ゴーストハント/悪霊シリーズでハァハァat EROPARO
ゴーストハント/悪霊シリーズでハァハァ - 暇つぶし2ch600:名無しさん@ピンキー
07/03/21 00:28:57 70MPs48J
>>599
エロイことにと読み違えた件

601:名無しさん@ピンキー
07/03/21 00:39:55 7az/zOy7
でもある意味間違ってないw

602:名無しさん@ピンキー
07/03/21 11:25:02 WWBhNzvz
アニメ声デフォで読んでいたため
夕べは話に集中したくともエロがチラついて死ぬかとorz
さーて全裸に白足袋で待機

603:変態がいっぱい!? 丼1
07/03/24 17:51:26 UiMXLdGf
ゴーストハントにもエロパロスレがあると聞いたので見てみたら、私のバカネタがコピペ(>>522さん)されていました。
何かの縁だと思って、アニメ版しか知りませんがアニメスレでちょっと書いたのを元に作ってみました。
内容は麻衣×真砂子です

『変態がいっぱい!? 丼1』

 最近麻衣は真砂子のことばかり見ている。気がつくと視界に彼女の横顔が入っている。
「どうしたんだろう、私」
 自分でもわからない。坊さんやナルに相談しようにも、きっと馬鹿馬鹿しいと思われて取り合ってくれないだろう。
 結局、自問自答を繰り返す。
「どうかしたんですか、麻衣さん?」
 その真砂子と目と目が合った。
 麻衣が見つめている彼女は、まるで日本人形のような着物姿で、髪は黒くサラサラして枝毛知らずだ。
 透き通るような白い肌には、同じ女としての嫉妬を通り越し、心を奪われるような美しさを感じる。
 仏頂面の横顔が急に正面に変わり、引き込まれるような感覚に陥る黒い瞳が麻衣を射抜く。
「ひゃあ! え、あ、あれ?」
 はっと我に返った麻衣は顔を赤らめ、しどろもどろになり奇声をあげた。
「私の顔に何かついてますの?」
 じろじろと見られたのを不快に感じたのか、大きな目を細め着物の袖を口元まで持っていき、その顔を隠そうとした。
「う、ううん、何でもない。あははは。ゴメン、ゴメン」
 麻衣はとっさに目をそらし、両手を顔の前で振って謝るジェスチャーをする。真砂子が目を合わせなかったらずっと見つめていただろう。
「麻衣、聞いているのか?」
 彼女を含めた数人の前で、話をしているナルが睨みつけて注意する。
 今日は渋谷サイキック・リサーチの慰安旅行として、いつもの一向は、静岡県は伊豆半島の温泉旅館で宿泊することになっている。
 学校はちょうど春休みなので、麻衣もこの旅行に参加している。
 ナルが言っていることは貴重品の管理についてで、男性部屋と女性部屋、それぞれに設置してある金庫の鍵を自分と綾子が預かる、というものだ。
 どちらも和室の畳部屋で三人ぐらいならゆったりと布団を敷くことが出来る広さで、女性陣の麻衣、真砂子、綾子たち三人は問題ない。
 しかし、男性陣四人は、小柄なジョンはいいとして、体の大きい坊さん、リンさんとナルたちがひしめき合い狭苦しそうだ。
「なんだか大変そうだね。面白そうだから、後で遊びに行こう」
 むさ苦しい男共の雑魚寝を想像して麻衣はくすくすと微笑んだ。

 各々の部屋に荷物を置いた一向は、さっそく温泉浴場へ。
「ここの温泉って広そうだね、真砂子」
 着替えを入れた小さなバッグを肩にかけ、たたまれた浴衣を抱えながら麻衣は真砂子に話しかけた。
「温泉が何が楽しんですかね? 私は仕事で何回も行ってますから、別になんとも思いませんよ」
 やれやれという表情でおどける麻衣を小ばかにする。相変わらずかわいげのない反応を示す。
「い、いいじゃない! 私なんておっきなお風呂に入るなんて滅多にないんだから!」
 目を吊り上げて真砂子を怒鳴り散らすが、真砂子は何処吹く風という表情。
 それでも麻衣は、こうして彼女と言い合えるのが楽しかった。
「残念だったな、混浴じゃなくて」
 歩きながら坊さんが麻衣に言い寄ってくる。しゃべり方にいやらしさを感じる。
「別に坊さんの裸なんて見たくないもん」
「見たいくせに。ま、俺なんかじゃなくてナル坊の方か」
「ば、ば、ば、ばっかじゃないの!! ナ、ナ、ナルのは、はだ、裸なんて……」
 ナルと聞いて麻衣の頭がぽーっと沸騰して茹で上がってしまった。
 彼女の脳裏には彼の一糸まとわぬ姿が浮かんでいる。それは光り輝いていて特に下腹部がまぶしく、そこに何があるかは未だ正確な想像ができない。
 確かにナルの全裸を「みたい!」とは思っているが、そんなこと絶対に口には出せない。
「いくら俺たちが魅力的だからって男湯を覗くなよ」
「ば、ばかーーーーー!! 誰が覗くかあ!!」
「じゃあな」と怒り心頭の麻衣をかわし、坊さんはすたすたと先に歩いていった。
「はあ……はあ……はあ……あんの破戒僧が」
 二度も大声を出し騒いだ麻衣は息を切らす。
「麻衣さんたら、顔を真っ赤にして。なにを想像してたんですか? いやらしい。うふふ」
 麻衣より背が小さい真砂子は上目遣いでにやっと笑い、またからかおうとする。
「え? 真砂子だってナルの裸をみたいでしょ?」
 麻衣がきょとんとして真砂子に尋ねると
「え、え、え、え! ま、まさか。す、す、すっぽんぽんのナルなんて!」

604:変態がいっぱい!? 丼2
07/03/24 17:53:53 UiMXLdGf
 麻衣の質問を受けた真砂子は、びっくりしてその場で立ち止まってしまった。
「あれ? どうしたの、真砂子?」
 麻衣も立ち止まって屈み、下を向いている真砂子の顔を見上げようとする。
「アハハハハ、真砂子ったら顔がまっかっか! 何を想像してたのかな? いやらしい」
 先ほどの自分と同じように茹で上がっている真砂子を見て、彼女に言われた事をそっくりそのまま返した。
「麻衣さんったら!」
 顔はうつむいたままだが、今度は真砂子の髪が天を衝く。
「やっぱり真砂子も女の子だね。安心した」
 紅潮した真砂子の顔は滅多に見られないからか、麻衣はしばらくまじまじと見つめていた。
「真砂子、かわいい……」
 心の中でそうつぶやくと、口ゲンカしたときの怒りとは違う、別の熱い感覚が湧き上がってくる。
「なにしてはりますの? 麻衣はん、真砂子はん」
 後ろから歩いてきたジョンの声で、麻衣はまた自分が真砂子に見とれているのに気づいた。
「あ、ごめん、ジョン。邪魔だったね」
 通路を二人でふさいでいたので、彼に謝った。
「行こう、真砂子」
 まだ動こうとしない真砂子の腕をつかみ、引っ張るようにして浴場に向かった。

 麻衣と真砂子は女湯の暖簾をくぐり、たくさんのロッカーが並ぶ脱衣所に入った。綾子は旅館の売り場へ買い物に行くというので後から来るそうだ。
 旅館は麻衣たち以外のお客さんはあまりいなくて、ほとんど貸しきり状態だ。脱衣所も今は真砂子と麻衣以外はいないし、ガラス戸の向こうの浴場にも人影が見えない。
 麻衣はロッカーの扉をあけ、バッグと、お風呂から上がっときに着る浴衣を投げ入れた。楽しみにしている大浴場を目の前にして胸が躍る。
 上着のボタンをすみやかに外して脱いだあと、はいている紺のロングパンツのファスナーを下ろし両足を抜き取った。
 彼女は肩紐がついた水色のブラジャーと、水玉模様のショーツだけの姿になっている。
「そうそう、真砂子、サウナにも入ろうか? 我慢比べしよう」
 斜め後ろのロッカーを使う真砂子の方へ振り返る。自分と真砂子、女二人しかいないこの空間では、下着姿でも恥かしくない。
 しかし、その方向に目をやると麻衣は心臓が止まるようなほどドキッとした。
 真砂子が、纏っている着物を脱ぐのを見て。
 彼女の身体から真っ白の長襦袢が離れると着物姿では分かり難かった、小ぶりだが形のよい乳房が、ブラジャーに覆われた状態で麻衣の目に飛び込んできた。
 そのブラジャーは持ち主の瞳と髪と同じく真っ黒いものだ。
 小柄な上、子供っぽい顔立ちの彼女には不釣合いなほど大人びた代物で、穏やかな雰囲気を醸し出していた着物と大きなギャップがある。
 麻衣はその姿の彼女を上から下まで観察するように見つめている。同性の下着姿など学校の更衣室で見慣れているはずなのに、紅潮した彼女の顔をのぞいたときに感じた、得体の知れない感情を抱いた。
「な、なにじろじろ見てますの!」
 麻衣の只ならぬ視線に気づいた真砂子は、両腕を胸の部分に巻きつけて身を捩るようにして屈め、いつもより甲高い声で非難する。
「いいじゃない、女同士減るもんじゃないでしょう?」
 麻衣は冷静に言い返した。今までは自分の視線に気づかれたら適当にはぐらかすのに、麻衣は真砂子との距離を縮めようとする。
「こ、こないで!」
 真砂子は近づく麻衣に恐怖を抱いたのか、貝が閉じるようにうずくまった。
「どうしたの? 何を怖がっているの?」
 真砂子を無視するように、麻衣は彼女の真後ろに立つ。もしかしたら、自分の心の奥底にある気持ちが何なのか分かるかもしれない。
 麻衣は真砂子の背中に、コートをかけるように自分の体を密着させた。
「い、いや……やめて!」
 真砂子は拒絶した。彼女の体がガチガチに固まっているのが分かる。
「かわいいよ、真砂子」
 真砂子の耳元でそっとつぶやく。その言葉と麻衣の吐息を受け取った彼女の耳が赤く染まった。麻衣からは見ることの出来ない顔も、恐らく同じようになっているだろう。
「何の冗談ですか!? 女の私にこんなことしても……」
 麻衣は彼女の胸のガードを、後ろから無理やりこじ開けようとする。胸を、乳房をさわってみたい。彼女のそれを見たときに最初に思ったことだった。
「ホントに、ホントに、やめてください!」
 強気でいやみを突きつける、いつもの真砂子とは違う。追い詰められて弱々しい真砂子。
 もっと真砂子のことを知りたい。嫌がれば嫌がるほど、彼女のことを探求したくなる。


605:変態がいっぱい!? 丼3
07/03/24 17:56:31 UiMXLdGf
「こんな派手なブラとショーツ、誰に見せる物なのかな、真砂子? 私にもよく見せてよ」
 麻衣は意地悪な口ぶりになっている。
「お願い、お願いします……もうやめてください……」
 真砂子は嗚咽に近い声で、止めるように懇願する。
「お風呂、先に入るね」
 余りにも真砂子が自分の侵入を頑なに拒むので、麻衣はこれ以上攻め込もうとする気概を失ってしまった。ぱっと真砂子を解放し、自分の使うロッカーへ戻って行った。
 ロッカーの前で彼女は、腕を後ろへ回しブラのホックを外す。肩紐を横へずらし胸からブラを離すと、大きさは真砂子と同じぐらいだろうか、薄い桃色の小さな突起が頂にある膨らみをあらわにした。
 次に水玉模様のショーツに指をかけ、中腰になりするすると降ろす。彼女は気にしているが、女性らしい大きくてふくよかなお尻を突き出している。
 足首まで下ろしたショーツを、右、左の順に足を上げて脱ぎとり、ブラと一緒にロッカーに投げ入れると、中に入っているバッグから白いタオルとシャンプーを取り出し、浴場へ駆けていった。
 その一連の動作は雑で恥じらいも無く、いつもの麻衣を表しているようだった。

 麻衣がガラス戸を開けて進むと、温泉の湯気に包まれた。
 ごつごつとした大きな岩を囲んで作られた、広い浴槽が奥にあって、高いところにある岩と岩の隙間からお湯が湧き出て、滝のようにそこへ降り注いでいる。
 見上げると満天の星空。まだ春先で肌寒いが、開放的で気持ちいい。
 麻衣は浴槽の近くに置いてある風呂桶でかけ湯をしてから、温泉に入った。湯の中にタオルを入れるのはマナー違反なので、お湯に流されない場所にそれを置いた。
 彼女の裸を隠すものは、浴場一帯を覆いつくす湯煙しかない。
「私、真砂子にひどいことしちゃった」
 岩に背を預け、肩付近まで湯につかる麻衣は、お湯に写る自分の顔をを見つめながら、真砂子に抱きついたことを反省した。真砂子の気持ちを無視し暴走してしまった。
 その後、何事もなかったような無邪気な振る舞いを見せたが、誤魔化せるはずがない。彼女はこんな危険人物とは、少なくとも今は、一緒に入りたくないはず。
 きっと浴衣か自分の着物を着て、早々と部屋に戻って行っただろう。
「こんなにいい湯なのに、私のせいで入れないなんて。私の馬鹿! ごめん真砂子!」
 自己嫌悪に陥っていると、後ろから人の気配がする。綾子だろうか。
 麻衣の近くでかけ湯の音が響いた後、湯気ではっきりとしないが彼女の元に誰かが近づいてくる。
「真砂子!」
 麻衣は驚いて立ち上がった。何も身につけていない、真っ白い肌をさらす真砂子がすぐそこにいる。
 真砂子は何も言わず麻衣と2メートルほど離れて湯につかった。この広い浴槽の中で。
 麻衣はまた真砂子を見つめる病気が発症した。さっき湯気でよく見えなかった真砂子をもっと近くで見たい……
 麻衣は小さな波紋を立てて彼女に接近する。真砂子はきっと逃げるだろう。真砂子が脱衣所のときのように自分を拒否したら、追いかけることは止めようと考えた。
 彼女に対する、自分でも理解できない気持ちが、何となくだがわかり始めてきたから。それは自分の心の中に、一生閉じ込めておくべきものではないだろうか、と感じている。
 でも、もし、万が一真砂子がその場に止まってくれたら―
 近づく麻衣にまるで気がつかないように、真砂子はじっとしている。
 彼女との距離が縮まるにつれ、麻衣の心臓の鼓動が速まっていく。
 真砂子と自分の肩が触れるか触れないかの至近距離で、麻衣は再び半身を湯に浸した。
「真砂子」
 彼女の名前を呼ぶ。
 彼女は依然と無表情だ。ここまで近づけば湯気が立ち込めていても、はっきりとそれがわかる。
 麻衣は思い切って、底につけている彼女の手を握った。
 彼女はその手を振り解こうとはしない。
「真砂子、さっきはごめん」
 彼女の手に触れるとますます心拍数があがる。彼女の顔をまともに見られなくなって目をそらす。
 お湯が湧き出る音以外なにも響かない時間が流れる。
「麻衣さん」
 沈黙を破ったのは真砂子だった。真砂子は麻衣の方へ向き大きな瞳を投げかける。
「いい……ですよ」
 真砂子は何かの許可を麻衣に出した。
「本当にいい……の?」
 何の許可なのかは真砂子は言ってないが、麻衣は念を押した。
「ええ」
 了承を得た麻衣は、心の底から込み上げてくる感情を抑えるのを止めた。
――――――――――――――――――――――――

