太臓もて王サーガでエロパロ 第二章at EROPARO
太臓もて王サーガでエロパロ 第二章 - 暇つぶし2ch400:宏海×矢射子 14
07/04/24 01:23:41 eHf/V2FE

「……か…帰っちゃ…ヤだ…」
固まったままの宏海が答える。
「意味分かって言ってんのか?!」
「うん…」
少し間を置いて、宏海の右手の先だけが、矢射子の髪に触れた。 それ以上は決して触れて来ない。 矢射子はそれに気付いて、宏海の胸に頭を寄せた。
宏海の心臓の音が聞こえる…心臓の音を聞くなんて、初めて。 初めてなのに、懐かしい気がするのは何でかな。 不思議。 震えも止まって何だか落ち着いて来た…
矢射子は、口をきゅっと結んだ後に、一気に喋った。
「…やっと付き合えるようになったのに邪魔されてばかりで…ずっと、宏海の事が好きだったの。宏海ばかり見て来たの。…好きだから、もっと一緒に居たいの。……ダメ?」

(…矢射子にここまで言わせて何してんだ俺は……ごめんな。かなり勇気が要ったよな。)

「…ダメな訳…ねぇだろ。」

401:宏海×矢射子 15
07/04/24 01:27:01 eHf/V2FE
宏海の左手が、矢射子の体を強く抱き寄せた。 右手は、髪を優しく撫でる。 触れられた部分から、一気に体温が上昇する。
「…宏海…体温高いね…」
「…矢射子は柔らかいな。 良い匂いもするし…」
矢射子が顔を上げると、宏海の顔が近付いてきた。

キス。

凄い、気持ち良い。 キスがこんなに気持ち良いなんて知らなかった。 何だか頭がぼうっとする。
抱きしめあって、何度もキスを繰り返すと、2人の心の距離もゼロになる。
嬉しいけど、でもちょっと強く抱きしめ過ぎだよ宏海。 それにあの、あの、あたっているのはあああああの…
「ごめ…ちょっと痛い…」
「あ、悪りぃ。」
そう言って手を緩めた宏海は、少し間をおいて、大きく深呼吸をした。

402:宏海×矢射子 16
07/04/24 01:29:45 eHf/V2FE

(喧嘩は散々したけど、女の子の扱い方なんて分かんねぇしな……でも、)

「矢射子。」
「なに?」
「…一度しか、言わねぇからな。 ………好きだ。」
「え?? 今なんて…」
「一度しか言わねぇって言ったろ。」
そう言って、宏海はまたキスをした。
どうしよう?! 超嬉しい! 宏海が『好き』って言ってくれた! あたし、宏海に愛されてるって思って良いよね? そう思ったら、涙がちょっと滲んで来た。
それに気付いた宏海は、手で涙を拭って、瞼の上にもキスをした。

403:宏海×矢射子 17
07/04/24 01:31:10 eHf/V2FE

宏海の手が、パジャマ越しに矢射子の胸の上に移動する。
大き過ぎる私の胸だけど、宏海はガラスを扱うみたいに優しく触れてくれる…
「…んっ…」
ヤだ。 何でこんな声出ちゃうのよあたし。
今度は、耳朶に宏海のキスが来た。 手は変わらずに優しく胸に触れたまま…
「…んっ…ゃぁ…っ…」
ホントに何でこんな声出ちゃうの? 好きな人に触られるのって、こんなに気持ち良いの? でも、ちょっと恥ずかしい。
「あ、あの、宏海…」
「…何だ?」
答えながらも、宏海は何度も首筋にキスをして、手はそのまま動かし続けた。
「…電気は、、んっ…け、消さない…の? あと、カーテン…」
「消したら見えねぇし……ダメか?」
見たいって思ってくれてるの? 嬉しいけど…でも恥ずかし過ぎる!
「ヤ…だ…絶対っ…消し…て…」
「……分かった。」
そう言って、宏海は部屋の電気を消した。 『パチン』という音だけが、静かな部屋に響いた。

404:名無しさん@ピンキー
07/04/24 01:36:33 eRXik5FX
支援

405:372
07/04/24 01:39:51 eHf/V2FE
以上で --終--  です。

お付き合い頂き、ありがとうございました。

エチシーンをどうにか、どうにか!!…と思ったのですが、
私には無理でした。(´・ω・`)ショボーン
どなたかエロい人、よろしければこの続きをお願いします。

406:372
07/04/24 01:45:52 eHf/V2FE
>>404
支援ありがとうございました!

407:名無しさん@ピンキー
07/04/24 01:51:16 a+Gwu4QA
GJでした!
でも、続きが気になるなあ…

408:名無しさん@ピンキー
07/04/24 06:14:54 D3+esgJ2
ナーウ!禿しくGJ!
乙女な矢射子がかわいかったよ

続きは…神をお待ちするか…
全裸で

409:名無しさん@ピンキー
07/04/24 19:36:34 igIaTWTy
GJ!

でも、夕方の5~6時の黄昏時なら電気消してもまだ薄明るいよな?
夕焼けの赤に照らされて、余計にえちぃ気がするよ

続きを…神の降臨待ち中…
全裸で


410:名無しさん@ピンキー
07/04/24 21:01:45 E9kOy/sr
GJ!GJ!

べ、べつに>>372の続きが読みたいわけじゃないんだからねッ!

411:372
07/04/25 00:31:31 jHo5zp0x
GJありがとうございます!!

エロ漫画も、エロ小説もBL小説もラノベも全く読まない私(♀)
が書いてもエチい感じに仕上がらないのは目に見えてるんで、
中途半端ですがここで辞めました。

カーテンを閉めるも閉めないも、矢射子の部屋に移動するも
しないも神のお好みで。 ゴムをどっから出すかという
問題があるんですが…それも神のお好みで。
私も続きを書いて下さる神をお待ちしてます。
全裸で

412:名無しさん@ピンキー
07/04/25 00:34:55 n1KlcuWT
>>411
今読み終わったんだけど可愛いヤイコに萌えたよ!GJ!
つ▽
夜は冷えるからパンツをどうぞw
エロがなくても十分楽しめたし、是非また書いて下さい><

続編も楽しみ
私も待つか……裸に靴下で

413:372
07/04/25 01:11:33 jHo5zp0x
>>412
GJと▽ありがとうございます!

あと、すみませんが、出来ればまとめサイトに載せられる
時に訂正をお願いします。
>>387のところ、
私が寝たあと→あたしが寝たあと
太臓達から私を守って→太臓達からあたしを守って
でも、私だって、好きな人の為なら戦える。 私だって、宏海を守ってあげたいよ… その為に、私には
→でも、あたしだって、好きな人の為に戦うのは怖くない。 あたしだって、宏海を守ってあげたいよ…その為に、あたしには

以上です。
ここだけ「私」にしてしまってたのと、
矢射子は普段から積極的に戦ってたしなぁ、と…

414:名無しさん@ピンキー
07/04/27 21:39:02 CxxwYXkG
矢射子可愛すぎるよ矢射子

415:融合宏海矢射子3
07/04/28 03:02:26 tomfzwnL
書き手さん来てたー!遅ればせながらGJです!
矢射子、可愛いよ矢射子!


続いてしまいますが、宏海×矢射子で>>355>>363の続きです






「何言って―」
「ほ、ほら、これ以上怪我したら大変だし、それに」
喉がコクンと鳴る。
一呼吸おいて矢射子は小さく続けた。
「阿久津なら……いい」


体を共有している上に視覚を閉じてる分、普段より敏感になっているのかもしれない。
二人の鼓動が一つに重なっていた。それはまるで体全体が脈打つかのようで、鼓動を打つ度に気持ちが高ぶっていくのが分かる。
暗闇の中に見えないはずの互いの顔が見えた気がした。

「―分かった。開けるぞ」
意を決したのか、または確認とも取れる宏海の言葉に矢射子は黙って一度だけ頷いた。

眉間に入れた力を緩め、そっと目を開く。
壁に反射する電灯の明かりの眩しさとモヤで最初はよく見えなかったが、それもほんの一瞬だった。
クリーム色の壁に薄いブルーのタイル、天井近くの窓から夕焼けに染まる空が見える。
ややぎこちなく下に目線を下ろしていくと、みずみずしい豊かな白い双丘が片腕によって先端を隠されながらも、その腕からこぼれんばかりの存在感をアピールしている。
おずおずと腕を外すと、やや荒い呼吸に合わせて上下する乳房を彩るように桜色の乳首が顕になった。
普通なら見ることができない矢射子の視点から見る裸体の艶しさに、つい宏海は見入ってしまっていた。



416:融合宏海矢射子4
07/04/28 03:05:35 tomfzwnL
「あああ、あ、あの…そんなにジッと…されると……」
「見ていいんだろ?」
「!!」

恥ずかしさに耐えかねた矢射子の主張だったが、宏海の意外な返事にやり込められ、二の句を継ぐことができなかった。

「…バカ、冗談だ。風邪ひかねえうちに洗っちまうぞ」

半ばパニック状態だった矢射子が、自分がからかわれた事に気付いた時には、宏海はすでに手早くタオルに石鹸をつけ、首から汚れを落とし始めていた。
冷静ともとれる宏海の言動に矢射子も少し落ち着きを取り戻したが

(あたしだけテンパってるみたい…阿久津は…何ともないの?)


(ホント冗談じゃねえ。このままじゃ何するか自分でも分かんねえぞ)

矢射子の思いを知るはずもないが、宏海もまた内心頭をかかえていた。

(とにかく早いトコ洗っちまわないと…って、何で女ってのはドコもかしこもこんな柔らかいんだ!)

二人にとって融合していたのは、ある意味救いだったかもしれない。

両腕を擦り終わった所で動きがピタッと止まる。
「あー…洗うからな」
「い、いいいいわよ」

息苦しくなっているのは擦っていた間、矢射子が声を出さないよう時々息を止めていただけじゃないのだろう。体の高まりを宏海も自覚していたが、それが自分のなのか矢射子のものなのか分からなくなっていた。



417:融合宏海矢射子5
07/04/28 03:09:28 tomfzwnL
右手が鎖骨を滑り降り、左の乳房の上をゆっくり擦り始めた。柔らかだが張りのある乳房が手の動きに合わせて、まるでプリンの様に左右に揺れ、形を変えていく。
矢射子にしてみれば自分の体なのだが、擦り方や力の入れ具合の微妙な違いに宏海の存在をいやが上にも感じさせられていた。

(落ち着くのよ、あたし!これはあたしの手!あたしの手!)

胸の形に沿って大きく円を描く様に洗っていると、力んだ指の爪が軽く乳首を引っ掻いてしまった。
すでに痛いくらい隆起していた突起は最も敏感になっていて、矢射子は堪らず声をあげてしまう。
「んっ!」
自分のあげた嬌声で恥じらいが頂点に達してしまった。顔が一気に赤くないなり、頭に血が登っていく。

「あ…や、違うの!これは…」
「……矢射子、悪ぃ」
「え?」

パシャッと水気を含んだタオルが床に落ちる。
タオルを離した両手が、それぞれ下から持ち上げるように乳房をわし掴みすると、豊かに実った白桃を覆い切れず指先は柔らかな果肉に食い込んでいった。



418:融合宏海矢射子6
07/04/28 03:15:34 tomfzwnL
「はぁっ!ん…あ、亜久津?!」
「……限界がきちまったみたいだ」

そう言うと宏海は手に力を入れ、矢射子の胸を揉み出した。手の中で弾力のある乳房がふにふにと風船のように踊る。
「ふあっ……やっ…ま、待っ……!」
揉みながら親指をずらし乳首にあてがうと、指の腹を押し当て転がすように捏ねた。ピリッとした鋭い疼きが二人の全身を貫く。
「やあぁっ!あっ……はぁ」
胸から与えられる刺激と、好きな人に体を弄られているという現状は矢射子の感度に拍車をかけていた。それは宏海にとっても同然で、矢射子の体に流れる刺激は宏海の興奮も高めていく。

「こんなの………は、恥ずかしいっ……」
「お前って、ホント…訳分かんねえヤツ…だな」
「なんっ……で、そんな、んっ……言うの」
「嫌なら、殴るなり何なり、すりゃいいだろ」
「ふあっ……そ、それは…………」

押し寄せる快感に飲み込まれそうになりながらも、矢射子は吐息混じりで続けた。

「亜久津が……す、好きだから…」

息も絶え絶えな言葉に手の動きが止まった。快楽と羞恥のせめぎ合いから一旦解放され、肩で大きく息をつく。

「……んな事言ってっと、明日の朝どうなっても知らねえぞ」
「?…………!!」

少し考え、宏海が言わんとする事を理解すると、火が出そうなほど顔が真っ赤になった。

その瞬間、ボンッと小さな爆発音と共に白い煙がもうもうと立ち込め、あっという間に風呂場は煙に覆われてしまった。

「な、なにこれ?!」
「何も見えねえ…ん?」

手探りで窓を開けると、煙は一分もしない内に薄くなっていき、やがて周囲の様子が見えるようになり、二つの影が姿を現した。

『ああああーーー!!!!』

融合が解けた二人が異口同音に叫ぶ。

「なんっ、何で戻ってるのー?!」
「一晩寝なきゃ戻らないんじゃなかったのか?!」

お約束の全裸で戻った体を隠したが、洗っている途中だったためか、所々まだ汚れや泡が残っていた。

「戻っ…ちゃった」
「ああ…………」

今日何度目かの静寂と緊張が取り囲む。
さっきの会話が二人の頭をよぎっていた。



「……どうする?」









419:名無しさん@ピンキー
07/04/28 03:39:07 AJGd6zxW
->>418
ちょ、GJ!!先が気になるー!


えー、素敵な宏海矢射子の後で恐縮ですが拙作落とします。
勢いで書いた仁露×温子です。
強姦かつ獣姦?なので、苦手な方はここから5レス飛ばすか、
「リッキングウルフ」をNGでお願いします。

あと何気に86章ネタバレ有りです。
一応もう発売日ですが、こちらもお気をつけ下さい。






420:リッキングウルフ 1/5
07/04/28 03:40:03 AJGd6zxW
―どうかしている。

仁露はメガネのブリッジを軽く押し上げた。
今日会ったあの女性の事が頭から離れない。

「怖い?大人になってもひとりじゃなんにもできない方が、もっとこわいよ!」

自分のみっともない姿を目の当たりにし、
更に襲われそうになったというのに、
彼女は「変身出来るなんてすごい」と感心して
怖くないのかという質問には笑ってその言葉を返した。

後からそれはマンガの中のセリフだということを教えてもらったが、
たとえ、彼女自身の言葉でなくても
そうとう読み込んで血肉になっていなければ、
とっさにその言葉が出てくるはずもない。
彼女は、本当にぼくが怖くなかったのだ。

救われた。そう感じた。

なのに、そんな素晴らしい彼女を―妄想の中で犯している。

421:リッキングウルフ 2/5
07/04/28 03:40:59 AJGd6zxW
あの時は間界領事に凍らされたが、もし、邪魔が入らなければ―

彼女に当て身でも食らわせて抱えあげ、
ドラクロワや間界の王子様とその従者2人から逃げて
体育館倉庫あたりに連れ去る。

扉が開かないように細工をし、
服を引き裂いて逃げられないようにする。
彼女は悲鳴を上げるだろう。
「あれ?『驚かして……すまない』は?」

無視してそのまま引き裂いた服で手足を縛りつけ、
全身を舐めて文字通り味わうことに専念する。
最初はくすぐったがったり嫌がったり、
そのうち泣き出すだろう。その涙も舐めとろう。

422:リッキングウルフ 3/5
07/04/28 03:41:58 AJGd6zxW
実界に来てから押さえ込んでいた、溜まりに溜まった欲は、
例のフェロモンですっかり開放されてしまっている。
影響を受けるほど吸い込んだつもりは無かったが、
どうもあのフェロモンにはムラがあったようだ。

ほんのわずか、頭の片隅に残っている理性でそう考えるが、
体は彼女の味を存分に楽しみ続ける。柔らかくきめ細かな肌に前肢を這わせ
弾力を楽しむ。狼の姿は不便だ、たまに肌にキズをつけてしまうかもしれない。
血も舐めとろう、いくら食事とは言え、彼女の血はドラクロワには一滴たりとも渡さない。

そうして舌が触れていないところなど無くなる頃には、
―彼女から笑顔は消えているだろう。
全裸の肌をぼくの唾液でてらてらと光らせ、
引きつった表情でこちらを見るに違いない。

「でも、しょうがないでしょう? 最初に舐めてきたのは貴女だ」


423:名無しさん@ピンキー
07/04/28 03:42:16 tomfzwnL
妄想を引っ張ってこんな形になってしまいました。ごめんなさい



宏海・矢射子もいいけど、今週の温子・仁露もかなりキター!
先が楽しみな組み合わせたくさんあるんだけど・・・まだまだ見たいよ、あもたん


424:リッキングウルフ 4/5
07/04/28 03:43:12 AJGd6zxW
わざとていねいにそう言って、ゆがんだ顔をもう一舐めしてから、
こちらも服を脱いで「食べる」準備をする。―処女、だろうか?
多分そうだろう。確信は無いが。

こちらが服を脱ぐ隙に逃げようとする彼女の腰を捕らえ、
背後から抱え込み、床に―マットか何かあれば、そこに押さえこむ。
奇妙な形に結われた金髪が目の前を跳ねる。

「いや……たすけて、じょうたろうさんっ」

想い人に助けを求める彼女の言葉に、
こころに鈍い痛みと嗜虐を覚えながら、
いきりたった己を彼女の中に根元まで埋ずめる。キツい。
一度引き抜き、また奥まで。血と、体液と唾液と、
彼女の悲鳴と、
体の芯から焼けるような快感―
焼けるような―
焼ける―

425:リッキングウルフ 5/5
07/04/28 03:44:23 AJGd6zxW
「あっ……つぅっっ!?」
仁露が「本当に」熱さを感じて我に返ると、足元が、比喩抜きに燃えていた。

そうだ、ここは自室だ。
彼女から一日つけたままでいろと言われたライターを前にして妄想にふけるうち、
ライターが倒れて落ちたことに気付かず、服に火が付いていたのだ。
慌ててライターを立てて遠ざけ(幸い消えなかった)、
服に移りかけていた火を踏み消す。

「罰が当たった、んでしょうか……」
「おい、なんか焦げくせえぞ?」
一息ついたところで、ドラクロワが異変を察知したのか、
部屋の外から問いかけてきた。

「大丈夫ですよ」
努めて平静を装って返答する。

「ならいいけどよ。あのライター消しとけよ、危ねえから」
「消しません」
「……忠告は、したぜ」
呆れたようなため息と共に、去っていく気配がした。

先ほど避けておいたライターに目をやる。
「すみませんでした。温子……と」
実界では名前呼びは目立つ。彼女を、どう呼ぶべきなのだろうか?

しばらく考え、正解を思いついて、
仁露は苦笑と共にライターに向かって謝罪した。

「すみませんでした、部長」

426:名無しさん@ピンキー
07/04/28 03:45:42 AJGd6zxW
終わりですー。

>>423
ぎゃーすみません挟んじゃったー!!

427:名無しさん@ピンキー
07/04/28 03:57:20 tomfzwnL
>>426
GJGJ!見たいと思ってた矢先に!
仁露がムッツリエロく、ライターの火オチやドラクロアも微笑ましくてたまらんです

こちらこそ中断してしまってすみませんでした


428:名無しさん@ピンキー
07/04/28 07:32:40 VkpkiPXN
おお!仁露温子GJです!
仁露はむっつりっぽいよな!
天真爛漫な温子にふりまわされつつも
なかなか手が出せずに妄想というシチュがおいしいと思う

429:名無しさん@ピンキー
07/04/28 10:25:47 ZQVi1I1t
仁露温子GJ!!
仁露の、決して表には出さない感情とか、温子の呼び方とか、
ディ・モールト ベネ!!
いつかこの2人も公式でくっつくといいな!

430:名無しさん@ピンキー
07/04/28 10:35:30 ZQVi1I1t
融合宏海矢居子もディ・モールト ベネ!!

矢射子のとまどいとか、2人の息遣いとかが聞こえてきそうな
トコロがイイ!! つ、つ、つ、続きはありませんか??

確実に最後まで…だろうけど、何で宏海矢射子派は寸止め
なんだぁぁぁ!!!

431:名無しさん@ピンキー
07/04/28 12:30:13 Sxq/eebX
連休早々祭りになってますね!
皆様、ディ・モールト、ディ・モールト・ベネでございます!!

>>337ですが、ドラクロワは他の方々にお任せすることにして、
宏海×矢射子の初デート後の話を書いてみました。
Hは…頑張りますが、あっさりとしかできないと思います…。
とりあえず、前半投下します。

432:宏海×矢射子1
07/04/28 12:44:44 Sxq/eebX
初めてのデートの帰り道。
「やれやれ、結局いつものパターンだったな」
「赤い悪魔」の異名を持つ(元?)不良、阿久津宏海はため息をついた。
「本当ね…」
これもため息とともに答えたのは、隣を歩いていた百手矢射子。
最初は間界の王子太臓がらみで宏海のことも敵視していたが、
今では毎日食べたものまで報告しあう宏海の彼女だ。
矢射子は普通にしていればそこそこ、いやかなり魅力的な女の子だ。
何しろ、身長168cm、体重56kg、バスト92Gカップのナイスバディ、
美人で文武両道の元生徒会長なのだから。
ただ、何かと暴走してしまうのが玉にキズなのだが…。
それでも宏海は、矢射子が実は並外れて純情なあまり暴走してしまうのだということに、
最近気づき始めていた。
「太臓がいる限り、あたしたちには平和はないのかしら…」
「他の相手だったら、すぐに愛想をつかされてるだろうな。
お互い太臓のとばっちりをくう者同士だから、オレ達うまくいってるんだろうか…」
「…かもね」
ポニーテールの髪を払って、矢射子がクスッと笑った。
「だとしたら、あたし生まれて初めて太臓に感謝するわ」
これにはちょっとジーンときた。
宏海は、これまで矢射子がどれだけ太臓の変態ぶりに迷惑をかけられてきたか、
よく知っている。
太臓がドキ高に転校してきてからは言うに及ばず、昔太臓をホームステイ
させていた時には、太臓が原因で当時の彼女の人間関係はメチャメチャに
されてしまったのだった。それなのに、おかげで宏海とうまくいくのなら、
太臓にさえ感謝するとは…。
「それにね、皆の前で『オレたちつき合ってる』って言ってくれて、
うれしかった」
「矢射子…」

433:宏海×矢射子2
07/04/28 12:56:27 Sxq/eebX
その時だった。
「やっと見つけたぞ、宏海!」
「おっ、親父!? どうしてこんな所に!」
「宏海のお父さん!?」
二人の前に立ちふさがったのは、息子を溺愛する宏海の父だった。
「昨日からどうも様子が変だと思ったから後をつけてきたんだが、
途中で見失ってしまったんだ…
やっと見つけたと思ったら、見知らぬ女とデートとは!
一体全体、佐渡さんとはどうしたんだ!」
「佐渡さん?」
動揺する矢射子の隣りで、宏海は声をはりあげた。
「もともと佐渡のことは伊舞の勘違いだって言ってるのに、連れて来いって
騒いだのは親父じゃねえか。
紹介するぜ、これがオレの本当の彼女の矢射子だ!」
「本当の彼女?」
「は、はじめまして! 百手矢射子です…」
真っ赤になって頭を下げる矢射子をじろりと眺めると、父は宏海に向き直った。
「いかん! たしかにこの女はいい体をしているが、それに血迷って乗りかえる
など、いかんぞ宏海ィ!
この売女アアア!! よくも宏海をたぶらかしおってエエエ!!」
「えっ? あっ、あのっ?!?」
宏海がとめる間もなく、逆上した父が矢射子につかみかかろうとし、
不意をつかれた矢射子ははずみで転倒してしまった。

434:宏海×矢射子3
07/04/28 13:07:30 Sxq/eebX
「あ痛っ!」
「大丈夫か、矢射子!?」
駆け寄った宏海が助け起こすと、矢射子はけなげにほほえんだ。
「ん、大丈夫…つっ!」
左足首をおさえてうめく矢射子に、宏海はそっと怪我をした部分を調べた。
「ひねったな…。さいわい骨に異常はなさそうだが。…親父!!」
「はっ、はいっ!?」
底冷えのする宏海の声に、父は直立不動で返事をした。
「オレが体目当てに女を乗りかえるような男に見えるか?
そんなにオレのことが信じられないか?」
「いえ…そんなことないです…」
「だったらオレの言う事を信じろ。佐渡とはただの同級生だ。
この間は、オレが頼んで彼女のふりをしてもらっただけだ。
オレの本当の彼女は矢射子だ、わかったか!!」
「はいっ、わかりました!!」
「オレは怪我をした矢射子を家に送ってくからな。文句はないだろうな…?」
「…ありません…」
しゅんとした父をひとにらみし、宏海は矢射子に向き直った。
「歩けるか?」
「う、うん。あのっ、あたし、本当にたいしたことないのよ?
そんなにお父さんに怒らないで、ね、宏海?」
宏海は鼻を鳴らしただけだったが、幾分表情を和らげた。
「じゃ、家まで送ってくぞ、矢射子」
「あ、ありがと。お父さんすみません、失礼します…」
ペコリと頭を下げた矢射子が宏海に支えられて立ち去るのを見送る
宏海の父の背には、哀愁が漂っていた…。

435:宏海×矢射子4
07/04/28 13:19:54 Sxq/eebX
「あらっ、矢射ちゃん?」
百手家に着くと、矢射子の母が二人を迎えた。
「早かったわね? 夕食はいらないって言ってたから、お父さんと待ち合わせして
出かけるところだったのよ」
「うん、それが…。たいしたことないんだけどちょっと足首をひねっちゃって、
とりあえず帰ってきたの」
「まあまあ、それは大変だったわね。あら?
あなたは以前、太っくんと一緒に矢射ちゃんのお見舞いに来てくれた…?」
「阿久津宏海です。すみません、オレがついていながら…」
「いやね、宏海さんの責任じゃないでしょ。
そう、あなたが矢射ちゃんの彼氏だったの、よろしくね。どうぞ上がって」
「あ、はい、お邪魔します」
宏海は少し顔を赤らめて頭を下げると、矢射子を助けながら家に上がった。
母は矢射子のひねった足首を調べると、手際よく手当てした。
「たいしたことなくて、良かったわ。
二人ともごめんなさい、お父さんを待たせているからもう出かけないと。
お茶の用意はしたから、矢射ちゃん、宏海さんにゆっくりしてもらってね。
夕食に出られないようなら、何かとってもいいし、冷蔵庫にもいろいろ入ってるから
適当に食べてね。
ふふ、矢射ちゃんたら、最近とても楽しそうだと思ったら、
宏海さんとおつき合いしてたからだったのね」
母の言葉に、二人とも赤面した。
「もうっ、お母さんたら、変なこと言わないでよ!」
「うふっ、それじゃ宏海さん、ゆっくりしていってね。
矢射ちゃん、よかったらこれ使って」
何か入った紙袋を矢射子に渡すと、母は出かけていった。

436:宏海×矢射子5
07/04/28 13:32:54 Sxq/eebX
玄関先で矢射子の母を見送った二人は、リビングに戻った。
「優しいオフクロさんだな。それに、親父さんと仲がいいんだな」
「うん、…ちょっと変わった趣味を持ってるんだけど。でも、いい両親よ」
「そうか…」
彼が離婚した両親のことを考えていることを察した矢射子が、気遣わしげな顔を
しているのに気づき、宏海は話題を変えた。
「ところでオフクロさん、何をくれたんだ?」
「あ、何かしら、えっと…」
紙袋をのぞいた矢射子は、そのまま固まってしまった。
「…お母さんったら…」
「どうした? 意外なものだったのか?」
「い、意外というか、その…たいしたものじゃないの、うん…」
矢射子は動揺を隠そうとしたが、例によって失敗し、袋の中身を床に
ぶちまけてしまった。
「…これは」
袋から飛び出したものは、…SMセットと避妊具の小箱。
不本意ながら周囲からはつっこみエースと目されている宏海だが、今回ばかりは
リアクションに窮した。一歩間違えれば矢射子を深く傷つけるのは目に見えている。
「…えーと…」
束の間の沈黙を破ったのは、かつてないほど真っ赤になった矢射子だった。
「違うの宏海、あたし、そんな趣味ないからっ!! これは両親の…
と、とにかくあたし宏海の体目当てなんかじゃないからっ…!!」
宏海は苦笑いすると、妹にするように矢射子の額をつついた。
「バカだな、そんなこたあわかってるよ。そもそも、体目当てってのは普通男の方だぜ?
矢射子は狙われる側だろ」
矢射子はほっとした顔をすると、安心した勢いかすごい力でしがみついてきた。
「ありがと、宏海…」

437:431
07/04/28 13:35:41 Sxq/eebX
とりあえず、前半終了です。
続きはなるべく連休中にと思っています。

438:名無しさん@ピンキー
07/04/28 14:01:38 iwdK75Z2
>>425
仁露×温子ktkr!!
今日発売のWJ見るまで仁露は「温子さん」と呼んでると思ってたけど部長呼びもディ・モールト・ベネ!
無防備な温子に悶々としながら手が出せずにいる、ってのがマイエンヤ婆スタンド

439:名無しさん@ピンキー
07/04/28 14:15:09 qaZeCqxQ
なんかすごいいっぱいキテル━━(゚∀゚)━━!!
みんな乙!!!

440:名無しさん@ピンキー
07/04/28 14:17:49 zUbgfHDt
仁露×温子と宏海×矢射子×2
乙乙GJ!!
>>431
続きwktkして待ってる

441:名無しさん@ピンキー
07/04/29 07:55:56 Dvo+SLTa
どれもみんなGJです━d(゚∀゚d)(b゚∀゚)b━!!

続きを全裸で待ってますよ(´・ω・`)

442:431
07/04/29 14:50:08 gFwTmtS4
短めですが、宏海×矢射子の後半を投下します。

443:宏海×矢射子6
07/04/29 15:05:08 gFwTmtS4
豊かな弾力を押し付けられ、宏海はうろたえた。
全身を勢い良く血が巡り、頬がカッと熱くなるのが自分でもわかる。
「悪ィ…、放してくれねえか」
「えっ? あっ、キャーキャー言って抱きついたりしてくる女は嫌だって、
前に言ってたっけ?」
「いや…矢射子になら抱きつかれても構わねえけど…
その、そんな風に抱きつかれると、オレの方が体目当てになっちまいそうで、さ…」
宏海は上気した顔を見られないようにそむけながら、やっとのことでそう言った。
だが次の瞬間、しがみついてくる矢射子の腕にふたたび力がこもった。
「やっ、矢射子!?」
「宏海ならいいの…宏海は優しくて、あたしが困った時に何度も助けてくれて、
それで好きになったんだから…。
宏海なら、体目当てなんてことないって信じてるもの…」
「矢射子…」
不良として恐れられていた宏海は、こんなことを自分が言われるとは考えたことも
なかった。
宏海も両手を矢射子の背中にまわし、抱きしめた。こうして密着していると、
相手の鼓動が伝わってくる。子供の時以来、他人とこんなに密着したことはない。
「宏海、大好き…」
「オレもだ、矢射子…」
左手は矢射子の背にまわしたまま、右手で矢射子のあごを持ち上げ、唇を重ねる。
やわらかい感触を味わいながら矢射子を見ると、目を閉じて宏海に体を預けている。

444:宏海×矢射子7
07/04/29 15:17:09 gFwTmtS4
「本当にいいのか、矢射子」
宏海はささやいた。
「うん…」
「よし」
宏海は、床に落ちていた小箱を拾い上げた。
「せっかくだから、SMセットはともかく、こちらは使わせてもらうか。
ここでいいか、それともお前の部屋へ行くか?」
矢射子はびくりと身を震わせ、ようやく聞き取れるほどの小さな声で答えた。
「あたしの部屋へ…」
「わかった」
そう言うと宏海は矢射子を抱き上げた。
「きゃっ! 宏海、あたし重いし、自分で歩くから…!」
「けが人はおとなしくしてろ。それに、お前の重さなんてなんでもねえ」
宏海は軽々と矢射子を自分の部屋へ運んだ。
実はサンタクロースの手伝いをした時とか、見舞いに来た時とか、この部屋に
来たことは何度かあるが、つき合うようになってからはこれが初めてだ。
ベッドに矢射子をおろし、隣りに腰掛けてふたたび唇を重ねる。
片手で矢射子の髪を優しくなでながら、もう片方の手は不器用に服にかける。
あらわになった白い肌は、薄紅色に上気している。
大きな手で豊かな胸を包み込むようにすると、矢射子は目を閉じたまま
そっとため息をもらす。
(女って、本当にやわらけえな…)
己の手をひどく武骨なものに感じ、気後れしながら宏海は矢射子の服を
脱がせにかかった。
かすかな湿布のにおいが鼻をつく。白い包帯に包まれた足首が痛々しい。
「足…大丈夫か?」
「うん、しっかり手当てしてもらったから平気…気にしないで…」

445:宏海×矢射子8
07/04/29 15:32:25 gFwTmtS4
宏海は自分の服を手早く脱ぎ捨て、矢射子の足首に気をつかいながら
そっと覆いかぶさる体勢になった。
唇、首筋、胸元と、思いつくままにキスをする。矢射子はぎゅっと目を閉じたまま、
宏海のなすがままに身を任せている。濡れた部分を探りあてると、矢射子の体は
びくっとする。
「あ、宏海…」
「力抜いてろよ。無理なことはするつもりねえから…」
「うん…」
そっと愛撫を続けると、次第に矢射子の緊張がほぐれ、かすかな声をあげはじめた。
「矢射子…いいか…?」
おずおずした声に、矢射子は目を開いて宏海を見るとうなずいた。
ゴムを着けたものを入り口にあてがい、宏海はわずかに腰を進めた。
きつい。矢射子が押し殺した声をあげる。そっと動いて様子を見るが、
相当痛みを感じているようだ。
(これは時間をかける方が苦しそうだな…)
「いくぞ、矢射子」
そう告げると一気に力をこめる。矢射子が大きくうめいた。
奥に届いたところで動きを止める。
「…つらいか?」
矢射子は涙目になりながら宏海を見上げた。
「ん…痛いけど、大丈夫…」
「動いていいか?」
「…うん」
宏海はそっと体を揺らすように動いた。やがてだんだんと動きが大きくなる。
はじめはひたすら歯をくいしばっているようだった矢射子の口からも、
次第に甘い声がもれはじめる。
長い髪が汗ばんで上気した顔に乱れかかっている。
初めて見るなまめかしい表情に、宏海はますます昂ぶりを覚える。
矢射子の中はあたたかくなめらかで、彼をしめつけてくる。
あまりの心地よさに、あっという間に登りつめそうになってしまう。
「矢射子、悪い、オレもう…」
「いいわ、宏海…」
優しい声が答えたのと同時に、宏海は己を解放した。

446:宏海×矢射子9
07/04/29 15:47:01 gFwTmtS4
息を切らせながら、宏海は矢射子にキスをした。
「ごめんな、矢射子…」
「えっ? 何が?」
「いや、オレ余裕がなくて、自分ばっかり気持ちよくなっちまって…」
「そっ、そんなこと気にしないで。あたし、夢中だったからよく覚えてないんだけど、
宏海がとっても優しくしてくれたから怖くなかったし、いますごく幸せ…」
恥じらいながらささやく矢射子をいとしく思いながら、宏海は彼女の
乱れた髪をなでた。
体を起こしてゴムの始末をした宏海は、ベッドわきのあるものに気がついた。
「あれ? 鬼の人形? …これって、前に矢射子、こわしてなかったか?」
「あっ、そ、それは…」
それは宏海が矢射子の見舞いに来た時に見つけた、自分によく似た赤鬼の人形だった。
もともとぼろぼろだったものを、あの時矢射子がさらに痛めつけて完膚なきまでに
破壊していたと思ったが、すっかりきれいに直してある。
「それ、実は宏海のつもりであたしが寝る前に話しかけたりしてたの…。
毎晩一緒に寝てたから、ぼろぼろになってたんだけど…。宏海に見つけられて
恥ずかしくて、つい乱暴しちゃったけど、その後すぐに直したの」
「ふーん、こいつが話せれば、矢射子が毎晩どんなことを話してたか、
聞けるわけだな…」
「やっ、やだ、そんな!」
「まあいいや。当分こいつにオレのかわりに矢射子の相手をしててくれるように
頼んどくかな、その必要がなくなるまで…」
「えっ、それどういう意味…?」
「そのうち、オレが毎晩矢射子の話を聞いてやるからさ」
数秒かかってその言葉の意味を理解すると、矢射子は全身真っ赤になって
枕で顔を隠してしまった。
口もきけずにいる矢射子のかたわらで、宏海は鬼の人形をつついた。
「それまで矢射子を頼むぜ、赤鬼君よ」

447:431
07/04/29 15:50:09 gFwTmtS4
以上で終わりです。
それでは、他の職人さん方の投下をwktkでお待ちしてます!

448:名無しさん@ピンキー
07/04/29 16:10:18 yinMIymH
>>447
乙乙ゥ!
GJGJゥ!

Hは、宏海と矢射子だからこんくらいのがいいと思うぞ

449:名無しさん@ピンキー
07/04/29 22:22:26 N/qkFqnk
保管庫管理人さん量多いけど頑張って!ww

450:名無しさん@ピンキー
07/04/30 01:18:35 YAx9Gapv
>>447
寸止めじゃないのキタ―!!! GJ!!
宏海も矢射子も初々しいのがいいッス! キュンキュンきたッス!!

451:名無しさん@ピンキー
07/04/30 22:30:53 NV4MHTyB
>>447
GJ!キャラがそれらしくていいね。
宏海視点も新鮮かな。

452:名無しさん@ピンキー
07/05/01 23:30:17 orPgp6wW
職人さん方、乙です!

もうすぐもて王が終わってしまうなんてさみしい。
せめてここでは、もて王世界を楽しみたい…

453:名無しさん@ピンキー
07/05/02 02:34:57 gpr8FGky
ネ申が舞い下りたー!!!
禿しく乙です!
連休中は宏海矢射子ではぁはぁしまくろう…最高のGWだぜ…!

454:名無しさん@ピンキー
07/05/02 12:41:15 PMgMiD7/
もて王打ち切りってきいたんだが(´・ω・`)
ジャンプの楽しみがもうジャガーだけか

455:名無しさん@ピンキー
07/05/03 21:52:16 0eRHZiTM
俺、この漫画が終わったらこのスレに仁温投下するんだ

……メモ帳に書き始めるか……

456:名無しさん@ピンキー
07/05/04 20:53:44 OXuDF7Xy
>>455
終わったらと言わず今すぐにでもwktk

457:名無しさん@ピンキー
07/05/05 13:23:14 A1goVduu
>>456
ごめん、無駄に書くの遅い上にエロシーンは思いついたけど
導入部分が思いつかないから遅くなるwww気長に待っててくれると嬉しい


458:名無しさん@ピンキー
07/05/05 17:55:45 Fr0jZyXv
だれか モタスピかいて…

459:名無しさん@ピンキー
07/05/06 13:27:07 ci9in5Je
空中合体!

460:名無しさん@ピンキー
07/05/06 22:01:29 GPyM88TF
保管所更新マダー?

461:名無しさん@ピンキー
07/05/12 20:08:13 Z8WeYUNR
保守

462:名無しさん@ピンキー
07/05/14 07:30:55 HsarETgM
書いてみようかな

463:名無しさん@ピンキー
07/05/14 09:11:18 oLhf++X8
>462
是非是非是非、よろしくお願いします!

464:名無しさん@ピンキー
07/05/14 10:01:49 qrNf1CMB
宏矢射(デス甘純愛系、ネタ多め)投下よろしいでしょうか?
エチシーンは「ムリ!できない(泣きながら駆け去る)!!」なのですが…

465:名無しさん@ピンキー
07/05/14 13:50:10 VJPKttPK
是非読ませてくれ…あれっ?ジャンプ見てたら急に涙が…(´;ω;`)ブワッ

466:372
07/05/15 22:58:31 HYjU0nPg
えと、>>372です。あれからちょこちょこ話書いてまして…
>>379から始まって>>403で終わったの話の続編(2週間~
1ヵ月後くらい?)書きました。
ほのぼの~微エロ クラスなんですが、このスレが過疎ってる
のも寂しいので、勝手に投下させて下さい。
スレ住人の方の許可も取らずにすみません。では、次から行きます!

467:宏海×矢射子 1
07/05/15 23:02:52 HYjU0nPg
土曜日の午前。

休日なのに早朝から悠に呼び出され、頭の中でツッコミを繰り返しながら帰宅する宏海がいた。

…ったく悠のヤロー、また太臓が誤召喚したくらいで俺の反応見てえからって呼び出しやがって!
俺は驚き要員でも解説要員でもねえっつーの!
…でもこれで行かねえとアスタリスクゲートから召喚されそうだし、そうなったらまたオヤジが誤解しそうだしなぁ…
オヤジの件だけでもどうにかしてえから早く家出てーな…
…今帰ったらまた五月蝿そうだし、その辺ブラついてから帰るか…
それにしても矢射子と会う約束してねえ日で良かった…

矢射子と付き合い始めてしばらくたち、日常のふとした出来事にも、つい矢射子の事を考えてしまう宏海。
「赤い悪魔」と恐れられていた彼を知る人には、きっと信じられない変化だろう。
普段表立って感情には出さないが、矢射子の事は、確実に宏海の心の一部分を占めるようになっていた。



468:宏海×矢射子 2
07/05/15 23:05:25 HYjU0nPg
家とは反対方向の繁華街の方に向かって歩き、よく行くゲームセンターまであと少し、
というところで、目の前のビルから、パッと女の子が出て来て、前を歩いて行った。

「…矢射子?」
見覚えのあるミニスカートに、すらっと伸びた脚にはニーソックス、髪型はポニーテールで、
いつものピンクと緑のリボンが、歩く度にふわっと揺れている。
間違いない、矢射子だ。 すぐ先を歩いてるが、まだこちらには気付いていない。
「矢射…」
呼び止めようとして気が付いた。
今出てきたビルって……産婦人科だよな?!

