06/11/15 00:39:47 wj1HomS+
とりあえず2get
3:名無しさん@ピンキー
06/11/15 07:52:47 aVC/nK/m
>>1
乙です、ネタが出来上がり次第投下します
4:シャナ
06/11/15 12:26:11 aVC/nK/m
「姫子には好きな人居る?」
と早乙女マコトは寮の部屋で聞いた、ここは姫子とマコトだけの部屋
2人は乙橘学園の生徒でルームメイトでもあり親友といってもいいくらいの仲良し
が、マコトは可愛い姫子を同級生だが妹とのように子供のように可愛がっていた
「す・・・好きな人・・・わ・・・私は」
もう深夜になっていた、他の子の部屋は静かで皆就寝している様子
女の子同士のお話である、2人ともいつもはそれぞれ別々のベッドで寝る
しかし今日は特別に寒いということで
「姫子・・・風邪引かないように今日は私が温めてあげる、こっちおいで」と誘った
「あら?悩んでるってことは・・・居るのかな!?かな?」
人差し指で姫子の胸を突付く、それにぎょっとした姫子がたまらず抗議してきた
「や!ちょっとやめてよマコちゃんっ!」
「じゃあ・・・来栖川姫子さん、白状しなさい!」
その言葉で姫子の頬が真っ赤に染まった
姫子・・・あんたはほんと可愛いわ、私はニヤリと悪戯っぽく笑うと冗談を口にした
「ふふ・・・まさか・・・この私・・・なんてことはないのかな?かな?お、図星か姫子君?そうか~私に惚れたか~」
その時、姫子の頬がさらに激しく赤く染まった
「え・・・?あ・・・う、うん・・・マコちゃんのこと・・・好き、うん・・・私の好きな人って・・・マコちゃんだよ?」
「・・・・・・っ!」
私は言葉を失った
5:シャナ
06/11/15 12:47:08 aVC/nK/m
私は聞き間違いじゃないかと再び聞いた
「え・・・?私!?・・・私のこと好きなの姫子?」
「う・・・うん、マコちゃん優しいし・・・」
私は言葉に詰まったがいつもの悪戯っぽく笑みを浮かべながら聞いた
「ほほう・・・ってことは私の自慢な・・・この胸に惚れたな?」
と身を乗り出して自分の胸を見せ強調した
「ち・・・!違うよ!マコちゃんのいいところ他にもいっぱいある・・・よ」
「ふーん・・・じゃあ私の胸は姫子から見ればそんなに大きくないんだ?」
「え・・・?そ、そういう意味じゃなくて!私はちか・・・じゃなくて・・・!宮様の存在が大きすぎてね、その・・・」
姫子が言う宮様こと姫宮千歌音とは・・・成績優秀、運動神経抜群、容姿端麗という完璧なお嬢様
ピアノ、テニス、弓道と趣味も多彩でなんでもこなせるという器用な一面も持つ
私も宮様信者の1人だが当然ながら学園内全校生徒が慕う憧れの存在、そして胸も物凄く大きい、身体のスタイルも抜群で、文句のつけようがない美少女
「うん、宮様の胸は流石に・・・ありゃ反則だわ」
「でも・・・さっき言った言葉は本当だよ?私ね・・・マコちゃんのこと好きなの・・・女の子に恋するなんておかしな話だけど・・・」
姫子・・・私も・・・私も姫子のこと好きだよ、私は姫子を抱きたい気持ちになった
「姫子・・・・姫子・・・・・・・・・!!」
気持ちが行動に表れた、自然と姫子を自分の胸に抱き締める
「やっ・・・!!ま・・・!マコちゃん!?」
「好きだよ姫子・・・」
6:シャナ
06/11/15 13:31:29 aVC/nK/m
「え?突然どうしたの!?」
マコトの胸が姫子の背中にまともに当たっているため、それに気付いた姫子は顔を真っ赤に染めた
「姫子、私・・・・・姫子のこと好きだよ、たぶん好きって気持ちは・・・姫子以上だと思う」
耳元で囁き、姫子を抱き締めている腕に力が篭った
背後から抱き締められているためマコトの顔は見えないが真意は想像できる
「私、姫子のこと好きだからね」静かにマコトの口から出る言葉
いつもふざけたことばかり言ってからかっているマコトが急に真剣な言葉を発している
(ど・・・どうしちゃったのかな・・・いまのマコちゃんなんだか怖い・・・)
離れようと身体を揺さぶったが両腕で強く抱き締められているためマコトの腕はびくとも動かない
「や!ちょっと・・・マコちゃっあっ・・・」
その時首筋に電撃のような衝撃が走った
マコトが唇を姫子の首筋に当て嘗め回していた
さらに右手を姫子のパジャマの胸元から中に侵入するとふんわりした感触があったのか胸に触れてきた
「や・・・!ま・・・マコちゃん・・・」
突然の事態に動揺が隠せない、なにせ相手はいつもの女友達、早乙女マコトだ・・・
「姫子が言ったんだからね・・・私のこと好きだって・・・」
「やっ!で・・・でも私・・・こんなことしたいって言ったわけじゃっ・・・・・・!」
「私さ・・・知ってるんだよ?姫子が薔薇の園でこっそり宮様とお弁当食べてるの・・・」
「え・・・!?」
「私さ・・・柄にもなく宮様に嫉妬しちゃった」
7:シャナ
06/11/15 14:04:57 aVC/nK/m
「え?マコちゃんあれは違うの・・・」
「いや、それ自体はいいんだ・・・ほら先日さ、私・・・姫子と腕を組んで校内歩いてただろ?」
あっと姫子は思い出した、そう・・・そういえばそんなことあった
「あの時さ・・・姫子は気付いてなかったけど、生徒会室の窓際に居た宮様から私・・・凄い形相で睨まれてた」
「やっ!ちょっと・・・ああっ!」
言葉を発しながらもマコトの行動は休むことなく続いていた
姫子のブラを外し生胸を揉み始める
「ちょっとマコちゃん!ふざけるのもいいかげんに・・・して・・・!」
絶えられなくなり振り向いた姫子・・・!
しかしそれを待ってたかのようにマコトは姫子の唇に自分のを重ねた
慌ててキスから逃れようと少し唇を離した姫子に状態を上ずらせたマコトが再び捕まえると
ベッドの中に押し倒し姫子の懐に状態を覆いかぶさると再び強く唇を押し付けた
必死に離れようと両腕に力を込めるが部活や筋トレで鍛えているマコトの身体はびくとも動かない
その上、唇をがっちり塞がれているため声を発することが出来ない
「あ・・・!んんっ!や・・・あ・・・・」
姫子がキスしているうち・・・それを快感に感じたのか抵抗をやめマコトの背中に両腕を回してきた
一瞬離れた2人はお互い無言でパジャマを自然と脱ぎ捨てる
下着姿になったのを確認した姫子とマコトは再びベッドで抱き合った
「姫子・・・私でいいんだよね?」
「マコちゃん以外いないよ・・・」(千歌音ちゃんは私の届かない・・・憧れの人だもん)
話題にすら上がらないソウマはともかく、2人はお互い見つめ合い自然と唇を重ねあった
お互い舌を口内に入れ合う
「んんっ!いい・・・いいよ姫子・・・!」
8:シャナ
06/11/15 14:07:26 aVC/nK/m
ふう・・・一応今日はここまで投下します、続きは後日また!
9:名無しさん@ピンキー
06/11/15 15:39:56 4Hdpypea
言わなきゃ分からんのにソウマを意図的に冷遇する貴方に乾杯!!
10:名無しさん@ピンキー
06/11/15 18:20:18 qaIim1Cm
GJ!!
11:シャナ
06/11/15 23:11:09 T9GKRbdB
「ああっ!気持ちいいよ・・・マコちゃん・・・もっと深く入れてっ!!!」
姫子の口内を容赦なく嘗め回し舌を奥底まで押し込む
ぺチャっとお互いの唾液が唇から食み出し頬に容赦なく飛び散るが気にしない
いや、それが快感にまで至った
「姫子・・・やっぱり普通のキスよりいいでしょ?まあ私自身経験ないし女の子同士で体験するなんて予想してなかったよ」
「うん、私も始めてだよ・・・キス自身がね?でも・・・気持ちいい・・・」
という言葉をベッドの上で抱き合い、相手の首筋をお互いに舐め合いお互いの胸を揉み合いながら交わしていた
「でもさ~姫子って宮様に気に入られてるんだって噂なんだけど?あまりちょっかい出すとまずいか~?」
「ううん・・・宮様は私なんかが手の届くような人じゃないし・・・関係ないよ・・・それに私・・・いまはマコちゃんしか見えない・・・!」
「そう・・・なら姫子は私のもの!頂いちゃおっと!」
マコトが状態を起こすとまるで食い入るように姫子の唇に自分のを重ねた
「んっ・・・んん・・・・」
「姫子・・・あんたの唇柔らかいね・・・とっても甘くて美味しい・・・」
宮様・・・私負けない、姫子は私のものだから・・・
私・・・宮様のことは尊敬してるし敬愛してるし女生徒して憧れてるけど・・・
姫子だけは渡さない!
姫子の下着を乱暴気味に剥がす
「きゃ!!マコちゃんどうしたの・・・?急に積極的になったね?」
「好き・・・好きだよ姫子」
露になった姫子の乳首に遠慮なく唇を食いついた
12:シャナ
06/11/16 10:42:44 WuOy/MJ4
「・・・・・ちゅる・・・・・・・ああっ!!!気持ちいいっ!!」
マコトが姫子の胸に顔を埋めながら叫んでいる
「き・・・気持ちいいけど・・・痛い!・・・少し痛いよマコちゃん・・・」
乳首を唇でいいようにされ悲鳴を上げる姫子がそこに居た
「ちゅっ!・・・ちゅるる・・・・少し我慢して姫子、美味しくて快感なんだから・・・さ!」
「んんっ!・・・」
姫子の乳首を嘗め回し唾液はべとべとになる
少し満足したマコトは唇に狙いを定めた
「もう・・・またキスなの?マコちゃ・・・んんっ!!」
姫子に二の口を言わせないように胸同士を密着させ有無を言わさず唇を強く押し付ける
食い入るような唇が姫子を襲う
姫子も逆らわない・・・いや、それどころか姫子自身も唇を押し付けている
マコトを受け入れるかのように背中に両腕を回した
「ああっ!!!これだよ姫子!まったく!アイスやらゼリーやらムースなんかよりよっぽどこっちのデザートの方が美味しいよ!」
こんな快感なんて他にはあるもんか!
2人はまるで薔薇の園というより秘密の楽園に居るような感覚だった
「はあ・・・すっくりした・・・今日はここまでにしようか、明日も学校あるし、姫子・・・怖くなかった?」
「え・・・?う・・・うん、マコちゃんが側に居てくれたから・・・私、怖くなんてなかったよ」
あれ?いつもの姫子に戻ってる・・・
いつもの消極的な性格で優しくいじめたくなるほど可愛い来栖川姫子だ・・・
私はその姫子を見て寂しさと同時にほっとした・・・姫子はそれが一番だよ
「さ・・・そろそろ就寝時間だよ姫子君!?おやすみ~」
「うん!マコちゃんおやすみなさい・・・」
私は姫子の額に軽く口付けすると床に就いた
13:シャナ
06/11/16 11:17:49 51obg8bu
「姫子、昨日のことは2人だけの秘密だからね、誰にも言っちゃだめだよ?」
と、制服のスカートを整えながらマコトは登校中姫子に通告した
少し寝るのが遅かったせいか寝不足にはなったものの登校時間はいつも通りだ
「え・・・?う、うん!分かってるよ・・・」
いつも通り学園前の階段に差し掛かったときだった
冷たい印象で清楚正しきお嬢様風・・・その黒長い髪の美少女は遠くからマコトと姫子の方向に真っ直ぐ歩いてきた
「ひ・・・姫子・・・宮様だよ・・・」
「う・・・うん、だ、大丈夫だよ・・・宮様と私達は赤の他人なんだから・・・平穏を装ってればなにもないよ」
明らかに私は動揺していた、本来早朝から宮様にお会いできるなんて光栄なこと、喜ばしきことなのに・・・
逃げようにも体が自然と石のように固まって動けない
その間にも月が似合いそうなほど星のように輝く姫宮千歌音はマコトと姫子目掛けて距離を詰めていた
周りの女生徒数人からの声が千歌音に飛ぶ
「宮様・・・ごきげんよう」「本日もお綺麗でいらっしゃいますわ」「宮様、本日もご機嫌麗しく」
そうだ、私達もなにか言わなきゃ、仮にも私は宮様信者だ
挨拶しないと宮様に対して失礼にあたるし返って不自然に思われる
(ほら姫子!宮様にごきげんようって言うよ)
(あ・・・う・・・うん、言わなきゃ不自然に思われるよね)
「宮様・・・ご・・・ごきげんよう」2人は一斉に頭を少し下げると挨拶した
「あら・・・来栖川さんに早乙女さんだったかしら・・・?相変わらず仲がよろしいご様子ね・・・」
宮様の目に留まったのか声をかけられた
「は・・・はい!」
姫子はマコトの様子を横目で伺って目を疑った
(あ・・・あのマコちゃんが千歌音ちゃんを前にして怯えてる・・・?)
マコトは全身が震えていた、昨日のことがあったから余計に・・・
姫子が宮様の大切な子だという噂はマコトの耳にも届いていた、その姫子を私は女の子でありながら手にかけた
「ごきげんよう・・・」
全校生徒の憧れである長い黒髪を触りながら千歌音は静かにそう呟くと学園内に入って行った
「はあ!はあ・・・」
「ま・・・マコちゃん」
大きく息を吐くとマコトは言葉を発した
「私さ、全身が固まって身動き1つ出来なかったよ、一瞬心臓が止まるかと思った」
宮様はこの世のものとは思えないほど綺麗だけど・・・それが返って怖いときもある・・・
14:シャナ
06/11/16 11:47:34 51obg8bu
昼休み
私は一人寂しくお弁当を食べていた
それも薔薇の園の近くの小さなお庭で
「ふう・・・・・・」
姫子は今頃宮様と少し苛立つ、そう・・・嫉妬、私は完全に宮様に嫉妬していた
ここには誰の生徒も来ることのない、寂しくもあるが誰にも邪魔されないので楽ではある
水筒の中身を飲み干すと弁当を片付けている時だった、それに気付いたのは
背後に誰か立っている、信者である私には分かったこの香りは・・・
「あら・・・こんな場所でお弁当かしら?早乙女マコトさん?」
そう背後から声が飛ぶ、そう・・・宮様が私の背後に立っていた
震えながらも振り返ると長髪の美少女に声を発した
「み・・・宮様、な・・・にかご用でも?あ、私、宮様のお邪魔になるようでしたらすぐ去りますので!」
「そう・・・そんなに私とお話するのが嫌かしら?それにしても珍しいわね、いつも元気活発で熱血漢溢れている貴女のそんな姿を見るのは」
「い、いえそのようなことは!」
逃げようとしたマコトの腕を回り込んだ千歌音が捕まえた
「急ぐ必要はないわ早乙女さん・・・貴女に聞きたいことがあるのだけれど・・・貴女、来栖川さんになにか昨夜なさらなかった?」
自分でも表情が凍りつくのが分かる
「私ね・・・あの子の顔を見ればどういうことを考えてるのかぐらい分かるのよ、くる・・・いえ、姫子にもしなにかしたら・・・貴女を許さないわ・・・!」
腕を摘むとそのまま庭に恐怖に歪んだ表情のマコトを押し倒す
「み・・・宮様!?」
「貴女が姫子をものにしたままなんて贅沢よ・・・姫子の代償を貴女の身体で返していただこうかしら?」
マコトの言葉を遮るかのように唇を無理矢理気味に塞ぐとそのままマコトの制服を乱暴気味に破り捨て悲鳴を上げたマコトの下着に顔を埋めた
「早乙女さん・・・貴女は絶対に許しておけないわ・・・」
後日談、大神ソウマ
ああ・・・その夜から早乙女マコトさんが来栖川姫子さんに手を出すことは金輪際なかったそうだ
ちなみに次の日から早乙女さんの姫宮千歌音さんを見る目が変わったんだとよ
ふう・・・最近の俺の出来事、なぜか意味を分からず生徒会室から俺に弓が飛んでくるし
夜道にツバサ兄さんには襲われるし、来栖川には最近興味すら懐かれることもなくなったし・・・
ついてねえ・・・ツバサ兄さん・・・俺あんたに付いてくよ
15:シャナ
06/11/16 11:50:04 51obg8bu
またネタが出来次第投下します
16:名無しさん@ピンキー
06/11/16 18:18:45 DfnL9rqj
原作だったら此の時点でハッピーエンド確定やも
17:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/17 09:45:54 3y2QcjpE
「駄目・・・かしら?」
と薔薇の園で姫子は千歌音に問われる
姫宮邸に1日泊まりに来ないかと誘われたのだった
しかし相手は学園全生徒からの憧れの的である宮様
さすがに躊躇われた
月のように輝く美少女、姫宮千歌音・・・
容姿端麗で運動神経抜群(テニスや弓道で実証済み!)成績優秀・・・さらに名家の令嬢というお嬢様
私なんて彼女と親しくできるような資格は持ち合わせていないのに
「で、でもまずくないかな、千歌音ちゃん人気あるし、それに私にはマコちゃんが居るし」
「周りのことなんて気にすることなんてないわ、早乙女さんにもちゃんと説明すれば分かってくださるわ、寮長さんにも外出の許可を取ればいいでしょう?姫子が望むなら私が話を付けてきてあげてもいいけれど」
「それは・・・う・・・うん、で・・・でも」
私は姫子の両腕を自分の胸に包み込んだ
「やっ!ち・・・千歌音ちゃん!?」
「姫子お願い・・・こんなに仲良しなのにこうやってお昼しか逢えないなんて・・・私辛いもの・・・」
千歌音からここまで言われて断るのも失礼に当たるだろう
「そ・・・・・そこまで言われたら私・・・・・」
「なら・・・来て下さるかしら?」
「う・・・うん、1日だけならお世話になろうかな・・・?」
私は思わず姫子自身を胸に抱き締めた
「や・・・ちょ・・・千歌音ちゃん恥ずかしいよ・・・」
「ありがとう・・・姫子、ありがとう」
「あの、せっかくだからマコちゃんも一緒に・・・私だけじゃ心細くて・・・駄目かな?」
私はそこで一瞬言葉を切った、私は姫子と2人だけの時間を過ごしたいのよ・・・
「早乙女さんにまでご迷惑かけるわけにはいかないわ・・・姫子1人で来て頂戴、私だって姫子と2人だけの時間過ごしたいもの」
「う・・・うん、ならいつ頃がいいかな?」
「今夜よ・・・6時頃に・・・邸前でお待ちしてるわ」
「こ、今夜!?そ、そんなこと急に言われても・・・!」
「いいでしょ?姫子・・・私早く姫子と楽しみたいもの」(永遠の夜を・・・早く楽しみたいもの・・・)
姫子は小さく息を付くと言葉を発した
「うん、なら6時頃に千歌音ちゃんの家に行くね」
「ええ・・・お待ちしてるわ」
18:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/17 10:14:25 3y2QcjpE
私は姫子のことが頭から離れず、午後の授業にも集中できないほどだった
姫子との夜、私はそのことをずっと想像していた・・・好きよ姫子・・・
ああ・・・私の可愛い姫子、まだなの?まだ逢えないの・・・?
姫子は私が貴女のことを友達としてじゃなく女として好きだなんて・・・
こんな気持ち知らないだろうし思ってもいないだろう
「私の存在は千歌音ちゃんと違って小さいからマコちゃんは心配してくれるだろうけど他の子は私がいなくなっても気付かないと思う」
なんて言っていたけれど・・・そんな悲しいこと言わないで頂戴
私にとって姫子はかけがえのない存在なのだから、私ね・・・貴女がいないと生きる意欲がなくなるわ
おそらく貴女と2人今夜ベッドの中に居たら、私自身の気持ちを抑えることは出来ないと思う・・・でも・・・
そうよ、姫子は私と一緒に寝るのよ、別々の部屋なんて嫌だわ・・・私が許さないもの
おそらくいま姫子は私とのことよりも授業に集中してるでしょうね
その無邪気な姫子の心が可愛くもあり・・・憎くもあるわ
学校の授業を終えた私は弓道部に休部届けを提出し生徒会の仕事を大急ぎで終えると早足で邸に帰宅を急いだ
途中で「宮様ごきげんよう」「宮様お疲れ様です」「宮様!?そのようなお急ぎでどちらに!?」
などという声が周りの女生徒から飛ぶが私は気にしないで走り続けた
でも邸までの坂道を駆け上がるのはやはり辛いわね、時より長い髪や太い胸が邪魔に覚えたわ
そして運命の午後6時を迎えたのだった
19:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/17 10:16:20 3y2QcjpE
続きは後日にさせていただくわ・・・では失礼するわね
・・・あ!これは失礼、また投下しますので!
20:名無しさん@ピンキー
06/11/17 11:43:35 0UyUnoCT
GJ!!
21:名無しさん@ピンキー
06/11/17 12:26:50 gGPLn6VM
ぐっじょぶ
22:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/17 15:42:42 3y2QcjpE
「まだかしら・・・」
姫宮邸門前で姫子が来るのを待つ
早く姫子に逢いたい・・・気持ちが焦ってしまう・・・でも仕方ないわ・・・
早乙女さんに事情を説明したり、荷物をまとめたりしてるのだろう
その上、姫子は体が弱く足が遅いので姫宮邸まで上る坂道に苦労しているのかもしれない
「・・・・・・っ!」
私は考えている内に自然と体が動いた
気付いたときには迷うことなく走り出していた
「姫子・・・!姫子・・・!」
やはり私もなんだかんだ言われてるけど・・・女の子なのね・・・
体が重く息切れが激しい・・・
でも早く姫子に逢いたい・・・
その一心で必死に坂を下り続ける
「・・・・・あ・・・!」
一筋の光が灯った
せっせと・・・ゆっくりと姫宮邸までの坂道を上っている少女が見える
小さなバッグを腕に持ち、必死に坂を上っている、どこにでもいそうな普通の女の子
でも私にとっては・・・かけがえのない姫・・・そう・・・来栖川姫子だった
「姫子・・・・・・?姫子!!!」
その・・・私の大好きな少女目掛けて必死に走り続ける
「ち・・・千歌音ちゃん・・・?」
「姫子・・・?姫子なの?ひ・・・姫子!」
勢いそのまま駆け寄ると姫子を胸に抱き強く締める
「ちょ・・・ちょっと・・・どうしたの?千歌音ちゃん・・・」
「ごめんなさい・・・姫子のことが心配で・・・私・・・取り乱したりしてごめんなさいね」
突然抱き締められたので頬を赤くした姫子が慌てたように声を出した
なによりいつもクールで落ち着いた印象を見せるお嬢様、千歌音のこんな姿は珍しい・・・
「遅れてごめんね・・・うん、マコちゃんに説明するの・・・ちょっと苦労しちゃって・・・」
少し戸惑っている様子
「マコちゃんがね・・・『姫子~行くな~!私の姫子!こら!私を1人にする気?』って足にしがみつかれちゃったりして・・・はは、マコちゃんもあんな一面あるんだね」
早乙女さんが私の姫子って言ったところに少しむっとなるが構わず抱き締め続ける
「や・・・っ千歌音ちゃん・・・ちょっと苦しいよ・・・」
思わず強く抱き締めすぎていたのか姫子が顔を歪めた
「あ、ごめんなさい・・・さ・・・姫子・・・邸にご案内するわ・・・」
23:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/17 17:28:30 3y2QcjpE
「お嬢様・・・お帰りなさいませ!」
使用人数人の言葉が姫宮邸内にこだました
(うわぁ・・・こんなとこ来たの初めてだよ・・・ここが千歌音ちゃんの・・・お邸)
姫子はまるで宮殿のようなお邸に圧倒されていた
あきらかに庶民とは違う超豪勢な建物・・・
突っ立ったままの姫子の手を握ると私は乙羽さんの前まで連れて来た
「さ、来栖川さん・・・こちらにいらっしゃい・・・紹介させていただくわ」
「お嬢様・・・お客様でいらっしゃいますか?」
「ええ・・・今日泊まっていただくことになった来栖川姫子さん、私の友人だから扱いはご無礼のないように・・・お願いするわね・・・乙羽さん?」
「かしこまりました」
乙羽と呼ばれたメイドは特に表情を変えることはないまま頭を下げる
そう・・・こういうことはきっちり言っておかないといけないわね
「あの・・・千歌音ちゃん・・・私のことはそんな気遣わなくても・・・」
「いいの・・・ゆっくりしておくといいわ、邸内のものも全て自由に使っていただいて構わないから・・・何かあったらいつでも遠慮なく乙羽さんに尋ねるといいわ、来栖川さん?」
「え・・・?あ・・・う・・・うん」
乙羽が不満そうな顔を装い姫子に冷たい視線を一瞬送ったが・・・千歌音に見られるとすぐさま人形のように無表情になる
(こ・・・このメイド長である・・・わ・・・私がこのような根も葉も分からない小娘の言う事を全て聞けというの・・・?ああ・・・悪夢だわ・・・!あっとお嬢様にばれないように・・・)
「乙羽さん・・・なにかご不満かしら?」
千歌音は観察力は鋭い
「え・・・?い・・・いえ!とんでもございません、お嬢様のご命令通り喜んで来栖川様のお世話をさせていただきます・・・」
「そう・・・それならいいのだけれど・・・」
私は姫子に視線を送った
「さ、来栖川さん・・・私の部屋をご案内するわ、あ・・・乙羽さん・・・来栖川さんのお荷物をお願いしてもよろしいかしら・・・?」
「は・・・はい・・・かしこまりました・・・」(わ・・・私がこの小娘の荷物を・・・少しは遠慮というものを知らないのかしら・・・?あっとお嬢様にお叱りを受けるわ・・・)
「千歌音ちゃん、それくらいのことは私が・・・!」
バッグを持とうとした姫子の手を私は制した
「いいの・・・来栖川さん、貴女はお客様よ?遠慮なんてしなくていいのだから・・・」
千歌音の言葉を聞いた乙羽は静々不満だったが顔には出さずに乙羽は姫子のパジャマや下着類が入ったバッグを抱えた
そして1階にある階段を上り2階へと上がる姫子と千歌音の後を追う
(あんなのは芝居よ芝居!最初から持つ気なんてないくせに・・・きいーーーーー!)
24:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/17 21:49:09 3y2QcjpE
「ここが・・・千歌音ちゃんの・・・」
「そうよ・・・私のお部屋よ、気に入ってくださったかしら?」
姫子は驚いた
これが1人の部屋なのというくらい豪勢な広さだった
姫子が寮で寝ているベッドとは天の地の差ではないかというくらい大きなベッドだ
そして奥にはピアノが置いてある
さらに窓から見た外の眺めが絶景だ
「お嬢様、来栖川様のお荷物をお持ちしました」
「ありがとう、そこに置いてくださるかしら」
「かしこまりました・・・ではごゆっくりおくつろぎください・・・あ、ところでお嬢様、来栖川様のお部屋はどちらになさいましょうか?」
乙羽さんの言葉に私は平然と答えた
「そうね・・・1日だけだから・・・この部屋で構わないわ」
千歌音の言葉に姫子と乙羽が騒然とした
「お、お嬢様!?流石にそれは・・・!」
「あら、私は構わないわよ?いけないことかしら・・・?」
「で、ですがお嬢様・・・それでは・・・」(そ・・・そんな・・・お嬢様とこの小娘が同じ部屋・・・ですって!?そのようなことを許すわけには・・・)
「乙羽さん・・・今日1日くらい私のわがまま聞いて頂戴」
その言葉に乙羽さんはため息を付くと口を震えながら答えた
「っ!・・・い・・・いえ・・・差し出がましいことを言ったりして・・・申し訳ありませんでした」
(く・・・今日1日だけ・・・我慢よ乙羽・・・明日になればこの女は出て行くわ・・・それまでの辛抱だわ・・・)
「失礼します・・・」
乙羽さんが釈然としない表情で部屋を後にする
残った姫子が慌てて聞いてきた
「ち・・・千歌音ちゃん!私ここで寝るの?」
「ええ・・・そうよ姫子、いけなかったかしら・・・?それとも姫子は私と寝るの嫌かしら?」
「え?そ・・・そんなことないけど」
「そう・・・良かった」
私は姫子に微笑んだ
25:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/17 22:19:31 3y2QcjpE
食事を済ませた私と姫子は部屋に戻り雑談した
(ああ・・・さっき乙羽さんから私に嫉妬のような視線が浴びせられてたんだけど・・・)
食事中、千歌音付きメイドの乙羽は千歌音の隣に立っていたが、時より姫子を睨んでいたのだ
「あら・・・もうこんな時間なの・・・長話が過ぎたようね、姫子・・・そろそろお風呂に入らない?」
時計が9時を回っていたのを確認した私は姫子に入浴を勧めた
「うーん・・・ちょっと太ったかも」
姫子は脱衣所で制服を脱ぎながらも緊張した
なにせ人のお風呂に入るのは初めてだからだ
なによりここは、あの・・・学園のアイドル・・・宮様の家だ
マコトが知ったら発狂したに違いない
全裸になると姫子はタオルを胸に巻く・・・
それと同時に脱衣所のドアが開いた
「きゃっ!?・・・ち・・・千歌音ちゃん・・・?」
姫宮千歌音がまったくの無表情で裸の状態からタオルを胸に巻きつけている姫子をじっと形相している
「姫子・・・私も・・・一緒に入るわ」
姫子は耳を疑った
「え・・・?でも」
「姫子・・・今夜はせっかく一緒に泊まるんですもの・・・私、いつでも姫子と一緒にいたいのよ・・・」
「千歌音ちゃん・・・」
「駄目かしら?」
「え・・・私は構わないけれど・・・」
「そう、よかったわ・・・姫子、見ていてね」
というと私は服を脱ぎ始めた
なんの恥らいも見せずに服を脱ぐ千歌音に姫子は驚いた
「千歌音ちゃん・・・恥ずかしくないの?」
「どうしてそう思うのかしら?私・・・姫子の前ならどんなことでも恥らいなんてないわ」
26:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/17 22:48:47 3y2QcjpE
姫子はまったく目の前の光景を凝視できずにいた、なんとあの宮様が全裸だ・・・
私は表情を瞬き1つ変えずに全裸になると姫子に歩み寄った
「姫子・・・タオルを取って頂戴」
胸元を隠している姫子のバスタオルに私は手をかけた
姫子が両手でそれを取られまいと必死に抵抗する
「や!千歌音ちゃんやめて!私・・・恥ずかしいよ・・・」
乙橘寮でルームメイトのマコトには全裸を見せても恥ずかしくはあるがさほどってほどではない
しかし宮様に見せるのはかなりの覚悟が姫子には必要だった
それよりも気になるのは宮様の全裸の姿である
はっきり全裸でも千歌音のプロモーションは抜群だった
なによりあの大きな胸・・・大きくて引き締まっておりかなりの巨乳だ・・・
スタイルも抜群、あちことの体が全てよく締っていてモデルと変わらないような体形をしている
全裸なのに凄く綺麗で一瞬姫子が見とれてしまいそうなほど・・・
「姫子、私達女同士なのよ?なにも恥ずかしがることなんてないわ・・・私に隠すのはやめて頂戴・・・」
千歌音のタオルを取る手に力が入り始める
はっきり力では千歌音に勝てないのは姫子は知っている、姫子は絶望感に包まれた
「ち・・・千歌音ちゃんはタオルもつけないで恥ずかしくないの?」
姫子の非難の声に私は軽く息を吐くと答えた
「さっきも言わなかったかしら・・・?私、姫子になら・・・どんなものだって見せられるわ・・・誤解しないでね、私は姫子が相手だからなんの気にもしないのよ?」
「千歌音ちゃん・・・」
「姫子、おねがいだからタオルを取って・・・ね?」
絶体絶命・・・このままだと力ずくではがされてしまうだろう・・・ついに姫子は決心した
姫子のタオルを引っ張る手の抵抗が弱まったのに気付いた私は・・・
静かにゆっくりと音を立てずに姫子の胸元からバスタオルと取り除いた
そして姫子の小さな胸が私の目の前で露になる、恥ずかしいのか姫子は顔を真っ赤に染めた
姫子・・・素敵よ、これが貴女の・・・
「姫子・・・貴女の身体・・・恥じることなんてないわ・・・可愛いわ」
姫子の胸の乳首・・・私はそれに・・・軽く手を触れた
「やっ!・・・」
27:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/18 11:31:47 /COKTO+s
「とっても柔らかいわ・・・姫子」
姫子の胸を優しく触り続けた
ああ・・・よくてよ姫子・・・
「やっ・・・・・やめて千歌音ちゃん・・・」
「どうして?女同士だし気にすることなんてないわ」
私は優しく姫子を胸に抱き締めた
「姫子・・・」
「やっ!あ・・・」
千歌音は全裸状態
その全生徒が憧れる大きな生胸に抱き締められ、姫子は顔を真っ赤に紅潮させた
姫子は私より背が低いので顔は見えないが紅潮しているのが分かった
「姫子、私ね・・・貴女のことが・・・」
「あ!・・・千歌音ちゃん・・・」
想いを告げようとしていた私はがくっとする
「・・・?なにかしら」
「千歌音ちゃん、お風呂入ろう?」
あ・・・つい忘れていたわ
「え、ええ・・・そうね」
入浴場を見た姫子は驚愕する
(ひ・・・広すぎ・・・ほとんど銭湯じゃん)
姫宮邸はトイレだけじゃなく入浴場も豪華だ
「あ・・・私が先にシャワー浴びて洗うから千歌音ちゃんは浸かってて」
「姫子、姫子が望むのなら私が洗ってあげてもいいのだけれど・・・」
姫子が慌てて抗議する、宮様から洗ってもらうなんて・・・ありえないよ
「ううん、でもいいよ、千歌音ちゃんはゆっくり浸かってて」
「そう・・・ならそうさせていただこうかしら」
少し残念そうに私はお湯に浸かった
「姫子は・・・その、学園寮では・・・早乙女さんと入浴もご一緒なのかしら?」
「え?うん、たまにだけど・・・マコちゃんとはよく洗いっこしてるの」
私は少し苛立った、女同士とはいえ・・・
早乙女さんはよく・・・姫子の身体を見てるのね・・・
あの子は私の知らない姫子を知ってる
そのことに私は少し面白くなかった
「あ、千歌音ちゃん、交代だよ」
「え?ええ・・・そうね・・・今度は私が浴びようかしら」
いつのまにか体を洗いシャワーも浴び終わった姫子がこちらを不思議そうに見つめている
それが少し可愛くて少し見惚れてしまったわ
28:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/18 12:49:20 SPIu8oBF
「ふう・・・・・・」
シャワーを浴びている私にお湯に浸かっている姫子が唐突な言葉を口にする
「あのね千歌音ちゃん・・・私ね・・・千歌音ちゃんのこと好きだよ」
姫子の言葉に私は嬉しくて一瞬目を大きく開けたが・・・少し考えると再び静かに閉じた・・・
「っ!・・・・・・・・・」
でしょうね・・・姫子は優しいから・・・そう言ってくれてるんでしょう?
姫子にとっては私も早乙女さんと同じ感情なんでしょ・・・?
「そう・・・姫子にそう言ってくれると私も嬉しいわ、ありがとう」
曖昧に返事をする
それにね・・・姫子の好きって言葉は友達としての意味ってことでしょう?
私の好きと姫子の好きとは違うもの・・・
「だって・・・私にとって千歌音ちゃんは大切な人だから・・・これからも一緒にいてね」
姫子の言葉に髪を洗っていた手が止まる
自然と自分の頬が染まるのが実感できた
「姫子・・・私もよ、私にとっても貴女は大切な人よ・・・」
今度は本心が言葉に表れた
そう・・・かけがえのない人よ・・・好き、好きよ姫子・・・
もう私ね、貴女しか見えないもの
あの・・・薔薇の園で貴女に初めて逢ったときから、ずっと・・・ずっと好きだったの・・・
いとうしい・・・星のようにときめく貴女が好き・・・大好きよ姫子
29:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/18 13:49:36 SPIu8oBF
「姫子、そろそろ時間よ」
「あ、うん」
私は姫子を促すと入浴場を出た
「姫子・・・私が着させてあげる」
脱衣所に出た2人
その時、千歌音の言葉に姫子は困惑した
(私もう子供じゃないのに・・・)
それにしても・・・脱衣所に入ると、慌てて姫子は胸元や下半身をタオルで隠したが
いくら姫子と2人だけとはいえ、脱衣所を堂々と全裸で歩き続ける目の前の美少女に呆気に取られた
(千歌音ちゃんには恥って言葉がないのかな・・・?)
あの宮様が大きな胸を露出しながら脱衣所を歩いている・・・
姫子はその場面の直視できないでいた
「姫子・・・じっとしてて」
「い、いいよ・・・それくらい自分でできるから、それより・・・ち・・・千歌音ちゃんはその・・・とりあえず下着くらい着けて・・・」
目の行き場所に困ったかのようにそっぽを向きながら言葉を発す姫子に私は可愛さを覚えた
「そう・・・わかったわ」
表情を変えることなく静かに目を閉じ自分の下着を着け始める千歌音
彼女に絶句しながらも姫子は大きく息を吐き出すと自分の下着を着け始めた
30:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/18 21:49:53 SPIu8oBF
「あの・・・それで、私は千歌音ちゃんの部屋で寝るの・・・?」
「ええ、そうだけど・・・なにかご不満かしら・・・?」
入浴を済ませた私は姫子を部屋に連れて行った
「え?ううん・・・不満ってわけじゃないけど・・・」
「ならいいでしょ・・・一緒に寝ましょう・・・私は姫子と一緒に寝たいの・・・せっかくなんですもの・・・姫子とのひと時を存分に楽しみたいの・・・」
姫子は流石に戸惑った、宮様と同じベッドで寝る・・・学園の皆は宮様に声かけられるだけでも幸せらしいけど
私ばっかり千歌音ちゃんに甘えていいのかな・・・
「それじゃ、私・・・着替えてこようかしら・・・」
いつもは乙羽さんが手伝ってくれるのだけれど・・・今日だけは堅くお断りしたの
姫子との空気に入ってこられるのは嫌だから・・・
(うわあ・・・千歌音ちゃん綺麗・・・それに凄く・・・色っぽい・・・)
姫子はあまりの千歌音の綺麗さに見惚れた
透明な水色のネグりジェ姿で・・・それに付け加え千歌音の超セクシーな美貌・・・
姫子は眩し過ぎて千歌音を見ることばできそうになかった
(わ・・・私と住む世界が全然違うよ・・・千歌音ちゃん)
姫子はといえば寮のときと同じように持参してきたパジャマを下着の上から着ただけ、2人は明らかに対照的な格好をしていた
「ご・・・ごめんね千歌音ちゃん・・・こんな格好千歌音ちゃんの部屋では不釣合いなのに・・・でも私、こんなのしか持ってないから、千歌音ちゃんに借りるのも悪いし・・・」
姫子がお互いの格好を比べてみて泣きそうなくらい悲しそうな顔をする
ベッドから降りた私は姫子に駆け寄り優しく微笑んだ
「姫子・・・そんなことないわ、姫子のパジャマ姿・・・とっても似合ってて可愛いわ」
ほんと可愛いわよ姫子・・・いますぐ抱き締めてキスしたいくらい・・・とっても・・・
私からみて無邪気そうな顔をしているけれども、姫子の格好は・・・はっきり無防備そのもの・・・肌の露出度・・・
その上、姫子がしゃがむたびに見える胸元からの下着・・・それに姫子の手首か足首が丸見えだ
つい私は姫子のパジャマ姿に目が食い入っていた、寮でも着ているということはその無防備な格好をいつも早乙女さんに・・・
私は唇を噛んだ
「ち・・・千歌音ちゃん、あの・・・私やっぱり乙羽さんに頼んで他の部屋に・・・」
「姫子・・・一緒に寝て頂戴・・・私ね、もし姫子が他の部屋で寝てたりしたら気になって眠れなくなると思うわ」
「千歌音ちゃん・・・」
「だからお願い・・・せっかく姫子が泊まるに来れたんだもの・・・まだ姫子との長い夜を終わりにしたくないの、だから・・・一緒に寝ましょう・・・?」
「千歌音ちゃん、でも私が入ると少し窮屈じゃないかな?」と小さく声を出しベッドに居る私の下に駆け寄る「大丈夫よ・・・来て」
「ええと・・・う、うん・・・」
明かりを消した私はベッドに歩み寄ってきた姫子の手を取るとベッドに連れ込んだ
姫子が私と同じベッドに中に居る・・・私は幸せの絶頂だった、姫子・・・私の可愛い姫子・・・
31:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/18 22:40:47 SPIu8oBF
「姫子・・・私の胸の中で寝ない?」
「え・・・?」
「あ・・・ごめんなさい・・・私変なこと言ってるわ・・・」
姫子・・・お人形みたいに小さな体・・・可愛い・・・とても可愛いわ姫子・・・
「ううん、あ・・・なんだか千歌音ちゃんとこうしてると・・・マコちゃんと寝てるみたい」
「早乙女さんがどうかしらの?」
「う・・・うん、マコちゃんともねこうして一緒に良く寝ることがあるの・・・『風邪引きそうな来栖川姫子さんはどこですか~!おお、ここですね~!こちらのベッドに来なさい、私が暖めてやるからな~!』って」
姫子が楽しそうに語りかけてくる、私は
「それでね、ベッドに入った私を後ろから優しく抱き締めてくれて・・・たまにふざけて頬にキスとかしてくれるの、それが習慣になっちゃって・・・マコちゃん今頃どうしてるかな・・・」
早乙女さんの話をしている姫子を見て私はなぜか面白くなかった、姫子の笑顔が私以外の人に向けてる・・・
罪の意識もなく無邪気に女友達とのことについて姫子・・・それに対して私は少し苛立つ、唇を強く噛んだ・・・
なにより姫子が私以外の人と一緒に寝て頬にキスとかされながら寝息を立てているなんて・・・
そんなことが許されるはずがないわ・・・!姫子が私の前で私以外の子にいま関心を懐いている・・・!
早乙女マコトに後ろから抱かれながら眠る姫子・・・想像しただけで苛立ちがこみ上げてくる
私の姫子を・・・私は学園内でほとんど話したことがない姫子の女友達である早乙女マコトに軽い嫉妬心を懐いた・・・
姫子は渡さない・・・!
「それでね千歌音ちゃ・・・っあ!」
私は姫子を後ろから強く抱き締めた
「千歌音ちゃん!?ど、どうしたの・・・?」
「・・・・・・」
強く抱き締めれば折れてしまいそうなくらい細くて小さい姫子の・・・体は私のものよ・・・!
誰にも渡したくなんかないわ・・・!
32:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/18 22:43:26 SPIu8oBF
↑・・・少し誤字が目立ってますね、焦って投下すると駄目だな・・・
33:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/18 23:32:43 SPIu8oBF
やや乱暴気味に抱き締めた、後ろから両手で姫子を胸の中で入れ抱く感じだった
さらに両足を上げ姫子の身体に絡める
「姫子・・・早乙女さんからもこうやっていつも抱き締めてくれてるんでしょう?私にもさせて頂戴・・・」
「え・・・?べ・・・別にいつもってわけじゃないよ?寒いときに『姫子こっちおいでって』言われるんだけど」
「でも・・・たまにこうして抱き締めてくれるんでしょう?」
「う・・・うん・・・でも千歌音ちゃんみたいにここまではしないけど・・・」
「そう・・・」
(わあ・・・千歌音ちゃんの温もりを感じる・・・)
姫子・・・私達の永遠の夜はまだ始まったばかりよ、だから・・・私まだ終わりにしたくないのよ・・・
明日になれば姫子はまた寮に戻るわ・・・また早乙女さんと2人っきり・・・そして私はまた1人ぼっち・・・
姫子・・・もし貴女がよろしければ明日からもずっとここに居てもいいのよ?いえ居てほしいわ、ずっと私の傍に・・・
でも・・・姫子が寮部屋から出てば早乙女さんが悲しくて泣くだろう、早乙女さんが泣くと姫子も悲しむだろう・・・
私は姫宮邸居候の案を姫子に言い出すことは出来なかった・・・!
(千歌音ちゃんいつまで抱き締めているつもりなのかな・・・少し苦しいよ・・・)
「姫子・・・私のこと好き?」
「え・・・?急にどうしたの・・・?」
「好き?どうなの・・・?」
戸惑いながらも必死に声に出して答えた
「す・・・好き・・・」
「そう・・・良かった」
背後から耳元に囁きかけてくる
(ど・・・どうしたのかな・・・なんだか千歌音ちゃん凄く怖い・・・)
体を揺さぶって千歌音の胸の中から逃れようとしたが、思っていたより強く抱き締められており抜け出せなかった
その上・・・千歌音に両足を絡められているため身動き1つ取れない、力の弱い姫子では胸の中から抜け出すことは出来ないだろう・・・
「・・・・・・っ!」
その時・・・姫子の体全体に電流のようなものが流れた、体のあちこちが軋りを浴びている
千歌音が姫子の頬に唇を押し当てながら姫子の胸を優しく揉んでいた
「ち・・・千歌音ちゃん・・・」
姫子は現実を直視できずにいた、あの学園のアイドルである千歌音が姫子を抱き締め胸を揉んでいる
さらに姫子の頬や首筋を千歌音の唇が何度も行き来していた
もはやマコトとの馴れ合いの非ではない
「好き・・・好きよ姫子・・・」
耳元に囁かれる千歌音の言葉に姫子は体全体が石のように固まり動けなくなっていた
好きよ姫子・・・貴女を離したくないの・・・私はもはや姫子を抱き締めているだけでは満足できなかった
34:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/19 00:34:10 ry6EBQUJ
普通にパジャマの上から揉んだだけでは満足できないと感じた私は・・・
姫子の胸元の中から手を入り込むと、胸元に着けていた・・・それを無理矢理気味に外し上げると・・・
直接的に胸を揉み始めた
「や・・・やだ・・・ち、千歌音ちゃん・・・」
姫子が胸の感触に対してなんとか声を発するが弱弱しくて小さかった・・・
千歌音は構わずに胸を揉み続けながら姫子の頬や首筋にキスし続けている
姫子は現実としていま起きている事態に直視できないでいた
「好き・・・好き・・・好きよ姫子」
後ろからそう囁かれる度に体全体が熱くなった
そう・・・あの宮様から愛の言葉を囁かれている・・・
さらに背後から強く抱き締められているため千歌音の大きな胸が背中にまともに当たっていた
千歌音が体を動かすたびに・・・むにゅむにゅと胸が間近で揺れるのでその度に顔が真っ赤になる・・・
「千歌音ちゃん・・・だ・・・だめだよ・・・」
姫子の非難めいた声に対して
「・・・・・・」
私は行動を止めることはなかった
ふと私は上半身を起こし姫子をこちらに向かせると顎を掴む
「ちか・・・あっ・・・!んっ・・・!」
姫子が慌てて開いた口を無理矢理遮るように唇を塞ぐ
おそらくお互いにとってのファーストキス
ああ・・・姫子の唇・・・予想通り美味しいわ・・・とっても柔らかくて・・・甘いわよ・・・
姫子は千歌音からの突然のキスに目を大きく開け驚いたまま固まっている
身を離れようと少しは抵抗しているがそれもたいした力ではない
ほんとに戸惑っているようだ
姫子の唇の感触を楽しみながらそのまま・・・私は固まっている姫子をベッドに押し倒した
35:名無しさん@ピンキー
06/11/19 01:38:33 5tU0OeGt
やっべぇ、最近になって活気付いてきた。
ありがたやありがたや
36:名無しさん@ピンキー
06/11/19 03:18:33 aSaPknQX
職人さんいるといないでは活気も有難味もまるで違うね
37:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/19 18:56:05 ry6EBQUJ
「やぁっ!千歌音ちゃ・・・んんっ!・・・」
姫子が一瞬唇を離れキスから逃れようとしたが千歌音が逃すまいと姫子の顎を掴むと再び強引に塞ぐ
「ん・・・・」
そこから再び千歌音の熱いキスが姫子を襲った
口を千歌音の唇に完全に塞がれているため声を出すことが出来ない
さらに両腕を両手でがっちり端と端に押さえつけられているため身動きが取れない
腕に力を入れるが千歌音の腕はびくりとも動かない・・・
やはり弓道やピアノで鍛えている千歌音と体の弱い姫子では腕力の差は歴然としていた
上を見上げると・・・千歌音がじっと目を閉じ姫子の唇の感触を味わっている
それを見た姫子は呆然としていた
(なんだろう・・・甘いチョコのようなこの感触・・・なんなのかな?これが千歌音ちゃんの・・・キスの味?)
ごめんなさいね姫子・・・でもいま貴女を手放したくないの・・・
それに姫子の唇とっても甘くて美味しいから・・・
そう・・・まるで蜜のように甘い唇・・・姫子・・・貴女の全てが好きよ
心も体も全てが・・・顔も体も可愛いけれど唇も可愛いのね・・・
「!?」
つい抵抗する力も抜けた姫子は口内に何かを感じた
そう・・・私は姫子の口内に舌を入れ始めた
つまりはディープキス・・・
姫子の口内を長い舌で嘗め回す
キスに夢中になっていた私は
再び姫子のパジャマの胸元の中に手を入れると姫子の胸を揉み始めた
38:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/19 22:02:39 lNaao9vJ
「んっ・・・・・・!」
姫子の口内に進入し容赦なく嘗め回す
さらに姫子の胸を直接揉み回す
姫子が両足をばたばたするが千歌音の身体は微動だにせず行動を続けた
「好き・・・好きよ姫子・・・」
これは夢だろうか?でもこれは夢でも幻でもない・・・信じられなかった
姫子が尊敬し憧れの対象でもあり親友でもある・・・乙橘学園全生徒が憧れる存在で宮様こと姫宮千歌音
その千歌音に愛の言葉を何度も囁かれキスなどをされている・・・それも頬や額ではなく唇に・・・
私は姫子のパジャマを優しくボタンを外しながらゆっくり剥ぎ取ると姫子の両胸を両手で揉み始めた
そしてディープキスをやめる・・・唇を離すと私自身の唾液が姫子に唇に飛び散った
そのまま姫子の乳首を優しく舐め始めた
「好きよ・・・・・・姫子」
ごめんなさいね姫子・・・パジャマを剥ぎ取ったりして・・・
でも貴女が好きなの・・・心から・・・それだけは分かって頂
数分後
「姫子・・・私ね・・・貴女が好きなの・・・ずっと・・・好きだったの・・・」
パジャマを着直した姫子とベッドを上で座ると対峙して話していた
「たぶん・・・私の好きって気持ちは姫子のとは違うと思うわ・・・私の好きってのは友達としてじゃないの・・・さっきの・・・ああいうことだから・・・」
「千歌音ちゃん・・・」
「いまの私、学園内の・・・その・・・姫子達が言う・・・宮様かしら・・・?その私とは全然違うでしょう?」
「ううん・・・いまの千歌音ちゃんも学園内の千歌音ちゃんも同じだよ・・・」
「ありがとう・・・姫子、私ね・・・早乙女さんが姫子を抱きながら寝てるって聞いて・・・私、早乙女マコトさんに嫉妬したわ」
「千歌音ちゃん・・・」
「姫子を独り占めしたい気持ちが溢れて・・・こんなことしたの・・・ごめんなさい、私のこと嫌いになったでしょ・・・?軽蔑してくれて構わないわ・・・女同士でキスして気持ち悪いって・・・思ってる?」
下を向いて暗そうに話す私に姫子は微笑んで呟いた
「千歌音ちゃん、私ね・・・そんなこと思ってないよ・・・私も千歌音ちゃんのこと好きだから・・・大好きだから」
私は涙が出そうなくらい嬉しかったが・・・静かに目を閉じ・・・姫子の方を見上げて微笑むと呟いた
「ありがとう・・・姫子はとっても優しいから・・・そう言ってくれるって思ってたわ・・・」
「違うよ千歌音ちゃん」
姫子が私の手を胸に当てると頬を染めた
「ほら・・・いま私の胸・・・ドキドキしてるでしょ・・・?」
「ひ・・・姫子」
姫子・・・私の方が・・・ドキドキしてるわ・・・
「千歌音ちゃん・・・好きだよ」
「姫子・・・好きよ・・・」
私と姫子はベッドの上で見つめ合った
「千歌音ちゃん・・・」
「姫子・・・」
見つめ合い・・・自然とお互い唇を重ねると・・・
それからお互いの背中に両手を回すと・・・激しいキスに変わった
39:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/19 22:33:25 lNaao9vJ
もう姫子の抵抗も嫌がりも感じない
大好きな姫子とお互いの気持ちが通じ合いながらキスをしている・・・
夢ではないかと思ったくらいだわ・・・
姫子が私の気持ちに応えてくれるなんて思ってなかったから・・・
姫子をゆっくり押し倒すと姫子の上半身に覆いかぶさる
そして・・・パジャマの上からだが姫子の胸を直接的に揉み回す
「千歌音ちゃん・・・脱がなくていいかな・・・?」
姫子が顔を染めると横を向きながらそう呟いた
「そうね・・・姫子が脱ぎたいときに脱げばいいわ」
「う・・・うん」
こんなこと馴れてないくせに・・・可愛い子ね
「もう一度言うわ・・・好きよ・・・姫子」
明日からはどうなるのかな
(千歌音ちゃん・・・ずっと明日からもこうしていたいけど・・・千歌音ちゃんは人気あるからまたお昼だけなのかな)
皆の宮様だもんね・・・私だけ独り占めだんてワガママだよね・・・こんなに好きなのに
なんでこんなに千歌音ちゃんのこと好きなのに学校では仲良くできないのかな・・・私悲しいよ千歌音ちゃん・・・
でもマコちゃんのことも好きだし・・・我慢するしかないのかな
2人だけ時しか許されないのかな・・・やっぱり校内では他人のふりするしかないのかな
でもそうしないと・・・私虐められるかも・・・
やっぱり校内で千歌音ちゃんに話しかけると皆から嫉妬されるし
「姫子?」
姫子が考え事をしているように感じたので私は姫子を上から見上げると告げた
「どうかしたの・・・?姫子、言いたいことがあったらはっきり言っていいのよ・・・?」
「え?ううん、なんでもないよ・・・」
「そう・・・?なら・・・いいのだけれど」
そう言うと・・・再び姫子の唇をゆっくりと塞いだ
40:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/19 22:35:30 lNaao9vJ
38の千歌音ちゃんの台詞で頂戴の戴が抜けてるな・・・
はあ・・・書き忘れか
41:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/20 09:58:00 9XaE7e//
「千歌音ちゃん寒くないかな?」
と姫子が言葉を発した
「そうかしら・・・?私はそんなに寒さは感じないわ」
「あ、窓閉めてくるね」
ベッドから起き上がるとパジャマを着ける
私は起き上がり両手で姫子を背後から抱き締めるとベッドの中に抱き戻した
姫子は小さくて軽い、簡単に抱き戻せる
「あっ・・・!千歌音ちゃん・・・?」
「姫子、行かないで頂戴」
宮様の大きな胸の中に抱き寄せられる
大きな胸を感じ顔を赤く染めた姫子がなんとか言葉を発す
「う、うん・・・ここにいる」
「そう、ありがとう」
「千歌音ちゃん・・・私達っていま親友なのかな・・・?」
姫子に唐突に聞かれた
「さあ・・・どうなのかしらね・・・」
でも学園内では赤の他人ってことは確かね・・・残念だけれど・・・
そう・・・こんなに仲良しなのに駄目だなんて悲しい性だわ
それに学園内では忙しくて姫子に構ってられないのは確かだわ
取り巻きが必ず私の周りには嫌でも寄ってくる
生徒会の仕事に弓道部活動、それに勉強や姫宮邸主人としての役割
ピアノの演奏・・・趣味だけではなくコンクールも、それにテニスの趣味・・・
姫子との時間を過ごしたいのは山々だけれど・・・ごめんなさいね姫子
姫子のパジャマを外し下着に目をやると・・・
状態を上げ姫子に覆いかぶさる
「好きよ・・・姫子」
胸元に顔を埋めた
「千歌音ちゃん・・・・・・・・・・!」
嫌がる素振りを見せずに姫子は千歌音の背中に軽く両手を回した
「ふふ・・・姫子、私達まだ15歳の女の子なのに・・・おかしな話よね・・・」
でも・・・姫子が好きだから・・・女の子同士だけれどキスとかしたいもの・・・
姫子分かる?私ね・・・貴女の唇をずっと求めてたの
薔薇の園でも何度キスしたいと思ってたことか
姫子が相手だったらなんでもしたいわね・・・キスだろうががなんだろうが・・・
もう私達処女じゃないけれど・・・姫子も同意の上だから満足よ
そう・・・私は今夜姫子を抱いた・・・
42:琥珀inn1泊2日の姫宮邸
06/11/21 11:27:11 cMnpFiaJ
「姫子!姫子!朝よ・・・」
「あ・・・・・千歌音ちゃん?おはよう・・・」
朝食を食べ乙羽に挨拶をすると私達は学校に向かった
「あ・・・学園内では私達赤の他人なんだよね・・・」
「ええ・・・そうよ姫子、でもそれは仕方ないことなのよ・・・」
私も姫子と一緒に居たいわ、いつまでも・・・でもそんな簡単じゃないのよ
学園内に入ると2人は別れた、一緒に居ると姫子が非難されるもの・・・
でも、あの1日は永遠に忘れられない夜になるでしょうね
あら・・・姫子に駆け寄っているのは早乙女さんかしらね・・・
「宮様ごきげんよう」「宮様本日もお綺麗ですわ」
すぐ取り巻きがやってきた、姫子の方に目を向けていたが周りの子に目をやると答えた
「ええ・・・ごきげんよう」
~早乙女マコトと大神ソウマの後日談~
姫子・・・あんたこの頃どうしたの?私がベッドに誘っても拒否しれてくるけど
え?私付き合ってる子いるからもう一緒に寝ない?ちょっと!それ私の1つの快感だったのに~!
なんだかもう私のことなんて眼中にないみたいだね
おお~これは神さま、どうなさいました?え?もうあの2人の仲には入り込める余地がない?
はいはい、お互い頑張りましょう
43:宮様は嫉妬魔
06/11/21 12:57:34 cMnpFiaJ
乙橘学園内での午前中の出来事
廊下で姫子と早乙女さんの弾む会話を偶然目撃した私は唇を強く噛んだ
2人に気付かれないように角に隠れる
特に何気ない会話なのに胸が熱くなるのは何故だろう?
「ねえ姫子聞いてるの!?」
「え・・・?あ、うん聞いてるよ・・・?」
「はあ・・・あんたは私が付いていないと駄目だね~」
と姫子の肩をとんとんと叩く
「うう・・・マコちゃん酷い・・・」
「うーん・・・今日も寒いね、この分じゃあ・・・今夜も一緒に寝ることになりそうだわ」
そう言いながら姫子に腕を絡んだり組んだりじゃれ付いたりしてる早乙女さん・・・
ときには後ろから姫子の両胸を揉んだり抱き締めたりしている、本人には悪気はないのだろうけれど
姫子の大親友でもある早乙女さん・・・私は姫子といつも一緒に居る貴女が・・・うう・・・
私は立場上、姫子に馴れ馴れしくできないのが辛かった、話しかける勇気がない
もしいま角から出て話しかけるようなことをすれば私達の関係は終わってしまうだろう
「くっ!・・・・・・」
私はその場に居座るのが嫌になり離れた
そして昼休み、薔薇の園での出来事
「ねえ千歌音ちゃん・・・?どうしてずっと黙っているの?」
「・・・・・・・・」
44:宮様は嫉妬魔
06/11/21 13:50:54 s0Nnxu0q
昼休み、いつも通りの薔薇の園での出来事
「千歌音ちゃんどうしたの?なに怒ってるの?」
「・・・・・・・・」
姫子が不安そうに千歌音の様子を伺った
「千歌音ちゃんどうしちゃったの・・・?いつも無口だけど・・・今日は変だよ?」
薔薇の園で待っていた私、後から薔薇の園にこそっとやってきた姫子に言葉を開かなかった
「姫子・・・・・・午前中、早乙女さんとの会話を聞かせてもらったわ」
「え・・・・・千歌音ちゃん・・・・・?」
頭の中に誰か分からないが声が入ってきた
姫宮千歌音さん・・・・・・私は貴女の前世・・・・・・・
いいの?貴女は姫子が好きなんでしょ?
