【友達≦】幼馴染み萌えスレ10章【<恋人】 at EROPARO
【友達≦】幼馴染み萌えスレ10章【<恋人】 - 暇つぶし2ch94:シロクロ 11話 【5】
06/11/10 02:59:00 seod/IwH
「っていつの間にか客増えてるしっ!?」
言われてみると確かにお客さん―というか野次馬―が増えた気がする。
「アレがあの校内新聞に載ってたバカップルか・・・」
「マイク使って告白だなんて真似できないわよ・・・」
「ありゃあウチにも聞こえとったわい。若いモンはいいのう・・・」
周囲から聞こえる声―聴力は良い方だ―の内容をしっかり吟味してから一言。
「大評判ね、私たち」
「誰のせいだっ!?」
「・・・お互い様だと思うけどな」
そう呟いてると、啓介が私の抱擁から逃れてしまった。残念。
「騒がしくなってきたな・・・」
そう言いながら店の奥から誰かがこちらに近づいてきた。
今回の発案者で反対意見を屁理屈で黙らせてしまった黄原君だ。
黄原君なのだが――
「「・・・・・・」」
私と啓介は彼を見ると同時に沈黙した。
彼は何故かみんなとは違う格好をしていたのだ。
服装は共通のウェイター服で「チーフ」の赤い腕章を着けてるけどそこは問題ではない。
「「・・・何そのチョビ髭」」
私と啓介が同時にツッコミを入れるが黄原君は動じることもなく、
問題の髭―言うまでもなく付け髭―を撫でて一言。
「『喫茶店にはお約束の渋めのマスター』だ」
黄原君の発言を聞いた私たちはお互いに顔を見合わせて口を開く。
「全然似合ってないし渋くもないと私思うんだけど」
「というかコスプレ喫茶に何故マスターがいるんだ」
「何故ツッコミのときは息ピッタリなんだお前達は」

95:シロクロ 11話 【6】
06/11/10 03:00:37 seod/IwH
そうツッコミを入れる黄原君に啓介は半目になった視線を向け、
「っていうかもしかしてそれがしたかったから企画を立てたのか?」
「そんなことはない」
と、無意味に胸を張って黄原君は口を開く。
「ただ単にみどりにフリフリの格好をしてもらいたかっぐはっ!?」
「あ、ゴメン秀樹。ツッコミ欲しそうだったからつい」
脇腹へ肘を機転にしたチョップという過激ツッコミの姿勢のままあっけらかんと言うみどりちゃん。
黄原君は脇腹を押さえて二、三度咳をすると復活し、
「ま、まあそれはともかく」と言いながら啓介に向かって手を差し出した。
「ありがとう。お前たちバカップルのおかげで商売繁盛だよ」
「・・・そりゃあよかったな。俺達もお前たち新聞部のおかげで一躍有名人だよ」
啓介は棒読みで返事をすると手を握り替えした。
手の甲に筋が浮かび上がるほどの力で。
「ふっふっふっふっ・・・」
「はっはっはっはっ・・・」
でも黄原君は眉一つ動かすことはなかった。

96:シロクロ 11話 【7】
06/11/10 03:02:01 seod/IwH
「あ~~、疲れた・・・・・・」
夕焼け空を背景に、俺は猫背の姿勢のまま帰路についていた。
今日は疲れた。心身共に。
綾乃をこっそり撮影しようとする客に注意したり料理の仕込みを手伝ったり
綾乃を口説こうとした客に注意したり大量の料理を運んだり綾乃を触ろうとした客に注意したり
ウェイトレス服のままの綾乃と一緒にいろんな出し物を見て回ったり
綾乃とともに周囲の好奇の視線にさらされたり――
そこで殆ど綾乃がらみなことに気付いて余計に疲れが出た。
が、なんと言っても決め手はアレだ。
後片付けの手伝いをするために残ることになった俺は、
待とうとする綾乃に『先に帰って飯の用意しといてくれ』といって先に帰そうとし、
綾乃は少し顔を赤くして頷いた。
やけに素直だと思ってたら別れ際にまた唇を奪われ、
『じゃあ先に帰ってご飯の用意してるわね♪あ・な・た♪』
とかいってすぐさま帰っちゃったもんだから残された俺は周りから総攻撃を受けてしまった。
殺意のこもった視線が十三人分、好奇心のこもった視線が二十二人分といった割合で。
彼らに寄れば、『先に帰って飯の用意』の発言が同棲してるみたいな言い方に聞こえて、
恋人と言うよりはまるで新婚夫婦のように思えた、とのことらしい。
まあ俺の言い方が悪かったからだろうけど、
ここまでの仕打ちはあんまりじゃなかろうか。
だが、まあ俺にも役得があったし、と思うと少しは気が紛れた。
ふと、俺は自分の唇を指でなぞってみる。
自分の唇の感触しかしないが、綾乃が何度も唇で触れた場所だと思うと―
「ままー、あのおにいちゃんわらってるよー」
「しっ、指さしちゃいけません!」
・・・・・・泣いてないぞ。くそう。

