.hackのエロパロ vol.10at EROPARO
.hackのエロパロ vol.10 - 暇つぶし2ch450:名無しさん@ピンキー
06/11/06 00:24:35 LHKMeud+
いつのまにこんなにログが…。
本当に神だらけだな。皆GJ!

>>398
楽しみにしてるぜ

451:名無しさん@ピンキー
06/11/06 00:40:19 u4n0FONn
レベルが違い過ぎるよ・・・

452:名無しさん@ピンキー
06/11/06 01:08:45 i6rRBpeS
>>400の続き投下。 とりあえず呼び方修正。

「ねえ、ハセヲにいちゃん」
「何だ?」
「しょうぶぱんつってなに?」
「あー…。勝負パンツってのは、女子がデートとかでここぞという時に穿いてくるとっての下着らしい。クーンがそう言ってた」
「へえ~」
どうやら望は納得したようだった。
「ところで、お前達その格好のまま帰るのか?」
「「え?」」
亮に指摘され、初めて朔と望はまだコスプレ衣装のままだということに気がついた。
「あ、わすれてた」
「このまま帰るわけないやろ!」
「だったら、早く着替えて来いよ」
「言われんでもそうするわ! いくで望」
朔は望の腕をつかむと、そのまま出て行った。
数分後、無事に着替えを終えた朔と望と合流した亮達は、帰宅の途についた。
「なんや、まだごっつ人がおるやないか」
「仕方ねえよ。我慢しろ」
超満員状態の電車に揺られ、一路三崎家を目指した。
「あれ? そういやあ、クーンはどうなったんだ?」
「ウチが知るわけないやろ。大方、懲りずにナンパ繰り返して事務のおっちゃん達に連行されとるにきまっとる」
「ありえるな…飢えてるからなあいつ」
朔と亮の頭に、注意をされては懲りずにナンパを繰り返し、挙句の果てには係員に強制退場させられるクーンの姿が浮かんでいた。
「何? クーン来てたの?」
「うん。こすぷれぞーんにいたよ。おんなのひとくどいてた」
「相変わらずだねえ」
「?」
ふと、亮は朔が自分の服を引っ張っている事に気がついた。
「どうした? 朔」
「チョイ、耳貸し」
「あ?」
朔に言われ、亮は耳を傾けた。
「誰かが、ウチの身体に触っとんねん…」
朔は亮の耳元でそうつぶやいた。亮は周りを見渡してみた。満員電車だ。見知らぬ人と身体がくっつくのは無理がない。だがそれと同時に痴漢をする者もいるかもしれない。そう思った亮は目を凝らしてもう一度車内を見回してみた。
「うう、あんたや望ならともかく、見知らぬおっさんとかに触られとるかも知れんと思うと、なんか気持ち悪う…」
いつもの朔なら、恐らく回し蹴りの一つや二つを痴漢にお見舞いしているところだが、見知らぬ土地で満員電車の中にいるという状況が、朔にそれをさせづらくしているのだろう。朔は今にも蹴り飛ばしたいといわんばかりのオーラをかもし出していた。
「あいつか」
亮の目に痴漢の姿が飛び込んできた。どうやら相手は亮に気づいてはいない。
「いたんか?」
「ああ。今助けてやるから待ってろ。智香、望、次の駅で降りるぞ」
亮はそう二人に耳打ちすると、痴漢の腕をつかみ上げた。
「大人しくしろ、この痴漢野郎!」
「いてえ!」
痴漢の正体。それは40を少し過ぎたぐらいであろう思われる男だった。
丁度その時、電車は亮達が降りる3つ前の駅へ到着した。
「降りろ」
亮に引きづられ、男は電車を降りた。その後に智香、朔、望が続いた。
「放せ! このガキ!」
男は逃れようと暴れたが、そこに飛んできた朔の強烈な蹴りが顔面にヒットした。
「ぐあ!」
「人の身体を触りまくっといてよう言うわこの変態!」
と、そこに騒ぎを聞きつけた駅員が現れた。
「どうしました? お客さん」
「こいつ、痴漢です」
「詳しく事情を聞かせいただけますか?」
亮は事情を説明しながら、男を駅員に引き渡した。
「ご協力感謝します」
「いえ」

453:名無しさん@ピンキー
06/11/06 01:16:18 i6rRBpeS
とりあえず、今日はこれぐらいにしておきます。



454:名無しさん@ピンキー
06/11/06 01:36:39 0l9ZetE9
よかった…戻ってきてくれた…GJ!

俺はアンタの文好きだからな…

455:名無しさん@ピンキー
06/11/06 01:44:51 076/G5sR
GJ!本当にここはネ申だらけだ…
みなに倣って書いてはいるが投下するか迷い中。
榊*アトリって需要あるか?
あれば頑張って書き終えるよ、ひたすらエロいだけだけど
榊が言葉攻めしてるけど

456:名無しさん@ピンキー
06/11/06 01:45:21 lkv3zdyW
俺もだ。
エロなしでも普通の会話が面白いから好きだ
続きまってます

457: ◆PzDeastE6E
06/11/06 03:30:03 12E3vtX8
えー、超絶お久しぶりです。いきなり居なくなって申し訳ありませんでした。
一身上の都合で投下が全く出来てませんでしたが、再開の目途が立ちましたのでお知らせだけしておきます。

vol2も買ったのにまだクリアしていな(r
あと何処まで投下したのか覚えてな(r

ログ漁ってきます。


458: ◆PzDeastE6E
06/11/06 03:38:04 12E3vtX8
そしてログ漁り終了したので出来てたトコまで投下です。

 -Δ悠久の古都 マク・アヌ-

「なんでまた、俺にメールを?」
 メールを送った相手は全身を黄色の服で固めたPC、クーン。
 この手の相談には一番適していると思ったのだが。
「ははあん、君はこの俺の魅力にようやく気付いたと」
「冗談は自分の顔を見てから言ったら?」
「うわ、きっつー。君パイといい勝負だよ(^^;)」
 そうでもなかったかもしれない、と呆れながら額に手を置いた。

「話すのにうってつけの場所があるから、そこ行こうぜ」
 クーンに連れられて、マク・アヌの港地区への途中の道にある橋の上に来る。
 そこで揺光は本物と聞き違えそうな程綺麗な河の音を耳にしていた。
 もしかしたら、これもAIDAを取り込んだ影響なのかもしれない。
 冷ややかな風を身体に感じる。他PCの喧騒がやけに大きく聴こえる。
 足音も実際に近くに人が居るんじゃないかってくらいにリアルだし、少しだけ潮の匂いすら感じることすら出来る。
 リアルとゲームの境目など無いんじゃないかと思えるほどだ。
「お気に入りの場所なんだけどな、気に入ってくれたかい?」
「だから、別にお前に惚れたわけじゃないって」
「なるほどねえ。それじゃあ、別の誰かに惚れたのか?」
 こういう色恋沙汰には勘が働くのか、鼻が利くと言うべきか。
 あっさりとこちらの悩みを見破ってきた。全く、恐れ入る。
「隠してもしょうがないから言うけど……ハセヲにな」
「なるほど……それでどうしたらハセヲを落とせるか聞きにきたというわけだな?」
「いや、そうじゃない」
 正直な話それも相談してみたい気はするが、そうじゃなくて。
 むしろ原点というか、大前提というか。

459: ◆PzDeastE6E
06/11/06 03:38:39 12E3vtX8
「ハセヲの役に立ちたい。具体的にどうすればいいのか教えてくれない?」
 明らかに拍子抜けしたような顔をされた。
 まあ確かに、この状況とロケーションに合わない相談事だとは思う。
 ただ、私にしてみればこれは最重要且つ最優先すべき事項なのだ。
「んー……役に立つっつってもさ、色々じゃないか?
 パイみたいに主人にひたすら付き従って主人の為なら、何をするにも手段選ばないような奴も居るし、
 アトリみたいに相手が望んだ事を全て自分を犠牲にしても何とかしようとする奴も居る。
 けど『ただ傍に居て何もしない』のだって、男からすりゃ嬉しかったりもするしさ」
 理解が出来ない。何もしないのなら居る意味もない気がする。
 ただ近くに居て拠りかかっていろとでも言うのか。
「傍に居るのに何もしないのが、どうしてハセヲの役に立つことに繋がるんだ?」
「精神的な支え、ってことさ。ハセヲはほら、君も知ってる通り怒りに任せた行動が多いだろ?
 それを落ち着かせてやるってのも、立派に役に立つ事だと思うけどな」
 落ち着かせるとは言われたが、あたしはそういう柄じゃない。
 世間一般的に言えば『不器用』以外の何でもない。
 チム球を集めすぎて、毎回チムアサシンに襲われるくらい不器用だ。
 PKに襲われているPCを助けて、お礼を言われるのが恥ずかしくて即タウンへ戻ったなんて事もある。
 そういった『癒し』のような行動は、自分には取れないと思う。それこそ、アトリや……志乃の領分だろう。
「あたしには……そういうのは無理だよ。誰かを傷付けたりすることしか出来ない」
「その辺はハセヲが判断することだと思うんだけどなー?
 そ・れ・に、無理って最初っから決め付ける事はないだろ? もしかしたら、もあるじゃない」
 あっけらかんと言ってのける。気持ちが少なからず沈んでいる自分としては、とてもありがたかった。
「……覚えとく」
「うんうん。自分のいいとこ全部見せてやれば、頼りたいって思う所をハセヲが見つけてくれるさ」
 ハセヲレベルとはいかないが、この男も案外いい奴だ。友人に丁度いいかもしれない。
「今日は有り難う。今度、何かお礼させてもらうよ」
「いいっていいって。でもどうしてもってんなら、僕とデートに」
「調子に乗るな」
 言葉は厳しくとも、あたしの顔は笑っていた。
 ほんとに、この頃は感謝しかさせてもらえないな。
「取り敢えず、一旦落ちるよ。メール送らないといけないしさ」
 買い物だけしてログアウトしようと背を向けて、クーンから離れて行く。
「また何かあったら言ってくれ。力になれるかもしれないからな」
 ひらひらと振り向かぬまま手を振り、ギルドショップが立ち並ぶ中央区へと向かった。

460: ◆PzDeastE6E
06/11/06 03:39:15 12E3vtX8
 クーンと別れ、中央区の噴水の前でショップを物色している時、後ろから声をかけられる。
「お、揺光ではないか」
 聞き覚えのある声。非常に特徴のある和風のキャラメイク。
 かつて自分より上に居た男―大火だった。
「……何の用だ?」
「いやな、お前がこの頃あの坊主と一緒に居ると聞いてな。伝言を頼みたいのだ」
 あの坊主―思い当たる相手と言えば、一人しかいない。
「ハセヲに……? 直接言えばいいじゃないか」
「まあそう言うな。これは、お前から言うから意味がある」
「どういう意味だ?」
 怪訝な顔を隠さず見せると、その疑問ももっともだと返答を用意してたらしかった。
「言ったままを伝えてくれ。力を求めるのは悪いことではない。責任を感じておくのも必要なことだ。
 だが、自分一人で全てを何とかしようというのは傲慢ともいえる。
 頼れる者が居るなら頼れ。吐き出せる物は吐き尽くせ。それだけで随分楽になる、とな」
 何故だろう。大火は、ハセヲだけでなく自分にも説教しているように思えた。
 ……頼れる者が居るなら頼れ。吐き出せる物は吐き尽くせ、か。
「伝えとくよ。……ありがと」
「かっかっか、ではな」
 買いたいものも買ったので、一旦ログアウトする。
 視界がブラックアウトする直前の大火の顔は、自分の子の成長を見たかのように満足げだった。

461: ◆PzDeastE6E
06/11/06 03:40:05 12E3vtX8
 -メールを送信しました

 何を求められているのか。何を求めてくれるのか。
 それを知る為にはまずお互いを知って、というのがクーンとの会話で得た教訓だ。
 騒々しく馴れ馴れしく、それでも頼もしく思える友人を持った揺光はお陰でかなりテンションが上がっていた。
 何でもいい。望まれることなら応えてやりたい。
『出来る』か『出来ない』かは、あくまでハセヲが判断すること。
 なら、あたしは精一杯やるだけだ。自分の事をやるだけだ。
 コントローラを持つ手は、何時もより力が込められていた。
 それが今のやる気によるものなのか、緊張からきたものなのかは定かではない。
 取り敢えず、やる事はやった。学校に行こう。
 今日は雲一つ無い快晴だ。夜も晴れてたなら、気分も良くなるんだけど。
 もし許されるなら、もし叶うなら。ワガママだとは思うけれど。
 ネオンや街灯に邪魔されない場所で、この空をゆったり眺めていたい。
 隣には―。

462: ◆PzDeastE6E
06/11/06 03:40:53 12E3vtX8
 -メールを受信しました

 学校から帰宅し、メールボックスを開くと揺光からメールが着ていた。
 件名:伝言だ。
 えらく短い件名。しかも伝言、というのに疑問符を浮かべながらも、メールを開く。

『力を求めるのは悪いことではない。責任を感じておくのも必要なことだ。
 だが、自分一人で全てを何とかしようというのは傲慢ともいえる。
 頼れる者が居るなら頼れ。吐き出せる物は吐き尽くせ。それだけで随分楽になる。
 ……って、ハセヲに伝えてくれってさ。誰かはまあ、書かなくても分かるだろうけど。
 あたしもこの言葉に習う事にした。ハセヲ、頼れる時は頼ってくれ。愚痴でも何でもいい。掃け口になるからさ。
 でも、たまにはあたしのワガママも聞いてくれると嬉しいけどね。
 関係ない話になるけど、私は天体観測が趣味なんだ。
 色んな星を見てきたけど、中でも北斗七星が気に入っててね、その一番端の星の呼び名が『揺光』なんだよ。
 もしそっちも晴れてたら、夜空を見てみるといいよ。北斗七星は見えないかもしれないけど、綺麗だからさ』

 どっちかっていうと、後半の話の方がリキ入れて書いたんじゃないかなどと想像すると可笑しかった。
 しかし、何時振りだろう。この頃こうして、ただ可笑しくて笑う事はなかったように思う。
 志乃が居た時は、まだ笑っていた記憶があるが。