ここで・・・姫子をものにしないといけないわ
(貴女は誰なの・・・?私の中に入るのはおやめなさい・・・・!!)
私?私は・・・貴女・・・・よ
貴女と顔も声も貴女とそっくりよ・・・
「はあ・・・・っ!」
私は我に返った
「千歌音ちゃん・・・・・・?」
ものにするんだ・・・姫子を私のものに・・・・・前世の私に導かれるまま・・・
弁当を食べている姫子に近寄った
45:宮様は嫉妬魔
06/11/21 14:20:50 s0Nnxu0q
私は姫子を威嚇するように鋭く睨みつけた
あまりの迫力に弁当を口に通していた姫子が立ち上がると後ずさりする
「姫子・・・・・貴女は私のものよ・・・・・・!!」
(前世の声、違うわね・・・あれは別の心の中の私の声よ嫉妬心が混じった私の声だわ)
「やだちょっと、どうしたの・・・・・千歌音ちゃん・・・・・・?」
「誰にも・・・・渡さないわ・・・・・!」
弁当すら一切手をつけずに目の前の美少女が突然物凄い形相でぐいっと歩み寄ってきた
恐怖を感じた姫子は慌てて後ずさりする
しかし歩み寄る千歌音の方が動きは速かった
後ずさりしようとした姫子を簡単に捕まえると
呆気に取られた様子の姫子の唇に自分ので強引に塞いだ
「んっ・・・や、やだぁ!千歌音ちゃ・・・・んっ!!」
一度はキスから逃れようと唇を少し離した姫子を(絶対逃すものか!!!)逃すまいと顎を両手で掴み再び強引に唇を塞ぐ
「んんっ・・・・・・」
今度はがっちり両腕で姫子の小さな身体全体を押さえつけられているため姫子がキスから逃れることは出来なかった
(さあ・・・もう逃げられないわよ姫子・・・)
姫子が両手で千歌音の身体を必死に引き離そうとするがびくとも動かない
「んんっ・・・・・・・」
唇をがっちり塞がれているため姫子は声を上げることも出来なかった
両足をばたつくが千歌音の身体は動かない、姫子は絶望感に包まれる
やはり弓道で鍛えている千歌音と身体の弱い姫子では力の差があった
姫子の唇の感触というより味を何度も確認に味わう・・・
(ふふ・・・姫子・・・・貴女の唇・・・とても甘いのね・・・その上、美味しいから何度も食べたくなるわ・・・)
身動きできない姫子の唇を何度も奪い続けた
乙橘学園生徒が通ることのない薔薇の園で・・・その行動は続く
46:宮様は嫉妬魔
06/11/21 15:35:51 s0Nnxu0q
必死に千歌音のキスから逃れようとあがき苦しむ姫子を嘲笑うかのようにさらに強く身体全体で絡む
そしてついに姫子は千歌音に完全に抑えられ身動き1つ取れなくなった
「!?」
姫子の口内に千歌音の長い舌が進入を開始した
(そうね・・・もうただのキスだけじゃもう子供だもの、もうこんな子供染みたキスは嫌!
もうおままごとのようなキスにはうんざりだわ・・・!)
「んんっ!」
姫子が両目を大きく開け必死に逃れようとするが千歌音の唇や身体、腕はびくりとも動くことはない
(無駄よ姫子・・・そんな非力な力で私から逃れられるとでも思ってるのかしらね・・・・!)
あがきつづける姫子を嘲笑うかのように私の行動は続く
右手を姫子のスカートを捲り上げ中にに進入させると生足をさすり始めた
(あら・・・姫子のお肌・・・唇と一緒で柔らかいのね・・・)
下を見下ろすと目に涙を浮かべこちらを凝視している姫子の姿があった
「・・・・・・・・」
しかし非難の目に構うことなく行動を続ける
長い右腕がスカートの中の生足を通り越して・・・下着まで到達する
(さあて・・・脱がせてしまおうかしらね・・・)
47:宮様は嫉妬魔
06/11/22 14:31:32 iPV9+yJf
姫子のお尻を何度もさする、柔らかい感触で堪らない快感だった
ああ・・・柔らかいのね・・・姫子
姫子を一度キスから解放する
千歌音の唾液が唇に付着していた、それほどまでに強烈なキスだった
姫子が気付くとハンカチで何度も拭き取りながら千歌音を涙目で睨みつけ非難した
「はあ・・・・千歌音ちゃん・・・どうしてこんなこと・・・・!!」
すぐさま態勢を整えると姫子に歩み寄ると唇を再びふいと寄せた
「姫子・・・・・・」
姫子は慌てて顔を背け恐怖を覚えると足を動かした
「や・・・・やだ!!」
薔薇の園から逃げ出そうとする姫子の腕を捕まえる
「あっ!」
園の緑に押し倒すと胸元に覆いかぶさった
私は再び唇を寄せた「や、やだっ!」
必死にキスから逃れようと唇をかわし続ける姫子
私は姫子の顎を掴むと・・・震えている姫子の唇に自分のを強引に重ねた
「んっ・・・・・・!」
ちゅるると何度も姫子の唇の味に酔いしれた
足をばたつかせているが気にもとめない
一度キスから解放すると涙目の姫子に微笑み告げた
「姫子・・・・・貴女の唇・・・・とても甘いのね」
(どうしちゃったのかな・・・・今日の千歌音ちゃんなんだか凄く怖い)
姫子・・・・貴女が悪いのよ・・・・私に見せ付けるように人との接触を図り続けるから
だから・・・嫉妬の私が目覚めてしまったの・・・・
「やだやだ!やだよう!千歌音ちゃん!やめてよう!もうすぐお昼休み終わっちゃうよ!」
「大丈夫よ姫子、午後の授業ならいくらでも休めるわ、私達出席率いいから・・・・」
両手両足をばたつかせる姫子を平手打ちで黙らせると制服を脱がせ
下着に顔を埋める
「好きよ・・・・・姫子」
その言葉で姫子の体全体が熱くなった・・・
夢ではない、現実にあの憧れの対象でもあった宮様こと姫宮千歌音に抱かれながら愛の言葉を囁かれている
「ああ・・・・・」
姫子は一瞬我を忘れると抵抗を止めるどころか千歌音の背中に両手を自然と回していた
48:宮様は嫉妬魔
06/11/22 15:24:35 iPV9+yJf
「はあ・・・・・はあ・・・・ああっ!」
姫子の下着を全て剥ぎ取ると乳首に唇を寄せ嘗め回した
(姫子・・・小さいけど・・・美味しいわ)
「んん・・・・気持ちいいよ千歌音ちゃん」
「あら・・・・そう言ってくれて嬉しいわ」
姫子は千歌音の背中に両手を回しながら空を見上げた
ここで・・・千歌音と初めて逢ったこの場所で千歌音にいいように抱かれている自分が居る
あの子犬のお陰で千歌音の仲良くなれた・・・でも自分たちはその薔薇の園を汚そうとしている
姫子は快感を感じながらも心中複雑だった、それも女同士で・・・・
千歌音には罪の意識はないのだろうか?
千歌音は状態を上げ姫子に再びキスをした、それも舌を入れる方だ・・・
「んっ!・・・・・」
千歌音の長い舌が姫子の口内をいい様に嘗め回している
うーん・・・これって気持ちいいのかな・・・・
「うーん・・・千歌音ちゃんってキスは始めてなの?」
「え・・・・?そうよ、姫子が始めてよ・・・・生まれて初めて今日・・・キスしたわ」
「そうなんだ・・・・千歌音ちゃん・・・って人気あるからてっきりキスなんてしてるんじゃないかなって」
その言葉に千歌音が目を閉じ静かに呟いた
「私・・・・・姫子以外の人間とキスだなんて・・・・・考えられないわ、体を交わすことも・・・・私、貴女以外の人間なんて最初から眼中にもないの」
戸惑う姫子に再び唇を重ねた
「好き・・・・・好きよ・・・・・大好きよ姫子」
49:名無しさん@ピンキー
06/11/23 12:28:46 3pSB+FCq
長い黒髪に手を触れながら部屋の片隅でため息を付く
姫宮邸2階に部屋で窓を一瞬開けた姫宮千歌音は外の空気を静かに吸うと窓をピシャリと閉めた
「ふう・・・・風が強くて寒いわ・・・」
これだけ寒いと・・・・乙橘学園寮では今頃姫子は早乙女さんと同じベッドで胸に抱かれながら眠っているのだろうか
マコトに抱かれながら眠る姫子・・・・・その場面を少し想像し・・・・唇を強く噛み締める
「っ!・・・・・・」
ああ・・・・・・いまのこの想いをだけかにぶつけたい・・・誰かを抱きたい・・・そう・・・あの人を・・・気を紛らわしたい
気付いたときには部屋から出てある人物のベッドの前まで来ていた
時刻はもう夜中の深夜2時になっている
「乙羽さん・・・・・・」
すやすやと静かな寝息を立てながら眠りについている私の使用人・・・
自然とベッド近寄ると乙羽に寄り添い・・・躊躇することなく彼女の唇に自分のを軽く触れた
一度唇を解放し自分の口に手をやると呟いた
「乙羽さん、貴女の唇・・・・・・とても甘ずっぱいのね・・・」
再びその余韻を味わいたいのかベッドに乗り上げ軽くシーツを取り上げ・・・
乙羽の体に覆いかぶさると今度は強く唇を押し付けた
「んっ・・・・・・・」
ちゅるる・・・・・ちゅ・・・・はぁ~・・・・・
「はあ・・・・はあ・・・・」
50:名無しさん@ピンキー
06/11/23 12:47:17 3pSB+FCq
名家の令嬢でもある自分の立場にとって・・・このような行動ははっきり異常だろう
乙橘学園で私を宮様と敬愛し溺愛し慕ってくれる生徒にとって見れば私にこんな一面があるなんて想像もしてないだろう
もちろん私に仕えている乙羽さんも・・・・・・
「乙羽さん、ごめんなさいね・・・・・・」
一度ベッドから降りた私は着ていた就寝時専用のネグリジェを脱ぎ捨て再び乙羽さんに状態を覆いかぶさった
さらに彼女の私用のネグリジェも音を立てないように・・・優しく脱がせる・・・
そして彼女に寄り添い顎を掴むと何度も唇を奪い続けた
「んっ・・・・・ちゅ・・・・はあ・・・はあっ・・・・!」
そして回数を続けるごとに普通のキスに飽きた私は彼女の閉じている唇を両手で無理矢理こじ開けると・・・
躊躇することなく強引に舌を押し込む、唾液が乙羽の顔に容赦なく飛び散って行く
「!?」
その時だった・・・「んん・・・・」と乙羽が目をぱちぱちさせる
「うーん・・・・・と、あれ・・・・?この感触は・・・・・」
乙羽は静かに目を覚ました、その時間近で声がする
「あら・・・・・起こしてしまったかしら?」
あ・・・この声は・・・・・・・・・・え!?
ん?この唇の感触は・・・・・自分で唇を手で拭くと目で確かめ驚く
「こ・・・・・この色、この感触・・・・お・・・お嬢様の口紅・・・・」
そこで改めて事態の収拾した
「あ・・・・・あのこれは・・・え?お・・・お嬢様!?」
51:名無しさん@ピンキー
06/11/23 13:14:56 3pSB+FCq
自分のいまの服装・・・そして自分を正面から覆いかぶさり見下ろしている美少女を見て驚愕する
「お・・・・・お嬢様!?これは一体・・・」
「あら・・・・わからないかしら?私がいま・・・・貴女を犯しているところよ乙羽さん?」
平然と呟いたのは・・・乙羽が何よりも溺愛し尊敬し仕えているお方・・・
「お!お嬢さ・・・・・んっ・・・・・・!」
乙羽の言葉を千歌音のキスに遮られる
「んんっ・・・・・・!」
突然のキスに乙羽自信驚愕する、目を大きく明け驚いている
声を発そうにも強引にがっちりと唇を塞がれておりどうにもならない
数回繰り返されるとようやくキスから解放された
「乙羽さん、貴女の唇・・・・とても柔らかいのね」
「お・・・・・お嬢様・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「な・・・・なぜ?・・・なぜこのようなことを・・・」
それと同時に乙羽の唇を千歌音の指が触れ小さくウインクされる
「静かにして頂戴、使用人が起きてしまうわ、彼女達も疲れてるから静かに寝むらせてあげたいのよ・・・・・・・」
「あ・・・・・・ああ」
「さて・・・・・乙羽さん、大声を上げたり・・・少しでも抵抗すると・・・どうなるかわかってるわね・・・?」
そう・・・乙羽は使用人、主人である千歌音には絶対服従、しかし・・・身分など気にもなさらないお方が・・・
乙羽は信じられなかった・・・乙羽は千歌音お嬢様のことが好きだ・・・
容姿端麗で成績優秀、運動神経抜群でもあるお嬢様が・・・この世に存在するのかどうかわからないほど超が付くほど綺麗な美少女
その上、無口でクール、感情を表に出さない千歌音お嬢様・・・
趣味のピアノには自分も含め多くの村の人達が癒されるという・・・そのお嬢様が・・・なぜ
「乙羽さん・・・・・じっとしててね、貴女のお立場はなに?」
千歌音に冷たい表情で冷たく睨まれ身動きが取れない
「わ・・・・・私の立場はお嬢様に忠実な使用人です、お嬢様の機嫌を取ることが私達の使命です・・・」
「そうね・・・・・さすが乙羽さんだわ、分かればそれでいいの・・・それでは・・・堪能させていただこうかしら」
52:名無しさん@ピンキー
06/11/23 13:37:58 3pSB+FCq
そう告げると千歌音は乙羽の下着を乱暴気味に引き裂く
私は目に涙を浮かべながらもじっとしていた、お嬢様が望むのなら私はそれを従うだけだから
胸が露になる乙羽を見下ろすと千歌音は妖しく微笑み告げた
「ふふ・・・・乙羽さん、貴女・・・・顔も随分お綺麗な顔立ちをしてるけれど大きくていい胸をお持ちなのね・・・」
「い、いえ!とんでもございません・・・・お嬢様に比べたら・・・・私の胸など・・・・・」
はっきり仕えるお方に全裸を披露するなど恥の一言では片付けることのできない程だ
顔が真っ赤に紅潮し腫れ上がる、相手はこの世で一番溺愛し心より尊敬している千歌音お嬢様
私はお嬢様のお世話を幼少の頃からしてきた・・・お嬢様はずっと月のように輝いていた
なによりお嬢様は胸が大きい・・・私が叶わないほど・・・どうしてこのような完璧なお方が
千歌音は乙羽を楽しむかのそうに胸の乳首を嘗め回すと・・・
自分の下着も脱ぎ払い全裸になるのを確認する
(お・・・・お嬢様が・・・私の前で全裸のお姿を・・・・!)
