忍たま乱太郎のエロ小説at EROPARO
忍たま乱太郎のエロ小説 - 暇つぶし2ch356:触手?×マイタケ城嬢
07/05/20 23:33:22 XVDeu1sF

 せっかくの春の訪れというのに、天候はあまり優れず肌寒い日が続いていた。
 ミスマイタケ城嬢もそんな気候のせいか、体調を崩し、しばらく実家に帰り、養生することにした。城を出て空を見れば、今日もどんよりと灰色の緞帳が下りている。
 これから低いとはいえ山を一つ越えなければならないのに、とぶつぶつ呟きながら人気のない道へと足を踏み入れた。
 彼女の家に帰るには、この道を通らなければないのだが、普段あまり使われない場所ゆえに、山賊やもののけが出てきそうな、寒々とした獣道である。
 早くここを抜けよう。そう思って小走りに進んでいると、突然何かに足首を掴まれた。
「ヒィ!」
 蛇だったら大変だ、と持っていた杖でつこうと振り上げた途端、ずるずると脇の茂みに連れ込まれる。
「たすけてぇ!」
 悲鳴を上げるも、ここは本当に人の通らないところゆえに、その声が届く事はなかった。
 後に残るのは、非情な春の風だけだった。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch