太臓もて王サーガでエロパロ 第二章at EROPARO
太臓もて王サーガでエロパロ 第二章 - 暇つぶし2ch100:宏海×矢射子 ねたばれあり
06/11/23 23:16:13 FjtMLusB
振り向いた先には矢射子の姿はなく、斜め後ろから放射線状に弧を描いて飛び散る大量の血が宏海の目に入る。
(なんか見たことあるー!!)
昼間とほとんど同じ状況が再現される。宏海は急いで血まみれの矢射子を起きあがらせ、止血を試みる。
(こいつ…出血多量で死なねェか!?)
(ダメよ、矢射子…また阿久津の前なのに…)
図書館で想い人本人から言われた鼻血キャラは矢射子にとって解いておきたい誤解の一つだった。
「だ…大丈夫よ…」
「いや!血ィ垂れてるから!!」
矢射子の血は顔や布団に留まらず、二人の衣服も緋色に染めていく。
(やっ!あ、阿久津の服が…)
血が跳ねた宏海の服に気がつくと、矢射子は勢いにまかせて鼻を啜った。
「おい!!ばか!」
「なっ…かはっ!!」
「うわっ!!!」
むせた矢射子は咳と同時に大量の血を吐き出す。その後、血は止まった。
「もぉ…いい年して口から盛大に吹いちゃったよ」
真っ赤に染まった口元に笑みを浮かべながら、矢射子は洗面所からタオルを持ってきて何より先に宏海の服を拭いた。二人の距離が縮まる。
(やべぇ…)
先ほどビデオを見たときに感じた、女としての矢射子を意識してしまう。宏海は矢射子の胸元にいく視線を無理矢理そらした。
(あのビデオってやっぱり…)
「―阿久津?」
「うぉっ!?な、なんだ!!?」
「そ…そんな驚かないでよ。こっちが驚くじゃない!!」
矢射子はやっと自分の口周りについた血を拭い出す。あれほど出血したというのに、きれいなピンク色をした唇が姿を表す。宏海の視線は意識とともにそこに止められた。
「あ、阿久津が悪いんだからねっ!!」
「んあ?」
矢射子はもはや自分の服を拭うのは諦め、布団も同様に手をつけようとはしなかった。
「阿久津が…あんなビデオ見てるからっ…」
「あれは…!!」
自分で思い出しても気持ちの悪い映像が頭の中をよぎる。宏海は矢射子の肩に手をかけてうなだれた。
「頼むから触れないでくれ…」
宏海からはこの世の終わりのようなオーラが漂う。
(このままじゃ告白どころじゃないわ…!)
矢射子は肩に置かれた宏海の手を震える指で掴んだ。宏海の体がびくっと揺れる。宏海が顔をあげるのを見計らって、深呼吸を一つしてから用意した言葉を言い始めた。
「あたしは、どんな阿久津だって…阿久津だって……」
(好き!好きって、たった二文字言えばいいのよ、矢射子!!)


101:宏海×矢射子 ねたばれあり
06/11/23 23:21:59 FjtMLusB
矢射子の肩から離された握り合った手は二人の距離の真ん中に置かれた。矢射子の顔がどんどん赤くなる。
(頑張るのよ、矢射子!!)
矢射子の頭から湯気が出て、口がぱくぱくして。目の前で見ている宏海もつい緊張してしまう状況だった。
(まさかこれって…)
先ほどのビデオで感じた矢射子の気持ちを目の当たりにして思い出す。信じられないが、そう考えると全てがつながってしまった。
(こいつ、どう考えても…)
「あの、ね…だからぁ……」
矢射子の手を握る力が強くなる。その手には汗をかき、小刻みに震えていた。その様子をみた宏海はふっと笑って手を離した。
(ここからは男の役目か)
「あっ!!」
紅潮した矢射子が離された手を追おうと顔あげると、優しい目をした宏海と目があった。
「え?」


「あ、阿久津っ!!離して!!」
「お前がイヤなら離す」
突然抱きしめられた矢射子は宏海の考えが読めなかった。まさに夢のような展開だったのだ。
(ど、どうしたのよ!阿久津ー!?)
「矢射子…お前、好きな奴いるんだよな?」
矢射子の体が、宏海の腕の中で跳ねる。
「乾じゃなくて」
「あ、当たり前じゃない!!違うわよ!」
矢射子には宏海の、宏海には矢射子の心拍が伝わってくる。飛び出すんじゃないかと疑うほど早い鼓動。
「一口は?」
「だから誤解だって!!…言ってるじゃゃない…」
(あたしが好きなのは…)
続く言葉は出てくれなかった。代わりに心にもないことがどんどん口を衝いてでてくる。腕は宏海を突き飛ばしていた。
「もうあんた、何考えてるのかわからないのよ!!あたしのこと惑わすばっかりで、全然気持ちに気づいてくれなくて…佐渡さんとは仲良くしてるし、太臓はくっついてるし…何なのよ、もう!!!」
矢射子の瞳に涙が浮かぶ。宏海は自笑ともとれる笑みを浮かべた。
「…関わりたくないってか?」
「そうよ!!悪魔付きの男なんか…願い下げだわ!!!」
はぁ、と息をついて矢射子は言葉を止めた。後悔がすぐに胸の奥からこみ上げてくる。目を閉じて耳をふさぎたかった。
(…あたし、何言ってるのよ!!告白どころか…最悪じゃない…)

「俺は好きだけど。お前のこと」

「好きだ」

宏海の口から、それは確かに発せられた。真っ直ぐ矢射子の顔を見据えて、真剣な顔で伝えられた。


102:宏海×矢射子 ねたばれあり
06/11/23 23:23:18 FjtMLusB
宏海の視線を捕らえた矢射子の頬に一筋の涙が伝う。衝動に堪えきれず体が前に出て、宏海に抱きつく。
「どうして人の言いたかったこと、先に言っちゃうのよ」
ふえーんと泣き声をあげながら宏海の胸にうずくまる矢射子の背中を優しくなでながら、宏海は矢射子の長い髪の毛を触った。
「先手必勝だな」
「遅すぎるわっ」
ギュッと矢射子の体を抱きしめると、宏海の鼻腔にかすかな桃の香り。
「お前、いい匂いするな」
「やっ、ちょっ…ゃん…阿久津ー」
宏海はうなじに鼻を近づけ、そのまま鎖骨に移動させ上目遣いになる形で矢射子をとらえた。頬から顎に伝わった矢射子の涙を舐めあげると、矢射子は顔を真っ赤にして何もいえなくなっていた。
そんな矢射子を可愛く思い、固まったままの彼女の頬にキスをした。
(やべェ…とまんねぇかも)
潤んだ瞳で宏海を見上げる矢射子が、自然にその瞳を閉じた。普段強気の矢射子からは遠くかけ離れた、少女の矢射子が宏海の目の前にいた。


(うわっ…これ、本当に矢射子か?)
肌をピンク色に紅潮させ艶やかな雰囲気を醸し出している目の前の少女に戸惑いながらも、宏海は唇を重ねた。
(また…桃の香り…)
(阿久津…)
目を閉じたまま、互いをもっと求めようと唇の角度を変え、それでもまだもの足りずに舌を絡め合う。時々矢射子が苦しそうに声をあげ、それでも離すことはしなかった。
(気持ちいい…)
心地よさに矢射子がとろけそうになり、眠気すら覚えたところでようやく宏海の唇が離れた。離れるのを惜しむように銀色の糸がつーっと引いた。
「悪ィ、とまんねぇ」
キスの余韻に浸る矢射子を、血まみれの布団を敢えて避け、畳の上に押し倒した。矢射子の反応も見ずに真っ赤になった服の胸元を開ける。
「痛っ!ぁ、阿久津…ぁん!」
「血が染みちまってる…落とさなきゃな」
そういうと宏海は、矢射子の鎖骨から胸にかけての血が滲み固まっている場所を舐めあげていった。いちいち反応のある矢射子が、そのたびに赤く染まる肌が愛しくてたまらなかった。
「あっ!ん、んン!!…あぁん!」
たまに触れるぴんと立った頂から刺激が走る。体を捩らせて矯声をあげる矢射子の姿はひどく官能的だった。
「矢射子…」
宏海が満足した口調でつぶやいた。手はだんだんと下の方へ向かい、衣服を着実に脱がしている。
『阿久津宏海』


103:宏海×矢射子 ねたばれあり
06/11/23 23:29:46 FjtMLusB
突然、はっきりとした口調で名前を呼ばれ、つい「何だ?」と返事をしてしまったのが間違いだった。
顔を上げるより早く、ものすごい風に吸い込まれる。宏海は慌てて矢射子の体を抱きしめ、覚悟を決めた。
(ちくしょーー!!!)
宏海は自分の浅はかさを恨みつつ、ドッペルゲンガーの口へ吸い込まれてゆく。呆然とする矢射子が腕の中で宏海を抱きしめ返した。



「くそー、宏海の奴!勝手にいなくなりやがって!おかげであいすにオレが悪いみたいに思われたじゃねーか!!」
「王子。あれは照れ隠しですよ」
「はっ!!まさかあれか!"太臓にパジャマ見られちゃった…初夜まで見せるつもりじゃなかったのに"ていう照れ隠しなのかぁ!!?くそ、乙女心読み損ねた!!」
やっとあいすの拷問から解放され、氷も溶けて自由になった太臓はトイレに行くついでに宏海を探していた。何事もなかったかのように、その横には悠の姿。
「用も足したし、めんどくさいから召還するか!」
ズボンを下げたまま宏海を召還する。悠はいそいそとビデオを太臓のアスタリスクゲートに合わせ回し始めた。
「来たぁ!!!」
目映い光とともにアスタリスクゲートから生まれた一つの影。


104:宏海×矢射子 ねたばれあり
06/11/24 00:11:07 U2ZdviR9
「ナーーーウ!!!」
光の霧が晴れる前に、めり込むほどの蹴りが太臓の顔に決まった。
「ムーミン!?てっTシャツ一枚!!?」
顔をへこませて転がった太臓が普段では想像できない早さで起きあがる。召還した人物の姿を定めるとその胸に飛び込んでまた殴られた。
「近づんじゃねぇ」
床に叩きつけられた太臓にさらに蹴りが入る。太臓が助けを求めようと顔を上げた瞬間、そのまま力つきた。
「宏海。なかなかの勇姿だぞ」
「あぁ?おわーー!!!!」
視線に入る萎えた太臓とは裏腹に、雄々しくそびえる宏海のモノがただでさえギリギリでそれを隠しているTシャツを持ち上げていた。それを下からモロに見てしまった太臓が萎えるのは当然のことだった。
(あ…阿久津のが…!…あれ?また合体してるー!!!)
(やべぇ、さっきので…)
合体した矢射子と宏海の顔が真っ赤になる。
(や…やだ!!)
矢射子は先ほど与えられた刺激のためにすっかり硬くなってしまった胸の突起がTシャツを着ていても露わになり、それを隠そうと手で胸を覆った。
その場をどうにかしようと宏海は下半身の熱を抑えようとするが、手に押しつけられたGカップの胸が先ほどの様子を思い出させそれすらままならなかった。
(ここは……)
「走れ!!!」
萎えている太臓をさらに踏み台にしてから矢射宏海は走り出した。その走り去る姿を悠のビデオが記録していた。
「生き残りカップルか」
悠はカバンから杉音に借りたいつぞやのモニターをとりだす。しばらくして姿を表した矢射宏海の姿に満足してモニターを閉めた。
(素晴らしき眼×操奴の力。まぁ、元々好意がなければあそこまでかからんが)
「王子、修学旅行の夜はまだ終わっていませんよ。むしろこれからです」
干からびている太臓に声をかけた。

105:900
06/11/24 00:17:23 U2ZdviR9
次週の展開を予想。 妄想で不完全燃焼だが悔いはない。
単行本派の人にはねたばれと思ったので一応ねたばれ表記をしたが、不快に感じた人がいたら申し訳ない。
宏海の告白シーンとか…なんのパロかわかる人いるのかな。

それでは、また宏海×矢射子の続きの執筆に戻ります。

106:名無しさん@ピンキー
06/11/24 01:33:15 fVWJheVj
こ、これは…。やっと矢射子の想いが通じたかと思ったら、こんなオチがw
GJでした!

前回の続きもお待ちしてますよ。

107:名無しさん@ピンキー
06/11/24 18:52:00 VH3IFypn
ケータィから保管庫見たら文字ばけしてたorz

108:名無しさん@ピンキー
06/11/25 08:40:42 ihBT7Xy3
超々GJ! 宏海も男らしくてイイ!
いっそ来週のネタがこっちだったらまだ後味良かったのに。
自分も前回の続き待ってるぞ。

109:名無しさん@ピンキー
06/11/25 11:58:55 dMzPHf5K
>ここからは男の役目か

この台詞良かった! いい加減、原作の空回りっぷりがじれったくて。

110:名無しさん@ピンキー
06/11/25 17:41:56 dbGWGh8g
まあでも、くっついたら連載が終わってしまうおそれが・・・

111:名無しさん@ピンキー
06/11/25 19:38:53 jvTJ+6u6
どうせもう虫の息なので、せめて読者をスッキリさせて終わってくれ。
いっそ玉砕でもいいから。

112:名無しさん@ピンキー
06/11/27 22:08:54 1t9foIdw
単行本派だからわからんけどそんなに読者投票危ないの?毎週一番最後?

113:名無しさん@ピンキー
06/11/28 00:17:16 4Cn8e7vN
毎週生死の境をさまよっている感じ

だけどしぶとさが売りの大亜門だからきっと・・・!

114:名無しさん@ピンキー
06/11/30 23:35:50 x11bjcs7
続きマダー?

115:名無しさん@ピンキー
06/12/01 22:33:07 HhRv5q2m
宏海×矢射子の続きを待ってる。
ところで、倉庫番さんは予定通り今月お帰りになるのかな?

116:名無しさん@ピンキー
06/12/02 00:20:45 xtrkLpqZ
よくぞ連載が続いてくれた

117:名無しさん@ピンキー
06/12/06 22:14:58 jp5cU0f7
保守しとく

118:名無しさん@ピンキー
06/12/08 21:25:54 tyNf8/F0
5巻、面白かった。表紙&表紙裏の矢射子も良かったし。
宏海×矢射子の続き、早く読みたい。

119:名無しさん@ピンキー
06/12/10 02:27:43 Ui30rAF4
絵板のほうだが何があったんだ?
まんまんの直接描写はNGってこと?

120:名無しさん@ピンキー
06/12/10 14:20:12 qu7dVurc
>119
レンタル元管理人さんからお叱りがきちゃったね。
絵がいくつか削除されてる。
成人向けでも法的にアウトってどこらへんからなんだろう。



121:名無しさん@ピンキー
06/12/10 22:37:04 a//maPNL
なんか絵板見てないんでよくわからんが
修正いれれば取り敢えずおkなんじゃね?