千歌音にとっては全裸の恥ずかしさなど微塵もないのか感情を変えない
千歌音が上体を上げたので生の胸と胸が重なり合う「あっ!」どちらからともなく声が叫ぶ
そこから乙羽の下半身に顔を寄せていく
「お・・・・お嬢様・・・・」
「ふふ・・・・・気持ちよくてよ乙羽さん・・・・快感だわ」
しかしどの格好をしていても憎たらしいほど千歌音は綺麗だ
こんな綺麗な子がこの世に存在しているなんて・・・
長く月のように綺麗な黒髪・・・それに研ぎ澄まされたクールな顔立ち
千歌音は乙羽の・・・・そこに到達すると躊躇することなく最期の下着を・・・・剥ぎ取った
「っ!・・・・・・」
53:名無しさん@ピンキー
06/11/23 13:54:20 3pSB+FCq
「お・・・・お嬢様・・・・!」
そ、そこだけはご勘弁を・・・と言いたいが声が出ない
千歌音は乙羽のそれを・・・舐め始めた
「あっ!・・・ああ!」
乙羽は自然と目から涙が零れる
私はいま無理矢理抱かれている・・・15歳の美少女・・・姫宮千歌音に・・・
千歌音は乙羽のそれを何度も嘗め回すと少し満足したのか顔を上げた
「そうね・・・・・キスでも味わいたい気分ね」
そう告げると乙羽の唇に襲い掛かった
下着を着け始める乙羽に軽くキスをした千歌音が囁く
「また・・・・気分になりしだいおねがいしようかしら・・・」
「はい・・・またご堪能くださいませ・・・お嬢様・・・」
乙羽の声を聞き終えるまでもなくネグリジェを着直した千歌音は髪を束ねながら部屋を去って行った
部屋に戻ると私は小さく呟いた
「ごめんなさい乙羽さん、色が似ているから貴女と姫子を少し重ねたのかもしれないわね・・・・・・」
ベッドに入りながら言葉を発す
「好きよ・・・・・・姫子」
乙橘学園寮の方向に目を移すと幾度となく声を自然と発した
「この姫宮邸は男子禁制なの・・・・・・こういう場所よ姫子・・・貴女が宜しければいつでも温かくお迎えさしあげるわ」
(さて・・・・明日からまた学校ね・・・そろそろ寝ようかしら)
また明日からは宮様としての顔を貫かなくてはならないのね・・・・でも好きよ姫子
END
54:宮様は嫉妬魔
06/11/23 20:44:38 yxw6XMrw
「わ・・・・・・私以外眼中にないって・・・・・・」
「ええ・・・そうよ、貴女以外の人間なんて興味すら沸かないわ・・・姫子、私には貴女さえ居ればいいの」
千歌音は平然と答えた、さもそれば当然かの如く
言葉を失っている姫子を上から覗き込むと胸元に顔に埋めた
「好きよ・・・・・・姫子」
まさか今日の昼休みに人生最初の処女を捧げることになるなんて考えてもいなかった
それも親友で憧れの存在でもあった宮様こと姫宮千歌音に・・・
「・・・・・・」
何故だろう?嫌な気持ちにはならない
こう見上げるとやはり千歌音は綺麗な顔立ち、体の締り具合に大きな胸・・・月のように綺麗な長髪
こういう人のことを美少女って呼ぶんだ・・・
それに千歌音ちゃんは成績も優秀、それにピアノ弾きの天才なので手先も器用だ、さらに名家の令嬢・・・
つまりはっきり言ってしまえば文句のつけようのない完璧な美少女
でも今日理解した・・・姫宮千歌音の唯一の欠点、それは・・・いま自分にしてる行為・・・
それも親友である自分を・・・でも好きよって愛の言葉を囁かれている
それに対して私は・・・千歌音ちゃんの気持ちに答えたかった
姫子はキスをしてきた千歌音に抵抗を見せずにそのまま自分も唇を序所に重ねて行った
55:名無しさん@ピンキー
06/11/24 01:34:11 ve0OsnqZ
職人さん乙
56:宮様は嫉妬魔
06/11/24 13:31:47 xlM/+9XE
さっきまでは無理矢理気味にキスされたのでよく分からなかったが
落ち着くと千歌音の唇からは甘い薔薇のような味がした
姫子はその味や香りが欲しくなりぐいぐいと唇を押し付けた
「んっ・・・・・・」
・・・・・ああ・・・・・気持ちいい・・・・・
もう姫子は抵抗を完全にやめ自分も乗り気だ
いや、もはや抵抗しても無駄だというのがわかる
姫子に非力な腕や遅い足では運動神経抜群の千歌音から逃げられるわけがない
先程の出来事でもわかることだ
傍から見れば薔薇の園で2人の女の子がこの場に相応しくない行為をしてるようにしか見えない
「ち・・・・・千歌音ちゃん・・・・・」
それにしても薔薇の園で自分が制服を脱ぎ捨てられ犯されている、それも目の前の学園生徒の誰もが慕う美少女に
寮を出た朝では考えられなかった、それも姫子が毎日楽しみにしてるお昼休み
唯一学園内で千歌音と2人だけで話せる時間なのに・・・千歌音がなぜ怒っているのか想像できないでいた
なぜ自分は今日千歌音に襲われたのか・・・?
考える暇もなく千歌音の舌が姫子の口内を踊っていた
・・・・・ちゅるるんと・・・・・千歌音の唾液、香りがもろに刺激された
57:宮様は嫉妬魔
06/11/24 16:19:24 xlM/+9XE
「あ・・・・・ああ」
なんて快感・・・これは一体・・・
と、千歌音が突然立ち上がる
「ふう・・・・・・ここまでね」
「ち、千歌音ちゃん?」
千歌音は姫子の胸元を食い入るように見つめたが・・・静かに目を閉じ悠然と言った
「姫子、制服を着て頂戴・・・お弁当食べ残しもまだあるでしょう?私も食べようかしら・・・午後の授業の時間も近いもの」
(良かった・・・優しい千歌音ちゃんだ・・・)
自然に微笑んだ姫子は転がっている制服を見つけると静かに着直し、スカートを何度か叩き溝を直すと静かに座った
2人は食べながら無言だった
千歌音が無口でなのはいつものことだが姫子が無口なのは珍しいことだった
当然だろう・・・先程ああいう行為をしたのだ、和やかに会話が弾むほうがおかしいだろう
空気に耐えられなくなって姫子が口を開いた
「あ・・・・・・あの、千歌音ちゃん・・・?そのね・・・その」
弁当箱に目を向いたまま返事が返ってくる
「なにかしら」
「ど、どうしてあんなことしたのかなって・・・」
「・・・・・・・・・」
感情を表に出すことのない千歌音があきらかな憎悪の目を先程姫子に向けていた
そして強引にキスをされた・・・・・・どうしてあんなことをしたのか怖いけど聞いてみた
「ち、千歌音ちゃん?」
「嫉妬・・・・・」
58:宮様は嫉妬魔
06/11/24 16:53:08 uOEYpzL3
「・・・・貴女が早乙女さんと話したりじゃれついてるとこ見てて・・・楽しそうだったから」
「千歌音ちゃん・・・」
私は姫子を目を合わすことなく、目を下に落とすと話し始めた
「私、友達いないもの・・・この学園では貴女1人だけ、だから貴女が誰かと話してるの見るの辛いの・・・ごめんなさい」
千歌音は目を閉じ静かに呟き続けていた
「貴女が好きなの・・・心から、だから貴女が誰かと話してるの見てると苛立たしくなるの・・・今までは我慢してきたのだけれど・・・今日は感情が高ぶっちゃて・・・ごめんなさいね姫子」
姫子は呆気に取られていた、自分が知らない内に千歌音を傷付けていた・・・?
「それで・・・貴女を取られるのが嫌で、ついあんな行動に・・・ごめんなさい、軽蔑してくれて構わないわ、私のこと嫌いになったでしょ・・・?私、嫉妬深い女なのよ」
「千歌音ちゃん・・・」
「私ね・・・姫子が思ってくれてるような女じゃないの、姫子自身を束縛したいって思ってる、締め付けたいって思ってるの・・・最低だわ・・・」
千歌音ちゃんが苦しんでる、私のせいで・・・ここまで苦しめていたなんて・・・私は・・・私は・・・
弁当そのままに千歌音近寄ると胸に飛び込んだ
「ひ、姫子・・・・?」
千歌音が手にしていた箸が落ちる
「ごめんね千歌音ちゃん、私が駄目だから、私がはっきりしないから・・・私のせいでここまで千歌音ちゃんのこと苦しめていたなんて・・・ごめんね!」
姫子は目に涙を零しながら飛び込んだ
「私好きだよ、千歌音ちゃんのこと好き!だから・・・・・・もう悲しい顔なんてしないで・・・愛してるよ千歌音ちゃん!」
顔を真っ赤に染めながら千歌音は呟いた
「姫子、ありがとう・・・・・とても嬉しいわ」
月のような綺麗な瞳をした姫宮千歌音がそこには居た
59:名無しさん@ピンキー
06/11/24 23:26:18 uOEYpzL3
「あ・・・あれ?」
乙橘学園寮内、いつも通り部屋で親友の来栖川姫子と雑談していた早乙女マコト・・・
しかし途中で意識がもうろうとなる、なんだろう?眠気かな?時刻はもう夜の9時だ
(なんだろう・・・この感じ、意識が・・・)
「あれ?どうしたのマコちゃん?」
「あ、姫子あの・・・っておい?な・・・・・・なにがおかしいの?」
意識がもうろうとし出したマコトを見て姫子は冷たく微笑んでいる
それと同時に姫子は制服を脱ぎ始めた、目の錯覚かと思ってしまう
「ひ・・・・・・姫子、どういうつもり?」
「ふふ・・・マコちゃん・・・夕飯にちょっと薬を入れておいたの・・・あ、軽い睡眠薬だから気にしないで・・・ね?」
!?私は耳を一瞬疑い驚愕した、いま・・・・・なんて・・・?
「姫子・・・・どういうこと?」
「だって私、マコちゃんより力弱いから、こうすれば・・・マコちゃん抵抗不可能でしょ・・・?私が・・・マコちゃんを抱いてあげるよ」
ああ・・・・・目がくらくらする・・・
「だってマコちゃんいつもキスを拒否してくるんだもん・・・分かるかな・・・?私、マコちゃんが好きなの・・・」
あれ・・・?姫子が近寄ってくる・・・え?下着姿・・・・・・?
「んっ!・・・・・」
気付いたときには姫子にキスされていた・・・・・・!
「な!?ちょ・・・・・やめて姫子・・・!」
一度は姫子を突き放すもの姫子に顎を掴まれ再び唇を塞がれた
「んんっ・・・・・・」
く・・・・・駄目、眠くて力が出ない・・・
なんで?姫子は力が弱くて非力な子なのに今日は強く感じる・・・
抱き付かれている姫子を押し返すことが出来ないでいた
姫子は無理矢理気味に唇を押し付けてくる
(姫子・・・あんたね・・・・も・・・・もう・・・だ、駄目・・・)
ついに・・・睡魔に襲われ我慢できなくなったマコトは眠ってしまった・・・
「マコちゃん・・・・・私ねマコちゃんが好きなの・・・はあ・・・こうでもしないと・・・」
ちゅ・・・ちゅる・・・・るる・・・
何度もマコトの唇を奪い満足した姫子は・・・マコトの・・・
乙橘学園制服を脱がし始めた
60:名無しさん@ピンキー
06/11/24 23:49:04 uOEYpzL3
「マコちゃん・・・好きだよ」
マコトの制服を脱がしてしまった姫子は胸を揉み始める
「はあ・・・・柔らかいよマコちゃん」
うん・・・・せっかくの機会だもん、楽しまないとね
再びキスすると舌を入れる
ああ・・・・・・!女同士ってこんな感覚なんだね・・・
ちゃあ・・・ちゅる・・・・・・何度も舌を入れる
普通のキスを交互に行った
「はあ・・・・・・はあ・・・・はあ・・・・」
マコトの唇が姫子の液でべとべとになる・・・
それに満足した姫子は顔を上げるとマコトの胸に顔を埋め下着を払い乳首に唇を密集させる
「ああっ!い・・・・い・・・・・・いく・・・・・」
自然と胸から下半身に向いていく、そしてマコトの最後の下着・・・それを取ろうとしたときだった
「う・・・うーんと・・・」
マコトが静かに目を覚ます
そして自分の格好を見て驚愕した!
61:名無しさん@ピンキー
06/11/25 00:20:01 wVTGKRF4
「ご・・・・・ごめんねマコちゃん、私どうかしてた・・・」
「いいよもう・・・・・・澄んだことだし」
涙を流しながら泣いている姫子を慰める
親友であるマコトを眠らせた上、無理矢理犯したことを悔いていた
「もう二度とあんなふざけたことはしないから」
パジャマに着替えたマコトと姫子は寝支度をする
「そっか・・・・・・そんなに私が好きか姫子」
「え・・・・・・?」
ベッドに向かっていた姫子を呼び止めマコトが発したのだった
「あ・・・・あの、私ほんとどうかしてたんだと思うの・・・・・・もうやんないから」
逃げるようにベッドに登ろうとした姫子の腕を強く掴んできた
「や・・・ま・・・マコちゃん?」
「そんなに・・・私とキスしたいのなら・・・存分にさせてやるよ姫子・・・・・・!!」
(そ・・・・・そんな、私最初はほんの冗談だったのに・・・!)
無理矢理振り向かせられた姫子はマコトにすかさず唇を強引に塞がれた
「ちょ!や、やだ!」
慌てて離れようと唇を少し離れた姫子を逃すまいと顔全体を右手で掴み強引に塞ぐ
「!?」
そのまま床に押し倒した、マコトのキスは容赦なく続く
姫子が少しの言葉も発せないほど唇を完全に塞いでいた
さらに両手両足で姫子の体全体を身動きできなくするためがっちり固めた
(あ・・・・ああ、私がマコちゃんを怒らせたから・・・)
その後姫子がマコトのキスから解放されたのは・・・なんと数十分後のことだったとさ・・・
つまり数十分の間、姫子は早乙女マコトに唇を塞がれ続けていたと・・・
早乙女マコトを怒らすと怖いということを自覚した姫子であった
その後姫子がマコトに逆らった機会はないということらしい
あと姫子がキス恐怖症に陥り千歌音ちゃんを困らせたことは言うまでもない
END
62:名無しさん@ピンキー
06/11/25 14:14:46 EINen42y
此処は既に良スレですね
63:宮様は嫉妬魔
06/11/25 22:05:55 CNV+Kev7
午後の授業中でも私は胸の高鳴りが収まらなかった
姫子から・・・好きだって、愛してるって言ってくれた・・・・・・!