97:シロクロ 11話 【8】
06/11/10 03:03:50 seod/IwH
そんなことを考えてながら歩いてるとすぐに自宅についた。
俺は玄関の鍵を開けドアを開き、
「ただいま~・・・」
「おかえりなさい♪ご飯にする?お風呂にする?それとも―」
即座にドアを閉めた上で鍵もかけた。
はっはっはっ今何か幻覚と幻聴があった気がするが気のせいだそうに違いない
何やらデジャブがするが気のせいだったら気のせいだじゃあ飯でも喰いに―
背後で鍵とドアが開く音が鳴り、
「ドコ行くの啓――」
俺は声の主を抱きかかえて家に入った。

「・・・今度はなんだよその格好は」
玄関に入るなり、俺は目の前の少女―綾乃を睨みつけた。
―実際には睨むふりして彼女の格好を上から下まで眺めてるんだけど。
カチューシャから天に向かって生え、半ばあたりで重力に負けて折れ曲がり、
尖った先端をダラリとさせた人間にはあり得ない白く長い耳。
肩紐のない黒いワンピース型の水着―のようなもの―の尻に付いた白い毛玉。
素肌の上に申し訳程度につけられたカッターシャツから切り取ってたような白い襟と赤い蝶ネクタイ。
手首にボタンひとつで止められた白いバンドのようなもの。
脚のラインを隠すことを完全に放棄したストッキングと微妙に踵の高い黒いサンダル。
どこからどう見ても――
「バニーさんだけど見て解らない?」
「俺が聞いてるのはその格好をしてる理由だ!」
思わず声を荒げてしまう。

98:シロクロ 11話 【9】
06/11/10 03:04:58 seod/IwH
しまった、と少し後悔するが綾乃は笑顔のままであっけらかんとした表情で答えた。
「義兄さんと義姉さんが『この格好したら進展間違いなし!』って親指立てて言ってきて」
「・・・二度とあの二人の戯れ言を真に受けるな」
「いやさすがに私も真に受けた訳じゃないけど『じゃせっかくだから』ってことでノリで」
「尚悪いわっ!」
二度目の絶叫にはもはや遠慮はなかった。
ふと、頭に浮かんだ疑問を口にしてみる。
「・・・なんでサイズピッタリなんだ?」
「兄さん達から渡されたのは姉さん用だったからサイズ合わないんで、
今回の式坂祭の衣装用意してくれた直ちゃんに相談して作ってもらっちゃった♪」
「『もらっちゃった♪』じゃねえぇぇぇ!!それアイツラ全員に知れ渡ってるって!!!」
三度目の絶叫ツッコミにもやはり綾乃は怯みもせずに「まあそれはともかく」と呟くと、
「どう?この格好」
その場でくるりと一回転して見せた。
その動きに合わせて彼女の重そうな乳房が揺れてその動きに目が集中しそうになるがそれはともかく。
「・・・まあいいと思うが」
「ありがとっ♪」
そういって綾乃は満面の笑顔を見せると俺の手を取り、
「じゃご飯にしよ♪今日はこの格好でいつもの1.5倍(当社比)の愛情注いで作ったから♪」
「その格好でかよっ!?っておい引っ張るなって!」
四度目の絶叫ツッコミは妙なテンションの彼女には聞こえていないらしく、
俺を強引に引っ張っていく。
そのとき俺は思った。
やっぱり尻も柔らかそうで丸くてエロい形をしている、と。

99: ◆6Cwf9aWJsQ
06/11/10 03:08:39 seod/IwH
今日は以上です。
明日はややエロなシーンとなります。

っていうか題名に11話aって入れるの忘れた・・・orzマイドゴメイワクオカケシマス

100:名無しさん@ピンキー
06/11/10 03:12:29 vYttsgBi
GJ!!&リアルタイム記念!!
今回は学園祭ですか。
次は微エロ含みですか。
後編、今から裸で正座して待ってます。

101:名無しさん@ピンキー
06/11/10 03:33:23 53FmBe74
なんつうかもう実にGJ!テンション高くていいよねw

自分も規制で書き込めなかったクチなんだが、そんな間に中日だかの選手だったかが、
引っ越して離れ離れになってたけど年に一度くらいは会ってた野球チームのマネージャーだった
幼馴染と結婚と言うニュースを見て和んでしまった。

102:名無しさん@ピンキー
06/11/10 12:05:28 4aDabn6j
kwsk

103:名無しさん@ピンキー
06/11/10 12:13:13 AVRBFEp5
URLリンク(chuspo.chunichi.co.jp)

