ゴーストハント/悪霊シリーズでハァハァat EROPARO
ゴーストハント/悪霊シリーズでハァハァ - 暇つぶし2ch250:淫夢~リン×麻衣~
06/11/30 18:42:58 4CFu6RYT
「途中で止めませんよ。」
リンは麻衣を布団の上に押し倒すと、迫力のある声で言った。
麻衣のシャツをたくし上げ胸を揉む。身を捩じらせる麻衣のブラジャーを外して直に素肌に触れていく。
「はぁっ………ん……」
麻衣の口から溜息が漏れる。リンの指が性急に麻衣の胸をまさぐっていく。麻衣は自分から誘ったとはいえ、リンの普段からは予想も付かない激しさに驚いていた。犯されたまま、途中で中断され体の奥で燻っていた快感の種が全身に散らばっていく。
助け出された後、リンに抱き上げられ触れられる度にどうしようもない疼きが身体の中に生まれていって、麻衣は自分が発情してる事を認めざるを得なかった。まるで夢魔の体液によって自分の体が変えられてしまったかのようだ。
首筋にリンの長く伸ばした前髪がかかって、ぞくりとする。
(……リンさんって…両目の色が違う…………)
男の微かな体臭が鼻腔をくすぐり、下半身がじんじんと疼く。下も触って欲しくて、麻衣は自然と膝をもじもじ擦り合わせてしまう。
それを察したようにリンの手が下に伸びる。太腿を撫でさするようにした後、リンの手が麻衣のパンツの中に潜り込む。そこは下着の上からでも分かる程ぐっしょり濡れていた。
リンはいきなり麻衣の穿いていたショートパンツを下着ごと引きずり下ろすと、麻衣の股間に顔をうずめた。
「いやぁぁっ!見ないでぇ!!」
「見なければ出来ませんよ。」
「でも……せめて明かり消して…」
突然大股開きをさせられ悲鳴を上げる麻衣に構わず、リンは秘部に口付ける。
「はぅっ!!」
陰部にリンの息がかかって、麻衣は飛び上がりそうになる。
麻衣の性器は強い興奮から充血してめくれ上がっていた。秘口は男を誘うようにひくひくと収縮を繰り返している。パックリと開いた下の口からはいやらしい蜜が絶え間なくこぼれて、尻の穴までぬるぬるに濡らしていた。
リンはその蜜を舐め取るように麻衣の秘部に下を這わせる。
「そんなの…………しないでぇ…………」
リンは陰唇に沿うように舐め上げた後、丁寧に陰核の包皮を剥き始める。
「あっ……ふっ………リンさぁん……」
麻衣が泣きそうな声を出す。剥き終わると、直接麻衣の肉芽を押し潰すように舌でねぶる。湿った舌の感触に堪え切れず逃げ腰になってしまう麻衣の両足を、リンはがっちり掴んだまま離さない。
「はぁぁぁぁ………………」
リンが尖らせた舌を蜜壺に挿し入れて来て、麻衣は息を漏らす。内部に入れた舌をゆっくり動かしながら、指で麻衣の淫核を捏ね回す。
秘豆を強く押し潰されて、瞬間、麻衣は浮遊感を感じ目の前が真っ白になった。
「―――――――!!!」
自分の中心を更に濡らしてしまった。お漏らししたような感覚に放心していると、カチャカチャと金属音が聞こえた。何かと思って目をやるとリンがベルトを外し服を脱いでいる。リンの男根は既にはち切れんばかりに勃ち上がり、天井を向いている。
それを他人事のように眺めていると、下半身の衣服を取り払ったリンが麻衣の上に再び覆い被さって来た。

251:淫夢~リン×麻衣~
06/11/30 18:44:34 4CFu6RYT
「入れますね。」
耳元で囁かれ、濡れそぼった女芯にリンの昂りを押し当てられて体の芯が熱くなる。麻衣はこれから起こる事への期待で胸が張り裂けそうになった。
(早く入れて欲しい―――)
返事代わりに小さく頷くと、ゆっくりとリンの物が麻衣の体の中に入って来る。すっかりほぐれた其処はずぶずぶと男の欲望を飲み込んでいった。
待ち望んでいた刺激に身体中が歓喜する。麻衣は膣全てを埋め尽くされる満足感で心が一杯になった。
「クッッ―――!」
処女のきつい締め付けに、リンは僅かに顔を歪ませる。
「…………リンさん……」
麻衣が蕩けきった眼差しでリンを見ている。リンはすぐにでも動き出したい衝動を必死で堪える。
「そんなに締め付けないで下さい。もう少し体の力を抜いて―」
麻衣は気持ちを落ち着けて、体の力を抜く。
「じゃあ、動きますから」
リンは静かに抽送を開始した。熱くて硬い物が胎内を往復する度に、麻衣の背中にぞくぞくする感覚が走る。
「あぁん!」
不意にリンが麻衣の乳首を摘まんで、麻衣は甘い声を上げて身をひねらせた。全身に快楽のスイッチが仕掛けられているかのようだ。
最初はゆっくり腰を動かしていたリンも、麻衣が慣れてきたのを感じると緩急をつけてピストン運動を行う。浅い出し入れを続けた後に深く突き入れるような挿入を繰り返す。初心な少女はそれだけで軽くイってしまったようだ。
リンは休む事無く腰を前後させる。麻衣はリンのもたらす快楽に溺れていった。

252:淫夢~リン×麻衣~
06/11/30 18:46:31 4CFu6RYT
「ああぁぁぁん!!」
動きが止まったかと思うと弧を描くように内部を捏ねられて、麻衣は高い声を上げた。リンが互いの性器をぴったり押し付けたまま前後左右に回すようにして麻衣を責め立てる。
「あぁっ、リンさん………そんなぁ…………」
身体の中をぐちゃぐちゃに掻き回されて、麻衣は頭の中まで滅茶苦茶になる。嫌がる麻衣の声はどこか嬉しそうだ。
リンは天真爛漫な少女の、見た事が無い淫蕩な表情に更なる肉欲を掻き立てられる。麻衣は恍惚とした顔で、口元からは涎を垂らしている。
リンは悩ましげに顰められる少女の表情を堪能すると、麻衣の膝裏に手を当て彼女の身体を折り曲げるようにした。そして体重を掛けながら腰を突き下ろす。
「やあっ!!いやぁ、こんなの――」
不自然な体勢に麻衣は抗議するが、リンは構う事無く腰を打ち下ろし続ける。
「あっ、あっ、駄目ぇっ…………そんな奥までっ……いやぁぁん………」
「嫌ではないでしょう。」
そう言われて麻衣は耳まで真っ赤にすると、口をへの字に曲げてリンを睨む。
「……リンさんの意地悪……………」
薄く笑うとリンはそれに答える事無く、動きを再開する。
(……こんな格好恥ずかしい…………)
羞恥心に身を震わせながらも、身体の中心に男の楔を打ち込まれ、麻衣は否応無く官能の淵まで押し上げられていく。
一際奥を突かれた際、麻衣は絶頂に達してしまった。鋭い電撃が脳天まで突き抜けると共に、凄まじい快感が麻衣の身体を駆け抜けていく。細い喉を仰け反らせて、大きく腰を揺らめかせる。生まれて初めて味わう感覚に身体中から震えが止まらない。
「……あっ………あっ………」
「まだ終わりではありませんよ。」
短い悲鳴を連続させて痙攣している麻衣にリンは容赦なく言い放つ。


253:淫夢~リン×麻衣~
06/11/30 18:47:34 4CFu6RYT
リンは麻衣の片足を持ち上げて自分の両足と交差するように体勢を入れ替えた。いわゆる松葉崩しにあたる体勢だ。
結合が深くなって麻衣が気違いじみた声を出す。
「イヤァァッ!!!リンさん、待ってぇ!!」
「途中で止めないと言ったでしょう。」
「ああっ………でも…少し休ませて………」
達したばかりの体を揺さぶられ、快感が苦しい位だ。それでも麻衣の身体は新たな快感を求めようとしているのか、知らず扇情的に腰を動かしてしまう。
「………すごいですね。そんなに感じるんですか?腰が動いていますよ。」
「やっ……違うの…………体が勝手に…………」
リンが人が悪そうに言う。麻衣は口では否定するものの、腰の動きを止める事が出来ない。体の奥から込み上げる衝動が麻衣を支配していた。
(……………こんなの知らなかった……………あそこが溶けちゃう…………)
繋がった部分が熱くてたまらない。既に麻衣の意識は快感の渦の中に飲み込まれてしまっていた。身体の奥深くまで丹念に犯していくリンの手管は、性に疎い麻衣の理性を吹き飛ばすには十分なものだ。
夢魔の体液だけでなく、リンによって自分の体が内側から作り変えられていくようで麻衣は恐ろしい反面、どこかしら喜びも感じていた。
欲望のままに、麻衣は焦点の合わない目でリンに自分の足を絡ませ、腰を押し付ける。その乱れ様は少し前まで純潔だった少女とは思えない。少女は完全に女にされていた。
「ああ……リンさん…………いいよぉ…………」
初めてだろうに、少女の肉壷は男の肉棒をしゃぶるように締め上げる。
リンが腰を動かす度、二人の結合部からはぬちゃぬちゃといやらしい水音が聞こえる。麻衣は再び高みに押し上げられつつあった。


254:淫夢~リン×麻衣~
06/11/30 18:48:35 4CFu6RYT
リンは一旦麻衣の中から己の剛直を引き抜くと、体位を交換し麻衣を四つん這いにさせた。麻衣はリンの方に腰を突き出すような格好になる。
麻衣は今度は後ろから犯される事になった。もはや足腰が立たなくなっている麻衣にとって、膝だけで体を支えるのは至難の業だ。
「谷山さん、もう少し腰を上げてください。」
ともすればへたり込みそうになる麻衣にリンは言うが、思考力の低下した頭ではまともに返事をする事も出来やしない。すすり泣いてしゃくり上げている麻衣の腰を掴むと、リンは引き上げるようにして己の腰を打ち付けた。
「―――あううッ!!」
パンパンと肉のぶつかり合う音が室内に響く。繋がった部分から二人の淫液が流れて、麻衣の太股を激しく濡らしている。
リンの激しい打ち込みに麻衣は泣きじゃくりながら限界を訴える。
「うっ……うっ……リンさん…もう駄目っ………なんか来ちゃう………」
「いいですよ、思いっ切りイって…………私もそろそろ……………」
先程まで処女だったというのに娼婦のように艶めかしく締め付けてくる麻衣の肉壁にリンの限界も近い。肉棒がそれまで以上の速度で行き来する。
「……ああ、イク……イク…………」
麻衣が足をぶるぶる震わせる。
「――――クッ!」
リンは眉を顰めると、麻衣の中に熱い精を注ぎ込んだ。
「――――!??」
一瞬リンの物が膨らんだ後、子宮口に何かがドクドクと叩きつけらるのを感じて、麻衣はリンの絶頂に続いて果てた。
「あ、ふあぁぁぁぁ…………………」
熱い息を漏らしながら麻衣はシーツを握り締め、布団に突っ伏す。麻衣の肉襞が持ち主の意識と無関係に、男の精を一滴残らず搾り取るかのように妖しく蠢く。麻衣は男の物が自分の中で脈動するのを感じ、何故か相手が愛しくなった。




255:淫夢~リン×麻衣~
06/11/30 18:50:31 4CFu6RYT
エピローグ

さて、冒頭の事件はというと―あの後、原因の怪物を所長様があっけなくPKでやっつけてめでたしめでたし、だったんだけど、あたしはというと――リンさんと付き合っちゃったりなんかしている。
今のところ皆には内緒にしてるから公然といちゃついたりできないんだけど(安原さんあたり気付いてる気がするなあ……)、休日は忙しい時間をやりくりしてデートしたりもしている。
それで今はその待ち合わせ中なのだ!!そんじゃそーゆー事で!

           ~おしまい~              

256:淫夢~リン×麻衣~
06/11/30 18:51:29 4CFu6RYT
以上です。
書いてから気付いたんですが、下宿に男を連れ込むのはまずかったかもしれませんね。
カーセックスにしとけば良かった。
それでは長々とお付き合い下さり、どうもでした。


257:名無しさん@ピンキー
06/11/30 18:57:49 b7tfQ7LW
ちょwww最後でいきなりTH調www
でもGJww

258:名無しさん@ピンキー
06/11/30 19:06:01 n8IPHdmV
一言言わせてもらおう…ぼーさん哀れすぎw

259:名無しさん@ピンキー
06/11/30 21:16:46 brkLw5B/
ぼーさんwwwww

260:名無しさん@ピンキー
06/11/30 21:54:55 IIS7vte5
ぼーさんかわいそすwwwww
ラストで噴いたじゃないか

261:淫夢~リン×麻衣~
06/11/30 23:17:00 4CFu6RYT
>>258-260
私もどうかと思ったのですが、一応タカがいる以上あっちは進めにくくって…
結局こうなってしまいました。

262:名無しさん@ピンキー
06/12/02 16:24:31 6i5mkHfv
「麻衣」と聞くと某キャベツ姫の淫乱妹を思い出す

ゴーストハントのメンツが肝試しやるとどうなるかな

263:名無しさん@ピンキー
06/12/02 19:31:42 kFbV8Ctj
夜明け前よりめがっさキャベツか
あれって麻衣って名前だったんだな

264:名無しさん@ピンキー
06/12/03 11:42:10 4Qk9zz3q
今回の放送分で判ったこと

真砂子-やられ役担当
麻衣-穴落ち担当

265:名無しさん@ピンキー
06/12/03 16:58:36 qMcUjOzo
巫女-嫌味担当

266:名無しさん@ピンキー
06/12/04 11:15:07 ubuFaf+g
巫女さんに色情霊が憑いて野郎共を次々に誘惑していく話はマダですか?

267:名無しさん@ピンキー
06/12/05 01:19:11 z1bPYsJK
誰も誘いにのらなそうだ

268:名無しさん@ピンキー
06/12/05 06:14:39 meZ7tUvz
だって、巫女さんはobsn

269:名無しさん@ピンキー
06/12/06 02:22:26 2LiiBhWT
実際女子高生に誘われるのと、20代前半の女に誘われるの
お前らだったらどっちがいい?

270:名無しさん@ピンキー
06/12/06 03:08:22 9D9YjZQ7
どっちもウマーで頂きます

271:名無しさん@ピンキー
06/12/06 05:12:53 RphhG2W1
同じくどっちもウマー
小学生でもウマー
人妻でもウマー

まあ、自分は何でも有りだの節操なしだから
でもゴーストハントでいうなら麻衣か真砂子に限る

272:名無しさん@ピンキー
06/12/06 14:15:52 h+YGhKNT
>>265-268 を読んで、
ああ、巫女さんってオチ担当キャラだったのか、と思ったのですが…
間違ってますか?

273:名無しさん@ピンキー
06/12/06 14:57:27 ngKG6XmF
まぁここは一つ誰か、浦戸×ミニーよろしく。

274:名無しさん@ピンキー
06/12/08 23:12:47 owy3y1ze
>>273
斬新すぎるだろw

アニメのナルって、なんか色っぽい。
二人が結ばれることはないとわかりつつも
やっぱりナルと麻衣のラブラブが好き。

275:名無しさん@ピンキー
06/12/09 05:44:28 Ihc/cGDf
Σ(゜□ ゚)
ナルと麻衣は最終的にくっつくんじゃないのか?

