スクランスレ@エロパロ板 14話目at EROPARO
スクランスレ@エロパロ板 14話目 - 暇つぶし2ch214:hauntedカレー その71  ◆F57im1gMT.
06/12/04 00:32:37 +LoWEK4/
 愛理は今まで誰かを好きになったことがない。
 デートの経験ならば何度もあったけれど、好意を寄せられることはあっても自分から
誰かを好きになったことがなかった。
 だから誰かに自分の気持ちを伝えるのも初めてで、それが本当に伝わっているのか、
暴走して突っ走ってはいないか、それが不安だった。

  "同居人の刑部先生が不在なのをいいことに、勝手にヒゲの家に上がりこんで
  カレーを作ってアイツに食べさせよう!"

 そう思ったのは火曜日、物理の授業の終わり際に「金曜と来週火曜の物理は私が研修に行かねば
ならないので自習」だと刑部先生が告げたときだった。
 構想はカレーの特訓から始まり、胸が痛くなるくらいの期待と跳ね除けられるんじゃないかと
いう不安とともに買い物を済ませ、こうして家に上がりこんでカレーをご馳走して、期待以上に
たくさんキスされて抱かれてエッチなことをしてしまっている。

 それでも、愛理の心にはいつでもコイツはたいして喜んでるわけじゃないんじゃないかとか、
じつはありがた迷惑なんじゃないかとか、目の前にいるから手を出してるけど実は他の子が
好きなんじゃないかとか、そういう疑いの霧が晴れることはない。

 だから。
 播磨が自分に側にいて欲しい、ということを言ってくれたのは嬉しい。
 播磨の家に泊まって、二人きりで、一緒にいられるのは嬉しい。






 播磨はどうにもおかしな気分に襲われていた。
 タオルで顔は見えないが、この金髪のお嬢さまがどうにも気になる。
 あんな嬉しそうな声を聞かされたらどうにかなりそうになる。

―どうしよう

 バカな脳みそをフル回転させた挙句、播磨は気付いた。抱きしめてしまえばいいのだ。
つか、抱きしめても怒られないだろう。それくらい気付け。


 播磨が愛理の身体を抱きしめたとき、こらえ切れない溜息のような喘ぎが聞こえてきた。

「……ナカムラには、天満のとこに泊まるって言ってきたから」

―ホントはオレはその天満ちゃんとこうなりたかったのに。
―どういうわけだがお嬢とこんなことしてるなんてな。
 奇妙な笑みが播磨の顔に浮かぶ。後悔ではない。人生の不思議さにおかしくなって
つい笑ってしまったのである。

「バカ」

 播磨の苦笑を「最初から泊まる気だったんじゃねーか」という笑いだと捉えた愛理が
播磨に食って掛かる。よく判らないながらも、最近はそういう愛理の反発が嫌いでは
なくなってきている播磨は愛理の頭をタオルごと自分の胸に押し付ける。

「……バカ」
 愛理が再び声にした小さな悪態は、甘い睦言にしかならなかった。

―――――――――――――――――――――
今日はここまでー
ホント展開遅くてすまんね
マジあと二回か三回でけりをつける・・・つける予定・・・つけられる筈だ・・・つけられるといいな・・・まあ覚悟(ry


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