463: ◆PzDeastE6E
06/11/06 03:42:04 12E3vtX8
 -Δ守られし 運命の 狂戦士-
 情報収集と、報酬獲得も兼ねて揺光・クーンの二人とPKがよく出没するという噂のエリアへと出向く。
 本当なら一人で行きたいところだったが、あんなメールを送られた後だ。
 もし一人でそんなことをしようものなら、『頼れる時くらい頼ってくれって言ったろ』なんて、恨み言を言われても仕方がない。
 そして噂では、いわゆるブラックリスト入りしている相手も来るらしい。
 それだけ有名な奴ならば、何かしら情報を持っていても不思議ではない。
 ……希望的観測ではあるが、エンデュランスのようにAIDAを操る奴が他に居てもおかしくはないのだ。
 桁外れに強いと評されているのならば……薄くはあるが可能性は否定できない。
 エリアに転送されて早速、蒼い円形のフィールドが目に入る。
 すかさず乱入し、戦闘態勢に入る。
 そこに居たのは、PKなどという生易しいものではなかった。
「たっ、助けてくれッ!! 助け―」
 懇願を最後まで聞く事もなく、その特殊なカラーリングのレーザーを撃ち込む男。
「三爪痕……ッ」
「あいつが……志乃をやったのか……!」
 初めて見るソイツの姿は、正に異形というに相応しかった。
 身体の所々がかけている。目がどこか虚ろで、何を見ているのか分からない。
 常に呻き声を上げている。何もしてこないものの、それでも殺気は止め処なく溢れてくるのが分かる。  
 コントローラを持つ手が汗で濡れていく。落とさないように気をつけなければ。
 それともう一つ言うべきこと。
「……二人共」
 武器を取り出し、
「死ぬンじゃ、ねえぞっ!!」
 その言葉を境に一斉に未知の化け物へと飛び掛る。

464: ◆PzDeastE6E
06/11/06 03:43:26 12E3vtX8
 ハセヲと揺光の斬撃、更にクーンの銃撃が当たったにも関わらず―
 仰け反るわけでもなく。声を上げるわけでもなく。反撃すらも、してこない。
 ひたすら攻撃は加えるが、そもそも効いている気配がない。
 実際は効いているのかもしれないが、あまりに人間的でなさすぎる事がダメージを露にしないのだ。
 しかしその膠着状態にも転機が訪れる。
 揺光が一人で攻撃しているタイミングで、化け物は初めてその禍々しい双剣を振るった。
「ぐうっ!?」
 今まで何をされても全く攻撃を仕掛けてこなかった事もあり、それは完全に予想外の一撃だった。
 ハセヲとクーンからも見て分かる通り、確実に揺光に大きなダメージを与えていた。
「揺光! ……大丈夫か!?」
 すかさず近くに寄って回復アイテムを使う。見た目は回復しているのだが、揺光はしばらく動かなかった。
「だ、大丈夫……」
「大丈夫そうに聞こえねえぞ! くそっ……」
 何とか発せられたその声は、もしかしたらという恐怖をハセヲに抱かせるのに十分過ぎた。
 ―リアルへのダメージ。それを如実に物語る震えた声。
「クーン!! 一旦退くぞ!!」
 口惜しいが、このまま揺光が未帰還者になるのは絶対に避けたい。逃煙球を使う。―が、しかし。
 発動しない。
「な、んだと……!!」
 攻撃しなかったのは、何時でも倒せるからってことか。
 やらせねえ。
 これ以上―絶対、好き勝手にやらせねえ!!

 ―来い。
 
 どくん。

 ―来いよ。

 どくん。

 ―俺は、此処に居るッ!!!

「スケェェェェエエエエエイスッ!!!」

465: ◆PzDeastE6E
06/11/06 03:44:16 12E3vtX8
取り敢えずここまでですよ。
あんまり時間置きすぎて話分からなくなってそーだなーとか、反省。

466:名無しさん@ピンキー
06/11/06 10:07:34 FTwLP825
久々に続きキタ━(゚∀゚)━!!GJ

467:揺光モノ「光の中に咲き誇る花」 幕間1
06/11/06 13:26:57 nfGX8QDU
>>358の続き
あの日。 揺光がAIDAに襲われたあの日から、早3日。
揺光は、無事だった。 それに、どうやらあの時の記憶がブッ飛んでいるらしい。
それはそれで好都合だと思った。 プライドの高いアイツの事だ、偽者とは言え、俺――ハセヲの姿をした奴に犯されてた何て事を知ったらどうなるか分かんねえ。
「お~い、ハセヲ!」
「すみませんハセヲさん、遅れました~!」
と、物思いに耽りながらカオスゲートに寄りかかっていた俺の元に、揺光とアトリが駆け寄ってきた。
そう、今日は碧聖宮トーナメント出場に向けて三人でレベル上げに行こうとしていたのだった。
曲がりなりにも、碧聖宮は紅魔宮よりも一段階上のレベルだ。 出場してくる敵も、今まで以上に手強いに違いねぇ。
それにしても揺光とアトリ、何だかフレンドリーになってやがるよな……ま、そうなってくれなきゃ困るんだが。 同じチームだし。
「よっし。 じゃ、エリア行くぞ」
俺は二人をパーティーに誘い、事前に決めておいたエリアワードを打ち込んだ。

――――――――――

「「無双隼落とし!!」」
アタシとハセヲのアーツが、同時に決まる。 それと同時に、轟音を響かせながら崩れ落ちてゆくモンスター。
戦闘終了のBGMが流れる。 そしてまた敵と遭遇し、倒し、終了する。 それの繰り返し。
でもアタシは、この何でも無い事が、心底楽しかった。 以前のアタシはただチャンピオンの座に返り咲こうとする事しか頭に無くて、レベル上げと言う行為をただの作業としか見て居なかった。
楽しくも何とも無かった。 でも、コレはゲームだ。 楽しくなかったら、プレイする意味なんて無いのだろう。
そんな当たり前の事に気づけたのは、――ハセヲや、アトリに出会ってからだった。
「? ……揺光、どうした?」
ボーッとしていたアタシの顔を、ハセヲが覗き込んできた。
FMDに映し出される、ハセヲのドアップの顔。
それに不意を付かれて、アタシの返答の声が裏返る。
「! い、いや、ちょっと考え事をだな……」
……それにしても、ハセヲと居ると本当に調子が狂う。
何だろう、この気持ち。
彼を見てると――そして、彼が他の女と話しているのを見ているだけでも、何だか胸が締め付けられる感覚がする。
ひょっとして、これは……
「ハセヲさん、揺光さ~ん! 見てください、獣神像はすぐそこですよ~!」
と、少し前を歩いていたアトリの陽気な声で、アタシは現実に引き戻された。
……色々考え込むのは、アタシの柄じゃないか。
頭に駆け巡る雑念を振り払い、アタシはアトリの指差す獣神像へと駆けて行った。
――――――――――
(なぁ、ハセヲ)
(あん?)
獣神像でアイテムを取ったアタシ達は、タウンへ戻ろうとプラットホームに向けて歩く。
その間に、アタシはウィスパーモードでアトリに聞こえないようにしながら、ハセヲに話しかけてみた。
(つかぬ事を聞くけどさ、ハセヲって……どこに住んでるの?)
(…突然どうしたんだ? 俺は一応、都内在住だけどよ…)
都内……東京か。 アタシが住んでるのは北海道……やっぱり、そう簡単に会える距離じゃないかな……
(そういう揺光こそ、どこに住んでんだよ?)
(え? あ、アタシは……北海道……)
今度はハセヲに同じ質問を返された。 あまりハセヲは人のリアルに関心が無いものだと思っていたけど、そうでもないようだ。
(北海道か。 ま、東京に来る様な事があったら言えよな。 案内くらいはしてやら)
(! ホントか!? アタシ、夜のレインボーブリッジに行きたい!)
案外、ハセヲはノリのいい奴らしい。 何だか不器用な彼の優しさが、身に染みる。
と。 アタシ達の後ろを歩いていたアトリが、不意に大声を上げた。
「お二人で何見つめ合ってるんですか~!!」
「「おわ!?」」
アタシとハセヲは同時に飛びのいた。 どうやらアトリには、アタシとハセヲの内緒話をただ見つめ合ってるのだと勘違いしたらしい。
アトリは何だか息を切らしながら、真っ赤な顔で此方を睨み付けていた。
「い、いや何でもねぇよ……さ、取るモン取ったし、タウンに戻ろうぜ」
此方も真っ赤になりながら、うまくごまかそうとしているハセヲ。 ……何だか、かわいい。
微笑ましい、光景。 いつまでも、ハセヲとアトリとアタシ、三人で、仲良くやっていけると、思ってたんだ。
――この時は、まだ。

468:揺光モノ「光の中に咲き誇る花」 幕間2
06/11/06 14:32:33 nfGX8QDU
「たく……んじゃ、タウン戻ろうぜ」
プラットホームに着く。 ここで一エリアの冒険は終了だ。
唯のレベル上げだったけど、本当に楽しかった。 The Worldの本当の楽しみ方は、こうやって、気のおけない友人とまったりエリアを攻略する事にこそあるんだと思う。
そうこうしている間に、青い光に包まれながら消えてゆくハセヲとアトリ。
誰も居なくなったエリアでアタシはぽつりと呟いた。
「はぁ、東京かぁ……会いたい、なぁ」
北海道と東京。 飛行機なら行けるんだろうけど、生憎そんなお金ある訳無いし。 バイトして無い女子高生って中々苦学生なんだよ……
そして、タウンに戻るため、プラットホームに手を伸ばす。 が。
伸ばしたアタシの手は、青い球体に触れる前に、止まった。
低い、男の声によって。
「……誰に、会いたいのかな? 揺光」
「………!?」
とっさに、後ろを振り向く。
誰も居ないと思っていた。 いや、確かに、一瞬前までは誰も居なかったはずだ。
彼は、唐突に現れた。
「オーヴァン………!?」
「久しぶりだね、揺光」
オーヴァン。 以前、アタシに助言を暮れた変な銃剣士。
その左腕は謎の筒状のモノに包まれている。 このゲームの仕様では絶対にエディット出来ない姿。
それが、彼のミステリアスな雰囲気に更に磨きを掛けていた。
「……はぁ。 突然びっくりしたけど……あんたに言わなきゃならない事があったんだ。
 ……ありがとな、オーヴァン。 あんたが助言してくれたお陰で、ハセヲと共に碧聖宮に出場出来そうだよ」
「礼には及ばないよ。 それより……
 君は、リアルのハセヲに会いたいのだろう?」
「―――!!」
オーヴァンの言葉に、アタシは顔が真っ赤になる。
………まだ会って二回目だけど、オーヴァンは全てを見透かすかの如く達観した雰囲気を持っている。
そのグラサン越しに見える柔らかい眼差しは、アタシの心まで覗いているようでくすぐったい。
「真っ赤になるなんて、分かりやすいね、揺光。
 ………そんな君の為に、ささやかながらプレゼントを用意したよ」
「え? ……プレゼント?」
オーヴァンは何を言ってるのだろうか。 プレゼント?
もしかしてハセヲへのプレゼントにぴったりな双剣とか大剣でもくれるのだろうか?
「それが何なのか………自分の目で確かめると良い。
 もうすぐ、君の元に届くはずだ」
「? 届く……?」
届くって……何の事だろう? 前に会った時にも感じたが、オーヴァンの言葉は抽象的すぎて良く分からない。
そして次の瞬間、リアルの階下から母親の呼ぶ声がした。
「智香~! あなた宛に荷物が届いてるわよ~! 住所不定、『オーヴァン』って言う人から!」
「~~~!?」
不意を突かれた。 まさかリアルで送ってくるとは。 と言うか何でオーヴァンがアタシの家の住所知ってるんだろうか?
「おい、オーヴァ……?」
再びPCの前に向き直る。 そこに、オーヴァンの姿は、無かった。

469:名無しさん@ピンキー
06/11/06 14:49:54 7VKpfh5l
>>465
待ってました(*´Д`)
久々の投下GJです!

>>468
揺光物は本当にいいな
GJ

470:揺光モノ「光の中に咲き誇る花」 東京編1
06/11/06 15:03:32 nfGX8QDU
「お母さん? …それ、アタシ宛の荷物?」
ハセヲ達に断ってから、一旦ログアウトしたアタシは階下に居る母に話しかけた。
母は両手に厚底なべが入っているかのような大きい箱を抱えていた。
アタシはそれを受け取って部屋に引き返す。
部屋のど真ん中に箱を置いたアタシは、まじまじと箱に貼ってあった伝票を見た。
「宛て先、北海道札幌市○○、倉本 智香様へ オーヴァンより、か……
 配達業者も良くオーヴァンなんて名前不審がら無かったよなぁ……
 てか何でオーヴァンがアタシの本名まで知ってるんだよ……頭痛い」
そこまで考えて、やめた。 もはやオーヴァンの事を考えるのはやめよう。 ホントに頭痛い。
と。 アタシの部屋に、ずかずかと両親が入ってきた。
「お~い智香、一体何の荷物だったんだ?」
「私達にも見せて頂戴、もしかしてネット友達からの贈り物?」
そんな事アタシが知る訳も無い。 オーヴァンからの荷物なんて、アタシの想像力じゃ予想出来ないって………
「んじゃ、空けるよ」
両親の見守る中で、アタシはゆっくりと箱のガムテープをはがしてゆく。
ダンボールの一部分も一緒に外れて行く、独特の音が響く。
そして、ガムテープを剥がし終わって、中身があらわになる。
アタシと両親はその中を覗きこんだ。
しかし、中身は何も無いように思える。 ――いや、底に何かあるぞ………
「………何だろ、これ?」
手探りで、ソレを掴む。
紙? ……そんな感じの、何だか薄っぺらなモノが、三枚ほど。
ソレを取り出して、見る。
三枚の、紙。
でも、唯の紙じゃない。
色々文字が書かれている。 『三日後、ドームに冬の嵐が訪れる!』だって?
ん? これって、もしかして………
「「「ド………ドサンコデ札幌の、『日本シリーズ戦in東京ドーム』のチケットだって~~~~~!!??」」」
アタシの家に、三人の悲鳴がこだました。

と言う訳で東京へ向かうことになりました智香ちゃんでしたとさ(^ω^)

471:名無しさん@ピンキー
06/11/06 15:34:39 7VKpfh5l
割り込みごめんorz

472:名無しさん@ピンキー
06/11/06 17:08:54 wEQ9ZWiB
続きを待つ(^ω^)


473:名無しさん@ピンキー
06/11/06 17:51:32 VeT1Cd4V
ちょwwwオーヴァンいい人www
期待w

474:名無しさん@ピンキー
06/11/06 18:11:23 UCBmXCsN
ここまでされるといい人通り越して怖いわw
しかし、家族全員面白いなww
GJ!