『えええええ?! 産婦人科ぁ?!』
あまりの衝撃に、人ごみの中で大声でつっこんでしまうところだったが、
すんでのところで口には出さずに心の中でつっこんだ。


…それから後の事はよく覚えていない。
どこをどう歩いたのか、宏海は矢射子とよく行く公園のブランコに座っていた。

469:宏海×矢射子 3
07/05/15 23:07:25 HYjU0nPg


「ブランコのりたいのに、あのおにーちゃんが かわってくれないー!」
公園にはブランコで遊びたがっている子供がいた。
だが、目を見開いて脂汗をかき、両手で頭を抱えて黙りこくった赤い悪魔が乗るブランコに近付ける者はまずいない。
いつしか公園からは親子連れの姿は消えていた。

人気の無くなった公園で、宏海は堂々巡りの考えに陥っていた。

いや、まぁその、アレ付けてたけどヤる事ヤったら子供出来ても当たり前で…
気を付けてたけど、万が一って事も無い事は無い訳で…
つか、何で矢射子は俺に一言も相談無しで一人で産婦人科に…
俺がまだ高校生で経済力が無いせいか? それにしたって付き合ってんだし一言ぐらい…
俺が頼りねえと思われてんのか?!
まさか本当に――
それなら、俺は…
いや、矢射子が何も言って来ねえって事は、何も無えって事なのかも…
それにしても…

470:宏海×矢射子 4
07/05/15 23:09:48 HYjU0nPg


堂々巡りも何順目か、答えの出ない問題に行き詰まり顔を上げた宏海は、公園のフェンスの向こうに数組の親子連れがいる事に気付が付いた。
母親は時々ちらちらとこちらを見ているような気もする。 中には、まだ小さい赤ちゃんを乗せたベビーカーを押している親もいる。
「…休みの日に親子で公園…か… ブランコ、占領して悪かったな……帰るか。」
宏海は、ブランコから立ち上がり公園の入口に向かった。 入口で親子連れとすれ違う。
子供の遊び場を占領して悪かったな、と何となく軽く会釈をした。
「おにーちゃーん! ブランコかわってくれてありがとー!!」
背後から、小さい子供にふいに明るく声をかけられて、重かった宏海の心はほんの少しだけ軽くなった。



「宏海!! どこ行ってたんだ! 父さん心配したぞ!!」
うるせぇオヤジ。
「お昼は宏海の好きなカレーだぞ! 福神漬けとラッキョウもあるぞ!!」
食欲ねーんだよ。
「沢山食べないと大きくなれないぞ!!」
これ以上どこか大きくなるならそれはメタボリックだ!!
いつもなら大声で言い返す宏海だが、流石に今日はさっきの衝撃が大き過ぎて何も言い返せない。
「お、今日はやけに素直だなー! いっつもそうだと父さん嬉しいんだがなー!
良い子にしてるとデザートも付けちゃうぞ!」
「………いや、メシいいわ。 俺、今から出かけっから。」
心の中で一々つっこむのも疲れるし、と、宏海は携帯と財布だけを持って家を後にした。
背後からオヤジが色々言うのもいつもの事だけど、今日は何だか酷く疲れる。
…1人で考えててもどうしようもねえし、本人に聞いてみるか…と、矢射子にメールを送った。

471:宏海×矢射子 5
07/05/15 23:11:48 HYjU0nPg


件名:昼メシ食ったか?
本文:今から会えるか? いつもの公園で待ってる。

直に返事が返って来た。

件名:食べたよ!v(≧▽≦)
本文:お昼はオムライス作ったよv 食べ過ぎたかも★ミ 宏海は何食べた?
もー、急に呼び出すの止めてよねv(≧▽≦)v 今から行くけど!


パチン、と携帯を閉じる宏海。
…いつも通りだな… あれは…見間違いか? 見間違いだよな…
宏海はまた考えながら、さっきまでいた公園に向かった。

472:宏海×矢射子 6
07/05/15 23:14:21 HYjU0nPg


公園には、さっきの親子連れどころか、もう誰もいなかった。 きっとみんな昼食に帰ったのだろう。
今度はブランコではなく木陰のベンチに座る宏海。 空は快晴で、風が吹く度に木漏れ日が揺れる。
気温は高めだが、風があるせいかそう暑くは感じない。
矢射子からのいつも通りのメールをまた読み返すと、少し余裕が戻って来た。
そうだよな。 何かあれば俺に一言ぐらい相談するよな。 付き合ってんだし…
宏海が安堵のため息を吐いた時に、

「―ごめん、待った?!」
と自分を呼ぶ声がした。 いつも通りの、矢射子の声…いつも通りの…

いや、違う!!

宏海は、ベンチから転げ落ちそうになるほど驚いた。
矢射子は、午前中に見かけたの女の子と、同じ服、同じミニスカート、同じニーソックスを履いている。
リボンももちろん同じだ。
じゃ、あれは…矢射子だったのか?!

473:宏海×矢射子 7
07/05/15 23:16:01 HYjU0nPg

一方、そんな宏海の様子を見て
んもぅ、私と会えたのがベンチから落ちそうになるほど嬉しいなんてvv
と、ニヤついている矢射子。
2人の考えには実界と間界ほどの開きがあるのだが、まだそれには気付いていない。

「…矢、矢射子…その…」
あまりの衝撃に口をぱくぱくとさせる宏海。
「あ、このブーツ? 欲しくてずっと買おうかどうしようか迷ってたんだけど、さっき買ったとこなのー!
ちょっとヒールあるけど、宏海は身長あるからこれぐらいあっても大丈夫だし… に、似合う…かなっ?」
8cm程のヒールのあるブーツを履いて、宏海の言葉を期待して はにかみながら笑い、くるくると回る矢射子。
「や、止めろ!! 矢射子!! 危ねえだろ!!」
「え? 大丈夫よ、これくらい…」
言いかけたところで、宏海は立ち上がって矢射子を抱き締めた。

474:宏海×矢射子 8
07/05/15 23:18:31 HYjU0nPg

えええー?! ちょっと何よ、宏海ったら真昼間っから…嬉しいけど!!
やーん宏海ったらブーツがツボなの~?! これからデートの時はずっとブーツね!
矢射子の妄想は止まらない。
宏海は矢射子を抱き締めたまま、言葉をかける。
「大丈夫か? どこか具合悪いところはないか?」
「? 平気! あ、でも食べ過ぎちゃって、ちょっと気持ち悪いかも…」
「!! そんなカカトの高い靴でウロウロするな!」
「でもこれ、宏海に見せたくて…」
「…俺は高校生で今は経済力無えけど、でも何でも1人で背負い込もうとすんな!
いざとなったらガッコ辞めて働くくらいの覚悟はあるから!! とにかく危ねえからその靴は止めろ!!」
「……え? 何? え? …何の話??」
ここでやっと矢射子が、話が噛み合っていない事に気が付いた。
「何のって………今日、偶然、矢射子が産婦人科から出てくるトコ見ちまって… だから、その、、アレだろ? 俺と…」
「えええええ?! ちょ、ちょっと!! 何バカな事言ってんのよ!!」
「何がバカなんだよ!! 大事な事だろが!!」
「やっ、だから、違っ… あああああの、その、た、確かにお医者さんには行ったけど…」
「だから、医者行ったんだろ?!」
「…いや、その、あの………せ……生理痛がね、前から酷くてね、一度見て貰おうとずっと思ってて、それで今日やっと…」
「生理…痛? じゃ、妊娠じゃなくて…」
「もう!! 女の子には色々あるのよ!! 勝手に勘違いしといてこんな事言わせないでよ!!」

475:宏海×矢射子 9
07/05/15 23:20:06 HYjU0nPg

鈍い彼氏に言いたくない事を言わされたために、矢射子の目には涙が溜まっていた。
その後は、ブーツ姿を褒めて貰えるのかと思っていたのに、何を言わせるのよ!!という無言の抗議。


公園のベンチに座りなおす2人。 気まずくてお互い正面を向いたままだ。
矢射子はまだ目に涙を溜めて、黙ったまま静かに怒っている。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…という怒りの効果音まで聞こえて来そうだ。

「…あー…、勝手に勘違いして、怒鳴って悪かったな…」
矢射子は表情を変えないまま、ハンカチで涙を拭いた。
「今日、これから、どっか行くか?」
う、全然機嫌直んねえ…
「…そのブーツ、似合ってるな。」
俺に見せたいって、言ってたよな確か。
頭の中で、どう言えば矢射子の機嫌が良くなるか、ぐるぐると考え、ぽつりぽつりと話しかける宏海。
「…ねぇ、さっきの、、」
お、ちょっと声が柔らかくなった。 と思ったら、質問が来た。

476:宏海×矢射子 10
07/05/15 23:21:52 HYjU0nPg
「……本気?」
「ん? 何がだ?」
「あの…『いざとなったら学校辞めて働く覚悟はある』って言ってたの…」
そんな言葉が自分の口から出てたのに驚いた。 無意識に出た本心ってヤツか?!
「ま、まぁ…な。」
チクショウ何確認してやがんだコイツ。 心なしか俺の耳が赤くなってるような気がする。
「……びっくりした。」
自分でもびっくりだ。
「…でも、嬉しかった。」
そう言って、ゆっくりと花が開くように笑う矢射子。 凄く可愛いな、コイツ。
「そ、そうか… まぁ、2人で生命に関わる事したんだから、な。」
矢射子は、赤くなって下を向いた。

そういやあの時の矢射子は、可愛くて柔らかくてエロくて良い匂いがして、
壊れそうだけど本当は強くて温かくて…

…俺しか知らない、矢射子。

477:宏海×矢射子 11
07/05/15 23:26:44 HYjU0nPg

何もまとっていない身体も、唇からこぼれる吐息も、繋いだ手も、細い肩も、流れる涙も、
俺が傷を付けたコトも、全部、俺だけの…

「ちょ、ちょっと!! 何勝手に思い出してんのよ!!」
「? いや、よく思い出してたって分かったな?」

矢射子の顔は益々赤くなる。
だって、あたしも思い出しちゃったから…なんて、言える訳が無い。

あの時の宏海の、間近で見た、鍛えられた身体と、体のあちこちで感じた唇と手の温かさと、
荒い息と、涙を拭いて頭を撫でてくれた手と、抱き締めてくれた腕と…

「もう!! 知らない!! エッチ!!」
自分の事は棚に上げて、宏海を非難する矢射子。
「それより…避妊には気を付けたつもりだったけど…これからはもっと気を付けるわ。
だから何かあったら言えよ。」
矢射子の耳元で囁く。
急に耳元で囁かれて、矢射子は一瞬両目を瞑って、ビクッと首を竦めた。
少し震えて涙目になってるのが妙にエロい。
そして、顔どころか手まで真っ赤にしている。 こういう時は大抵、暴走する一歩前だ。

478:宏海×矢射子 12
07/05/15 23:29:33 HYjU0nPg
「そ、それならね、お医者さんがね、生理痛酷いならピルを飲んだら軽くなるケースもあるけど試してみる?
って言ってて…」
ピルに避妊効果があるのは俺でも知ってるけど、まさかこう来るか?!と思ったら矢射子は目を白黒させてるし。
コイツ絶対何も考えずに医者から聞いたままを喋ったな。
「……えらく…前向き…だな…」
矢射子の言葉に、こちらもつい、思った事がそのまま口をついて出た。
「え? いやあの、あの、そうじゃなくて。 いやそうなんだけど、あああああの…」
「いやまぁ、無理しねえでいいから。 とりあえず、嫌だったんじゃなくて良かった。
この前は痛いだけだったんじゃねえかと…」
全部言い終わる前に『ボカッ』と鈍い音がして、宏海の脇腹に矢射子のパンチがヒットした。

「~~~~ってぇ……」
女の子とは言え、討魔師としての力を持つ矢射子に殴られると、鍛えていてもそれなりに、
いや、かなり痛い。
「こ、こ、こ、公衆の面前で、何恥ずかしいコト言ってんのよ?!」
「…今は俺とお前しかいねーぞ、ここ。」
「~~~~バカッ!! と、とにかく、勝手に思い出さないでよっ!!」
「悪りぃ悪りぃ。」

479:宏海×矢射子 13
07/05/15 23:31:42 HYjU0nPg

笑いながら、顔に持って行った手の間から見ると、矢射子が涙目になって、
もうどうしようもなく焦っているのが良く分かった。 全く、コイツといると退屈しねーな。

それから、公園を見渡して、誰もいないのを確認して、
「矢射子。」
と声をかけて、キスをひとつ。

矢射子は、真っ赤になったまま、驚けばいいのか怒ればいいのか、
泣けばいいのか笑えばいいのか分からなくなったらしく、
その全部の表情をして、口を開けたまま固まってしまった。


…可哀相だから、今日はこれぐらいにしといてやるかw

480:372
07/05/15 23:37:44 HYjU0nPg

…以上っス! ほのぼの~微エロクラスを勝手に投下して悪かったっス!

改行が微妙なのは「長過ぎ」とエラーが出た為です。
アク禁かからなくて良かった~ では、失礼しました!

あ、最後に…「もて王」という漫画に出会えて幸せでした!
最終話の「おはよー 宏海v」の笑顔にキュンキュン来ました!
宏海パパと対面する矢射子も見たかったけど、アンケ3枚と
(ジャンプ3冊買ったよ!)ファンレターも出すから赤マルを期待します!
大亜門先生もこのスレの皆様もありがとうございました!

481:名無しさん@ピンキー
07/05/16 00:07:23 Xe9LaWvH
GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGJ!!!!
二人らしいわ微エロだわでご馳走様でした!
最後になんて言わずにまた投下してくれ!待ってるよ

482:名無しさん@ピンキー
07/05/16 00:12:59 5C7nfjkw
乙!!

483:名無しさん@ピンキー
07/05/16 00:51:03 kWFDEIpq
ありがとうありがとうGJ過ぎるよハァハァしたよ!!
自分はずっとここに居座り続けるっす!
次回投稿を待ち続けるっす!

484:名無しさん@ピンキー
07/05/16 04:37:37 sd3ZCv2e
GJ!!!!!!!
良すぎる…!!ありがとう…!!!いいもの見れてよかった!!

485:名無しさん@ピンキー
07/05/16 04:38:19 sd3ZCv2e
sage忘れた…スマソ…

486:372
07/05/17 00:18:54 8AvJKCsa
GJありがとうございました!!
でも多分エロはもう、ムリ!!出来ない!!(泣いて逃げる)


「もて王」エロパロ保管庫管理人様へ
自サイト(微でもエロはココに投下した2件しか無いです)には
「無断転載禁止」と書いてますが、もちろんココには自分
の意思で投下しましたので、こちらの保管庫に他の方と共に
納めて頂くのを楽しみにしております。 では…

487:名無しさん@ピンキー
07/05/18 22:05:53 uM7jBIss
保管庫更新してよ

488:初代スレ483
07/05/20 01:04:52 H6oKdhAG
全て更新しました、お待たせしてしまって申し訳ありません。
住人の皆さん、職人様方、ごめんなさい……
特に>>291さん、せっかく掲示板に投下頂いたのを
ここまで収録長引かせてご迷惑お掛けしました。

ここまで時間取れなくなるとは……
初代291さんはまだなのかなあ……。
一応引き受けたからにはやらせて頂く所存ではあります。
更新途切れがちになるかも知れませんが…頑張ります。

489:名無しさん@ピンキー
07/05/20 01:25:08 QR1fZYxT
管理人様、いつもご苦労様です!
職人様方も管理人様もそれぞれご都合があるのですから、
マイペースでやっていただきたいと思っています。

それにしても、本当に初代管理人様の消息がないのが心配です。
年末頃にお帰りになるという話だったのに…。

490:455
07/05/20 09:11:27 B8nfR1dA
仁温SS完成しそうだけど中田氏かぶっかけかで迷い続けてる…
狼仁露の設定考えるとどう考えても生だしなとか真面目に考えてる俺テラチキンwww
君達の意見を聞こうッ!

