07/10/23 18:42:20 u3pzDo4X
「は……原川さん、冗談ですわよね? そんな事、本当にしませんわよね?」
「……いいか? ヒオ。ヒオ・サンダーソン。
俺を聖人君子だとでも思っているのか? どんなことをされても平気で受け流せると思っているのか?
そんな筈はないだろうヒオ。
ただでさえ俺への負担が大きくなったのに、いい加減そんなに振り回されるのには忍耐できない、それだけだ。
覚悟は出来ているだろう? あらかじめはしゃぐなと言っておいたのだから」
「ちょっ……、は、原川さん! 止めてください! いやぁ、手を掴まないでくださいな……っ!
や、ほんとに、本当にそんな事をするんですの!? 信じていましたのに……、やだあっ……!」
「二度言わせるなよヒオ。君が悪いんだ。人の多さでいつもよりハイテンションになっていたかもしれない。
思考回路がヒートしていたとしても納得できる。だが、それとこれとは別問題だ。
何故ならヒオ、君は……、」
「ご、ごめんなさいですの!
でも、ちょっと見たことないものがあって、ついついそれで予算オーバーしてしまいまして、それだけですの……!
だから、手を離していただけませんか……」
「……駄目だな。ヒオ、君は俺を怒らせた。
事実はそれだけなのだから」
「は、原川さ……やぁ、やめてくださいな……! ひ……あ、あ、ちょ、そんな強く掴まないでくださ……っ!
ああっ……、だめ、だめ、駄目ですのっ!
それ、ゴムが、ゴムが破けてます……っ!!
駄目ですの……。あ……」
「……悪かった、ヒオ。流石に無理矢理奪うこともなかった筈だな」
「ひ、あ……。中が、中から漏れて……ぐちょぐちょに……。
ヒオ、はじめての体験でしたのに……」
原川混ぜてみた。こいつはどうだ?