【友達≦】幼馴染み萌えスレ10章【<恋人】 at EROPARO
【友達≦】幼馴染み萌えスレ10章【<恋人】 - 暇つぶし2ch368:名無しさん@ピンキー
07/01/11 16:52:53 gJqE4E62
文章は読んで書いて上手くなるから、気にする事はない

んな事よりも二人の微笑ましい雰囲気がツボだ
GJ!!

369:名無しさん@ピンキー
07/01/12 00:52:23 lQdh1Zqd
いきます。

370:名無しさん@ピンキー
07/01/12 00:54:27 lQdh1Zqd
正刻は教室に入ると、親しい友人たちに挨拶しながら自分の席へと向かった。
ちなみに彼の席は一番窓側の列、その真ん中あたりである。
自分の席に着いた彼は荷物を机に入れながら、後ろの席の少女に声をかける。

「よ、おはようさん鈴音。」
「おはよう正刻!んふふー、しかしキミ達は朝からラブラブだねぇ。見てるこっちが恥ずかしくなっちゃうよ!」
「あのな・・・。俺はただ幼馴染達と普通に登校しただけだろうが!下らねーこというな!大体俺達がそんな関係
じゃないことは、お前もよく知ってるじゃねーか!!」
「そんなに怒らないでよぅ。ちょっとしたスキンシップじゃないかぁ。そんなに邪険にされちゃうと、ボクショックのあまり
泣いちゃうよ?」
「お前がこんな程度のことで泣くタマかよ・・・ったく。」

そう言って頭をかく正刻のことを、まるで猫のように目を細めて「にひひー」と笑いながら見る少女。

少女の名は「大神 鈴音 (おおがみ すずね)」。正刻とは中学からの付き合いである。ついでに言うなら、彼とはその時から
ずっと同じクラスだ。
身長は160前後。さらさらの髪をショートにまとめており、眼鏡をかけている。全体的にスリムな体つきだが、決して痩せぎすという訳ではない。
陸上部に所属している彼女の肢体は、むしろ鍛え上げられてしなやかであった。その表情とあわせると、まるで猫のようである。


371:名無しさん@ピンキー
07/01/12 00:56:04 lQdh1Zqd
こいつめー、うりうり、とちょっかいをかけてくる彼女の相手をしながら、しかし正刻はこれはこれで良いか、とも思っていた。

彼女と初めて出会ったのは中一の時であったが、その頃の彼女は今とは真逆であった。
まったくの無表情。眼鏡の奥の瞳に感情は感じられず、ただ一人で本を読んでいた。
体からは周囲を拒絶する雰囲気を発散しており、まさしく孤独、であった。

しかし、正刻や唯衣、舞衣達と様々な出来事を経験するにつれ、彼女に変化が起きてきた。
本好きであったが同時に走ることも大好きだった彼女は陸上部に所属し、少しづつではあるが、周囲とコミュニケーションを取るようになった。
さらに中三の時には生徒会会長にも立候補し、同じく立候補していた舞衣と熾烈な選挙戦を戦い、僅差で勝利。この時の選挙戦は、いまだに語り草
となっている。

それらを正刻は同じクラスで、ずっと近くで見てきた。
過去の彼女を知る正刻は、現在の明るい彼女を見て感慨にふけることもあった。
もっとも・・・。

「そりゃそりゃ!うりー!」
・・・人差し指で彼のほっぺたを過度にぐりぐりしてくる彼女を見ると、少しはあの頃のような落ち着きもあった方が良いなぁ、と思ったりもするのであった。

372:名無しさん@ピンキー
07/01/12 00:57:47 lQdh1Zqd
「このアマ・・・。ちょっとは落ち着けってーの!!」
ぐりぐりしてくる彼女の指を払い、顔面を鷲?みにする。
「きゃん!ちょ、ちょっと正刻!女の子相手にアイアンクローだなんてあんまりだよぅ!」
「うるさい!お前が調子に乗りすぎるからだろうが!ちっとは反省しろ!」
「ごめーん!反省してますぅ!だからこの手を離してくださいご主人様ぁ!!」
「!?バ、バカ!誤解されるような発言をするな!!」

