触手・怪物に犯されるSS 10匹目at EROPARO
触手・怪物に犯されるSS 10匹目 - 暇つぶし2ch50:神楽スキー
06/11/18 08:29:08 2RYSYH8N
浄化・・・・聞こえは良いが女性の体内を穢す妖怪の精を男性の精をその身に受けて中和する事。
つまり・・・・

「どうだった? この俺だけでなく惚れたあの男にも尻を開いたのだろう?」
「くっ・・・・だ、黙りなさい!!」

火花が散るほどに怒りの光を放つ瞳を殺気を乗せ、自分の尻に顔を埋め嬲る憎んでも憎みきれない妖怪に叩きつける。
あの日、自分の恋は終わった。思いを寄せていた幹也との初めての思い出が妖怪に穢された自分の・・・・あんな所で・・・・
踏みにじられ砕け散った切ない想い。辱められ汚された淡い恋の終焉。知らず涙が零れ落ちる。

「あっ!た、倒す・・・・貴方は絶対私が・・・・くぅっ・・・・」
「くくく・・・・威勢が良いな。いいだろう殺してみろ・・・・」

舌はゆっくりと皺の一枚一枚を伸ばすように繊細な動きで蠢き、時折固く尖がらせた舌先が菊座を引っ掻く。ジワジワと痺れるような淫悦と思い出したように鋭く迸る淫撃を桂香の不浄の箇所へと送り込んでくる。
否応無くかつて施され、教え込まれ、刻み込まれた後ろの悦びが思い出してしまう。頭でいくら否定しても堕ちた身体は憶えこんでいた。

「お前のこの美しい身体をまた存分に味わえるならそれも悪くはない」
「や、やめ・・・・はぁ・・・・こ、こんな・・・・こんな・・・・」

狂おしいほど憎いのに、殺したいほど増悪しているのに、自分の仇、自分を辱め堕とした憎き妖怪の舌で尻穴を舐められ感じてしまう身体が憎い。
震える両足が快楽を堪えようと開き、両膝を繋ぐ白いショーツがそれに併せて伸びる。押し寄せる屈辱の肛悦に全身を震わせた。

「くくく・・・・どうした? 何か舌に伝ってくるぞ?」
「あっ、ああっ・・・・・え?」

クリクリと舌で尻をほじられながら、自分を辱める妖(あやかし)に背中を反らして震える桂香に尻の下から囁かれ告げられる事実。

ポタリ・・・・

スカートに隠された便座の中に幾度目かの雫・・・・桂香から溢れた恥ずべき蜜が滴り落ちる。
散々に辱められた後ろとは対照的に残酷なまでに放置され続けた秘部。嬲られてもいないそこすらも切なく疼く。
悲しいほどに焦らされたそこは涙を流して哀切を訴え、涎を垂らして渇きを訴える。

「くくく・・・・甘いな。桂香の蜜は随分と甘露な事だ」

それが脚の間を伝い、後ろを嬲る河童の舌まで濡らしていた。

「う、嘘・・・・! くううっ!!」

否定の言葉は脚の間を通って前に回った舌に潤んだ秘唇を一舐めされるとあっけなく弾け、屈する。
放置されたそこに始めてもたらされた淫悦に背中を反らせて桂香は悦び喘いだ。

「まったく、尊厳だとか誇り(プライド)だとかそんなつまらないものがお前を苦しめる。」

青黒い舌がゆっくりと上下に動き、桂香の秘裂に沿って這い桂香の恥ずかしい雫をその長い舌に絡ませてゆく。
敏感なヒダが粘膜が上下に動くナメクジの様なソレに舐められ、擽られ、散々に焦らされたソコにもたらされる淫悦に腰が溶け落ちそうになる。

「あっ・・・はあっ・・・・だ、だって・・・・あぁっ・・・・だって・・・・あああっ!」

個室に響き渡る舌打つ唾音と滴る桂香の愛蜜が奏でる淫らの協奏曲(コンサルタント)が桂香の鼓膜を震わせ、脳を痺れさせる。

「ほれ・・・・」
「え?・・・・んああああっ!!」

舌が・・・・侵入してくる。
散々に舐められ緩んだ後ろの穴にぬめる舌が深々と捻じ込まれ、迸った淫悦に桂香が弾かれるように天を仰ぐ。
桂香の中に入ってくる指とは違う生暖かい、そしてナメクジの様に柔らかいソレが桂香の中を嘗め回す。

「や、やめ・・・・あああ!」

51:神楽スキー
06/11/18 08:30:05 2RYSYH8N
桂香の中がどんどん濡れていく。汚らわしい河童の唾液で濡らされていく。
乱れて漏れる甘く切ない吐息を整える事も出来ず、未だ続く舌虐の生み出す肛悦に乱れ、喘ぎ、悶え、踊る。
なのに・・・・

――切ない・・・・――

舌によって送り込まれる肛悦に脳を痺れさせ、全身を支配されながらも、しかし桂香は心と体の内から沸き立つ渇きを覚えていた。

「・・・・あ・・・・ああ・・・・んん・・・・」

もどかしげに後ろの穴を辱められている腰が勝手に左右に揺れる。

――あ・・・・ああ・・・・――

違う。あの日自分がこの妖怪に徹底的に叩き込まれ、教え込まれ、魂の奥底にまで刻み込まれた肛悦はこんなものじゃない。お尻の穴から自分は全てを支配され、屈服させられ、隷属させられたあの人外の魔悦。

あのおぞましい・・・・あの狂おしい・・・・あの・・・・あの・・・・

ズルリ・・・・

「あうん!」

舌が勢いよく引き抜かれ菊座が抉られ擦られ甘く囀らされた。

「欲しいか?」

桂香の尻から顔を上げた河童が、桂香の前に回ると前屈みになり荒い息に背中を揺らす少女を見下ろし尋ねる。
心の奥底まで見透かされているかのような絶妙なタイミングでの言葉に俯く桂香の背中が震えた。
なにが? などと問うまでもない。自分の身体が渇望し、目の前の妖怪が望む行為。

「・・・・・っ」

腕を引かれ便座から今度は無理やり立たされる。
力の入らない脚がふらつき、そのまま妖怪の胸に倒れこんだ。

「欲しいか?」

再度耳元で囁かれる。
恐る恐る縋りついていた胸板から顔を離し、頭上の河童を揺れる瞳で見上げる。

「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」

好色にぎらつく目が自分を見下ろす、ようやく立ち上がる事が出来たが、妖怪に両肩を掴まれ支えられ辛うじて立っているだけ、ショーツは未だ膝までずり下げられたまま上げようとする気力さえ湧かない、
スカートからすらりと伸びた白い太股を恥ずかしい雫が重力に従い伝い落ちでいく。

「どうした・・・・?いやならば否定するが良い」
「・・・・あっ」

潤んだ瞳で見上げたまま無言で立ち尽くしていた桂香の顔が小さく震え反り返る。
右手が桂香の背後に回され、散々に嬲られた不浄の恥穴を指先で擽り始め、逆の手が腰まで伸びる漆黒の髪を掬い撫で付け、指に絡めて弄んだ。

「あ・・・・あ・・・・」

緩やかに緩やかにそこに加えられる淫撃が桂香の中に消えることなく燻っていた情欲の火をゆっくりと煽る。
未だ満足させられていない身体。自らの指でも、恥ずかしい排泄行為でも、忌まわしい河童の指や舌でも消えなかった渇きに知らず唾を飲み込む。

「わたし・・・・わたしは・・・・」

赤児をあやす様に優しく撫で付けられる漆黒の髪。胸板に押し当てられた顔がフルフルと弱々しく左右に振られる。
明確な拒絶の行為ではない。身体の奥から沸き上がる肉欲の誘いに迷い戸惑う小さく儚い足掻き。身体の脇に力無く垂らされた両手がスカートの裾を握り締め震える。

52:神楽スキー
06/11/18 08:31:05 2RYSYH8N
「私は・・・・・」

いつしか指も尻穴を浅く貫いたまま動きを止め、その主ともども桂香の様子を伺っている。

――何を迷っているの? 欲しいんでしょう・・・・?――

心の中で冷たい目をした私がこちらを見ながら嘲笑した。
だって、そんな・・・・私が・・・・この妖怪に・・・・

――今更、清楚ぶるのも辞めたら? あんなによがりまくって、乱れまくって・・・・淫乱巫女のくせに、ほら、貴方の身体もこんなにこの人に抱いて欲しがってる・・・・・――

そう、中断した刺激に指を咥え込んだ不浄の穴が切なげに疼き、まるで動いて欲しいと言わんばかりに指を締め付け、美味しそうに租借し続けている。

カリッ

「あ、あああああああああ~~~~っ!!」

迷い抗う桂香を急かすように指先が僅かに動き腸壁をその爪先で引っ掻かれた。それだけで巫女は背を仰け反らせ、浅ましメスの鳴き声をあげさせられる。

「ほらほら・・・・どうするんだ? 桂香」
「あっ・・・・やっ・・・・いやぁ・・・・ああっ!」

カリ・・・・カリ・・・・カリ・・・・
指先が小さく動き、敏感な粘膜を掻きくすぐる度に身体は震え、腰は小さく跳ねる。なのに決して満足できない。
奥底で燻る性の残り火は燃え上がる事はなく。じりじりと桂香の身体を焦がし、焦らし、苛んで行く。

――欲しい・・・・イヤ! 欲しい・・・・・駄目! 欲しい・・・・・駄目ぇっ!!――

スカートから離した両手が縋るように河童の胸板に指を立てて掴まった。河童の顔を仰ぎ見る桂香の目は、その大きな瞳におぞましい河童の魔眼を映し切なげに揺れ潤んでいる。
喘ぐ様に口が僅かに開き、何かを言いかけて迷い、躊躇し、唇を噛み締めた。

――も、もう・・・・もう私・・・・――

ズルリ・・・・指があっさりとあそこから引き抜かれる。
河童の両腕から解放された桂香の身体が大きく痙攣し、支えを失ってずるずると滑り落ち、両膝と両手ををトイレの床に付くと荒い息にその背を揺らした。

「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」

涙に濡れた顔を自分を見下ろす河童を見上げた。

「あ・・・・・」

その瞳に眼前のわずか数十cm先に猛々しく屹立する妖怪の男根が映る。潤んだ瞳が揺れ、顔を恥じらい迷うように横に背ける。なのに、濡れた瞳はそこから逸らせない。小さく喉が鳴った。
震える眼瞼を閉じると膝立ちのまま河童に縋りつき、顔を俯け小さく呟いた。

「・・・・お願い・・・・します。私を・・・・抱いて・・・・ください。」

蚊の鳴くような声。しかし桂香が妖怪をついに自ら求めた瞬間だった。

「くくく・・・・そうかそうかその願いかなえてやろう」

河童は桂香を横抱きにし、便座に腰を下ろすと桂香を後ろから両足を広げ、太ももを支えるように抱え持ちゆっくりと桂香の腰を自らの上に降ろした。
背後から抱きすくめられ桂香が身をすくませる。熱いものが不浄の穴に押し当てられているのが解り、犯される恐怖と後ろを穢される屈辱と、ソレをはるかに越える肛悦への期待に身体が震えた。

「力を抜け・・・・」

そんな桂香の背後から耳元に口を寄せ河童が囁く。
かつて自分を抱いた時、桂香の儚い抵抗など物ともせずに道すらついていなかった桂香のソコを犯し貫いた河童。
一度開発し尽くされ、いままたほぐされ切ったソコを貫くなどこの妖怪にとって容易い事のはずなのに、あえて力を抜くように告げる河童の真意。
わかっている・・・・この妖怪はこうやって自ら身体を開く事に苦悩する自分を見て喜んでいるのだ。

53:神楽スキー
06/11/18 08:31:59 2RYSYH8N
「・・・・はい」

ソレが解っているのにこの屈辱の要求に桂香は抗えない。小さく呟くと首を垂れて頷く。
かつてこの河童に身体に教え込まれた様に吐息を大きく吐き出し、緊張に強張る体の力を抜いた。

「くくく・・・・いい娘だ」
「う・・・・ん・・・・」

ぺろりと青黒い舌が背後から桂香の首筋を舐め上げ、思わずそれに応え喉を反らせて甘く鳴く。
身を反らせ、喘いだ拍子に後頭部が河童の肩に当たりそのまま力なくもたれ掛かる。たったそれだけの事なのに身体は敏感に反応してしまい身体の奥から溢れる蜜で濡れてしまう。

「ご褒美だ・・・・桂香」

自分を背徳と退廃の地獄へと引き擦り込む獄吏の非情な宣告が囁かれる。
全身が大きく震え、桂香は唇を噛み締めると、覚悟を決めたように目を閉じた。

ズルリ・・・・
刹那の抵抗さえなく。まるで鍵穴に鍵でも差し込むかのように河童の巨根は一瞬で桂香の恥穴に滑り込んだ。

「は・・・・・・・・っ・・・・・・・・あ・・・・・・・・・っ」

天を仰ぎ、目を見開く。大きく口を開くと深々と吐き出される充足の吐息。
なにが力を抜けだ。抵抗・・・・? そんなものが何の役に立つと言うのだろう。
圧倒的と言うも生温い絶対的な快感、充足感、陶酔感。

「あ、あ、ああああああああああああああああああああ~~~~~~~~~~~~~~~~っっ!!」

尻穴に挿入された。たったそれだけでかつてないほど高く絶頂に放り上げられた。
巨根を尻穴に捻じ込まれる。たったそれだけでかつてないほど深い魔の悦獄に叩き堕とされた。

「ようやく気付いたようだな」

妖怪の囁き。そう今頃気付いた。ようやく気付かされた。やっと・・・・気付けた。
あの日、あの晩、あの時・・・・この妖怪に抱かれたあの交わりで全ては終わっていた。自分の身体はもうこんなにも狂わされていた。堕とされていた。変えられてしまっていたんだ。

「そう、お前はもう俺のモノだ」

自分の身体はもうこの妖怪の性の玩具に成り下がっていた。自分のお尻はもうこの妖怪の快楽の道具に作り変えられていた。

「ああああああああああああああああああああ~~~~~~~~~~~っ!!!」

絶頂が止まらない。降りてこれない。さらなる高みを目指して身体は何処までも高く飛翔して行き、心は何処までも深く昏い無明の闇へと堕ちてゆく。

「くくく・・・・応えられんな。貴様のココは、あの時は邪魔が入ったがもう放さんぞ。桂香、この俺と共に何処までも堕ちるのだ。」
「あ、ああ!! そ、そんな、そんな、あっ、そんなぁっ!」

自分の中を楽しむ妖怪が宣告とともに動き始める。
鳴いた。啼いた。泣いた。
この妖怪は何処まで自分を堕とせば気が済むのだろう?
自分を今まで縛り付けていた道徳観とか貞操観念とか理性も常識もなにもかもがその禁断の魔悦の前に塗り潰され、押し流されてゆく。

「まったく。いい声で鳴く・・・・だが忘れたのか? ここはお前の学び舎だぞ? そんな大声でよがり叫べば・・・・クククどうなるだろうな」
「あっ・・・・そ、そんな・・・・あ、ああっ・・・・やっ、いやあ・・・・あっ!」

背後からの河童の囁きに桂香が一瞬硬直し、すぐに押し寄せる悦楽に悶え脱力した。
そうだ。ここは女子高のトイレだ。今は授業中だしここは割りと他の教室から離れているとは言え、あんな浅ましい絶叫が誰にも聞こえなかったかなど解らない。