491:464
07/05/20 11:48:06 pmKQitaR
正直、神が多すぎて挫けそうですが…そんな自分に負けたくないッ!!!
宏海×矢射子「これからの あなたへ…」(エロ抜き)行きます!ボチボチと…

プロローグ1 百手矢射子の独白

こんな事 少女漫画かテレビドラマの中でしか無い事だと思ってた。

あの日 堂々とした背中を見るまでは。
あの時 揺るぎない決意に満ちた言葉を聞くまでは。
そしてあの時 長い間言いたくても言えなかった名前を口にするまでは。

…どうしよう。
――あたしは
     阿久津宏海に二度恋をしてしまった――


プロローグ2 阿久津宏海の煩悶

一寸先は闇。 イヤ、今の状況がそうってワケじゃなく。
まったく世の中何が起こるか分かったもんじゃねえ。

ド直球の大暴投を顔面にぶつけられたその翌日
投げた当人(ソイツ)はオレの彼女になり、現在付き合ってる というのだから…。

あの日の選択を間違ったなんて気持ちは微塵も無い。
が、それならここ最近 オレの中にわだかまる不可解な感情は一体何なのか?
       ――答えは 未だに出ない――

492:宏海×矢射子「これからの あなたへ…」(エロ抜き) 1
07/05/20 12:35:04 pmKQitaR
「悪ィ!遅くなった!!」
「ううん気にしないで 時間内だから…
 …待ち合わせ時間に前後1時間でも幅取っといて正解だったみたいね」
「どこの部活の常識かは知らんが そいつは同感だ。
   あの太臓(ヤロウ)… 
 『べぇっつにィー ただ呼んでみただけー』だなんて
 とうとう嫌がらせで召喚仕掛けてくるようになりやがってな…
 いつ何処でド
     『 阿 久 津 宏 海 』
         ぞくり。
(ウワサをすればドッペルゲンガーかよチキショォオオオ!!!)
その場に立ち尽くして憤る宏海に「振り向かずに三、四歩前に進んで」と矢射子。

     『 阿 久 津 宏 m
   「 さ せ る か ァ !!! 」

裂帛の怒声と ドグシャアと何かがつぶれる音に 
何事かと振り向いた道行く人々が、皆一様に顔面蒼白となった
…特に男性が、前を押さえて。
「これでしばらく 呼ぼうだなんて思わないわ…
   さっ、行きましょ♥」
何をしたかは敢えて訊くまい、と こめかみに縦線を浮かべつつ 宏海は思った。

~一方、その頃~
「ふぐぅぅうう、オ、オレのビッグブラストがぁああぁぁぁぁ!!!」
「気を確かに王子!あなたのはどう大きく見積もってもレプラカーンでしょう!!」
太臓は悶絶し、側近の悠は何気に失礼な事を言っていた。

493:名無しさん@ピンキー
07/05/20 18:04:01 48a9UfNr
>>491-
ちょ、光画部時間w先が気になるぜGJ!

>>490
サー!どっちかっつと中がいいであります!
ただ欠片ほど残った理性がぶっかけを選ばせたとしても萌えますサー!

494:名無しさん@ピンキー
07/05/20 20:23:52 B8nfR1dA
>>493
サー!そんな事言われると余計迷いますサー!w
とりあえず今日一日考えてみますサー!
投下は今週の週末か運がよければもう少し前になると思いますサー!

495:名無しさん@ピンキー
07/05/21 00:33:06 QWgKkoze
中がいーなー。

496:名無しさん@ピンキー
07/05/21 15:41:05 XqAGKkZT
保管庫更新乙です!

そして>>490は中田氏きぼん

>>491続きwktk

497:名無しさん@ピンキー
07/05/22 22:36:23 Nv4MpPEl
宏海矢射子宏海矢射子

498:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 2
07/05/24 11:58:49 Y6F9xuWJ
とにかく落ち着いて話が出来る場所へ、ということで双方合意の下
行き着いた先は『カフェ・ドゥ・マゴ』店内。
窓際はヤバいからと一番奥のテーブルに陣取り、運ばれてきたコーヒーを飲む。

「ちょっとミルク取ってくんねえか?」
「(え!?ミミミミルク!!? あ ああ コーヒーミルクの事よね わかってるわよ うん)は はい」
「サンキュ(まーた変な事考えてたな…)」

コーヒーに砂糖を入れながら 矢射子は考える。目の前の彼氏の事を。
(あぁ…やっぱり素敵だな 宏海…
   優しくて 強くて 格好よくて …
   凛々しい眉も、意思の強さと優しさが同居した目も、
   通った鼻筋も、引き締まった口元も、逞しい体も、今はその全てがあたしの……うふ。うふふふふふふふふ………)
「……イコ…やいこ…矢射子! オ イ 矢 射 子 !!! 」
「 へ ? 」
「『 へ ? 』じゃねえよ!お前コーヒーじゃなくて砂糖飲む気か!!?」
「え? あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ !!!? 」
飽和状態通り越して、カップはおろか受け皿からさえも溢れる寸前までになったコーヒーに 矢射子はひたすらうろたえた。
そんな彼女を見て 宏海は思う。まったく相変わらずだな、と。

499:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 3
07/05/24 12:18:31 Y6F9xuWJ
「ところで…今日は話があるって、何なの?」
「他でもねえ。今後にあたっての話」
「え?何、やだ、いきなり関白宣言!?」既に矢射子は耳まで真っ赤っかだ。
「 ち げ え よ 。
 ウチの家族に関しての 面倒臭くてもクリアしとかなきゃいけねえ諸々の問題だ。」

そして宏海は話した。
矢射子が「一度会ってみたい」と言った人物が
自分に対する常識外れなまでの独占欲と 支離滅裂な思考パターンの塊で
それが元となって母と別れ 妹と自分とを離ればなれにし 更に自分をグレさせ
事実上、阿久津家と言う『自分自身の城』を たったひとりで崩壊に追いやりながら何の自覚も無い
ある意味 間界人以上にタチの悪い奴だと言う事を。
妹は妹で、ドキ高入学早々 自分が佐渡あいすと両想いだなどと勘違いし、それが未だに継続中だという事を…。

「と言うわけだ…」宏海はゼェハァと肩で息をしている。
「間界人関連抜きにしても 色々抱え込んで来たのね
           (こりゃ最凶の舅と最恐の小姑だわ)…」 
「解ってくれて何よりだ。
 まあ親父の事はこの際さて置いても 当面の問題は伊舞…妹だ。
 ただでさえお前、妹には 最 悪 の 第 一 印 象 抱かれてんだから」
矢射子の頭に『 ゴ キ ブ リ 』『 毛 虫 』『 討 ち 入 り 』『 血 ま み れ 』と書かれた矢印がガスガス突き刺さる。
「あぅ…その件に関しては 重々、厳粛に受け止めてます…」
「伊舞もあれで 思い込んだら結構、依怙地だからな…一体全体 誰に似たんだか」
( あ ん た に も 似 た 事 は 間 違 い な い わ ッ !!! )心の中で『内なるヤイコ』が ビ シ ! と宏海を指差す。
「アイツに期待するしか無ェのか…?不安この上ねえが…」
「???…誰のこと?」
「そう言や まだ話してなかったか…
 オレ達が付き合ってる事 とうとう学校内でもバレ出したっての。
 …予想外…いや ある程度予想はしていたが 考えたくはなかった所から 徐々にな…」

500:名無しさん@ピンキー
07/05/25 01:02:41 k/8ww3/P
>>498-
|д゜)<GJ!&続きwktk

501:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 4
07/05/27 10:08:12 RQUQ4vil
幕間 阿久津宏海の回想 ~ジョジョ部の昼休み(前編)~

某日、昼休み 3-Eに溜まるJOJO部メンバー達。

メンツも何とか集まり、部活として正式に承認され、ついでに有藤も顧問として迎え入れ
順風満帆と行きたいジョジョ部だが、いま一つの問題があった。
部室をまだ決めてない、という事だ。
ゆえに毎日 文字通りの『奇妙な冒険』を続けている。

(一昨日は視聴覚教室でビデオ鑑賞会、昨日は体育館でラジオJOJO体操…で今度はゲーム大会だぁ!?
 どんどんこの部活の実体が掴めなくなってくな…)
窓のサッシに腰掛けパック牛乳を飲みつつ、そんな事を考えていた宏海に てくてく近づいて来たのは麻仁温子だった。
「あの~~阿久津くん ………ちょっと訊きたいことがあるの でも驚かないでね
 元生徒会長の………百手さんと『付き合ってる』って…………ホント?」 
その上体を段々と後ろに傾かせ シパシパ腕をバタつかせ 遂に宏海は窓からズッこけ落ちた。ここが一階だったのが不幸中の幸いか。
「 何 で 麻 仁 が そ れ を ォ !?
 太臓かッ!?悠か!!?それともあの陽子(スピーカー)の仕業かッ!」
「あ…あわてないで阿久津くん」
しかしてその答えはまったく別方向から返ってきた。
「私よ」
「 翠 ィ ィ ――― !!? 」

502:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 5
07/05/27 10:13:53 RQUQ4vil
幕間 阿久津宏海の回想 ~ジョジョ部の昼休み(中編)~
「わりい、ちょっと待っててくれ!」と温子に断りを入れ、
空間削り取ったかのような猛ダッシュで翠に詰め寄る宏海。以下、小声の会話である。
「一体どういうつもりだ!って言うかどーしてお前が…!!!」
「まだまだ青いわね赤毛君(「どっちタマ」)。“あの後”あの巨乳女が私たちに何の報告も無かったとでも思ってたの?」
( し ま っ た ! )
「それにこーゆーコトはね 下手に隠すよりも大っぴらにバラした方が良いのよ。敵味方もハッキリするし」
「敵以外見えてこねえように思えんのは気のせいか?」
「大体アンタ さっきの体たらくじゃ 
 伊舞にだってな~んとなく言いそびれてズルズルベッタリなんでしょーが」
それを言われてしまっては、最早グウの音も無い。
「…私は悠様とネチョネチョシッポリしたいんだけど」
「誰も翠たまの意向や嗜好なんて聞いてないタマ」
「何だったら私から伊舞に伝えたげるわよ?成功報酬は悠様から離れるって事で」
「あくまで自分の為タマか」
「オレが何べん言っても聞きゃしねえものを、お前にどうにか出来んのか?でも女同士ならあるいは…
 …仕方ねえ、お前に一任しよう。ただし変な脚色とかは絶対すんなよ!ってか離れられるもんならオレだって離れてえし!!」
「だーいじょうぶだってば。その辺はあのおっかない雪人にも 散々釘刺されたから」
「佐渡に釘ねぇ…下手打ったらお前、百目ロウソクでも出されんじゃねえか?」
「あら赤毛君も言うじゃない。でもロウソク垂らされるなら悠様の方が…」
「赤毛が言ってるのはプレイじゃなくて拷問タマ!」

しかし宏海は知らない。
翠が“あること”を隠していたのを。
『いずれ宏海自身が直面せねばならん事だ。今はその時じゃない』と 
その時が来るのを 鼻息荒くして待っている誰かさんに口止めされていた事を。

503:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 6
07/05/27 10:25:16 RQUQ4vil
幕間 阿久津宏海の回想 ~ジョジョ部の昼休み(後編)~

「すまねえな、待たして…ああーっと まず結論から言うとな…」
「いいよいいよ さっきの慌てっぷりでよーく解ったから
 …そっか 阿久津くん 好きな人 できたのか…そうなんだ…」天井を仰ぐ温子の目尻に、光るものひとつ。
「麻仁…?」
不意に胸板をトン、と小突かれる。
「大切にしなきゃ、ダメだよ?『ジョースター家の男は生涯 ひとりの女性しか愛さない』んだから」
「ジョースター家がどうとかはともかく、そうするつもりだ(でねえと命に関わる…)」後頭部が 疼いた。

「だったらオレの東方朋子になってよ温子ちゃん!!」
時間にして二、三秒ほどの“間”ののち 振り向いた温子は
「 そ れ じ ゃ あ   て め ー ひ と り で 地 獄 へ 行 き な ! 」
                   キレていた。
「 え え ――― !!? 何この温度差!!!」
「場の空気も読まずに『浮気相手になれ』なんて言われた女性の反応としては
 至極 当然のものだと思いますが?」“若手期待のホープ(笑)”押上仁露が言う。
その言葉の端々に怒気が混ざっているのは 彼が温子の事を部員として、人として敬愛してるが故か
あるいは また別の感情からか。

「(まったく太臓(アイツ)は…)…まあ その なんだ…
 麻仁も 巡り逢えたら良いな …お前だけの承太郎に」
「阿久津くん…
 や だ も ぉ ★ いきなり何言うのよ!!!」
┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨
「 照 れ 隠 し に 突 き の 連 打(オラオララッシュ) !!!? 」

504:名無しさん@ピンキー
07/05/27 18:57:27 WZXGRPvk
>>455ですが
予定より書く時間が取れず投下が遅れますorz
なるべく早い内に投下しようと思うので気長にお待ち下さい

505:名無しさん@ピンキー
07/05/28 00:39:34 MnNU/maE
>>501-
温子イイ!GJ
続き待ってる

>>455=>>504
こちらもwktkしながら待ってます
全裸で

506:名無しさん@ピンキー
07/06/01 01:29:01 UPlTkGMm
|ω;)人いないね…

507:名無しさん@ピンキー
07/06/01 16:08:51 jL3GRpZF


508:名無しさん@ピンキー
07/06/01 22:40:54 rV4Lm9Gu


509:名無しさん@ピンキー
07/06/01 23:27:50 sfaBWva+


510:名無しさん@ピンキー
07/06/02 09:11:53 XEukDSfy


511:名無しさん@ピンキー
07/06/02 22:46:15 gSfIgKpb


512:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 7
07/06/03 03:53:53 QVkwx3SA
( ス キ ナ ヒ ト 、か…
 そう言や、まだ矢射子(コイツ)に『オレ自身の気持ち』っての 言った事ねえな…
 確かに『矢射子の気持ち』は知ったし それは受け入れたが。
 “楽しそうだ”って付き合い始めて、変態連中から守ってやらねえと、って思って…
 だがそう遠くない内に それだけじゃ済まされなくなる時は必ず来るんだろう。
 その時、オレは 『その一言』を口に出来るのか…?)

