.hackのエロパロ vol.10at EROPARO
.hackのエロパロ vol.10 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
06/10/18 00:00:59 /LnW1GB5
2ゲットならなんか書く

3:名無しさん@ピンキー
06/10/18 00:03:00 G20pz/Jy
>>2
2ゲットおめ
ハセヲ×アトリを所望する

4:名無しさん@ピンキー
06/10/18 00:04:02 z5gEHaYw
>>2
あえて亮×千草で

5:名無しさん@ピンキー
06/10/18 00:08:30 WBxYVvkJ
なにはともあれ>>1

6:名無しさん@ピンキー
06/10/18 00:10:48 +fUjUdFh
>>1
乙!

>>2
朔×エン様か亮×智香を希望しとく

7:名無しさん@ピンキー
06/10/18 00:26:30 6FBxR/6c
>>2
亮×千草×智香よろ

8:名無しさん@ピンキー
06/10/18 00:35:54 EQfEAg9v
>>1
乙。
俺も、亮×智香を希望かな。

9:名無しさん@ピンキー
06/10/18 00:40:27 ncpaEd9c
保管庫ないかなぁ

10:名無しさん@ピンキー
06/10/18 00:50:41 6FBxR/6c
旧まとめって鯖が工事してんのか管理人さんが工事してんのかどっち?

11:揺光モノ「光の中に咲き誇る花」 ハセヲ?編3
06/10/18 00:58:26 pa3KOd5n
前スレ>>942の続き 一応此方にも投稿

「知ってんだな。 なら、話は早い」

ハセヲはそう言うと、組んでいた腕を下ろして小さく笑った。
ハセヲは何か、あの黒い点について知っているのだろうか。

「なぁ、ハセヲ………あんたとエンデュランスとの試合の時も、昨日天狼に会った時も、その『黒い斑点』が見えたんだ。
 あれは一体、何なの………?」

『黒い斑点』。 ハセヲが言うに、『この世界のどこにも存在していない、しかし確実にここに在るもの』。
気になる。 存在していないけど確実に在るものって、一体どういうことだろ?
まあでも、何となくは分かる。
アレは、普通の『The World』には存在し得ないものだって事は………。

「………あの黒い斑点は、『AIDA』と称されるモノだ。
 お前も察してる通り、この世界には存在し得ない、仕様外の存在。
 アレは、プレイヤーに様々な影響を与える謎の現象なんだ」
淡々と話す、ハセヲ。
どうやらあの黒点――"AIDA"は、プレイヤーに様々な影響を与えるらしい。
………様々な、影響? もしかして、天狼の異変とか、アタシが『The World』の中に意識を引き込まれたことも、やっぱりアレが原因………?

「あの黒点………"AIDA"は、今凄まじい勢いでPCからPCへと感染して行っているらしい。
 ほら、この前サーバー閉じ込め事件があっただろ? あの時以来、『感染者』は増え続けてる。
 そして、"AIDA"本体や『感染者』にPKされたプレイヤーは、未帰還者………リアルで意識不明に陥る可能性がある」
「何だって!?」
BBSや巷で噂に噂を呼んでいる『未帰還者』。
まさかそれを生み出す原因が、その"AIDA"だったとは。
だとしたら、それに取り憑かれたような風だった天狼が危ない。
確かに昨日、アタシは見た。 アタシを陵辱している天狼の背後に揺らめいていた、黒い斑点を………

「………ハセヲ、実は天狼が、その"AIDA"に取り憑かれているかもしれないんだ!
 こうしちゃ居られない………早く天狼を助けなきゃ………!!」

ハセヲの言う事が真実だとしたら、あれだけ沢山の黒点に憑かれていた天狼は、かなり危険な感じだった。
何とかして天狼から"AIDA"を分離しなければならない。
………どうやればいいのか、分からないけど。
でも分かる分からない以前に、まずは天狼と面と向かって話し合うしかない。
ちゃんと天狼についてる"AIDA"の事を説明して、その上で………CC社にメールしよう。
管理者ならば、こういった事情に対してもきちんと対処してくれるはずだ。
でもハセヲが発した答えは、予想だにして居なかった一言だった。

「………"AIDA"の能力ってのは、PCをキルして未帰還者にするだけじゃないんだぜ。
 分かりやすく"AIDA"の『力』に関して説明してやるよ………」

          "身を持って、な"

「―――!?」

瞬間。
ハセヲの右肩から、無数の黒い"手"が伸びる。
凄まじいスピード。 避けるどころか、視認することすら出来なかった。
一瞬にして、アタシはその黒い手によって両手の自由を奪われてしまった。
何が何だか分からない。 恐る恐る、ハセヲの顔を見る。
表情は良く分からなかった。 だって、ハセヲのPCを、画面を埋めつくすほどの"AIDA"が、覆い隠していたから。

次回は明日………次から、ちょっと展開を変えてみよう(´・ω・`)
コレの次くらいにリアル編かな………

12:名無しさん@ピンキー
06/10/18 01:04:30 Oex5SVz8
前スレで朔を陵辱したから、次はドッペルゲンガー×望(陵辱)で行こうかと…なんか見たいって人がいたし。
さて、どうするかな。とりあえず考えときます。


13:名無しさん@ピンキー
06/10/18 01:14:16 +fUjUdFh
>>11
キタ━━(゚∀゚)━━!!GJ
ハセヲがAIDAに感染してるってのも面白いな

14:名無しさん@ピンキー
06/10/18 03:37:50 Lw/+GnZ+
おまいら乙
前スレの亮×千草中編投下

15:名無しさん@ピンキー
06/10/18 03:38:53 Lw/+GnZ+

「ホントに大丈夫なのかよ」
「ちょっと掠っただけだし……絆創膏で十分です」
「ならいいけど……」

ソファーに座り、ようやく千草が落ち着いた。
念のために傷薬をドラッグストアで買って来ようか、と提案したものの
千草はこういう時のために救急セットを荷物に入れておいたらしく、結局……絆創膏1枚で済んだ。

「この傷、まだ痛いのか」
「痛くはないです……でも見てて気持ちのいいものでも、ありません……」

千草の左手をとってリスカ痕を視る。
包帯が外された真っ白な左腕に、明らかにコントラストの違った異なる数本の傷痕があるのが分かる。
本当なら俺に一番見せたくないだろうに、少し戸惑いながらも千草は何の抵抗もなく見せてくれた。
この傷1つを刻む度コイツは何を思ったのだろう。傷が完全に消えることはあるのか?
ならコイツは後何年、この傷と向き合って生きていくことになるんだろうか。

「……ありがとな」
「……え?」
「見せたくなかったんだろ」
「……」

今まで、別に見せてくれと頼んだワケじゃない。
でも気になってはいたんだ、千草の左手首の包帯は……コイツは笑いながらリスカ痕がある、と平然としていたけど。

「やっぱり……こんな傷のある女の子、嫌ですよね……」
「……」
「私怖いんです。今が幸せ過ぎて怖い!
 亮クンと一緒に居られて、すごく嬉しくて、でもいつも『嫌われたらどうしよう』とか考えてる!」
「……」
「不安で押し潰されそうになる……亮クンが優しくしてくれる度に、怖くなるんです!」

コイツは……腹の底から他人を信じるコトができねぇんだ。
もしかしたら裏切られるかも、とか嫌われるかも、って強迫観念がいつも付きまとって。
だから誰かに優しくすることで、そういうの全部を紛らわそうとしてた。
でもやっぱりそんな器用なコトができるワケもなく、憑神の暴走まで招いちまった。
千草は……誰かが愛して、繋ぎとめてやらないとダメなのかもしれない。
でないとまたすぐに自分の世界に閉じこもっちまいそうで。

「優しさ」
「えっ……」
「イ(にんべん)に憂うって書くだろ?
 辛かったり悲しい思いをしてる奴の傍に居てやるのが、優しさって言うんじゃねぇのか」
「……私には、ハセヲさんの傍に居る資格……ありません」 
「資格とかそんなの関係ねぇだろうが!
 俺がどんなに酷ぇコト言っても、お前はそれでも傍に居てくれたじゃねぇか!
 俺は……それが本当は嬉しかった! 嬉しかったんだ!」

いつも、いつも、能天気な声で「ハセヲさん!」って。
お前の声が聞こえると「あぁ、またコイツか」って思ったりもしたけど。
だけど、いつの間にかお前の声を聞かない日がないのが当たり前になってて。
アトリと……千草と一緒に居る時間がいつの間にか好きになってた。
それに伴って、アトリも……好きになって行く自分に気づいた。……気づくの、遅かったけどな。


16:名無しさん@ピンキー
06/10/18 03:40:03 Lw/+GnZ+

「お前の心が視えた時、誰かがコイツを守ってやらなくちゃダメだって気づいた!」
「……!」
「千草の傍に居てやりたい」
「でっ、でもっ、私、私は……!」
「ゲームじゃなくて、直接会ってお前に触れてみたかった。
 お前が家に通いたい、って言ってくれた時だって……ホントは俺……」

嫌な気分じゃなかった。コイツとの距離がグッと縮まった気がして嬉しくて。
内心、俺に気があるんじゃないかとかも考えたりした。でも俺もコイツと同じで、それを聞くのが怖かった。
聞いてしまったら今まで築いたものが壊れてしまうのが嫌で、知らないうちに臆病になって……。
けどな、もう逃げねぇよ。

「千草」
「はっ、はい……!」
「俺は、お前の傍に居たい。本心からだ」
「えっ……えっ?」
「好きになってくれ、とまでは言わねぇよ。
 ただ傍に居れるだけでいい……嫌になったら、それはそれで構わない。
 お前の迷惑にならない範囲でよければ……ずっと居てやりたい。それじゃ、ダメか……?」

今までアトリは俺の傍に居てくれた。
なら今度は……俺が傍に居てやる番だ。

「……嫌か?」
「いいえ……いいえ! わっ、私、誰かにそんなコト言われたの、は、初めてで……!」

そりゃそうだ、俺だって初めてだっての。
クソ、自分でもかなり恥ずいな、今のは。

「ほ、本当に……私で、いいんですか……?」
「お前じゃなきゃ嫌だ。千草じゃなきゃ……ダメなんだ」
「えっと、それじゃあ……傍に、居てください……い、いえっ! ……居て、くれますか?」
「あぁ。ずっと、千草の傍にいる」
「あ……」

アリーナで初めてのバトルに勝った時、お前は俺に抱きついて来たよな。
今度は逆。俺がお前を抱くよ。お前がどっかに行っちまわないように。
もう傷つかなくていいように。

「千草……」
「あっ……!」

千草の左腕を口元まで持って来て、俺はリスカ痕を舐めた。
コイツに汚い所なんてない、それを証明したかったから。
だから血の匂いとか包帯の匂いとか全く気にはならなくて、ただ千草の味しか舌には残らない。

「んっ……はっ……やぁ……っ!」

俺に手首を舐められたり吸われたりする度に千草が身悶える。
身をよじって身体を密着させて来るのは故意なのか本意なのかは分からない。
まだキスもしていないと言うのに何やってんだ俺、とも思うがもう止められる自信はなかった。


17:名無しさん@ピンキー
06/10/18 03:41:37 Lw/+GnZ+

「触っていいか?」
「は、はい」

リスカ痕を舐め終わった後、今まで触れるのを躊躇っていた千草の身体に触れてみる。
後ろから抱きしめてたから千草がどんな表情をするのか、
それが見れないのが少し残念と言えば残念だが、横顔を見る限り真っ赤になってるのは間違いねぇ。
これからどんな反応をするのか、色んな意味で楽しみだった。

「やっぱ細いな」
「りょ、亮クン……くすぐったいです……」

背中から腰あたりを撫でてみた。
間近で見るとやっぱり千草の身体は細く、ウエストは予想通り俺が腕を回して抱いても余裕がある。
腰のあたりの横腹を手でプニプニと掴むと、千草が少し困った様な笑い声を出すのが面白い。

「そ、そこは……くすぐった……ひゃんっ!」

自分以外の人間が触ると、どうしてもくすぐったい場所ってあるんだな、やっぱ。
とまぁ腰はこれくらいでいいだろ、次は……胸か。

「あ、あの、ハセ……亮クン」
「どした?」
「その……私、小さいから……」
「揉めば大きくなるんじゃね?」
「も、揉むって……きゃっ!?」

千草が言い終わる前に素早く服の上から両胸を掴む。
俺の手にすっぽり収まる、いわゆる手の平サイズというか月並みの大きさだ。
こりゃ下着のサイズもAAとかその辺だろうな……。

「ん、けど結構コレはコレで……」
「あぅ……んっ……!」
「痛いのか?」
「だ、だって、亮クンの手、すごい、いやらしくて……!」
「なら止める?」
「あ、そうじゃなくて……つ、続けても、いいです……」

いやらしい手とは失敬な奴め。
それでもここまで甘えた声を出す千草の姿は貴重かもしれない。
揉む速さや指の圧力の強弱を変えたりすると、よりその反応が顕著になってくる。
しかし困ったことに、千草が切なげな声を絞り出す毎に俺自身も硬度を増してくるっつーか何つーか……。

「……! 亮クン、わ、私のお尻に、何か……」
「わーってる、それ以上言うな」

胸への愛撫を続ける間、どんどん硬度を増していく。
つまりは俺にも千草に「いやらしいことをしている」という自覚があるってこった。
少し余裕が出てくると、今度は片一方の腕を太ももに伸ばしてみる。
千草はいつもミニスカートを好んで穿くので、好都合だった。

「すべすべしてんだな」
「はっ……うぅ……!」

太ももの肉を掴んで揉むと、案の定千草が甘い声を漏らす。
上半身と違って、下半身も感じやすいらしい。そのままずっと太ももの感触を味わうのも良かった。
でもそれだけじゃ俺も千草もつまんないだろ?
そっと腿から指先を徐々にスカートの内側へと動かして触れてみると、指の先端で湿り気を感じる。
思わず手を引いてみると、指先からつぅっと糸が引くのが見えた……えーっと、これは……。


18:名無しさん@ピンキー
06/10/18 03:43:03 Lw/+GnZ+

「千草……濡れてる」
「……!」
「すげ……糸引いてるし。触られただけでこんなになるのか?」
「恥ずかしいです……」

下着を外すと、それがよく分かる。
千草の気持ちも考えて直接局部は見ないようにしてみたけど、
いざ直接指で触ってみると熱い淫水が指先にトロトロ流れて汁まみれになるくらいに。
スカートは穿いたままだが、もうそれも飛散した愛液に彩られていた。