475:名無しさん@ピンキー
06/11/06 18:15:29 vf+GR+8f
オーヴァンすげぇ良い人になったwww

476:名無しさん@ピンキー
06/11/06 18:41:20 Y45h/Zrg
GJ
大判めちゃ良い人で噴いたwwwwwwwww

477:名無しさん@ピンキー
06/11/06 19:07:04 4+dke/gq
GJ!!
オーヴァンお前www良い奴だなwwww
素直に家族共通の趣味を知ってるってのが凄ぇww

478:名無しさん@ピンキー
06/11/06 19:41:12 bSCUOM9Y
流石オーヴァンだねww

何と言うかいい人www

GJ(^^)

479:名無しさん@ピンキー
06/11/06 19:56:57 5BaAua7v
>>465
GJ!続きを待ってただけに投下されて嬉しい。
けど、大火ってべらんめぇ口調じゃなかったっけ?

>>470
オーヴァンがめっちゃ笑えるw
さらにもしかしてハセヲへの~ってところで、すでに自分よりハセヲ優先になってる揺光に萌えたw


480:名無しさん@ピンキー
06/11/06 20:34:54 wEQ9ZWiB
いきなりだがハセヲ×志乃を書きたいのだが
ジャンルを指定してくれ(純愛とか

481:名無しさん@ピンキー
06/11/06 20:39:47 o+q14CU6
触手

482:名無しさん@ピンキー
06/11/06 20:39:52 0Wx0eG+m
じゃあ
> 純愛とか



483:名無しさん@ピンキー
06/11/06 21:19:23 ClgL2Nhu
>>480
ひたすらとんがるハセヲを志乃が大人な余裕で軽やかに受け流し優しく包み込む純愛物で。

484:名無しさん@ピンキー
06/11/06 21:26:53 V8iI9Rvf
意外性をついて
ハセヲS×志乃MのSMプレイをw

485: ◆PzDeastE6E
06/11/06 21:45:47 12E3vtX8
>>479
ありゃ、口調違和感ありますか……ううむ。
ちっと大火のイベント確認してイメージ修正します。
わざわざ教えてくれて有り難うございます。

486:名無しさん@ピンキー
06/11/06 22:28:50 vf+GR+8f
かっかっかっ

487:名無しさん@ピンキー
06/11/06 23:25:00 plCpGNms
>>480
純愛でおk

488:名無しさん@ピンキー
06/11/06 23:53:30 p83GeOP6
同じく純愛で

489:名無しさん@ピンキー
06/11/06 23:57:53 i6rRBpeS
あえてアトリとどっちがいいのか選ばせるとか

490:GORRE
06/11/07 00:43:13 tI9NBD4i
↑名前付けました。>>452の続き投下

都内某所。三崎家、リビング。そこに亮達はいた。
「ばいばいオバちゃん、俺、裏切るね」
テレビ画面に映っている緑髪の双剣士がそう告げた。双剣士は消えようとしたが、どうやら失敗に終わったようだった。
「おいたが過ぎましたね…」
画面から聞こえてくる声が双剣士の名前を告げると、赤いケルト十字が発生した。双剣士はその十字架にまるで貼り付けにでもされたかのように文字列と共に宙に浮いた。
「いやだ、よせ、やめてくれ、うわああああああああああ!」
双剣士は絶叫と共に、消えた。そして、どうやら小学生らしい少年が倒れるシーンが写った。
「…を追いなさい」
画面にモンスターは、声の指示通りに何かを追跡し始めた。
物語は進み、画面には二人の少女が映し出され、そしてエンディングを迎えていた。
「え、これで終わり?」
「うん」
「なんつー、中途半端な終わり方だ…最終回なのに、仲間一人消えてんじゃねえか」
「あの二人女同士やろ? デキとるんかい」
と、チャイムが鳴ったので、亮は玄関へと向かった。
「おい、出前来たぞ」
「じゃあ、冷めないうちに食べなきゃね」
亮達はデリバリーで注文したピザを食べながら、帰りに借りてきたレンタルDVDをもう一本見た。

PM8:35
「望、一緒に風呂はいるか?」
「え?」
「キショ!」
「何勘違いしてんだよ。男女二人づつだから一緒に入ったほうが効率がいいだろ」
「あ、なるほど」
「何や、そういう事か」
「確かにその方が効率いいかも」
「ぼく、着替え持ってくる」
「ああ。俺も取りに言ってくる」
着替えを持った亮は望と合流し、風呂場に向かった。
結構広めの浴室は二人同時に入っても十分な広さがあった。湯船も同様であった。
亮は望の髪を洗いながら、聞いた。
「なあ、望」
「なに?
「東京はどうだ?」
「うーん、なんかおもってたよりヒトがおおくてびっくりしちゃった」
「あんなもん序の口だ。あの会場だけを見てそんなことは言っちゃ駄目だ。渋谷とか新宿の方に出ればもっとたくさん人がいる」
「へえ~」
「お前もテレビで見たことあるだろ? 朝の通勤時とか通学時、夜のラッシュ時なんて今日の比じゃねえ。はっきり言って何処にこれだけの人間がいるんだって感じだ。
何回か体験したが、はっきり言って地方から出てきた連中にしたら地獄にしかすぎねえ」
そんな他愛もない話をしながら、亮と望は笑った。


491:GORRE
06/11/07 01:08:16 tI9NBD4i
亮と望が風呂から出ると、入れ違いで智香と朔が風呂に入った。
「……」
智香は自分の胸を見つめている視線を感じた。
「どうした? 朔」
「揺姐…どうやったらそんなに胸がでかくなるん?」
「え?」
智香は朔の質問にどう答えようかと迷ったが、無難な答えを言うことにした。
「そうだなあ…あたしだって昔は大きかったわけじゃないし、悩んだこともあったけど、成長すると共に大きくなってたね、あたしの場合。朔だってこれから成長期を迎えて成長するんだから、心配することないって」
「でも、胸の大きさは人それぞれやん。背が伸びても大きくならん奴とかおるし」
「あー…、大丈夫だって。ちゃんと大きくなるよ」
「やっぱ揉んでもろたほうがええんかな」
「え?」
「揉んでもろたら大きくなるって聞いたんやけど」
「誰に?」
「近所のおっさん」
「え」
おいおい、小学生に何を教えてんだ近所のおっさん。智香はそう思った。
「何かされなかった?」
「される前に蹴飛ばしてやった」
さすがは朔だ。智香は心の中でそう思ったが、口にはしなかった。
「あかん、のぼせて来た…」
「じゃあ、上がろう」

リビングに戻った朔と智香は、亮が出した一気に麦茶を飲み干した。
「ぷはーー」
「風呂上りはこれやな」
「親父くさ…」
言い終わると同時に朔の蹴りが亮に飛んできたのは言うまでもない。
「ねえ、とらんぷやろうよ」
「お、いいねえ。やろうやろう」
「で、何をやるんだ?」
「大富豪」
「4人でやってもつまらへんやろ。他のにしい」
「じゃあ、ポーカー」
特に誰も異議を唱えるものはいなかった。
「じゃあ、決まりだな」
亮はトランプを望から受け取ると、それを切り、配った。
数分後。あっという間に決着はついた。
「ロイヤルストレートフラッシュ! あたしの勝ちだね」
「何い!?」
「え~~~~~!」
「ありえへん!」
智香の一人勝ちだった。
「くそ…俺2ペアなのに…他のにするぞ」
「うん。でもそのまえに、ボクのどがかわいちゃった」
「あたしも。他には?」
「ウチもや」
「3人か…亮、麦茶もらっていい?」
「ああ。冷蔵庫に入ってるから好きに飲んでくれ」
「じゃあ、あたしがみんなの分も入れてきてあげるよ」
そう言いながら、智香は席を立った。

492:GORRE
06/11/07 01:22:28 tI9NBD4i
「次は7並べでもやるか」
「うん」
「受けてたつで」
「あたしはかまわないよ」
「よし」
カードを配り終え、7並べもある程度進んだ時である。
「ふわ…ボク、なんだか眠くなってきた」
「ウチもや」
朔と望は眠そうに目をこすった。
「どうした二人とも」
「ハセヲにいちゃん、ボク眠い…」
「あー…もうあかん限界や」
すでに二人は半分舟をこいでいた。それを見た亮は、
「おい、こんなところで寝たら風邪引くぞ。部屋で寝ろ」
「うん…そうする」
駄目だこりゃ。部屋に行き着くまでに廊下で力尽きる。そう感じた亮は二人を客間まで連れて行くことにした。
「すまん智香、ちょっと手伝ってくれ。こいつらを部屋まで運ぶ」
「おっけー」
亮は望を。智香は朔をそれぞれ支えると、途中で寝そうになる二人をなんとか客間まで連れて行った。
二人をベッドに寝かせ、部屋を後にすると、智香は小さくガッツポーズをとった。
「ねえ、亮」
「あ?」
「朔と望は寝ちゃったし、起きてるのはあたし達だけ。あんたの部屋に行こう」
智香はつつつと、亮のそばに寄った。
「…お前、もしかして盛ったのか?」
「こうでもしないと、二人きりになれそうになかったからね。ちょっとさっきの麦茶に盛らせてもらった」
「……お前な…」
「亮。ここからは、大人の時間だよ…」
瞳を潤ませながら、智香はハセヲの首に手を回した……

次回へ続く!

493:名無しさん@ピンキー
06/11/07 01:41:33 jAX5IsXj
GJ!!!
智香オソロシスw魔性の女w

494:名無しさん@ピンキー
06/11/07 01:59:07 dhhf9gs+
ふ、風呂場で望となにもなかったのか(;´Д`)ハァハァ

495:名無しさん@ピンキー
06/11/07 02:02:37 b9r7J3NW
おまいら乙
亮×智香+カール投下

496:名無しさん@ピンキー
06/11/07 02:03:24 b9r7J3NW

「お馬鹿びん駆除、一丁上がりっと」

G.U.の正式メンバーではないとは言えカールもスケィスを従える碑文使い。
生半可な戦闘力のAIDAでは話にもならなかった。今倒した奴で最後だったのか、AIDA反応は完全に消失した。

「これがデータシードか……ウイルスコアに似てるな」

AIDAから抽出したデータシードの結晶を見て、ふとカールがそんなことを漏らす。
以前のバージョンであるR:1時代にもこんな不可思議なアイテムが確かに存在していた記憶がある。
チートに慣れ親しんでいた当時のカールも、ウイルスコアだけはどうしても解析することができなかった。
まぁ、今となっては興味もないが。

「やー、お見事」
「……何だ。あんたか」
「酷っ。せっかく応援に駆けつけてやったのにさ」
「高見の見物してて何が応援なんだか」

物思いに耽っていたカールの背後に木魂する拍手。振り返ると、撃剣士の少女が笑顔でそこに立っている。
薄い緑色の髪と人懐っこい可愛らしい笑顔、どこか遠い異国の給仕か女中を思わせるコスチューム。
カールもよく見知っている相手だった。

「ハセヲなら今日は来ないよ」
「うん、知ってる。さっきの会話聞いてたから」
「ならどうしてあたしの前に現れる? いつも遠くから見てるだけだったろ」
「あはは。一度サシで話がしたかったんだよ、アンタと」

前述でカールもよく見知っている相手と記述したが、正確なところ両者に面識はない。
いつもこの撃剣士の少女が、街やエリアで遠くからハセヲを見ていることがあるのを
カールも気づいて遠目に監視していたから、というのが的確な説明だろうか。

「昔のハセヲを知ってる私としてはさ、今のハセヲの変わり様に驚いてんだよね。
 久しぶりに地元に戻ってみたら、ご近所でも評判の不良が更正して公園の掃除してました、みたいな?」
「何ソレ」
「的は得てると思うんだけどな。2年前のハセヲはとにかくケンカ買うの上手くてさ、特にハセヲ祭のPK100人斬りとか」
「昔はどうだろうとあたしは今のハセヲが気に入ってるよ」
「ありゃま、たいした信頼」

以前のカールもPKやチート行為をしていたので人のことはとやかく言える立場ではない。
今のハセヲに問題がなければ、それでいい。揺光もそこが気に入っているんだろうし。

「ハセヲと揺光がくっ付くとして、アンタはどうするつもり?」
「あたしはあたし自身が面白ければそれでいい」
「よし、なら私と付き合ってみよっか」
「ありえないから」

カールも揺光から聞いている。この撃剣士はネカマだと。

「ネカマと付き合う程、あたしは落ちぶれちゃいないよ」
「何さー。ネカマにだって恋愛する権利はあるんだぞー! 命短し恋せよ乙女、って言うでしょ」
「あんたは乙女ですらない」

どことなくカールと似た性格をしているが、ネカマとは到底付き合う気になれない。
だがこのテの馬鹿は嫌いじゃないのも確かだ。だから十分に引き離して、別れ際に一言だけ

「メンバーアドレスならいつか教えてやるよ、三郎」

と。


497:名無しさん@ピンキー
06/11/07 02:04:31 b9r7J3NW

**************************






「夕飯がカップ麺だけってのも……」
「真心がこもってるから問題ないって」
「や、あるだろ」

お台場からやっと帰って来れた。
案の定、夕飯は智香が北海道みやげとして持って来たカップ麺。
まずくはねぇけど……真心だけじゃ腹いっぱいにならない時もあるんだぞ……。

「なぁ、冷蔵庫の白い恋人も食っていいか」
「夜にお菓子食べると太るぞ、亮」
「カップ麺食うのも太るんじゃねぇのか……」

もう夜の10時過ぎてるし。
でもやたら智香が美味そうにカップ麺を啜ってたんで強く言うのも酷な気がした。
ここ最近はカップ麺を食うのを控えてたんだそーだ。……ダイエットか?
別にそんなのする必要はねぇように思うけどな。

「まーとにかく疲れたろ。今日はもうシャワー浴びてさっさと寝た方がいい」
「どこで寝ればいい?」
「客間に布団敷いてやっから、そこで寝ろ」
「アタシとしては……ハセヲの部屋で寝てみたいんだけどな」
「ん。じゃあ俺が客間で寝るか」
「そ、そうじゃなくてさぁ……はぁ」

そんなに俺のベッドの寝心地が気に入ったのか。
確か外国製だったよな、あれ。

「ゆっくりでいいぞ。俺は戸締りとかした後で入るから」
「……覗いちゃダメだからね?」
「つまんねー心配すんなっての」
「シャンプーとかボディソープ、使っていい?」
「好きに使えって」