606:変態がいっぱい!? 丼5
07/03/24 18:01:34 UiMXLdGf
「あ~あ、なんで混浴じゃないんだ」
 男湯では坊さんが頭に濡れタオルを置き体を肩まで湯に沈めて、ぼやいている。
「まあ、ええやないですか、滝川はん。温泉につかるだけでも、疲れが取れてええ気分やっさかいに」
 青い水泳帽子をかぶったジョンは、カラフルなドーナッツ状の浮き輪を着け、広い浴槽をばしゃばしゃと音を立てながら泳いでいて楽しそうだ。
「麻衣と原さんの声が聞こえてこないが、二人はいるだろうか」
 ムスッとした顔のナルもお湯につかりながら、いくつもの長い竹をイカダ状に組んだ柵で隔たれた、隣の女湯を気にかけている。
 するとそこへ
「ナル、小型のビデオカメラを用意しました。もちろん生活防水です」
 脱衣所への出入り口で閉まっているガラス戸が、軽い音を響かせながら開かれた。リンさんが全裸で片手にHDDハンディカムを持って参上。
「ご苦労、リン。では早速撮影の準備に入る」
「この柵は結構高いな。どうするよ、ナル」
 坊さんは湯から上がり女湯方向を向き、そびえ立つ障害物を眺める。
「この桶を並べて土台にするんだ」
 ナルは浴槽からあがり、かけ湯に使った木製の丸い桶を掲げる。
 男湯の四人の勇者たちは、浴場の中に数多く用意されている風呂桶を柵の近くへもって行き、それらを逆さに置いて、てきぱきとピラミッド状に積み上げた。
「しっかしよお、ナル坊。必死こいて覗いたら綾子しかいないってのが、某伝説的音楽グループの元前座コントの定番だろ? 大丈夫かよ」
 坊さんはうら若き乙女の、麻衣と真砂子の裸を拝めないことを危惧する。
「その点は大丈夫です。松崎さんが売店で買い物をしているのを見ました。しばらくは谷山さんたち二人しかいません!」
 ここへ来る途中、綾子とすれ違ったリンさんが、そのお決まりのオチはまず無いと太鼓判を押す。
――――――――――――――――――
「真砂子!」
 麻衣は、胸の付近までお湯に浸している体を膝で立たせ、目の前にいる真砂子の頬を両手でやさしく触れる。そして、真砂子を見下ろし彼女の唇を見つめ、自分の唇をそこへ近づけた。
「んっ!ん……ん!」
 キスに慣れてない麻衣は息苦しいが、必死に唇と唇を密着させる。
 真砂子から一時たりとも離れたくなかった。真砂子も両腕を麻衣の首の後ろへ回し、しがみつく様にしてお互いの体を強く引き合わせた。
 麻衣は左手で真砂子の背中を支え、右手で彼女の乳房を下から持ち上げるように触れた。脱衣所で目を奪われ渇望したものだ。
 柔らかくて暖かい。しかしすぐに、ただ触れるだけでは物足りないと感じるようになった。
「ん……ぷはぁ」
 麻衣は唇を離し、二人は息を大きくはいた。
 今度は麻衣のほうが低い体制になり、真砂子が膝立ちする。麻衣の目の前には、やさしく触れていた新雪のように真っ白な乳房と、その色に引き立てられた桃色の突起が映る。
 それが無性に欲しくなった麻衣は左のほうをむしゃぶりつく。右のほうもただ触れるだけじゃなくて、少し強くつかんで回すようにした。
「麻衣さん……ん……ん」
 キスから開放された真砂子の口から声が漏れる。真砂子は目を閉じてどこか苦しそうな表情だ。
 麻衣が彼女の体に刺激を送るたび、それを過敏に反応しているようで全身を震わせている。
「真砂子、隣のお風呂まで遠いし、それにお湯が流れる音もしているから、もう少し声を出しても大丈夫だよ」
 麻衣の口から乳房が離れると、その先が麻衣の唾液でしっとりと濡れて艶やかになっていた。
 麻衣はこういうときの真砂子の声を聞きたいと思っている。恥かしさと気持ちよさが同居しているこの声を。
 再び乳房をほおばり、キスをしたときに真砂子の舌をねじ伏せるように絡み付けた自分の舌で、乳首を転がすようになめまわした。右手で包んでいる方の乳房も、その先を親指と人差し指でついばむ様にして弄る。
「あっあっ……麻衣……もっと」
真砂子は麻衣の頭を両手で押さえつけて、自分の胸へもっと引き寄せるようとする。麻衣の舌と指の速さが増す。
 麻衣は右手を、彼女の胸から腹、お湯につかっているお尻まで下げて、そこも胸と同じように優しく撫で回した。
 柔らかい感触を堪能した後、更に手を下の方へ伸ばし、股の間に入り込もうとすると―
「麻衣、そこは……私、怖い……」
 真砂子が麻衣の侵入を拒む所は、女にとって大切な部分。いままでそこを自分以外の者に触れさせたことはあったかもしれないが、それでも信頼できる人以外は触れさせたくない、と彼女は思っているだろう。
 真砂子はこれ以上の麻衣との進展をためらった。

607:変態がいっぱい!? 丼5
07/03/24 18:04:11 UiMXLdGf
「真砂子、大丈夫だって、私も女よ。いくら私が不器用だって扱いぐらい手馴れているわよ」
「でも」
「あ、そうか。お風呂の中だから、指を入れたらお湯が入っちゃうよね」
「麻衣さんのバカ!!」
 考えていることをそのまま口に出した麻衣を怒鳴った。麻衣はムードというのを全く理解していない。
「でも、ここで終わりじゃ嫌だよね? 真砂子」
「……こんのエロオヤジ!」
 情事の雰囲気に慣れてきたのだろうか、自分たちのペースを取り戻している。
――――――――――――――――――――――――
「大丈夫ですわ。ほな、持ち上げてくんなはれ」
 しゃがんでいる坊さんの首元に跨るジョンが、肩車で自分を上げるように頼んでいる。
 彼は温泉に入っているのに、水泳帽をかぶるわ、浮き輪をつけるわ、海水パンツを履いて泳ぐわでマナー違反の固まりだ。その上小型HDDビデオカメラを片手で持ち、浴場を撮影するつもりでいる。
 男湯にいるサイキックリサーチ野郎Aチームは、高い柵に隔たれた女湯と呼ばれる神秘の園で起こる心霊現象を、余すことなく撮影しようと試行錯誤していた。
 野郎チームで背が高い坊さんとリンさんが、風呂桶の金字塔に登ったが覗ける高さに達しなかった。
 仕方ないので、一番体が小さくて軽いジョンを坊さんが肩車して撮影させることにした。
 足場の、逆さに置かれた桶は木製だが、意外と丈夫に出来ていて男二人分の重量にしっかりと耐えている。
 風呂桶ピラミッド頂上にいる坊さんは、滑って落ちないように慎重に、しゃがんだ体制からバランスをとりながらゆっくりと立ち上がる。坊さんに担がれたジョンの頭の高さは、ようやく柵を越した。
「O.Kですわ。湯気が立ち込めてはりますが、見えんことあらへん」
 ジョンは眼下に広がる秘密の花園の情景を語る。
「麻衣と原さんはいるか?」
 ピラミッドから少し離れたところで、ナルは腕組みをして冷静に尋ねる。
「おっぱいはどっちが大きい? 真砂子か? 麻衣か?」
 地元ではおっぱい職人で通っている坊さんは興味津々。一番軽いといっても男のジョンを持ち上げて不満たらたらのはずだが、おっぱいパワー全開の彼にそんな様子はなかった。
「私の計算では、原さんの方が3cmほど大きい、となっています。しかし実際に見てみないと……」
 いつそんな計算をしていたのだろうか、リンさんは。ここにもおっぱいに人生をささげた男がいる。
「わては、手に収まるぐらい小ぶりのほうがええですわ。あ、おりました! 奥のほうで人影が二つ! おそらく彼女たちや思います。せやけど、あかん、あかんわ~! 遠すぎてわてには見えへん!」
「ほ、ほんまかいなーーーー!?」
 衝撃の事実にジョン以外の三人も思わず関西弁になってしまった。
「ズ、ズームだ! 光学、デジタル、どちらでも構わん! カメラのズーム機能を使うんだ!!」
 どっしりと構えていたチームリーダーのナルが、急に声を荒げて指示を出す。
「そ、そうやった! このカメラ、ズームがあったんやわ! 光学ズーム10倍や~~!! ポチっとな」
 モニターはタッチパネル式になっていて、ジョンはそこに表示されている「ズーム」のボタンを押した。
「バッテリーと残り録画時間は大丈夫だろうな!?」
 坊さんは、どこか作戦に穴がないか心配する。覗きネタのオチはだいたいこんなものだ。
「問題あらへん! ハイビジョン画質(1080i)であと10時間、バッテリーも十分ありますがな!」
 機械音とともにカメラの先っぽが二つの小さな人影がある方向へ伸びていく。
「ようし! 撮影に成功したら、俺と麻衣の長女、法子(予定)の運動会でそのメーカ製カメラを使うぜ!」
 実はすでに子供の名前を、三人目まで考えている坊さんであった。
「わての場合ミドルネームも考えんとあかんわ。どれどれモニターには……」
 ジョンがズームで撮ったお目当ての女体を、液晶モニターで見ようとすると―
――――――――――――――――――――――――
―つづく

608:名無しさん@ピンキー
07/03/24 20:23:35 xI6EXGyv
>>603
いちいち男達のセリフが面白いくて面白くてwww
とりあえずジョンは旅館の人に怒られるべき外人ですね

ところで>>522で真砂子と麻衣が放った「ア・アマゾン」って
どう意味ですかサーセンwww

609:名無しさん@ピンキー
07/03/24 20:44:41 TtfWW2Xw
丼ワロスw
ナル達キャラ違いすぎwwwとか思いつつも
乙女達の百合っぷりとAチーム達の壊れっぷり面白かったっすw

あと自分もアマゾン気になるよサーセンwww

610:名無しさん@ピンキー
07/03/24 21:14:30 ID736ku2
密林ということでっしゃろ

611:名無しさん@ピンキー
07/03/24 21:57:43 mNdt0fwm
キャラ違いすぎなところがこれほどおもろいとはwwwwwwwwwwwwwwww
上手い具合にハマったなwwwwwwwwwwwww
なんと言っても影の薄すぎるジョンのキャラ立ちっぷりが異常wwwwwwwwwwwwww

612:聖なる侵入@リン×綾子
07/03/24 23:50:55 xI6EXGyv
アマゾンは「ダダン」という超懐かしいCMを勝手に想像していた俺ガイル。
全員ド変態の中ひとりお買い物の綾子に萌えてしまう。


4話まだ途中ですがキリがいいので投下します。
前回までのあらすじ:あやちゃん半ケツスライディング

613:聖なる侵入4@リン×綾子
07/03/24 23:56:51 xI6EXGyv


 なんでリンは自分を抱きしめるような形で押し倒しているのだろう。
 どうしてリンの息はこんなに荒くなっているのだろうか。
 いつも整えられている髪は乱れ、普段見ることのない双眸が露わになっている。

 両眼は、熱を帯びて綾子を射抜き、その色は綾子の髪の色を反射していた。

「や…やめて…お願い」
 綾子は恐怖に身を固くした。ありえないことが起こっている、一番そういう事に縁遠い人間が、自分の貞操を奪おうとしている。
 リンは綾子の震えを無視し、綾子の襟元を勢いよく開いた。
「ひぃっ」
 常夜灯の下に綾子の白い果実がまろび出た。
「着痩せするタイプなんですね、ふふ、なかなかいい眺めだ」
 暴れる綾子の腕をリンは片手で封じ、もう片手で優しく頂をなぞった。
「いやぁっ」
「生娘じゃあるまいしあまり暴れないでください、私はそういうの好きじゃないんです」
(生娘なのよ!)
 綾子に反論させる間を与えずに、リンは半立ちの乳首を口に含み、ねぶり始めた。
「ひっ…」
 生まれて初めて男に舌で愛撫されている、その事実に寒気と同時に焦がすような切なさがこみ上げてきた。
「ぁう…やめて…」
「こんなにしこらせて、何をやめて欲しいんですか?」
 わざと舌と乳首の間に糸を引かせ、綾子に見せつけた、綾子はその猥褻さに身体の芯を熱くさせた。
 綾子の抵抗が薄くなったのを悟ると、両手で綾子の乳房を揉み始める、リンの手が汗ばんでいく。
「はう…だめ…やめて、ねえ…リン」
 それでも綾子の理性は、リンに制止を促す。
「リンは…はぅ…そんな…こと…するような…あう…おとこ…じゃ…ないで、しょ?」
 愛撫に耐えつつ、綾子は必死で訴えた。口からは嚥下しきれなかった唾液がつう…とこぼれた。
「…お願い、ねぇ…許して…ひぃいいん!」
 しこった乳首をつまみ上げると、綾子は細い首をのけぞらせた、間髪入れずにリンは綾子の首元にかみついた。

「…さっきから黙って聞いていれば…あなた、私が機械か何かだと思っているんですか?」
 自分をのぞき込む様に見ているリンと視線がかち合う。汗ばんだ額、こめかみに張り付く前髪、潤んだ瞳…今までに見たことのないリンの表情に綾子は息をのんだ。
「そんな…つもりじゃ…」

 苛立ちながらリンはきつめに絞めていたネクタイを解き始めた、シュッとシルクが擦れる、そして結び目をほどこうともせず畳へ投げ捨てた。
 その仕草に綾子はごくりと生唾を飲んだ、さっきから口の中にやたら唾が溜まるのは何故だろうと思いつつ、リンがシャツのボタンを外し、すき間から覗く鎖骨から目が離せなかった。目頭が熱くなり唇はやたら乾く、綾子は自然と自分の唇を舐め回した。

「舌なめずりして…そんなに待ちきれないんですか?」
「っ…違うの!これは…

 …え、これ、なに?」

614:聖なる侵入4@リン×綾子
07/03/24 23:58:00 xI6EXGyv
 綾子の目の前に興奮に硬く膨張した男性器が晒し出された。否、一度も勃起をした男性器をみたことのない綾子はそれがなんなのかわからなかった。しかし、その狂った肉塊がリンに繋がっている器官だとわかると、歯がガチガチとかみ合わなくなった。
(こわい…いや…)
 それがもしかすると自分の秘口を押し開いて挿し貫くのか、想像が出来ない。自分は死んでしまうんじゃないのだろうか。
「私も待ちきれない、見てくださいこれ、好きでしょう?」
 おびえる綾子の頭を掴み、唇に怒張を押し付けた。唇から想像もしたことのない熱と感触が伝わってくる。
「フェラチオくらいしたことあるでしょう?ほら、早くしなさい」
 綾子の同意を得ぬまま、リンは綾子の口に自身をねじ込んだ。舌に塩辛い男性器の味が広がる、生臭い匂いが嗅覚を支配する。息苦しさに顔が破裂しそうだ、それにこの大きさは何だろう、顎が外れてしまいそうだ、なのにリンは更に奥へと押し込もうとしている。
「くわえているだけじゃ話にならないでしょう、しゃぶりなさい」
(怖い…いやっ!こんな大きいの…助けて)
「まあ、普段は男にやらせているだけでしなさそうな感じはしますが…、いや、あなたは随分マゾだから、イマラチオのほうが好きなんですね」
 綾子の頭をがっちりと固定すると、腰を前後に動かし始めた。
「ふぅっ!うぐっ…ぐっぐっ…ふっ」
「松崎さん歯があたってます、気をつけなさい」
 無慈悲な要求が飛ぶ、喉元まで叩きつけるような動きに、吐きそうになる。目は見る見るうちに涙ぐみ、鼻水が出てくる。しかしそんな惨めな自分の表情にまで気が回らず、綾子はリンのペニスを受け止めることだけで精一杯だった。
(初めてなのに…こんなのが先だなんて)
 じゅぶじゅぶと口元から音がする、リンのペニスは綾子の涎にまみれ、てらてらと常夜灯を反射した。綾子の口紅は無惨に崩れ、自分の涎と共に首元を汚した。
 慣れると幾分か楽になったが、顎の疲れはどうしようもない。綾子はリンに哀れみを乞うようにリンを見つめた。
「いい顔だ…」
 こんなぐちゃぐちゃになってしまった顔が?リンの性癖がわからない綾子は、どういう意味なのかわからなかった。
「苦しいでしょう、そろそろ代わって上げますよ」
 引き抜かれると、口元の涎が名残惜しそうにリンの怒張に縋り付いている、綾子は目を伏せて口を拭った。
「…代わる?なに、きゃぁっ!やめて!汚い」