276:名無しさん@ピンキー
06/12/09 07:49:35 VPkjyFoj
アニメ版と漫画版はまだ完結してないから
実際のところラストがどうなるか、原作と同じになるかは
まだわかんないんだよなあ…くっつくかはともかく変わる可能性はあるよね。

277:名無しさん@ピンキー
06/12/09 08:00:59 OtuihpW+
>>275
原作って続編が未完でしょたしか?
後小説第一期はナルと麻衣はまったくくっついていない。どころか恋が破綻してる
ネタばれ注意



麻衣がほれてた人が実はなるではなかった

278:名無しさん@ピンキー
06/12/09 10:42:04 2y8mJa1Z
しかしあのアニメの出来では、ラストにそれを持ってきても納得できるかどうか?
最初のほうで、ナルの美貌に頬染めてるからなぁ。
ナルのことも少しは好きだったオチのがまだアニメの流れとしては理解できそう。


279:名無しさん@ピンキー
06/12/09 18:00:01 weQ53/Ji
>>277
二期も裏事情知らず、あれで終わりと言われたら
それはそれで納得できない事もない作りだったよ
アニメはどうなるのか全く想像つかんね

280:名無しさん@ピンキー
06/12/09 18:15:11 nYfdmdub
>>275
バレ↓





麻衣が好きだと気付いた時には既に相手は死んでた
注:ナルじゃないよw

281:名無しさん@ピンキー
06/12/09 19:57:04 weQ53/Ji
実際混同していたから仕方ないとはいえ、
現実に目の前にいるナルの事もちょっとは好きだっただろうしな
アニメはもっと夢の中で麻衣と○○○を親密にさせてほしいな
これからやる予定なのかな

282:名無しさん@ピンキー
06/12/09 23:59:35 n5/6/+VR
ナルは凶悪な老婆の霊にご執心なんだろ。
そっちと幸せにやればいいじゃないか。

283:名無しさん@ピンキー
06/12/10 00:01:15 +nu9Ql36
凶悪な老婆が麻衣に取り付いてナルの精根削ぎ取ればよいと申したか

284:名無しさん@ピンキー
06/12/10 00:19:24 /l66zArD
着る服選ぶのも面倒くさいという奴だからなあ
女とヤるのも面倒なんだろ
パトロンの娘とでもちゃっかり結婚するよ

285:名無しさん@ピンキー
06/12/11 19:17:01 SYndAHrC
結婚するほうが余程面倒くさい
後始末も大変だし

286:名無しさん@ピンキー
06/12/11 19:44:35 HcfNk6IK
後始末・・・埋めるとかアリバイとかですか?

287:名無しさん@ピンキー
06/12/11 20:13:37 t2uWU8sP
その辺はメンドクセーナと思いながらもそつなくやるでしょ
あ、死体遺棄の方じゃないですよ
抜かりなく一発妊娠で子供もこさえそう

288:名無しさん@ピンキー
06/12/12 00:01:03 QfFjYNuw
金出してくれる奴なら他にいくらでもいる
っていって、見合い話なんか即座に断りそうだが

289:名無しさん@ピンキー
06/12/12 06:14:04 mLxOn3/4
万一のときはナルはホストにでも転職すればいい
あの顔なら女群がるぞ
とくにobsnたちが

290:名無しさん@ピンキー
06/12/12 22:33:10 gs3XAIDi
指名客第一号は巫女さんですか
ま、いざという時はリンが何とかしてくれるだろ、御曹司らしいから

291:名無しさん@ピンキー
06/12/13 21:39:53 k5U4N2ft
↓ネタバレです。注意。






ナルはレイプされた女の子の体験をサイコメトリしたかなんだかで
男として不能なんだよね、確か。
だから女とヤるのなんて絶対あり得ないんだよなぁ。
まぁアニメや漫画ではそこには触れないだろうけど
麻衣がナルじゃなくて○ー○が好きだっていうのは
ちょっと突拍子もない感じだから、最後は変わる可能性はあるかもね。
原作は続編出るのが絶望的だし。
麻衣×○ー○(夢の中で)書いてくれる人いないかなぁ。
てかここに彼の存在を知る人がどれぐらいいるのだろうか。

292:名無しさん@ピンキー
06/12/13 21:55:17 kFJsiz6i
別に麻衣が彼を好きなのは突拍子も無くないと思うよ
むしろ夢に出たからナルを好きなんだと思い込んでた方が違和感を感じてた
吉見邸での霊体デートとかで何とか出来そうだよね

293:名無しさん@ピンキー
06/12/14 00:46:57 9j/v0c+h
突拍子なくはないけど麻衣の一人称だけでそのあたりを片付けられたから
いまいちピンとこない感じはあったな。
あれは普段とのギャップとか普段ああなのに夢の中で優しく導いてくれるっつー
特別扱いの優越感とかそんでリアルでもごくたまに覗く笑顔とか優しさとか
全部ひっくるめての相乗効果での恋心だから、どっちが好きかって突き詰めたらそりゃあっちだけど、
あっちへの想いが育ったのは単純に夢の中での逢瀬だけでは足りなかったと思うし。

麻衣の境遇をひっくるめればすごく納得のいく気持ちではあるが、その一方で
だったらジョンとかぼーさんでもいくね?とか思わないでもないw

294:名無しさん@ピンキー
06/12/14 01:27:37 Og7E6CuV
いつだって誰にだってうんと優しい人がいいんだよ、彼女は
人として嫌いじゃないだろうが、ナルは問題外
ジョンは神父さんだし、ぼーさんて他人に結構冷たそう
麻衣だって成長するからそのうち変わると思うけど

295:名無しさん@ピンキー
06/12/14 13:59:13 hbnEdzo3
>>291
〇〇〇×麻衣ってセツナス
麻衣は〇〇〇好きだけど、〇〇〇の本音は
麻衣を導きたい<麻衣を通じてナルを助けたい
だと思うんだよなぁ

296:名無しさん@ピンキー
06/12/14 14:24:18 Rpo0vL8y
というかネタバレは漫画準拠なんだしその話はなるべく抑えようよ

297:名無しさん@ピンキー
06/12/14 17:31:17 xb6a/2vM
最近エロじゃないですね。ここ

298:名無しさん@ピンキー
06/12/15 06:07:59 lDibcHSn
ナルがアナル掘られるSSキボン…しません

誰か麻衣陵辱書いてー

299:名無しさん@ピンキー
06/12/19 06:11:04 weKzJbPg
今回の真砂子、かなりワロス

300:名無しさん@ピンキー
06/12/20 14:34:06 QWUnLqY7
憑依ケンジキュン(子供or麻衣)×リンさんで一つ。

「お父さん、もうどこへも行かないで!僕、お父さんが好きなことなんでもやるから!」
(カチャカチャ
「や、やめなさい!」
「僕、知ってるんだ・・・
 神父さんに教えてもらったんだよ?好きな人にこうすると悦んでもらえるって」

こんな感じで

301:神楽スキー
06/12/20 20:13:02 MM8ENat3
こちらのスレでは投下初めてになります
随分前に常駐スレでこのシリーズの触手モノを頼まれた事があるのですが
そのときは小説版しか知らなかったのでかけなかったのですがこのたびYouTube
で一話を見まして書いてみようと思い立ちました。で、まあたしかリクは真砂子触手
だった気はしますがいきなりオイラの全開は普通のファンの人が引くので弱めの陵辱
モノから投下

麻衣 陵辱です

302:神楽スキー
06/12/20 20:15:39 MM8ENat3
「ナウマクサンマンダ・バザラダンカン・・・・ナウマクサンマンダ・バザラダンカン」

不動明王呪・・・・麻衣が使うことの出来るただ一つにして初歩の退魔法を口早に唱える。続いて九字を唱えながら指剣を組んで切る。

「臨・兵・闘・写・皆・陣・烈・在・前!」

渋谷サイキックリサーチ。
心霊調査を目的とする渋谷に一等地を構える事務所にアルバイトとして雇われてから様々な事件をくぐり抜け、潜在的なESPであることが解ったりはしたがついこの間までふつうの女子高生だった麻衣に強力な退魔法は使えない。

せいぜいがぼ~さん。元高野山の坊主でもある滝川法生や巫女である松崎 綾子に教わったこの初歩の退魔術が使えるだけ・・・・

「ふぅ~」

思わず大きく息を付き、額の汗を拭う。
発動の安定しないESPで調査員としてはともかく退魔師ではありえない彼女がそれでもこの退魔法に頼らざるを得ない場面はたびたびあったし、それに救われたことも一度や二度ではない。

「まったく・・・・なんだってのよ」

それでも調査中の場合ならともかく、こんな学校の帰り道、バイトへ向かう途中に霊に、それも浮遊霊ではなく人を襲うような霊に出くわしたのは初めての経験だった。

――もう気配はないけれど・・・・――

自分の退魔法程度で退散できるような霊がこんな夕方とは言え日中に人を襲う?
麻衣はすっきりしないものを感じながらもバイトに行く際にいつも使う駅への道を道を恐怖にかき立てられるように急いだ。


ガタン・・・・ゴトン・・・・

――すごい人・・・・まったく、ついてないよね――

いざこざに巻き込まれたせいで時間帯が退勤時間にぶつかってしまい、電車内はすごい人混みだった。
サラリーマンや学生を含む多くの人の波にもまれながら麻衣はうんざりする。それでも先ほどの事件もあって人が多い方が安心してしまうのだから自分の現金さにうんざりする。

サワ・・・・

――え・・・・?――

駅を出てしばらくしたくらいだろうか? 不意に自分のお尻にスカート越しに何かが触れた。

サワ・・・・サワ・・・・

最初は気のせいか偶然と思っていたが徐々にその動きは大きく強くなっていく。

――まさか・・・・痴漢・・・・なの?――

戸惑いながらも様子をう伺っていると間違いない。その手は調子にのって盛んに麻衣のお尻に制服のスカート越しに嫌らしいタッチで触ってくる。

――この・・・・――

怒りが麻衣を支配する。幾度か痴漢にあったことはあるが霊や化け物にさえ出会ったことのある自分がそんな輩に臆することなどありえない。

――やめてください!!――

先ほどの霊の件の苛立ちも手伝い、大きく口を開け怒りの言葉を紡ごうとして・・・・硬直した。

――え・・・・?――

動けない。声が出せない。
幾度か心霊事件に立ち会った際に経験したことのある金縛り。それを今麻衣が襲っていた。

303:神楽スキー
06/12/20 20:17:22 MM8ENat3
――そんな・・・・?こ、こんな人混みで・・・・?――

おそらく先ほどの霊だろう。やはり自分程度の退魔法では除霊などできなかったのか? しかしよほど強力な霊ならともかく霊に限らず心霊現象は非情にセンシティブ・・・・言い換えれば臆病だ。
こんな大勢の人のいるところで・・・・

――あ・・・・くっ・・・・ちょ、ちょっと・・・・――

麻衣が声も漏らさず、抵抗もしないのに調子に乗った手の動きが活発になる。
スカート越しにお尻の割れ目に沿って指を這わし、ゆっくりと掌を押し付け撫で回してくる。

――こ、この・・・・や、やめ・・・・――

なのに、指一本動かせず小声さえも漏らせない。
手はますます調子に乗り、その動きが本格的になってくる。

――はっ・・・・くっ・・・・だ、だめ・・・・――

スリスリ・・・・スルリスルリ・・・・

触れるか触れないかの繊細なタッチで上下に、円を描くように、手慣れた動きが麻衣の官能を徐々に引き出してゆく。

――あ、ああ・・・・や、やだ・・・・コイツ・・・・う、うまい・・・・?――

金縛りによって身じろぎも出来ない状態で痴漢に為すがまま弄ばれる恥辱が麻衣の被虐心を煽り、知らず熱く艶やかな吐息が漏れる。

――はっ・・・・あ、ああ・・・・こ、こんな事って・・・・――

「フフフ・・・・抵抗しないんだね・・・・」

後ろから密着してくる。ショートカットの髪から覗く耳に唇が寄せられ低い声が囁く。
背中に感じる男の体熱、たばこ臭い吐息が耳をくすぐり、僅かに動く喉が小さく反り返る。

――こ、この・・・・ひ、人が動けないからって調子に乗って・・・・や、やだ・・・・――

押し付けられた腰、スカート越しにさえ感じる硬い感触。片手が吊革を掴む麻衣の脇の下を通りセーラ服の上から胸の膨らみを抑えた。ゆっくりと円を描き胸をまさぐりこねくり回してくる。

――は・・・・あっ・・・・こ、この・・・・ひ、卑怯者・・・・やっ――

男もどうやら麻衣の尋常でない無抵抗に気づき、訝しんだがこれ幸いと本格的に調子に乗り始めた。
小さく体が震える。いつの間にかスカートの中に入ってきた男の手の平が麻衣の足の間、太股の内側をゆっくりと撫でさする。

――こ、この・・・・ど、何処触って・・・・ふあっ・・・・や、やだ・・・・やだやだ・・・・こ、こんな男に・・・・ふあっ――

手慣れた動き、巧みな技巧、嫌がる麻衣の心を無視して動けない体は男の責めを受け入れ、快楽に応え始めていた。
頬が紅潮し、吐息が熱くなり、瞳が潤む。グイグイとお尻に押し付けてくる男の硬いモノに腰の奥が熱く疼き、なにかがじわっと溢れ出す。

「気持ちいいんだろ?・・・・ふふふ、指が濡れてきたよ」

――うそ・・・・うそだ。・・・・あ、あたし・・・・こ、こんな痴漢野郎に触られて・・・・感じてるなんて・・・・――

背後から首筋に唇が押し付けられ、堪らなくなって小さく喘ぐ。声は出せず指一本満足に自分の意思では動かせないのに、こんな自分の快楽への屈服ばかり素直に反応する体がたまらなく惨めだった。

クチュ・・・・

太股を滑り、足の間を上っていった手がついに、麻衣の下着に触れた。僅かに湿った音が嫌に大きく麻衣の耳に届く。

――イヤ・・・・他の人に聞こえちゃう・・・・――

小さく首を振り、ショートカットの髪が揺れた。霞んだ意識は他の人が気づいて止めてくれるという考えさえ既に浮かばない。首筋を男の唇が這い上がり、小さな耳たぶを軽く噛まれると閉じた瞼が小刻みに震える。

304:神楽スキー
06/12/20 20:18:40 MM8ENat3
――あ、あたし・・・・も、もうな、何が・・・・なんだか・・・・――

胸をこね回す手はいつしか制服の下から中に侵入を果たし、お気に入りのブラを器用に外すと直接胸を揉みし抱く。
うっすらと開けた視界に制服の上から自分の胸の膨らみが形を変えながら愛撫されているのがはっきり見えた。