やっぱその辺は女の子だよな、智香も。
一応、俺が使ってるやつ以外にも風呂場に置いといたけど……。
家族以外の人間が風呂場に入るのって、何か変な気分だな。
おっと、変な気分と言っても覗きたいとかそんな意味じゃねーぞ。
気分的な違和感って意味だからな。

「そ、それじゃ……入ってくるから……」
「ああ」
「洗面所に着替えとか置いとくけど、さ、触ったりしちゃダメだぞ!」
「触らねーよ」

カールの言ってたことが本当なら「覗け」とか「触れ」ってことか?
や、いくら何でもそれは絶対ありえねぇって。


498:名無しさん@ピンキー
06/11/07 02:05:23 b9r7J3NW

『だらしない猿どもめ……』
『粘土細工が喋った!?』
『粘土細工では無い! 我こそはギガゾンビ様の下僕、ツチダマだ!』

智香がシャワーを浴びてる間、俺は居間でテレビを見ていた。
夜とは言えまだまだ暑いし、微風だがクーラーも点けてる。
こんなことなら俺の部屋のクーラーも点けておけばよかったかもな。
シャワーから出た後、智香も涼しいだろうに。さすがに寝る時には消した方がいいとは思うが。

「俺も疲れたな……さすがに」

朝早くに起きて智香を羽田まで迎えに行って、一旦家に帰って、今度はお台場……。
体力的に疲れたんじゃない、精神的に疲れた。
特に海浜公園で智香と何度もキスしたのが相当応えたっぽい。
しばらくはガムとか噛みたくねぇ、そんな気分だ。

「今日は……ログインしなくてもいいよな……」

アトリやパイが何か文句を言ってくるかもしれない。
が、俺だってたまにはゲームから離れて現実の休日を満喫したい時だってある。
こういう疲れた日なら尚更だ。

『来い、粘土の化け物!』
『いい度胸だ、タヌキの化け物』
『タヌキじゃないこの! ひらりマ―――――プツン』

テレビの電源を切って俺はソファーに寝転ぶ。
やたら瞼が重くて、気ィ抜いたらすぐにも眠ってしまいそうなくらいだった。
10時間ぶっ通しでゲームしても疲れないはずなんだがな……こーいうのを気疲れってんだろう。
智香がシャワーを浴び終わったら、さっさと交代して俺も浴びてぇ。
今日は自分の部屋じゃなく、客間で寝るんだったな……布団、出さねーと。

「亮……で、出たよ……」
「ん。随分長かったな」
「そ、そうかな?」
「んじゃ、入ってくっか……俺の部屋、好きに使っていいからな」
「わ、分かった」

目覚ましは朝8時くらいにセットしときゃいいか……夏休みだし。
朝飯はご飯と味噌汁でいいよな……やべ、眠ぃ。

「おやすみ」
「う、うん……おやすみ」

シャワー浴びる前に布団敷くか。
いつもベッドで寝てたから布団とか何かピンと来ねぇなぁ……くぁ~ぁ……。

「亮」
「ん」
「……おやすみ」
「? あぁ」

何で2回言うんだ? ……まぁいいか。
シャワー浴びてすっきりして眠りてぇ……今日はホントそんな気分だ。
やっぱお台場なんか滅多に行くもんじゃねぇ、ただでさえ俺は人ごみが苦手だってのに。
まぁ……智香が喜んでたから……嫌な気分じゃなかったけどな。


499:名無しさん@ピンキー
06/11/07 02:06:17 b9r7J3NW

*************************




シャワーもそこそこに浴びて俺は布団に寝転ぶ。
寝苦しくならない様、羽織るのはタオルケット1枚だけ。夏だから風邪は引かねぇだろ。
いつも寝る前に、その日あったことを思い出したりして眠る奴っているよな。
俺も例に倣って今日一日の出来事思い出してみようとしたんだが、どうにも疲れてその気になれねぇ。
智香に会って、手ェ繋いで、キスまでしたってのに……。
やっぱ、人間って……寝る時が……一番安心……するの……かもな……。

…………。
………。
……。
…ゴトッ。

眠ってから随分経ったか。時間は夜中の2時か3時くらい。
居間の方から何か聞こえた気がする。泥棒? んなワケねぇ、戸締りはしてある。
じゃあ智香か? 冷蔵庫の飲み物でも飲みに降りに来たかな。……まぁ、いいや。
気にせずに寝よう。と思ったんだが……。

「(……何だ?)」

足音が聞こえる。それもすぐ近くで。
どうやら俺の寝てる客間のドアの前で止まったらしく、気配をすぐそこに感じた。
何だ、どうした? こんな時間に何か用でもあんのか?
俺は眠いのも手伝って意識がハッキリしてない……起きてるのか眠ってるのか、ちょい微妙。
でも確かにドアの前に気配は感じる。

「(……)」

ガチャって音と一緒に客間のドアが開く。
部屋の中は天井の電灯が薄暗いサブライトで照らしてるのみ、目を凝らさないとよく見えやしない。
客間だけは畳を敷いてあるせいか、さっきまでの様に足音はもう聞こえない。
目を閉じたままだったから分からねぇけど、布団のすぐ横に智香の気配があるのは分かる。
俺の寝顔でも見に来たのか? ずっと寝たフリってのもアレだし、眠いのを我慢して俺はやっと口を開くことにした。

「……どした?」
「!」
「眠れねぇのか?」
「……」
「智香……?」

ぼやけた視界を元に戻すために眠い目を擦る。
智香は寝間着代わりの夜着の格好で膝をついて俺を覗き込んでいた。
心なしか、少し息が荒い気がする。

「あ、あの……ね」
「?」
「よ、夜這いに……来ちゃった……み、みたいな……?」

……普通、逆じゃね?


500:名無しさん@ピンキー
06/11/07 02:08:04 ibjBvTkS

「……今何てった?」
「だから……夜這いに……」

夜這い? そりゃ、やばい。……シャレじゃなくてだな。
混濁してた意識が途端に澄み切った青空みたくクリアになったぞ、オイ。
てか智香にそんな度胸があったのが驚きなんだが。何このエロゲみたいなシチュ。

「だって亮、昼間アタシが寝てても襲ってくれなかったし……」
「いや、アレは……」
「潤香に『なら夜中に襲えばいい』って言われて……」
「(アイツは……)」

意識に次いで目も薄暗さに慣れてきた。
シャワー浴びる前にも智香の寝間着姿は見てるはずなんだが
胸元のボタンが何個か外されて胸の谷間が露になってて、目のやり場に困る。
普段から図書館に閉じこもってると豪語してるだけあって、お台場の時もそうだったけど
智香の肌はどちらかと言うと白い。それとも北陸に住んでる人間だからだろうか。

「は、はしたない……かなぁ?」
「ど、どうだろ……分かんねぇけど」
「それとも夜這いじゃなくて、夜伽の方が合ってる?」
「俺に聞かれても困るんだが」

そりゃメイドの仕事だろ、多分。
とにかく……だ。状況を打破しなきゃいけないと思うんだが。
あまりに非現実的すぎて俺の思考もちょっと回転率が悪ぃ……何か良い案はねぇもんかな……。。

「誰にでもこんなことするワケじゃ、ないからな……」
「俺だから……とか?」
「……うん」

揺光の時は強気なクセに、智香の時は恥らったりしてて可愛いなコイツ。
やけにシャワー浴びるのが長かったのもこのためかよ。
まだシャンプーとかボディソープの匂いも消えちゃいない、すぐ近くだから否応なしに香ってくる。
それでいて緊張してるのか、少しだけ震えてる感もある。そーいや年下だった……忘れてた。

「亮は……アタシと、したい?」
「……したい」

即答しちまったワケだが。これは……断るの無理。
つか夜這いに来てくれるくらいコイツ、俺のコト好きだったのか。
何かもうやばいくらいに下半身に血液集まってて、どうにかなりそうなんだが。

「ホント……?」
「ホント」
「……下手だったら、ごめんね」

智香の顔がゆっくり近づいてくる。シャツ越しに感じる智香の体温は俺よりも高い。
最初は手の感触を感じて、次に胸の感触。
昼間に比べて服の生地が薄いのか、より生々しくその軟らかさが伝わってくる。
付け加えるなら、コイツ下着つけてねぇっぽい。
少し焦らすように唇を俺の唇の前まで持ってくると、目を閉じるのと同時にキス開始。
お台場で散々したせいもあって、俺も智香も互いの舌を絡ませるのに何の躊躇も無かった。


501:名無しさん@ピンキー
06/11/07 02:08:56 ibjBvTkS

「んっ、んぅ……ぁ……ん……!」

時折、智香の喉が鳴る。
俺の舌から流れた唾液を飲んでる音だ。
智香が俺の背中に手を回して抱きしめている様に、俺も智香の腰に手ェ回して抱きしめてやる。
腰の辺りに触ると、くすぐったそうに身体をよじるのが面白い。
腰周りの肉をちょっと掴むと

「ちょっ!? ど、どこ触ってるのさ~!」

って驚いてキスを中断するくらいに。
何か言いたげにジッと睨まれるものの、すぐにまたキス再開。
繰り返すうち、徐々に唇からどんどん下の方へと智香のキスは移動していく。
頬とか顎に何回かされた後、首にそれは集中し始めた。
何度か首筋にキスをされて、今度は智香の指が喉仏の辺りをゆっくりと撫でてくる。
すげぇゾクゾクして、しばらく言葉を発するのを俺は忘れていた。

「……イコロで初めて会った時、さ」
「ん?」
「首絞めちゃって……ごめんね」
「あー……そんなこともあったっけな」

大火のオッサンに連れられて初めてイコロの@ホームに行った日。
俺と揺光が初めて出会った日でもあるんだが、ハッキリ言ってお互いの第一印象は最悪だった。

『ライバルゥ~? コイツがぁ~? ……弱そうだよ?』

なんて暴言も吐かれた挙句、ギリギリと首まで絞められたワケだが。
あの時の俺はジョブエクステンドもしてなかったし、レベルも20ちょっと……そりゃ揺光から見りゃ弱いわな。

「もう気にしてねーって」
「でもさ……」
「済まないって思ってんなら……アレだ……もっと、して欲しい、つぅか……」
「……うん。したげる」

首絞めのことを思い出してややトーンダウンしていた智香の声に活気が戻る。
さっき以上に身体を密着させて、俺の首周りを執拗に舐めたりキスしたりを繰り返して……結構、順々だな。
最初は舌で触れる程度だったのに、どんどんそれが強くなってくる。
次第に舌どころが唇で俺の首を吸うようになってきて、智香の口からチュッチュッって音が毀れた。
吸われる度にますますゾクソクしてきて、智香を押し倒しそうになるのを必死で我慢。
顔は見えねぇけど、どんな顔しながら吸ってるのか……すげぇ興味あるんだが。

「智香……顔、見たい」
「えっ……」

吸い付く智香を一旦離して、薄暗い電灯に照らして顔を見る。
思った通り、口の周りは涎に塗れていた。……ついでに俺の首の周りも。
それだけ一生懸命に吸ってたってことだろーけど……何だ、エロいな、コイツも。

「痕になっちゃう、かも」
「?」
「首の周りの……吸っちゃったところ」

朝、鏡を見るのが怖ぇ……しばらくは首の周り隠せる服着るしかねーな。

「ね。次はさ……亮から……アタシにして?」

……何ですと?


502:名無しさん@ピンキー
06/11/07 02:09:41 ibjBvTkS
我こそは精霊大王ドラゾンビ様なるぞ? ちゅうちゅうタコかいな? 何のことです?
おやすみおまいら


503:名無しさん@ピンキー
06/11/07 02:12:57 zU5RCO/p
うおおおおリアルタイムktkr!!!!!1111
くそっ、寸止めっ…続き楽しみに待ってます。全裸で。

504:名無しさん@ピンキー
06/11/07 02:14:20 TA3h2fsK
GJ!
ドラゾンビ懐かしいなw

505:名無しさん@ピンキー
06/11/07 06:33:17 GUwqHK9K
旧ドラえもんの『日本誕生』かよwww

506:名無しさん@ピンキー
06/11/07 07:26:36 cWcq+k6b
GJGJ!
ギガゾンビ懐かしいwww

507:名無しさん@ピンキー
06/11/07 12:43:04 3yvNJUB4
タヌキの化け物ワロスwww
懐かしいwww

508:名無しさん@ピンキー
06/11/07 14:25:11 TrovI21j
GJです!続きが楽しみっす!
亮の見ていたビデオに、思わず吹き出しましたっ!

509:名無しさん@ピンキー
06/11/07 17:50:46 hwi3H9kh
時間無いので冒頭だけ。

AIDAとの戦いからどれくらいたっただろう。
あの戦い以来スケィスは呼べなくなった。
志乃たち、『未帰還者』も助けることができた。


あれから、俺は・・・・・・。


「・・・・・くそっ。わけわかんねえ。」
受験勉強中。
あの事件の間勉強なんてろくにしてなかったからな。
わかんなくて当然だ。
(ピンポーン)
人が勉強してるときに限って来客が来る。
何?俺呪われてんの?
「・・・・・・ちっ。」
ぼさぼさの頭をかきながら玄関に向かう。
いらいらしながらドアを
開けた
「こんにちわ、ハセヲ。」
閉めた
「え・・・・今のって。」
何度も見舞いに行ってたんだ、見間違えるはずがない
玄関にいるのは、あの世界で救い出した女性。

志乃だった。

510:ハセヲ×志乃
06/11/07 17:51:45 hwi3H9kh
とりあえずこんだけ。
続きは日曜にでも

511:名無しさん@ピンキー
06/11/07 17:55:53 NHFglBj3
>>502
ドラえもんワロスwww
GJ

>>510
ハセ志乃wktk(*´Д`)

512:名無しさん@ピンキー
06/11/07 22:05:11 S07KrVX6
>>439 の続き投下ー。
にしても早く>>501の続きが読みたい。

513:名無しさん@ピンキー
06/11/07 22:06:26 S07KrVX6
「……ああ、くそっ!」
「やっ!?」

 もう、ここまでされて理性を保てと言われるのが無理な話だった。
 コントローラーのボタンを押して、無理やりに上に被さっていた揺光を”蹴飛ばす”。
 攻撃で吹き飛ばされた後、転倒時から即攻撃へと移る際の、アレだ。
 さすがにこの状況でやるのもどうかと思ったが、こうやって受身のままにされたままってのもどうか。
 倒れ掛かった揺光が起き上がる前に、早速覆いかぶさってやろう……と。
「(……ん?)」
 思ったのだが。
 予想に反して揺光は起き上がる様子は無く、倒れたモーションのままでその場に寝ている。
「(コントローラーは置きっぱなしか……?)」
 仕方なく、抵抗しながらもこちらに抑えられると言う、ちょっと期待していたシチュレーションを忘れ、するするとハセヲを

揺光の上に被せる。
 彼女の顔は火照りきっていて、瞳も閉じて息が荒げている様子は、一目間違えれば熱にでもうなされているようだった。
 女って、いつも一人でするとこうしてるのか?