122:名無しさん@ピンキー
06/12/11 00:00:26 jOCwC09A
保管庫管理人さんそろそろ更新してくれないかな

123:名無しさん@ピンキー
06/12/11 01:43:25 DGBZeF9h
宏海あいすって難しいよな、組み合わせ的には一番好きなんだけど
そういう関係になるまでの過程がなかなか

124:名無しさん@ピンキー
06/12/11 23:01:00 67kyM4xZ
宏海×あいすも好きだけど、
今一番興味があるのは宏海×伊舞
しかしこちらもそこに至るまでの道のりが長く険しいw

125:名無しさん@ピンキー
06/12/12 19:30:21 rXN+KFo6
いいなぁ

126:名無しさん@ピンキー
06/12/14 02:15:37 1GBLt6iT
管理人さん更新乙

127:☆
06/12/15 20:07:32 +SbOAl2o
悠あいがッ!投下されるまで!上げるのをッ!やめないッ!

128:名無しさん@ピンキー
06/12/17 10:14:19 2GqMk0iB
宏海⇔あいす
   ↑
    伊舞
なんていう夢の3Pは・・・・

129:名無しさん@ピンキー
06/12/17 11:42:25 jDZUWkBh
>>127
agoになってるぞw

130:名無しさん@ピンキー
06/12/17 15:49:00 dKsUMJ3H
真白木とあいすのエロパロって読み手いないのかな。

131:名無しさん@ピンキー
06/12/17 17:19:34 u743+//C
>>130
それはつまりあいすが女王様、真白木がM奴隷というのを書くという事か?


132:名無しさん@ピンキー
06/12/17 20:09:33 3Vqbq+0z
妄想あいすなら簡単なんだが…

133:名無しさん@ピンキー
06/12/17 21:00:03 f4oO+JzE
>>130
>真白木とあいすのエロパロ
需要、あります!

134:名無しさん@ピンキー
06/12/18 14:52:12 aABSrim2
今週のコスプレネタで、宏海×温子を…

135:【SとM】佐渡と真白木①
06/12/18 15:16:03 SXdQ7c3S
とりあえず自己満足で真白木とあいすの話を投下させて頂く。


いつもいつも 毎度の様にあいすのストーキングをする真白木。そしてそれは当然ながら彼女の怒りに火を付ける結果になる。その度に真白木はキツイ仕打を食らう事になるが、ただ今日はいつもと少し違った。

ピタリ、とあいすが立ち止まったかと思えば振り向き真白木に言った。
「あんた、毎度毎度懲りないわね。そんなに私について行きたいんならちょっと来なさい。」
あいすからの誘いを真白木が断わる訳がない。
(あいすちゃんが俺について来いってもしかして愛の告白!!?日頃の想いが通じたのか!!とっ、とうとうあいすちゃんがオレに…)
勝手な期待と妄想を膨らませ、あいすに言われるがままついて行った真白木。


136:【SとM】佐渡と真白木②
06/12/18 15:20:40 SXdQ7c3S
あいすに連れられ着いた場所は保健室。キョロキョロと人がいないのを確認しあいすは静かにカチャリと鍵を掛けた。

「座って。」
「あっ、うん!」
(誰もいない保健室にオレとあいすちゃん2人きり…)
淡い期待を抱く真白木にあいすから首輪が掛けられた。
「? あいすちゃん、これは……」
「いいから次は黙って上を脱ぎなさい。」
「え!?」
急な展開に驚きを隠せず戸惑う真白木にあいすの鋭い目が睨みつける。
「早く。」
「うっ、うん。」
上服を脱ぎ捨てその逞しい体を露にする、しかし期待は捨てない真白木。ドキドキしながらあいすを見る。
「…じゃあ次は四つん這いになりなさい。」「こ こう?」
動揺しながらも四つん這いになる真白木。あいすの言うことには忠実である。
「そう、それでいいの。」


137:名無しさん@ピンキー
06/12/18 17:32:46 ycSiUGBm
真白木×あいすって新鮮!
続きが気になる。

138:【SとM】佐渡と真白木③
06/12/18 21:15:28 SXdQ7c3S
そう言ったあいすの手に握られていたのは首輪に繋がる鎖と、木刀。
「それは……」

━━バシンッ

「アッつぁ!!」
静寂を割るように音が響く。その逞しい背中にはじわじわと赤が浮かんだ。
「あいすちゃん急に何を…」

━パンッ ビシッ ビシッ バチィッ

「ぅが! うっ!あっ! がっ!!」
あいすは手にした木刀でビシバシと真白木を打ちつけていく。
「痛い!ちょっ、痛いよあいすちゃん!」
「……痛い?」
あいすがピクリと眉間にシワをよせたかと思うと真白木の背中に木刀をつきつけた。
「あまりにもしつこいストーカーバカに、ほんの少し征伐を与えてるだけよ。」
「せいばいって…この首輪は……」
「それ? ちょっと気が引けたけど…元生徒会長から借りたの。バカにはお似合いよ。」(あいすちゃんもしかしてSM趣味でもあるのかな…)


139:135
06/12/19 00:57:43 MFeMtOX0
すみません、今の今まで間違えていました。
×木刀→○竹刀
①―③は頭の中で直して頂けると幸いです。木刀でどつかれたら本気で痛いわ、パンパン音鳴らない。


140:名無しさん@ピンキー
06/12/19 21:14:55 4zSfJ5cp
真白木さんが幸せならそれでいい…

141:【SとM】佐渡と真白木④
06/12/19 23:40:24 MFeMtOX0
困惑する真白木の表情を見てあいすは少し笑った。冷たい手が真白木の首をなぞったと思えばまた竹刀を振りかざした。シパンという音をたて竹刀は真白木を襲う。

「うわああぁっ!」
「あら 背中がもう真っ赤なのね。…!」
しかし真白木の体の変化は背中だけでは無かった。ズボンの下、股間部が微かに膨らみ初めていた。
その変化にあいすが気付くのもそう時間は掛らなかった。
「な、に……」
(あ゛───俺のトランセルの馬鹿!!)
「あ あいすちゃん…これは」
「変態。」
あいすは真白木をまるで汚い物を見るような目で睨んだ。
「叩かれて勃起するなんて マゾ。」
「なっ!あいすちゃん誤解だっ… ぐぇっ」
首輪に繋がれていた鎖の存在をすっかり忘れていた、鎖で引っ張られた真白木の体は正面を向きソレをあいすに晒す形になった。
「そう、これでも誤解?」
「う…」

━ぐにっ
「はうっ」
「こ れ で も ?」
「あ あいすちゃんソコはっ…」
あいすが膨らんだソレをぐりぐりと踏みつけると、真白木は満更でもなく悦な表情を浮かべた。



142:宏海×矢射子 25
06/12/20 04:39:15 T01QEalC



あたしは顔に伸ばす左手を止めて、阿久津の唇へと進路を変えた。阿久津が何か言おうとしたのを察したからだ。
あたしの涙を見て心配そうな表情を浮かべる阿久津に、あたしは笑って言った。

き も ち い い

その声は自分でも聞き取れないぐらい小さくて、後にでた喘ぎ声ですぐにかき消される。それでも阿久津はあたしをきつく抱きしめて、腰の速度を速めていった。
「あっ!ぅあっ、ァん!!ん...んー!!」
恐怖を含んだ、経験したことのない波が押し寄せる。こんなに気持ちいいのは初めてで、それなのに涙は止まらなくて、阿久津が抱きしめてくれなかったらきっと、あたしは声をあげて泣いただろう。
「はっ、ぁア!ん...あっ!!ふ、あぁ!」
「怖くねえから」
耳元で阿久津の声。それを聞いた時、何か張りつめていたものが切れた。
「んっあァ!!あくっつぅぅ!ぅ...うぁああァア!!!」

頭が真っ白になる。
脳天に雷が落ちたみたいに何かが突き抜けて、ふっと体から力が抜けた。力と一緒に意識もどこかへ消えて、あたしにその先の記憶はない。
でも阿久津の声が聞こえたような、そうじゃないような。

143:宏海×矢射子 26
06/12/20 04:40:47 T01QEalC



阿久津に頬を叩かれて目がさめた。結局心配させちゃったみたい。
「あたし...?」
「失神したみてえだ...無理矢理やっちまって悪かったな」
まだ朦朧とする頭は軽い頭痛をも引き起こして、あたしに現実を知らせる。
「...夢じゃなかったのね...」
「...夢がよかったのか?」
「まさか!!!」
あたしの即座のツッコミに、意地悪に笑う阿久津。夢がよかったなんて、思うわけないじゃない。
「あの...阿久津は...?」
「ん?」
「夢のほうが...よかった?」
つい顔をまっすぐ見れずに背けてしまう。コツンと小突かれて顔をあげると阿久津と目があった。そのまま、キス。
「気持ちよかったのはお前だけじゃねえからよ」
その言葉を聞いて、顔が爆発しそうだった。抑える代わりに阿久津の胸に顔をうずめた。
「ん?」
「ドキドキしてる」
伝わる阿久津の心音が、心地よいメロディみたいに感じた。すごく安心できる、あたしだけのメロディ。
「阿久津は...?」
「何だ?」
「あの、その...イ、イけた...?」
顔を見てなんてとても聞けずに、顔をあげさそうとする阿久津に対して抱きついて反抗した。阿久津はすぐに諦めて、あたしの髪をいじり始めた。
「やっぱ初めてで一緒になんかイけねぇんだな」
阿久津が指を通した髪が束になって元に戻る。その繰り返し。
「......」
「ああ、イってねぇわけじゃねえからな。一緒にってのが無理だっただけだ」
阿久津はあたしの頭をなだめるように撫でてから、手に余るぐらいの髪をとった。
「そっか、よかった...て、何してるのよ?」
阿久津はたまに痛いぐらいに髪を引っ張って、のそのそとなれない手つきで髪をいじっていた。
「いや、たまには別の髪型とかな」
視界の隅に入ったのは、あの阿久津の太い指が四苦八苦しながら三つ編みを結っているところだった。やり方がわからないらしく、すぐに解けていく。
「髪おろしてるのもいいな」
諦めた阿久津が指を離すと、あたしの髪は名残も残さずに元に戻った。空気をうけて、阿久津の指の感触も流れる。
これからは髪型に変化をつけよう。そう思った。

144:宏海×矢射子 27
06/12/20 04:42:56 T01QEalC



いつまでも裸じゃなんだからと、干しておいた下着を手に取った。それはすでに乾いて、不快な感触は感じなかった。
あたしが下着を履くのを見て、阿久津も下着とズボンだけを履きなおしていた。改めて見る阿久津の体は整っていて、とても頼もしかった。
あたしがシャツに手を伸ばすと、阿久津に後ろからひっぱられ抱きしめられた。伸ばした手は宙をかいた。
「阿久津?」
「や、もったいねえと思って」
阿久津はあたしの胸に手をあてて、感触を味わうようにじっくり揉んだ。下着の上からなのに、阿久津の手の中で形を変える自分の胸がひどく艶めかしい。
「...変態」
「その変態とあんなことしたのはどいつだろうな」
「...ドイツ人」
「そうくるか」
阿久津の右手が胸から離れ、あたしのあごに添えられる。導かれるように振り向くと、阿久津がキスをしてきた。触れるだけなのに、長くてあったかいキス。
「キス魔」
「うるせえ」
チッと舌打ちをした阿久津が照れているのがわかる。あたしと目が合うとまた舌打ちをして目をそらし、黙らせるようにまたキスをした。
「誰にでもするわけじゃねえからな」
「じゃぁ、誰にならするの?」
体を阿久津に向けて、無意識ながら胸を押しつけながら聞いた。阿久津の視線があたしの顔と胸を交差する。
阿久津が体を引いて、半ばあたしが押し倒すような形になってしまった。阿久津は顔をそらして腕で顔を覆った。

145:宏海×矢射子 28
06/12/20 04:44:54 T01QEalC



「あんたこそ」
「え?」
「誰とでもすんのか?」
目を合わせない阿久津の言葉が、重たい雰囲気を作り出す。沈黙を作り出したのはあたしなんだけども。
「違っ...あたしは...」
あんなことはできたのに、それでも告白をするのはためらわれた。ただ一言言うだけなのに、口が言葉を紡がない。
「あたしは...」
泣きそうになるのを堪えることしかできないあたしの手を、阿久津がそっと包んだ。驚いて阿久津を見ると、体勢のせいか若干睨むように阿久津がまっすぐあたしを見据えていた。
「阿久津...」

ボスンっ

いきなりした音に驚いて体が震えた。音のした方に目を向けると、阿久津が入ってきたきり少し開いていたふすまの前に黒髪の人物。メガネをしてるけど、どことなく誰かに似て...
「ぅ...ううぁぁあああああっ!!!!!」
そのおじさんはいきなり狂ったような悲鳴をあげて、すごい汗をかき始めた。目は焦点があってないしかきむしったせいで髪がぼさぼさになっている。
「こ、ここ宏海ーーー!!」
おじさんは口から衝撃波でも出す勢いで阿久津を呼んだ。肝心の阿久津は頭を抱え込んでうなだれている。あたしはどうしようもなく、困った目つきで阿久津を見ることしかできない。
「とと父さんのい、いない間あいだにぃ!!ななななっ!!」
額から滴る汗が、先ほどの音の正体のカバンを濡らしている。ワイシャツはもう透けるほど湿っている。
ああ、やっぱりお父さんですよね。
「そそそんな淫乱にー!!!目を覚ませ!覚ますんだ宏海ー!!」
あたしを指さしながら阿久津のお父さんは怒りで顔を真っ赤にしていた。確かに今の体勢は、あたしが阿久津を押し倒してるようにみえるかもしれない。でも淫乱って...
「こらァー!!売女!!よりにもよってうちの...俺の宏海にぃー!!!」
「うるせえ!」

146:宏海×矢射子 29
06/12/20 04:47:54 T01QEalC



阿久津が怒鳴った。あたしも驚くぐらい唐突で、怒りが伝わってくる声だった。もちろん阿久津のお父さんも目をパチパチさせながら驚いている。
「矢射子、服着ろ」
阿久津があたしの腕を引っ張って立ち上がらせる。後ろの視線を気にしておどおどしていたあたしに、服をとって渡してくれた。阿久津は自分が脱いだランニングじゃなく、あたしが着ていた黒のシャツを着なおした。
阿久津に急かされて慌てて服を着る。教科書の入った重い鞄は何も言わずに阿久津が持ってくれた。
「ま、待ちなさい!宏海!!!そんな女っ...!」
「俺が連れ込んだんだよ」
その一言で十分だったらしく、阿久津のお父さんは力なく座り込んだ。阿久津があたしの腕を引っ張って、そのお父さんの横を通って玄関へと向かう。あたしはただ引かれるままについていくだけだった。
阿久津は無言のまま靴を履き、あたしの手をとって家を出た。後ろから阿久津のお父さんのすすり泣きが聞こえた。
「男なんて...大事に育ててもすぐに他の女にとられるんだなぁ...宏海は...宏海はそんなことないと思っていたのに......いつまでも父さんと一緒に寄り添ってくれると...うっ!」
いや、聞こえなかったことにした。