       「宏海?」
思考の袋小路に陥っていた宏海は シーザーばりに椅子から跳ね上がった。

「え、あ、いや…思い返してみりゃ 
 オレ等ってお互いの事殆ど知らねえで付き合い始めたんだな、って…」
「あたしはそれでも一向に構わないけど。
 だってホラ この先『知ってく楽しみ』が その分増えたってコトだし」
「そりゃまた前向きなこって」
     「もっと 知りたいな…
             今まで知らなかった 宏海のこと いろいろ…」
「ハハハ 元不良の思い出話なんて面白いかどうかだぜ?
 そう言う矢射子こそ どうだったんだよ?小さかった頃とか」
「え?あたし?あたしの小さかった頃は…」

矢射子が記憶の糸を手繰るさまを 暢気に頬杖突いて見ていた宏海だが
その顔が驚愕一色に塗り潰されるのに さしたる時間は要さなかった。

何故って

「あたしの 小さかった…あ…たし……の……ちい………さ……………」

見る見るその体はカタカタ震えだし、鳶色の瞳は青く濁り、
見開かれた双眸からは滂沱の涙が『じょ―――…』と溢れてきたのだから。

「 ト ラ ウ マ ス イ ッ チ 入 っ ち ま っ た !!? 」

513:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 8
07/06/03 04:06:04 QVkwx3SA
「ごめんなさい…あたし…七年以上前のこと…何一つ 思い出せなくなってる…
 太臓絡みの記憶に…上書きセーブされちゃって……」

精神のバランスを保つ為、ヒトの脳は時として 辛すぎる記憶を消し去ったり
心の奥底へと封じ込めたりすると言うが、よもや その逆パターンとは。 

「イヤ謝んのは話切り出したオレの方だ!
 悪かった ホント悪かった!!!」
「それからこの方…アイツへの…恨み辛みだけを…ヒック
 心の支えになんか…グスッ…して来たかと…思ったら…惨めで…悲しくて………」 あとは嗚咽にしかならない。
「あー……」

   泣きじゃくる矢射子を前に、宏海は思う。
(…こんだけ人の心ズタズタにしといて『いくら考えても恨まれる覚えがねー』たぁ ロクでもねえおにぎりだな全く!
 いつか太臓(アイツ)自身の口から“自分の良いところ”ってのを訊いてみてえモンだぜ…
 小一時間考え込んだ末に 頭から煙上げてブッ倒れるってのに 千円賭けても良いけどなッ!!!)

~一方、その頃…~
「 ぶ は く し ょ ! へ ―― っ く し ょ い !!!ッキショーめぃ…誰だ噂してんのは!」
「おや王子。二連続でクシャミとは 誰かの余程深い恨みを買ってるんですね」
「 オ レ が !? 誰 に !!? 何 で よ !!! 」
   心外以外の何でもなさそうに声を荒げる。
「…まあ『激しすぎる憎しみは 片思いの恋にも似ている』とも言いますけど」
「なーんだ、やっぱそっちか。イヤよイヤよも好いの内ってヤツ?
 オレの事しか考えらんない??オレだけが心の支え???いやー参ったなぁぁ!!!」

『イヤよイヤよは心底イヤ』な噂の発信源が聞いたら憤死しかねない事を言い、
太臓は顔面筋肉をデレデレに緩ませて悦に入っていた。
   そんな主君を横目に、悠は思う。
(…甘いな。この王子が四半刻(約30分)と保つものか。二千円賭けても良い)

514:名無しさん@ピンキー
07/06/03 18:34:00 77rWndMB
キテターーー!!!

515:名無しさん@ピンキー
07/06/04 08:07:29 AhbqZmP5
イイヨイイヨー(・∀・)

516:名無しさん@ピンキー
07/06/06 23:22:53 aO/BO3rk
サマンサと実況されながらセクロス





そんな内容のブツを待ってはや何ヶ月か…orz

517:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 9
07/06/07 10:57:08 UFaYUMhK
後日、宏海は件の考えを実行に移し
『賭けはお前の負けだ』と
訳も分からず悠に千円ふんだくられるのだが、それは余録。
今はそれどころじゃないのだ。

(どうしよう…涙が止まらない…
 このままじゃ『ピーピー泣く女は嫌いだ』とか言われちゃう…軽蔑されちゃう…
 あ…駄目…そんな事考えたら…また涙が……)
矢射子はすっかりネガティブオバケに取り憑かれていた。

(…しっかし よく泣くな…
 鼻血噴いたり剣振り回して暴れたりとは まるで印象が違…ん?
       待 て よ 。
 “そーゆートコ”にばっか気ィ取られて来たが 
 コイツひょっとして ずっと泣いてきたんじゃねえのか…!?
 あのバカの事だけじゃ無しに オレとの事でも…?)

『逆に他の人じゃなくて よかったっていうか…』
『ホントよ…いつも暴走して…空回りで…
 しかも相手は全然 気持ちに気付いてくれないし…』
『あたしも よく誤解されてる…』

宏海の記憶の中、まばらに存在していた“ 点 ”が今、一本の“ 線 ”になる。

以前 誰かに『お前は女心がわかってねー』だの『お前はデリカシーがない』だのと
そいつ自身を全く省みない口を利かれたが…

( な ん て こ っ た 。 これじゃあ太臓(あのバカ)の事を笑えやしねえ…!!!)

518:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 10
07/06/07 11:06:47 UFaYUMhK
兎に角、ここは“なんとかなる”のを期待する時じゃなくて
   “なんとかしなきゃいけねえ”って時だ。
そう自分に言い聞かせ、宏海は必死の思いで言葉を紡ぐ。
「…なあ。
 オレ達の関係ってな 要するに…
 まだ買って間もないノートみてぇな物なんじゃないかって気がするんだ…」 
それを聞いた端から
   「…そんな…『全部 白紙に戻そう』なんて…」と
ハンカチで顔の下半分隠しながら 鼻をズビズビ言わして涙ぐむ矢射子に
   「 だ か ら 違 ェ っ つ の 」 思わずツッコんでしまう。

お前通知表に『人の話は最後まできちんと聞きましょう』って
最低でも一回は書かれたクチだろ、とは流石に言えなかったが。
それが更なる地雷を踏むって恐れがある以上は。

「つまりな…お前がさっき言ってたのと似たような事言うが、
 これから先の嬉しい事とか 楽しい事とか
 一緒に 書き綴って行けたら良いんじゃねえかってこった」
     (これから…一緒に……?)
「そりゃまあ 太臓たち(バカども)に落書きされちまうコトもあるかも知んねーけど
 そんなモン圧倒しちまう位 沢山…って、
 今度は何が悲しいんだ…?」

519:名無しさん@ピンキー
07/06/07 21:49:51 Q+S+vDhP
ちょ、いいとこで!GJ!

520:>>455=>>494=>>504
07/06/09 21:57:08 hPEdNWhN
素晴しいSSの直後で少し気が引けますが、本当に長らくお待たせしましたッ!
予告していた仁露×温子がようやく完成したので投下させていただきます。

ジョジョ部部長を務める超ジョジョマニアっ娘をエロパロに使う事は出来るのか?

獣姦と純愛を両立させる事は出来るのか?

出来る 出来るのだ

正気にては職人成らず エロパロ道はシグルイなり

では、次レスからどうぞ↓

521:仁露×温子 狼なんか怖くない
07/06/09 21:58:43 hPEdNWhN
とある奇妙な冒険譚をこよなく愛する少女、麻仁温子。
そんな彼女が3年になって創立した部がジョジョ部である。
『亀を部室で飼う』
『文化祭に向けてチーズの歌のバンドを組む』
『グラスのワインを零さないように体育の授業を受ける』
ジョジョを語り合ったり読んだりこんな感じの活動をしながら、彼女と部員達は楽しくやっていた。
そして時はあっという間に進み、もう暑くなってくる季節になった。
今日の活動も終わって皆解散して、日も暮れてきた頃に廊下を慌てて駆ける一年生…間界人がひとり。
「わ、わ、わ、忘れ物!早く取りに行かないと…」
珍しく忘れ物をしたので同居人二人を先に帰らせて取りに向かっているのは脳噛ネゲフンゲフン押上仁露。
息を切らせて部室の扉を開ける。当然、もう部室には誰も居ないだろうと思っていた。
「……あ……?」
部室には誰もいなかった。『彼女』を除いて。
『彼女』は、開いた窓から外を眺めていた。
夕陽に照らされたその姿はいつも以上に眩しく、まさしくあたたかい輝きの中にいた。
仁露は思わず息を呑んだ。なんとなく、邪魔になると思った。
このまま「ごゆっくりぃ!」とか言って出て行きたいような気分に駆られたが、それも出来ずに立ち尽くした。
どの位彼女を眺めていただろう。数分か、数十秒か、それともパスワードになりそうな程の刹那か。
一点に夕焼けを眺めていた『彼女』が、彼の方を振り向いた。
「…あれ?どうしたの、押上くん?なにかお探しかね?」
「あ、いえ…その、すみません、部長」
「謝る事はないと思うけど…」
『彼女』…ジョジョ部『部長』麻仁温子は、不思議そうな表情で仁露を見つめた。
「僕は…忘れ物を取りに来たんです」
「ああ、あったね、そんなの。これでしょ?」
そう言って温子はテーブルの上に置いてあった忘れ物を渡す。
「あ、ありがとうございます。それと…」
「もー、駄目だよ、こういう時はちゃんとディ・モールト・グラッツェって言わないと。
 今度から気をつけてね?で、それと…何?」

522:2
07/06/09 21:59:40 hPEdNWhN
「あ、いえ、大した事ではないんですが…その、何でまだ残っているのかと思って」
「ああ」
その問いに温子はふっと笑って、また夕陽が差し込む窓の外の方へ向き直った。
「私、三年生だからもうすぐ部活動終わっちゃうでしょ?
 百手くんと阿久津くんと安骸寺くんと笛路さんもだけど」
風が窓から部室に吹き込んで、温子の髪がなびいた。
「だから…もっと見てたいと思って。ここの風景、全部」
そして温子は少し寂しげな表情で、また仁露の方を向く。
「私ね、今まで本当に気が合う友達ってあんまりいなかったんだ。
 だから、ジョジョ部のみんなと活動してたこの3ヶ月間は楽しくて…
 あまりにも楽しかったから、時間が過ぎるのが『加速』してるみたいに早かったよ」
仁露は胸に痛みを感じた。
(………そんな顔)
そして、温子はいつもの笑顔になる。
「私、ジョジョ部のみんなに会えて本当に良かったって思ってるよ!
 もちろん、押上君にも。あんなに凄いの見れちゃったしね!」
『明るい』と言うより『無邪気』と言った方が似合うような、愛らしい笑顔。
初めて出会って、恐れられ忌み嫌われる姿を受け入れてくれた時からずっと、変わらない笑顔。
その笑顔が胸を更に痛くする。
(そんな顔、しないで下さい)
これ以上思い込めなくなってしまう。
彼女に抱くこの感情は、受け入れられた嬉しさによる擬似的なものだと。
必死で自分にそう言い聞かせてきた。
擬似的なものなどではなく本物だと認める事は、そのまま彼女を傷つける事に直結してしまうから。
「ねえ、押上くん。押上くんはどう?今、楽しい?」
温子が歩み寄って仁露の顔を覗き込む。そして彼の『何か』が、はじけた。
無意識のまま、その小さな肩を掴む。強く、強く。
「押…上くん…?」
驚いたような、怖がっているような声で仁露の理性は再び動き出した。
(限界だ…もう。去らなくてはならない。ここから、今すぐに)
いつも穏やかな仁露の表情が険しくなる。そして、血を吐くような声を紡ぎだした。
「僕は…もう、この部を辞めようと思っています。
 僕はここにいてはいけない。部長の傍に…いてはいけないんです」
朝練の時も、ジョジョ話に興じている時も、何をしていても彼女を見てしまう。
その度に必死になって自分を追い詰めた。この無邪気で明るい、素直な少女の心と体を傷つけたくないばかりに。
狼男の間界人としてのこの能力は自分で制御する事が出来ない。
だから、遅かれ早かれ起こるであろう暴走を止めるためにも、温子からは離れなければならないと思っていた。
ふと、温子が自分の肩に置かれた手を取った。
「押上くん、嘘ついてる」
真っ直ぐ、真っ直ぐに仁露の眼鏡の奥の瞳を見据える。
「だって押上くん、凄く楽しそうだったよ。ここにいたくないなんて思ってない顔してた」
そして取った手に口を近づけ、手の甲にほんの一瞬ほどその唇が触れた。
「この味は…ウソをついている『味』だぜ、押上仁露」
仁露の脳裏に彼女と初めて会った時の光景がフラッシュバックした。

523:3
07/06/09 22:00:14 hPEdNWhN
(ああ、やっぱり。この人に嘘をつくのは…『無駄』な事だ)
「部長には敵いませんね……でも、僕はこのままだと本当に自分が抑えられなくなります。
 僕の『あの姿』を知っているでしょう?あんなものに貴方を傷つけさせたくないんです」
仁露は自嘲気味に笑った。しかし次の瞬間、温子の口からは彼には信じられないような言葉が発せられた。
「知ってるよ…でも、そんな事なんかでいなくなっちゃ駄目だよ!」
そして、その手が仁露の顔に向かって伸ばされた。
「私は大丈夫だから…狼に変身しても、押上くんは押上だから、受け止めてあげたいんだよ」
そして、仁露の理性が…灼き切れた。
その場に膝をつき、その体が震えだす。
「駄…目です…部長、考え直して…僕は…僕は、もう」
一瞬だった。その言葉も言い終わらないうちに、仁露は狼に変身した。
「押上君………きゃっ!?」
飢えきった獣の眼が温子を捕らえ、次の瞬間に彼女を押し倒した。
「え、と、これって…その、つまり…そういう事?」
狼の爪が夏服のシャツを捕らえ、ボタンが弾け飛ぶ。
「『驚かして……すまない』って訳にはいかないんだよね…やっぱり」
少し震える手で『仁露』の大きな手の獣毛を撫で、温子は意を決した。
「…わかった。いいよ、押上君。『覚悟』…するから」
その言葉に答えるように、『仁露』はいきなり温子の顔を舐めあげた。
「きゃっ!?…あ、ちょっ、く、くすぐったいよ」
その様子は、大型犬に「ククーン」とあまえてじゃれつかれている様な光景にも見える。
「あははは…本当にく、くすぐった……あっ」
ふと視線を移すと、『仁露』は彼女のブラジャーを爪で引っ張っていた。
このままだと無理矢理引き千切られてしまうだろう。
一瞬の間に温子は思考を巡らせ、顔を赤らめて呼びかけた。
「…うん、わかった。外すから…ちょっと待って」
その言葉を理解したのか、押し倒していた『仁露』の体の重圧が軽くなる。
彼女は「D・V・D!」と連呼されながらする様に、おずおずとブラジャーのホックを外した。
「…っ」
そして『仁露』は、小さく獣の唸り声を上げてからブラジャーを剥ぎ取った。
すぐさま齧り付くように露わになった乳房を大きな舌で舐める。
「ひゃ…あっ」
ぴくんっ、と温子の体が小さく震える。

