ゴーストハント/悪霊シリーズでハァハァat EROPARO
ゴーストハント/悪霊シリーズでハァハァ - 暇つぶし2ch400:名無しさん@ピンキー
07/02/17 03:13:23 2OqXobQi
東南アジアの某地域では処女と性交すると寿命が伸びるという
トンデモ迷信が今でも信じられてるそーですが(新聞情報)、
この話をあの最凶のヒキコモリ氏が耳に入れていたら…
麻衣と真砂子ピンチ?!

401:名無しさん@ピンキー
07/02/17 05:40:55 0iIH5sg1
東南アジアの魔物とかバケモノとかって、どんなのがあるんだろ
処女長寿云々の話でそいつに麻衣や真砂子が・・とか

402:名無しさん@ピンキー
07/02/17 09:14:52 SY+nviUA
>>400
女性が聞いたら憤慨するかもしれないけど、
まだアフリカの処女レイープしたらエイズが治るという迷信よりマシだね

403:名無しさん@ピンキー
07/02/17 23:13:41 4eMAzG5K
そんなのがあるんだ・・・
常識で考えたら移すことはあっても直ることなんてないだろうに・・・

404:名無しさん@ピンキー
07/02/17 23:25:51 SWeqLUhJ
南アフリカ限定の話だろそれ。
あそこは世界最低の治安で最早常識などないからなぁ

405:名無しさん@ピンキー
07/02/18 02:25:54 iMgyOH1D
ヨハネスブルク最強www

406:名無しさん@ピンキー
07/02/18 07:00:31 3Ah3vzOF
じゃあ麻衣や真砂子を南アに連れて行こう
一月ぐらい経ってから迎えに行けば
さて、何回ぐらいレイプされてることやら

黒人精子で黒い子を妊娠してるだろうな

407:名無しさん@ピンキー
07/02/19 10:43:48 REOkMxWF
録り溜めてたGHアニメをイッキ見して、ぼーさんのえらくイイ声とスキンシップの多さにテラモエしてしまった新参者が
流れを読まずにぼーさん×麻衣を投下させていただきます。すんません。
(注)
・原作は小説もコミックもまだ未読です。ネタバレ等あちこち拝見して基本設定は多少勉強させてもらいましたが、
 アニメしか知りませんので、もし原作の設定と明らかに違うような描写で原作ファンの皆様を不愉快にさせて
 しまったら本当にすみません。先に謝っときます。
・原作は(ry なので、タカさんという娘さんへの配慮は全くございません。ファンの方ごめんなさい。
・基本ラブラブもので凌辱要素は極薄です。あと結構長いです。お好みに合わない方はスルー推奨。
 NGワードは『Nightmare』でお願いします。
 (以前ぼーさん×麻衣を投稿された方とタイトルがプチかぶりしてしまいました。すみません。)

408:Nightmare ぼーさん×麻衣 1/17
07/02/19 10:45:29 REOkMxWF
真っ白い空間の中、麻衣はひどく暖かく心地よいものに優しく包まれていた。
とてもいい匂いがする。この匂いをよく知っている気がするのに、何故かどうしても思い出せない。
何だか瞼が重くて目を開けることが難しい。けれど知っている。ここは真っ白い。

(ああ、これは『夢』だ。)

数刻前、布団に潜り込んだ記憶がうっすらと甦る。けれどもこれは布団とは全く違う感触。違う匂い。
人とは異なる少し特殊な『夢』を見る時、いつも麻衣には通常の睡眠時とは違う感覚が訪れた。
そして大抵の場合それは悪夢であることがとても多かったが、けれども今、それと非常によく似た感覚を
味わっているものの、これは決して悪夢ではない気がした。
刹那、麻衣は少し力を込めた腕にきゅっと抱き締められた。力強く、けれども大事な宝物のようにとても優しく。
麻衣はこの腕をよく知っていた。
いつも絶体絶命のピンチに陥った時、真っ先に駆けつけて自分を守ってくれる、あのあたたかく力強い腕だ。
そして今自分が頬を寄せているのはあの胸。危機から救われた時、落ち込んで励まされた時、そして時には冗談で。
これまでに幾度も抱き寄せられた、自分の安心を確認できるあたたかい場所。
その腕に、その胸に、抱き締められている自分があまりに自然で、麻衣は警戒心を抱くこともなく、
ひたすら無防備にそのぬくもりの中に身を委ねる。


409:Nightmare ぼーさん×麻衣 2/17
07/02/19 10:46:17 REOkMxWF
腕が麻衣を上向きにさせ、指が麻衣の顎を捕らえる。そして次の瞬間麻衣の唇にその人の唇が重ねられ、
だがそれも麻衣には至極自然で当たり前のようなことに感じたので抵抗せずそのまま身を任せた。
(キス…あったかくて気持ちいいなあ……)
唇のわずかな隙間から舌を差し込まれ、自らの舌を絡め取られる。次第に深く甘くなるキスに麻衣は理性を奪われていく。
交わす吐息の熱さと唾液の水音が、夢にしては妙にリアルだと意識の裏でうっすらと思いはしたものの、口づけの感触の
あまりの心地よさに麻衣の思考は溶かされてしまってはっきりとした形を取ることが出来ない。
「……麻衣………麻衣………………好きだ……………」
キスの合間で小さく囁かれる吐息混じりの声。麻衣の形を確かめるように身体を辿っていく手のひらと指。抱き締める腕。
その胸のぬくもりと安らぐ匂い。
麻衣はその全てを知っていた。思い出せない。けれど自分は『彼』を知っている。
これが恋かどうかはわからない。でも、こうしているのはとても自然なことだった。
麻衣は彼を見つめるためにゆるゆると目を開ける。
目にしみるような目映い白い世界の中、自分に微笑みかける彼の存在だけがリアルで、愛おしさを込めて麻衣は彼を呼んだ。
「ーーーーーーーぼー、さん…………………って、ええええええええええぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!?」

410:Nightmare ぼーさん×麻衣 3/17
07/02/19 10:47:44 REOkMxWF
 * * *

真っ赤な顔で、麻衣は布団から跳ね起きた。
「いいいいい今あたし、何て夢見てた………っ!?」
目覚めて夢を認識した途端、ドキドキして胸が苦しい。パジャマの中でイヤな汗をかいているし指は布団をぎゅっと
握りしめたまま離すこともできない。
「ていうか何で相手ぼーさんなわけっ!?」
自分でもワケがわからない。だって相手は10コも年上で兄貴っていうかちょっとお父さんみたいに普段思ってる人だ。
「…あたし…あんな夢見ちゃうなんてもしかして“ヨッキュウフマン”とかだったりするのかなあ……」
こんなに生々しく異性と睦み合う夢を見たのはもちろん生まれて初めてのことだ。
「………しかも好きな人間違えてヘンな夢見てるよ……うわぁ……最低だ……」
麻衣が密かにときめきを覚えているのは、勤務先の毒舌でナルシストな所長様のはずだった。
けれど今夢の中で恋人同士のようなキスを交わしていたのはその彼ではなく別の…
「……あああぁぁやめやめ!もう考えるのやめる!忘れる!寝る!おやすみ!!」
動悸もまだ収まらぬまま、強引に思考を中断して麻衣は力ずくで睡眠の世界に入るためにぎゅっと瞼を閉じた。
ーー明日どんな顔して会ったらいいんだろう。
麻衣が眠りに落ちる直前に思ったのは、恋する彼ではなくうっかり間違えて睦み合ってしまった彼のことだった。

411:Nightmare ぼーさん×麻衣 4/17
07/02/19 10:49:27 REOkMxWF
 * * *
「こんな日に限ってぼーさんとふたりで留守番かぁ…」
「なんだよ。俺と一緒じゃご不満だっていうの? 麻衣ちゃんってばアタシに冷たいッ!ひどいわッ!」
がっくり肩を落としてため息をつく麻衣に、『ぼーさん』と呼ばれる男、滝川はいつものようにおちゃらけて返す。
麻衣は日頃から寡黙で無表情な上司とその助手に“留守番”と称して置いてきぼりを食らうことも多いのだが、
今日は仕事の都合とやらで滝川までもが事務所に残って同じく留守番組だ。
よりによって一番顔を合わせづらい相手と事務所で午後中ふたりっきり。何の因果か、それとも日頃の行いって
やつか?などとさらに鬱になりかけていると、滝川が窓の外をぼんやり眺める麻衣に近づいてきた。
「ていうかどーした?んー?今日は麻衣ちゃんはご機嫌ナナメなのかなー?」
「ななな何よ急にヒトの顔のぞき込まないでよっ!顔近い!」
「あーららー嫌われちゃったよー俺ー。かなしーなー」
おどけてしょぼくれたフリをする滝川に、今まで感じたことの無かった妙な動悸を覚えながらも、
まさか貴方とらぶらぶちゅーしたユメ見ちゃいましたーなどと言えるわけもない麻衣は、
「いや、うん、ちょっとね。ゆうべ、夢見が悪くって」
とアバウトに誤魔化すのが精一杯だった。
「ふうん、夢、ねえ………あ、俺昨日すっっごい、いー夢見ちゃったんだ!」
「あ、あぁそう、よかったね」
「ね、ね、聞きたい?どんな夢だったか聞きたい?」
「いや、別にいいよ」
「もー冷たいなー。あーあーそうですか。……まあでも、ホントは教えないけどね!」
「じゃあ言わないでいいよ…」
(正直今ぼーさんとどんな夢だったかなんてトークをしたい気分じゃないんだよ…というかこの話題
どうしてもあのゆうべの妙にリアルな感触とか思い出しそうで困るんだってば!)

412:Nightmare ぼーさん×麻衣 5/18
07/02/19 10:54:59 REOkMxWF
非常に良い夢を見たらしく、とても幸せそうな目の前の男の緩みきった顔を見ていると、麻衣は妙に意識して
ドキドキしている自分が馬鹿馬鹿しく思えてきたのだが、
「なあ、麻衣」
急に真顔になった滝川に突然ぎゅっと手を握られて、麻衣は心臓が止まりそうな衝撃を覚えた。
「おまえさんの夢は、いわゆる『夢見の巫女』のような、潜在能力が見せている特殊な夢の場合もある。
その夢が今の事件に関係してるかどうかはわからないが、別にどんな内容でもいいから、いつでも夢見でつらい時や
苦しい時には俺に相談するんだぞ? これでも俺は高野山の坊主なんだから少しは頼りにしてくれよな!」
そう、本当に麻衣がつらい時困っている時、彼はとても真摯に話を聞き、いつでも麻衣を助けてくれる。
「うん。ありがとう。ぼーさん、ホントに頼りにしてるからね!」
「おう、まかせとけ!悪い夢で眠れない時はいつでもオジサンの胸を貸してやるからなー!」
冗談の勢いでぎゅっと抱き締められて、その感触にゆうべの夢を具体的に思い出してしまった麻衣は
「もー離してよーセクハラオヤジー!遠慮させてさせていただきますー!」
ふざけながら慌てて滝川の胸から離れた。妙にドキドキしている自分に気付かれたくなかった。
いつも彼に覚える安心感を感じながらも、何故か更に増した胸の鼓動に気付いてしまった麻衣は戸惑う。
(あたし、何でぼーさん相手にこんなにドキドキしてるの…?)
瞬間の抱擁で感じた滝川の温度と匂いが、彼から離れてからも自分の身体にずっと残っているようで、
麻衣は幸せのようなあたたかい気持ちと身体の中から熱が上がってしまうような不思議な感覚を味わっていた。

413:Nightmare ぼーさん×麻衣 6/18
07/02/19 10:56:11 REOkMxWF
 * * *
(ああ、また今夜も同じ夢ーー)
何もない真っ白い世界の中、裸に白い布を纏っただけの自分と、同じように白い布を纏った体格の良い男。
今宵の夢の相手も昨夜と同様、何故か恋する所長ではなく滝川であるらしい。
それにしてもずいぶんとシュールな夢だなあと夢を知覚した麻衣は思う。
「…なんで服着てないんだろう…」
思わず呟くと、
「その方が綺麗だから」
と目の前の男が真顔で答えた。まさか答えが返ってくるとは思っていなかった麻衣が驚いていると
「それに服着てない方がすぐ肌に触れられるし。裸で抱き合う方が気持ちいいよな」
と至極当然のようにうんうんと頷きながら今日も麻衣を抱き締めた。
うん、確かに気持ちいい。と納得して流され彼に身を委せながら、ふと浮かんだ疑問を口にする。
「じゃあ、この白い布は?」
「うーん、たぶん俺んちのベッドのシーツ、かな?」
「…なんで、シーツ?」
「最初から素っ裸だと刺激が強すぎるかなーと思って配慮したんじゃないか?」
「…誰が?」
「……さあ?俺か?それとも麻衣か?」
(すごい。夢の中のぼーさんも、こんなありえないことしてるのにすごくぼーさんっぽい。)
キスの合間に交わす会話さえも夢にしてはやけにリアルで、麻衣は自分の夢の精巧さに我ながらすごい、と感嘆する。

414:Nightmare ぼーさん×麻衣 7/18
07/02/19 10:57:00 REOkMxWF
「じゃ、昨日の続き、しよっか」
「…へ?」
「へ?じゃないだろう。だーかーらー、続き。昨日はちょっと大人のキスを覚えたから、今日はもうちょっと
大人な事しようなー。大丈夫、俺優しく教えてあげるから」
ぼーさんが麻衣の身体に手を這わす。
「ええええぇぇっ!?…て、いやだからそうじゃなくって!あの、何で、あたしとぼーさんがこんなことを…」
「まーまーまー。夢なんだから細かいことは気にしない気にしない。」
口づけしていた唇から、頬、耳へと滑っていく滝川の唇の愛撫に、流されないよう麻衣は必死で抗う。
「んぁっ!…ちょ、耳だ、め…っ……いや、気になるよ!気にしようよ!だってあたしたちそんな関係じゃ」
「…麻衣は、俺とこうするの、嫌か?」
動かしていた手とキスを止め、滝川が真剣な顔で麻衣を見つめる。
「俺のこと、嫌い? 俺とこうするの、気持ち悪い? 俺は麻衣が好きだから、麻衣とこういうことしたい。だめか?」
夢の中とはいえ、憎からず思っている異性からこんなことを直球で言われたら、胸が高鳴ってしまうのは如何ともしがたい。
今まで現実の彼にこんなに熱を帯びた目で見つめられたことも、こんなふうに懇願されたこともなかった。
だから麻衣は、どうしたらいいのか全くわからなかったし、こんな彼のことをこんなふうに愛おしく思ったのも
初めてだったので、思わず
「…別に、いやじゃないよ」
と言ってしまった。
それは、消極的ながらも行為を了承する明らかな肯定。麻衣は、滝川に抱かれることを受け入れた。
現実では決してありえない出来事も、この夢の中の自分と彼の間ではごく自然な当たり前のことだと思えた。

415:Nightmare ぼーさん×麻衣 8/18
07/02/19 10:58:11 REOkMxWF
 * * *
「ん…っ、んぁ…ああ……んふ………あぁ………」
「いい声、麻衣……もっと……」
「や、あぁ…ぼぉ、さ、…あ、だめ……とけ、ちゃう……よぉ……」
「うん、溶けていいよ、もっとトロトロになっていいから…」
やわらかい潤んだ粘膜の襞をかき分け、舌を這わせながら指を中に出し入れすると、麻衣の理性と身体も
そこと同じように綻びて溶け崩れ、どうしても堪えきれない甘い声と蜜が麻衣から零れ出る。
「……は、あ、あぁ……奥……あつい……ゆび、と舌で……あぁ…ぼー、さん……」
挿入した指がいやらしい水音を立てて動く度に、そこに留まりきれずに溢れた蜜が、麻衣の白い脚を伝って落ちていく。
「…すごい、奥から溢れてくる……やらしい眺めだ…ああ、俺も我慢出来なくなりそう」
「はぁ…はぁ……ん……する………あたしも……あぁん………ぼーさん、に…したい……」
「俺のに…する?…………キス、してくれる?」
「ん、…………したい……する………いっぱい、……させて………」
夢の中の麻衣は、いくらでも大胆になることができた。
「あーヤバいなこんなにエロいなんて……」
「……んぁ……ああ…だめ?……いやら、しいの……いや……?」
「いや、最高。すっごく可愛い。もう俺メロメロだよ……じゃ、麻衣、俺が下になるから、ほら、上に来て」
「…ん……」