「い、いつもこんなに出る、のか? 多くね?」
「違いますっ! 亮クンが触ったから……た、多分……」

これで益々千草は正面を向いてくれなくなった。
俺が引き抜いた指に付いてた自分の愛液を見て、それなりにショックだったらしい。
千草的には、自分がやらしいとかそー言う自覚はねぇんだろうな……初めてっぽいし。

「なぁ千草。週何回くらい自分でヤってたんだ?」
「ヤ、ヤってませんっ! そ、その……たまに、程度……です」
「……」
「そんなコトよりっ! 亮クンはいつからこんなエッチなコトを覚えたんですかっ!
 女の子の身体に興味があるのは仕方ないですけど、こ、こんなコトやってたら……ば、馬鹿になっちゃいますよ!」
「なりゃいいじゃん。一緒に馬鹿に」

実際、千草の身体を触ることで俺もかなり昂ぶってる。
コイツの中で思いっきり出したいとか普通に考えちまう辺り、まさしく馬鹿だ。
10代でセックスを覚えると馬鹿になるって誰かが言ってたよな、そーいや。

「俺が傍に居ると、たまにこういうコトしたくなるから注意しとけ」
「う~……ハセヲさんって、エッチだったんですね……私も、ちょっと……ですけど……」
「他の女にゃ興味ねぇよ」
「あ……」

濡れて無い方の手で頭を撫でてやった。千草は何故か頭を撫でて褒めてやると機嫌が良くなる。
誰かに認められたい、褒められたいって意識の現われなんだろうけどな。

「俺は、お前のもんだ」
「……はい」

機嫌が治ったらしい。
拗ねて横顔ばかり見せていたのに、やっと千草が正面を向いて身体を預けてくれた。
前髪が揺れて、千草の顔が近づいてくる。目をぱちくりさせながら、やがて瞳を閉じるこの一連の動作。
……今考えると、キスより先に色んなコトしちまったという罪悪感がないワケでもない。

「……んっ」
「ん……ぅ……んっ……!」

意外にも千草の方が積極的だった。唇を重ねるだけじゃ飽き足らず、貪欲に吸ったり舌を絡めてきたり。
決して上手いとは言えないと思うが、今までの俺達の関係じゃ有り得ない程に情熱的なキスだったと思う。

「……はふぅ」
「……本当に初めてか?」
「は、初めてですよぅ! 私の初めては……全部、亮クンにあげるって……決めてましたし……」


19:名無しさん@ピンキー
06/10/18 03:44:12 Lw/+GnZ+
新スレ乙? キミキス? 何のことです?
おやすみおまいら


20:名無しさん@ピンキー
06/10/18 04:21:47 LfqICTRy
>>19
GJとしか言いようがないな…
てか最初のほうのやり取りが、熱いというか亮かっこよすぎて堪らんかったグッジョォオオブ!!!

21:名無しさん@ピンキー
06/10/18 08:28:03 +XkejQkm
前フリがナイスでした。
本文も興奮した!まさにGJ!

22:名無しさん@ピンキー
06/10/18 10:56:09 Oex5SVz8
注:この作品の作品に登場するドッペルゲンガーは、作品の都合上、朔では無くハセヲになっていますがご了承下さい。
  なお、望陵辱ものですので、かなり注意してください。

「お姉ちゃん?」
その日、朔は珍しく寝落ちをしてしまっていた。
「しょうがないなあ」
望は、朔をベッドに寝かせると付けたままになっているH2Dを取り外した。
自室に戻った望は、H2Dを装着した。
「そういえば、お姉ちゃんは今日はハセヲ兄ちゃんとパーティー組んでたみたいだけど、まだいるかな」
朔から望へ。ログインをした。
このとき、望は予想だにしてはいなかっただろう。朔がかつて経験した様な悪夢を体験することになろうとは。
ログインした望は、ハセヲを探していた。
「いないなあ…フィールドに行ったのかな?」
望はショップで装備を整えると、ハセヲを探しにフィールドへ向かった。

とりあえず冒頭だけでも。続きはまた後で。

23:名無しさん@ピンキー
06/10/18 13:39:09 9U4xTs4b
>>19
GJGJGJ

最近キョッキョッアトリしか見てないから新鮮だw

24:名無しさん@ピンキー
06/10/18 14:38:49 mE8KXtat
>>19
超GJ!!
本当にGJとしか言いようがないな
亮格好良すぎ

25:名無しさん@ピンキー
06/10/18 15:13:50 7FMAdnT4
>>22
望モノktkr
期待

26:名無しさん@ピンキー
06/10/18 16:19:09 +fUjUdFh
>>22
ドッペルハセヲ×望ってことか?wktkwktk

27:揺光モノ「光の中に咲き誇る花」 ハセヲ?編4
06/10/18 17:01:13 pa3KOd5n
>>11の続き
「な、何なんだよこれ、ハセヲ!」
アタシの両手を拘束する、謎の黒点。  目の前のハセヲを覆いつくす、夥しい"AIDA"。
もはやハセヲの存在すら視認出来なくなった黒い霧から、第二波が飛び出してくる。
今度は、二・三本の黒い手。
でも、アタシの細い両足を拘束するには、十分だった。
がっちりと固定された両足。  アタシはバランスを崩して、草原フィールドの地面に倒れこんだ。
―――そして、気づいた。
(………またアタシ、直接『このせかい』を見てる………!!)
昨日の天狼の時と同じ。 意識が、『The World』の中に取り込まれている。
感覚が、PCとシンクロする。 視界も、思考も。
倒れこんだ草の臭いすら感じる。 ――ゲームだと言うのに。
「………『この世界』に居る、気分はどうだ?」

"AIDA"に覆いつくされ、黒い霧がかかった向こうから、ハセヲの声が聞こえた。
恐ろしく冷たく、悪意に満ちた声。
その声を聞いて、アタシは恐怖した。 この世のものとは思えない、深い憎悪に満ちた声――
「……弱いってのは、罪なモンだな」
「……弱、い?」
今度は、嘲笑うかのような声。 怖い。 感情の起伏に富んだ言葉の中に潜む、ハセヲの確かな悪意が。
「揺光、てめぇは弱ぇからそんなザマになんだよ。 トーナメントの時もそうだ。 俺に手も足も出無かったよなぁ」
姿の見えないハセヲは、執拗にアタシを言葉で攻め立てる。
「おまけに、俺の前にエンデュランスにも負けやがった。 そして今日も、こんな"AIDA"相手にコレだ。 弱ぇお前じゃ、天狼を――てめぇが大切に思う奴を救う事なんざ、出来ねぇんだよ!」
「………アタシは、弱い?」
弱い。 弱い。 弱い。 アタシは、弱い。
エンデュランスにもハセヲにもAIDAにも、いつもこんなざま。
そんなアタシが天狼を救おうだなんて、そもそも、夢物語、だったの?
頬を、涙が伝う。
もはや、拘束された両手両足を動かそうとする精神力も無い。
ただ、自分の無力感に打ちひしがれながら、涙を流すことしか出来なかった。
「ち、違う、アタシは………ひっく、アタシなりに精一杯、天狼を………」
泣きながら、ハセヲに訴えかけるアタシ。 でもハセヲはそんなアタシの言葉を、
「泣きながら何ふいてやがる。 自分がいかに無力な存在かって事、ようやく分かったか? お前みたいなヤツは何も言わず、人形のようにただ男の言う事に従ってりゃいいんだよ」
「……人、形」
一蹴した。 それに、アタシの事を人形、だって。
でも、確かにそうかもしれない。 これまで、そう感じた事は無かったけれど。
昨日の天狼の時も、この状況も、無力なアタシは只の人形だ。 抵抗も何も、手足すら動かせない、只の糸の切れた操り人形。
「気持ちだけじゃ人は救えねぇ。 そして、自分じゃ人を救えねぇって分かった奴は、救う力のある強ぇヤツに尻尾振るしかねぇんだよ。 それこそ、人形みてぇにな」
淡々とアタシを責め続けるハセヲ。 でも、全て正論すぎて反論出来ない。
―天狼を助ける方法なんて何も分からないし、この状況から逃れることも出来ないのだから。
「分かったか? ……お前は、こうしてるのが一番なんだよ。 黙って俺に従って、奉仕してりゃ、天狼なんざすぐ助けてやるよ」
"AIDA"で包まれた空間から出てくる、ハセヲ。
目は赤黒く、体全身を無数の黒点で覆っている。 まるで、死神。
でもアタシはもう、それを直視することも、顔を上げることも出来なかった。
人形だから。 不思議な魔力を持ったハセヲの言葉には、逆らえない。
手足を拘束され、草原に転がっているアタシを見下ろし、彼はアタシのすぐ側まで来た。
「……大分、"イッ"たようだなぁ? ほら、さっさと上体起こせよ」
薄く笑い、仁王立ちするハセヲ。
彼の言葉を受けて、アタシは塞がれた両手をうまく地面に付きながら上体を起こす。
「……はい、はせをさま」
……何も考えられなくて、無意識にそう、返事をしながら。
それに気を良くしたのか、ハセヲは更に唇の右端を吊り上げる。
「………良く言えたな、揺光。 ご褒美に、コレをやるよ」
そう言って、アタシの頭に『何か』を装着させる。
カチューシャだか何だか分からない、妙な感覚。
「やっぱ、まず基本はこいつだな」
ハセヲがアタシの頭に装着したのは、そう言う方面では標準装備なのかは知らないが、いわゆる――『ネコミミ』と言う奴だった。

続きは夜or明日………

28:名無しさん@ピンキー
06/10/18 18:20:48 ncpaEd9c
(゚д゚;)…

29:名無しさん@ピンキー
06/10/18 18:29:06 z5gEHaYw
>>19
ずっと待ってたぜ・・・ホントGJだ(´;ω;`)ブワッ

>>27
ハセヲこえぇwwwwGJ!

30:名無しさん@ピンキー
06/10/18 18:52:06 PUVB4gGA
ほんとにハセヲがこええ。

何が怖いって真顔でネコミミを取り出すところが。
さすが真顔でスリーサイズを聞く男。

31:名無しさん@ピンキー
06/10/18 18:56:17 9U4xTs4b
>>27
GJ
最後の行で吹いたw

32:名無しさん@ピンキー
06/10/18 22:50:56 +XkejQkm
ゴメン、ハセヲ黒いのにお茶目すぎて笑っちまったwwwww

33:名無しさん@ピンキー
06/10/18 23:28:41 CGURcUj0
えっと……ギャグもの?
なぜにネコミミを普通に取り出すかな。

34:名無しさん@ピンキー
06/10/18 23:46:21 zq5KXeOm
Xthフォームハセヲが女の子にしか見えないんだが、女の子ハセヲはこのスレ的にどう?
前は女の子カイトがあったけど。

35:名無しさん@ピンキー
06/10/18 23:53:27 yyuBXuS1
>>19
次スレになるのを首を長くして待ってました 
すごく・・・GJです
このカプが一番好きだ-

36:風と木の名無しさん
06/10/18 23:58:42 ukUlj19q
>>34
おにゃのこハセヲキボンキボン
ハセヲスレがお祭り騒ぎです

37:名無しさん@ピンキー
06/10/19 00:44:16 WNxGnJKs
>>34
もしハセヲ女体化をやるなら出来れば別スレを立てて
そっちでやって欲しいんだが…
ここの住民は女子が多いようだが
女体化やウホが苦手な奴もいるんだよ

38:名無しさん@ピンキー
06/10/19 01:27:12 zFejpSio
望の続き行きま~す。
注:ドッペルハセヲは2ndフォームです。

フィールドにやってきた望は早速ハセヲを探し始めた。
「さっきまでお姉ちゃん、このフィールドにいたんだよね。だとしたら多分、まだハセヲ兄ちゃんもいるはず」
一人ごちながら、望はフィールドをあちこち歩き回っていた。
「いないなぁ…帰っちゃったのかな。ハセヲ兄ちゃん…」
もういないのなら捜すのを止めて、ルートタウンに引き返せそうかと考えていた望の前に、人影が現れた。
「あ」
その影はハセヲの姿をしていた。
「ハセヲ兄ちゃん!」
望は、そのハセヲがドッペルゲンガーとは知らずに近づいて行った。
「ハセヲ兄ちゃん、やっと見つけた。僕、捜してたんだ」
だが、ドッペルゲンガーだとは知らない望はハセヲだと思い込んでいた。
「? ハセヲ兄ちゃん、どうしたの?」
望は何の反応も示さないハセヲ(ドッペルゲンガー)を不思議に思った。
が、次の瞬間、ハセヲ(ドッペルゲンガー)は望の首をガッ!とつかんだ。
「ハ、ハセヲ兄ちゃん!?」
いきなりハセヲに首をつかまれ、望はかなりびっくりしていた。
「ど、どうしたのハセヲ兄ちゃん。僕が何かした?」
首を掴まれる理由がまったく思いつかない望は、必死にハセヲの腕を振り払おうとした。
ドッペルハセヲは、首を掴んだままの腕を振り、望を投げ飛ばした。投げ飛ばされた望はそのままフィールドの崖に叩き付けられた。
「っ…あ」
思いっきり背中を打ちつけ、望は声にならない呻き声を上げた。
ふと、影が差し、望が顔を上げると、ドッペルハセヲが立っていた。
「ハセヲ兄ちゃん…なんか変だよ」
この時、まだ望の中では完全にハセヲだと思い込んでいた為、なぜこんな事をするのか理解が出来なかった。
ドッペルハセヲは無言で望を見下ろしていた。
「ハセヲ兄ちゃん?」
望は恐る恐る声をかけてみた。ドッペルハセヲは望の声に反応示した様にも見えた。ただ、双剣を手にしている点を除けば…

今日はこれで勘弁してください…続きは明日。
まだ、この先を書く勇気がない。

39:名無しさん@ピンキー
06/10/19 01:34:04 zFejpSio
そういえば、望って中身は男だけどPCは女型だから身体、どうなるんですかねえ?