ということだそうだ
カーリングの小野寺選手以来の祝い事だな


104:名無しさん@ピンキー
06/11/10 13:46:16 53FmBe74
>>103
おお、それだそれだ。サンクス。お幸せになって欲しいものだ。

105: ◆6Cwf9aWJsQ
06/11/11 06:55:09 2kbYeYfI
後編行きます。

106:シロクロ 11話b 【1】
06/11/11 06:56:50 2kbYeYfI
「ふふふふふんふんふふふふ~ん♪ふふふふふんふんふふふふ~ん♪」
キッチンから水の流れる音と微妙に調子の外れた鼻歌が聞こえてくる。
食器を洗っている綾乃が口ずさんでるものだ。
そして俺はそれが終わるのをソファに腰掛けて待つ。
甲斐性無しと言うなかれ。
手伝おうとすると『今日は啓介いっぱい仕事してたから休んでなさい』と怒られてしまった。
・・・まあ気遣いは正直嬉しいが。
と、その音と鼻歌が止まり、
「皿洗い終わったよ~」
「おう、お疲れ」
そう返しながらキッチンの方に振り向くとちょうど綾乃が出てきたところだった。
「エプロンをしたバニーというのはこれまた斬新だな・・・」
「ムラムラした?」
「するかっ!」
悪態をつきつつも彼女から目をそらす。
彼女の姿を正視できないからだ。
チラリと綾乃の方へ目を戻すと、
ちょうど不服そうな顔をしながら白いリボンでポニーテールにしていた髪をほどき、
エプロンを外そうとしているところだった。
何気ない動作のはずなのに着替えを覗いてるような気になってしまい、
彼女が俺の視線に気付かないうちにまた目をそらしてしまう。

107:シロクロ 11話b 【2】
06/11/11 06:57:43 2kbYeYfI
「・・・情けない・・・」
唇の動きだけでその台詞を表現する。
正直に言おう。
すっごくムラムラしてます。
腰まで届きそうなほどにのばした黒くて柔らかそうな髪とそのアクセントになった白いリボン。
隠しきれずに上部分が露出した形の良い豊かな乳房とそれらが寄り添うことで出来た深い谷間。
露わになった贅肉のない二の腕、肩、鎖骨、背。
胸や腰を強調するように細く引き締まったウェスト。
着衣が食い込むことでより一層肉感を表現した尻。
ストッキングに覆われていつもとは違う色気を醸し出す脚。
そして、「少女」と「女性」の中間の子供っぽさと大人らしさが同居した整った顔立ち。
それら全てが俺の目には魅力的に映っていた。
いや、よほど特殊な趣味をしてない限りは今の彼女に心惑わされないものはいないだろう。
最初に理性をダムにたとえたのは誰だろうか。
その心のダムが崩壊寸前な今ならその人の気持ちが分かるような気がする。
・・・ヤバいなホントに。
何かの拍子―要するに抱きつかれたりキスされたりすると―に決壊してしまうかもしれない。
「啓介」
「ど、どうした?」
突然の呼びかけに努めて平静を装って返事をする。
同時に慌ててさっきから起立姿勢な倅を足で挟んで隠す。
それに気付いているのかいないのか綾乃は俺の隣に座り、
「私って、魅力ない?」
あまりにも突然の発言に、俺はソファからずり落ちた。

108:シロクロ 11話b 【3】
06/11/11 06:58:34 2kbYeYfI
「・・・な・・・、何をいきなり・・・」
慌てて座り直す俺に、綾乃は口を尖らせて、
「だって海行ったとき義姉さん達の方を先にじろじろ見たんだもん」
そういってそっぽを向いてしまった。
・・・バレてたのか・・・。
俺は軽く咳払いして―多少誤魔化そうという意図があったのは
否定できない―言い訳じみた説明をした。
「俺はケーキのイチゴは最後に食うタイプなんだよ。それぐらい知ってるだろ?」
「そりゃあ、わかってるけど・・・」
今度はうつむいてしまった。
「水着の女の人のグラビア写真集なんて持ってるし」
「なんで知ってる!?」
まさか隠し場所がバレた!?
「この前啓介を起こそうとしたら机の上に全開のまま置いてたけど」
「・・・捨てたのか?」
「隠し場所だと思うところに直しておいた。勉強机の裏」
・・・ビンゴだよオイ。
「図星みたいだから補足するけどあくまでカンだしその中は見ても触ってもいないから」
「・・・お気遣いありがとう」
俺がそういうと、綾乃は不機嫌な表情を隠しもせずに俺を睨みつけてきた。

109:シロクロ 11話b 【4】
06/11/11 06:59:28 2kbYeYfI
その様子を見て、俺はもしやと思ったことを聞いてみた。
「・・・嫉妬した?」
「そりゃあ嫉妬ぐらいするわよ。彼女なんだから」
そういって頬をふくらませる綾乃。
その様子を見て、不謹慎にも可愛い、と思ってしまった。
それと同時になんだか『心のダムが~』とか考えていた自分がすごく恥ずかしくなってきた。
「綾乃、ゴメ――」
「謝るのはナシでしょ?」
謝罪の言葉は途中で俺の唇に当てられた綾乃の指と台詞に遮られた。
何となく唇を動かしてはいけないような気になって黙ってしまうと、
綾乃は首ごと視線を下に向け、
「・・・まあこのカッコは効果あったみたいだし、
この件はそこの正直さと元気さに免じて許してあげる」
そういって俺の股間をしげしげと眺めた。
俺もつられてそっちを見ると、隠していたはずの俺の―まあいわゆる男根が
テントを張ってその存在を自己主張していた。
おそらくソファからずり落ちたときに出てしまったんだろう。
「な・・・!?」
思わず何か言い訳してしまいそうになるが、綾乃は俺の唇を指でつまむことでそれを阻止した。
「まあ、男の子なんだからある程度は仕方ないけど・・・」
そう言うと綾乃は俺の唇から指を離してその手を俺の手に乗せ、
「啓介がそういう目を向けるのは、私だけにして欲しいから」
決壊した。