615:聖なる侵入4@リン×綾子
07/03/24 23:58:51 xI6EXGyv
 リンは綾子の腋をぺちゃぺちゃと音を立てて舐め回した、信じられない行為に綾子は首を振って拒む。

「剃っているのと思ったら、最初から生えてないんですね」

 ぎくりと綾子は顔を引きつらせた、リンはこれまでに見たことのない綾子の別種のおびえの表情に引っかかりを憶えたが、行為に戻った。
(どうしよう…このまま……見られたら)
 汗ばんだ肌を腋から胸、みぞおちまでと丁寧に舐め回される。先程までの無慈悲な責めとは打って代わっての愛撫に、綾子は戸惑った。
「ぁ…ぁあ…だめ…」
 だらしなく開きかけている口とは裏腹に、必死に太股を合わせて耐える。ぷるぷると足は震え、つま先を硬く丸めている。
「そんなに閉じてたら可愛がれないでしょう?」
 綾子の無防備に晒されている肉まんじゅうを下着越しにぐちゅぐちゅと押すと、耐えきれず綾子は膝を割った。間髪入れずにリンは割って入り、容赦なく綾子の股を限界まで開いた。
「ちゃんと手入れしているんですね、1本も毛がはみ出てない」
「見ないで!やめて!いやぁっ!」
 半狂乱になってわめいた、リンがうるさそうに耳をふさぐと、その隙に綾子は足を閉じようとする。慌ててリンが手を掛けようとすると、タイミング悪く綾子の足袋に包まれた足先が、リンの手を弾いた。
「…ちっ」
 明らかにリンの目の色が変わったことに気づくと、綾子は身を翻して逃げようとした。
「言ったでしょう?私はこういうプレイは好きじゃないって!そういう『フリ』は嫌いなんだ!」
 後ろから押さえつけられ、袴も脱げたむき出しの尻を思いっきりひっぱたかれた。
「ひぃぃぃっ」
「許して欲しければさっさと四つん這いになりなさい!早く!」
 綾子はしゃくりあげながらゆるゆると尻を上げた。ぐっしょりと濡れた下着は女性器に張り付き、淡い目の形をくっきりと写し描いていた。リンのペニスは嬉しそうにはねた。
「おねがい、脱がさないで、許して、許して」
「脱がさなきゃ何も出来ないでしょう」
 躊躇もなくリンは下着を一気に降ろした。
「いやぁあああっ見ないで!見ないで!」

 リンは目を丸くした。
「・・・・・・・・・・・・・・・・生えてない」
 なんの茂みもまとわない綾子の秘口は、持ち主の意志とは関係なくひくひくと蠢き、誘うように蜜をこぼしていた。





いくらなんでもあやちゃんパイパンはねーよwwと思った方は…
ぶって!もっとぶって!文字通り!!

きっと次当たりで貫通。エロ漫画雑誌風に煽ると
「大人処女な巫女さんを剛棒で容赦なく涙の破瓜参り!!」ですかね。

616:名無しさん@ピンキー
07/03/25 00:21:28 3M2hautY
おお、パイパンまでくるとは。
もう、あやちゃんに夢中。GJ!
リンのいい仕事ぶりからも目が離せませんよっ


617:変態がいっぱい!? 丼6
07/03/26 22:01:09 Lwrd/4aX
読んでくれてありがとうございます。「アマゾン」は密林のような剛毛ということです。
>>613さん、乙女の綾子さんがとても素敵です。パイパンはいいですね。
>>603-607の続きです。

「じゃあ、そこに手をつけて」
「こ、こうですか?」
 麻衣の言ったとおりに真砂子は、腹部までお湯につかっている体を立ち上がらせ、近くにある大きな丸い岩に手を突いた。上体を少し折って、お尻を後方へ突き出した格好になっている。
「これならお湯が入ることはないよね」
「だから、そう言うことはしゃべらないでください」
 麻衣は真砂子の後ろへ立ち、桃のようなお尻を触った。浴槽の水位は、体が小さい麻衣たちでも、立っていれば股まで届かない高さだ。
 胸だけでなく、滅多に他人には見せないところもじっくり見られ、きっと真砂子の胸中は恥かしさでいっぱいだろう。
「真砂子、さわって大丈夫だよね?」
 麻衣は真砂子の真後ろの位置で座り、顔を上げて目の前に映るものをみて許しを請う。
「……駄目だったらこんな格好はしませんよ。……もう、バカなんだから」
 少し時間を置いて真砂子は、か細い声で答えた。
「絶対傷つけないし、痛くもしないから心配しないでね。……うーん。いやあ、色はきれいだけど、やっぱり複雑な形だなあ」
 麻衣がまじまじと観察しているのは、鮮やかなピンク色の小さな花びらが付いている、細長い楕円形の花のようなもの。これが彼女が求める真砂子の神秘。
 麻衣は感激しているが、その形同様に複雑な思いに浸っている。自宅のお風呂で自分のを手鏡でよく見ているが、他人のとなると変な気持ちになる。
「とりあえず、何からすればいいんだろう?」
 男性経験があれば自分がされたことを参考に出来るのだが、多分麻衣は処女だ。多分。
「友達から『別冊少女コミック』借りて読んでおけばよかった」
 意外とうぶなところがある麻衣は、漫画本でさえエロティックなものを敬遠する。
「あ、あの、麻衣さん。無理をなさらなくてもいいのですよ。やっぱり女同士では……」
 真砂子は少し上体を捩って後ろを振り向く。
「ごめん、ごめん、ちょっと待っててね」
 今の麻衣には、同性と肌を重ねることに抵抗感はない。むしろ自分の下半身にムラムラとくるものを感じている。
「まずは入り口付近からかな?」
 麻衣は人差し指と中指を口に含ませ、唾液でじっとりと湿らせた。
「ひゃうっ!」
 麻衣は二本指の腹部分で真砂子の花びらをさすると、彼女は小さな悲鳴をだした。
「ほんのちょっと触っただけなのに、真砂子ったら敏感。いい声が出るんだね」
 彼女の声をかわいいと思った麻衣はもっといじめたくなる。花びらと花びらの間に二本指を置き円を描くようにすると、真砂子のそこはお湯から上がって乾き始めているはずなのに、しっとりと濡れてきた。
「真砂子のここもやっぱりこうなるのか」
 麻衣はお風呂、ベットや教室で一人になったとき、自分の花びらを指でいじったり、机の角に当て押しつけたりしたことがあった。刺激させている部分がジンジンうずいて体が火照り、更に続けると気持ちよくなってその行為が止められなくなっていく。
 そして最後に、体中から波のようなものが頭の中へ押し寄せてきて、意識が吹っ飛ばされそうなほど強い快感を得た。その後は力尽きたように全身がぐったりして頭がぼーっとなり、真っ赤な顔で息を切らしていた。
 イライラしたときや夜眠れないときによくやっていて、その最中に今の真砂子みたいに、さすってるところから透明な液体が出てきて、ショーツをびっしょりと濡らしていた。
「真砂子、温泉が湧き出てる」
「お願いですから、あなたはもうしゃべらないで下さい!……ひっ!」
 真砂子に怒られながら、麻衣は円を描いた指を、液体が湧き出る入り口へ中指だけ滑り込ませた。
 すると、真砂子は急に体の中に異物が入ってきてびっくりしたようで、突き刺すような短い悲鳴をあげる。
「うん、わかった。もう私、変なこと言わないね。真砂子のことを変にするから」
「だ、だから、そういう台詞がオヤジっぽいんです! 将来、滝川さんみたいになりますよ……あ……! うっ…… ん……」
 麻衣は指を真砂子の中で折り曲げ、伸ばすのを繰り返し彼女を刺激すると、ますます内部に液体があふれ指の動きが滑らかになっていく。
「んっ、麻衣! そこよ、そこ! んっ……お、お上手ね……」
 強い刺激が頻繁に込み上げて来るようで、声がひっくり返ったり、詰まったりして上手く出せないでいる。
 真砂子は今、麻衣が一人で耽っていた時のと、おそらく同じような快楽を得ているだろう。麻衣が自分の体験に基づいて、刺激を感じるポイントを突いているから。

618:変態がいっぱい!? 丼7
07/03/26 22:05:18 Lwrd/4aX
 きっと真砂子も一人でしたことがあるはず、同じ女の子だもの。あとで根掘り葉掘り聞こう、と麻衣は心に決めた。特に週に何回かを。
 自分の指で気持ちよくなっている真砂子を見ていてうれしく感じ、もっと気持ちよくさせたいと思った。
 麻衣は、さっき真砂子の乳房を赤ん坊みたいに吸い付いたのを思いだし、ひらめいた。
「ここを舐めるのって変かな、真砂子のすっごく美味しそうなんだけど」
「もう私はあなたの言うことには答えません!」
 恥かしい台詞禁止だった。
「そうだったね。じゃあ口は話すのに使わないよ」
 麻衣は中指を抜き、両手の親指で真砂子の花びらをぐいっと引っ張り、その間からとろとろとあふれ出る液体を舐めとるように、舌先を出しながら口をつけた。
「そ、そんなに……か、かき回さないで。わ、私、本当に変になっちゃうぅ」
 麻衣の舌が真砂子の中で暴れまわる。奥へ侵入したり、広げるようにぐるぐる回したり。麻衣は舌に受ける内壁の感触が面白くて病み付きになっている。
「すっごい。麻衣……こんな気持ちよくなったの、は、初めてよ。……もう私、どうかしちゃう……」
 快楽にまみれた真砂子は、悲鳴に近い歓喜の声を上げている。彼女は麻衣に舌を入れられている部分の入り口付近についている、濃いピンク色の小さな突起物を、親指と人差し指でつまんだ。
「……もうっ……だ、だめ……私、もう耐えられない……麻衣、私を、私を変にしてーー!」
 真砂子は目から涙がこぼれている。震える体で、その雫は粒になって振りまかれた。
「あんたのほうがよっぽど恥かしいこと言ってるよ」
 舐めながら麻衣はそう思った。彼女の舌の動きはもっともっと慌しくなる。真砂子に天にも昇るような最高の快感を味わえさせたかった。
「逝っちゃうぅ……逝っちゃう……麻衣、私……もう逝っちゃう!……逝っちゃうぅぅぅぅ!……!」
 どこに逝くんだろうと疑問に思いながらも、麻衣は舌を奥までねじ込み、必死になって真砂子の中をかき回した。
「逝っくうぅぅぅ…………!」
 真砂子はつまんでいる突起物をぎゅっと強くひねると、伏せていた顔を背中と一緒に跳ね上げ、金切り声を絞り出した。
「う、うぇっ!?」
 その叫び声を聞くと同時に、真砂子の中に入っている自分の舌が、ねじ切られる感覚になって麻衣は驚いた。まるで真砂子に喰いちぎられ、飲み込まれるようだった。
 麻衣は彼女の体に入れた舌を引っこ抜き、自分も体を折って後ろからそっと抱きついた。彼女の体に重みをかけないように気をつけながら。
「真砂子、すっごくいい声だったよ。滅茶苦茶感じちゃったんだね。最後、抜けないように私の舌を絡めとろうとしちゃって。よっぽど良かったんだね、私の舌」
 真砂子は乱れた呼吸整えるのに精一杯で、麻衣が無邪気に言い放った感想に、返す気力は無いようだ。
 そんな彼女を麻衣は、左手で彼女の乳房をマッサージするようにやさしくさすり、背中にほっぺたをつけ舌を這わせた。
「ま、麻衣」
 背筋を伸ばし真砂子は振り返る。顔は頬が紅潮し涙で目がはれ、口元からよだれを垂らしている。
 気力が吹っ飛ばされ、うつろな表情の弱々しい彼女を見て、麻衣は無性に抱きしめたくなった。
「んっ……!」
 二人はお互いの腕を背中に絡ませ密着させ、キスをする。今の麻衣のキスは、唇を触れるだけでやさしかった。
 麻衣は、真砂子とずっとこうしていたい、彼女を放したくないと切望していた。
――――――――――――――――――――――――
「あんたたち! 何やってるの!?」
 ジョンがモニターをのぞこうとした刹那、出入り口方向から女性の大きな声が聞こえてきた。
「げぇー! 綾子はん!!」「ま、松崎さん!!」「綾子ぉ!」
 四人の男たちは、びっくりして一斉にその方向へ向いた。
 それぞれ呼び方が違うが、そこには綾子が立っていた。ここは男湯なのに。
「全くあんたたちは、修学旅行の中坊かい!」
 あっけにとられる男たちの所へ綾子は歩いてくる。彼女は入浴するような格好、つまり全裸だった。
「ど、どうして綾子はんが男湯に!? それにその格好……」
 坊さんの肩車から降ろされたジョンは真っ裸の彼女に質問をした。彼らは綾子の姿に目のやり場に困っている
「混浴じゃなくてがっかりしてると思って、文字通りお姉さんが一肌脱いだのよ。ありがたく思いなさい」
 彼らに対して体を正面から少し斜めにして立ち、胸を張り、自分の裸体を見せ付けるようなポージングをした。
 恥かしく思いながら、男たちはちらちらと彼女の裸を目に入れた。