416:Nightmare ぼーさん×麻衣 9/18
07/02/19 10:58:57 REOkMxWF
ーー最初の夢から1週間、麻衣は毎夜夢の中で滝川に抱かれていた。
夢は随分と淫らで、その上非常に現実的だった。滝川の温度や匂いだけではなく、汗などの体液に濡れた感触や、
彼に触れたり触れられたりした肌や粘膜の感覚もやけにリアルすぎて、朝目覚めた時麻衣は、布団でひとり目覚める
現実に違和感を覚えてしまう程だった。
けれども現実ではないせいか、夢の中の麻衣は、目覚めた後に思い出して自分でも驚いて赤面するほど抵抗も
羞恥もなく、どんな行為も滝川が望むことならばすんなりと受け入れることが出来た。
時折ふと我に返って、こんな淫らな夢をまるで現実のように見られるくらい、自分の中にこういった知識があったこと
に驚いたり、知らなかったはずの行為の感触や快感をここまでリアルに感じられることを不思議に思ったりはしたが、
それもこの夢の中では麻衣にとっては他愛ない、ほんの些細なことだった。
滝川に愛されることがただただ心地よく、幸せで、麻衣は夢の中の逢瀬で淫らに溺れた。
さすがに昼間、現実世界で滝川本人に会えばとても気まずく恥ずかしい思いをしたが、この1週間、どういった
巡り合わせか、タイミングが合わず滝川の顔を見たのは僅かに二度ほどで、それも帰り際のほんの数分程度だったから、
麻衣は夢と現実の大きすぎるギャップを何とか乗り越える事が出来た。

417:Nightmare ぼーさん×麻衣 10/18
07/02/19 11:00:05 REOkMxWF
「………ん、……ふ、…………はぁ…、ぼー、さんの、おっきい……」
滝川自身に舌を絡めて咥えていた麻衣が、唇から彼を解放して大きく息を継ぐ。
「ああもう限界。麻衣の中に入れて」
「ん…いいよ…あたしもしたい…」
「今日はどういう格好でしたい?」
「…どんなふうでも……ぼーさんが好きなようにして…? いっぱい、きもちよくして…?」
「じゃあ、麻衣の顔いっぱい見ながらしたい。…ん。俺がここに座るから、麻衣、上に座ってくれるか?」
「わかった……ん……こう、かな……あ、ああぁ……入って、くる……大きくて……あつ……」
脚を広げて彼の上に腰を落とすと、麻衣の中に強い圧迫感を持って大きな杭が打ち込まれる。
痛みはないが、夢の中とはいえ麻衣は挿入の衝撃にまだ慣れることが出来ないでいた。一番太く張り出した部分を
飲み込む時、たくさん濡らされていても入口のところで少し引っかかるのが麻衣には不思議だったが、けれども
中の粘膜を圧迫されて擦られて、異物感と同時に感じるのはそれ以上の強烈な快感と灼熱だった。
「……うん、俺も熱い…麻衣の中、狭い……」
「もう…何度も、したのに…すごく、気持ちいい、けど、まだ…ちょっとくるしい…」
「そうだな、麻衣小さいし、ごめんなー、ん、ちょっと俺ってば人様より立派すぎるかも?」
欲情に掠れた声で、それでも麻衣を気遣いながら冗談めかして笑う彼は、やはり現実のようにリアルだ。

418:Nightmare ぼーさん×麻衣 11/19
07/02/19 11:03:22 REOkMxWF
「…ばかぁ……あ…ん…でも、もうへいき、それに、ゆめ、だからあんまり、いた、くない…んぅっ…」
「どうした?」
「なんか…もう…入れられた、ばっか、だけど…っ、あ、なんか、イっちゃい、そぉ…」
「…気持ちいいんだ」
「うん…っ、あ、や、だ、だめ、そんな、ついちゃ、や…っ」
「いいよ、イって、ほら」
麻衣が一番感じる奥の部分を、彼女が気持ちいいように滝川は攻める。
「あっ、や、いや、いいっ、あぁ、ぼー、さんっ」
「………麻衣、今だけで、いいから、俺の名前、呼んで…?」
麻衣を突き上げながら、滝川が快感に喘ぐ彼女に熱の籠もった目で強請る。
その目の切実さに、麻衣は抗えないほどの強い引力を感じる。自分を希う目の前の男のことがどうしようもなく
愛おしくなり、彼の望みは何でも叶えてやりたいと、麻衣は心から思った。
彼にもっと触れたくて、揺さぶられ溺れそうになりながらも懸命に、その頬にそっと手を伸ばす。
「ん…なま、え?」
「うん、名前。法生って」
「ほう、しょう…」
「…そう、今だけ、……夢の中だけでいいから、……俺の事、名前で呼んで…」
そう呟いて麻衣を強く抱き締めると、彼は思いの丈を全てぶつけるように更に強く彼女を突き上げた。
「………っ!あぁっ、はっ、あ、法生、ほう、しょ、あ、ああぁ…!」
「…っ、ああ俺幸せ…、麻衣、好き、大好き」
「ん、イくっ、あああっ!法生…っ!」
「ああごめん、俺もイきそう、………っ!」
「やあ…っ!もぅ、あああぁ…っ!!」
最奥まで強く深く杭が打ち込まれて自分の中に白い熱が吐き出されるのを感じた時、麻衣の脳裏にも白い閃光が弾けた。
白い世界の中、強く抱き締める彼の温もりに包まれて麻衣は果てた。

419:Nightmare ぼーさん×麻衣 12/19
07/02/19 11:05:13 REOkMxWF

汗にまみれた身体を互いに抱き締めながら、整わない息のままでキスを交わし続ける。
「……ん……ぅ……法生……」
「麻衣……好きだ……好きなんだ……」
「ん…うれしい……」
「………でも麻衣は、夢の中でも俺のことを好きだとは言ってくれないんだな…」
「え?」
「…いや、お前の気持ちはわかってるし………俺の夢の中でも、やっぱり全部は俺の願望通りにはならないか…」
(…………え?)
少し苦笑しながら口づける滝川の呟いた言葉に、麻衣は強い違和感を覚えた。
「………法生……いや、ぼーさん…………今、何て言った?」
「へ?今…?………ああ、俺の夢の中でも全部俺の思い通りにはならな」
「ちょっと待った!!え!?うそ!?………ぼーさんの、ゆめ!?」
慌てて唇を離し、麻衣は目の前の男に詰め寄る。肩を掴んでガクガクと揺らすと、滝川は困ったように笑う。
「うん。俺のしあわせーな願望まみれ妄想だらけのいやらしーい夢。…………………………………おいちょっと待て。」
麻衣の剣幕に、いやな予感を感じて滝川は笑顔を消した。
「……はい。」

420:Nightmare ぼーさん×麻衣 13/19
07/02/19 11:05:49 REOkMxWF
抱き合っていた身体を互いに強張らせ、ふたりはお互いの顔をまじまじと見つめる。
「もしかして」
「………うん。…………あたしも、夢を………ね………」
さすがに抱き締めていた腕を離し、滝川はうつむいて深く深く溜息をついた。
「………待ってくれ……マジかよ……………………………………………………その…いつから?」
「…ちょうど1週間前。先週の木曜日の夜から…」
「ほんっとに最初っから見られてたんですか…」
滝川は頭を抱えて呻いた。麻衣から見ても相当ショックを受けているようだった。
「えぇと…そうなの…? あれが最初?」
「そう最初。あれが初めて。…………えらくいい夢見たなーと思ってたらこんなオチかよ………」
「………いや、あの、えーっと……?」
「あ、やばい」
「へ?」
「ごめん!今のショックで俺の本体の目が覚めちまうみたい!……またあとで続き話す!……本当にごめんっ!!」
「ええええぇぇ!?」
混乱し続けたままの麻衣の目の前で、滝川の身体が薄く透け始めたかと思うと、あっという間に彼の姿は
ふっと白い世界の中に溶けるようにかき消えた。
「…………どうなってるの………?」
何もない真っ白な空間に裸でひとり取り残された麻衣は、呆然と呟いた。

421:Nightmare ぼーさん×麻衣 14/19
07/02/19 11:06:50 REOkMxWF
 * * *
そして次の瞬間、目覚めた麻衣は現実世界で布団の中にいた。いつも通りの朝だ。
カーテン越しに朝日が透けて見える。窓の外からは犬の鳴き声や動き始めた世界の朝の音がしている。
けれども麻衣にとってはいつも通りの平和な朝とはいかない。いくわけがない。
ーー世界は、昨夜の夢を境に一変してしまったのだから。

「今のは……本当に…夢、だったの…?」
“限りなく現実的な夢”と呼べるレベルを越えすぎている。
圧倒的にリアルな彼の存在感。そして最後に彼と交わした会話の内容の意味するところは。
「あたし、ぼーさんと…同じ夢を一緒に見てた……?」
この1週間の夢を思い出し、パジャマ姿の麻衣は布団を握りしめたまま火を噴きそうなほどに赤い顔でうつむく。
「………ぼーさんに、…………全部見られた………」
夢でしたこと言ったこと。喘ぎ泣いた声。涙。汗。裸も。自分の身体の隅々まで、あますところなく全部。
…こんないやらしい夢を見たこと自体も。
「……今なら恥ずかしくて死ねる気がする………」
彼は彼自身が見た夢だと言った。けれど自分にも“自分が見ている夢”だという認識があった。

ジリリリリリリリリリリ!!
その時突然けたたましい音が部屋に鳴り響いた。昨夜寝る前に合わせていた目覚まし時計の音だ。
「……とにかく、学校行こう……」
考えたくないことから逃げるように、麻衣は着替えを始めようと布団をめくった。

422:Nightmare ぼーさん×麻衣 15/19
07/02/19 11:08:41 REOkMxWF
 * * *
ぼんやりと気が抜けたままその日の授業を終えて学校を出、いつもの惰性の力を借りて何も考えずにひたすら歩いて、
何とかバイト先のSPRまで辿り着くと、事務所前には麻衣が今一番顔を合わせづらい人間が立っていた。
「……よう」
「ぼーさん……」
「……ちょっとお話があるんですが。」
「…あたしにも…ある…」
「じゃあ、場所変えるか。さすがにこの中ではちょっと…な」
「……だね……」

 * * *
「じゃあそのへんに座ってて。今お茶入れるから」
結局たどりついたのは滝川の自宅の一室だった。
落ち着いて話せる場所を求めて、ふたりは最初事務所の近所にある公園に向かったのだが、子供達が楽しく笑い声を
あげて遊びまわるまだ明るい時間帯の公園では、これから話したい話題の内容があまりにもその場に不釣り合いで、
ふたりはどうしても話を切り出すことが出来なかったのだ。
仕方なく、誰にも邪魔されずに落ち着いて話せる場所、ということで彼の自宅まで行くことになった。
…道中は互いに何も話すことが出来ず、非常に気まずいものだったので、滝川から声をかけられて麻衣は少し
ほっとしていた。
思ったよりもシンプルですっきりした部屋だ。麻衣は周囲を見渡してそう思う。
(でも、こういう方がぼーさんには似合うかな。あたしもこういう感じ結構好きだなー………て、何考えてるの)
やはりあんな夢を見てしまった後では妙に意識してしまう。
もう以前のような、兄のように、ときには父親のように思って無邪気にじゃれついていた時には戻れないのかも
しれない、そのことに気付いて麻衣はそれをとても寂しく思った。

423:Nightmare ぼーさん×麻衣 16/19
07/02/19 11:09:48 REOkMxWF
「はいどうぞ。コーヒーでいいかな」
「…うん。ありがとう。」
麻衣の重い返事に、コーヒーを出した滝川は全く別の想像をし、慌てて弁解する。
「違うから!ここに連れてきたのは静かに話したかっただけで麻衣にヘンな事するつもりとかじゃないから!」
それを聞いて麻衣も滝川の誤解を解くべく慌てて弁解し返す。
「いやわかってるから!うん!別にぼーさんを警戒とかして緊張してるってわけじゃないから!」
「………いや、あの、改めて。今回の事は全部俺の責任です!本っ当ーに!すみませんでした!!」
床に手をつくと、いきなりガバッっと頭を下げて土下座した滝川に、麻衣は事情を飲み込めず慌てふためいた。
「へ?へ?何なに?何がなの?……とにかく頭上げてあたしにわかるようにちゃんと説明してよー」
仕方なく、滝川は頭を上げて麻衣と向き合うと、苦い口調でゆっくり話し始めた。
「………麻衣は、俺の感情に同調して、俺の夢を一緒に覗いてしまっただけなんだ。麻衣は何も悪くない。」
「同調…」
「感応能力って、わかるか?……超能力のひとつで、一般にはテレパシーって呼ばれてる。たぶん麻衣も本とか映画とか
で見たことがあると思うけど、ESPで道具とか言葉とかを使わずに会話したり、他人の心の中を読んだりする、あれ。」
「うん、聞いたことあるよ…」
「麻衣、おまえさんはその他人の感情を感じ取る力と、それに同調する力が強いんだと思う。何か強く意識や感情が残って
いる場所や人からそれを読み取り、そして夢として具現化する。それがおまえがいつも見ている、あの特殊な“夢”だ。」
「……じゃあ、今度のあの夢は……」
「俺の強い感情を読んで、俺の夢に同調してしまったんだろうな。…しかしえらくリアルな夢だとは思ってたが
まさか本物の麻衣を呼んできて出演させてるとは俺も思ってなかったよ…」
「しゅ、出演って…っ!えっち!このエロオヤジ!!」
「いやまあ、あんなもん見せちまったらどうしたって否定は出来ないな。すまん。」
「………つ、強い感情ってことは、普段からあ、あんなことばっかり考えて…」
「いやそれは違うから!…って違わなくもないけど!………ああもうだからー!」
唐突に滝川は麻衣の腕を強く引いてぎゅっと抱き寄せる。
「…俺は、おまえが好きなんだよ」
「……………!」

424:Nightmare ぼーさん×麻衣 17/19
07/02/19 11:10:57 REOkMxWF
突然の告白に、麻衣は何の言葉も発することが出来ない。それどころか、胸を鷲掴みにされたような衝撃で
息をすることも出来ない。そんな麻衣を抱き締めて、滝川は絞り出すように今まで秘めてきた本心を打ち明ける。
「…ずっと、麻衣、おまえのことが好きだった。………おまえは俺をそんなふうに見てないことも知ってるし、
おまえの気持ちも…誰を見てるのかも…知ってる。ちゃんとわかってるから……でも俺は麻衣が…好きなんだ…」
「……ぼーさん……」
「だから、おまえにああいうことしたいっていう気持ちも本当。ずっと、麻衣を俺だけのものにしたいと思ってた。
だから夢の中でそれが叶った時…すごく嬉しくて幸せで、でも虚しくて、おまえにも申し訳なくて、やましくて
この1週間、おまえの顔まともに見られなかった。でもやけにリアルだったからやっぱり幸せで忘れられなくて、
どうしても止められなくて毎晩おまえのことを夢の中で汚して…本当に、すまない…」
「…………」
驚きの方が大きくて、何も考えられない。
ぼーさんが、あたしを、好き? 麻衣の頭の中にあるのはその言葉だけだった。