40:名無しさん@ピンキー
06/10/19 01:58:06 3V9uDJZj
>>27
ハセヲwwww
とにかくGJ! いつもながら良い! 更新早いし!
てかこれホントにハセヲなのかwww ハセヲ?編て書いてあるしw

41:名無しさん@ピンキー
06/10/19 04:50:31 R+wpNUGl
水を差すようで悪いが望は漢字を使わんぞ。

42:名無しさん@ピンキー
06/10/19 08:45:03 JwawYney
>>37
嫌なら読み飛ばせば良いじゃない。何ならNG登録だって出来る。
ただでさえ過密状態のエロパロ板、その程度のことでスレを立てるのはどうかと思う。

43:名無しさん@ピンキー
06/10/19 10:09:51 /IONM8fZ
年齢差萌えな俺は錦涛×智香を期待

44:名無しさん@ピンキー
06/10/19 12:00:38 zFejpSio
望の続きを投下。

「何で、双剣を…?」
望は何故ドッペルハセヲが双剣を手にしているのか理解できなかった。
(ひょっとして、お姉ちゃんと勘違いしてるんじゃ…)
望はそう考えた。
「違う。ハセヲにいちゃん。僕、お姉ちゃんじゃない。朔じゃなくて望だよ!」
望は勘違いしているなら気づかせようとした。しかし、ドッペルハセヲはただ双剣を薙いだ。
「!」
望の服はバラバラになっていた。
「わあ!」
望は両手で上半身を隠した。
「ハセヲにいちゃん、どうして!」
望はいきなりのことで頭が混乱していた。ハセヲに限ってこんな事をするとは思えない。そう思いたいが、今のこの状況はどうだ。ハセヲは双剣を持ち、望に襲い掛かっていた。
(まだお姉ちゃん勘違いしてるんじゃ…)
そう思っていた矢先。
「んぐ!?」
ドッペルハセヲは望の口に屹立した自らの分身を捻じ込んだ。
「ん、ふむ…げほ…んぷ!」
(何? 何が起こったの!?)
突然のことで望の頭はパニックになった。
「ふぐ、んむ…ふぐ…んん!」
ドッペルハセヲは望の頭を掴み、腰を動かし続けた。
「ふ…んむ、ぷは、ふむ…!」
望は口の中にある異物に戸惑いながらも、無意識のうちに舌を使っていた。
(舌が…)
望はドッペルハセヲを上目で見上げた。ドッペルハセヲは、ただ無表情に、快楽を貪っているだけだった。
「んん、ぷは! うぐ…んむ!」
ドペッルハセヲは、腰を動かすのを止めようとはしなかった。それどころか、望の表情を見て楽しんでいるようだった。
「んん!」
ドッペルハセヲは望の口に白濁液を放出した。
「んんぐ! んん! ぷは!」
望は口の中に放出された未知の液体に驚いて、口をはなした。と同時に、望の顔に勢いよく放出途中の白濁液が振りかかった。
「んぐ!」
ドッペルハセヲは、望の頭をつかむと肉棒を望の口に再び捻じ込んだ。
「んん! ふぐ…」
望の口の中に、先ほどの残滓を搾り出すかのように再び腰を動かした。数分後、ドッペルハセヲは再び望の口の中に精を放出した。
「んん! んぶ!」
望はどうしたらいいか分からず、口の中に放出された精を嚥下するしかなかった。それを見てか、ドッペルハセヲは望の口から肉棒を引き抜いた。
「んん…」
望は顔をしかめ、口の端からハセヲの肉棒へと糸になって繋がっている白濁液を眺めていた。
「ハセヲにいちゃん…いきなりなんでこんな事を…?」
望は信じられないという表情でドッペルハセヲを見た。

…書いてやった。
続きはまた夜にでも

45:名無しさん@ピンキー
06/10/19 16:24:24 NpVo+evp
>>36
志乃が大好きで、女の子にモテまくるおにゃのこハセヲ
なら大歓迎ww
冗談さておき、男キャラとベタベタは抵抗ある人いるかもだろうから
NGワードはしっかりね

46:名無しさん@ピンキー
06/10/19 19:24:05 g9XAFA93
>>45
んじゃボルドーにズタズタに愛される女ハセヲならOK?

47:名無しさん@ピンキー
06/10/19 20:19:45 b382clGy
ボルドーネタなら今書いてる…w
ハセヲ受けじゃなくて揺光受けだけど
シチュはいいんだよな…書き手の腕が問題だ…誰か代わってくれorz

48:名無しさん@ピンキー
06/10/19 21:58:27 m2Fkrhfo
君には資質がある

49:名無しさん@ピンキー
06/10/20 01:15:22 3e6o5Dtm
望のつづき逝きます。

ドッペルハセヲは無表情に、ただ冷たく望を見下ろしていた。
「ハセヲにいちゃん、僕は、ハセヲにいちゃんがこんな事するなんて信じられない。もしお姉ちゃんと間違えているなら、気づいて!」
望はハセヲに抗議した。だが、相手がハセヲではなくドッペルゲンガーだと言う事に、望はまだ気づいていない。
ドッペルハセヲは少々思案していたが、望を押し倒した。
「ハ、ハセヲにいちゃん! 何するの!」
いきなり押し倒され、望は抵抗をしようと足をばたつかせた。しかし、ドッペルハセヲに両腕を押さえられ、思うように動けなかった。
「放して! 放してよ!」
望はそれでも抵抗を続けていたが、結局は、ドッペルハセヲの力の前に成す術はなかった。
ドッペルハセヲは望のスカート、つまり朔の時はスカート上になっているが、望の時は丸まり、半ズボンのようになっている。を捲りあげた。
「~~~~!」
望は声にならない悲鳴を上げた。
「ハ、ハセヲにいちゃん! 見ないでよお!」
望は必死に露になった下半身を隠そうとしたが、無駄だった。ドッペルハセヲはすばやく、望の、まだ小さい肉棒に手をかけると、まだ皮をかぶったままのそれを無理やり剥こうとした。
「痛! 痛いよハセヲにいちゃん、やめて!」
望の抵抗もむなしく、完全に剥かれてしまった。ドッペルハセヲは、まだ自慰も知らない望の小さなそれを容赦なくしごき出した。
「ハ、ハセヲにいちゃん、止めて! 止めてよぉ」
望は必死になって抵抗したが、何だかよく分からない押し寄せてくる刺激に襲われていた。
「ハ、ハセヲにいちゃん…僕、何か…変な気分だよぉ…」
望の息は荒くなっていた。また、羞恥のせいであろう。顔は少し赤くなっていた。
ドッペルハセヲはしごく速度を速めた。望はもはや、限界だった。自慰もしたことがない上に、無理やり皮を剥かれ尚且つしごかれているのだから。
「ふあ、ふあああああ!」
望の肉棒からは勢いよく白濁液が飛び出した。ドッペルハセヲがすばやく手を放すと、ストッパーの無いそれは望の身体や顔に降りかかった。
「はう…」

それはリアルの望にも、影響を与えていた。H2D越しに感じた妙な感覚が、今、望を襲っていた。
望は椅子から滑り落ちた。初めての絶頂を迎え、身体が痙攣しているためだ。
(な、何だろう…今の…)
望は自分を襲った妙な刺激に悶え、息も荒かった。それと同時に、今の感覚は不思議な感じがしたの感じていた。
(望…)
朔はドアの隙間から、その光景を見ていた。気づいた時にはベッドに寝かされていたが、望の声に気がついて目を覚ましたのだ。

っしゃあ! とりあえずここまでええええ! これ朔×望もあるんだよね、実は。

50:名無しさん@ピンキー
06/10/20 01:21:26 hbtpmC/N
>>49
PCボディは女じゃね?

51:名無しさん@ピンキー
06/10/20 01:22:54 3e6o5Dtm
やっぱ女ですか…いっそのこと両性にしたほうが早いか。

52:名無しさん@ピンキー
06/10/20 01:55:22 GKG+lpma
好きにして良いんじゃないか?
帽子やスカートの形状まで変わるんだし望の時は
男の体になるって設定でも何の問題もあるまい

53:名無しさん@ピンキー
06/10/20 03:55:29 quOvdZCA
おまいら乙
亮×千草のラスト投下

54:名無しさん@ピンキー
06/10/20 03:57:07 quOvdZCA

「あ、あのぅ……」
「あん?」
「えと、亮クンは……私に挿れたい、んですよね……?」
「まぁ……そりゃ、な……」

ここまで来たらもう最後までヤるのが定石だろ。
自分で言うのも何だが、千草の身体を触ってる最中からどんどん硬くなってきてて困ってた。
最悪の場合、カウパー漏れてるかもな……。

「千草は嫌か?」
「い、嫌じゃないです! 嫌じゃないんですけど……その……」
「ハッキリ言ってもらわねぇと、俺困るんだけど」
「あの、ですね……膣出しじゃなくて……できれば外に……」

膣出しはNGか。
そりゃそうだ、俺はコンドームなんて洒落たモン持ってねーし。
近所の100均ショップに行けば売ってるっちゃ売ってるんだが、千草が嫌なら強行はしねぇ。
てか最初から生で行くつもりだったし。

「わーった。じゃ、今日は外な」
「……亮クンの赤ちゃんが欲しくない、とか、そういう意味じゃ……ないですからね?」
「それもわーってる」
「……もしも、ですよ? 
 もしそれでも出来ちゃったら……私、学校辞めて働きます! 
 そして絶対産むんです、中絶なんてしませんからっ!
 あ、亮クンに責任とってください、とか、そう言うのは無いですから安心してくださいね」

オイオイ。
まだ挿れてもねーのに話がやけ壮大になってんな……。
つか、そこまで言われちゃ俺にだってプライドがあるんだが。
……久々にテンション高い千草を見れただけでも儲けもんか。

「じゃあさ」
「は、はい」
「外に出す時、千草にかけていい?」
「えっ!? そ、それは……亮クンが、したいなら……私は構わないと言いますか……」

ん、じゃ今日はその段取りで行こうか。
最終的に千草の服を汚すことになるのは間違いないだろうけど。
……精液の匂いってやっぱ服に染み付くんだろうか?
ブチ撒けちまったら早めに洗濯した方がいいとか? あれ、放っておくと匂いキツイしな……。

「千草、ちょい腰浮かせ」
「こう、ですか……?」
「俺のがぴったりハマりゃいんだけど……」

いわゆる座位の体勢ってやつだ。
千草はそんなに体重ないだろうから、俺が多めに動いた方がいいかもしれない。
ズボンを下ろして例のブツを取り出してみると、案の定血管が浮き出るくらいに硬くなってて
千草に見られて恥ずいやら情けないやら、何とも微妙な気分になったけどな……。

「亮クン……あの、コレ……」
「何も言うな、頼む」


55:名無しさん@ピンキー
06/10/20 03:58:31 quOvdZCA

「こ、こんなのを、私の中に挿れちゃうつもりなんですか……?」
「こんなの言うな、へこむから」

ガキの頃に父親と一緒に風呂に入った経験のある女ってのは結構いるだろ?
その時、その女達は父親の股にぶら下がったモノを見て幼心にどー思ったんだろうな。
千草の目つきを見る限り、ありゃ天然記念物か珍獣でも見るかのような感じだったぞ……。

「やっぱり、痛いんでしょうか……?」
「濡れてない状態で挿れると痛い、ってのは聞くけどな。液が潤滑の役割してるらしいし」
「……えと、それなら大丈夫です……多分」

お前の脚から垂れてる雫を見りゃ嫌でも分かるよ、そりゃ。
さっき前戯で散々いじっておいたのも無駄じゃなかったっぽい。
千草は結構感じやすいみたいだけど、実際に挿れちまったらどういう反応をするのか。
それが内心、ちょい期待してたりする。

「腰、落とせ……挿れるから」
「じゃあ……」

千草は初めてっぽいし、上手くできりゃいいんだが……。。

「あっ……ぅ……ぅぅ!」
「ち、千草、あんま力いれんなって」
「は、はいっ……」

ギュッと千草に肩を掴まれる。
千草は何かもう、見てられないくらいに痛そうな顔して歯ァ食いしばってるような顔してた。
俺のがミリ単位で進む度に目尻に涙が溜まっていくのがスローで見えるくらいに。
でも俺は千草の膣内の何かをブチブチと貫通していくのがメチャクチャに気持ちよくて、
何か言葉をかけてやる余裕なんて無かった。やばい、これすごいイイ。

「亮クン、はっ……はーっ……んぅ……!」
「く……」
「気持ちいい、ですかっ? 私は、ぁぅ……まだ、ちょっと……んっ……痛い、です……」
「う、うん。すげぇ気持ちいい……」

……「あぁ」と応えるつもりが「う、うん」だってよ。何だそりゃ。
我ながら間抜けな応対しちまったと少し後悔。いやだって、俺も初めてだし。
千草の膣がこんなに気持ちいいとか知らなかったんだよ……。

「亮クンの……ハセヲさんの……熱い……」
「は、恥ずいからそういうのは言うなって」
「びくんっ、って動く度に……身体がビリビリって……あぅ……私、どうにかなっちゃい、そうです……」

だいぶ慣れてきたらしく、千草は繋がったまま喋れるくらいになっていた。
……コイツ、やっぱ日頃から自分でヤってる気があるな。
いつか問いただしてやろう。

「千草、大丈夫か」
「はっ……い……。落ち着いて……来たと、思います」
「……しばらく、このままでいていいか?」
「どうぞ……私も、亮クンと……もうちょっとこのままで、いたいです……」


56:名無しさん@ピンキー
06/10/20 03:59:53 quOvdZCA

「……」
「……」
「……あっ」
「ど、どした?」

繋がったまま目を閉じて抱き合うこと数十秒。
千草が唐突に口を開いた。

「今、お腹の中で……亮クンのが……その、大きくなったような……」
「……」
「……エッチなコトを考えてたんじゃないですか?」
「エッチの最中にエッチなこと考えて何が悪い」
「まぁ、それくらいはいいですけど……。
 私としてる時に他の女の人のコトを考えるのだけは、ダメですからね?」
「あ、当たり前だろうが!」

俺ってそんなに信用ないか?
俺は自分の意思でお前の傍に居たいって志願したんだぞ。
他の女のコトなんて考えるかよ、しかも最中に。

「……どんなコト、考えてたんです?」
「その……次にヤるなら、どんな体勢がいいか、とか……いつ出そうか……とか?」
「……エッチ」

軽蔑するような目で見るなよな……それくらいいだろ、ケチ千草。
そろそろ活動再開してもいい頃合だな。

「きゃっ!? りょ、亮クン……? はぅっ!」
「突かれるの、そんなに気持ちいいのか?」
「はっ、ぅっ……ぁ……ぁっ!」

千草は軽いし、腰回りも細いせいかダイレクトに俺の振動が伝わるらしい。
今、腹の辺りを触れば皮膚の上から俺のが何処にあるのか分かるかも、ってくらいに。
腰に回していた手を下に移動させ、千草の尻を掴むと更に声が激しさを増して行く。