110:シロクロ 11話b 【5】
06/11/11 07:00:15 2kbYeYfI
「・・・・・・啓、介?」
綾乃の呆然としたような声で俺は正気を取り戻す。
気がつけば俺は綾乃をソファの上に押し倒していた。
ゴメン、とか、済まない、とかは欠片も思わなかった。
ただ、目の前にいる少女が愛おしくて、どうしても彼女の全てが欲しかった。
綾乃は少しの間驚きの表情を見せていたが、
「・・・うん」
表情を真剣なものにかえて頷き、たどたどしくキスをしてきた。
「ん・・・」
いつも通りの触れ合うだけのキスのつもりだったのか綾乃はただひたすら唇を押しつけてくる。
だが俺はそこで終わらず、半開きだった彼女の口に強引に舌を入れた。
「!?」
俺の突然の行為に綾乃が目を見開くが構わずに舌を限界まで突き入れ、先端で綾乃の舌を突く。
口の中が見えるわけがないので己の舌から伝わる感触だけでしか判断できないが、
俺は執拗に自分の舌で綾乃の舌―と思う部分―を責め立てる。
先端で突き、なぞり、全体で絡ませる。
それを満足するまで繰り返し、唇を離すとお互いの唇が唾液の糸で繋がっていた。
それを舐め取ろうと舌を伸ばす。
と、綾乃が伸ばした舌とぶつかった。
多分同じことを考えていたんだろう。
そのことを少し嬉しく思うと自分の舌を使って綾乃のそれを舐め始めた。
綾乃もそれに答えて舌を絡め合わせる。

111:シロクロ 11話b 【6】
06/11/11 07:01:31 2kbYeYfI
「啓介・・・」
「ん?」
「口だけじゃなくて、他も・・・」
その言葉に素直に従い、まずは胸を責めることにした。
両手は既に綾乃の両胸に触れている。
・・・すっげえ柔らかい。
軽く指を曲げるだけでそれが簡単に彼女の乳房に埋まっていき、
確かな弾力でそれを押し返そうとしてくる。
そう言えば手で触るのは初めてな気がするが今はどうでも良い。
今の俺の意識は目の前の双丘とそれに触れた自分の両手に集中していた。
だが俺はあえて揉みはせず、露出した部分の曲線を指でなぞっていく。
最初は右手の人差し指から。
そして中指、薬指、小指と続き、親指まで動かすと左も同じように。
それぞれの指がまるで無数の軟体生物のように二つの柔肌を蹂躙していく。
その動きを止めぬまま綾乃の顔を見ると、明らかに紅潮していた。
「気持ちいい?」
「・・・わかんない。自分じゃこんないやらしいさわり方しないし・・・」
「やかましい」
「・・・自分から聞いてきたのにっひぁっ!?」
最後の悲鳴は俺が彼女の首筋を舐めたからだろう。
そして両手も指を這わせるのをやめ、彼女の豊かな果実を鷲掴みにし、
十指を突き立てるように揉みしだき始めた。
弾力の割にその二つのふくらみは手の中で自在に形を変えていく。
そして俺の手のひらに押し返すと言うよりは吸い付くように触れた乳肉が張り付いてくる。

112:シロクロ 11話b 【7】
06/11/11 07:02:11 2kbYeYfI
「すごいな・・・」
「・・・ありがと」
いつもとは違う、顔を赤らめたまま礼を言う彼女の顔。
それは俺の知らない顔だが、
「なんか今の綾乃の顔、すごく可愛い」
「えっ・・・!?」
その言葉に頬を赤らめる綾乃。
が、俺はそれをあえて無視してゆっくりと右手を彼女の脚へと手を運ぶ。
指先が太ももに触れ、やはり指を這わせる。
ストッキングとそれを通して伝わる彼女の肌の柔らかさは乳房には及ばないが、
それでも俺の肉欲を煽るには十分すぎた。
その感触を味わいながら、左手を彼女の尻とソファの間に潜り込ませる。
綾乃の尻の柔らかさと弾力が彼女自身の重みによって強調され、
俺の手一杯にその感触を自己主張していた。
そして俺の指が綾乃の秘所に触れ―
「待って!」
―る寸前に綾乃に制止された。

113:シロクロ 11話b 【8】
06/11/11 07:15:25 2kbYeYfI
「ええとね、啓介」
綾乃は彼女にしては珍しく俺から目をそらし、
「すごい言いづらいんだけど言わなきゃいけない大事なことがあるの・・・。
あ、でもこうされるのが嫌なんじゃなくてあくまで確認なんだけど」
普段にはない長い前置きを挟んで綾乃は俺に言った。
「・・・今日、危険日なの・・・」
その言葉を聞いた途端、俺は高ぶっていた感情が一気に冷めていくのを感じた。
それを察したのか、綾乃は恐る恐るといった口調で俺に聞いてきた。
「・・・ゴムは?」
「・・・買ってない」
その台詞を聞いた綾乃は、俺に目線を合わせると頭を下げた。
「ホントにゴメン・・・。私から誘っておいて・・・」
顔を上げても彼女はなおも謝罪の言葉を口にした。
「ごめんね・・・」
瞳を潤ませながら再び口を開こうとする彼女の動きを俺は彼女の頭を撫でることで阻止した。
「大丈夫」
何の根拠も脈絡もない発言。
だが俺は彼女の目から溢れそうな涙を止めるために言葉を紡ぐ。
「お前を不安にさせた俺が悪いんだから。だから、泣かなくてもいい」
「・・・うん」
そう答えて目元を拭う綾乃に俺は頭を下げる。
「俺の方こそゴメン。ろくに準備も確認もせずに押し倒して―」
俺の謝罪の言葉は、綾乃が俺の頭を抱え込むことで阻止された。