147:宏海×矢射子 30
06/12/20 04:50:58 T01QEalC



阿久津は階段を降りてしばらくしてからやっと話し出した。でもそれは顔の合わせることのない会話だった。
「悪かったな」
前を行く阿久津の背中を眺めて、あたしは答えた。
「気にしてないわ。愛されてる証拠なんじゃない?」
ちょっと尋常じゃないけど、と思ったがそれは口にしなかった。阿久津の足が速くなる。
「いらねえな」
「そう」
阿久津の返事に深追いはしなかった。お父さんがあんな人だったら、あたしも不良になるかもしれない。
「阿久津って」
「なんだ?」
「不良なのよね」
本人に確認するものではないだろうけど、つい口にでてしまった。正直、あたしは全くそう感じてはいないのだけど。
「いろいろ言われてっからな。否定はしねえ」
やっと振り向いた阿久津は苦笑いととれる笑みを浮かべた。風が阿久津の髪を揺らす。そしてあたしの気持ちも。
「阿久津っ...!」
ガッと阿久津の手をとり、両手で握りしめた。少し前のめりになるほど勢いをつけたせいで上目遣いになりながら阿久津の顔をみた。
「不良と生徒会長って、よく聞くわよね!!?いいと思わない!?」
「ん?あ、ああ」
「だから...あの、あああんたは不良なんでしょ?で、あ、あたしは」
「生徒会長」
最初はあたしの気迫に圧されていた阿久津があたしの言葉を奪って笑った。そんな幼かったっけと思わせるぐらい、にこやかに笑った。
「そういうことだろ?」
真っ赤になった顔から湯気がでそうだった。さっきキスしたときより、抱きしめてもらったときより、一番ドキドキしてる。

148:宏海×矢射子 31
06/12/20 04:54:04 T01QEalC



あんまりにも阿久津がかっこいいから。あんまりにも阿久津のことが大好きだから。我慢なんかできるわけないじゃない。
「そういうことよ」
つかんだ腕を引っ張って、目の高さちょっと上まで屈んだ阿久津にキスをした。憧れの爪先立ちで、なんて。
それは一瞬だったけど、あたしたちを熱くするには十分だった。あたしはなにかが込み上げてきて、涙がこぼれるのを止められなかった。
「で、でも...あ阿久津が、不良だからっ...てわけじゃ、ない からっ...」
阿久津は少し人目を気にして、それでもあたしの肩を抱いて落ち着かせてくれた。あたしに合わせるように少し屈んで。
「わかりやすく言ってくれるか?」
肩を優しく叩きながら阿久津が言う。その言葉を聞くのを期待しているような、確信が持てていないような、そんな口振りで。
あたしは少し怒りそうになって、抑えた。手の甲で涙を拭って、阿久津の顔をまっすぐ見た。あたしだって、言いたいから。
「...あたしの理想は、阿久津宏海」
昔好きだった男子を思い出して、心の中で苦笑した。悔しいけど、太臓のせいで誰ともつき合えなかった今までの人生を、少し、少しだけ嬉しく思った。
だって、あたしの初めての告白を阿久津にできるんだから!
俯きたいのを堪えつつ、阿久津の手を握って最後まで言った。ものすごい小声で。
「大好き、です...」
阿久津の顔がほんのり赤くなる。あたしはいろいろなことが頭に浮かんでパニック寸前だった。なんで年下に敬語使ったのよ!告白マジック!!?
「あー...」
阿久津はむずがゆそうに頭をかきながら、少し考えている風に黙り、言った。
「俺でいいのか?」
なだめるようなその口調は、皮肉混じりの優しいだ感じだった。でも、あたしがそれを聞いてまっさきにしたことは、阿久津を睨むことだった。
「っ~~!阿久津じゃないとイヤなのよ!!」
半ばヤケになって叫んだ。女の子にここまで言わせるなんて、どれだけ鈍いんだ。まあ、そんなところも愛しくてたまらないんだけど。
また泣きそうになるのを唇を噛みしめて我慢した。阿久津の返事をちゃんと聞くまでは泣けない。
「阿久津...」
「宏海」
「え?」
普段は見せないような真剣な顔の阿久津から、あたしに対して視線がそそがれる。
「宏海でいい」
きっと今のあたしはまぬけな顔をしてるに違いない。


149:宏海×矢射子 ラスト
06/12/20 04:54:57 T01QEalC
「こ...う、み?」
言葉を理解するように一文字一文字が頭の中にゆっくり現れる。口に出しても上手く言えない、特別な三文字。
「それって、どういう意味よ?」
「そういうことだ」
「わかりやすく言って」
阿久津は息を深く吸って、ため息をはいた。抱かれた肩が阿久津の方へ引き寄せられる。
「断る理由なんかねえんだよ」

阿久津の家に忘れた桃のリボンに、お経のように阿久津のお父さんからの呪いの手紙が書いてあったのは気にしないことにした。一番大切なものを頂いたんだから。
『ようするに思春期ってことだ』


150:900
06/12/20 04:58:42 T01QEalC
大変長引かせた割に尻すぼみ...というか蛇足が多く、自分の未熟さを知る作品になってしまいました。こんな作品を待ってくれていた方々、本当にありがとうございます!!

ではまた名無しに戻ります。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。

151:名無しさん@ピンキー
06/12/20 17:00:43 tAkYzbic
桃のリボンに呪いの手紙吹いたw

152:名無しさん@ピンキー
06/12/20 17:01:43 eTJZnWeh
完結編、キタ~!
三つ編み矢射子、宏海父乱入、爪先立ちキスに告白と、
盛り沢山で楽しめました。

153:名無しさん@ピンキー
06/12/21 15:19:10 5RGXjYsG
乙です!
十分すぎるほど楽しめました!

154:名無しさん@ピンキー
06/12/21 22:47:35 mSh28aki
宏海矢射子神 乙!!
エロだけでなく親父まで出すとはwwwwwwwwww
盛り沢山だった!!

155:名無しさん@ピンキー
06/12/22 21:20:23 Ulr6bauW
GJ!!
矢射子もいじらしくて乙女だけど、
宏海が気配りが細やかな上に頼もしくていいね。

156:名無しさん@ピンキー
06/12/24 00:10:41 ihQntfVk
まぁ阿久津がいい

157:名無しさん@ピンキー
06/12/24 13:02:31 OAGdgBeu
宏海×矢射子よかったよ
またいつかよろしく

158:名無しさん@ピンキー
06/12/25 23:30:09 JvzleyAE
宏海×矢射子乙でした!
真白木さんはあれからどうなったのかな…

159:【SとM】佐渡と真白木⑤
06/12/26 19:55:18 rMN2ZHlA
宏海×矢射子乙でした!全体的に矢射子が可愛いらしい。
コチラも少しばかり続き投下させてもらいます。
━━━━━━━━━━━━━━

(あっ…あいすちゃんの可愛いさはァァァァァァァァアアア世界一ィィィイイイイ)
足で性器を踏まれる事に快感を得てはあいすになら何をされても良いと改めて認識するのであった。

「あっ…あいすちゃぁ~~ん」
━バシッ
再びあいすからの竹刀が炸裂した。
「気持ち悪いわ 不愉快よ。」
(HEEEEYYYY あァァァんまりだァァァァ)
ショックを受ける真白木とは裏腹にあいすは更に続けて言った。
「身分をわきまえなさい。」
「…… み 身分。」
真白木を睨みつけるその表情は、サディストな雰囲気を漂わせていた。
「そのー あいすちゃんがいわゆるSってヤツで、オレがMって事になるのかな。ハハハ」
━バシッ ビシッ バチィッ
「ばぁう!!」
真白木は今日で何度目になるか分からない竹刀をまた食らった。背中の赤はじわじわとその数を増やし、痛々しい物になりつつあった。


160:【SとM】佐渡と真白木⑥
06/12/26 19:58:27 rMN2ZHlA


「なんでSMで例えるのよ。まだ間違っちゃいないからこんな物で済ましたわ。」
「うぅ… 他になんて例えが……」
「例えなんていらないわ、答えは明確だから。」
その顔はサディスティックな笑顔に満ち溢れている。彼女の本能が活きてる様な顔だ。
竹刀の先を真白木の鼻先まで突きつけ言った。
「アンタは私にとって物でしかないの。」
「もの…」
「そもそも人として扱ってないわ。」
「そっか……」
珍しく真白木が暗い表情を見せた。その表情を無視し、あいすの話は続く。
「でも物としての所有権は私が握ってる。現に、こうして。」
繋がれた鎖をピンピンと引っ張りソレを表した。
「他の誰にも渡さない。誰もアンタなんて欲しがりなんかしないでしょうけど。」
真白木の暗い表情が一変して明るい物に変わった。
「…あいすちゃん!」
「勘違いしないで。アンタのストーカーには怒りを通り越して飽きれてる位だから。」
「オッ、オレ あいすちゃんの事 絶対幸せにするから!」
(やっぱりいつも通り氷浸けにすればよかったかしら。)
遅れながらもあいすは少し後悔した。

161:名無しさん@ピンキー
06/12/28 07:01:06 cncOAyJ2
真白木×あいす乙!!

162:宏海×矢射子+α 1
06/12/28 10:53:05 svCz3f/b
名無しに戻って1週間弱ですが、今週の話からまた妄…想像させていただきます。 単行本派の方には一部ネタバレとなるのでご注意ください。


宏海×矢射子+α 翠視点です。
またしても長くなりそうな雰囲気ぷんぷんですが御了承くださいorz

*以下より本文に入ります




**********

悠様はいつも変態王子に付きっきり。究極の面白なんて求めないで私を求めてくれればいいのに。
悠様が王子の補習に付き添って、休みのはずの学校にいる。赤毛君も連れてきてるみたいだし、変なことしないか見張ってなくちゃ!
赤毛君はさすがに休みの日まで勉強をする気はないらしく、悠様のいる教室を離れて体育館裏の木陰で横になって居眠りでもしようかとしている。
もちろん私は愛しの悠様を見て、隙があれば襲う気満々だったけど、その悠様がこれほど興味を持つ実界人の赤毛君を今日は観察することにした。
赤毛君でを知ることは悠様を知ること!悠様に近づくためなんだから!
赤毛君はとくに変わった様子もなくぼんやりと空を見つめたまま動かない。眠いというよりは退屈をしてる顔だった。
「ん~、ただ見てるだけっていうのもアレよね。何考えてるのかしら」
元々尾行で距離があり、あまりよく見えないターゲットの顔。思考なんか読みとれない。
「赤毛君の本音でも聞こうかしら。ガンシーンリキン!」
「プライバシーも何もないタマ」
黙ってなさいと精子を押し込み、赤毛君へ魔法をかける。赤毛君は気づいていないようで相変わらずぼーっとしていた。
「さぁー、悠様が興味を持つ実界人の内情事情が明らかに!!」
耳を澄ますと聞こえる、少し鈍い赤毛君の声。ああん、部活中の野球部がうるさいわ。
(かったりー…何で休みの日まで学校なんざ…)
「キタわキタわ、本当に男専門なのかしら」
「翠タマは少し常識を身につけた方がいいタマ」
赤毛君は殆ど何も考えていないようで、入ってくる声から得られた情報はゲームのことや昔の思い出ばかりだった。
「悠様にあれだけ好かれておきながら自分は考えもしないのね。どれだけ愛されてる自信があるのかしら」
「全く興味がないっていう考え方もあるタマ」
「そうかしら…ん、あれは?」
私と反対側の校舎の影からチラチラとこちらを見る人影を見つけた。いや、赤毛君を見る、の間違いね。


163:宏海×矢射子+α 2
06/12/28 10:55:43 svCz3f/b
「いつぞやの討魔師じゃない。そういえば、悠様、あの子にも興味あるような素振りしてたわね」
忘れもしない去年の暮れ。間界人のパーティのときに悠様が『かわいいと思うか』と聞いていた人物だ。その後すぐに制裁はしたけども女っていうのは怖いからね。
「問答無用!!ガンシーンリキン!!」
心が読める相手には承太郎だって手こずるんだから。赤毛君と同じ魔法を討魔師の巨乳女にかけると、すぐにうるさいぐらいの独り言が入ってきた。
(ああああ阿久津ー!!?学校は休みなのに何でいるのよ!!ラ、ラッキーなのかしら? あーん、声かけるべき??かけるべき??)
なんか私に問われてるみたいですごく困るわ、この子。そういえば赤毛君に恋してるんだっけ。じゃあ安心かしら。
「いや、むしろこの子と赤毛君をくっつければ、赤毛君は悠様から離れるんじゃ...!」
「前にその作戦が失敗したのを忘れたタマ?」
「ちゃんと作戦があるのよ!!ムクムクって思いついたわ」
うるさい討魔師と片や静かな赤毛君の内心を聞きながら、校舎を大きくまわって反対側へ移動する。近づく前にわざと草むらで音を立てて討魔師に存在を知らせた。驚かせて声だされたら終わりだからね。
「魔女!」
「そう構えないでよ。がさつな女は嫌われるわよ、特に赤毛の男には」
「なっ…!!」
(赤毛って…阿久津のこと!!?)
勇ましい討魔師が折れるのも時間の問題ね。恋心ってものは何よりも強いんだから。
「ちょっとお話しない?」


164:宏海×矢射子+α 3
06/12/28 10:58:57 svCz3f/b


「あ、阿久津がそんなこと!!?」
「ええ。普通にしてれば好いてもらえるんじゃない?まあ討魔師に普通なんて無理かしらね」
「翠タマも普通を語れないタマ」
場所を教室に移して、赤毛君に聞こえないように会話を始めた。始めてすぐ私の頭の中は劣等感でいっぱいになった。悔しいけどこの子の方が胸が大きいみたい…いやらしい子!
「翠タマ!」
精子の声で我に返る。いやだ、討魔師に変な目で見られてる…なんか腹立たしいわ。
「…いい!?ここまで教えてあげたんだからあなたには絶対赤毛くんとくっついてもらわなきゃ困るのよ!!」
「くっつ…!!」
こんな言葉ぐらいで赤くなるなんてやりにくいわ!!伊舞よりも純情なんじゃないの?
精子がやたら温かい視線を彼女に送っているのを横目に、私は本人に気づかれないように彼女に魔法をかけた。
「ムービレイト」
熱くなってもすぐに暴走しない魔法を。