524:(不吉)
07/06/09 22:01:31 hPEdNWhN
(くすぐったい…けど、何か変な感じ)
そして『仁露』は胸の柔肌を幾度か舐め、偶然なのかその舌がある『一点』を這った。
乳首ではない乳房の先端部分…温子本人の言葉を借りるとするならば、『星型のアザ』の部分だ。
『アザ』を狼の舌が滑った、その瞬間。
「!?い…っ、きゃあああっ!」
肌の部分を舐められた時とは全く違う衝撃が体に走る。びくんっ、と温子の体が跳ねた。
(な…なにこれッ!?ア、アザのとこ、舐められたら…ビリっときたああああ!って感じになって…)
その反応を感知してか、『仁露』は爪で切り裂かない程度の力で胸を掴みながら『アザ』を何回も舐めだした。
「ひうっ、はっ、やっ、やうううっ!」
あまりにも強い未知の感覚にがくがくと肩を震わせる。
「お…かみ、くんっ、私何か変だよ、アザのとこ…舐めたらっ、ひんっ、あうぅっ」
真っ赤な顔で涙目になって首にしがみついてくる温子。
『仁露』が、彼女そのの乳首をその牙で甘噛みした。
「きゃ…あ、やああああああああっ!」
頭の中で何かが弾ける。
追い討ちのごとく大きな獣の舌に吸い付くように乳頭部を器用に舐め、頭がフットーしそうになった。
「は、あ、あんッ、私、私っ…おかしくなってる、よぉ、ひゃうぅっ!」
最高に混乱している意識の中で、温子は『仁露』が手をある場所に移している事に気付いた。
「あ……ス、カート……?」
外し方など考えられないのだろう、力任せにスカートを引いていた。
この行動が何を意味するのかは、こういった事に疎い人生を送ってきた彼女にも『心』で理解できた。
(そういえば…何かスカートの中もおかしい…)
少し頭が冷えたら、下半身に感じる妙な湿り気に気付く事ができた。
体の熱と心臓の暴走した鼓動が止まらない。もう逃げる事も、戻る事も出来なかった。
一拍置いて、途切れ途切れの声を出した。
「う…ん、わかった…いいよ、押…上、くん…私は大丈夫だから…」
その言葉に答えるかのように『仁露』の動きが止まる。
ゆっくりと金具をかちゃつかせ、温子がスカートを下ろす。
「……あ……」
自分で下ろそうとする間もなく、『仁露』が狼の手で器用に下着を引き下ろした。
改めて自分がボタンの外れたシャツの他には何も着ていない状態になっている事を意識して、
温子は恥ずかしげに身をよじった。

525:5
07/06/09 22:02:54 hPEdNWhN
『仁露』がその花弁に匂いを嗅ぐように鼻を押し付ける。濡れた狼の花と獣毛が秘部に擦れた。
「ひっ!?や…はぁッ!」
そしてべろべろとそこを舐め始める。『仁露』の唾液と温子の蜜とが小さな水音を立てた。
その舌の動きには人間がするそれのチェリーを舐めるような精密動作性はない。
しかし、『経験』のない温子にとってはそれは十分すぎる未知の感覚だった。
「あっ、やっ、ダメ、そこはっ…あ、んっ、ひゃうんっ!」
身体全体がぶるぶると震える。下半身の『そこ』を中心に身体を溶かされているようだった。
舌と獣毛が与える刺激に耐える術はなく、少しずつ、少しずつ花弁から蜜が溢れていく。
「あ……!お、かみ、くん、それ…」
温子はある事に気付いた。
いつの間にか『仁露』の下半身が露出していた。
彼の獣のそれと化した肉棒は猛々しくいきり立ち、目の前の仔ヤギを喰らおうとしていた。
温子の頬が更に熱くなる。こんな状態で現実感があまりなかったが、
それでも『下がスタンド』な場面を間近に実際に見てしまうとかなり恥ずかしかった。
少しだけ沈黙が流れた。そして、温子が『仁露』の腕をきゅっ、と掴む。
当然恐怖はあった。『初めて』は凄く痛いという事位知っている。
しかし彼女はこの瞬間、恐怖を我が物とする『覚悟』をした。
「うん、…大丈夫…。来ても、いいよ。押上くん…」
『仁露』の耳がぴくりと動く。次の瞬間、『仁露』の身体は温子の身体にぴたりと密着した。
そして、獣の肉槍が温子を…貫いた。
「ひぐっ…!くあ、あああっ、痛、痛いッ…!」
花弁が濡れているとはいえ、想像を絶する激痛。温子の目から涙が零れた。
二人が繋がった部位から破瓜の血が流れる。
「あ、あああ、ひ、くうぅっ!」
涙を流して苦痛の声を漏らす彼女の姿が『仁露』の瞳に映った。
理性なくただ欲望のままに動くはずの狼男。
その彼の動きがひたりっ、と止まった。
「押上くん…」
荒い息をつきながらも、温子はしっかりとその『仁露』を見据えた。
「…やっぱり変わってないんだね、そういう気を使って、引いちゃう所…」
そう言って彼女は『仁露』の身体を抱き締めた。
以前苦痛は止まっていない。しかし温子は、優しく優しく笑った。
「こわいのは…いたみじゃあ、ないよ、押上くん…私は大丈夫だよ。
 押上くんの全部、受け止めてあげたいから。…来て」

526:6
07/06/09 22:03:35 hPEdNWhN
クゥー…と『仁露』が喉を鳴らした。少しの間沈黙する。確認を取るかのように。
そして、『仁露』は突き進んだ。温子の身体の、もっと奥まで。
「く…あ、ああ!んっ…ふ、ぁ」
『仁露』は激しく腰を動かした。二人の身体が揺れる。荒い息遣いまでもが溶け合う。
「はっ、くぁ、あああっ、ん…はあんッ!」
苦痛の中に別の感覚が生まれる。その都度、鼓動は早まる。
(これが…『気持ちいい』って事なのかな…?)
温子がしがみつくのも意に介さぬかのように『仁露』の躍動は激しくなる。
それと同時に顔を上気させた温子が声を漏らす。
「や、あ、あああんっ、く、はあ、ふああっ、んうッ!」
ほんの先刻まで処女のそれだった花弁が絶え間なく肉棒を締め付けた。
やがて『仁露』が狼の吼え声をあげ、身体を大きく震わせた。
温子も『何か』が自然と感じ取れた。
――どぐんっ!
「―あ、はあっ、ふああああああああああああああっ!」
『仁露』から一気に最奥をめがけて白濁液が放たれた。
進入した精液がどんどん進入していく。
しばしの間、そこから温子の意識は途切れていた。
どの位時間が経ったのかは正確には判らない。
己の欲望を吐き出しきった『仁露』…いや、仁露がその自分の意識を取り戻した時には日が沈みかけていた。
ぐったりした温子をなるべくそっとしておくように気を使いながら後始末を終えた。
そしてまだ残る夕陽に照らされた『部長』を見つめる。
「部長……」
とうとう彼女の身体を汚し、傷つけてしまった。
いっそ変身中の記憶など残らなければ良かったと切に思った。
自分が悪い事は解っている。自責の念に駆られて泣くのはお門違いだとも思っている。
しかし眼鏡の奥の瞳は潤む。彼女が愛しいと、はっきり解ってしまったから。


527:7
07/06/09 22:04:16 hPEdNWhN
「…お前は次に、『ごめんなさい』と言う」
「!?」
温子が目を開けて薄く笑いながらこっちを見ていた。
「ほら、やっぱり言おうとしてた。いいんだよ、苦しくならなくても。
 私がいいって言ったんだよ?だから、大丈夫」
「…しかし、僕は…貴方に取り返しのつかない事を…」
「いいんだってば。…ねえ、押上くん。私、こういう事するの見ての通り初めてだったんだけど…
 でもね、あんまり…嫌じゃあなかったんだ。これってもしかしたら、
 私が好きって事なのかもしれない。…押上くんの事」
「……え?」
思いがけぬその言葉に、思わず仁露は呆けた表情になった。
温子は今度は顔を赤くして、慌てたように言った。
「あ、ごめんね。何かはっきりした言い方じゃなくて…私、こういう事全然解らなかったから」
そしてその次は、はっと何かに気付いた顔になる。
「ああ、でもどうしよう?承太郎さんと押上くんのどっちを一番にしたら…
 うーん、でもナンバー1よりナンバー2ってホル・ホースも言ってるし…
 えーと、んーと、えっと」
本気で悩んでいる顔。改めてよく表情が変わる娘だと仁露は思った。
子供みたいだな、と思わず笑ってしまう。
「もー、笑わないでよ、真剣に考えてるんだから…あ、そうだ!」
また、温子はあの顔になる。いつもの明るく愛らしい、仁露が一番見たかったあの笑顔。
「もう大分日が暮れちゃってるんだね。…帰ろっか、一緒に?」
「え…い、いいんですか!?」
「うん!さっ、行こう!」
そう言って温子は部室の外へと駆け出した。
そして慌てて後を追おうとする仁露の方を振り向いた。
「…でさ、さっきので私に何かあったら…『責任』取って貰うのもいいかな、
 なんて言ってみたりして…フフ、あはは」
その時の彼女の笑顔は、仁露にとっては二度と忘れられないものだった。
たとえ自分が間界に帰る事になろうとも、きっと、決して。
「……はい」
仁露も駆け出す。そして未だ二人の熱と残り香が僅かに残る部室には、今度こそ誰もいなくなった。

528:8(後書き)
07/06/09 22:09:34 hPEdNWhN
決着ゥ――ッ!本気で遅くなってスイませェんでした。
ドラゴンガールはあの星型の乳輪が弱いんだという電波を受信したので取り入れてみました。
ちゃんと獣…もとい純愛エンドになってるでしょうか?
では、またROMに戻ります。たとえ連載は終わってももて王とジョジョ部が大好きだッ!
ここまで読んでくれてメルシーボークー、閲覧恐縮のいたり…。

追伸:これ書いてる途中で尻尾を使われて二穴責めされる陽子タソとか思いついたけど
    男の方誰にしたらいいか皆目見当つかねぇwww

529:名無しさん@ピンキー
07/06/09 22:41:34 ru80+PLM
>>520
ネ申仁温キタワァ!!
バッチリ純愛かつネタの数々も決まっていて、もちろんエロくて最高であります!

陽子タンは……言い方がアレだが、彼氏として責任とってくれるなら誰でもよさげw
ドラあたりが無難かなあ

530:名無しさん@ピンキー
07/06/09 23:50:58 7LVN2c+Z
GJ!
獣姦と純愛を両立できたと思うのであります!


531:528
07/06/10 09:20:57 Pvfocr71
投下前に確認したと思ったら誤字を発見しましたorz

>濡れた狼の花と獣毛が秘部に擦れた。

×花→○鼻
です。保管庫に載せる際に修正して頂けたら嬉しいです

>>529-530
ディ・モールト・グラッツェ!

532:名無しさん@ピンキー
07/06/10 18:12:16 RJRCjwy6
仁温GJです!

狼『仁露』がクゥー・・・って鳴くところとか、
温子ちゃんが承太郎さんとどっちを一番にしたらいいの?って迷うところとか、
キャラが出ててすごく良かったです!

533:名無しさん@ピンキー
07/06/12 20:25:07 PU8jZ3eD
吉下×烏丸まだ?

534:464
07/06/14 13:57:33 e8tFe9ww
>>528
「グッド!」っス!「ベネ」っス!
「メラメラと…わきのぼってくるこの気持ち…
 これが『仁』てものか」っス!

重なるふたつの『仁』てのにもグッときたっスが
温子の「温」は「温もり」の「温」の字だって心で感じられたっス


それでは自分も続きいくっス。 以前ボチボチペースなのが泣けるっスが。

535:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 11
07/06/14 13:59:35 e8tFe9ww
その胸の前でギュ、と手を重ね 俯いて猶も頬を濡らし続ける矢射子に
困り切った顔で宏海は問いかける。

だが 

「――違うの
         嬉しいの…
 宏海が『これからの事 一緒に』って…言ってくれて…
 今 初めて…恋人同士に…なれたのかな、って…そう思って…
 あたし…宏海のこと 好きになって…本当によかった…!」

矢射子は泣き笑いの顔を上げ、指で目尻を拭う。

「矢射子…」

それまで『ふつうにしてりゃかわいい』とか『黙ってりゃ結構美人』とか
条件付きで思ってきた宏海だったが、この時ばかりは違った。
目の前で喜びの涙を流す彼女に抱いた感情。
   そう それを言葉に表すなら――
         『いとおしい』

536:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 12
07/06/14 14:09:29 e8tFe9ww
宏海の記憶の涯て、眩い白光の中 浮かぶシルエット――懐かしき面影。

(そうか…そうだな。なら、するべき事は一つだ)

「そっち座るぞ、良いか?」
「え…?」
「…答えは聞かねえ」
言うなり席を立ち、矢射子の隣に半身で腰掛ける。

(ホ、ホントに来ちゃった…しかもガラ空きに腕乗せて
 ガードが背もたれで…えーと、えーと……)
どぎまぎして思考の定まらない矢射子に投げかけられる
「いいんだぞ、泣いても」の声。

「…あ…でも…だって……」
「何だよ、泣く女がどうとか言われるだなんて思ったのか?
 オレに言わせりゃ 泣きてえ時に泣かねえって方がよっぽど問題だぜ。それにな…」
「……それに?」
「…ちったぁ彼氏らしい事させろよ」
 頬を掻きながら含羞の笑み。
「…!!……うん」
   頷き、宏海の胸に頭を預け 矢射子は…静かに泣く。

537:名無しさん@ピンキー
07/06/14 22:03:39 gQOzya9W
>>535-
GJ!読んでて顔がニヤけちゃうんだぜw

538:名無しさん@ピンキー
07/06/16 21:11:05 ZBoHwY6A
書いてみたいがシチュが思い浮かばんなあ

539:名無しさん@ピンキー
07/06/17 00:18:19 eEix5QWt
そういう時はエロリップ大先生のお言葉を読み返すといいかもわからんな
書きたいカプが何かにもよるけど

540:名無しさん@ピンキー
07/06/20 02:58:07 ZmiMefSR
エロリップの話も読んでみたいな、妄想オンリーとかで

541:名無しさん@ピンキー
07/06/20 19:42:45 xeZFbkOx
いいなそれw
相手は誰だろ。同僚女教師か?よもや女生徒との危険な情事かけしからん!