「お、おい……」
 亮はさすがに不安になって、小さく肩を揺すってみた。
 2回、3回。繰り返すと、揺光はゆったりと目を細めながら、こちらを見入った。
「……ん……う?」

「(うわ……)」
 自分でも頬が赤らめていくのがわかるほどに、亮はその表情に釘付けとなる。
 リアルで操作するプレイヤーの筋肉の動きに合わせてPC上に現在のプレイヤーの表情を擬似表現するこのシステムは、顔で

物事を訴えると言うリアルに直結したロールができる事で客側からも大変好評で、オンラインゲームが増え続ける中で『The

world』が人気を独占し続ける一因ともなっているが。
「(こんなとこまで表現するのかよ……)」
 揺光の小さく開いた口から漏れる単語は、一つ一つが熱い熱を持っているように聞こえた。
 亮の背筋をさするように何かがゾクゾクっと寒さを突き通して、柔らかく凍りついた表情をハセヲに演じさせる。
 そしてその事に亮が気づいた時、驚きに満ちていたハセヲの顔は、一気に憤怒の表情へと豹変した。

「っ、こいつ……!」
「あ、やぁ、んっ……ひゃ、あ!?」

 憎くなるほどに可愛すぎる。とは、言葉に出来てないけれど。

 エリアの月光にまみれた瞳。赤く映える髪。見下ろすようで、こちらを誘うように迎える体制。
 揺光のパーツ一つ一つが、今までの『死の恐怖』とは全く対極に位置する感情で、ハセヲの逆鱗を逆撫でしてしまう。
 どうせなら、このままどうにかしてしまいたい。
 亮は片手だけで操作していたコントローラーを両手で握り返し、彼女の頬をハセヲの手の平で包み、ゆっくりと首元へ辿らせていく。

514:名無しさん@ピンキー
06/11/07 22:07:49 S07KrVX6
「あっ……んぁ……」

 彼女が喉を鳴らすように高い悲鳴を出すたびに、ハセヲの口元はニッと上向きに進んだ。
「(コイツ……今、自分の指で俺の動きを真似してんのかな……)」
 残り僅かに残った理性で揺光を演じる”智香”の現状を想像すると、頭が今にも沸騰しそうになった。
 そのまま、喉元でゆっくりと周回をしたハセヲの指が鎖骨まで辿ると、揺光の悲鳴はよりいびつなものへと変化していく。

「ひゃ!? あ、や、そこは駄、目ぇ……!」
「……へぇ、お前ここ弱いのか?w」

 弱点を見つけられたというささやかな喜びが、ハセヲの顔までをも怪しく笑わせた。
 その指の伝いをさらに早め、彼女の叫びを、特撮番組の悪役のように笑い返してやる。
 今、リアルの亮の、下半身を露にしながら、一人コントローラを両手で握りおかしなゴーグルをつけてるよだれを垂れ流して

いる様は、さしずめ段三社から見ればエロゲーをやっているオタクにしか見えないだろう。
 
 だが、それは智香も同じ事。
 揺光の顔しかわからないが……、仮にPCの顔に似ている、として、彼女がM2DかFMDを頭につけながら……。
 ……亮のアレを舐めているフリをしたり、自分の指で首元辿らせたり、女性のアソコをあんな音が鳴るまでにぐちゃぐちゃに

してると思うと……。
「(……うわ、エロ……)」
 自分で考えておきながら、幼い頃にAVを見せられたときのような興奮を亮は感じ、そして欲が高まる。

 肩の周辺を充分に楽しんだ指は、またゆっくりと下降を再開させる。
 鎖骨を抜けたすぐ先には、ふくよかな真っ白の山が待っている。
 せめて”ロール”してやろうと思っていた亮の予想に反し、逆さまにした茶碗を辿るぐらいにしかならないと思っていた指の

軌道は、実感が伝わる事の無い柔らかな弾力によってゆがめられた。

「あ、やぁっ……!」
「(っ! すげ……!!)」

 貫通するのではなく、包まれながら食い込んでいくハセヲの指に、亮は素直に感動した。
 当然と言えば当然だが、女性PCの胸なんて触れた事なんて無いから、きっと固いんだろうと思い込んでいたのに。
 そのまま進めていく指の先に、オレンジ色のライン。揺光のPCが着込んでいる衣服だ。
 もう、ここまできて期待できていない男なんて皆無ではないのか。
「(いや、……で、でも、まさかな)」
 そう思いつつ、ハセヲの指を引っ掛けるようにくいと曲げると、揺光の衣服がそれに絡み、今まで見えていなかった肌のラインがうっすらと覗けた。
「(―!!)」
 もはや、言葉にならない絶叫。揺光に対してなのか、それともこの『The World』に対してなのかは定かではない。
 かつて伝説の勇者のキャラクターを受け継いだ少年が心底叫んだ言葉を頭の中で叫びつつ、その衣服を強引に剥がし取る。

「うわw」
「う、うわって、あまりじろじろ見るな……!」
「でもよ、普通ゲームのキャラがここまで作りこんでるとおもうか?」
「そ、そん……やぁ!?」

 露になった揺光の乳房の先に対して、軽く指で突っついた。
 あくまでも”ロール”のはずなのだが、智香が出す喘ぎ声は、本当に揺光が感じているようなタイミングで発せられて。
 それが余計に、亮の心をくすぐりまわす。


515:名無しさん@ピンキー
06/11/07 22:09:21 S07KrVX6
「お前は知ってたのかよ、自分のPCがここまで作りこまれてるって」
「し、知るわけないだろ!! アタシも今知って、びっくりして……あ、んやぁ!」

 リアルでも見たこと無いあの、胸の全貌を、目前で……しかも揺光の……を見せられて、収まらないはずは無い。
 亮は揺光の言葉をとめる意味も含め、ハセヲの顔を彼女の胸に静めた。
 
 実際、揺光のPCは胸のすぐ下で縛られた縄までは着脱不能になっているようだ(チッ)。
 だが、そうなると問題なのは、何故この部分だけご丁寧に作りこんであるのだろうと。しかもこんなむにむにとして。
「(……まあ、わかるでもないが……)」
 あの金色鎧に身を包んだような奴がグラフィっカーにいるんだ。
 キャラクターを担当するやつってのも、相当、こう、いってるんだろうというか……。まあ、どうでもいい。

「……チュ…」
「ひゃ、ひゃあぁん! ハ、セヲぉ……」

 一回わざとらしく口元を鳴らすだけで、揺光は軽くいってるんじゃないかと思うような声を出した。
 手の平全体でしごくように揉んでみる度に、彼女の顔が苦しそうな表情をしてくる。本当に、揉んでいるかってぐらいに。
「(……でも、本当に胸がなきゃあ、ここまで感じられないんだろうな……)」
 また疑問の一つが浮かんだが、ここまで発情していた今のハセヲの脳裏に、それを抑える理性も残っていなくて。
 思わず興味本位で尋ねてみたくなって、顔を引いて、目を合わせた。


「なぁ、揺光……お前リアルでもこれぐらい胸あるのか?」
「は、……え? あ、え、えぇ?」
「……だから、智香、も、こんなにあるのか、って」
「え……あ、今ハセヲ、智香って」
「ん? だってオマエ、本名メールで教えてくれただろ」
「そ、そうだけど……ん、んんんぁ……!」

 ハセヲの言葉で、明らかに揺光の声が一変した。
「(……な、なんかこいつさっきよりも感じて……ね?)」
 悲鳴じみていた言葉が、まさに快楽へと溺れていくような、でも苦痛に満ちるような音色へと変わる。
 試しに、首筋へと顔を埋めると、それだけでクゥンと喉が鳴って。

「……んむっ」
「や、やぁ、ハセヲ、だ、だんっ……め! ひゃ、あ、ハセ、ヲ……!」

 自分の左手の甲を土台に音を鳴らしてやるだけで、揺光の声は裏返り。
 そして彼女の口から『ハセヲ』の記号が甘いリズムで出るたびに、亮のモノがトクンと跳ねた。
「(……反則だろこれ……)」
 亮はコントローラーを離しながら、頭の中で言葉を再生する。
 これじゃあどっちが責められてるのかわかったもんじゃない。
 今まで責める事だけに頭が一杯で、たってはいたものの、反応を示さなかった亮の息子が再び悲鳴を嘆き始めた。
 苦し紛れに、左手の指先ですっと自分の裏筋を辿ると、それだけで、他人に触れられたような絶頂に襲われる。

「……ハ、セ、オ?」

 コントローラーを離した―つまり、硬直状態になったハセヲを疑問に思ったのか。
 揺光は快楽のひと時が中断させてしまった事を拒むように、切なそうな表情でこちらを見つめてきた。
「(……やっぱ、反則……だって)」

「……な、入れる、ぞ」
「え?」
「ロ、ロールでだからな! お、俺もも、限界で……」
「……そか」

「(そか……って、なんでこういう時だけそんな小さく笑うんだよ……)」
 ハセヲの胸の痛さに歪む表情を見たのかどうか、くすっと笑いながら、揺光はそっとハセヲの首に手を回して、微笑んだ。

「……来て」

516:名無しさん@ピンキー
06/11/07 22:10:27 S07KrVX6

 




 




―その頃 同エリア内の一角で。

 ハセヲと揺光が重なり合わさっているシルエットが延びる中、その影から隠れるように潜むPCの姿があった。
「……ふむ、"AIDA"によって性欲が高められたか。……シュッシュッシュ………」
 老人姿のPCの外見からは想像もできない低音の声で呟きながらも、そのPCは硬直したまま動かない。
 
 彼らは忘れていた。
 このエリアを知っている人物はもう一人だけいた事を。
 彼らをここに呼び出した張本人、月の樹の楢。して中身はあ(ry

「うぉ……そこで来てとは、揺光タン……くっ」
 あくまでも一歩も動かず動じず、だが、彼の声は確実に荒くなっていく。
「……YATTA……」
 あ、どうやら二人より先に逝った様で。


517:名無しさん@ピンキー
06/11/07 22:13:27 S07KrVX6
なんかハセヲが形成逆転しちゃった。てかハセヲの攻めって珍しいかな。
次回に続く。

518:名無しさん@ピンキー
06/11/07 22:16:49 S07KrVX6
げ、メモ帳でまとめてたら変なところで改行しちゃってる;
以後気をつけます。

519:名無しさん@ピンキー
06/11/07 22:19:11 jmOdbFpb
>>517
ぐっじょぶ、だよ

流石だね…俺もこれぐらい書ければいいんだけど

レベルの違いを痛感したよ

520:名無しさん@ピンキー
06/11/07 22:24:19 ndqm95Ou
ここは神だらけだ・・

521:名無しさん@ピンキー
06/11/07 22:28:17 yaShDJrv
>>517
ちょっw最後ww

GJ!!

522:ハセヲ×志乃
06/11/07 23:33:22 hwi3H9kh
509の続き

(ハァ・・・・。何でこんなことになってんだろ。)
ハセヲ・・・・・・・三崎亮の家のリビングでは亮のほかに3人。
志乃・アトリ・揺光である。
(正確には七尾志乃・日下千草・倉本知香だが・・・・。)
そう、いつの間にかハセヲの家は
『志乃先生の大勉強会』になっていた。
ことの発端は数時間前にさかのぼる。

・・・・・・・・何で志乃がここに?
とりあえずその疑問が俺の頭に浮かんだ。
ってか何で俺の家知ってんだよ!!
とりあえずいつまでも外においとくのもあれだ。
改めて玄関を開ける。
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
やっぱりいる。
「・・・・・・・・入れよ。」
「それじゃあ、おじゃましまーす。あ、勉強してたんだ。」
手荷物を玄関においてリビングにおいてあった俺の課題を見る。
そういえば志乃っていくつだっけ?
大学生くらいか?
「なあ。」
「なに?」
とりあえずさっきからの疑問を投げかける。
「何で俺んち知ってんだよ。」
「オーヴァンに聞いたの。」
あの変態ストーカーメガネめ!!俺の現住所まで把握済みかよ!!
今度あったら問いたださねえとな。
「で、何しに来たんだよ。」
あくまでゲームのキャラを演じる
少なくとも俺の敬語なんて想像できねえw
「ん?まだお礼言ってなかったな。っておもって。」
「 ? 」
「助けてくれてありがとう。」
自分でもわかるくらいに顔が真っ赤になる。
「べ、別に礼を言われるような事じゃ・・・・・。」
「だからね。」
一歩一歩俺に近づいてくる。
志乃が一歩近づくたびに俺は一歩下がる。
しかし、もうそこは壁。
それでも志乃は近づいてくる。
え?この展開って・・・・・。
ちょ 俺、心の準備が。
「勉強教えてあげる。」
「・・・・は?」
「だから勉強。やってたんでしょ?」
・・・・・・・・とりあえず俺の馬鹿
まずあんな期待をする時点でアレだ。
・・・・・・・・・AVの見過ぎか?
この前捨ててよかった。
「ほら、ハセヲ。こっち来て。」
「ん。」
志乃に呼ばれて俺はやりかけの課題を始める。
しかし、このとき俺はまだ予想してなかった。
これが悪夢の始まりとは・・・・・・・・・・。

523:ハセヲ×志乃
06/11/07 23:35:24 hwi3H9kh
文才のない自分を呪う

志乃先生の大勉強会?ハセヲのAV?
なんのことです?おまいらおやすみ

524:名無しさん@ピンキー
06/11/07 23:56:55 z1YVyQFP
そうして夜は更けていく・・・

525:名無しさん@ピンキー
06/11/08 00:07:07 ShgLUZ7g
AIDAに感染したハセヲのPCが女の子になる、
というのが読みたい俺って、変かな?

526:名無しさん@ピンキー
06/11/08 00:15:02 bG7/+GiE
>>517>>523
ぐっじょぶ!

