06/11/29 11:54:06 NJX+ele/
両親は僕を、幼い頃に捨ててどこかへ行ってしまいました。
友達には恵まれて、その事でいじめられる事はなかったけど、やっぱり寂しかった。
僕を育てたるおばあちゃんは、何度も僕にこう言い聞かせた。
一生懸命生きていたら、神様がちゃんとご褒美をくれる。
・・・おばあちゃんのお葬式の日、その言葉が僕の中で思い出された。
天涯孤独の身となった僕は、誰もいない小さな家で、一人で椅子に座っている。
これからどうなるのか・・・さっぱり解らない。
親戚のおじさんやおばさんが、僕をどうしようか相談しているみたいだけど、
中学生僕は、きっと親戚にはいらない子なんだなと思った。
寂しい。
携帯電話には、友達からの励ましのメールが入ってるけど、
本当は、誰かがそばに居て欲しい。ぎゅっと僕を抱いてくれる人が欲しい。
「・・・天使様」
僕が涙ぐんで、思わずそう呟いたその時だった。
僕の目の前がぱぁっと光った、思わず目を閉じる僕、
再び目を開けた時、前にいたのは、・・・笑顔の天使様だった。