男装少女萌え【8】at EROPARO
男装少女萌え【8】 - 暇つぶし2ch2:倉庫寒理人
06/11/10 19:32:33 YJXgZMvg
スレ立てついでに、2件お願いがあります。
1.
前スレの男装少女萌え【7】ですが、11/2(木)の696までしか
ログを取得できていません。
696以降があるのか、その場合696以降のログを提供して
いただける方は、ぜひ御連絡下さい。

2.
また、萌え倉庫ですが、
最近タイトル不明の作品が多く、目次ページを見ても読み返したい
作品がどれだったか、ぱっと見に分かりにくくなっているので
仮タイトルをつけたいと思います。

今のところ、仮タイトルはカッコ書きでメイン登場人物の名前を
配したいと考えています。メイン登場人物の名前であって
男装少女とその恋人の名前を記すわけではありません。
(仮:上杉謙信)
(仮:上杉謙信、武田信玄)
このような形になると思います。
仮タイトルは、作者さまからの申し出があれば変更や取り下げを行います。

他に仮タイトルで良い案がありましたら、是非ご意見をください。

男装少女に萌えつつ、上記2件よろしくお願いします。

3:名無しさん@ピンキー
06/11/10 19:45:51 DZ/U8O2x
1乙。

696が最後だよ。
IEでスレ開いてみな。

4:倉庫寒理人
06/11/10 20:23:35 YJXgZMvg
>>3
thxです。おおIEにはこんな裏技が。
これでミラーを作ることが出来ます。有難うございました。

ところで朝日新聞が女装少年についての記事を載せとりました。
男装少女にもビミョーに触れています。興味のある方はどうぞ。
URLリンク(www.asahi.com)

5:名無しさん@ピンキー
06/11/10 20:23:42 ByOShlLk
>>1

6:名無しさん@ピンキー
06/11/10 21:01:41 1hzHDd6g
>>1
倉庫管理人さんもいつもお疲れ
>(仮:上杉謙信、武田信玄)
どうでもいいがこの例にちょっと笑った

7:名無しさん@ピンキー
06/11/10 21:10:33 YJXgZMvg
>>6
上杉謙信女性説があるんですよw
何でも戦場に生理用品を持っていったとか何とか。
男装少女でなければ、ただのヘンタイさんです。

毘沙門天大好きな男装少女と思うと・・・(*´д`)ハァハァ
ジャンヌダルクもそうですが、禁欲的な美少女は萌えです。

8:名無しさん@ピンキー
06/11/10 22:53:59 ldfJubtU
上杉謙信女性説は割と有名な話だと思っていたけど。

9:名無しさん@ピンキー
06/11/11 11:46:21 YtT/erux
柳生十兵衛も女性説あったよね。
あと沖田総司が女って設定の映画があるって聞いた。

10:名無しさん@ピンキー
06/11/11 15:40:16 0ILIqo8m
>>9
牧瀬里穂が総司で、渡辺謙が龍馬のやつだね。幕末純情伝。
つかこうへいの原作の方が面白いしエロい。

田舎者土方歳三のナンパした相手が、何を間違ったか
自分より強くて一途かつ淫乱な総司だったことから歴史が作られたという
つか版幕末史。
想う男はひとりと決めつつ、身体は別の男に慣らされる総司もいいが
土方の、自分で自分に歯がみする情けない男の純情がいい!

映画のコピーが「沖田総司はBカップ」で、
小説のキャッチが「ひとたび女が恋に狂えば、歴史なんてひっくり返るわ」
だったかな。ウロ。


>柳生十兵衛
>上杉謙信
結婚しない男にはあらぬ噂がつきまとったんだろうなあ。
身につまされる。

11:名無しさん@ピンキー
06/11/11 19:45:17 Sf3po7ny
実際に男装していたジャンヌダルクもいいよな
そういえばジャンヌは捕えられたあと女ものの服を着せられたが
レイプされて男ものの服に戻ったんだっけ?

12:名無しさん@ピンキー
06/11/11 21:18:49 +ju2J3iW
>>11
当時女性が男性の服を着るのは罪だった。
囚われたジャンヌは罪を認めるが、再び男性の服を着たことで
改悛していないとして火あぶりの刑。
男性の服を着たのは着替えの最中に暴行されそうになったため。
その時、女性用の服は隠されて男性用しかなかった。
ジャンヌを火あぶりにするための罠だったと。

13:名無しさん@ピンキー
06/11/12 17:34:35 FifSTUgZ
小説「傭兵ピエール」がジャンヌ・ダルクの話
傭兵といっても強盗団みたいなこともしていたんである日貴族っぽい騎士を襲って身ぐるみ剥いだら美少女だった。
レイプしようとしたら「私は神の使いだから純潔を守らなくてはいけない。目的を果たしたら処女を捧げる」と言われてその場は解放。
戦場で再会して共に戦う、という話。





(ネタバレ)


捕らえられたジャンヌは魔女裁判にかけられる。
「悪魔との契約」(ようするにセックス)をしたかどうか産婆立会いでなんとか侯爵夫人が確認したのは史実にある。
小説ではその後ジャンヌは牢番にさんざんに殴られ、輪姦される。
それは火刑の前夜まで続いた。

ジャンヌ救出の依頼を受けたピエールは僧侶に化けて牢に侵入して再会。
ジャンヌは汚されたことを告白する。

で、ある女を身代わりにしてその女の服を着せてジャンヌと逃亡。
声の出なくなる薬を飲まされた女が何か言うと「十字架を欲しがってる」とか「ジーザスと言ってる」と解釈され、民衆は聖女と崇める。

その後ピエールとジャンヌはジャンヌ派の貴族ジル・ド・レェの屋敷で保護を受けるがジルが子供を殺害・レイプしていることを知る。
最終的にはいろいろあってピエールは貴族になり、「妻ジャネット」と暮らす。

14:名無しさん@ピンキー
06/11/14 22:27:11 AQE0CyWJ
規制解除記念保守。
一応ageときます。見失った人のために。

15:名無しさん@ピンキー
06/11/18 02:55:08 Ae/wDVqY
過疎だなぁ…
SSが読みたいです

16:名無しさん@ピンキー
06/11/18 14:41:15 yapzD7Iu
昔、図書館で実在の男装した女性の話を集めた本を読んだ。
うろおぼえなんだが、その中の一つ。
ルイ十五世時代のフランスの地方貴族で美貌の娘がいた。
彼女は野山を駆け回り狩をする事が好きで、父親の不興をかったため
親戚の家に身を寄せ、そこで男装して学校へ通った。
人望も厚く親友も出来たが彼が暴漢に襲われ、助けた時に女だとバレてしまう。
一時修道院へ入れられるが(そこでは尼さん達にモテモテだったらしい)、
父親が死去し兄が後を継いだので故郷へ帰る。
そして相変らず狩ばかりしていたが、美貌の彼女に求婚者が殺到し
決闘騒ぎまで起こったので嫌気がさした彼女は男装して軍隊に入隊する。
順調に軍人生活を謳歌していたが、男だと思い彼女に惚れていた宿の娘が
同じ軍の兵士に襲われそうになったのを助け、私闘を禁じる軍紀を乱したとして
裁判にかけられそうになる。
その時、彼女は以前暴漢から助け今では爵位を継いだかつての親友に
連絡をとる。
彼の力によって無罪放免となり、彼からプロポーズされ迷うが
自分には普通の女の生活は出来ないと軍隊へ戻る。
やがて戦場で深手を負い死期を悟った彼女は親友に連絡し、
駆けつけた彼の腕の中で息を引き取る。

本当の話なのか? と疑問に思ったが、著者は歴史学者で本当らしい。



17:名無しさん@ピンキー
06/11/18 19:03:27 25m/SvN7
>>16
なにその萌え小説w
作者このスレに召喚しようぜ

18:名無しさん@ピンキー
06/11/18 19:06:17 beeiQsoW
ここはやっぱり、
教皇ヨハンナの出番ではないだろうか。

19:名無しさん@ピンキー
06/11/18 20:06:31 jxBuRaeU
>>16
題名を教えてください

20:名無しさん@ピンキー
06/11/19 21:09:05 YOo4p3OS
16です。
題名もうろおぼえなんだが確か「男装する女性の世紀」だったと思う。
著者は男性。

21:名無しさん@ピンキー
06/11/19 22:07:15 YOo4p3OS
amazonで調べ直した。
「冒険する女の世紀 男装の女性史」だった。スマソ。

22:名無しさん@ピンキー
06/11/22 20:26:59 LKm0t5Th
事実は小説よりryってやつだな。
読みたい。

23:名無しさん@ピンキー
06/11/24 02:37:07 ta9MnJ/S
鶴姫伝説の話も、男装少女としては中々の物語だよな。
木原敏江の「夢の碑・紫子」のモデルではないかと思う。

瀬戸内の島で死んだ兄の変わりに戦場に出て、
女ながら甲冑に身を包み、途中恋人を亡くしながらも戦い続け
最終的に龍になった恋人が迎えに来て二度と戻らなかった、とか言うのだったか。

中国ではムーランか。


ここの人は男装物としては古典のとりかへばや物語は読んでる?


24:名無しさん@ピンキー
06/11/24 16:40:54 ZcaxKJ7A
>>23
ざ・ちぇんじならw

とゆーか、教皇ヨハンナに反応ないのがショックw

25:名無しさん@ピンキー
06/11/24 16:43:36 s7uqE+US
シティハンターの中にも男装美女が登場=単行本17巻、文庫版9巻で登場する『柏木圭子』(男装時は『柏木圭一』と名乗る)

26:名無しさん@ピンキー
06/11/24 19:39:00 0Nf5lUXl
うる星やつらの竜之介は?

27:名無しさん@ピンキー
06/11/24 20:01:54 mfutAabt
>24
ヨハンナは過去スレで話題になってる

28:名無しさん@ピンキー
06/11/24 23:04:38 g+qR1v4Z
>>25
水に濡れるシーンあれは非常に良かった

29:名無しさん@ピンキー
06/11/25 03:16:09 sq2PfqhV
>>23
古典は遠野物語しか読んだことがない

30:名無しさん@ピンキー
06/11/25 03:40:41 LidX7ekO
>>10
>>柳生十兵衛
>>上杉謙信
>結婚しない男にはあらぬ噂がつきまとったんだろうなあ。
>身につまされる。

てかその当時から衆道って当たり前だったから独身でも別に珍しくなかったんじゃ?
でも沖田にしろ義経にしろ美形だったって言われてる歴史上の人物の男性は女性化のネタにされやすいよね。
柳生と上杉は女性と見まがうほど美形だったかどうかは知らんが・・

31:名無しさん@ピンキー
06/11/25 05:42:05 zNCAV42J
>>30
上杉謙信は、死因が婦人病って文書もあるそうな

32:名無しさん@ピンキー
06/11/25 09:27:40 yQVui6lR
「女信長」は萌えなかった

33:名無しさん@ピンキー
06/11/25 17:24:27 VF7muTcu
ホモは武士の習いだったらしいけど
独身は超異常だったのでは?
特に長男や家柄が良い場合は。

>>32
それだけの想像力を持つ者が
この世にいたのか。
チビハゲな女の子なんて嫌だw
なら女曹操ネタもあるのかもね。

34:名無しさん@ピンキー
06/11/25 18:59:11 vCFrBaXZ
>>31
「大虫 婦人病」でぐぐると、ほとんどが謙信女性説について書かれたページなあたりがなんとも…

ひとしきり見て回ったあと、こちらを参照されよ
URLリンク(ja.wikipedia.org)(%E8%B6%8A%E5%89%8D%E5%B8%82)

35:名無しさん@ピンキー
06/11/25 20:05:05 vrvR2o+N
>>33
電撃「マ)王 に連載されてる
新三国志 雷霆の如くっていう漫画が確か女曹操。
作画の人がウェブコミの人でわりといい絵を描く。

まだ読んだことはないけれど単行本でたら買う

36:名無しさん@ピンキー
06/11/25 22:24:57 tm3WkXrg
>>33
女信長、男濃姫というラノベもあるぞ
人間の想像力には限りがない

37:名無しさん@ピンキー
06/11/26 17:33:59 g2o4BVLi
「女信長」は新聞に連載されていたので毎日読んでいたが男装娘好きの俺でも萌えなかった

38:名無しさん@ピンキー
06/11/26 19:12:59 8j5lVM3x
佐藤に萌えを求めるほうが間違い

39:ボクの彼氏
06/11/26 22:03:58 xrZyDni+
ボク、木下有紀、男の子、16歳、今日から高校生。
ボクはずっと我慢してきた夢を今日叶える決心をしたんだ。
え?どんな夢かって?それは、女の子として、学校に通うって言うこと。
ほら、新しいセーラー服も買ったし、下着もそろえたよ。
胸はちょっとしかないけど(?)、スポーツブラも買ったんだよ。
ちょっとルーズなソックスも、体毛がほとんどないボクには、ちょうどお似合い。制服のスカートも思い切って短めにしちゃった。
だって、昔から、男装(?)しているとき、学ラン着ていたって、「ねえ、あの娘、かわいい!」って言われてたくらい、ルックスには自信があるんだ。

わあ、もう7時半、そろそろ家を出ないと・・・。
「いってきまあす」返事がない。
あっそうか、今日から一人暮らしなんだ。

学校に着くと、新入生はクラス発表の掲示を見て、それぞれのクラスに移動していた。
ぼくのクラス、どんな人がいるのかなあ?かっこいい男の子、いるかなあ(なんちゃって)

教室のドアを開けて、ボクの席は・・・一番奥の席かあ。
隣は・・・あっかっこいい。
思わず顔が赤くなってしまうような、イケメン、やったね。
動けなくなっちゃった。
髪は茶髪のちょい肩上、すらっとして175cm位かなあ(ちなみにボクは155cm42kg)。あっボクを見てる。
あいさつしなくっちゃ。
「あっこっこんにちは。ボク、木下有紀っていいます。どうぞよろしくおねがいしまあす。」
「あっよろしく、有紀ちゃん、かわいいね。彼氏いるのかな?オレ、如月涼、よろしくな。ただ今、彼女募集中、どうぞよろしく。」

やったね、楽しくなりそう。
彼女募集なんて言ってたけど、ほんとかな?
あんなにかっこういいし、きっと彼女いるよね。
っていうか、すごいもてるのかも、彼女何人もいたりして。
ボクはその日、涼くんばっか、見て過ごした。
ずいぶん観察した。なんだか初日からストーカーみたい。
学ランの上からもわかる、力強い筋肉質な背中。切れ長の目。
少し悪ぶった仕草・・・学ランのボタンを2つはずしている・・・。
全部ぼくの好み。
なんか、一目惚れしちゃったみたいだよお、ボクどうしよう?
女の子初日なのに。