>>525
女体化はある意味腐女子向けだし特にエロパロじゃ
敬遠する人多いから専用スレでやるのはちょっとな
スレリンク(eroparo板)
専用スレあるから書いてくれる職人さんが現れたらここに誘導汁

527:名無しさん@ピンキー
06/11/08 01:02:22 s/vgjzsx
>>510>>517>>523
GJGJGJGJ!!
神すぎるよ・・・!
そしてハセ志乃が見れて良かった。

528:GORRE
06/11/08 01:13:26 jJQGWFsY
>>492の続き投下。揺光との絡みあり。ちょっとだけね。

ふと、朔は目を覚ました。トイレに行きたくなったからだ。トイレの場所は亮から聞いていたので迷うことなく行けた。
その帰り、朔は妙な物音を聞いた。
「なんや? テレビか?」
音の出所を見つけようと、朔は音を頼りに、その音のする方へ近づいていった。
「あん、あふ! んあ! 亮、あたし飛んじゃう!」
(この声は…揺姐?)
朔は声する方向、つまりは亮の部屋にたどり着いた。そして、恐る恐る部屋の中をのぞいた。
「く…! 智香、俺そろそろ…」
「いいよ、あたしも…一緒に…」
亮と智香がヤッていた。その光景を見た朔は、心の中に生まれた嫉妬を感じた。次の瞬間、朔は部屋に踏み込んだ。
「二人とも、人が寝取る間に何しとんねーん!」
「げ! 朔!」
「ええ!?」
イク寸前だった亮と智香は、完全にタイミングを逃してしまった。特に智香は、寝ているはずの朔がそこにいるのに驚いていた。
「さ、朔…なんでここに?」
「トイレに行きとうなって、そんでトイレに行って帰ってくる途中に妙な物音が聞こえたから、なんかと思うて音を頼りに来てみたら…」
朔は少しばかり興奮していたようだ。無理もない。嫉妬に任せて部屋に踏み込んだのはいいが、それと同時に湧き起こる怒りを抑え切れていないからだ。
「…えーっと…」
「何でや」
「あ?」
「何でウチやないんや! 何で揺姐なんや! ウチじゃ不満か!」
「はあ? お前、何言って」
「ハセヲはいつもそうや! ウチがさりげなくアピールしとんのに全然気づかへん! いつもいつも揺姐やアトリや望ばかり構ってウチは全然やないか!」
もはやもう止まらない。朔の口からは、次々と亮に対する不満や思いが溢れ出した。
「ウチかてハセヲの事好きなのに、何であんたは揺姐やアトリになびくんや!」
「いや、何でって言われてもな」
「ウチじゃ不満なんか! ウチ何でもするで。ハセヲが望むなら何でも」
「……本当…だな…」
亮は『死の恐怖』の時を浮かべた――

今日はここまで。
参考にしたいので、感想を聞かせてもらえたらうれしいです。

529:名無しさん@ピンキー
06/11/08 01:16:21 NUL+zrZj
……死の恐怖の時をってなんだw
えろーんなのはGJだ。
最後の文くらいはぴしっと決めようぜ!笑っちまったじゃねえか!

530:GORRE
06/11/08 01:19:35 jJQGWFsY
>>528のラスト修正ときます。

亮は『死の恐怖』の時の笑いを浮かべた―― です。ごめんなさい。

531:名無しさん@ピンキー
06/11/08 02:28:01 ciB7dcTv
榊 童貞説

532:名無しさん@ピンキー
06/11/08 02:55:27 QTdsoq+w
>>528
ハセヲロリコンクルー?

533:名無しさん@ピンキー
06/11/08 03:16:32 eCFXN4PZ
初めてですが朔×望書きましたのでのせます。
一気にかいたので一応終わりまで書きましたが、あまり期待なさらずm(__)m

534:名無しさん@ピンキー
06/11/08 03:18:32 eCFXN4PZ
「や…やめてよ朔ぅ…」
泣きそうなしとる、うちの弟。あぁ、そんな顔されたらまたいじめたなる
「ふふ。いやがっとるわりには…」
「あう!」
ぎんぎんにそそりたった望のチンポを握ったら甲高く短い声を出した。
ここは風呂。望はうちにいじめられるくせに一緒に入りたがるようわからん奴
「やらしいなぁ望は♪」
「ん~…っ」
さくら色でまだ小さい乳首を指の爪でコリコリし、舌でれろっと舐める
「やだっ、やだよぉっ、やめてよ朔ぅう」
両手首を手ぬぐいで後ろに縛ってあるから望はもうされるがままのおもちゃや
さぁ~…て…と、今夜はどうやっていじめたろうかなぁ?
「しんどいやろ?こない勃起させてぇ」
「ん…っ!」
さっきもつかんでやったけど今にぎったチンポをぎゅっとつかみ、シコシコしてやる
そう、シコシコな
「きゃは♪ちーちゃいくせにちゃんとたったらムケるんやなぁ」
変なところで弟の成長を確かめつついじめてやる
「だっ、だめぇえっ、あ、あぁ、あぅうぅっ」
ん~…ええなぁ…
この声きいてると、もうメチャメチャにしてやりたくなる。
うちと似とる声やとみんなによう言われるのに、うちはこんな声ようださんわ


535:名無しさん@ピンキー
06/11/08 03:19:32 eCFXN4PZ
「あぁあっ!!」
急に望がおっきな声を出したと思ったら…
「あ…あぁ…う…っ」
にぎってるチンポがびくんびくんと一定のリズムで動いて
顔を真っ赤にしてよだれを垂らしとる
「ふぅ~ん…もぉイッてもーたんかぁ?」
意地悪っぽく上目遣いでにやにや笑うと、うちの顔から目をそらし
「だ…だって朔のて……はやいんだもん…」
くぅ~!たまらんなぁ、こういう顔見るのは
…ハセヲがちょっかいだしとるわけが少しわかるわ
「それよりこれほどいてよぉ」
「はいはい♪ソーローくん♪」
オナニーしても射精する年やないし意味はまだわからんと思う
でも顔が真っ赤で涙目やから、悪口やってことはわかっとるんやと思う
「…………」
「さ。望、うちが背中流したるわ」
「………」
「…望?」
急に黙った望
ん~、ちょっとやりすぎたか?
「ぼくがながすよ」
でも望は笑ってうちのうしろに来た。
「ええんか?気が利くな」
「えへへ…」
やられたのにわらっとるなんてわけわからん奴やな


536:名無しさん@ピンキー
06/11/08 03:20:52 eCFXN4PZ
「ん~、気持ちええ~」
「……」
望はまた黙ってしまい、うちの背中を洗っている
「どうしたん?もしかして怒っとる?」
「……」
あ~、またや。また黙って…
「ちょっと望…」
声をかけようとしたら、急にうちの胸に変な感覚が走った。
「……え…?」
よく見ると
望の指が…う、うちの…っ…
「…へぇ…朔のもぼくとおなじてざわりなんだね」
「ちょ、ちょっとぉ!」
今何がおこったのか最初はわからんかった。
望がうちのち、乳首…さわっとるって、考えもした事なかったから
「こら!ふざけとらんではよ背中流せ!」
強く言えば、またいつもの望に戻ると思ってた
「…ながせ?いみ、わからない」
「はぁ…?!」
ふりむくと
望の目がおかしかった
「朔、朔、きもちいい?いいでしょ?」
「や、やめ…っ!」
石けんでぬるぬるした指が、よけいうちを変な気持ちにさせる
「きもちよくないの?ねぇ…」
耳元できくなや…
は、反則やってぇ
「だってぼく…いつもきもちいいんだよ。朔だってきもちいいよね?」
「ぼ…望…っ」
胸から指が下に動いて、こんどはおへそに…
「きゃっ!」
「えへ。朔、おへそよわいんだよね?しってるんだよぼく」


537:名無しさん@ピンキー
06/11/08 03:22:07 eCFXN4PZ
うちはだんだん怖くなってきた。
なんかしらんが急に望がおかしくなって、うちを思うがままに…っ
「…このしたは…」
「ひぎぃいぃっ?!」
うちの縦スジに、望の指が入った。
そのとたん信じられんくらいの激痛が下半身に電流みたいに広がり、うちは思わず声を出してしまう
「…もう、だめだよ。ぼく…がまんできない…」
「え…?!」
そしたら
望が、うちを押し倒して
「いたぁっ!」
「………」
「ちょ、ちょ!望!」
うちを仰向けにして…あ、足を…っ
「ハセヲにいちゃんがおしえてくれたんだ。おんなのこはこうしたらよろこぶよって」
は…ハセヲ~~~
あのむっつり!興味ないふりしてちゃっかり何教えとんのや!!
「ほら、あしひらいて」
そんな事いっとる場合やない…
このままやとうち、望に……!
「かんねんしなよぉ…朔ってばぁ…」
う…!
怖…、い、今のあんな目はじめてみた…っ
「みて、ぼくのおちんちん……」
ちっちゃいくせに
もう回復してちゃんとムケとる。つ…つまり…もう準備は万端…?
「いくよ朔…っ」


538:名無しさん@ピンキー
06/11/08 03:23:28 eCFXN4PZ
「や!!やめ!!」
もう…あかん…!
あ、は…は、はいって…くる…!!
「きつぅう…これ、はいるの?」
「うちにきくなや!わからんかったらやめい!」
「…やだ。やめない」
「ちょ、ちょ、タンマ!痛い!ほんま痛い!!」
あ、あかん…うち…泣きそうやぁあ…
「あ…はいったよ、やったぁ」
「うう…っ!」
歯ぁくいしばってなんとかたえとるけど
こんなんもたんわ!マジ…だめぇえ!!
「うごいちゃダメだよぉ」
「う?!」
そしたら望が両足をおさえつけやがった。
ハセヲやな…?あのアホがこんな事まで吹き込んだんやな?
「う~…っ」
腰をぎこちなく動かすたびに
うちの中に激痛と、なんかようわからん感覚がまじったのが…
「あ…い、いく…いっちゃうよ…ぼくっ!」
「え?!…あ!!」
入れられてから一分もしとらんのに
いきなり望のチンポがうちの中でびくんびくん震えた。
つまり…その…
「…あぁ…きもちよかったよぉ…」
「…………」
「朔…」
「…なんや…」
望はにこっと笑った。
「今、あっ!!てしたときのかお、かわいかったよ…?」
「うっさい…!それよかはよ抜けや!痛いんやってゆうとるやろが!!」
コイツ…ころす…


539:名無しさん@ピンキー
06/11/08 03:24:52 eCFXN4PZ

「……」
「………」
無言のまま
浴槽に背中をあわせているうちと望。
「なぁ」
沈黙を先にやぶったのはうちやった
「なに?」
「……なんでもない」
「…?」
いおうと思ったけどやっぱやめた。

…あんたが、まだ射精できる年じゃなくてよかったなんて

正直、それは安心しとる
でも言うのはさすがに失礼やからやめとく
「望」
「え、なに?」
「……学校の女とは今のやるなよ、わかった?」
「……うん」
「そのかわり」
「…?」
「……うちが、寂しかったら相手したるからな」
望は
無邪気に笑った。
「うん、ありがと」


この日

望はうちにとって

ただの弟じゃなくなった-


540:名無しさん@ピンキー
06/11/08 03:26:57 eCFXN4PZ
終わりですm(__)m
スレ汚しスマソ

541:パック ◆JuT3jsxZbo
06/11/08 03:39:31 hAKBJlvX
とりあえず要望があったようなのでハセ志乃を上げときました。
キャラクターブック発売前なのでリアルの設定が違う上に
無駄に長い(原稿用紙換算100枚超)ので注意してください。
URLリンク(ehoba.mydns.jp)

おまけに関してはリアルが予想以上に忙しくなりそうなので保留します。
ハセ志乃は他にも書き手いるようなので、俺がわざわざ書く必要もないでしょう。
俺が書いても無駄に長くなるだけで面白くもないでしょうし。

さて、今夜の分いきます。

542:痛みの果てに 35
06/11/08 03:40:34 hAKBJlvX
「……心配して、損した」
横を向いたまま、萌がふてくされて呟く。
そう言われても仕方がないのだが、リョウは照れ隠しに言葉を返す。
「誘ったのはお前の方だろ。元気になったんだよ、萌のおかげで」
「やだなぁ、エッチで元気になるなんて……」
「男なんてそんなもんだ。一応聞くけど、嫌じゃないよな?」
慣れた手つきでブラジャーを外しながら、萌をまっすぐ見つめる。
その体つきは布一枚になっても相変わらず起伏に乏しいものだったが、
初めて抱いたときに比べると丸みを帯びてきたような気がした。
「嫌って言っても続けるくせに……いいよ、ハセヲの好きにして」
半ば投げやりにそういって、萌はリョウの額にキスをした。
椅子から見上げるその顔はふくれたままだったが、泣いているよりはよほどいい。
妙に穏やかな気持ちでそう思いながら、腕を伸ばして首筋を撫でる。
「ぁぁん!そこ、弱いの……」
「知ってる」
そのまま背中の紐を結びなおし、エプロン越しに胸を揉む。
何度も味わった感触だったが、ごわごわした生地越しに触れるとまた違った味わいがあった。
「やだ、恥ずかしいよ、こんなの……」
きつく目を閉じながら、萌がいやいやするように首を振る。
「好きにしていいんじゃなかったのか?」
「も、もう!知らない!」
揚げ足を取って悪戯っぽく囁いてやると、萌は再び頬を膨らませた。
彼女はこういう仕草が一々可愛くて仕方がない。
「拗ねんなって……可愛い顔が台無しだぞ」
我慢できなくて、頬にキスをしてやる。
それだけで、目の前の少女は真っ赤になって黙り込んだ。
「それじゃ、そろそろいいか?」
「え?……うん」
一拍置いて言葉の意味を理解した萌が、俯くように首を縦に振る。
それを見てリョウは椅子に座ったままファスナーを降ろし、性器を露出させた。
そのまま萌の体を抱えあげ、腰を浮かせるようにする。