114:シロクロ 11話b 【9】
06/11/11 07:16:37 2kbYeYfI
「大丈夫」
先ほど啓介から言われたばかりのことを私は本人に言った。
「絶対に最初から上手くいくって言うワケじゃないし」
胸に抱いた啓介のつむじに語りかけるように私は続きを言う。
「ゆっくりでいいから、いっしょにやっていこうよ」
「・・・ああ」
啓介はそう返すと顔を上げて私と目を合わせた。
と、私の胸元に彼の目尻からこぼれた水滴が落ちた。
「・・・啓介」
「・・・なんだ?」
私はあえて、答えの解りきった質問をした。
「もしかして泣いてる?」
「・・・泣いてない」
予想通りの反応。
でも、私はなおも彼に問いかけた。
「だって、目元が濡れてる」「汗掻いただけだから」
「でも・・・」「汗だ」
「・・・うん、そうだね」
私は微笑みながらそういうと啓介の頭を抱きしめ直して彼の顔を隠した。
「いっぱい汗流しちゃって良いから。私がびしょ濡れになるくらい」
その代わり、と私は続け、
「私には遠慮とかしなくていいから、思いっきり甘えたりしていいからね。
昔から啓介って遠慮ばっかりして損してるんだから」
それを聞いた啓介は言った。
謝罪の言葉ではなく、感謝の言葉を。
「・・・ありがとう」
「どういたしまして」
そう返した私は彼の髪を撫で、
「「ただいま~・・・」」
帰りの遅かった義兄さんと義姉さんが私たちを見て硬直した。

115:シロクロ 11話b 【10】
06/11/11 07:18:01 2kbYeYfI
はいここで現在の状況確認。

私は露出過多なバニーさんスタイルで啓介は私の胸に顔を埋めてて、
その上抱きしめあってソファの上で横たわっている。
うん言い訳不可能。
どうみても現行犯です。本当にありがとうございました。

「「じゃ、がんばって」」
「「ああ待って二人とも~!!」」
私たちは遠ざかろうとする兄さん達を必死に呼び止めようとした。

結局、誤解を解くのに30分かかってしまった。

116: ◆6Cwf9aWJsQ
06/11/11 07:20:55 2kbYeYfI
今回はここまでです。

次こそは・・・、次こそは本番を・・・!

117:名無しさん@ピンキー
06/11/11 07:52:13 vX0jZYpW
GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJ


118:名無しさん@ピンキー
06/11/11 12:38:13 jL8jk0oT
age

119:名無しさん@ピンキー
06/11/11 12:56:13 A30jxWVC
ぐはっ!寸止めでこの破壊力か…!
しかし場合が場合だともっと言い訳できない現行犯だったよなw

120:アルコール ◆piEfblYWC.
06/11/11 21:50:52 3F3MzMGV
 
 神様による連続投稿の後で、
非常に気がひけるんですが後半部分を投下したいと思います。
51~71の続きです。
あと、-が一になってるのは……自分の使ってるソフトだと一の方が直線に見えてたんですが、
いざ投下してみたらあれれ、って感じです。
読みにくいかも知れませんが―の意味ですので。


121:アルコール ◆piEfblYWC.
06/11/11 21:51:58 3F3MzMGV
「でっさー、その硝子って子がさー、何時までもウジウジウジウジ幼馴染みのこと引きずってるの」
 まずいなあ、一人で一瓶開けちゃったよ。
「そりゃああんな最期じゃあ引きずるのも分かるけどさぁ、
 頑張って振り向かせようとしてるこっちとしては、ねえ?
 なんか対象外にすらされてない、そんな感じすらするんだよねぇ」
 その幼馴染みもすっごい良い奴だったから、わからんでもないんだけどね。
「あー、ショウはさ。なんつうか完璧だったんだよなぁ。
 喋り方とか微妙に幼くて、どこか抜けてるとこが在るっていう欠点も含めて、完璧だったんだよね。
 人としてっていうより、憧れの対象として」
 もし女だったら俺が惚れる側だったかもしんねーしなぁ。
「俺がこっち越してきた時にはもう硝子とショウは知り合っててさ、
 子供心に俺は硝子に一目惚れみたいな感じだったんだろーけどさ、勝ち目ない感じだったんだよね」
 思えば奴には生前にも勝った記憶がないなぁ、どうりで俺の性格も直立にひん曲がるわけだ。
「でも一緒にいれて楽しかったんだよね、悔しいことに。
 すげー楽しかった。だから妥協してあのままで良かったんだよね、十分だったの」
 なんだけど。
「ところがね、硝子はイイとこの娘だったからさあ、
 冗談みたいだけど、一回誘拐されちゃったことがあんだよね」
 結果的に、硝子は無傷で助かった。少なくとも、肉体的には。
「ショウもバカだからさあ、俺みたいにスミに隠れてブルブル震えてれば良かったものをさあ。
 呆気無かったよー、あんな完璧な奴も文明の力の前では何の意味も無かったね」
 一緒に公園で遊んでいた所を俺等3人は拉致られた。
  で、四時間以上も薄ぐらい倉庫に放り込まれて。
  駆け付けた警察だかSPだかわからない奴等に対し人質を縦にする犯人。
  硝子を助けようとするショウ。銃声。悲鳴。暗転。
「で、残ったのは幼馴染みの事が忘れられないヒッキーと臆病な馬鹿」
 もう一度酒を煽る、あ、やべっ。
 ……意識が一瞬飛んだ、やべーやべー。
「硝子、ねた?」
 めちゃくちゃ自分だけ喋っていたので硝子に視線を向けてみる。
 みると頬を机に載せてこっちをほんのり赤くなった顔で見返していた。
「その物語の主人公はホント馬鹿だよね、もう何年たったと思ってんの?
 それなのに、週四日もウチのSPに護身術みたいの習ってンだよ?」
  俺に、硝子を守る力があれば、みたいなつもりだった、始めたきっかけ。
「あー、そりゃ激馬鹿だ。でも諦めねーよ」
「バーカ」