クチュ・・・・クチュ・・・・クチュ・・・・

スカートの中の指も下着の上から秘裂に沿って上下に動いていたのが、徐々に大きく巧みになって行き、麻衣の耳に届く湿った音も少しずつ大きさを増す。

「ふふふ・・・・可愛いよ。ほら、もうこんなエッチに濡れて・・・・他の人に聞こえちゃうぞ?」

男の囁きが敏感な耳をくすぐる。
麻衣は知る由もないが、麻衣に憑依した色情霊に痴漢も、その周囲を囲む人間たちも完全に支配されていた
そうでなければここまで大胆な痴漢行為が周囲に知られないわけはないし。心霊現象は麻衣を動けなくしただけでなく周囲の男たちをも巻き込んで加速する。

――あ、あたし・・・・あたし・・・・も、もう・・・・――

勝ち気な瞳は濡れ視界が霞む。体を包む熱は高まる一方で、お尻にグイグイと押し付けてくる熱く硬いモノに体の芯が切なく疼いた。

クチュクチュクチュ・・・・

ショーツは既に冷たく濡れ、脚のところから男の指の侵入を許していた。
敏感な粘膜をくすぐられると麻衣はもう堪らなくなって背中を男に預ける。ぐったりと力を失った麻衣に男は薄く笑みを浮かべさらなる高みに麻衣の体を引き上げるべく指の動きを速くしていった。

――あ、あ、ああっ! あ、あたし・・・・こ、こんな・・・・ああ・・・・気持ち・・・・いい――

乱暴性を微塵も感じない優しいタッチの責めが麻痺した麻衣の意識から恐怖をぬぐい去り、声さえ出せず抵抗を封じられた諦めが快楽へと身を委ねさせる。

「ここまで、何の抵抗もないなんてな・・・・実はお嬢ちゃん痴漢プレイがしたくて待ってたのかい?」

――そ、そんな・・・・事・・・・ふ、ふざけ・・・・ないで――

耳朶に囁かれる呆れたような男の屈辱の言葉。
しかし現に為すがままと言った感じで胸やスカートの中を嬲られながら、ぐったりと背後の男に体を預け、恍惚とした麻衣の表情を見れば痴漢と思う人間はあまりいないだろう。

「ふふふ・・・・エッチなお壌ちゃんだな・・・・谷山 麻衣ちゃんって言うのか・・・・」

――あ・・・・ん・・・・や・・・・だ。この・・・・あたしの生徒手帳・・・・か、勝手に・・・・・――

いつの間にポケットから抜き取られたのか生徒手帳を覗きながら男はにやける。

「可愛い名前だね・・・・麻衣ちゃん・・・・」

――あっ・・・・くっ・・・・あ、あんたなんかに誉められたって嬉しくなんか・・・・んん・・・・――

耳の穴の中に舌を差し込まれ、クチュクチュと中を掻き回され恥辱と快感に身を震わせる。
横目で背後の男を睨み据えるが、快楽に濡れて潤む瞳は男の嗜虐心を煽るばかりで少しも効果はない。

――んんっ!!――

それどころか興奮した男が唇を重ねてくる。
迫ってくる男の顔に逃がれようと僅かに首を捩るがそんな小さな動きで逃げられるわけもなく。麻衣のファーストキスはあっさりと痴漢によって奪われてしまった。

――そんな・・・・ひどい・・・・――

瞳が見開かれ、眼の端から涙が零れ落ちる。自分のファーストキスがこんな形で奪われるなんて・・・・

――んん・・・・んん~~~っ! ――

金縛りに痺れる体はくぐもった声さえ出せない。閉じた唇を軽く噛まれ、歯茎を舌で舐め擽られると頭が痺れる。

305:神楽スキー
06/12/20 20:19:41 MM8ENat3
まだ発展途上の決して大きくない胸の膨らみは制服の中で男の手の平にすっぽりと収まり、意に反して硬く尖りはじめた桜色の頂を親指で時折そっと弾かれると瞼の裏を白い閃光が弾けた。

――こんな・・・・こんな・・・・――

さっきから屈辱に、怒りに、悲しみに集中できない。
巧みに引き上げられる官能と見る間に目覚めていく未発達の性感。下着の中を緩やかに擽る男の指を濡らす恥ずかしい雫が淫らな水音を奏で、両膝がガクガクと笑っていて憎い痴漢の支えがなければ立っていられるかも解らない。

――はっ・・・・あ、ああ・・・・んん・・・・あふぅ――

いつしか、甘えたように鼻を鳴らしキスに溺れている麻衣。
塞がれた唇から漏れる湿った唾音。いつの間にか男の舌の侵入を許し、それどころか麻衣自身の舌が口の中から引っ張り出され男の口の中でエッチに踊らされている。

――こ、んな・・・・キスが・・・・こんなに・・・・ふあっ・・・・気持ち・・・・いい・・・・んんっ――

仲の良い女子の友人同士で時折交わす猥談。奥手の麻衣と違って既に体験を済ませている友人の経験談なんかとは桁が違う。流し込まれる唾液を抵抗さえ忘れ喉を鳴らして飲み込んだ。

――はぁ・・・・っ――

ようやく解放される唇。なのに名残を惜しむかのような切なく艶やかな吐息が漏れる。小さく熱く喘ぐ唇の端から零れた唾液が顎を伝い落ちて白い夏服を濡らした。

「そろそろ・・・・お嬢ちゃんばかり楽しんでないで俺も頼むよ・・・・」

制服から手が引き抜かれる。カチャカチャとベルトが外される音がし、麻衣のスカートがまくられる。

――はぁ・・・・はぁ・・・・え・・・・?――

「安心しなって・・・・さすがに・・・・ここで本番は不味いからね・・・・」

耳元で男が囁き、足の間に熱く硬いモノが押し当てられる。

――んあああっ!!――

ゆっくりとそれが前後に動き始め、下着の上から潤んで敏感になった粘膜を擦り上げられ、弾かれるように背中を男の胸板にぶつけた。

――そ、そんな・・・・こ、こんなところで・・・・――

瞼の裏を閃光が弾け、堪らず喉を反らして後頭部を男の肩に預ける。
抱きすくめられ固定された腰、その脚の間を盛んに擦り上げられスカートがばたばたとはためき、湿った音が響き渡る。

「へへへ・・・・麻衣ちゃんにはスマタで悪いけどな。ご要望なら後でホテルでたっぷり可愛がってやるぜ?」

動きが速くなり、擦られる秘裂が奏でる湿った水音がもはや隠せないほどの音量で周囲に響き渡る。
その音が麻衣の被虐を煽り、羞恥を蘇らせる。今度は下着の上から侵入した手が麻衣の愛液をまぶした指で、花園の上に息づく小さな真珠をくすぐり麻衣の意識を幾度も小さく弾けさせた。

――や、やっ・・・・こ、こんな・・・・あ、あたし・・・・あたし・・・・――

麻衣の陥落が近いことを悟り周りの男たちの熱気が膨れあがる。
どよめきに周囲の乗客たちの視線が自分たちに集中しているのにようやく気づき、麻衣の顔が一気に青ざめる。
それどころかその何人かはチャックから引き出した自分の分身を荒い息をつきながら盛んにしごいていた。

306:神楽スキー
06/12/20 20:20:18 MM8ENat3
――う、嘘? こ、この人たち・・・・みんな・・・・見てて――

10人単位の男たちに自分の痴態を見られていた・・・・押し寄せてくる羞恥に顔を伏せようと足掻くが男の手が顎を掴み正面を向かせる。

「ほら・・・・皆さんにも見てもらおうぜ。麻衣ちゃんのエッチなイキ顔を・・・・」

――そ、そんな・・・・――

縋るように背後の男を横目で見つめるが男は動きを止めようとしない。
ピンクの真珠が指先で弾かれ、熱く硬い肉棒にぐしょぐしょに濡れた下着の上から掻き擦られる秘裂は悲しいほどに男の与える快楽に屈服し盛んに涙を零す。

――はっ・・・・あっ・・・・も、もう・・・・もう・・・・だめ・・・・あ、あたし・・・・もう・・・・だめ・・・・――

色情霊に欲情させられた10人以上の熱い視線に射抜かれながら、小さく首を左右に振るが体は勝手に高ぶっていく・・・・。
自分の稚拙で臆病な自慰など比べものにならない遙か高みに導かれていく・・・・。

「イクよ。ほら麻衣ちゃん・・・・イクよ・・・・」

背後の男の上擦った声と荒い鼻息が高ぶり霞んだ麻衣の意識に響き、終局が近いことを告げた。
周囲に満ちる熱気も異常なほどに高まり、荒い息が籠もり分身をしごく男たちの手の動きも最高潮に達した。

「おおおうっ!!」

低いうめき声・・・・麻衣のスカートの中でぶちまけられる白濁の粘塊。
同時に周囲でも幾つものうめき声が響き、麻衣に向けてねらい澄ました幾つもの白濁がぶちまけられた。
スカートを白い制服を次々と汚していく黄色みを帯びた白濁・・・・立ちこめる精臭、と熱気。そしてもっとも敏感な真珠を摘み潰され麻衣は生まれて初めての絶頂に突き上げられた。

「あ、あ、あ、あああああああああああああああああああ――――っっ!!!」

狙い澄ましかの様に金縛りから解放され、浅ましい絶叫を上げる。
男の胸の中で背中を反らし、天を仰いで初めて体感する鮮烈な絶頂の高波に身を震わせた。

ドプッ・・・・ドピュッ・・・・ドピュッ・・・・

男の腕から解放され、支えを失った体が力なく白濁に濡れる電車の床に崩れ落ちる。両手を床に着き、両脚をぺたんと床に付けて座り込む麻衣に向け次々と浴びせられる男たちの精。
制服を短く揃えられ色素の薄い髪を汚していく白濁を浴びながら麻衣は絶頂の余韻に身を震わせあがら荒い息を付いた。

「道元坂・・・・・道玄坂・・・・」

目的地の駅に到着したことを告げるアナウンスがむなしく麻衣の耳に木霊する。圧縮空気の抜ける音と共に電車のドアが開き、異空間と化した電車内をようやく解放した。

307:神楽スキー
06/12/20 20:21:28 MM8ENat3
終了です
何分小説読んだのは数年前、アニメの一話しか見ていないので設定おかしいところ合ったら申し訳ないです


308:サイレントクリスマス小ネタ
06/12/20 22:11:16 qbIFBC0J

タナットに憑いたケンジ君を落としたと思ったら麻衣の中に入ってしまった!!
父親役のリンは大困り!

「しばらく相手をしてるんだな、『お父さん』。」
ナル達が出て行ってリンと麻衣は二人きり部屋に取り残される。中身がケンジの麻衣は無邪気にリンにまとわり付いて来る。ベタベタ触られて不機嫌になるリン。
「いい加減に………」
強い口調で言いかけると、麻衣がビクリと肩をすくめるのでリンの気が咎める。麻衣は縋るような目をして見上げている。まるで悪戯が見つかって怒られた子供のようだ。
(そ、そんな目で見ないで下さい…………)
子供に懐かれたりした経験の無いリンは対処の仕方に困ってしまう。まして入れ物が麻衣なのだ。
固まっているリンに麻衣が、それ以上怒らないでという風にぎゅっとしがみ付いた。小さい子供ならともかく、十六歳の女子高生にやられるのでは、たまったものではない。
「は、離しなさい!!」
リンは焦って麻衣を引き剥がそうとする。
麻衣は麻衣で、そうはさせまいと逆に強く抱きついて来る。麻衣の素足がリンの身体に絡み付く。そのままくんずほぐれつ格闘した結果、リンが体勢を崩し、床の上で麻衣がリンの上に跨っている格好になった。
親愛の情を表すかのように、全身をぴったりくっ付けて甘えるようにリンの胸板に顔を擦り付ける麻衣。リンは状況の異様さに硬直している。
しばらくそうしていた麻衣だったが、足に何かが当たっているような気がして不思議そうに下のほうを見た。
女性と抱き合うような構図になり、不本意だが、リンの体の一部はしっかり反応してしまっていた。麻衣も成熟した…とはいえないが一応女性である。身体が生理的に反応してしまうのはしょうがない。
しかし麻衣の中のケンジにそんな事が分かる筈も無く、テントを張った部分に興味を持ったのか、膝でぐいぐいと押し付けた。勃ち上がっているのを足で刺激され、リンは慌てて身を起こす。
「止めなさい!!この……」
振りほどこうとしても、麻衣はしっかりと首に腕を回しているし、自分の腰は引けているわで上手くいかない。麻衣は困っているリンが面白いのか、更に太股をリンの股間になすりつけてくる。
ズボン越しに敏感な部分を麻衣のすべらかな足でこすられて、リンは赤くなったり、青くなったり大変だ。
(このままでは、まずい事になる!)
麻衣に張り付かれ、胸元には小さな膨らみが当たっている状況でリンの脳裏に最悪の事態がよぎる。
とりあえず何とかしようと立ち上がろうとした時、首筋に麻衣の吐息がかかり顔に柔らかい髪が触れた。女物のシャンプーの甘い香りが鼻腔をくすぐって、その心地良さに油断したその瞬間
―――――パンツの中に出してしまった。
(やってしまった…………………)
後悔と自己嫌悪からリンは片手で顔を覆い、恨めしげに麻衣を見る。何が起こったか分からずキョトンとしている麻衣に、リンは物憂げに溜息をついた。


こうして、この後しばらくリンは麻衣の顔を見るとビクビクする羽目になるのであった。    

309:名無しさん@ピンキー
06/12/20 22:55:37 Z6HZt9ZC
うお、神連続降臨
神楽スキーさん、GJッス

>>308さん
GJ!
そういうのが見たかったんです

310:名無しさん@ピンキー
06/12/21 06:57:43 18X1Ifuy
神楽さん降臨!!
あいかわらずGJっす
できたらこのままどっかに連れ込まれてズコバコ犯られちゃってほしいです

311:名無しさん@ピンキー
06/12/21 16:13:15 XYg3hxCq
神楽さん>>308さんGJ!

神楽さん、大好物なのでガチ陵辱もぜひw
駄目な人も今回みたいな注意書きあれば無問題だと思うし。

312:名無しさん@ピンキー
06/12/22 06:30:22 /xz5vLJf
このスレって厨房少ない(ほとんどいない?)からじゃんじゃん
ヤっちゃって下さい

313:名無しさん@ピンキー
06/12/22 11:45:38 VqzKwk7H
最近アニメにハマって、今日初めてこのスレ見つけてここまで一気に読んだのだが、
メトったを娶ったと本気で勘違いしてしまった。ナル、結婚してたのかと・・・。

ちょっと逝ってくるわ。

314:名無しさん@ピンキー
06/12/26 06:25:17 LCd4ry+d
保守期待age

315:名無しさん@ピンキー
06/12/27 08:02:25 yh1Hbtf6
サイレントクリスマスよかったわ
>>308氏のようにサイレントネタ職人さんを期待して待つ!