425:Nightmare ぼーさん×麻衣 18/18
07/02/19 11:11:44 REOkMxWF
けれど、固まったまま何も言わない麻衣を見て、違うことを考えた滝川は、深く重い溜息をつくと麻衣から腕を離した。
「……そうだよな。気持ち悪いよな。本当に、ごめんな。………あの夢のことは忘れてくれればいいから。
しばらく、おまえとは顔合わさないようにするから。ていうかもし俺のことが嫌なら、今後は一切SPRには出入りしない。
おまえとは二度と会わない。だから…」
顔ヲ合ワサナイ。SPRニ出入リシナイ。ソウシタラ。
ーーぼーさんと、二度と会えなくなるの?
「………そんなのいや!!そんなの勝手だよ!!」
いやだ。失いたくない。絶対に離れたくない。この優しい声を聞けなくなったら。あの抱き締めてくれる腕を失くして
しまったら。あたしはどうやって生きていけばいい?
決して恋というかたちではなかったが、家族と同じ重さで大事な存在だった滝川法生というかけがえのない人。
麻衣は、どうしても彼を失いたくなかった。
「だめだからねそんなの!あたし別にぼーさんのこと気持ち悪くなんかないよ!どうしたって嫌いになんかなれない!
だってあたしも気持ちよかったもん!すごく幸せだったもん!あんなにあったかくて幸せなこと今まで知らなかったから
ずっとああしていたいって思ってた!ぼーさんのことすごく好きだなあって、だからあたし忘れるなんて出来な…っ」
喪失に怯え必死に言い募る麻衣の言葉を途中で遮ったのは、滝川の抱擁と口づけだった。
「ん…ん…ぅ…」
「麻衣、今の言葉、本当?」
「……ぼー、さん……」
「本当なら、俺は、絶対麻衣から離れていかないよ?」
「……うん…ほん、とう……だから、おねがい……」
麻衣の答えを聞いて、滝川は心を決めた。もう、離さない。
滝川の瞳の中に、仄暗い光が灯る。
「わかった、麻衣。俺は、二度と麻衣から離れない。約束する。もう、麻衣を離さない。」
今しか、ない。
「だから」
麻衣の目を強く見つめて、言う。

「あの夢を、正夢にしよう」


426:名無しさん@ピンキー
07/02/19 11:14:06 REOkMxWF
以上です。
冗長な投下ホントすんません。(しかも投稿数数え間違えてたorz)
実はまだ続きがあるのですが、思ったよりかなり長くなってしまったので今回はここまでで終了とします。
ぼーさんの妄想を正夢にするリアルセクロス編はまた後日改めて投稿させていただけたらと思います。
妄想を吐き出させていただきありがとうございました。

427:名無しさん@ピンキー
07/02/19 19:37:32 If+rKKE2
神gj!
つづきはないんですかい!(*´Д`)ハァハァ

428:名無しさん@ピンキー
07/02/19 19:38:01 If+rKKE2
あ、つづきあるって書いてあったゴメン
後日ですか、楽しみにしています。
慌てちまって連投スマソ

429:名無しさん@ピンキー
07/02/19 21:34:27 Pivg2Jd3
GJ!!!
リアルセクロス編楽しみにしてます

430:名無しさん@ピンキー
07/02/20 05:05:52 SFCFmah1
神の業 略してGJ

431:名無しさん@ピンキー
07/02/20 05:41:52 0IGrMIdA
つまりは「Good Job」ということだね

432:名無しさん@ピンキー
07/02/20 08:07:46 qm6tjtEv
god jobじゃね?

433:名無しさん@ピンキー
07/02/20 09:34:43 kXa71E6D
どっちでも いいんだよ

434:Nightmare
07/02/20 14:35:33 tBrz8bZM
グリーンダヨ(・∀・)

読んでいただけて嬉しいです。本当にありがとうございました。>レス下さった皆様
とりあえず今のところキャラが違うとか怒られてなくて少しほっとしてます。
続きを書いてたら予定より長くなってしまったので一旦途中まで投下させていただきます。すんません。
凌辱要素は激薄。ですが和姦とも微妙に言い難い。てかまだ最後までヤれてない…
強いて言うなら無理矢理和姦を成立させたい感じ。
スルーの際のNGワードは引き続き『Nightmare』でお願いします。

以下、>>425の続きです。

435:Nightmare(2) ぼーさん×麻衣
07/02/20 14:36:46 tBrz8bZM
滝川の言葉に麻衣は自分の耳を疑う。今、目の前の彼は何と言った?
おかしくなったのは自分か、それとも彼か。もう、何もわからない。
混乱に混乱を重ねすぎて、麻衣の思考はこのめまぐるしい展開についていくことが出来ない。
自分を抱き締める彼の腕に、さらに力が籠もるのを感じて麻衣は困惑した。

「ぼ、ぼーさん………な何言ってんの……」

冗談だと、思いたかった。けれどそうではないと彼から伝わる剣呑な気配に痛いほど思い知らされる。
彼の強い視線に捕らえられて、目をそらすこともできない。口を開き、何かを言おうとしてけれど何も言えず、
麻衣はそのまま息だけを飲み込んだ。背中から石膏でも流し込まれたかのように、全身が強張り固まっていくのを
呆然としてフリーズしつつある意識の裏でうっすらと感じる。
外せない視線の先、滝川の目の奥に、何か仄暗く熱いものを見た気がした。その正体が何なのか、年相応に初心な
麻衣には全くわからなかったが、それを麻衣はただ漠然と“怖い”と思った。こわばる指先が、何故か震え出す。
今目の前にいる、よく知っていたはずの“滝川法生”という男が、まるで知らない人間のような気がした。
彼は、麻衣が今まで見たこともない顔をしている。あんなにも予想外でありえないことだらけだった夢の中でも、
彼がこんな顔をしたことは一度もなかった。

「俺は、麻衣を離さない。決めたんだ。………だから」
滝川は麻衣に再び口づける。そのやわらかく熱い感触は、毎夜夢の中で交わしたキスと同じもので、それは
麻衣の身体の奥底で眠っていたはずの、まだ芽生えたての幼い官能を強引に引き摺り出した。現実では麻衣は
何の経験もしたことがなかったが、夜毎見た淫らな夢は、麻衣自身も気付かぬ間に、麻衣の心と身体を明らかに
変化させていた。麻衣の強張っていた身体に、滝川の唇から彼の真摯な愛情と溶けそうな熱、そしてすでに夢で
覚えてしまったキスの快感が伝わり、震えた指先から力が抜けていく。

436:Nightmare(2) ぼーさん×麻衣
07/02/20 14:37:27 tBrz8bZM
それでも何故だかどうしても麻衣は滝川のことが怖い。夢で散々睦み合い、今よりももっと淫らなことをして、
もう何も彼に知られていないことは残っていないはずなのに。彼のことも知ったはずなのに。もちろん現実でも
彼のことを家族のように思い心から慕っていたはずなのに。
彼が、自分のことをとても思ってくれていることを強く強く感じているのに。

それなのに、怖い。ーーー否、だからこそ、怖い。

上手く制御できない思考の裏で、それでも本能は懸命に危険を告げている。
今、逃げなくてはきっと、間に合わない。

まだうまく動かせない身体と理性を総動員して、麻衣は滝川から逃れようと足掻く。
「んぅ……ゃ………やだ………離、し…て………」
「麻衣…逃げないで……」
滝川は抗う麻衣の唇を追いかけて無理矢理奪い、今度は唇を強引に舌で割り開き、そのまま口内を舌で犯す。
歯列をなぞり、まともな抵抗も出来ないでいる麻衣の舌を、言葉と思考を奪い取るかのように激しく絡め取る。
くちくちと、いやらしい水音を立てながら舌に舌を絡ませ、唾液を流し込み、それを無理矢理嚥下させると、
飲み込みきれなかった滝川の唾液が、咽せた麻衣の唇の端から溢れ、ふたりの合わせた唇の間を伝って顎へと
零れ落ちていった。そして顎から流れ落ちる唾液が首筋や胸元を濡らすのを、麻衣は全部を溶かされてしまい
そうな口吻を与えられて朦朧とした意識の裏で感じた。不思議と汚いといった嫌悪感はなく、ただそのぬるりと
滑っていく液体の感触を、恍惚として受け入れる。
こんなにもキスというのは、甘く、苦しく、蕩けてしまいそうなものだっただろうか。
夢の中で交わしたものよりも、ずっとつらくて、もっと生々しくて、もっともっと、きもちがいい。
互いを深く味わって、侵して侵されて、唇から全てが混ざって溶け合っていく気がする。
いろいろなことを夢で知ったと思っていた。けれども本当は何も知らなかったのだと、麻衣は思い知らされた。

強すぎる快感からなのか、それとも何も知らなかった頃の自分を失してしまった悲しみからか、あるいは理由
などない単なる生理現象なのか。彼女自身にももうわかりはしなかったが、麻衣の閉じた瞼から、涙が溢れた。
麻衣の頬から唇に伝う透明な塩辛い雫を、ふたりは甘露のように分け合って舐めた。



437:Nightmare(2) ぼーさん×麻衣
07/02/20 14:38:29 tBrz8bZM

息を継ぐ間も与えないキスで麻衣の息が上がっても、強張った麻衣の身体から力が抜けても、滝川は麻衣の唇を
解放しようとはしなかった。すでにぐったりとして抵抗の気配はないが、それでも息継ぎをしたいとわずかな
隙間を求めてか弱くもがく麻衣の頭を押さえ込み、自分以外を与える気はないと言うかのようにキスをし続ける。
それが何であれ、麻衣が他のものを求めるのを見たくない、許せない。
俺だけを求めて、このまま溺れてしまえばいいんだ。滝川は暗く思う。
自分が愚かで卑怯なことはもうわかりすぎるほどわかっている。自分の欲望を満たす、ただそれだけのために
いたいけな少女に非道なことを強いようとしている、汚れきった最低の人間だ。
こんな者が敬虔な顔をして坊主を名乗るなど、甚だ滑稽だと自分でも思う。
彼女がそれを望んでないことも知っている。彼女には淡く想いを募らせている相手がいることも、嫌という程に。
それでも。
滝川は麻衣を自分のものにしたかった。すると決めた。そしてそれを成すならば今しかない、そう思う。

「…………俺は…麻衣を、手に入れるためなら……何でもする……」
欲情に掠れた声で、自らの腕の中で今にも溺れそうな麻衣に囁きかける。
「ごめん、麻衣……俺は狡いから…麻衣よりも大人だから……」
ふたりの乱れた呼吸音と触れ合い続ける唇の合間で囁く、吐息混じりの呟きは、とても低く小さな声で、けれど
それでも麻衣を支配するには十分すぎるほどの威力があった。
「…どうすれば麻衣が堕ちるか、俺は…わかってるんだ……」
「んン……っ」
腰にくる声、というのを麻衣は身をもって実感させられる。脊髄から自分の身体の奥の奥まで甘い痺れが奔って、
もうどうしようもない。まだそこに触れられてもいないのに、その声の狂おしく甘い響きだけで自分の中から
蜜がこぶり、と溢れる。
「………ぁ…………」
その濡れた感触の淫らさに、麻衣は思わず小さく声を上げた。
「…今、すごくいい顔した…………そっか、やっぱり麻衣、俺の声、好きみたいだな…」
からかう声音で笑われて、麻衣は自分の身体の正直すぎる反応を恨めしく思う。
「………声だけで、感じちゃった?」
「し、知らない………っ」
見透かされている。わかってる。けれど、認めたくない。麻衣は耳まで赤くしながらそっぽを向こうとするが、
両手で顔をぐいっと固定されてそれも叶わない。ささやかな抵抗も封じられて、また深く口づけられて、麻衣は
滝川の為すがままに翻弄され続ける。


438:Nightmare(2) ぼーさん×麻衣
07/02/20 14:40:26 tBrz8bZM
「……麻衣……麻衣……すごく可愛い……感じ、やすくて………キスだけで……もう腰…立たない、だろ?」
麻衣の動揺する顔がもっと見たくて、滝川はあえて麻衣が恥ずかしがる言葉で煽る。
「…っ!……ばか…っ、ぼーさん、の、えっち…っ、ん、…んぅ……ぼー、さんの、せいだから…ね…ぁ……」
キスに溺れながら、それでも懸命に言い返そうとする麻衣の羞恥の表情は、彼の愛しさを一層募らせる。
「うん………ごめんな……麻衣がそうなったのは…全部、俺が悪いから……俺のせいにしていいから…だから…
 …もっと感じて……俺のものになって……」

全ては自分のせいだから。彼女には何の非もないことは、自分が一番よく知っている。
そして彼女の淫らな変化を心の底から嬉しく思う汚れた自分を、滝川は自身が一番嫌悪している。
それでも彼女を手に入れたい。だから自分の持てる全てで彼女を陥落してみせる。
まだ足りない。もっと追い詰めなければ、麻衣を自分のものにすることは出来ない。

「…………ゃ………ぁ……や…だ……むり、だよ……」
滝川の思う通り、キスに翻弄されながらも麻衣はまだギリギリのところで己の矜持を保っている。
おそらくは淡いけれども強かな思慕が、まだ彼女の最後の一線を守っていた。
けれど滝川に焦りはない。彼には自信があった。麻衣は、必ず自分の手に堕とす。

「無理じゃない…俺は、麻衣がいやだって…言っても…そうするから……ごめん、諦めて」
「……そん、な……ぁ……は……ゃ……あぁ……あた、し……すきな……ひ……と………ん…」

傷つけたいわけではない。けれどもきっと自分は彼の気持ちには応えられない。彼のことを大切に思うからこそ、
麻衣ははっきり言うべきだと思った。乱れた呼吸の中、懸命に言葉を紡ごうと努める。

けれども、麻衣の真摯な努力を滝川は打ち砕く。ここで話を続けさせてはいけない。

「知ってるよ…誰かも知ってる………どれくらいの気持ちで想ってるかって…ことも、な」
「…んぁ……じゃ、じゃあ、……ぁ……どう、し…て……」
「言っただろ?…どれくらい好きか知ってるって。……麻衣の気持ちはまだ、それほど強固なものじゃない。
 まだ、ほんの少しときめいているだけ……違うか? 麻衣は人の感情に強く左右されて夢を見るぐらい、
 特に感受性が強いから、その分、人の気持ちに同調して自分の意思が流されやすい。これから先、いろんな
 ことで揺らぐ可能性だって高い。だから、今はそいつのことの方が好きだったとしても、今俺が頑張れば、
 まだまだ俺にも望みはあるって俺は信じてる。」

言霊、という言葉の通り、強い言葉には強い力が宿る。麻衣の心にどう響くかを確信しながら、滝川は
あえて強い言葉で「まだそれほど好きではないはずだ」と言い切る。
案の定、麻衣は自分でも戸惑い持て余し気味だった淡い恋情に自信を持て切れず、揺らぎ始めた。

「…ん…そ、それは……確かに先の…ことは……まだわかんな、…ぁ……けど……」
「だから俺は、麻衣の隙につけ入るなら今がチャンスだなーって、思ってるよ。」

もう一押し。目的まであと一歩の手応えがある。滝川は王手を掛ける。

「それに麻衣、俺のこと本当はもうかなり好きになってる。俺を男としてかなり意識してる…そうだろう?」
「………っ!!」

439:Nightmare(2) ぼーさん×麻衣
07/02/20 14:41:12 tBrz8bZM
麻衣が今いちばん怯え動揺していること、それは今まで家族同様に思って無防備に接してきた人間が、
突然異性として、しかも生々しく淫らな行為をする対象として意識する存在になってしまったことだった。
麻衣はかなり自分の感情に正直な少女だったから、滝川には手に取るように麻衣の戸惑いが解っていた。
(まあ、当然だろうな)
滝川は心中でひとりごちる。これまで父や兄のように思われ慕われていることはよくわかっていた。
だからずっと、彼女に警戒されぬよう、自らの想いは決して明かさぬようにと秘めてきたのだ。
年も離れている。世間からはロリコンと罵られても仕方のない年の差だ。
恋愛の対象外だと思われることは当然のことで、けれども麻衣から無条件に信頼されて慕われることは
それでもこの上なく幸福なはずだった。それを守るためならば、心の痛みは甘んじて受け続ける気でいた。
彼女のほのかな恋情も知っていたし、苦い気持ちながらもそれを応援しようと心に決めていた。