40:名無しさん@ピンキー
06/11/26 23:48:28 2FHTHqa1
男装少女のマンガの元祖は『リボンの騎士』のサファイア姫ではないかと

41:ボクの彼氏
06/11/26 23:52:04 xrZyDni+
放課後、運動場で涼くんを見た。
サッカー部なんだ。
すごいドリブル、上級生にもあたり負けしないし、わあ、指示まで出している。
すごいなあ。
あっ、涼くんがボクに気づいた。
わあ、手を振っている。
これってもしかすると、もしかするし・・・。
休憩時間になって、涼くんがボクの所に来た。

「よお、サッカー好きなのか?オレは、サッカー一筋、三度の飯よりサッカーだ、なんてね。なあ、有紀、お前、サッカー部のマネージャーになんねえ?お前が一緒だと、オレ、もっと力が出せそうな気がするぜ。」
え?また?これって、告白にも近いじゃん。
ひょっとしてひょっとして、ボクのこと、涼くん・・・。
「それにオレも、同じ女がサッカー部にいると何かと助かるし・・・」
え?今?なんて言ったの?よく意味がわかんない。
同じ女?同じ女?え?涼くんって、女の子なの?
そんな、背も高いし、筋肉質だし。
現に今、サッカーウエア1枚なのに、胸なんか出てないし。
「オレが女に見えねえ、っていいたいんだろ。じゃあ、触ってみろよ。」
涼くんは右手をつかむと自分の胸へと引き寄せた。
あっだめだよ、なんだか、おかしいし、緊張するう。
あれ?何もない、男の子の胸板じゃん。
「そうだよな、オレ、胸ねえもんな。でもようく触ってみろよ。」
筋肉質な胸板とも言うべき所にかすかに乳房と感じられるような突起があるような気もする。
でもそういわれないとわからないかすかな・・・。
これじゃあ、ボクの方が胸あるよお。
「じゃあ、こっちはどうだ。」
ボクが身構えるまもなく、かわすまもなく、涼くんは、ボクの右手を自分の股間に引き寄せた。
だめって、そんなことしちゃあ、
「あれ?ない?なにもない。」
ボクは男の子のあれを想像したのだけど、涼くんの股間にそれはなかった。
ショック!女の子としての初恋の相手が女だったなんて!
なんてことだろう。
ボクが期待したバラ色の高校生活は一転して、真っ暗な闇へと吸い込まれていくよう・・・。

ボクは家に帰ると、簡単な食事をして、早めにお風呂に入った。

そして、ボクはすごい夢を見た。



42:ボクの彼氏
06/11/26 23:53:30 xrZyDni+
ボクは涼くんと体育倉庫にいた。
誰もいない放課後みたい。
涼くんはボクにこう言った。
「有紀、お前、俺に惚れてるんだろ。お前の顔見りゃわかるぜ。そして、お前がやりたいことはこういうことだろ?」
涼くんはおもむろに、ボクの肩を抱き寄せると、キスをしてきた。
「ちょっと、涼くん・・・ボクたちまだ、出会ったばっか・・・それに、涼くん女の子・・・」
ボクはこれ以上しゃべれなかった。
涼くんが舌を入れてきたからだ。
涼くんの激しいキスに、ボクは目の前がとろけそうな気がした。
長いキスのあと、涼くんは学ランを脱いだ。
「ちょっと、涼くん、こんなところでだめだよお・・・」
ボクの言葉がそこで止まった。
美しい筋肉質の体、暑い胸元、締まったウエスト、日頃からしっかり鍛えているんだなあってすぐわかる体つき。
ボクのイメージ通りだ。
とても女の子に見えないよ。
上半身裸になっても男の子だよ。
涼くんはボクに唇をあわせてきた。
唇をあわせながら、右手がボクの肩からウエストラインをさぐる。
左手はボクの胸を弧を描くようになでている。
「あっそんなしたら、感じちゃうよお。」
右手がボクの股間へ・・・あっそこはだめだめ、ボクが男の子ってばれちゃう、止めないと。
「あん、涼くん、だめだよお、まだ早いよお。」
ボクは止めようとするけど、力が全然かなわない。
涼くんの右手はボクの腰からおへそのあたりをなでて、股間へと近づく。そのとき、涼くんは思いがけないことを言った。
「へえ、だめだと言いながら、体はこんなに敏感じゃねえか。ここ、こんなに濡れているぜ。」
え?そんな、だってボクの股間には男の子のあれが・・・。
ない?あれ?ボクの股間のあれは?どこへ行ったの?
「さあ、2人で楽しもうぜ。」
涼くんはボクの股間に指を入れてきた。
あん、そんなところをかき回したら、ボク変になっちゃう。
「どうだあ、入れたくなっただろ。」
そんなこと言ったって、涼くんは女だから、無理だよ、そんなことできっこないよ・・。」
あれ?学生服の黒いズボンを脱いだボディワイルドのスポーツトランクスの股間がふくらんでいる。
ふくらんでいるって言うより、びんびんにふくれあがっている?
え?涼くんって女の子じゃあ?
「さあ、オレの息子をしゃぶってもらおうかな?」

43:名無しさん@ピンキー
06/11/26 23:58:55 z+TP11cn
カンブリア紀層から発掘された断層の麗人

44:名無しさん@ピンキー
06/11/28 07:25:19 boj/RoZ3
新作乙age

45:名無しさん@ピンキー
06/11/28 21:06:11 Aw3rdKH2
いいところで寸止めとは、やってくれる!
続きに期待!!

46:名無しさん@ピンキー
06/11/29 17:14:44 KKvbRaaE
おおっ、しばらく来ないうちに良作が!

47:名無しさん@ピンキー
06/11/30 10:04:58 Sp1qfydt
犬坂毛野が本当に女だったらと何度思ったことか。
わかってないな馬琴め。
新の方の毛野はアンドロギュヌスだし。



48:名無しさん@ピンキー
06/11/30 20:32:49 JDsMD1q1
>>47
映画の志穂美悦子は別に男装じゃないが萌えた(*´Д`)

49:ボクの彼氏
06/12/01 22:21:31 d+Vg5dVS
ボクはおそるおそる、でも、ずっと前から待ちこがれていたものを手に入れるかのように、涼くんのアレに、しゃぶりついた。
ボクは一生懸命、涼くんのアレを頬張り、そして、舌をはわせた。
涼くんは気持ちよさそうに、ボクの耳のあたりでボクの頭を優しく抱えると、上下に少し動かした。
ボクは涼くんの手の動きにあわせて頭を上下した。
「有紀、うまいじゃねえか。オレ、すごく感じてるよ、びんびんになってるぜ。」

「お前のアソコの準備はいいのか。」
涼くんは舌をはわせて、ボクのアソコへと、顔を近づける。
そして、舌を中に入れて、荒々しく、舌でかき回した。
「あん、そこは・・・。ああん、感じちゃう、声が出ちゃうよ。」
「感じてみろよ。思いっきり声を出していいんだぜ。」

「さあ、もういいようだな。ではいくぜ。」

ボクは、もう何にも深く考えなかった。
ただ本能の赴くままにと言うか、体が感じるままに、そう、涼くんにすべてをあずけて、ボクは、涼くんに抱かれていた。
涼くんのあれはボクを何度も貫いた。ボクは何度も何度も絶頂に達した。


朝の光で目が覚めた。
あれ?涼くんは・・・?いない・・・。そっか、夢だったんだ。
やっぱりね。
だって、ボクが女の子で。
涼くんは男のだったもんね。
そんな事ってあり得ないし・・・そう思った瞬間、いや、むしろそっちの方がいいなあ、って思うボクがいた。
ちょっとお、今日学校で、どんな顔して涼くんに会えばいいの、もう。

50:名無しさん@ピンキー
06/12/05 23:40:46 Klkoagrk
続きマダー?

51:名無しさん@ピンキー
06/12/08 09:22:54 sqhkR/mf
捕手

52:名無しさん@ピンキー
06/12/08 17:37:47 VqCbG6H4
男主人・女従者の主従エロ小説
スレリンク(eroparo板)

よい男装ものが投下されておりましたよ

53:名無しさん@ピンキー
06/12/08 20:19:03 XkGotOGM
よしながふみの「大奥」2巻に将軍である父の代役にされた少女が出てくる。
存在自体が秘密なので小姓の格好をしていて、女として生きることを許されない。
萌えた。

54:ボクの彼氏
06/12/10 15:19:56 hi0MSBeG
(遅くなっちゃいました)
ボクが涼くんに会ったときのことをシュミレーションするまもなくそのときはやってきた。
「よお、おはよっ、有紀!」
登校途中のボクの肩を後ろからたたいてきたそれは、涼くんだった。
「あっ、おはよ・・・涼くん。」
夢だとわかっていても、あんなことあったから、まともに涼くんの顔見れないよおっ。
そんなボクの心を見透かしたように、涼くんは思いっきり、顔を息づかいも聞こえるくらいボクの顔に近づけてきて言った。
「今日、部活、来てくれよ。もうマネージャーが来ること言ってあるんだから。」
そう言うと、涼くんは急ぎ足で先に行ってしまった。

放課後、ボクは、別に引き受けたというわけではないのに、でも、断る気もないみたいに、ただ、当たり前のように、サッカー部のグラウンドへ足を運んだ。
ボクがマネージャー?女の子として、みんなを励ましてあげたい・・・。そんな気持ちが、ふっと沸いてきた。なんかこれって、女の子の幸せ、かな?

「ボ、ボクが、今度マネージャーをさせていただきます、木下有紀です。よろしくお願いします。」
それだけで、精一杯。サッカー部って、かっこいい人多いなあ。
もう緊張してこれだけしかしゃべれなかった。
「かわいいねえ、彼氏いるのかな?」
そんなありきたりの質問に、どぎまぎしてしまった。
そして無意識に、涼くんを見ちゃった。
涼くんも、こっちを見ていた。
「木下有紀ちゃんは、涼の紹介だそうだ。いったいどういうことだろうな、なあ、涼?」
キャプテンのよけいな補足にボクも顔を赤らめていると、涼くんは言った。
「いえ、特に・・・友だちですよ。」
でもその言い方には、愛があるって感じたのはボクだけ?

部活が終わるとそれぞれに着替えて、部室を出てくるみんな。
「有紀ちゃん、おつかれ!」
そう声をかけて、帰路につく、サッカー部のみんな。
「あれ、まだ、帰んないの?あっそうか、涼、待っているんだ。」
ボクは飲料水やタオルの洗濯を終わらせて、部室の前で待っていた。
待っていたって、涼くんを待っていたわけじゃないよ。
道具を部室に片付けなくちゃいけないから・・・。

「おおい、有紀!中は入れよ。オレだけだから。」
「うん。」
こんな呼びかけに応えられるはずないのに、応えられるのは、涼くんは、女の子だから。
でも、ボクは本当は男の子だから、やっぱいけない気はするけどね。
「入るよ、涼くん。」
ボクは、部室の扉を開いた。


55:名無しさん@ピンキー
06/12/11 10:03:59 U0vOWPC3
そういえば俺の地元の熊本県ゆかりの偉人の天草四郎時貞は女性という説がある
=来年天草市の方でその節を元にしたミュージカルをするらしい

56:名無しさん@ピンキー
06/12/11 23:35:36 QY3nKv0v
日本版ジャンヌダルクってとこか
激しくwktk

57:名無しさん@ピンキー
06/12/13 14:52:24 zv1xykea
>>55のミュージカル

URLリンク(www.zakzak.co.jp)

58:名無しさん@ピンキー
06/12/16 00:16:39 eoKqX8/q
天草四郎が女性説は赤城穀も小説のネタに使っていたな。

59:名無しさん@ピンキー
06/12/16 01:51:44 ph76xQOV
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

60:名無しさん@ピンキー
06/12/16 17:16:02 Dc7sF1PE
>>59
どうしたw

61:名無しさん@ピンキー
06/12/17 01:09:23 mvVLgYlT
九ちゃん、ビコ、どろろ

62:名無しさん@ピンキー
06/12/17 23:50:39 0FGrI4QS
唐突ではあるのだが、現代物の男装少女は下履きが女物(ショーツ、パンティ)というのがなぜか多い

63:名無しさん@ピンキー
06/12/19 03:17:33 VzI5syxs
うむ。それはやはりリアリティをとるか萌えをとるかの問題だな
いやしかし、だぼだぼのトランクスの裾から見えそうで見せないというのもエロス

64:名無しさん@ピンキー
06/12/19 15:23:57 gVKIdLmH
トランクス・ボクサーはいいけどブリーフは…

下着に残る乙女心というのは捨てがたい萌えだ

65:名無しさん@ピンキー
06/12/21 00:24:32 zh9BDI75
最近は女性向けブリーフというのも出てるらすぃ
↓ちょいと派手めだけどこんなの(音が出るので注意)
URLリンク(www.mikera.jp)

それとやはり上はサラシor貧乳の場合だとノーブラがデフォなのだろうか
ブラつけてたとしてもせいぜいスポーツブラぐらいか?