あわてて正刻は手を離す。鈴音は開放された頬をすりすりしている。
「いたた・・・。まったく酷いねキミは。大体これくらいのスキンシップで怒ることないじゃないか。舞衣なんか、もっと過激なこともしてるじゃないか!なんでボク
だけアイアンクローを食らわなくっちゃいけないんだよぅ?」
「舞衣を例にだすな。大体、俺は別に色々してくることを許しちゃいないんだぞ。」
「それでも結局許しちゃうんでしょ?まったくキミは舞衣に・・・いや、あの二人に甘いねぇ。・・・羨ましいなぁ。」
最後の言葉は殆ど言葉にならない呟きだったので、正刻には聞き取ることは出来なかった。
「ん?なんか言ったか?」
「べっつにー。・・・あ、先生きたよ。ほらほら前を向いた向いた。」
不承不承前を向いた正刻の背中を、鈴音は猫のような、そして優しげな顔で眺めていた。

373:名無しさん@ピンキー
07/01/12 01:01:21 lQdh1Zqd
短いけど以上です。
タイトルを考えているのですが、中々良いのは思いつきません。難しいですねぇ。では。

374:名無しさん@ピンキー
07/01/12 01:25:48 r3UeezRO
おお、待ってました!
GJですよ!

双子もいいけど、鈴音に何があったのかも気になります…

ただ、揚げ足取るようで何ですが、
生徒会に立候補するのって中二じゃないでしょうか?
中2で選挙→中三途中で交代 だと思ってました。
お話の本筋に関係ないことで済みません。


375:名無しさん@ピンキー
07/01/12 01:40:57 lQdh1Zqd
ご指摘どうもです!
っつーか、選挙をやるのが2年か3年か迷ったのですが、なんとなく3年にしてしまったのですね・・・。
ちゃんと調べりゃよかったですー。では!

376:名無しさん@ピンキー
07/01/12 12:09:27 QN5mkciD
眼鏡っ子にアイアンクローとは、凄いスキンシップですな
続きに期待

377:名無しさん@ピンキー
07/01/12 15:41:40 1RuzbC7I
二期制の生徒会なら別におかしくないですよ。
4月~10月と11月~3月とかもありえるんで。

378:名無しさん@ピンキー
07/01/12 19:05:16 r3UeezRO
二期制は考え付きませんでした。
ちょっと検索したらでて来ました。
自分こそちゃんと調べればよかったですね…

済みませんでした。


379:名無しさん@ピンキー
07/01/12 23:58:25 YJUYmSDX
>>444 GJ!!
他板では閉鎖祭りになってるがココはいつも道理まったりでイイな(*´Д`)

380:名無しさん@ピンキー
07/01/13 12:04:28 HbBdnkx6
ここは2ちゃんねるじゃなくて、ぴんくちゃんねるだから閉鎖しないんじゃね?w

381:名無しさん@ピンキー
07/01/16 02:43:37 XlvOpj5Y
保守

382:名無しさん@ピンキー
07/01/16 22:33:33 UJ1NtJi/
紗枝チャンまだー?

383:名無しさん@ピンキー
07/01/17 00:24:44 RiC+gdg0
お前な、書き手さんの事考えろや。
適当に催促して、書いてくれたらgj程度しか書かねぇだろうが。
無償で書いてもらってるんだから俺らは静かに待つべき。