122:アルコール ◆piEfblYWC.
06/11/11 21:52:29 3F3MzMGV
「あー、そりゃ激馬鹿だ。でも諦めねーよ」
「バーカ」
 と、赤い顔を笑みの形に歪ませる。
 何かそれが、すげーエロい感じだった。
 ドサっ。
「……?」
 気がついたら、押し倒してた。
「……犯っちゃうの?」
 本当にただ、先生に因数分解のやり方が分からないんです、どうすればいいですか?
 みたいな感じで見返された。
「どうしよっかな」
 なんて間抜けに返した俺に。
「意気地なし」
 なんと自分から唇をぶつけてきた。
「!?」





123:アルコール ◆piEfblYWC.
06/11/11 21:53:11 3F3MzMGV







 翌日はまだ日が登りきっていない時間からデート。
 まあ彼女にとっては昨晩消費しきってしまった物を買いにいくついで、みたいな感じなんでしょうか。
 約束どおりお父さんは何も言わずに了承してくれた。
 さて、最初で最大の問題は何処で何をしようということで。
 日夜バーチャルの美しい世界を東奔西走している彼女を、如何にリアルで楽しませようか。
 ここでゲームセンターとかに連れて行ったら本末転倒な気がするし、
 かといってファンシーショップに連れてっても……似合わねー、気がする。
 つうか、素でファンシーショップに連れて行くオトコってのも苦しいな。
 映画、興味ねー、俺が。
 遊園地、趣味じゃねー、硝子も。
 と、袖をひっぱられる。
「どうした?」
 振り返ると全身黒いのが睨んできた。
 ワンピースなんて可愛らしいもん持ってんのか?
 うん、というか、それ以外にそれらしいもの持ってない。
 ……寒いぞ?―とは朝の会話。
「歩くの速い」
「ああ、ごめん。考え事してた」
 全くこれこそ本末転倒じゃないか。
「そういう男って、どうかと思う」
「いやいや、本当にゴメンナサイ」
「自分で連れ出しておいて」
 心が痛くなってきたので前を向いて歩き出した。
 真冬の寒さが肌を刺す。夕方から雪が振るかもしれないと予報される程の冷気。
  そんななか俺達は色々と微妙な距離を保っていた。 




124:アルコール ◆piEfblYWC.
06/11/11 21:53:42 3F3MzMGV
 取り合えず妥当なところでショッピングモールに行ってみる。
  家からバスに20分程揺られるとひときは目立つ大きなアーケード。
 その中に最近なんだかピンク色の看板掲げたアイスクリームの店が出来たのを思い出し、
 硝子の珍しく女の子らしい一面である「甘いもの好き」(レスザンお酒だが)を狙ってみました。
「司ってこういう店来るの?」
 「変かな? 男子は甘いもの苦手なんていうのは都市伝説だぞ?」
 「そういう訳じゃなくて……で、来るの?」
 「いや、流石に男一人でこういう店はちょっと」
 「のわりには良く知ってたわね?」
  と、既にチョコレートをクリアし、その下にあるストロベリーの攻略にかかりながら硝子。
 「地味にでもポイント稼ぎにいくから」
  顔を突き合わせながらその向いで未だ一つ目のチョコレートの球体をかじる俺。
 「真冬に? アイス?」
  ……そうでした。冬のオリンピックの真っ最中でしたね、トリノは北半球ですよね。
 「……こんな時期にオープンするこの店が悪い」
  ホントに上手くいかない。
  いやになる程甘くて冷たい口は喋るのもおっくうにする。
 「全く、私じゃ無かったらマイナスな所よ」
  と、思い掛けないほど優しい硝子。
 「次別の女の子と来る時は気をつけるように」
  でも結局冷たい。きっと冷たい物を食べてるせいだ。
  というかやっぱり微妙に怒ってるのでは?
 「で、次はどうするの?」
  もう残りはコーンとストロベリー1/3となった硝子。
  早すぎです、頭痛くなったりしないんでしょうか?
 「もうちょい待って、俺まだ半分」
  しかもそろそろキツイ、甘いものは好きだけど、
  普通に朝食食べた2時間後に二段は明らかに選択ミスだった。
 「頂戴、司喋りながらだと食べるの遅い」
  しょーが無いでしょ。
 「あい」
  と食べかけのミントを手渡す。
 「関節ちゅー、とか言ってみる」
 「昨日ホントのちゅーしたでしょ」
  と全く動じた気配のない硝子、面白くない。
  もっと中学生みたいな反応を期待したのに、あり得ないけど。
  さあ硝子がこれを食べ終わるまでに次を決めないといけない。
  計画性ないなあ、俺。
  でもこうやってアイスクリーム頬張ってる硝子を見てるのはかなり楽しいぞ。
  ……だから考えろって、俺。