「ふふふ、まあソレも一興だな? 聞かせてやれば良かろう? 同胞にお前の浅ましい喘ぎ声を、この俺に尻穴を自ら捧げ、身体を開いて乱れ狂う淫らな声を!」
「いやっ! だめっ!・・・・あっ・・・・ゆ、許して・・・・そんな・・・・許してっ!!」

54:神楽スキー
06/11/18 08:33:04 2RYSYH8N
砕かれた誇りまでかなぐり捨てて自らの後ろを穢す妖怪に縋る。
仲の良かった親友に、自分を慕う後輩に、尊敬する教師に、こんな浅ましい自分をこんな汚らわしい自分を・・・・

「ふははは、いいぞ。お前のここが締め付けてくる。見られる自分の姿を想像して興奮したのか? 聞かれる自分の声を想像して欲情したのか?」
「ち、違っ・・・・あっ、ああっ・・・・~~~~っ!!」

必死の懇願をあっさり無視し、抱えていた桂香の両脚を自らの脚の上に下ろす。閉じようとする桂香の両膝を自分の両脚を使って割り開き、股を広げさせた。

「いや・・・・あっ・・・・だめ・・・・こ、声が・・・・あ、ああっ! と、止められない。止められないの・・・・あ、ああああっ!」

背後から覆い被さり身体を密着させ空いた両手を桂香の胸の膨らみへ伸ばし制服の上から捏ね回す。
深まった結合によがらされ、さらに加わった胸への責めまで狂わされた身体はあっさりと快楽として受け入れ、応えた。
河童の激しい動きに桂香の尻と河童の腰が打ち合う音がトイレという半密閉された個室に響き渡り、ソレとは別の湿った音も混じりあい激しさを増していく。

チュップチュップチュップ

滲み出た腸液が結合部から水音を響かせ、溢れる愛液が脚の間を伝い、貫かれ続ける後ろの穴まで濡らした。
丈が膝近くまである紺のスカートは淫らな結合部も浅ましく濡れる秘唇も隠し、その中から高まる水音を響かせながら激しい動きにあわせてはためく。

「そろそろこちらも拝ませてもらうぞ?」

その動きが不意に止むと、河童の言葉と同時に白い夏服の胸元を飾る赤いリボンが解かれ抜き取られる。

「・・・・あっ!」

狼狽する桂香の制服の両肩を掴まれ、引き止める間すらなく一気に引き下ろされた。
僅かな引き裂き音と共に白のセーラ服は桂香の両肘まで引き下ろされ、胸元が開かれ露になる純白の下着。

「ふふふ。よく似合っているぞ?」
「・・・・っ」

未だほとんど着衣のまま犯されていた事実を改めて突きつけられる。
学校という日常の中で妖怪に抱かれると言う非日常の光景。その中にいる自分に気が狂いそうになる。

――狂う? 何言ってるのよ私は。もうとっくに狂ってるのに・・・・――

自ら請うて妖怪に抱かれた自分がまだ日常に縋りつこうとしている。未練たらしさに思わず心中で嘲笑する。
露になった肩をゆっくりと河童の舌が這い、唾液の後を白く透き通った肌に残しながら首筋まで舐め上げていった。

「うっ・・・・くっ・・・・はぁ・・・・」

フロントホックが外され、弾けるように形の良い胸の膨らみが飛び出し露になる。
脇の下を通した両手の指を使いその膨らみをゆっくりと弄び、やがて掌に収める緩やかに揉みしだきと円を描くように捏ね回してゆく。

「・・・・ん・・・・ふっ・・・・うう・・・・」

尻を貫いたまま動きを止めた男根に安堵しながら、欲情した身体はそれに僅かにもどかしささえ感じる。
嬲られてゆく胸からさえ湧き上がる悦楽に、後頭部を妖怪の肩に預けたまま身を捩り小さく首を振った。

ざわざわざわ・・・・

「ううん・・・・・え?」

僅かに聞こえる喧騒。桂香にとって馴染みのあるざわめき。その正体に気づき、桂香の顔が一気に蒼ざめる。

「くくく・・・・学び舎の休憩時間というわけか? 面白いな」
「・・・・・っ」

背後から胸を嬲りながらの囁きに桂香の全身が強張った。
そうこうしている間にも何人かのお喋りをしながら女子生徒がトイレの中に入ってくる。

55:神楽スキー
06/11/18 08:34:06 2RYSYH8N
「ふふふ・・・・お前の声を聞かせてやらぬのか?」
「そ、そんな・・・・」

小声での囁きが耳元を擽り、そのあまりの内容に蒼ざめながら背後を振り返る。

「聞かせてやれば良かろうお前の甘い囀りを・・・・いやらしく浅ましい肛悦の虜となったお前の心からの悦びの声を・・・・」
「いや・・・・だめ・・・・ううん・・・・お願い・・・・やめて・・・・」

囁きあう小声でのやりとり、ゆっくりと桂香の胸が捏ね回され、肩を首を舌が這う。

『やだぁ~、本当なの?』
『本当よう~』

薄いトイレの扉越しに聞こえる日常の会話。こんな薄い扉の向こうに当たり前に存在する光景が今の桂香には何処までも遠い。

「んっ・・・・はぁ・・・・ン・・・・」

両の掌で口を塞ぎ必死に漏れようとする声を抑える。

クチュ・・・

「~~~~~~っ!」

僅かに響く水音。河童の上で身体が跳ねた。その僅かな動きにさえ後ろの穴を刺激され迸った淫悦に、漏れそうになる甘い悲鳴を必死に噛み殺す。
胸を嬲る右手はそのままに、河童の左手はいつの間にか下ろされスカートの中に隠された秘部に触れていた。
しかし、そこに触れるのは指ではなく絹のような布の感触。

――ま、まさか、これ・・・・わたしの・・・・?――

抱えあげられ尻を貫かれる時に脚から抜かれた桂香の白のショーツがその水かきの手に握られている。

「・・・・・・っ」

咄嗟に河童の手首を掴んで止め、驚愕に見開かれた瞳で背後で薄く笑う河童を見つめる。

「ほら・・・・濡れたここを拭き拭きしような?」

クチュ・・・クチュ・・・クチュ・・・

「・・・・・っ! ~~~~~~~~~~~っ!」

絹の布地がそこを優しく拭き取る僅かな蝕撃さえ、敏感に高められた桂香のそこは淫らへの堕悦へと変換する。
手首を捕まれたまま河童の手はお構い無しに緩やかな動きでソコを刺激する。逆の手は休むことなく胸の膨らみを捏ね回し、肩や首を耳元を長い舌が這い進んだ。

――・・・・イヤ! ・・・・・駄目!・・・・・駄目っ!!――

クチュ・・・クチュ・・・クチュ・・・

先ほど嬲られている間中、桂香の膝まで下げられていたその布は僅かな汗に湿ってはいるがほとんど乾いていた。
それが、瞬く間に桂香から溢れる蜜を含み冷たく濡れた布へと変わってゆく。

「おかしいなあ。拭いても拭いても拭っても拭っても綺麗にならんぞ?」
「~~~~~~~っ」

クスクスクス・・・・耳元で囁かれる小声の嘲弄の笑いと言葉。
左手で手首を掴んだまま、右手で口を塞いで必死に首を振って抗う。眼瞼はきつく閉じられその目から涙が首の激しい動きで零れ、頬を伝い落ちた。

「知っているか?」
「・・・・っ、・・・・っ! ・・・・?」

56:神楽スキー
06/11/18 08:35:07 2RYSYH8N
涙目だけ動かし背後の淫虐魔を覗き見る。また何かこの妖怪は自分を弄ぶつもりなのか?

「俺たち河童は常に頭上の皿を濡らしておかなければその力を発揮できない」

知っている。尻子玉とならんで河童の有名な逸話だ。だからこそこんな水辺から離れたところまできた河童に桂香は油断し不意を突かれたのだから・・・・

「だから・・・・濡らさせてもらうぞ。お前のコレで・・・・」
「・・・・・・・・っ!」

目の前にぶら下げられる濡れて水滴さえ滴り落ちそうな白い布切れ・・・・・それは!!
ピチャリ・・・・乾いたところに濡れたものが置かれる音が桂香の耳元で響くが確かめる気には到底なれなかった。

「はぁ~~~~極楽極楽・・・・甘露甘露・・・・・」

――・・・・遊ばれてる。――

桂香にも解っている。河童がその気になればこんな儚い抵抗など簡単に崩れ落ちる。なのにこの妖怪は自分の決死の抵抗が僅かに勝る強さで責め立てているのだ。
ソレが解るのに何も出来ない。血が出るほどに唇を噛み締め儚い抵抗を続けるしか出来ない。

クチュ・・・クチュ・・・クチュ・・・

徐々に徐々に強くなっていく責め。いつの間にか貫いている腰さえゆっくりと動いている。
心は辛く悲しいのに悔しいのに、身体はそんな緩やかな責めにさえ応え徐々に徐々に高ぶっていく。
今はただ外の子達が早く去ってくれる事を、休み時間が早く終わってくれる事を望むだけ。

『ねぇ・・・・何かへんな音と匂いしない?』
「!!!」

なのに、そんな桂香の儚い希望さえ最悪の形で踏みにじられる。
身体が大きく震えた。最悪の予感に冷たい汗が背筋を伝う。背後の妖怪は何も言わずニヤニヤと笑いながら陵辱を止めようとはしない。

『えぇ~~~? そう?』
『そうよ・・・・何だろ?』

しかも、この声は聞き覚えがある。桂香を慕う一年後輩の・・・・
近づいてくる気配と足音に震える身体が止まらない。快楽に霞んだ脳は葉子や幹也を呼んできてもらうと言う考えさえ浮かばない。

――・・・・・・駄目! 来ては駄目!!・・・・・逃げてっ!!――

ただの痴漢ではない。助けを呼べばその娘も巻き込まれてしまう。
必死の表情で背後の妖怪に縋るように見つめた。もう自分はどうなってもいい。だから外の子達を巻き込まないで・・・・
そんな桂香の必死の瞳に河童は薄く笑うと・・・・

ガチャン・・・・

腕を伸ばし個室の鍵をあっさり開けた。

「!!!」

ゆっくりと開いていく扉。開かれていく日常との境界。日常を侵食する地獄の釜の蓋が音を立てて開いてゆく。

「桂香・・・・先輩?」

呆然としたように桂香も知る後輩が河童に後ろから貫かれる尊敬し慕う先輩の姿を見つめ、呟く。
桂香も、後輩達もその場の誰もが驚愕に硬直する中、河童だけは無情にも動いた。声を堪えようと必死に塞いでいた桂香の右手の手首を掴みあっさりと引き剥がす。

「あっ!!」

解放された口から漏れる驚愕の声をあっさりと置き去りにし、それまで緩めていた責めを爆発的に加速させた。

57:神楽スキー
06/11/18 08:36:07 2RYSYH8N
「あ、ああああああああああああああああ~~~~っっっ!!!」

一溜まりも無かった。それまで堪えていた声も想いも覚悟も何もかもを踏みにじられ、解放される。

「け、桂香先輩!」
「い、いや・・・・み、見ないで・・・・あっ!あっ!! 見ないでぇ! ああああああああっ!!」

回転を加えて突きこまれる男根に後ろを深々と抉りぬかれ、逆回転を加えながら引き抜かれる。
貫く深さや角度を変え、回転を変え、強弱を変え、微塵の容赦も手抜きもなく後ろの穴を調教し、快楽の責め具へと改造し、桂香を浅ましいメスへと生まれ変わらせていく。

「あ、あ・・・・っ!、に、逃げて・・・・あっ、お願い・・・・逃げてぇ!!」

自分を慕う後輩の前で堕ちてゆく身体、砕かれ穢されてゆく心と魂。
胸を激しく揉み捏ね回され、アソコを指でかき回され、後ろを嬲り抜かれる。
響きわたる淫らで浅ましい水音が、桂香の身体が妖怪のもたらす快楽に屈服している事を桂香にもそして後輩達にもこの上なく明確に知らしめていた。

「に、逃げ・・・・・っ!」

ドクン!!!

そして解き放たれた。
灼熱の粘塊。白濁のマグマ。怒涛の爆流。
ビチャリ・・・・背後の河童の咆哮と共にそれはまるで砲弾の様に腸壁に叩きつけられた。
着弾と同時に爆発し、桂香の腸内を灼き尽くしながら奥へ奥へと突き進む。

「あっ!!」

背後から強く抱きしめられ、尻を逃がさないように強く腰を押し付けられる。深々と抉りぬいた奥へ立て続けに撃ち込まれる妖怪の精という名の砲撃が誇りも尊厳も理性も心も魂も何もかもを打ち砕いた。

「あっ!!!」

折れるんじゃないかと心配になるほど背を仰け反らせ、天を仰ぐ。見開かれた目の端から最期の涙が零れ落ちる。

終わった・・・・自分は終わった・・・・白く染まってゆく意識の中奇妙な確信と共に桂香はもう戻れない事を悟った。
そして・・・・

「ああああっ!!ああああああああああああああああああああ~~~~~~~~~~~~~っ!!!」

さようなら・・・・

もはや思い出すことさえ叶わない誰かに最期の別れを告げ・・・・・獣の絶叫をあげ桂香という人間は憎むべき妖怪の前に完全に屈服した。
そして呆然と眺める後輩達の前で河童と桂香は霞のように消え去る。

ペチャリ・・・・

河童の頭上に置かれていたショーツがトイレの床に落ち濡れた音を立てた。
床を濡らすその布と個室にいまだ漂う情事の匂い、そして流される事なく便器に残った桂香の排泄物だけが、幻ではなかった証をその場に残して・・・・

58:神楽スキー
06/11/18 08:39:45 2RYSYH8N
終了。なんか最後が1パターン化してきた気がしなくもない。
敗れ屈辱の中犯された巫女が再戦を誓い、屈辱を晴らそうと気丈に振舞うが
身体はそれを裏切り、そしてまた犯され屈してしまう。
破瓜もいいけどこういうのもどうだろう?
というわけで熱烈ラブコールのあった河童と便所ものです。まあ要望とは
違うものになったかもですがw
河童は自分も処女作だけあって消化不良気味だったし保管

59:名無しさん@ピンキー
06/11/18 09:08:24 krTmFn6g
GJ!!
しかしウォシュレットの使い方知ってる河童ワロス

60:名無しさん@ピンキー
06/11/18 09:23:43 Pa89BxtE
ってか、長ッ!?
マジおつかれ

61:名無しさん@ピンキー
06/11/18 18:19:34 /2m9pPPL
すげー・・・・
今までで一番好きかも
再戦ものに今後期待

62:名無しさん@ピンキー
06/11/18 19:10:22 6zmJcyWE
処女のまま異形の生物の肛辱の虜になる、とか最高です!

63:名無しさん@ピンキー
06/11/18 19:35:08 CwQw9sgX
で、また救出されて尻穴を浄化してもらう、とw

64:名無しさん@ピンキー
06/11/18 20:17:50 byqizwMe
GJ!!
こうなると他のモノの再戦も読みたくなる欲張りな俺…

65:名無しさん@ピンキー
06/11/18 20:23:46 cqvwkfHF
G~~~J!
>>64
だが、それを望むと「鬼・かんな編」公開が遠のいてしまう・・・

66:名無しさん@ピンキー
06/11/18 23:37:43 0i6PAASP
GJ
長いと感じさせないうまさです。

後、間違い指摘です。
協奏曲はコンチェルト
コンサルタントは相談を受け持つ専門家です

67:名無しさん@ピンキー
06/11/19 02:17:36 S+Ls2DRH
コンサルはねーよw

68:名無しさん@ピンキー
06/11/19 06:37:05 //LLC9+I
GっJ~~~~~~~~っ!!!
長かったけど、すごく良かったです!

69:神楽スキー
06/11/19 09:54:17 pOYF+d7J
皆さん感想どうもです。
しかしまいった協奏曲直そうと思って忘れてたのかorz
2重投稿が一部あるしなんてこったい。
途中まで書きかけが七歌とかんな、エスカレイヤーが在るが今のところ
まだ再戦はないです。レイープのほうにも放り込もうと思ってるの少し間が開くかも

70:名無しさん@ピンキー
06/11/19 09:58:43 SOUbPByj
空とかうづきの立場って、一体……

71:名無しさん@ピンキー
06/11/19 14:40:51 hvdQRVkx
うづき派の俺としては、いつになっても良いから希望しておきますが
神楽スキーさんは「お姉さんスキー」?

72:名無しさん@ピンキー
06/11/19 15:30:49 UWm1zmMI
>>64
俺は再戦モノはちょっとなー・・・
どんなに萌える堕ちENDでも、
「どうせこの後救出されて、浄化してもらって、そんでまた再戦な訳ね・・・('A`)」
とか考えると萎える。

73:名無しさん@ピンキー
06/11/19 15:37:26 LXVzWGfm
今その言葉で「救出されたと思ったが、いざ浄化というとこで再び妖怪が現れ男を倒して、その場で二回目。」という鬼畜内容が頭に受信された

74:名無しさん@ピンキー
06/11/19 15:56:30 apF1b29Z
夏神楽、鬼神楽もいいが幼神楽も期待している。

75:名無しさん@ピンキー
06/11/19 17:17:42 DQ3n095j
>>72
その再戦で完全に堕ちるんなら
いいじゃないか

76:名無しさん@ピンキー
06/11/19 18:20:20 Tq4TGRpZ
漏れは「超ぎりっぎりの線まで堕とされまくって、それでも最後は逆転or脱出ハッピーエンド」に萌えるな。
ただし逆転or脱出にもちゃんと納得行く過程があった上での話だけど。
犯るだけ犯って、最後に「助けがきました。ちゃんちゃん♪」ってのは萎える。

何度も逆転(脱出)の機会を狙っては失敗して更に酷い目に遭わされて、それでも諦めずに繰り返し、
もう希望が全く無くなったと言う所でひぐらしで言うところの「6の目が連続で出る」ような偶然に見舞われて
最後の力を振り絞って逆転(脱出)するような、そんな展開スキー

77:名無しさん@ピンキー
06/11/19 18:26:42 hEaM/Buw
救出されたはいいが体がすっかりエロくなってしまい、
後遺症に悩まされつつ最後は意中の相手と存分に、とかが好きダ。
……いや救われずに墜ちきるのもそれはそれで好きだが。
ただラストにイヤボーンで盤をひっくり返すのは勘弁な!

78:名無しさん@ピンキー
06/11/19 19:09:28 8Qu5Qv+P
>>76
同意。
シミュレーションゲームとかで嫌いな敵と
味方両方にまとめてMAP兵器浴びせたようなカタルシスが捨てがたいんだよな

79:神楽スキー
06/11/19 19:18:39 5bJNIjiZ
なんか、あんまコテハンでレス返すのは占有しているみたいで心苦しいのですが
あまりやらないほうがいいかな?

>>70 >>71
うづき、空、初花は嫌いではないんですが彼女たちの性格が妖怪ものとしては
自分には難しいんです。泣き叫んだり何処か陽気だったりするとオイラの悦楽責め
だと猟奇になったり壊しちまいそうで、気丈に抗うタイプが好きってのはありますけどね

>>76 >>77 >>78
いや、皆さん落ち着いて俺も腕を過大評価してくれるのは嬉しいけど
そんな長編ここであげるんですか?ww
鵺や河童2でさえ30Kb超えてますからこれ以上は流石に

80:神楽スキー
06/11/19 19:21:11 5bJNIjiZ
たびたび連投申し訳ない
>>75 >幼神楽
ってナンだろ? 七歌の姉妹か何か?

81:名無しさん@ピンキー
06/11/19 20:22:59 Tq4TGRpZ
>>79
ここではないが180kbを超えるSS(既にSSじゃねえ)のを投下した経験のある漏れには何も言えないんだからっ

82:71
06/11/19 20:57:55 hvdQRVkx
むしろ壊してもらいたいでつwww

いや、なんとなくわかりますよ。やっぱ方向性として難しそうですもんね。でも一応期待w

83:ソレナンテ=エ=ロゲ
06/11/19 23:39:17 L8gycrbj
>>79
コテハンな上に、たいした長くもない作品で1週間にわたりスレに
居座った私もいるのだから、問題は、ない。orz

84:ふんどしさん
06/11/19 23:55:57 tu42yyMA
>>79
気にするな。俺は気にしない。
つか、どう考えても今このスレでは文句なしにNo1SS書きに文句を言う奴はおらぬ。

俺もそろそろ触手エネルギーをチャーグルしないとなあ。

85:名無しさん@ピンキー
06/11/20 00:09:55 dseCv0v5
更新、更新、触手が追加~
URLリンク(994.jp)

86:名無しさん@ピンキー
06/11/20 00:10:59 yChPzqHE
>>84
俺がしてやろうか?
誇り高いき心を股間の紳士に!

87:名無しさん@ピンキー
06/11/20 11:27:28 go1slAuX
別スレの埋めで投下した話だが、こっち向けっぽいので貼ってみる。

昔、「T&Tカザンの戦士たち」って言うPCゲーやってた時、メンバーに自分設定満載なキャラの名前を付けていたんだけどさ。
そのゲームはMSXとかPC88とか言ってた時代のしかも洋ゲーなだけあってさ、キャラは殆ど○とか□とかで表現されてて
キャラ萌えとかとは無縁、まさに想像力で楽しむゲームだったんだよな。(当時はこれが普通だった)

で、イベントでパーティがオークに捕らえられて、鉱山で強制労働させられる展開になったのよ。
鉱山で働きつつ脱出の機会を伺うわけだが、その途中にランダムイベントがポロポロ発生するのよ。落盤でダメ受けたりとか。
折りしもパーティには紅一点、華奢でロリな魔法使いの女キャラがいてさ、俺の脳内では「こんな時でも他のメンバーは
この女魔法使いを庇っているんだろうな。そーゆー性格設定だしな。」とか妄想しつつ楽しんでいたんだ。

それが、ある日の突発イベントで「***(女キャラ)はオーク達の怒りを買ってしまった!」とか言われてHPがガッ!ガッ!と減ったのよ。
その時の衝撃と言うか、俺のカタルシスの凄さと言ったら無かったな。大切に守っていたものを汚されたと言うか。
○とか□で表現された世界を超えて、その場面が頭の中にありありと見えたよ。
メンバーが必死に守ろうとするも、オーク達の中に引き立てられてHPが減りまくるほどに攻められる女キャラの姿が…。

それだけでしばらくは猿のように抜いてた。
俺のNTR属性や異種姦属性はその頃からだったかなあ…
今だったらきっとこのネタだけでSS100kbは書けたに違いない。

88:名無しさん@ピンキー
06/11/20 17:59:10 vm4UJxWX
じゃあ今からでも書こうよ。

89:名無しさん@ピンキー
06/11/20 18:06:47 w2tAktfo
>>87
おいらT&T好きだべ
というかあのPCゲーム買ったはいいがやれなかった。
起動できなかったorz
あのゲームのTRPGの魔法使いやってたないや男だったけど8LVまであげてマスター
の都合で中断。MMORPGなかった当時は楽しかったよ、今もそのキャラシート残ってる
と言うわけで頑張って書いてくれオークもいいがショゴスとかあれ触手モンスターだよな


90:132
06/11/20 19:52:38 FFYLZbXi
>42
 改行の仕方を、文節ごとに換えてみました。
 私としては、ちょっと分量が量りにくいのですが、これが最後なので…。

 今回でこの話も終わります。

91:【胎動】
06/11/20 19:54:07 FFYLZbXi
>36
【また、大きくなった?】
「…んぅ……もうブラ…入らないの…」
 シグフィスが問うと、ティファニアは上目遣いに彼を見ながら子供のように“こくり”と頷いた。
【今、どれくらいの大きさ?】
「…このあいだまで…Iかぁ…Jカップくらいだったからぁ……いま…JかKくらぁい…だと…おもうぅ…ん…」
【…Kって…どのくらい?】
「…Jの…つぅぎ…ぃ…ぁ…」
【…そうじゃなくて…】
 この時代、女性のブラのサイズ表記は過去と変化していない。
 つまり、トップとアンダーの差が2.5センチ大きくなるに従い、
カップもランクアップしてゆくのだ。
 7.5センチまではAAカップ、10センチまでがAカップ……Fカップは22.5センチまでで、
Kカップともなれば35センチにもなり、仮にアンダ
ーが70センチだとすれば、ティファニアの現在の乳房は105センチのKカップという事になる。
 ティファニアは同年齢の女性と比べると全体的にほっそりとしたシルエットであり、
首も腕も伸びやかでどこかたおやかな感じがする。
そんな女性の胸部に100センチオーバーのKカップがぶら下がっている光景というのは、
一歩間違えれば喜劇にしかならないだろう。
 しかも、Kカップというのは不確定なのだ。
 実際にブラを着用した場合、周囲から肉を集めて形を整えるため、1~2カップはアップする場合が多い。
 そうすると、ヌードサイズがKカップだとしても、着用サイズはLとかMカップになる事が予想される。
 人工物の注入など、人為的な豊乳手術をしない状態で107.5センチのLカップ
または110センチのMカップともなると、これはもう「異常」であった。
「…ぁ…ふあっ…んっ…」
 Kカップの具体的な大きさを尋ねるシグフィスには答えず、
もう既にティファニアは彼の指の動きに没頭してしまっていた。
“はふっ…はふっ…”と吐息を荒くして、無意識に“くねくね”と腰を揺する。
そのたびに、みっしりと身が詰まり、片方だけで3キロ近くもあるパンパンに張った乳房が
“ゆらゆら”と…いや、“だゆん”“ゆわん”と揺れ動く。
 降り注ぐ朝陽の光の中で、グラマラスな素裸の全身にたっぷりとソープを纏い、
昆虫型知的生命体に愛を求めて取り縋る、美しいブロンドの女性の姿は、ひどく背徳的な匂いがした。
【義姉(ねえ)さん…】
 数ヶ月前まで、あれほど理知的で冷静で、時に冷徹でさえあった瞳が、
今はただ自分のためにこんなにもだらしなく蕩けて、熱に浮かされたように涙を滲ませている。

92:【胎動】
06/11/20 19:54:57 FFYLZbXi
 数ヶ月前まで、何の感情も込められていなかった声は、
今では芳しい花の香りを連想させるほど甘ったるい愛の調べを奏でている。
 そして、数ヶ月前までは喉元までぴっちりと召使い服に覆われていた彼女の豊満な体は、
今ではいつもいつでも彼を迎えられるように露出の高い開放的な姿へと変わっているのだった。
「…ぁあ~~……おっぱい…おっぱいきもちいいの…いいの…きもちいぃ…」
 けれどそれは、愛を知り、性を知って奔放な性愛に埋没したからではない。
 ただひたすらに、愛しい義弟のためだけに、彼女自身が自ら意識しないまま行っていることなのだ。
「シグ…ぁあぁ~…シグ…愛してるわ…愛してる…シグ…愛してるのぉ…』
 彼女の目は彼の姿を見つめるだけに開かれ、彼女は彼の声を聞くためだけに耳を澄ます。
 彼女の紅唇は彼への甘い愛の唄だけを紡ぎ、彼女の両腕は彼を抱締めるために存在する。
 彼女の豊満な乳房も、今では幼体を宿して大きく張り出してはいるが、
かつては絞り上げたように細かったウエストも、豊かに張りながら“きゅんっ”と引き締まった尻も、
白く伸びやかな四肢も、日に透かした蜂蜜のようにきらめく金色の髪も、全てが彼のためだけに存在していた。
 シグフィスには、それがたまらなく嬉しい。
 だからその実、彼女がゆっくりと“壊れて”いっているのだということに、
彼は気付かなかったし、また気付こうともしなかったのだ。
【“欲しい”んだね?そんなに切ないの?】
 シグフィスの言葉に、ティファニアはとろけたキャンディのような、
甘ったるい…それでいてひどく淫蕩な笑みを浮かべ、無言のまま“こくこく”と何度も何度も頷いた。
 お腹の中の幼体(芋虫)に負担を掛けないように、
ティファニアは椅子からゆっくりと下りて膝立ちになり、そしてそのまま椅子に両手をついて軽く両足を開く。
むっちりとした太腿の奥、尻肉の狭間で、赤く充血して“ぱっくり”と口を開けた秘部は、
とろとろと『蜜』を滴らせながら、『花』のように陰唇を花弁として濃密なオンナの香りを立ち昇らせている。
 シグフィスは彼女の尻の後に屈み込むと長いローブの前をはだけ、後肢を肩幅に開き、
長く伸びた下腹を前へと折り曲げた。
 そして彼の、黒く光を弾く外皮に覆われた長い腹は、
獲物に毒針を突き刺す蜂の腹部さながらにゆっくりと弧を描いて、
下からティファニアの、淡い翳りが茂った股間を目指す。
「…っ…あっ…ぁあ~~…」

93:【胎動】
06/11/20 19:56:04 FFYLZbXi
 甘い期待感に震え、胸を高鳴らせていたティファニアは、
不意に子宮内で“ぐりぐり”と幼体が身じろぎし、
それが…その胎動が与える激しい痛みに、背中を丸めて椅子へと突っ伏した。
 椅子の上には、自分があそこから“とろとろ”と垂らした蜜液が水溜りのように溜まっている。
それが、“ゆさゆさ”“ぶるぶる”と揺れる豊満なKカップの乳房に垂れて、
そして朝日を受けてきらめきながら糸を引いて落ちてゆく。
【もう少し我慢して。今、あげるから】
 金色に輝く美しい髪を撫で、伏せた体からどうしようもなく重たい自重によって吊り下がった
重々しい巨大な乳房を揉み上げながら、シグフィスは愛しい義姉に囁く。
マニピュレーターの指の間からやわらかな乳肉が溢れて、白い背中に金髪を散らせた義姉は、
彼に答えるかのように身を捩りながら甘い吐息を吐いた。
 そうして彼は、黒く硬い腹の先端から黒光りした鞘を突き出すと、
麻痺毒の注入管が変化したピンク色の管を剥き出しにして、
時折“きゅっ”とすぼまりを見せる彼女の可愛らしい肛門にぴたりと狙いを定めた。
 彼女のそこは、既に塗り広げる必要が無いほど彼女自身の『蜜』でぬるぬるに濡れている。
【いくよ】
 ソープとは明らかに違うぬめりを纏わり付かせると、シグフィスはその肉筒を、
“ぬるんっ”と可愛らしい後の蕾へと挿し込んでいった。
 ほとんど、何の抵抗感も無かった。
「ふあっ…おしり……おしりがぁ………」
 もっともっと…と、義姉の尻が“くねくね”とくねり、“ひくひく”と収縮を繰り返す窄(すぼ)まりが、
“きゅ”“きゅ”“きゅ”と断続的に肉筒を締め付ける。
 そのキツイ締め付けに構わず、シグフィスが“ずぶずぶ”と直腸の奥へと肉筒を押し込むと、
「…ああっ!!…あああぁあぁっ!!…ああぁあ~~~~~~~~~~~~~~!!!」
 彼女の美しい造形の顔から頬を伝って涙がこぼれ、鼻水が漏れ、涎が顎を伝い糸を引いて床に垂れ落ちた。
【義姉さん…キモチイイ?】
「ぁうあ…ぁううぉおお…」
 “ずにゅっ…にゅっ…ずにゅっ…”と、細かな蠕動運動を繰り返しながら直腸を進み、
抜き出され、そしてまた奥まで侵入してゆく。
 ただ挿し込めばいいものではないということを、シグフィスはこの3ヶ月に学んでいた。
 ゆっくりとした小刻みなピストン運動を加える事で蕾の入り口を刺激し、
愛しく可愛いこの義姉が、ひときわ喜びに涙する事を知ったからである。