「ダ、メッ! お尻、触っちゃ、ダメですっ……!」
「今更、だな」

空いてるもう片方の手で千草の背中を押さえ、その胸に顔を埋めてみたりもした。
……まぁ、千草はあんま胸おっきくないから埋める、ってのは表現的におかしいんだが。
服のボタンは外してないから胸はまだ拝んでないが、ぷにぷにの肌の心地が服の布地越しに伝わってきてすげぇイイ。

「もうっ、ハセヲさんったら……子供じゃ、ないん、ですから……!」
「心は少年だっての」

俺にも憎まれ口で反抗するくらいの余裕が出来てきた。
もう千草の膣内を何十往復くらいしたっけか? 結構限界に近い気がするしな……。
千草の方も絶頂が近いのか息苦しそうだった。
何より俺達の繋がる部分から聞こえる、何とも言いがたい音のせいでメチャ興奮する。
こう、ネチャネチャと言うか、クチュクチュと言うか……ともかくそういう系統の音だった。

「ち、千草……そろ、そろ……いいか……?」
「な、中はダメですよ? 外、外に……お願いします……」


57:名無しさん@ピンキー
06/10/20 04:01:38 quOvdZCA

結合部分から垂れ落ちた愛液やらが床中に飛び散ってた。
後の掃除が面倒くせーとか、そんなの考えるのも億劫なくらいに夢中になってヤってる俺達。
盛りがついたんじゃないか、って程に。

「はっ……くぁ……千草ッ!」
「イ、イキそうなんです、ね……?」

傍から見りゃケダモノ同然だった気がしないでもない。
狂ったみてぇに千草の腰を突き上げて、自身を叩きつけて、何か意味分かんねぇコト言ってた。
それくらい、千草とヤるのが気持ちよかったんだ。

「出す、からなっ!」
「は、はいっ!」

千草の膣内に射精するコンマ何秒かの差で、俺は自身を引き抜く。
……抜いた後のコトまでは考えてなかったけど。

「くっ……あっ……!」
「きゃっ!?」

……やっちまった。
ティッシュとかそんなのがあっても多分無駄だったんだろうけどな。
勢いよく引き抜いたせいで……暴発?みたいな? 
すごい勢いで射精してく、それも千草の服やら顔めがけて。
普段なら7~8発くらい出りゃ十分なのに、今日はどう見ても15回以上は脈打ってるぞ……我ながらすげぇ。

『外に出す時、千草にかけていい?』
『えっ!? そ、それは……亮クンが、したいなら……私は構わないと言いますか……』

やばい、アレ冗談のつもりだったんだけどな……。

「ち、千草、大丈夫か? ご、ごめんな、俺、そんなつもりじゃ……」
「……」
「千草?」
「あの、私、すごい気持ちよかったんです……気持ちよかったけど……頭の整理が追いつかないみたいで……」

……ごもっともだ。
千草は髪の毛から太ももまで全身、俺のブチ撒けた精液まみれになってる。
最初のセックスがこれじゃ、そりゃ放心もするぜ……。

「ん……あむ」
「千草! んなもん舐めんなって!」
「でも……ハセヲさんが……亮クンが、私のために出してくれたものですし……」
「だからって、んなもん舐めなくてもいーんだよ!」

……こりゃ一旦、風呂に入らせた方がいいな。
精液まみれの千草もソソるっちゃソソるんだが、衛生上よろしくない。
服も脱がして洗濯させよう、今のうちなら精液の匂いもとれるだろ。

「千草、風呂入るぞ」
「お風呂、ですか? あ、そう言えば亮クンが沸かしてくれてたんですよね……」
「包丁で切ったとこはビニール袋をゴムで巻いて、濡れねぇようにしとけ。染みると痛いぞ」
「え……あの、どうして亮クンもお風呂場に向かってるんですか……?」
「? 決まってんだろ、一緒に入んだよ」
「えっ? えええぇぇぇ――――――――っ!?」


58:名無しさん@ピンキー
06/10/20 04:03:22 quOvdZCA

んで後日。

「俺達のアイドルだったアイドルだったアトリちゃん……」
「とうとうハセヲのものになるか^^」
「うらやましいぞぉ、ハセヲ~!」
「のび太の結婚前夜の読みすぎだ、お前ら」

上から順にクーン、シラバス、ガスパーな。
今から何が始まるって? ま、見てりゃ分かるさ。

『花嫁のご入場でーす』

進行役のNPCのアナウンスが響くと、お付き2人を伴ってアトリが入場してくる。
みんな拍手やら歓声やらで盛り上がってるみてぇだが、あのお付き……パイと揺光じゃねぇか。
アトリの奴、あいつらをあんな役にしちまって大丈夫なのか? 確か普通にゲストで呼んだはずなんだけどな……。

「ハセヲさーん!」
「叫ばなくても聞こえてるっての」

てか、アトリ……千草、俺の横で一緒にプレイしてるし。
他の連中にゃ言ってねーけど。

「私、一度やってみたかったんです、結婚式イベント!」
「俺はまさか花婿役で参加するなんて夢にも思わなかったけどな」
「ね、私のドレスどうですか? レア装備らしいんですけど……」
「レアかどうかは知らねーけど……何だ、アレだ、キレイつーか可愛いつーか……」
「はい♪ ハセヲさんのタキシードもカッコイイですよ」
「どーも」

隣りに千草がいるのに、アトリに話しかけてるってのも妙な気分だ。
その千草は俺に褒められたのに機嫌を良くしたのか、肩に身体を預けてくる。
千草の代わりに、画面の中のアトリが舌を出して笑っていた……コイツめ、確信犯かよ。

「(あの……この後のコトなんですけど……お夕飯食べ終わったら……その、しませんか……?)」
「(アトリはホント、エッチ好きになったなw)」
「(ハッ、ハセヲさんがいけないんです! ハセヲさんが私をエッチな子にしたんです、そーに決まってます!)」

後はまぁ、それなりに面白い挙式だったと思う。
神父役のNPCが『永遠の愛を誓いますか?』って聞いてきたんでアトリと一緒に「誓います」ってテキトーに。
俺らが誓いのキスをした時にはパイと揺光とエンデュランスの視線が痛かった気もするけど。
月の樹の連中も招待してたせいか、何かもうお祭騒ぎみたくなってたな、最後の辺りは……。
特にアトリがブーケを投げた時の争奪戦はすごかった。
いくらレアアイテムだからってパイと揺光がマジになって争ってたのがすげぇ笑えたな。
何でアイツらあんなにムキになってたんだろ……分かんねぇ。婚期逃さないためか?

「ハセヲさん」
「どした、アトリ」
「私、いつか……本物のウェディングドレスを着て、ハセヲさんの……亮クンの隣りに、立ちたいです……」
「立ちゃいいじゃん。ずっと傍に居る……約束したろ?」
「……はいっ!」


今はまだ、旅の途中。                                   【 True End 】


59:名無しさん@ピンキー
06/10/20 04:04:41 quOvdZCA
健やかなる時も病める時も永遠の愛を誓いますか? 次回はハセヲ×カール×揺光を予定? 何のことです?
おやすみおまいら

60:名無しさん@ピンキー
06/10/20 04:14:35 dyzGW4bP
超GJ!

でも、王子様的なハセヲはかっこいいけど、つい志乃の事を考えてしまう不実な性格の
ほうがハセヲらしくて良い気がします

61:名無しさん@ピンキー
06/10/20 04:34:37 c69LiEd1
某葱クロスで、ハセヲの性格がやたらおかしかったりしたヤツ見た人いる?
俺としてはハセヲはちょっと笑うときは表情は柔らかいけど、口より鼻で笑うとか
大声のときは「クッハハハハハハハハッ」チックなのが合わないかね?(クッはちょっと溜めてるだけよ
これから長編が出るかは分からんけど、ニコポな厨より"微妙(ここ重要)"にやさしいハセヲがよくないか

62:名無しさん@ピンキー
06/10/20 04:41:17 bUIgnC0z
>>60
同じくw
どんな時でもつい志乃の事考えるハセヲ萌え

63:名無しさん@ピンキー
06/10/20 06:58:46 Mc3HVrc7
>>59
GJGJ!次回咲くにも期待してるぜ!

64:名無しさん@ピンキー
06/10/20 08:54:35 DRWXjtyX
>>49 GJ! そしてついに来たぜ、朔×望!
>>59 ついにハッピーエンド、GJ!
   でも100均でゴム買うのはどうよ…

65:名無しさん@ピンキー
06/10/20 09:23:40 XQnGEb48
>>59
エロいわ萌えるわギャグがナイスだわですばらしくGJ!

66:名無しさん@ピンキー
06/10/20 15:06:37 5Yt9cf6w
素晴らしすぎて鼻血吹いたGJ!!

67:名無しさん@ピンキー
06/10/20 15:55:17 9MXe/jsm
>>60>>62
もはやハセヲを形作るには欠かせない要素だなw

相変わらずここはいつも素晴らしいネ申ばっかで最高だよ

68:名無しさん@ピンキー
06/10/20 19:37:42 N9gOT6US
>>59
超グッジョオオブ!!!

前のハセヲとパイのも凄いよかったが、今回のも凄くいいな!



正直なところ、二人で風呂ってのにwktkしまくって、後日 でそこが片付けられたのが少し残念だったかな
でもそこの話をあえて言わないのが、ハセヲらしくてたまらなく可愛いかった訳だがw

69:名無しさん@ピンキー
06/10/20 22:08:27 yYnAr4G4
> 俺らが誓いのキスをした時にはパイと揺光と エ ン デ ュ ラ ン ス の視線が痛かった気もするけど。
ココフイタwwwwwwwwwww
ぐっじょぶ。

70:名無しさん@ピンキー
06/10/20 23:11:52 qqKzWlOK
犬×揺光×ヘタヲ
とかどうだろ?ダメかな。

71:名無しさん@ピンキー
06/10/20 23:31:33 hbtpmC/N
>>70
お前が書きたいならいいんじゃね?

72:名無しさん@ピンキー
06/10/20 23:42:43 rcfFjqpM
だな
まず行動しなきゃ

73:名無しさん@ピンキー
06/10/20 23:59:57 QLJViB6d
犬がやたら長いのはアレが小さい事に対するコンプレックスから。
そう一瞬でも思った俺は差別主義者ですか?

74:名無しさん@ピンキー
06/10/21 01:42:59 vc8+QEZC
>>49の続き

ドッペルハセヲは望抱えあげ、後ろ向きすると、自らは大地に腰を降ろした。
「な、何?」
望は何とか呼吸を整えると、ドッペルハセヲを見た。ドッペルハセヲは望の足を開くと、衰えていない肉棒を望のアナルに押し当てた。
「ちょっ…待って! ハセヲにいちゃん!」
ドッペルハセヲは構う事無く、肉棒を押し込んだ。
「か…は…!」
望は苦しそうに息を吐いた。
「ハ、ハセヲにいちゃん…痛いよ…」
ドッペルハセヲは構う事無く腰を動かし始めた。
「あぐ…かふ…ふあ…!」
ドッペルハセヲが腰を動かすたび、望は苦しそうな息を吐いた。もちろん、そんなことはドッペルハセヲには関係ない。ドッペルハセヲは腰を動かすことを止めなかった。
「かは、はふ…うあ…んん!」
徐々にだが、望の声からは苦痛の色が消え始めた。
「うあ、あふ…はう…んん、はうん」
もはや完全に望の声からは苦痛の色が消えた。口の端から涎を垂れ流し、ぼんやりした瞳がそれを物語っていた。
「は、ハセヲにいちゃん…僕、何か変だよぉ…」
完全にドッペルハセヲを本物ハセヲと信じて疑わない望は、もはや正常な判断ができなくなっていた。
「はうん、んん!」
ドッペルハセヲは腰の動きを早めた。もはや望の口からは快楽を貪る声しか漏れていない。
「ふあ、ハ、ハセヲにいちゃん…なんか僕、頭の中が真っ白になりそうだよぉ…」
もはや望は限界が近かった。ドッペルハセヲは腰の動きを早め、そして…
「んああああああああぁぁぁぁ!」
望は絶頂に達した。それと同時に、ドッペルハセヲは望の中に精をぶちまけた。
「あふ……は…が…」
びくびくと、望の身体は痙攣していた。ドッペルハセヲが望から肉棒を引き抜くと、望はぐったりと倒れこんだ
ドッペルハセヲは、ぐったりとしている望を仰向けにすると、その足を開いた。

淫猥な音が廊下に響き渡る。
(んん…! 望…!)
ドアの隙間から悶えている望の姿を見ながら、朔は必死に声を押し殺しながら秘部をいじっていた。
(あかん…止まらへん!)
双子の弟を、今目の前で悶えている弟をおかずにするなんて馬鹿な事だとは分かっていても、朔は指の動きを止める事は出来なかった。
(んん…! どないしよ…ウチ、望をおかずにしとる…)
頭の中でそう考えていても、朔は再びドッペルハセヲに陵辱される望の姿を見て、興奮している自分がいることに気づいていた。

今日はここまで~。 そろそろ朔×望かなあ

75:パック ◆JuT3jsxZbo
06/10/21 05:15:51 v60a1fdY
駄目だ・・・・・
どうも最近こんなのばっかりで申し訳ないですが、今回もお休みです。
次回は・・・・・・未定で。

76:名無しさん@ピンキー
06/10/21 08:21:02 iywh0FIb
>>74
超GJ!早く続きが見たい。

>>75
いえいえいくらでも待ちます。

77:名無しさん@ピンキー
06/10/21 10:48:00 G0V4AjsI
>>75
wktkしながら待ってます

78:名無しさん@ピンキー
06/10/21 10:50:44 vc8+QEZC
望続き投下します。

(はう…んん! ふあ…)
漏れそうになる声を、朔は服を銜えることで何とか防いでいた。
(はあ…んん! んは!)
朔必死に声を押し殺しながら、もはやびしょびしょになった秘部をいじり続けた。
もはや朔は自分で指を止めることなど出来なかった。恐らくは、貪欲に快楽を貪り絶頂に達するまで、その指は止まらないであろうと思われた。
(んん! 望、ウチあかんねん…あんたを見て興奮しとる…)
朔はそう考えながら、近づいてくる絶頂感に思考を持っていかれそうになっていた。
(んん! んんんんんんん!)
程なく、朔は絶頂に達した。必死に声を押し殺しながら、朔は絶頂感に身を任せていた。
(……ふ、う…ぷは)
朔は銜えていた服を口から放した。朔の足元には小さな水溜りが出来ていた。
「はぁ…はぁ…」
朔はドアの隙間から部屋の中の様子を伺った。
「望…」
望は床に倒れ、悶えている望の姿をそこに見た。
「かは…あふ…」
望の口の端からは涎が垂れ流され、その身体は小さく痙攣を起こしていた。
「どないしよ…ウチ、抑えられへん…」
朔の頬は上気し、息も若干荒くなっていた。
「望……」
朔は快楽を貪りたいという欲求が押し寄せてくるのを感じていた。
「んっ…!」
自然と朔の指は秘部をいじり始めていた。
(ウチ…もう我慢できへん!)
朔は望の部屋へと踏み込んだ。

79:名無しさん@ピンキー
06/10/21 12:46:16 vc8+QEZC
「お、お姉…ちゃん?」
望はいきなり部屋に踏み込んできた朔を見上げた。
「望…」
朔は望を跨ぐとキスをした。舌を絡めて、唾液を流し込んだ。
「!?」
突然のことで望は何が起こったのか理解できなかった。
「っぷは!」
「お、お姉ちゃん…いきなり何を…」
「望…ウチ、こんなんなってしもた…」
朔は下着を脱ぐと、スカートを捲りあげた。そこには、すでに自慰で濡れている秘部がそこにあった。
「いけない事やと分かってたけど、ウチ、さっきドアの隙間から悶えとるあんたを見ながら、自分でいじってたんや…」
朔の頬は上気していた。
「望…ウチ、もう我慢できへんねん…ウチ、変やろ?」
「お姉ちゃん…えっと…」
朔は望の足元へ移動すると、チャックを下ろし始めた。
「お姉ちゃん? 何を…?」
「いいから、ウチに任せてあんたはそこでじっとしとき…」
朔はズボンから望の肉棒を取り出すと、両手でそれを持って、慣れない手つきでしごき始めた。
「うぁ…はあ…お、お姉ちゃん…」
「望…もっと、気持ち良くしたる…あむ」
朔は望の肉棒を咥えこんだ。
「うわ!」
ビクン、と望の身体が反り返った。朔はいったん望の肉棒から口を放した。
「あ、痛かったんか?」
「う、ううん…そうじゃないけど…」
「なら、よかったわ」
朔は再び棒の肉棒を咥えこんだ。
「あむ、じゅる…レロ、んん!」
朔はこまめに望の様子を気遣いながら、望の肉棒に舌を這わせた。望は感じたことの無い感覚に襲われていた。
「あふ…はあ、うぁ…くあ、お、お姉ちゃん…僕、何か…頭が真っ白になりそうだよぉ…」
望の限界が近いことを感じ取った朔は、深く望の肉棒を咥えこんだ。
「うあ!」
「んく、我慢せんで、いつでもイッてええにゃで。望…はむ…」
「お、お姉ちゃん…僕…う、あああああああぁぁぁぁぁあ!」
望は絶頂へ達した。朔の口の中に精を放出した。
「んく? んん…」
朔は口の中に放出された精を時間をかけてゆっくり嚥下した。初めて射精を迎えた望は、ただ頭がボーっとするのを感じていた。
「んん、じゅる…っぷは」
口の中の最後の一滴と、口の端から漏れた分を飲み干した朔は望に肉棒から口を放した。
「望…うち、もう我慢できへん…あんたの、それが…欲しい…」
朔は望にまたがると、まだ元気を失っていない肉棒を、自分の秘部に押し当てた。
「んん…」
「お、お姉ちゃん…?」
呼吸を整えながら、望は朔を見た。
「んん…全部ウチに任せとき…っはあ…」
朔はゆっくりと腰を下ろし、完全に棒の肉棒を飲み込んだ。

とりあえずここまで~

80:名無しさん@ピンキー
06/10/21 15:16:08 PvxVt7LG
>>79
朔×望キターーーーーーーッ!

81:名無しさん@ピンキー
06/10/21 15:16:42 4Rq4+me8
エン揺を書くことになってしまった
書きかけ2本を含めて全揺光関連なカオス

82:名無しさん@ピンキー
06/10/21 16:47:13 VBV0XKMp
>>81
すごく・・・期待してます

83:名無しさん@ピンキー
06/10/21 16:55:15 lIZX/bdL
>>81
すごく・・・楽しみです

84:名無しさん@ピンキー
06/10/21 18:39:18 aorbaZjr
>>79これで本当に一つになって朔望になったをだねw

85:名無しさん@ピンキー
06/10/21 18:46:39 b+T9qSZf
>>81
すごく・・・揺光です

86:名無しさん@ピンキー
06/10/21 19:15:05 lStqgDAv
>>81
頼んだ

87:名無しさん@ピンキー
06/10/21 20:00:14 4Rq4+me8
お前ら………!!

88:名無しさん@ピンキー
06/10/21 23:57:11 iywh0FIb
ホントにここの最近の盛り上がりようは凄いわ。
今月はネ神光臨月間か?

89:名無しさん@ピンキー
06/10/21 23:58:59 BHRspadM
志村、ネが多いw

まあ、一時期本当に過疎ってたからな。

90:名無しさん@ピンキー
06/10/22 01:09:14 MU7EJRML
3度目の正直ってわけだね、あれは

91:名無しさん@ピンキー
06/10/22 01:10:20 MU7EJRML
ゴバーク

92:名無しさん@ピンキー
06/10/22 01:12:37 uaFHERol
>>88それはないと想フ声。なぜなら、今月は神無月(神が無い月)だからw

93:名無しさん@ピンキー
06/10/22 01:20:23 iD9bBqey
         __
      ,'´/ニニヽ
        | l lノlメル))
        | l |*゚ ー゚ノ!|
        |l(Ni_月)ノ)  キョッキョッ
        | し/永トJ!
       从lく/j|l_〉リ

94:名無しさん@ピンキー
06/10/22 01:56:03 oAZ79oWg
お前ら待たせた! >>79の続きいくぜい!

「全部、入ったで…」
朔は大きく息を吸い込むと、それをゆっくりと吐き、呼吸を整えた。そしてゆっくりと、腰を動かし始めた。
「ん、はあ……あん……はう…」
朔は敏感になっていたのか、腰を動かすたびに小さくだが痙攣を起こしかけていた。声が廊下に漏れないよう、何とか声を小さく留めていた。
「んん、くう……はあん……あふ…」
「はぁ…お、お姉ちゃん…」
朔も望も、快楽を貪りたい欲求に駆られていた。望は無意識のうちに、腰を突き上げた。
「ん…! 望!」
「ごめん…お姉ちゃん…何か、僕……止められないんだ…自分で…」
「ちょ、待って望…そんなんしたら、ウチ、声が…あん!」
望は朔を下から強く突き上げた。朔は敏感になってしまっているために、ちょっと動いただけでもすぐ声が出てしまう状態だ。朔は声が漏れないように服の裾を噛んで、声を押し殺した。
「んん! …はん…んんんん!」
もはや望は自分で腰の動きを止めることは出来ない。ただただ今そこにある快楽を貪ることで必死だった。
「お、お姉ちゃん…すごく、気持ちいいよ…」
「ん! んん! んんん!」
漏れそうになる声を必死にこらえながら、朔は望と同様、快楽を貪っていた。ただ、朔の頭の中は望に犯されているという思考でいっぱいだった。
(ウチ、望に犯されて感じとる…こんなはずや、無かったのにな……)
ただ望をおかずにした罪悪感から、望に奉仕してやろうと思っただけだった。いや、自分の欲求を満たすための道具として使おうとしたのかもしれない。朔はそうとも考えた。
(あかん…気持ちよすぎて、もう、自分で自分が制御できへん)
「んん! んんんんん!」
もはや朔も絶頂に近かった。それを感じ取った望は無意識のうちに腰の動きを早めた。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん!」
「んん!」
「うあ、うああああぁぁぁぁぁあ!」
「んん、んんんんんんんんんんんん!」
望は腰を深く打ち付けると、膣内に精を放出した。


95:名無しさん@ピンキー
06/10/22 01:57:20 oAZ79oWg
「っぷは、望…」
朔は裾を口から放すと、望の上に倒れこんだ。
「お…ねえ…ちゃん…」
二人とも息が荒かった。しばらくそのままでいたが、朔はふと我に返った。
「こら、望! 何勝手に動いとんねん! ウチ任せえ言うたやないか!」
「ご、ごめんなさい、だけど、止められなかったんだよ…自分で」
朔は望が悪い訳じゃないのは分かっていた。そう悪いのは全部ハセヲだ。そう勝手に決め付けた。
「でも…」
「何や…?」
「お姉ちゃん…あんな一面もあるんだなあって思って。ちょっと可愛かった」
「~~~~~~! 何言うてんねんボケェ!」
朔はベッドにおいてあった枕を掴むと、それで望を殴りつけた。何度も。
「い、いた! お姉ちゃん痛い!」
(あかん、姉の面目丸つぶれや…)
朔は殴りながらそう思った。
「お、お姉ちゃん」
「…何や?」
「えっと、その…もう1回…いい?」
言うや否や、望は朔を押し倒していた。
「ちょ、待ってぇ。もう1回って…んん!」
「ごめん、でも…無理みたい」
「そんな…んあ!」
朔はイッたばかりで少し休みたかったが、望はそれを許してくれなかった。もはや完全に立場が逆転し、狩る者と狩られる者になっていた。
「はん、あん……んあ…ひぐ」
「お姉ちゃん…僕が、お姉ちゃんを、気持ちよくさせてあげる……」
「望…はあん!」
朔は快楽に身を任せるしかなかった。いつも望を甘く見てたバチが当たったと、そう思った。
「あかん…望、ウチ…」
「うん…僕も…もう、限界…」
望は朔の絶頂が近いことを確かめると、激しく腰を動かした。
「んあ! そんな動かしたらあかん!」
「一緒に…お姉ちゃん…」
「あん、はあ…くう…ひゃう…んん!」
「お姉ちゃん、僕もう限界!」
「望、ウチも、もう限界や…!」
「お姉ちゃん……!」
朔は咄嗟に服の裾を噛んで、声を押し殺した。
「~~~~~~~~~~~!」
望は朔の膣内に精をぶちまけた。

「望」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさ(以下略)」
望はひたすら朔に謝り続けた。
「はあ……もうええわ。元はと言えばウチが悪いんやし」
「許してくれるの?」
「許したるけど、その代わり…」
「その代わり?」
「2週間、ウチの子分や!」
「ええええええ!」

朔×望終了!
さあて、次はどうするかな。

96:名無しさん@ピンキー
06/10/22 02:08:30 R3KiFqLS
ここでは、キャラスレとかでは不評なカップリングも人気なんだな(天狼×揺光とか)
他にどんなんが人気なんだろう?

97:名無しさん@ピンキー
06/10/22 02:26:03 yd17M/SZ
描き易さと好き嫌いはまた違うし住人層のズレもある
基本的にここの住人はあまりにキワモノでなければ色々イケる奴が多い感じじゃね

>>94-95
乙!望立場ヨワスw

98:名無しさん@ピンキー
06/10/22 02:44:47 8ZEQ4Uoa
ハセヲ凌辱モノの続きをwktkしている俺ガイル

99:名無しさん@ピンキー
06/10/22 04:25:56 6ELfUeS0
いつも神々の小説読んでて思うんだが……
碑文使いが絶頂に達したら憑神発現しねぇ?w

100:名無しさん@ピンキー
06/10/22 05:06:42 rkJHk7LV
おまいら乙
ハセヲ×カール×揺光投下

101:名無しさん@ピンキー
06/10/22 05:08:14 rkJHk7LV

「あの、すみません。仁村先輩はいらっしゃいますか?」

3年の教室に来るのは相変わらず緊張する。
同じ校舎のはずなのに、階が違うだけで何となく空気まで違って思えるからだ。
2年に進級して少しはこの空気に慣れたと思っていたはずなのに、やはりいつも緊張を禁じえない。

「仁村っちー、後輩ちゃんがご指名ー!」
「仁村っち言うな」

クラスメイトを軽く小突きながら長身の少女が近づいてくる。
3年の仁村潤香だ。2年の倉本智香と同じ図書委員、つまりは先輩に当たる存在。
背のあまり高くない智香からすれば、まさに潤香は大女だった。
あの坂本竜馬の姉の乙女姉さんが五尺八寸、174cmだっと言われているが彼女は更にでかい。

「どした、智香」
「えと……折り入って、相談したいコトあるんだけど……ダメ?」
「いいよ。放課後、図書館に……ってあんた今日、当番だったか」
「うん」
「なら準備室で待ってな。あ、あたしのカールには触るんじゃないよ」
「分かってるって」

カールと言うのは文字通り、あのカール。
某明治製菓が1968年に製造開始した、あのカールである。
今年2018年にめでたく50周年を突破、潤香の大好物であり非常食でもある。
偏食家の潤香は弁当の類を嫌い、いつも図書準備室に篭ってカールばかり食べているのだ。
無論、図書委員の仕事はほったらかしで……。





****************************





「私のオススメはコレだな、新潟限定のかに味カール。
 名古屋限定の手羽先味カールもイケる。おっと、やらないからな」
「お菓子の自慢はいいからさぁ、アタシの話も聞いてよ……」
「聞いてるさ」

放課後―――。
約束通り潤香は知香の相談に乗るべく図書準備室の戸を叩いた。
いや、ただしは買い置きしていたお菓子を摂取するためだが、今はそんなことはどうでもいい。

「死の恐怖のハセヲなら、あたしも聞いたことある」
「ホント?」
「あたしのクラスにも《The World》やってる奴は何人もいるし。有名っぽいね、そのPKK」
「元PKK。今はイイ奴だよ、すごく」
「それも知ってる。あんた、ハセヲとパーティ組んでるんだろ?」
「うん、まぁ……ね」


102:名無しさん@ピンキー
06/10/22 05:09:35 rkJHk7LV

「あんたゲームやっててブッ倒れて、そのまま意識不明のまま入院しちゃったもんな。
 昔のあたしと同じで、あの時はさすがに驚いた」
「ん……その辺のことはちょい曖昧なんだけど」
「ゲームに取り込まれてたんだろ? あたしも未帰還者だったし、大体のことは分かってる」

揺光のリアル、倉本智香が未帰還者になったように。
この仁村潤香もまた未帰還者の1人だった。ただし、それはもう8年も前のこと。
まだ《The World》がR:1と呼ばれていた頃の話だが。

「んで? 今日の相談内容ってソレ? CC社相手に告訴でもしようって?」
「違う違う! そーじゃなくてさ、何て言うか……」
「……男だろ?」
「うっ」
「相手はそのハセヲって子?」
「よ、よく分かったね……」
「てか、最初っからバレバレ」

智香と潤香は学年は違うものの既に1年以上の交友関係にある。
高校の入学式の日、図書館を見学に来た新入生の智香を案内したのが
その日委員会の仕事を担当していた潤香だった。が、それ以前に交友はあった。
《The World》で知香は初心者PCの揺光、潤香は碧星宮の宮皇兼PKKのカールとして。

「智香が恋愛ねぇ……こりゃ今年は猛吹雪が吹くね。いや、札幌にレギオンが降ってくるかも」
「そ、そんなに変かな? 似合わないかな?」
「そゆんじゃないよ。あんたが気に入ったんならいい奴なんでしょ、その子」
「うん……」

親友以上の潤香だから、包み隠さずに話すことができる。
もう揺光とカールとしての友情はないかもしれないけど、今は智香と潤香としての友情がある。
そう思えるから、智香は潤香に何でもいいから助言をしてもらいたかった。

「その子にはもう、好きって言った?」
「あ……それは、まだ。メールでフラワーギフト貰って……告白されたんだけど……」
「ほーう。……で、あんた。まさか返事しなかったとか?」
「『アンタの気持ちは受け取ったよ。胸にしまっておくね』って返事はした。
 あと、『アタシ、裏切ると怖いから!』って……最後に書いちゃった、みたいな……?」
「……最後でやっちゃったねぇ。そりゃ引くわ」

いくら好きの裏返しでも、これはキツイとさすがの潤香も思った。
智香は外見はそれなりに遊んでいる様な感じはするが根は真面目な子だ。
普段から委員会の仕事をロクにしない潤香から見れば、よほどの優等生だったのだ
(それでも潤香自身、やる気の無ささえなければ優等生の部類に属してはいるが)。
それはゲームの中でも同じで、少なくとも潤香がカールとしてプレイしていた頃の智香、つまりは揺光も悪い子ではない。
打ち解ければ人懐っこい子犬のようにじゃれて来る姿は今も鮮明に覚えているし。

「おばあちゃんが言っていた……。頭は鍛えなくていい、ただし男を見る目だけは鍛えておけ。って……」
「勉強苦手なアタシに対する嫌味にしか聞こえないんだけど……」

潤香の言う「おばあちゃん」とは彼女の母方の祖母の仁村タキ江のことだ。
智香が潤香の家に遊びに行った時に何度か会ったことがある。
つい数年前まで美大入試のための塾で講師をしていたこともあるらしい。
遊びに行った時「潤ちゃんがこんな可愛いお友達を連れて来るなんて!」と感激されたものだ。
更に言及すると、潤香の母は離婚経験がある。孫の潤香にそんなことを教えるのも、無理もない気はするが……。


103:名無しさん@ピンキー
06/10/22 05:11:22 rkJHk7LV

「智香としてはどうしたい? ハセヲって子と付き合いたいの?」
「まぁ……そりゃ……」
「なら付き合えばいいじゃん」
「付き合いたいけど……」
「おんやぁ、まだ他に問題あり?」
「ハセヲの周り……アタシの他にも色んなPCがいてさ……ハードル高い、って言うか……」

聞けばそのハセヲと言うPCの周囲には
電波系呪療士娘、ツンデレ系年増拳術士、ロリショタ系小学生魔導士、ネカマ撃剣士、電波系美青年斬刀士
などが存在していると言う。後半の2人についてはよく分からなかったが、とにかくそーいうコトらしい。

「くっくっく……何ソレ。面白いね、そのハセヲって子」
「笑い事じゃないって! ホント毎日大変なんだぞ!」
「智香、口調が揺光になってる」
「うわっ、ゴメン……ともかく、アタシとしてはもうちょっと……ハセヲと親密になりたいなぁ……って」
「んー。事情は分かった」

智香の話を聞いてる間もカールを口に運び続けていた潤香の動作が止まる。
と思いきや、指についたお菓子のカスを舌で数回舐め取り、ティッシュで拭いて丸めてゴミ箱へポイ。
食べている間に何か名案が浮かんだらしく、珍しく気だるそうな顔が明るく見えたのは智香の錯覚ではない。

「最近面白いことなくて暇だったし。協力したげる」
「え、潤香が……? で、でも、アンタ、もう《The World》引退したんじゃ?」
「再手続きすりゃいいさ。
 あんた達が頑張ったおかげで、もうAIDAだか山田だかってのはいなくなったんでしょ?」
「う、うん」
「決まり。まだカールのPCデータ廃棄してないし、再ログインするよ」

カールのPCデータ―――あの“喪服の魔女”の異名を持つ鎌闘士(フリッカー)のことだ。
銀色の髪と群青色のドレスが映える、PKに襲われていた初心者時代の揺光の窮地を救った戦乙女。
天狼以前の碧星宮の宮皇でもあり、揺光が宮皇を目指すきっかけとなった女性PC。それがカール。

「潤香、いいの? もうゲームやらないって言ってたのに」
「気が変わった。それに約束したろ? “いつか、また一緒に遊ぼう”って」
「あ……」



“あんたは強くなる。自分に馬鹿正直な奴ほど強くなるって天狗のオッサンも言ってたし”
“だ、誰が馬鹿だっ!?”
“揺光”

“いつか、また一緒に遊ぼう”
“……絶対だからな!”



「……覚えてて、くれたんだ?」
「忘れないよ」
「そっか……えへへ、ちょっと感動――」
「それにそのハセヲって子にも興味あるし」
「そ、それだけは絶対ダメ―――――――ッ!!!」
「そうだな。図書館内は静かにしなきゃダメだな」
「あぅ……」


104:名無しさん@ピンキー
06/10/22 05:13:11 rkJHk7LV

《智香が潤香に相談を持ちかけてから約3週間後――――》


「でな、俺はその子に言ったんだよ。
 何かあればすぐに呼んでください、貴女のクーンが何処にでも駆けつけます、ってな。 
 いやー我ながら決まったね、アレは!」
「クーンも飽きねぇな……」

ハセヲだ。
今日はついてねぇ日だぜ……見りゃ分かると思うがクーンに絡まれてる。
噴水広場で待ち合わせしてた矢先にコレだ……テンション下がるな、まったく。

「お前さぁ……今更だけどこのゲームに何求めてんの?」
「強いて言うなら出会い、だな。
 現実に疲れた女性達が新たな出会いを求めて《Thw World》にやって来る。
 俺はそんな彼女達のココロのスキマを埋めるためにログインしているのかもしれない……一個のクーンとして!」
「やってることは喪黒福造よりタチ悪ぃーぞ」

結局はナンパ目的だしな、コイツの場合。
AIDA事件以降もクーンのナンパ癖は治りきってないらしく、未だに色んなPC連れてるのよく見るし。
何つーか……コイツだけは見習っちゃいけない気がする、男として。

「ハセヲの方はどうなんだ」
「何が」
「今年で高3だろ? そろそろ彼女の1人や2人出来たんじゃないか?」
「1人はともかく、2人もいらねーっつの。フタコイじゃあるまいし」

……だからコイツには絡まれたくないんだ。
話題がどーにも一方的過ぎて敵わねぇ。早く終わらねーかな……。

「ハセヲ」
「あ」
「お待たせ」

やれやれ……やっと来た。

「おぉ……おぉぉぉ!!! ハセヲ、お前いつの間にこんな美人とお近づきになったんだ、おい!?
 水臭いなぁ~、俺にも紹介してくれれば良かったのに!」
「あのな……俺は出会い系サイトの回しモンか?」

クーンが鼻息を荒くするのは無理もない。
俺が待ち合わせていた相手―――――カールは、確かに美人だった。
知り合ってまだ日は浅いけど、俺は最近よくカールとパーティを組んでんだ……揺光も一緒にな。

「初めまして、美しいお嬢さん。俺は――」
「“鋼の貴公子ジーク”も今はただのナンパ野郎とは……年月って残酷」
「え……なッ……?」
「今のあんたの姿見たらアルフが泣くよ」
「ジ、ジークって……キミは……!?」
「ハセヲ、行こ。揺光が待ってる」
「ん、そだな」

懲りずにナンパしてきたクーンを一蹴、カールがゲートの方へ背を向けた。さすがだ。
俺もカールを追う形でゲートに向かう。てか……クーンの奴は固まって何してんだ? ジーク?
まぁいいか、さっさと行こう。揺光を待たせるのも悪いしな。


105:名無しさん@ピンキー
06/10/22 05:15:10 rkJHk7LV

「時間通りだな」
「おっす、揺光」
「う、うん。おっす」

何かここんところ、いつもこのメンバーのような気がする。
俺とカールと揺光の、この3人な。揺光達とパーティ組むのも嫌いじゃねぇし、これはこれで気に入ってるけど。

「で、今日は何すんだ?」
「ハセヲとイチャイチャできる場所ならどこでもいい」
「カッ、カールッ!」
「冗談だって。早とちりはイックナ~イ」
「冗談でもそういうのは禁止!」
「お前ら、仲いいのなw」

確か……今週で3週間だな、カールと知り合って。
揺光の紹介で一緒にパーティ組むようになったけど、どーにも掴み所が無いって言うか……強ぇけど。
それに調べて分かったことがある。カールと言や、俺がPKKになる前に名を馳せていたPKKの名だった。
PKK兼ハンター。どーりでカールと一緒に居るといつもの倍近くPKに襲われるはずだぜ……全部返り討ちだけどな。

「カールと揺光って姉妹みたいだよな。こうして見ると」
「あたしはこんなちっさい妹、持った覚えはないけど」
「ア、アタシもこんなでっかいお姉ちゃんはパス!」
「ほら、やっぱな」

息が合ってんじゃん、絶対。あーでも身長差は確かにあるな。カールがでかすぎるってのもあるけど。
それとも揺光がちっさいのか? ゲームで身長低めに設定してるってコトは、揺光のリアル、何センチなんだろ……。

「リアルの揺光はあたしよりちっさいよ。17歳女子の平均身長以下だね」
「うわーうわーっ! 何言ってんだよ!」
「? お前らリアルでも知り合いなワケ?」
「そだよ、学校同じだもん。な、揺光」
「う、うん」

そーいうコトか。この2人、何かやけに親しげだとは思ってけどな。
でもいいのか? そんな簡単にリアルのことバラしちまって。ネトゲ初心者じゃあるまいし。
まぁこの際、もうちょっと探り入れてみるか……。

「カールも北海道なんだな。一緒のクラスなのか?」
「いや、あたしが3年で揺光が2年。でも委員会は同じ、図書委員」
「へぇ。でも学年違うけど、お前らリアルでも仲良さそうじゃん」
「良いよ。今年のエトワール選に一緒に出るくらいだし?」
「いつからアタシ達、アストラエアの乙女になったんだよ……」

やべ、やっぱコイツら面白ぇ。
あの揺光がここまで気ぃ許すってことは、実際リアルでも相当仲良いんだろ。
揺光が振り回されっぱなしってのも、意外な一面を垣間見た感じだ。

「ハセヲはあたし達のリアルに興味ある?」
「いや、そーいうワケじゃねーけど……」
「揺光はね、あるって。きみのリアルに興味しんし~ん、もっと仲良くなりたいんだってさ」
「……そうなのか?」
「……うん」

俺のリアルねぇ……メールでほとんど教えたはずだけど。
メール……メールと言や……俺、揺光に告ったんだったな……すっかり忘れてた……。


106:名無しさん@ピンキー
06/10/22 05:16:44 rkJHk7LV
2人一緒じゃダメですか? .hack//ZERO 第2巻の発売マダー? 何のことです?
おやすみおまいら

107:名無しさん@ピンキー
06/10/22 05:38:59 CBS03jc9
>>106
っっっっっっGGGJJJ!!!これはいい・・・!

つか仕事早ぇぇぇ
続き超wktk

108:名無しさん@ピンキー
06/10/22 09:20:23 ecyp9dsF
GJ!というか、フラワーギフト送ったらそういう返事が返ってくるのか~。こいつはやり直すしかないな。

109:名無しさん@ピンキー
06/10/22 09:22:32 B5G27EZw
>>札幌にレギオンが降ってくるかも

ガメラwwww


110:名無しさん@ピンキー
06/10/22 10:03:21 yo1bgVpi
GJ!
>>ネカマ撃剣士
これってアスタ?サブロー?どっちだろ
 

111:名無しさん@ピンキー
06/10/22 10:27:39 XOBH5J9g
>>106
GJ!正直終始wktkしまくりw
そういや志乃も戻ってるハズだよな。
揺光は知らないがタビーという伏兵も。

112:名無しさん@ピンキー
06/10/22 10:29:21 SM1rBlID
>>106
めちゃGJ!!!!!
>>110
それ俺も思った!

113:名無しさん@ピンキー
06/10/22 10:50:45 v8yzv6Yj
>>110
どっちでもいい!
どっちも好きだから!!

114:名無しさん@ピンキー
06/10/22 11:28:59 qVnxStyN
>>106
毎回話し作るの上手すぎ!超GJ!!
次もwktkして待ってるよ

115:名無しさん@ピンキー
06/10/22 12:07:02 cIkYVRD/
>>106
毎度GJ!


所で誰か、カールについて3行でまとめてくれ

116:名無しさん@ピンキー
06/10/22 12:43:06 yo1bgVpi
>>115
前作(ゲームより前だけど)で
未帰還者になった(たぶんスケィスにやられた)
重斧使い

117:名無しさん@ピンキー
06/10/22 13:02:01 8ZEQ4Uoa
>>115
小説.hack//ZEROの主人公
徳岡の娘で未帰還者
アウラの育ての親

118:名無しさん@ピンキー
06/10/22 13:10:07 cIkYVRD/
>>116-117
サンクス!

119:名無しさん@ピンキー
06/10/22 13:43:46 JSh8t1yK
揺光の知り合いってのは創作だよな!?

120:名無しさん@ピンキー
06/10/22 14:00:26 BLPrX8Q5
>>119
うん

121:名無しさん@ピンキー
06/10/22 22:37:59 a2bNZlhz
>「おばあちゃんが言っていた……。頭は鍛えなくていい、ただし男を見る目だけは鍛えておけ。って……」
(天上天下唯我独尊なヒーロー)きたかw

>>106
二巻は・・・もう・・・・(つд`;)

122:名無しさん@ピンキー
06/10/22 22:48:53 wvjfYpmg
天道だよな?だよな?>おばあちゃんが言っていた

123:名無しさん@ピンキー
06/10/22 23:18:20 8ZEQ4Uoa
やっぱりアイツであってたのかww>おばあちゃん
見た瞬間噴きかけてたんだ…

124:名無しさん@ピンキー
06/10/22 23:25:08 m1OyM98b
ライダーチョップのセリフから考えると、
.hack的にはひいおばあちゃんの方が良くないか?


125:名無しさん@ピンキー
06/10/22 23:34:28 +YeAT+bC
あいつカブト世代か、それとも再放送かな。
PKから助けると毎回「君にはヒーローの素質があるのかもしれない!」と熱く語るのはいいんだがまず自分がPKに狙われないように気をつけろと小一時間

126:揺光モノ「光の中に咲き誇る花」 ハセヲ?編5
06/10/23 00:30:15 PLedxmlh
>>27の続き
「さて。 じゃ、まずはしゃぶってもらおうか」
そう言ってハセヲは、ひざまづくアタシの前に仁王立ちして、そして――はちきれんばかりに直立したソレを、アタシの顔に押し付けてきた。
鼻をつく独特の匂い。
ハセヲのそれが、アタシのほっぺに当たる。
「ゆっくりと、飴を舐めるようにしゃぶるんだ」
「………はい」
言われるままに、アタシはハセヲのモノに口をつけた。
先端に優しく口付けをする。
そのまま、舌をチロチロと這わせ亀頭を唾液で綺麗にしていく。
「ん、んふ、んは」
一度肉棒から口を離し、今度はすべるように裏筋を攻めて行く。
時折ピクピクと動く、ハセヲのソレ。
ただ無心に、しゃぶり続けた。
「………っ、中々うまいじゃないか。 じゃ、そろそろ咥えてくれよ」
ハセヲに命じられ、アタシはソレから口を離す。
亀頭とアタシの口が、白い透明な糸で繋がる。
そしてそれを手繰り寄せ、今度は――お口全体で、ハセヲのモノを飲みこんだ。
「んふ、ふぐう、ん」
予想以上に大きいハセヲのモノは、尚もアタシの口内でピクピクと痙攣を起こしている。
その鼓動を感じながら、アタシはただひたすらに口を前後に動かし、ハセヲの肉棒を刺激した。
「うはっ、揺光ちゃん、その調子! ………じゃなくて、その調子だ、揺光」
………? 何だか今のハセヲの言動がおかしかった気もするけど、そんな事は今のアタシには気にならない。
ただ無心にハセヲのモノを刺激し続けた。
「んちゅ、んく」
「うぉ………揺光………! で、射精る………!!」
瞬間、アタシの口内でハセヲのモノが膨張した。
そしてハセヲは一気にアタシの口から肉棒を抜き取ると、欲望のままに白い精を放出した。
アタシの顔やネコミミに大量の白濁液が飛び掛る。
呆然とするアタシをよそに、ハセヲは満足げな顔だった。
「………ふう、やっぱりネコミミ装備の女の子に顔射するってのは最高の気分だな。
 さて、揺光………本番は、ここからだぜ………」
ハセヲの顔が歪む。
彼の体を包む"AIDA"は、さらに活発に揺らめいていた。

――――――――――

「………遅ぇな。 何してやがんだ、揺光のヤツ」
学校から帰ってきてすぐPCを起動した俺は、揺光からのメールが送られている事に気づいた。
どうやらアリーナ戦に向けてレベル上げに行きたいらしい。
それはまぁそれで都合が良かったのだが。 揺光にもう一人のアリーナメンバー、アトリの事紹介しねぇといけねぇし………
「ログインはしてるんですか? 揺光さん」
と、不意にアトリが話しかけてきた。
俺がログインした時には既にアトリがカオスゲートで待っていたのだ。 アトリも揺光と同じく俺とレベル上げに行こうとしていたらしい。
揺光の誘いもあるし、アトリの方はエリアワードが決まっていなかったため、メンバーの顔合わせも兼ねて揺光が来るのを待っていたのだった。
しかし、揺光からのメールが来てからかれこれ20分。
「………ログインはしてるみたいだけどな。 仕方ねぇ、先にエリア行ってるか」
ショートメールを送っても返事がねぇ。 単に離席してるだけなのか、それとも………
俺の脳裏に、この時一瞬、黒い斑点の光景が蘇ってきた。 クソ、何でこんな事に頭が回らなかったんだ………!
杞憂だとは思いたいが、可能性はけしてゼロではない。 急がなければ。
俺はアトリと共に、揺光のメールに書かれていたエリアワードを打ち込んだ。

忙しくて執筆遅れ気味

127:名無しさん@ピンキー
06/10/23 00:36:17 ejNRjfe1
犬と小豆娘の話を考えてるけど
どうみても悲恋です本当にありがとうございました

>>126
GJ
ていうかAIDAハセヲ、お前の正体まさかwwwwww

128:名無しさん@ピンキー
06/10/23 00:37:07 OVxK1RFM

揺光ちゃんてw


まさか正体は増殖の人?
合ってても間違っててもスルーでいいけど

129:名無しさん@ピンキー
06/10/23 00:43:17 ejNRjfe1
ていうか、旧保管庫消えちゃってるね
きついなあ


130:名無しさん@ピンキー
06/10/23 00:45:32 r06ALKHt
朔×望書いたし、次は…ハセヲ×朔望にするか

131:名無しさん@ピンキー
06/10/23 01:12:37 r06ALKHt
今日はちょっと疲れたから、明日書くことにする。

132:名無しさん@ピンキー
06/10/23 01:40:55 YMNlDKAG
>>126
GJ!
こんなことするのはもはや奴しかいないwwwww

133:名無しさん@ピンキー
06/10/23 01:51:17 pNAdUrvO
さすが増殖、天晴れじゃ!!wwwww

134:名無しさん@ピンキー
06/10/23 01:54:41 m+RwXUSC
ついにやりやがったあの野郎おおおおお
個人的にはあくまで強気の揺光が好きだけど
こういうのも悪くないね。うん

135:名無しさん@ピンキー
06/10/23 02:14:10 ZAkn2Ru7
久しぶりにきたら神が増殖wwwwwwwww
とりあえず神全員GJ!!!!!!
そして増殖の人には国民栄誉賞を(`∀)ノシポイッ

136:名無しさん@ピンキー
06/10/23 15:10:27 7rhuvG19
規制だチクショウ

137:名無しさん@ピンキー
06/10/24 00:47:32 k9BpvI1x
ハセヲ×朔望いきます。

8月。世間ではもう夏休み。そして小学生であるあの二人もしかり。そんな8月のある日。あの二人は東京にいた。
何故二人が東京にいるのか。それは望がハセヲ。つまり亮に会いに東京に行くと言い出したからである。

8月某日。和歌山県某所。
「僕、ハセヲにいちゃんに会いに行く」
「何やて?」
「今度のお盆の時期に、ハセヲにいちゃんに会いに行くんだ。何でも、東京で大きなイベントがあるらしくてさ。3日間だけ地方からたくさんの人が来るから、東京に来るならその時期が良いって」
「ちょい待ち! いつそんな連絡の取り合いしとったんや」
「えっと…おととい…お父さん達にはもう言ってあるんだけど…」
「………ウチも行く」
「え?」
「ウチも行く言うたんや。望一人だけ行かせるのも危なっかしいし、ハセヲが何かせんように見張るためにウチも行ったる!」
「一緒に行きたいなら、素直に行きたいって言えば良いのに…」
「何や?」
「何でもありません…」

とまあ、そんなやり取りがあり、二人は今東京にいるのだ。しかし、東京は広い。そう簡単に亮の家に行き着けるわけでもない。おまけに今二人がいる場所は以上に人が多い。
「なんなんやこの人の数は。東京はほんまにメッチャ人が多いな」
「うん…」
二人は今、亮が指定した待ち合わせ場所、新橋駅のSL前にいた。
「ったく、人を呼び出しといて自分は遅刻かいな。何考えとるんやハセヲは」
「もうすぐ来ると思うんだけど…」
朔と望は目の前を流れていく人の流れを見ていた。リュックを背負った者やどこかに二人で出かけるのであろう老夫婦、カップル、様々な人々が二人の前を通り過ぎた。
「あ、来た」
亮の姿を見ると、望の目は輝いた。
「わりぃ、待たせたな」
「ほんまやで、呼び出したんなら先にきとくのが男ってもんやろ!」
「………朔も来てたのか」
「なんや、ウチがおったら不満か」
「別に。てっきり望一人で来るもんだと思ってたからな」
「始めはそのつもりだったんだけど、お姉ちゃんが一緒に来たいって言うから」
「そうか…」
亮はちらりと腕時計を見た。
「時間的にはちょうどいいな。行くぞ」
「行くって、どこに?」
「国際展示場」
亮は駅へ向かう人の流れへ向かって歩き出した。朔と望もそれについて行った。

138:名無しさん@ピンキー
06/10/24 00:56:16 k9BpvI1x
国際展示場へ向かう電車の中はかなり込んでいた。
「なんでこんなに人がおるんや」
「今日はイベントのある日だからな。この電車に乗ってる客のほとんどがイベント目当ての奴らだよ」
「なんか、鉢巻きした人とかアニメの話とかしてる人がいっぱいいる」
「そういう連中の集まりだからな。もうすぐ着くぞ」
電車は国際展示場に到着した。亮は帰りの切符を3人分買うと、某建物へ向かう人の列に加わった。
「離れんなよ、迷子になんぞ。しっかしすげえ人だな。よくもまあ、日本中からこんだけ集まったもんだ」
亮と朔、望は数十分をかけてようやく建物に入ることが出来た。本来こういうイベントにはまったく興味を示さない亮だが、今日だけはしぶしぶやって来たのだ。その理由は、誘われたからである。

以上。今日はここまで。
8月のイベントって言ったらあれしかないですよねえ。

139:名無しさん@ピンキー
06/10/24 00:59:53 wtTxYdY/
夏コミktkr
誘ったって誰だwwwwwww

140:名無しさん@ピンキー
06/10/24 01:01:53 vy7fazOl
>>138
GJ!
誘ったのってまさか同人誌書いてるあの子かwwww

141:名無しさん@ピンキー
06/10/24 01:37:08 dx2eH+P1
>>138札幌から遠路遥々御苦労様ですなw

142:名無しさん@ピンキー
06/10/24 01:40:58 aee/bNqM
てか朔も確か夏&冬コミ参加してるんじゃなかったかw
あ、委託参加か

143:名無しさん@ピンキー
06/10/24 02:17:29 bywxfki6
おまいら乙
ハセヲ×カール×揺光投下

144:名無しさん@ピンキー
06/10/24 02:18:44 bywxfki6

「旋風!」
「滅双刃!」

俺と揺光の双剣技がほぼ同時にモンスターに炸裂する。
斬るタイミングもフッ飛ばすタイミングもほぼ同時、ありえねぇくらいに。
ちなみに今倒した奴が最後だったからこれで戦闘終了。無様なモンだぜ……。

「息ぴったりじゃん、きみ達」
「は?」
「おんなじ技で同時にトドメって滅多に決まんないよ」
「偶然だろ」

そりゃ飽くまで確率論じゃね?
たまたま俺が双剣をメインウエポンに設定してて、揺光と同じ技出して、同じ敵倒した、ってだけだろ?
なぁ、そうだろ揺光……って聞こうとしたら、揺光は揺光で何かダンマリ決め込んでるし。

「ところでさ」
「あん?」
「前から聞こうと思ってたんだけどハセヲの装備してるその双剣、見かけないタイプだね」
「旋式・鈷風鉈のことか?」

まぁ、一応レア度5だしな。
珍しいっちゃ珍しいかもしれねぇけど。

「そのタイプの武器って確かアリーナタイトルマッチの優勝商品だっけか。
 でもハセヲが紅魔宮で優勝したのって2017年だろ? 旋式・鈷風鉈って2016年の優勝商品じゃなかったっけ」
「つか、これ元々俺のじゃないし」
「どゆこと?」
「揺光と交換したんだよ。な、揺光」
「う、うん……」

結構前になるんだが……揺光が
「アタシの旋式・鈷風鉈とハセヲの回式・卦針を交換して欲しい」って言ってきたことがある。
断る理由もなかったし、もう卦針よりも攻撃力のある武器も持ってたから
「別にトレードじゃなくてもただでプレゼントしてやるよ」って言ったら
「トレードじゃなきゃヤダ!」と言って譲らなかった。
まぁ、最後は揺光の言う通りトレードで互いに交換、ってコトになっちまったワケだが。

「ってコトがあった。随分前だけど」
「へぇ。揺光も隅に置けないな」
「な、何がさ」
「ハセヲが使ってた武器が欲しかったんじゃないの?」
「そっ、そんなんじゃないって! きょ、今日のカール、何か変だぞ!」
「あたしはいつでも変だよ」

……そうだったのか?
てか何で俺の使ってた武器を揺光が欲しがるんだ? 分かんねぇ。

「それで? ハセヲと交換した回式・卦針の使い心地はどうなのかな? かな?」
「べ、別にそんなのどーだっていいだろ……」
「……ふーん。ね、ハセヲ。あたしもハセヲが装備してたアイテム、何か欲しいな。プレゼントしてよ」