316:名無しさん@ピンキー
06/12/27 17:34:19 BtBQKDwi
スレを見つけた感動で思わず書き込み。
漫画版しか見てないからネタバレが出てきても誰だかさっぱりわからんが
神作品が多いな・・・
ナル麻衣もどうかここはひとつ!書きにくいとは思いますが
書いてくれる神はいらっしゃらないものか・・・

317:名無しさん@ピンキー
06/12/27 17:39:08 AtsFNsTx
サイレントクリスマスネタはウケた。
だからリンさんマンガでは麻衣にビビってたんだね。
ちょっと童貞的なリンさんにGJ

318:名無しさん@ピンキー
07/01/01 10:01:59 lVvyMv19
誰か姫始めのエロを書いてくれ

319:名無しさん@ピンキー
07/01/02 06:10:02 LMv4/cVh
初詣にいった麻衣が一人はぐれてしまったときに強姦される姫始め

320:名無しさん@ピンキー
07/01/02 18:38:56 CbN5Ve0w
>>319みたいな感じで、リレーしないか?

321:名無しさん@ピンキー
07/01/03 07:02:31 mtj+ZKy3
そういえば一行ずつのリレー小説とかやってるスレがどっかの板にあったね
じゃあちょっと気軽にリレーでも


「もう、みんなどこ行っちゃったんだろ・・・」

 January 1, 2007
麻衣たち渋谷サイキックリサーチの面々は、商売繁盛を祈願(麻衣の提案)するため
都内ではあるが、都心部から少し離れた大きな神社に来ていた。
山手線の輪の内から私鉄沿線に乗り換え、正月三ヶ日の間だけ特別に儲けられる
臨時特急に揺られること20分余り。
乗客を吐き出す小さな駅から少し山の方へと歩いた所に佇む、林に囲まれた静かな神社。
・・であるはずなのだが、年始めという神社にとっては掻き入れ時なこともあって
普段は閑散としている境内や長い石畳には参拝客が溢れ帰り
駅からの参道にも出店の屋台が立ち並んでいた。
「うわ~~~~、すごい人ね・・・・」
駅から降り、自分たちの辿り着くべき先を眺めながら
松崎綾子がげんなりとした口調で文句を垂れた。
「いいじゃん、この方が正月らしくて」
今日も無意味に元気。
今時の女子高生であり、この物語の主人公である谷山麻衣が
綾子と同じように自分たちの行くてである坂の上を仰ぎ見ながらのたまった。
「・・・ですがわたくし、少々人混みに酔ってしまいそうですわ」
着物の袖を口に当て、少しよろめく仕草。
参拝客でごったがえす参道を嫌そうに見ながら、眉根を寄せた原真砂子が
フラフラと渋谷一也に方に、わざとらしくツツツーっと寄った。
それを見た麻衣は半目で真砂子を睨むが、本人はどこ吹く風。
だが当の渋谷一也ことナルシストのナルは、いつもの無表情で真砂子に一瞥くれた後。
「・・・・行くぞ」
それだけ言うと、分別くさそうな表情で一人で歩きだした。
「うわぁ~っ、みなさん待っておくれやす~」
改札口のところ。
皆より少しばかり遅れて、ジョン・ブラウンが慌てながら追ってきた。
手には濡れたハンカチ。
どうやらトイレに行っていたらしい。
「はっはっは、はぐれて迷子になるなよ」
坊さんこと滝川法生が笑いながら手を挙げ、ゾロゾロと歩き出した皆の後に続く。
みんなで集まり、ワイワイ騒ぐ。
そんないつも通りの始まり・・だったのだが、今日は少し違うことが起こった。


>>318へ続く(和姦姫始め)か>>319へ続く(強姦姫始め)へ続くかは、>>322次第ですね

322:名無しさん@ピンキー
07/01/03 11:35:48 ejlce3fg
age

323:名無しさん@ピンキー
07/01/04 06:01:53 OvAi4cVG
「age……エイジ?」

 お守りをみてみたいという麻衣に誘われて社務所にぞろぞろと
移動した(なにしろ、朝のメトロもかくやと言う混雑なので
気を抜くとはぐれてしまう)一行の目前には、壁一面の緑色で
書きなぐった文字があった。
 墨跡鮮やかという単語があるが、緑跡鮮やか。
 周囲の参拝客や、絵馬などを販売する巫女─綾子に言わせれば
ただのバイトだ─の表情と、なにより鮮やかすぎる色が
この場にそぐわない文字が突然現れたのだと告げた。
ペンキのにおいはしないが、さわれば手につきそうなくらい瑞々しい色。
「ふ~ん。いいんじゃない? 神社に突然現れた文字か。どう思う?」
 坊さんは俄然生き生きと振り返った。
 ナルはこの事象をどう見るか。

あれ……? エロはどこに。

324:名無しさん@ピンキー
07/01/04 06:26:50 NnFz3GeY
「くだらない、ただのイタズラだろう」
緑の文字の浮かび上がる壁を一瞥。
そう言うと、ナルはきびすを返して歩き出した。
「え!? あ、おい、ちょっと待てよ」
立ち去ろうとするナルを坊さんが止めようとするが、彼は一人でスタスタと行ってしまった。
後に残されたのはナル意外の5人。
やる気満々の坊さんに、このまま放っておくのは忍びなさそうなジョン。
行ってしまったナルのことが気に掛かる真砂子に、
心底どうでもよさそうな綾子。
さて、麻衣の行動は…?

1、緑の文字が気になる
2、真砂子を出し抜いてナルを追う
3、一人で絵馬を買いに行く



どうでもいいことなのかもしれないが、影の薄い人を一人忘れて…


325:>> 2、真砂子を出し抜いてナルを追う
07/01/04 17:19:53 JGeVFJxF
「ナル! ちょっと待ってよ!」
黒衣の背中は見る間に小さくなっていく。
「あたし、連れ戻してくる」
麻衣はあわててナルを追った。
真砂子も同じくナルを追おうとしたが、着物ではそう早くは走れない。すぐに諦めて立ち止まり、
気遣わしげな視線で二人を見送った。
「ナル! ナルってば!」
麻衣が何度呼びかけても、ナルは振り返ることもなく歩みを止めない。
ナルが向かっているのは参拝客の溢れる参道ではなく、拝殿の後ろ、
立ち入り禁止の縄が張られた林の奥だった。
走って走って、麻衣は小さな社の前でようやくナルに追いつき、
黒いコートの裾を掴んで引っ張った。
「……っつかまえたっ」
ナルは嫌そうに顔をしかめたが、麻衣の手を振り払うこともなく、
黙って社の古い注連縄を見上げる。つられて麻衣も社を見上げた。
本殿にくらべてかなり小さく古い社だ。
柱は朽ちてあちこち大きな穴があき、屋根の瓦もところどころ落ちてしまっている。
大きな地震があればすぐつぶれてしまいそうな趣だ。
「ナル? ここ、何」
「本殿」
そっけない返事が返る。
「本殿? こんなぼろっちいお社が?」
「参拝客がいる社は80年ほど前に建てられたもの。元はこちらが本殿」

さて、ナルの目的は?
1、純粋に社を調べに
2、二人きりになりたかった
3、実は霊に憑かれている

326:名無しさん@ピンキー
07/01/05 01:37:58 n6HEkYbt
「それで?」
「ハ?それで?って言われても…」
「そんな事を聞くために、わざわざ僕の事を追いかけて来たのか?」
「そっちこそ、なんで一人でスタスタ行っちゃうのよ!折角皆で初詣来てるんだから楽しもうよ」
「団体行動は性に合わないもので…麻衣は皆と一緒に楽しんでくればいいだろう。
それに元々僕は初詣でに来たんじゃなく、この神社に用事があって来たんだ」
「何の用?」
「答える必要があるのか?」
「そーゆー言い方無いでしょ。前から思ってたけど、ナルってばいちいち言い方に棘があるよ」
「おあいにく様、その分顔が良いから困らない」
「もー、頭来た!あっそ、何の用か知らないけどだったら一人でやってれば。
あたしは皆のトコ戻るから、じゃーね!」
麻衣はくるりと踵を返すとナルに背を向けて歩き出した。ちらりと後ろを振り返ったが、ナルは麻衣の事などすでに忘れたかのように
腕を組んで社の周りを歩き回っている。その様子に益々腹が立って、麻衣は早足で元来た道を急ぐ。
「あー、腹立つ!あのナルシスト男!」
ぶつぶつ文句を言いながら薄暗い林道を帰る麻衣の前に、ガサガサという音と共に林の中から数人の人影が現れた。

327:名無しさん@ピンキー
07/01/05 06:56:59 ua7ovvN3
「へっへっへー」
「お嬢さん、こんな人気のないところで何してんのかな?」
「よかったら、俺たちと遊ぼうぜ・・・・・ヌッチョリ、シッポリとなぁ」
下卑た笑みを浮かべ5,6人の男達が麻衣を取り囲む。
「や・・・なに!?  きゃっ、ちょっと離して!!」
男の一人が麻衣の細い腕を掴んだ。
「ひゃっひゃっひゃっ、まあそう邪険にするなよ」
「そうそう、仲良くしようぜ~」
男達は笑いながら茂みの中へと入って行く。
もちろん、麻衣の手は掴んだまま。
「やだっ、やだやだ離せこらムグゥ!?」
「うるせぇ、ちったぁ静にしろよ」
男の一人が麻衣の口を塞ぐ。
「んーっ、ん――っ!」
声を封じられ、逃げることも封じられ
麻衣は男達に茂みの奥へと連れて行かれた




328:名無しさん@ピンキー
07/01/06 06:24:32 J5s+f6TF
「ング――ッ、ンンン―――ッッ!!!」
必死に暴れる麻衣。
だがしかし、男の力にか弱い少女が敵うはずもなく。
「おい、静にしろ。 いい加減あきらめたらどうよ?」
男の一人がドスの聞いた声でそう言うと、ナイフを取り出し麻衣の頬に宛った。
「んんっ!? っ・・・・・!」
見るも恐ろしい切っ先。
白銀の刃に恐怖に引きつった自分の顔が映る。
「暴れたり騒いだりしたらどうなるか・・・・わかるよな?」
男の顔を恐る恐る見上げる。
笑顔だった。
罪悪感などカケラもない、素の笑顔。
だからこそ余計に怖かった。
逆らったら迷わず刺す。
戸惑いもなにもなく、バースディケーキにナイフを入れるように
あっさりと、自然な手つきで麻衣の顔面に刃を突き立てるだろう。
「・・・・っ・・・」
だから麻衣はもう動くことができなかった。
恐ろしさのあまりに身体が硬直して、手足が言うことを聞いてくれないのだ。
「・・・・へへへ、じゃあ俺いっちばーん」
この場にそぐわぬやけに明るい声。
男の一人がカチカチャとベルトを外し麻衣の上に覆い被さった。



329:名無しさん@ピンキー
07/01/06 13:04:39 307H+tnt
男が手にしたナイフが麻衣の衣服の下を通っていった。

「ひっ・・・・」

冷たい刃物が肌の上を通る感触に体が硬直する。
軽い擦過音を立てて薄い布字はあっさりと・・・・本当にあっさりと切り裂かれた。

「へっへ~、結構いい体してるじゃねえか」

胸元から縦に真一文字に切り裂かれた衣服の裂け目から麻衣の柔肌と白いブラが露になる。

「・・・・・っ」

羞恥に顔を赤らめ口元を押さえられて自由にならない顔をそれでも男達から背けた。

――ナル・・・・っ!――

頭の上で万歳の状態に掲げられた両手を屈強な男に押さえられ、両足は別の男に足首を抑えられて開かれる。
胸を隠すことも足を閉じる事も適わない。

「・・・・・んん~~~~っ!」

男の両手がブラの隙間に滑り込んできた。
恐怖と嫌悪に小さく背中が跳ねるが男は気にした様子もなくやんわりとブラの中の手を動かし、小ぶりな胸を摩る。

「ん・・・・くぅ・・・・」

ピクピクと麻衣の細身の体が震え、ふさがれた口からくぐもった声が漏れる。
暴れようとも恐怖に麻痺した身体は自由にならず、また四肢を二人係で抑えられては何も出来はしない。

「へへへ・・・・乳首硬くなってきたぜ?」
「ん~~~~っ!!」

――そ、そんな・・・・嘘っ!――

きつく閉じていた目が見開かれ、信じられないとばかりに胸を嬲る男を見据えるが、男はニヤニヤと笑うばかりだ。
男の手の平がさする麻衣の胸の頂・・・・手の平や指がある一点を通過するたびにそこからなにか麻衣も知らない痺れがじわじわと湧き上がって来る。

「ん・・・・ふぅ・・・・んっ・・・・」

ふさがれた口から小ぶりな鼻から次第に甘く艶を帯びた吐息が漏れはじめる。
震えながら背中が小刻みに反り返り、麻衣は何かを否定しようと必死に首を振った。

「へっへっへ、やっぱりだコイツ、レイプされてるってのにいっちょまえに感じ始めてるぜ」
「うひゃひゃひゃ、おいおいマジかよ」

男達の下卑た笑い声が麻衣の恥辱と屈辱を煽り、麻衣の閉じた目の端から涙が零れ落ちた。

330:名無しさん@ピンキー
07/01/06 20:05:00 YJ+ESGPo
実際はただの生理反応である。触れられれば反応するし、ましてや一月のこの寒さだ。乳首が硬くならない方がおかしい。
しかし誰かと抱き合った経験の無い麻衣にはそんなことは分からないし、身体が感じているのも否めない。
―――やだっ、あたし何で!?―――
屈辱感に苛まれる麻衣を男達は執拗に弄ぶ。
覆い被さっている男が胸を弄り回している内に、手持ち無沙汰で見ていた男の一人が近寄ってきて麻衣のスカートの中に手を潜り込ませた。
「んんぅっ!!!」
麻衣は恐怖感に声を上げる。
「おいおい、邪魔すんなよ。俺が先だぜ」
「分かってるって、一番乗りはお前にやるから。でもこの子も楽しませてやんなきゃ悪いしな」
スカートの中に手を入れている男がにやけた面を麻衣に向ける。話しながらも手は麻衣の太股をいやらしく撫でさする。
「ん~~、んぅう~~~~!!」
「それもそうだな、やっぱり皆で楽しまないと」
「だろ。ほら、この子ももっとして欲しいって言ってるぜ」
冗談ではない。必死で抗議する麻衣の体を男たちは二人がかりで弄り出す。
下半身をまさぐっている男の手が麻衣の下着に伸びる。
「うぉっ、もう濡れてるぜ、こいつ」
「へへっ、やらしい女だな。正月早々男日照りかよ」
「んっ、ふぅぅ~~~~」
麻衣は男たちの言葉を否定したくて、押さえ付けられている顔を横に振る。
男の指が下着の上から麻衣の秘裂をなぞるように動かされる。時折強く押し付けられるような感触に、麻衣は甘い痺れを感じてしまう。
「んんっ……んっ…ふっ…………」
同時に胸も揉みしだかれて、麻衣の心拍数は上がっていく。右の胸は指の腹で乳首を捏ねられ、左は掌全体で乳房を撫で回される。指が乳首をかする度、鼻から切ない溜息が漏れる。
奥から湧き上がる熱で麻衣の顔は段々紅潮して、体の力も抜けていった。

