07/05/27 10:08:12 RQUQ4vil
幕間 阿久津宏海の回想 ~ジョジョ部の昼休み(前編)~
某日、昼休み 3-Eに溜まるJOJO部メンバー達。
メンツも何とか集まり、部活として正式に承認され、ついでに有藤も顧問として迎え入れ
順風満帆と行きたいジョジョ部だが、いま一つの問題があった。
部室をまだ決めてない、という事だ。
ゆえに毎日 文字通りの『奇妙な冒険』を続けている。
(一昨日は視聴覚教室でビデオ鑑賞会、昨日は体育館でラジオJOJO体操…で今度はゲーム大会だぁ!?
どんどんこの部活の実体が掴めなくなってくな…)
窓のサッシに腰掛けパック牛乳を飲みつつ、そんな事を考えていた宏海に てくてく近づいて来たのは麻仁温子だった。
「あの~~阿久津くん ………ちょっと訊きたいことがあるの でも驚かないでね
元生徒会長の………百手さんと『付き合ってる』って…………ホント?」
その上体を段々と後ろに傾かせ シパシパ腕をバタつかせ 遂に宏海は窓からズッこけ落ちた。ここが一階だったのが不幸中の幸いか。
「 何 で 麻 仁 が そ れ を ォ !?
太臓かッ!?悠か!!?それともあの陽子(スピーカー)の仕業かッ!」
「あ…あわてないで阿久津くん」
しかしてその答えはまったく別方向から返ってきた。
「私よ」
「 翠 ィ ィ ――― !!? 」