66:名無しさん@ピンキー
06/12/21 01:59:26 nyto27g1
女性向けはあくまで女性向け。男装ではないなー
そしてブラは無理だろう
Aカップだって男の胸には見えないぞ(デブ除く)

67:名無しさん@ピンキー
06/12/21 03:28:37 FTyWqEZW
>>67
知り合いに男にしか見えないぐらい胸板が薄い奴がいるんだが

68:名無しさん@ピンキー
06/12/21 13:40:08 ydTlgaC6
胸板なんて言ったら可哀想だろw

69:名無しさん@ピンキー
06/12/21 14:06:47 nyto27g1
そもそもどのくらいが貧乳?
見た目ぺったんこは俺の周りにはいないなー
BとかCでも痩せてる子だと小さく見えたりするけど

70:名無しさん@ピンキー
06/12/21 22:36:38 GL4aXNt/
芸スポで拾ったけど26日にテレ東で徳川家重女性説をテーマにした番組やるけど
その中の再現ドラマで水野裕子が男装家重を演じて女同士のカラミもやるとか
スレリンク(mnewsplus板)

71:名無しさん@ピンキー
06/12/21 23:36:34 Vl0o72Uv
A以下が貧乳だとおも
Bが平均サイズだし




個人的にはC位の娘がさらしで胸を隠しているのが萌え

72:名無しさん@ピンキー
06/12/22 04:29:13 g/EnsouF
>>71
お前さんとは良い酒が飲めそうだ

73:ボクの彼氏
06/12/26 06:06:41 YpPdLHWa
薄暗い部室、いつもはいっているのに、なんだかどきどきする。
「涼くん、入ったよ。何処にいるの?」
「おお、ここだよ、奥だ」
奥の更衣室から声がした。

シャワーを浴びて、タオル1枚を腰に巻いた涼くんが出てきた。
引き締まった体つき。
絞ったウエスト、逞しい肩幅・・・。
裸なのに、男の子に見える、その体。
やっぱり、男の子みたいだよ、涼くん。

「なんだ?オレの体に何かついているか?」
「ううん。ただ、かっこいい体だなあって思っちゃった。」
「あれ、ひょっとして、オレに抱かれたくなったのか?なんちゃって」

もう、どきっとするこというんだから。
でも、なんだか、この雰囲気・・・。

「よお、有紀、こっち来いよ。」
ボクは言われるまま、涼くんの横に座る。
すごく、緊張する沈黙、なんか言わなくっちゃ、でも言えない。
隣の涼くんから、すごい男のにおいがする、涼くんホントは女の子なのに。

「有紀?」
「ん?」
次の瞬間、ボクは涼くんの逞しい腕に引き寄せられていた。
拒否するとか、声を出すとか、そんな暇もないくらい、と言うより、涼くんのすごいキスで、ボクの頭の中は真っ白になっちゃう。
涼くんの舌が、ボクの舌に絡みつく。
ぐいぐいと、ボクの中に入ってくる。
ああ、そんなにされたらボク、おかしくなっちゃうよお。

涼くんの右手が、ボクの背中からウエストを伝って、前に回ってくる。
夢と一緒だ。
でも夢と違うのは、ボクが男の子だってこと。
やばい、やばいよお、ばれちゃうよお。

ウエストから前に回ってきた涼くんの右手は腰のラインをボクの股間へと進んでくる。
「ああ、だめだよお。涼くうん。」
だけど、気持ちいい。
このまま、ああ、このまま。
でも、もう限界、ばれちゃうよお。助けてえ。


74:名無しさん@ピンキー
06/12/26 14:48:09 M98SdT1s
続きwktk

75:ボクの彼氏
06/12/27 03:34:49 LccAVGXN
涼くんの右手がボクの股間のものへとたどり着いた。
ばれる・・・やばい。
涼くん、怒るかなあ。
「へえ、なんだあ。」
あれ?軽いリアクション?
「有紀、お前、男の子だったのか?」
「うん。ごめん。言わなくちゃって思ったんだけど、言いそびれて。」

「あやまる必要ねえよ。似たもの同士じゃん、オレたち。」
「オレが女で、お前が男。まあ、オレはどこからどう見ても男にしか見えなくて、お前は、有紀はどこから見ても女にしか見えねえ。」
「これで、思いっきり、お前を愛することができるぜ。」
そう言うと、涼くんは、今まで以上の強い力で、ボクを抱き寄せてキスをした。すごい、涼くんの舌が、ボクの口の中で暴れてる。

んあああっ。
ボクは自由がきかない。
涼くんの指が、ボクの体を這い回る。
声が出ちゃう、気持ちいい。
涼くんに犯されてる・・・そう思った。

ボクも、がんばらないと・・・男の子だし(?)
ボクは、涼くんの厚い胸板(乳房?)に舌を這わせる。
筋肉質で固いその胸はまるで男の子。
きれいなきれいな男の子の体。
「んああ。うまいじゃねえか、有紀。」

「もうがまんできねえよ。」
そう言うと涼くんはボクを、押し倒す。
ボクのセーラー服のリボンを抜き取ると、セーラーの上着を脱がせようとする。でもうまくいかないみたい。
涼くんは力任せにボクのセーラーを剥ぎ取る。
ビリビリッ。
ボクのセーラーが涼くんに破かれて、ボクの乳房があらわになる。
「ああん、涼くん、乱暴にしないでえ。」
「はあはあ。何言ってんだ。もうビンビンだぜ。興奮してんだろ。」
涼くんの息づかいが聞こえる。
興奮しているんだ。
犯される、ぼくはそう思った。
ボクは、女の子にしか見えないホントは男の子のボクは、男の子にしか見えない女の子の涼くんに犯されるんだ。
「そろそろ入れようか?有紀。」

76:暗愚丸
06/12/27 11:16:03 QnLIysIj
……こっそり投下してみます。

77:こんなカタチの苦悩の終わり
06/12/27 11:17:12 QnLIysIj
 篠原学園一年C組の若村雄一は空手部道場のど真ん中でただ一人座禅を組んでいた。
 二枚目半といった顔立ちが、眉間によった深いしわのせいで三枚目に変わっているが、それも詮無いことだった。
 何しろ雄一は、地獄の底の更に底を突きぬけるほどに深く悩んでいたからだ。
「……ふぅ」
 深い溜息をつきながら、閉じていた目を開く。
 ゆっくりと立ち上がって大きく体を伸ばす雄一。
 一七九センチという身長に、空手着の上からでも解る鍛え上げられた体。
 それが、年齢に似合わない強烈な威圧感を感じさせる。
 自然体で立った状態から、軽く息を吐きながら上段回し蹴りを放った。
 そのまま元の体勢に戻る。
 今度は、ろくに構えも取らず、手首のスナップを効かせるような打ち方で、顔面めがけて軽く正拳を放つ。
 通常の空手ならまず許されない行為なのだが、喧嘩の時はこの方が確実に相手をたたきのめすことが出来る。
 だが、そんな風に体を動かしたところで、悩みがはれるわけがない。
 悩みの原因自体は、思春期の少年少女なら誰でも一度は経験したことがある事。
 いわゆる恋の病と言うものだが、その相手が問題だったのだ。
「あれ、雄一? 今日は部活なしで上がるって言ってたよね?」
 不意に、ひょこっと道場の入り口から一人の少年が顔を覗かせた。
 雄一の同級生にして親友でもある篠原真雪(まさゆき)。
 ぱっちりとした大きな目にすっと通った鼻筋、愛らしい小さな唇と、どこから見ても美少女にしか見えない顔立ちで、肩くらいの長さの髪を後頭部の下側で一本にまとめた真雪を見た瞬間、心臓が高鳴った。
「あ、あぁ、他の連中が全員揃って、他校に遠征行って来るから留守番してくれって、顧問に言われたんだよ」
 声が上擦るのを抑えきれなくて、気づかれないように真雪から視線をそらす。
「あ、そうなんだ。じゃ久しぶりにあがらせてもらおっと」
 ひょいっと手早く道場に入ってくる真雪。
 一六〇センチ台と小柄な上に体も全体的に華奢で、ユニセックスな服を着れば確実に少女と間違われる。
 そんな雰囲気を持っている真雪が、とことこと雄一の正面まで歩いてきた。
 そのまま、雄一の隣に来ると粗野な態度で床に腰を下ろす。
 あぐらをかきながら見上げてくる真雪に、雄一もおとなしく床に座った。
 気づかれないよう深呼吸して、心を落ち着ける。
「いや~、やっぱ畳の上ってのは安心するね~」
「そりゃ、お前さんはそうだろうよ」
 篠原学園理事長の末っ子であり、この学園のある篠原町の大地主にして和風の大邸宅に住んでいる真雪なのだ。
 幾度か篠原邸にお邪魔させてもらったことのある身として、その言葉には共感できる。
 のだが、そう言いながら「んーっ」と背伸びをする真雪の仕草にまた胸が高鳴った。
 慌てて視線をそらす。
 自分にはそんな趣味はないのだと必死で言い聞かせるために。


 雄一と真雪の友人づきあいはまだせいぜい半年ほどのものでしかない。
 篠原学園入学式が終わった後、そろそろ絶滅危惧種な、見るからに不良と言った十人ほどの群れに連れて行かれる真雪を見かけたのだ。
 数にあかせて一人をいたぶるような連中は、吐き気がするほど嫌いな雄一だ。
 当然のようにその後を付けて、助けに入ろうとした。
 ……が、校舎裏の影に入った連中と真雪の後に続こうとした雄一の目の前を、不良の一人が空を舞って通り過ぎた。
 慌てて飛び込んだ流石に絶句した雄一。
 一呼吸の時間で、地面に叩き付けられたのが三人、投げ飛ばされたのが一人。
 結局、手助けする必要が欠片もなかったのだ。
 ただ、ソレが縁となって自然と連(つる)む様になった。
 あれからいつの間にか、真雪は雄一にとって数少ない親友になっている。
「雄一、最近変だよね?」
 ぽつりといきなり話しかけられて、慌てて真雪に視線を向ける雄一。
 少し伏し目がちの憂いを帯びた瞳に見つめられて、また頭に血が上ったことを自覚する。

78:こんなカタチの苦悩の終わり
06/12/27 11:17:48 QnLIysIj
「いや、そんなことないぞ?」
「何言ってるんだよ、そんなことあるぞ?」
 そう言っておどけてみせる真雪。
 その横顔に一瞬見とれてしまって、必死でその意識を押しのける。
「ボクたち友達だろ? 悩みがあるなら何でも聞くって。悩みって言うのは、人に言うだけでも大分軽くなるじゃないか」
 そう言って笑う真雪に、雄一は答えを返すことが出来ない。
 否、出来るはずがない。
 ……男が男に恋慕する。そんな異常な性癖は雄一にはないはずだったのに、気づけば真雪を好きになっている自分がいた。
 そんな悩みを当の真雪自身に言えるはずがない。
「あーだから何でもないって」
「む、なんかむかつく!」
 言った瞬間、真雪が立ち上がって背後からスリーパーホールドをかけてくる。
 首に回された細い腕の感触に、僅かに薫る甘い香りに、雄一の心がはぜそうになる。
「チョークチョーク!」
 慌ててぽんぽんとのど元に入っている真雪の腕を叩く。
 背中に感じる温もりがやばかった。
 体が反応しそうになる。
 ソレを必死で押さえて、雄一は何とか立ち上がった。
「お、おぉ?」
 背中で上がる真雪の驚きの声に応えず、何とか喉から真雪の腕を引きはがした。
「かはっ! ごほっごほっ! ……っはぁ。ったく、マジで入ってたぞ今」
 思わず文句を言いながら振り返る雄一。
 少し困ったような表情を浮かべる真雪が、手を伸ばしてきて喉に触れてきた。
「あーゴメン、ちょっとやりすぎたかな?」
「やりすぎたかな、じゃねぇだろ」
 そう言いながら、どくんと心臓の鼓動が強くなったことを、雄一は自覚した。
 のど元をさわさわとくすぐる細い指。
 心が折れそうになる。
「あとついちゃったね。ゴメン」
 そう言いながら軽く頭を下げる真雪。
 その細い首と白い項が見えた瞬間、ぷつんっと何かが切れる音がした。
「真雪」
「なに? っ!?」
 呼びかけに応えて真雪が顔を上げた瞬間、雄一は抱きしめながら唇を重ねていた。
 柔らかい感触に心が震えた。嫌われて早く抵抗して欲しい。軽蔑して欲しい。
 そんな雄一の思いとは裏腹に真雪の体からは力が抜けて、逆にぎゅっとしがみついてきた。
 理解できない。
 男にキスされているのに、抵抗するどころか受け入れようとする真雪の気持ちが理解できない。
 それでもその甘く柔らかい感触に心がとろけていく。
 どれだけそうしていたのか、ゆっくりと唇を離す。
 はふっ、と、真雪が名残惜しげな吐息を漏らして、自分の唇を右の人差し指でなぞる。
 その光景が異様なまでに淫靡に感じて、雄一は体の疼きを覚えた。
 だけど、その疼きよりも真雪の漏らした言葉の方が、雄一の動きを縛った。
「…………雄一、気づいてたんだ」
「あー、気づいてたって何がだよ」
 嫌われてもおかしくないはずなのに、嬉しそうに笑う真雪が理解できなかった。
 だから漏らした問いかけに、がくりと肩を落とす真雪。
「……え~と、マジで気づいてないわけ?」
「だから、何が」
 どこか飄々とした真雪の様子に、わけもなくいらだってくる。
 そんな雄一を見つめてくる真雪が、どこか困ったような笑みを浮かべた。
「雄一って、もしかしてホモ?」
「違うっっ…………て言いたい、けど……お前に惚れてるのは事実だし…………そうなのかも」
 自分が異常な変態だと想ってしまった瞬間、心のどこかが折れる音がした。
 がくりと肩を落として雄一は畳を見つめる。

79:こんなカタチの苦悩の終わり
06/12/27 11:19:09 QnLIysIj
「じゃぁ、ボクは相手にならないよ?」
 そのどこか憂いを感じさせる声に、訝りながら顔を上げる雄一。
 少し下にある真雪の顔に、真剣な表情が浮かんでいることに気づいた。
「だって……、ボク女だから」
 …………オンナダカラ
 …………おんなだから
 …………女だから
 一瞬、頭の中でその言葉がリフレインした。
「……は?」
「家庭の事情でこんな格好してるけど、ボク、ホントは女なんだよ」
 僅かに潤んだ瞳で見上げられながらつぶやかれた言葉。
 その言葉の意味を理解した瞬間、雄一はがくんと膝を崩して畳にへたり込んだ。
「ちょっ、雄一!?」
 慌てた様子で見下ろしてくる真雪。
 ソレを見ながら、安堵の吐息と涙が零れた。
「あ、安心したら、腰が抜けた」
 真雪の顔を見上げながら雄一はぽつりとつぶやく。
「ぶっっ! ……っく…………」
 思わず吹き出してから慌てて笑みを堪えようとする真雪を、雄一はじろりとにらみつける。
「……何が可笑しいんだよ」
 声に険が籠もるのはどうしょうもないこと。
 そんな雄一を見つめてくる真雪はやっと笑いの発作を堪えたのか、口元に僅かに笑みを残したまま、それでも普段の口調で話しかけてくる。
「だってさ、雄一は一人で十数人相手に喧嘩するような無鉄砲じゃないか。ソレなのに、ボクが女だって知っただけで腰抜かすなんて、らしくないって」
 その言葉を聞いた瞬間、頭に血が上った。
「悪かったなっ! 言っとくけど本気で俺悩んでたんだぞ! 男なのに男を好きになったなんて異常すぎて洒落にならないって本気で凹みまくってたんだ!
 ソレこそ朝まで寝られないなんて事もざらだったんだぞ! なのに衝動的にキスしてしまったら女でした? 安心しすぎて腰が抜けてもおかしくないだろうが!!」
 一息でそれだけの言葉を吐き出して、げほげほと咳き込んでしまう雄一。
 そんな雄一の隣にぺたんと腰を下ろした真雪が、ぽんぽんと背中を叩いてくれる。
「あー、ゴメン。そりゃ確かにそうなってもおかしくないね……、ってか、マジゴメン。きっとボクのせいだね」
 何とか呼吸を整える雄一の耳に、どこか困ったような憂い声が聞こえてきた。
「真雪?」
「……きっと雄一がボクのこと好きになってくれたのって、ボクが雄一の事好きだったからだと想うんだ」
 その真剣な声に引っ張られるように慌てて隣に視線を向ける。
 真雪がじっとこちらを見つめていた。
「ボク自身気づかないうちに雄一に秋波を送ってたのかもしれないしね」
「あー、と」
 その言葉に、何となく自分が真雪を好きになったきっかけを、雄一は思い出す。
 梅雨入りしてすぐの頃だったと想う。
 たまたま傘を忘れた雄一は真雪の傘に入って帰っていた。
 ただそれだけだったのに、時々こちらを見上げて来る真雪の視線が妙にこそばゆくて、同じように隙を狙って横顔を見た時、心臓がとくんっと跳ねたのだ。
 その少し寂しげで構って欲しそうな横顔。
 そんな顔をさせたくない。そう想ったのが、きっと恋の始まり。
「で、もう一度最初から言っても良い? ボク、雄一のことが好きだよ。誰よりも何よりも大好きだ」
 そう言って、目を潤ませて見上げてくる真雪。
 鼓動がやけにやかましい。
 そんなことを想いながら、雄一も真雪をしっかりと見つめる。
「俺も……俺も真雪のこと好きだ。絶対に離したくない」
 そう言いながら、思わず真雪の肩に手を伸ばして胸元に抱き寄せる。
 その華奢な感触に暴走しそうになって、雄一は心を落ち着けさせて深呼吸する。
 真雪が嬉しそうに、だけど困ったような笑顔で見つめてくる。
「嬉しいんだけど、一つだけ言わせてくれる? ボクのホントの名前は『まさゆき』じゃなくて『まゆき』なんだ。そう呼んで欲しいな」