543:痛みの果てに 36
06/11/08 03:44:44 hAKBJlvX
「あ、下着……」
「いいさ、そのままで」
「えっ……あ、やぁぁん!」
リョウは萌を抱えなおすと、エプロンの下で履いたままになっていた下着を撫でた。
そこは既に汗とは違う、粘つく液体で湿っている。
指で引っ掛けるようにそこを覆う薄布をずらすと、狭間から蜜を滴らせる肉の花が覗く。
リョウはそのまま抱えた体を下ろし、硬く勃ち上がった肉棒を萌の秘所へ侵入させていった。
「ぁぁあ、あぁっ、あっ、いい、よぉ、ハセヲぉ……」
挿入の快楽に、萌が体を震わせる。
その声を聞きながら、リョウも小さく呻いた。
下着がこすれる感触に思わず射精してしまいそうな程の快感が走り、歯を食いしばってそれをやり過ごす。
「はぁ、はぁ、はぁっ……ね、ハセヲ、動いて……」
秘唇にペニスを根元まで咥え込んだ萌が、ねだるようにリョウを見下ろす。
その瞳は欲情で潤み、先ほどまでの羞恥の影はない。
「ああ」
その淫らな視線に、ハセヲは短い言葉で頷いた。
肉襞が絡みつき、下着が擦れる二重の快感はこれまでにないほど強烈で、もはや声を出すのも辛かった。
「あっ、あぁっ、んんっ、んっ、んっはぁっ、ああっ、ああっ!」
パンティの上はエプロンだけと言う特異なシチュエーションに萌もかなりの興奮を覚えていたらしく、
腰を軽く突き上げてやるだけで甘い喘ぎを挙げる。
耳元に響くその声が、エプロン越しに感じる肌の感触と共にリョウの欲情を煽る。
「あっぁ、あっ、いいよぉ、きもちいい、はせ、を……あっぁっ、あぁぁん!」
萌が不意に一際高い声を上げ、リョウの背中に爪を立てる。
それと同時に、肉棒を包んでいた肉襞が強く収縮する。
男の精を搾り取るようなその刺激に、リョウは今度こそ堪える事が出来なかった。
文字通り子宮を突くように腰を押し出し、亀頭から精子を吐き出す。
「んぁぁ、おなかの中、あったかぁい……」
女の悦楽に震える萌の声をどこか遠い気分で聞きながら、リョウはその胸にもたれかかった。
まだ薄い胸板は呼吸を整える為に小さく上下し、不規則に伝わるその振動が妙に心地よい。
「……下着、汚れちゃった」
呼吸が収まった頃、萌がおもむろに口を開いた。
その口調には、少し恨みがましい響きがある。
確かに体液で汚れた下着を履いたまま、と言うのは気持ちが悪いだろう。
脱ごうにもそこはまだリョウのペニスが差し込まれたままでそれも出来ない。
「どうせ泊まってくつもりなんだろ?もうちょっと、我慢してくれ」
そういってリョウは、萌を抱く手に力を込めた。

544:痛みの果てに 37
06/11/08 03:49:44 hAKBJlvX
このまま、もう一度。
しかし、萌はリョウの無言の要求に気づかず何故か目を丸くした。
「あたし……泊まってっていいの?」
「何言ってんだよ……何時もそうだろう?」
「え、そ、そうだけど……今日は何だかハセヲ、その……あたしと会うの、嫌そうだったから……」
萌の目元が、僅かに俯く。
確かに、今日は後ろめたさから萌によそよそしく接してしまっていた。
それは、彼女からすれば酷く悲しい事だろう。
不意に、自分が志乃と付き合ってい始めた頃の事が思い出される。
自分が志乃に本当に好かれているのか、不安で仕方がなかった。
萌もきっと、それと同じような感じなのだろう。
こんな形で志乃の事を思い出すと言うのは皮肉だったが……
「ごめんな、ちょっと色々あって。でも、それはお前とは関係ない。俺の個人的な問題だ」
少しだけ嘘を混ぜて、リョウは萌に語りかけた。彼女の気持ちが安らぐように、背中を撫でながら。
「だから、今日萌がきてくれて嬉しい。最近ずっと気持ちが荒んでたんだけど……それが楽になった」
「じゃあ、あたしはハセヲのそばにいて……いいの?」
「当たり前だろ」
リョウの答えに、萌が言葉を失った。
その様子を見上げながら、リョウは翳りを帯びた気持ちを抱いていた。
それを振り払うように、心の中で小さく呟く。
――これでいいんだ、と。
そう。これが最善、これが自分の正しい在り方。
自分がどんなに志乃を想っても、それは現実に何の影響も及ぼさないのだ。
三爪痕など、所詮ただの都市伝説に過ぎない。
それに踊らされていた自分の、何と滑稽で無様なことか。
志乃がもし目覚めたら―それは嬉しいことだし、他の女と関係を持った自分をどう思うかは
それこそ志乃自身が決めるしかないことだ。
今は、目の前のことだけ考えていればいい。
「それじゃ、もうこのままもう一回―いいか?」
「あっ……もう、ハセヲのエッチ……いいよ、もう……でも、今度返してもらうからね」
湧き上がる情動に従って腰を軽く突き上げると、萌もまだ快感の余韻が残っているらしく体を小さく震わせた。
口では何か言っているが、単なる照れ隠しなのは明白だった。
「ああ、今度ハーゲンダッツ奢ってやるよ。それじゃ、動くぞ」
華奢な体を再び抱え込むと、リョウは腰の抽挿を再開した。
「はぁぁぁ!はせ、を、はせをぉ……すき、だいすき……」
腰を突き上げる度に、萌が甘い嬌声を上げる。
どこか遠い気分でそれを聞きながら、リョウは全てを忘れようと肉欲の中へ溺れていった。



      .hack//Apocrypha EPISODE2:Halfboiled Devil B part is END.

545:パック ◆JuT3jsxZbo
06/11/08 03:50:55 hAKBJlvX
と言うわけで、やや唐突ですが長きに渡った黒歴史もこれでおしまいです。
ギャルゲー風に言えばタビーノーマルエンドと言う感じですか。
なら、志乃ハッピーやタビートゥルーは?って言うかアトリルートは?
あるかもしれませんし、ないかもしれません。
何はともあれ、スレを跨いで読んで下さっていた方、途中から読んで下さった方、ありがとうございました。
それでは、縁があったらいずれ。

546:名無しさん@ピンキー
06/11/08 04:34:34 2AG+EyYX
GJ!!!!
本当長い間お疲れさまでした!!
そしてまた会う時にはまた新しい物語を
期待しております

547:名無しさん@ピンキー
06/11/08 04:42:22 V0XVEyGf
>>540>>545
神々さん方GJ。
ここはいつも賑わっていて良いね。

>>541
ハセ志乃うpのやつもGJ。
最高ダタ。

548:名無しさん@ピンキー
06/11/08 04:47:19 capNdjN5
>パック氏
長い間お疲れさまでした!次回作も気が向かれましたら是非

>>540
望攻ktkr!グッジョブ

549:名無しさん@ピンキー
06/11/08 06:01:41 Ktv0y45y
>>541
ハセ志乃すっごいよかったっす!
読んでるうちに感動して涙が…(´;ω;`)ブワッ

神達よ…超GJ!!
みんな好きだー!!1!

550:名無しさん@ピンキー
06/11/08 10:45:40 hkN66P5y
>>417
今更だが死ね
氏ねじゃなくて死ね

551:がらす玉
06/11/08 11:01:56 ZFO4Vsf4
数日後。


「疾風双刃!」
「…夜叉車…」
「オルバクドーン!!」
今日も相変わらずこの三人でモンスターを狩っていた。エンデュランスは無事全快したようでいつも以上に活躍している。
その様子を恍惚の表情で見つめる朔。
特に変わった様子は見られない。朔の方も問題無いようだ。
「はぁ~…エン様ホンマにカッコええわぁ…」
全体的にSPが心許なくなってきたので、一旦後衛に下がって気魂香を使おうとした。するとこの呟きである。
因みに、前回の反省をふまえ、今回は朔にレベルを合わせている。

552:GORRE
06/11/08 11:18:41 jJQGWFsY
>>528の続き~。

「え…」
「……本当に、何でもするんだな…?」
ハセヲの声に、朔は思わず後ずさった。
「たまには、ガキってのも悪くはないよな……」
どんどん近づいてくる亮に、朔は壁に追い詰められてしまった。亮は壁に手を突くと、言った。
「……お前、あれだろ? 誘ってんだろ? 俺の事……」
「ウチ、そんなつもりは…」
亮の迫力に、朔は恐怖を覚えた。こんな亮の目は見たことがなかった。無理もない、PKK時代のハセヲの目になっているのだ。
「そんなつもり…? お前、今、自分で言ってたよな。何でもするって……」
「い、言うたけど…」
朔は何だかわからないが、逆らう事が出来ない様なプレッシャーを感じた。亮に見つめられると、体が竦んでしまうと言った方がいいだろう。
「じゃあ、問題ねえな」
亮は朔の腕をつかむと、そのままベッドまで突き飛ばした。
「ったあ~…何すんねん!」
「黙れ」
亮は朔の上に覆いかぶさった。
「ちょ、ハセヲ。退いてえなあ!」
朔は暴れて抵抗を試みた。が、小学生の女子と高校生の男子の力の差は歴然だ。亮は朔の両腕を押さえつけた。
「ちょ、放してえな、ハセヲ!」
「黙れって言ってんだろ……!」
「っ……!」
亮の声に、朔は何も言えなかった。
亮は朔の服に手をかけると、一気にスカートを脱がせた。
「やあああああああ! な、何しとんねん! ハセヲ!」
亮は朔の抗議を聞き入れず、下着に手をかけた。
「やあああああああああ!」

「……?」
望は物音で目を覚ました。
「あれ…おねえちゃん?」
部屋を見回し、望は朔がいない事に気づいた。隣を見ると、布団が捲れていた。
「? どこいったんだろう…」
望は朔を探しに部屋を出た。
「あ、そうだ。トイレに行っておこう」
朔同様、トイレの場所は亮から聞いていたので迷うことなく辿り着いた。その帰り、望は亮の部屋から物音がする事に気がついた。
「?」
望は何だろうと思い、亮の部屋を覗いて見る事にした。そこには、信じられないような光景が広がっていた。

とりあえずここまで~。続きは夜にでも~。

553:がらす玉
06/11/08 11:38:44 ZFO4Vsf4
>>551続き

よってハセヲとエンデュランスにとっては楽に勝てる敵しか出てこない。
「サボってんじゃねぇよ、朔。これ終わったら次はボス戦だぜ」
「…そないなことわかっとるわ! 一々うっさい男やなぁ!」
声をかければ速攻で噛み付いてくる。
(大丈夫そうだな…)
いつもと変わらないその対応に安堵すると、
「ったく、可愛くねぇな! 調子悪かった時はあんなに可愛かったのによ」
悪態に冗談めいたニュアンスを混ぜて言い返す。
「なッ!? かわいい………?」

554:がらす玉
06/11/08 11:45:31 ZFO4Vsf4
>>553続き

普段なら『うわッ、キショいわ!』等悪態が返ってくるのだが、今日に限って妙に反応が違う。
頬なんかうっすらと赤く染めて俯いている。
(…チッ…最近朔といるとすげー調子狂う…)
印象が徐々に変わってきているのだ。
朔は、いつも文句や悪態を言い合える同性の友達に近い存在だったのだが、今は朔の行動の端々に異性が顔を出し始めていて、微妙なやりづらさをハセヲは感じていた。
(あ~…クソ)
心の中で一言吐き捨てると、
「エンデュランス、朔! ボス戦だ、気合い入れていけよ!」
気持ちを切り替えるように言った。

555:がらす玉
06/11/08 12:10:42 ZFO4Vsf4
終わりだよ

数日ぶりだねぇ、じゃあ今日はこの辺で


また来るかもしれないけど

後かぶってごめんね

556:名無しさん@ピンキー
06/11/08 15:01:38 3vw9F1cI
>>545
ハセタビGJ&ハセ志乃UPありがとうございます

・・・別ルート期待しちゃっていいですか?(´・ω・`)

557:名無しさん@ピンキー
06/11/08 16:31:05 IENFeiAl
>パックネ申様、お疲れさまでした!全部読んでました!次回作、期待します!

558:名無しさん@ピンキー
06/11/08 18:11:20 2AG+EyYX
ハセ志乃どうやって見ればいいの?

559:名無しさん@ピンキー
06/11/08 18:48:36 4Sftp6SM
>>558
解凍しる

560:名無しさん@ピンキー
06/11/08 18:51:48 BoMNUTmD
パックさんオツカレです。
思えばパックさんが最初に書いたハセ志乃のお陰でここに通いつめてる俺がいるんだよ
だから、俺がわざわざ書く必要もないでしょう なんて・・・言わない

561:名無しさん@ピンキー
06/11/08 19:00:07 2AG+EyYX
それをどうしたらいいか解らんのだorz

562:名無しさん@ピンキー
06/11/08 19:02:13 6SznA4qh
>>561
ググったら解凍ソフトとか出てくるよ
あとは勉強しろ

563:名無しさん@ピンキー
06/11/08 19:02:23 YDnslecI
zipだぞ?ギャグでいってんのか?