ーーあの日、自らの本音と欲望を夢で見せつけられるまでは。

麻衣にしたいと本当はずっと思っていたこと。懸命に堪え続けていた衝動。
心の奥底に深く沈めて隠していたはずの醜悪なものは、全てあの夢によって暴かれてしまった。
永遠に続く筈だった穏やかなふたりの関係も、その裏で受け続ける甘美な痛みも、全ては、あのこの上なく
幸福な悪夢のおかげで消え去り、その大きな犠牲と引き換えに、滝川は彼女を手に入れる決心をした。
もう、後戻りは出来ない。どちらに転ぼうと、失ったものは二度とこの手に戻らない。
だから、迷わない。良心など要らない。必要なのは、彼女を騙してでも奪うという覚悟だけだ。


440:Nightmare(2) ぼーさん×麻衣
07/02/20 14:42:06 tBrz8bZM
「あの夢のせいで…俺と麻衣の関係は変わってしまった。麻衣は俺の本当の気持ちを知ってしまったし、
 ……俺はもう、麻衣が何も知らなかった頃と同じように平気なフリをしておまえを可愛がることは出来ない。
 もう、元には戻れないんだ。」
麻衣が怯えたようにビクリと肩を揺らす。滝川はそんな麻衣を宥めるように頭をそっと撫でる。
「…うん、ごめんな。それは俺のせいだし、麻衣には本当に悪いと思ってる。10も年上の男が女子高生に
 あーんなことしたいって悶々と考えてるって知ったら、普通はひくだろうな。変態だって後ろ指指されても
 まあ仕方ないかなーと、思ってるよ」
これは心からの本音だった。彼女からの叱責も、世間からの蔑みも甘んじて受ける。ただ、それを枷にはしない。

「だから…っ、あたし、そんなこと思ってないって…!」
俯く滝川に、麻衣が慌てて言い募る。
「ありがとう。麻衣は優しいな。…でも俺は…麻衣が俺を嫌いになって、もう顔も見たくないって思うなら
 おまえの前から消えようと…本当にそう、思ってたんだ。おまえを守りたいとずっと思ってた、その気持ちに
 嘘はなかった。あの夢のことも、俺のことも……悪い夢として…忘れてくれればと願った。だけど……」

滝川は怯えた表情の麻衣の肩を抱き、その潤む瞳を強く見つめる。

「おまえは、俺と共にいることを望んだ。俺を失いたくないと、願った。俺を嫌うことは出来ないって、言った。
 俺との夢は嫌じゃなかったって、夢を忘れることは出来ないって……言った」

滝川の強い瞳に魅入られるように、ただ彼を見つめ返すだけの麻衣は、呆然と呟く。

「あたし……そう、言った……だって、あたし……ぼーさんのこと……」
「うん。だから、俺はお前のその気持ちにつけこむことにした」
「つけ、こむ……」
「そう。俺は麻衣から離れたくない。麻衣も俺を失くしたくないって願ってる。でも前と同じ形では一緒には
 いられない。…だから、前と違う形になるなら俺は、麻衣とこういうことを出来る関係になりたいって、
 そう思ったんだ。」

滝川を見つめることしか出来ずにいる麻衣を、今度はやわらかく抱き締めて、そっと触れるだけのキスをする。

441:Nightmare(2) ぼーさん×麻衣
07/02/20 14:43:31 tBrz8bZM
「麻衣のことが好きだから。…それに麻衣も、あの夢のせいで俺を好きになり始めてるって感じたから」
「あたしが…ぼーさんを…」

滝川の腕の中で麻衣が自らに確認をするように小さく呟く。麻衣の肩から僅かに力が抜けたのを滝川は見逃さない。

「うん。だからさ、麻衣と本当にそうなるためには何でもするって決めたんだよ。麻衣が揺れてるなら思いっきり
 ガクガク揺さぶって俺の方に倒れてくるようにしようってな。」
「ぼーさんの、方に?」

小さな子供のように甘く拙い話し方で彼の言葉を繰り返す麻衣に、滝川はにやりと悪戯っぽく笑ってみせる。

「そう。俺の方に。俺、もう他の誰にも麻衣を渡すつもりないから。決めたって言っただろ?…まあ幸い、俺ってば
 結構カッコイイと思うし?麻衣も結構俺のビジュアルまんざらでもないだろ?ていうか結構好みだろ? それでー、
 麻衣が気持ちよくなることいっぱいしまくってー、もう麻衣が俺無しじゃ生きていけないッ!ってくらい俺に
 メロッメロにさせて俺から離れられなくなるようにしてー、それからー、毎日毎日麻衣が好きなのは俺だーって
 言い続けて、そのうちに『あれ?そうかも?』って麻衣に思い込ませてやるのさ」

麻衣の緊張と怯えをやんわりと解くように、わざと今まで通りのふざけた口調で、けれども本音を交えて言い放つ。

「ふふ……やだ……ぼーさん…本当に、ずるい……」

麻衣の顔にこの部屋に来てから初めて笑顔が浮かぶ。彼女の潤んだ瞳に安堵の光がようやく宿ったことに、滝川は
全てを忘れて喜んでしまいそうになり、慌てて心中で自分を叱咤する。まだ気を抜いてはいけない。
もう、あと一歩。

「そうとも!俺は狡いんですよー。だって麻衣よりずっと大人だからね。……だからー、可愛い麻衣ちゃんをゲット
 出来ちゃうなら、俺は何だってするんだってば。……さっきからずっと、そう言ってるだろう?」

「……うん……ふふっ……」

いつもの麻衣の、愛らしい笑顔と笑い声。ようやく、ここまできた。麻衣を、手に入れる。

「やーっと、笑ったな。……ごめんな。ちょっと怖い思いさせたかな。でもさ、俺も必死なわけよ。わかってよ。
 麻衣とさ、本当に離れたくないんだ。麻衣のこと、死ぬほど好きなの。だから、な」

さあ、チェックメイトだ。

「俺とずっと一緒にいて、麻衣」



442:Nightmare(2) ぼーさん×麻衣
07/02/20 14:44:19 tBrz8bZM
本日は以上です。
こいつらいつまでたってもチューとハグしまくってばっかりでちっともセクロスしてくれません。
次はもう少しなんとかしたい。すんませんが、今しばらくおつきあい下さい。


443:名無しさん@ピンキー
07/02/20 23:35:14 LHnlUorb
>>442
すんげえ神だ。神が居る。
エロイよ。萌だよ。いいぞ滝川。俺も麻衣ちゃんゲットしたくなっちまったよw

444:名無しさん@ピンキー
07/02/20 23:40:02 sEGxE84M
GJ!GJ!
いい話だな~、続き期待してます!

445:名無しさん@ピンキー
07/02/21 00:20:01 6QijfkK4
イイ!ぼーさん自然だ!
麻衣もかわいいよー!

446:名無しさん@ピンキー
07/02/21 00:32:22 KFb0tPMv
GJ☆
楽しみにしてます!


447:名無しさん@ピンキー
07/02/21 02:26:16 +BDZeGLe
俺の萌が具現化されてるー(;´Д`)l \ァ l \ァ

448:名無しさん@ピンキー
07/02/21 05:26:55 DRaF0JCL
すげえ~!読んでるとぼーさんのセリフが全部アニメの声で聞こえる気がするw
うまいしエロイし神GJ!

449:名無しさん@ピンキー
07/02/21 12:04:37 TP2vADku
この語り始めると長くてマジなとこもまさにぼーさんだな
こんな報われてて原作っぽいぼーさん初めて見た、超GJ

450:名無しさん@ピンキー
07/02/22 03:59:10 +7Th9tMy
眠れない夜に覗いてみたらすげぇ神キテター!
ぼーさん好きなんで報われるっぽくて嬉しい
続きも全裸でお待ちしてますw

451:Nightmare(3) ぼーさん×麻衣
07/02/23 11:01:54 ocphQ6+m
>>441の続きを投下します。
スルーの際のNGワードは引き続き『Nightmare』でお願いします。
読んで下さる皆様ありがとうございます。長く続いてしまって申し訳ないです。


452:Nightmare(3) ぼーさん×麻衣
07/02/23 11:02:42 ocphQ6+m
「…ぼーさんと……一緒………」
呟く麻衣の声にすでに怯えの色はない。
滝川が、まだ涙の跡が乾ききらない麻衣の頬にそっと手のひらで触れる。これまで麻衣が知っていた彼の手と
何ひとつ変わらない、その温度と優しい感触に、麻衣が心の底から安堵してほぅ、とひとつ息を吐き、そして
力を抜くようにゆるゆると目を閉じるのを、滝川は愉悦の思いで見つめる。

「なあ…麻衣は、俺と一緒にいるの…嫌?」
滝川の囁くような問いに、何の怯えも抵抗もなく、麻衣はふるふると首を振る。
「ううん…そんなことない………ぼーさんと一緒にいたい……」

滝川は、あえて『一緒にいる』という言葉を使って麻衣に語りかける。
麻衣にとって、滝川の存在はかけがえのないものだ。それは今までも、これからも決して変わらない。
これまでも出逢ってからずっと、彼と麻衣は『一緒に』いた。そして麻衣は、これからもずっと彼と離れず
『一緒に』いることを心から望んでいる。
だから麻衣にとって、この滝川の願いは何の抵抗もなく受け入れられるものだった。
ただ、麻衣の思うこれまでの『一緒』と、滝川の願うこれからの『一緒』は、本当は明らかに違う。
それを麻衣もおぼろげながら感じ取っているはずだった。
滝川は麻衣の戸惑いをひとつずつ取り除いて、ゆっくりと、けれど確実に彼女を籠絡していく。


453:Nightmare(3) ぼーさん×麻衣
07/02/23 11:03:38 ocphQ6+m
「なあ麻衣、俺達の関係って…これから先も、本当は今までと…そんなに大きくは変わらないんだと思う」
「そう…なの?」
不思議そうに瞬く麻衣の瞼に軽くキスをして、滝川は言う。
「うん、だってさ、俺は今までだってずーっと麻衣のことが好きだったし、それはこれから先も何も
 変わらない。ただそれが、今回ちょっと大っぴらに表に出て来ちまっただけで、俺はこれからも
 ずっと麻衣を大事にしたいし、絶対に麻衣を守る」
「うん……」
これまでの滝川が、彼の本当の気持ちに気付かせないようにと、幼い自分に優しさで目隠しをしてくれて
いたことに麻衣は気付く。滝川は何も変わらない。ただ麻衣がそれを知らずにいただけなのだ。
彼がずっと自分を想い、大切に守り慈しんでくれていたことを、麻衣は今あらためてその身で感じる。

「本当は、俺としてはもっと劇的に変えてやりたいんだけどなー。でもさ」
困り顔で少しおどけてから、滝川は仕方ない、という風情で苦笑してみせる。
「俺達、仕事上の関わりで出逢ったわけだけど、俺達の間がどうなろうと、仕事上での立場には何にも
 変化なんてないんだし。俺は坊主で除霊のエキスパート、おまえはSPRのアルバイト。…だろ?」
「…うん…そうだね…」
麻衣は素直に頷く。
「しかもさ、職場内恋愛だーって言ったって、現場に行けば仕事柄イチャイチャしてるような悠長な暇なんか
 間違いなくないだろうし、事務所の中でもなぁ……特別あいつらに秘密にしてコソコソするつもりもないし、
 多分俺そんなことになったらもう、麻衣のこと大っぴらに自慢して歩き回っちゃうと思うけど!
 …でもだからって、あの連中の雰囲気の中で、ふたりでイチャつく勇気……麻衣、おまえ…あるか?」
大真面目な顔で尋ねられ、麻衣はその世にも恐ろしい状況を想像して思わず吹き出してしまう。
「……ぷ…っ!…あははは…っ!……それは…ないね…っ!……ぜったいそんなのムリだよー………」
麻衣が笑い転げると「だろ?」といって滝川は眉をしかめ、盛大に溜息をついた。
「…な?だから、あんまり大げさに考えなくていいぞ、麻衣。」
「そっか……」
滝川がポンポンと頭を撫でてやると、麻衣が「ふふっ」と小さく笑った。
無邪気な微笑みを浮かべる麻衣の目には、これまでと同じように彼を慕い信頼する心が透けて見える。
それを見て、滝川は心中で暗く笑う。
心も身体も運命さえも、麻衣の存在全ては今、滝川の手の上にある。
ようやく得た手中の珠を、決して手放しはしない。
逃げられないように。
もっと、堕としてしまおう。

「麻衣…目、閉じて……」
低く甘い声で誘うように優しく囁いて、滝川は彼女の唇にそっとやわらかくあたたかな温もりを重ねた。

454:Nightmare(3) ぼーさん×麻衣
07/02/23 11:04:35 ocphQ6+m
すでに警戒心を解き、心を許した麻衣は彼が誘うままにおとなしく目を閉じて滝川にその身を預ける。
夢の中で毎夜口づけを交わし、この家に来てからもずっとキスされてばかりいる麻衣はすでに正常な判断力を
失っていて、このキスもそれほど特別なことだとは思わず、抵抗することもなくごく自然に受け入れた。

最初触れるだけだったやわらかな口づけは、キスに慣れたふたりの間で瞬く間に熱を帯びて唇と吐息の温度を
急速に上げる。滝川の舌が麻衣の唇の輪郭を確かめるようになぞり、その濡れた感触に促されるようにして
麻衣が唇を僅かに開くと、すぐに彼の舌が滑り込んでくる。このまま受け入れてしまえば口内を侵されると
彼女にもわかっていたが、そのぬるりと甘やかな感触に負けて麻衣は彼のあからさまで不埒な蹂躙を容易く
赦してしまった。無防備な麻衣の舌は付根から舌先までたっぷり舐め回されて、それから彼の舌にねっとりと
絡め取られる。滝川の動きは優しくやわらかではあるものの無遠慮で容赦なく、麻衣はすぐに翻弄されて
呼吸を乱した。
「……ん………ぅ………………ぁ………、ん…………」
息苦しい。本当は思い切り空気を吸い込みたいのかもしれない。けれどどうしても、彼と離れがたい。
麻衣はふたりの唇のほんの僅かな隙間から、かすかな喘ぎを漏らすことしか出来なかった。
溺れるように、酸素の代わりに滝川の舌を求め、絡め合ったままの舌を吸う。
ふたりの唇の隙間から洩れる唾液の水音の淫らさが鼓膜を犯し、麻衣の頭はさらに痺れ蕩けていく。
もっと甘く、もっと深く侵し侵されて、このまま溶けてしまいたい。陶然と麻衣はそう思う。


ーーまずいな、と心中で滝川は苦く呟く。
麻衣を籠絡する手管の筈のキスに、いつの間にか自分自身が溺れ始めている。
麻衣との口づけはあまりに甘やかすぎて、拙いながらも懸命に自分を求める麻衣がどうしようもなく愛しくて、
気付けば滝川も、余裕も自制心も全て無くしてただただ麻衣を貪ることに夢中になってしまいそうだ。
(キスするだけで無我夢中って、童貞でもあるまいし)
こんな調子では先が思いやられると、麻衣と互いの舌を吸い合いながら、心密かに己を嘲嗤う。
けれど、それも無理もないことだと本当は自分でもよくわかっている。
どんなに策を弄して彼女を手に入れても、自分の方がずっと前から深く深く麻衣に溺れているのだから。
夢に見る程恋い焦がれ続け、ようやく手に入れた最愛の少女は、ようやく自分への好意を向け始めたばかり。
決して離れないようにしっかりと繋ぎ止めるには、もっと彼女を虜にする必要がある。

欲しいのは、彼女の全て。滝川の手は彼女を求めてその身体の上を彷徨い始める。
彼女を怯えさせないよう、慎重に。


455:Nightmare(3) ぼーさん×麻衣
07/02/23 11:05:21 ocphQ6+m
自分を抱いていた彼の右の手が、背中から肩へ、そして腕へとゆっくり滑っていくのを、麻衣は蕩けた
意識で感じ取る。手のひらと指先のそれぞれが、自分のかたちを確かめるように触れていくその感触は、
安堵するほどあたたかく、けれど時折鳥肌が立つほど狂おしく、それが今の麻衣には痺れるほど幸せな
ことに思えた。
腕の上を滑り降りた滝川の指先が麻衣の指先に触れ、そのまま手の平を重ねてきゅっと握られると、
麻衣は泣き出したくなった。怯えはない。ただ、どうしようもなく幸福だと思った。
自分はこれから彼の手で愛されていくのだ。もう麻衣も、知っている。

ー今すぐ滝川を力いっぱい突き飛ばして彼を拒めばきっと、本当に最後の砦だけは守ることができる。
力ずくで無理矢理奪われることはないだろうと、滝川の暗い想いを知らない麻衣は思う。
今彼に全てを捧げてしまったら、もっと大きく自分が変わってしまう予感がある。本当は、少し怖い。
けれど、そうすることが出来ない。したくない。今彼に優しく撫でられるこの幸福を、失いたくない。
彼から与えられる溺れる程の快楽に、このまま身を委ねていたい。
危険を告げる本能は、けれどそれと同時に彼女を“溺れてしまえ”と唆す。
彼女は一瞬の逡巡をその声に従って捨ててしまった。
ーー全ては、滝川が操るまま。

自分の手を握りしめる滝川の指からふ、と力が抜けて拘束が解かれるのを感じて、麻衣はそれをとても
名残惜しく思ったが、彼の指先が自分の手のひらの上をあやすようにトントンと軽く叩いてからくるりと
撫で、そのまま腕の内側を這い上がっていく感触に、麻衣は痺れた。二の腕の一番やわらかいところを
通って脇の下まで辿り着く指が甘やかにくすぐるのを、麻衣は身を震わせながらも堪える。
夢の中では何故かいつも裸で、だからいつだって直接肌を触れられていた。
けれど服越しに触れられていく感触も、このもどかしさが切なくて心地よい。麻衣は思う。

脇を撫で上げて、腕の付け根まで到達した滝川の手は、今度は麻衣の脇腹を滑り降りる。
彼の親指が麻衣の胸の頂をわざとかすめてから通り過ぎた瞬間、麻衣の胸はそこから甘く痺れる。
麻衣がほんの一瞬の愛撫にも敏感に身体を震わせて、吐息を小さく漏らすのを、薄く目を開けた滝川は
愉悦の思いで眺める。紅潮した頬や瞼が彼女の呼吸に合わせて時折小さく震えるのが愛おしい。
細い指先や、制服の胸元から覗く白い胸元も、すでにうっすらと紅く染まり始めている。
このまま彼女の全ての色を、自分で染めてしまいたい。劣情が滝川の胸を焦がす。

衝動に身を委ねてしまえば、本当はいくらでも性急に麻衣を奪うことが出来る。必死に抗う麻衣の制服を
無理矢理剥ぎ取り、か弱く藻掻くその身体を押さえつけ、泣いて懇願する彼女を力ずくで犯す。
その甘美な想像はとても魅惑的に滝川を誘惑したが、彼はそれをあっさりと放棄した。
いくら強引に身体を奪っても、その手段では彼女の心は永遠に手に入らない。
滝川が望むのは麻衣の『全て』なのだ。
それに彼女をこうして少しずつ堕としていくのは、とても愉しい。
この恍惚を手放すなど愚の骨頂。焦る必要など、何もない。
痛む良心ももう捨てた。けれども彼女を泣かせ苦しめるのは、彼の本意ではない。
本当は、心から愛したいだけだ。
けれど守り慈しむだけでは、もう満たされない。だから奪う。それだけだ。

456:Nightmare(3) ぼーさん×麻衣
07/02/23 11:06:53 ocphQ6+m
脇腹や腰骨の上をくすぐるように撫で回して麻衣をさらに震わせてから、滝川のあたたかな手は麻衣の
やわらかな腹をゆっくりと這い上がる。その指先が胸のふくらみに触れて突き当たると、彼の手は
麻衣の胸を下から持ち上げるように掬い取り、そしてやわらかく包み込むように握り締めた。
そのままやわやわと胸を揉まれて、麻衣の身体にじわりと幸福と快感が沁みた。吐息が麻衣の唇から
漏れ出す。吐息を逃してやるかのように、滝川は麻衣の唇をようやく解放した。
初めに触れ合った唇がそっと離れ、それから互いの口内を侵し合った舌が少しずつ解かれる。
名残惜しさを見せつけるように、離れた二人の舌先の間で唾液がつぅ、と糸を引き、そして切れるのを
麻衣は蕩けた瞳でぼんやりと見つめる。
「………やらしいな」
滝川の唇が卑猥な笑みを浮かべる。からかわれている、そうわかって麻衣は何も言えずに顔をさらに
紅潮させた。今きっと自分は、恥ずかしいくらいだらしなくて淫らな顔をしていると、鏡を見ずとも
滝川の表情がそう麻衣に教えている。彼の目を直接見ることが出来ず、麻衣が思わず俯くと、自分の
胸をゆるりと揉んでいる滝川の右手が視界に入り、それがさらに麻衣を困惑させた。


快感と羞恥で朱に染まり、うつむく麻衣の愛らしい顔が、滝川の劣情を煽る。
「麻衣、可愛い………大好き……」
もっと淫らな表情をさせたくて、麻衣の耳にわざと唇を触れさせながら、彼女を支配する声音で囁く。
「ゃ…っ、耳、……だめ……っ」
麻衣の肩が大きくビクッと揺れる。予想通り、相当弱点のようだ。滝川はほくそ笑む。
「……どうして?」
クスクスと笑いながら、滝川は吐息混じりでそのまま囁きかける。
「…ぁっ………しゃべっ、ちゃ、……やだ………」
背筋をゾクゾクとした痺れが奔り抜ける。彼の声は媚薬のようだ。
麻衣が藻掻いて身じろぎするが、滝川は唇をさらに寄せて逃がさない。
「………どうして?教えてくれなきゃ、わかんないだろ?」
わかっているくせに。そう思いながらも麻衣は抗えず白状してしまう。
「……んンっ……なんか、ぼー、さんの…こえ………すごい…きちゃ、う………」
「…ああそっか、ごめんな………じゃあ、喋んなければ、いい…?」
からかうように、滝川は麻衣の耳朶を甘く噛んだ。
「………っ!」
驚いた麻衣は思わず目をぎゅっと閉じる。
滝川は、狼狽える麻衣の耳朶に舌を這わせ、彼女を弄んだ。
「…んっ……みみ……ぁ、よわい、ん……だって…ばぁ…………」
甘えるように訴える麻衣の声が、滝川の鼓膜を心地よく刺激する。
「うん、知ってる」
意地悪く、麻衣を煽る卑猥な声音で麻衣に囁いて、麻衣の耳をちゅっと強く吸った。
「あぁんっ…!………も、や、だぁ………」
麻衣の動揺を愉しみながら、滝川は麻衣の耳朶をたっぷり舐め尽くし、奥に舌を差し入れる。
その濡れた感触に麻衣は愛らしい声で悲鳴に近い喘ぎを上げた。

457:Nightmare(3) ぼーさん×麻衣
07/02/23 11:08:05 ocphQ6+m
麻衣が耳をねっとりと責められて息も絶え絶えに喘いでいると、今度はこちらも忘れるなと言わんばかりに
滝川の手が麻衣の胸をきゅっと掴む。やわらかく揉むその合間で、時折胸の先端を爪でひっかくように擦られて、
甘い刺激に下着の中でそこが尖ってくるのが麻衣自身にもわかった。布に擦れる感触が、それをさらに促す。
「麻衣ー、ここ、勃ってきたぞー」
ニヤニヤとしながら滝川がからかう口調で言う。もちろん耳元で囁くように話すのは意地悪からだ。
「……っ!ば、ばか……っ!えっち……っ、ん…っ」
「ほら、もう摘めるくらいになった」
「ひぁ……っ!」
きゅっと摘まれて、麻衣は思わず大きく声を上げてしまう。
「麻衣、これ気持ちいい?」
「……ん……っそんな、こと、言えるわけ、な」
「ちゃんと言って?」
「……や……ぁ………」
「布越しじゃダメか………じゃあ、麻衣がもっと正直になれるように、直接触ろうか」
「…え……」
滝川は、麻衣の制服の裾からするりと手を滑り込ませた。
「……っ!?……あ、ちょ………待って…………ぁ………」
腹を滑った滝川の手は、あっけなく麻衣の胸に辿り着き、白いレースに飾られた清楚な下着の中に潜り込み、
彼女の胸を直接掴む。揉むたびに自分の手の中で形を変える、やわらかい感触とこの上なく滑らかな手触りは、
夢に見たよりも圧倒的に素晴らしく、おそろしいほど魅惑的だった。
下着の中でわずかに汗ばんでいたらしく、麻衣の胸はしっとりと彼の手のひらに吸い付いてくる。
その感触が、まるで自分を所有者と認めてくれているかのようで、滝川は手のひらと五本の指に伝わる
至福をしみじみと噛みしめる。
「あー、本気で理性吹っ飛びそう…」
滝川の口から思わず本音が洩れる。
「麻衣の胸やわらかくてすっごく気持ちいい………麻衣は?」
下着をずらして胸を露出させてから、その先端を親指できゅっと潰すように捏ねる。
「あぅ…っ!」
「………ね、これ、気持ちよくない?」
「…や…だ……」
「………じゃ、これは?」
今度は二本の指で摘み、クリクリと転がすように指の腹で撫でる。
「…んあ…っ、ああぁん………っ」
敏感な頂を弄ばれて、思わず麻衣は甘えるように蕩けた声を洩らしてしまった。
「………ぁ……やだ……」
その声音の予想以上の淫らさと浅ましさに、麻衣は自分でも驚き狼狽える。
「……あたし…………ごめんヘンな声出ちゃった…………」
動揺した麻衣は慌てて手で口を塞ごうとするが、その手首を滝川の左手に掴まれる。

458:Nightmare(3) ぼーさん×麻衣
07/02/23 11:08:49 ocphQ6+m
「…じゃ、もっとヘンな声、だそうか」
滝川は、捕まえた麻衣の手に軽く口づけた後、中指の爪先をペロリと舐めて艶然と笑う。
「や…っ、ちょっ……と、何…………あぅ…………やだ………それ…………」
戸惑う麻衣の指先に軽く吸い付くようなキスをして、そのまま中指を唇で咥えてから口の中で舌を這わす。
滝川の舌が指の腹や関節を舐め回す濡れた感触に、ぞくりとして麻衣は抗議の声を上げるが、指を引くことも
出来ずにそのまま彼の唇が卑猥に自分の指を咥えるのを眺めてしまう。
咥えて、舐めて、時折前歯を軽く当てて、吸い付いてーーそれはまるで夢の中で彼に自分が教え込まれた行為の
仕草にとてもよく似ていて、それを見ていると、彼も自分の唇でこんな感触を味わったのだろうか、と想像して
しまい、それはさらに麻衣の羞恥を煽った。
滝川は、そんな麻衣を見透かして微かに笑いながら、麻衣の指をさらに深く咥え込み、指の股を舐めた。
「…っ、も、だめぇ……っ」
妙に恥ずかしい場所を舐められた気がして、麻衣は震える。
「………ん、ここは舐めちゃだめですか」
仕方ないといった風情で麻衣の指を唇から解放して、滝川はからかうように麻衣の目を見つめながら言う。
「じゃあ、どこならいい?」
「…どこ、って……」
滝川は戸惑う麻衣の手を取り、彼女の制服を潜らせて胸に導くと、まだ唾液で濡れた指を麻衣の胸の頂に
ぬるりと擦り付けた。
「ここ、とか、……どう?」
「……やぁ……っ」
そのまま麻衣の濡れた指先で先端を弄ばせながら、滝川が誘うように囁く。
「…な、ぬるぬるして、気持ちいいだろう?」
「…あぁ………」
彼に腕を掴まれているとはいえ、自分の指で自分の胸を触って気持ちよくなってしまうのがとても恥ずかしい。
麻衣はぎゅっと目を瞑ってしまう。
「……ほら、俺なら、もっと気持ちよくしてあげられる」
もうどうしたらいいのかわからないくらい恥ずかしいのに。
「ここも、いっぱい舐めて、いっぱい吸って……」
いやだ、と言わなければいけないはずなのに。
「………だから、な?」
麻衣は、拒めなかった。


459:Nightmare(3) ぼーさん×麻衣
07/02/23 11:09:25 ocphQ6+m
滝川の手が制服の胸のリボンを解き、上からひとつずつボタンを外していくのを、麻衣はぼんやりと眺める。
瞬く間に制服の前をはだけられ、麻衣は少し肌寒いと思った。
天気も良く、空調も良く効いていたから、それは彼女の身体が火照っているせいかもしれなかったし、
下着から露出させられた胸の先が外気に晒されたせいかもしれなかった。
ふるり、と小さく震える麻衣の胸に、身を屈めた滝川がそっと顔を寄せ、愛おしむように頬擦りする。
彼のすりすりと動く頬に胸の先端が擦られる快感に悶えながら、麻衣が羞恥の表情を浮かべる。
「んっ…ぁ…やだ……恥ずかしい、よぅ………あんまり、お…きくない、から……見ない、で……」
「いーじゃん。やわらかくて可愛くて、すっごく俺の好み」
「………こういう、………ん……時…かわい……て言われ、るの……微、妙………」
「気にしない気にしない。麻衣はまだ発展途上なの。ていうか俺が可愛いって言ったら可愛いの。
 わかった?………それに」
きゅっと両の手で麻衣の胸の膨らみを握り、滝川は麻衣の瞳を覗くように見上げてにんまりと笑う。
「…もう夢でいっぱい見ちゃったもんねー」
「……っ!!ばか!ばか!ぼーさんのえっち…っ!!」
「はいはい、えっちですよー。何せ、俺はセクハラオヤジですから。可愛ーい麻衣ちゃんが可愛ーい顔で
 恥じらうのを見るのがとっても大好きなんですよー。だから」
胸の谷間にチュッと口づけて、言う。
「いっぱい感じて、麻衣」