周りにはいつも通りクールに装ってはいるけれど、気持ちが紅潮した
今まで胸が苦しかった、でもこれからは苦しむ必要はないわね
(ああ・・・・姫子、まだかしら、まだ逢えないのかしら)
何百年と続く村の名家・・・その姫宮家の1人娘として生まれた私
幼少の頃から使用人付きでお嬢様育ちだった私には・・・友達なんて1人もいなかった
まともな話し相手なんて・・・私のお世話係として雇われたメイド、如月乙羽さんだけだった
乙羽さんとは年が近いということで気が合った
でも・・・私が10歳の頃、乙羽さんに一度「乙羽さん・・・私、貴女のこと友達のように思ってるから、私に対して敬語は今後使わなくてもいいわ」
勇気を振り絞って言った、でも乙羽さんの答えはこうだった
「お嬢様申し訳ありません、私は千歌音お嬢様に仕える使用人です、使用人の分際でそのようなご無礼なことはできません・・・お気遣い感謝します」
「・・・・・・」
姫子・・・私ね、貴女に薔薇の園で初めて逢ったとき・・・一目惚れしちゃったの・・・
貴女は私のこと親しみを込めて「千歌音ちゃん」って言ってくれたわ・・・それが私凄く嬉しかったのよ?
好き・・・好きよ姫子・・・・・・貴女は私にとって掛け替えのない存在なの・・・
64:宮様は嫉妬魔
06/11/25 22:48:26 CNV+Kev7
ああ姫子・・・はあ・・・はあ・・・早く逢いたいわ・・・貴女に早く
この胸の高鳴りをどう抑えればいいのかしら
頬が赤く染まる・・・姫子と両思いになれたんですもの・・・
恋なんて初めての経験、邸の空気しか知らないから
午後の授業が全て終わると小さく息を吐き出した
ふふ・・・・・・姫子と恋人同士・・・
でも・・・今まで通り姫子と話せる機会は相変わらず限られている
昼休みの薔薇の園での唯一のひと時だけだ
そもそも姫子は寮生だ、それに対して千歌音は自宅通学
会える機会があるはずもない・・・私は自分の立場を改めて憎んだ
名家の令嬢ではなく・・・私が普通の生徒だったら・・・
「宮様ごきげんよう」「宮様本日もお疲れ様です」
自然と廊下を歩いているとどこからともなく声が飛んでくる
「・・・ごきげんよう・・・」
笑顔で微笑み挨拶を返すが・・・はっきり・・・姫子と逢うのに邪魔だった
「!?」
学校の外に出た私は遠くに居た姫子と目が合った
姫子の方は気付いていないようだ・・・
(姫子・・・・姫子・・・・逢いたかったわ姫子・・・・!)
「ひ・・・いえ・・・来栖川さ・・・・・・」
笑顔で微笑み声をかけるつもりで歩み寄ろうとしたら後ろから姫子と腕を組んで歩いている早乙女マコトを見て声を止めた
「!!・・・・・・っ!」
私は心が軋みを上げ・・・唇をぎゅっと強く噛んだ・・・
そうよね・・・・姫子には早乙女さんが付いてるものね・・・いつも1人だと限らないわよね
65:宮様は嫉妬魔
06/11/25 23:19:28 CNV+Kev7
早乙女さんと手を繋ぎながら歩いている姫子、それを見て私は軽い嫉妬心を懐いた
そうよ・・・姫子は私1人のものじゃないわ、早乙女さんというお友達がいるんですもの
「!?」はっと姫子と一瞬目が合う、姫子があっとした表情で私を・・・見つめた
早乙女さんは2人の目線には気付いていないようだ、もちろん周囲の生徒も・・・
「・・・・・・・・・」
早乙女さんと一緒に居る姫子とは話すことなんてないわ・・・
話しかけると大騒ぎになることも目に見えてるもの
私は姫子から目を逸らすと静かに薔薇の園の方向にゆっくりと足を向けた
「・・・・・・・・・」
弓道部の活動まではまだ時間もあるわ、適当につぶそう・・・
生徒会もお仕事も残ってるけれど・・・いまはそんなことを考えたくなかった
「ふう・・・・・」
薔薇の園に入ると小さく息を吐きながら座った
今日はこの場所で姫子と・・・
「はあ・・・ぜえ・・・はあ・・・・ち・・・・・・千歌音ちゃん?」
!?・・・・・・・姫子?
ぜえぜえと・・・息を大きく吐きながら姫子がやってきた
「待って・・・・!待って千歌音ちゃん・・・」
相当疲れたのか肩で息をしている
姫子は体が弱く体力もないので・・・少し走ると疲れるのは仕方ないだろう
「・・・・・・・なにかしら?」
目を合わせぬまま静かに聞いた
「その・・・千歌音ちゃん・・・・・怒ってる?」
「・・・・どうしてそう思うのかしら」
姫子が呆気に取られたような表情をすると慌てた様子で聞いてきた
「だ・・・だって!千歌音ちゃん私から目を逸らしたから・・・」
「姫子、私ね・・・・貴女と2人だけの時間が欲しいの・・・第三者に介入されるのは嫌なのよ・・・」
それもそうだが違う・・・ほんとは・・・早乙女さんに嫉妬したから・・・・・・・・!!
「え?で・・・でもあれは違うの千歌音ちゃん!ま、マコちゃんと普通に帰っていただけなの・・・」
わかってるわ姫子・・・・早乙女さんと姫子は仲がいいから
66:宮様は嫉妬魔
06/11/26 11:31:47 h5/kQvME
「ええ、そうよね、ごめんなさいね私・・・」
「千歌音ちゃん・・・」
はっきり女友達相手に嫉妬だなんて異常だろう
「それで姫子、早乙女さんはいいのかしら?」
「あ、うんマコちゃん部活あるからって・・・」
「そう、良かった」
え!?平然と呟く千歌音に戸惑った・・・良かったってなにが・・・?姫子は一瞬戸困惑した
しかし深く考えるのをやめると気を取り直して千歌音に聞いた
あ・・・そうだ、千歌音ちゃんこんな所に居ていいのかな・・・?
「あ、千歌音ちゃんは部活は・・・・・・?弓道部だよね?それに生徒会のお仕事もあるんじゃ・・・」
姫子に顔を向けずに告げた
「いいの」貴女と2人だけの時間をいま過ごせてるんですもの
こんなときに部活だなんて・・・どこにも行く気になんかなれないわ
私は姫子から顔を逸らしたまま・・・瞳を閉じたまま・・・静かに告げた
「ねえ姫子、私・・・寮に一度行ってみたいわ・・・貴女の部屋に案内してくれないかしら・・・?」
67:宮様は嫉妬魔
06/11/26 17:23:35 h5/kQvME
千歌音の提案に姫子は戸惑った
「え!?私の寮に・・・?」
「ええ・・・いけないかしら?いまは早乙女さんもいないし・・・いいんじゃないかしら?私、姫子の部屋行ってみたいの」
急な展開に姫子は慌てる
「で・・・!でも千歌音ちゃんが来たら寮の皆大騒ぎしちゃうと思う・・・
そりゃそうだろう、宮様が寮に来るなんて、しかも人の部屋に入るだなんて前代未聞の出来事だろう
「構わないわ・・・・・・それに私言わなかったかしら?貴女以外の人間には興味ないって、それに人のいないときに行けば見られる心配もないわ、いまは皆部活で部屋にはいないと思うわ・・・」
「千歌音ちゃん・・・」
千歌音は姫子に寄り添いたかったが姫子が人目を気にして離れて歩くように言った
(千歌音ちゃんもう少し自分のお立場を考えてほしいな・・・)
寮に行く途中の道でも女生徒から
「宮様ごきげんよう」「これからどちらにお行きになるんですか?」「宮様弓道部はいいのですか?道場はあちらですが」
こんなのはまだましな方だろう、早朝などは千歌音の周りには必ず生徒の取り巻きがいる、あれでは話もままならない
なるべく姫子は千歌音から離れて歩いていた、これなら赤の他人に思われるだろう
でないと生徒の心無い嫉妬から何を言われるかわかったものではない
姫子・・・・・・私はできらば貴女と腕を組んで歩きたいのだけれど・・・
駄目でしょうね・・・(ああ・・・姫子とっても可愛くてよ、いますぐ・・・キスしたいくらい)
姫子を横顔を伺いながら私は胸が紅潮していた
68:宮様は嫉妬魔
06/11/26 17:25:12 h5/kQvME
↑姫子の会話で」が1つ抜けてるな、読み直したつもりなんだが・・・
69:宮様は嫉妬魔
06/11/26 22:48:16 h5/kQvME
ここが姫子の・・・私は姫子から寮の部屋に案内された
失礼だが姫宮邸の千歌音の部屋の半分もない狭さ
やはり所詮は寮、ベッドが2つと勉強用の机があるくらいだ、テレビもない
「あ、あんまりジロジロ見ないでね・・・・・・」
姫子が恥ずかしそうにたじろぐ、なにせ千歌音は宮殿のような豪華な御邸でいつも暮らしているのだ
このような狭い部屋とは無縁のお嬢様なので、あまりに場違いであることは間違いない
(そう・・・ここでいつも姫子は寝泊りしてるのね、ルームメイトの早乙女さんと2人っきりで)
「あ、左側にあるベッドがマコちゃんの・・・・で、こっちが私の・・・なんだけど・・・」
姫子が顔を赤く染めながら自分がいつも就寝しているベッドを紹介する
「せ、狭いでしょ?それに・・・ちょっと散かしてるから・・・千歌音ちゃんに見せるの恥ずかしいよ・・」
「そんなことないわ・・・姫子、素敵なお部屋よ」
千歌音は少し微笑むと姫子のベッドに駆け寄り・・・ゆっくりと座ると・・・寝転んだ
「や!ち、千歌音ちゃん!」
姫子が顔を真っ赤に染めおどおどする
「ふふ・・・・・姫子の香りがするわ・・・・・とっても気持ちいいわよ・・・」
(ほんと、姫子の香りがするわ・・・ああ・・・堪らないわ)
ベッドに寝転ぶ千歌音に姫子は一瞬見とれた
千歌音のような超美少女は、どのような格好をしててもやはり絵にはなる
あまりに気持ちよさに目を静かに瞑った、このベッドで姫子は・・・
「姫子もいらっしゃい・・・とっても気持ちいいわよ」
私はベッドで寝転びながら姫子を手招きした
70:宮様は嫉妬魔
06/11/26 23:12:51 h5/kQvME
「え?・・・う・・・うん・・・じゃあ・・・私も寝ようかな」
少し戸惑い気味だったが姫子もベッドに近寄ると横になった
ああ・・・私の間近に姫子の顔が・・・幸せだわ・・・
可愛い、とても可愛いわよ・・・私の愛しい姫子
「ねえ姫子」
ふいと声をかけた
「ん?なに千歌音ちゃん・・・・・・」
「まだ昼休みでのこと怒ってる?」
「え・・・・・?ううん、ただ少しびっくりしたけど・・・」
そりゃ驚くだろう・・・予想もしていなかったはず
今まで親友だと思っていた、そして憧れの存在でもある宮様こと姫宮千歌音に薔薇の園で突然襲われ強引にキスをされた
そしてそのまま・・・姫子は制服を脱がされ千歌音に抱かれてしまった、女同士で・・・
「そう、ごめんなさいね」
「え?ううん、いいの・・・私の気持ち確かめられたから、」
「そう、良かったわ・・・」
貴女には酷いことをしたと思ってるわ、無理矢理キスしたりして・・・でも貴女に嫌われなくて・・・ほんとによかったわ
「ね・・・姫子・・・・・・キスしていい?」
「え!?」千歌音のふいとかけられた言葉に姫子の顔が一気に紅潮した
71:宮様は嫉妬魔
06/11/27 12:45:15 C0jJh8P7
「いいかしら・・・?姫子」
「あ・・・・え、そ・・・そんなこと言われても・・・」
姫子もそうやすやすとはい、いいですとは言えない
「言ったはずよ?貴女が好きだって、もう女同士とか関係なく貴女が好きなの・・・」
口に手をやりながら姫子が佇む
「それに・・・もう私達ただの関係じゃないでしょ?キスもしたわ・・・それに姫子はもう処女じゃ・・・!」
「やめて!!!!!!!」
千歌音の言葉を遮るように姫子が叫んだ
「あれは・・・千歌音ちゃんが無理矢理・・・私を・・・・・・!力尽くで・・・・・・私を!」
思いもよらなかった昼休みでの千歌音の行動、薔薇の園での出来事が脳裏に甦る
姫子の非難の言葉に千歌音が起き上がり小さく息を付くと声を発した
「そうね・・・・・それは認めるわ、いくら非難されても仕方ないことをしたとは思ってるの・・・でも・・・姫子は私にキスをされた、そして体を私に許した、それは事実でしょう・・・?」
「そ、それは・・・・・・」
「それに最後は姫子からの抵抗を感じなかったわ、それって・・・私の気持ちに応えてくれたってことじゃないかしら・・・?受け入れてくれたんじゃないかしら?」
「!・・・・・・」
「そして初めてのキスの相手も私、初めて体を許した相手も・・・・私、そうよね姫子?」
顔を落としたまま姫子は静かに肯いた
「ごめんなさいね・・・私、今日のお昼は・・・どうしても理性と欲望を抑えられなかったの?でも姫子が好きってことは確かよ、貴女が好きなの・・・!」
「千歌音ちゃん・・・」
「だからお願い・・・キスさせて・・・おねがい姫子・・・好き、好きよ姫子・・・」
その言葉に姫子は優しく微笑んだ「千歌音ちゃん・・・」
こちらを向いた姫子は・・・静かに目を閉じた
「姫子・・・・・・好きよ」
そう囁くと・・・優しく姫子の唇に自分のを重ねた・・・
72:宮様は嫉妬魔
06/11/28 00:49:41 /30pj1oh
「んっ!・・・ん~・・・」
千歌音の優しいキスが姫子を襲った
ああ・・・よくってよ姫子・・・いいわ
蜜のような甘い口付けをくれる・・・貴女のキス
姫子、貴女の唇・・・甘くて・・・何度頂いても柔らかくて美味しくてよ
簡単に折れてしまいそうなくらい細い姫子の腰・・・それに私は両腕を静かに回す
そして抱き締めながら再びキスをした
「ん・・・・・・」
驚いているというより戸惑っているのか姫子の瞳は明いたままだ
(ふふ・・・そんなに戸惑っちゃって、私も経験ないのに・・・可愛いわよ姫子)
人形のように小さい姫子、私から見れば子供のように見える
私自身普通の子より大きいし身長も男の子みたいだからそう思うのかもしれないのだけれど・・・
ああ・・・千歌音ちゃん・・・まさか千歌音ちゃんとこういう関係になるなんて
いままでは憧れの存在だったの、親友だなんて思ったら失礼に当たるんじゃないかなって
だって千歌音ちゃんは綺麗だし頭もいいし強いしなんでもできるお嬢様だから、でも・・・
「!?」
ぬるっと・・・千歌音の舌が姫子の口内に侵入を開始した
73:宮様は嫉妬魔
06/11/28 10:33:00 /30pj1oh
「んんっ!・・・ん~・・・・んん」
千歌音の舌が姫子の口内で踊り続けている
(喉まで届いている・・・?千歌音ちゃんの舌って長すぎ・・・)
そう、本日に二度目のディープキス、普通のキスですら姫子は初めてだったのだが
全てを千歌音に奪われてしまった、キス・・・そして体を・・・処女も千歌音に捧げた
それも女同士だ、そう・・・それほどまでに千歌音は姫子のことが好きだ
女同士など関係ない、来栖川姫子という人間の心と体全てを愛しているから
一度舌を姫子の口内から解放した千歌音は姫子の制服を脱がせ唇を舐めながら耳元で囁く
「好き、好きよ・・・・・・・・・・・・姫子」
そう囁かれるたび胸が鼓動を浴び体全体が熱くなる
こんな感じで好きなどといわれた経験はいままでなかった
早乙女マコトとは親友だし・・・マコトにも好きと言われることもあることはあるのだが
それは友達としての好きであって千歌音の好きとは違う
「姫子・・・私の好きって意味は早乙女さんや貴女の好きって意味とは違うの・・・私の好きってのは・・・こういうことなの」
「千歌音ちゃん・・・」
千歌音は流れるように姫子の胸元に顔を埋めた
74:か弱き令嬢
06/11/29 12:05:25 543eS+PI
姫宮邸の深夜・・・姫宮千歌音の部屋でそれは行われていた
ベッド上にて、学園のアイドル、宮様こと千歌音に覆いかぶさっている来栖川姫子
姫子の容赦ない行為に千歌音が悲鳴を上げる
「や・・・・やだ!や・・・・・め・・・!ひ、姫子・・・・」
「やめて?そんなの千歌音ちゃんらしくないよ~?私のこと好きだって言ってるくせに、私のファーストキス奪ったのも千歌音ちゃんでしょ?」
「え、ええ・・・・・・貴女が好きだからキスしたわ!で・・・でもこんなことしたいっていったわけじゃ!・・・ああっ!」
「でも体は正直だね、千歌音ちゃん・・・ふふ・・・」
ネグリジェを乱暴気味に剥ぎ取ると下着姿になった千歌音を見下ろす
「姫子・・・やめ!・・・・ん・・・」
千歌音の言葉を遮るように唇を強引気味に塞いだ
「んんっ!・・・・んん・・・・・」
千歌音は姫子を突き放そうとするがなぜか体に力が入らない
姫子は引き離れるどころかぐいぐいと胸や唇を押し付け密着させていく
唇をがっちり塞がれているため悲鳴すら上げられない
小さな体の姫子だが・・・姫子を突き放すことが何故か出来ない
本来、身長、体重、腕力、腕のリーチの長さなど全て千歌音が姫子より上
しかし・・・なぜか力が出ない、姫子を突き放そうとするが躊躇してしまう
75:名無しさん@ピンキー
06/11/30 02:30:25 htP/Wbzs
素晴らしい。いつの間にか伸びてて驚いた
76:か弱き令嬢
06/11/30 09:36:11 W4NAvR2k
「んん・・・・・・・」
姫子の小さな体が千歌音に密着してびくとも離れない
とても長いキスが千歌音を襲っている
さらに姫子に短い両腕、両足が千歌音の体全体に絡みつきビクとも離れることを知らない
「!?」
姫子の舌が千歌音の口内にヌルっと入り込んでくるのがわかる
それは千歌音の舌と触れ交じ合い
それから場所を変えると千歌音の口内を嘗め回しながら踊り続ける
両腕で突き放そうとするが姫子の小さな体は千歌音の胸元、唇にガッチリと密着し離れない
どうして?姫子の腕の力などたいしたことはないはずなのに・・・
唇を塞がれているため声を発することが出来ないことが辛かった
77:か弱き令嬢
06/11/30 16:24:52 dTKAAMBm
「好きだよ、千歌音ちゃん・・・」
「っ!・・・・・・・・」
キスに飽きたのか一度唇を解放した姫子は千歌音の首筋に唇を当て優しく舐め始めた
抵抗も忘れ姫子に体を預ける格好になってしまう
思ってもいない展開だった・・・
なぜこうなったのか、いきさつ・・・はまず姫子が部屋に甘えに来たことだった
入浴を済ませた私は乙羽さんにいつも通り邸の見回りを告げ部屋で寝支度をしていた
そんな時だ、姫子が部屋に訪ねてきたのは・・・パジャマ姿の姫子が枕片手に部屋前の立っていた
私は表情を変えずに姫子に聞いた
「姫子、どうかしたの・・・・・・?」
姫子は気難しそうに顔を染め呟いた「あ・・・あのね・・・こ、今夜・・・その・・・」
私は恥ずかしそうにしている姫子に小さく息を付いた
「姫子、言いたいことがあるのなら・・・はっきりおっしゃって・・・」
「あ、あの・・・今日はなんだか寒くて、その・・・・・・千歌音ちゃん、迷惑じゃなければ一緒に・・・」
「一緒に寝たいのね・・・そうでしょ?」
姫子が顔を真っ赤に染めて呟いた、その姫子がやけに可愛らしく思え少し見惚れた
「わかったわ、姫子・・・こちらにいらっしゃい」
「う、うん・・・・・・ありがとね」
ベッドに入った姫子・・・その数分後、積極的になった姫子がそこには居た
78:か弱き令嬢
06/11/30 22:36:20 g2T6fFBb
姫子と同じベッドで寝ている、それも姫子から誘ってきたのだ
正直嬉しかった
「姫子、寒くないかしら?」
「え・・・?う、うん・・・」
「そう、よかった」
かといってなにもするつもりはない
私は・・・こうやって姫子と楽しいひと時を過ごせれば幸せだから
「千歌音ちゃん」
姫子が千歌音の左腕に触れる
「・・・?なにかしら姫子」
「千歌音ちゃんの腕って長いね、やっぱり弓道で鍛えてるから強そう・・・」
「あら、それって女の子に言うセリフ?」
「うん、ごめん・・・」
楽しい雑談、これだけで幸せ・・・
ベッドの中から窓の外を眺めて姫子が言葉を発する
千歌音の部屋から見れる眺めは絶景だ、特に夜は綺麗で最高潮なのだ
「千歌音ちゃん・・・・・・お外・・・綺麗」
「そうね、姫子・・・」
ほんと綺麗ね、それも貴女と一緒・・・今、最高に幸せな瞬間だった
「あ、そうだ千歌音ちゃん・・・あのね、こんなこと聞くの不自然かもしれないけど・・・」
「・・・?なにかしら姫子、言いたいことがあるなら遠慮なくいうといいわ」
姫子は突然ベッドから起き上がると告げた
「千歌音ちゃん、私のこと・・・好き?」
姫子は無表情でそう呟いた
79:か弱き令嬢
06/12/01 00:04:22 61u19LSG
「え・・・?」
「ねえ、どうなの?」
千歌音は戸惑いつつも冷静に答える
「え、ええ・・・好きよ」
「そう・・・良かった・・・ねえ、千歌音ちゃん・・・キスしたことある?」
姫子が甘えた声でそう呟く
「え・・・?ええと、それは・・・」
「ある、あるよね・・・?私と・・・でしょ?」
「!?」千歌音の表情が凍りついた
「この村に初めてオロチが攻めてきたときだよ、私にキスしたでしょ・・・?ね、千歌音ちゃん?」
「ひ、姫子・・・あ、あれは!そ、その・・・」
貴女がとても好きだから・・・とは言えない・・・
「まだ千歌音ちゃんの唇の感触まだ残ってるの・・・また味わいたいな・・・」
姫子が自分の唇に手を触れながら状態をこちらに起こした
「姫子・・・もう今日もところは寝ま!?」
姫子が突然千歌音の顎を掴み強引に口付けを交わしてきた
「んんっ!?・・・・・・んん・・・」
予想外の出来事に驚く千歌音の胸元に覆いかぶさるとそのままベッドに押し倒した
80:名無しさん@ピンキー
06/12/01 00:34:37 FGh/j85H
このスレにいてよかった……
81:か弱き令嬢
06/12/01 12:53:45 NCvEGpRt
予想外の展開に千歌音の目が大きく見開いている
姫子からの突然のキス、それも千歌音の言葉を遮るように強引だ
「んんっ!・・・・・・ん・・・」
一度キスから解放した姫子
しかし行動は一瞬たりとも休むことを知らない
突然キスされ、言葉も出ないほど唖然としている千歌音を押し倒すと
姫子の行動に体が満足に動かないほど驚愕している千歌音を見透かすように行為は続く
両腕を姫子の短い両手で端と端にがっちりと押さえつけ、再び唇を塞いだ
それもただ触れるだけの軽いキスではなく、ぐいぐいと押し付ける方だ
舌を入れようかと思うくらい、いや唇を切ってしまいそうなくらい乱暴気味なキス
「んん・・・・・・・」
唇を塞がれ声を発することが出来ない
突き放すにも強引で、姫子の勢いに押されてしまう
本来なら2人の体系の差や腕の力などを考えると千歌音が圧倒的に上
非力な姫子を突き放すことなど簡単に出来そうだが
それ以上に千歌音の戸惑いようは半端ではなかった
82:か弱き令嬢
06/12/01 13:04:20 NCvEGpRt
読んでくれてる人もいる様子ですね
こちらも投下し甲斐があるです
83:か弱き令嬢
06/12/01 17:13:00 NCvEGpRt
千歌音の動揺を見透かすように姫子が見下ろすと告げた
「千歌音ちゃんの唇って・・・・・・柔らかい・・・」
「姫子、もうやめて頂戴」
「なら本気で抵抗しなきゃだめだよ~」
千歌音の首筋を容赦なく嘗め回す姫子の表情は快感に溢れていた
「・・・・・・・・姫子っ!」
「あっ!」
絶えられなくなった千歌音は腕に力を入れ姫子を突き放した・・・・・!
しかし瞬時に姫子が状態を上げると千歌音の胸元に抱きつき密着する
「っ!・・・・・・・」
態勢を整えた姫子は両腕を千歌音の体に絡ませ身動きが取れなくなった千歌音を嘲笑うように
状態を上げると両手で千歌音の顎を掴んだ
「!?」
両手でがっちり顎を逃さぬように掴むと・・・絶望の表情を浮かべている千歌音の唇に自分のを再び・・・・・・・じっくりと重ねた
「ん・・・・・んんっ!!!!・・・・・・・・」
唇の位置を少し変えるなどしながら姫宮千歌音とのキスの余韻に慕った
そう・・・学園皆が憧れる宮様の唇の感触をじっくりと堪能しながら存分に味わう
84:名無しさん@ピンキー
06/12/01 20:14:58 YpHDlg53
もう少しまとめて投下してくれた方がこっちもありがたいんだがね
85:か弱き令嬢
06/12/01 23:10:55 NCvEGpRt
「ん・・・・・・んん・・・」
姫子とのキスはとても甘くて美味しい蜜のような味
しかし、こうも乱暴気味だと・・・
心行くまで千歌音の唇を堪能した姫子は満足したのか顔を上げた
「千歌音ちゃん・・・千歌音ちゃんの唇、柔らかくて堪らないよ・・・ふふ」
口の端で軽く微笑みそう告げる、存分に味わった千歌音の唇の感触に姫子は酔いしれていた・・・
「姫子・・・貴女今日凄く変だわ・・・どうしたというの・・・?」
「変?そんなことないよ・・・私は普通だよ千歌音ちゃん」
千歌音の長い黒髪を掻き揚げ首筋に唇を当て、嘗め回しながらそう告げる
「や、やめて・・・!姫子、おねがいだからやめて頂戴・・・」
両手を振り回すが迫力がない、姫子を突き放そうとするが空振りしてしまう
本来クールで無口、落ち着いた雰囲気のお嬢様である姫宮千歌音
その彼女がやや冷静さを失っていた
「千歌音ちゃん私のこと好きなんでしょ?こういうこと望んでるのは千歌音ちゃんじゃないの?」
平然と言う姫子に私は愕然とした
!・・・好き、姫子のことは好きよ、大好き・・・心から・・・でも
気付いたときにはネグリジェが姫子の手によって乱暴に剥ぎ取られ下着だけの姿になっていた・・・
下着からも僅かにはみ出してるほど大きい千歌音の胸を見つめると・・・姫子は胸元に顔を埋めた
「・・・・・・好きだよ、千歌音ちゃん・・・・・」
姫子からそう囁かれるたび千歌音の体全体が熱くなった
86:か弱き令嬢
06/12/02 09:32:19 80FFCeh+
「ああっ・・・・・・!」
姫子にいいように体を遊ばれながら千歌音は天井を向いた
ネグリジェは姫子に剥ぎ取られ下着一枚になっている
宮様こと暇宮千歌音のチャームポイントの1つでもある大きな胸
それを姫子に両手で容赦なく揉まれ叫びをあげる
「あっ!・・・・・ひ、ひめ・・・・」
はあ・・・はあ・・・はあ・・・
「好き、好きだよ・・・・・・千歌音ちゃん」
「・・・・・・・・」
私は抵抗も忘れ姫子の背中に両手を回した
そうよ、なにを嫌がる必要があるのかしら・・・私の大好きな姫子・・・ああ・・・・幸せだわ
そして私は目を疑う、姫子がパジャマを脱ぎ始めた
あの恥らいな性格の姫子が人前で自ら服を脱ぐだなんて・・・私はその光景を直視できないでいた
そして気付いたときには、「千歌音ちゃん」
下着姿の姫子がこちらを見下ろしている
胸はあまり大きくない、千歌音ほど綺麗な体ではないものの・・・千歌音にとっては絶景だった
ああ・・・姫子・・・つい私は一瞬我を忘れる
「ちか!?きゃあ!」立ち上がると姫子の両腕を掴みそのままベッドに押し倒した
両腕を押さえつけ見下ろした「はあ・・・はあ・・・姫子」
87:か弱き令嬢
06/12/02 09:40:35 80FFCeh+
↑暇宮って・・・誤字です、千歌音ちゃんごめん
88:か弱き令嬢
06/12/02 09:55:56 F8nskOKi
姫子を押し倒し、そのままキスしようとしていたときだった
「!?」
はっとした私は慌てて起き上がった
いまのはなにかしら!?私の欲望?願望?
「千歌音ちゃん・・・・・・」
姫子がベッドからこちらを見上げていた
「ご、ごめんなさい」
「それが千歌音ちゃんのしたいことでしょ?」
「ち、違うわ・・・姫子、今日はもう・・・ね、寝ましょう」
ベッドの中に入り静かに眠りにつこうとした千歌音だが
同じくベッドに入ってきた姫子に揺さぶられる
「千歌音ちゃん、起きて」
「姫子、もうやめて頂戴」
一度ベッドを降り、ネグリジェを掴もうとした千歌音の手を姫子が握った
そのまま押し倒される
「ひ、姫子・・・」
「千歌音ちゃん、好きだよ・・・」
これは姫子の欲望!?そう感じていたときには唇を奪われていた
「んん・・・・・・」
89:か弱き令嬢
06/12/02 23:21:50 NgB9zpYf
「ん・・・・・・・・」
姫子からのキスに目を明けたまま呆然とする
中途半端な体勢に落ち着かなくなった姫子は一度キスから千歌音を解放する
「・・・・・・・・」
そして覆いかぶさりがっしりと千歌音の体を両腕で抱き締める
落ち着いた姫子は表情を変えることなく・・・
改めてしっかりと千歌音の唇に自分のを重ねた
「ん・・・・・・」
もはや今夜何度も重ねられた千歌音と姫子の唇同士
それは再び出会うのを楽しみにしてたかのように綺麗に何度も交じり合う
「!?」
千歌音の体全体がぴくりと反応する
口内に姫子に舌がゆっくりと進入を開始する
一方的気味なディープキス
千歌音の舌と仲良くそれは交じり合った
当然拒否などできない