331:名無しさん@ピンキー
07/01/07 07:18:02 +7Z6Yti3
「へへへ、もうグッタリしてやがるぜ。 よっぽど俺たちの愛撫が良かったんだな」
「な、もういいだろ? 入れさせろよっ」
いいかげん痺れを切らした男が腹を空かせた野良犬のように麻衣の秘所へとイチモツを近づける。
ヌチ・・・・
先端部が割れ目に押し当てられる。
「なんだよ、もう濡れていやがるぜ・・・レイプされてココをこんなにするなんてw」
「期待してんのか? この好き者が。 だったら焦らすのも悪いし入れてやろうぜ」
その言葉を待ってましたとばかりに麻衣に覆い被さった男が挿入を開始する。
ズ・・
「んぐっ!?」
亀頭の先が秘穴に押し込まれる。
麻衣はこのとき、自分の体内で何かが引き裂かれる音を聞いた気がした。
「そ~いっきに」
男が腰を押し進める。
ミリ、メリメリメリメリ・・・
「ん---っ!  んぐぐぐ~~~~~っ!!」
ナイフで脅されていた麻衣だったが、純潔を失うこのときだけは
さすがに激しく抵抗した。
「うわっ、オイ、てめぇ暴れんなよっ」
「無駄だって、もう遅ぇよ。 ほらおめぇのマンコ、もう穴開いちまってるよ」
「うううっ!?」
声に吊られて自分の大事な場所を見る。
すでにもう、ミッチリと詰まっていた。
根本までズップリ、奥まで。
気が付いたときにはすでに、全てを失ったあとだった。

332:名無しさん@ピンキー
07/01/08 23:41:49 yW6TDijy
全身を刃物で貫かれるような破瓜の痛みに麻衣の体は硬直する。

「すっげキツ、処女だぜコイツ」
「へへっ、処女の癖に濡らしてやがったのか。相当な好きモンだな」
「初物かよ。へっへ、せいぜい楽しませてもらうとするか」
「そんじゃ、行かしてもらいますか」

覆い被さった男は麻衣を全く気遣う事無く、欲望のままに腰を突き動かす。
乱暴に揺らされて塞がれた口が変な風に歪む。

「うっ、ぐうぅぅっ―」

麻衣はあまりの痛みに奥歯をかみ締め涙を流す。
容赦なく子宮口まで打ち付けられ、痛みで気が遠くなりそうだ。
男の動きが段々早まり、焦れたように麻衣の太股を抱えると速射を始めた。

「んむっ、うっ、うっ、うっ、んぅぅう~~~!んふうぅぅぅうう~~~~~!」
「イクぜ、中に出すからな」
「―!!んんっ!んんんぅうううん!!!」

妊娠の危険を感じ、麻衣は必死で身を捩じらせ抵抗する。
しかし、願いが叶うはずもなく、麻衣は秘所に肉棒を咥え込んだまま胎内に男の精を注ぎ込まれる。

「んう~、んううぅぅ~~~」
「くぅ~~~、最高!すげぇ締め付けだったぜ、コイツ」

悔しさと痛みに涙を流しながらも、麻衣の体は本能的に男の物を締め上げてしまう。
ゴポッと音を立てて力の抜けたペニスが引き抜かれ、男の形にぽっかりと開いた麻衣の膣口からは血と混ざり合ってピンク色になった粘液がこぼれ落ちる。
麻衣は喪失の衝撃に虚ろな目をして体を投げ出している。

「伸びちまったぜ。まっ、一回ケーケンしたら、諦めもついたろ。じゃあ今度は俺の番な」

隣で見ていた男がもう辛抱できないと、麻衣の上に圧し掛かって来た。

333:名無しさん@ピンキー
07/01/09 06:02:35 sQgJ9fQG
「おっ、こいつぁなかなか良い拾いもんしたぜ」
2番目の男が開いたまま塞がらない麻衣の恥裂に挿入する。
まだ2回目のセックス・2本目の男根ということもあり、膣はまるで処女のように
キュウキュウと吸い付くように締め付けてくる。
「これならすぐにでも出そうだ・・っ」
「そんなに良いのかよ?」
「おい、早く代わってくれれよ」
気持ち良さげな表情を浮かべる2人目の男に、順番待ちをしている他の男達が急かす。
自分たちも早く少女の柔肉を味わいたいのだ。
「なあ、コレ詰めとけば?」
麻衣のパンティをむしり取り、口を押さえていた男に渡される。
破れて役に立たなくなったものを再利用。
「ううぅっ・・・!?  ・・ぷはっ・・・やだ、そんなもの・・むぅぅぅっ!」
口の中に広がる、何とも言えない感触。
自分の味。
おしっこと陰部の臭い。
それらが口腔内に充満する。



334:名無しさん@ピンキー
07/01/10 03:17:01 02zYf3Qz
北海道の放送が終わり、きてみれば、生殺し…。
ワクワクしながら待ってます。
しかも、サイレントクリスマスの後半で、リン×麻衣が再燃。神、書いてくれないかなぁ??

335:名無しさん@ピンキー
07/01/10 05:45:39 vL9mHDhF
取り憑かれてる間に麻衣は犯られ放題
でもって妊娠してるの気付かなくて手遅れに

336:名無しさん@ピンキー
07/01/10 09:35:15 yNGlLXs4
アニメでこの作品を知りました。
「サイレントクリスマス」でリン×麻衣にはまったけど
サイト探しても、同盟たどっても、リン×麻衣がほとんど無い~!
ここでやっと読めました。お願いします。

337:名無しさん@ピンキー
07/01/10 18:49:37 dMS8MDjQ
これをエサにチンコしごいてるやつの
ことを想像するだけで
ごはんくえなくなるよ

338:名無しさん@ピンキー
07/01/10 19:04:53 cbpwaZWb
>>337
>>1

339:名無しさん@ピンキー
07/01/11 06:32:52 yf7+mm9C
>>337
漏れはどんなエサだろうと男がチンコしごいてる姿想像してごはんなんか食えないんだが・・・・
お前できるのか? すごいな

340:名無しさん@ピンキー
07/01/11 07:13:48 Yqxgqo3i
>>337>>339
いや、ハァハァしてるヤツではなく
好きなカップリングとか麻衣や真砂子が犯されるシーンを想像すべきでは?
            ↑アエテアヤコハアゲナイデオク

341:名無しさん@ピンキー
07/01/11 08:26:32 vbq6YAm6
綾子は原作のイメージが染み付いてるから俺は大丈夫だ!

342:名無しさん@ピンキー
07/01/12 06:41:20 xEAbA+/S
麻衣は16歳だけど真砂子と綾子って何歳?
ぼーさんやリンも
ジョンは19、アナルは17だけど

343:名無しさん@ピンキー
07/01/12 07:52:13 g97SqZYW
>アナルは17

百目みたいなの想像した…

344:名無しさん@ピンキー
07/01/12 22:50:03 j/FcrQoy
コミックス5巻段階で
真砂子は麻衣と同学年16歳
綾子は23歳
ぼーさん25
ジョンは20だ
リン不明

345:名無しさん@ピンキー
07/01/13 14:04:32 Rzne/cH8
悪夢ではぼーさんに「俺よりちょい年上」って言われてるから
27~8くらいだと思ってる<リンさん

346:名無しさん@ピンキー
07/01/13 22:34:23 5OwUGhsT
リンは28だよ

347:名無しさん@ピンキー
07/01/14 00:15:57 vrjcjQdC
初めて読んだときは麻衣と同い年だったのに気付いたらリンより年上か_| ̄|○

348:名無しさん@ピンキー
07/01/15 00:52:26 UyB2Tnem
だいじょうぶ 生き霊たちはいつでも同い年で存在し続けるよ

349:名無しさん@ピンキー
07/01/15 05:58:13 ugW3qEoW
まあ人生そんなもんですよ

350:名無しさん@ピンキー
07/01/15 22:06:44 Tyk7VgP8
大丈夫だよ、80年代の28だからw今頃はきっと40越えてるって

351:名無しさん@ピンキー
07/01/16 09:35:38 4KaxEB4H
計算したら、46~57才か
ますます渋くなったリンさん見たいな

352:名無しさん@ピンキー
07/01/19 17:51:38 3bENapVN
すみませんちょっとネタバレ系です。




>>291
そんな情報ありましたっけ?
小説全部持ってますけどレイプのトラウマなんて全然読んだ記憶が無いですよ。
色んな死に引っ張られて何度も危険な状態になったって言うのは読みましたが。


353:名無しさん@ピンキー
07/01/19 18:13:57 MZatAMcn
>352
スレ上からきちんと読んで。
>105>106
に書いてる。

有名な話だから、昔からのファンは知ってることだと思ってた…orz

354:名無しさん@ピンキー
07/01/20 11:50:39 7dOlI0jK
アニメから入った自分には驚きです。

355:名無しさん@ピンキー
07/01/20 12:04:09 QFM9ix2f
それよりリレーの続きはどうなったわけ?

356:名無しさん@ピンキー
07/01/20 15:20:34 4G16hYTk
>>354
そらまあ驚きどころじゃない罠
ネタバレがからんでくる話題だしね

しかしまあ、ここはエロパロ板だ、そんな設定無視して話作ってもいいし、
それを利用した虹なんてのも面白そうなので期待して待ってます。

357:名無しさん@ピンキー
07/01/20 21:11:21 maiC8DTh
>353
昔からのファンでも、当時小学生とかで、同人なんて知らなかった、
というのは普通にある話だと思うが。

358:名無しさん@ピンキー
07/01/20 21:34:53 P259E6yH
次からテンプレにのっけよう。
とにかく小野さんがそういう発言をしたことは事実だが
知らない人がいても不思議じゃないし、公式設定でもない。
その設定を前提に話すのは、ちと違うと思うしね。

359:名無しさん@ピンキー
07/01/21 02:28:40 Hk2vnPIf
本編にしっかり書かれてること以外を無理矢理パロディに
反映する必要はない派だな、自分は。せっかくのエロパロ板だしね。

360:名無しさん@ピンキー
07/01/21 05:57:51 Bnxb/Mw3
まあ、ある程度はなんでもありでいいとおもうよ
自分もアニメしか知らないし

誰かリレーの続きを・・・
って最初にアホなこと始めたのは自分なんだけどね
ノリの良い方が付き合ってくれて助かりました

361:名無しさん@ピンキー
07/01/21 17:03:11 gAhRtGif
設定遵守したらそもそもエロパロなんて書けないw

362:名無しさん@ピンキー
07/01/22 12:44:06 iPKIeSwg
漫画しか読んだこと無い自分、ネタバレは気にしません
それに同人があったことも知らなかったからしょうがないw
読む際にわかる様に書いていただければそれだけで十分幸せな訳で

363:名無しさん@ピンキー
07/01/22 16:34:52 qs/S+wVr
>>358
テンプレには載せんでいいだろそんな事w
作者発言でも所詮は同人内での事。
気にするほどのことも無いし知ってても知らなくてもいい事だ。

リレーの続きを裸に正座で待つ

364:名無しさん@ピンキー
07/01/22 20:36:12 6N6UrAzl
チャットログ読んだけど多くはそうなるからナルもそうなると思うって感じで
完全なる(裏)設定ではないみたいだったよ。
そうなるのが自然じゃないかって感じで。客観的観測結果っつーかw
あれがガチ設定なら数字板に引越さなあかんよwwww

365:名無しさん@ピンキー
07/01/22 23:49:33 hOKUAMj6
でも、女に対してはレイプ側みたいなことになってなかったか?
あまり伏字解析してないけど

366:名無しさん@ピンキー
07/01/23 00:25:19 5W4Uxif/
まあ、小説に出てこない設定なんぞは
読者に「なかったこと」にされても
責められないだろー。

気にせず、職人さんカモーン

367:名無しさん@ピンキー
07/01/23 02:23:19 FnYGe8mW
 ∧_∧  +
(0゜・∀・)
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +

368:名無しさん@ピンキー
07/01/24 06:50:49 kcOsuvOg
ブラックドッグに獣姦される麻衣や真砂子
ちなみにペニスは馬並

369:名無しさん@ピンキー
07/01/25 05:09:10 MurJxpYS
悪霊の卵に憑依されて
体中の穴から霊を注ぎ込まれて孕み腹になっていく展開キボン

370:名無しさん@ピンキー
07/01/25 22:44:18 f6VuMs+t
ここ男性比率高そうだな

371:名無しさん@ピンキー
07/01/25 23:56:27 AbSFXBRt
そうでもない

372:4枚切りの触パン
07/01/27 06:04:54 wYkTL9bV
作品投下がないよ
燃料が底を尽きちゃう
しかたがないので出来たところまで投稿します

※ 事前の注意事項です、必ずお読み下さい ※

触手による陵辱もので麻衣が穴だらけにされます。
耐性のない方が読んでしまうと、精神に必要以上の過負荷がかかりますので苦手な人はスルーすることをお勧めします。
あと、ちょっとグロいかも、過食症の人には丁度良かったりして。
まあ死人は出ますが、麻衣とは全然関係のないその他大勢です。本編中の人物は誰も死にませんからご安心を。


373:4枚切りの触パン
07/01/27 06:06:25 wYkTL9bV
「たっ、たすけ・・ギャッ!!」
子供の腕ほどもある太さの触手が、しなる鞭のように振り下ろされる。
その先端は、見るも恐ろしい切っ先を持つナイフのような鍵爪。
それが、その男の見た最後の光景となった。
ブシャアアァァァッッ!!!
ペンキの塗缶をぶちまけたように紅く染まる壁。
頭が斜めに半分だけ殺ぎ落とされた身体は、建物と建物の間から見える狭い空へと向かって
公園にある水飲み場の蛇口を押さえたままコックを捻り、パッと手を離したように
首の辺りから勢い良く血飛沫を吹き上げ、ゆっくりと膝を折ってコンクリートの地面の上に倒れ伏した。
「ひっ・・・・!」
腰を抜かした麻衣が息を飲む。
震える手で、自分の頬へと飛び散った生暖かい液体に触れる。
ぬるり、とした嫌な手触り。
血の感触。
だけどそんなことを気に掛けている余裕は、今の彼女にはこれっぽっちもなくて
今更ながらではあるが、こんな事件に首を突っ込んだことを死ぬほど後悔した。


先週の始め、麻衣は学校であるウワサを聞いた。
どこにでもよくある、一種の都市伝説。
やれ誰かが居なくなったとか、変な怪物や怪人物がどこそこに出没するだのといった
ちょっぴり不思議で怖くて、他愛もない話。
学校の友人から昼休みの雑談ネタとして聞かされ、半分笑いながら聞いていた
そんなごくごく有りふれた話だった。
曰く。
ここのところ行方不明者が多発している。
変なバケモノの姿を見た人がいる。
きっと行方不明になった人々は、そのバケモノが餌食になったに違いない。

そんな、陳腐で有りふれた、ぜんぜん詰まらない話だった。
麻衣自身も信じてはいなくて、なかばただのネタ振りとして、アルバイト先であるSPRの事務所で
客の来ないうららかな午後の日差しの入り込む応接間のソファに座って来客用の紅茶を啜りながら
なんとはなしにナルに言ってみたのだ。
案の定、帰ってきた答えは冷静かつシビアなもの。
かいつまんで説明すると、以下の通り。
    ウワサはただのウワサ。
依頼ではないから調査はしない。