460:Nightmare(3) ぼーさん×麻衣
07/02/23 11:10:11 ocphQ6+m

「……ああぁ………ぼー、さん……」
強く吸われて、舐められて、甘噛みされて、弄ばれて。麻衣の胸は滝川に蹂躙され続ける。
胸の先端を唇で咥えて、舌先で転がしてやりながら、滝川は麻衣を卑猥に煽る。
「ん……もう、すごいコリコリに硬くなってる……」
「…んぅ…っ!…や、だめ…ぇ………くわえた…まま……話しちゃ…、ダメ………」
「………どう、して?」
麻衣の口からいやらしいことを言わせたくて、答えのわかりきった質問を滝川は麻衣に問う。
「ひぁ…っ、…あ、……感じ、ちゃう………からぁ………」
答えを催促するように、甘く尖った頂を引っ張るように強く吸われ、麻衣は彼の望む答えを返した。
暗い愉悦が胸を支配し、滝川は衝動のままに麻衣を追い詰めていく。
「感じてるんだ?」
「…うん…っ、かんじ、る……っ」
すっかり籠絡されて理性を失った麻衣は、ただただ素直に彼の問いに答え続ける。
本当は麻衣もとても恥ずかしかった。自分を見透かしながら煽る彼の余裕にも少し悔しさを感じている。
けれども彼が望む通りに答えると、何故かその恥ずかしさが甘やかな媚薬のように頭と身体を痺れさせ、
麻衣はその被虐の悦楽に溺れていくのを止めることが出来なかった。
「気持ち、いい?」
「…きもち、いい……っ」
「どんなふうに?」
「………ぁ、……なんか、……ぬるぬる、って……あぁん……むね…ずきずき、する…ぅ……」
快楽に蕩け朦朧とした麻衣の唇から紡ぎ出る言葉はとても拙く、けれどもとても正直で、淫らだ。
「…それから?」
「………ぎゅ、って…ちくび………摘まれる、と……あぅ……」
「摘まれると?」
麻衣の言葉通りに、滝川が頂を強く摘んで弄びながら尋ねる。
「…あぁ……なんか……腰に、くる……っ」
「……腰、」
と言いながら、滝川の左手が麻衣の腰をくすぐるように撫で回す。
「ここに、くるんだ?」
「…うん…っ……背中のなか……ビリビリって……しびれる……みたいになって…………下が、
 ………じわって、あつ、く……はぁ…ん……なって……」
淫らな快楽の促すままに素直に反応する麻衣は、狂おしいほどに愛しく愛らしい。
もっと麻衣を変えてしまおう。滝川は手を伸ばす。

461:Nightmare(3) ぼーさん×麻衣
07/02/23 11:10:52 ocphQ6+m
「下ってどこ……かな…………ここ?」
焦らすように、麻衣の腰骨を指先でくるりと撫でる。

「…………………………………………もっと、…………下………」
少し躊躇って、けれど甘やかな誘惑に抗えず麻衣は小さな声で呟くように答えた。

「…ここ?」
クスクスと笑いながら、麻衣の膝頭を撫でる。

「…………ゃ…………違う……」
焦らされて拗ねた目をする麻衣が可愛い。

「じゃ、ここ?」
スカートの中に手を這わせ、白い太腿をやんわりと撫でる。

「……ん……もっと、………上ぇ……」
麻衣が甘えた声で強請るのを、滝川は痺れるような思いで聞いた。
ついに、麻衣が自ら扉を開く。

「ここ、」
そっと指を伸ばして、指先で彼女の下着に触れる。

「……………………そ、こぉ……」

麻衣が初めて自分から滝川に手を伸ばし、甘い声で彼を求めた。

「……ね………ぼーさん、…………さわって?」



462:Nightmare(3) ぼーさん×麻衣
07/02/23 11:11:43 ocphQ6+m
本日は以上です。
ちっとも終わらないのでぼーさんはさっさと麻衣を襲えばいいと思います。
でもじわじわいたぶってこそのエロスとラブをどうしても求めたいジレンマ。
セクロスの前戯を大事にしすぎるわがままをどうぞお許し下さい。
すいませんが、よろしければもう少しだけお付き合いのほどを。

463:名無しさん@ピンキー
07/02/23 11:50:45 pGTSXpav
エロいな~、GJ!GJ!ぼーさんに踊らされる麻衣がかわいい!(*´Д`)
全然急がなくていいからジワジワやっちゃって下さい!続き期待してます!

464:名無しさん@ピンキー
07/02/23 12:33:36 2GzWO9LK
むしろもっと じ わ じ わ やってくれたまえよ君!(*´Д`)ハァハァ
この微妙なヘタレさ加減や強引さがぼーさんっぽくていいねえ…

465:名無しさん@ピンキー
07/02/23 21:43:54 n0E7XaKQ
うは、めっちゃGJ!
続きをお待ちしてます。全裸で。
(続きが何日も投下されないままだと肺炎おこすかも)

466:名無しさん@ピンキー
07/02/23 23:45:25 4ILjCo23
久々に覗いたら神が
じわじわゆるゆると攻めるぼーさんがエロス
陥落される麻衣も可愛くてGJ!!

467:名無しさん@ピンキー
07/02/24 02:21:07 c2JiK38m
いいよーじわじわいいよー!

468:名無しさん@ピンキー
07/02/24 06:24:10 8cR9Pg/s
挿入ないのにエロエロだな~!
指なめから乳首さわらせるくだりとかgjすぎてたまらん
オレも全裸で続き待ってるw

469:Nightmareの人
07/02/24 08:35:08 mGUPjHCf
おはようございます。読んで下さってありがとうございます。
自分には皆様こそが神です。その優しさに心からの感謝を。

>全裸待機の皆さん
今日はとても寒いらしいので、おでかけの際はコートをお忘れなく。
風邪を召される前に投下出来るように頑張りますが、どうぞお身体だけはお大事に。

470:名無しさん@ピンキー
07/02/24 13:32:26 s7UqjS2g
これほどの焦らしプレイはお目にかかったことがないw

471:名無しさん@ピンキー
07/02/24 21:55:50 Fi5fmshQ
>469
よしっ!
全裸にコートで待ってます!!

472:名無しさん@ピンキー
07/02/24 23:45:22 8cR9Pg/s
ちょwそれどう見ても変質者です。本当にあり(ry

473:名無しさん@ピンキー
07/02/25 07:24:08 7ds1GXnE
自分は全裸にはんてんだけ羽織って待ってます!

474:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:52:09 O3YvHhP+
ナルと麻衣は(生前の)他人様の役を演じるタイプの夢を使えば
愉快なことになるんじゃね?

475:名無しさん@ピンキー
07/02/26 01:55:47 gbKHBCSQ
真面目な話をすると、
例えば、ナルがレイプ殺人の被害者をメトったとして、ジ○○がラインを繋いでも
麻衣とナルがその被害者、加害者として再体験するのではなく
二人して被害者の意識に同調するわけだからあんまり上手い事いかないんじゃなかろうか。
まぁ、微妙な気持ちにはなるだろうが。「ジ○○の野郎~!!」と


476:名無しさん@ピンキー
07/02/26 02:29:47 +ji+gOE/
ジダン と一瞬読んだ私を正しい道へ導いておくれジ●●…

477:名無しさん@ピンキー
07/02/26 06:32:32 JQZIWI66
レイプされた女の人の霊を真砂子や麻衣にいっぱい憑依させて
男性不信に陥れさせたい

478:名無しさん@ピンキー
07/02/27 22:16:55 v8RB4TkC
>>476
ガルマは死んだ。何故だ!?
シーク シ○○・・・って読んだがジークでも読めるんだよなw

479:名無しさん@ピンキー
07/02/27 22:21:42 ErdY0FaK
坊やだからさーーーーーーーーーー

480:名無しさん@ピンキー
07/03/01 22:46:47 2a5NbouV
くは~!!ぼーさん×麻衣萌。
続き、続きを…!!

481:名無しさん@ピンキー
07/03/02 15:58:22 giLxfWfL
同じ字がついても「坊や」と「坊さん」だとえらい違いだと思ったw

482:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:49:20 FI5741tk
>>461の続きを投下します。
スルーの際のNGワードは引き続き『Nightmare』でお願いします。


483:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:50:16 FI5741tk
理性が焼き切れる程に焦らされて、麻衣の両手が滝川の肩を甘えるようにキュッと掴む。
「…おねがい…………もう…………」
喘ぎに乾いた唇が、浅ましく懇願のかたちに動いていくのを、麻衣はどうしても止めることが出来ない。

「…限界?」
麻衣の閉じた白い脚が、スカートの中でもじもじと擦り寄るように動くのを視界の端で見やりながら、
滝川がさらに煽り焦らすように、優しく意地悪い声で尋ねる。
彼女の下着の少女らしい手ざわりと、薄い布の下で淡く茂る幼い恥毛のやわらかな感触を、指の腹で
心地よく愉しみながら、ゆるゆると指先で土手の上を撫で回すと、
「…んっ………あぁ………も…、限界……っ」
欲しい場所に望む刺激を与えてもらえず、焦れた麻衣が半泣きで滝川にせがむ。
「…ぼーさぁん………早く………もう我慢、………できないよぉ…………」

自分を求めて希う麻衣の甘えた声に、至福と愉悦を強く感じながら、滝川は彼女をあやすように笑う。
「ごめんなー、麻衣が可愛くてつい。あんまり虐めるのも可哀相だし、そろそろ正直になったご褒美に
いっぱい気持ちよくしてやるからな」
滝川は胸の先を悪戯にベロリと舐めてから、下着の上で戯ぶ指を麻衣が求める方へとするりと滑らせた。
「…んっ……あぁ………そこ、…いっぱい………さわっ…て……」
焦りと期待で麻衣の胸が震える。
「ん。……じゃ、遠慮無く」
床に横座りしていた麻衣の、閉じた脚の狭い隙間に少し強引に手を差し入れる。
「…もう少し脚、開けるか?」
「うん……」
蹂躙を待ち望む麻衣が膝を少しずつ開く。
「そう、上手。これでもっと麻衣に…触れる」
自分を受け入れるために緩み開いていく彼女の脚の動きに合わせて、滝川はゆっくりと優しくも不埒な指を
さらに奥へと滑り込ませた。


484:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:50:53 FI5741tk
「…はぁ…………」
ゆっくりと這うように下の方まで撫でられて、薄く開いた麻衣の唇から、思わず歓喜の吐息が洩れる。
触れて欲しかったところにようやく手が届き、麻衣の身体全部に痺れるように幸福が満ちた。
焦れた疼きを宥めるように優しく撫でるその感触に、麻衣はうっとりと目を閉じる。

けれどそのひたすらに優しく宥める感触は、何故か裏腹に彼女をさらに焦らして煽った。
触れられた瞬間満たされた筈の疼きも、彼の指が離れた途端、すぐに甦ってしまう。
しかも優しく撫でられるたびに、それは更にじわじわと強く増していってしまい、麻衣は困惑する。
(どうして………でも)
待ち望んだ場所を触れられている筈なのに、どうしても満たされない。疼いて痺れて、もっと切ない。
すでに濡れた感触のする自分の裡から、さらにじわりと沁み出るものを感じる。
「………あぁ………もっとちゃんと、さわっ、てぇ………」
そのもどかしさに、麻衣は知らぬうちに腰を揺らしていた。

「ちゃんと触ってるけど?」
麻衣の胸から顔を上げ、滝川が彼女の潤む瞳を覗き込んで笑う。
「……足りない?」
「たり、ない……」
全てを見透かすような瞳で笑う滝川の視線が、麻衣を痺れさせて煽る。
化膿した傷のようにジクジクと熱く疼く場所がさらにトロリと濡れて、麻衣は泣きたくなった。
恥ずかしくて悔しくて、けれどどうしてもこの切ない餓えを満たして欲しくて、優しく触れる指に
そこをきゅっと押しつける。
「……もっと、ちゃんと……中、まで…………おねがい……いじわる、しないで………」
こんなにもあからさまに、卑猥なおねだりをするのは生まれて初めてで、麻衣は思わず涙を零した。

哀願と羞恥の色を湛えて自分を見つめる麻衣の瞳がさらに潤み、そこからじわりと滲むように涙が
溢れ出すのを、滝川は陶然と見つめる。
透明な雫がはらはらと頬の上を零れ落ちていくのが、見蕩れるほどに美しい。
懇願の言葉を紡ぐ薄桃色の唇も、肩を掴む細い指に込もる儚い力も、指に触れるやわらかな感触も、
その全てが狂ってしまえと唆すようにとても甘美だ。
自分の愛撫を乞うて、その身をさらに愛らしく淫らに変えていく麻衣に、滝川は胸焦がされる。
ーーもっと甘やかして蕩かしたい。もっと虐めて泣かせたい。
矛盾する筈の裏腹な感情は、けれども滝川の中では同じ色で存在し、彼を突き動かし駆り立てる。
与えたくて、奪いたくて。
滝川は彼女の切なる希求を叶える。

485:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:51:44 FI5741tk
「……了解」
「んぅ…っ!」
手の上に押しつけられたやわらかい肉の膨らみをきゅっと揉むように、指にぐっと力を込めると、
求めていた強い刺激を与えられて麻衣が思わず呻く。
「この中も…いっぱい触ってやるから……」
麻衣の頬に口づけて、伝う涙を唇で拭いながら、滝川は指先で秘裂の位置を確かめるように柔肉を撫で、
薄布の下に探り当てた肉の狭間に指を沈み込ませた。
「もう泣くな、……な?」
「ああぁ…ッ」
ようやく欲しかった場所を満たされて、麻衣は歓喜に震えながらはしたなく喘いだ。
滝川の指の下で、麻衣の体温と蜜ですでに湿り気を帯びていた薄布が、その下で溢れんばかりに
湛えられていた甘い水をさらに吸ってじわり、と濡れる。
「……麻衣はこっちも泣き虫だなー、…………ここ、もう濡れてる」
「そん、なの………あ、あぁ…」
「ほら、染みてるの………わかるか?」
「言わない、で……っ、やっ、あ、それ…っ」
「気持ちいい、だろ?」
「あぁ……」
敏感な場所を濡れた布越しに擦られる感触に麻衣が戦慄く。
「これ、麻衣のでもっといっぱい濡らしちゃおっか」
割れ目に沿って中指で下から上に何度も撫で上げてやると、麻衣は切なく喘ぎと蜜を溢れさせ、
それは彼女の清楚な下着を瞬く間に穢していった。
「…はぁ……やだ……濡れて…よごれ、ちゃう……あぁ…」
「もっと汚せばいいんだよ」
「……ダメ………困る…よぉ……あぁ、……穿いて…帰れ、な……」
「今日は帰さないからいいの」
「…そん、な…ぁ……」
「じゃあ麻衣、1.このビチャビチャに濡れたパンツ穿いて帰る、2.ノーパンで帰る、
 3.明日うちで洗って乾かしてから穿いて帰る、…………ほら、どれがいい?」
「え…ええぇ……!?」
「あ、言っとくけど、俺がこれから買ってくるって選択肢はないから」
「…ぅ……うぅ………ぼーさんの、いじ…わる……」
「はい時間切れ。3番で決定な。だから今晩は」
滝川は、困り果てて赤い顔で自分を睨み付ける麻衣に、にっこりと満面の笑顔で言う。
「俺んちに泊まってって下さい」
「……んもぅ……ぼーさぁん…………あ、あぁっ、ん、も、や、だぁ……っ」
「ほらほら、いっぱいおもてなししてやるから」
濡れた布の下で刺激に尖り始めた麻衣の敏感な肉芽を指の腹で捏ねながら、声のトーンを低く落として
麻衣の耳元に唇を寄せて囁く。
「悪いけど、もう帰さない」
「…………ッ!!」
「だから覚悟して」
「…あぁ……」
指の下で麻衣がヒクリと震え、薄布がさらに濡れるのを愉しみながら、滝川は麻衣の耳朶を甘く噛んだ。


486:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:52:32 FI5741tk
「じゃあそろそろ」
「…ひゃ…ッ!」
刹那、滝川の指が下着の横から滑り込み、麻衣は驚いて声を上げた。
何をされるかはもうわかっていたし、自分も心のどこかでそれを望んでいる気もしていたが、それでも
生まれて初めて自分の恥ずかしいところを直接触れられる感触にはどうしても驚き戦いてしまう。

「………本当に、すっごい……ヌルヌル……」
すでに潤んでいる秘裂を指先で撫でて、心底感嘆するように、けれど麻衣を揶揄する響きを声に含ませ
ながら滝川が呟く。
「あぁ…っ」
ぬるりと容易く滑る滝川の指の感触に、自分の身体の正直な反応を自覚させられて麻衣は羞恥する。
けれど恥ずかしいと思えば思う程、それは彼女の快感を煽り掻き立てるのだ。
もっと触れて欲しいと強請るように、自分の中からトロリと蜜が溢れてさらに滝川の指を濡らすのを、
麻衣は彼の指の感触と淫らな水音でまざまざと知らしめられる。
滝川が秘裂で蜜に塗れた指を滑らせるたびに、クチュクチュと耳を塞ぎたくなるような恥ずかしい音が
自分の下から聴こえてきて、麻衣は塞げない耳の代わりに目を強く瞑った。

けれど滝川はそんな麻衣を容赦せず、さらに辱めを与える。
「なぁ麻衣、目、開けて?」
その言葉に麻衣が素直に従い、ゆるゆると瞼を開くと
「見て…………これ、麻衣の」
滝川は下着の隙間から麻衣の粘液で濡れた指を引き抜いて、その指を美味しそうにペロリ、と舐めた。
そのまま見せつけるように指を咥え、麻衣の目を見つめて艶然と笑ってみせる。
「……麻衣の味がする」
「…っ!…もうなんで、そういうこと言うの…っ……」
「麻衣のそういう顔が見たいから。……俺、麻衣が可愛すぎてちょっと頭おかしくなってるかも」
恥ずかしがって動揺する麻衣の額に口づけながら、滝川は苦笑する。
「まあ仕方ないか。俺麻衣にメロメロだし。麻衣がこんなにエッチで可愛すぎるのがいけないんだよなー」
「…っ!ちょっ!違う!あたしのせいじゃないもん!…あ、あたしがこんな…なっちゃったの、全部、
 ぼーさんがえっちなことばっかりするからじゃん!ぼーさんがえっちで変態なせいであたし…」
「ハハ、そうだな。全部俺のせい。エロオヤジでごめんな。……でもさ」
麻衣の身体をそっと包むように抱き寄せて、瞼に口づける。
「麻衣が俺のせいでそんなふうに可愛くなっていってくれるの、すごく嬉しいんだ。俺だけが麻衣にさわれて、
 俺だけが麻衣をそんなふうに変えられるんだって思ったら、俺もう死ぬ程幸せ。だから」
そのまま唇を滑らせて頬にキスをする。
「俺、もっと麻衣の可愛い顔が見たいなー。麻衣がいっぱい感じてもっといやらしくなるのを見たい。
 すごく見たいんだ。ダメか?」

487:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:53:20 FI5741tk
甘えてねだる滝川の声音に、麻衣の胸が甘く疼く。懇願するその瞳が、麻衣の心と理性を惑わす。
「……そんな訊き方、ずるいよ……なんか、かわいくて断れな……ってあたし何言ってんの……」
自分の口から出た言葉に自分で驚き、麻衣は思わず絶句する。
(ぼーさんがかわいいって、何それ……あたし、ちょっとおかしくなってる……)
ふと、麻衣が自分のことを好きなんだと言い続けて、そう思い込ませたいと言った滝川の言葉を思い出す。
ーーそれがすでに現実になりつつあることを、麻衣は淡く自覚し始めていた。

「あれ、麻衣……もしかして俺に惚れちゃった?」
「……っ!」
「俺、カワイイ? 俺のこと、もう結構好きになってきた?」
ニヤニヤと笑う滝川の顔には明らかに揶揄の色が浮かんでいて、それが恥ずかしく悔しくて麻衣は
揺れた心と甘い胸の疼きを自分の気のせいだということにした。
「バッカじゃないの!……あぁもうぼーさんなんか知らない!エロオヤジ!変態!」
「素直じゃないなー。エッチなことしてトロトロになってる麻衣はすっごく素直で正直で可愛いのになー。
 ……まだまだ足りないみたいだし、やっぱりもっといやらしいことして麻衣を俺にメロメロにさせよっかな」
ニヤリと笑いながら、滝川は再び下着の中に指を忍び込ませた。
「…っ、やっ、やだぁ…っ」
「でもさっき俺にもっとちゃんと触ってって可愛い声でおねだりしたのは誰だったっけ?ん?」
「……いじわる……………っ、あ、あ、や…ぁ……」
秘裂に指を滑らせ、溢れた蜜を指に絡めて肉芽を捏ねるように揉みながら、滝川は揶揄の響きで問う。
「嫌じゃないだろ?………本当はもっとしてって思ってる」
「ちが……、あぁ、ん、ン、あ……」
「麻衣がもっと素直になったら、もっと気持ちよくなれるぞー。ここもいっぱい撫でてやるし」
ぬめる粘液の力を借りて、指を狭い秘裂の襞の奥へと潜り込ませ、まだ誰にも穢されたことのない
幼い入口を指の腹でぬるり、と撫でる。
「……さっきよりも、もっと、中も……」
「んぁ…っ!…あぁ、あ……っ」
「………なあ、もっとここ、気持ちよくなりたくないか?」
「あぁ……」
中途半端な愛撫で身体の奥底で燻っていた快感に一気に火を着けられ、麻衣の矜持は崩れた。
「なり、たい……、そこ、……ぁ……いい……」
入口が初めての侵入者を歓迎するように、ひくり、と震えて蜜を零し、その淫らすぎる感触に負けて
麻衣は滝川が望む言葉を唇から零した。
「して…、もっと……もっと、いっぱい……あたしに、きもちいい、こと、して……」

488:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:54:02 FI5741tk
「………………堪んないな…………麻衣、それ……可愛すぎてやばい……今すぐ押し倒して襲いたくなる」
麻衣の卑猥で愛らしいおねだりに本能を直接揺さぶられ、滝川は愛撫の手を止めて呻くように呟いた。
「…………ぁ………それ…って………」
「いや、いきなりそれはまずいことは、ちゃんとわかってるから安心しろって………初めてでいきなり無理矢理
 入れたら痛いに決まってるもんな。俺も麻衣には出来るだけ痛い思いして欲しくないし、無理強いじゃなくて
 麻衣には自分から俺を欲しいと思ってもらいたいと思ってるから。………もちろん、今すぐやりたくないって
 言ったらそれは嘘だけどな、……それでも俺がしたいのは強姦じゃなくて愛の交歓なの」
その意思を示すように麻衣を愛撫から解放し、下着に差し入れていた指を引き抜く。
「……ぁ………ぼーさん……」
ふと、麻衣は夢の中で感じた破瓜の痛みを思い出した。
「…夢のときは……ちょっとしか……痛く、なかった………」
「それはまあ、どう頑張っても夢は夢だからな。どんなにリアルに感じても、やっぱり現実には敵わないだろう。
 ……それにあれは俺の妄想の世界だったからさ、多分、俺が、麻衣にはあんまり痛がって欲しくないな、とか
 気持ちよがって欲しいな、って思いながら夢見てたからだと思うぞ」
「……そう、なの……かな……」
「多分、な。まあ実際、慌てて突っ込んでも麻衣も痛いだけし俺も幸せになれないから。……だからまずは、
 麻衣が俺と早くやりたくてたまんないって状態にしようか。な?……麻衣ももうおあずけは苦しいだろうし」
「…ぁ……」
「まずは、リクエストにお応えしてたくさん気持ちよくして差し上げましょう」
わざと恭しい口調で戯けて艶然と笑いながら、麻衣の濡れた下着の上に再び指を這わせて、誘うように囁く。
「じゃ、もっとよく触れるように…腰、浮かそうか……俺に掴まって」
「うん……」
麻衣が滝川の首に腕を回して縋るように抱きつくと、滝川は横座りしていた彼女の腰を抱えて身体を起こし、
一旦正座の状態で座らせた。
「…そのまま、膝で立てる?……俺が支えてるから……」
「ん……出来、る…………………ん、…と、………………これで、いい?」
滝川に縋り付いていた腕で彼の肩を掴み、麻衣が膝立ちしてみせる。
「上手上手。何かこの格好、麻衣の胸が目の前にあって幸せだなー。なあこれ、もっと食べていい?」
腰を抱いたまま、膝立ちさせた麻衣のやわらかな胸にフーッと息を吹きかけて、麻衣の顔を見上げて問う。
「…んっ、………いい、よ……」
「……周りはふよふよにやわらかいのに、ここだけ硬くて、可愛いなあ……」
薄桃色の乳輪にねっとりと舌を這わせた後、尖った頂を舌先でつつき、音が立つほど強く吸い付くと
麻衣が堪らず甘い声を洩らした。
「…ああぁ………」
「まあ、麻衣はどこもかしこも可愛いんだけどな……」
抱いていた腰を解放し、スカートを捲りながらその手を太腿の裏側に這わせていく。
「ひゃ……ぅ……くすぐった、い……」
「脚のかたちも俺好みだし……」
そのまま上まで這わせた手で、やわらかく滑らかな双丘を下着越しに撫で回し、やんわりと揉んだ。
「…おしりもプルプル……」
「んぅ……それも……へんな、感じ……」
「じゃあ、そろそろこれ脱がそうな」
下着に指を掛けて、そのまま手を脚に滑らせながら、滝川は少しずつ薄布を引き下ろしていった。

489:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:54:40 FI5741tk
瞬く間にするすると下着を下ろされて下半身を露出させられてしまい、麻衣は小さく震えた。
薄く小さな布とはいえ、これまで守っていたものが無くなってしまってどうにも落ち着かない。
誰かの前でこんなに無防備になるのは勿論生まれて初めてで、何とも不思議な心持ちがした。
完全には脱がされず、太腿の途中で引っ掛かっている下着の違和感に、少し恥ずかしさを感じる。
下着の中に籠もっていた熱と、濡れた場所が空気に晒されて、麻衣は微かに肌寒さも覚えた。
「……すーすー、する……」
「大丈夫、すぐ熱くなるから」
秘裂に指を滑らせて、溢れていた蜜を絡めながら滝川が笑う。
「寒いとか、言う暇ないと思うぞ」
「ああぁ…っ!」
滝川の言う通り、麻衣はもう寒さを感じることは出来なかった。
ぬめる指で敏感な粘膜全体を摩擦されて、じわじわと熱と蜜が湧き出し麻衣の身体を瞬く間に温める。
指の腹が往復するたびに、肉芽が押し潰されるように擦られるのが痺れる程に気持ち良く、時折入口の
傍を掠めていくのが疼く程にもどかしく、切ない。
「ここ、こうやって縦に擦ると…な?」
「…うん…っ、熱…い、じんじん、する…っ」
「中の方、ヒクヒクしてきてるの、わかる?」
「………ん、……なんか、中が…うずく……感じ……」
求めているのだ、と麻衣はうっすらとわかりはじめていた。
「そこに指入れたら、気持ちよさそうだと…思うか?……想像、してみて」
「…ぁ…あぁ………それ………」
とても、いい。きっと、いい。入れてもらえばきっと、この疼きが満たされる気がする。
「この中、擦られてみたい?」
滝川の指に入口の傍をそろり、と優しく撫でられて、麻衣は飢えていた場所をはっきりと知覚する。
そう、ここだ。この、中。思わず声にならない溜息を、切なく洩らす。
「…………、………こすられて、……みたい……」
「ここの中に、欲しくなってきた?」
指の腹が、入口の襞をやんわりと押す。そのまま強引に入ってきてくれればいい、と心の裡で麻衣は
願うが、滝川の指先は優しく紳士的なままで、決して彼からは侵入させてこない。
もどかしさに焦れて、麻衣は自分から扉の鍵を開けた。
「…ん……ほし…い……中に……指…入れて、ほしい……」

「じゃあ一本だけ指、入れてみようか」
麻衣の懇願に応えて、滝川の中指の爪先が麻衣の泥濘に僅かに沈み始めた。

490:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:55:32 FI5741tk
「んン…ッ」
滝川が指先を第一関節まで沈めると、麻衣が甘えたように鼻を鳴らした。
そのまま優しく、潤んだ入口の襞を探るように僅かに出し入れすると、そこはくちゅっと小さく水音を
立てながら、ヒクヒクと指を咥えた。
「……どんな感じだ?」
「あぁ…そこ、きもち、いい…」
麻衣が陶然と呟くと、入口からじわり、と蜜が滲んで滝川の指先をさらに濡らした。
「まだ指先だけだからな………もう少し中は…?」
「…ん…うん……入れて、みたい……中も……もうちょっと、だけ…」
「じゃあ、多分少し痛いと思うけど、大丈夫だから力抜いてろよ、な?」
滝川は様子を見るように優しく、麻衣の反応を確かめながら、じわりじわりと指を奥へと進ませる。
「…ん…わかっ、た…………んン…っ、あ、……つ……っ」
中の節まで指を沈めた辺りで、麻衣が眉を顰めて微かに息を呑んだ。
指が通過する時に、何かが切れるような、引き攣るような、ピリピリした痛みが麻衣の中を一緒に
通り抜けていく。
「痛いか?」
「…少、し……っ、ピリッ…て、して……ちょっと熱い、感じ……」
「そこ、締まっちゃうとまだ擦れて痛いはずだから、慣れるまであんまり中、締めないようにしよう」
「……っ、……そんなの、どうやったら…いいか、わかん、ない……」
痛みと困惑で、麻衣は思わず縋るように滝川の肩を掴んで彼を見つめる。
「大丈夫、このまま動かさないから、この指入れてるのに慣れるまで、ゆっくり…力抜いて……」
麻衣をリラックスさせるように小さく笑ってからその腰を抱き締め、背中をゆっくりと撫でてやりながら
彼女の胸の中で言い聞かせるように優しく囁く。
「…そう……息吸って……吐いて……大丈夫、麻衣の中ヌルヌルだから、すぐに痛くなくなる……
 大丈夫だから……すぐに慣れるから……」

胸の中で滝川が囁く低く甘やかな声が、麻衣を少しずつ解いていく。
その声で繰り返し囁き続けられるとまるで催眠術のようにそう思えてきて、麻衣は陶然とした。
裸の胸に触れる、滝川の暖かい頬や長い前髪の感触が、とても心地よくて何故か愛おしい。
麻衣は、胸の中の滝川の頭をそっと抱き締めた。
そうしていると、全てのことが大丈夫だ、と麻衣には思える気がした。

少しの間そうしていると、身体が解れたせいか最初の痛みは薄れ、じわりと痺れを感じ始めた。
「な?慣れてきた……だろ?」
「…うん……なんか、もうあんまり痛くない……ぼーさんの声、魔法の呪文みたいで気持ちいい……」
「別に真言唱えたりしてるわけじゃないけどな。……まあ、これが愛の力ってやつかな」
自分を解かすために冗談で紛らせてくれているのを感じて、麻衣は笑った。
「…ふふっ……何言ってんの…もう……」
「で、どうだ?俺の魔法の呪文は効いたか?」
「…うん……今は痛くないよ………でも、なんか……じわじわして……むずむずする……」
「中で粘膜が傷付いてるんだから当然。傷って治りかけってちょっと痒くて、掻きたくなったりするだろ?」
「うん……そっか……」
「あとは中に指入ってるから、それでちょっと気持ちよくなってきたんだろうな………で、傷の痛さよりも
 そっちの方が辛くて我慢出来なくなったら、ちょっと掻いてみる」
「…ん…っ」
滝川がほんの少しだけ指を奥に進ませてみると、麻衣が小さく呻く。
「どうだ?」
「…すこし痛…、……けど、なんか、いい……」
「痛いのより、擦られる方がいい感じがするか?」
「…す…る……なんか…熱い……もっと……こすって…ほし…い……」
ヒリヒリと沁みるような疼きを持て余して麻衣は訴えた。
「じゃあ動かしてみるか……………痛かったらちゃんと言ってくれよ」
「……ん、………っ、………ぅ………ぁ……あ、あぁ………いい……それ、熱……あぁ……」
滝川がゆっくりと指を出し入れするうちに、麻衣の身体は快感にゆるりと解かれ、その唇から零れるのは
苦痛の呻きではなく艶めかしい色の喘ぎに変わっていった。

491:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:56:28 FI5741tk

滝川の緩やかで穏やかな指戯が、瞬く間に麻衣の中に悦楽の焔を灯し、彼女の胸の裡と身体を焦がしていく。
「…あぁ……それ……いいの……もっと……して……」
彼女から溢れる蜜は、すでに挿入した指だけではなく滝川の手の甲を伝って手首を濡らす程になっていて、
彼女自身の脚も、その伝う雫で濡れていた。
すでに知ってはいたが、麻衣は本当に随分と濡れやすく感じやすい身体のようだった。
滝川は麻衣の淫らな愛らしさに陶然としながら、彼女が求め強請るままに、彼女に快楽を与えていく。

「もっと?………もっと、って…奥?……それとも、速く…?」
「…ん…ぁ、はぁ……どっち、も……」
わずかな痛みと共に与えられる蕩けるような快楽は、麻衣の裡の焔を煽り昂揚させていった。
「あ、あ、…あぁ……は、はぁ……や、それ、きもち、いい…っ」
「……だいぶ麻衣の中蕩けてきた……ほら、指が楽に動く……」
麻衣が溢れさせた蜜のぬめりで、指は中の粘膜を傷つけることなく滑らかに彼女を犯していく。
「ひ…っ、あぁ、奥…っ、気持ちいい……そこ、ぬるぬる、する…っ」
「奥もここも、いっぱい擦ってやるから」
「ああぁ…っ、…ぼーさん……きもち…いいの……っ、もう……苦し、い……よぉ……っ」
「苦しい? どうしたいんだ?」
「……わかん、ない……っ、でも……もう……無、理……っ」
「どうして? 好きなだけ気持ちよくなっていいんだぞ?」
「んぅ……もう……すごく、きもちいい…っ、…あぁ…ダメになり、そ……だけど…つらい…の……」
「…いいんだ…そのままもっと気持ちよくなって、イッていいんだ……」
「イキ…、たい……っ、よぉ……もうどうにか…ぁ……なっちゃいそ、なの、に……っ、あぁ……
 ………どう、して……っ」

夢の中で仮初めの快感を与えられ、麻衣はその身の奥底で幼い官能を目覚めさせられていたが、
現実の彼女の身体は、本当はまだ何も知らないままだった。幼く無垢なその身体では、初めて
与えられる快感に溺れるばかりで、その頂を極める術をどうしても得られない。
溢れんばかりの快楽に翻弄されて、悶える麻衣は滝川に救いを求める。
「……あぁ…っ、……ぼーさん………」
このままでは、もうおかしくなってしまう。
「…おねがい…、……だから……っ」
どうか、この手で。とどめを。
「……あたしを……助けて………」

492:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:57:07 FI5741tk
「………イキたいのに、イケない……?」
「うん…っ、きもちい…、のに…っ、どうしたら、いいの……っ?」

いくら夢で交わって滝川からその知識を得たとしても、所詮は仮初め。
本当の麻衣の身体は、まだ快楽を覚え始めたばかりなのだ。
しばし思案して、滝川は身悶える麻衣に尋ねる。

「なあ、麻衣は、今までひとりでしたこと、あるか?」
「……んぅ……ぁ……ひと、り……?」
滝川の意図を掴めずぼんやりとする麻衣に、思わず苦笑する。
麻衣は彼に開かれるまで、本当に幼く無垢だったのだ。仕方なく、質問の仕方を変える。

「自分で自分の身体を触って、気持ち良くなったことがあるか?って訊いたんだ」

今度は流石に何を尋ねられているのか解り、麻衣は紅潮した頬をさらに赤くさせる。
「…な…っ、何…きいてんの、よぉ……っ!ばかっ、えっちっ、最っ、低………」
「イキ方が解んないんだろう?大事なことだから訊いてるんだよ……で?…どうなんだ?」
「……っ、………………………………………あるわけ、……ないじゃない……」

本当は訊く前からおおよそわかっていたことではあったが、それでも敢えて訊くのは
滝川のどうしようもない業だった。

「そっかそっか。そっちも初めてか、……ん、よしわかった。じゃあこれからひとりでやる方…」
「…やだっ!…絶対やだっ!!……それだけは…やだからね…っ!!」
その笑顔と口調に、滝川が何をさせたいかを悟って、麻衣は全身全霊で力一杯拒絶する。

「仕方ないなぁ…………じゃあ、そっちはまた今度にしてやるか」
これもわかっていて敢えて言った言葉だったから、毛を逆立てた猫のような麻衣の剣幕に
クスクスと笑いながら、滝川は麻衣に救いの手を差し伸べた。

「じゃあ今は、俺がイかせてあげようかな」

493:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:57:44 FI5741tk
これまでとは違う場所を違う角度で触れるように、麻衣の中で指をくっと曲げる。
「ひゃう…っ……それ、なんか、へん…っ」
「俺は男だから、女の子のカラダのことなんてそんなに詳しくは知らないし、麻衣のカラダの
 ことも、今少しずつ知っていってる最中だから、俺も手探りだし、ちゃんと上手く出来るか
 どうかはわからないけどな。でも、麻衣にはちゃんと最後まで気持ち良くなってほしいから
 麻衣の体にイクってこと覚えてもらえるように俺も頑張ってみるよ」
そのまま指の腹で麻衣のざらりとした内壁をあやすように撫でると、それを悦ぶように内奥の
粘膜全体がやんわりと滝川の指を締め付けた。
「あぅ…っ、そこ…っ」
「うん、違うとこ触るとそれも気持ちいいみたいだな。麻衣の中、少し締まったの…わかるか?」
「……ん……わかる……」
「中が締まると、俺の指が硬くてごつごつしてるのも……わかる?」
「……ぁ…ぅ……わか、る……よ……」
「じゃあそのまま、俺の指のかたちを意識して……中で確かめて……」
麻衣に自分の指を認識させるために、ゆっくりと中を掻き混ぜるように指を回す。
「…んぁ…っ、ゆび……が……中……」
「そう、俺の指………これが今から麻衣をイかせるんだ」
「…あ、あぁ……ぼーさんの……ゆび……」
麻衣がその存在を強く認識したことを示すように、内襞が滝川の指をキュウと締める。
「そう、そのまま……俺の指意識して……俺の指を味わって……」
麻衣の脚の付け根に力が込もったことを確認してから、麻衣に中を意識して締めさせたまま
再び指を出し入れさせる。
「…あっ、あぁ、…あぁん、さっき、より、こす、…れて、ぁ、いい…っ」
「中の粘膜が傷ついてるから、あんまり痛めないようにさっきまでは体の力を抜かせてたけど、
 それじゃ刺激も足りないし波も掴みにくいからな。どうだ?指締めると気持ちいいか?」
「…あぁ…きも、ち…いい…っ」
「じゃあそのままもっといっぱい味わってみようか」
滝川は抽送の速度を上げて、さらに奥まで突き入れた。
「んぅ…っ、あぁ、いい、奥…っ」
指を奥に進ませると潤んだ内襞がもっと欲しいと言うようにキュッと指を締め付け、指を引き抜こうと
すると、まだ出て行かないで欲しいとせがむようにねっとりと指に粘膜を絡ませる。
麻衣の中の淫らな感触を指で愉しみながら、滝川は麻衣を煽る。
「涎れいっぱいで一生懸命咥えて……麻衣の中、俺の指…美味しいって言って食べてるみたいだ」
「…あぁ…んっ、……や、だ……ぁ………ぼーさんのっ、……ばかぁ……っ」
裸の胸を喘がせながら、蕩けた瞳で快楽を貪る麻衣が滝川の思惑通りに羞恥に震える。
けれどもその羞恥すら密かな快感に変えていることを、滝川は麻衣の正直すぎる反応で知っている。
「いいよ……麻衣、そのまま食べて……好きなだけ食べさせてやるから……」


494:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:58:44 FI5741tk
「……ああぁ……ぼーさん……いい、よぉ……」
惚けてうっすらと開いたままの麻衣の唇から熱く乱れた吐息と共に吐き出されるのは、甘い喘ぎ声と
快感を訴えて求める言葉ばかりになった。
「可愛いな……麻衣……もっと俺のことだけ考えて……俺を呼んで……」
「…う…ん…っ、あっ、あぁ…ぼーさん………」
滝川の言葉に従って、今自分を支配している彼の存在だけを思い浮かべ、彼を呼び求めると、身体の中が
さらに熱くなるのが麻衣にもわかった。もっと支配されたくて、うっとりと蕩けた瞳で滝川を見つめる。
「……はぁ……ぼー、さん……」
「なあ麻衣、俺のこと、名前で呼べる?」
滝川の囁きに、麻衣は夢の中で味わった蕩けそうな快楽を脳裏に甦らせる。
自然と、その名が口をついた。
「……法…生……っ」
「そう、そう呼んで。麻衣がイク時は、俺のことだけ想って、俺の名前呼んで」
「…ん…っ、わか…っ、た……、法生て…っ、よぶ……っ、法生…あ、あぁ…っ」
麻衣は滝川の言葉に素直に従う。滝川の名を呼ぶと、それだけもっと深く彼に支配されている気がして、
麻衣はさらに恍惚となった。
「これからもずーっと。麻衣は必ず俺を呼んでイくんだ。約束できる?」
「…あぁ………やく、そく、……する……っ」
「言っとくけど、ひとりでするときもだぞ」
「…ぁ…ひと…り…って……」
「そう、オナニーの時も。ちゃんと俺のこと考えて、俺の名前呼びながらイくんだ」
「……っ、お、おな…っ、…ぁ……もぉ…なんで、そ、…いう…恥ずかし…ことばっか……いうのぉ……?」
卑猥な単語の響きに麻衣が狼狽えるのを愉しみながら、滝川はさらに麻衣を揶揄する。
「麻衣が可愛いから……それに麻衣、恥ずかしいの本当は好きだろう?」
「…っ!……ゃ、……違…っ、そん…な……あぁ……こと……な……」
そんなことはないと思いたいのに、何故か痛いことを言われた気がして麻衣は激しく狼狽えた。
その動揺が麻衣の真実を何よりも雄弁に語り、そしてさらに羞恥と快感を煽っていることに、
麻衣は自らを欺いてまだ気付かないふりをする。
「違わない。……ほら、ここ、またキュッって締まった」
「……んぅ……違…う、も………あぁ……」
麻衣の嘘を咎めるように、麻衣の内奥が滝川の指を締め付ける。
「こっちの口の方が正直だ」
「……も、……そう……いう…の……言っ、…ちゃ……だめ……っ」
羞恥と被虐の快感に、麻衣の入口がヒクリと震えて蜜をトロリと溢す。
「恥ずかしがりだなぁ…でも麻衣は今、俺ともっと恥ずかしいことしようとしてるの、わかってる?」
麻衣にそれを知らしめるように、滝川は彼女の内襞を指の腹で撫でる。
「麻衣は、俺とこれからセックス、するんだ」

495:Nightmare(4) ぼーさん×麻衣
07/03/02 17:59:29 FI5741tk
「………っ!」
さらに露骨で卑猥な単語に、麻衣は息を呑む。
「わかる?セックス。麻衣の恥ずかしいところと、俺の恥ずかしいところをくっつけて擦り合うの」
「………っ」
あまりにあからさまで生々しい滝川の言葉に、麻衣は何も言えずただひたすらに羞恥に震える。
「…この指みたいに……俺のがここに、麻衣の中に入るんだ」
麻衣にそれを確認させるために、滝川はさらに彼女の内壁をざらり、と撫でる。
「…あぁ…、…………あたし…の、………中、に…………」
「そう……ここ、に……」
滝川は一度麻衣の中から指を抜き、指を二本に増やして入口で蜜を絡める。
「こう、やって……俺のを…入れて……」
つぷり、と音をさせて、滝川の二本の指が麻衣の中に挿入される。
「…んあぁ…ッ、あ、ああぁ……っ」
麻衣の入口はすでに蜜に潤み緩み始めていたが、それでもその負荷に軋んで悲鳴を上げた。
いきなり倍に増えたその質量に、麻衣は身体をビクリと大きく揺らし、高く声を上げる。
「……ッ、い、たぁ……っ、……あぁ……っ」
滝川の二本の指は、そのまま麻衣の中の粘膜を捲り上げるようにじわじわと侵入し、
彼女の内奥へと進んでいく。麻衣は体内でヒリヒリと灼けるような痛みと熱を感じた。
「…んぅ…っ、………いた、い、よぉ…っ」
「本番はこんなもんじゃないと思うけどな。……でも、痛いだけじゃないだろ?」
滝川が挿入した指で、内襞をくすぐるように撫でると、麻衣の中にさらに熱が生まれた。
「………んぅ………っ、や、あつ……っ」
麻衣の中で潤んだ粘膜がヒクヒクと震えて滝川の指に絡み、その熱を快感と捉えていることを示す。
「な、気持ちいいだろ?……本番もこうやって……この指みたいに……俺のを出し入れして……」
麻衣にその動きを想像させるように、指をゆっくりと沈め、それからゆっくりと引き出す。
「……っ、は…っ、あぁ…………ッ」
「俺ので麻衣の中を擦って、麻衣を気持ち良くするんだ。………どう?」
中の粘膜の摩擦を増やすため、少しずつ抽送を深めて、速度を上げる。
「…ひゃ…っ、あ、あぁっ、や、あっ、あぁ」
「気持ちいい?」
「…ンはぁ…っ、あぁ、こすれ、て…っ、あ、や、だめっ、きもち、いいッ」
麻衣の昂まりを示すように、内奥の潤みがさらに増し、粘膜がキュッと締まって絡む。
「俺のはもっと麻衣の中でいっぱいになるから、もっと擦れると思うけどな」
「…あぁ、あたしの……なか……っ、……もっと……あ、はぁ…っ、ああぁ……っ」
滝川の言葉に、それを想像して麻衣は陶然と痺れる。
「そう、もっといっぱい。………麻衣のここ、めちゃくちゃ気持ちよくしてやるから」
「……あた、し……を…っ………あぁ……法生っ、……もっと…っ」
さらに熱く深く自らを犯される期待に戦慄きながら、麻衣は滝川の頭を強く抱き締めた。
「うん、もっと…な?」
「…ンぅ…っ、…奥…っ、だめぇ…ッ、あ、や、だ、なんか…き、そう……っ」
「いいよ、いっちゃえ」
麻衣の入口の襞がヒクヒクと震え始めたのを指に感じて、滝川はさらに麻衣の奥を深く穿つ。
「あぁっ、あ、こわ、いっ、……ああぁっ、もう、だめ、なのっ、おかし、くっ、なる…ッ」
麻衣の腕がさらに強く滝川の頭を掻き抱き、身体をビクリと大きく震わせる。
「大丈夫、俺がここに居るから……おかしくなっちまえ」
「…んンッ、ああぁ、法生、法生ッ、も、あぁッ、やッ、キちゃ、うっ、ダメッ」
「ほら、麻衣、いこう、な?」
「あああぁ…ッ!…ほうッ、しょお……ッ、……イ、く……ッ!!」

蜜に塗れた粘膜が滝川の指を喰い千切ろうとするかのように強く収縮し、
麻衣の脳裏で夢と同じ白さの、目映い閃光が弾け散った。

滝川の名を呼び、指を強く締め付けながら麻衣はその頂を極めた。




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