07/03/15 20:13:45 HQ8h58B+
滝川が綾子の肩を揺さぶると、綾子に絡んでいた枝葉は一斉に綾子から離れ、見えなくなってしまった。
「…あ…あっ大丈夫よ、心配しないで先に行ってて」
「ばかたれ!何が大丈夫だ、唇かみ殺して出血までしやがって、危なくなったら俺達を呼べよ、何のための仲間なんだ?」
「ご、ごめん」
「…?なんか顔熱っぽいぞ、風邪か」
滝川はじぶんの額を予告もなく綾子の額にくっつけた
「!!!!」
滝川の息づかいや鼓動、体臭を感じ取り、芯からずくりと蜜がこぼれる。
(卑しい…私ってば)
「少しあるな、今日はベースに泊まってろ」
そう言うと綾子の膝を持ち上げ担ぎ上げた
「やっちょっ離れてってば、くそぼーず!」
「首に手まわさねーとおちるぞ病人」
綾子の非難をよそに、滝川はベースに向かって歩き始めた。
大木を見下ろせる高台の位置にセットしたカメラを撤去し、リンは坂を下りてゆく。
「・・・・・・・」
その日は風が強く、リンの前髪は終始後ろ側になびいていた。
普段は見る事がないその双眸は、ただじっと、樹を映していた――
とりあえず序盤投下しました。初めて小説を書いたんですが、
小説書く人ってド変態ですね、難しすぎる。
リン綾どころかぼー綾フラグが立ってますが、
次あたりからリン綾を土饅頭のようにこんもり盛っていきたいと思います。
処女だよ!グリーンダヨ!な展開を落としたいと思います