いつものことで慣れっこだとは思うのだが、こんなやり取りばかりではさすがの麻衣でもカチンと来たのか
売り言葉に買い言葉。
事の真偽を自分で確かめる。
そう言って、麻衣は調査に乗り出したのだが・・・・
結果、今現在死ぬほど後悔している最中なのである。

いきなりトマトソースの大洪水に出くわしたのは、話の出所を辿り、ようやっと現場に着いた矢先のことだった、
時刻は夕暮れ時。
建物の隙間に差し込む、茜色の斜光。
倒産したのか移転したのか、理由はわからないが今は使われなくなって久しい町はずれの廃工場。
野球ができるぐらいには広い敷地に建つ、いくつかの倉庫や建物の隙間。
そこには、折り重なるようにして山積みになった、血みどろの死体。
夕日を遮る、大きな影。
海に住むタコを逆さにしたような形をしたバケモノが、こちらをゆっくりと振り向く。
目が合った。
「ひ・・・ぃ・・・・・っ」
恐ろしさのあまり、声が喉に張り付いて出てこない。
悲鳴一つ上げられない。
もっとも金切り声を出せたとしても、こんな古びた猫の子一匹いない閑散とした場所では無意味かもしれないが。

374:4枚切りの触パン
07/01/27 06:07:46 wYkTL9bV
ジャリ・・・・
逆さの蛸のバケモノが一歩、こちらに歩み寄る。
ズザ・・・・
相手の動きに合わせて、腰が抜けて地面に尻餅をついた状態のまま
麻衣も一歩、後ずさり。
スカートの汚れなど気にしている状況ではなかった。
蛸が2歩、3歩と近づく。
麻衣も2歩目を下がり、しかし3歩目は半分で止まることになった。
・・・トン
背中に、冷たくて硬い感触。
コンクリートの感触。
驚き振り向く。
そこには、工場内の何かの施設の壁。
これ以上後ろへは下れそうになかった。
大急ぎで他に逃げ道を探す。
焦りながら左右をキョロキョロ。
だけど、どちらも壁。
いつのまにか、袋小路へと追い詰められていた。

バケモノが近づいて来た。
今し方、名も知らぬ男を切り裂いた鮮血滴る刺身包丁のような爪を持つ触手をゆらりと構え、ジリジリと。
麻衣は抜けてしまった腰でどうにか逃げようとするが、虚しく地面の上を足が空回りするだけ。
もっとも3方を壁に囲まれているので、これ以上逃げようもないのだが。

壁に背中を打ち付けまくる麻衣の頭上に影が落ちる。
いつのまにか、目の前まで迫っていた。
「・ぁ・・・・・ぁ・・・・・っ」
ビデオのコマ送り再生のように、振り下ろされる触手がやけにゆっくりと見えた。
このままいけば、左の肩口から右の脇腹へと一直線。
肩胛骨をブチ割り、肋骨を一本一本切断しながら
同時に柔らかい臓腑を杏仁豆腐にそっとヘラを入れるように、易々と切り裂かれるだろう。
殺される。
そう思った
――こんなことなら、昨日の帰りにでも駅前パーラーのジャンボDXパフェを
胸焼け覚悟の太るの覚悟で食べておけばよかった。
そうだ、毎月買ってる月刊誌が昨日発売してるんだった。
十二国記を描いていた作者のマンガの続きが気になっていて、主人公の少女とナルシストな少年との
ビミョーな関係にヤキモキしていたところなのだ。
部屋のカーペットもそろそろ変えようと思っていたし、ちょっぴりエッチな深夜ドラマの再放送の続きも気になっていたし
こんなことで、こんなところで自分の人生に終止符が打たれてしまうなんて思いもよらなかった。
ああもう、これも全部アイツのせいだ。
いつものようにチョチョイのチョイで調べてくれればいいのに、うちは慈善事業じゃないって?
だからEDの下半身益体無し呼ばわりされるんだ。
死んだら化けて出てやる――!

375:4枚切りの触パン
07/01/27 06:12:04 wYkTL9bV
この一瞬で、随分と色々なことを考えた。
硬く目を瞑り、ガタガタと震えながら、麻衣は死の瞬間が訪れるのを待っていたのだが・・・
しかし先程振り上げられた触手の一刀は、目の前で男の首を切り落としたような鋭い爪の一撃は、いつまで立っても来ることはなかった。
・・・あれ?
まだ生きてる。
もうそろそろ、ザクッと来てもおかしくはないはずなのに。
いや、もう次の瞬間には殺られてるのかも。
なんて考えている間にも・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・まだか。
殺るなら早くしてほしい。
できることなら、ひと思いに。
あ、ひょっとして、わざと焦らして相手が怯えるのを楽しんでいるとか。
だとしたら、なんて嫌な奴なんだろう。
きっと性格も歪みに歪みまくっているに違いない。
親の顔が見てみたいものだ。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
おかしいな。
あれ、もしかして、実はもう死んでたりして。
死んだことを自覚していないだけだとか。
結構な確率で辺りに幽霊とかがウヨウヨしていたりするのだから
もし自分がああなったとしても、少しも不思議じゃないじゃないか。

などというようなことを考えながら、うっすらと目を開けてみる。
自分がもし幽霊にでもなっているのだとしたら、半透明の霊体部分が風船のようにフワフワと浮いていて
眼下には無惨な少女の惨殺体が赤い水たまりの中に沈んでいるはずである。
しかし目に飛び込んできたのは、臭いたつような鉄分満点の粘っこい血の池でも
首と胴体がサヨウナラした自分の身体でもなく、欧米人がデビルフィッシュと呼ぶ吸盤付きの生き物が
逆立ちをしたような姿だった。
よかった、まだ死んでいない、という安堵の念と
これから殺される、という恐怖の感情がごちゃ混ぜのミックス状態になり
目の前の現実をどうして良いものやら判らずに、地面にへたり込んだまま
呆然と相手を見上げていた。

振り上げられたままの、大の大人を易々と真っ二つにする切れ味バツグンの触手。
しかし代わりに麻衣へと向かって伸びたのは別の触手だった。



続き書けるかどうかはわかりませんが

376:名無しさん@ピンキー
07/01/27 18:10:27 6VfhkDhB
wktkして楽しみにしてるw

しかし触手とゴーストハントって相性いいのかね
某スレで(´・ω・`)とした後にこっち来て触パンさんいビクーリだ

377:名無しさん@ピンキー
07/01/28 04:23:14 pmhoihlS
続き! 続き!
ここまで来て本番ナシなんて
そりゃないぜ、ベイベー

378:名無しさん@ピンキー
07/01/29 19:44:47 RLNLW4QH
>>364
お前さん、わざとだろうw

379:名無しさん@ピンキー
07/01/29 21:34:46 edzwj96S
>>378
なにがわざとなにかわからんがうんって言っとくwww

380:名無しさん@ピンキー
07/02/01 18:38:11 jonSMDt+
ワクワクテカテカ。

381:名無しさん@ピンキー
07/02/03 16:23:20 h7ZPxdpO
ジョンがwktkしてる

382:名無しさん@ピンキー
07/02/03 16:37:05 DQIWRh4T
wktk

ぼーさん×麻衣とか読みたい

383:名無しさん@ピンキー
07/02/07 23:03:05 a3+OgmEe
ここは安原×麻衣で!

384:名無しさん@ピンキー
07/02/08 10:41:57 AxnhHDEF
今回のエピでは麻衣と綾子が脱いで真砂子が攫われます

385:名無しさん@ピンキー
07/02/08 22:07:17 0swwW6m4
綾子なんて何処で脱いだかと思ったら、あのシャワーシーンの事か

386:名無しさん@ピンキー
07/02/08 22:52:57 AxnhHDEF
>>385
そうそう。
シーンはある。あとはスタッフのやる気の問題。
俺は期待してる!してるからな!!

387:名無しさん@ピンキー
07/02/08 23:10:11 9pRokenE
アニメならカットしてはならないシーンだな

388:名無しさん@ピンキー
07/02/09 06:18:35 gHNQhPc2
なんか期待できそう
真砂子が浚われる?
浚われているあいだに、いったいナニをされるんでしょうね・・ハァハァ

389:名無しさん@ピンキー
07/02/09 09:29:46 UAEfI9NQ
真砂子をどうやって浚うんだよwwwwwww

390:名無しさん@ピンキー
07/02/09 23:39:07 y5a4GpBO
>>389
もちろん麻酔銃でw

391:名無しさん@ピンキー
07/02/10 00:56:46 il0dC8dh
マンガの文庫版5巻が出たよ。
ちなみに麻衣の入浴シーンと綾子の活躍と着物以外の服の真砂子が見れます。
あと幼女と熟女と老女も。

392:名無しさん@ピンキー
07/02/11 06:37:00 Y1Vcc30O
普通のコミック(KC)とマンガ文庫ってなんか違うの?

393:名無しさん@ピンキー
07/02/12 00:32:42 VJByIqiE
本のサイズと値段と紙質と描き下ろし部分が違う


394:名無しさん@ピンキー
07/02/12 06:43:06 lZw3WQ2S
なる

395:名無しさん@ピンキー
07/02/12 12:12:08 XJOnMmkC
>>394
このスレだとそれはうまい返答の仕方だw

396:名無しさん@ピンキー
07/02/13 06:42:28 +rZiDNym
ゴーストハントって、なんか他のオカルトものに比べて新鮮なんだよね
科学的だし



397:名無しさん@ピンキー
07/02/13 13:17:08 c05PutgF
小野不由美の作風でしょう。
現代を舞台にした十二国記の外伝「魔性の子」を読むと、より一層そう思います。

科学で解明できないことは存在するけれど、安易にそればかりを求めても人間おかしくなる。

398:名無しさん@ピンキー
07/02/13 20:59:51 Hgo4AVsH
>描き下ろし部分が違う
ここで聞く事じゃないと解っているが、何が違うんですか?
増えてますか?
修正ですか?

399:名無しさん@ピンキー
07/02/13 22:35:52 LRF7d0Jq
>>398
増えてもなく修正でもなく、
まったく別のもの。

400:名無しさん@ピンキー
07/02/17 03:13:23 2OqXobQi
東南アジアの某地域では処女と性交すると寿命が伸びるという
トンデモ迷信が今でも信じられてるそーですが(新聞情報)、
この話をあの最凶のヒキコモリ氏が耳に入れていたら…
麻衣と真砂子ピンチ?!

401:名無しさん@ピンキー
07/02/17 05:40:55 0iIH5sg1
東南アジアの魔物とかバケモノとかって、どんなのがあるんだろ
処女長寿云々の話でそいつに麻衣や真砂子が・・とか

402:名無しさん@ピンキー
07/02/17 09:14:52 SY+nviUA
>>400
女性が聞いたら憤慨するかもしれないけど、
まだアフリカの処女レイープしたらエイズが治るという迷信よりマシだね

403:名無しさん@ピンキー
07/02/17 23:13:41 4eMAzG5K
そんなのがあるんだ・・・
常識で考えたら移すことはあっても直ることなんてないだろうに・・・

404:名無しさん@ピンキー
07/02/17 23:25:51 SWeqLUhJ
南アフリカ限定の話だろそれ。
あそこは世界最低の治安で最早常識などないからなぁ

405:名無しさん@ピンキー
07/02/18 02:25:54 iMgyOH1D
ヨハネスブルク最強www

406:名無しさん@ピンキー
07/02/18 07:00:31 3Ah3vzOF
じゃあ麻衣や真砂子を南アに連れて行こう
一月ぐらい経ってから迎えに行けば
さて、何回ぐらいレイプされてることやら

黒人精子で黒い子を妊娠してるだろうな

407:名無しさん@ピンキー
07/02/19 10:43:48 REOkMxWF
録り溜めてたGHアニメをイッキ見して、ぼーさんのえらくイイ声とスキンシップの多さにテラモエしてしまった新参者が
流れを読まずにぼーさん×麻衣を投下させていただきます。すんません。
(注)
・原作は小説もコミックもまだ未読です。ネタバレ等あちこち拝見して基本設定は多少勉強させてもらいましたが、
 アニメしか知りませんので、もし原作の設定と明らかに違うような描写で原作ファンの皆様を不愉快にさせて
 しまったら本当にすみません。先に謝っときます。
・原作は(ry なので、タカさんという娘さんへの配慮は全くございません。ファンの方ごめんなさい。
・基本ラブラブもので凌辱要素は極薄です。あと結構長いです。お好みに合わない方はスルー推奨。
 NGワードは『Nightmare』でお願いします。
 (以前ぼーさん×麻衣を投稿された方とタイトルがプチかぶりしてしまいました。すみません。)

408:Nightmare ぼーさん×麻衣 1/17
07/02/19 10:45:29 REOkMxWF
真っ白い空間の中、麻衣はひどく暖かく心地よいものに優しく包まれていた。
とてもいい匂いがする。この匂いをよく知っている気がするのに、何故かどうしても思い出せない。
何だか瞼が重くて目を開けることが難しい。けれど知っている。ここは真っ白い。

(ああ、これは『夢』だ。)

数刻前、布団に潜り込んだ記憶がうっすらと甦る。けれどもこれは布団とは全く違う感触。違う匂い。
人とは異なる少し特殊な『夢』を見る時、いつも麻衣には通常の睡眠時とは違う感覚が訪れた。
そして大抵の場合それは悪夢であることがとても多かったが、けれども今、それと非常によく似た感覚を
味わっているものの、これは決して悪夢ではない気がした。
刹那、麻衣は少し力を込めた腕にきゅっと抱き締められた。力強く、けれども大事な宝物のようにとても優しく。
麻衣はこの腕をよく知っていた。
いつも絶体絶命のピンチに陥った時、真っ先に駆けつけて自分を守ってくれる、あのあたたかく力強い腕だ。
そして今自分が頬を寄せているのはあの胸。危機から救われた時、落ち込んで励まされた時、そして時には冗談で。
これまでに幾度も抱き寄せられた、自分の安心を確認できるあたたかい場所。
その腕に、その胸に、抱き締められている自分があまりに自然で、麻衣は警戒心を抱くこともなく、
ひたすら無防備にそのぬくもりの中に身を委ねる。


409:Nightmare ぼーさん×麻衣 2/17
07/02/19 10:46:17 REOkMxWF
腕が麻衣を上向きにさせ、指が麻衣の顎を捕らえる。そして次の瞬間麻衣の唇にその人の唇が重ねられ、
だがそれも麻衣には至極自然で当たり前のようなことに感じたので抵抗せずそのまま身を任せた。
(キス…あったかくて気持ちいいなあ……)
唇のわずかな隙間から舌を差し込まれ、自らの舌を絡め取られる。次第に深く甘くなるキスに麻衣は理性を奪われていく。
交わす吐息の熱さと唾液の水音が、夢にしては妙にリアルだと意識の裏でうっすらと思いはしたものの、口づけの感触の
あまりの心地よさに麻衣の思考は溶かされてしまってはっきりとした形を取ることが出来ない。
「……麻衣………麻衣………………好きだ……………」
キスの合間で小さく囁かれる吐息混じりの声。麻衣の形を確かめるように身体を辿っていく手のひらと指。抱き締める腕。
その胸のぬくもりと安らぐ匂い。
麻衣はその全てを知っていた。思い出せない。けれど自分は『彼』を知っている。
これが恋かどうかはわからない。でも、こうしているのはとても自然なことだった。
麻衣は彼を見つめるためにゆるゆると目を開ける。
目にしみるような目映い白い世界の中、自分に微笑みかける彼の存在だけがリアルで、愛おしさを込めて麻衣は彼を呼んだ。
「ーーーーーーーぼー、さん…………………って、ええええええええええぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!?」