94:【胎動】
06/11/20 19:56:56 FFYLZbXi
「……んっあっ!…ぁいやっ…いやっ…いやぁっ…あ~~~…」
 人として、女として、決して愛しい人には見せたくないような無様に呆けた快楽の顔のまま、
ティファニアは“いやいや”と首を振りたくって啼いた。
 ひしりあげ、泣きむせぶように、搾り出すように、ティファニアは啼いた。
 こればかりは、何度味わっても慣れるという事が無かった。
 むしろ、彼女には身体が“馴染んだ”がために、
より的確に快美感を拾い上げて脳へと送り込んでいる気が、した。
「っ~~…あ゛っあ゛っあ゛っあ~~~…いっいぐっ…いぐのっいぐっいぐのっ…いぐぅ…いぐうぅ…」
 お尻を嬲られただけで、あっという間に高みに押し上げられ、
いつ果てるとも無い絶頂へと達してしまう。
【いいよ?イッていいよ。そうすれば痛くなんかないだろう?】
 頭を優しく撫でられながら乳を弄ばれ、それと同時に直腸内へと肉筒を差し込まれて、
そのバイヴのような蠕動運動に身も心も翻弄された時間は、あっと
いう間の出来事のようにも、果てしなく続く煉獄の責め苦のようにも彼女には感じられた。
 やがて、胎内で身じろぎしたことを詫びるかのような、幼体(芋虫)からの精製物の分泌の効果が現れ、
激しく揺さぶる快感と押し寄せる幸福感に声も無く身を震わせるティファニアの直腸へ、
今度は溢れるほどたっぷりの「シロップ」が、お腹の子の父親(シグフィス)から注がれる。

 子とその父に、同時に犯され、愛され、癒され、そして狂わされているみたいだった。

 二人とも、自分の子供でも、自分の夫でもないのが不思議なくらいだった。
 白濁し、真っ白に焼き付いた意識の中で、ティファニアは滂沱した。

95:【胎動】
06/11/20 19:59:14 FFYLZbXi
 どうしてシグフィスを「夫」と呼べず、お腹の子を「わが子」と呼べないのか。

 ――わかっている。

 それは自分が『セグネット』ではなく「人間」であり、“仮母”だからだ。
 シグフィスは昆虫型地球外知的生命体であり、
お腹の子は人間の子とは似ても似つかない芋虫の形をした幼体だからだ。

 けれどそれは他ならぬ自分自身が望んだこと。

 それでもいいからと、自分自身が望んだこと。

 愛しい人の愛が欲しかった。
 愛の結晶である赤ちゃんが欲しかった。
 でも、彼と自分では種族が違う。生物としての有りようが違う。
 なぜ神様はこんな気持ちを自分に与えたのか、彼女は神を呪った事もある。
 でも、彼女は自分で選んだのだ。
 愛しい人の愛が手に入れられないのなら、愛しい人との間に赤ちゃんが得られないのなら、
せめてお腹を痛めて産んであげることだけが、自分に出来るたった一つの『愛の形』なのだと、そう信じたから。
 そしてそうすることで、愛する人が『愛されて産まれてきた』のだと教えてあげられると、そう信じたから。
 だから。
 快楽の波に翻弄され、呑み込まれ、自分という存在さえも見失いそうになりながら、それでも彼女は。

 幸せだったのだ。

         -おわり-

■■「再会」~にくらしいあなたへ~(胎動編)■■

96:132
06/11/20 20:00:05 FFYLZbXi
 以上です。
 これで終わりです。
 お疲れ様でした。

 また、どうしようもなく書きたくなりましたら、
お世話になるかもしれません。

97:名無しさん@ピンキー
06/11/21 07:05:30 jacHFomK
>>132
GJです

98:名無しさん@ピンキー
06/11/21 08:21:22 D0U6a7vw
現在、作品を書いているのですが、
もちろん触手主体なんだけど、
問題は、やられる側が「オトコノコ」でして・・・・
他にも他スレ向きな描写もあって、そんなわけで、
触手ものだけど、ここに投稿していいものかなやんでおりますorz

99:名無しさん@ピンキー
06/11/21 09:03:17 wTUzcuQH
>>98
女性相手でない場合、スレ違いです。
過去にその件については、
何度も話し合っては荒れ
話し合っては荒れを繰り返して
いまのテンプレができました。
お察し下さい。

100:名無しさん@ピンキー
06/11/21 10:12:59 PWYgEnNF
>98
誘導

触手総合スレッドin801 二本目
スレリンク(801板)


101:名無しさん@ピンキー
06/11/21 11:19:42 yNE/WmtU
>>98
ショタならこっちに頼む
ショタ総合スレッド
スレリンク(eroparo板)

102:名無しさん@ピンキー
06/11/21 15:43:53 9dt2lmtW
特撮界最強のロリ好きの紐男爵のSS願います

103:名無しさん@ピンキー
06/11/21 15:44:36 9dt2lmtW
特撮界最強のロリ好き、紐男爵と子供(由美ちゃん)のSS願います

104:名無しさん@ピンキー
06/11/21 16:27:20 LKn3Hdmr
神楽スキー氏の幼神楽マダー?チンチン

105:名無しさん@ピンキー
06/11/21 17:47:42 RPmfhbbu
>>104 は >>80 をみるがよろしかろう
 

106:未確認生命体 ロリメデプス 本
06/11/22 07:41:24 5pEK23MX
・・・この流れは・・・

オドルナライマノウチ?

107:名無しさん@ピンキー
06/11/22 12:12:03 ttqK/MvF
女妖怪が怪物に犯されるのはあり?

108:名無しさん@ピンキー
06/11/22 13:25:44 kro6f1Cp
それは人外なようなキモす

109:名無しさん@ピンキー
06/11/22 13:52:51 qYizl6s8
神楽スキー氏の葉子がありだからイイんんじゃね
あれも妖怪だぞ

110:名無しさん@ピンキー
06/11/22 15:15:45 I94tecVQ
要は人型かどうかじゃないかな?


ところで、触手モノでも痴漢モノでも思うんだけど、抵抗の有り無しが作品の方向性を大きく占めると思うんだけど。
もちろん俺は有り派で。。

111:外伝 ◆9QlRx9nooI
06/11/22 16:14:06 9GcHE5gi
鬼神楽の座敷童陵辱を投下します
童女注意?


112:鬼神楽 座敷童陵辱
06/11/22 16:15:15 9GcHE5gi
「ガアアアアアアアァァァァァァーっ!」
 がっがっと妖怪の群れに攻められていた木島卓が不意に雄叫びを上げる。
 びりっと服が破れて体が膨れ上がり、肌が鋼色になっていく。そして頭からは一本角。
 ギン! とその瞳が紅く輝く。
鬼化した木島の姿に妖怪たちさえもが怯え、一瞬にして鬼の野太い腕に叩き殺されていった……。
 すぐ背後で『童歌』を歌っていた仲間の座敷童も、首をすくめて震えている。

 妖怪退治の最中、かんなとうづきからはぐれて、妖怪の群れに囲まれてしまった木島と座敷童。
座敷童の『童歌」の回復も間に合わず、木島は鬼化してしまった。
 天乃社神社の巫女の姉妹、天神かんなとうづきがこの場にいなかったのは幸いだったかもしれない。
 鬼と化した木島はただの暴力と性欲の塊りにすぎないのだから……。

「ぐるるるるる」
 妖怪どもを殲滅した木島はさらに獲物を求めるように周囲を探る。牙の生えた口から涎を垂れ流して。
あれ程いた妖怪たちは無惨な屍を晒していた。だがまだだ。まだ足りない。
「ぐるる?」
と、その赤い瞳が木陰に隠れて震えている小さな体を見つけた。
「ひっ……」
 瞳が合い、小さな体に比率して大きな瞳が怯えた。

 赤い着物におかっぱの黒髪の童女。人間で言えばまだまだ子供である。
 まさに日本人形のような可愛い女の子。だが彼女は人間ではない。
 座敷童。住み着いた家に繁栄ももたらすと伝えられる小さな女の子の妖怪。
 そしてこの座敷童は、仲間でありうづきの友達でもある。特に回復役として重宝していた。

「がうるる」
 鬼木島の瞳がその小さな童女を見つけて好色に輝く。
 まだ小さいが、いや小さいからこそ可愛い。
「がうっ!」
「きゃっ」
 大きな体で跳びかかり、小さな座敷童を草むらへと押し倒した。
「はな……して」
 か細く呻く。腕を掴んで引きずり倒した鬼木島は、その細さに獣欲を刺激されていた。
このまま力を込めれば折れてしまいそうな小枝のような細い手足。そして怯える大きな瞳。
 草むらに押し倒された座敷童は、すぐ上に圧倒的な存在感と荒々しい息を感じ、
瞳に涙を浮かべただただ怯えていた。
「…あ……あ……」
 妖怪である彼女だが、荒事に慣れているわけではない。物静かで大人しく無口で、
その精神は人間の少女と何ら変わりは無かった。
「いや……たすけ……」
 その小さな口がわなわなと震えると、鬼木島の手が動いた。
 赤い着物の帯を掴み、一瞬で引き千切る。ほどける、ではない。
「きゃー!」
 帯が宙に舞い、着物がはだけ、その白い肌が晒された。
 下着は身に付けていなかった。着物の下には何も着けないもの。もちろん下も。

113:鬼神楽 座敷童陵辱
06/11/22 16:16:33 9GcHE5gi
 はだけた着物から見える肌は驚くほどに白く、そして滑ら。胸はまだ膨らんでなくぺったんこ。
二つに桃色の乳首が色鮮やかに白い肌に映えている。
 もっとも妖怪である座敷童がこれから成長するかは分からないが。
 座敷童の平坦な白い胸にますます涎を垂れ流し、鬼木島は大きな舌で胸を一舐めした。
「きゃうっ」
 小さな白い胸を大きな舌が下から舐め上げ、びくっと震えてしまう。乳首も両方一緒に舐められ、「あっ」と声を出してしまった。
「ぐるるる」
 座敷童の平坦な胸はとても甘く、特に乳首は砂糖菓子のようで。鬼木島はその体を味わうように、舌でしゃぶっていった。
「きゃっ……やっ……」
 小さな胸が唾液でべちょべちょに濡れ、座敷童は気持ち悪さに顔を背けた。
ただ小さな乳首を舐められる時だけ、びりっと甘い痺れが走る。それでも乳首は陥没したまま。
彼女は見た目通り、まだ童女なのだ。
「う、ううう……」
 横を向いた瞳から大粒の涙がこぼれ、おかっぱの黒髪がさらさらと揺れる。
 まるで綿菓子のような白い胸をしゃぶっていた鬼木島は、不意に彼女の細い脚を掴んで持ち上げた.
「きゃあっ……!」
 逆さまにされ、おかっぱの黒髪も下に流れる。
「ぐるるるる」
 そしてどっかりと地面に座り込んだ鬼木島は、逆さに持ち上げた座敷童の小枝のような細い素足に噛み付いた。
「ひいっ……!」
 食べられる! と思い込み、座敷童はさっと蒼ざめる。鬼は人でも何でも食らう。
だが鬼木島は大きな口に含んだ細い脚をしゃぶって味わうだけで、そのままちゅるちゅると付け根へと口を移していった。
「はっ……」
 その先にあるのは小さな割れ目。はだけた赤い着物から、丸いお尻と股間がはっきりとこぼれていた。
「やっ……」
 脚をしゃぶりながら、鬼木島の赤い瞳がその股間に注がれる。視線を感じ、座敷童は恐怖を忘れて羞恥に紅くなった。
妖怪でも童女でも、羞恥心はある。
 座敷童のそこはあまりに小さく、まだ毛も生えていない。人間で言えば初潮前の童女の陰核そのものだ。
 その小さな割れ目にぺろっと熱い汁の爛れる舌を乗せた。
「きゃうっ!?」
 逆さにされたままの、座敷童がビクッと顔を仰け反らせる。
「あ、ああ……」
 白い肌が赤くなり、涙の流れる瞳が潤んだ。恐怖ではなく、初めて感じるもっと別の何かに。
 座敷童の割れ目とお尻は胸よりもさらに甘く、鬼木島は夢中になってしゃぶり出す。
蜜に群がる虫のように。
「ひいいっ……いいぃ……あ……」
 大きな舌が小さな丸いお尻を包むように舐め上げ、幼い筋をぺろぺろと通り過ぎる。
その度に、座敷童は白い喉を仰け反らせて鳴いた。甘く、切なく。
「はあぁ……あぁ……」
 いつしか、吐息に甘いものが含まれている。
 それは彼女が初めて感じる「濡れる」という女の悦び。

114:鬼神楽 座敷童陵辱
06/11/22 16:17:31 9GcHE5gi
「ひうっ……」
 そして逆さにされた顔を仰け反らせた座敷童は見た。真下にある鬼木島の股間。
そこから一本の棒が金棒のように延びていることに。
「えっ」
 それが何であるか気付き、座敷童はヒッと怯え、震えるお尻をきゅっと締めた。
鬼木島の股間からは金棒のように伸びているそれは、勃起した彼の性器。その大きさは座敷童の細い腕よりも大きい。脚よりも大きいかもしれなかった。
「あ、アアア……」
 初めて目の当たりにする男の象徴はあまりに強大でそして異様で。
 きゅーと肝が冷え、思わず出してしまった。
「がる?」
 陰核の奥底が蠢き、溢れる冷たい水に気付き、鬼木島は口を股間から離した。

 ぴゅー

 その顔に、無色透明の水がかかる。股間から飛んできた水。おしっこだ。
「ぐるー」
 嫌がりもせず、むしろ気持ち良さそうな顔で鬼木島はおしっこを受け止めた。
まるでシャワーでも浴びているように。
と同時、座敷童の逆さの顔のすぐ下の鬼ちんこがぴくぴくと蠢き、どぴゅっと白濁液を吐き出した。
「きゃっ」
 それはただの先走りの精液だったが、小さな可愛い顔を、下に流れる艶々の黒髪を白く染めていく。
 鬼木島の顔に座敷童のおしっこが掛かり、逆さの座敷童の顔には鬼木島の先走りの精液が掛かる。
お互いに顔を濡らし、そして止まった。
「やあぁ……」
 おしっこを出してしまい、精液を掛けられ、座敷童は白く汚された顔を赤く染めてしまう。
「がるー」
 気持ちよく顔におしっこを受け、そして射精した鬼木島は逆さにした座敷童を持ち直して、頭をちゃんと上にした。
そして小さな脚を拡げていく。抵抗なく小さな脚が開いていく。もっとも抵抗しても鬼の力の前には無力だ。
その脚の付け根のすぐ下には、いまだ固さを保ったままの鬼肉棒。
「あ……ヤメ……」
 何をされるか本能で悟り、座敷童が怯えた声を出す。
 すとんとその小さな体を下に降ろすと、唾液とおしっこで濡れた割れ目に、鬼の金棒のようなペニスが突き刺さっていった。