564:名無しさん@ピンキー
06/11/08 19:07:08 2AG+EyYX
頭にh入れるの忘れた

ちょっと逝ってくる

565:名無しさん@ピンキー
06/11/08 19:16:28 4Sftp6SM
>>564
ちょwww
そこかよwwwww

566:名無しさん@ピンキー
06/11/08 19:29:39 6SznA4qh
>>564
なんだ解凍できねぇのかと思ったよ
よく考えればそんな初心者が2ちゃんなんか見てないよな

567:名無しさん@ピンキー
06/11/08 20:30:07 YDnslecI
>>564
そんなお前に専ブラおすすめ

568:名無しさん@ピンキー
06/11/08 20:36:01 2AG+EyYX
マジで皆すまんかったorz


569:名無しさん@ピンキー
06/11/08 21:18:09 1oBXKUK3
>>568
スマンと言うならSSかいて

570:名無しさん@ピンキー
06/11/08 22:16:22 ZAaPJ6Og
>>531

榊が非童貞だったらさすがに落ち込むわ

571:名無しさん@ピンキー
06/11/08 23:20:04 YDnslecI
榊くんに優しく手ほどきしてあげる松じゃなかったアトリ希望

572:名無しさん@ピンキー
06/11/08 23:34:00 IUVfgNft
>>570
でも、担任の先生に童貞斬られてますからっ、残念!
…鬱妄想だ、ちょっと腹切ってくるわ。

573:GORRE
06/11/09 01:26:36 SGePTAie
>>552のつづき~。
黒ハセヲ発動中~

「これだけ濡れれば、もう大丈夫だろ」
亮は朔の秘部から指を引き抜いた。
「ガキの癖に、こんないに濡れんだな、お前…」
「ちゃうもん、絶対ちゃうもん…」
朔はそんな事無いとでも言うかのように、首を振った。
「まあ、いいけどな…濡れてたほうがやりやすいんでな」
「へ?」
亮はギンギンに勃起した肉棒を朔の秘部に押し当てた。
「! ちょっ! 待ってえなぁハセヲ! ウチ初めてなんや!」
しかし、亮はそんな朔の言葉になんぞに耳を貸さず、そのまま肉棒を押し進めた。
「―っ! いた! 痛い! ちょ、痛いねんハセヲ!」
朔は激痛に襲われた。連結部分からは破瓜の証である血が滴っていた。
「きっつ…って、小学生だから仕方ねえか…」
朔の目には涙が浮かんでいた。恐らく破瓜の痛みによるものだろう。
「動くぞ」
「へ? ちょ、待ってぇ…今動かんといてぇ!」
亮は構わず腰を動かし始めた。
「んあ、ちょぉ待ってえ! まだ動かんといてぇ! 痛いんやあ!」
しかしそんな事、亮にはまったく持って関係ない。亮は構わず腰を動かし続けた。
「んあっ、んっ、ひあ…」
朔の顔は時々苦痛に歪んだが、口から漏れる声はそれをあまり感じさせなかった。
「んっ、くうっ…抜いてぇ…ひあ! んん!」
「抜いていいのか? お前、感じてんだろ? ぬるぬるだぜ」
「ふあ…ちゃう! 絶対ちゃう! んあ!」
朔は否定しようとした。が、そんなことを言ったところで、聞くような亮ではない。亮は腰を一度深く突き刺した。
「んあああ!」
ビクンと、朔の体が一度大きく仰け反った。
「やっ、はん、あっ…くう! ふあ」
朔の口から漏れているのは、もはや痛みを含んだ声ではなく、快楽を求める女のそれだった。
「生意気な口を利く割には、結構いい声で鳴くじゃないか、朔」
亮は少し腰の動きを早めた。
「くあああ! ちょ、そんな早くせんといてぇ! はんっ」
「お前みたいな生意気なガキは、一度きつくお灸を据えておかねえとな…」
亮は朔の膣内に出そうと決めた。
「そろそろ……イクぜ…」
「! ちょ、待ってぇ! 膣内は…膣内は駄目ええ!」
「いくぜ」
亮は腰の動きを早めると、深々と腰を打ちつけた。
「んあああああああああ!」
朔の願いもむなしく、亮は朔の膣内に大量の精を放出した。
「あっ…ふあ…そんな、膣内は駄目って言うたのに…ハセヲの馬鹿ぁ」
朔は荒い呼吸を何とか整えながら、亮に非難の目を向けた。
「ちっ、いちいちうるせえな。少し、黙れ」
亮はいったん肉棒を引き抜くと、朔の口にそれをねじ込んだ。
「んく!?」
「歯、立てんなよ」
そういうと、亮は腰を動かしはじめた。

よし、今日はここまで。

574:名無しさん@ピンキー
06/11/09 01:45:28 HlRckN+7
>>571



「榊さん………こうするんですよ。ホラ」

「アトリ!くっ!」

みたいな?

575:名無しさん@ピンキー
06/11/09 02:29:46 uDExTch0
(アトリ+タビー+揺光)×ハセヲの地獄絵図をお願いします

576:名無しさん@ピンキー
06/11/09 10:28:16 5RMAbsUJ
神々様GJです。これからも、頑張ってください。
>>355
クレクレな「かずき」で本当に申し訳ありませんが、もう一度、8と9のログをzipでうpしてもらえないでしょうか。
rarはあまり使ってなくて、少し不安で……。
どうかお願いします。

577:名無しさん@ピンキー
06/11/09 17:46:52 kEYgmJEP
>>576
『ククレな(えなり)かずき』と読んだ俺は、もう正月気分

578:がらす玉
06/11/09 19:27:57 ozok8S7w
>>551.>>553-554の続き

「せや…ハセヲにも伝えといたる」
タウンに戻り、エンデュランスと別れた後朔が思い出したように呟いた。
「ウチ近いうちに引っ越しすんねん」
「引っ越し?」
「親の都合。ようある理由やろ」
「ああ」
「しばらく『TheWorld』にはログインせぇへんからな」
一応言うといたるわ、と最後に付け足した朔。
エンデュランスにはもう抜かりなく通達してあるのだろう。
「落ち着いたらメールよこせよ、朔」
「しゃあないなぁ」
二言三言言葉を交わすと朔とも別れる。

579:がらす玉
06/11/09 19:35:02 ozok8S7w
一応、オリジナルの設定がちょっと入ってくるからそれの通達をするね


朔と望は母親の都合で都心に引っ越すことになる。
朔と望は双子の姉妹。朔はそのまま、望は『ノゾミ』と言う読みに変わる。
ハセヲもとい、亮はマンション暮し。
お隣りに朔と望が引っ越してくる。


と、このくらいかな

580:名無しさん@ピンキー
06/11/09 19:51:13 YIc052FL
保管庫欲しいな

581:名無しさん@ピンキー
06/11/09 20:07:01 EVnBg0JY
>>580
同意
ドラム漢さんの保管庫消えちゃったからな・・・・

582:名無しさん@ピンキー
06/11/09 22:43:44 ghDZTLdc
>がらす玉氏
乙乙!望がおにゃのこ設定か

583:名無しさん@ピンキー
06/11/09 22:52:55 dq/C1CQ1
パイオニアめ……

584:ハセヲ×志乃
06/11/09 23:04:09 6NURWbHR
522の続きいきまーす

「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「どうしたの?またわかんなくなった?」
ハァ。
もうかれこれ3時間この調子だよ。
そろそろ休憩したいんだけどな。
「・・・・・・・・・なあ。」
「なに?」
「そろそろ休憩しねぇ?」
志乃が時計を見ると
8:29
「・・・・・・・・・晩飯まだだし。」
「・・・・・・・・・・・・そだね。」
と、いうわけで
「さあ!!ハセヲこの中から一枚選んで!!」
「・・・・・・・・・これだっ!!」
晩飯をくじできめることにした。
選択肢
1俺が作る
2志乃が作る
3外食する
俺が選んだのは

2番

「あーあ。私が作るのか。」
「よっしゃ!!」
これで俺はしばらくのんびりできる。
にしても志乃の手料理か。
・・・・・・・少し楽しみ。
「あ、そういえばメールチェックしてねえ。」
ってなかんじでパソコンをつける。
アイコンの中からmail stationを選ぶ。
「特に重要メールは来てないな・・・・。」
そして目に浮かぶのが
the worldのアイコン
・・・・・・・・・久しぶりに言ってみるか。
俺はM2Dをかぶってログインした。

585:GORRE
06/11/10 01:19:39 UPBsTMCh
>>573の続き。

(ハセヲにいちゃん…なにを?)
ドアの隙間から部屋の中で行われている行為を見た望は、一体何が起こっているのか、それを理解するのに戸惑った。自分の目の前で、自分の知らないハセヲが朔に酷い事をしている。望はその事が信じられなかった。
(なんで、ハセヲにいちゃんがおねえちゃんにあんなことを…)
訳がわからない。ハセヲに懐いている望にとっては、亮、つまりハセヲがそんな事をするとは思えない。これは何かの間違いだ。そう思いたかった。だが、今、自分の目の前で繰り広げられている状況を見れば、そんな考えなど間違いであったと思えてしまう。
(ちがう、ハセヲにいちゃんはあんなことをするようなひとじゃない!)
望は自分の考えを打ち消すかのように、首をふった。
(ハセヲにいちゃん…)
望はハセヲを完全に信じきっていた。

「くっ…!」
「んぐ、ふああああ!」
亮は絶頂に達すると同時に、朔の口から肉棒を引き抜いた。その瞬間、朔の顔に勢いよく精が振りかかった。
ガタッ!
亮は廊下での物音に気づいた。
(いけない!)
思わず立ててしまった音に、望はしまったと思った。どうしようかと思っていたその時である。部屋のドアが開いた。
望は恐る恐る見上げてみた。そこには、亮が立っていた。
「ハセヲにいちゃん?」
亮は何も言わずに望の腕をつかむと、そのまま部屋に望を部屋に無理やり引き込んだ。
「望!」
驚いたような智香の声が聞こえた。
「揺光姉ちゃん」
望はそのとき初めて、智香の存在に気づいた。
「おい望、そこで見てろよ。お前の姉貴が犯されるのを」
それだけ言うと、亮はベッドに戻った。
「朔、望に見てもらおうぜ。お前が俺に犯される姿をよ」
亮は望に見えるようにベッドに腰掛けると、朔を持ち上げた。
「ちょ、いやや! 放してぇ!」
亮は耳を貸さず、朔の足を望に見えるように広げた。
「――っ!」
自らの秘部を晒され、朔は羞恥の心でいっぱいだった。
「ほら、望、よく見えるだろ?」
「ちょお! ハセヲの馬鹿ぁ! 何しとんねんワレ!」
「何だよ、まだ元気じゃねえか。じゃあ、ちょっと黙らせるか」
亮は朔の秘部に肉棒を押し込んだ。
「いややあ! 望もおんねんで! 何考えとるんや~~~!」
「だから、見てもらうんだよ。お前の犯される姿をな」
「なっ!」
亮はとりあえず朔に分からせる為に、その腰を動かし始めた。
「んはっ、くう、ひあん!」
「おねえちゃん…」
「望ぉ、いややあ、見んといてぇ…ふあ」
「望、よく見とけよ。これが犯されているお前の姉貴の姿だ」
亮は少し腰を強く動かした。
「はっ、ふあ、んっ、あふ…んあ!」
何だかわからないが、望の心の中に、何かへんな気持ちが生まれた。それは犯されている朔の姿を見ると、徐々に大きくなっていった。
「ひう、んはっ、はっ、くう、はく、んん」
朔の口からは快楽を求める女の声が漏れ、唾液は舌の先から垂れ流しになっていた。
「望、お前も朔にして貰えよ」
亮は望を手招きした。望はベッドのもとにやってきた。亮は後ろに下がり、望にスペースを空けてやった。

586:GORRE
06/11/10 01:23:38 UPBsTMCh
とりあえず、ここまでで。以下、次回。

まあ、ハセヲ×朔望ですから…ね。智香もいるし。

587:名無しさん@ピンキー
06/11/10 06:59:18 cpiHLk94
>>586
お待ちしてます(*´Д`*)

588:がらす玉
06/11/10 19:07:03 VBwbaslL
ちょっと聞きたいんだけどさ、朔と望で3Pとか需要あるかな?
望は前述したとおり女の子だよ

589:名無しさん@ピンキー
06/11/10 19:54:33 CiQSyqLu
是非頼む

590:名無しさん@ピンキー
06/11/10 21:49:49 fbpWeveo
是非、是非頼みます!

591:がらす玉
06/11/10 23:15:35 VBwbaslL
わかったよ

需要があるみたいだからそれにするね

稚拙な文章構成だけは勘弁してもらわなきゃならないけど

592:GORRE
06/11/11 01:12:17 M/ZuVMzc
>>585の続き。

「朔、望にもしてやれよ」
亮は朔を四つん這いにした。朔は亮に言われるがままに、望のズボンに手をかけ、チャックを下ろした。
「! お、おねえちゃん!?」
いきなりチャックを下ろされ、望は何事かと思った。
「ほお、立派に勃起してんじゃねえか。その年にしてはまあまあだな」
亮の言ったとおり、亮の物とは差があるものの、勃起した男根がそこにはあった。
「朔、咥えてやれよ。やり方、知ってんだろ」
「え?」
望が呆気に取られている間に、朔は亮に言われたとおり、望の肉棒を咥え込んだ。
「お、おねえちゃん!?」
「ん、んぷ、んん」
望は訳が分からず頭が混乱した。朔がいま自分に何をしてるのか、理解できなかった。
「んじゃ、こっちも続きをするか」
亮は再び腰を動かし始めた。
「んん―っ、んん! んぷ、んく、んむ!」
亮が腰を動かすたび、朔はガクガクと震える体を何とか支えながら、望の肉棒を咥えていた。
「どうだ? 望。気持ちいいだろ?」
亮の問いは望には聞こえていないようだった。望は押し寄せてくる快楽に、息が荒くなっていた。
「んっ、んう、うぷ、んん!」
「お、おねえちゃん…ボク、なんか…変だよぉ…」
望は何だか訳がわからないが、押し寄せてくる快感に耐えようとしていた。その様子を見た亮は、そろそろ望が絶頂に近づいている事を確信した。
「望が苦しそうだから、楽にしてやろうぜ、朔…」
亮はそういうと、腰を動かすのを早くした。
「ん―っ、んん! んむ―っ、んく、んぷ、んう!」
「はあ…はあ…おねえちゃん…」
もはや朔も絶頂が近かった。その証拠に、先ほどから朔は小さい痙攣を繰り返している。
「そろそろ、出すぜ。朔」
亮は朔に深く腰を打ちつけ、精を朔の膣内に放出した。
「お、おねえちゃん。ボク…あああああ!」
「んん! んん――――っ!」
亮とほぼ同時に、望は朔の口の中に精を放った。
「あふ…はあぁぁぁ…」
望は朔の口から、肉棒を抜き取った。初めての射精を体験した望は、しばらくその余韻に浸っていた。
「はあ…あふ…はあ…」
度重なる絶頂で、朔の体は痙攣が止まらなかった。それを見た亮は朔をしばらく休ませる事にした。
「朔はしばらく駄目だな…となると次は…」
亮は次の標的をどちらにしようか、望と智香を交互に見比べた。そして、決めた。
それは――…

と、あえてここで終わらせてみたりする。
皆ならどっちにするんだろう…

593:名無しさん@ピンキー
06/11/11 01:22:28 6FBiMS3b
ここは望にお手本を見せてあげてだな…

594:名無しさん@ピンキー
06/11/11 01:37:06 AFxyf6id
その後3Pということか・・・

595:名無しさん@ピンキー
06/11/11 01:56:48 CD6ZqRla
取りあえず智香もいぢってほしい!

596:名無しさん@ピンキー
06/11/11 02:12:03 hgqK0iSc
榊×アトリマダー?

597:名無しさん@ピンキー
06/11/11 02:12:56 hgqK0iSc
ごめ…あげてもたorz

598:名無しさん@ピンキー
06/11/11 02:17:49 oikDM76b
>>592
GJ!イヤー鬼畜ですねー。

けどなぜに望と智香で迷うw
男なら迷っちゃ駄目だろ。


……もちろん望で。もしくは3P。

599:名無しさん@ピンキー
06/11/11 03:21:01 M1DO4erI
>>592
この方の文章を見てて常々思う事は

エン様は?

ってことなんだが、それはもう既に流れ去った話題ですかそうですか


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch