ゴーストハント/悪霊シリーズでハァハァat EROPARO
ゴーストハント/悪霊シリーズでハァハァ - 暇つぶし2ch441:Nightmare(2) ぼーさん×麻衣
07/02/20 14:43:31 tBrz8bZM
「麻衣のことが好きだから。…それに麻衣も、あの夢のせいで俺を好きになり始めてるって感じたから」
「あたしが…ぼーさんを…」

滝川の腕の中で麻衣が自らに確認をするように小さく呟く。麻衣の肩から僅かに力が抜けたのを滝川は見逃さない。

「うん。だからさ、麻衣と本当にそうなるためには何でもするって決めたんだよ。麻衣が揺れてるなら思いっきり
 ガクガク揺さぶって俺の方に倒れてくるようにしようってな。」
「ぼーさんの、方に?」

小さな子供のように甘く拙い話し方で彼の言葉を繰り返す麻衣に、滝川はにやりと悪戯っぽく笑ってみせる。

「そう。俺の方に。俺、もう他の誰にも麻衣を渡すつもりないから。決めたって言っただろ?…まあ幸い、俺ってば
 結構カッコイイと思うし?麻衣も結構俺のビジュアルまんざらでもないだろ?ていうか結構好みだろ? それでー、
 麻衣が気持ちよくなることいっぱいしまくってー、もう麻衣が俺無しじゃ生きていけないッ!ってくらい俺に
 メロッメロにさせて俺から離れられなくなるようにしてー、それからー、毎日毎日麻衣が好きなのは俺だーって
 言い続けて、そのうちに『あれ?そうかも?』って麻衣に思い込ませてやるのさ」

麻衣の緊張と怯えをやんわりと解くように、わざと今まで通りのふざけた口調で、けれども本音を交えて言い放つ。

「ふふ……やだ……ぼーさん…本当に、ずるい……」

麻衣の顔にこの部屋に来てから初めて笑顔が浮かぶ。彼女の潤んだ瞳に安堵の光がようやく宿ったことに、滝川は
全てを忘れて喜んでしまいそうになり、慌てて心中で自分を叱咤する。まだ気を抜いてはいけない。
もう、あと一歩。

「そうとも!俺は狡いんですよー。だって麻衣よりずっと大人だからね。……だからー、可愛い麻衣ちゃんをゲット
 出来ちゃうなら、俺は何だってするんだってば。……さっきからずっと、そう言ってるだろう?」

「……うん……ふふっ……」

いつもの麻衣の、愛らしい笑顔と笑い声。ようやく、ここまできた。麻衣を、手に入れる。

「やーっと、笑ったな。……ごめんな。ちょっと怖い思いさせたかな。でもさ、俺も必死なわけよ。わかってよ。
 麻衣とさ、本当に離れたくないんだ。麻衣のこと、死ぬほど好きなの。だから、な」

さあ、チェックメイトだ。

「俺とずっと一緒にいて、麻衣」




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