06/12/22 12:47:36 +tvzz6cB
―コン♪
ん?どこかで何か…鳴って……る?
―キン コン♪
あ?あれは…
ドアホンの音か?
マックスが無意識のうちにドアを開けると。
沢近がそこに立っていた。
いつもの金色の髪。薄く淹れた紅茶の色の瞳。勝気で自信満々の表情の日英クォーターの
お嬢さま。今日は黒いノースリーブのワンピースを着ている。白い肌とのコントラストが
目に痛い。
マックスが開いたドアの前に屹立していたのはそんな人物だった。
なぜ?と考える間もなく、愛理はドアの隙間に飛び込んでくる。
「遅いわよ! さっさと開けなさい」