619:変態がいっぱい!? 丼8
07/03/26 22:08:00 Lwrd/4aX
 意外と着やせするタイプで、彼らが大好きなおっぱいは、彼女の場合は思ったより大きくて少し垂れている。先についている乳首は、乳輪は大きく、黒ずんでいてやや下向きだ。
 スイカのようなおっぱいをスイカップと呼ばれることがあるが、彼女のは同じウリ科のヘチマを太くしたような感じだ。
 男たちは、海水パンツを履いているジョン以外は、白いタオルを腰に巻き、同性同士でもあまり見せたくないところを隠している。
 しかし、綾子は同じ白いタオルを、右手で端を掴み担ぐように右肩にかけていて、自慢のボディを隠す気など全く無かった。
「まるでアマゾンだな」
 綾子の下半身をこっそりと眺めるナルが、ボソッともらす。彼女の、自分たちがタオルで隠している位置と同じところには、黒い海草のようなものがびっしり生い茂っている。
 それは男にも同じように生える、無数のちぢれた太い体毛だった。個人差はしょうがないと思いながらも、ナルは自分のが薄くさらさらストレートで、男らしさを感じられない劣等感を抱いる。
 綾子の、珍獣が生息する大密林地帯が如く雄々しい剛毛をうらやましいく思った。
「おらおら、あんたたちもタオルなんて取っちゃいなさい。特にジョン、温泉で海水パンツなんて日本文化を馬鹿にしているのと同じよ!」
 厳しい口調でジョンのマナー違反を注意する。
「か、勘弁してください。そ、そんなん、わ、わて恥かしいですわ……」
 ジョンは、はいている海水パンツを抑えるように掴んだ。
「さては、まだ剥けてないのね? どれどれ、お姉さまに見せなさい」
 身をかがめているジョンに綾子が迫ってくる。
「や、やめてくんなはれ!」
「坊さん! ジョンを捕まえなさい!」
 後ろを向きになり逃げ出そうとするジョンを、綾子は坊さんに捕まえさせようとする。坊さんは彼女の気迫に圧倒されたようで服従した。
「か、堪忍したってぇ、綾子はん! わての見たっておもろないわー!」
 坊さんに羽交い絞めされたジョンは必死に抵抗する。
 綾子はジョンのパンツ内側についている蝶結びの紐を解き、一気にパンツをずり降ろそうとするが、途中で何か長くて太い棒状のものが引っかかる。
「あらまあ、こんなに大きくさせちゃって」
 パンツを引っ掛けているジョンの棒は、腹部の方へ跳ね上がろうとするする力が強く、綾子は苦戦する。それでも彼女は強引にパンツから外そうとする。
「ごっつ痛いですわ! 折れてまうぅ!」
「往生際が悪いわねぇ!」
 引っかかった棒は、パンツが下がると共に無理やり下へ向かされた。さらに強くパンツを下へ引っ張ると、ようやく棒から離すことができた。
 押さえつけたものが無くなると、ジョンの棒は反動で勢いよく跳ね上がり腹部に当たった後、少しの間小刻みに上下していた。
「酷いですわ、酷いですわ……綾子はん。ウチ、もうお婿に行けへん」
 ジョンは恥かしさで両手で顔を覆い、わんわんと泣き出してしまったが、海水パンツに隠されていた、重力に逆らって反り立つジョンのモノを見て一同は絶句する。
「ま、負けた……」
 ジョン以外の三人の男は何かの敗北感に浸っている。いったいナニに負けたのだろうか。
「隠れた名器とはこのことね。ジョン、お姉さんがたっぷりと可愛がってあげるわ」
 綾子は高級チン味を目の当たりにしているように、舌なめずりをし、よだれを垂らしている。
「堪忍してくれやす、堪忍してくれやす! 滝川はん、ナル、リンさん、助けてくんなはれー! うわわーーーん!」
 首の周りに綾子の腕が回されたジョンは、ずるずると彼女が行く方向へ引きずられていった。
「ジョンはもう助からない! リン、坊さん、僕たちは撤退するぞ!」
「おうよ! ジョン、お前の犠牲は無駄にしない!」
「ジョンさん、あなたの霊は後で私か原さんが降ろして、すみやかに成仏させますので御安心ください」
 ナル、坊さんとリンさんは、強大な猛獣の悪霊に食い殺されそうなジョンを見捨てて、脱衣所へ逃げだした。
「ア、アマゾンや! 密林の奥深く潜む猛獣が、わてを喰らおうとしてはる!」
「何がアマゾンよ、失礼ねぇ! ところで、あんたのはやっぱり金髪ね」
「ひいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃ!!」
 急いで着衣している最中に、ジョンの断末魔の叫びが脱衣所まで届き、三人は恐怖で身を悶えた。
――――――――――――――――――――――――
―つづく

620:名無しさん@ピンキー
07/03/26 23:53:11 KVvgDmSU
百合百合部分がエロ可愛くてGJ!

ジョンはお婿にいけないの確定なんだから
女犯の罪で修道院から放り出されるのを心配しろやw

621:名無しさん@ピンキー
07/03/27 03:17:24 P452ju0A
>>615

は、はやく続きを…!!!!
GJすぎておかしくなるw

622:名無しさん@ピンキー
07/03/27 08:30:07 nq0427L6
>>615
( ゚∀゚)o彡゜パイパン!パイパン!
超神展開に心のおにんにんがおっきおっきです。
大人なのにつるつるなあやたんにwktkとロマンティックが止まらない。
そんなにぶたれたいならぶってやるぜこの淫乱め。だから続き下さいハァハァ。

>>619
( ゚∀゚)o彡゜百合!百合!
真砂子かわいいよ真砂子。GHは可愛いおにゃのこばっかりで幸せだお。
野郎共バカスwジョンのキャラ立ちもワロスwwこの先どうなるのかwktkです。

それでは>>586の続きを投下します。最終回です。
ガッツリ削りつつもビッチリ詰め込んだので文字数多いから要覚悟。
目が滑る方はNGワード『Nightmare』でスルーを。
モニターがちらつく疲れ目にはブルーベリー&ビタミン目薬を差しながらお読み下さい。


623:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:32:20 nq0427L6

「………、……きっついな……指で一度、イかせた、ぐらいじゃ…、やっぱり…慣らし不足か……」
麻衣の狭い内奥に剛直をゆっくりと抜き差ししながら、滝川はわずかに眉を顰めた。
彼女の隘路は幼く未熟で、侵入者を強く拒むように抵抗の気配を漂わせていたが、それと同時に
さらに奥まで欲しがるように蹂躙を歓迎して促す裏腹さも見せていて、その締め付けの強さは
微かに痛みを覚える程だった。
「本当は指で、もっとじっくり、広げて、……いっぱい、舐めて…とろっとろにしてから
 入れる、つもり…だったんだがなー……おまえさんがあんまり、可愛く、急かすから」
「……だって、もう…我…慢、…でき、なかったんだ…もん……それに……、…っ、こんな……
 おっきいと……もっと…慣らして、ても……たぶん、痛いの…いっ、しょ…っ」
「……んー…まあ、否定は出来ない、か?………あー、……狭………」
「……ぼーさん、いたい…?……んく、……っ、……ねぇ……だい、じょ…ぶ…?」
「大丈夫大丈夫、……ただ麻衣の中の締まりが良すぎるから、すぐに出ちまいそうなだけ」
自分の痛みよりも彼のことを憂い、心配そうにそっと背中を撫でる麻衣に滝川は笑ってみせる。
「バーカ、俺よりもお前の方がつらいだろ?………ごめんな、痛いよな」
「……ん、痛いけど…、だいじょうぶ……このまま続けて、……おねがい……やめないで……」
痛くても構わない。だから自分から離れないで。
このまま貫かれていたくて、麻衣は滝川の背中を抱く指にぎゅっと力を込めた。
「わかってる。ちゃんと最後までしてやるから。……お供するって、約束したもんな」
苦痛を堪えながら、それでも懸命に自分を受け入れようとする健気な彼女がとても愛おしくて、
滝川は射精感の高まりと同時に、彼女を痛みから解放してやりたい気持ちを覚えた。
「……一度出して少し楽にしてやるよ。………ちょっとだけ我慢してろ、な」
麻衣にそう言うと、滝川は彼女の身体の横に腕をつき、快感の頂を求めて性急に腰を送り始めた。
痛みと共に強く揺さ振られ、その動きに押し出されるように麻衣の喉から小刻みな呻きと悲鳴が洩れる。
「……っ、ん…く、ぅ……、……っ、……ひ、…った、ぁ……んぅ…っ、くる、し……っ」
「…俺の、……動き、に……、合わせて、…息…して……慣れるまで、力抜いて……」
「ん…、わか…た……っ」
「……いい、子だ……」
「んぅっ、……痛、……いた…い……ねぇ…、キス…して……もっ、と……」
痛みに掠れたか弱い声で麻衣が強請ると、すぐに荒々しく唇を塞がれ舌で口内を侵される。
その奪われる勢いと、それと同じ荒々しさで腰を打ちつけて下半身を犯す烈しさが、滝川の情欲と愛情の
強さを感じさせて、麻衣は心と身体を熱く疼かせた。

624:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:33:37 nq0427L6
「……はぁ…、あぁ……ぼーさん……すき………」
行為に汗ばんできた滝川の背中を抱き締め、息継ぎの間に呟くと、再び唇を塞がれる。
「………痛いの、……俺が……、……全部……吸い取って、やるから……もう、少し…だけ……」
その言葉の通りに唇を強く吸われ、麻衣はその甘美な心地よさに痺れた。
もっと欲しくて強請るように自ら滝川の舌に舌を絡めると、彼がそれに応えて唾液を麻衣に流し込んだ。
白い喉を鳴らしてそれを嚥下し、麻衣は蕩けた瞳でうっとりと笑う。
「……ん…ふ………ん……おいし………ね、ぼーさんにも……あげる……」
そして唾液を赤い舌先に乗せて差し出すと、その卑猥さに煽られて、滝川が彼女の舌にむしゃぶりついて
滴る甘露を舐め取った。そのまま互いの餓えと渇きを懸命に満たすように、荒い呼吸の中で性急に唾液を与え合う。
交わし合う唾液は、ぐちゃぐちゃと混ざり合って溶け合って、もうどちらのものなのかも判らない。
それがとても幸せで、ふたりは互いをさらに求め合った。
「……はぁ……あぁ……このキス…みたい、に………、……ぜんぶ……ぼーさんと……」
心も身体も全部。触れ合って繋がり合った場所全てから。
「………ああ、……おまえと…全部、どろっどろに、溶けて…ひとつに、なっちまいたいよ……」
麻衣は身体を繋ぐ行為の意味を初めて知り、滝川はその幸福を初めて知った。
「……あたし……、……今……ぼーさんと…、………セッ…クス……して、るんだ……」
「あぁ……そう…だ、な……麻衣と、中で…繋がって…擦り、合ってる……あー…夢、みたいだ……」
それを確かめるように何度も腰を打ちつけ、滝川は興奮に掠れた声で呻きを洩らす。
「………っ、すっげえ…気持ち、いい………麻衣とするの……すげえ…いい………」
「あたしも…っ、いいの…すごく……いい……熱くって………痛、くて……っ」
ぎちぎちに広げられた粘膜が、熱く怒張した凶器に幾度も擦られて、灼けるように熱くて痛い。
その痛みと熱が、繋がり合った場所と頭の中をどろどろと溶かしていくようで、けれどもそれだけが
自分と彼の存在と境界線を確かめる証のように鮮烈で、それがとてももどかしく、それなのに
とても嬉しい。
「……なんで…、かなぁ…っ、いたいの、が…うれし、くって……なんか……いい…、の…っ」
律動の度に彼の愛も欲も、存在全てが痛みと共に刻み込まれることがこの上なく幸福だった。
「…あぁ、もっと…痛く……あたし、を…変え…て……全…部、全部…ちょう…だい……っ」
「……ああ、わかってる……俺は、全部……おまえのもんだ……おまえ…も……俺に……」
このままもっと溶けてしまいたい。
このままずっと確かめていたい。
矛盾した相反する望みを共に抱きながら、ふたりは互いを快楽の際へと追い詰めていった。

625:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:34:35 nq0427L6
「ああぁ…っ、いい…っ、痛…ぁ…っ…ひ、…あぁ…っ、ぼー…さん……、すき…、すき……っ」
激しい苦悶と強い快楽に翻弄されて、その寄る辺ない思いに滝川を求めてその背を強く抱いた。
波に攫われ、溺れ死んでしまいそうな不安に駆られてその手に力を込めると、汗でぬるりと指が滑り、
麻衣は思わず彼の首に縋りつく。
「……あぁ……だめ…おね、が………はなれ、ない…で……っ」
「ああ、どこにも…いか、ない……、……っ、……絶対…、…離さ…、ない………っ」
滝川は麻衣の膝を割ると、彼女の肩にしがみつくように覆い被さり、自重を腰に乗せてさらに奥まで
剛直を突き入れた。
「……ほら…、全…部……入っ……た……っ」
「んうぅ…っ!……ふか、い……ッ、ああ…っ、もっ…と、奥、まで……っ、きちゃ、う……っ」
滝川の怒張したものを根元まで全部呑み込まされて、麻衣が悲鳴に近い喘ぎを上げる。
入口と内奥をさらに押し広げられて、ぴりりと引き裂かれるような強い痛みと熱を感じたが、それ以上に
彼女を支配したのは、血が燃えるような烈しい快楽だった。
「ああ…ぅ…っ、だめ…っ、こんな…の…っ、あぁ…は…っ、きもち、い…っ、だめっ、…や、だぁ…っ」
身体を揺さ振られる度にその勢いで麻衣の脚が跳ね上がり、恥骨がぶつかり合う。
繋がり合った場所から洩れる淫らな水音が、ぐちぐちとその量と卑猥さを増していく。
無理矢理広げられた淫唇の襞や、快感で尖った肉芽が、滝川の穿いたままの下着にざらざらと擦られながら
重みに押し潰され、麻衣の身体から汗がぶわっと噴き出した。深まった結合部ギリギリにまで布の感触がして、
それが行為の性急さと卑猥さを改めて感じさせてたまらなく気持ち良い。
「…い、やぁ…っ、あぁあっ、ああぅ、だめぇ…ッ、それ…っ、あ、はあぅ…ッ」
抉るように奥の感じる場所を幾度も突かれ、中からだらだらと粘液が湧き出るのが麻衣自身にもわかったが、
もうそれを恥じらう余裕もなく、ただただ喘いで滝川をひたすらに求め、夢中でその腰に脚を絡ませて
彼を深く抱き寄せた。
強く抱き合うと汗ばんだ裸の胸同士が密着し、麻衣のやわらかな双丘を滝川の重みが押し潰す。
滝川が腰を打ちつける度に、汗にぬめる熱く硬い胸板でそのふくらみと頂を何度も擦るように刺激され、
重みと摩擦で充血した頂がピンと尖って赤みを増した。その甘く焦れる痺れと疼きは、背筋をびりびりと
稲妻のように伝って麻衣の腰を震わせ、彼女の内奥をさらに潤ませひくつかせる。
「はぁ…、…あぅ、うん…、…んく、…あ、…やぁ…だ…め…っ、いい…っ、あふっ、んぅ、…いい、の…っ」
「………っ、……すげ……どんどん……滑り……よくな…っ、…て、………あ、やば………」
麻衣の内奥の明らかな変化に、滝川の腰もずくりと震える。
このまま熱く潤む粘膜の中で全てを溶かされてしまいたい快美な感覚と、そのうねりと締め付けをもっと長く
味わいたい強烈な悦楽が滝川の中でせめぎ合い、思わず奥歯を噛みしめた。

626:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:35:23 nq0427L6
「……っく、……麻衣の…中……、……初めての、くせに……滅茶苦茶……良すぎだ……」
「…んぅ、そん…な…、……こと…っ、……言われ、…ても………わかん、な……っ」
けれどもそう言う彼女の喘ぎ声は淫らに甘く、その身体は滝川をさらに受け入れようと本能的に蠢く。
無垢だった身体を半ば強引に開かれて、それでも快感を覚えて懸命に享受する稚い麻衣の、無意識の痴態が
さらに滝川を煽り焦がす。その全てに耐えきれず、彼は頂点をめがけて激しく腰を打ちつけた。
「……はあ…っ………麻衣、おまえ……っ、やらしすぎて…たまん、ねえ…よ……っ」
「ああぁ…っ、そん…なの…っ、…んく…っ、…はぁ…っ、…やっ、あぁ…っ」
限界まで押し広げられた粘膜の奥深くまで熱く硬い剛直を激しく打ち込まれ、その苦しいほどの熱と圧迫感に
麻衣は喘ぎながら咽び泣く。
「ひ、ううぅ、ぅあ、ああぁ、熱い、いい…っ……熱い…よぉ…っ、もぉ、やぁ…っ」
「……俺も、……おまえん中……っ、……すっご……熱………っく、ああ…出、そう…だ……っ」
「んあぁ…ッ、…も、くる、し…っ、ぼ…さんの、いっ、ぱい……っ、で、ああぁ、や、あぁ……っ」
「……はあ…、…はぁ…っ、出す、ぞ……中に………麻衣の、……中………っ、…っく、………ッ!!」
最奥まで突き入れられた滝川のものがぐっと膨れて激しく脈打つのを中に感じ、麻衣の眼裏で光が明滅した。
指で教え込まれたことを思い出すように、その身体が震えて粘膜が強く収縮する。
「ひあぁっ、も、ダメ…ッ!こわれ、ちゃ…っ、もうっ……だ、め…ッ!!」
「………っ、……っく、……麻…衣……ッ、──ッ!!」
下腹の奥底から込み上げる強烈な快感に身体の芯を引き摺られ、滝川はどろどろに煮詰まった情欲の証を
彼女の最奥に叩きつけるように放った。
「あぁあッ、んくぅ…ッ、ぼぉっ、さぁ…ッ!…あああぁぁ…ッ!!」
身体の一番深い場所を滾った粘液で灼かれて、その熱さに麻衣も一気に昇りつめた。
「……あぁ…い…く……ッ」
「………く、………っ………ぅ…………は、ぁ…………」
「ああぅ、う、あぁ…、熱…い……っ、あ、はぅ……や、あぁ………」
麻衣のきつい締め付けを味わいながら、滝川は彼女の中に己の欲望を注ぎ込み、どくどくと脈打ちながら
吐き出される滝川の精液を、麻衣は歓喜に震えて痙攣し続ける粘膜で受け止めて、奥深くに呑み込んだ。