私が勧めるままに体育館裏に戻ると、赤毛君はまだその場所にいた。討魔師の体温が上がるのが空気でわかる。
(ああ、寝顔が…)
あんなゴツい男の寝顔なんかより、悠様の寝顔の方がよっぽどオカズになるわ。
「ほら、あくまで普通によ。ふ・つ・う」
どんっと彼女の背をステッキで押した。今日私と会った記憶を無くすためにね。私に見られてるってわかってたら、見られちゃいけないあんなことやこんなことに踏み切れないでしょうからね。
「私ってば親切よね」
「完璧な出歯亀になっただけタマ」
まぁ精子はおいといて。

「あ、阿久津…」
返事を期待せずに名前を呼んだのが声でわかった。その期待はあっさり裏切られたけれど。
あんな強気な女があそこまで自信なさげに振る舞うなんて。そんなに赤毛君って魅力的かしら?
「ん…矢射子か?」
赤毛君はすぐに上体を起こして巨乳女の顔を確認すると、さらに体を立たせてこちらへ近づいてきた。いや、彼女の方へ、ね。
「休みの日にどうしたんだ?」
「あ、あたしは入試結果を報告しに…」
(ああああ阿久津の匂いが…こんな、近くにっ!!!ああ、アドレナリンが…!!)
「ああ、どうだったんだ?」
少し不安気な表情を浮かべる赤毛君に対して、討魔師は大分ひきつった笑顔を返した。
「第1志望は…ね。第2で受かったわ」顔を曇らせるのも当然だったみたいね。悠様の近くにもちらほら見受けられるほど勉強から離れてたこともあるみたいだし、正直受かるなんて誰も思ってなかったんじゃないかしら。


165:宏海×矢射子+α 4
06/12/28 11:01:50 svCz3f/b
それでも赤毛君は素直に笑顔を返した。
「そっか!よかったじゃねえか!!」
(どきんっ)
「う、うん…」
赤毛君の笑顔を見た瞬間の討魔師のトキメキが魔法を通して私にも伝わった。いや、伝わっている。
赤毛君からは本当によかったと言う気持ちが伝わった。なんかこれ、いい雰囲気なんじゃないの?
「なんか悔しいわ。ぶち壊してやろうかしら」
「最初の作戦はどこいったタマ!!」
「ちっ…わ、わかってるわよ!!これも悠様を手に入れるためよね」
精子になだめられ、赤毛と討魔師の間に割って入りたくなるのを堪えつつ、二人の背中を見守った。
「あ、あのもし暇なら生徒会室に来ない? お、お茶ぐらいあるから…」
真っ赤になりながら赤毛君を誘う姿は確かに可愛らしいと思う。実界人の女の武器は恥じらいってところかしら。
「恥じらいぐらい私にだって…」
「それは翠タマから最も遠い言葉タマ」
はい、精子はおいといて。
赤毛君は何も顔色を変えず、少し空を見てから返事をした。
「邪魔じゃねえなら誘われるかな。まだ外で寝るには寒ぃからよ」
(熱い茶でも飲みながら矢射子と話してたら退屈はしなさそうだな。悠たちに付き合うよりよっぽどマシだ)
討魔師はさらに顔を赤くして、無言で校舎へと足を進めた。赤毛君はちょっと驚いて、それでも素直にその後ろについていった。
「なんで何も話さないタマ?」
「赤毛君が『寝る』なんて言うから意識してるみたいよ。そっちしか頭にないのかしら」
「翠タマが言えたセリフじゃないタマ」
「そんなことよりあの赤毛!!悠様よりあの子の方がいいって言うの!!? 許せないわ…」
「作戦としてはいいことタマ」
二人を先回りして生徒会室の隣の部屋の壁ににマジックミラーのような魔法をかけた。こちらからは見えるけどあちらからは見えないってやつ。まぁ、私の魔法なんだから、向こう側は壁のままなんだけどね。
悠様のため…その思いだけがこの苛立ちを抑えられるの。そうじゃなかったら何好き好んで人の恋路の応援なんて…!
「翠タマ、恐ろしい顔になってるタマよ」

166:名無しさん@ピンキー
06/12/28 11:09:18 svCz3f/b
本日はここまでです。前作よりはさくさく進む予定です、はい。
前書きに書き忘れましたが、この話は矢射子の受験の終わった頃(2月~3月)の話と思ってください。どちらかと言えばバレンタインの方がネタにしやすそうですが…そこはスルーでお願いしますorz

あいすと真白木さんのお話、ところどころにジョジョが交えてあってGJです!! 続きを楽しみにさせていただいてます!

167:名無しさん@ピンキー
06/12/28 11:18:34 1UmNfIys
リアルタイム来た―! またまたGJです!!
原作さながらの精子の突っ込み(「やたら温かい視線」も…)、イイ!
>熱くなってもすぐに暴走しない魔法
これもいいアイディアだなあ…。

翠視点の宏海×矢射子も、真白木さん×あいすも、続きをお待ちしてます!


168:名無しさん@ピンキー
06/12/28 11:40:54 OUB/klEk
宏海×矢射子GJGJ!!
全裸で続きを待つ。

真白木×あいす職人様もGJ!!
モノ扱いされて嬉しそうな真白木さんにときめいた俺はどうしたらいいんだwww

169:名無しさん@ピンキー
06/12/29 20:19:21 eUeehETy
前スレ900氏頑張りすぎだろwww

170:名無しさん@ピンキー
07/01/01 01:02:40 w5DTMa8P
あけおめ
今年も良質のエロパロをよろしく!

171:名無しさん@ピンキー
07/01/04 15:14:18 uy2j2vEj
続きまだー?

172:名無しさん@ピンキー
07/01/06 19:57:32 r1sLuPkJ
翠×矢射子

悪くない… 決して悪くない組み合わせだ…

173:名無しさん@ピンキー
07/01/07 01:34:39 XbThKG84
>>172
なぜ俺が書き込んでいるッ!?

174:名無しさん@ピンキー
07/01/07 04:49:27 AnMu6rzx
>>172
あれ?
俺いつのまに書き込んだのかな真白木さん

175:名無しさん@ピンキー
07/01/09 00:30:58 2BPQArDk
続きマダー?

176:名無しさん@ピンキー
07/01/09 19:38:03 yCf2zPTh
その悶々を文章にするんですよ真白木さん!!

177:駄犬
07/01/09 20:50:53 oP43He0j
矢射子×宏海が一番好きですね~。あっ!すいません。自分ここ初めてです。どうぞよろしくお願いします!


178:名無しさん@ピンキー
07/01/10 02:51:46 mEAs2Q3F
>>177
よろしくね^^
矢射子×宏海って事は・・・矢射子の妄想バージョンですか?

179:駄犬
07/01/10 19:44:57 uHoh3QAo
はい。いろんな組み合わせがあるけれど自分はそれが一番好きだな~

180:名無し様
07/01/10 20:25:20 uHoh3QAo
矢射子のマンコに宏海ちんこがズプッと挿入 そして最後は精子を矢射子に注入~~~

181:名無しさん@ピンキー
07/01/11 22:10:10 egdA8zO3
>>180
ウホッ、いいID…

182:名無しさん@ピンキー
07/01/14 13:29:18 R/4NrJfX
精子だと!?あの丸い玉ごと精子(しょうこ)たんを挿入するのかと思ってしまったぞ!

183:名無しさん@ピンキー
07/01/16 17:00:35 ISKopW2e
逃げてー!精子たん逃げてー!

184:名無しさん@ピンキー
07/01/16 18:48:56 PjScJWxY
がはは!逃げても無駄じゃぁ~!挿入したるでー!!!

185:名無しさん@ピンキー
07/01/17 00:06:58 JpSjqOwC
つーかおたまじゃくしって人間の膣圧に耐えられるのか?

186:名無しさん@ピンキー
07/01/17 07:07:32 YA+zELfB
もしかしたら腟内でオタマジャクシがカエルになって股間から出て来たりして…
そりゃないよね

187:名無しさん@ピンキー
07/01/17 07:24:46 4ysu8ict
こじろう死ねorzバシバシ
URLリンク(www.livly.com)
URLリンク(mixi.jp)

● 名 前 ふ み (女性)
URLリンク(mixi.jp)
● 名 前 なんちゃって 美弥 (女性)
現住所 宮崎県
URLリンク(mixi.jp)
● 名 前 ☆ どさ兄 ☆ (男性)
現住所 北海道上川郡
誕生日 10月11日
URLリンク(mixi.jp)
● 名 前 田頭 隆司 (男性)
現住所 大阪府大阪市
誕生日 10月13日
URLリンク(mixi.jp)
● 名 前 ゆに☆彡 多代 (女性)
現住所 大阪府大阪市
URLリンク(mixi.jp)
● 名 前 こ じろう (男性)
URLリンク(mixi.jp)
● 名 前 にこ りん坊 (女性)
現住所 埼玉県
URLリンク(mixi.jp)
● 名 前 とう ちゃん (男性)
URLリンク(mixi.jp)

188:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:12:35 crmbEinZ
>>186
どこまで栄養源豊富な愛液なんだよww

189:名無しさん@ピンキー
07/01/17 19:27:45 hS4BzWAN
いい

190:名無しさん@ピンキー
07/01/19 19:37:45 oNp2Ou/8
宏「うっ!出る!!」矢「来て!宏海!奥深くに出して~!」
ドピュ ドピュ ドピュ宏「くぁぁ…」
矢「ああぁぁぁ…」

191:名無しさん@ピンキー
07/01/19 21:00:52 6tbBMFlD
という淫夢を見ている矢というわけだな!


192:名無しさん@ピンキー
07/01/20 13:18:55 5naBGnu9
温子分補給をお願いしたいんですがかまいませんね!

193:名無しさん@ピンキー
07/01/20 15:47:10 17C749fr
温子って胸デカいよね何カップくらいかな?

194:名無しさん@ピンキー
07/01/21 21:03:50 N0gDFGxM
C~Eくらいじゃない?

195:名無しさん@ピンキー
07/01/21 21:12:44 6DHbN3q2
何このスレきんもーっ☆

196:名無しさん@ピンキー
07/01/23 07:24:11 u23D/X8Z
真白木さんが肝いのは当たり前だろうが

197:名無しさん@ピンキー
07/01/23 11:11:28 JbaPTINy
温子の胸の大きさより、胸の形をほめたい。
ところで星形なのは乳輪だけ?乳首も?

198:名無しさん@ピンキー
07/01/23 18:04:36 mjbFfFz3
あいすの台詞からすると乳輪だけだ思われ

199:名無しさん@ピンキー
07/01/23 22:48:58 UzufWqGH
さすがに星型乳首はキツいッスwwwwwサーセンwwwwww

200:名無しさん@ピンキー
07/01/24 00:46:03 Uk66bqga
マヨネーズのチューブみたいで
可愛いジャマイカ

星型乳首

201:名無しさん@ピンキー
07/01/25 15:46:18 HhneavAx
宏海×矢射子の続きキボン。
飢えすぎてコミックス五冊揃えてしまった。

202:名無しさん@ピンキー
07/01/25 17:54:08 K8r/0RDI
俺も続きが見たいww

203:名無しさん@ピンキー
07/01/25 19:17:26 EB1ImgtQ
5冊?

204:名無しさん@ピンキー
07/01/25 22:13:42 K8r/0RDI
同じものを?

205:☆
07/01/25 22:24:00 ecdV4Vtt
保存用、飾り用、読書用、予備×2
じゃね?

206:名無しさん@ピンキー
07/01/26 07:05:02 uykTxvVe
そうかぁww

207:名無しさん@ピンキー
07/01/26 23:45:10 K22EVRwB
あげげげ

208:名無しさん@ピンキー
07/01/27 00:05:08 YTdnnVVR
保存用と予備って一緒じゃね?

209:名無しさん@ピンキー
07/01/27 07:25:52 XQCRYNAT
いや、予備ってのは保存用、展示用、読書用のいずれかに欠損が生じた時にそれを補うためのものだろう。
予備があれば読書用を紛失したりするような事があっても、保存用や展示用を持ち出さずに済む。

210:名無しさん@ピンキー
07/01/27 10:53:10 EXDFxzZF
あんた……詳しいわね!

211:名無しさん@ピンキー
07/01/29 20:25:21 Z/IU12mk
何のための保存?

212:名無しさん@ピンキー
07/01/30 20:17:31 zHfqTrB4
それもそうだね、んじゃ貸し出し・布教用って事で。

213:名無しさん@ピンキー
07/02/03 11:44:36 0Hl05VXW
エロリップ×ブラ孔雀まだ?

214:名無しさん@ピンキー
07/02/04 08:55:43 A3GI/KOe
矢射子X宏海まだぁ~

215:名無しさん@ピンキー
07/02/05 21:02:13 wpTbgYh8
過疎ってるな…

つーかまとめの初代管理人は帰ってきてるのか?
もう既に半年以上経ってるが…

216:名無しさん@ピンキー
07/02/07 21:08:18 6JWykOf2
>>215
予定では、年末頃にお帰りになるということだったよね。

宏海×矢射子も、真白木×あいすも、丸一ヶ月たっちゃったね。
職人さんを急かしてはいけないと我慢してたけど、待ち遠しいよ…。

217:宏海×矢射子+α 5
07/02/08 05:01:30 +9AJ7r8g


「す、座ってて」
「ああ、悪ィな」
声も姿も心の中まで丸見えな二人が生徒会室に入ってきた。赤毛君は討魔師のことよりも他のことに気を取られていた。
(生徒会室…ちゃんと入ったのは初めてだな。あんときは太臓がバカやっててそれどころじゃなかったし)
その後に彼が思い出した内容はあまりにも彼女が不幸すぎたからあわてて魔法で忘れさせた。何も二人きりのときにウンコまみれを思い出さなくてもいいじゃない!!
「まったく!なんていう思考回路してるのかしら」
「誰のせいでそうなったか忘れたタマ?」
ああ、そういえば私もウンコまみれにされたんだわ…おまけに悠様にそんな趣味はなかったみたいだし、踏んだり蹴ったりだったわね。
「頑張れ翠、頑張れ翠……私は限界だー…」
「あっ!翠たま!!」
精子の声でぼんやりとした意識を二人へ戻す。なんか目を離した隙にいい感じになってるじゃない!!