384:ラック ◆duFEwmuQ16
07/01/17 01:12:23 lfxpjzGK

バスルームに立ち込める湯気が、心地よく少女を包み込んだ。背筋を伸ばしながら、軽く身体を動かした。軽くシャワーを浴びて、浴槽にはいる。
湯に浸かりながら、鈴奈(れな)は溜息をついた。両手で湯をすくいあげ、顔を洗う。穏やかな時が流れていく。
甘美なまどろみに誘われ、鈴奈は浴槽の縁に下半身を横たえた。ほっそりとしたしなやかな若い肢体が、ゆるやかに湯の中で揺れた。
天井から落ちた雫─ポチャンと音を立てて湯の表面に小さな波紋を広げた。透明感漂う少女の粉雪のように白い肌─うっすらと桜色に染まっていく。
(天馬(てんま)ちゃん……あたしの天ちゃん……)
心の中で何度も恋人の名前を呟いた。愛しい天馬の横顔を思い浮かべただけで、胸が切なくなった。指が湯に沈んだ肌を滑っていく。
無意識だった。疼く女の性─そっと指を這わせた。鈴奈の薄桃色の乳首が固くしこった。子宮に感じる生命の息吹。淡い光に心が包まれる。
「あ……ああ……」
皮を被った肉芽を指腹で刺激した。細い喘ぎが喉から漏れる。天馬の愛撫を思い出しながら、鈴奈は自分を慰めた。天馬の体臭。天馬のぬくもり。
ほんの僅かな時間ですら、離れているのが辛かった。ふたりはいつも一緒だった。幼馴染だったふたりは、今では恋人同士だ。
身体が火照った。ゆっくりと中指を内部に挿入する。内部はうなるように熱く煮え滾っていた。痛切だった。一瞬、鈴奈は苦悶の表情を作った。
「ああ……んん……ッ」
昂ぶった。ただ、昂ぶり続けた。しとどに濡れる紅百合の花弁─溢れる蜜液が湯を汚した。下腹部に密集する薄い翳りがゆらめく。
色素の薄い花弁は初々しくも、はっきりと女の証しを示していた。少女はある時期を境に女へと生まれ変わる。
鈴奈が浮かべている表情─愛しい男を思う女の顔だ。魅力的な丸みを帯びた真っ白い臀部に、小ぶりだが形の良い紡錘型の乳房。
全体的に柔らかな女らしい身体つきだ。濡れ羽色の長い髪に、アーモンド形の瞳が愛くるしかった。美しかった。
眉毛は細く筆で引いたようにすらりとしており、秀麗な、中立ちの相貌は、同性から嫉妬と羨望の眼を向けられるだろう。
ガラス細工のヴィクスドールのように美しい少女だ。その清純な色気は、少女と女の狭間にいるものだけが持つ特有の色気だ。
(天ちゃん、切ないよ……あたし……すごく切ないよ……)
「あああ……ああ……ッッ」
呻き声が激しさを増した。潤んだ瞳が輝く。官能の渦に隋道が収縮した。鈴奈がオーガズムに達した。酷く寂しいオーガズムだった。

385:ラック ◆duFEwmuQ16
07/01/17 01:12:53 lfxpjzGK
      『汝の欲するままになせ。それがすべてのルールなのだ』
                      ─アレイスター・クロウリー「麻薬中毒者の日記」


エスの甘ったるい匂いが天馬の鼻腔粘膜を撫でた。溶液のこびりついたスプーンを舌先で舐める。
口から放したスプーン─粘つく唾液が糸を引いた。貴重なマブネタだ。無駄には出来ない。
神からの贈り物─エスは素晴らしい。これさえあれば残版でもグルメ料理と同じ味が楽しめ、どんな醜悪な存在でも愛しく思えてくる。
左腕の肘の付け根をゴム管で縛り上げ、親指を握りこんだ。心臓が激しく胸壁を乱打した。脳髄がビブラートする。
浮き出た静脈─ニードルをぶち込んだ。青い血管がマンコにぶちこむ寸前の童貞ペニスのように破裂しそうになった。
ローションに濡れたニードルは、スムーズに血管の中を突き進む。流石はドイツ製─最高のインシュリン注射器だ。
注射器を引いて血液と溶液を混ぜて遊ぶ。逆流する血が渦を巻きながら注射器内部の溶液と戯れ、綺麗な赤い水中花を咲かせた。
ゆらめく水中花を凝視する。首を鳴らしながらエスをたっぷりと血管に流し込んだ。細胞が歓喜に叫んだ。
ドーパミンが放出され、脳内が一気に冴え渡った。過剰分泌されるドーパミンが体内を駆け巡った。
混じり気なし─極上のエスだ。北朝鮮ルートが壊滅してからエスが高騰し、これほどの雪ネタは滅多にお目にかかれなくなった。
背筋にドライアイスを押し付けられたような冷たい感触が湧き上がる。身体が芯まで冷え切った─股間の血液が凝固する。
内臓が発するロック─リズムよく鼓膜を打った。心臓は十六ビートを刻みつけ、肺がホルンを響かせた。悪くない。
落書きまみれの薄汚れた壁─もたれかかった。注射器を投げ捨てる。床に視線を落とした。
散らばった注射器と針が天馬の目に飛び込んできた。踏み潰した。プラスチック注射器の砕けていく音がまぬけに聞こえた。
白い快楽のはきだめだ。不潔な公衆便所にはよく似合う。メタンフェタミンの恍惚─天馬は喘いだ。イク寸前の女の喘ぎに近かった。
酔っ払いの小便と糞がこびりついた黄ばんだ便器─漂うアルコールと醗酵したアンモニアの臭気が天馬の鼻を突いた。
便器にはみ出している黄色い粘液の物体─半ば乾いた反吐だ。水分を失い、表面がくすんでいる。
ぶちまけられた反吐の表面─咀嚼されかけのナルトがかろうじて原形を留めながら、浮かんでいた。
黄ばんだ便器、注射針、麺の溶けかかった反吐、ナルト、吐き気を催す悪臭。何もかもが素晴らしかった。
リーバイスのジーンズを脱いだ。勃起したペニス─強く握りしめた。脈打つ鼓動が伝わった。しごいた。網膜に広がる極彩色に輝く世界。
クスリだけが、全ての苦痛を癒す。クスリだけが、灰色の風景を塗り替える。天馬はエスに耽溺した。
亀頭の先端に施されたピアスを引っ張った。尿道に迫る熱い奔騰─ホワイトリキッドが薄汚れた壁にぶちまけられた。
          *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *
ジョリーロジャーのダウンジャケット、レイバンの薄いサングラス、小羽を模ったゴローズのネックレス、ヴァンキッシュのグリッターデニム、
右手の人差し指と中指にはめられたA&Gのシルバースカルリング。
全て女達から買い与えられた品物だ。女は金になる。だから天馬は女を食う。