542:名無しさん@ピンキー
07/06/23 00:33:12 k8f3tSGZ
そこでルリーダですよ

543:名無しさん@ピンキー
07/06/24 14:58:14 Cm8kdkYD
今頃仁温エロ読んだ!
凄い! すっごく2人らしい!
でもってエロいけど純愛でそのバランスがまた絶妙!! ゴチでした!

544:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:19:42 oakqlwm3
ほっしゅ

静さん×旦那が気になる。夜な夜ないろんなプレイを試してたんだろうなあ

545:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 13
07/06/28 11:39:36 z4qX1cmr
シャツ越しに感じる体温と 鼓動と。
頭に無造作に乗せられたその手に、重さは無く。
ぽん、ぽん、と指の腹で軽く叩かれ そっと撫でられて。
   (宏海の優しさが伝わってくる…)
頭に血が上るより先に、胸の奥が温かさで満たされて行く。

「…おふくろがな」
「?」
「言ってたんだ、おふくろが。

 『どんな理由があっても女の子泣かすような男にはなるな、
   けど もしも大切な誰かが泣いてる時には 
   その涙を受け止めてやれる男になれ』…ってな。

 …何しろガキの時分に一遍聞かされたッきりだったんで
 前半部分だけ漠然と『女子供に手ェ上げんな』ってぐらいにしか捉えてなかった上、
 情け無ェことに“その時が来た”んだって解ったのも ついさっきだったんだけどな
 ――オマケにお前のこと 泣かしちまったし」

546:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 14
07/06/28 11:41:00 z4qX1cmr
(大切に…思ってくれてるんだ…)
更に一層、胸が熱くなるのを感じながら 矢射子が思い出していたのは
“想いが届いたあの日”の夜、旅館の女子部屋での出来事。

(――吉下。
   『おめでとう百手さん。本当に おめでとう!』
 あれこれ手を尽くしてくれて、だけど結局なるようにしかならなくて。
 その分、ちょっと複雑そうだったけど…それでも まるで自分の事のように喜んでくれた。
 ――佐渡さん。
   『そう。よかったわね』
 祝福のことば。はじめての ことば。いつも通りの素っ気無さだったけど。
 ――翠ちゃん。
   『まあトーゼンの結果でしょ!これで悠様への障害ひとつ消えたわ♪』
 …一体 あの根拠の無い自信は何処から湧いて出るのだろう。
 それでもあの娘(コ)の積極性は見習うべき所も…やっぱり止めとこ。
   『創業でこれなら守成はもっと大変タマね。で、翠たまは実質何やったタマ?』
 って言ってた お供のオタマジャクシさんの気苦労が偲ばれるわ…

 ――そうだ。
 あの三人(と一匹)だけじゃない。

 もしも木嶋に あたしの気持ちを見抜かれてなかったら。
 もしも乾が戦い挑んで瞬殺されて、夕利が宏海の こ…股間…蹴っ飛ばしてなかったら。
 …そう言えば卒業式以降 あの二人からのメールがプッツリ止んでる。
   宏海と付き合い始めて 浮かれて気付かなかったけど…あの子達 もしかして…?
  
 たくさんの手に支えられ、時には後押しされて 今、ここにこうしてる あたしがいる。
 応えたい。皆の気持ちにも。その為には…)

547:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 15
07/06/28 11:44:08 z4qX1cmr
「…あのね 宏海…ずっと前から…言いたかった事があるの…
     …ごめんなさい」
「って出し抜けにいわれてもな」
「かもね。でも…謝らなきゃって 決めてたのよ…
 ――あたしが 宏海と…初めて会った時のことを…」

今でこそ 毎日食べたものを携帯メールで遣り取りするほどの間柄な二人だが
その“初めての出逢い”たるや 凄絶を極める代物だった。
現場に居合わせていた ある一人の女子生徒(現在3年生)は 当時の状況をこう述懐する。
       「一言で言えば…流血の大惨事だったわね」
しかもその時矢射子が のちの彼氏サマを前にして
『いかにも血の臭いが染み込んでそう』だなどと言ってしまってたと来た日には…。

「見た目だけで中身まで決め付けて、勝手に誤解して 嫌って…
 何てひどい事言ったんだろうって…そう 思ってた。
 なのに、つまらない意地張って 空回って暴走して 余計ひどい事しちゃって…
 だから…だからね………………………ごめんなさい」

消え入りそうな声で最後の一言を絞り出すその姿に、宏海は
(…ホント、いったい今まで矢射子(コイツ)の何見てきたんだろな…オレって奴ぁ)
改めて思い知る。如何に自分が 彼女の一部分だけしか知らなかったかを。

548:名無しさん@ピンキー
07/06/28 19:48:13 NaDgBRBY
>>545-
キテター!!
翠ちゃん呼びになんか萌え。GJ!

549:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:11:16 2SKruSpe
乙乙

550:名無しさん@ピンキー
07/07/01 17:57:29 qHbX5MDa
「阿久津、彼女できたんだって?」
「なんで谷にまで伝わってるんだ……」
「よし、じゃあ本番の前に筆下ろししとこう!」
「はあ!?」
「修学旅行の時の貸し、まだ返してもらってないしな!」

というネタを思いついたが形になりませんブラザー。

551:名無しさん@ピンキー
07/07/01 18:33:36 vihrJrZW
なんというパイズリトゥヘル…

552:名無しさん@ピンキー
07/07/02 21:03:24 g1sIY49D
そうか、パイズリなら入ってないから浮気になら……ないか?

553:名無しさん@ピンキー
07/07/05 01:27:56 7N6TJpvS
やっぱり宏海矢射子はイイなぁ
原作終わっても好きだ!!!

554:名無しさん@ピンキー
07/07/05 18:39:27 k+Dju4n7
ケサ×あいすまだー?

555:名無しさん@ピンキー
07/07/05 23:17:38 lfvEphOC
百合ものといえばスピンと透瑠も見てみたいな

556:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 16
07/07/06 12:47:12 mMWgjL5s
(そりゃ確かに、矢射子に初めて会ったときは
   『 何 て ブ ッ 飛 ん だ 女 だ 』…って思った。実際1階から2階までブッ飛んで来たし。

 あれは1年の3学期辺りからだったか。
 いきなりワイシャツ破いたのを皮切りに、
 何かってーと 太臓にかこつけてはオレにまで因縁付けて来るようになって、
 オレを前にして鼻血出したり、予測もつかない行動に出たりして。

 然るに、今はどうだ。
 オレの胸ん中で縮こまって、その頃の事を詫びる彼女は
 下手に触ったら砕け散っちまいそうなぐらいに儚げで…)

「…べつに矢射子(オマエ)ひとりが気に病むコトでもねえさ。
 『降りかかった火の粉を払う』やら『妹を守る』やら、いくら大義名分並べ立てたところで
 片っ端から暴力でねじ伏せて来た、ってのァ曲げようもねえ事実だし。
 ましてや お前の気持ちも解ってやれずに
 ひでえ事言っちまったのは オレだって同じか、それ以上だものな。
 おあいこ、ってワケにも行かねーだろうけど、オレからも謝る。
           …ごめんな」

(――ああ。
     宏海は本当に優しい。あたしなんかには勿体無いほどに…)
         …無論、他の何ぴとにも譲る気など更々無い矢射子なのだが。

手の下の頭が もぞ、と動く気配に 宏海が問う。
「ん?どうした…もう大丈夫なのか…?」
「うん。だいぶ落ち着いた…ありがと」
 支えられながらも頭を離し、座り直す矢射子。顔は俯いたままに。
   ―“言いたいこと”は もうひとつ。ふたりで歩いて行きたいから―

557:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 17
07/07/06 12:49:41 mMWgjL5s
「昔はね…『自分に釣り合った彼氏なんか そうそういる訳無い』だなんて
 笑っちゃうくらい傲慢なコト考えてた…」
( あ あ 、 そ り ゃ 知 っ て る 。 ……けど口には出さんどこう)

「 ・・・ で も 今 は ・・・ !!! 」 と、顔を上げた途端に
     目 が 合 っ た 。

   ふたりの間に、暫しの沈黙。
ごくり。という息を呑む音さえもが、異様に響く。
しかも矢射子にとって間の悪いことには、
この瞬間 頭に血が上ってしまったからさあ変態…いや大変。

(どどどどどうしよどうしよ、言葉が続かない…
 このままじゃ宏海の視線に射抜かれて脳細胞ひとつ残らず焼き潰されちゃう…
 でもここで目を逸らしたりつむったりなんかしたら、もう一歩も前に踏み出せない…!!!
 傷付く事恐れてたら、地球が悪の手に沈むのよ!!
 ああッ太陽よ!愛に勇気を与えてェェェ~~~~!!!!)

顔は赤熱、目はグルグル、脳天からは湯気。
百手矢射子、今まさに思考回路はショート寸前、ハートは万華鏡であった。

「あ…」
「…あ?」


「…宏海(あなた)に見合った…私に…なりたい…」

558:名無しさん@ピンキー
07/07/07 15:49:42 oNfsasnc
>>556-
ktkr!
歌詞ネタワロス

559:名無しさん@ピンキー
07/07/08 01:18:27 Z64F6Btu
うほっGJ!!
毎回楽しみだぁー!!

560:名無しさん@ピンキー
07/07/13 00:33:10 APFIFL6r
ほすっとくか

紋様と太臓の誌面に乗せられないSMプレイが見てみたい

561:名無しさん@ピンキー
07/07/13 09:20:10 mVYHzBd4
間界の王子が標本になっても誰も悲しまなさそうなのがなぁ

562:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 18
07/07/13 13:42:14 L8UU8+UH
( 効 い た 。 矢射子の今の一言はどんな拳よりも。
 相当にヤバい兆候だったってのァ 顔見りゃ解った。
 長いこと肩肘張ってきた、そのプライドを 最後の薄皮一枚までも振り捨てたってのも。
 “あん時”が 正にそうだったから。

 …以前のオレだったら
 『だったら、鼻血グセ抑えて テンパって奇行に走んのも控えて…』と
 間髪入れずに混ぜっ返し 笑い飛ばしていたかも知れねえ…
           が!
 今 この局面でンな事言っちまったらオレはアホ以下の以下だ!!!!)
   ここが正念場と定め、宏海は 意を決した。
「…正直 そこまで買い被られるって程、
 ご大層な人間だなんて自覚 やっぱオレにゃどう考えても湧きそうにねえ。
 だから…お前もお前でいてくれ。自分落としたりとかナシにさ。
 そりゃ感情表現は人よりほんの少し(……壊滅的に)不器用かも知れねーけど
 一本通った芯はどこまでも真っ直ぐな…

 そんな矢射子(おまえ)だから 何もかもひっくるめて
 あの日あの時、付き合ってこうって決めたんだからな。今も、これからも。
       好 き に な っ た ん だ 」

563:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 19
07/07/13 13:45:48 L8UU8+UH
臨界点、突破。感情が堰を切った。

   「 ・・・ 宏 海 !!! 」

その名を言うが早いか、矢射子は宏海の首に手を回し、抱き付いていた。
「あたしも好き。 大 好 き 。 前よりも、もっと。この先も、ずっと…!」

知らずしらず、宏海も矢射子を掻き抱く。鼻腔をくすぐる、桃の香り。
   「やっと…言えたな。お互い」

宏海の瞳の中に、矢射子。矢射子の瞳の中に、宏海。

     もう 言葉は要らない。

おずおずと触れ合い、そして確かさを持って重なり合う…唇と唇。

564:名無しさん@ピンキー
07/07/14 15:20:36 jx8n/6H+
>>562-

( *´д`)

565:名無しさん@ピンキー
07/07/14 23:17:52 48CjheKD
GJ

566:名無しさん@ピンキー
07/07/15 00:35:20 7tvTdaof
いつもぐっじょです。

今気付いたけど、投稿日は木金限定なんだね

たまにチョコチョコ投下してくれてるなとは思ってたけど

567:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 20
07/07/18 13:36:21 NAUjiMK7
永遠にも思えた十数秒ののち、
唇が そっと離れる。お互いを名残惜しむように。
それでもまだ ふたり 抱き合ったままで。

(こうして 宏海にきゅーってされてると…
 何だか お日さまに抱かれてるみたい…温かさに包まれて…心まで融けそう…)
(雪崩ン時ゃ無我夢中で抱きすくめてたし、
 コイツもカチンカチンに固まっちまってたけど…
 今は触れてる部分(トコ)全てが柔らけぇ…これが女…これが矢射子…なんだな…)

背中からうなじへと移った宏海の右手に
「…ん…………はぁ…」
矢射子の唇から漏れる、甘やかな声。

「…悪ィ。力加減、マズっちまったか…?」
「ううん…どうして?」
「イヤおかしな声出すから 痛かったのかと思って
   …って、なに急に笑ってんだよ?」
きょとん、とした表情からややあって 
くすくす笑い出した矢射子に 宏海は問う。
「(こんな時にも紳士なんだから…でも嬉しいな…)
   違うわよ。気持ち良くって、幸せで…だから…」 

     だから、もう一度 口付けを交わした。

568:宏海×矢射子(エロ抜き)「これからの あなたへ…」 21
07/07/18 13:39:20 NAUjiMK7
「ようやく…スタートラインに立てたのかな…あたし達」
「そーかもな…ずいぶん長かった。
 オレが朴念仁の鈍感野郎で無きゃ
 矢射子も浪人しねえで済んだのかと思うと慙愧に堪えねえ…」
「ううん、宏海のせいじゃない。
 あたしがもっと早いうちから 自分の気持ちに素直になれてたら…」

「いや オレが……!」
「いいえ あたしが……!」
     お互い 顔を見合わせ…
・・・・・・・・・・・・・・・・・ぷふっ。
           思わず 吹き出して…
「「 あ は は は は は は は は は は は は は ! 」」
 ((こんな風に 心の底から笑うなんて、何年ぶりだろうな(かしら)…))
                 …そう 思った。

「――無くしたもの 奪われたもの…
 利子込みで取り返して行こうや。ふたりでな」
「うん!」


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