その白さに意識を染められながら、ふたりは全身の力を抜き、共に大きく息を吐いた。


627:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:36:13 nq0427L6
「………あー、……すっげえ………気持ち、良かった………」
脱力した身体を麻衣の上に預けて、滝川が陶然と呟く。
「……俺、すっかり夢中になっちまって…………ごめんな、大丈夫か?」
「ん……、だいじょうぶじゃないけど……だいじょうぶ……」
「……何だよそれ……どっちなんだ?」
ぐったりと力の抜けた麻衣の髪を撫でながら滝川が笑う。
「どっちもだよ……だって……疲れた……でもへーき……ちゃんと、生きてる……」
「おいおい、いくら俺でも殺しゃしねーだろー」
「……だって指よりも何倍も痛くて、気持ちよすぎて……死んじゃうかと思ったんだよ……」
滝川の重みと汗まみれの身体が愛しくて、麻衣はその広い背中を抱き締めた。
「でもね、……今、すごい、しあわせ。すごく…気持ち、よかった」
「……俺も。すげえ良かった。夢みたいで……でも実物の麻衣は、夢より何倍も可愛くてエロくて気持ちいーな」
幸せそうな顔で頬や瞼にキスを落としてくる滝川の言葉に、麻衣は自分の痴態を思い出して顔を赤くする。
「………あたし、そんなに……え、えろい…かな……」
「エロイ。おまえ可愛すぎだしいやらしすぎだ。おかげで俺、やっぱり加減出来なかっただろー」
「……え、ええ……そんなこと、言われても………だってあたし、夢中で……」
「麻衣、おまえ自分のことほんっとにわかってないのな。……ま、そーゆーところがまた可愛いんだがなー。
 ………あーごめん、重いな俺。………これも抜いてやらないとつらいだろうし」
腕をついて麻衣から身体を起こすと、滝川は彼女の中からまだ硬さを保ったままの屹立をずるりと引き抜いた。
「んんぅ…ッ、やっ、いきな、り……っ」
身体の奥深くまで打ち込まれていた太い杭を突然抜かれ、その衝撃に麻衣が震えると、開いたままの彼女のそこから
体内に放たれた滝川の精液がごぷりと溢れ出る。
自らが分泌した体液とは明らかに異質な、白濁の粘液が自分の中からどろりと流れ出て、その淫らすぎる感触に
麻衣は強い羞恥と蕩けるような快感を覚えた。
「……あ、ああぁ……ぅ……や、……だ…め………こぼれ…、ちゃ…う………」
入口が震えてひくつく度に精液が中から溢れ、会陰を伝って彼女の尻と床を汚す。
男の欲望を受け入れた証で濡れた感触が、麻衣に自らの中の中まで全て滝川に征服されたことを強く実感させた。
「……はぁ…、…あぁ……中に……いっぱい……ぼーさんに……出されちゃった……」
その声には純粋な愉悦と陶酔だけが溢れていて、滝川はそのうっとりとした声と蕩ける瞳に至福を覚える。
「………随分と嬉しそうじゃねーの。ん?………そんなやらしい顔しちまって……」
喉の奥で笑いながら、自らが犯した彼女のそこを見下ろし眺める。
「……すっげ……麻衣のここも、滅茶苦茶やらしい……」
熱を持って赤く充血した腫れぼったい肉襞の間で、それよりもさらに赤い粘膜の色を晒してぱっくりと口を
開けている秘穴から、白く濁った己の精液がだらりと零れている様は、滝川の劣情を強烈に煽った。
引き寄せられるように手を伸ばし、そこを指でさらに広げる。

628:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:36:49 nq0427L6
「んー、どれどれ。痛がってたわりにあんまり出血してないみたいだな」
「…やっ、広げちゃ、だめ…ッ」
「ちゃんと確かめなくちゃいけないんだからじっとしてろ。……ふーん、ちょっと血が混ざってる、か?」
淫らに溶け崩れて白濁に汚れた恥部を食い入るように見つめられて、麻衣の身体が再び熱を持って疼く。
「……やだもう…っ、……見ない、で…よ……ぅ………ん、あ……また、出てきちゃう……」
「一番奥までいっぱい出してやったからなー。あ、外に全部出したいなら手伝ってやるぞ?指で掻き出して…」
「……い、いい…っ、そんなこと、しちゃ…だめ……っ」
「あれ?なんで?」
にやにやと笑いながら問う滝川の声は明らかに揶揄の色で、麻衣は「感じてしまうから」という言葉を
慌てて飲み込んだ。
「………………………」
何も言えずに赤い顔で自分を見上げる麻衣に、滝川は満足気に頷いた。
「そっかそっかー、わかった。麻衣はまだこれを中で味わいたかったんだな」
そしていきり立ったままの肉棒の先端をあてがい、意地悪に笑う。
「………じゃ、こぼれないように、俺がもう一遍、塞いでやるよ」
そのまま腰を進め、一気に彼女の中に己を沈める。
「─ひゃああぁぅ……ッ!」
いきなりの衝撃に麻衣が高く声を上げる。
一度達してやわらかく弛緩した彼女の内奥は、中に放たれた精液のぬめりの助けもあって、あっさりと滝川の蹂躙を
許してしまった。先程よりも痛み無く、ぬるりと滑らかに犯されて、麻衣の声音に明らかな喜色が混じる。
「……やぁっ……ああぁんっ、ちょ…っ、ぼーさ…っ、やっ、だめぇ…ッ」
「ダメとか言ってもそんな嬉しそうな声出してたら全然説得力ないぞー。ほら、こっちも喜んでる」
再び熱く硬い剛直を呑み込まされた麻衣の内部は、滝川の言う通り嬉しげに震えていた。
「俺のこれも、出したやつも、ずいぶん美味しかったみたいだから、もっとたっぷり中で味わわせてやるよ」
いったんギリギリまで引き抜き、それから零れた精液を押し戻すように腰を再び沈めると、その勢いで
中に収まりきれなかった白濁が二人の接合部からぐじゅぐじゅと音を立てて溢れる。
「あー、せっかく蓋したのに出てきちまった。……仕方ないなー、また中に出してやるから、とりあえず今は
 この中にある分だけで我慢しろ、な?」
「……あぅ…っ、あぁ、ん…やぁ…っ」
「ほらほら、麻衣の中もこんなに嬉しそうに喜んでるし。もっと気持ち良くなろうや」
粘膜に精液を塗り込むように、内壁を何度も太く滑らかな先端で擦りつけられて、麻衣は抵抗することも出来ずに
ただただ喘いだ。
「…あふ、ああぅ、……はぁ、ああぁっ、ひぅ、あ、はぅ……あぁあ…っ」
唇の端からだらしなく唾液が零れたが、そんなことを気にする余裕もなく、瞬く間に再び高みへと押し上げられる。

629:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:38:11 nq0427L6
「……やぁ…っ、だめ、…あぁっ、また……っ」
「あれ、またイきそうか?…………そりゃちょっと早すぎるんじゃねーの、嬢ちゃんや」
麻衣が早々に昇り詰める様子に、滝川は抽送を止めてにんまりと笑う。
「こんなに早く何度もイっちまうと、この先疲れ切ってあんまり楽しめなくなるぞー」
絶頂の寸前で動きを止められて、身体の疼きと熱に焦れながら、麻衣は喘ぎに乱れる息で問うた。
「……はぁ…、…あぁ……は、あ……この…先…って、……ど…ゆう……」
「まさかこんなもんで終われると思ってたのか? ちゃんと言っただろ、今晩は泊まってけ、って」
「………まさ、か……夜通…し、とか……え…?………言わない…よ、ね……?」
微かに怯えの表情を見せる麻衣に、滝川は楽しげに笑いながら言い放つ。
「言う。だって俺こんだけじゃ全然満足出来てないもん。最後の一滴まで麻衣の中に出させてもらわないと」
「……うそ……だってさっき、……いっぱい中に……」
「あれ、俺言わなかった? 一度出して楽にしてやるって。まだ弾数残ってるよ」
「……信じ、らんない……この、エロオヤジ……破戒僧……生臭、ぼー…ず……っ」
「ハハ、髪も伸ばしてるし女犯もするしな。でもそーゆー時は絶倫って言って褒めてくんないと」
悪戯な笑みを口の端に乗せながら、彼女を決して達しさせない緩やかさで腰を送り、ぬめる内奥の粘膜を
滑らかに擦る。
「麻衣もいっぱい気持ちいいことされたいっておねだりしてたし。な?俺が元気な方が丁度いいだろ?」
「……んぅ…っ、……全、ぜ……っ、ちょう…ど、よく、ない…っ」
「そ?……でも麻衣のカラダも随分エッチだから、俺の方が保たないかもって心配なくらいなんだがなー」
その言葉と裏腹に、にやにやと笑う滝川の余裕が悔しく、麻衣は批難の眼差しを向ける。
「……そ、そんなの……ぼーさんがえっちなことばっかするからでしょ……」
「まあ俺がエロオヤジなことは否定はしない。でも、麻衣は相当エロい。エロすぎる。だって初めてなのに
 中だけで感じまくりなんて実はすごい事なんだぞ? さっき指で責めてイかせた時、他のところ触る前に
 イッちまうから俺もちょっと驚いた」
「……そう、なの……?」
「そうなの。まあ例外はあるだろうが、大半の女の子は初めっから中イキなんて出来ないだろうな。
 どっちかってーと最初はクリ責められてイッちまう方が多いんじゃないのか?」
「……なか、い…き…………く、く…り……?」
「あー、そのまんま、中だけでイクのが中イキ。…………うーん、クリトリスは…わかるか?」
「……あ……、ん、まぁ……そっちは……なん、とか………でも、そーゆー…恥ずかしい…単語は……、
 できればあんまり…ハッキリキッパリ…言わないで、ほしいんだけど……」
恥ずかしい行為の最中とはいえ、さすがに具体的な名称を耳にするのは、初心な麻衣には強く羞恥を
覚えることだった。思わず顔を赤らめ、滝川から目を逸らす。

630:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:42:17 nq0427L6
「だって仕方ねーだろ麻衣に性教育するためなんだから。で、おまえさんはその稀な特例なわけよ。わかる?
 これをエロいカラダと言わず何と言えばいいんだ?」
「………そん、なぁ………」
「でも俺はエロオヤジだし、麻衣が痛いだけじゃなくてちゃんと気持ち良くなってくれてるの
 すっげえ嬉しいから、そーゆーのは大歓迎だぞー。おじさんはそんなエッチな麻衣が大好きだ」
「………でも、でもあたし、そんなの……お、おかしいんじゃ…ないかな……」
「バカ。そんなに不安がるな。俺もおまえにだけは度を超してエロオヤジなだけで、普段はひっじょーに淡泊だ。
 ぶっちゃけ女なんて面倒臭いと思ってるところもあったしな。………まあそれはともかくとして、おまえさんも
 俺にだけ反応してエロくなってくれてるんだと思ったら俺はすげえ嬉しいんだけどな。……それにこーゆーのは
 カラダの相性っていうのもあるから。俺達の相性がバッチリだってことだろ?いいじゃん、最高じゃないか」
「………そう、……かな………」
「あーなんだよ、麻衣は俺と相性バッチリで嬉しくねーの?」
「それは嬉しいけど!……なんか…でも……」
「じゃあいいじゃん。細かいことは気にしなさんな。ここでこうしてるのは俺とおまえのふたりだけで、
 ふたりとも嬉しいって言ってるんだから。こんな幸せなことはないだろう?」
「……うん、………まぁ………」
「何か問題でも?」
「…………ぷっ、………ふふ…っ………ない、ね………」
羞恥も不安も滝川の言葉に怒濤のように吹き飛ばされ、麻衣は思わず笑ってしまった。
いつだって自分の弱さを真っ正面から認めてくれて、そしてそこから優しく救ってくれるのも、
惑いを明るく吹き飛ばしてくれるのも、元気を与えてくれるのも、全て彼だった。
脳天気かもしれないが、互いが幸せならばそれでいい─彼女は強くそう思い、そう思わせてくれる
滝川を心から愛しいと思った。
「……しあわせだから、……まぁ…、いっか……」
「だろう?……じゃ、俺のこれ、もっとじっくり味わってもらわないとな。床固いし俺重いから、
 背中とか腰とか結構痛いだろ?場所代わろうか」
「……ん、背中はあんまり痛くないけど、足の付け根は確かに………どうすればいい?」
「これ抜いてから交代するのと、抜かないまんまでカラダ動かすの、どっちがいい?」
「………そのまんま動かされると……その……もうイッちゃいそう、だから………、
 あの……いっぺん……中から抜いてくれる?」
「りょーかい」
滝川は唇に軽くキスを落としてから身を起こし、彼女の中から己を引き抜いた。


631:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:43:36 nq0427L6
「じゃ、来いよ」
床に身体を横たえて、滝川が麻衣を招く。
その声と浮かべる笑みの艶めかしさに誘われて、麻衣は滝川の横に這い、その身体を跨いだ。
「やり方は……覚えてるか?」
「……ん、夢とおんなじふうにやってみる……」
「おりこうさんだ。……夢でしたこと、ちゃんと覚えててもらえて嬉しいよ」
「……あたしも……うれしい………」
滝川の両手に腰を支えられながら、麻衣は彼のものを震える手でそっと入口にあてがい、
そのまま少しずつ力を抜いて腰を落とし、息を吐きながら自らの中にゆっくりと呑み込む。
「んく、う……」
太く滑らかな先端が入口の襞を押し分け、ぐちゅりと音を立てて泥濘の中に入り込む。
狭く締まる場所で一度軽く引っ掛かり、麻衣は微かな痛みを覚えたが、それを息を吐いて遣り過ごし
快感だけを追ってそのまま腰をゆっくりと沈めた。
「……ぅ、ん……ぁ、ああぁ……おっき、い………」
少しずつ体重を掛けると、じりじりと粘膜を捲るように押し広げながら、熱く太い滝川のものが奥の方へ
入ってくる。その焦れる感触に腰の奥から痺れるような快感が込み上げ、麻衣は思わず仰け反って
身体を揺らしながら甘い声を洩らした。
「……ぁ、あぁ……ぅ…ん……ふ、ぁ……あ…んぅ……」
「気持ち良さそうだな。………そのまま、自分で動いてみろよ」
滝川の声に従って軽く腰を揺らすと、その硬さと質量で中の粘膜が押し潰されて蕩けるように気持ちいい。
中でも特に強く快感を覚える場所が腹側と腰側にあるのに気付いて、麻衣は腰を前後に振ってその場所を
太く張り出した先端に押し付けた。
「……あぁ……きもちい……」
「………っ、……また、エロい顔してんな………俺も……それ、……結構…いい………」
敏感な先端にぐりぐりと内壁を押し付けられて、滝川もまた強い快感を覚えていた。
快感に肉棒が震えると、麻衣が甘やかに吐息を漏らしながら棹に熱くぬめった粘膜を絡めてくる。
その淫猥な蠕動がたまらなく気持ち良く、思わず下腹に力が込もる。
「……麻衣の中、すげえ……やらしいよ……堪んないから…俺も、動かして…いいか……?」
「…はぁ……う…ん、……いい…よ……ぼーさんも…して……っく、ああぁっ、や、いき、なり……ッ」
許した途端に下から強く突き上げられて、麻衣が堪らず声を上げる。
「……いきな、り…そんな…っ、しちゃ…、だ、め…ぇ……っ」
けれどもその批難の声は快楽に蕩けて甘く、全く制止の威力を持たなかった。
滝川が腰を打ち込む度に、その勢いに圧されて甘い喘ぎが唇から洩れ、興奮にうっすらと赤く染まった
白い胸がふるんふるんと弾んで揺れる。赤く充血した頂が、白い胸の先端で誘うように尖り震えていて、
滝川はその淫猥で美しい眺めに陶酔しながら、湧く加虐心のままに彼女を責めて意地悪く笑う。
「……ハッ、全…然…っ、ダメじゃ、ない…くせ、に……っ」
「…ひぅ…っ、だっ…て……ッ、…ん、……ゃ…あぁ…ッ」
自分で加減しながら得る緩やかな快感とは違い、滝川が与える快感は強烈で容赦がなかった。
深いストロークで何度も下から奥深くまで突き上げられて、身体が浮くようなその勢いに背中が撓り、
眼裏に火花が散る。先程よりは潤み緩んではいるものの、それでも滝川の剛直は麻衣の内奥をびっちりと
隙間無く埋めていて、激しい抽送の度に粘膜を幾度も擦られ、その強い快感に彼女の中が強くひくつく。

632:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:44:34 nq0427L6
「…んあっ、あぅ、さっきと…ちがう…っ、あふ、うぅ、ん、きも、ちいい…っ」
正常位の時とは違う場所を違う角度で責められるのが、麻衣には堪らない刺激だった。
一気に身体の温度が上がり、汗が背中を伝い落ちる。どうしようもなく身体が熱くて、制服を脱いで裸に
なってしまいたい衝動に駆られるが、けれどもその脱ぐ間すらも惜しいほど彼と交わっていたくて、
麻衣は滝川の肉棒を美味しそうに咥え込んだまま、彼の動きに合わせてひたすら腰を揺すった。
「……腰……、勝手に…動いてんぞ………もっと、欲しい…の、か……?」
「んン…っ、うん…っ……もっと…ッ、…あ、はぁ…ぼぉ、さ……もっ…と…ほし…い…っ、中が……
 ……あつくって…っ、入口…も…、…奥…も……ぜんぶ、きもち、いいの……っ」
「…………やっぱ、おまえ…エロすぎ…だ……っ」
扇情的に蕩けた麻衣の声と潤む瞳に煽られて、滝川は彼女の最奥を抉るように突き上げた。
「……ああぁっ……奥、まで…っ、……ぜん、ぶ……ぼーさんで、いっ…ぱい……っ」
強すぎる快感に圧されて麻衣の瞳から涙が零れ、彼女の内奥が淫らに蠕動する。
その強い締め付けと込み上げる至福に、滝川の胸も蕩けて痺れた。
「………っ、……………本当に、夢みたい、だ……」
最愛の少女を手に入れ、彼女から己を切望されて、求められるままに快楽を与え─そして彼女からも
溢れんばかりに愛と快楽を与えられている。
「…………気持ち、良すぎて……まだ…夢の中に…いる、みたいで……少し、怖い…な………」
「……こわ、い……?」
「ああ……麻衣に…好きだって、言われたことも……今…おまえと……こうしてることも……幸せすぎて、
 ……これは…現実じゃなくて……俺が見てる夢の…続き……なんじゃ、ないかって…思えて…くるよ……」
餓えを満たすように激しく剛直を突き入れながら、眩しげに寂しげに自分を見上げる滝川の瞳の色がとても
切なく愛おしくて、麻衣は身体を前に倒して彼の胸に預け、そっと抱き締めた。
身体の中で滝川の角度が変わり、その新たな快感に思わず小さく呻くが、それを堪えて彼に微笑む。
「……だいじょうぶ、……ほら、夢じゃ…ないよ……あったかい、でしょ……?」
滝川の渇望する瞳を見つめたまま、そっと唇にキスを落とし、そのまま唇が触れ合う距離で囁く。
「ね…、あたし…ちゃんと…、ここに、いるよ……ずっと、……ぼーさんと、ずっと、いっしょにいるよ……」
「……ハハ、……そんな、優しくされ、ると……っ、余計…夢、みたいで……ちょっと心配…だな……」
「…ん、もぉ……あぅ…ぼー、さん……ホント…心配、性……だ……っ」
「そう、だな……だから、禿げる…前に……ちゃんと、夢じゃ…ないって……確かめ…させてくれ………」
「……う…ん……いい…よ……何度でも……あたしを…確かめて……いっぱい…もっと……」
滝川の不安を吸い取ってしまいたくて、麻衣は彼の唇に何度も強く吸い付き、彼の餓えを宥めるように
口内に舌を差し入れ、優しく舐めてやった。ひたすらに自分を求めてくれることがとても嬉しく、
ただただ彼が愛おしくて、夢中で彼を求めて愛す。

633:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:45:29 nq0427L6
「……ふ……んぅ……あぁ……ぼーさん、好き…大好きなの……っ」
「俺も……死ぬほど、好きだ………ああ…麻衣………麻衣………俺の…、俺だけの麻衣……」
汗に塗れた身体を密着させて抱き合い、唇を吸い合いながら互いの唾液に塗れた舌をくちゅくちゅと絡め、
そして互いの愛液に塗れた性器をぐちゅぐちゅとぶつけ合い、弱い粘膜同士を何度も濡らし合いながら擦り合う。
合わせた唇の合間から唾液が零れて互いの顎を濡らし、繋がり合う結合部からは、剛直を抜き差しする度に
白く泡立ち混ざったふたりの体液がにちゃにちゃ、ぐちょぐちょと卑猥すぎる音を立てながら溢れる。
身体の全てが触れ合って、全ての熱が溶け合い、全ての体液が混ざり合い─そして意識さえも白く溶けて
混ざり合う、この上なく恥ずかしくて汚らわしくて淫らな、最愛の相手としか出来ない最高に幸せな行為。
ふたりはそれを確かめ合いながら、互いを求め奪い与え刻み、共に溺れた。
「あぁあ…っ、んく…っ……ぃ…ああぁっ、ひぅ…や、あぁっ…イク…だめ…イきそ…っ…んぅ……っ」
「………ああ、いいぞ……イケ…よ……っ」
「…んあっ、…だ…め…っ、…あぁ…よすぎ…て……も……おかしくっ…なっ、ちゃう……っ」
「………俺は…もう…、とっくに…おかしく…なっちまってるよ……だから、麻衣も…一緒に……」
「は…あぁ……い…っ、……しょ……に………」
「………うん……、俺と……、一緒…に……、………おかしく、……なろう?……な……」
一度ずるりとギリギリまで引き抜き、入口を浅く焦らすように責めて蕩かし、それから再びぐっと奥まで
沈めて、そのまま幾度も奥をずんずんと小刻みに突くと、麻衣の喘ぎが啼き声に変わった。
「ああぁぁ……いいの…っ……もっと…ぉ……あぁあ……もお、だめ…ぇ…っ……あ、あぁ…ぁん…っ」
「……ん……わかってる……いいよ……イッたら……また、いっぱい…すれば……いい……だから……
 今度は…ちゃんと俺の…名前……呼んで……イけよ……っ」
滝川は激しく腰を打ちつけ、奥深くを何度も穿ち、麻衣と自分を絶頂の際に追い詰める。
「…うんっ…ああぁ…法、生……法生……すき……法…生……す…き……だよ………っ」
「………そう……俺の、名前……呼んで……目、閉じないで……俺の目…見ながら…イッて……」
「…んぅ…っく、いく…ッ、法生……っ、イクの、イッちゃう…ッ、ああぁ…っ、法生…ッ!」
蕩けた瞳がぶわっと潤み、滝川の胸に縋り付いていた身体がピンと仰け反り大きく震える。
そのまま幾度も身体を震わせ、内奥を強く収縮させながら麻衣は達した。
「……っ、いい…締め付け、だ……やらしく、うねって……ああ…その顔…最高に…可愛いな……」
法悦を極めた麻衣の内部の蠕動と、その淫らな姿をじっくりと楽しみながら、滝川は己の快楽にも
ラストスパートをかけた。彼女が達した後も容赦せず、そのまま激しく腰を送り込み、充血して
潤みと熱を増した内奥の感触と絶頂の強い締め付けをたっぷり楽しむ。

634:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:46:26 nq0427L6
「─ひうぅ…ッ、あぅ、あぁあっ、ダメッ、まだあたし…ッ、やぁ…っ、あぁっ…また…ッ」
「……っ、……イキながら責められんのも、……なかなか…、……いい、だろ…?……約束…守れた……
 ご褒美に…俺が、……もっとイイ…ところ、まで……連れてって…やるよ……」
「あはあぁ…ッ、こんっ、な…のっ、だ…め……ッ、おかし…ッ、あた、し、いやっ、こわれ…ッ!」
絶頂の途中でさらに強烈な快感を送り込まれ、麻衣は息も絶え絶えに悲鳴を上げた。
全身を震わせ、半開きの唇の端から涎を零しながら、激しく中を犯される度に甘やかな声で苦しげに
悶える彼女がとても愛おしくて、さらに啼かせたい加虐の衝動が抑えられなくなる。
「…ハァ…ッ……いいよ……壊れな……、……全部…見てて、やるから…っ」
「ひぁッ、やぁっ、だめぇッ、ああん、もぉ、ダメっ、まだ、またイクっ、やだぁ…ッ」
頂点だと思っていたそこよりも、さらに高い場所があることを知らされて、甘美すぎる恐怖と
恐ろしいほどの愉悦が麻衣を苛む。強引に高いところへ押し上げられる感覚は、深い場所へと
堕ちていくそれとあまりに似ていて、すでに脳裏に散る火花すらも見ることが出来ない。
麻衣はその眩暈するような混乱に喘ぎ、啼きながら、滝川に救いを求めた。
「ああぅッ…あふ…っんく…っ、いくッ、も…おね、が…っ、いぁ…っ、ゆるっして…ぇ…っ」
「……仕方…ねー、な……じゃあ、腰、少し浮かせて」
滝川の言うなりに、麻衣が震える腰に必死で力を込めて軽く腰を上げると、ふたりの身体の間に出来た
僅かな隙間に滝川が強引に手を差し入れた。そのままふたりが繋がり合う結合部に手を伸ばし、
麻衣の中から溢れた精液と愛液でドロドロに濡れている肉芽を指先でぬるりと撫で擦る。
「─ひゃうッ!」
「………ここ…触られると……前も、中も……気持ちいい、だろ……っ?」
「んひぅッ、んぅっく、あはぅっ、それっは…ッ…法ッ生ぉ、も、ぁくぅっ、またっダメ…ッ」
続けざまにに絶頂感を与えられて、その狂いそうなほど激しい快楽に麻衣の身体がビリビリと痺れる。
脳裏が赤く灼かれる程に幾度も煉獄に堕とされて、彼女の意識はすでに陥落寸前だった。
「…はぁっ、あふぅッ、ほぉ、しょお…っ、またッ、イッちゃう、のぉ…っ、あはああぁぁん…っ
 ね、もぉ、ダメ、だ、よぉ、あぁあん、も、ゆるし、てぇ、だめ、なのぉ…、あぁ……」
すでに蕩けきった彼女の瞳の焦点は合わず、何の像も結ばないまま、ただ与えられる悦楽だけを
追い求めるように空を彷徨っていた。
「……すげえ……可愛くて……ああ、………これ…俺も……堪ん、ないわ………」
彼女と己の限界を感じ、滝川は麻衣に最後のとどめを与えるために最奥を強く突き上げながら、
白濁の体液に塗れてぬめる肉芽を二本の指の間でキュッと挟み、ぐっと押し潰す。
「…………ほら、……これで…天国、イッちまいな……っ」
「──ああああああぁぁぁ…ッ!!」
強い突き上げに圧されるように、麻衣は一気にさらなる高みへ押し上げられ、昇りつめ、そして堕ちた。
身体を仰け反らせ、高く啼いて快感を叫びながら絶頂に達し、幾度か身体を震わせた後、ぐったりと
身体の力を抜いて滝川の胸に倒れ込んだ。
最愛の少女が果てたのを見届けてから、滝川は己の欲望を彼女の最奥に放った。


635:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:48:11 nq0427L6
      ・ 

「……はぁ……ああぁ……もう…だめ…ゆる、して……」
「だーめ。まだまだ俺満足出来ないもーん」
滝川に片足を抱えられながら、ぐったりとベッドに横たわった麻衣は彼のものに深々と貫かれていた。
すでに日は落ち室内は暗く、照明も点けぬまま、薄暗がりの中でふたりは身体を交えていた。
「……どんだけ…やったら……満足、すんのよ……あたし、つかれたよぉ………それに、あたしまだ、
 今日が、初めて…なんだから…っ、あぅ…っ、んく…っ、…ちゃんと、加減、してよぉ…っ」
「あれ、手加減出来なくても、何度壊してもいいって言ってくれたのは誰だっけ?ん?」
「……う、うぅ……それ、は……っ、でも、…も、無理、だよぉ……明日、動けなく…なる……」
幾度も絶頂を強制されて麻衣が力尽きた後、滝川は彼女の着衣を全て脱がせてベッドに運び、
優しく介抱していたのだが、彼女をいたわり、甲斐甲斐しく世話をしたり撫でたりしているうちに
それが行き過ぎて再び劣情を催してしまい、結果彼は彼女の休息を奪い続けていた。
さすがに先程のように彼女が倒れ込んでしまう程の激しい行為を無理強いすることは控えていたが、
気怠い余韻に喘ぐ彼女の身体とその媚態が淫らすぎて、そしてか弱く抵抗の言葉を吐きながらも
自分を優しく受け入れてくれる彼女が愛しすぎて、滝川はどうしても麻衣を手放すことが出来ない。
「えー、いーじゃん、明日土曜日だし。学校休みだろ?」
「……でも……困るよぉ……おふろとか…ごはんとか……」
「別に一日中ベッドで寝てればいいさ。動く時は俺がお姫さま抱っこして運んでやるし、
 要るもんは全部俺がここまで持ってきてやるよ。……なー、ほら、全然困らないだろ?」
「……ん、もぉ……そういう、問題じゃ…ない、でしょ……」
にんまりと自信満々な様子の滝川に、麻衣も思わず笑ってしまう。
「……そんなに、甘やかして……あたし、わがまま放題…しちゃうからね…知らないよ…?」
「いーよ、麻衣は俺のお姫様だから、おまえの我が儘なら何でも聞いてやるぞー」
「…………何か、聞いてる…こっちの方が…恥ずかしくなってくる………」
「俺は全然恥ずかしくない。だって俺、麻衣ちゃんのことが大好きなんだもーん」
「…ぷ、あははは…っ、ん、あん……もー、ぼーさん、ホントにおバカだ……でも、あたしも…もう、
 おバカに…なっちゃったかも…しんないね……そーゆーぼーさんが、可愛くて仕方ないんだもん……」
ぼーさんの方がうんと大人なのにね、と笑いながら、麻衣は滝川の頬に手を伸ばし、そっと撫でた。
「あたし、もう…ぼーさんがいないと……何にも、出来なくなっちゃった……責任、取ってね……」
「……………俺に恥ずかしいことばっかり言うってゆーけどさ……絶対、おまえの方がすげえ殺し文句
 吐くと思うぞ俺は……………破壊力抜群すぎて、腰砕けるっつーの……」
溜息をついて滝川は項垂れ、けれどもすぐに破顔して抱えた麻衣の脚に口づける。

636:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:49:15 nq0427L6
「……でもいいねー、それ。……あー最高、死んでもいい。今死んだら勿体ないから死なないけど、
 そんくらい嬉しいぞ。俺無しじゃ何も出来ないなんて言われたら、俺もう本当に何でもするからな。
 責任なんていっくらでも取っちゃる。とりあえず来週指輪買いに行くから予定空けとけよ。
 あ、給料3ヶ月分って俺の場合どーやって計算したらいいんだ?」
「…………ぼーさん……、………それはちょっと…気が早すぎ……」
「全然早くねえと思うけどなー。………まぁ、あんまりがっつきすぎて麻衣にどん引きされても
 困るから、将来の事は追々一緒に考えていきますか。……じゃあ今は、とりあえず今宵の
 このひと時だけを楽しむことにすっか、な? まだまだ夜は長いんだし」
「………ねぇ……本気でまだ……終わん、ないの……?」
「んーごめん、もうちょい付き合って。……そんな嫌そうな顔すんなよー、いっぱい気持ち良く
 しろっつったのおまえだろ?……今夜は麻衣が悪い夢見る暇ないくらい可愛がってやるから」
麻衣の瞳を見つめ、滝川は悪戯に笑む。
「それにこうしてれば、他の男の夢も見れないだろう?」
「──ッ、……どうして……それ………」
麻衣は驚きに息を呑み、これまでに彼と交わした会話の数々を思い出す。
自分は滝川に彼の人の夢の話をしたことがあっただろうか。──否、誰にも話したことなど無かった。
誰かに話すのは気恥ずかしかったし、何よりもこれは麻衣ひとりだけの、大切な秘密だったから。
「………ふーん、やっぱり、な。まあ、俺だって麻衣の夢見るくらいだから、麻衣も好きな男の夢くらい
 見るだろうとは思ってたけど。……それにしても、その様子じゃ、ずいぶんと特別な夢みたいだな」
「…………とく、べつ…………」
確かにその夢は麻衣にとって特別なものだった。
いつだって彼が出てくる夢は、良い夢の時も、悪い夢の時も─断然後者の方が多く、何度も麻衣は
夢の中で怖い思いをしたが─不思議なほど現実とリンクしていて、これまで何度も解決中の事件の
ヒントを沢山与えてくれた。
─そして夢の中の彼の人は、それはそれは優しく微笑んでくれたのだ。
「……すげえ、妬けるな。なあ、どんな夢見てたんだ?俺との夢みたいに、キスとかいろいろしたのか?」
「──ッ、してない…っ、そんなこと、するわけ、ないっ!」
「……本当?」
「ホントだよ…っ、そーゆー夢じゃ、なかったもんっ」
「でも、麻衣がそいつに恋してて、夢の中で逢って幸せだったことは間違いないんだよな」
「…………………、それ、は…………」
「ふーん、じゃあやっぱり、今夜はまだ麻衣を許してやるわけにはいかないなー。麻衣の中から
 そいつが全部消えるまで、俺を注ぎ込んでやらないと」
滝川は麻衣の瞳を強く見据えて、薄く笑う。

637:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:49:55 nq0427L6
「俺、もう何も我慢しないからな。独占欲丸出しで悪いが、もう麻衣は全部俺のものだから。
 何一つ、他の男には渡さない。……もちろん、夢も」
淡かろうが儚かろうが、他の男に心を揺らすなど許さない。
恋心に別れを告げる間も、ましてやそれを惜しむ間など、与えない。
今宵、彼女の全てを手に入れ、自分の色に塗り替える。滝川は、そう決めたのだ。
「もう、俺以外の男の夢は、二度と見せない」
彼女の目を見つめたまま、横たわる彼女に覆い被さり、全てを奪い取り己を与えるキスをする。
そのまま唇を塞ぎながら、ゆるゆると腰を送って中を穿ち、麻衣の中に残る夢の気配を自分の情欲で蹂躙し、
全て残らず消していく。
「………麻衣は、もう…全部、俺のもの………だろ……?」
唇を塞がれて、下肢を奥深くまで杭で打たれて、その逃げ場の無さに麻衣は強く幸福を覚え、口吻の合間に
低く甘い声で囁かれる呪文のような支配の言葉に素直に頷く。
「……うん、あたしは全部……ぼーさんの、ものだよ……」
そう答えた時、ほんの一瞬だけ、ちらりと過去の淡い恋心が頭をよぎり、微かに胸を締め付けたような
気がしたが、それも滝川から強い愛と快楽を口移しに流し込まれて、瞬く間に霧散してしまった。
─惜別の涙すら流せぬまま、淡く儚い恋は麻衣の中で密やかに終焉を迎えた。
麻衣が夢で彼の人の名を呼ぶことはもう二度とない─それを麻衣も気付いていた。
「……だってあたし、ぼーさんのこと、もう大好きなんだもん……」
滝川の色に染まりきった自分自身が嬉しくて、麻衣は陶酔の笑みを浮かべる。
もう他の誰かを恋う夢を見る必要も、その余裕もないのだ。
「……あたしの中、全部、ぼーさんでいっぱいで……うれしくて、しあわせ……」
だからもっと、もっと。何度も。奥まで。
「……ねぇ、ぼーさん、だから、もっと……いっぱいぼーさんを、ちょうだい……」
「ああ、もちろんだ……まだ夜は長いし、時間も沢山あるから……」
「……うん、うれしい……いっぱい…愛して……あたしもいっぱい、愛してあげる……」
夜が明けて明日になれば、今よりもっと滝川に愛し愛された新しい自分に生まれ変わる。
けれども夜明けはまだ遠く、夜は長く、その間ずっと滝川と愛し合える。
麻衣はそれがこの上なく嬉しく幸せで、夜が惜しく、朝が待ち遠しく、胸が焦がれた。
「……ああ……朝まで……ずっと……」
麻衣が呟くと、滝川が同じ気持ちで彼女を抱き締め、やんわりとその唇を重ねた。
そのまま互いを甘く吸い合いながら、目を開け、瞳を合わせ、そっと笑い合う。
「…………ずっと………」
「………いっしょに………」
夜が明けてもこの幸福が夢のように覚めてしまわぬように共に祈りながら、ふたりは気怠く蕩けて
甘く疼く熱い身体を最愛の相手に絡めて委ね、まだ明けぬ夜に焦がれてうっとりと目を閉じた。


(end)


638:Nightmare(6) ぼーさん×麻衣
07/03/27 08:51:53 nq0427L6

長くなりましたが、頂いたレスに励まされてようやく完結にこぎつけました。
沢山スレを消費して本当にすみません&読んでいただきありがとうございました。
ぼーさんがベタ惚れまくりだわすぐヘタレるわ、あげく処女まんまんにヤリたい放題のロリ変態だわで、
イメージが崩れてしまったファンの方はごめんなさいと最後に平身低頭で謝って名無しに戻ります。
ありがとうございました。


639:名無しさん@ピンキー
07/03/27 09:55:25 RlEdpmfQ
うああああああああああああ
GJ!GJ!GJ!です
待ってました。朝っぱらから感動の嵐で、もう今日は仕事出来ません。
アニメ最終回直前に本当にありがとうございました。
ここで神に会えてから、一気にぼーさんに落ちました。
エロでこれほどの名作を読んだ事は、未だかつてありません。
オフでゆっくり読みたいです。
今日はこの感動を胸に抱いていきます。
ありがとう!神!

640:名無しさん@ピンキー
07/03/27 10:03:04 c0rwE9u5
ぼー麻衣の神キテター!!!!!
GJGJGJGJGJ!!!!!
もともとぼーさん好きだが、神のおかげでもっと好きになったよ。
ありがとうありがとう!!!

641:名無しさん@ピンキー
07/03/27 11:23:08 R2daRRa/
神キタ━(゜∀゜)━!!
朝からこんなエロエロなの落としていきやがりましたねこの神様め!!
まさにゴットライト!
あめーよ!エロイよ!GJGJGJ!!!!
こんなねちっこいの読まされたら午後から仕事になんねーwww


安西先生…セクロスがしたいです…_| ̄|〇

642:名無しさん@ピンキー
07/03/27 12:50:13 heWB5VEa
久しぶりに覗いたらいっぱい投下されてたー!!
皆さん、本当にGJです!

>>615
まさかパイパンでくるとは…!(*´Д`)
リンさんの責めも徐々にエスカレートしてきてますね~、これからどうなるか…
続きを楽しみに待ってます!

>>619
百合がかわいらしくて(・∀・)イイ!!
男ども+アマゾンのやり取りには爆笑したw
こちらも続き楽しみにしてます!

>>638
待ってましたーーー!!
相変わらずの素晴らしい作品…これが終わるというのは残念だ…。・゚・(ノД`)・゚・。
読み応えのある究極の作品を、どうもありがとうございました!!

643:名無しさん@ピンキー
07/03/27 13:57:45 00T58QPC
ぼー×麻衣神キテター!!!!!

あぁぁぁぁ!!!! もう、ただただ、GJを捧げるしかないよ!!!!!!
お疲れ様でした!!!!!!!!


アニメ声で自動再生する自分キメェwww

644:名無しさん@ピンキー
07/03/27 17:16:55 Ni+ZkcXu
>>619
初めてネットでのSSを読み入ってしまった
もともと三行以上は読まないんだが、今回初めて読んだ
そして抜いた………6回も…………
ありがとう!!本当にすばらしかった
これからも良い作品を書いてくれ!!!!

645:名無しさん@ピンキー
07/03/28 09:01:18 0OYVMqEY
ぼー麻衣の神様、感動をありがとう(合掌)

これで終わりなんて残念すぎるんで絶対また次作と共に来て下さいね。

ナイトメア全部を本にして何回も読み返したい~w

646:名無しさん@ピンキー
07/03/28 10:35:34 XZaMLRSn
>>638を読み終えたリンさんの感想

…滝川さん…なんですか、その絶倫ぶりは…。
おかしいじゃないですか、以前庄やで飲んだ時…言ってたじゃないですか!

「いやーもう20代も半ばをすぎるとガクッと落ちるよね、精力」
「まったくです、今では一滴一滴岩清水の様に溜めておかないと…」
「そーそー、おれっちも昔は飛ばしてたのに、
今じゃ一滴一滴ドモホルンリンクルのCMのように大事に大事に溜めないと…
年を取るって悲しいねぇ」

このっ…このっ…ウソツキ!あなたなんて学校のマラソン大会で
「私も遅いの、一緒に走ろう」って言って真っ先に裏切る様な女子と何ら変わりないじゃないですか…。
一体何発やったんですか!何がドモホルンリンクルだ!
そんなナイアガラレベルのドモホルンリンクルがあったら
「一滴一滴雫が落ちるのを観察する社員」なんか過労で死にますよ!

ぐっ…うらやま…憎らしい…うっうっ…
今日はもう板尾の嫁のでかい尻で奮い立たせて寝ます。ううっ…


滝川神ありがとう!ありがとう!書籍化決定!

647:名無しさん@ピンキー
07/03/28 11:04:27 A4uMcBUe
ぼー麻衣の神様!
神は神殿を持たれてないのですか?
もしもあるのでしたら、民草は日参いたします。
そしてこの素晴らしい小説を、ぜひぜひ本にして下さい。
神~!愛してます!

648:名無しさん@ピンキー
07/03/28 12:21:02 QswrNAH6
>>646 ワロタww

本っ当にここ、シリアスネタにしろお笑いネタにしろ上手いひとばっかだな。
堪能させて頂いてますともええ。

649:名無しさん@ピンキー
07/03/28 15:37:30 DzAF3LdZ
法生×麻衣激しくGJ!!!
このカプかなりハマリそうだゎ(*´Д`*)

650:sage
07/03/28 18:10:29 Tw2aTCQ6
このスレに初めて訪れた新参者です。
余りの良作の多さに、隅から隅まで貪りながら読んでる自分がいたwww
それにしても、ネ申さま大杉。色々美味しいSS読めて、幸せ過ぎる。
Nightmareの中の人には、新作を書いて欲しいよとか勝手に思ってしまったwwww自分ウザス。

651:名無しさん@ピンキー
07/03/28 18:11:44 Tw2aTCQ6
うわゴメン、ageてしまったorz スマン!

652:名無しさん@ピンキー
07/03/28 19:49:25 lwIH7ujM
>>646
こないだ元旦那が無くなった西原理恵子の漫画に同じような表現があった気がする

653:名無しさん@ピンキー
07/03/28 20:22:18 xO9QadHk
>>652
よくある表現の一つだとは思うが…って鴨っち永眠かよ!

654:名無しさん@ピンキー
07/03/28 21:42:00 QswrNAH6
>>653
自分は西原が連載してる毎日の訃報欄で知った。
割とデカく載ったし西原もこの件で暫く休載宣言。
ニュー速+にもスレ立ってたよ。
自分もまさかそんな状態だったとは夢にも思わんかったのでひたすら驚いた。
年末だかには西原+鴨(つーか一家)で毎日の取材やってたし。
42才はなあ、流石に…

板違い(どころじゃない程違うな…)失礼。

655:名無しさん@ピンキー
07/03/28 22:36:28 xO9QadHk
ありがとう>>654
というか板違いで流れを曲げてすまん。
流れをエロに戻すが、ここの神SS達のせいで昨日の最終回が
・ぼーさん(全てにおいて)
・綾子(特に胸の谷間の線とか)
・ラストの麻衣と真砂子のじゃれ合い
をよこしまな目で見てしまった奴はどれくらいいるんだ

656:名無しさん@ピンキー
07/03/28 22:38:23 Tw2aTCQ6
>>655



まだうちの地域では最終回を迎えていないが、もう頭の中は邪なもので一杯だ。
どうしてくれるwwwwうえwwww

657:名無しさん@ピンキー
07/03/29 00:06:39 c97j8oLU
>554
>吉見家の際は運が良かっと綾子は思う
は樹にエロイ事されなかったんじゃなくて、周囲に見つからなかっただけだよな?
な?(*゚∀゚)=3ハァハァ



見てる人も多いだろうがアニメ板より甜菜
あっちでネタもらえるとは思わんかったww
***放送が1週遅れの人は注意***
> URLリンク(a-re-ya.ddo.jp)
>
>事後っぽい

658:名無しさん@ピンキー
07/03/29 00:50:11 BKNpB7QJ
>>657
ナルの方が吸い取られてんのかよw

659:名無しさん@ピンキー
07/03/29 02:16:57 KjWDxnt8
おい…それはぼーさんだ

660:名無しさん@ピンキー
07/03/29 02:23:42 BKNpB7QJ
ごめん。
アニメ見てなくて小さいサムネイルだけ見てたら間違えたorz

661:名無しさん@ピンキー
07/03/29 09:43:37 cUVllV5T
ヒィー。有難いやら畏れ多いやらで、皆様に御礼を言いたく最後にいっぺんだけ名無しから復活。
Nの者です。このたびはご愛顧いただき本当にありがとうございました。
多分また何か書いて名無しで落とすので、お気に召したら読んでやって下さい。

>>646
あなたがネ申か。本気で笑い死ぬかと思いました。結婚して下さい。

>>647
その愛に応えたくて先行エイプリルフール。
只今バーボンハウス@渋谷道玄坂支店(またの名を滝川教御殿)を建立中。落成式は四月馬鹿の日の予定です。
……どれが嘘で誠かはご想像にお任せ致しますので、気が向いたらお立ち寄り下さい( ^ω^ )



昨日SS完結記念にずっと我慢してた原作コミック買ってきて、一気に読破。なんなんすかこの面白いの。
アニメではしょられてたアレコレが面白いわ萌えるわで余計ハマりました。
でもアニメの滝川様は萌え萌えだしエロイ声で真言唱えてくれるからそれで満足なんだお。自分キモイお。
うちの地方は来週アニメ最終回なので>>657の精神的エロ画像とかヨコシマ目的ですごく楽しみです。

662:名無しさん@ピンキー
07/03/29 13:47:45 vhJUR5M/
漫画版は作者自体が小野の大ファンだからなぁ。
よくもまああそこまで忠実にってくらい忠実に漫画化してていいものだ。

それにしてもぼー麻衣好きにはたまらん、エロいというかそれ以上にこんな大作で嬉しかった。
Nの中の人GJ!