80:こんなカタチの苦悩の終わり
06/12/27 11:19:42 QnLIysIj
 その可愛らしい笑顔に、我慢できなくなる。
「真雪」
 不思議なほど、すぐに『まゆき』と呼びかけることが出来た自分に苦笑して、身をかがめるようにして口づけを交わす。
 甘い香りが鼻腔を擽り、触れ合った柔らかさが心を熱くする。
 しばらく触れ合うだけのキスを続けて、不意にぬるりとした感触を受けて、雄一は目を見張った。
 目を閉じたままの真雪が、唇を開いて舌をつきだしてきたのだ。
 そのことを理解するより早く、強引に唇を割って舌が入ってきた。
 歯列を舐めてあごを開けてと催促する舌に、抵抗するすべも知らずに雄一は口を開いた。
 間髪入れず入ってくる真雪の舌。
 ソレが頬の内側や歯と歯茎の裏側や口蓋部分を舐めてくる。
 その感触に背中を押された。
 おずおずと伸ばした舌が真雪のモノと触れ合う。
 もっとも弱い部位を互いに絡め合わせる感覚は、背筋にぴりぴりと来るほど気持ちよく、気がつけば夢中になっていた。
 最初は真雪からの攻撃だったが、いつの間にか雄一の方が真雪の口腔に舌を突き入れていた。
 思う存分に舐めしゃぶる。
 甘い唾液の味が広がり、頭がくらくらとしてくる。
 ふんふんっ、と必死に鼻で息をする真雪がとても可愛かった。
 雄一の方も呼吸が限界に近くて、名残惜しいけれどそっと離れる。
 ちゅぽんっと言う音と、つっと走った銀糸に、体が反応した。
 空手着の上から解るほど昂ぶる陽根。
 ソレを隠すように、真雪をそっと胸元から離した。
「その、なんだ。今日は帰るとするか」
 真雪の方には視線を向けずつぶやく雄一。
 はぁっと桃色の吐息をはいている真雪。その顔を見てしまえば、きっと止められなくなる。
 それが解っていたからこその言葉。
「……え~、此処まで来てやめるなんて、男らしくないぞ~」
 何故か非難の声を上げる真雪。
 あくまで視線はそっぽを向いたまま、雄一は溜息を漏らす。
「いや、男らしくないってのは、関係ないだろうがっ!? な、何してる!!」
 いきなりさわりと股間をなで上げられて、思わず真雪をにらみつける雄一。
 だが、当の真雪はにやにやとスケベな笑みを浮かべつつ、雄一の股間から手を離そうとしない。
「何ってさわってるだけ。いやー男のこれって、ホントに堅くなるんだね~、なんか不思議だ~」
 ……なぜかいつもと性格が変わってるように思えて、雄一の額に汗が浮かぶ。
「えと、真雪?」
「ん?」
 空手着の上からとはいえ、好きな相手にさわられている感触に、雄一の陽根は限界まで立ち上がっていた。
 ソレを愛おしそうになでている真雪が、どこかとろんとした瞳で見つめてくる。
「あー、そのなんだ、良いんだな?」
 何がと言わなくても伝わることくらい雄一にだって解っていた。
 こくんと頷いた真雪が、身をよじって雄一から離れる。
 そのまま音もなく立ち上がって、雄一の真正面に来る。
「それじゃ、脱いじゃうね」
 そう言いながら半袖シャツのボタンを一つ一つはずしていく真雪。
 ごくりと唾を飲み込みながら、雄一はじっとソレを見つめる。
 シャツの下に着込んでいるタンクトップ、その更に下に何かを着込んでいることに気づいて、雄一は口を開きかけた。
 だが、ソレよりも早く、真雪がタンクトップも脱ぎ捨てる。
 その下からチョッキに似た形の妙なモノが出てきた。
「……なんだソレ?」
 雄一が思わず漏らした疑問に、苦笑を浮かべた真雪がそのチョッキのようなものの、中心のファスナーに手を伸ばす。

81:こんなカタチの苦悩の終わり
06/12/27 11:20:21 QnLIysIj
「コレは和装ブラって奴だよ。普通の和装ブラだとカップがAくらいになるんだけど、コレは特注品で完全に平らになるようにしてるんだ。……でも、ボクの場合胸が結構大きくて、脇の方に肉が逃げてくるのがちょっと鬱陶しいんだよね」
「……ああ、そんなの付けてるから、体育とか水泳とかずっと休んでたのか」
「うん。ホントは体育くらいなら大丈夫だと想うけど、水泳は流石に、ねぇ?」
 意味不明な同意を求めてくる真雪に思わず苦笑を浮かべる雄一。
 だが、その苦笑はすぐに消えた。
 真雪がファスナーを下ろしきった瞬間。
 ぼろんっと言う擬音が似合いそうなほどの勢いで、かなり大きな胸がまろびでたのだ。
 目測で言えばCくらいだろうか。窮屈に押し込められていた状態から、急に解放されたせいか、ふるんと小さく震えた。
 真っ白なふくらみの先端に、そこだけぽつんと淡い桃色の色彩が乗っている。
 漫画や写真では幾度か見たことがあるとは言え、実際に目の前で見たソレに雄一は生唾を飲み込んだ。
 ……下手なAV女優なんかよりもつんと上を向いた綺麗な形をしていたのだ。
 ソレを今からさわることが出来る。そんな期待感を抑えることが出来ない。
「その……、胸見られるのって、やっぱ恥ずかしいね」
 僅かな羞恥に掠れた声を受けて、雄一は慌てて視線を上に向ける。
 同時に、ぞくりと背中が震えた。
 目尻に涙を溜めた真雪が、恥ずかしそうにしながら、それでも嬉しげな笑みを浮かべていたから。
 真雪がゆっくりとベルトに手をかけてズボンを下ろす。
 その下から覗いたのはブリーフくらいの裾丈のスパッツ。
 ぴったりと肌に張り付いているそれのおかげで、ほっそりと引き締まった太股や障害のいっさいないなめらかな下腹部と股間も、余すところなく雄一の目に収まった。
 お互い何も言わない。
 真雪がゆっくりとスパッツに指を入れて、少しだけ下ろす。
 真っ白な肌が雄一の目を焼いた。
 昂奮を必死で押さえようと何度となく唾を飲み込む。
 しばらくその体勢で止まっていた真雪が、一瞬だけこちらを見つめてきて、一息に全部脱ぎ捨てた。
 なだらかな股間をうっすらと陰毛が飾っている。
 その初めて見る部分から、とろりと蜜が零れた。
「……ぁ」
 一糸まとわず、体を隠そうともせず立っている真雪。
 その立ち姿はあまりにも美しすぎて、神々しささえ感じられた。
 同時に、その柔らかそうなふくらみの先端が堅くしこっていることも、内股をとろりと液体が伝うことも、淫靡さを感じさせて屹立が激しさをます。
「……えとさ、ボクばっかぬぐのって不公平だと想うけど?」
 だから、唇をとがらせる真雪の呟きに、雄一は慌てて立ち上がって空手着を脱ぎ捨てる。
 上も下も適当に投げ捨てて、真正面から向き合う。
「うわぁ、やっぱ本物って違うねぇ」
 そして、目をきらきらと輝かせて見つめてくる真雪に、思わず肩を落とした。
「あのなぁ、いくら何でももう少し恥じらいってもんを」
「それじゃ座ってくれる? 両足開いて背中そらし気味にしてさ」
「あ、あぁ」
 好奇心いっぱいといった様子の真雪に気圧されるように言われたとおり、座って大きく足を開く。
 手を後ろについて少し背中を反らす雄一の足の間に、ぺたんと座る真雪。
 かと想うと、不意に俯せになって……雄一のモノをその豊かな胸で挟み込んだのだ。
「っ!? な、何を! っく!」
 柔らかく暖かい固まりに余すところなく包み込まれる感覚は、漫画やビデオで見て創造していたモノとは比べモノにならないくらい気持ちよかった。
 あまり上下に動きはしないが、左右からぎゅっと圧迫される感触だけでも、かなり来るモノがあった。
「んっ……んっ…………こんなの、どう? れろっ」
「くっ! お、お前なぁ」
 先端を軽くなめ回された後、裏筋をちろちろとくすぐられ、雁首をゆっくりとなぞられる。
 ゾクゾクと背筋が震える程気持ちよくて、それでも何というか、あまりにも手慣れた様子の真雪に、違和感を感じた。

82:こんなカタチの苦悩の終わり
06/12/27 11:20:58 QnLIysIj
「んー――ぷはっ! ……もしかして、ボクが初めてじゃないとか想ってたりする?」
 ほとんど間髪入れずに告げられた真雪の言葉に、冷や汗を浮かべつつ頷く雄一。
「ま、そう想われてもしょうがないけどさ。元はと言えば雄一のせいなんだからね」
「……俺のせいって、何でだよ」
 むすっとした表情で見上げてくる真雪。
 そんな表情も可愛いなと想いながら雄一は問い返す。
「……忘れたわけ? ボクにエロ漫画とかエロビデオとか貸してくれてたの雄一だろ」
 言われて、思わず口を閉ざす。
 確かにその通りだったから。
「最近の少女漫画だと結構Hシーンあるけど、やっぱ男性向けのエロ漫画とかの方が男が感じる場所ってかなりしっかり書いてるし、テクの参考にはなるんだよね」
 何というかあっけらかんとそう言われては、雄一にも返す言葉が見つからない。
「ソレに、雄一の趣味もよくわかったしね~。雄一パイズリ好きだもん、ねぇ?」
 ……確かに、真雪に貸したことのある本やAVは巨乳モノが多く、当然パイズリが多かったのも事実。
 とはいえ、ソレを知られているという現状も流石にどうかと想いながら、雄一は真雪をじっと見下ろす。
「あー、だけどなぁ」
「いいじゃん、雄一のやりたいって想ってたことは全部出来るし、ボクだって雄一が感じてくれると嬉しいんだからさ」
 そこまで言いつのった真雪が、またぬろりと舐めあげてきた。
「っ! い、いや、確かに気持ちいいが……」
 何となく負けたような気分になりながら、雄一は左手に体重を預けて右手を自由にする。
 その自由になった右手で、優しく真雪の頭をなでた。
「んっ……んっ……ちゅっちゅぷ…………んんんっっっ」
 気がつけば、いつの間にか胸の谷間からぬちゃぬちゅと卑猥な音が聞こえ始めた。
 見るまでもなく、真雪の唾液が胸の谷間―と雄一自身―に絡んでいるのだと気づく。
 徐々に真雪の動きが早くなっていく。
「っっ! 真雪!」
 左右から圧迫されているだけだったのが、いつの間にかごしゅごしゅと上下にもこすられ始めていた。
 その柔らかさと温もりと粘つく感触に、悲鳴が上がりそうなほどの気持ちよさを雄一は覚えていた。
「んっっ…………れろっれろれろれろ…………」
 加えられた先端部分を激しく舐めあげられて、雄一は早くも限界に近づいていることを自覚する。
「まゆ、きっ! やばっ! やばい、もう俺!」
 頼むから離れてくれ。
 そう言おうとするよりも早く、真雪が更に激しく胸を動かして吸い上げてきた。
「ちゅっちゅっぢゅるるる…………」
「くっ! 悪い!」
 そう叫ぶのが雄一にとっての精一杯だった。
 びゅるっと真雪の口内へ精液を吐き出してしまう。
 普段の倍以上の勢いと早さで飛び出す液体を、真雪が舌で受け止めて口内にため込むのが解った。
 ゆっくりと真雪が股間から顔を上げた。
 口の端から白い液体がひとしずく垂れて、こくんっと喉が上下に動く。
「え、えへへ、いや~ほんと変な味だね~」
 じっと凝視していた雄一に気づいたのか、照れくさそうな笑顔を浮かべる真雪。
 垂れた雫も指ですくって口中に含む。
 その姿は淫靡そのもので、萎える間もなくまた堅くなるのを雄一は感じていた。
「でも……、雄一のだとおいしいって言う気もするかな?」
「……エロ漫画じゃないんだからそんな事言うな。恥ずかしいだろうが」
 そっぽを向きながら返した言葉に、真雪がにやりと笑ってみせる。
「何言ってるんだよ、その方が気持ちいいじゃない。ソレに雄一だって言われて嬉しいくせに。もうこんな堅くなってるよ?」
 また左右の胸が動き始めて、慌てて真雪の頭を軽く叩く。
 動きを止めて見つめてくる真雪。
 苦笑を浮かべて雄一は真雪を見つめた。