「ひぎいいいいいいぃぃぃぃぃぃーっ!!!」

 めりっと秘唇が限界を越えて広がされ、たちまち鮮血が溢れて、白い脚を赤く染め、醜悪な肉棒に伝っていく。
 めり、めり、と肉棒が沈んで行く度に、肉を裂く音が響き、そして血が溢れる。
「がはっ……ああぁ……」
 ぽかんと開いた口から涎が落ち、滝のように涙の流れる瞳にもう意志は残っていない。ぼんやりと前を見るだけだ。
凶悪に歪む鬼木島の顔を。
 その小さなお腹がぼこっと盛り上がっている。内側からペニスが盛り上げているのだ。
 それでも鬼木島の性器は半分もう埋まっていない。

115:鬼神楽 座敷童陵辱
06/11/22 16:18:31 9GcHE5gi
 大きな裂け目となった結合部からさらに大量の血がどぼっとこぼれる。膣を突き破り、内臓まで鬼肉棒が突いたのだ。
股関節も限界を越えて引き伸び、そして裂けられた。
「あ……あがぁ……」
 口からも涎に混じって血が流れる。
 人間の童女ならとっく死んでいたかもしれない。だが幸いというか生憎というか、妖怪はそう簡単に死なない。死ねない。
「ガアアアアアアぁぁぁぁーっ!」
 雄叫びを上げ、鬼木島は座ったままの姿勢で、貫いた座敷童の小さな体を揺り動かす。
「あがあぁ……はああぁ……」
 下から突き刺さった肉棒が内臓をゴリゴリとかき回し、お腹が内側から盛り上がったりへこんだりする。
「ぐふー」
 ペニスの先端に感じるドクンドクンと脈打つ臓器は肝臓だろうか大腸だろうか。
ひょっとしたら心臓かもしれない。
「……ああぁ……ううぅ……」
 座敷童の涙で霞んだ瞳に見えるのは、鬼の爛々とした赤い瞳のみ。
 もう全身が麻痺して痺れ、痛みも何も感じない。感じたらショックで死んでしまう。

 どぴゅうう! どぴゅうううううっ!

 不意に体の内側に勢いよく熱い液体が放たれる。
 鬼木島が膣内射精したのだ。いや内臓で。内臓射精だ。
「はぐうぅ……」
 腸を、肝臓を、白濁液が白く染めていく。そして心臓も。
 股関節が裂かれ、だらんと開かれた膣からも精液が溢れ出て、赤い血を押し流す。垂れ下がった脚にも白い白濁液が流れていき、足先の草履からポタポタとこぼれ、鬼木島の太ももにおちる。

 どぴゅぴゅぴゅぴゅ!

 内臓での射精は絶え間なく続き―
「はがあああっ!?」
 とうとう白い喉を駆け上がり、血に混じって口からも白濁液がこぼれた。
小さな鼻からも逆流した白濁液が漏れ出る。
 口の内側からも精液を垂れ流す。小さなその体の内側はもう精液でいっぱいだった。
 どばああーっ! と射精し続ける鬼ペニスがするっと結合部から抜け落ちた。
あまりの射精の勢いに抜け落ちたのだ。
「ガアアアーっ!」
 鬼木島はその小さな体を草むらに放り落とし、さらに精液をぶっかけていく。
「………」
 放心状態の虚ろな顔に精を受け、座敷童はヒクッと小刻みに震えた。
 艶々のおかっぱの黒髪も、可愛らしい顔も、小さな胸も、はだけた赤い着物も、全て白く濁った精液に染められていく……。
体の内も外も精液で満たされ、座敷童はぐったりとその身を草むらに横たえていた。
瞳は虚ろで、ぽかんと開いた口からは血と精液がこぼれている。
 そのおかっぱの前髪を掴んで顔を引きずり上げ、鬼木島はぽかんと開いた口に、まだ射精し続けるペニスの先端を叩き付ける。
 口の中に捻じ込もうというのか。だが小さな口に大きすぎる鬼肉棒は入らない。

116:鬼神楽 座敷童陵辱
06/11/22 16:19:46 9GcHE5gi
 口に押し付けられた肉棒の先端から、止まるこのない射精が顔にぶつかっていく。
そして小さな体をさらに精液で染めていった。
「……あ……ぁ……」
 白いシャワーを全身に受け、座敷童はぐったりとうな垂れる。そこで意識が途絶えた。
「がるー……」
 ようやく射精が止まり、鬼木島は座敷童がぐったりと気を失っているのに気付いた。
もう用は無いとばかり、小さな体を草むらに放り捨てる。
 そして新たな獲物を求め、徘徊していった……。

 木島が正気を取り戻したのは戦いが終わった後だった。幸い、かんなとうづきは襲われずに済んだ。

「はー……」
 天乃社神社に戻った木島は自室でため息を吐く。自己嫌悪のため息。
 鬼化した後は見境無く暴れ回り、女と見れば犯してしまうが……さすがに今回はいつも以上に罪悪感が募る。
 見た目はどう見ても童女の座敷童を犯してしまったのだ。それも徹底的に。
 人間の童女なら死んでたと葉子にも怒られてしまった。
「はあぁー……」
 夜も深け、とりあえず寝ようと木島は敷いていた布団に就く。明日、きちんと謝ろう。それで許してもらえるとは思っていないが。
「ん?」
 布団に入って気付いた。妙に暖かいモノが入っている。
 掛布団をめくって見ると、赤い着物の小さな童女がいた。艶々とした黒いおかっぱの黒髪の日本人形のような女の子。
「座敷童!?」
 さすがにビックリしてしまう。
 あれだけ激しく陵辱されながら、見た目は特に変わっていない。怪我も汚れも感じさせなかった。
さすが妖怪といったところか。
と、ビックリする木島に、座敷童はニコーと笑いかけ、そして抱きついてきた。
「お、おい……」
 小さな女の子に布団の上で抱きつかれ、木島は呆然としてしまう。手持ち無沙汰に手は宙に泳ぐ。
「……え?」
 木島の胸の中で座敷童が呟き、それははっきりと耳の届いた。
「俺に……抱いてほしい?」
 顔を上げ座敷童は小さく頷く。そしてにっこりと微笑んだ。童女の可愛い笑み。
その趣味のない木島も、ついぎゅっと抱きしめてしまう。
「あの……あの時はすまなかったな」
「ううん」と胸の中で座敷童は首を振る。
「お詫びなら……して」
「……」
 そこまで言われては仕方ない。内心、動揺とドキドキを感じながら、木島は 座敷童の小さな体を布団に横たえた。
「いいのか?」
「うん」と座敷童は頷く。
 その小さな唇にそっとキスした。
「ん……」
 口を重ね、座敷童は目を閉じる。
 その小さな体が熱くなったような気がした。
 そして……

117:鬼神楽 座敷童陵辱
06/11/22 16:20:51 9GcHE5gi
 朝。チュンチュンと雀の鳴き声で目を覚ますと、大きな瞳が目に飛び込む。
「わっ」
 そして裸の童女。自分も全裸だ。
 ニコーと微笑むおかっぱの童女に釣られ、木島もつい苦笑してしまう。
 そうか。昨日は座敷童と一夜を過ごしたんだ。
 まだ幼さの残る、というか幼い体の童女の座敷童。その小さな裸体を抱き寄せ、おかっぱの髪をよしよしと撫でてやる。
 くすくすと笑う声が聞こえた。
 そしてその可愛い顔をしっかりと見つめる。座敷童も見返してきた。
「歩……」
 ふと幼い顔に妹が重なる。
 無惨に犯され食い殺された妹。
「んー?」
 きょんと座敷童は首を傾げる。
「あ、ああ……。すまん」
 そしてまたぎゅっと抱きしめ、切り揃えたおかっぱの前髪のさらさらを胸に感じる。
「これからもよろしくな……。歩」
「うん……」
 座敷童はしっかりと頷き、自身も木島に抱きついた。

 それから、鬼と化す半人半鬼の木島の側には、常に座敷童の可愛い姿が見られた。
木島はその座敷童を「歩」と勝手に呼び、妹のように可愛がったという。

(おしまい)

118:神楽スキー
06/11/22 18:18:32 ZDLRrqtC
驚いたここで見かけるとは思わんかったな外伝氏GJです。



119:名無しさん@ピンキー
06/11/22 22:52:30 VXvB/hrX
■■「再会」~にくらしいあなたへ~(胎動編)■■

出産するところまで書いて欲しかった…

120:名無しさん@ピンキー
06/11/23 01:21:48 wMBmeWtk
>>111
GJ!妖怪×妖怪ってーのも新鮮でいいなー。

ところで河童の続編が読めるとは思わんかったよ。うれしい誤算。
天狗の続編を熱烈希望する!!>神楽スキー氏
妻という名の性奴隷となって日々過ごす七歌ハァハァ・・・。

121:名無しさん@ピンキー
06/11/23 02:15:14 NJufENeH
つーか、えらいコアなトコ来たなー

122:名無しさん@ピンキー
06/11/23 02:22:12 O6XAVkIb
>>88
ちょっとやってみるので時間をくれたまい。
展開的に超ベタで出し尽くされたネタだけど、漏れのネチネチした文章でどこまでエロく書けるか挑戦。

123:4枚切りの…
06/11/23 06:32:15 CdLgExIw
なんと、外伝さんだ
GJっす!!
座敷童とは、なかなか渋いとこ突きますね

124:名無しさん@ピンキー
06/11/23 11:14:34 C79fXUpe
>>111
GoodJob

125:てろりすとR
06/11/23 16:32:52 N6Rh1mFG
ずっと真面目な小説を書いていた。しかしその長い努力は報われなかった。

そしていつしか僕はポルノ小説に手を染めるようになっていた。
買ってくれると言う人もいたけれども結局は踏み倒されてうやむやになってしまった。
(その原稿がもう削除してしまって手元にないのは残念の極みだ)
出版社に新しい作品を送って半年たっても返事はない。だからそれを使って最後にテロをやろうと思うんだ。
僕は僕の狂気をこのスレに置いていく……


126:第一話「メッセンジャーガール」①
06/11/23 16:33:57 N6Rh1mFG
 あの日、投げかけられた投網を食いちぎろうとして暴れたことを覚えている。金属の糸はあまりに強くて網目の間に指を通して泣きながら歯を立てた。
薄い掌が擦りむけて血が滲んだけれども不思議と痛いとは思わなかった。柔軟に揺れる丈夫な檻の中で見上げた空は晴れ渡っていて白い入道雲が広がっていた。
どんなに力を込めても千切れない網の格子の向こうでお日様が笑っていた。
 周囲では迷彩の服を着た男たちが気味の悪い卑劣な笑みを浮かべてわたしを見ていた。緑のまだら模様の衣装を赤い返り血の飛沫で染めて白い歯を見せて笑っていた。
その手の中の長いライフルや鉈が無慈悲な光を照り返していたんだ。わたしになす術なんてなかった。
あれはまだ、十五にもならない頃。春の日差しが微笑む、焼け落ちた町でわたしは犯された。
埃臭い澱んだ空気に男たちの汗臭い体臭が混じって鼻を突いていた。
一人じゃない。何人も何人も何人も。入れ代わり立ち代り、何人の相手をさせられたかなんて覚えていない。
始終軋むような雑音が頭の中で鳴っていた。
 身体が裂けて壊れる、このまま死ぬんだと思った。胸やお腹にどろどろする温かいものが怖くて泣いた。
顔にかかったぬめぬめする液体の臭いが気持ち悪くて吐いてしまった。
口に突っ込まれた固くて脈打つものが喉の奥で嫌な汁を噴出してひどく咽た。
「ユルシテクダサイ、ユルシテクダサイ」
 片言のような言葉で哀願しても目の据わった男たちは許してなんかくれなかった。何も悪いことなんてしていないのに。あいつらは、笑ってた。楽しそうに笑ってた。
 お腹の中で二本の固いものが荒れ狂っていた。内臓がおかしくなると思った。生臭い臭いに混じって嗅いだ鉄さびの臭い。あれはわたしの破瓜の血だったのだろうか。
 いつしかわたしは気を失ってしまっていたようだった。わたしが再び意識を取り戻したときには男たちはいなくなっていた。
空が暗いのは雲のせいだったのだと思う。太陽は見えなかった。天から降り注ぐスコールが剥き出しになったわたしの薄い胸に打ちつけていたのを覚えている。
どしゃ降りの雨が引き裂けた服をぐしょぐしょにしてしまう。そしてぬかるみ始めた大地の泥に塗れてしまうのだ。
身体中が痛くて、目が熱かった。


 彼女はエナメルのような赤いマウンテンバイクを立ち漕ぎに駆っていった。ひび割れたアスファルトの道を無骨なスパイクで引っかいていく。
袖口の開いた白いジャケットは風に踊り、襟口から吹き込む気流が汗ばんだ肌の上を吹き抜けていく。その背中には赤い郵便のマーク。
胸にはプラスチックの名札が縫い付けてあって「菱川輝美」と見て取れる。ぴったりしたハーフパンツを穿いた腰は宙に浮き血色の良い引き締まった左右の脚には交互に体重が打ち込まれる。
 無人地区B-14。そこを抜ければじきに目的地に着くはずだった。

127:第一話「メッセンジャーガール」②
06/11/23 16:41:15 N6Rh1mFG
 公孫樹郵便局の若き局員はほとんど人の住まぬゴーストタウンを駆け抜けていく。愛機「フェニックス号」は今日も絶好調だ。
そのチェーンは上機嫌に滑らかかつ速やかな回転を示している。高速で走行するマウンテンバイクの乗り手からは二本の栗色の三つ編みが吹流しのように棚引いている。
 死んだ町の寂静の中で彼女だけがいきいきと動いているのだった。もっとも生物が他にいないわけでもあるまいが密度の低いこの地域で鉢合わせすることなどめったとない。
その代わりに頭上から照りつける晩夏の太陽が走る乙女に濃い影法師を付き添わせていた。
 眼前に迫る十字路。行き当たりのコンクリートの壁。輝美は直前で前輪を軽く持ち上げて大地にやや斜めに叩きつける。ブレーキのかかった前輪からのパワーが赤いフレームを走り抜ける。
衝撃で跳ね上がる後輪。ハンドルを胸に引きつけるようにして前輪をも持ち上げた。
それは瞬間的な出来事だ。
 フェニックス号は舞い上がり、壁の上辺と水平になって宙を舞う。まるで棒高跳びの選手みたいに。しかしそのまま飛び越える気はなかったらしい。
後輪の一点が越えつつあった壁の天辺を捉える。輝美は身を捻るようにして重心を起こし壁の上に立った。もっとも足を突いたわけではない。ただ後輪の一点のみを支えにバランスを保って揺れている。
 まったく常人離れした運動神経だった。もはや超能力じみていると言っても過言ではあるまい。実際、特殊な血統を遠く引いているらしいという話は輝美自身、幼い頃亡父に聞いたことがある。
 数年前に受けたゲリラによる暴行。本人にとっては決して幸福とはいえない最悪の事件おそらくあのときのショックが彼女の潜在能力を引き出す引き金になったのかもしれなかった。
そのことは全くの皮肉としか言いようがないのだけれども彼女は普段そのことを忘却しているのが常である。そして曲芸まがいの運動は彼女をひどく楽しませた。
「・・・っと」
 輝美は自分が乗っかっている塀の向こうを打ち眺めた。やや傾斜の全体としては下り坂の風景。丘の上から見下ろしているような形だった。
実を言えばそのためにわざわざ丘の上を通るコースを選んだのである。
一番奥の方にはそれなりに太い川が流れ、その支流の小川や水路が迸るかのようにこちらにまで延びてきている。それと交じり合うようにブロック塀の敷居が迷路のように敷かれ、
崩れたビルや腐った木造家屋が散らばっている。草に覆われている場所が多いせいかどことなく緑がかった、田園めかした雰囲気さえ漂っていた。
「あ、あれ!」
 目印を見つけて喜びの声を上げる騎乗の少女。その叫びの響きは優美でさえある。輝美のあだ名が「テルミン」であるのも単に語呂合わせではない。
その独特の美しい声が幻の電波楽器テルミンを連想させるからだ。
「もーちょっとじゃん!」
高音質で幻想的な印象さえ与えるテルミンの声が周囲の大気に染みとおっていく。古色を帯びた厚いコンクリート塀の上に揺れる彼女の姿はさながらテルミン奏者の手つきに似ていたかもしれない。
テルミンは電波の流れた空間を手先でかき混ぜて演奏するのである。