125:アルコール ◆piEfblYWC.
06/11/11 21:54:13 3F3MzMGV

  どうしても硝子を喜ばせるような場所に見当が立たなかったので、
  自分の買い物に付き合わせることにした。
  元々なんでもよかったのか、硝子はあっさりとオーケーをくれたのがせめてもの救い。
  自分でも今日はなんだか空回りしている気がするが、ここは突っ走ろう。
  この前縁が破れてしまったバッグの代わりを買って、
  後はこのいつもは味も素っ気も色気も無い格好をしている硝子が、
  折角ワンピースなんて着てるのでそれに見合う小物を捜してみる。
 「私そういうの興味ないから」  
  なんて態度なのは分かってたから俺が選ぶ。
  でもやはり女の子、初めてくる……のか?
  とにかくこういう小物店に興味が少なからず在る様子。
  先程から帽子のコーナーをうろうろしているので、俺も硝子に似合いそうなのを捜す。
  ふと硝子が縁の無い帽子を深めに冠った。
 「どれどれ、見せてみんしゃい」
 「……」
  あー、駄目だ。
 「駄目、目が隠れちゃってる」
  ひょいっと帽子を取る。
 「そんなに隠れて無かったよ」
  その帽子が気に入っていたのか残念そうな硝子。
 「俺がダメなら駄目なの」
 「まあ、そうなんでしょうね」
  俺が選んだのをぽすんと被せてみる。
 「うーん、俺としてはすげー可愛いんだが」
 「じゃあ駄目ね」
 「なんだよそれ」
 「あはは」 
  なんていいながら鏡の前まで行くと、満更でも無い様子で細かく微調整してみたり。
  なんだかその仕種が、何時もよりも服装も相まって凄く可愛く見えたりしてみたり。
  その後も色々迷ったようだが、結局俺の選んだのを買った。
  ……当然俺が金は出したぞ?
  まあ、こいつ金持ちだから有り難みはそんなに無いかもしれないけど、
  そこはほら、気持ちで。




126:アルコール ◆piEfblYWC.
06/11/11 21:54:45 3F3MzMGV

  なんて雰囲気のあるデートを楽しんで、もう6時だ。
  アーケード街だから分からなかったが外は雪が降り始めているらしい。
 「そろそろ帰るか」
  頷く硝子。
 「ん、今日は楽しかったか?」
  再び頷く。
 「そうか、それなら幸いです」
  うやうやしく礼をする俺。でも顔をあげると悲しそうな硝子の顔。
 「でも、駄目」
  ……。
 「そっか、それは残念。次回も頑張るよ」
  合格点は、もらえなかった。
 「もう、止めてよ」
 「嫌だね」
 「絶対私は駄目だと思うよ」
 「俺もそう思うまではやめないよ」
  辛そうに首をふる硝子。
 「私、ずっとショウの事好きだから」
 「もう死んでる」
  冷たく言い放ってやる。
 「だからこそ、ずっと好きだから」
 「っ……」
  だったらそんな半端な態度を取るなよ。
 「じゃあお前、俺の事嫌いかよ?」
 「その質問は卑怯だし、それに的外れ……�

127:名無しさん@ピンキー
06/11/20 09:16:11 7iTrUeuM
>>194
崇之と紗枝もガチ

128:名無しさん@ピンキー
06/11/20 21:22:05 g9Iq7G9r
>>194
続き待ってるよ~

129:名無しさん@ピンキー
06/11/23 20:12:36 wFNzpEYB
Sunday待ち

130:名無しさん@ピンキー
06/11/23 20:17:21 ikXeTS95
なら俺はシロクロを待とうか

131:名無しさん@ピンキー
06/11/25 11:27:33 J1cpATx8
じゃあ俺は幼馴染みの先生達を待つ。

132:名無しさん@ピンキー
06/11/25 12:05:03 CHJ5p99N
なら俺は服を脱ごうか

133:名無しさん@ピンキー
06/11/25 13:58:03 R+3dw/ss
風邪引くなよ

134:名無しさん@ピンキー
06/11/25 14:55:50 tEFGxLfa
なら俺は>>203に毛布をかけてやろう

135:名無しさん@ピンキー
06/11/25 18:45:11 3NLiTCJ5
>>203
お前俺のケツの中で小便しろ

136:名無しさん@ピンキー
06/11/25 22:20:57 Y4QDMvHR
>>206
        ゙i         l.  だ ど 
  は 気     ir‐'´ ̄`゙`'ー.| 
         l:::::::: ,. '"´ ゙̄!  い う 
  ? 分     l:::: /     '、      . 
          /::. l       ヽ 
        /::::::. ',        `'ァ---‐'" 
ー-、、. .-‐'"::::::::::::::.ヽ 
    .l :::::::::::::::::::○`'ー 、 
     ', ::::::::::::::::::::::::::::::.〈      ノ! 
     '、 :::::::::::::::、-一'"ヽ 、___, ' i 
       ヽ ::::::::::::::::::`::::"::::::::::::: / 
       ゙i. ::::::::::::::::: ___, '" 
       / i ::::::::::::::: /l ',';.   `''ー-、 
     /l:::: ';:::::::::::: ::::i:i.:::::';:::::::: l:::. i:.ヽ__,.. 
    / ..::i.::::: ';:::`ァ::::ヾ」:i.:::::';:::人 |:: i::::::/::: 
  / .:::::::::l.::::::、';:::':::l::.';::::l ::::: }:(::::)|: i::/:/ 
. /_ :::::::::::::l.:::::l: iヾ:::l:::::';:| :::::/::(::::)|i:/ '"::::::::: 
.ヽ.ヾ::::::::::::::::ヽ.:|::.|:::.ヾ::::::゙| :::/::::::Y::l´ ̄ ̄ ̄ 


137:名無しさん@ピンキー
06/11/25 22:54:35 DeBiRCj1
: : : : : : : : : ο: : : : : l:::::;: '"、
、: : : : : : /: : : : : : ; '"   l
.ヽ: : : : /: : : : : ; '"     / /
 ヽ  /   ./   _,. r:::::l':シ
、. /ヽ. /   , _'" __|::::::lヽ
  i l::l.l '  /'" ,.r‐'""|:::::l/
  | V | / ./; -っ: :|:ツ:o:ゝ   蝶・サイk
.ヽ.l o.l,/l/∠: ー'_´_;/.//
'" i. i  `'ー.、._    /::o:::ニャ:
'"/ V:ヽ`'ー、::::::o::``r'"  /:/
'"  | : ヽヾ`ー`::、:::::::::::::::ィ''":



↓元の流れに

138:名無しさん@ピンキー
06/11/26 00:32:08 HkkOR3rn
Sunday待ち

139:名無しさん@ピンキー
06/11/26 03:33:38 LTqcyu7E
age

140:名無しさん@ピンキー
06/11/27 23:53:40 b3WWSwyC
このスレの幼馴染みは素晴らしいですね。
実際の幼馴染みいるけど全然ちがうよ・・・

141:名無しさん@ピンキー
06/11/28 01:12:05 sPEbngR1
幼馴染は心の中にいるんだ。

142:名無しさん@ピンキー
06/11/28 01:21:08 vfXHjLTx
職人さん続き待ってます

143:名無しさん@ピンキー
06/11/30 13:45:18 gLJH+7vm
最後の投下から二週間経ったわけだが

144:名無しさん@ピンキー
06/11/30 13:57:01 3vn596TO
一番上に上がっていたのでwktkしてやってきた俺ガイルorz

145:名無しさん@ピンキー
06/11/30 14:16:32 W1EtOw6d
元々波があるスレだからな
投下が始まったらまた怒涛の神作品のオンパレードだよ

146:名無しさん@ピンキー
06/11/30 14:28:17 guvtvqu+
エロ過ぎw↓
URLリンク(www.familyvaluescrew.com)

147: ◆K4f74q9XQ6
06/11/30 16:19:28 KMwjbl30
並んで歩く隣に居るのは、穏やかな表情の彼。
温厚な彼は滅多な事じゃ怒らなくて、あたしは彼の笑顔を見るたびに安心する。

ちっちゃな頃から、何かやらかすのはあたしと決まっていて、彼はそんなあたしに巻き込まれながらも、いつものんびりとしたペースで付いてきてくれた。

なのに。

「ごめん、いつまでもくっついてちゃ駄目だよね」

不意に彼がそう呟いた。

「……え?」

何を言われた分からなくて、足を止めたあたしは彼を見つめる。
数歩先を歩いて彼も足を止めると、躊躇いがちにあたしを見つめ返した。

「僕らももう良い歳だし、幼馴染みだからって、あんまり君にくっついてると迷惑だろ?」
「そ…そんな事あるわけ無いじゃない!いきなり何言ってるのよ!」
「だって……」

あたしの剣幕に押されたのか、彼が口ごもる。
口を閉ざしたら駄目になってしまうような気がして、あたしは彼に歩み寄るとその胸元をガシと掴んだ。

「アンタはずっとあたしと一緒に居なきゃ駄目!それとも、一緒に居たくないの?」

もしも頷かれたらどうしよう。
そう考えはしたけれど、これだけは絶対譲れない。
彼はあたしの勢いに目を丸くして瞬きを繰り返すと、やがて困ったような笑顔を浮かべた。

「……そんな事ないよ」

シャツを握る私の手に自分の手を沿え、やんわりと引き剥がす。
かと思うと、彼は唐突に私を引き寄せると、力強く抱き締めた。

「っ!?」
「そう言ったからには、ちゃんと覚悟しておいてね」

真っ赤になって身動きが出来ないあたしの頭上に、穏やかな彼の声が降る。

「保守…させて貰うからさ」


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