145:名無しさん@ピンキー
06/10/24 02:20:15 bywxfki6

「カール! 何言ってんのさ!?」
「だって揺光ばっかハセヲにプレゼントしてもらってズルイじゃん」
「アタシ達のはプレゼントじゃなくてトレードだよ!」
「どっちでもいいよ。あたしもハセヲの使ってたモノ、欲しいし」
「ハ、ハセヲ、本気にしちゃダメだぞ!」
「(何ケンカ始めてんだろ、コイツら……)」

……別にプレゼントくらいよくね?
俺が装備してたアイテムってのが何か引っ掛かるけど。
カールにプレゼントすんなら、やっぱ鎌系の武器かアクセサリ類だろうか。
てか今はそーいう雰囲気じゃねぇな、どう見ても。さすがに俺でも空気くらい読めるぜ……。

「プレゼントがダメならデートでもいい。今度一緒にマク・アヌでゴンドラ遊覧イベント出よっか?」
「そ、そんなのダメなんだからな! 絶対許さないんだからな!?」
「何でそこでお前がキレてんだ、揺光」
「そだよ。決定権はハセヲにあるんだし」
「とにかくっ! ダメなものはダメっ!」

妙な雰囲気になってきたな……。
つーかカールは揺光をわざとからかってる様にしか見えねぇんだが。
揺光は揺光はまんまと乗せられてるし……何なんだ、一体。

「デートくらいいいじゃん」
「よくないよ! ア、アタシだって……まだハセヲと……したコトないのに……」
「ハセヲ、そなの?」
「や、俺に言われても」

いきなり俺に方向転換かよ。

「きみ達付き合ってるんじゃないの? 有名だよ、ハセヲと揺光の宮皇カップル」
「ハセヲ……な、何とか言い返してよぉ……」
「何とかって言われてもな……」

何つー目で人の顔見てんだ揺光の奴……。
普段は勝気なんだが、智香モードになったら急にしおらしくなるから困る。
結構中身は女の子してるからな……下手に傷つけるワケにゃいかねーし。

「ならしちゃえば、デート」
「は?」
「どうせならゲームじゃなくてリアルですればいい。
 もうすぐ夏休みだし、揺光がハセヲの居る東京まで遊びに行けばいいんだ」 
「東京にねぇ……まぁ、揺光が来たいってんなら俺は別に構わねぇけど」
「え……ホントに……?」
「ただ遊びに行くだけじゃ芸がないな。ハセヲ、2~3日泊めてあげなよ」
「と、泊めるって……」

泊める泊めないは別にして、だ。智香とは一度リアルで会ってみたかったし。
今までそーいう話なかったから機会なかったけど。

「この子、夜のレインボーブリッジ見に行きたいんだって」
「あー。そーいやそんなコト言ってたっけ」
「ハセヲもその気になってくれてよかったな、揺光。あんたが裏切ると怖いってトコ、見せなくて済みそうだ」
「カッ、カッ、カールッ!」
「……そんなコトも言われた気がする」

“一途でしつこいぞ”とか“裏切ると怖いから!”って……何か、怖い気がするの俺だけか?。


146:名無しさん@ピンキー
06/10/24 02:21:50 bywxfki6

数日後。

「約束が違うよ、潤香!」
「だって。あんたとハセヲ、全然進展しないんだもん」
「うぅ~~。絶対ダメだって……ヤバイって……」
「あんただってハセヲに会いたいでしょ? ならいいじゃん。
 東京に2~3日行くくらいさ。一夏の冒険みたいでカッコイ~」

いつもの放課後。
図書準備室でのお茶会。

「それに……ハ、ハセヲの家に泊まるんだし……何か間違いがあっちゃ……ダメだと思うし……」
「間違い? 間違いって何?」
「ふ、不順異性交遊……とか……」
「おんやぁ? 智香ちゃんはそーいうのに興味あるんだ?」
「な、ないよっ!」

こういう時の潤香は本当に意地が悪いと智香は思った。
潤香自身もかつては自虐的な時期があったのだが、最近は智香という恰好の玩具が見つかったせいもあって
現在は自虐性はなりを潜め、後輩いぢめが専らの趣味のようになっている。
これも一種の親愛の念なのだろうが、智香にとっては堪ったものではない。

「不順か、そーでないかはともかくだ。
 お年玉くらい貯めてるだろ? 新千歳から羽田まで往復でも3万かからないよ、今時」
「出せるけど……あ、会うのはやっぱり恥ずかしいよ……」
「ゲームで散々会ってるくせに」
「それとこれとは話が違~~~うっ!!!」

智香にとって拷問とほぼ差し支えの無い事態だった。
とんとん拍子で話が進み、本当に夏休みにハセヲの……三崎亮の家に
ホームステイ(?)しに行くことになってしまったせいで、ここ数日夜も眠れない日々が続く。

「だって……アタシ、ハセヲと初対面の時にさ、すごい嫌な奴だったもん……」
「それ聞いた。彼の首絞め上げて
『ライバルゥ~? コイツがぁ~? ……弱そうだよ?』って言ったんだろ?」
「お、思い出させないでよ……あれはアタシの黒歴史……」
「マウンテンサイクルに封印しなきゃな」

正直言ってどの面下げて会えばいいのか分からない。
ハセヲが何のために戦っていたのか理解できなかった当時の智香。
出会う度に衝突を繰り返して、彼のことを全く理解しようとしなかったあの頃。
彼は何も言わずに受け入れてくれたけれど、智香はまだ内心、脅えていた。
本当に自分は許されたのか、と。

「あんたも色々悩み多いな。いいね、青春って感じ」
「全部潤香のせいだよ……」
「あの子の気持ちに応えたいんだろ? 根性見せな」
「う、うん」
「2人で回る場所はあたしがチョイスしとくよ。あたしは東京観光においても頂点に立つ女だ」
「……え、遠慮しとく」


147:名無しさん@ピンキー
06/10/24 02:23:37 bywxfki6

*********************



「(か……買っちゃった……)」

とうとう智香は新千歳発成田行きの往復チケットをネット予約してしまった。
バイト経験のない智香にとって航空チケット購入は痛い出費だが
2018年の正月は特に多めにお年玉を貰っておいたのが幸いしたようだ
(2017年に意識不明になったため、親戚一同の見舞金に近い意味での寄付、とも言えるが)。

「(買っちゃった……買っちゃった……買っちゃったぁ!)」

カール……潤香にそそのかされた感も拭えないものの、智香は後悔はしていない。
自分でも妙な感覚だとは感じる。
彼に、ハセヲに会えると考えただけで胸の奥がドキンと高鳴るのだ。
それに伴って、どんどん頭の中がハセヲの姿や声で埋め尽くされてゆく。
場所は選ばない。
授業中でも掃除中でも委員会の仕事中でも下校中でも家の中でも風呂の中でもベッドの中でも。
心地が良い、考えるだけで心地がよかったから。

「(はは……アタシのキャラじゃないって……)」

自分はもっと違う人を好きになると考えていたのに。
けど、そういう理屈は考えるだけ無駄と最近分かるようになった。
恋愛は本能でするものだと。
自然界の動物の雌は、より強い子孫を産むために強い雄を伴侶に選ぶ。
そして同時に、恋愛は肉でするものだとも悟る。

「(こうしちゃいられない、東京行くまでにダイエットしとかなきゃ!)」

何しろ最近はカップ麺の食べ比べブームが再発して体重が増加傾向にある。
意識不明になった時、全国ネットのニュースで智香の顔写真が公開されてしまったワケだが
2016年の高校入学時に撮影した写真だったのが唯一の救いだった。
どう見ても1年前に比べて体重増えています。本当にありがとうございました。

「(そのためにカップ麺は……断つ!)」

脱ダム宣言ならぬ、脱カップ麺宣言がここになされたのだった。

「(どんな服持ってけば良いかな……やっぱ新しく買った方がいいのかな?)」

東京なら北海道と違って日中の暑さも変わってくるだろう。
その辺も考慮しておいた方がいいかもしれない。

「(ハセヲは……亮は、どんなのが気に入ってくれるかな……)」

今度の初対面は失敗をしないように。
一期一会の心を忘れずに。

「(早く……会いたい)」

心地よい胸の高鳴りを感じながら、智香の鏡との睨めっこは続く―――――。


148:名無しさん@ピンキー
06/10/24 02:25:05 bywxfki6
ラ・メーン……フランス料理か? 真心がこもったカップ麺? 何のことです?
おやすみおまいら


149:名無しさん@ピンキー
06/10/24 02:55:36 WzloxUB/
>>148
うひょぉぉぉぉGJ!!!!!

150:名無しさん@ピンキー
06/10/24 08:01:02 4fU/YFMn
うはwww最高wwww

151:名無しさん@ピンキー
06/10/24 09:47:26 Z5wSvHfp
電車の中で読んじまったよ!!
ニヤニヤしながら読んでたから絶対変な人だと思われた…

152:名無しさん@ピンキー
06/10/24 14:35:16 k9BpvI1x
>>138の続き

「東エリアC45って何処だよ」
建物の中を、亮は朔と望と一緒に歩き回っていた。初めて来たのだから、迷うのも無理は無い。
ちなみに今亮達は反対側の西塔にいた。
「あほ、ここは西側やないか。ちゃんと掲示板見いや」
「あ? あ、マジだ。ってことはあっちかよ」
亮はブツブツ文句を言いながら反対側へ移動した。
「C45…」
亮達は番号を確かめながら一つずつ調べていった。そして。
「おーい、亮~」
手を振っている智香を見つけた。その顔はどこか嬉しそうだった。
「やっと見つけたぞ…ったく、もうちょっとちゃんと見取り図とか書いとけっての」
亮は智香のもとへ行った。
「あれ? その二人は?」
「あ? ああ、この二人は」
「ひょっとして…朔と望?」
「よく分かったな」
「髪型が似てるから」
智香は驚いたような顔をしていた。
「そう言えばなんでこの二人が一緒にいるの?」
「東京に来たいって言うから、今日来いって言ったんだよ」
「ふ~ん」
智香は朔と望をまじまじと見つめた。と、ここで何かふと思いついたかのように手を叩いた。
「そうだ。二人ともいっそのことコスプレしてみたらいいんじゃない? 二人に丁度良さそうな衣装もあるし」
「え?」
智香は紙袋に手を入れると、ごそごそと漁りだした。そして、何かの衣装を2つ取り出した。
「じゃ~ん」
「……おい、これは…」
「ザ・ワールドの衣装やないか!」
「なんでそんなもん、お前が持ってるんだよ」
「ここで知り合った、作家仲間の人がくれたの」
「これ、見た感じサイズがぴったりだよぉ」
「なんでいい具合に2つあるんだよ。お前の仲間はエスパーか?」
亮達はその衣装を見てちょっと引いていた。
「細かいことは気にしない! ほら、これあげるからこれでも着てコミケを楽しみな」
智香は朔と望に無理やり衣装を押し付けた。
「……どうしよう…? ハセヲにいちゃん」
「俺に聞くな」
「あ、そうそう。着るんなら西塔のコスプレブースがあるからそこの更衣室で着替えな。後はその格好でウロウロしてようが構わないからさ」
「誰も着る言うて無いやないか!」
亮は頭を掻くしかなかった。

西塔・コスプレブース。
当然のことながら、亮達は注目を集めていた。
「目立ってるね…お姉ちゃん…」
「言うな。わかっとる」
目立つのも無理はない。何せ、双子がザ・ワールドの衣装を着て立っているのだ。
「…すげえ、あれ本物の双子か?」
「みたいだぞ」
「あの右の子男のかな? なんか可愛い…」
男子はもちろん、女子も当然突如現れた二人組みに興味津々だった。
「……」
亮はなんともいえない顔をしていた。

とりあえずはここまで。続きは夜にでも

153:名無しさん@ピンキー
06/10/24 16:35:18 g0QauKg8
>>148
アプカルルでハセヲとカールのコンビで絵描かれてそうだな。
ちょっと不機嫌になる智香に何故か悪い気がしない潤香とかね!

154:名無しさん@ピンキー
06/10/24 16:40:17 Yw9h4Nlr
>>152
会場の片隅に、愛猫の追悼写真集売ってるお兄さんがいたりして。

155:名無しさん@ピンキー
06/10/24 18:23:38 I0n1UVur
外に出てきているということは一応社会復帰はできたんだ。

156:名無しさん@ピンキー
06/10/24 22:56:39 O0Tsz0Yl
ありそうだなw夢が膨らむww

157:名無しさん@ピンキー
06/10/25 01:22:20 19x31l46
>>152の続き

周りはすっかり好奇の目で3人を見ていた。というより、一部の人間の心を見事に掴んだようだ。
「見てみて、あの右の男の子。可愛くない?」
「うん。隣のお姉ちゃんかな?」
「じゃあ、その隣で半分諦めが入ってる男の人は?」
「うーん、なんだろう。あの二人の知り合いかなんかじゃない?」
とか、
「きた、きた、きたあああああああ!」
と叫ぶ者がいたり。
「あの左の女の子、げき萌えだね」
「うむ」
「実にかわゆい…片割れが男なのは残念だが、あの子だけでもお持ち帰りをしたいものだ」
とか言う者が続出だった。
その一方で、コスプレブースの入り口が少々騒がしかった。
「ああ?」
「なんや?」
亮と朔はその方向を見つめた。そこにいたのは。二人の良く知っているあいつだった。
「お客さん、困りますよ。ナンパは規則で禁止されているでしょ。ちょっと事務所まで来てください」
「な、何すんだ放せ! 俺はただあの子にデートを申し込んだだけじゃねえか!」
「だからそれがナンパなんですよ! おとなしく事務所に来なさい!」
「くそ、放せ! ん?」
「「!!」」
亮と朔は騒ぎの元凶と目が合った。
「おお、ハセヲに朔じゃないか。ちょっと助けてくれ」
「ひ、人違いだ」
「そうやそうや」
二人はあえて他人のふりをした。関わってはいけない。直感的にそう感じたからだ。
「無視か? 無視なのか? てか、何で朔といっしょにいるんだよ。お前そっちの趣味が」
(無視だ、無視…)
二人は徹底して無視をした。
「ハセヲ、助けてくれよ。なあ」
朔は咄嗟に亮の腕を取るとその場から逃れるために演技をした。
「お、お兄ちゃん。ウチいきたい所があるねん! はよ行こう!」
「あ? ああ、そうだな…ほら、お前も行くぞ、望」
「え? あ、待って」
「ちょ、待ってくれ! ハセヲ!」
3人はなんとかその場から逃げ出した。


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