128:第一話「メッセンジャーガール」3
06/11/23 16:43:27 N6Rh1mFG
さて彼女が見つけたのはそこから目算300メートル程度の位置にある小さな赤い屋根。ソーラーパネルで半分が青っぽくなっている。となりにちゃんと井戸もあったし極め着けには風車が回っていた。
目を走らせればそのすぐそばの小川に水車が取り付けられている。
 彼女はそれが目的とする一軒家に相違いないと判断した。
「よっし!」
 程よく疲れた身体に再び力が戻ってくる。筋肉繊維の中で沸き立つエネルギーに急かされるかのように輝美は車輪を滑らせるようにして再び地面に降り立った。
 飛ぶように、跳ねるように。赤いエナメルの変則的な残像を残して疾駆するフェニックス号。もうどちらかといえば下りの道。この平野自体が緩やかな谷になっているのである。
おそらくタイヤが転がっていくのはかつて山の一部だったに違いない大地。悠久の年月に侵食された、年老いた山脈の斜面。前進を阻むものなど何もない。
カモシカが絶壁を舞うが如くまるでフラメンコでも踊るかのように駆け抜けていく。
 爽天の下、人気のない世界を絶妙な操作で走り抜けていくのだ。
やがて目の前に、まっすぐな見通しのいい下り坂が広がった。さっきの鳥瞰の際、遠目に見つけておいたルートだ。輝美はサドルに腰を下ろしペダルから足を外した。慣性で滑り出した身体は重力に委ねられる。
 胸がすくような爽快さ。流れ飛ぶ景色。滑らかなギアの回転に合わせて後方へスクロールしていく世界。途中、緩やかな弧を描いて通過しちょっとした崖の淵をなぞっていく。
そしてハンドルと重心を逆にし滑らかな赤いS字型の軌跡を引いた。
 そこから目的地に着くまでわずか数分。
 それは鉄条網を張り巡らせてガードするには貧相な住まいだった。遠目には瀟洒に見えた家屋もまたどこか寂れて見える。
「ほお、お前さんが?」
 胡麻白髪の眼鏡をかけた老人がやや相好を崩して出迎えてくれた。やや腹が出ているが局長が写真で見せてくれた人に違いない。一歩下がってメイドロイドも控えている・・・ネコミミで和風の。
割烹着に白いエプロンというシックなコスチュームである。
「はい、公孫樹郵便局長の命で受け取りに参りました、菱川輝美と申します」
「ワシは三宮銀四郎。で、後ろにおるのがカトリーヌ。ワシの優しい付き添いでよく働く家政婦で腕のいい調理人で極めて忠実な執事でずいぶんと
有能な仕事の助手で孤独な心のせめてもの慰めで並外れて淫乱な愛人でペットで・・・」
 三宮の口調が余りにナチュラルなので輝美は一瞬、彼が何を言っているのかを理解することが出来なかった。しかし0・5秒で目を皿にして顔を赤らめる。


129:第一話「メッセンジャーガール」4
06/11/23 16:44:29 N6Rh1mFG
「よしなに」
 ネコミミメイドのカトリーヌはにっこりと微笑んで三宮の言葉を遮るように強い調子で言った。その赤みがかった黒いショートヘアが微かに揺れている。紺色の割烹着の肩もまたプルプルと震えていた。
端整で完璧な微笑の奥に怒りの感情が見え隠れしている。
 当の三宮はと言えば照れ笑いしているのかおどけたような態度でいる。そしてそうかと思ったら唐突に口を開いた。
「コイツは耳が弱いんですよ。噛んでやったりしますとな、うわ言みたいに『堪忍やぁ、堪忍やぁ』言いますからな。背中から胸から汗が滲んでこっちに分かるぐらいに火照ってきますからな・・・」
 意表を突かれたカトリーヌは完全に面食らってしまった様子だったがすぐにこう告げた。
「わたしの性向がどうあったとしましても、それはご主人さまの設計です。それに意味のないお話は人生を無駄にするばかりかと思いますが?」
 ほとんど「冷静」と言ってもよいくらいの態度である。しかしその穏やかな表情に反して毒のある言い方であるには違いなかった。
暗に「くだらないこと言っているとヌッ殺して残りの人生消滅させるぞ」という意味が込められているようですらあった。
 三宮は楽しげにくっくと笑った。どうやらこの老人は好色漢でおまけに他人をからかう事が大好きな悪戯者らしかった。いや、むしろ変質漢とでも言うべきか。
「あ、こちら、局長から預かって参りましたお手紙です」
 輝美は事態が悪くならないうちにと上着の内ポケットから封筒を取り出した。唇の端にやや歪な固い笑みを浮かべている。常軌を逸した紹介に面食らってしまっていることが見て取れる。
しかしこの程度でビビっていてはメッセンジャーなど勤まらない。場合によってはもっとイカれた連中を相手にせねばならないこともあるのだから。
 おずおずと差し出された手紙を三宮が読んでいる間、カトリーヌは何事もなかったかのように佇んでいる。輝美にはそれがかえって恐ろしく視線のやり場に困ってしまう。
そんな気詰まりな沈黙はたっぷり一分も続いただろうか。
「ふむ! よろしい。案内しよう」
 三宮はそう言うなり家屋の中に歩いていく。カトリーヌにも促され輝美はその後を追った。
 問題のものは板張りの床の下、正確には地下の空間に収納されていた。簡素な鉄製の梯子を降りるとそこには一体の巨大な甲冑がうずくまっている。
 外観は西洋式の甲冑に似ていた。立膝を突いて座り込んでいたけれども立てば全長三メートルほどか。オレンジ色の電球の灯に照らされたそれは磨き上げられた青銅の如き輝きを放っている。
そしてその装甲には芸術的なまでに作りこまれた模様が金色の細い線で描きこまれていた。
「これが・・・?」
 輝美は半ば呆然として問いかける。
「そうだ。これが局長に頼まれていたもの、改良型のオーガノンだ」
 オーガノン、それは凶門の血を引く巫女だけが操ることが出来る機動兵器の総称である。
「改良型・・・」
「そうだ。主にコックピットの操縦系をより負担が少なく、効率的なものに作り変えた。昨今の状況は君も知ってのとおりだ。もはや今の世の中では軍も警察も当てにはならない。
自衛のためにはぜひ一機欲しいとのことでな」
 この混迷したほとんど無政府状態に近い世相では自警団や私設軍隊は決して珍しくはなかった。そして軍隊の多くが軍閥化したように各地の有力者が事実上独立した存在となることもありふれていた。
公孫樹郵便局とて例外ではない。公孫樹郵便局長は今や一個の町の支配者に等しい立場にあり、地方の政治家たちをも牛耳っているのだった。


130:第一話「メッセンジャーガール」5
06/11/23 16:45:12 N6Rh1mFG
「でもこれをどうやって運ぶんですか? 自転車ではとても・・・」
 三宮はヒヒヒと笑う。その顔にはキチガイじみた表情さえ表れている。そして告げた。
「君とて凶門の末裔だろう? たとえ傍系の傍系だとしてもな」
 その言葉に輝美は当惑した表情を浮かべる。
「確かにひょっとしたらそうなのかもしれませんけれど、確証はありません」
 凶門の血を引く異能の者たちがいつの頃、どんなふうにして現れたのかもよく分かっていない。しかし直系の血統で目覚しい能力を持った者の他にも傍系の末裔が数多くいるらしいことは知られていた。
輝美が幼い頃に死別した母親もまたそんな一人だったのだろう。
「試してみるがいいさ。動かせるなら持って帰ればいい。動かなければ前金が無駄になるだけのことさね」
 考えるまでもなかった。否応無しに輝美は頷かざるを得ない。
 三宮が目配せするとカトリーヌがオーガノンの胸部を開く。まるで自動車のボンネットが開くように音も立てず上がる胸甲板。胴体の内部がそのままコックピットになっているようだった。
「これは・・・?」
 輝美はその内部を一瞥して絶句する。
 ゼリー状の半透明のシート。身体をぴったりと沈め込めるかのような形をしていた。例えばお尻の形までが金型のように窪んで、股間の割れ目に当たる部分が浮き上がっている。
「輝美さま、これを」
 カトリーヌがいつの間にか白い布のようなものを手に携えていて輝美に差し出す。輝美がそれを広げると一枚の短い浴衣のようなものであることが分かった。
「巫女服です。まず服をみんな脱いでそれに着替えていただきます」
 輝美は眉間に皺を寄せてそれを見つめていた。見た目、ずいぶんと薄い生地のように見える。肌が透けて見えるのでないかと感じたのはあながち目算ハズレではない。
「嫌なら嫌で良いんだ。前金をタダ取りした勘定になるわけだしね」
 三宮はしゃあしゃあと告げる。輝美は少し思案して告げた。
「席を外していただけませんか?」
 輝美は一瞬、三白眼に三宮を睨んだ。
「残念だがそうするよ。ま、カトリーヌが手ほどきしてくれるさ」
 三宮はそう言って梯子を上っていき、地下室には輝美とカトリーヌ、そしてオーガノンだけが残される。
「さ、どうぞ」
 カトリーヌに促されるままに輝美は服を脱ぎ捨てた。気乗りのしない顔で下着姿になった輝美にネコミミの乙女がさらに注文をつける。
「ブラとショーツもです」
 巫女服姿は余りにもあられもないものだった。薄い生地からはお椀型の乳房の輪郭ばかりか乳首の形まで浮き出して見える。開いた襟口からは形の良い膨らみの上半分が露出していた。
その淵からは桜色の乳輪が微かに覗いているほどだ。
それに着てみてはっきりした事だが、巫女の白い肌着の丈はちょうど股下1・2ミリしかない。細く白い剥き出しの脚がすらりと伸びているのは良いとして
繊細な恥毛の端が見え隠れしているのは如何なものだろうか。

131:第一話「メッセンジャーガール」6
06/11/23 16:45:49 N6Rh1mFG
「これって・・・サイズが合ってないんじゃ?」
 しかしカトリーヌは至極取り澄まして答える。
「いいえ? それでよろしいはずですが。 とてもよくお似合いですよ?」
「でも・・・」
 輝美の抗弁はそこまでだった。突如歩を進めたカトリーヌがその柔らかい唇で素早く彼女の声を封じたからだ。
「ん、むぅぅ・・・」
 それと同時にカトリーヌのきめ細かな指先が輝美の敏感な部分を弄っていた。
「んっ、んんん!」
 やや高い、波のような悲鳴が地下室に小さくこだまする。まるで羽でくすぐられているような感覚に呻く輝美。しかしカトリーヌは手を休めはしない。肉襞を掻き分け淫裂に添った線を執拗になぞっている。
「ん! ん!」
 引っかかれたバイオリンの弦のような短く鋭い呻きが漏れる。カトリーヌの中指の第二間接が輝美の陰核の下を刷り上げたからだ。
それは決して力任せのものではなくむしろ微かに触れるようないたわるようなタッチだった。
しかし執拗な愛撫にほぐれた守りの皮が徐々に捲れ上がり秘核がはみ出してきてしまう。
「ウ、ぅゥう~ぅ、んんんぅぅ~」
 輝美の呻きが次第に甘たるい響きを帯びていく。長く尾を引くように抑揚する音色を漏らして身を揺らす輝美。こそばゆいような妙に先鋭な感覚に反応してか次第にそこが固く膨らんできている。
襞肉の鞘に納まりきらないほど。魔物のように苛む指先の感触に混じってそのことを自覚せざるを得ない。頬や首筋だけでなく充血していく秘裂全体が妙に赤みを深めていく。
(ああぁ? な、なんかで、でちゃう・・・)
 輝美は自分の深奥から何かがあふれ出してくるのを感じた。閉ざされた肉の通路を染み出すようにして伝ってくる。引っかかるような胎内の感覚に頭の中が混乱してしまう。
(あ、や、やめ・・・)
 輝美は心の中で哀願した。しかし数センチ先にあるカトリーヌの目は冷ややかだ。カトリーヌの指先はそれを促すようにひっきりなしにこね回し指の腹だけでなく滑らかな掌全体を使って秘部全体を揉みしだくようにしてくる。
 愛撫される輝美のかかとは時々宙に浮き、その膝とふくらはぎが微かに震えている。そしてカトリーヌの舌は輝美の唇を割り、その口内の粘膜を玩んでいた。混ざり合った唾液に塗れた舌がもつれるように蠢いている。
 銀紙を噛むような異様な感じが秘部に溢れ、下腹部がどこか痺れたような具合になる。輝美は震える瞼を半ば閉じるようにして口の端をわずかに歪めている。
「ぅヴ・・・?!」
 そのとき一粒の粘性の雫が輝美の肉の裂け目に溢れ出した。それは熱を帯びた恥部を潤し、感覚を倍加させる。それは今やあからさまな快感となって輝美を苛んだ。
カトリーヌの愛撫はいっそう遠慮のないものになり微かな水音さえも聞こえてくるほどだ。
 薄暗い地下の密室に二人の乙女の生々しい吐息が響いている。
 逃れよう、押し離そうとする輝美の動きは艶かしく、むしろ悶えている様子に見える。背中を汗ばませ、身をくねらせる輝美の腰をカトリーヌの細い腕が捉えて支えている。
その割烹着の袖の感触は汗ばんだ薄い衣越しに伝わり奇妙な感覚を促すかのようだった。
すでに輝美はトロトロに濡れていた。カトリーヌはやや上気した、慎ましやかにも扇情的な視線で輝美の細められた、震える眼を覗き込んでいる。