410:Nightmare ぼーさん×麻衣 3/17
07/02/19 10:47:44 REOkMxWF
 * * *

真っ赤な顔で、麻衣は布団から跳ね起きた。
「いいいいい今あたし、何て夢見てた………っ!?」
目覚めて夢を認識した途端、ドキドキして胸が苦しい。パジャマの中でイヤな汗をかいているし指は布団をぎゅっと
握りしめたまま離すこともできない。
「ていうか何で相手ぼーさんなわけっ!?」
自分でもワケがわからない。だって相手は10コも年上で兄貴っていうかちょっとお父さんみたいに普段思ってる人だ。
「…あたし…あんな夢見ちゃうなんてもしかして“ヨッキュウフマン”とかだったりするのかなあ……」
こんなに生々しく異性と睦み合う夢を見たのはもちろん生まれて初めてのことだ。
「………しかも好きな人間違えてヘンな夢見てるよ……うわぁ……最低だ……」
麻衣が密かにときめきを覚えているのは、勤務先の毒舌でナルシストな所長様のはずだった。
けれど今夢の中で恋人同士のようなキスを交わしていたのはその彼ではなく別の…
「……あああぁぁやめやめ!もう考えるのやめる!忘れる!寝る!おやすみ!!」
動悸もまだ収まらぬまま、強引に思考を中断して麻衣は力ずくで睡眠の世界に入るためにぎゅっと瞼を閉じた。
ーー明日どんな顔して会ったらいいんだろう。
麻衣が眠りに落ちる直前に思ったのは、恋する彼ではなくうっかり間違えて睦み合ってしまった彼のことだった。

411:Nightmare ぼーさん×麻衣 4/17
07/02/19 10:49:27 REOkMxWF
 * * *
「こんな日に限ってぼーさんとふたりで留守番かぁ…」
「なんだよ。俺と一緒じゃご不満だっていうの? 麻衣ちゃんってばアタシに冷たいッ!ひどいわッ!」
がっくり肩を落としてため息をつく麻衣に、『ぼーさん』と呼ばれる男、滝川はいつものようにおちゃらけて返す。
麻衣は日頃から寡黙で無表情な上司とその助手に“留守番”と称して置いてきぼりを食らうことも多いのだが、
今日は仕事の都合とやらで滝川までもが事務所に残って同じく留守番組だ。
よりによって一番顔を合わせづらい相手と事務所で午後中ふたりっきり。何の因果か、それとも日頃の行いって
やつか?などとさらに鬱になりかけていると、滝川が窓の外をぼんやり眺める麻衣に近づいてきた。
「ていうかどーした?んー?今日は麻衣ちゃんはご機嫌ナナメなのかなー?」
「ななな何よ急にヒトの顔のぞき込まないでよっ!顔近い!」
「あーららー嫌われちゃったよー俺ー。かなしーなー」
おどけてしょぼくれたフリをする滝川に、今まで感じたことの無かった妙な動悸を覚えながらも、
まさか貴方とらぶらぶちゅーしたユメ見ちゃいましたーなどと言えるわけもない麻衣は、
「いや、うん、ちょっとね。ゆうべ、夢見が悪くって」
とアバウトに誤魔化すのが精一杯だった。
「ふうん、夢、ねえ………あ、俺昨日すっっごい、いー夢見ちゃったんだ!」
「あ、あぁそう、よかったね」
「ね、ね、聞きたい?どんな夢だったか聞きたい?」
「いや、別にいいよ」
「もー冷たいなー。あーあーそうですか。……まあでも、ホントは教えないけどね!」
「じゃあ言わないでいいよ…」
(正直今ぼーさんとどんな夢だったかなんてトークをしたい気分じゃないんだよ…というかこの話題
どうしてもあのゆうべの妙にリアルな感触とか思い出しそうで困るんだってば!)

412:Nightmare ぼーさん×麻衣 5/18
07/02/19 10:54:59 REOkMxWF
非常に良い夢を見たらしく、とても幸せそうな目の前の男の緩みきった顔を見ていると、麻衣は妙に意識して
ドキドキしている自分が馬鹿馬鹿しく思えてきたのだが、
「なあ、麻衣」
急に真顔になった滝川に突然ぎゅっと手を握られて、麻衣は心臓が止まりそうな衝撃を覚えた。
「おまえさんの夢は、いわゆる『夢見の巫女』のような、潜在能力が見せている特殊な夢の場合もある。
その夢が今の事件に関係してるかどうかはわからないが、別にどんな内容でもいいから、いつでも夢見でつらい時や
苦しい時には俺に相談するんだぞ? これでも俺は高野山の坊主なんだから少しは頼りにしてくれよな!」
そう、本当に麻衣がつらい時困っている時、彼はとても真摯に話を聞き、いつでも麻衣を助けてくれる。
「うん。ありがとう。ぼーさん、ホントに頼りにしてるからね!」
「おう、まかせとけ!悪い夢で眠れない時はいつでもオジサンの胸を貸してやるからなー!」
冗談の勢いでぎゅっと抱き締められて、その感触にゆうべの夢を具体的に思い出してしまった麻衣は
「もー離してよーセクハラオヤジー!遠慮させてさせていただきますー!」
ふざけながら慌てて滝川の胸から離れた。妙にドキドキしている自分に気付かれたくなかった。
いつも彼に覚える安心感を感じながらも、何故か更に増した胸の鼓動に気付いてしまった麻衣は戸惑う。
(あたし、何でぼーさん相手にこんなにドキドキしてるの…?)
瞬間の抱擁で感じた滝川の温度と匂いが、彼から離れてからも自分の身体にずっと残っているようで、
麻衣は幸せのようなあたたかい気持ちと身体の中から熱が上がってしまうような不思議な感覚を味わっていた。

413:Nightmare ぼーさん×麻衣 6/18
07/02/19 10:56:11 REOkMxWF
 * * *
(ああ、また今夜も同じ夢ーー)
何もない真っ白い世界の中、裸に白い布を纏っただけの自分と、同じように白い布を纏った体格の良い男。
今宵の夢の相手も昨夜と同様、何故か恋する所長ではなく滝川であるらしい。
それにしてもずいぶんとシュールな夢だなあと夢を知覚した麻衣は思う。
「…なんで服着てないんだろう…」
思わず呟くと、
「その方が綺麗だから」
と目の前の男が真顔で答えた。まさか答えが返ってくるとは思っていなかった麻衣が驚いていると
「それに服着てない方がすぐ肌に触れられるし。裸で抱き合う方が気持ちいいよな」
と至極当然のようにうんうんと頷きながら今日も麻衣を抱き締めた。
うん、確かに気持ちいい。と納得して流され彼に身を委せながら、ふと浮かんだ疑問を口にする。
「じゃあ、この白い布は?」
「うーん、たぶん俺んちのベッドのシーツ、かな?」
「…なんで、シーツ?」
「最初から素っ裸だと刺激が強すぎるかなーと思って配慮したんじゃないか?」
「…誰が?」
「……さあ?俺か?それとも麻衣か?」
(すごい。夢の中のぼーさんも、こんなありえないことしてるのにすごくぼーさんっぽい。)
キスの合間に交わす会話さえも夢にしてはやけにリアルで、麻衣は自分の夢の精巧さに我ながらすごい、と感嘆する。

414:Nightmare ぼーさん×麻衣 7/18
07/02/19 10:57:00 REOkMxWF
「じゃ、昨日の続き、しよっか」
「…へ?」
「へ?じゃないだろう。だーかーらー、続き。昨日はちょっと大人のキスを覚えたから、今日はもうちょっと
大人な事しようなー。大丈夫、俺優しく教えてあげるから」
ぼーさんが麻衣の身体に手を這わす。
「ええええぇぇっ!?…て、いやだからそうじゃなくって!あの、何で、あたしとぼーさんがこんなことを…」
「まーまーまー。夢なんだから細かいことは気にしない気にしない。」
口づけしていた唇から、頬、耳へと滑っていく滝川の唇の愛撫に、流されないよう麻衣は必死で抗う。
「んぁっ!…ちょ、耳だ、め…っ……いや、気になるよ!気にしようよ!だってあたしたちそんな関係じゃ」
「…麻衣は、俺とこうするの、嫌か?」
動かしていた手とキスを止め、滝川が真剣な顔で麻衣を見つめる。
「俺のこと、嫌い? 俺とこうするの、気持ち悪い? 俺は麻衣が好きだから、麻衣とこういうことしたい。だめか?」
夢の中とはいえ、憎からず思っている異性からこんなことを直球で言われたら、胸が高鳴ってしまうのは如何ともしがたい。
今まで現実の彼にこんなに熱を帯びた目で見つめられたことも、こんなふうに懇願されたこともなかった。
だから麻衣は、どうしたらいいのか全くわからなかったし、こんな彼のことをこんなふうに愛おしく思ったのも
初めてだったので、思わず
「…別に、いやじゃないよ」
と言ってしまった。
それは、消極的ながらも行為を了承する明らかな肯定。麻衣は、滝川に抱かれることを受け入れた。
現実では決してありえない出来事も、この夢の中の自分と彼の間ではごく自然な当たり前のことだと思えた。

415:Nightmare ぼーさん×麻衣 8/18
07/02/19 10:58:11 REOkMxWF
 * * *
「ん…っ、んぁ…ああ……んふ………あぁ………」
「いい声、麻衣……もっと……」
「や、あぁ…ぼぉ、さ、…あ、だめ……とけ、ちゃう……よぉ……」
「うん、溶けていいよ、もっとトロトロになっていいから…」
やわらかい潤んだ粘膜の襞をかき分け、舌を這わせながら指を中に出し入れすると、麻衣の理性と身体も
そこと同じように綻びて溶け崩れ、どうしても堪えきれない甘い声と蜜が麻衣から零れ出る。
「……は、あ、あぁ……奥……あつい……ゆび、と舌で……あぁ…ぼー、さん……」
挿入した指がいやらしい水音を立てて動く度に、そこに留まりきれずに溢れた蜜が、麻衣の白い脚を伝って落ちていく。
「…すごい、奥から溢れてくる……やらしい眺めだ…ああ、俺も我慢出来なくなりそう」
「はぁ…はぁ……ん……する………あたしも……あぁん………ぼーさん、に…したい……」
「俺のに…する?…………キス、してくれる?」
「ん、…………したい……する………いっぱい、……させて………」
夢の中の麻衣は、いくらでも大胆になることができた。
「あーヤバいなこんなにエロいなんて……」
「……んぁ……ああ…だめ?……いやら、しいの……いや……?」
「いや、最高。すっごく可愛い。もう俺メロメロだよ……じゃ、麻衣、俺が下になるから、ほら、上に来て」
「…ん……」

416:Nightmare ぼーさん×麻衣 9/18
07/02/19 10:58:57 REOkMxWF
ーー最初の夢から1週間、麻衣は毎夜夢の中で滝川に抱かれていた。
夢は随分と淫らで、その上非常に現実的だった。滝川の温度や匂いだけではなく、汗などの体液に濡れた感触や、
彼に触れたり触れられたりした肌や粘膜の感覚もやけにリアルすぎて、朝目覚めた時麻衣は、布団でひとり目覚める
現実に違和感を覚えてしまう程だった。
けれども現実ではないせいか、夢の中の麻衣は、目覚めた後に思い出して自分でも驚いて赤面するほど抵抗も
羞恥もなく、どんな行為も滝川が望むことならばすんなりと受け入れることが出来た。
時折ふと我に返って、こんな淫らな夢をまるで現実のように見られるくらい、自分の中にこういった知識があったこと
に驚いたり、知らなかったはずの行為の感触や快感をここまでリアルに感じられることを不思議に思ったりはしたが、
それもこの夢の中では麻衣にとっては他愛ない、ほんの些細なことだった。
滝川に愛されることがただただ心地よく、幸せで、麻衣は夢の中の逢瀬で淫らに溺れた。
さすがに昼間、現実世界で滝川本人に会えばとても気まずく恥ずかしい思いをしたが、この1週間、どういった
巡り合わせか、タイミングが合わず滝川の顔を見たのは僅かに二度ほどで、それも帰り際のほんの数分程度だったから、
麻衣は夢と現実の大きすぎるギャップを何とか乗り越える事が出来た。

417:Nightmare ぼーさん×麻衣 10/18
07/02/19 11:00:05 REOkMxWF
「………ん、……ふ、…………はぁ…、ぼー、さんの、おっきい……」
滝川自身に舌を絡めて咥えていた麻衣が、唇から彼を解放して大きく息を継ぐ。
「ああもう限界。麻衣の中に入れて」
「ん…いいよ…あたしもしたい…」
「今日はどういう格好でしたい?」
「…どんなふうでも……ぼーさんが好きなようにして…? いっぱい、きもちよくして…?」
「じゃあ、麻衣の顔いっぱい見ながらしたい。…ん。俺がここに座るから、麻衣、上に座ってくれるか?」
「わかった……ん……こう、かな……あ、ああぁ……入って、くる……大きくて……あつ……」
脚を広げて彼の上に腰を落とすと、麻衣の中に強い圧迫感を持って大きな杭が打ち込まれる。
痛みはないが、夢の中とはいえ麻衣は挿入の衝撃にまだ慣れることが出来ないでいた。一番太く張り出した部分を
飲み込む時、たくさん濡らされていても入口のところで少し引っかかるのが麻衣には不思議だったが、けれども
中の粘膜を圧迫されて擦られて、異物感と同時に感じるのはそれ以上の強烈な快感と灼熱だった。
「……うん、俺も熱い…麻衣の中、狭い……」
「もう…何度も、したのに…すごく、気持ちいい、けど、まだ…ちょっとくるしい…」
「そうだな、麻衣小さいし、ごめんなー、ん、ちょっと俺ってば人様より立派すぎるかも?」
欲情に掠れた声で、それでも麻衣を気遣いながら冗談めかして笑う彼は、やはり現実のようにリアルだ。