218:宏海×矢射子+α 6
07/02/08 05:02:11 +9AJ7r8g


「悪い!大丈夫か!!?」
「あ、こここれぐらい平気よ!」
寄り添って手を握りあってる様に見えるのは気のせいじゃないわよね。ああん、肝心なところ撮り損ねたわ!! エキセントリックになってる場合じゃないわね。
「何があったの?」
「赤毛がお茶をこぼしたんだタマ。それが討魔師の手にかかって火傷したみたいタマね」
「ロクなことしないわね、赤毛の奴」
「翠たまに言われたら終わりタマ」
慌てて赤毛君が手をとって、巨乳女の指を水に浸す。真っ赤になってるじゃない、普段平気じゃないわよ。
「あ、阿久津…大丈夫だからっ」
好きな男に手をとられて、必死に手を離そうと討魔師がもがく。
「好きな男に触られたんだからそのまま色んなところ触らせちゃえばいいのに」
「翠たまの考えは特殊タマ」
それでも赤毛君は手を離す気配はなく、黙って彼女の指を見ていた。自分の手も冷たくなるのを気にもせずに。
「…ちょっとかっこいいタマね」
「そうかしら?あんなの他の男にもできるわよ」
水の流れる音だけが部屋に響いている。各々心の中は騒がしくなってるみたいだけどね。
(何やってんだオレは!? 女に傷負わせちまって…)
(ああああ阿久津、阿久津と、手、手!!)
…あの討魔師には同情はいらないみたいね。そんなに肉体的接触を求めてるなら後押ししてあげようかしら。
「ねえ、精子。赤毛君に薬でも盛ってあの子襲わせてもいいかしら」
「そんなことだめタマ!!後押しどころか犯罪タマよ!!」
私の中のダァクな部分がふつふつとわき出てくるのがわかる。告白なんて生温い!既成事実を作っちゃえばいいのよね。
精子の制止も聞かずにステッキを振りかざそうとした時だった。


219:宏海×矢射子+α 7
07/02/08 05:03:36 +9AJ7r8g

「それは困る」
突然背後からした声に、驚きよりも喜びを感じた。だってこの声は…
「悠様!!」
悠様が私に会いに来てくれた!やん、それどころか心の中まで見透かされちゃってるっ。もうっ、悠様ったら!!
「全部口にでてるタマ」
「邪魔しないで、精子!!」
私を真っ直ぐに見る悠様の鋭い目…ああん、視姦されたい!
「悠様がやめろって言うなら私は何もしません。あ、これ悠様が喜ぶと思ってちゃんと録画してますから!」
ずっとステッキのカメラから録画していた画像の一部を壁に映すと、悠様は口だけで笑みを作った。やだ!!悠様の笑顔…
「さすがよくわかっているな。だがオレが求めているのは宏海自身の意志で行動することだ。余計な手は出すな」
悠様の体が私に近づいて…
「えっ…」
唇に触れるだけのキス。一瞬だったけど、確かに悠様が私に…
自分でわかるぐらい血液が顔に集まってる。何よ、こんなの私じゃないわ…こんな、キス、ぐらいで…
「上手くいったら褒美をやろう。たまにはオマエの願いを聞いてやる。ジャスト1分、いい夢見れたか?」
はっと気づくと悠様はいなかった。また夢見せられたみたい。夢…夢よね、やっぱり。
「翠たま?」
精子がうなだれた私を心配してる。悠様への思いで潰されそうな私を。
「悠様のためならこの翠!…夢のためでも頑張ります!!」


220:900
07/02/08 05:08:07 +9AJ7r8g
待っていてくださる方がいたとは…長らくお待たせして申し訳ないですorz
私事ですが、ここ1ヵ月ちょいと仕事が立て込んでいたのとスランプが重なりまして…久々に書いた文なので、読みにくいかと思いますが目をつぶっていただければ嬉しいです。
またスローペースな投下となってしまうと思いますが、できれば続きは完成させてから投下したいと思います。
投下は短く、私信が長くて申し訳ない…OTZ

221:名無しさん@ピンキー
07/02/08 13:08:14 jaVVkYWP
キ、キ、キ、キターーー!!!
待ってました!続きめちゃめちゃ楽しみっす!!

222:名無しさん@ピンキー
07/02/08 17:00:08 28iwvo3U
スローペースでいいですよ
途中放棄しなければ

223:216
07/02/08 17:01:02 HV3N5WcN
GJ! 早速の投下、感激です!!
職人さん方にはそれぞれ事情もペースもおありでしょうから、
どうぞマイペースでご投下ください。
まったりとお待ち申し上げております。

224:名無しさん@ピンキー
07/02/09 19:29:18 0oart5OJ
宏海×あいす
お願いします

225:名無しさん@ピンキー
07/02/09 21:18:19 j4/PI5F/
220さんの都合が良いときに小説お願いします
マイペースでいいですよ♪

226:名無しさん@ピンキー
07/02/11 20:36:28 A3GP0QBF
お、乙だァー…
ただ、無理はしねーでくんなまし。

227:名無しさん@ピンキー
07/02/13 22:30:36 cOrFZAML
管理人様、
絵板に関係ない絵が投稿されてます、削除お願いします!

228:名無しさん@ピンキー
07/02/14 20:42:50 zBqAi1qT
悠×翠は需要あるのか?

229:名無しさん@ピンキー
07/02/14 21:11:20 BwDZbfDN
>>228
需要あります! 是非お願いします!!

230:初代スレ483
07/02/15 14:01:36 JOTX0MAB
>>227
ご報告頂きありがとうございます、さっくり削除しました。

しかし、あれって一体何なんでしょうね。
これで三回目ですよ。

231:名無しさん@ピンキー
07/02/18 14:41:27 H+9NOrv2
木嶋×ブラ孔雀まだ?

232:名無しさん@ピンキー
07/02/23 23:57:40 IHN0OExv
今週の話で、真白木×あいすの続きがますます楽しみに。
宏海×矢射子の続きも、悠×翠も待ち遠しい。

233:名無しさん@ピンキー
07/02/24 23:34:31 kNGmZnpl
宏海矢射子萌え

234:宏海混ぜつつもあえて需要度の低い乾×矢射子を
07/02/27 00:43:27 igrcM6rv
「だっ!……だから」
「用がないなら、行ってるぞ?」
 最近来ることが多くなった屋上も、阿久津を呼び出した時ばかりはパーティ会場に変わる。
矢射子はそう思って、めかして来たのに―
(うっ……うう……)
 生徒会室に戻った矢射子は、下唇を噛んだ。どうしていつもこうなのかしら。窓からは、暮れかけた日。
矢射子は自分を責めずには―乾をセメずにはいられなかった。バシバシッ!!容赦なく―
「はひん!気持ちいいですけど、どうかしたんですか??」
 四つんばいで「伏せ」をする乾からの言葉に、矢射子の鞭が、止まる。
もう一薙ぎして乾のあえぎ声を聞いてから「はうッッ」、矢射子はため息を漏らした。ばれているのね。
「なんでもないわよ」
 阿久津、宏海。
 矢射子は目を閉じ、考えた。何度、この名前を頭に反芻させていることだろう。
今日は、告白しようと思ったのだった。あの鈍感な彼―もちろん、それを含めて好きだが―に、気にかけてもらえる、最高の、そして矢射子にとって唯一に感じざるを得ない、この方法。
 それなのに。
「私……それすらも、だめなのね」
 矢射子の挙動に、思わず乾は立ち上がった。
「本当に、何があったんです?」
 矢射子と異性である乾一が上半身裸とかそういうことは、お互いもはや気にはしていない。
「今の私は……あんたには癒せないわよ……」
 乾はじっと、矢射子の顔を見つめた。
 女の涙が、あった。
「……」
 乾は瞳を伏せた。矢射子はひっく、ひっくとのどをならし始めた。
 乾はそしてその間に、制服をきちんと着た。
乾は、矢射子の前で、しかも生徒会室で正装するのはなんだか久しぶりだと思った。
机の椅子を引き、矢射子に座らせ、自分も隣に座った。椅子に着席すると同時に、矢射子は机につっ伏した。乾はただ、横に座っていた。
「この僕―犬では、癒せないのなら、今日は、お友達で」
 矢射子のすすり泣く声が、生徒会室にこだまする。赤い夕日。
乾は少しも動きはしなかった。矢射子の横で、まるで、一人になさてはいけない、とでも決意したかのように。
(僕は、そんな会長のそばにいることしかできませんが……)
 いつも見ている、愛しい女性の、
 いつもは見せない愛しい姿を。
(会長のそばにいることだけは、できるので)


((了))

235:234(ID変わりましたが)
07/02/27 01:08:59 ZG3AuzUh
―つけ忘れorz

乾は少しも動きはしなかった。矢射子の横で、まるで、一人になさてはいけない、とでも決意したかのように。
(僕は、そんな会長のそばにいることしかできませんが……)
 いつも見ている、愛しい女性の、
 いつもは見せない愛しい姿を。
(会長のそばにいることだけは、できるので)
 
 二人の生徒会室は、ゆっくりと、時間が温めていった。


((了))

236:名無しさん@ピンキー
07/02/27 01:28:22 FiTRtmUq
>>234-5
需要が低かろうがなんだろうが最終的に萌えられればよかろうなのだァーッ!
GJ!

237:名無しさん@ピンキー
07/02/28 00:01:08 mvCB61oW
なんかリクエストほしいなー……

238:名無しさん@ピンキー
07/02/28 00:49:29 Mt1VJF8T
宏海×矢射子も、真白木×あいすも続きが待ち遠しいけど、
今タイムリーなのは何と言っても木嶋×吉下だよね。

239:名無しさん@ピンキー
07/02/28 03:24:50 mdDHx8+h
>>234-235
GJ!
乾×矢射子が一番好きなので嬉しかったよ
乾いい奴だよな、ほんと

240:名無しさん@ピンキー
07/02/28 07:36:35 wvbDAkit
紋×太臓も最近いい
普段は可憐な乙女なのに実はドSな紋様萌ええええ!

241:名無しさん@ピンキー
07/02/28 19:22:36 R44XkAot
乾×矢射子
ィィ!!

242:名無しさん@ピンキー
07/02/28 23:11:07 R44XkAot
あいす×宏海

243:名無しさん@ピンキー
07/02/28 23:17:56 R44XkAot
あいす×宏海
もィィ!!

244:名無しさん@ピンキー
07/02/28 23:18:48 R44XkAot
>>242-243
間違い連投スマソ…

245:名無しさん@ピンキー
07/02/28 23:53:55 jp1LwVsX
あいす×悠
とかは?萌えw

246:名無しさん@ピンキー
07/03/01 10:42:13 9aPIelSu
自分はどちらかといえば悠×あいすなんだが・・・。 >245もありかもしれん。

247:あいす×宏海
07/03/01 21:54:38 ZRJl1DWO
「宏海」
「な、なんだよ」
 木枯らしの寒々とした歩道。太蔵のせいで、いつの間にか一緒に帰るようになったものの、あいすはその名のとおり冷めた視線を、宏海に投げつける。
少なくとも、宏海はそう思っていた。
「私」
 そう、そのときまでは。
「私、最近欲求不満なのよね」
「はあ―!?」
 突然の言葉だった。白い息とともにもらされた、およそ女性の口から―その上、こともあろうに彼女の口から、そんな言葉を、宏海はこれまで聞いたことがなかった。
 一度、目を閉じ深呼吸。
「―悠、悪いこと言わんから、そいつだけはやめておけ。おまえ寒いのとか苦手なんだろ?あいすを敵に回すような幻術―」
「宏海」
 あいすのとげのある口調。不機嫌の美顔。およそ笑みなんて一ミリもない。
こっちは現実的だった。悠のつくる幻ではない―?
「冬になると、あらゆる感覚が暴走するのよ。ねえ、私の家に来て。
仕事とはいえいつも太蔵を黙らせてあげてるんだから、少しぐらい私にも付き合いなさい」
 くるりと前を向いて進んでいくあいす。対象的に、宏海は立ちどまる。
「いや、待て」
 やはりおかしいぞ!?悠の幻術ではなさそうにしろ、この性格のあいすが……?
宏海は思った。
いや、間界って、そんなものなのか?能力が制限できないって、そういうことなのか?
 だんまりを決め込む宏海を背に感じたあいすは、すっと振り返った。
「やっぱり、どこかのバカ生徒会長の方がいいのかしらね」
「は、はあ!?」
 ―!?
 その瞬間だった。香る女の匂いと、舞う雪色の髪。
 公衆の面前で、とかそんなこと考えるいとまもない。
宏海は顔を赤くしないこと、ただそれだけに集中させられた。男の弱み。
「おいっ!!!!!」
「何よ。会長の胸じゃないけど、触らせてあげるから」
 左手で宏海はあいすの胸をわしづかまされていた。
そうしてあいすは腰に両手をあて、胸を張る。宏海は口をぱくつかせた。申し訳程度にある胸。でも、柔らかくてなまめかしい。少しこりっとしているこの部分は、う、うわ……。
「物足りない?」
「い、いえめっそうもない……」
 何言ってんだオレは……宏海は自分にツッコミを入れる。
「私を癒すために、家に来て。そのかわり、あなたには服を一切脱がせない。
一方的にあなたが私に尽くすだけ。いい?わかったわね」
「お、おいおいおい!!!」
 宏海は首を振って言った。
「ば、バカか!」
「拒否するつもり?」
「は、当然……」
 あいすは勝ちを確信したように宏海を見やる。
「手」
「あ!っ!?う、これは……」
 あいすの手が放されても、宏海はずっとあいすの胸を握っていたらしい。
 急いで手を引き剥がすも、やり場のないバツの悪さ。思わず顔を伏せてしまう。
「あなたも男ね。さ、来て。そのかわり私の言いなりよ。あなたはしろって言われたことだけをして。たぶん、我慢はいっぱいさせるから。あくまでも、楽しむのは私」
 どうして、宏海は拒否しようと思えばできたはずだ。それなのに、言われるがままに、家へと連れていかれた。

 それからのこと。
 宏海はあいすにさんざん使われ、あいすの良いように汚された挙げ句、
たくさんの写真を撮られ、弱みを盾にまた使われることとなる。しかし宏海は何一つ文句は言わなかった。なぜか。

「宏海、今日もよ」
「あ、ああ……わかった」
 かしづくように、後ろに従える宏海のその姿。 

 それは、新たな境地の表れのようだった。

248:名無しさん@ピンキー
07/03/02 17:19:06 SjsquIGd
まじGJです 悠の幻術だと思い込もうとする宏海の辺りがすごく好み
触発されたんで247氏に続いてあいす分を投下する

>>245
面白そうなのでこれを貰った
_________________________

「ごめんなさい、おばあちゃん… また…」
「いいんだよ、気にしちゃダメだよ、あいすちゃん?」

2月某日朝、佐渡家が凍った。
去年程の酷さでは無いものの、突発的な力の暴発で、寝室と廊下が見事に凍結。
家主である佐渡ケサが、氷の上を華麗に滑って転び、腰を打った。

「…… もう動けるよ、大丈夫。今日のごはんは何にしようかねえ」
「いいの!おばーちゃんは寝てて!私が全部やるから!………… お弁当、買ってくる」

スーパーからの帰り道、あいすは本気で落ち込んでいた。
軽い打ち身ではあったけれど、自分のミスで恩人に怪我をさせてしまった。
加えて、自分の料理の腕ではこんな時でも食事をまともに作れない。
気分は最悪だ。今日は早く帰って、存分に反省して、あとは静かに過ごす。
そう心に決めて、急ぎ家路についた―――― のに。