132:第一話「メッセンジャーガール」7
06/11/23 16:46:26 N6Rh1mFG
 ふいに愛撫が止む。輝美はようやく、カトリーヌの肩に手をかけて強引に引き離した。そして唇を開放されると同時に叫ぶ。
「な、何するんですか!」
 その声はどこか上ずっており、呼吸もまた荒い。その唇の端からはさっき途切れた涎の糸が付着している。しかしカトリーヌは袖口に口を拭って事も無げに答えた。
「準備体操のようなものです」
「じゅんび、たいそう?」
 輝美は半ば肩で息をして問いかける。
「はい、予めある程度の興奮状態にあったほうが良いかと。オーガノンは意識下の世界と心を繋げることで始めて起動できるのですから。」
「意識下の、世界?」
 輝美は状況が飲み込めず、思わず何度も鸚鵡返ししてしまう。
「無意識の底に沈められた、原初の生命力のようなものです。人は皆、その心の奥底でこことは違う世界に繋がっているのです。その力を解放するためにはある種の精神状態が必要なのです」
 カトリーヌは耳をピクリとだけさせて懇寧に説明する。そしてその手は輝美の透き通った液体に塗れていた。
輝美には真意が理解できず、戸惑った表情は消えない。その心中を知ってか知らずかカトリーヌは促した。
「ではシートへ」
 輝美は心底に困ったようにカトリーヌを横目に見た。
「でも、ちょっと待って・・・あの突起は・・・」
 よく見ればゼリー状のシートのお尻に当たる隆起部分が二箇所ほど隆起している。
「お掛けになれば分かります」
 カトリーヌは微笑んで次の瞬間輝美をくるりと回転させる。穏やかな表情とは裏腹に異論を挟む暇だに与えようとしない。そのままコックピットに押し込むようにして強引に掛けさせようとする。
「ちょ、ちょっと・・・!」
 輝美は抗おうとしたが不意打ちにバランスを崩して倒れこむ。それにさっきの愛撫で妙に力が抜けたようで抵抗することも困難だった。カトリーヌは上から輝美を押さえ込むようにして逃れることを許さない。
そしてその手は輝美のお尻の下で蠢いている。
 残忍なカトリーヌの手はシートの飛び出した異物の位置を調節している。もがく輝美にもそのことは分かったが如何とも抵抗しがたい。ぬるぬるしたそれがお尻に触れる度に力を込めるが体勢的にもはや如何ともしがたい。
「あ! ダメ!」
 柔らかくてぬめりを帯びた突起が会陰にさまよい先端が窪んだ穴に押し当てられる。


133:第一話「メッセンジャーガール」7
06/11/23 16:47:00 N6Rh1mFG
「そんな・・・!」
 叫んだときにはシートに深々と腰掛け、ぬめった突起が秘奥と菊座の部分にあてがわれていた。
 次の瞬間、装甲がバタンと閉まって真っ暗になる。どろどろとしたものが体中を包んでくる。
「ちょ、コレ! イヤぁ! ちょっとぉ!」
 まるでイソギンチャクに捕まった熱帯魚のようだった。体中をドロドロしたものが包み込み無数の触手が体中を嘗め回しているような感覚。異様なものが全身の毛穴に浸透してくる。
先鋭化した肌がざわめき輝美は深い湿った吐息を漏らした。
「うぁッ! あ、これ? ぁおぅ?!」
 突如として股下の隆起が膨れ上がって逃れることの出来ない彼女の二穴に強引に侵入してくる。通常は締められている筋肉をこじ開けて意思を持っているかのようにくねりながら入り込んでくるのだ。
「あぉ、うぁ、ンッ、ぅうう・・・?!」
 輝美は暗闇の中で一人悶えた。敏感な入り口を陵辱的に苛みながら奥にまで潜り込んでくるゼリーのような異物。それは彼女の下腹の奥底で疼いていた。
「ぅっ、ぅん、ぅ、ぅあ、ぁ、ぁ・・・」
 ひどく官能的な鼻声で呻き続ける輝美。普段の会話では押さえられている肉感的な響きがそのまま喉から漏れ出している。全身の毛穴から汗が噴出してきていることも分かっていた。
昼の日常とは違ったまるで夏の夜にまどろんでいるような錯覚。
どれくらい経っただろうか。一時間くらいだったのかもしれないし、ほんの数秒だったのかもしれない。狂った時間感覚の中で終わりなき快楽の中で彼女の脳裏に古い記憶が甦ってきた。
それは意識下の封印した呪わしい過去。そうだ、あれも夏の日だった。

134:てろりすとR
06/11/23 16:49:49 N6Rh1mFG
『オルガノン』1話目終了。あと三話分ストックがあります。
僕はこのスレッドという祝祭でこの作品をバタイユに捧げたい。

135:オルガノン 第二話「蠅の王」1
06/11/23 17:11:20 N6Rh1mFG
「へへっ、すぐキモチよくなるからよ・・・」
 ゲリラの男たちはまだ年端もいかない輝美を取り囲んで下劣な言葉を吐いた。
 遠くで蝉の鳴く声が聞こえていた。彼女は香ばしい土の匂いがむせ返る地面に押し付けられていた。
 おびえる輝美の両腕を二人の男が押さえつける。力の違いは歴然としていて逃げ出すことなど出来はしなかった。
無骨な指が襟を捉えそのままぐいっと引き下ろされる。薄手のシャツは音を立てて縦一文字に引き裂けてしまう。まだ薄い胸が晴天の日光に曝された。
 輝美は恐怖の余り声も出ず、涙を浮かべて喉を震わせていた。
太陽は無慈悲に照り輝いている。
 スカートの中で無遠慮に突っ込まれた手が下着にかかる。輝美が足をくねらせて抵抗する。前にかがんでいたヒゲの男は彼女に平手打ちを食らわせた。
その乾いた音と衝撃に全ての力が奪われてしまう。
 下着が引きちぎるように脱がされ、捲り上げられたスカートに彼女の秘部が露になる。夏の暖気と陽の光に熱せられることが奇妙な気分を促す。
細い産毛のような恥毛がまばらに生えたそこは下賎な男たちの劣情をよりいっそう煽った様子だった。
 無骨な指先で触ったらダメな部分を弾かれ、輝美はびくりと震えた。
「俺たちも鬼じゃあないからよお」
 ヒゲ男はポケットから一粒の白い錠剤を取り出した。そしてそれを輝美の股間のラインに繰り返し擦り付けるようにする。
「な、なに、な・・・」
 それは麻薬だった。
「な、なあぁああ?!」
 最初その意図が分からなかった輝美にもだんだん理解できてきた。徐々にソコが痺れるようになってきてだんだんと何かむずがゆいようなおかしな感覚が広がってくる。
「もったいなくねえか?」
 輝美の腕を押さえつけているスキンヘッドの男が呟く。ヒゲはしたり顔で答える。
「痛がって暴れられるよりよっぽどいいぜ? どんな顔するか見てみたいだろ? どうせ記念すべき開通式なんだからよ」
 そんな会話の間にも錠剤は秘部の皮の内側に押し込まれる。ヒゲは輝美の秘唇を両側から指で摘むようにしながら揺すぶっている。
 輝美は股間の微かな異物感だけでなく何か強烈なものが広がってくるのを感じていた。何か切ないものがこみ上げてくる。
うだるような暑さと興奮状態で体温の上がった身体に染みわたってくるかのようだった。
むしろ快感で危険な気配に鼓動が高まる。徐々に体中がざわざわしてきて落ち着かなくなってくる。微細な神経が侵されて朦朧となってくる。
背筋から熱が広がっていくようでその額には小さな汗の玉が浮き出していた。
「へえ、何か感じちゃってるみたいだぜ」
「そうだな、えらいうっとりしてる」
「やっぱ、小さくても女は女だな」


136:オルガノン 第二話「蠅の王」2
06/11/23 17:12:03 N6Rh1mFG
 どこか遠くで声が聞こえていた。羞恥ということを理解できないほど幼くはなかったがそのときの輝美にそんなことを考えている余裕などありはしない。
「ぅっ、ふぅうう・・・」
 半開きになった口からくぐもったような声が漏れたがそんなことは気にならなかった。どこか霞んだ視界の中でその奇妙な快楽に身を委ねていく。
「ゥッ! う、あ!」
 突如乳首に電流が走り、まだ固いホットケーキのような乳房全体にこそばゆい感覚が広がっていく。
「ミルク出るか?」
「出ねーよ」
「でもえらい顔してるよな。真っ赤になってるぜ」
「ああ、乳首ビンビンだ」
 そこを舌先で転がされ、乳房全体が啜られる。輝美は疼く胸から本当に何かを啜りだされているような錯覚に見舞われる。そして下腹部がやたら疼いて仕方がなく自分から腰を小さく振ってしまう。
「あぁぁ~~~んぅぅぅ~~~ァァ~~~」
そこからは薬の粒子で白く濁った得体のしれない、妙に生臭さを感じさせる液体が滴っている。その雫は肉裂のラインに沿って垂れていた。
毒された愛液に浸された薄ピンクの肛門はヒクヒクと弛緩と収縮を繰り返している。男たちの影の隙間から当たる陽の光さえ責め嬲るような触感を与える。
「あぁああ~~~あ~~あ~あ~~~?」
 輝美の喉から漏れる声はもはや嬌声としか言いようがない。揺らぐ意識を反映した喉は呆けたような長たらしい音ですすり泣くかのようだ。
「ほぉ~あ~あ~、ぉ~あああぁぁ~~~」
甲高くも揺れるように抑揚した艶かしい音。糸を引くような生々しい声が迸っている。彼女の定まらない視線は完全に宙を浮遊し、時折あらぬ方向にさえ流れるのだった。
忌まわしい薬はすでに秘部を完全に侵食し全身に回りつつあった。
「とォ~けるぅ~とォぉ~けぇ~るぅ~よぉぉ~、あぁ~~ああぁ~~~とぉ~けぇ~るぅぅ~~~~」
思考そのものが言葉になったが自分がそれを口にしている自覚さえも曖昧だった。実感があるのはただ男たちの腕が触れることと狂い立つような身体の感覚。
陵辱的な太陽が淫猥に強烈な光で視姦していることを思う。
「みぃてェるよぉ・・・おひさァマァがぁみてるぅよぉぉ・・・」
完全に呆けたような顔で身悶えている輝美。突如、下腹部に引き攣るような感覚がこみ上げてくる。
「んなぁ~~ぃぞう・・・がァァ!!」
内臓がヘンだ。しかしその疼きは一気に圧力を上げ激しい痙攣にまでなってしまう。彼女は激しく身を捻った。
「ぐ、ぐぅぁあううぅ・・・・」
 うめくように叫び、大きく反らしたお腹が蠢く。汗に濡れた首筋は大きく左右に触れていた。そして唇の端から流れた涎が顎を伝って首にまで流れていた。
「もうそろそろじゃねえか?」
「ああそうだな。なんだ、こいつ欲しがってんじゃないか」
「きっと生まれつきの淫乱女だよ」

137:オルガノン 第二話「蠅の王」3
06/11/23 17:12:38 N6Rh1mFG
 遠くで笑い声が聞こえた気がする。ヒゲがのしかかってくる。無骨な両手で捉えられた輝美の腰は強引に引き寄せられ、そして・・・
「あ! アアぁぁあああ~~~?!」
 肉を掻き分けて貫入してくる。太くて太くて固くて熱いものが押し入ってくる。容赦なしに押し広げてくるのだ。
「裂ァけるゥ!!!」
 このときばかりは輝美も声を甲高く絞って叫んだ。しかし拒絶の言葉を吐く暇だになくその先端が一気に子宮を突き上げ輝美は喉を反らした。
 強烈に輝くギラギラとした太陽と目が合った。それは暴力的な眼差しで生贄でも見るかのように輝美を見ていた。温かいはずのお日さまは畜生的な光を放射して満足げに頷いたかのようでさえある。
 彼女の口が何かを乞うように再びパクパクと動いたが言葉にはならなかった。その顎元へと涙が伝う。
 激しい痛みは確かにあった。しかし熱せられた呪わしい快楽が感覚を狂わせている。もはやまともな思考力は残っていなかった。
頭の中がグチャグチャになり異様な疼くような狂った快感の中で膝をもじもじと動かすのが精一杯だった。
 激しい前後運動が始まる。抜けかけては差し込まれ突っ込まれては引き出される。抉るかのようにして捏ね回される。
「う、ぅあ、あ、ア、あ、ああアァ、あ・・・」
呂律の回らない声を上げ、無意識に腕をバタつかせて状態をくねらせる。しかし彼女の下半身はがっちりと押さえ込まれて情け容赦ないピストン運動に組み込まれていた。
輝美は顔を真っ赤にしかめて喘ぐように切れ切れの言葉を吐く。そのときには視界が妙に暗くなっていた。
「死ぬ、しィぬぅ、しぃぃぃぬうぅぅ!」
 ザクザクと打ち込まれる男根は輝美の脆い部分を一方的にときほぐしていく。すでにぐしょぐしょで筋肉の弛みきっていたそこは酷くはしたない水音を立てる。
「ひィっぱぁたら・・・ゃぁ、ゃあゃぁよぉ、あ~ゃぁ~~~」
突き込まれるたび汁にぬめった股間が広がるのを感じ、引き出されるときには内臓までが引きずり出されるような気がした。妙に喉の渇いたような感覚。
もがく腕はしっかりと押さえ込まれて逃れることは許されない。
その目からは涙が伝い落ちていた。そしてその目はもう何も見てはいない。ただ翳った視界の中でさっきの無慈悲な陽の円だけが浮かび上がってくる。
「みぃなぁいでぇぇ~~~~~~~」
 彼女の麻痺した目は何も見てはいない。ただ脳裏に映った幻影の白い太陽に乞うかのように訴えた。
「あ、ぃや、ぁあぁ、あ~んんぅ~・・・い~~やぁぁ・・・」
 そのとき突如引き抜かれ、次の瞬間に顔から胸にかけて何か熱いものが飛び散った。
 引き抜かれてなお輝美はヒクヒクと痙攣している。その虚ろな目はどこかずっと遠くを見ているかのようだった。
「コイツは上玉だぜ!」
 ヒゲが悦に入ったように叫ぶ。そしてそのヒゲ面を華奢な脚の間に押し込んで麻薬の混じった愛液をむしゃぶり始める。
「ほら、イイだろう? イイって言えよ、なあ!」
 時折口を離して完全に狂った目で叫ぶヒゲ。輝美はその汗ばんだ胸を大きく起伏させて麻痺した眼を見開いている。その顎もまた大きく開きッぱなしになり金魚のように浅い切れ切れの呼吸を繰り返していた。
「お~い、感じてますかあ~」
「返事できねえくらいキちゃってるなんて、さすが生来の痴女だな!」
 押さえつけている二人の男が楽しげに言う。

138:オルガノン 第二話「蠅の王」4
06/11/23 17:13:16 N6Rh1mFG
「お~い、感じてる~?」
 再びヒゲが叫ぶように揶揄し、輝美の熱を帯びて歪んだ頬をペチペチ叩いた。
 そんな会話が輝美の耳には断片的に聞こえてくる。耳鳴りと混じって断片的な単語が認識される。
 彼女は思わず、その言葉に返事をしなくてはいけないというふうに思った。きっと舌の責め苦を免れた間だけ中途半端に理性が戻ったに違いなかった。そして彼女は切れ切れの声で応じてしまう。
「かァ、かぁ~んじぃテる! カンぅジぃ~テるぅのおぉぉぉ!」
そのとき輝美は自分の発した言葉の意味を理解していなかったと言ってよい。むしろ鸚鵡返しに近かっただろう。彼女はもう自分が何をされているのか分からなかった。
 しかし男たちはどっと笑って囃し立てる。
(空ガ、火照ッテル・・・)
 狂った感覚の中でふと視界に映る振動する「空」を認識する。紫と橙色の入り混じったようなやたらと扇情的な色合いをしていた。
「キモチイイですかァ!」
 耳元でそんな音が聞こえる。彼女はその音を反復して発声した。
「き、キぃもちいイぃですかぁ・・・」
 半ば精神と乖離した体がそんな言葉を口走った。相変わらす快感は激しかったが過度の絶頂で少し気持ち悪くさえなっていた。そして視界が揺れ、身体に激しい痙攣が走る。
目があらぬ方向に回転し真っ暗になる。輝美の口の端からとめどなく白く濁った涎が流れ落ちる。彼女はそのまま泡を吹いて気を遣った。


 急に輝美は我に返る。真っ暗だった。
(そうだ、ここ、オーガノンのコックピット・・・)
 身体中がジンジンとする。これは快楽。止めようもない快楽の波。自分の中に割り込んだゼリー状のものが肉を押し広げて激しく暴れまわり外性器もまた揉みしだかれているようだった。
(あ、暴れてる、わたしのナカで、暴れてる・・・)
 首筋を何かが伝うような感じがした。乳房もまたゼリーベルトに苛まれている。
(うァ? だめ、きちゃう・・・)
 輝美は目を潤ませる。しかしそのとき、あのゲリラたちの顔が脳裏をよぎる。そして自分を責め嬲った太陽の光の感触もまた甦ってくる。それが一瞬の精神の沈着をもたらした。
 こみ上げてきた感情は底知れぬ屈辱感だった。
 あのとき、初めてだった。それは誰か、もっと大事な相手とでなければならないはずのものだった。もっと、もっと幸せな経験でなければならなかったはずだった。
それを得体の知れない連中に奪われた。よりにもよって父さんや優しかった隣人を手にかけた連中に! ただ犯されただけでなく、陵辱の限りを尽くされたのだ。
そして薬のせいとはいえ快楽に溺れて屈辱的な台詞を何度も何度も口走りながら何回も何回も絶頂の狂態を曝した。
 そしてお日さまさえもが自分を裏切り、一緒になって自分を陵辱したのだ。


139:オルガノン 第二話「蠅の王」5
06/11/23 17:15:13 N6Rh1mFG
「ふざけんじゃない・・・」
 輝美は小さな噛み殺すような声で呟いた。溢れた涙が頬を伝って顎にまで流れていく。
 しかし意思とは関係なく身体中が快感に震え精神を侵食しようとする。そして迫ってくるもの。とどめようもなく遠慮会釈なしに近づいてくるオルガズム。
輝美は紅潮した顔で歯を食いしばった。
「ぐ!」
 それは脳髄が痺れるような衝撃だった。視界が揺れる。全身の細胞が泣き叫んでいる。脊柱を走る電撃に心臓が止まるかとさえ感じたほどだ。
 しかし彼女は耐えた。
 意識が飛びそうになる中で全身と顎に力を込めて。剥きだされた歯がギリリと音を立てる。その拳は操縦桿を握りつぶそうとでもするほどに握り締めていた。そして涙はもう止まっていた。
 次の瞬間だった。目の前に青く光るホログラムディスプレイが映し出されたのは。
《操縦者確認―パイロットデータを更新します》
《外部パワーリンク確立中》
 そのとき輝美の目の前に奇怪な幻影が浮かび上がる。まるで巨大な蠅のような青いホログラム。六枚の羽を振動させて羽音さえ立てている。その前足を擦り合わせて輝美の顔を覗き込んでいる。
 輝美は我が目を疑った。
「わ、わぁ!・・・ァ、ァ!」
 驚愕の余り、改めてイッてしまう。もっとも断続的な小さな絶頂感は先ほどから続いていたからそのせいとばかりはいえなかったかもしれない。
ついでに言えばその瞬間の彼女の意思はそれを半ば無視していた。
とにかく輝美は心身の乖離の中で目の前に現れた幻影の驚きと不快感に顔をしかめていた。青く光る複眼の一つ一つにその顔がぼんやりと映っている。
 奇怪な蠅が前足を伸ばし輝美の乳房をつつく。その硬質なざらりとした肌触りに輝美は身を固くした。どのみちこの狭いコックピットの中で逃れる術はない。
 しかしせめてその足を払いのけるくらいのことは出来るだろうと考えたがすぐにゾッとする。身体が動かなかったからだ。まるで金縛りにあったかのように指一本として動かすことが出来ない。
 そうこうするうちに蠅の幻影はその顔を輝美の乳房に近づけその乳首を舐め始める。
(い、いや、こ、こんなのって・・・)
 その舌使いは余りにも繊細で敏感になった彼女の肉体にはあまりに過剰な刺激だった。
 そしてそれ以上に驚異だったのはだんだんと乳が張ってきたことだ。輝美はゼリー状の異物が入っている膣をヒクつかせながらその感覚に耐えていた。
(う、くぅぅ!)
 乳首が焼けるように熱い。そしてクリトリスもまた爛れた感覚を示していた。
(ひっ・・・!)
 輝美は声にならない悲鳴を上げた。熱いものが自分の乳房から噴出したからだ。それは甘たるい香りを放つ母乳だった。
それはいきり立った乳頭から白い滴となって滲み出し乳房を搾る蠅の足の動きに合わせてあとからあとからあふれ出してくるのだった。


140:オルガノン 第二話「蠅の王」6
06/11/23 17:16:16 N6Rh1mFG
(うそでしょ!)
 蠅は一心不乱に輝美の乳房をしゃぶっている。二本の前足で柔らかい双方の肉を寄せ乳首を無理に合わせて滴るミルクをしゃぶっている。
(げ、幻覚? やっぱり幻覚なの?)
輝美がそう思ったのも無理はない。彼女の乳房は現実ならそんな風に寄せることが出来るほどのボリュームはないはずだったからだ。
 しかしそのとき頭の中でしわがれた声が聞こえた。
『いいや、真実さ。もう一つの世界における真実さ』
 その声に彼女は動転してしまう。どうやら蠅が喋っているらしかった。脳裏に昔本で読んだ悪魔、蠅の王のことがよぎった。
『お前の乳は甘いのう』
 蠅は一心に輝美のありえない分泌物をしゃぶっている。前足で大きく張った乳房を左右から絞り、じゅるりと音を立てて吸い取った。
 輝美は微かに顔をしかめて蠅の怪物を睨む。それが精一杯の動作だった。
『怒っても垂れてきとるわ・・・』
 幻影の蠅は繊毛の生えた口で限界まで勃起した乳頭を嘗め回している。
 そのとき輝美は違和感に身を震わせる。お尻の下で、お腹の上で何か細かいものがもぞもぞと這い回っている。そして視線を下げてゾッとする。
 輝美は無数の蛆虫の中に身を浸していた。それは幻影の蠅と違って本物のように見えた。グロテスクに身をくねらせながら体中を這い回っている。
 悲鳴を上げることさえできなかった。身体が相変わらず動かないからだ。
(ひッ! ぅ、ぅあ!)
 彼女が胸の中で悲鳴を上げたのは止むを得ないことだ。股を浸した蛆が陰唇の隙間から侵入してくる。それは皮の裏側で這い回り、染み出した彼女の汁を舐めているのだろうか。
陰核にまでもそれは這っていった。
(く、くぅぁぁぁああ・・・)
そして事もあろうに開口部から彼女の胎内にまで潜り込んでくる。
(んぁア?! だ、だめ、そこは、そこだけは絶対ダメ、だァめ・・・)
 肉襞の筒にまで入り込んだ蛆虫が蠢きながら這い上がってくる。尿道や肛門にもじりじり進入を開始していた。救いようもなくむず痒いような感覚が身体の奥底にまで入り込んでくる。
(ほォぁアぁぁ~~~~~~~~~~)
 蛆虫は子宮にまで達し、卵管を伝って本当に体の中にまで入り込んでしまった。輝美の動かぬ身体のうちでその瞳だけが彼女の精神状態を示している。
(し、心臓が、しんぞうがァ・・・)
 心臓を嘗め回されているような感覚。尿意を催したが尿道は蟲で埋まっている。そのもどかしさがさらに彼女を高ぶらせていく。
その下腹の筋肉はヒクヒクと震えている。
(な、なんでこんなことに・・・)


141:オルガノン 第二話「蠅の王」7
06/11/23 17:17:57 N6Rh1mFG
 巨大な蠅が母乳を啜り蛆が胎内で踊り狂っている。蠅と蛆が共謀して彼女の肉体を玩んでいた。もはや絶頂ですらない感覚。快感を通り越した無感覚があった。
突然、彼女は言葉を発した。
「なに、コレ?」
その声は侮蔑的で挑戦的でさえある。極度の異常に感情が裏返ってしまったらしい。狂ったように揺れる目は妖艶を通り越して悪魔的な輝きさえ帯びていた。
 輝美の気配の変化に蠅の舌が一瞬動きを止める。そのとき彼女の左腕は蠅の背中に回された。そして右手は蠅の生殖器を鷲掴みにしている。
その繊細な指が硬質で繊毛の生えた器官を握り締め、その先端をひっかける。彼女の白い指はざらざらする甲皮を一気に剥き上げてしまった。そのまま露になって脈打つ蠅の肉を手先に愛撫した。
「固くしなさいよ」
 輝美は誘惑的な笑みを浮かべた。そのままグロテスクでじゅくじゅくする先端を自分の愛液と蛆に塗れた秘裂に押し当てる。彼女の目は生えの複眼を覗き込んでいた。
「ほぉら、ヰかせてアゲル」
 輝美は天上の歌い女のような声で常軌を逸して誘惑的な響きで囁く。そしてハエの背に回した左腕を一気に引き寄せた。
 蠅の器官は彼女の体内に引きずり込まれる。
「ィィ!!」
 短く鋭い歓喜の叫びを上げる輝美。彼女の形の良い胸は蠅の腹に押し当てられて柔らかく潰れていた。
「あ~~こォれぃぃ、これェぃぃいょ、ぅごいてる、びぃくびくシぃテル・・・」
 彼女は上気した面持ちで蠅に口づけした。そして粘液に塗れた蠅の口元に舌を絡めてむしゃぶる。彼女の中で無理に剥かれた蠅の生殖器がビクビクともがきまわっている。
「ねぇえ、あッたかぁいぃ? わたしのなぁか・・・なンとかぃってみなさいよォ・・・」
 輝美は両腕で下から蠅にしがみつく。そして何度も何度も腰をせり出すようにして蠅の生殖器を舐り上げた。淫液と潰れた蛆に塗れてどろどろになった秘裂が魔物のように蠅を弄り玩んだ。
 耐え切れなくなった蠅が必死になって腰を振り始める。「蠅の王」の尊厳もかなぐり捨てて彼女の肉体に溺れていた。
彼女は匂いまでさっきと違ってしまったようでオスを狂わせる芳香を惜しみ気もなく垂れ流している。
「ぅぁあ~~~きもちぃぃよぉ~~~はえちんぽぉぃいいぅょおぉぉ~~~~」
 彼女は自分も腰を回すようにして蠅ののたうつソレを貪った。狂った交合は忙しなく繰り広げられる。
「ァ~~だぁしなさぃ~~~ぜぇんぶだぁしてぇ~~~~~~~~~」
 輝美は恍惚の極みで淫魔の如き嬌声を発した。悶える蠅を汗まみれの腕で抱きしめて輝美は腰を早める。蠅はもうピストンする余裕さえなく彼女の上に身をもたせかけている。
「ぁ~~~~ぃ~~こぉれぃい~~~~」
ただの男なら声だけで果ててしまうほどに甘美な声だった。輝美の肉襞は断続的に蠅のモノを締め上げている。
「しィぼりトったゲルからぁ~~~~~だぁしちゃぃなさイぃぃ~~~~~~~」

142:オルガノン 第二話「蠅の王」8
06/11/23 17:18:38 N6Rh1mFG
 ついに耐え切れなくなった蠅が漏らしてしまう。その動きに合わせて輝美の膣が痙攣する。引き締まった肛門は入りかけの蛆虫を引きちぎった。
「はぁぁああぁあ~~~~~~~」
 戦慄を覚えるほどの「艶」を全身から滲ませて彼女は腕に思い切り力を込める。それに連動した膣肉が内側に向かって打ち震え吐き出された白濁を啜りこんでいく。
 それでも収まりきらなかった体液は結合部分から流れ出し彼女の股をぐちょぐちょにしてしまう。それは脚を伝って脹脛まで流れていく。
「もぉ~まぁだぁ~~~ィっパイでぇてるぅ~~~~~だぁしすぎだぁよぉ~~~~」
 輝美は目を炯々と光らせて蠅の複眼に頬擦りした。その華奢な肩は悩ましげに震えて満面に悦楽の表情を浮かべていた。
蠅は彼女の腕の中でぐったりとしてしまっている。しかしまだその器官は震えのたうって精液を吐き続けていた。二人(?)の足元には白濁の水溜りさえできている。
「だぁ~しすぎぃ~~~」
 輝美は終わりのない射精を体内に味わいながら蠅に再びキスをした。その頭の中で再びしゃがれた声が聞こえてくる。どこか上気した満足げな響きを帯びていた。
『数百年ぶりの悦楽だ』
 そして最後の言葉にはひどく厳かな詠嘆のような感情が篭っていた。
『汝ならば我らの呪い、解けるやも知れぬ』
 刹那、時間が静止したように感じられた。
 次の瞬間、蠅の王はかき消すように消えてしまう。蛆虫の群れも消えてゼリー状のシートに戻っていた。そして輝美は再びコックピットの闇の中に取り残された。
 ようやく彼女は我に返り自分がどうしようもなく熱くなっていることを改めて悟る。ゼリーシートに包まれた股間は自分の愛液で洪水状態だった。
(何だったの、今の・・・)
 しかしそんなことを考えている余裕はなかった。下腹部の裂け目がある種の拷問のような状態になっていたからだ。彼女は操縦桿を握り締めて額に汗を浮かべながら起動の完了を待った。
《精神系調整完了》
《起動完了まであと7秒》
 絶頂の連続は未だに止まらない。むしろ頻度が増し、予兆さえも耐え難いものになってきていた。自分でもバギナが痙攣し子宮が踊っていることが分かる。
ゼリー状のベルトの中で乳房の芯にまで届くようなものが渦巻いている。
 そのときコックピットの中が急に明るくなった。このオレンジの光はあの地下室を照らしていたのと同じもの。輝美は目の前に立っているカトリーヌの姿を認めた。
周囲を見渡せばコックピットの装甲が透けて外部の様子が丸見えになっている。
《ランスロット・起動しました》
 ホログラムのディスプレイにはそんな文字が躍っていた。
 安心したその瞬間だった。
 とてつもなく強烈な疼きが股間から背筋を駆け上がってくる。完全な不意打ちだった。
「あ、ああああ、ぁぁぁぁ・・・」
 輝美は気の抜けたような悲鳴を上げる。
 青銅の色に輝くオーガノンはその鎧の奥で赤い目を炯々と光らせて薄暗い地下室に蹲っていた。
『耐え難い異常な経験を乗り越えたとき、人は単なる人間以上のものとなる』
 外部から全てをモニターで見物していた三宮は男根を屹立させたまま、一人でそう呟いた。
 彼の持論によれば人の定義は二種類ある。一つは単なる社会的生物としての人間。そしてもう一つは限界的状況に直面して一線を越える際に現れる神的な存在者。
この半ば風化した世界ではその境界は脆い。オーガノンはその一つの現れに過ぎないのだ。
『実にいい時代になったものだ・・・』
 青白いモニターに映し出された輝美を眺めながら三宮は肩を震わせて笑った。

143:名無しさん@ピンキー
06/11/23 17:22:09 9kxNEveH
>>134
グッジョブ!!
ちょうど求めていたモノで私の股間をジャストミートしました
とても続きが気になります


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