418:Nightmare ぼーさん×麻衣 11/19
07/02/19 11:03:22 REOkMxWF
「…ばかぁ……あ…ん…でも、もうへいき、それに、ゆめ、だからあんまり、いた、くない…んぅっ…」
「どうした?」
「なんか…もう…入れられた、ばっか、だけど…っ、あ、なんか、イっちゃい、そぉ…」
「…気持ちいいんだ」
「うん…っ、あ、や、だ、だめ、そんな、ついちゃ、や…っ」
「いいよ、イって、ほら」
麻衣が一番感じる奥の部分を、彼女が気持ちいいように滝川は攻める。
「あっ、や、いや、いいっ、あぁ、ぼー、さんっ」
「………麻衣、今だけで、いいから、俺の名前、呼んで…?」
麻衣を突き上げながら、滝川が快感に喘ぐ彼女に熱の籠もった目で強請る。
その目の切実さに、麻衣は抗えないほどの強い引力を感じる。自分を希う目の前の男のことがどうしようもなく
愛おしくなり、彼の望みは何でも叶えてやりたいと、麻衣は心から思った。
彼にもっと触れたくて、揺さぶられ溺れそうになりながらも懸命に、その頬にそっと手を伸ばす。
「ん…なま、え?」
「うん、名前。法生って」
「ほう、しょう…」
「…そう、今だけ、……夢の中だけでいいから、……俺の事、名前で呼んで…」
そう呟いて麻衣を強く抱き締めると、彼は思いの丈を全てぶつけるように更に強く彼女を突き上げた。
「………っ!あぁっ、はっ、あ、法生、ほう、しょ、あ、ああぁ…!」
「…っ、ああ俺幸せ…、麻衣、好き、大好き」
「ん、イくっ、あああっ!法生…っ!」
「ああごめん、俺もイきそう、………っ!」
「やあ…っ!もぅ、あああぁ…っ!!」
最奥まで強く深く杭が打ち込まれて自分の中に白い熱が吐き出されるのを感じた時、麻衣の脳裏にも白い閃光が弾けた。
白い世界の中、強く抱き締める彼の温もりに包まれて麻衣は果てた。

419:Nightmare ぼーさん×麻衣 12/19
07/02/19 11:05:13 REOkMxWF

汗にまみれた身体を互いに抱き締めながら、整わない息のままでキスを交わし続ける。
「……ん……ぅ……法生……」
「麻衣……好きだ……好きなんだ……」
「ん…うれしい……」
「………でも麻衣は、夢の中でも俺のことを好きだとは言ってくれないんだな…」
「え?」
「…いや、お前の気持ちはわかってるし………俺の夢の中でも、やっぱり全部は俺の願望通りにはならないか…」
(…………え?)
少し苦笑しながら口づける滝川の呟いた言葉に、麻衣は強い違和感を覚えた。
「………法生……いや、ぼーさん…………今、何て言った?」
「へ?今…?………ああ、俺の夢の中でも全部俺の思い通りにはならな」
「ちょっと待った!!え!?うそ!?………ぼーさんの、ゆめ!?」
慌てて唇を離し、麻衣は目の前の男に詰め寄る。肩を掴んでガクガクと揺らすと、滝川は困ったように笑う。
「うん。俺のしあわせーな願望まみれ妄想だらけのいやらしーい夢。…………………………………おいちょっと待て。」
麻衣の剣幕に、いやな予感を感じて滝川は笑顔を消した。
「……はい。」

420:Nightmare ぼーさん×麻衣 13/19
07/02/19 11:05:49 REOkMxWF
抱き合っていた身体を互いに強張らせ、ふたりはお互いの顔をまじまじと見つめる。
「もしかして」
「………うん。…………あたしも、夢を………ね………」
さすがに抱き締めていた腕を離し、滝川はうつむいて深く深く溜息をついた。
「………待ってくれ……マジかよ……………………………………………………その…いつから?」
「…ちょうど1週間前。先週の木曜日の夜から…」
「ほんっとに最初っから見られてたんですか…」
滝川は頭を抱えて呻いた。麻衣から見ても相当ショックを受けているようだった。
「えぇと…そうなの…? あれが最初?」
「そう最初。あれが初めて。…………えらくいい夢見たなーと思ってたらこんなオチかよ………」
「………いや、あの、えーっと……?」
「あ、やばい」
「へ?」
「ごめん!今のショックで俺の本体の目が覚めちまうみたい!……またあとで続き話す!……本当にごめんっ!!」
「ええええぇぇ!?」
混乱し続けたままの麻衣の目の前で、滝川の身体が薄く透け始めたかと思うと、あっという間に彼の姿は
ふっと白い世界の中に溶けるようにかき消えた。
「…………どうなってるの………?」
何もない真っ白な空間に裸でひとり取り残された麻衣は、呆然と呟いた。

421:Nightmare ぼーさん×麻衣 14/19
07/02/19 11:06:50 REOkMxWF
 * * *
そして次の瞬間、目覚めた麻衣は現実世界で布団の中にいた。いつも通りの朝だ。
カーテン越しに朝日が透けて見える。窓の外からは犬の鳴き声や動き始めた世界の朝の音がしている。
けれども麻衣にとってはいつも通りの平和な朝とはいかない。いくわけがない。
ーー世界は、昨夜の夢を境に一変してしまったのだから。

「今のは……本当に…夢、だったの…?」
“限りなく現実的な夢”と呼べるレベルを越えすぎている。
圧倒的にリアルな彼の存在感。そして最後に彼と交わした会話の内容の意味するところは。
「あたし、ぼーさんと…同じ夢を一緒に見てた……?」
この1週間の夢を思い出し、パジャマ姿の麻衣は布団を握りしめたまま火を噴きそうなほどに赤い顔でうつむく。
「………ぼーさんに、…………全部見られた………」
夢でしたこと言ったこと。喘ぎ泣いた声。涙。汗。裸も。自分の身体の隅々まで、あますところなく全部。
…こんないやらしい夢を見たこと自体も。
「……今なら恥ずかしくて死ねる気がする………」
彼は彼自身が見た夢だと言った。けれど自分にも“自分が見ている夢”だという認識があった。

ジリリリリリリリリリリ!!
その時突然けたたましい音が部屋に鳴り響いた。昨夜寝る前に合わせていた目覚まし時計の音だ。
「……とにかく、学校行こう……」
考えたくないことから逃げるように、麻衣は着替えを始めようと布団をめくった。

422:Nightmare ぼーさん×麻衣 15/19
07/02/19 11:08:41 REOkMxWF
 * * *
ぼんやりと気が抜けたままその日の授業を終えて学校を出、いつもの惰性の力を借りて何も考えずにひたすら歩いて、
何とかバイト先のSPRまで辿り着くと、事務所前には麻衣が今一番顔を合わせづらい人間が立っていた。
「……よう」
「ぼーさん……」
「……ちょっとお話があるんですが。」
「…あたしにも…ある…」
「じゃあ、場所変えるか。さすがにこの中ではちょっと…な」
「……だね……」

 * * *
「じゃあそのへんに座ってて。今お茶入れるから」
結局たどりついたのは滝川の自宅の一室だった。
落ち着いて話せる場所を求めて、ふたりは最初事務所の近所にある公園に向かったのだが、子供達が楽しく笑い声を
あげて遊びまわるまだ明るい時間帯の公園では、これから話したい話題の内容があまりにもその場に不釣り合いで、
ふたりはどうしても話を切り出すことが出来なかったのだ。
仕方なく、誰にも邪魔されずに落ち着いて話せる場所、ということで彼の自宅まで行くことになった。
…道中は互いに何も話すことが出来ず、非常に気まずいものだったので、滝川から声をかけられて麻衣は少し
ほっとしていた。
思ったよりもシンプルですっきりした部屋だ。麻衣は周囲を見渡してそう思う。
(でも、こういう方がぼーさんには似合うかな。あたしもこういう感じ結構好きだなー………て、何考えてるの)
やはりあんな夢を見てしまった後では妙に意識してしまう。
もう以前のような、兄のように、ときには父親のように思って無邪気にじゃれついていた時には戻れないのかも
しれない、そのことに気付いて麻衣はそれをとても寂しく思った。

423:Nightmare ぼーさん×麻衣 16/19
07/02/19 11:09:48 REOkMxWF
「はいどうぞ。コーヒーでいいかな」
「…うん。ありがとう。」
麻衣の重い返事に、コーヒーを出した滝川は全く別の想像をし、慌てて弁解する。
「違うから!ここに連れてきたのは静かに話したかっただけで麻衣にヘンな事するつもりとかじゃないから!」
それを聞いて麻衣も滝川の誤解を解くべく慌てて弁解し返す。
「いやわかってるから!うん!別にぼーさんを警戒とかして緊張してるってわけじゃないから!」
「………いや、あの、改めて。今回の事は全部俺の責任です!本っ当ーに!すみませんでした!!」
床に手をつくと、いきなりガバッっと頭を下げて土下座した滝川に、麻衣は事情を飲み込めず慌てふためいた。
「へ?へ?何なに?何がなの?……とにかく頭上げてあたしにわかるようにちゃんと説明してよー」
仕方なく、滝川は頭を上げて麻衣と向き合うと、苦い口調でゆっくり話し始めた。
「………麻衣は、俺の感情に同調して、俺の夢を一緒に覗いてしまっただけなんだ。麻衣は何も悪くない。」
「同調…」
「感応能力って、わかるか?……超能力のひとつで、一般にはテレパシーって呼ばれてる。たぶん麻衣も本とか映画とか
で見たことがあると思うけど、ESPで道具とか言葉とかを使わずに会話したり、他人の心の中を読んだりする、あれ。」
「うん、聞いたことあるよ…」
「麻衣、おまえさんはその他人の感情を感じ取る力と、それに同調する力が強いんだと思う。何か強く意識や感情が残って
いる場所や人からそれを読み取り、そして夢として具現化する。それがおまえがいつも見ている、あの特殊な“夢”だ。」
「……じゃあ、今度のあの夢は……」
「俺の強い感情を読んで、俺の夢に同調してしまったんだろうな。…しかしえらくリアルな夢だとは思ってたが
まさか本物の麻衣を呼んできて出演させてるとは俺も思ってなかったよ…」
「しゅ、出演って…っ!えっち!このエロオヤジ!!」
「いやまあ、あんなもん見せちまったらどうしたって否定は出来ないな。すまん。」
「………つ、強い感情ってことは、普段からあ、あんなことばっかり考えて…」
「いやそれは違うから!…って違わなくもないけど!………ああもうだからー!」
唐突に滝川は麻衣の腕を強く引いてぎゅっと抱き寄せる。
「…俺は、おまえが好きなんだよ」
「……………!」

424:Nightmare ぼーさん×麻衣 17/19
07/02/19 11:10:57 REOkMxWF
突然の告白に、麻衣は何の言葉も発することが出来ない。それどころか、胸を鷲掴みにされたような衝撃で
息をすることも出来ない。そんな麻衣を抱き締めて、滝川は絞り出すように今まで秘めてきた本心を打ち明ける。
「…ずっと、麻衣、おまえのことが好きだった。………おまえは俺をそんなふうに見てないことも知ってるし、
おまえの気持ちも…誰を見てるのかも…知ってる。ちゃんとわかってるから……でも俺は麻衣が…好きなんだ…」
「……ぼーさん……」
「だから、おまえにああいうことしたいっていう気持ちも本当。ずっと、麻衣を俺だけのものにしたいと思ってた。
だから夢の中でそれが叶った時…すごく嬉しくて幸せで、でも虚しくて、おまえにも申し訳なくて、やましくて
この1週間、おまえの顔まともに見られなかった。でもやけにリアルだったからやっぱり幸せで忘れられなくて、
どうしても止められなくて毎晩おまえのことを夢の中で汚して…本当に、すまない…」
「…………」
驚きの方が大きくて、何も考えられない。
ぼーさんが、あたしを、好き? 麻衣の頭の中にあるのはその言葉だけだった。

425:Nightmare ぼーさん×麻衣 18/18
07/02/19 11:11:44 REOkMxWF
けれど、固まったまま何も言わない麻衣を見て、違うことを考えた滝川は、深く重い溜息をつくと麻衣から腕を離した。
「……そうだよな。気持ち悪いよな。本当に、ごめんな。………あの夢のことは忘れてくれればいいから。
しばらく、おまえとは顔合わさないようにするから。ていうかもし俺のことが嫌なら、今後は一切SPRには出入りしない。
おまえとは二度と会わない。だから…」
顔ヲ合ワサナイ。SPRニ出入リシナイ。ソウシタラ。
ーーぼーさんと、二度と会えなくなるの?
「………そんなのいや!!そんなの勝手だよ!!」
いやだ。失いたくない。絶対に離れたくない。この優しい声を聞けなくなったら。あの抱き締めてくれる腕を失くして
しまったら。あたしはどうやって生きていけばいい?
決して恋というかたちではなかったが、家族と同じ重さで大事な存在だった滝川法生というかけがえのない人。
麻衣は、どうしても彼を失いたくなかった。
「だめだからねそんなの!あたし別にぼーさんのこと気持ち悪くなんかないよ!どうしたって嫌いになんかなれない!
だってあたしも気持ちよかったもん!すごく幸せだったもん!あんなにあったかくて幸せなこと今まで知らなかったから
ずっとああしていたいって思ってた!ぼーさんのことすごく好きだなあって、だからあたし忘れるなんて出来な…っ」
喪失に怯え必死に言い募る麻衣の言葉を途中で遮ったのは、滝川の抱擁と口づけだった。
「ん…ん…ぅ…」
「麻衣、今の言葉、本当?」
「……ぼー、さん……」
「本当なら、俺は、絶対麻衣から離れていかないよ?」
「……うん…ほん、とう……だから、おねがい……」
麻衣の答えを聞いて、滝川は心を決めた。もう、離さない。
滝川の瞳の中に、仄暗い光が灯る。
「わかった、麻衣。俺は、二度と麻衣から離れない。約束する。もう、麻衣を離さない。」
今しか、ない。
「だから」
麻衣の目を強く見つめて、言う。

「あの夢を、正夢にしよう」


426:名無しさん@ピンキー
07/02/19 11:14:06 REOkMxWF
以上です。
冗長な投下ホントすんません。(しかも投稿数数え間違えてたorz)
実はまだ続きがあるのですが、思ったよりかなり長くなってしまったので今回はここまでで終了とします。
ぼーさんの妄想を正夢にするリアルセクロス編はまた後日改めて投稿させていただけたらと思います。
妄想を吐き出させていただきありがとうございました。

427:名無しさん@ピンキー
07/02/19 19:37:32 If+rKKE2
神gj!
つづきはないんですかい!(*´Д`)ハァハァ

428:名無しさん@ピンキー
07/02/19 19:38:01 If+rKKE2
あ、つづきあるって書いてあったゴメン
後日ですか、楽しみにしています。
慌てちまって連投スマソ

429:名無しさん@ピンキー
07/02/19 21:34:27 Pivg2Jd3
GJ!!!
リアルセクロス編楽しみにしてます

430:名無しさん@ピンキー
07/02/20 05:05:52 SFCFmah1
神の業 略してGJ

431:名無しさん@ピンキー
07/02/20 05:41:52 0IGrMIdA
つまりは「Good Job」ということだね

432:名無しさん@ピンキー
07/02/20 08:07:46 qm6tjtEv
god jobじゃね?

433:名無しさん@ピンキー
07/02/20 09:34:43 kXa71E6D
どっちでも いいんだよ

434:Nightmare
07/02/20 14:35:33 tBrz8bZM
グリーンダヨ(・∀・)

読んでいただけて嬉しいです。本当にありがとうございました。>レス下さった皆様
とりあえず今のところキャラが違うとか怒られてなくて少しほっとしてます。
続きを書いてたら予定より長くなってしまったので一旦途中まで投下させていただきます。すんません。
凌辱要素は激薄。ですが和姦とも微妙に言い難い。てかまだ最後までヤれてない…
強いて言うなら無理矢理和姦を成立させたい感じ。
スルーの際のNGワードは引き続き『Nightmare』でお願いします。

以下、>>425の続きです。


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