「あたしがあいすちゃんくらいの見た目の頃はねえ、そりゃもう男衆がわらわらと」
「えええばあちゃんが3P!?4P!?おげえええ」
「おやおや嫉妬しなくてもいいんだよ、太臓君?今では太臓君一筋なんだから」
「しねーよ!!」

「あんた何でいるのよ」
買い物から帰ってきたら、何故か間界の王子が居間で茶を啜っていた。

「おーあいす!大変だったな!」
「何でいるのよって聞いてるの」
「いやあー丁度一緒とAV選別会やっててさ!そしたら」
「もういいわ。帰って」
気の凹みは速攻で怒りに変わる。不機嫌は、一気に頂点に達した。

「おやおや、いいじゃないかあいすちゃん。折角お見舞いに来てくれたんだから」
「……… お見舞い?」
問答無用で太臓を氷漬けにしようと思っていたあいすは、ケサの声によって気勢を削がれる。
きょとん、とした表情で、大きな三角頭の少年に問いかけようとした。
「太臓、あんたがわざわざ一人で来―」

「はい、お待たせしました」
「あら、悠」
一瞬遅れて、後ろから予想通りの声がする。
そう、太臓のやかましい程に通る声と常に一緒にあるのは、この感情の読めない声だ。
あんたもとっとと帰りなさいと言おうと振り向いて― 今度は予想外の見た目に、思わず固まる。
「悠。ちょっと何やってんの?」

およそ似つかわしくないようでいて、むしろ相当似合っている様な。
佐渡家の台所から、エプロン姿の少年がひょっこりと顔を出した。

249:名無しさん@ピンキー
07/03/02 17:20:46 SjsquIGd
「ああ。悠君がね、余ってた野菜でスープ作ってくれてたんだよ」
「……!」
「ありがたいねえ。…… うん、おいしいよ、あいすちゃんもお食べ」
にこにこと迎えるケサ、と太臓。
「お前等の見舞いだしな。後、これうちで作ったプリンが余ってたのでな、持って来た」
当の悠はと言えばいつもの無表情で、エプロンを外しながらちゃぶ台を覗き込み、なんの事はなしに料理を勧める。

「………」
「あいす。どうした?……… あ、王子!王子のはこちらの…………」
「おお、この大きいヤツだな!」
「はい、その大きいトウガラシ入りのヤツです」
「またかよ!食えねーよ!」
「何言ってるんですか、王子に仕える者としての愛情表現ですよ」
「マジで?この愛のカタチは受け入れにくいんだけど」

王子と従者のアホ漫才に乗りながら、とても楽しそうにケサが笑っている。
「では紋の愛の形はどう思いますか」
「もち!俺の嫁からの愛は全力で受け止めてみせる… えーと多分ね!」
「太臓君、あたしの愛も受け取っておくれ」
「ばーちゃん具合悪いんだろ!寝てた方がいいぜ!」

「添い寝ですか」
「ああん、いいねえソレ」
「無いよ!!!」
「なんだい、折角枕を用意したのに」
「俺は今日、一緒の部屋で華麗なるAVオールのご予定が入ってんのよ!」

おばあちゃんが元気になるから、賑やかなのはいい事なんだって、最近分かった。けど。
― 今は、その大好きな人の口から出る一言一言が辛い。

「悠君は、ホントに優秀な子だねえ」

「………… っ」
中に入れない。

「… おや、あいすちゃん?」
「ちょっと……… 外に出てくる」
ぴしゃり、と音を立てて、ふすまが閉まった。

「…未熟だわ」
ぐ、と奥歯を噛み締める。中途半端な、思い通りにならない体が恨めしい。
太臓達が帰った後。あいすは、歯がゆい思いを消化しきれず、居間で固まった様に正座していた。
湯を湧かす銀色のやかんがシューシューと音を立てている。
「私が早く成体になれば、少なくとも暴走はしないし… おばーちゃんにも迷惑かけずに済むのに」
「………」
(ホント、駄目ね。料理だって、…… 能力だけなら本当は、間界領事としての腕だって、きっと悠の方が)
「あのね、あいすちゃん」
「っ!?おばーちゃ…」

物思いに耽っていて気づかなかったらしい。ばっ、と振り向くと、ふすま向こうにケサが立っていた。
「愚痴ならいっぱいこぼしておくれ。あたしはね、あいすちゃんがいるだけで幸せなんだから、いいんだよ」
「! ……でも!」
「あいすちゃんは真面目だからね。太臓君くらい、明るーく考えてなさい」
「いや、あれは…… ないわよ」
「そうかい?あたしは、まんざら、太臓君の言ってる事もやってる事も悪くないと思うけどねえ」
「…… なんで、アレを見てそう思うの?」
「あいすちゃんだって知ってるだろう? いい男、いい女、世界のどこをを見たって、ね」

先程悠に貸していたフリルのエプロンを右手でひらひらと振りながら、おどけた口調で、ケサは続けた。
「英雄色を好む。大物な人間は皆揃って好色なもんだよ、ほっほ」

250:名無しさん@ピンキー
07/03/02 17:21:38 SjsquIGd

「――― で、一応先に聞いておくが」
「ええ」
「お前はあいすに変身した翠、などではないんだな?」
「あんたの眼力なら分かるでしょ。何言ってるの」

「ほう、ついにトチ狂ったか。お気の毒に」
「なんでもいいわよ…… 協力してもらえないかしら」

軽口に揺さぶられてぷるぷると震え、怒りと羞恥を抑えつつ、
冷気を纏った少女が少年の両袖を掴んでいる。
互いの膝がつきそうな程の超至近距離密着、向かい合った時に感じる身長差はほぼゼロ。
あいすが顔を背けていなければ、鼻先が確実に触れる。
今日昼間見た限りでも確かに不審な様子を見せていたのだが、これこそ、何がどうしてそうなった。
悠は本人の代わりにとばかりに目が合いまくる、雪だるまの髪飾りに向かって問うた。
窓についた結露がいつのまにか消えていた。
エアコンの効いた心地よい温度の筈の部屋が、冷たい。

「だって今日、おばあちゃんが… っ!!」
―――――――――――――――――――――
「そう、太臓君にあってあいすちゃんにないのも、それだ。…… え、別に必要無いって?
いやいや、男には女が、女には男が必要なんだよ。いい大人の女っていうのは男を知ってこそだ。
…… あいすちゃんは、そしたら、ひょっとしたら、ないすばでーな成体になるかもしれないねぇ。
うんうん、あたしはね、楽しみにしてるよ。…… それまでは、生きなきゃね」
―――――――――――――――――――――

「そう…………… 言うから」
憮然とした表情はそのままながら、柄にもなく頬を染め、
目線は背けたままに小さく俯くあいすに内心驚愕した。
「…… 鵜呑みにしたわけか?」
「いえ、それだけじゃない… けど」
違う、ケサの言葉を拡大解釈し過ぎだ。お前は真白木でも矢射子でもあるまいに。
あの老婆は、己の男好きはさておき、この少女の幸せをこの世の誰よりも願っているのだから。
まあ、あいすの言葉から推測するに、理由には多分まだ裏があるのだろうが、それにしても――
冷静さ、判断力、共にゼロ。普通ならまず、考えない選択だ。

最強の間界領事が、ばあさんが絡むだけでこうも容易く、面白く動く様になったか。
出会った頃には想像もつかない展開なのであり、ここは
いい観察対象が増えたと盛大に喜びつつ、色々とからかって遊びたい所― なの、だが。

「暖房の設定を強に直しに行ってくれるなら考えてやらんでもない」
いかんせん、最高に寒い、そして眠い。蛇の化身たる故、本来ならば冬眠の季節で、
本能には逆らえずどうしても動きが緩慢になる。

「その間に逃げるでしょ。…っていうかあんたが腕を伸ばせばいい話よ」
「こうまで寒いと何もする気が起きんのだが」
「でしょうね」
逆に目の前の少女は雪と氷から生まれたと言ってもいい種族。正に活動期だ。
ひゅ、と小動物の様な軽い動作で、さしたる抵抗もなく床へ落ちる少年の上に跨がった。
膝下を外側に向けた女の子座りのまま、ぐいと腰を押し付ける様に体重を前にかける。
手を後ろについて上半身を支え、図らずも座った格好になっていた悠が、
ほんのすこしだけ、驚いた気配を見せた。
「おい、あいす」
「いいから。面倒ならあんたは黙ってるだけでいいわ」
ぎり、と一層強く掴まれた服の袖がしわになる。

― 寒さを嫌う己の体に氷の微笑女が密着しているのにはどうにもやりづらさを感じるが、
女子特有の柔らかい感触が手足にあるというのも、特に悪い気がするわけでなし。
女がどうこうをさしおいても、この雪人が何をするのか、どう変わっていくのかについては
非常に興味がある所。悠は流れに任せるがままにして、しばし、見守る事を決めた。

251:名無しさん@ピンキー
07/03/02 17:23:28 SjsquIGd
と、不意に、首筋に氷を当てられた様な感覚が走った。
「冷っ…」
「あら、どうしたのかしら?」
あいすはくすくすと楽しそうに笑うと、まさしく通り名に相応しい、氷の様な微笑を向けた。
多分、比喩ではなく本当に、氷そのものを当てられた様な気がする。
「不随意の運動だ」
「ああそう?」
― 観察を決め込んだ所で何だが、あいすの見下す様な視線が最高にカンに触る。
これは後で三倍にして仕返しするか、とぼんやりと思った。

白い手がゆっくりと身体の線を辿る。性感を目的とするというよりは、確かめる様な。
直裁な愛撫のない、暖かみのある快楽を与える気を感じられない指の滑りだ。
「俺を殺す気か」
冷気だけが撫で付けられて、心拍数と血圧は上がる一方、逆に体温は下がっていく気すらする。
局部を完全にスルーしてるあたり、二割位は躊躇いの様だが、後の八割は只のこいつの嗜好と見た。

「寒いのは苦手だと言ってるんだが」
「そうね。でも氷で撫でるとー」
「……… っ」
びく、と微かに、ほんの微かに震える悠を、楽しそうに眺めるあいす。
「ほら、そうなるからいいのかと思って」
奇麗なアイスブルーの瞳の中に宿るのは、嗜虐の快感に酔う、生き生きとした光だ。
ぞわりとする感覚が背中まで伝ってゆく。思わず竦めた首を無駄にびよんと伸ばして元に戻すと、
「残念ながら、その眼を向けられて喜ぶのは俺じゃないな」
多少憮然とした思いを努めて表情に出さず、明後日の方向を目で指図した。
「他に当てがあるだろう」

「キモいゴリラみたいなのは却下」
目を遣った方向に映像が映し出された途端、いつものあいすの表情に戻る。
悠の見遣る先漫画のコマの左上、点描トーンの中で半裸でカッコ付けている真白木は
その眼光によって一秒と経たずに霧散した。

「じゃあ、おう…」
「あいつには無理でしょ」
「うむ、それもそうだ。小さすぎる」
『えええー!?酷くない!?ダイレクトアタック酷くない!?そもそも食いつく所おかしくない!?』
次いで点描の中でカッコつけていたのに流された太臓が、涙ながらの二段ツッコミをしながら塵と化した。

「じゃあ、こっち」
「…… 頼めと?」
「俺よりは脅しー 違った、頼み易いと思うんだが」
「………」
悠の左背後に映っているのは、赤い髪をした屈強そうな実界の青年、やはり半裸。

「…… 翠と違って矢射子先輩、まだ宏海に気持ちが伝わってもいないじゃない。触らぬ討魔師に祟りなしよ」
「ほう、成程な。その辺りで線引きをした訳か」
悠の口角がわずかに上がった。相変わらずやる気無く手足を投げ出したままだが、得心したように頷いている。
― 咄嗟、「嘘だ」とあいすは思う。あの目は納得などしていない、獲物を前にして何か仕掛ける気満々の蛇の眼だ。
不穏なオーラを感じて、内心ひるんだけれど、顔に出すのも癪で、逆に睨みつけ、次の言葉を待った。

「それは賢明な判断だな。人間の恋愛関係においては、見守りつつ決して首を突っ込みすぎず」
「…… それに加えて、あんたは冷静に引っ掻き回すのね」
「さすがだ、分かっているな。リスクの無い立場で楽しむというのはいいものだ」
表情の読みにくい瞳に、愉悦が混じった。


「だから― 本来ならば、傍観者が一番面白いんだがな」
「!?」

252:名無しさん@ピンキー
07/03/02 17:26:22 SjsquIGd
あいす×悠の様な悠×あいすの様などっちか分からないつもりで行きます
あと半分くらいの予定

253:名無しさん@ピンキー
07/03/02 17:45:01 wU3ba4Zl
GJ!! ケサおばあちゃんがらみだとあいすがいい感じだから、
この悠×あいすはツボにはまった!

254:名無しさん@ピンキー
07/03/03 00:57:21 b+K1xt78
悠×あいす キタ━━(゚∀゚)━━!!
GJ!すげーイイ!続き待ってる!

255:名無しさん@ピンキー
07/03/03 21:45:52 GNHKGZkz
GJ! それぞれのキャラがらしくていい。

256:名無しさん@ピンキー
07/03/05 17:38:39 xtSD7qN9
ちょ、今週ので乾×一口ネタできんじゃん!
誰か書いてくれ

257:名無しさん@ピンキー
07/03/05 22:18:07 Uyc5soy5
矢射子会長のことを、俺らはずっと前から好きだった。しかも、一口は会長の思い人も知っていたのに…。
「おい、今日俺がおごってやるから二人でパーッとやろうぜ!」
「失恋パーティーじゃん、それ」
まだ赤く腫れた目で、一口は言った。
「まあおごってくれるなら…今日はやけぐいしてやるー!!」
二人で並んでなかばやけくそでラーメン屋まで校門から走ろうかとしたとき。
「見て、二階の生徒会室。」
「…矢射子会長だな。」
学校を去る前に一目生徒会室を見ておこうとしたんだろうか。一口の目が、また潤み出した。
「あーもうやだやだっ!これから失恋パーティーなのに!乾っ!どっちが早く食べられるか競争だからね!?」
一口は震える肩をごまかすように一息にそう言うと、ラーメン屋めがけて走り出した。
…一口は、強いな。会長の好きな奴ずっと知ってて、それでずっと会長のことを好きでいて。

258:名無しさん@ピンキー
07/03/05 22:19:52 Uyc5soy5
続きのエロは誰か適当に書いてくれ。ラーメン屋の便所で●●●とか。

259:名無しさん@ピンキー
07/03/05 22:38:35 FGoE8t1Y
(略)
「あーん! 男の子供を妊娠しちゃうー!!(ビクッビクッ

260:名無しさん@ピンキー
07/03/06 17:46:41 7Ee1CoC3
略さないで投下してくれーー!!(懇願

261:名無しさん@ピンキー
07/03/06 22:26:14 GhCFimLw
コンスコン×ちよいとか想像したらなんかすげー変態なことしてそうだと思った
あとサマンサのマイクプレイとか

262:名無しさん@ピンキー
07/03/06 23:21:57 JRf6JDVg
>>257の続きを適当に書いてみる。



そう思いながら、彼女の後を追った。



「うわーーーん!!!」

ラーメンが出された瞬間に、行き成り二人で号泣して、
店長が「お客さん、ラーメンが・・・・・」と焦っている。
そんな言葉も二人の耳に入るわけがなく、ただひたすら、自分達のはかなく終わった恋を嘆いていた。
「うう・・・・・・ズルっ・・・・・・・・・・・・・・」
「って食うの!?」
涙が器からあふれ出しているというのに、ラーメンをすすりだす二人。
店長は仕ハァッとため息をついて仕方無いといわんばかりにした。
「今日はツケてやるよ」と言って、店の看板を「閉店」にしてその場を去った。
・・・・客もいないラーメン屋で二人の泣き叫ぶ声が響く。
それに対して誰もいないため反応してもらえない乾に更に悲しみを呼ぶ。
「あんっっの鈍感男・・・・・お姉様に振り向かなかったら、ホンットに怒ってやるんだから!!」
テーブルをガンッと叩いて、一口が震えた声でそう怒鳴った。

いっつも追いかけていたのに。いっつも矢射子の傍にいたかったのに。
叶わなかった恋は、心の痛みに加勢されるだけであった。

「っ・・・。何か泣いたら、虚しくなってきたよ」
一口がぽつりと呟く。
「どうして私じゃ駄目だったのかなぁ・・・・」
「・・・・・・・そりゃお前が女だからだろ」
「だって男なんかよりお姉様の方がずっとカッコいいんだもん」
ムスっとしながら、腫れた目を擦る。
「お前さぁ、顔はイイんだから、相手女ってのやめろよ」
「でも・・・・・・・・・私に興味持つ男の人なんていないし・・・・・・・・・・・・」
女の方がよっぽどいないと思うが。
そう乾は言いかけたが、慌てて言葉を飲み込んだ。
今更レズな奴なんてお前以外そうそういないとも言えない。
そして変わりの言葉を探していった事は・・。
「いや、俺お前の事案外気に入ってるぜ」
・・・・言葉を変えようと思っただけなのに。
何故かそんな事を言ってしまった。

一口の顔が強張る。
まずい、怒らせちまったかな・・・。そう思った乾は、焦って涙浸しのラーメンをすすりだした。
「っつーか早食い競争するんじゃなかったのかよ!ほら、早く一口も食べ・・・・・・」
「今の本当?」

言葉を遮られる。
心臓が早まる。
一口の顔が見れない。
それだけのことが、一気に起こった。
下を向いて、ラーメンをすすることしか出来ない。
でも。
視線を感じて。
ゆっくりと顔を縦に振った。


263:名無しさん@ピンキー
07/03/06 23:26:10 V6aLJuDc
その瞬間に、
「バッ・・・・・・・・」
「?」
「バッッッカじゃないの!?」
その反応に驚いて、乾は顔をあげた。ソコには、顔をユデタコのように真っ赤にした一口がいた。
「どーしてそんな事言えるのよ!お姉様に振られたばっかじゃん!!」
『ビースト、ケダモノよぉぉぉお!!』と叫ぶ一口の奇声にハッとして、慌てて弁論する。
「ち、ちげぇって!ただ俺は思った事を言っただけで・・・・・!!」
更に顔を赤らめる一口。
ここまで恥ずかしがられると、こっちも恥ずかしくなってくる。
「何よっぉ・・・・・だったら」
一口が躊躇いながら、乾の顔を覗き込む。

「証拠見せてよ」

・・・・・・・は?

その言葉に、乾の目が点になる。
「あっ、あたしの事、気に入ってるっていう、証拠を・・・」
男は信用ならないから、とかそう呟きながら。
いつもそんな事言わない一口なのに、今日は失恋したからだろうか。
恋愛に関して敏感になってるのか。
「・・・お前が男の俺に興味ねぇだろ」
そう言って流そうとした。・・・・すると、だ。
「・・・・確かにそうだね」
呆気なくそう言われて。
乾男として見てないしといいながら、何事も無かったのようにまたラーメンをすすり出して。

なんだかイラついた。
確かに流したのは乾のほうだ。
ただ、無性に苛立って、きっと振られたせいもあるんだろうけど。
気付くと乾は、いとも簡単に一口の体を自分の方に引き寄せて、膝の上に座る形にした。
女特有の柔らかい体に触れて、乾の興奮を煽った。
「ちょっ、乾、何して・・・・・・んむ!?」
一口の言葉を唇で遮る。心の痛みを押し付けるように宛がう。
そのため少々乱暴になってしまった。
「うぁ・・・・・・や、・・・」
びっくりして一口は抵抗をするが、あの乾の力に叶う訳もなく。
舌を無理矢理ださせて、絡めさせていく。
ようやく唇を放して、一口の抗議を聞く体制に入った。
さすがマゾ、と言った所だろうか。怒られることを期待しているのか。
「はっ・・・・・、私は・・・男には興味が無いって・・・・・・・・・」
乾の膝の上でまた顔を赤らめてそういう。
「証拠見せろっていったじゃんか」
そうして乾は、張り詰めたモノを自分のズボンから取り出した。
「きゃあっ!!乾、汚いよ!!」
上に乗っている状態なので、すぐ真下にソレが見える。
顔と似つかずグロイ程に起ち上がっているソレに驚き、一口は逃げようとするが、乾が腰を抑えてそれを許さない。
「そんな証拠いらないからっ!」
そう半ば叫んでいる一口に構わず、スカートを捲って下着を脱がす。
「お前・・・」
「うるっっっさい!!」
「何で濡れて「言うな見るな犬畜生の癖になんでちょっとS入ってんのよ変態ィっっ!!」
言葉を遮って一気に話した一口は息を切らして俯いている。
一口の股間は、抵抗していた割にはしっとりと濡れていたのだ。
これには流石の乾もマゾ心にいじめたい気が差した。
いつも会長は俺をいじめる時こんな気持ちだったのか、と思いながら。


264:名無しさん@ピンキー
07/03/06 23:28:53 4XIMXpZK
そしてその一口のまだ誰も知らないであろう未知の部分に、ゆっくりと自身を埋めていった。

「!?っあああああっ!痛い痛い痛いよ乾ィ、裂けちゃうぅう!!」

まだ亀頭しか射れてないのに、かなり痛がっている。一口は腰を浮かせたが、体制を変えることは不可能だったので、
乾の胸に縋り付いた。
「っっ力抜け一口・・・入れにくいっ」
童貞である乾も、このまま入れるのは無理という事はわかったので、一口の頬や首や手にキスを落として落ち着かせた。
いつもと違って紳士的な乾に、一口は少し力を抜いて、緊張を緩めた。
その瞬間に一気に体を貫く。
「ひぁああん!あふぁっ・・・・ぁああ!!」
涙を浮かべた虚ろな瞳に乾のの心臓が高鳴る。
いつもの幼いあの表情は何処へ行ったのか。
いつも隣で子供っぽく笑っていたあの顔は姿を消し、一人の女と化す。
こんな当たり前のように一緒にいた仲間が、色気づいて目の前で喘いでいる。
ピコンピコンと横に一つに結んでいる髪の毛を揺らしながら。

勿論一瞬だが、彼らの心の中に『百手矢射子』という人物はなかった。
「乾、乾ィ・・・!っひゃふぅぅ!」
その瞬間に、一口の膣内がキツくしまった。
「うっ・・・ヤバ・・・・・間に合わなっ!」
その言葉に、一口がぎょっとする。
「あんっ!駄目っ乾・・・!妊娠しちゃうよぉおおっ!」
だが時既に遅し、出す寸前まで高ぶっていた乾は濃口な白濁色の液を勢いよく膣内に出してしまった。
一口は奥に注ぎ込まれていく熱を感じ、絶句した。





----------

「ちょ、ホントすいませんマジすいませんだから叩くの止めてくださいあやっぱ止めないでください」
情事後、一口は激しく乾の背中を踏んだ。何度も何度も嵐のように。
ただ、哀しいことに、この男は『M』なのだ。踏んでも踏んでも気持ちよさそうにするだけだった。
「犬の癖に、中出しとか信じらんないっ!!ってかヤるとか信じらんない!ってか男とだなんて信じらんないっ!!!」
ただ一番信じられなかったのは、乾に犯されても正直嫌じゃなかった自分だった。
その事を認めたくなくて、紛らわすように踏み荒らす。
「嘘よっ!男なんかっ、男なんかぁああ・・・・・・・・お姉様ぁああ!
ごめんなさい私は男の子供を育みますぅううう!!」

バシンッバシンッという痛痛しい音が辺りに響く。
コレを二階で実はずっと聞いていたラーメン屋の主人はというと。

「・・・・・若いっていいなぁ」

そう呟いて、昔を懐かしむかのように外の景色を眺めるだけであった。



おしまい。



回線切ってもないのにIDがころころ変わる・・
すまない・・・便所でさせられなかったのとしめが悪かった。
ホントグタグタ。勉強してしてきます

265:名無しさん@ピンキー
07/03/07 00:19:15 BgTIB+WU
乾一口GJ!べつに便所じゃなくても、
ラーメン屋の主人がいいキャラしてたんでおkwww

乾は銃刀法違反なサイズの持ち主なんだよな

266:名無しさん@ピンキー
07/03/07 00:43:38 1+IetSA0
GJ! 乾×一口の幸せを祈る…
宏海×矢射子も、二人の涙を無駄にしないでくれ!

267:前スレ545
07/03/07 02:18:42 0qCAuggS
乾×一口小説GJすぎる・・・。

URLリンク(akm.cx)
勢い余って殴り描いた。そんなに反省してない。
てかこの二人のおかげで自分に傷なめあい属性がついちまった・・・。

268:名無しさん@ピンキー
07/03/07 14:00:32 lXwOxN1X
初めてが銃刀法違反とは…そりゃ裂けちゃうんですけど!状態にもなるわなw
GJ、そして>>267あなたが神か?

269:名無しさん@ピンキー
07/03/07 21:38:16 4CtgAftx
>>262>>267
なんだ貴様ら、GJなんだよ!
乾と一口はまった・・・ありがとう!!


乾に無理矢理射れられちゃう一口にハァハァ(*´д`*)

270:名無しさん@ピンキー
07/03/12 12:47:25 V5VZKsc0
今週もなかなかだったな

271:名無しさん@ピンキー
07/03/12 14:07:28 MfyFh2eR
誰か!雪崩のこないあの続きを頼むw

272:名無しさん@ピンキー
07/03/13 01:05:28 8MvgGSmX
今週の話と関係ないけど、今週先週とこらえきれずに描いた
あんまエロくなくいし、需要無さそうでゴメン

URLリンク(akm.cx)

273:名無しさん@ピンキー
07/03/13 10:40:32 gsXmfAHK
>272
あててんのよ。

274:名無しさん@ピンキー
07/03/13 23:48:26 5WyclzdS
悠×あいすのつづきまだかね
すごく読みたいんだけど

275:名無しさん@ピンキー
07/03/14 01:29:47 WML45Gyh
ぜったい乾×矢射子以外認めん!と思っていた自分だが、
乾×一口やばいほど萌えた
今日からこれ一本で行くと決めた。

276:名無しさん@ピンキー
07/03/14 10:53:41 JmZNBrzA
なんでそんな頑な?!

277:名無しさん@ピンキー
07/03/14 15:16:08 lhYKOwbA
適切な阿久津ッコミに惚れた

278:名無しさん@ピンキー
07/03/14 16:31:52 PNvoEVvl
萌え死んだぜぇ…

279:名無しさん@ピンキー
07/03/14 16:39:44 tqSk2twa
>>272
GJ!
そろそろ未完作品の続きが読みたいな

280:名無しさん@ピンキー
07/03/14 23:31:01 2Y0+WzgM
>>275-276の流れにもワロタが>>277の「阿久津ッコミ」でトドメを刺された

たまには主役のことも思い出してやってください

281:名無しさん@ピンキー
07/03/15 00:11:03 CaTh7aGK
>>280

・・・・・・え?阿久津が主役じゃ(ry

282:名無しさん@ピンキー
07/03/16 20:54:00 uZZfxxZS
今週号の会話で
悠と吉下の組み合わせもいけry


283:名無しさん@ピンキー
07/03/18 01:29:38 ceCB0u9G
>>264の続きを読みたくなるくらい乾×一口ハマタ。
誰か助けてくれ

284:名無しさん@ピンキー
07/03/18 16:11:12 J4lfrWnM
モンスターハンターポータブル2おもしろっ

285:名無しさん@ピンキー
07/03/19 13:17:37 xxaL1KIo
外代雪乃かもう一人の方と太臓のCP・・・無理だよなぁ


286:名無しさん@ピンキー
07/03/20 19:43:38 4ibbkwO1
俺はあれがギンギンでガチンガチンで空に向いている!

287:名無しさん@ピンキー
07/03/20 19:45:04 4ibbkwO1
284さん関係ないこと書き込まないでください

288:第55章の偽太臓あたり
07/03/21 00:20:56 istFVuZx
>>285

「た、太臓がスカート破れた女子見て何も騒がないなんて……!」
安骸寺を従え、にこやかに去っていく太臓を見て、須美と雪乃は呆然とその場に立ち尽くしていた。


「……ありえないんですけど」
「なんか調子狂うんですけど」

数日後、返し損ねたクリップを手で弄びながら、二人は窓際の人だかりを眺めていた。
人だかりの内訳は、中心から三角い頭の少年、それをきゃあきゃあと構う女子数人、
それを奇異な目で見る阿久津と佐渡、の後ろで白くなった安骸寺、の後ろで切なげな視線を送る笛路、をとりまく女子更に数人。

人の慣れとは恐ろしいもので、当時は天変地異の前触れかと思われた
ジェントルマン仕様の太臓も、既になんとなく定着しつつある。
前とは違った意味で、女の子の為にちょこまかと動き回るマメさがそれなりに受け入れられたらしい。

今までとは逆の近寄り難い状況に、妙なものだと頬杖をつきながら須美は言う。
「まあ、実際クリップ止めた所で不自然だったし、実際に助かったかどうかはおいといてさー」

「多分、あれイケメンにやられたらときめくよね」
「……多分ね。私大木君にクリップ渡されたら、例え重くてもずっと付けてる」
純粋に男に優しくされて、悪い気はしない。例えあの太臓と言えど。
身構えていた分、彼の他意の無い親切さは色んな意味で衝撃だった。

「でもあたし、あんなキモおにぎり興味ないんですけど」
「分かってる、須美は木嶋先輩のファンでしょ」
「……木嶋先輩と太臓ってなんか最近仲良さそうだよね」
「あー…良く一緒に騒いでるのは見かけるよね。……で?」

「う、ううん、結構あれであいつの人間関係人気者っていうか有名人ばっかりっていうか」
「ああ、ちょっとうらやましいかも………で?」
「……」
「……あの……須美?」

「……いや、別に、ほんとに関係ないんですけど」
「なんでさっきからあいつの話ばっかりするの?」
「だ…だからちょっと、びっくりしただけなんですけど!別に」
「え、ちょっと待って待って!や、やめときなさい!
 いくら今脈無さげだからって、フェミニストっぽい人好きだからって
 ちょっと優しくされた位でアンタいくらなんでも流されやすすぎ………!」

「ぎゃー違う違う違う!ちょっとマスコットみたいで可愛く見えなくもないかなって!そんだけ!」
「いやいやもうそれ既にちょっとヤバいんですけど!確かに最近……ちょっと、思ったけど!!」
「なに雪乃、アンタだって思ってたんじゃない!」
「思ったけどっ!思ったけど……………………でもさ」
「何よ」



「何か、らしくないよね。朝来てあいつに怒鳴ってやんないと物足りないんですけど」
「………それは、言えてる」

相変わらず騒がしい教室の中で、二人は奇妙な感情を持て余していた―――もうむりぽ

______________________________________
難易度高すぎ即オワタ\(^o^)/脇キャラ大好き
悠とあいす奮闘中、月末までに投下予定

289:名無しさん@ピンキー
07/03/21 00:37:04 f8Xo+cpf
もう少し続きを読みたかったけど…GJです!
悠×あいす、お待ちしてますよ!

290:名無しさん@ピンキー
07/03/21 01:36:55 wFwXnnWA
GJ!キャラ壊れてなくていい。

宏海矢射子まだかなぁ……

291:名無しさん@ピンキー
07/03/21 11:06:35 3woO0rZ8
今を逃すと投下できなそうなので急いで投下する
宏海×あいす
エロ無しシリアス風味
前々回ラストからの捏造話です。
やっつけなので考証不足・設定捏造は見逃してください。

と思ったんだけど規制中なんだよね…保管庫の掲示板に投下してもいいのかな?


292:前スレ483
07/03/21 15:28:37 yVbI7dCT
>>291
全く問題ありませんので、ぜひともお願いします。
最近また職人さんが来てきださってるのは嬉しいですねまじで。

更新滞らせて申し訳ないです。
職人様方が泣くまでGJするのをやめません。

293:291
07/03/21 16:08:11 3woO0rZ8
ありがとうございます
お言葉に甘えて保管庫に投下しました。
誰か気が向いたら2ちゃんスレに持って来てもらえると助かります
では、名無しに戻ります

294:名無しさん@ピンキー
07/03/21 19:59:54 9J1N4jpt
ちょっと待てお前ら、今週号はスルーなのか?

295:名無しさん@ピンキー
07/03/21 20:36:25 nBz0PVCj
>>294

『ちょうどいいところで・・・!』すぎてイジれないw

296:名無しさん@ピンキー
07/03/21 22:13:10 EhJKNOBf
とりあえずどこに着地するのかわからないと設定が決まらない
ものすごく萌えはあるんだが煮えたぎるばかりで固まらないマグマのようだ

297:名無しさん@ピンキー
07/03/22 02:05:46 2dhwRX7h
保管庫更新乙です!
>>288悠×あいす、超待ってる!
>>296例えがウマイ 
宏海×矢射子はまさにターニングポイントだからなー

298:名無しさん@ピンキー
07/03/22 14:44:54 dIlyUp6J
バレスレのがマジバレなら、もうあんなこともこんなこともアリだ。


299:名無しさん@ピンキー
07/03/22 16:19:33 kqqu19w8
頼む、みなまで言うな

300:名無しさん@ピンキー
07/03/22 22:12:13 TBRskCIS
>>298
それより悠が…

301:名無しさん@ピンキー
07/03/23 20:20:43 Xdvwua6C
滅茶苦茶気になる……!
来週号が出るまで保守!

302:名無しさん@ピンキー
07/03/23 23:28:03 RIWzUmeH
多分宏海×あいすが投下されることはもう二度とないだろうな

303:名無しさん@ピンキー
07/03/24 08:29:32 uLZQtSKl
甘いなw
まだまだこれからですよ

304:名無しさん@ピンキー
07/03/24 13:53:26 IEe8zI2v
そうは言うがな、大佐
本編であんなことやられたらモチベーション上げるのは不可能だ

……今は書きかけのやつを破棄すべきかどうか本気で悩んでる

305:名無しさん@ピンキー
07/03/24 14:47:41 /JHxNxDQ
せっかくの二次創作なんだから、気にせずはっちゃければ良いんじゃね?
しかもこのスレはエロな上にパロだよ。(既にこの部分が本編で被るがw)
もっとも、書く本人がモチベーション上げられない程辛いなら、無理は言わないが。

306:名無しさん@ピンキー
07/03/24 16:53:03 IEe8zI2v
辛いねぇ
特にこの先エロパロ作るためのネタが供給されなくなることが何より辛い
一時的な展開なら少し間を置いてモチベーション上げることもできるが
おそらく最終話まで宏海×矢射子を見せ続けられる現状を考えると……

307:名無しさん@ピンキー
07/03/24 17:14:22 p3ih9xqP
エロに至る理由を恋愛感情に限定してると、難易度高いネタ元だなとは常々思う
原作がそもそもエロギャグ&パロ&人間関係萌えをメインで売る漫画だから
二次で補完する余地は本来無いと言うか、ヘタにいじるとすぐに偽物になるしね
キャラの不明だった点を適当に補完して書いた昔のSS、今読んだら別人でワロタ

というわけで、恋愛感情以外の感情・理由を使ってエロに持ってくのも楽しいぞー
いざとなったら媚薬も催眠もオウジダケもある便利な世界だ!

「非エロ妄想、カプでラブラブ見たい」の需要に答える
したらばスレも出来た事だし、いい感じに使い分けできるといいね

308:名無しさん@ピンキー
07/03/24 18:08:59 mMQE1l+z
いやいや忘れてませんか皆さん、あいすは天性のSですよ
宏海を追い詰める事に喜びを見出しはじめたら止まらない
むしろ宏海に正式な恋人が居た方が宏海の苦悩度が増してグッド

309:名無しさん@ピンキー
07/03/24 21:55:08 w0lJMuNJ
今までも宏海×矢射子や悠×あいすの方がネタとして多かったよね。
そんなに宏海×あいすにこだわらなくても…?

310:名無しさん@ピンキー
07/03/24 22:12:35 FACZKVib
性格改変ならともかく、捏造設定くらいはいいじゃんか
やおいなんか性癖変えてるんだし
リビドーの赴くまま書いちゃえばいいさ

311:名無しさん@ピンキー
07/03/24 22:13:10 IEe8zI2v
そりゃ他のカプ書く分には何の問題もない、というかネタの量は関係ないでしょ
ただ今問題にしてたのは書きかけのやつをどうするかということで

まあしばらくは放置して様子見かな

312:名無しさん@ピンキー
07/03/24 23:47:07 ROCYxbo4
新参なんだが、悠とあいすってカプになるほど原作で絡んでたっけ?
ここだと悠×あいすが多くて正直驚いてるんだが

313:名無しさん@ピンキー
07/03/24 23:55:16 GQJhr/7F
原作で絡んでようが絡んでなかろうが妄想したもん勝ち


あえて言うなら、ドS同士?

314:名無しさん@ピンキー
07/03/25 00:40:01 o9sHWV/B
初代スレで
1.あいすが嫌々屈服させられる展開を読みたい住人が多い
2.しかし本人が強すぎる、どうしたらいいか
という議論がなされた時、打開策で出てきたのが悠だった思い出

原作の恋愛や萌えとはまた違うベクトルから辿り着いた
エロパロならではの理由も加味されている。多分

315:名無しさん@ピンキー
07/03/25 12:14:42 FwiXjJ9U
悠とあいすは少ない絡みで良い味出してるんだよね

316:名無しさん@ピンキー
07/03/25 19:58:24 v5DV8Djd
俺が悠とあいすのコンビに萌えたのはクリスマスの時に一緒に矢射子をおちょくってる所かな

317:名無しさん@ピンキー
07/03/26 21:07:15 5/Mc4kaB
今週号の「自分のおもちゃ取られそうで焦ってるんじゃないの?」
って悠に言う場面なんか、まさに良い味出してたな。
このセリフ言うときのあいすの目つきに萌えたよ…。

ちなみに、宏海装甲にも萌えた。矢射子も倒れるわけだ。

318:名無しさん@ピンキー
07/03/26 23:23:00 91Zn4xS1
それより、あのアイドルキャラだよ

あれ使い捨てなわけねーよな?

319:名無しさん@ピンキー
07/03/26 23:48:27 C7eOkRCe
なにげに宏海が陽子の胸をわしづかみしてるよな

320:名無しさん@ピンキー
07/03/27 00:06:51 4AzcCgBh
先週からの流れで宏海×矢射子のSSがわっと来るかと思ったがそうでもないな
まあ俺としては本編では二度と見られないだろう宏海×あいすの方が興味あるが

>>319
別スレで言ってたが狐の乳はもっと下らしい

321:名無しさん@ピンキー
07/03/27 03:09:18 +LOsMHMR
へぇ、単行本でしか読んでないからそういう人物がいた事事態知らんかったな
とりあえず、6巻で読んで条太郎の人気が凄い事が分かった

322:名無しさん@ピンキー
07/03/28 06:22:24 ONvyCQrA
宏海装甲といいなんであんなにウサギに縁があるんだろう

323:名無しさん@ピンキー
07/03/28 07:21:07 4ezSGhBW
ウサギを逃がす宏海に萌えた

324:名無しさん@ピンキー
07/03/28 11:08:02 +zozzSjb
何か翠人気ねーな
殆ど話題に出てない

325:名無しさん@ピンキー
07/03/28 15:30:46 gXEJWhwJ
元があんなんだから妄想しにくいんじゃないだろうか

326:名無しさん@ピンキー
07/04/01 00:33:57 6DnWa+qO
うーん、書き込み少ないな
木嶋と吉下で何か読みたいが、吉下がつれなすぎて妄想ですらどうにもならんw
誰か考えて

327:名無しさん@ピンキー
07/04/01 05:02:55 3hpWnugF
自分が悠あいすに萌えたのは選挙戦のときかな
あいすなら遠くから凍り漬けにすることも可能だと思うのだが
わざわざ手を握ったとこドキドキしたw

328:名無しさん@ピンキー
07/04/01 12:37:22 NhkQnuS4
あれは逃走防止だと思うけどね

329:名無しさん@ピンキー
07/04/01 19:20:45 pFiavzCl
桃の匂いがするGカップおねえさんと心優しきつっこみエースで
ラブラブなのが書きたいのに
いざ書いてみると鼻血吹いたり邪魔者が乱入したりでうまくいきませんorz

330:名無しさん@ピンキー
07/04/01 20:19:56 NjefnWDQ
>>329
がんばれ!楽しみに待ってる!!

331:名無しさん@ピンキー
07/04/01 23:43:40 M7vhnpq8
優や陽子よりも男性新キャラが3人・・・
BLTのにおいがプンプンするぜッーーーッ!!

332:名無しさん@ピンキー
07/04/02 14:35:41 Bb0jnWsy
もて王掲載順位ヤバイらしいな・・・
打ち切りだけはカンベンだっ!!!

333:名無しさん@ピンキー
07/04/02 15:42:49 Pux7oFBp
そろそろ宏海×矢射子続き見たいな

334:名無しさん@ピンキー
07/04/02 22:45:42 PKFXVDLM
ドラクロア「いい身体してるじゃねえか…イイ声で喘がせてやるよ…」
矢射子(やだ…あたしの身体を好きにしていいのは阿久津だけなのに…
     やだよ、こんなの…)

束縛された矢射子の目から、大粒の涙が零れ落ちた…



こんな感じのを読みたい。

335:名無しさん@ピンキー
07/04/02 23:03:59 pVSgHtWI
俺は宏海矢射子の交際を見てなぜかイライラするあいすを見たい
誰か書いてくれ

336:名無しさん@ピンキー
07/04/02 23:33:04 c54Zcm15
>>334
ドラクロアはむしろ「イイ声で鳴けよ」

337:名無しさん@ピンキー
07/04/03 00:20:19 a83Rg/at
>>334
皆同じような事考えるんだなw
自分も矢射子がドラクロアに襲われて宏海が助けに入るシチュエーション
考えたけど、ドラクロアの情報が少なすぎてどう動かしたらいいか…

>>336
うまい!


338:名無しさん@ピンキー
07/04/03 05:08:19 9DUd8DIH
>>337
みんな結構同じ事考えるんだなw
実は俺も書きかけてたんだが、人の方が先だとこのまま続けていいのか
ちょっと手が止まる
書き続けてみてもいい?

339:名無しさん@ピンキー
07/04/03 07:42:26 vNRj5wDW
>338
是非お願いします!

新キャラの三人組は、まだキャラの掘り下げがなされていない分
陵辱担当として使いやすい気がする
能力がそこそこ高いならあいす陵辱すらも可能かも知れない

340:337
07/04/03 12:30:17 a83Rg/at
>>338
お先に是非! 自分はまだアイディアの段階なんで…。
楽しみにしてます。
本スレや矢射子スレにも、その手の発想がいろいろ出てるね。

341:名無しさん@ピンキー
07/04/03 14:55:48 HxOzXl2l
宏矢射祭りしてーなあ・・・

342:名無しさん@ピンキー
07/04/03 18:21:42 xqFTcffE
>>341
まずはお前が書いてみるんだ!

343:名無しさん@ピンキー
07/04/03 19:17:42 p/Ppmkk1
悠経由とかで見つけてスタープラチナを発動してる宏海が浮かんだ。

344:名無しさん@ピンキー
07/04/03 19:19:51 p/Ppmkk1
>>343
>>337ね。

345:名無しさん@ピンキー
07/04/03 20:03:25 zucSXlcA
むしろ矢射子の胸もとのボタンが外れてスターブラチラ

346:名無しさん@ピンキー
07/04/03 21:14:43 OaWZkF34
そっちかー!

347:名無しさん@ピンキー
07/04/03 22:22:03 9DUd8DIH
>>340
thx。それじゃお言葉に甘えて書き続けてみる。

他スレの流れだが、矢射子好きの集まってる矢射子スレはともかく
卒業生かつ今週登場してない矢射子を接点すらない新キャラが~って話は
本スレでするには正直微妙だと思う

心配し過ぎかもしれないが、妄想はこことかキャラスレで留めておいた方が
反感を買う事も少ないかなと


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