663:647
07/03/29 14:55:53 f4+bzADG
神~!!!!!!!!
神殿建設は本当ですか? ぜひぜひぜひ立ち寄らせてください。
そしてイベントで聖典を発行して下さい。
ファイルに保存しちゃったけど、手に取って読みたいです。

ここの神々でエロパロアンソロを発行してくれないかな

664:聖なる侵入4@リン綾子
07/03/29 22:39:08 Mxq9IC0C
滝川神よ、劣情と感動をありがとう。
神の神殿を発見できた人は、こっそり自分にも伝えて欲しい
ビガーパンツあげるから。マジで。

そんな感動の余韻を流すようで心が痛い投下です。


前回までのあらすじ
パイパンの伏線はもっと前段階から張るべきでした。サーセン

665:聖なる侵入4@リン綾子
07/03/29 22:39:56 Mxq9IC0C

「お願い…お願いだから…何も言わないで」
 毛が生えていないことも、綾子が男に体を許せない理由の一つだった。
 風呂上がり、姿見に映された自分の体は、年以上に大人びた顔立ちとはちぐはぐな幼い下腹部。中学、高校と旅行で同年代の裸を見る度に、いつかは自分も生えてくるだろうと祈っていた。
 しかし、以前吉見家の調査時、大浴場で
「えーっ綾子生えてない!珍しー」
 7つも年下の麻衣に指摘された時、目の前が真っ暗になった。あまりにも落ち込んでしまったのか、
「だ、大丈夫だって、いつか生えてくるよ…ほ、ほらそれに無い方が水着着るの楽じゃん!剃った後のチクチクもないし!いやーっ羨ましいっ」
 麻衣に無理に励まされ、ますます落ち込んでしまった位、綾子にとって、無毛はコンプレックスだった。

 蜜に誘われるまま、リンはじっと綾子の花弁を魅入っていた。充血し膨らみ、開きかけた肉びらからは情欲の露が絶え間なくこぼれている、無毛の恥丘を両手で押さえ、ズズッと音を立ててすすった。
「あんっ…やめ…そんなとこ」
「綺麗だ」
 リンはこれまで叱責か辱めの言葉しか投げつけてこなかった、綾子はたったその一言に胸を熱くした。
「こんな…何もない…恥ずかしい」
「いいじゃないですか、可愛らしくて。それに色もいい、まるで処女だ」
「あの…そのことなんだけど」
 綾子の言葉を遮る様に、リンは花弁を優しく甘噛みし、とうにサヤからこぼれ出た肉芽を指でさすった
「ひゃぐっ…やめ…あう」
「こんな何も知らなそうな色で何人も誘ってきたんでしょう?松崎さんは本当にいやらしいなぁ」
「違うの…ああっ」
「違うかどうかじっくり確かめてあげますよ」
 リンは綾子を仰向けにひっくり返し、股を思い切り開かせた。常夜灯の明かりだけでは足りないと、尻ポケットに入れていたペンライトで綾子の秘部を照らした。
「いやぁ…何をするの」
 秘豆をいじられてる綾子はか細く抵抗した、指の刺激もペンライトの仄かな熱も、ただ綾子の性感を煽るだけだった。
「他は熟れているのに、よりによってここだけ子どもだなんて、ククッ、おかしな話だ」
 リンは飽きもせず、無毛の恥丘を手の甲で撫で回し、花弁を指でくつろげ、ライトで奥を覗いた。リンの口からため息が漏れる。
(こんな恥ずかしいことをされてるのに、動けない…ううん、期待してるんじゃない、抵抗したってどうにもならないからよ)
 とは思いつつ、とめどもなく溢れる蜜液の存在が情けない。見られても感じる自分が憎らしい。
 自分の一番嫌いなところを、目の前の男は綺麗だと言ってくれた、可愛いと表現してくれた…劣等心を優しく包まれる、そんなことだけで心を許しかけている…、弱い女だ。と綾子は心の中で自嘲した。

「見られているだけでこんなになるなんて、挿したらどうなるんですかね」
 ペンライトをひっくり返し、丸まった柄の部分をリンは軽くしゃぶり、綾子の秘口にゆっくりと挿入した。
「んんんんんんっ」
 綾子の背は弓なりに反り、腰を大きくバウンドさせた。生まれて初めての異物挿入、それも金属の冷たい感触に綾子は悶えた。
「随分狭いですね、楽しみだ」
 思いの外きつい綾子の蜜壺に警戒し、リンは浅くゆるく抜き差しを始めた。
「いやぁ…やめ…んっ…んっ…」
 樹とも自分の指とも大きく違う感覚、無機質な金属が、無垢な柔肉を蹂躙する。
「やめて…怖い…ヒッ!いや…ぁあっ」
 貪欲に膨らんだ秘豆をリンは口に含み、もてあそんだ。耐えきれず足を閉じようとするが、リンが間に入っていては無駄な行為だ。
「お願いぃっ!いっしょに…あう…一緒に責めないで…ひぃっ」
 その声を合図に、リンはペンライトの抽速を一層激しくした。ぐちゅっぐちゅっ…じゅぷじゅぷっと普段の自慰行為の時とは比べ物にならない淫音が部屋中に響く。
「んっ…やめて…だめ…ライトおくにいれちゃだめ……いっ!」
 ペンライトの妙なつっかかりにリンの動きが止まる、ズボっと音を立てて引き抜くと、ペンライトは愛液でベトベトに汚れていた。
「こんな白いモノまでこぼして、巫女のくせにこんな好き者だったとは…」
 言い捨てると、リンは中指と薬指を綾子の泥濘にねじ込んだ。
「ひぐっ!」
「もうさっきみたいな細いのではいやでしょう、うんと可愛がって、それからトドメを刺してあげます」

 今までの比ではない圧倒的な異物感、肉壁を押し広げられる圧迫感、綾子は恐怖と苦痛に顔をゆがめた。
「ヒッ!痛っ!あう!抜いて」
「痛い?爪は昨日切ったはずですが」
「いやぁ!おっきいの…初めてなの」


666:聖なる侵入4@リン綾子
07/03/29 22:41:49 Mxq9IC0C

「初めて?どういうことです?」
 リンがいぶかしげに綾子を見つめる。

「はじめて…なのよ、全部」
 頬を紅く染め、唇を噛みながら綾子は告白した。


 リンは中に入れた二本の指を抜こうとはせず、内壁を優しく擦り始めた。
「ひゃ…」
「ふふ、そういうことは最初から言いなさい、初めてには初めてのやり方があるんです」
「だって、恥ずかしいじゃない…」
「今更何が恥ずかしいんです?」
 綾子は今までにリンから受けた辱めの事を思い出し、羞恥に身をくねらせた。よじればよじるほど、胎内に侵入しているリンの指の存在を感じ、さらに顔を火照らせる。
「…んっ…見た目がこんななのに…はぁ…処女だなんて…おかしいじゃない」
「いいじゃないですか、どちらにしたって今夜…」
 リンは綾子の尿道側の肉壁を指の腹でさすりながら、ねっとりした口調で囁いた。ぞくぞくと全身を駆けめぐる感覚に耐えながら、綾子は声を絞り出した。
「無理に決まって…んっ…るじゃない、口にだって…入れるのがやっとなのに…入るわけないでしょ…ぁあ…」
 今でさえ2本の指を頬張るのが精一杯な自分の女壺に、先ほど口内を蹂躙したリンの肉棒が入るなんてことはありえないと、快楽で思考が溶かされていても、それだけは考えられる。

「なら、挿れるのは諦めます」

 意外なほどあっさりと綾子の意見を聞き入れたリンは、まぶたにそっと口づけし、指を浅く出し入れした。
「ぅん…ありがと…」
 徐々に慣れてくる指の動き、溢れる快感に耐えきれず、綾子は自らリンの背中に腕を回した。促されるようにリンも片腕で綾子を抱きしめた。鎖骨に顔を埋めると今までは気づかなかった香水の匂いが鼻腔に広がった。
「あう…んんんんっ…ぁあ…こぉすい…つけてたのね」
 うっとりとした目でつぶやく、汗と香水の混じったリンの体臭は綾子の胸を痛いほど焦がした。秘芯がズキズキと疼く。さっきまで耐えるのに精一杯だった指の動きも今や心許ない、足りない、もっとしてほしい、先程のスパンキングの時のように、容赦ない責めを…。
「あうううっ!くっ!あっ!きゅうに、はげっしくしちゃ!んぐっ」
 蜜の多さと妖しい腰のくねりを察知して、リンは抽速のスピードを速めた。
「ひっ、きもちいいの…あう…恥ずかしい…」
「いいんですよ、私だけしか見ていないんだ、うんと感じなさい」
「…いいの、ねぇ、はしたないのに、あうぅ…我慢しなくていいの?ああっ」
 自分は快楽を味わえないのに、綾子には惜しみなく快感を与えてくれる。本当は優しい男なのだと綾子はしみじみと感じた。愛液はリンの手首まで汚し、それでも飽きたらず、失禁したようにシーツを濡らす。
「いいっ、いいのぉ…はぁ…ああ」
 だらしなく喘ぐ綾子を慈しむような目でリンは見つめていた、指先は女の思うが侭に従順に快感を奉仕する。綾子も限界が近い。

「あう…いいっ…法生…もうっだめえ!」

 その言葉に、リンはにこやかに微笑んだ。
 ぎちぎちと締め付ける女壺から指を引き抜き、先走りに濡れた己の先端を、餌を与えて涎まみれにさせた花芯にあてがうと、一気に腰を沈めた。

 綾子は、絶頂と同時に破瓜を迎えた。

667:聖なる侵入4@リン綾子
07/03/29 22:46:20 Mxq9IC0C
555をとったかと思ったらオーメンまでとってしまった。
ぬるいプレイで申し訳ない、このあとはハードリン帰郷…

もうちっとだけ続くんじゃ…遅漏と罵って欲しい。

668:名無しさん@ピンキー
07/03/29 22:55:13 qm5ivAvs
えろーいGJ!
綾子かわいいよ綾子

しかしなんだかリンさん切ないなw

669:聖なる侵入@リン綾子
07/03/29 23:10:51 Mxq9IC0C
>>657
真実は貴方の心の中に…。本来なら樹が淫獣というよりも
精霊のじいさんたちに輪姦されるほうがありだったのかな…

670:名無しさん@ピンキー
07/03/30 00:41:26 mEIGvRz/
666までハラハラドキドキで読んでたのに、667で噴いたじゃないかw
何はともあれGJ!!です。
続きも楽しみだよwktk。

671:名無しさん@ピンキー
07/03/30 01:32:59 TJXSyY9Q
>>オーメン神
ラわーいリン綾続きキタ━━(゚∀゚)━━!!
素敵アイテムなペンライトプレイに激しくときめきました。
今回飴ムチの飴回か?と思ってたら最後に騙し討ち挿入キタコレwリンさんの嘘つきww
次回も楽しみです。わっふるわっふるわっふるわっふるわ(ry

あと精霊爺ィズリンカーンなんて触手プレイよりマニアすぎだと思います神様。
だから是非書いて!ww

672:名無しさん@ピンキー
07/03/30 03:36:10 ZAJ0V8At
あぁ、ここ数週間服着てない気がする。
N神もオーメン神も本当にGOD JOB

俺の正装は全裸。これからも全裸。

673:名無しさん@ピンキー
07/03/30 04:48:51 yIfAxnrI
生娘の扱いを心得てると思えば、最強に卑怯なリン、イカスw
あやたんのエロさ炸裂で続きも期待してます、GJ!


674:聖なる侵入5@リン綾子
07/03/31 23:47:35 SR6kJjw5
前回までのあらすじ
リン「だまされるのが悪いんだよハーヒフーヘホ~」



私の瞳と同じ色…




――――聖なる侵入―5――


「ぐっ…ああああああああっ!!!」
 破瓜の苦悶の表情をリンは冷徹に眺めていた。全身をのけぞらせ、絶頂とも苦痛ともとれる綾子の悲鳴に構うことなく、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「ひいいっ!ひどい…あぐ、ぐっ、ああああっ!」
 逃げることができないように、綾子の肩はリンの手でがっちりと固定されている。その重みが綾子をさらに追いつめた。
「いやあああっ!壊れる!やめてぇっ」
「入ったじゃないですか、女の体というのは上手くできているんですよ」
 内臓を圧迫され、かき回され、引きずり出される感覚に綾子は泣きじゃくる、内壁を摩擦する灼熱で死んでしまいそうだ。
「本当に処女だったんですね、ほら、見てみなさい」
 自分の竿に絡みついた破瓜の血を指ですくうと、綾子の眼前に差し出した。
「舐めなさい」
 綾子は首を振って拒絶した。
「なかなかのものですよ」
 見せつける様にリンは破瓜の血をしゃぶった、綾子はぶるぶると体を震わせた。
「ぐっ…ぃいれないって…いってたのに…約束したじゃない…ぐっ」
「貴女は本当に男を知らないんですね」
「ひどい…あううっ…こんなのって…ひぃ」
「与えられる快楽をふしだらに貪っていたあなたにはぴったりのシチュエーションじゃないですか」

 いつだって初体験はこうしたいという夢があった。滝川の部屋で、滝川に抱きしめられ、恥ずかしがる自分を滝川は優しく紐解いてくれる。滝川の愛に包まれて、自分は女になるのだ…淡い夢だった。

「ひぎぃっ!せっ…せめて…ああっ…やさしく…してぇ」
 綾子のささやかな夢は、リンのよって容赦なくズタズタにされた。どうしようもなく悲しい。先ほどの愛撫で溢れた蜜が抽速の度にブジュッ…グジュッと哀れむように股間から響く。
「優しく?激しくしての間違いでしょう?スパンキングで感じるような変態がこんなぬるいので満足できるはずがない」
 ギリギリと侵入を拒む女壺を押し広げながら言い放った。
「いい具合に締め付けて来るじゃないですか、はぁ…きつすぎて少し痛いくらいです」
「ぅぐ…あう…ゆるして…あう」
 想像していた「肉を裂かれる痛み」は無い、しかし、直腸と膀胱が圧迫され非常に苦しい。
「…さっき寸前で止めていたから、そろそろ出そうだ」
 綾子は苦痛に顔をゆがめながらリンを見上げた、眉間にしわを寄せ、目を閉じて快感に耐えるリンに疑問の視線を送った。リンは綾子の心情を察し、薄笑いながら答えた。
「くく、恥ずかしい、あなたの媚声を聞きながら、私もふすま越しにオナニーしていたんですよ」
「…う…そ、ぁう…それなのに、私を…責めたの…ひぃ」
 自分と同じ事をしていて、素知らぬ顔で自分を叱責していたのだ。その上自分の声で慰んでいた、許せない、しかし今は何もできない。リンの腰の動き一つで自分は壊れてしまう。
「あなたは本当に男を知らないんですね、調査中5日間ずっと禁欲を強いられてきたこっちの身にもなりなさい」
「いやぁっ…卑怯者…あうっ…」
「安心なさい、責任もってセックスの良さを教えてあげますから」
「それにしても…はぁ…きつい…一旦いかせてください」
 綾子は目を見開いた
「…いくって?…あ」
「大丈夫ですよ、はぁ…どうせすぐ復活する、むしろ今後がやりやすくなる…うぅ」
 腰の打ちつけが早くなる、リンの息が荒い。
「…ぃや…中…中はやめて…いやぁっ」
 逃げようにも、胎内に深々と突き刺さって、どこにも行けない。綾子は必死にリンの胸を押しのけようとした



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