83:こんなカタチの苦悩の終わり
06/12/27 11:21:34 QnLIysIj
「今度は俺の番だろ、俺だってお前を気持ちよくさせたいんだぜ」
 そう言いながら雄一は真雪に笑いかける。
 同時に、顔を真っ赤にした真雪が見上げてきた。
「……うん、でもさ。準備はもうOKだから、一気に本番に行きたいな」
 その表情は反則的なほどのかわいらしさ。
 潤んだ瞳でじっと真雪が見つめてくる。
「前からと後ろからとボクが上に乗るのと、どれが一番いい? やっぱり上に乗る方が良いよね?」
 雄一の好みはと言えば、確かに騎乗位だった。たゆんたゆんと震える乳房を思う存分に見ることが出来る体勢だから。
 だけど、今は。
「そんなの前からに決まってるだろうが。ほら、俺の空手着下に引くからおとなしく横になれって」
「……えと」
 困ったように笑う真雪を無視して、立ち上がる雄一。脱ぎ捨てていた自分の空手着をシーツ代わりになるよう畳の上に引く。
 そのまま、すとんと空手着の横に腰を下ろして雄一は真雪を手招いた。
「でも、ホントにボクの事なんか気にしなくて良いよ? 雄一がやりたいようにやってくれたら」
 渋々立ち上がった真雪が空手着の上に寝そべる。
 畳の跡が僅かに残る腹や足をみて、それから非難の表情で見つめてくる真雪をにらみ返す。
 横になっても綺麗な形を保っている胸に一瞬視線を投げかけてから、雄一は深い溜息をついた。
「アホ」
 そして、投げ捨てた言葉に真雪が唇をとがらせる。
「俺ばっか気持ちよくても意味ないだろが。こういう事はどっちも気持ちよくならなきゃやる意味がないってんだよ」
 それだけを口にして、柔らかそうな左右の胸に優しく両手を乗せた。
 ふにゅっとした感触に暴走しそうになる意識を抑えて、雄一は出来るだけ優しく胸を揉み始める。
 最初は軽く触れた部分から震わせるように。
「……んっ! で、でもっ! ふぁっ!」
 まだ何か言いたげな真雪を無視して、少しずつ力を強くしていく。
 あまりにも柔らかく手のひらから逃げていく感触。
 雄一は壊れ物を扱うように優しく優しく手を動かす。
「んくっ! ひぁっ……あ、あのっ! あんっっ!」
 指の間を大きくあけて、わしづかみにする。その際、ソレまで避けていた桃色の乳首に、指先を走らせた。
「ふぁぁぁっっ!! や、そこ……ダメだ……ってばぁ」
 あっという間にとろけた表情を浮かべる真雪が、切なげな目で見つめてくる。
 その扇情的な表情に我慢など出来るはずがなかった。
 体を倒して真雪に覆い被さる雄一。
 右の乳首に吸い付いた。
「ひゃふっっ! ちょ、やだ、やだってば!」
 堅くしこった乳首に舌をはわせる。僅かな甘酸っぱさを感じて、激しく舐めしゃぶっていく。
「も、もう! バカ! ボクの事なんて、気にしなくて良いのに! あひっっ!?」
 まだ聞き分けのないことを言う真雪、左の乳首をぴんっと人差し指ではじいて甘い声を上げさせた。
 甘い薫りを放つ真雪の体を組み敷いている。愛している相手が自分の動きで甘い声を上げている。
 そう感じるだけで昂奮が増す。
「バカ……」
 真雪の悔しげな声が耳に届いて、次の瞬間雄一は動きを止めてしまった。
 体を浮かせた真雪の太股が、雄一の陽根に押しつけられたのだ。
 その滑らかな肌の感触と男にはあり得ない柔らかさに、背筋が震えた。
 だから、雄一は一度真雪の上から離れる。
「もう、来るの? っっ!? ダメ、ダメだよ雄一!!」
 一瞬不思議そうに問いかけてきた真雪が、雄一の動きを見て顔を真っ赤にする。

84:こんなカタチの苦悩の終わり
06/12/27 11:22:24 QnLIysIj
 その様子を無視した雄一は、真雪の足の間をわり開いて座り込んだ。
「バカ! バカバカバカ!! 見るな、そんなじっと見るなっ!!」
 今にも泣き出しそうな声でわめく真雪。
 ソレが可愛いなどと聞かれたら怒られそうなことを考えながら、じっと其処を見つめる。
 複雑なカタチの其処から、とぷんっと液体がこぼれ落ちるのが見えた。
「……本当は、見られて喜んでるんだろ?」
 ぽつりとつぶやいて、雄一は真雪をじっと見つめる。
 実際、口では文句を言いながら、真雪は足を閉じようとはしないのだ。
「~~~~~~~~!!」
 何か言いたげな表情の真雪をじっと見つめたあと、雄一は右手を伸ばす。
 ぴくんっと全身を震わせた真雪が見つめてくる。
 ニヤリと口の端をあげて笑った雄一は、秘所に行くと見せ掛けた手をいきなり右膝の裏に当てて、ぐいっと押し上げた。
「ひゃっ!?」
 驚きの声を上げる真雪。その花弁が綻んで、また蜜を溢れさせる。
 間髪入れず体を倒した雄一は、左腕で真雪の左足を押さえ込んだまま、其処に口づけた。
「あんっっ! ちょ、雄一!?」
 生ぬるいスポーツドリンクのような味の蜜をなめとり、覆い隠している柔らかな唇に舌を差し入れる。
「ふゃっ! んーーー!! ヤダ! ヤダヤダ! あふっっ!」
 ふにふにとした柔らかな感触に心をたぎらせる。
 舌を伸ばして一番上の皮に包まれているクリトリスを舐めあげた。
「っっっ!!!」
 びくんっと足を突っ張らせる真雪。
 それが達した証拠なのだと雄一に理解できて、我慢できなくなる。
 今度は舌を堅くとがらして、真雪の中に差し入れた。
「やっ! イッてるの! ダメ、入って来ちゃダメ!! ひぐっ!」
 きゅっと舌が締め付けられる。その強さに中に入ったときの甘美さを想像して、雄一の背筋が震えた。
 だが、今はもっと真雪を感じさせたい。
 まだ殻を保ってる真雪の全部を自分の前にさらけ出させたい。
 その思いが強くなって、右手を大きく伸ばしながら真雪の膝を肩に担ぐ。
「ひゃんっ…………あぁっ……いいよぉ……気持ちいいよぉっっ!? そんな同時になんて、ふきゅっっ!」
 伸ばした右手で、真雪の豊かな胸をつかんだ。
 人差し指と中指の間で堅くしこっている乳首を刺激し、くにゅくにゅと強すぎず弱すぎない刺激を送り込んでいく。
 押し込めば簡単にカタチが崩れる程の柔らかさ、指の力を抜けば即座に押し返してくる張り。
 幸せを形にして手のひらにのせればこんな感じになるだろうかと、そんな他愛もないことを想いながら雄一は更に真雪を責め立てる。
「っ、うそっ! ボク、イッちゃう! 今イッたばっかりなのに、もうイッちゃうよ!」
 せっぱ詰まった真雪の声、きゅうきゅうと舌を締め付けてくる其処、気のせいか一回り大きくせり出した感のある乳房。
 確かに限界なのだと伝えてくる。
 だから、ソレまで遊ばせていた左手で、きゅにっとクリトリスをつまみあげた。
「っっ! っっぁぁぁ! ひぁぁぁああああああっっっっ!!」
 真雪が達した瞬間、ぷしゅっと舌を押しのけるほどの勢いで液体が飛び出してきた。
 明らかに愛液とは違う、無色無臭のさらりとした液体。
「……潮吹いてる」
 実際にその光景を目にして、雄一の昂奮は頂点に達する。
 すぐに何も言わず真雪を蹂躙したい。この中に自分のモノを押し込んでいきなり限界まで速度を上げて、思う存分中に吐き出したい。
 そんな事を想いながらも、雄一は顔を上げた。
 耳まで真っ赤にしている真雪と目があった。
「も、もう、良いよね? ……ねぇ、早く。早くちょうだい…………、ボクのおまんこに雄一のおちんちんはめて欲しいな」
 その身も蓋もないおねだりに抗することなど、雄一に出来るはずがなかった。

85:こんなカタチの苦悩の終わり
06/12/27 11:22:59 QnLIysIj
 ぬちゃりと先端にぬめりが走り、くっとはまった感覚があった。
「ここで、いいか?」
「うん、そこ」
 真雪の両足をM字状に開く。
 恥ずかしげな表情の真雪がとても可愛くて、心が震えた。
 少しだけ前に進める。先端が堅く閉ざされた入り口を開いていく。
「つっ!」
 それだけで、辛そうな声を上げる真雪。
 だが、雄一はその動きを止めようとしない。
 此処でやめたところで、いつかはやることに代わりはないのだ。
 下手に長引かせても意味がない。そう想った。
「真雪……、しっかり掴まってろ」
「うん」
 密着するほどに体を倒して真雪の耳元でささやく雄一。
 首に両腕を寄せて真雪が必死に縋り付いてくる。
 その様が愛おしさを増大させた。
「一気にいくぞ……、辛いかもしらんが、我慢してくれ」
「うん……ボクなら……大丈夫」
 苦しげに眉を顰めながらも、頷いてくれる真雪。
 その姿に内心で謝りながら、雄一は勢いを付けて一気に真雪の最奥まで自身を送り込んだ。
「っっっっっっっ!!」
 ぎゅぅっっ、と真雪が渾身の力で雄一の首に縋り付いてくる。
 痛いだろうに腰が引き気味になっているのに、両足を雄一の腰裏に回してくる。
 への字になっている口元が、閉じたまぶたからぽろぽろとこぼれ落ちる涙が、真雪の痛みを雄一に伝えてくる。
 それでも、雄一はゆっくりと動き始めた。
 動かないでいる方が真雪の体には良いのだと解っていた。
 それでも、動かないでいれば真雪の心には辛いと言うことも解っていたから。
「ぐっ! 痛っ! んふっ!」
 真雪の口から喘鳴が漏れる。
 まともに呼吸するのさえ辛いほどに痛みを感じているのだろう。
 なのに、一言もやめてと、動かないでと言わない真雪が愛おしい。
 余すところなく包まれる感触は、
 ぎゅうっっと強く締め付けられる感触は、
 先端がゴムの固まりの様なモノに触れる感触は、
 思わずよだれをこぼしてしまいそうなほどに気持ちよくて、だからこそ少し辛い。
 痛みを必死で堪えている真雪と違って、既に気持ちよさを感じている自分自身に、雄一は申し訳なささえ覚えていた。
「……真雪」
「ゆうい……ち?」
 痛みで意識がもうろうとしているのか、とろんとした目つきで見上げてくる真雪。
 委細構わず唇を落とした。
「んっっ!」
 そのまま舌で唇をわり開いて口内を蹂躙する。
 真雪の舌と自身のソレを絡め合わせる。
 空いた手で真雪の胸やその先端、クリトリスを愛撫しながら、腰を動かしていく。
 そんなことを続けている内、真雪の中の感触が少し変わった。
 ソレまでは強く締め付けてくるだけだった肉の隘路が、僅かに柔らかさをもって優しく締め上げてきたのだ。
 中の潤いが増したことも感じ取れた。
「っぷは。真雪、気持ちいいか?」
 だから直接ぶつけた素朴な疑問に、顔を赤くしながら真雪が頷く。
「う、うん、変だ、よね。初めて、なのに……、ボク、感じてる……、漫画だとよくあるけど……ひぁぁっっ!」
 真雪のその言葉を聞いた瞬間、雄一は真雪の最奥をノックした。
 それだけで背筋をのけぞらせる真雪。
「お……おなか、おく……あたって……いい」
 じっと潤みを帯びた瞳で見つめてくる真雪。
 口元が快楽に緩んでいるのが見えた。

86:こんなカタチの苦悩の終わり
06/12/27 11:23:50 QnLIysIj
 雄一のたががはずれてしまう。
「悪い、真雪」
 そう告げると同時、雄一は一気に腰を激しく動かし始めた。
「ひゃっ! ふぁっっ! ひぁぁぁぁああああっっっ!! ちょ!! 雄一!! ダメこんないきなりっっっひぐっっ!!」
 ぱんぱんと肉と肉がぶつかり合う音と、ぬちゃぬちゅと粘膜が絡み合う音が響き渡る。
「ああっっ! ひぁあぁっ! いいよ、雄一! 気持ちいいよぉ!!」
 とろけるような瞳で見つめてくる真雪。
 雄一の腰裏に足を絡めて自分で腰を揺さぶっている真雪。
 左手で必死に首に縋り付き、右手の人差し指を鉤状に曲げて唇を押さえる真雪。
 愛おしさで胸がいっぱいになる。
「真雪、真雪っ!」
「雄一、ゆういち、好き、好きぃっっ!!」
 ぎゅうっっと、また真雪が強く締め付けてくる。
「ひゃふぅっっ! や、うそ! ボクイく!? イッちゃう!?」
 びくびくと全身を痙攣させる真雪。
「あ、ああ、俺ももうすぐだ!」
「いっっ……しょに…………一緒に!!」
「ああ、解ってる!」
 本当はいつ達してもおかしくないことを、雄一自身解っていた。
 唇を噛んで堪えながら激しく腰を打ち付けていく。
 先端が最奥に当たるたび、腰をのの字に動かして膣壁をこすりあげるたび、甘い甘い声を上げる真雪。
 もう、我慢も限界に近い。
「はっ! んぐっ! ゆう……い……ちぃっっ!!!」
 今まで以上に激しく抱きついてきて、強く締め付けてきた。
「イ…………く………………イッちゃうっっっっっっっ!!!!!!!!」
「真雪ぃぃっっっ!!」
 真雪の背中に手を回して強く抱きしめながら、どくんっと中へ精を放った。
「……ぁ…………あつ……い」
 ぴくんぴくんっと注ぎ込むたびに小さく痙攣する真雪。
 愛おしさを伝えるために、雄一はその唇に触れるだけのキスをした。




「雄一~~」
「なんだよ」
 制服に着替えてきた雄一の隣に座る衣服を整えた真雪。
 その真雪が雄一の肩に頭を預けて甘い声で呼びかけてきた。
「ん~~、呼んだだけ」
 そう言いながら見上げてくる真雪の表情に、今まで感じたことのない女の艶の様なモノを感じて、どきんっと心臓が高鳴った。
「そういえばな」
「ん?」
 その表情を見ているとまた疼きそうで、視線をそらしたまま疑問に想っていたことを口にする雄一。
「何で真雪は男の格好なんてしてたんだ? ……あ、応えにくかったら別にいいけどさ」
 ちらりとみた真雪の表情が不満そうに歪んでいる事に気づいて、雄一は慌てて言葉を付け足す。
「ん、別に答えにくいって事はないけどね。……ウチって無駄に歴史だけはあるんだけどさ、先祖代々伝わる古武術があってね」
「……もしかして、ソレを受け継げるのは男だけで、真雪のところはみんな女だったからとか……、いやまぁそんなわけないよなぁ、あははは」
 思わずつっこみながら、そんな想像をした自分に笑ってしまう雄一。
 だが、苦笑を浮かべる真雪が頷いたのをみて凍り付いた。
「このご時世に何言ってんだって話だよね。でもまんまその通りなんだよねぇ」
「……マジかよ」
 流石に呆れながらの呟きに、真雪が不機嫌そうに唇をとがらせた。

