・・」ルナのそれは声になってはいたが、震えている。
背を向けていることも、また余計な想像を掻き立てていた、ツィツァは次第に高じてくるのを感じた。
自分を戒めようとし、が、朦朧として上手くまとまらない。
いや、これは任務だ、必要悪だ、任務だ・・・ルナが自分から申し出た・・・・俺に・・・お願いします、と。
「・・・足を、開け」
ツィツァの声がかすれた。
ルナは、一瞬置いて、じわりとほんの少し脚を開いたが、それ以上は、かかとを浮かせては、ためらっている。
実際には目に涙を浮かべていたものの泣いてはいないのに、背中から、泣き声がにじむようだった。
「・・・・いいだろう」待ちきれず大佐が言うのに、ルナは・・・足の間に乾いた空気を感じた。
ツイツアがルナの腰に触れる。
「・・っ」
びくっと身を引いてしまったルナは、すぐに「も、申し訳ありませ・・・」と消え入るような声で言う。
「・・・動くなよ」
改めて柔らかく触れると、冷たい肌、すぐにわかるほど力が入っている。
小さな肩、柔らかな黒髪が時折震える。
壁についた手は指先を握りこんでいる、それらはルナの緊張を顕著にしていた。


293:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:22:46 1WnAauIk
ツィツァは、ほぼ無意識に、ルナの足の間に後ろから指を差し込んでいた。
案の定、そこは乾いており、彼女の体の緊張と同じように、険しかった。
「くそ・・・」
これは彼の失敗である、自分の高まりと彼女との温度差に、つい口を出てしまったものだ。
指を話、自分を落ち着けようと深呼吸をした。
ルナは何か自分に至らないことがあったのかと慌て、よくわからないまま、
「申し訳・・・ありま、せん・・・」
と俯く、そのとき、髪は肩から零れ落ち、白いうなじがちらりと見えた。
ツィツァは、口を開くことができない、何を口走るか自分でもわからなくなりそうだった。
何も知らないルナは、沈黙に追い詰められていく。
だめなのか、ここまでしても。まだ・・・いや、もう・・・・
「大佐・・・・・」
この白い肌に思いっきり歯形をつけてしまいたい、ツィツァが葛藤し黙るのが精一杯なところにもってきて、
「お願いします・・・・・」
ルナの泣き声が聞こえた。
ツィツァは、ふつ、と切れたように、もう、何も考えられなくなった。
ルナの口をそっと大きな手で塞ぐ。
耳元で「声をあげるな、それから、このことは誰にも言うな」と言った。
誰にも言わなければ、任務の意味もあったものではないのだが、彼は必死にそう言った。
何もわからないルナは、ただ怯えたが、抵抗はしなかった、
「わかったか」
彼はルナの反応を待ちきれず、そう脅すように言う。
後ろ向きのルナの首が、こく、としたのを皮切りに、ツィツァはルナを強く抱き寄せ、その髪をかきあげると、
そのうなじから耳の下までに舌を這わせ、何度か繰り返すうちに、
「・・・・ぅ」口元を押さえた手のひらに、ルナの熱い息を感じた。


294:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:25:03 1WnAauIk
ツィツァはそこから耳朶を柔らかく噛み、空いた片手を上着の下に滑らせた。
冷たくしっとりと張った肌を撫でてから、すいと抜くと、したから一つずつ、ボタンを外す。
壁に当てられたルナの手が、とっさに引き止めるように控えめにその手を覆う。
「黙ってろ・・・」ツィツァは言ってルナの口から手を離すと、彼女の抑えようとしていた手を掴み指を絡ませる。
シャツのボタンまでを外し終えると、ツィツァは急に両手をルナの肩にあて、ぐるり、と表を向かせた。
ルナの目は、不安な色を浮かべているように見えた。
どうしたらいいかわからない、といったように眉根を寄せ、身を硬直させた。
今にも泣きそうな顔で、ひたむきに見つめてくる。
ツィツァは、ルナの髪に指を差し入れて引き寄せ、その淡い唇を吸った。
下唇を舌で刺激しながら、吸ってやる。ふと唇が開いたところで上唇を吸い、柔らかく、まとわり付くように
唇を味わった。
ゆっくりと離して見る、とルナの頬は染めたように赤く、瞳が潤んでいる。
もう一度、引き寄せる、口づけて舌でちろちろといじると、ルナはため息をつくように口を開く。
舌の先でルナのそれの側面をなぞる、逃げるそれをまた吸い引き寄せ-----、
片手で自分の着ていたものを脱ぎ去り、ルナの腰を抱く。
素肌が直接触れる感覚に、ルナは、驚き一度引いたものの、すぐにおずおずと肌を合わせてくる。
その慣れない様子、唇を合わせながらルナの乳房に触れると、急にルナは慌てたように顔を逸らした。
「だめ、です・・・・・大佐」
「だめだと?」
「いえ、あの・・・」
「なんだ」
必死に逃げるようなルナのそれを追いかけて口をつけると、ルナは悶えるように避けようとした。
「変な、・・・・変な感じ、が、して・・・・」
恥かしそうに、瞳を歪めて、体を隠すようにする。


295:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:27:34 1WnAauIk
ツィツァがわが意を得たりとばかり覗き込み、「どんな感じがするんだ?」と聞くと、
「~~~~」
ルナは困ったように眉根を寄せ、唇を尖らせて
「どういって、いいのか、・・・わかりません」
申し訳なさそうに、ルナは答えた。
あくまで真面目なルナを、彼は思わず引き寄せ口付け舌を絡ませながら、その場に座るよう促した。
素直に膝を折ったルナに、ツィツァは押し倒すように圧し掛かる。
2人で重なるように横たわると、唇を離し、
「だったら、何も言うな」
ルナの不安げな目を見つめて、じっとそのまま片手をルナの乳房に這わせた。
親指で転がすようにいじり始めると、ルナはたまりかねたように見開いていた目を閉じ、吐息をもらした。
指の代わりに舌を這わせながら、もう一度ルナの足の間に指を差し込む。
今度はルナが、敏感に跳ねた。
そこはゆるりと濡れ、指先が滑ったのに、
「あ、」とルナは小さく声を上げた、かと思うと止まらなくなったように指の動きに合わせて小さく声をあげる。
隠すように両手をそこにやったのをツィツァは掴み、胸元からつうううっと舌を滑らせた。
「いやあああ」
今にも顔を隠そうとする手を押さえながら、彼は茂みの中に舌を差し入れ、最初は突くように、それからゆっくりと
舌全体で舐めあげ、そっと吸い、細かにいじりながら吸い、息を吹きかけ、唇で撫でた。
ルナは膝を震わせている。
ルナの腕の力が弱くなったころを見計らって、彼は手を離した。
潤沢に潤んだそこに指を一本差し入れ、ツィツァは言った。
「ここに」


296:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:29:30 1WnAauIk
「・・や・・・・」悶えるルナを見下ろし、
また隠そうとする手を掴んで、どくどくと脈打ったものを握らせる。
「これを」
ルナは初めての感触に、びくりと指を離した。それを覆い、強く握らせる。
「入れる」
ルナの怯えたような表情、ツィツァは自身のそれをルナに握らせたまま、小さな入り口に押し当てた。
「耐えられると、言ったな?」
お願いします、とも、と言って彼は間違いなくそこに先を入れながら、ルナの手を掴みあげると、不意に身を起こし、
一気に、押し入れた。
ルナは当然、悲鳴をあげた、が、それは「よかった」と言うのに近いものだったかもしれない。
必死だった自分を認められた気がした。
決して、見捨てられていなかった、と言う実感。
自分の中に異物を受け入れた瞬間だった。
痛みは結構なものだったが、覚悟したことだ、とルナは思った。
けれど、何か知らない体の心が疼いている。
今までに感じたことのない焦燥感のような、充足感のような、もどかしいような、足りないような・・・・?
大佐の汗ばんだ体が、心地よくて、うずもれてしまいたくなる。


297:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:31:11 1WnAauIk
「いいか、このことは誰にも言うな・・・・」
荒い息の中でツィツァは言った。
這うように抜いては、また割り込めるように刺しながら。
ルナは「また、大佐以外に・・・?」と切なそうに聞くのに、
彼は迷っていた答えを出す。

「そう、ならない、ために」

「そう、ならない、ために?」
ルナは閉じてしまいそうな瞳をこじ開け、喘ぎそうな声を抑えたために、上擦って、聞いた。

「俺にひどく犯されたといえ」
ツィツァはここばかりは深く押し込んだまま、ルナを見つめた。
かすかにでも動いてしまう腰を、抑えられず、自覚し、かなり突き放した言い方をした。
ルナは、悲しそうにツィツァを見る。
迸る彼の汗が、ルナの体に降った。
「わかったか」
ルナは痛みの奥底にうずく何かを感じていて、
濡れた声で「約束したら、」
と涙を浮かべながら、言った。
「このまま、今このまま、続けて、ください、ますか?」

ツィツァは答えなかった。

答えなかった代わりにルナを抱きしめ呼吸を止めるように唇を吸いながら、
ただ強く押し込んで・・・・
夜明けになっても、ルナを離さずにいた。


298:名無しさん@ピンキー
07/01/08 00:37:43 1WnAauIk
これでルナの新人の頃の話は終わりです。
途中の誤植は愛嬌・・・いえ、すみませんでした。

これで、カイヤ、ツィツァとルナ、クウリ、サクラが繋がりました。

また、隙を見て投下させてください、
今回は、もうこれで終わってもよいかな、という自分でも思いがけない展開だったので、
少々びっくりしております。
それでは。

299:名無しさん@ピンキー
07/01/08 03:00:06 vtqYP7cz
良かったです。
ツィツァの葛藤に萌えた。

300:名無しさん@ピンキー
07/01/08 03:12:44 iZ9ZfCo5
いつでも待っておりますよw

301:名無しさん@ピンキー
07/01/08 17:47:59 ABgmkk4z
いつも楽しませてもらってるよー。
ただ誤字とかよりも、誘い受けな投下宣言が気になる。
せっかく面白いんだから自信持って投下してくれ。

302:名無しさん@ピンキー
07/01/09 03:13:25 qlIEzgUq
レス下さった方、ありがとうございます。

特に>>301の方、本当に、ありがとうございます。
誘い受け、のつもりはなかったのですが、いいかな?いいのかな?と
思っていたのをずばり見破られた気がして、余計、心に染みました。

ありがとうございました。

言訳になってしまいますが、ルナは自分にとっていじらしく可愛いキャラであり、
このちょっと幸せなまま、終わらせてやってもいいかな、と思ったのです。

が、それでは自分の構想、ルナの性格設定が崩れてしまう

今度からは自信を持って投下します、
お見捨てなきよう、どうかお願いいたします。



303:名無しさん@ピンキー
07/01/10 02:16:01 xk2TDcyO
頑張れ
ユノの人は、書いているキャラにものすごく
影響されるのかな?   レスを見て、ルナっぽいなとおもったよ


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