386:ラック ◆duFEwmuQ16
07/01/17 01:16:02 lfxpjzGK
中でも天馬のお気に入りはこのスカルリングだ。相手の顔面をぶちのめす時に、指輪がスムーズに相手の頬を切り裂くのが快感だった。
天馬はほとんど自分の金を使ったためしがない。女達が支払ってくれるからだ。天馬も悪ぶれず様子もなく、平然と女達に金を使わせる。
天馬の容姿は抜きんでて美しい。日本人離れ─というより常人離れしている。巧緻な芸術品だ。
秀麗無比とさえ言える完璧な美貌─華麗な孤を描く切れ長の二重瞼、エキゾチックに切れ上がった目尻、
綺麗に整った鼻梁、薔薇の花弁を連想させる唇、曲線の美しい顎のライン。
軽くウェーブのかかったメッシュの細い髪が、不思議な色香を醸し出す。女達には天馬が凛々しい天使として映る。
全体的に鋭角な顔の輪郭、特に素晴らしいのが一際目立つその瞳だ。黒真珠のような光沢を放つ黒い瞳は女達を妖しく包み、虜にした。
人が美と感じる最大公約数的なバランスによってのみ、天馬は構成されている。現世に生まれたアドニスだ。
月は羞恥に雲で己の身を閉ざし、花ですら頬を染めて眼を伏せる美貌。生まれついてのジゴロ、スケコマシ。
女達はこぞって天馬に貢ぎ、天馬は黙って金と品物を受け取った。受け取った金でクスリを買って、打った。
今では立派なシャブ中だ。その、美しい見た目とは裏腹に、天馬の心は完全に腐り切っていた。
渋谷センター街のマクドナルドで注文した、やたら甘ったるいコーラを啜りながら時間を潰す。昨日から何も腹に入れていなかった事を思い出した。
食欲が湧かない─当たり前だ─エスを打っていれば食欲なんて湧くはずがない。横を振り向いた。SCGPが見回りをしていた。

中年親父が汗をかきながら集団で行動する姿ははっきりいって醜悪だ。中年親父の暇つぶしか。馬鹿らしい。
ご苦労様な事だ。天馬は欠伸を噛み殺した。退屈だ。暇を持て余しながら、天馬は親指の爪を舐めた。
時計が十時を回った。109を抜けて道玄坂に向かう。路上に散乱するタバコの吸殻が視野にちらついた。道端の空き缶を蹴飛ばした。
道玄坂二丁目、センター街と比べて周りは薄暗かった。デニムのポケットからパッケージの潰れかけたラークを取り出し、唇の先端に挟む。
ジッポーライターでタバコに火をつけようとヤスリを強く擦った。火花が飛び散る。何度か試してようやく火がついた。オイル切れ間近だ。
鈍い痛み─親指の皮膚が、ライターのヤスリで何度も擦られたせいで赤くなっていた。星のない夜空を見上げ、天馬は唇を舐めた。
「クスリが欲しいなぁ」

387:ラック ◆duFEwmuQ16
07/01/17 01:18:37 lfxpjzGK
ようやくまことのスレッドにめぐり会い申した。無頼の月日今は悔ゆるのみ。
今日ただいまよりSS職人の礼をとらせて頂きたく……


388:名無しさん@ピンキー
07/01/17 02:15:26 FoogOAhJ
>>458
何じゃこりゃー! が第一声
展開の読めなさに期待が高まります
マイペースで構いません。是非続きを!


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