87:こんなカタチの苦悩の終わり
06/12/27 11:24:25 QnLIysIj
「うん。で、ウチの古武術って基本的に家系伝承で外から門弟とかも取ってないんで、ボクにソレが押しつけられたんだ。一応、姉さん達が婿取りしてその相手に伝える事になったら女に戻って良いって言われてたんだよ」
 そのすねたような口ぶりに、雄一は思わず苦笑を浮かべていた。
 四姉弟……、いや四姉妹の末っ子の真雪。
 三人の姉は、上からプログラマー、考古学者、商社マンと結婚して家を出てると、聞いていた。
「全く姉さん達はボクのことなんてどうでもいいって想ってるんだよ」
 むーっとふくれっ面を浮かべる真雪の頭をぽんぽんと軽くなでる。
「そんな事言うなって、真雪だってお姉さん達好きなんだろ? お姉さん達もきっと一緒だよ」
「……まぁね」
 不意ににへらっと笑う真雪。
 なんだかんだで真雪が可愛がられていることは雄一だって知っているのだ。
「でもさ、ホントのこというと、ボクが一番ショックだったのは、自分が女だって解ったときかな」
 その何気ない一言に、雄一は呼吸を止めた。
 しばし何も言わず真雪を見つめる。
 いつの間にか視線をそらした真雪の横顔だけが視界に映る。
「ボク、子供の時から男として育てられてたんだ。だから、女だって解ったときは凄くショックだったんだよ。もう一週間くらい部屋に引きこもってたくらい」
「あーと、お姉さん達とかに聞いたことなかったのか?」
「うん、姉さん達もその話題には絶対に触れるなって、じいちゃんに釘さされたんだって」
 ふくれっ面のまま、あさっての方向を向いてる真雪。
 ソレが少し寂しくて、雄一は真雪の肩に腕を回した。
「あ…………、ま、そう言うことなんだよね。でも、自分がホントの意味でオンナだって気づかされたのって、実は雄一を好きなってからだったりするんだ」
 そう言いながら不意に顔を上げた真雪が嬉しそうに笑う。
 その笑顔は正直反則的なかわいらしさで、思わず顔が真っ赤になった。
「あ、ああ、そうなのか」
「うん。でも、雄一には迷惑かけることになっちゃうけど、平気?」
 どこか寂しげな声の真雪に、雄一はただ首をかしげる。
「ボクさ、気持ち隠せないよ。雄一の側にずっといたい、こうしてべたべたしていたい。けど、校内でそれすると雄一ホモ扱いされちゃうよ?」
「あ……、あーあー、確かにそうか」
 確かに周りから見ればそうなるなと、そんなことに今更気づく雄一。
「ボクはオンナだし、どういわれたって構わないけど、雄一辛くない?」
「アホ」
 つんっと空いてる手で真雪の眉間を軽く押した。
 不思議そうな表情で見つめてくる真雪に、雄一は笑顔を向ける。
「人にどう思われようが関係ないさ。確かに俺自身悩んでたのは事実だが、その原因がないんだから悩む必要もないし、周りなんて無視するさ」
 真雪のあごに指を当てて少し上向かせ、軽くキスする。
「……はふ……、んー、ま雄一がそう言うんならボクはソレで良いけどさ。あ、あと、ボクとつきあうって、ちゃんとボクのこともらってくれるんだよね?」
 その言葉が意味するところを読みとって、僅かに顔を赤らめながら頷く雄一。
 Hまでしておいてふったりするなんて、考えることすら出来ないほど古いのが雄一なのだ。
「でも、雄一空手できなくなるよ? ボクと一緒になるって事は、ウチの古武術継ぐことだし、ウチは基本的に試合とかそんなのもしちゃいけないんだよ。それでもホントに良いの?」
「当たり前だろうが」
 段こそ取ってないモノの、周囲からは期待の新星と呼ばれる雄一。
 真雪の心配はある意味当然のことで、だけどそれは雄一からすればあまりにも的はずれなもの。
「俺は、強くなりたかっただけで、たまたま近くにあったその手段が空手だっただけだ。だから空手と真雪を天秤にかけるなら、真雪の方が重くなるってもんだ」
「言っててハズカシくない?」
 頬を紅潮させて見つめてくる真雪。
「当然、ハズカシいに決まってるだろうが! そんなことより今日は帰ろうぜ」
 慌てて視線をそらしながら、真雪の肩から手をはずす雄一。

88:こんなカタチの苦悩の終わり
06/12/27 11:25:54 QnLIysIj
 そんな雄一を、じっと真雪が見つめてくる。
「今日はいつものゲーセンか喫茶店でもよってくか?」
 ひょいっと立ち上がって、真雪に向かって手を伸ばす。
 その手にすがって立ち上がった真雪が、苦笑を浮かべて首を左右に振った。
「あー、今日はパス。……なんて言うか、動きづらいし今日は早く帰りたいかも」
 すこしがに股状になっている真雪。
 その理由に思い至って顔を赤くする。
「何せ、珈琲缶くらいの太さのが股の間に入ってたんだからさ」
 あっけらかんとした真雪に、思わず苦笑が浮かぶ。
「ま、数こなせばなれるだろうけどな。じゃ、肩かしてやるから、今日はまっすぐ帰ろうぜ」
「うん、ありがと雄一……んっ」
 雄一の右肩に左手を乗せた真雪が、不意に背伸びをして頬にキスしてきた。
「じゃ、帰ろっ!」
 むやみやたらに元気な真雪に、苦笑しながら雄一は歩き出した。
 これから色々と騒がしい日常が始まる事に、僅かな不安と大きな期待を抱いて。

89:暗愚丸
06/12/27 11:26:50 QnLIysIj
ってことで、ちょこっと軽めのH話書いてみました。
まぁ、無駄に長い気もしますが、ソレでは失礼。

90:名無しさん@ピンキー
06/12/27 11:52:39 6AED1TkG
か、神様がいらっしゃったぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!
GJ!!

91:名無しさん@ピンキー
06/12/27 11:56:21 5si3Tib3
こうゆうの待ってました!
GJ!GJ!GJ!GJ!!

92:名無しさん@ピンキー
06/12/27 12:42:31 A5KLYwBr
GJGJ

そういえば、鎌倉時代辺りて出てくる白拍子って、
男装した女性が舞ったりあれこれしたりってのらしいね。

まあ、男装って言っても昔のだけど…

93:ボクの彼氏
06/12/28 14:01:02 uRL/+DOi
涼くんはボクの両足を大きく開こうとした
ボクは抵抗したけど、力で叶わない。
ボクの股間は涼くんからまる見え状態になっちゃった。
「ああん。恥ずかしいよお。」
「こわがんなよ、ほら、力抜いて。」
涼くんがボクの両足を広げたまま、股間を近づけてくる。
「ほら、入れるぞ。」
「あああん。」
ボクはもう、声にもならない状態。

ぬぷう・・・。
「ほうら、奥までずっぽりだ。どうだ、気持ちいいか。」
「声出してもいいんだぜ。」
ボクが、ボクのアレが、涼くんのアソコに入っているはずなのに、まるで逆みたいな錯覚に陥っちゃう。
ボクの中に、涼くんのアレが入ってきているみたい、そうしか思えない。
「有紀、少し動くぞ。」
涼くんがゆっくりと腰を動かす。
腰で突いてくるような動きはまるで男の子。
ボクは涼くんの動きにあわせて、声が漏れちゃう。
「あああん、すごくいいよお。涼くん、もっと、もっと。」

「ううっ。いいぜえ、有紀。すごく締まるぜ。」
何を言ってるの?涼くん、それ逆だって。でもなぜか逆に思えない。
ボクが、ボクが突かれている?
ああん、いいよお、涼くうん、たまんない。
ボク、女の子みたい。男の人に犯されてるみたいだよお。
「ねえ、涼くうん。もっともっと、ほしいよお。」

「ああ、オレも最高に気持ちいいぜ。おら、有紀、もっと声出せよ。」
涼くんの動きが激しくなる。ああ、涼くん。そんなに動いたら、ボク、こわれちゃうよお。
「あん、あん。ああん。」
「有紀、そろそろいいか?オレもいきそうだ。」
「いいよお、涼くん、いってえ、いってえ。ああん。」
「はあはあ、もうがまんできねえ。いくぞ。おら、おら。」
「ああああん、もうだめえ、ボクも、ボクもいっちゃう。」
「いくぞ、有紀、中に出すぞ、ううっ、うううう。」

しばらく、頭も真っ白のまま、ボクは、サッカー部室に横になっていた。
いったい何があったんだろう。
とにかく、気持ちよかった。
ボクが男の子で、涼くんが女の子なのに。
ボクが入れてるのに、涼くんに入れてるのに。
ボクの中に、涼くんのアレが入ってきてた。
そしてボクを激しく突いていた。
その感覚が気持ちよかった。
ボクは確かに、涼くんに犯されていた、そんな気持ちになってた。

「よお、目が覚めたか?」
涼くん・・・。ボクは恥ずかしくて、目を合わせないまま、涼くんに抱きついた。
「最高だったぜ。」
「ボ、ボクも。」
「今日から、有紀はオレの女だ。いいよな?」
「う、うん。」

94:名無しさん@ピンキー
07/01/01 19:14:44 UJMKgKYy
なんかどちらかと言えば女装少年向きな気がする

95:名無しさん@ピンキー
07/01/02 14:05:17 GCShqMu0
あけましておめでとうです!!

96:名無しさん@ピンキー
07/01/03 00:17:55 1g54BYsO
おめでとうございます

97:名無しさん@ピンキー
07/01/03 18:16:26 aA5JwGIc
おめれろうごらいまふ・・

98:名無しさん@ピンキー
07/01/05 20:25:12 YbhUbrC1
男装兵士モノが読みたいです…

99:名無しさん@ピンキー
07/01/05 23:12:47 Ig21t4TP
『少尉殿!』などはいかがか。

100:名無しさん@ピンキー
07/01/06 00:24:53 4PDhgl68
女子禁制の場(男子校とか男性のみしか入れない騎士団とか)にいた男装少女が
その少女が気に食わない男に性別がばれてしまってその男に凌辱されるものとか見たいな

101:名無しさん@ピンキー
07/01/08 11:47:33 TI1s5Li6
保管庫にあったナタリーシリーズに今更萌えた
続編もう来ないのかな

102:名無しさん@ピンキー
07/01/08 16:48:27 whZwGuts
姫スレの保管庫に行ってみ

103:名無しさん@ピンキー
07/01/08 17:21:55 EOvzXHvM
主従スレの保管庫にもひとつあるでよ

でも続編はどうかな
別の世界に嵌っちゃってるみたいだ>作者さん

104:名無しさん@ピンキー
07/01/08 17:47:01 whZwGuts
そうなんだ。
息抜きにでも書いてほしいなあ。

105:名無しさん@ピンキー
07/01/09 08:36:22 LedLl6kX
今が聞くチャンスだな。

自分もナタリーの人すごい好きでせっせと追い掛けてはSS保存してるんだけど
あの人が投下したことあるのって男装、姫、主従、女兵士、TRICK
以外になんかある?

106:名無しさん@ピンキー
07/01/09 12:05:20 xKdAERBY
女兵士のところでも書いてたのか
いつも見てるのに気付かなかったorz

107:名無しさん@ピンキー
07/01/09 12:46:40 z+rUXOKL
>106
書いてらっしゃらないと思うよ

108:名無しさん@ピンキー
07/01/09 14:18:25 Hxg0JbbZ
ていうか本人ブログで保管してなかったっけ?

109:名無しさん@ピンキー
07/01/09 17:51:57 LedLl6kX
>>108
えっ、ご本人さんがブログやってるんだ。
知らなかった。いいこと聞いたな。
珍しいブログじゃない事を祈ろう…。

>女兵士
イヴァンの妹姫に仕えてる
近衛騎士が主役の話を書いてるよ。

110:名無しさん@ピンキー
07/01/09 19:44:42 z+rUXOKL
>109
それは勘違い。
妹姫の名前も細かい設定も違う。
あのスレでも最初指摘があったが違うという事で話は終了したはずだ。

ブログの一般公開は終了した模様。復活の気配無し。

111:名無しさん@ピンキー
07/01/09 20:47:20 +THgSCco
俺は実験屋さんとアヒルさんの新作と続編が見たい。カムバック!

112:名無しさん@ピンキー
07/01/09 20:48:37 irboXlqm
>110
ブログ一般公開終了か…淋しいな

また新たな神が現れることを祈ろう

113:名無しさん@ピンキー
07/01/09 22:59:49 Cs8MwDmF
ナタリーの神はあと確かマクロスでも書いてらしたよね?


114:名無しさん@ピンキー
07/01/10 00:31:32 Q2Pio1mp
一時期さすらいの修行人をやってたのはナタリー神なんじゃないかと思うけど確信はない。

115:名無しさん@ピンキー
07/01/11 19:53:39 VHMSvqDW
投下待ち

116:名無しさん@ピンキー
07/01/12 10:12:17 KxJjJdCR
銀英伝スレのラインハルトとヒルダ書いたのもあの人ではないかと思う。
保管庫で見ただけでスレの流れとか全然知らないので確実とは言えないが。

作品スレだと原作知らない場合十分に楽しめないからつらいね。
TRICKもマクロスも知らないんだよな。
いっそこれを機会に原作いっちゃうか。

117:名無しさん@ピンキー
07/01/13 15:41:38 RKmy55w2
アーレントとシトウェルの人こないかな。


118:名無しさん@ピンキー
07/01/13 21:12:21 YrZQhsz4
そうだね。良かったから続きが読みたい。

119:名無しさん@ピンキー
07/01/14 16:28:04 SJvj57G4
8838氏の降臨を待ってます

続き読みたい・・・

120:名無しさん@ピンキー
07/01/14 21:23:04 bx6xSDew
↑同じく1年待ってるよ。

121:名無しさん@ピンキー
07/01/14 22:27:43 EKyvZpM5
>>119
激しく同意
あれだけの大作が未完で良いはずがない!
ココロの底から待っている!!

122:名無しさん@ピンキー
07/01/14 23:01:07 yyqIP7EQ
同じく

自分も書きかけてて話の筋は決まってるんだがエロまでが遠い……
もう一度あの黄金期を復活させたいなぁ

123:名無しさん@ピンキー
07/01/15 20:09:02 uMQF7B5Z
神々の未完作が多いからね。再降臨していただきたいものです。

124: ◆z1nMDKRu0s
07/01/16 00:51:32 8fYIVhoH
|ω・`)……










|〃サッ

125:名無しさん@ピンキー
07/01/16 02:24:54 tJbhmszt
フェイント…( ´・_・`)

126:名無しさん@ピンキー
07/01/16 18:27:19 UJ1NtJi/
真とユウが結ばれるまで待つ

127:名無しさん@ピンキー
07/01/17 23:30:05 FPn4Twm0
>>122 個人的にはぶっちゃけエロはなくてもおけ。
男装がバレるまでの葛藤とか流れが重要。
そのへんでおおいにモユルWWW

128:名無しさん@ピンキー
07/01/21 01:23:08 bQ+BO+29
こんな良スレがあったとは!

「奉教人の死」のしめおん×ろおれんぞに萌えてたのを思い出しました。


129:名無しさん@ピンキー
07/01/21 19:05:55 YVMKaWpD
>>128
読んできた。

萌えというかこれは……泣いた。

130:名無しさん@ピンキー
07/01/23 18:37:50 6hMNu0qV
最後悲劇ですしね。

ろおれんぞがしめおんに娘との密通を問いただされる場面での、
「私は貴方にまで嘘をつきそうな人間に見えるのですね」なんていって、ぷいっと部屋を飛び出した後、
その言葉に動揺するしめおんの首に急にしがみついて、涙ながらに喘ぐような声で
「私が悪かったのです、許してください」とかにうっかり萌えてしまいました。




131:名無しさん@ピンキー
07/01/27 01:41:55 /N50Jrwr
本屋に注文していた傭兵ピエールが届いた。
小説も漫画探し回ったけれど全然無かったよ。

読むのが楽しみだ。

132:名無しさん@ピンキー
07/01/28 18:50:29 zs8ovexn
>>124
(´д`)

133:名無しさん@ピンキー
07/01/31 11:03:13 X1spR6HW


134:名無しさん@ピンキー
07/02/01 20:25:01 aVah1Uhp


135:名無しさん@ピンキー
07/02/02 00:19:45 TpNESYXN


136:名無しさん@ピンキー
07/02/02 08:42:45 f3eAPY2i


137:名無しさん@ピンキー
07/02/02 12:36:16 e48uyQJD
少々古い話題になるが『ランペイジ』の劉備はどうだろう?

138:名無しさん@ピンキー
07/02/02 19:32:13 mMzgGEFp
男装の女性史を図書館で検索したら
備考に 異常性欲 ってかかれてたw

139:名無しさん@ピンキー
07/02/02 20:59:51 jr5JxoBi
>>138
それは酷いwww

140:名無しさん@ピンキー
07/02/02 21:07:46 dqPlOOMM
>>138
何故それだけで性欲に繋がるんだwww

141:名無しさん@ピンキー
07/02/02 21:12:53 e1IK5xFy
いかなる学問においても学者さんは、自分の研究している題材を何でもセンセーショナルな方向につなげたがるもんだからさ。

142:名無しさん@ピンキー
07/02/02 22:13:23 DR+977cc
>>138
書いた人および検索したあなたの傾向のことではないだろうか。

143:138
07/02/02 22:23:55 mMzgGEFp
138だが何だかうれしくて写真までとってしまったw

144:名無しさん@ピンキー
07/02/02 23:11:03 a6++jbDd
>>143
図書館で社目はよろしくないぞ
まあ、いいからうp

145:138
07/02/02 23:58:01 isBl0yvQ
カサマツさん なるアップローダの
ichi73144.jpgがそうです。

146:名無しさん@ピンキー
07/02/03 04:14:43 hgKIvNKi
>婦人-伝記 異常性欲

何だ、この表記www

147:名無しさん@ピンキー
07/02/03 08:14:24 eQVNJHCq
データの入力者が一番異常性欲なんじゃないか?w

148:名無しさん@ピンキー
07/02/03 08:51:06 3s3PH0mG
検索キーワードじゃね?

149:名無しさん@ピンキー
07/02/03 20:32:06 LjbeskBW
>>138
男装って冷静に考えたら女装の逆パターンだからなあ。
それに合わせる形で書かれてたのかいわゆるオナベと混同してるのかはわからんけど(厳密には違うんだが)
随分昔だったらその類の物は同性愛とも混同されてたみたいだし。


150:138
07/02/06 20:17:37 1qDl+UCw
冒険する女の世紀を買ってしまったw

151:名無しさん@ピンキー
07/02/06 20:45:07 RFvHE3P6
>>150
ちょっとした冒険だな

152:名無しさん@ピンキー
07/02/06 22:29:40 XqbkH3fp
>>151
誰がうry

153:名無しさん@ピンキー
07/02/08 19:05:19 QKD1ndDA
赤さんは本当に外道だ

154:名無しさん@ピンキー
07/02/14 00:01:07 sfe77YrF
東風吹かば
匂い起こせよ男装少女
投下無きとて萌えな忘れそ

155:名無しさん@ピンキー
07/02/15 01:03:27 9nS9lv0b
何かネタはあったりするのか?
シチュが現代向けだったら書いて見たいんだが

156:sage
07/02/15 01:04:20 9nS9lv0b
すまん、上げてしまった…

157:名無しさん@ピンキー
07/02/15 01:12:39 3LbuE8fe
名前欄ではなくてメール欄にsageと入れないと下がりませんぜ。
何はともあれ、書いて頂けることはありがたい。
期待して待つ。

158:名無しさん@ピンキー
07/02/15 02:14:58 Ug+wFxEQ
>155
男子校に好きな人に会うためだけに転校してくる男装少女ってネタはいかがでしょ?
まぁ、こんな戯言は無視してくれて良いんで、期待してるっす。

159:名無しさん@ピンキー
07/02/15 20:41:12 TEvAqzCY
>>155
更に、最初は男装少女はただの喧嘩相手目的で転校してきた
しかし奥底には恋心が…
とかいうネタが好きだ、と戯言を言ってみる。

160:名無しさん@ピンキー
07/02/15 21:28:17 1Zt6DVgn
>>155
前にもちょっとだけ話題になってたんだけど

とある男子校に転校した主人公、
だがそこの生徒は全員、それぞれの理由で男装している「女子生徒」だった…と言うネタ。
主人公の性別はお任せする。

161:名無しさん@ピンキー
07/02/16 00:36:13 Qyhg4Jf1
「パタリロ!」の一エピソードだっけ

パタリロの部下タマネギの妹で
少年愛に憧れるやおい好きボーイッシュ少女が
肉体を少年化できる道具をパタリロに発明してもらって
全寮制のいかにもそれ系の男子校に入校したあげく
いろいろドタバタがあって
実はこの学校はパタが一枚噛んだ実験校で
生徒全員が、パタの発明品で男性に変身していた少年愛嗜好の女の子たちだった、
という真相が判明
憧れのお兄様だったはずの二人の先輩が実はお姉様、
しかも変身を解いても百合の関係という状態で
タマ妹が腰を抜かすというオチ

162:名無しさん@ピンキー
07/02/16 22:29:25 H9RZPInx
ほとんどの生徒がそんな事とは露知らず、
男装がばれやしないかとハラハラしながら学校生活を送っててもいいな

表面上はまったく普通の男子校なのに、雰囲気と言うか「匂い」が違うとか

163:名無しさん@ピンキー
07/02/17 13:26:20 gRiT3j/S
全生徒が実は男装少女の男子校ってパッと見はBLにありがちな全生徒が美少年の男子校みたいになりそうだな

164:名無しさん@ピンキー
07/02/17 13:51:13 2gnDXS0x
学校や軍以外で、女の子が男のふりして潜り込むシチュエーションてなにかないかねえ?

165:名無しさん@ピンキー
07/02/17 19:23:15 PVLpfMli
>>163
現実の女子高が美少女の集団じゃないんだから全員美少年ということはないだろう。


166:名無しさん@ピンキー
07/02/17 19:25:57 hpOMBrgT
>>166
そこはほら、夢なんだよ。突っ込んだらだめだ

167:名無しさん@ピンキー
07/02/18 01:52:19 26GkC7W/
>>165
いいか、このスレで男装しているのは全員美少女なんだ。
それ以外はありえないんだぜ。

168:名無しさん@ピンキー
07/02/18 14:22:32 Dkb8Iy9N
体育の時間など、どうやって着替えるのだろう

169:名無しさん@ピンキー
07/02/18 14:45:32 VAIa5yxH
体育の着替えをどうするのかって?逆に考えるんだ。最初から制服の中に体操服を着て、着替えは制服だけを脱げばいいんだ!

170:名無しさん@ピンキー
07/02/18 15:35:13 DDUxOycu
体育の時間に変身ベルt
いや何でもない

171:名無しさん@ピンキー
07/02/18 16:00:52 DJimoaqa
保管庫にあったス・ロゼのメルはそのあとどうなったのか
尼院に行ったのか、そのまま残ったのか
それともナタリーの侍女になったのか

気になる

172:名無しさん@ピンキー
07/02/18 18:08:11 HkxLm6xn
tesuto

173:かよ
07/02/18 21:27:10 hICgRmqt
純愛ものも良いが、男装しているのがばれてレイプ為れるが良い…
誰か書いてくれないかな…神さま

174:さる
07/02/20 01:05:40 2PJemN3N
ためし。

175:さる
07/02/20 01:06:46 2PJemN3N
それはとある12月―……

例年通り、大嘘つきの天気予報のとーり、雪は全く降ってこないものの、

確かに通り過ぎる冷たくて凍える季節―吐いた息は全て白く空に舞う冬の寒空の中で


一人の青年になりかけている少年は―


           ―不思議な出会いをしたのだった







少年……というにはいささか大きすぎる学蘭の男が、冷たさゆえに耳まで赤くさせて
そこにある冷たい空気を切り裂くかのように走っていた……



176:拾った者は…
07/02/20 01:09:27 2PJemN3N
茶色に色落ちしたサビとコケだらけのボロボロの校門をさっさと見送って、
俺はその先、校門を出てすぐのところにある歩道橋をカマイタチのように素早く駆け抜けた。

はっ、はっ、と自分の吐く規則正しい息が白い霧となるも次々に空に溶けていく。
どこか哀愁というヤツを感じさせるような光景だったが、今の俺にはそんなことはどーでもよかった。
段数の少ない階段は気が付いたらのぼり終わっており、
さらにそこから伸びる向こうへとつながるコンクリートの道をそれまでより少しペースを上げて走る。
ハッキリ言って、体育でやる意味のイマイチ分からんマラソンの授業の時よりも今の俺は飛ばしている。
そりゃあもう、箱根駅伝とかにでても一位が取れるかもしれねぇ……いや、そりゃ言いすぎかな?


もう充分にご理解いただけるであろーが俺は今、めちゃめちゃ急いでいる。かなり焦っている。

―それも、非常にだ…………


と、突然で申し訳ねぇが、自己紹介しとこう。
俺の名前は『山内 康介』。読み方は『やまうち こうすけ』

……なんて捻りのねぇ名前だ、自分で言うのもなんだがこいつぁ些かふつー過ぎるぜ。
まぁ、俺はその名前の通り普通の人間、一般人だ。

成績は学年で中の中、力は人十倍あるが、そのせいか足がやたらと遅ぇ。
休みの日にゃー、ふつーに友達とカラオケ行ったりボウリングしたりする、
上背が190近い事を除きゃー“(出来れば年上の)彼女募集中”のいたって平凡な高校二年生(17成り立て)だ。
                『※↑これ重要』

さて、では何でそんな普通人の俺が、こんなにも一生懸命に冷たい風を切り裂いて走り抜けているのかと言うと、
別に何てこと無い、至極単純で明快な理由だ。
俺はこの歩道橋を渡ったすぐ隣に建っている、青い看板が目印の『コンビニ』に行きたい、
……もっと正確に言ゃあ、コンビニで今日発売されている週刊誌を立ち読みしたいのと、このコンビニで売ってる
一日限定100個の『ゲキウマぴりぴりから揚げ(一ヶ80円)』を食いたいからだ。ただ、それだけだ。

あっという間にくだりの階段へとさしかかった俺の目に、
手すりのさらに奥に取り付けてある透明なカベ越しにコンビニの青々とした屋根が見えてきた。

177:拾った者は…
07/02/20 01:10:16 2PJemN3N
「おっ!」

瞬間、俺はそれが少し嬉しくって、俺の胸が知らず知らずのうちにワクワクうるさい期待を増幅させた。
気分が右肩上がりでぐんぐん良くなった俺は、一度に降りる段数を一段から二段に増やし、
更なる速度をもってコンビニへの道を跳ね進んだ。


―そして、このときの俺はそんなハタから見ると「キモッ!」と一言で切り捨てられそうな考えに脳を溶かせ、
最高に間の抜けたアホヅラで、コンビニばっかに目がいってたから気が付かなかったんだ―……



「おうっ……うおあぁ!!?」

るんるん気分で最後の二段を跳び、カラフルなアスファルトタイルに10点満点の着地をしてやろう、
などと馬鹿なことを考えて自分でクスリと笑った時、まさに俺が両足をそろえてかっこよく降り立とうとした
場所に、その場所を覆いかぶさるかのごとく、一人の子供が躍り出たのだ。
その事実は頭中の意識の半分以上が別世界にワープしかけていた俺を、しっかりとこの世界に呼び戻してくれた。

―さあ、こっからどうしよう?
そう思って、とりあえず脳内で目に見える現状を確認してみた。

一つ、俺は既に空中に放りだされた鉛よろしく今のところ宙にいる。
一つ、その目と鼻の少し先に子供の後頭部がある。
一つ、一向にこっちを振り向かねぇ様子から、多分俺には気付いてない。
一つ、このままじゃ、確実に俺はこの子の頭を踏み潰してしまう。
……何とかして避けなくては!
と、そこまでは僅か0,1秒で行き着いた。問題はこのあと、つまり避ける方法。
一つ、空宙移動で避ける…………飛んで俺はスーパーマンでも鶴仙流でもねぇから空を飛べん。無理!
一つ、カベ蹴りによる落下軌道の変更…………たった今、俺をあざ笑うかのようにカベがナナメ後ろに移動した。無理!
一つ、叫んで、気が付いた子供に避けてもらう…………この距離じゃ叫んだ瞬間にアウト! 無理!

くそったれぇ! と心の奥底で叫んでやったが、それで状況が良くなることなんてありえるはずもなく、
とうとう俺は手足を引っ込めた亀みたいに丸まってた子供の上に、覆いかぶさるように倒れこんでしまった。


「イッッ……! ってオイ! 大丈夫か?」

俺は念のために、つっかえとしてた両腕に力を込めるとすぐさま身体を起こし、
冷たいであろう地面にうつ伏せになってぺチャリとつぶれている子供の隣にかがみこんだ。

軽く肩を揺さぶってやるが、一向に力の入らない小さな命を感じて
俺は途端に体中から恐怖と不安をごちゃごちゃに織り交ぜたような強力な電気が
身体の芯を貫いたことを実感した。
膝が笑い出し、マユがハの字に動いて眉間にいくつかのシワをつくる、
正直、今すぐにでもこの場から逃げ出したい衝動に駆られた。

……が、そんな轢き逃げ見たいなマネ、俺には実行する勇気が無かった。


ふと、子供を仰向けにして顔を見ようと思い、恐る恐る、小刻みに震える腕の中で子供を転がした。
ごろり、とやはり抵抗の力が一切無く、子供は簡単に向きを変えられた。


「――――ッ!!」


子供の顔を見て、俺はなにか言葉らしきものがのどにつっかえた。


178:名無しさん@ピンキー
07/02/21 23:39:01 77zNfRyB
早く続きみたい

179:名無しさん@ピンキー
07/02/22 06:33:54 sT3ApRRS
>>164
ヴィジュアル系バンド
歌舞伎

180:名無しさん@ピンキー
07/02/22 10:24:35 lEPIIaJU
ヴィジュアル系はもともと女装やユニセックス系の衣装が多いから
男装って感じにならなさそうな気がする

梨園はどうなんだろう。女形やっちゃうと男装にはならんよね。

181:名無しさん@ピンキー
07/02/22 11:16:50 B+H6eOY6
ヴィジュアル艶歌

いやなんでもない

182:名無しさん@ピンキー
07/02/22 15:41:48 lEPIIaJU
チータみたいなのは若ければ男装少女に入るんか?

183:名無しさん@ピンキー
07/02/22 17:24:06 NXIEv6oy
>>181の普段見てるスレがどこか分かった希ガス

184:名無しさん@ピンキー
07/02/23 01:35:04 w8hZEtkp
はじめてですが、よろしくお願いします。
何かありましたら、ご指導・ご教示頂けると幸いです。


185:ひとりとふたり
07/02/23 01:42:25 w8hZEtkp
とある男子校の昼休み。旧校舎の空き教室。
聞こえてくるはずのない声が、微かに響いていた…
「ん…あぁ…そこ…は…」
その声に導かれるように、1人の生徒が空き教室へ向かっていく…
「なんだよ…女連れ込んでる奴がいんのか…?」
教室の戸を少し開け、覗き込む。
中では、学ラン姿の生徒2人がキスを交わしており、1人の生徒が
もう1人の生徒の学ランの中に手を入れている。
「あ…だめだ…よ、授業始まっちゃう…」
「あぁ?今更なんだよ…冷めるようなこと言うなよ」
言いながら、また唇を重ねる2人。
「なんだよ…ホモだったのか、あいつら…」
覗いていた生徒【和田 貴章・わだ たかあき】は少しの落胆と共に、
大きな好奇心に駆られていた。なぜなら、その2人はクラスメイトだったからだ。
「ふ~ん。あいつらそういう関係だったのか…まぁありえなくはないか…」
貴章は、ある意味納得しながら2人の行為を眺めていた。
2人とは、【柴田 凌・しばた りょう】と【阿部 啓太・あべ けいた】
この2人は普段から仲が良く、よく一緒にいる。どうやら幼馴染らしい。
貴章とは、仲の良いグループが違うので、仲が良いわけでも悪いわけでもない。
柴田は、線が細く女顔で声も高い。しぐさもあまり男らしいとは言えず、女装
すれば女で十分通るだろう。逆に阿部は長身で筋肉質、いかにも「男」という感じ。
普段の仲の良さと、この2人の容姿。普段付き合いのない貴章でも、この2人なら
ありえない話ではないと思うのも無理はなかった。
「あぁ…だめぇ、声…でちゃ…あぁ!」
「ここなら少しぐらい平気だよ、な?」
「そ…んな…やっぱやめよ…ね?まずいって…」
阿部の体から、離れようとする柴田。しかし、がっちりとした腕がそれを許さない。
「んだよ、ここまで来てやめられねぇよ!いいだろ?」
言い終わると同時にまた、口付けを交わす。今度は先ほどより熱く、深いキスだ。
柴田の体から抵抗する力が抜けていく。貴章から見ても分かるほどだ。
「ん…もう…しょうがないなぁ…」
打って変わって従順になる柴田。自分から学ランを脱ぎ、Yシャツのボタンにも手を掛け始める。
「…すげぇ…」
貴章はいつの間にか2人に見入っていた。2人が男同士だということは理解していたが、
2人、特に柴田の醸し出している雰囲気が、貴章に妙な興奮とともに、1つの疑問を芽生えさせていた。
「あいつ、本当に男かよ…」
貴章が感じたその疑問はあっさりと解決してしまった。阿部が待ちきれずにYシャツを剥ぎ取った瞬間に。
「え?」
貴章の目に飛び込んできた柴田の体のラインは、明らかに男のものではなかった。
「あぁ…そういうこと…ね…」
貴章はその瞬間、意外なほど冷静に事態を受け止めた。しかし、数秒後、安心と衝撃の入り混じった
妙な気持ちに襲われ、興奮もいつの間にか冷めてしまっていた。
と同時に、今更ではあるが、見てはいけないものを見てしまった気がして、逃げるようにそこから去っていった…



186:名無しさん@ピンキー
07/02/23 17:16:16 sEW7T5V5
生殺し…orz

187:名無しさん@ピンキー
07/02/24 19:16:33 7Uv5VoMH
こんなの見つけた。
途中までしか読めてないけど
URLリンク(smakino.sakura.ne.jp)

188:名無しさん@ピンキー
07/02/24 22:46:16 VFIJ5Ala
>>187
何時代のどこの話かわからねえw

189:名無しさん@ピンキー
07/02/25 00:16:42 UR1kCNyL
まだかなぁ…

190:名無しさん@ピンキー
07/02/25 07:21:56 Hg54RbJH
>>187
昭和初期の文学はさすがに敷居が高いなあ

191:名無しさん@ピンキー
07/02/25 11:46:16 UR1kCNyL
何か学校の古文読んでる気分になった。

192:拾った者は…
07/02/25 18:41:02 xG+PL1H2


子供は、どうやら美少年のようだ。

予想通りの童顔、小さな身体に対してみても小さい顔、
整った鼻、小さな唇の整った顔立ち。
大きな目が半分だけ開いて眠そうな表情で俺を見つめていた―……ん?

「よ、よかった!! 目が覚めたんだなあぐぁぁあ!!?」

少年の顔をよく見ようと顔を近づけた矢先に、少年の素晴らしいノーモーション・アッパーが俺の顎を撃ち抜いた。

「いててて……」

しゃべっていた途中に喰らってしまったために不覚にも舌を噛んだらしい、じわりと血の味が口の中に広がる。
喰らった顎を軽く押さえて気付く。少年が俺の腕の中から消えていることに、

「あれ? どこいった??」

半ば呆然とした顔で少年を探すため左右に首を振る。
探しごとが嫌いな俺だったが、意外なことに、あっけなく少年を見つけることが出来た。


193:名無しさん@ピンキー
07/02/26 21:45:45 AD4GFqi9
せめてきりのいい所までまとめて書いてくれ…orz

194:名無しさん@ピンキー
07/03/01 06:45:49 rIMXj/Ab
ホス

195:名無しさん@ピンキー
07/03/01 09:49:23 tsbwt+/7
男装少女の立ちションに萌える

196:名無しさん@ピンキー
07/03/01 10:27:52 3RdfxRP7
やらねぇだろ

197:名無しさん@ピンキー
07/03/01 11:01:19 yrH+WqoF
やらないか

198:名無しさん@ピンキー
07/03/01 11:39:54 Q8GaVBya
お前ここは初めてか?
力抜けよ

199:名無しさん@ピンキー
07/03/01 13:00:31 HjI1GnvV
ほんの僅かばかり前まで白布に覆われていたソコから、勢い良く、先を硬く尖らせたモノが飛び出て来た。



――――――その数、二つ。

200:名無しさん@ピンキー
07/03/01 13:02:54 3NcoAHGh
>>39の如月涼なら立ちションやりそう・・・

201:名無しさん@ピンキー
07/03/02 00:26:23 9CPf8MDy
男装少女にしては異端なほど男前だったからな。

202:名無しさん@ピンキー
07/03/02 13:16:44 UaEu2TXr
如月涼のチャック開き立ちションに萌える

203:名無しさん@ピンキー
07/03/03 15:14:48 gujfb/gE
立ちションネタはNGですか?

204:名無しさん@ピンキー
07/03/05 06:58:01 dyG0b+Xc
>>203
NGとまでは行かないが、どうせテンプレに入れたのを読まされるだけと思うと期待度激減

205:名無しさん@ピンキー
07/03/05 08:44:40 oqM8NVE+
如月涼の立ちションならOKだな

206:名無しさん@ピンキー
07/03/05 11:59:21 xQcsSr0y
男勝りの女の子じたいがあまり好きでは、ない…

207:名無しさん@ピンキー
07/03/05 12:23:57 Qo3JA4u7
男装少女の立ちションに萌えるけど、如月涼のような男前ではなくて顔だけは可愛い少女がいいな

208:名無しさん@ピンキー
07/03/05 14:06:42 mAUlgk6R
でも、そもそもサオもないのにどうやって・・・

209:名無しさん@ピンキー
07/03/05 14:16:38 Qo3JA4u7
>>208
真っ直ぐ勢い良く一本線で綺麗に飛ばすのだよ

210:名無しさん@ピンキー
07/03/05 14:48:34 DTlfxAvC
波乱万丈等の番組で良く体験談とやらを見るが、うまく飛ばないらしいぞ。

211:名無しさん@ピンキー
07/03/05 15:57:10 Qo3JA4u7
>>209
そこを上手に飛ばすのが男装少女の魅力なんだよ

212:名無しさん@ピンキー
07/03/06 19:50:06 +0KWzhAy
個人的には家のしきたりとかで男子校に転校してきた可愛い系の男装少女が
ふとしたきっかけで学校でも指折りの不良にバレて
いじめの一環で不良達の目の前で強制的に立ちションさせられるのがイイナ♪

緊張と恐怖でなかなか尿が出なくて今にも泣きそうな男装少女に向かって
「どーしたー?はやくだせよー」とかはやしたてたり

213:名無しさん@ピンキー
07/03/06 23:11:52 TRV4c/ie
>>212
それ良い!!
もちろんそのあとは、レイプだよな!

なんかチンコ立つてきた

214:名無しさん@ピンキー
07/03/07 00:21:37 N7Gdlzwk
保管個の更新に今頃きずいた

215:名無しさん@ピンキー
07/03/12 11:34:53 NVo61qAg
このスレの作品は好きなのでまた賑わって欲しいなぁ…

216:名無しさん@ピンキー
07/03/13 03:43:18 DSWgl5s0
期待アゲ

217:名無しさん@ピンキー
07/03/13 21:40:59 9nKGtaqW
俺も期待

218:名無しさん@ピンキー
07/03/14 18:13:53 m6dlYbsi
如月涼の立ちションは萌える?

219:名無しさん@ピンキー
07/03/15 01:00:15 f8uS4HPY
萌えません。
立ちションはもう勘弁してくれ。

やるならよそでやって。

220:名無しさん@ピンキー
07/03/15 21:28:58 0IkQTuIQ
その言い方は良くない。萌える人もいるかもしれないし。
同じスレの住人でも好みはそれぞれなんだから、嫌いなモンは主張しない方がいいんじゃね

221:名無しさん@ピンキー
07/03/15 21:42:51 7fHC32IP
>>218
萌えない

222:219
07/03/16 01:17:21 uNYLfgxJ
>>220
そうか。ちょっと言い過ぎたかもしれない。
ごめんなさい。

223:名無しさん@ピンキー
07/03/16 05:32:29 n/qb+YA1
>>219
気にするな。

224:名無しさん@ピンキー
07/03/16 21:12:15 Xti/Koqx
暇だにゃ((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃

225: ◆aPPPu8oul.
07/03/17 12:12:05 raY4Rmlc
ならば投下しよう。
ていうか、みんな忘れてると思うけど保管庫にある「常緑」の続き
いや、書いてるほうも忘れてた

226:常緑2 ◆aPPPu8oul.
07/03/17 12:12:59 raY4Rmlc
エルヒアの館の周囲は非常に環境がいい。
木々は活き活きと葉を茂らせさわやかな風にこずえを揺らし、小鳥のさえずりに重なって耳をくすぐる。
陽射しを適度にさえぎった木陰に腰を下ろして、アルトは真っ赤に売れた果実にかぶりついた。
木の根元にはふかふかしたコケが生い茂り、本当に環境がいい。
「けど、やっぱ」
口を手の甲でぬぐって、アルトは舌打する。
「……いけ好かない。どいつもこいつもしけたツラしやがって」
せっかくの美声で呟いて、種と芯だけになった果実を投げ捨てる。
見かけるエルフたちは皆たおやかな衣を身にまとい、実に優雅に館の中を、あるいは森を歩いている。
美しいとしか形容できない彼らの所作はアルトには見慣れたものではあったが、好ましくもなかった。
僅かに口元に浮かぶ微笑や、自分の行儀の悪さに目を見開く様子、侮蔑を含むひそやかな会話。
「……フン」
慣れている。だが、それでもやはり気に障る。
立ち上がり、森の中を歩く。何か面白いものはないかと真紅の瞳が動き、とがった耳が音を拾う。
たん、と乾いた音が聞こえた。
聞き覚えのある音だ。獲物を取るための道具の音。野伏せりの生活に慣れたアルトはそう判断した。
ただしこの乾いた音は、獲物をしとめた音ではなく、そのための修練の音。
「あの見回りの奴らか? 」
自分を捕らえた武装したエルフの姿を思い出し、ちょっと冷やかしてやろうと足を向ける。
弓の扱いなら慣れているし、実践で鍛えた腕には自信がある。
髪をくくろうと頭に手をやり、昨日自分で切り落としてしまったことに気付く。
「……くそ」
そして思い出すのは、エルヒアのキザったらしい言い様。
思わず眉間に皺を寄せ、わけのわからないわだかまりを発散しようと修練所と思しきところに足を踏み入れる。
話し声は聞こえず、ただ矢を番え、放つ動作の音だけが聞こえる。
一人なのだろうか。
そう思い目をやると、そこには美しい衣の上に胸当てをつけた―
「エルヒア」
呟いたアルトの視線の先で、矢が的の中心に吸い込まれた。
吸い込まれたと、そう感じた。
「……あぁ、客人。昨夜はよく眠れたかな? 」
いつの間にこちらに気付いたのだろう、エルヒアが笑みを向けている。
「―まぁな。久方ぶりのベッドはそれなりに気持ちよかったけど」
惚けていた。その羞恥が肌に出にくい種族でよかったと、心底思う。
「けれど? 何か不満があったかな? 」
歩み寄るエルヒアに、口のはしを吊り上げてみせる。
「ホワイトローズの匂いは邪魔だな。むせるようだった。アンタの趣味か? 」
「あぁ、妹が好きなのでな。気を利かせたつもりだったのだが、気に入らなかったならすまない」
優雅なことだ、と言いかけて、アルトは話題を変えた。
「妹がいるのか? 」
「年は離れているがな。ロスエルというんだ。機会があれば会ってくれないか?」
微笑みかけるエルヒアの表情はどことなく今までとは違うようだった。
そんな顔をさせる妹を見て見たいと、思わないでもなかったが。
「……俺みたいな奴とアンタの妹じゃ、話が合わないんじゃないか?」
しり込みするアルトに、エルヒアは変らず微笑を浮べて話し続ける。
「いや。あれは外に興味があってね。君のように旅をしている人間なんかは格好の餌食だよ」
そう言われては、特に断る理由もない。
もともとあまりの待遇のよさに、少々居心地が悪くも感じていた。
一つくらい頼まれてやってもいいだろうと、手を組んでそっぽを向く。
「フン……別に、暇だし付き合ってやってもいいけど」
なら頼もう、と弓矢を片付けながらエルヒアは言い、その姿にアルトは改めて違和感を覚える。
けれどそれが何なのかはよくわからないまま、彼女は白い館の一際美しい部屋へと足を踏み入れた。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch