忍たま乱太郎のエロ小説at EROPARO
忍たま乱太郎のエロ小説 - 暇つぶし2ch277:突庵×照代①
07/04/22 19:57:26 OwGJmiOi
女体化の流れを切って申し訳ない
突庵×照代を書いたので投下させてもらいます

*
*

北石照代が、町の通りで突庵望太を見かけたのは、少々難しい任務を無事終えた帰り道だった。
普段は滅多にないことだが、今回は途中で敵の忍者と交戦する羽目になった。
女一人に対して、相手は男二人。一度は最悪の事態も考えたが、
向こうが女相手と侮ってくれたおかげで、逆にうまく隙をついて返り討ちにすることが出来た。
褒賞金に色をつけてもらえたことも勿論だが、それ以上に、自分が男に引けをとらない戦闘力をも
持っていることを知らしめられたという満足感で、彼女の心中は弾んでいた。

望太に声をかけようと思ったのは、そんな妙に浮き足立った気分のせいだったのだろう。
忍術学園の教育実習で出会ったのを発端に、彼と関わって碌な目に遭ったことがない。
普段なら間違いなく気づかないふりをしてやり過ごしたはずだが、
今日は何故か、少しばかり彼をからかってやろう、という気になった。
足を踏み出した瞬間、ふ、と鼻先を掠めた鉄の臭い。
一通り体は清めてきたはずだが、落しきれなかった任務の残り香だ。
あるいは“これ”も、気を昂ぶらせている原因の一つであるのかもしれない、と照代は思った。
およそ一日を経ても、いまだ冷めやらない戦闘の興奮が、体の中で渦巻いている。
男の暴力的な衝動と性欲が結び付いているというのはよく聞く話だが、女にも同じことがあるのだろうか。
ひょっとして、自分がくノ一という女の性を最大限に利用する仕事に就きながら、
私生活ではまったく女扱いされることがないのは、この性質のせいかもしれない。
照代は浮かんだ微苦笑を払うように、望太に向かって大きく手を振った。

「あら、突庵じゃないの。久しぶりね!」
振り返った望太の手には、例によってパート忍者募集のチラシが握られていた。
照代は無遠慮に驚いてみせる。
「やだ、あんたまだ忍者を諦めてなかったの!?」
「ほっといてくれよ。何を目指そうと僕の勝手だろ。そういう君こそ…」
望太の反論を遮って、照代は勝ち誇ったようにふんぞり返った。
「残念でした。あたしは任務の帰り道よ。
こう見えても、それなりのキャリアはあるんだから」
そして、意味ありげに着物の襟の袷に手を差し入れる。
その動きに、望太があからさまにうろたえたのがおかしくて、忍び笑いを噛み殺した。
「で、懐もあったかいし気分がいいから、お茶の一杯でもおごってやろうかと思ってね」
あんたとは何かと腐れ縁だし、と付け足す。
照代は性格こそこの通りのはねっ返りだが、外見だけなら十分美人の域に入る。
望太もやぶさかではないのだろう、素直に頷いて誘いに応じた。

278:突庵×照代②
07/04/22 20:01:30 OwGJmiOi
照代は望太の手を引いて歩き出したと思うと、いきなり方向転換して細い路地に入った。

初めは近道でもしているのかと思ったが、一向に表通りに出る気配もなく、
どんどん奥へと進んでいく。さすがにおかしいと感じて、望太は声をあげた。
「おい、どこまで行くんだよ」
すると、照代の足はぴたりと止まった。そして彼女が振り返った時、望太は思わず息を呑んだ。
目に映ったのは、彼のよく知った男勝りの“北石照代”ではなく…まさしく“女”、そのものだったのだ。
「き、北石く…?」

射すくめられたように動きを止めた望太を大きな双眸で捕らえ、照代は莞爾とほほ笑んだ。
つやつやと光る朱唇にくらりと意識が飛び、気がついた時は背中を湿った土壁に押し付けられていた。
男にしては小柄な望太は、女にしては長身の照代を見上げる格好になる。
「あたしのおごりなのよ。ちょっとくらい寄り道したっていいでしょ」
つ、と体をすり寄せられて、ようやく彼女が何をしようとしているかをはっきり悟った。
これまでの人生で、女性に全くといってよいほど免疫のなかった望太は、ひたすらうろたえる。
「ちょ、ちょっと、やめたまえよ…」
「やめたまえ、だって?優等生みたいな口きいちゃって」 からからと照代は笑い、身を引こうとする彼に構わず胸を押し付けてきた。
ひいっ!と情けない悲鳴が、望太の喉から漏れた。
「ふうん…あんた、経験ないんだ?」
答えはないが、茹であがったように真っ赤な顔を見れば、図星であることは明白だ。
「いやねえ、坊やにもほどがあるわよ。女も知らないで忍者だなんて、
出来るわけないじゃない。…丁度いいから、あたしが教えてあげる」
彼女は豪快に、千鳥格子の着物の襟を開いた。
ぷるんと飛び出してきた胸の、予想以上の大きさと意外な白さに、否応なしに釘付けになってしまう。
「ほら、触ってごらんよ」
挑発に操られるように、手を伸ばした。
豊かな乳房を恐る恐る両手ですくい上げると、指が柔らかく沈み込む。
「あ、あ…」
初めて触れる女性の肌は滑らかで、それでいて掌に吸い付いてくる。
まるで上等の絹のような感触だった。
望太は夢中になって、たっぷりとした膨らみをこね回した。

いつの間にか股間のものも頭をもたげ始めて、袴の布を窮屈そうに押し上げていた。
それに気づいた照代の指が、形をなぞるようにすうっ、と優しく撫であげる。
「あふ…っ」
「ふふ、本当にうぶなのね」

279:突庵×照代③
07/04/22 20:06:02 OwGJmiOi
照代がおもむろにしゃがみこんで望太の袴を下ろし、下帯を
はぎとってしまうと、待ちかねていたように猛ったものが飛び出した。

……と、しばらくの沈黙。

照代は唐突に動きを止め、驚愕の表情で目の前に現れたものを凝視している。
「あ、あの、僕のナニに何か…?」
世間一般の男と比べて、イチモツに変なところでもあったのだろうか。
不安そうに尋ねた望太と、股間のものとをかわるがわる見比べ、照代は信じられないといったように呟いた。

「…嘘…大きい……」

それは望太の童顔と、およそ締まりというもののないぽっちゃり型の
小柄な体躯とは、あまりにもギャップがありすぎる…一種凶暴ですらある姿だった。
天を衝いて反り返ったその頂点は、臍の高さを軽々超えており、
太い血管が浮き出した陰茎の形は、まるでごつごつした巨木の幹を思わせる。
照代はごくりと唾を飲み込んだ。
勿論、大きければよいというものではない。
しかしここまで見事なものを目にするのは初めてで、思わずじっと見入ってしまう。
その手の好事家になら、随分重宝されるのではないだろうか。

照代は思いきって、望太の男根に唇を寄せた。
杏色の艶かしい唇がうっすら開き、ちろりとのぞいた舌を根元から先端まで這わせた。
割れ目に舌先を差し入れられ、望太の体がぶるっと震える。

「プロのくノ一の口淫なんて、そうそう体験できるものじゃないわよ。有難く思ってよね」

彼女は左手を竿に添え、独自の意思を持った生き物のように自在に動く舌で
巧みに裏筋をなぞると同時に、空いた右手で優しく子種袋を揉みしだき、
あるいは張り出した亀頭の周囲をくすぐるように、舌先だけを小刻みに動かして舐め回していたかと思うと、
次の瞬間には一気に銜え込み、じゅぽじゅぽといやらしい音を立てながら強く吸い上げた。
「おぁ、あ~…っ!」
頭の芯が、白昼夢でも見ているようにぼんやりと痺れていく。
望太はただ、巧みな技巧に翻弄されるしかなかった。
早くも噴きこぼれた先走りと、照代の唾液がまざりあったものが、
屹立した幹を伝って袋にまで流れ落ちる。
くぐもった水音に、照代自身も興奮を誘われているらしい。
わずかに揺らめいた腰つきが、蠱惑的な踊りを舞っているように見えた。
「はあ…っ、もう我慢出来ない…」
口の中で、陸に打ち上げられた魚のようにぴくぴく小刻みに
動いていた陰茎をぬぷっと吐き出して、照代は彼を見上げた。
情欲に潤んだ目が、初めての雄の本能に目覚め、燃え立つ目と絡み合った。

280:突庵×照代④
07/04/22 20:11:49 OwGJmiOi
「ねえ、こっちにもしゃぶらせて頂戴?」
照代は尻をこちらに向けて壁に手をつくと、着物の裾をからげた。
白いまん丸な双球をあらわにして、むっちりした腿の間に隠された肉厚の花弁を後ろ手で大きく広げる。
物欲しそうにぱっくりと口を開いたそれは、汗とは違う雫を滴らせていた。
初めて見る女陰は、想像していたよりもずっと生々しく複雑で。
気圧されてしまうような、圧倒的な存在感があった。
ままよと触れてみると、とろりと熱い内側がひくひくと震えた。
「こ…、ここに入れればいいのかい?」
「そうよ。でも、ゆっくり…ね」

望太の亀頭がつぷりと沈むと、照代の膣は瞬間的にきゅんと締まった。
これから受け入れるものの大きさをじっくりと確かめながら、ゆっくり奥へと導く蠕動。

しばしの時間をかけてずっぽりと根本まで肉棒を埋めてしまうと、
妖しく蠢く魔性の器官は、まるで食いつくかのごとき強さで締め上げてきた。
ぎこちなく腰を動かしてみれば、押し込むと巻きつき、引き抜くと抵抗する肉の襞が
男の欲をぴったりと包み込み、気持ちよくてたまらない圧迫感を絶え間なく与えてくる。
「ぉほぅう…ぁっ」
蕩けるような感覚に、望太の口から溜息とも喘ぎともつかない間の抜けた声が漏れた。
照代は照代で、自ら感じる場所に刺激を得ようと、望太の腹に
尻を押し付けるようにして積極的に腰を振り動かしている。
こんなところまで能動的なのが彼女らしい。

「ああ…、ね、おっぱいも…触ってぇ」
甘い声でねだると、照代は腰に添えられていた望太の手を胸元に導いた。
先刻よりもさらにしっとりと湿った二つの乳房は、柔らかいのに
不思議な弾力があって、彼女が息をするたびにぷるぷる上下に揺れている。
望太の丸っこい手は、無意識のうちに宝探しのように乳房の突起を探していた。
熱をもってしこったそれに行き当たると、誰に教わったわけでもないのに、
指の腹で優しく円を描くように撫でる。
くすぐったいような、痛痒いような、両の胸から下腹に広がるもどかしい疼き。
照代は一層きつく膣壁を収縮させた。
(忍者の素質はゼロだけど、こいつ、こっちの方は案外…)
「…はぁっ…悪くない、みたいぃ…っ」

「ん、んはあ…ッ!イイっ!イイよぉ北石くん…!」
調子を掴んで勢いを増してきた望太の律動に、照代の膝はがくがくと震え、力が抜けそうになる。
一方の望太も、すでに限界が近いらしい。
獣のような荒い息遣いに、切迫したものが交じっている。
元より初めての経験、抑え方など分からないのだろう。

「お…、ああーっ、だ、駄目だ、もう…っ」
「いいよ…先に、いきな…」

照代は、自分の乳房の上で組まれた望太の手に、自分の手を重ねた。
ラストスパート、とばかりに何度も何度も激しく奥を穿たれ、締め付け、
繋がった部分一点に感覚を集中させる。
「くっ…ううっ」
望太の呻きと同時に、一際激しい脈動と、熱い奔流が照代の膣内で爆ぜた。
それを追うように、彼女も緩やかな絶頂感に包まれ、ずるずるとその場にくずおれた。

281:突庵×照代⑤
07/04/22 20:16:43 OwGJmiOi
路地を出てすぐのところにある茶店の長椅子に、二人は並んで座っていた。
会話らしい会話はなく、湯呑みの中の茶が立てる湯気を
ぼんやり見つめて、なんとなく体に残った気だるさを共有しているだけだ。

「北石くん!」

唐突に、沈黙を破ったのは望太だった。
「何よ、突然大声なんか出して…」
「僕は、責任をとろうと思う」
「はあ?」
がしっと照代の手を握り、真っ直ぐに顔を見つめる。
「あっ、あんなことをしたのだから、男としてはきちんとけじめをつけるのが筋だと思うんだ」
「……何言ってんの、あんた」
照代は呆れ半分、驚き半分で目を白黒させた。
言うまでもなく照代は生娘ではなかったし、任務の前に避妊薬も服用していた。
童貞を奪ったかどで恨まれるならともかく、照代の方から気まぐれで
もちかけた「お遊び」に、どうして彼が責任をとるなどという発想になるのだろう。

そもそも、照代は睦言を聞きたいがために男と交ろうと思ったことなどなかった。
彼女が求めていたのは、ある時は重要な機密であり、
あるいは相手の命であり、そうでなければ単なる退屈しのぎだった。
様々な男のあしらい方を学んできたけれど、こんなに稚拙で愚直な思いを持った
男と対峙するのは初めてで、どうしたらよいのか分からなくて。

照代は少しの間戸惑っていたが、あまりにも真剣な望太の顔が滑稽で、
そしてひどく可愛く思えて、とうとうぷっと噴出した。
「あんたって、本当に変な奴!やっぱり忍者に向いてないわよ」
「し、失敬だな!僕のどこが変だっていうんだ!」
望太はさっぱり分からないといったふうに、憮然として腕を組んでいる。
子供っぽく頬を膨らませた間抜けな顔が、何故か妙にいとおしく、
昂ぶっていた気持ちが、潮が引くように穏やかに凪いでいくような気がした。

こんなのも、たまには悪くないかもしれない。
腹を抱えて笑いながら、照代は不思議と温かいものが胸に満ちるのを感じていた。

282:名無しさん@ピンキー
07/04/22 20:20:26 OwGJmiOi
すみません、書き忘れましたが
↑で完結です。

お粗末さまでした

283:名無しさん@ピンキー
07/04/22 21:23:26 iS7uRRlK
>>273 >>282
GJGJ!両方とも良かったよ!


284:名無しさん@ピンキー
07/04/23 12:15:09 XvPDh6O6
>>282
超gj!!突庵に萌えたw

285:名無しさん@ピンキー
07/04/23 12:42:57 2SK678+C
>282

素直に上手い。 GJだ! 
ぜひ次作も期待してます!!

286:名無しさん@ピンキー
07/04/23 20:30:08 6GkzOOJx
>>282

GJ!
やっぱ大人のくの一はいいな

287:名無しさん@ピンキー
07/04/23 20:31:38 DSPUpDes
女体化の続きは?

288:名無しさん@ピンキー
07/04/23 21:14:12 2cOsajQq
文ってそんなに早く書けないだろ
気長に待とうぜ

289:282
07/04/23 22:05:19 2BsfjHpX
>>283->>285
ありがとうございます

調子に乗ってもう一つ書いてしまったので、
再度投下させてもらいますね
女体化なので、苦手な方はスルー願います

290:照星×虎若(女体化)①
07/04/23 22:07:32 2BsfjHpX
>>261に触発された照星×女体化虎若です
残念ながら饅頭ネタは使えませんでしたが…

照星の顔がまるっと原作のままだとビジュアル的に
愉快なことになってしまいそうなので、
そのへんは適当に脳内で補完してくださいw

*

佐武の若大夫に関して火急の用があると、忍術学園の密使が
やって来たのは、まだ夜も明けきらないうちだった。
当主である佐武昌義にも内密にと念を押した上で、学園に来て欲しいと言う。
一匹狼的な自分の性質は昌義も認めるところであるから、
少しの時間村を離れるのは構わないが、何の目的だろうか?
訝しみながらも、依頼の書状に押された割り印が確かに佐武と
忍術学園の間で交されたものであることを認め、照星はそれを受けた。
…勿論、最大限の警戒は怠らなかったが。

連れて来られた学園の門前では、一年は組の強化担当教諭である土井半助が待っていた。
挨拶もそこそこに、年若い教師に案内されたのは、
広大な敷地の隅にぽつんと孤立して建てられた簡素な建物だった。
一瞬、罠かもしれないと気を張ったが、土井からも
建物の中からも怪しむような気配は感じられない。
ただ、何か切羽詰まったような悲壮な空気があるような気がしてならなかった。

291:照星×虎若(女体化)②
07/04/23 22:08:18 2BsfjHpX
通された部屋には、髭をたくわえた面長の中年の男が座していた。
土井よりも、数段上の風格を感じるその男は、山田伝蔵と名乗った。
「山田…?まさか、あなたがあの…」
山田伝蔵と言えば、火縄銃の天才的な腕前で活躍したいくさ忍だ。
自分も鉄砲で飯を食ってきた忍者の端くれ、
その名前には、かねてから一種の憧憬を抱いていた。
いくさ忍を引退した後の行方は杳として知れないと
聞いていたが、まさか教師になっていたとは。
虎若からの文で何度か目にした「山田先生」の名前と
目の前の山田伝蔵が結びつかず、照星はしばし伝蔵の顔を凝視した。

「…さて、早速ですが、用件に移らせて頂いてよろしいですかな」
「ああ、これは失礼いたしました」
勧められた茶に口をつけるふりだけして周囲を見回し、先を促す。
「少々ややこしい話ですが、あまりゆっくりお話しする時間はないのです。
じきに、虎若も参りますから、それを見ればおわかり頂けるかと」
どうも勿体ぶったような話しぶりに、照星は首をかしげた。
…と、緊張感に欠ける足音が向こうの廊下から聞こえてきた。
失礼します、と心なしか力ない声と共に障子が開き、
果たして顔をのぞかせたのは虎若であった。

「やあ、久しぶりだね若大夫」
声をかけるが、どうも様子がおかしい。
日頃から文をよこす度に次の休みは火縄銃の稽古を、としつこいくらいに
繰り返し書いてくるほどだから、目を輝かせて飛び付いてくるかと思ったが、
むっつり押し黙って戸口に立ちつくしたままだ。

「虎若、こちらへ来なさい」
伝蔵に言われるとようやく部屋に入ってきて、照星のはす向かいに
腰をおろしたが、相変わらずうつむいて畳の目を指で
いじくっているばかりで、まともに挨拶しようとすらしない。
それに何か…その雰囲気に、言い知れない違和感を覚える。
虎若だが、虎若ではないような…。これは、一体?
照星はしびれを切らして伝蔵に尋ねた。
「で、若大夫がどうしたと言うんです」
その問いに答えたのは、伝蔵ではなく半助だった。
苦々しい表情を浮かべ、彼はうめくように言った。
「…女、です」
「はあ?」
「女になってしまったんです」
「誰が?」
「ですから、虎若が…!」
「……???」

この男は何を言っているのだろう。まったく意味が分からない。
唖然とする照星と、殺気だった半助の間に、伝蔵が割って入った。
「順を追って私が説明しましょう」

292:照星×虎若(女体化)③
07/04/23 22:09:35 2BsfjHpX
事の発端は三日前の放課後、虎若が伝蔵から特別に火縄銃の練習の許可をもらったことだった。
喜び勇んで火縄をとりに向かった火薬庫で、彼は運悪く古い火薬壷の爆発に巻き込まれた。
幸い怪我はかすり傷で済んだが、半助が倒れている彼を抱き起こした時、
その体には、あり得ないはずの変化が起きていた。
学園長の要領を得ない説明によれば、どうやら数十年前から
火薬にまじって、特殊な薬品が隠してあったらしい。
それで、仕方なく解決策が見つかるまで、他の生徒達には虎若ははしかに罹ったと言って、
伝染病の生徒を看護するためのこの隔離棟で寝起きさせることにしたのだという。
ここならばごく限られた人間しか寄り付かないから、
しばらくの間は誤魔化すことができるだろう。
彼を助け出したのが担任である自分だったのが、不幸中の幸いだったと半助は重く呟いた。

「そんな…まさか…」
照星は、顔をひきつらせた。
世の中にこんな馬鹿馬鹿しい話があってたまるものか。
三人がかりで担がれているとしか思えない。
「でも、事実なんです!」
半助は照星の腕を掴むと、強引に、かつ思いきり、虎若の股間に触れさせた。
「うおぁっ!」
清々しいまでに色気のない悲鳴が響いた、が。
確かにそこにはあるべきはずの感触がなかった。

「ああ…本当に、無い、ねえ……」

軽い目眩を感じて、照星は額を押さえた。
にわかには信じられないが、こうなっては受け入れるしかない。

しかし虎若は、元々が洗濯物を溜め込んだり毒虫を放ったりと大雑把で男らしい子だ。
日々の筋トレだって欠かさない。
この姿では何くれとなく人一倍の不自由があるだろう。

「それにしても、前歯を欠いたり大事なところを無くしたり忙しいな、若大夫は」
「茶化さないでくださいっ!僕は真剣に困ってるんです!」
溜め息まじりに言うと、虎若はべそをかいて詰め寄ってきた。
「こんな体になってしまっては、家にも帰れない…」
弱々しい呟きが耳に届いて、照星は思わず虎若の顔を見つめた。

雇い主であり、虎若の父である佐武昌義が、どれだけ息子に
期待をかけているかは、彼もよく知るところだ。
過剰なまでの厳しい教育をこの目で見たし、一度目の懐妊で
男児を産まなかったからと、三人も妻を離縁したという噂も聞いた。
そんな大切な息子が「娘」になってしまったとしたら…。
父の期待に応え、立派な鉄砲撃ちになることをひたすらに目標にしてきた彼が、
もし父親に拒絶されれば、それはすなわち存在そのものを否定されることを意味する。

293:照星×虎若(女体化)④
07/04/23 22:10:45 2BsfjHpX
「若大夫…」
照星の胸に、いよいよ同情が生じた。
虎若は、生来の不気味な顔と無愛想な性質のせいで子供に
好かれたことのない自分を、初めて無邪気に慕ってくれた相手だ。
多少なりとも情が移っている。
彼は、虎若の両肩に軽く手を置いた。
「で、私は何をすればいいんだい。協力して欲しいことがあるから、ここに呼んだのだろう」
聞くと、途端に虎若は顔を赤くして口ごもった。
「あの、あの…ぼ、僕と…なんと言うか、その…」
助けを請うように、ちらと伝蔵を上目使いで見る。
「合歓、です」
「…今、何と?」
「この子と、まぐわってやってはくれませんかな」
「んなアホな!?」
照星は思わず叫んで、顔面から畳にスライディングした。
やはり自分は悪い冗談につき合わされているのではないか、と再び疑念が持ち上がる。
しかし、三人は至って真面目くさった顔をしていた。

しかめ面をした半助が、表紙の色褪せ、ちらほら虫食いの穴が空いた巻物を指す。
「男と交わってその精を体内に受け、一刻ほどすれば元に戻ると…。これにはそう書いてあります」
火薬委員の顧問である彼は、責任を感じて寝る間も惜しんで解決策を探し続けた。
そして、ようやく見つけた唯一のヒントがこの古文書だったのである。
半助の後を継いで、伝蔵が続ける。
「事が事ですから、なるべく内密に処理したいが、クラスの
子供達はいくらなんでも色事にあたらせるには幼すぎるし、
かといって私らが教え子をどうこうするというのも気がひける…。
それで本人に聞いてみたところ、敬愛している貴方なら良いと言うのでな」
「そう言われましても…」
困惑しきって顧みると、虎若は親にはぐれた子犬のような顔ですがりついてきた。
つぶらな目が、涙で潤んで揺れている。
「ごめんなさい…。照星さんを困らせたいわけじゃないんです。
でも、でも、他に頼れる人はいないんです…」
日に焼けた肌と整えていない眉は「少年」であった時のままだし、
お世辞にも美少女と言えるタイプではないが、愛嬌があって人好きのする顔だ。
見つめられると無碍には出来ない、妙な艶があった。

「…分かりました。他でもない若大夫のためです」
苦しげに、照星は言った。
胡散臭いことこの上ないが、他に方法がないのなら仕方ない。
昌義に招聘されたのは、一つは佐武の鉄砲隊を強化するためであり、
もう一つは将来を嘱望される跡取り、すなわち虎若の後見人としての役目もある。
ならば自分には、彼のために出来る限りの努力を払う責任がある。
覚悟を決めた様子の照星に、伝蔵と半助はほっと胸を撫で下ろした。
「では、頼みましたぞ」

「虎若、出来るな?」
「はい…」
半助に声をかけられた虎若は、弱々しく頷いた。

布団が敷かれた部屋に入ると、否応なしにこれからすることを意識してしまう。
「あの…よろしく、お願いします」
ひどく緊張した様子の虎若は、消え入りそうな声で言って頭を下げた。
この時に備えて身を清めておいたらしい。元結を解いて下ろした髪は、少し湿っていた。

294:照星×虎若(女体化)⑤
07/04/23 22:12:09 2BsfjHpX
布団の上にぺたんと正座してぎこちなく着物の袷を開き、さらに黒色の下着を脱ぐ。
そうして現れた上半身は、紛うことない「少女」のものだった。
元々年のわりに発育がよい方だったために、胸はすでに控え目ながらふっくらした
丸みを帯びており、その上にごく薄い茶色の乳首が可愛らしく飾られている。

次に彼は袴の帯に手をかけたが、途中で止まってしまう。
代わりに脱がせてやろうと手を伸ばすと、拒まなかった。
水色の袴と、もはや着けているだけで用を成さない下帯とが
すとんと落ちると、そこには未熟な割れ目があるばかりだ。
陰毛すらまだ生えていない、無防備な恥丘。
痛々しくて目を逸らしたくなったが、彼を助けられるのは
自分しかいないと思い直し、照星は虎若の体を布団の上に横たえさせた。
その手が脇腹を通り、まだくびれの目立たない腰にかけてを掠めると、
虎若は言い訳がましく、本当はちゃんと鍛えてたんですよ、と呟いた。

小さな膨らみを両手ですくいあげるように愛撫する。
掌全体を使って乳房を撫で回し、先を指の腹でいじると、
最初は引っ込んでいた尖りがきゅっと固く勃ってきた。
まだ成長途中なせいで、強く触れられると痛みがあるのか、虎若は時々眉を寄せていたが、
そのうち鼻にかかった小さな声を漏らして、もじもじと腿を擦り合せ始めた。
初めて感じる、むず痒いようなもどかしいような刺激。
「あ、あっ、なんか…ちんちんたっちゃいそぉなかんじ、する…っ」
どう表現したらよいか分からなくて、今はないはずの
器官の名前を口にし、ぎゅっと照星の頭を抱えこんだ。
「気持ち良いのか?」
「わ、分かんない…」
軽く内股をまさぐると、荒れた手のちくちくしたかすかな刺激にも反応して体を反らせる。
「少し力を抜いていなさい」
短く命じて、下肢の間に中指をほんの先だけ潜りこませれば、ぬるりと滑る感触があった。
思いきって大きく足を開かせる。
綺麗な桃色をした中は、煽情的にぬらぬらと濡れ光っていた。
構造は大人と変わりないが、こんな小さなところに
挿入するとあっては、かなりの痛みを強いることになるだろう。

虎若はきつく目を閉じて震えていた。

ついこの間、最近気になるくノ一がいるなどという可愛らしい告白を聞いたばかりだ。
異性との恋愛を知る前に、こんなことになってしまうとは。
可哀相だが、しかしこうしないことには彼を男に戻すことはできない。

295:照星×虎若(女体化)⑥
07/04/23 22:13:49 2BsfjHpX
(せめてなるべく苦しい思いはさせたくないのだが)

そんなことを考えながら、入口付近の花芯を指で探し出し、こりこりと抓む。
「ひゃあ!あっ、な、何これえっ!」
一段と強い痺れるような快感に、虎若は大きく胴震いして、
奥からさらにとろりとした蜜を溢れさせた。
円を描くように襞をこすり形をなぞりながら、
節くれ立った指を先ほどより少し深いところまで入れる。
狭くざらざらした内側は、紛れもない純潔を訴えていた。
そのままゆっくりと抜き差しすると、絡みつく蜜が、
ぬちゅぬちゅとかすかな粘着質の水音を立てた。
「っうあ…あ~、なんか変…」
 意識をどこかへ持っていかれそうな感覚に襲われ、不安になった虎若は、
照星の胸に腕を突っ張ったが、少しの抵抗にもならない。
いつしか二本に増えていた指は角度を変え、折れ曲がり、執拗に中を探る。
少しずつ押し広げられた肉の狭間から、愛液が糸を引いて伝い落ちた。

一旦指を抜いて確かめると、そこは大人顔負けの媚態でもって、
名残惜しそうにひくついている。そろそろ大丈夫だろうか。

「若大夫、この後のことは分かるね」
「…は、はい…」

出来るだけ淡々と尋ねると、虎若は怯えたように唇を噛みながらも頷いた。
照星が手早く黒い忍装束を脱ぐと、虎若の視線は
露になったその肌に一瞬釘付けになったが、すぐにまた目を伏せた。

軽く鍛えた怒張を濡れた入り口にあてがうと、小さな体がたちまち強張るのが分かった。ともすれば引けがちになる腰をがっちりと押さえつけ、
半ば強引に、迫り出した先端を入れた。
「ひぃっ!うっ…」
十分に潤っていたとはいえ、まだ幼いそこは
あまりにも狭く、迎えた異物を押し出そうと強く締まる。
すぐに何かにひっかかったように、前に進めなくなってしまった。

虎若は、未知の器官に受ける、強い摩擦と圧迫感に涙まじりの悲鳴をあげた。
「い、だ…痛…っ!痛い!ちょっ!無理無理無理!
死んじゃううう!!こんなの出来るわけな…っ、あぁ…ぐっ…!」
焼き鏝を突っ込まれ、体の内側から焼かれるような痛みから
逃れようと、膝を閉じ身をよじって激しく首を振る。
「大人しくしていなさい!私だって好きでこんなことを
しているわけではないんだ。元の体に戻りたくないのか!」

296:照星×虎若(女体化)⑦
07/04/23 22:16:14 2BsfjHpX
咄嗟に怒鳴りつけて、はっとした。
言いようのない焦りと、突如として理不尽な状況に放り込まれた苛立ちで、
つい大声をあげてしまったが、精神的にも肉体的にも、一番辛いのはこの子なのだ。
「…ああ、違うんだ。すまない。君のせいではないのに…」
慌てて謝ると、虎若はおずおずと顔を上げて首を振った。
「僕…、戻りたいです、照星さん」
確かに照星の言う通りではあるのだ。
男に戻れなければ、家に帰るどころか学園にいられるかすら定かではない。
自分にも言い聞かせるように、彼はもう一度繰り返した。
「戻りたい…。元通りの体で、家に帰りたい。
皆と一緒に卒業まで頑張って、立派な佐武の跡継ぎに、なるんだ…。
だから…。ちゃんと、我慢します。だから、だから…」
繋ぎの言葉を繰り返すのは、緊張した時の癖だ。
「…嫌いに、ならないで下さい…」
好きでしているわけではない、という言葉を
違う意味にとったのか、その声は心細げに揺らいでいた。
照星の指に自分の指を絡め、閉じていた膝を恐る恐る開く。

「照星さん…」

懸命な態度がひどくいとおしく感じられて、照星はまるで
本当の少女に対してそうするように、ぎゅっと彼を抱き締めた。
耳朶に首筋に、そっと唇を寄せる。
とっとっ、と駆ける心音が、触れた肌越しに聞こえた。

膝の裏に手を差し入れ、太腿を抱きかかえるようにして再び挿入を試みる。
姿勢を変えたせいか、先刻よりも軋みはましになったようで、
一度は侵入を拒絶した膣は、徐々に照星の銃身を飲み込んでいった。
とはいえ、苦痛がなくなったわけではない。
体内に半分ほどを埋まった猛々しいものがわずかでも動くたびに、
内臓が擦り剥け、抉られるような痛みが襲い、閉じた目からぼろぼろと涙が落ちた。
「ひっ…あぅん…っ…くぁっ…」
音のするほど強く歯を食いしばり、それでも泣き顔は見せまいと、虎若は
朦朧とした意識下で必死に顔を覆い、下腹を支配する吐き気にも似た嫌悪感に耐えた。
山型に開かされた足の爪先に、力がこもる。

長い時間をかけて狭い膣内にようやく全部収めきった時には、
虎若は息も絶え絶えという状態だった。
色づいたばかりの果実のような、少女の甘酸っぱい匂いにまじって、
破瓜を知らせるかすかな鉄臭さが漂う。
「若大夫、大丈夫…」
「……じゃ、ないです…」
「だろうね…」

297:照星×虎若(女体化)⑧
07/04/23 22:18:33 2BsfjHpX
しばらくそのまま動かずに、硬めでこしのある真っ直ぐの黒髪を指でといてやる。
少しずつ落ち着いてくると、虎若は目尻を指で拭い、照星の顔を見上げた。
「照星さん…おかしなことに巻き込んでしまってごめんなさい」
こんなに苦しい思いをしてもなおいじらしい言葉に、胸が締め付けられた。
「いいんだ。若大夫のせいじゃない」

子供らしいぽてっとした下膨れの柔らかい頬を撫で、
唇の崚線を優しく指でたどると、それを前歯で甘噛みしてきた。
初めて会った時、彼はこの大事な歯を欠けさせたせいで、
父親に家を追い出されていたことを思い出す。
「歯、きれいに直っているじゃないか」
からかうと、虎若は恥ずかしそうに少しだけ笑った。
その頬に残る涙の跡を、そっと舌で舐めとってやる。
くすぐったそうに身じろぎするのにも構わず、やがて頬から
涙の筋を伝ってだんだんと降りていき、薄い唇を塞いだ。
「んん…ッ」
 浅い口づけから次第に深く。歯列を割って舌を入れる。
勉強の出来はいまひとつどころかいまふたつだが、さすがは
実戦に強いは組の一員と言うべきか、こちらの方の勘はいいらしい。
すぐに応えて、自分からも積極的に舌を絡ませてくる。

「あと少しの辛抱だ。頑張れるか?」
「はい」
彼の体の緊張が幾分解れてきたところで確かめると、健気な返事が返ってきた。
照星は、ゆっくりと抽送を再開する。やみくもに腰を前後させるのではなく、
膣壁をぎゅっと押し、その反応を逐一待って次に移るような丁寧な動きだ。
やがて、虎若の奥底からはじわじわと切ない焦燥感が湧いてきた。
ついさっきまでは単なる痛みしかなかった下腹に渦巻き広がる熱。

「ふぅ、あ、しょ、せぇさん…」
不規則に乱れた息の中に、明らかに苦悶に以外の理由による喘ぎが混ざる。
熱さと同時に、一筋のぴりぴりした寒気が背筋を走り、彼は肌を粟立てた。
「はあ、あ、…うわっ、なっ、なんかくる…、やだ、怖い…っ!」
無性に不安になって、うっすら汗の浮かんだ照星の背に腕を回した。
張り上げる声に合わせて、蜜壷もきゅうきゅうと収縮する。
その動きに追い立てられるように、照星の猛りもたわんだ。
「大丈夫、大丈夫だから。私がついてるから、怖くはないだろう?」
「…んぁ、ど、どっちかっていうと、照星さ…の顔が、怖いんですけ、どっ…」
安心させてやろうと思ってほほ笑みかけると、最後の最後で
ほんの少しだけ余裕が出てきたのか、予想外の憎まれ口が返ってきた。
滅多なことでは表情を変えない照星がむっとした顔になったのを
見てとると、虎若は赤くなった目元をほんの少しほころばせた。

やがてその体内におこりのように激しく長い
震えが押し寄せ、照星の吐精を受け止めた。

ぐったりと体を弛緩させ、焦点の合わない視線を彷徨わせる小さな子供。
照星はその肩を労わるように抱き寄せた。
「…あ…僕…」
「よく頑張ったね、若大夫」
「ほんと、に…これで……?」
「ああ、きっとね」

(それに、もしものことがあっても、何一つ心配することはないよ。
万が一、若大夫が“若大夫”に戻れなくても、きっと私が守ってやるから)

半分手放した意識の中で、虎若は確かに照星の優しい声を聞いた。
ふと漂った火薬の匂いにひどく安心しながら、彼は静かに眠りについた。

298:照星×虎若(女体化)⑨(完結)
07/04/23 22:22:08 2BsfjHpX
翌日、虎若が長屋へ戻ると、待ちかねていた級友達がわっと駆け寄り口々に声をかけてきた。
「もう授業にも出られるの?」
「寂しくなかった?」
「やっぱりは組は十一人でなくちゃね」
「はいこれ、休んでた間のノートの写し」
「庄ちゃん、さすが学級委員!」
一通りのお帰りの挨拶が止むと、虎若ははにかんだ笑みを浮かべ…
…薄く頬を染めて、彼らには聞こえないようにぽつりと呟いた。

「…僕…もう一回はしかになってもいいかも…」


同じ頃、佐武村では照星が盛大なくしゃみをしていたのは、お約束である。

*

長々と失礼しました

299:名無しさん@ピンキー
07/04/24 09:38:23 9sUG92xk
>298
GJ!
ストーリーがあってキャラがちゃんと
原作どうりの性格なのがよかった
心理描写がうまいけど、もしかして女の人?

300:名無しさん@ピンキー
07/04/24 17:08:22 2TwtM8bh
GJすぎる!

301:名無しさん@ピンキー
07/04/24 22:01:32 oERdjjwm
ちゃんと虎和歌してる・・・つかもう虎和歌をまともに見れねー!!

302:名無しさん@ピンキー
07/04/24 22:18:59 q4FouPty
エロだけでなく読み物としてもすごくよく出来てて
面白かった!!

伝様ファンなので、チラリと出てきた伝様にまで萌えさせていただきました。
ごちそうさま!

303:名無しさん@ピンキー
07/04/24 22:58:34 ebi3dAzS
GJGJ!
虎若かわいいし照星さんかっこいいし大変よく萌えさせていただきました

304:名無しさん@ピンキー
07/04/24 23:16:52 FfL/FigW
皆GJ!最近は良い作品が多くて嬉しい限りだw
なんかやたら照星さんが格好良くて虎若が可愛くて困るww

そういえば利吉×シナはもう続きないのかな…?楽しみにしたんだが
とりあえず総女体化は組も期待してる!


305:名無しさん@ピンキー
07/04/25 10:02:59 Rsrur+lr
虎若カワユス(*´Д`)
絶対女体化似合わなそうなのに違和感ないのがすげえwww
あと言われてみれば本当に原作でも「あのあの」って何回か言ってるんだよな
特徴つかむの上手いなー

最後のウホッ!フラグ(?)で噴きましたw

306:名無しさん@ピンキー
07/04/27 00:43:53 7HLggxDO
突庵×照代で何故か癒されてしまったwエロなのにww
おしおき吉野コマ、誰かいきませんか…神様いきませんか…

「そんな事言うのは、この口か?」
「ご、ごめんなさぁい、吉野せんせ~ぃ」

307:名無しさん@ピンキー
07/04/27 16:18:09 HMoRlUGu
>271を狂おしいまでに北石照代。

学級委員長ってエロい職業だと思うんだが、誰か優等生庄子たんを書いてはくれないか。

308:名無しさん@ピンキー
07/04/28 02:31:03 IKPoVWPn
照代かわいいよ照代
可愛いだけじゃない、なんか萌える

309:名無しさん@ピンキー
07/04/30 23:59:23 OLwqwe+u
ほっしゅ

310:吉野×小松田(女)①
07/05/01 02:22:50 TgdowK8Y
282=298です
>>299 ->>306
ありがとうございます
虎若はは組で一番贔屓の子なので無駄にがんばってしまいましたw

それと
>>306の吉野×小松田のさわりの部分だけ思いついて
書いてみたので、投下させてもらいます
何度も連投スマソ、イメージと違っていたらこれまたスマソ

*
「今日こそは許しませんよ!」

夜も更け、低学年の生徒の大半が眠りについた頃…
忍術学園の事務室に、厳しく張りつめた叱責の声が響いた。
声の主は、学園の事務処理業務の総責任者である吉野作造、
そしてその怒声を受けているのは…やはり、と言うべきか、ヒラ事務員の小松田であった。

しかしその光景は、明らかに単なる説教とは異なっていた。
小松田は、裸で四つ這いにさせられているのである。
白い肌が暗がりに映え、時折ゆらめく燭台の灯が
その上に赤い指を這わせる様が、異様な艶めかしさを醸し出していた。
吉野の声がびりびりと空気を震わせるたび、小松田の背や肩もつられてびくっと跳ねる。
学園のくノ一と比べると明らかに鍛練不足のひ弱そうな体には、
まだいくらかの幼さが残るものの、乳房や腰の描く軌跡は、
すでに男を誘うに事足りるだけの柔らかさを備えていた。

「ご、ごめ…なさ、ごめんなさい、吉野先生!」
先刻から、小松田は必死に一つの言葉だけを繰り返している。
その声は今にも泣き出しそうに裏返っており、ひどく憐れみを誘うものだったが、
吉野は顔色一つ変えることなく、おもむろに手にしていたハタキを振り上げた。
ひゅっと空気を切る音がするなり、彼女のぷりんと
丸い尻に、ハタキの柄がしたたか打ち付けられる。
「ひいっ!」
小松田が悲鳴をあげ、その体はいっそう大きく跳ね上がった。
しかし、吉野は手を止めない。
二度、三度、腕を振り上げては下ろす動作を
繰り返しながら、苦々しく絞り出すような声で言う。
「小松田君…君って娘は…!
君は確かに十の内九までは失敗するダメ事務員だけれど、
仕事に賭ける情熱だけは本物だと思っていました。それなのに…」
「違う!違うんです!誤解です、先生…っ!」
「言い訳をするんじゃない!」
すでに完全に泣き声になっている小松田の訴えを遮り、結い上げた髪をぐいと引っ張る。
細いうなじから背にかけて、彼女の上半身が弓なりに
反り返ると、つんと上向きの胸の形が際立った。

311:名無しさん@ピンキー
07/05/02 18:47:28 R0+MIoGx
ほしゅ

312:名無しさん@ピンキー
07/05/02 20:27:04 loIZQwhp
吉野先生の夜のオシオキがキタキタキタよ!!
オナノコ小松田かわいそうw何やらかしたんだww
続きも期待!


313:婦人会
07/05/03 12:43:58 3a1z/ViJ
忍術学園も休みに入り、一年は組の担任教師である土井半助は借りている長屋に帰っていた。
今回はきり丸は団蔵の家でバイトするだとか言って加藤村に行ってしまった。家事全般をこなしていた子供がいないので、すべて自分でやらなければいけないのは大変だが、それでも大量のバイトを手伝わされるよりも余程ましだ。
そんなわけで半助は今回の休みは悠々自適に暮らしていた。

ある日半助が夕餉の準備をしていたときであった。
「半助―!」
お馴染の怒鳴り声が響く。
「うわっ!隣のおばちゃん!」
「私だけじゃないよ」
「ええ?あっ!婦人会のおばちゃんたち?」
なぜ?と半助は思う。今回はきり丸もいないし変な騒ぎも起こしていないというのに。
そんな半助を無視して
「最近きりちゃん見かけないけど住み込みのバイトかい?」
と、おばちゃんが尋ねる。
「え、えぇ、まぁ、友達の家に…」
「よし、それなら話は早いわね。半助、あんた脱ぎなさい」
「なんでいきなり!?」
「あんた、いつも変な騒ぎ起こしているでしょうが。その代価を体で返してもらうのよ」
そんな滅茶苦茶な!と半助は心の中で叫ぶ。あの騒ぎは全て生徒たちが起こしたものだ。何故私が!
そんなことを考えているうちに裸にされてしまった自分に気づく。
「ふふ、やっぱり若い子はいいわね」
「さ、私たちも脱ぎましょ」
そう言っておばちゃんたちもするすると着物を脱ぐ。
垂れた乳やら弛みまくった腹が露になる。
「う…」
思わず吐き気がする。あの体とヤるのか…その前にあんなので勃つのか?
半助は心配になった。

「半助、あんた私たちの弛んだ体を見ても勃たないんでしょ」
「ははは…」
図星を指されて力なく笑う。
「でもねぇ、そこは年の功よ。私たちの技術を見くびってもらったら困るわ」
そう言って半助の自身をしゃぶり始めるおばちゃん。

確かに上手い…と半助は恍惚としながら思う。もしかして目を瞑っておばちゃんたちの体さえ見なければ、とても美味しい状況なのかもしれない、とも思う。
だがそれは甘い考えだった…なにしろ相手は若い男に飢えたおばちゃんたち。
それを全員満足させねばならないのだ。

「あのぉ、おばちゃん。もう出ないんですけど…」
「何言ってんのよ。今すぐ元気にしてあげるわよ」
精を搾り取られ半助はフラフラになってきた。
結局、おばちゃんたちによる激しい搾取は翌朝まで続いた。

休み明け、げっそりとやつれた担任教師を見た生徒たちは、先生のために精一杯勉学に励んだらしい。



いきなり思いついて書いてしまったけど…
なんだこりゃ…

314:名無しさん@ピンキー
07/05/03 13:11:25 yuRVyroq
土井先生…こんな感覚は前スレの鬼畜乱太郎以来だ
最近女体化ばっかであきあきしてたからこんな笑いとパワーのある作品を待っていたのだよ

315:名無しさん@ピンキー
07/05/03 19:59:31 pUpQfBmf
女体化が多すぎというのは同意だけど、リクエストされたから
書いてる職人さんもいるわけだし需要もあるんだろう
元がこども向けなんだから、エロが読めるだけでもありがたやじゃないか?
一々文句つけてたら投下してくれる人がいなくなるぞ

316:薬師の大福2前編
07/05/04 09:19:55 fYaFNmUP
「きりちゃん、これ飲んで」
乱太郎が白い粉を盛った小皿を持ってきた。
「…なんだよ、その粉」
あからさまに嫌そうな顔をしてきり丸は言う。
「麻酔薬。初めてじゃあ痛いだろうから」
「そんなものいらねぇ。余計な情けをかけるな」
冷たく言い放つ。乱太郎に裏切られたことを恨んでいるのであろう。
「はっ、優しい振りして資料探し手伝っていたけど、所詮お前も…」
乱太郎が口を抉じ開け粉を注ぎ込んだためにそこで言葉は途切れた。
吐き出す前に金吾が水を飲ませてくる。
「お前ら…」
悔しそうに二人を睨み付けるが、飲んでしまったものはしょうがない。
その顔を見て乱太郎は胸がチクリと痛んだ。
(僕は嘘はいっていない)
そう自分に言い聞かせる。
白い粉の正体は阿片。一応中毒にならないようには加工はしてある。しかし、
そんなものを飲ませたらどうなるかは目に見えている。
今は気丈に振舞っているが、じきに狂態を晒すのだろう。

「で、お前らの内の誰とヤればいいんだ?」
縛られて床に座っているきり丸が言う。
「え?」
何人かが問い返す。
「俺は五人とヤれば元に戻るんだ。お前ら全員を相手にする必要はねぇ」
その言葉に八人は顔を見合わせる。
「何言っているんだよ。僕たち全員が相手をするにきまっているだろ」
庄左ヱ門が言い出す。
「誰か三人だけ除け者になったら後からしこりが残るだろ。この場にいない喜
三太としんべヱはしょうがないけどさ」
「よくわからないけど結局お前ら全員にヤられるわけか」
ため息を吐きながらきり丸は嫌そうな顔をした。
「で、誰からだ?とっとと済ませてくれ」
「うーん、流石に全員で一斉にってわけにもいかないし…」
「二人ずつ組になるのにしたら?」
「待て、全員が見ている前でか?」
「そうだなぁ、それもなぁ…」
「あ、兵太夫と三治郎の地下室を使おう」



317:薬師の大福2前編
07/05/04 09:20:43 fYaFNmUP
「ねぇ、何にも感じないのか?」
流石に嫌がって身を捩るきり丸の花芽を触りながら兵太夫が言う。
「感じるも何も。ただ触られているとしか…」
「じゃあ、これは?」
いきなり庄左ヱ門が乳首を摘まんできた。
「痛っ!」
思わず顔を顰める。
「痛い?気持ち良くない?硬くなっているけど」
勃ち上がった先端を指先で転がされ、軽く歯を立てられる。
「痛いだけだ!放せ!」
「大丈夫。今からもっと痛い目に会うから、そんなの大したことないよ」
一向に濡れない秘処を兵太夫がぞろりと撫でる。
次いで舌が這わされる。生温い舌が侵入してきて肌が粟立つ。
「やっ…苦し…」
更に指で割れ目を押し広げられる。圧迫感が気持ち悪くて知らず知らずの内に
涙が零れる。
「兵太夫そっちはどう?」
乳房を弄っていた庄左ヱ門がおもむろに尋ねる。
「んー、全然駄目。取り敢えず唾塗ったけど濡れない」
「ふうん、悪いけどもう挿入れさせてもらうよ。初めてだからいくらやっても
濡れないんだろ」
「…っ!」
庄左ヱ門の言葉に青ざめる。
「待てよ!なんで庄左ヱ門が先なんだよ?」
兵太夫が不平を漏らす。
「だって、じゃんけんで一番になったの僕だっただろ」
確かに庄左ヱ門の言うとおりだった。

渋々兵太夫は後ろからきり丸を抱きかかえる。
兵太夫の膝に座らされたため、背中に先走りを滴らせているモノを擦り付けら
れ思わず振り向く。
だが、庄左ヱ門に脚を広げられ顔を戻す。
閉じた入り口を広げられ一気に貫かれる。
「ひ……!痛っ!…」
引き裂かれるような痛みに気を失いそうになる。
後ろから兵太夫に抱えられているので、後ろに逃げようにも逃げられない。
「お前のためだ。悪く思うなよ」
という声と同時に中のモノが抜き差しされる。
狭い上に濡れていない襞を擦られ激痛が走り、痛みと屈辱で涙が零れた。
せめて声を上げるまいと思い、頬を撫でていた兵太夫の手を引き、腕を噛む。
いきなり噛み付かれて
「ぎゃっ!」
という変な声を上げた兵太夫はそれでも
「痛ければ、痛いって言えばいいんだよ。お前はいつも我慢するんだから」
と、言って涙を舐め取ってやる。
暫らく目の前が真っ赤に焼けるような痛みと熱さに耐えていたが、生娘特有の
感触を堪能していた庄左ヱ門も限界らしい。
「出すよ…」
という声と共に中で庄左ヱ門が弾けるのが分かった。
萎えたモノを抜き取り
「ごめんね、痛かったよね」
と、頭を撫で、指先で涙を拭い取ってやる庄左ヱ門。

318:薬師の大福2前編
07/05/04 09:21:14 fYaFNmUP
「庄ちゃんは荒いんだよ」
休む間もなく、後ろから自分を抱えていた兵太夫が体を前に倒してくる。
腰を掴まれ破裂寸前になっていた兵太夫の怒張が突き込まれる。
「くっ……!」
庄左ヱ門の残滓で多少は滑りが良くなっているとはいえ、やはり衝撃が走る。
しかも、余程我慢していたらしい。兵太夫の動きは庄左ヱ門の比ではなかった。
「おい!もっと…ゆっくり!…ばかっ…」
「さっきからずっと我慢していたんだもん。二回目は手加減するから今は辛抱
して?」
「…な!二回目!?…っあ!」
兵太夫の迸りを感じ取り、思わず声を上げる。
「そろそろ阿片が効いてきてもいい頃なんだけどな」
兵太夫が乳房に手を回し、物理的な刺激で赤く色付いている突起を人差し指と
中指で挟み込んでくる。
途端、蜜壷がじわりと濡れるのを感じ、きり丸は狼狽した。
兵太夫もそれに気づいたらしい。いつの間にか硬度を取り戻していたモノが再
び抽送を繰り返す。
きり丸の体を横に転がし、片足を肩に担ぎ上げ楔を打ち込んでくる。
脚絆を外し剥き出しになった足を丁寧に舐め上げる兵太夫。
「あっやぁ…だめっ!もっとぉ…!」
濡れた嬌声が地下室に響く。

だが庄左ヱ門は面白くなかった。自分相手のときには聞かせなかった可愛らし
い声を兵太夫相手に上げているのが許せない。
口を塞いでやろうと、喘ぎ声に反応して勃ち上がっていた怒張を、半開きにな
って涎を垂らしている口にあてがう。
「うぐっ!」
いきなり喉まで押し込まれてきり丸は呻く。息ができず苦しい。
兵太夫に突かれて、それに耐えるので精一杯だというのに。
鼻で息をする余裕などなく、酸欠になりかけたところで、ようやく凶器が抜き
取られる。
次いで
「舐めて」
と、静かな声が聞こえる。
根元を両手で掴み、ゆっくりと舐め上げる。

そうこうしているうちに絶頂が近づいてきたらしい。庄左ヱ門のモノを握る手
の力が強くなる。放っておくと握り潰されると危惧した庄左ヱ門は慌ててきり
丸の手を外す。
「やぁっ…!兵っ太夫…もうっ!…」
がくりと頭が落ち、床に黒髪が広がる。その黒い扇に庄左ヱ門は己の白い欲を
散らした。
「イったみたいだね」
兵太夫も自分のモノが締め付けられるのを確かめながら、精を吐き出した。

「あと六人耐えて。元に戻るためだからね」
まだ、ぼんやりしているきり丸の額に音を立てて接吻しながら兵太夫が言う。
そのまま二人が地下室から出て行くのが見えた。

319:薬師の大福2中篇
07/05/04 09:22:34 fYaFNmUP
ガタリとわざと音を立てて乱太郎と虎若が地下室に入ってきた。
きり丸は自失しかけていた頭で、それでも乱太郎の姿を確認すると、キッと睨
み付けた。
「怖い顔するねぇ」
乱太郎が仕方なさそうに笑う。
「裏切られた挙句、阿片まで飲まされればな…」
地の底を這うような声できり丸が言い返す。
「…あぁ、ばれた?でも痛み止めにはなっただろ?」
「……」
「まぁ、いいや。始めようか」
虎若がきり丸の腕を掴み、手首を頭の上で一纏めにする。
「どんなふうにして欲しい?僕体柔らかいから、なんでもいいよ」
乱太郎が顎を掴み尋ねる。
嫌悪感が沸ききり丸は乱太郎の指に噛み付いた。
「何するんだよ!」
指をさすりながら乱太郎が怒鳴る。
「触るな」
吐き捨てるようにきり丸は言い放った。
「きかん気は健在か」
虎若が言うと
「じゃあ、この際気のきかなさを直そうか」
と、乱太郎が面白そうに言って外に出て行った。

帰ってきた乱太郎の後ろに伊助と三治郎がいるのを見て、きり丸はギョッとす
る。
「乱太郎に話は聞いたよ」
「余計なことするな!」
笑う三治郎に怒鳴り返す。

「…んっ…」
乱太郎の上に跨らされ屹立を飲み込まされる。それと同時に虎若が手を放して、
乳房を掴んでくる。きり丸は苦しげに眉根を寄せた。
体を震わせながらも必死で耐えていると、顔の両側から怒張が突き出された。
「僕たちとも楽しもうね」
伊助が唇を指でなぞる。
きり丸は大人しく二人のモノを手で片方づつ掴み、舌を這わせる。
もう、幾度犯されたかわからない。いつまでこんなことが続くのか…ときり丸
は霞む頭で考える。
自分が大人しくしていればこの四人とはこれで終わりということなのだろうか。
だが…それも癪だ。
ほんの些細な仕返しでいい。自分を犯し尽した、この四人に復讐できれば…
だが、この状態でどうやって…
後ろからは乱太郎に圧し掛かられ、口は虎若のモノで塞がれているこの状態で
は。

320:薬師の大福2中篇
07/05/04 09:23:03 fYaFNmUP
いちかばちかだと思い、きり丸は自分の口内を犯すモノに目一杯歯を立てた。
糸切り歯を当て皮を食い千切る。
虎若の断末魔の絶叫が狭い地下室に響き渡り、血がタタッと床に散った。
「おい!平気か!?」
伊助と三治郎が走り寄る。
「きり丸、やりすぎだろ!」
怒鳴る乱太郎。
しかし、きり丸は涼しい顔で
「噛み切ったのは皮だけだから。血止めでも塗っておけば大丈夫だろ。
それより、自分の身を心配したらどうだ?」
と、くすりと笑う。
「…僕?」
乱太郎は背筋が寒くなると同時に自分のモノを締め付ける力が強くなったこと
に気づいた。
「…!…まさか…」
「気付くのが遅ぇんだよ!」
言い終わらぬうちにきり丸は乱太郎をしっかりと咥えこみ、体を捩った。
自身が捻られ乱太郎は白目を向いて倒れる。

身悶える虎若と乱太郎を介抱しながら伊助と三治郎が自分を睨み付けてくる。
本当はこの二人にも仕返しをしてやりたかった。
しかし、もう体が動かない。
四人のうちの二人にだけでも復讐ができた。それだけでもよしとしよう。
そうきり丸は思いながらゆっくりと目を閉じた。

321:薬師の大福2後編
07/05/04 09:24:32 fYaFNmUP
部屋に足を踏み入れた金吾と団蔵は立ち込める饐えた臭気に思わず息を止めた。
「こりゃあ…想像していた以上だな…」
「あぁ…最後だからある程度は覚悟していたけど、これは流石に…」
頭巾を被っていれば覆面をするところだが、休日故に今は私服。
とりあえず手拭いで顔を覆い、気絶しているきり丸に近づく。
「おい、起きろ」
体液で汚れに汚れた体を揺する。しかし、疲れているのであろう。一向に起き
る気配を見せない。
ふと金吾が
「なぁ、風呂に連れて行かないか?」
と、言い出した。
「他の連中にバレたら大騒動だぞ」
団蔵が反論する。
「いや、昨日の風呂掃除当番は伊助と喜三太だっただろ?だから今日の当番は
きり丸と僕だ。風呂を開放する時間まではきり丸と僕しか中に入られないはず
だよ」
そう言って、金吾は昨日喜三太から渡された鍵を見せる。
「そっか、確かにこの部屋の臭いは凄いしな…」
団蔵が頷いた。
脱ぎ捨てられていた服を着せ、汚れた髪は手拭いを被せて隠す。
ぐったりしているきり丸を背負い、足早に風呂場へ向かった。

風呂場に着き内側から錠を下ろす。
身に着けているものが少なく、早々と裸になった団蔵が、服を脱がせたきり丸
を抱え、浴室に入っていく。
「気絶して大人しくしている内に洗ってしまおう」
そう言って手桶で湯をかける。
髪に付いている汚れも落とし、粗方きれいになった所で金吾が割れ目を広げる。
と、おびただしい量の白濁液が流れ出てきた。湯を何度かけても流れ出てくる
液に業を煮やした団蔵が
「ちょっと乱暴だけど」
と、きり丸の体を湯を張った大盥に入れ、指で中身を掻き出す。
すっかり体を清めたが、それでもきり丸は目を覚まさなかった。

そんな姿を眺めている内に悪戯心を起こしたのか、団蔵は白い肌に吸い付き赤
い花を散らした。
「団蔵!そりゃ不味いって!痕は残さないようにって皆で言っていただろ?明
日は水練の授業があるんだから!」
金吾が慌てる。
「そうだっけ?でも付けてしまったものは仕方ないだろ。それにこんなこと、
大人しくなっている今しかできないよ」
反省する素振りのない団蔵に金吾は憤ったが、それでも付けてしまったものは
どうしようもない。幾つ付けるも同じ。と金吾も赤い痕を描き始める。
「う…」
二人が乳房、首、二の腕などあちこちに赤い花を咲かせたところで、ようやく
きり丸は目を覚ました。
「気付いた?」
金吾が嬉しそうに自分の顔を覗き込んでくる。その顔を見ながら、なぜ自分は
風呂場にいるのかと思う。確か女になった自分は地下室で陵辱されていたはず
だ。
そんなことを考えていると団蔵が
「あんまりにもお前が酷い状態だったからここに連れてきて洗ったんだよ」
と言ってきた。
確かにベトベトだったはずの体がすっかりきれいになっている。だが、まだ口
の中が気持ち悪く、きり丸は何度も口内を濯いだ。
濯ぎ終わり、一息吐いていたところで金吾が頬に接吻し
「全然目を覚まさないから心配したんだぞ」
と、濡れて頬に貼りついていた髪をかきあげてきた。

322:薬師の大福2後編
07/05/04 09:26:02 fYaFNmUP
「でも、もう目も覚めたことだし楽しもうか」
言うなり団蔵が口付けてきた。抵抗する間もなく歯列を割られ、団蔵の舌の侵
入を許してしまう。
「んっふ…」
舌を絡め取られ、体の力が抜ける。崩れ落ちる体を団蔵に抱き留められる。思
う存分きり丸の口腔内を味わってから団蔵は唇を離した。
「っはぁっ…」
ようやく解放されてきり丸は大きく息を吐く。

後ろから金吾が乳房を掴んできた。
「団蔵、次は僕の番。お前が上の口を味わったんだから僕は下の口をもらう」
そう言われ、団蔵は滑らかな肌が自分から離れるのは名残惜しかったが、金吾
にきり丸を渡す。
金吾は自分の腕の中でぼんやりしているきり丸の足を掬い、床に押し倒した。
きり丸が体制を整える前に、仰向けになった自分の体の上に互い違いになるよ
うにきり丸を引き上げ、背に手を回す。
「おい!何する気だ!」
下から手を回され抜け出そうにも抜け出せないきり丸は、自分の下にいる金吾
に怒鳴る。
「知りたい?」
秘処を眺めていた金吾が背に回していた腕を腰に下げてきた。
そのまま割れ目に舌を伸ばす。
「や…め…そっ…」
中で弾力のある舌が蠢き、襞を執拗になぞられ弱々しく喘ぐ。
体に火が点き、蜜壷の奥が濡れてくる。
「行儀悪いな、こんなに涎垂らして」
ふいに秘処から口を離した金吾が、敏感になっている箇所をなぞりながら溢れ
出た蜜を舐め取る。
「んうっ…」

323:薬師の大福2後編
07/05/04 09:27:03 fYaFNmUP
「駄目だよ。ちゃんと金吾も気持ちよくさせてやらないと」
団蔵が頭を撫で、金吾の屹立を口に含ませる。
上から押さえつけられ頭を上げられないので自棄になって慰める。
だが、金吾の
「もっと舌使って」
という不満そうな声に腹が立ち、食い千切ってやろうかと思ったところで団蔵

「そろそろいいだろ?」
と、きり丸の涙を拭ってやりながら金吾に言う。
「そうだな」
と、きり丸を支えて立ち上がらせる。そのまま湯べりに手をつかせ、後ろから
金吾は押し入った。
「あぁっ凄いっ!もっと…」
二人に限界まで熱くさせられていた体がやっと楽になる。
金吾が後ろから突き上げるたびに水音が響く。
湯船の中にいる団蔵が赤く色付いている胸の突起に吸い付いてきた。
それでも刺激が足りず、腰を掴んでいた金吾の手を取り、膨らみきっている陰
核に触れさせる。
「あっ…だめ…」
「お前が触らせたんだぞ?」
誘導された箇所を金吾は愛撫する。
次の瞬間、強すぎる刺激によりきり丸は果てた。
「僕まだなんだけどな」
ぐったりしているきり丸の耳朶を噛みながら金吾が囁く。
「え、でも…」
きり丸が何か言おうとする前に中を満たしていたモノが抜き取られる。
「ぁっ…」
そのまま仁王立ちになっている金吾の前に膝まづかされ、口腔を犯される。
「さっきよりは上手いかな」
怒張に舌を這わせるきり丸を見下ろし金吾が呟く。
「ん…」
舌を使えと言われ、その通りにする。
霞んできた頭に金吾の
「飲め」
と言う声が響き、吐き気がしたが、噎せながらもなんとか金吾の精を飲み干し
た。

324:薬師の大福2後編
07/05/04 09:28:14 fYaFNmUP
やっと金吾から解放された体を湯船に入れられる。
ふらつく体を団蔵が支えてきた。
「おい、平気か?」
自分が手を放すと沈んでしまいそうなきり丸に団蔵は尋ねる。ここでコトを始
めてしまうと、確実に溺れてしまうだろう。
当のきり丸は返事をする気力もないらしく、問いかけにも答えない。
しばらく考えていた団蔵だが何かを思いついたらしい。
自分の腕の中にいるきり丸を抱き上げ、ひとまず湯船から出る。
洗い場に行き
「休憩ついでに体でも洗おうか」
と、きり丸を座らせ言う。
「…体なら…さっきお前たちが洗ったんだろ…」
「さっきは僕たちが洗ったけどさ、今度はお前が洗うんだよ」
そう言いながら団蔵は仰向けに寝転がる。
「背中を流すんじゃないのか?」
きり丸は取り敢えず手拭いで団蔵の体を洗う。
「ああ。違う」
団蔵に手を止められる。
「お前の体で洗うんだよ」
「体でって…どうやって…」

325:薬師の大福2後編
07/05/04 09:28:46 fYaFNmUP
「体でって…どうやって…」
「こうやって」
そう言われ体に米糠を塗りつけられる。愛撫さながらの手つきで塗りたくられ、
体がピクリと揺れる。
「さ、洗って?」
団蔵の体の上に寝そべらされ、ようやく意味を理解し、ゆっくりと団蔵の体に
己の体を擦り付ける。
敏感になっていた乳首が擦られ体が跳ねたが、それでも眉根を寄せて、団蔵の
体を洗う。
おもむろに団蔵が秘処に手を伸ばしてきた。そのまま密壷に指が入り込み、中
に隠れていた幼い花弁を引きずり出される。
「何すっ!」
体が強張る。
「なぁ、ここでも洗ってくれよ」
足を引かれ、団蔵の上にドサリと跨らされる。
仕方なく団蔵の体に秘処を滑らせる。
「………!…」
引きずり出された花弁が擦れ、声にならない悲鳴を上げる。それでも無意識に
体を動かしてしまう。
「そろそろ本番いこうか」
体が震え、動きが遅くなったところで団蔵が声をかける。
腰を掴み一気に貫き、そのまま団蔵は体を起こした。
「団…蔵っ…」
きり丸は団蔵の背に腕を回し、首に齧り付いた。
噛み付かれた痛みに顔を顰めながらも団蔵はきり丸の足を抱え上げる。
「っ!」
団蔵を咥え込んでいる秘処に全体重がかかる。少しでも挿入を浅くしようと腕
に力を込めてもみるが、体を激しく揺さぶってくる団蔵の前にはそれも虚しい
抵抗だった。
「団蔵っ…待っ!あぁっ!」
根元まで飲み込まされついに達する。
すかさず団蔵が足を下ろし、爛れた襞を擦りながら体を反転させてくる。
「よ…せっ…いい加減に…しろっ!」
抽送を繰り返し始める団蔵に怒鳴る。
「やめて欲しい?」
団蔵が動きを止め、後ろから乳房を弄りながら聞いてくる。
「やめたくないよね。だってお前の中こんなに熱いんだから」
その通りだったが、面白そうに言う団蔵に「はい、そうです」と素直に言うの
も癪で黙りこくる。
「ま、嫌って言ってもやめないけど」
団蔵が再び動き始める。
「…俺を…っ殺っす気か!…」
「お前が気絶しても勝手にヤらせてもらうから、大丈夫」
「それ…こ…そ勝手に…しっろ…」
切れ切れに言い返す。

326:薬師の大福2後編
07/05/04 09:29:59 fYaFNmUP
その後、団蔵の言葉通り幾度も二人に貪られ、ついにきり丸は意識を飛ばした。
「あーあ」
団蔵がつまらなそうに溜め息を吐く。
「まぁ、やってやれないことはないだろう」
そう言って金吾が抱いてみるも、反応がなくつまらなかったので一度で飽きて
しまった。
仕方ないので体を清め、寝巻きを着せてやる。脱衣所に筵を敷いて寝かせてや
った。

その日、目を覚まさなかったきり丸に代わり、団蔵は当番でもないのに金吾と
風呂掃除をする羽目になるのであった。

327:薬師の大福2補足
07/05/04 09:31:25 fYaFNmUP
ずっと前に書いた175の続き
実際にこんな小5たちがいたら嫌だな…とは思う。
そして文章が物凄く下手で申し訳ない。

矛盾点は適当に流してくださんせ。
自分でもわかっているから。
この後、また変な薬飲まされて成長させられて
上級生とでも絡む話も考えてあるけど
流石に需要がなさそうなのでやめた。

328:薬師の大福2補足
07/05/04 09:36:33 fYaFNmUP
316と317の間に入るはずだった部分

結局、じゃんけんで一番手は庄左ヱ門と兵太夫に決まったらしい。
二人に連れられてきり丸は地下室に下りる。
兵太夫が明かりを灯すと、強張った表情が闇に浮かび上がった。
庄左ヱ門と伊助の部屋にいたときは強気だったが、やはり恐ろしいのであろう。
普段は見せないそんな様がなんだか可愛くて兵太夫は襟元に手をかけた。
「なぁ、いい加減縄解けよ。脱がせられなくて困るのはお前らだろ」
「そうだね。もう逃げないよね」
そう言って庄左ヱ門が懐刀で縄を切る。
この瞬間を待っていた。
途端きり丸が、前方にいた兵太夫に踊りかかる。
肩を掴み床に額を叩きつけ、鳩尾に突きを入れようとしたところで、庄左ヱ門
が懐刀を喉に当ててきた。
「二人相手だよ。諦めなって。往生際の悪い」
「そうそう、男に戻るためだろ?」
イテテと頭を抑えながら兵太夫が起き上がる。
「ひっどいなー、たんこぶになっているよ」
言いながら帯に手をかける兵太夫。
短い四幅袴を脱がせる庄左ヱ門が
「ねぇ、さっきの白い粉さ、実は阿片だったんだけど何ともない?」
と尋ねてきた。
「はぁ!?胡散臭い薬だとは思っていたけど、そんな危ない物だったのかよ?中毒になったらどうしてくれんだ!」
「あぁ、加工してあるから中毒の点は大丈夫。でもその様子だと全然効いてい
ないみたいだね。効くまでに時間がかかるのかな」
そう言って今度は自分の服を脱ぎ始める庄左ヱ門。
「そう。じゃ、痛いかもしれないね」
いつのまにか服を脱いでいた兵太夫が言いながら、きり丸の脚の付け根に指を
這わせてきた。

329:名無しさん@ピンキー
07/05/06 18:57:16 OFkVXDaN
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!

ブラボーですぅ!!!!いいね、ここまでやってくれてホント萌えたw

330:名無しさん@ピンキー
07/05/07 18:14:59 PVYmFa+C
>>327
需要あるよ!!!!

331:名無しさん@ピンキー
07/05/07 18:24:09 nicy681L
うん。めちゃくちゃある。

332:名無しさん@ピンキー
07/05/09 22:40:47 2GcOXmWw
お相手は誰がいいですかね

333:名無しさん@ピンキー
07/05/09 23:10:30 qKfu9gr8
滝夜叉丸

334:名無しさん@ピンキー
07/05/09 23:55:58 k7lwRA50
仙蔵

335:名無しさん@ピンキー
07/05/10 23:25:55 BYJViDhX
>>313が妙に笑える

336:名無しさん@ピンキー
07/05/14 10:53:04 uXwkCopF
>>335
同意ww

337:名無しさん@ピンキー
07/05/15 20:00:33 7rQ9icwj
保守。
利吉×シナの人と女小松田の人はもう書き込んでくれないのかな…

338:名無しさん@ピンキー
07/05/17 23:21:42 flJ+RQmq
女小松田君の名前は・・・やっぱ秀子(ひでこ)?

339:名無しさん@ピンキー
07/05/18 10:38:52 uSm0HNvQ
普段気が強くて偉そう奴を女体化させて強姦したい
兵太夫とか三木とか

340:名無しさん@ピンキー
07/05/18 12:35:40 sYiKx4/O
腐女子臭がしてまいりました

341:名無しさん@ピンキー
07/05/18 21:42:26 7gS89Kjz
腐女子って、すぐ男同士のキャラくっつけてホモ妄想する女のことじゃないの?
俺の認識間違ってる?

342:名無しさん@ピンキー
07/05/18 22:47:03 2FtcveGV
ぶっちゃけ腐女子臭嫌いな人はこのスレ向いてない気がする。



343:名無しさん@ピンキー
07/05/19 00:36:56 I22WLin6
>340
何を今更w
そもそも(女キャラが少ないとは言え)女体化話ばかりな時点で
半分腐女子用スレみたいなものじゃまいか

344:名無しさん@ピンキー
07/05/19 00:58:35 5X075Pq1
全部とは言わんが確かに
文字媒体なんでビジュアルとして女体感じるわけでもなし
名前も当然そのままで余計に腐女子の隠れ蓑っつーか
まーどうでもいいけど

345:名無しさん@ピンキー
07/05/19 01:08:08 E0GQP0DH
女体化以外の話が読みたい

346:名無しさん@ピンキー
07/05/19 01:11:55 +w9Thczd
百戦錬磨乱太郎かーちゃんの若い頃でも考えよう

347:名無しさん@ピンキー
07/05/19 02:38:17 g4bfDtf6
女体化は普通に腐女子サイトに行けばあるし、
何より最近女体ばかりで飽きた。

348:名無しさん@ピンキー
07/05/19 16:14:51 Ya068KN+
くの一教室の生徒って12人いるんだな。
この前初めて知ったわ。

349:名無しさん@ピンキー
07/05/19 17:23:27 zhd7DPKC
アニメでかないみかが声あててる女の子がゲストで出たよな。あの子可愛かった。
別に女体化でもいいけどな
エロけりゃなんでもいい

350:名無しさん@ピンキー
07/05/19 18:45:50 swXJhmhj
>>349
おくにちゃんだね
ファンの間では伝説のキャラと化してるw

351:名無しさん@ピンキー
07/05/19 19:32:57 l+h70ToK
男も女もエロ書こうなんてのが少ない世界なんだか共存しようや。801アリスレだって存在するし、過敏になりすぎ。



そしてエロにするには女キャラ少な杉。
山田夫婦とか山田母×利器値とか
11才のエロは…だしなぁ

352:名無しさん@ピンキー
07/05/19 19:49:24 HaOnN+e9
こっそり>>313のようなのを希望。

353:名無しさん@ピンキー
07/05/20 00:25:18 ai3jvkHd
くの一同士でやっているのが読みたい。
ユキとしおりが受けで
トモミとあやかとそうことみかが攻め。
原作のユキはとにかくやる気なさそうだ。

354:名無しさん@ピンキー
07/05/20 19:30:23 XVDeu1sF
仕事している最中に気づいた






幻術使いの設定使えば、触手も夢じゃない事に

355:名無しさん@ピンキー
07/05/20 20:34:20 cQcyb8Cn
>>354
その発想を仕事に生かせよwww

356:触手?×マイタケ城嬢
07/05/20 23:33:22 XVDeu1sF

 せっかくの春の訪れというのに、天候はあまり優れず肌寒い日が続いていた。
 ミスマイタケ城嬢もそんな気候のせいか、体調を崩し、しばらく実家に帰り、養生することにした。城を出て空を見れば、今日もどんよりと灰色の緞帳が下りている。
 これから低いとはいえ山を一つ越えなければならないのに、とぶつぶつ呟きながら人気のない道へと足を踏み入れた。
 彼女の家に帰るには、この道を通らなければないのだが、普段あまり使われない場所ゆえに、山賊やもののけが出てきそうな、寒々とした獣道である。
 早くここを抜けよう。そう思って小走りに進んでいると、突然何かに足首を掴まれた。
「ヒィ!」
 蛇だったら大変だ、と持っていた杖でつこうと振り上げた途端、ずるずると脇の茂みに連れ込まれる。
「たすけてぇ!」
 悲鳴を上げるも、ここは本当に人の通らないところゆえに、その声が届く事はなかった。
 後に残るのは、非情な春の風だけだった。

357:触手?×マイタケ城嬢
07/05/20 23:45:44 XVDeu1sF
 いつもの笑顔はどこへやら。強張った表情からは朗らかな、ミスマイタケ城に輝いたそれはない。
 彼女は今、自分の目の前にいるものに恐怖していた。
 ミミズ、いや、それともヒルか、それとももののけか。わからぬその生き物の丈は優に彼女を越える。ヌラヌラと液体に光る肌色の体が妙にいやらしいそれは、ヤマタノオロチのように首が八本あった。
 しかし目鼻はのっぺらぼうのようになく、頭のてっぺんにまるで男根のように縦に割れた溝があった。
「あ、あ、あ……。」
 逃げ出そうにも、腰が抜けてどうしようもなく、ただ座り込み、その異様な生物を見つめるしかなかった。
 獲物を目の前にして、一本の首がにょろにょろと彼女の懐に潜り込み、乳房をぎゅう、と締め付けた。
「きゃあっ。」
 懐に入った頭は急に細くなり、ちょうど人間の指ほどの太さになると、ちろちろと乳首を弄り始める。
 それに続けとばかりに、他の首も着物の隙間から入り込み、マイタケ城嬢の体を嬲り始めた。
 あるものは声がでないようにするためか、口に入り赤い舌と遊んだ。あるものは袖から入り、へその辺りをこしょこしょと擽る。もう片方の乳房を掴むものもいた。
 だが多くの首は着物の下側から入ると太腿を伝い、女陰へと向かっていた。

358:触手?×マイタケ城嬢
07/05/20 23:59:37 XVDeu1sF
 まず一つが陰核をぱっくりとくわえ込み、ぐにゅぐにゅと揺さぶった。
「ふぁえ!あえふぇ!」
 大声を上げようとするも、口を犯され満足なものはでてこない。押しつぶされ、捻られ、撫ぜ上げられ、豆は次第に硬く炒られていく。
 残された三本は、更に奥へ入ろうと争っていたが、元気のよい一本が彼女の割れ目に被りついた。
「アアン!」
 残った二本は諦めたように足の間から出て行くと、暴れる彼女の足と手を縛った。こうしてマイタケ城嬢は身動き一つできなくなってしまったのだ。
 女陰にくっついた一本は探るように二枚貝の隙間を擽る。肉芽にいるものもその動きに合わせて体をくねらせる。
 ヌッチャヌッチャと湿った体液の音が響き始め、豊満な体を締め付け始める。
「アア……アッ、ア……。」
 口から零れる吐息は次第に色香を増し、マイタケ城嬢は腰をくねらせ始めた。
 体中にまみれる化け物の体液が、だんだんと熱くなって行く。
 桃色の蜜沼に張り付いたものは、ゆっくりと膣の中に入っていった。
「ンフッ、ン、アアン、ン……。」
 前進後退を繰り返し、彼女の体を揺さぶり、子の宮の入り口を擽る。淫液が太腿を伝い、足首に絡みついたものを濡らした。

359:触手?×マイタケ城嬢
07/05/21 00:13:36 Bf9GxzI1
 口の中に入っていたものが突然身震いを始めたかと思うと、びしゃっと、何かを吐き出した。
 あふれ出たそれは、妙に乳臭く、ああ、これは精液ではないと悟ると、彼女はかすかに笑った。
「いいわよ、大丈夫……これで。」
 言い切る前に、全ての首が激しく身を揺さぶった。
「アア!ダメ、ハァッ、激しく、ンンッ、うご、いチャア!」
 唇の端から白色の液をたらしながら、はしたない声を上げる。
 乳房を締め付けていたものはびしゃっと液を吐き出し、彼女の胸の間に身を収めると、更に激しく上下に動いた。
 陰核と遊んでいたものは小さな豆に覆いかぶさると、ぐっちゅっぐっちゅと身震いする。
 へその辺りで遊んでいたものは変わり者なのか、背後に回ると彼女の菊門を突いた。
「ハァッ、ハァッ、ア、ア、ヒッッ。」
 狭い入り口で暴れるそれに気を取られていると、膣の中のものは負けじと蠢く。
「イク、イッちゃう!ア、アアアア!!」
 ドクンと中が脈打った。入り込んだ隙間から勢いよく愛液が飛び出し、もののけの体にかかった。
 彼女が満足しても、侵入した者は満足していない。更に体を押し進め、かりかりと最奥を引っかき、また高みに上らせようとする。
「も、もう、堪忍し……ハアンッ。」
 二本挿しにされ、体を突き上げられる。意識はもう、はっきりしなかった。
「ア、ア、アアー!!!」
 再度高みに上らされる。肉体の律動に耐えられなくなり、全ての首が白い液を彼女にぶちまけた。
 霞んでいく意識の中で、マイタケ城嬢は、かすかにこれまでとは違う生臭い匂いを嗅いだ。

360:触手?×マイタケ城嬢
07/05/21 00:27:47 Bf9GxzI1


「ふー、やれやれ……。」
 緩んだ下帯を直しながら、里芋行者は汗を拭った。目の前には、恍惚とした表情を浮かべて倒れているマイタケ城嬢がいる。
 彼女の足を開き、女陰から零れる、自身の精液とマイタケ城嬢の愛液が混ざった物を匙で救うと、貝殻の中に入れた。
「幻術を使ってこんな浅ましい事を、全く、貧乏はいやなもんだ。」
 全ては金欠の折に飛び込んできた、マツタケ城からの依頼のせいだった。
 マツタケ城城主がこのたびの天候不順が原因と思われるインポにかかってしまい、それを直して欲しい、と家老に頼まれたのだ。
 最初はそんな事は医者に頼め、と断ったが、様々な事柄が重なり、結局受けるハメになってしまった。
 色々な資料を漁るうちに見つけたのが、男の精液と女の淫水をあわせたものを使った精力剤。
「ああ、全く……。」
 他に心当たりがいなかったとはいえ、さすがに心苦しくて仕方がなかった。
 眼が覚めれば、今まであったことは忘れ、草むらで寝ていた、と思うだろうが。
「もう二度とこんな依頼はごめんだな。」
 マイタケ城嬢の体をきれいにした後、あたりに散らばっている、張り型や牛乳の入った竹筒鉄砲を片付け、里芋行者はそうそうにその場を立ち去ったのだった。

361:名無しさん@ピンキー
07/05/21 00:28:52 Bf9GxzI1
と、こんな話を仕事中に考えてたんだぜorz
へたくそですまん

362:名無しさん@ピンキー
07/05/21 12:05:54 3tlkPo3i
>>361
GJ!!

363:名無しさん@ピンキー
07/05/21 15:48:31 BVfFgQwZ
なるほど、こういう手があったか…
ミスマイ密かに好きだからすげー萌えた
GJです!

364:名無しさん@ピンキー
07/05/24 23:38:55 UayVMEqr
きり丸の母ちゃんは輪姦されていそうだ。

365:名無しさん@ピンキー
07/05/27 00:54:02 PCmXUd3B
ユキちゃんの話が読みたい

366:名無しさん@ピンキー
07/05/27 22:13:31 hqz25bXq
大木先生とシナ先生の房事をこっそり希望してみる。
絶対激しいよあの男はww

367:名無しさん@ピンキー
07/05/28 02:09:45 an/R6Msm
最近の流れはニョタを受け付けないか?
いや、このスレみてたら妙にニョタに味しめたからさ
兵太夫とか…、いや、大人しくしてるわ

368:名無しさん@ピンキー
07/05/28 20:32:43 UlxEXQfP
>>313みたいな感じで、女になった伝子さんに襲われる土井先生が見たい。
悪夢再び…てな感じで。

369:名無しさん@ピンキー
07/05/29 00:47:00 dxBLTPc4
ここ腐女子おおいんだな
今さらだが

370:名無しさん@ピンキー
07/05/29 16:34:56 Yp+HR0/9
女体化ではなく違うのが見たい

371:名無しさん@ピンキー
07/05/29 16:53:50 LtWfgQlx
ユキとトモミは結構あるし、兵みかが読みたい。

372:名無しさん@ピンキー
07/05/29 17:21:35 1zmmueCw
自分も兵みか読みたい
女体はもう秋田

373:名無しさん@ピンキー
07/05/29 17:46:23 LtWfgQlx
そもそも、ここは数少ないノーマルCP好きの為の場所だと思っていたんだけどな。

374:名無しさん@ピンキー
07/05/29 18:29:13 dE2KFhrK
じゃあ成長ランユキとか…

375:名無しさん@ピンキー
07/05/29 20:06:49 K3L8d8Cz
兵みか人気だね
でもみかのキャラがわからない

376:名無しさん@ピンキー
07/05/29 20:52:08 USKnGsaF
学園では5年生になったら房中術を習うらしい。
ならば、散々既出の乱ユキ、きりトモ、庄しお、兵みか、団そう、金あやで、
は組対くの一でどちらが先に昇天させるか対決の話を読みたい。
これはシリアスよりも笑えるのがいい。

377:名無しさん@ピンキー
07/05/29 22:05:45 dxBLTPc4
> 学園では5年生になったら房中術を習うらしい。

同人設定じゃないのか?
作者が言ってたら泣くぞwww

378:名無しさん@ピンキー
07/05/29 22:09:32 HSLhq9il
そう子は文次郎相手のがいいな
原作コミックのおまけ4コマで文次郎のこと
殴ってたのってそう子だよな?

379:名無しさん@ピンキー
07/05/30 00:58:14 cB9bZ/5c
2年生なのに学園一忍者してる6年生をぶちのめす、そうこって一体・・・

380:名無しさん@ピンキー
07/05/30 01:24:54 de2qJuFo
>>376
オリジナル設定でそれを掲げてる同人作家は多いけど…
朝小でそんな事言えないだろ…稚児は出てきてるらしいが

381:名無しさん@ピンキー
07/05/30 10:12:27 r6XusHgg
つどい設定?

382:名無しさん@ピンキー
07/05/30 15:35:51 pCNl96P9
にしてもくノ一強すぎ
内面が強くなきゃつとまらんだろうけど男子と差がありすぎる
あのくノ一達を昇天させるなんて絶対ムリだ

383:名無しさん@ピンキー
07/05/30 16:13:47 dBSNzU5i
じゃあ、練習でくの一に昇天させられるは組とか…

384:名無しさん@ピンキー
07/05/30 22:23:58 BbyuDHKp
文次郎、実は女の子には弱いとか?
でも「学園一忍者してる」からなー

385:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:26:26 zgwc5pKK
女体化きりちゃんは、小銭を与えれば何でもやらせてくれるよたぶん

386:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:36:23 YhO08E2T
きりニョタは正直あきた

387:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:39:25 RdnZ9VlY
女体自体もう嫌だ

388:アッーの日
07/05/31 00:45:27 ZTQcuFiQ

 ここは町と学園を繋ぐ道の途中にある団子屋。母からの愛の荷物を背負った利吉は、ぶつぶつと一人団子を食べていた。
「まったく、明日からある城に忍び込まなきゃならないのに……。」
 全然家に帰ってこない父への愚痴と、重い荷物を運ばせる母への文句のせいで、団子はちっとも美味しくなかった。
「あ、利吉さんだ。」
 声のした方向を向くと、そこにはいつもの乱太郎、きり丸、しんべヱの三人……ではなく、一年は組の金吾と、団蔵、それから剣術師範の戸部が座って団子を食べていた。
「やあ、金吾君、団蔵君、こんにちは、戸部先生。」
 荷物を端に置き、三人が座る長椅子に団子皿を持って移動する。
「僕達、これから六道辻エ門さんの所に研ぎに出していた刀なんかを受け取りに行くんです。」
 金吾はしょうゆ団子をほおばりながらニコニコと笑う。
「興味があるなら行ってみるか、って先生に誘われた時はとっても嬉しかったです。」
「量が結構あるから、僕の家から馬を借りて、運ぶんです。」
 そういいながら団蔵は餡子のついた団子を口に入れた。
「ところで、利吉君は仕事に行く途中かね?」
 その様子を見ながら、手に茶を持った戸部は利吉に尋ねてきた。
「いえ、実は父に荷物を届けるよう母に言われてまして……。」
 お恥ずかしい話ですが……、とフリーの売れっ子は頭を掻きながら頬を染めた。
 途端に戸部の顔が険しくなり、辺りを見回した後、利吉に耳打ちをした。
「そんな、行くなといわれましても……。」
 団子を食べていた子供二人が、大人の方を向く。
「私はこの荷物を届けた後、仕事があるんです。こんな物を担いでなんて、そんな。」
「一日遅らせてもいい。とにかく、今日は学園に行かない方がいい。」
 でも、と言葉を続けようとする利吉に、戸部は言い放つ。
「そうしないと、君は荷物を担いで仕事するよりもひどい目に遭うことになるぞ。」 
 剣豪の、どこを見ているか分からない目が鈍く光った。

「やめて!お願い!許してー!!」
 その頃学園では、帯を解かれ、下帯を外され、下半身を丸出しにされた乱太郎がそう泣き叫んでいた。
「静かにしなさいよ!ほら、しおり、ちゃんと腕押さえて!」
 まだ筋肉がつきかけたばかりの腕に力が込められる。そんな年も違わないはずなのに、女の子なのに、どこからこんな力が出せるのだろう。
「早くしてよねユキ。」
「また次の相手を探さなきゃならないんだから!」
 ぱくり、と乱太郎の小さなものを銜えるユキに、皆は次々言葉をかける。
「ふぁかっふぇるってふぁ。……そろそろかな?」
 眼鏡の奥の目はすっかり恍惚に浸っている。
 ユキは着物を脱ぐと乱太郎の立ち上がったものと、自身の秘所をすり合わせ始めた
「あ、ああ、……あ。」
 びくびくと、未熟なそれは震え、その振動にユキも身震いする。割れ目の間から液が滲み出てきたのを感じたその時、ぐっと、腰を落とした。
「「アッーーーーー!!!」」
 破瓜の痛みと、初めて味わう狭さに二人は一緒に悲鳴を上げた。
 普通なら、ここの場面は男が主導権を握るものだが、ユキは目をきつく瞑り、体を上下に揺する。
「ア、いや、やめて!よして!」
「女みたいな声を上げてんじゃないの!……んんっ。」
 感じる場所を探り、その部分に触れるよう、体を回す。乱太郎は涙を零しながら、自由の利かぬ体にやってくる快楽に溺れるしかなかった。
「だめ、ユキちゃん、ア、アッーーー!!」
「あ、あたしもぉ!!」
 二人の体が跳ね上がったかと思うと、接合点から桃色に染まった液が溢れた。
「はい、じゃあ次あたしね。」
 足を押さえていたみかが、まだぐったりとしているユキの体を横に動かすと、しょぼくれた乱太郎のそれをさすった。


389:アッーの日
07/05/31 00:58:43 ZTQcuFiQ

「どうだ、孫兵?くの一の様子は?」
 三年長屋の天井裏で、息を殺して彼らはいた。
「今のところは大丈夫だ。でもどうなるかわかったもんじゃないぞ。」
 小さな丸い穴から探れる景色は僅かしかない。芥子粒ほどの情報を頼りに、彼らは敵の様子を探っていた。
「去年はひどい目に遭ったよな。」
「ああ。俺なんか八人相手にさせられたぞ。」
「ほんとほんと。打ち止めにするんじゃないかって。まったく、あれじゃ淫獣だよな。」
「お前すけべだろ。」
 細い声でけらけら笑う彼らを見て、左門はすく、と立ち上がる。
「なに言ってるんだお前達!攻撃は最大の防御!こんなところに隠れてても何の解決にもならん!」
「ばか!顔がでかい!」
「とにかく!俺は攻撃のための武器を取ってくる!!」
「ばか!そっちは……!」
 武器倉庫とは反対の風呂場へと駆けて行く左門を、彼らは止める事ができなかった。
「アッー!!!!」
 左門の雑巾を引き裂いたような悲鳴が階下に響き渡る。
 級友達が穴から覗いたそこには、裸に向かれ、女達に文字通り蹂躙される左門がいた。

390:アッーの日
07/05/31 01:20:16 ZTQcuFiQ

 そう、今日はくの一と男子生徒の乱交合戦、通称「アッーの日」なのである。
 終業の鐘が鳴るまでにどれだけ多くの男子生徒をイカせる事ができるかを競うものである。攻撃できるのはくの一のみで、男子は逃げるか隠れるか、とにかく防戦に徹するのこの競技のルールである。
 さらにこれの恐ろしいところは、既婚者以外の教師事務員、更には忍び込んだ忍者や見知りの来訪者もその対象というところである。
 若い身空で打ち止めにされては叶わん、ととにかく男子生徒は逃げ回るのだが、女の勘か男の性か、結局最後はつかまってしまうのである。
「土井先生がそっちに逃げたわよー!!」
 土井半助も例外なく逃げ回っていた。つかまったら、情けない事になるからだ。
「冗談じゃない!!」
 さすがは教師、といったところか。生徒達の目を潜り抜けて、彼は安全地帯である食堂へ少しずつ近づいていた。
「あら、土井先生。」
 静かな、女の声が耳元を通り過ぎる。体を硬直させ、首を軋ませながら後ろを振り向くと、そこには笑顔のシナ先生が!
「ハッ!」
 みぞおちに素早く拳が入れられる。悲鳴を上げて倒れこんだ土井に覆いかぶさると、赤い舌をチロリと出して年の割りに丸い頬を舐めた。
「まだまだ甘いですね、土井先生。」
 土井先生つかまえたわよー、と声を上げたとたん、どこからともなく、半裸になった少女が姿を現す。
「しょ、食堂~~~~。」
 楽園に手を伸ばすが、そこには手は届かなかった。届いたのは、アッーという悲鳴のみだった。
 
 

391:アッーの日
07/05/31 01:29:48 ZTQcuFiQ
「ふふん、なまっちょろいんだから。」
 頬を染めて、そう子ふらふらと立ち上がる。泡を吹いて倒れている伊助を見下ろしていると、誰の足音が聞こえた。
「よぉし、三人目、つーかまえたー!」
 と、笑顔でやってきた人物の腕を捕まえたのはよかったが。
「はーはっは!そうか、わしと勝負したいのか!」
「え、え、なんで大木先生がここに!」
 目を丸くして見ても、もう遅い。羽織っていた着物を剥がされ、白濁まみれの花弁を弄られる。
「アアンダメー!!」
 先程達したばかりだというのに、絶妙な指の動きにそう子は体を痙攣させた。
「ん?なんじゃだらしない!ほらほら、どこんじょーで戦わんかー!」
 ひくひく震える蜜まみれの割れ目に、太い肉棒が一気に差し込まれる。
「アッー!!!」
 

392:アッーの日
07/05/31 01:42:07 ZTQcuFiQ
 
 傍目から見れば、どう考えても道徳的、世論的に好ましくない競技である。しかし意外にも競技取り止めを求める意見が出たことは一度もなかった。
 それは人里離れたこの学園で性欲が発散できる、好きな人と結ばれたい、この競技自体が忍者の修行になると、理由は様々だが肯定者が多かった、という事が原因である。
 
 団子屋で、戸部はまだ茶を飲んでいた。結局利吉は彼の制止を振り切って、学園へと行ってしまったのだ。
 無茶して、と何も知らない金吾と団蔵には聞こえないよう呟く。
 去年の惨状を思い出し、戸部は身震いを抑えるために茶を咽喉に流し込んだ。茶はひどく渋かった。


 終わり

393:前触手を書いた人
07/05/31 01:44:05 ZTQcuFiQ
エロ少なくてごめん、また仕事中に思い浮かんだんで書いとく。

394:名無しさん@ピンキー
07/05/31 02:00:14 VJsf4PzU
充分です
GJ

395:名無しさん@ピンキー
07/05/31 02:16:00 DCpUymJq
GJ!
こんな感じでまた書いてほしい
楽しみにしてる

396:名無しさん@ピンキー
07/05/31 06:05:21 uyeiIaMS
三年とそうこに感動。

だけどな…アッ-って801っつうか後ろの穴を掘られる隠語なんだ………

397:名無しさん@ピンキー
07/05/31 07:55:32 mM52fK4G
大木一人だけ楽しんでるwww

398:名無しさん@ピンキー
07/05/31 16:39:21 qNJIPqnv
大木先生ワロタwwwwwww

399:名無しさん@ピンキー
07/05/31 16:58:22 GVnAoLOZ
GJ!!
団子が食べたくなってきた

400:名無しさん@ピンキー
07/05/31 21:48:44 mM52fK4G
>>396
そうそう。
「アッーー!」はもともとホモに掘られてるときの声なんだよね。

でも面白かった!!GJ!!

401:名無しさん@ピンキー
07/06/02 02:44:40 UPVi1ELa
>>388
なんてモノを見せるんだ!
茶吹いちゃったじゃないかw
GJ!

402:名無しさん@ピンキー
07/06/02 20:52:27 U0CPgvOD
2年い組(三郎次たち)とくの一のエロが個人的にちょっと見てみたい。かも

403:名無しさん@ピンキー
07/06/02 21:07:58 U0CPgvOD
↑言い忘れたが、一対一ではなく団体同士・・・いや、やっぱりいい。

404:名無しさん@ピンキー
07/06/02 23:04:43 GwAERfn1
376の団体戦が見たい

405:名無しさん@ピンキー
07/06/03 01:46:27 HKU3r6pN
早熟なくノ一とまだまだ幼い二年い組
いいな

406:名無しさん@ピンキー
07/06/03 09:19:31 /Ei46SD1
実際この年頃だと、男より女の発育の方が早いしな。

407:名無しさん@ピンキー
07/06/03 11:29:23 afXoZQ6u
腐女子臭満載なんだが滝夜叉丸女体化の話が見たい。
三木ヱ門とか小平太にズタボロにレイプされるのとか。
ラブラブなのも良いと思うが。
…女体化とか、実際絵とかはよく見るんだけど小説はなかなか見付からないんだよね…。

408:名無しさん@ピンキー
07/06/03 11:40:07 TVwbQOgK
マジで腐女子臭満載だな
そっちの板でやってくれ

409:名無しさん@ピンキー
07/06/03 13:23:14 gs0ZVvk5
顔がでかいでそうめん吹いたw
バロスwww
左門かわいいよ左門

410:名無しさん@ピンキー
07/06/03 14:16:24 WNx/fzTO
>>407
漫画滝なら全然イケるし解るわ。

あれ実は女なんじゃないか…笑い方とか

411:名無しさん@ピンキー
07/06/03 15:06:01 UKZ52mrx
腐女子向けのスレがあるなら、そっちに投下したいしたい

412:名無しさん@ピンキー
07/06/03 15:13:20 vGxigG80
やはりくノ一が見たい

413:名無しさん@ピンキー
07/06/03 15:46:54 FKAjjjM5
女体化で板内検索してくれ
それで別スレが立つくらい特殊シチュだってくらい理解してくれ

414:名無しさん@ピンキー
07/06/03 16:08:23 I/T8HUPC
大木先生と顔がでかいがめちゃおもしろかった
題名見たときは戸部×利吉なのかと思ったw

415:名無しさん@ピンキー
07/06/03 19:40:32 UXp7juGJ
いっそのこと落乱の女体専用スレ立てた方がいいのかもしれない。

416:名無しさん@ピンキー
07/06/03 19:52:14 /Ei46SD1
需要があればの話しだがな。

417:名無しさん@ピンキー
07/06/03 20:19:17 LuMowfhh
今ふと、タカ丸父ちゃん×客がおもいついてしもた


418:名無しさん@ピンキー
07/06/03 21:15:00 pEwQb3zM
喜三太と金吾と兵太夫は武家の生まれだから乳母ぐらいいるんだろうな。
と、すると乳母に襲われるのもありかなと。

419:名無しさん@ピンキー
07/06/04 00:20:00 Feh22336
がっつりしたものをサイトにうぷすんのもアレなんだれうな

420:名無しさん@ピンキー
07/06/04 19:23:38 5hnrjbSu
モララーのビデオ棚in801板27
スレリンク(801板)


801対応スレだ。楽しみに待ってる

421:名無しさん@ピンキー
07/06/05 01:13:14 LhV39IHl
利照って実は需要ある?

422:名無しさん@ピンキー
07/06/05 01:13:58 gl0fEfNJ
普通にあります。

423:名無しさん@ピンキー
07/06/05 01:41:03 KkWhf20G
さあさ、汚い所ですがどうぞどうぞ
あ、座布団お持ちしますね
山田くーん!

424:名無しさん@ピンキー
07/06/05 13:54:25 FRNhWEol
利吉「山田ですが…呼びました?」

425:名無しさん@ピンキー
07/06/07 13:38:36 vttMkK5g
小松田が女だったらドジっ娘でその上お兄ちゃん大好き妹キャラで
好みのタイプなんだが・・・実に惜しい。

426:名無しさん@ピンキー
07/06/08 00:42:14 6JB0pjb2
そこで女体化ですよ

427:名無しさん@ピンキー
07/06/08 00:46:35 SzQop9IO
入門票持ってくるから、小松田さんが女だったら受付嬢みたいだな

428:名無しさん@ピンキー
07/06/08 08:12:02 zEywmJuK
何その妄想
落乱や忍たまにあんな女キャラいたらボロカスに叩かれそうだ

429:名無しさん@ピンキー
07/06/08 11:47:44 SzQop9IO
いやただ女だったらの話をしただけですよ
あのしゃべり方で女ならぶりっ子ですな

430:名無しさん@ピンキー
07/06/09 00:54:35 pHDA+EQj
にょたはいいから
土囲ともみ読みたい

431:名無しさん@ピンキー
07/06/11 15:20:43 PsQAdHDi
>>246の続きがみたい

432:名無しさん@ピンキー
07/06/11 20:31:16 GTABVdh0
6年生になった一年は組による
北石照代陵辱が読みたい。

433:名無しさん@ピンキー
07/06/12 19:12:30 g7RsiWgU
レギュラーキャラと、顔も名前も出ていないけど絶対に存在する人間(奥さんとか女中とか近所のおばちゃんとか)が絡む話が読みたい。

434:名無しさん@ピンキー
07/06/12 23:13:09 NUyt7L3H
水軍妻帯者三人や安藤先生とその奥さんとか?

435:名無しさん@ピンキー
07/06/12 23:24:17 0ghkwgwP
それだとオリキャラになっちゃうけどね。
水軍の由良四郎は子供もいるという噂だからガチだな。

・・・個人的にはもし読むなら疾風とかの方がいいけど。

436:名無しさん@ピンキー
07/06/12 23:25:02 ftvy2y1B
一年は組は割といい家の子が多いみたいだから、
下働きの女中とかと絡んでそうだ。

437:名無しさん@ピンキー
07/06/12 23:54:07 hZZXDChY
別に上級生でもいいところをあえて10歳児でいくのか。

438:名無しさん@ピンキー
07/06/13 20:23:31 EEbgkoD9
家業などの詳細が判明しているのは一年は組だけだし、上級生にするとオリキャラみたいなのが登場してドリーム小説みたいなのになってしまいそうだから。

439:名無しさん@ピンキー
07/06/13 21:54:56 699CxKpw
顔も名前も出てない女性を登場させたら確実にドリーム小説になりますな

440:名無しさん@ピンキー
07/06/13 22:01:41 UmIRcHc3
313みたいな感じの一年は組を読みたい。
女中とかおばちゃん相手で。

441:名無しさん@ピンキー
07/06/13 23:30:37 a/BWgb5C
上級生の誰か×くノたまの誰かで
なんだっけあの夜の授業みたいなのが見たい

442:名無しさん@ピンキー
07/06/14 19:26:03 BrAWFvl3
>>441
忍者エロ作品における七ツ道具の房中術の事か?

443:名無しさん@ピンキー
07/06/14 21:02:35 6HprWhMW
>>442
それです
11歳の子のしかも初めての相手が教師では流石に気の毒なので、
まだ歳の近い上級生で実習みたいな
まだ始めなので行為による快感を覚えさせる程度の授業形式でない優しいもので、
最終的に二人が(1対何人かの複数でも良いかも)両思いになってたら良い
とか書いてる内に妄想が膨らんでしまった私が今、逝きます。

444:名無しさん@ピンキー
07/06/14 23:23:59 mFWLZoSW
課題で潜入した城で房中術を駆使して危険を切り抜けていて欲しい。

445:名無しさん@ピンキー
07/06/15 17:01:44 nRKntGj9
どうしても上級生×くノ一が見たいのか>>444を見て、
成長したくノ一が城就き忍者になった上級生と遭遇、なんて考えてしまった

446:名無しさん@ピンキー
07/06/15 17:42:53 RyNpNvvr
やっぱ11歳じゃきついかもしれないしね。
ユキちゃんやトモミちゃんの数年後を妄想してみるってのはいいな。

447:名無しさん@ピンキー
07/06/15 21:37:13 RyzUhGD3
仕事中に妄想してる職人、また来てくんないかな。
あの人のやつ好きだww

448:名無しさん@ピンキー
07/06/16 00:21:05 mDF6vufs
トモミとそうこの百合読みたい。
原作では格闘少女ペアだから健康体操風にやってそうだ。

449:名無しさん@ピンキー
07/06/16 00:45:30 yYM4oZIO
格闘少女って全員じゃないのか。

450:名無しさん@ピンキー
07/06/17 17:16:25 gBxEuOez
ユキ→三郎次のエロを書き始めたんだけど需要ある?

451:名無しさん@ピンキー
07/06/17 17:25:06 PUDI6e1C
>>450
ありまくりんぐwwwww
今からwktk

452:名無しさん@ピンキー
07/06/18 00:11:23 duv5UbhZ
>>450
あるある!!
待ってます

453:名無しさん@ピンキー
07/06/18 00:43:08 9V3WwMOg
>>450
三郎次ってのがいいな…。wktk

454:450
07/06/20 01:18:26 JohXFgwJ
多少話がわけ分かんなくてもエロシーンだけか
結構話が長くても前後の話をきちんと入れるか
どっちがいい?

455:名無しさん@ピンキー
07/06/20 07:55:30 Pqtv8Q0s
私的には前後も入れた方が良いと思うけど…

456:名無しさん@ピンキー
07/06/20 07:56:47 Pqtv8Q0s
ゴメン!!ageちゃった!!

投下待ってます!!w

457:名無しさん@ピンキー
07/06/20 18:25:22 SCfmxD+N
>>454
後者で頼む

458:名無しさん@ピンキー
07/06/21 08:39:42 melalamI
>>454
後者で。
同い年なんだよな

459:月夜小噺(山田夫妻)
07/06/23 00:50:13 +NAoz/yA
流れぶった切って山田先生と奥様。
34巻の奥様来襲のその後。
エロはうまく入れられなかった。



山野を駆ける秋の夜風が、涼しく肌を嬲っていく。
開け放たれた雨戸の向こうには、煌々と輝く十三夜月。月明かりは室内にも忍び込み、
清廉と穏やかさを兼ね備えた光で、古い家屋の隅々までを照らし出していた。
月の光に誘われたか、周囲の山々からは澄んだ虫の音が聞こえてくる。
円座の前には湯気の立つ茶碗。膝の上には猫一匹。
赤々と燃える囲炉裏の前には、静かに微笑む妻の姿。
そんな、平和そのものの空気の中にありながら、山田伝蔵は先ほどから、
一人激しく焦っていた。

受け持ち生徒の補習やおかしな事件に巻き込まれるせいで、
普段は休みといえども、めったに家に帰ることもできない。
だが今回ばかりは、秋休みに入ると同時にすべての残務を放り出し、伝蔵は
一路自宅へと駆け戻った。
少し前、長い不在についに堪忍袋の緒が切れた妻から、実力行使を伴った
帰宅要求があったためだ。
夏にも一応帰ったのだが、やはり忙しくて長くはいられなかった。なので秋こそは
休みの間中、家にいると約束したのだ。
普段はしとやかだが、その分怒ると半端なく恐ろしい妻の性質と実力は、
夫である伝蔵が誰よりも知っている。帰ると約束した以上、反故にでもすれば
今度は学園を相手取って戦でも仕掛けてきかねない。
いやすでに、夏の時点で約束が違うと充分怒らせている。だから今回はその分、
恐ろしい報復が待っているだろうとは予想できた。
途中の道に埋め火でもあるか。門を潜ったら手裏剣が飛んでくるか。
戸を開けたとたん火縄銃で撃たれるか。どれも過去に経験したことだ。
それでも帰らないわけにはいかない。学園と己の平和のために。
伝蔵とて、帰りたくとも帰れないのだ。腹がたつのはこっちも同じだと、
言いたい気持ちがないわけでもないのだが、それこそ妻にいっても仕方ない。
とにもかくにも、大事なのはこれ以上、妻を怒らせないことだ。
かくして言い訳と恐怖を胸に抱え、五日の道のりを一日で駆け抜けて
伝蔵はなんとか山奥の我が家に辿り着いた。
だがそこに待っていたのは、十年一日変わらぬ山野の光景と、満面の妻の笑顔だった。

それから妻は、ずっと笑っている。
まめまめしく夫の世話を焼き、少し豪華な食事を作り、風呂を炊き。
一言の愚痴も怒りの言葉もなく、ただ穏やかに微笑んでいる。
ひたすらに微笑んでいる。
家の中はよく片付き、火縄のにおいも手裏剣の輝きも、
床がひっくり返ることも天井が落ちてくることもない。
時を追うごとに、伝蔵の焦りは増すばかりだった。


460:月夜小噺(山田夫妻)2
07/06/23 00:52:34 +NAoz/yA

空の茶碗に新しい茶が注がれた。慌てて顔を上げると、妻が小さな団子を
手元に置くところだった。
ちらりとこちらを見上げた顔は、やはり穏やかに微笑んだままだ。
「焼けました」
「うむ」
短く返して団子を口に放り込む。焼けたばかりの団子は熱いはずだが、何故かよくわからない。
膝の上で猫がちらりと目を開けたが、団子には興味がないのか、すぐにまた
眠り込んでしまった。
香ばしい塊を咀嚼しながら、伝蔵はそっと妻の様子を伺った。
新しい団子を囲炉裏にかざしながら、妻はうっとりと月を眺めていた。
薄暗い火に照らされて、白い頬が赤く輝いている。普段から年を感じさせぬ
美貌だが、その顔は今はいつも以上に晴れ晴れと明るく、どこか少女めいてさえ見えた。
しばし見蕩れ、慌てて頭を切り替える。
ここで油断してはいけない。たとえばこの団子にも、痺れ薬などが
仕込まれているかもしれないのだ。
いや、そんなありふれた手は使わないだろうか。ではやはり、ここらで床が抜けて
床下に落とされるのか。それとも逆に吹っ飛ばされるか。
妻は罠にも長けている。それも、兵太夫や三治郎あたりが見たら
大喜びしそうな、派手なものに。
家にいるというのに、落ち着かない気分で茶をすする。
もぞもぞと尻を動かす伝蔵の膝で、猫が一声、不満げに鳴いた。

このまま、何事もないということはまずありえないだろう。
武器を満載、忍び装束までまとって下山するほど、気合を入れて怒っていたのだ。
見送りがてら息子と二人、謝り倒して機嫌をとったが、あの程度で収まったとは
到底思えない。
笑っているからとはいえ、気を抜いてはいけないのだ。若い頃はあの笑顔にだまされ、
何度痛い目を見たことか。
きっと何か仕掛けてくる。もしくはもう仕込んでいる。
なんといっても、ずっと一人で家にいたのだ。そうしたものを作る時間は
たっぷりあっただろう。
気持ちを改めがてら、膝に乗った猫の背を撫でる。緊張感が伝わるのか、無骨な手の下で
縞の毛並みがちりちりと逆立った。

そう、妻はずっと一人でいたのだ。夫も子もめったに帰らぬこの家で、
冬も、春も、夏も、秋も、ただ一人で。

落ち着かなさや緊張感とは違う、ちくりと鈍い痛みが胸をよぎった。


461:月夜小噺(山田夫妻)3
07/06/23 00:55:42 +NAoz/yA

「よい月ですね」
穏やかな声に、伝蔵は再び慌てて顔を上げた。
月は天頂に差し掛かり、いよいよ明るく夜空を照らし、遠い山々の峰まで
浮かび上がらせていた。
山奥のこと、風は町中よりも冷たいが、月の輝きはその冷たさも忘れさせるようだ。
しばし見蕩れ、また慌てて妻のほうを見る。
「うむ、そうだな。そういえばじき、十五夜か」
「はい。その頃には利吉も帰ってくるそうですよ」
「ほう」
あの仕事中毒が珍しいことだと、自分を棚に上げて髭をひねる夫に、妻が囲炉裏の
火をかき混ぜながら、またにこりと笑った。
「二人そろうなんて本当に珍しい。楽しみですこと」
月光を受けたその笑顔は、これまでのものよりさらに明るい。
なんだ、息子が帰ってくるからこんなに機嫌がよいのかと、思った瞬間ふと、
理不尽ないらつきが胸をよぎった。

一人子なこともあって、妻は息子をとても可愛がっている。
伝蔵は単身赴任で家を空けることが多かったため、息子もどちらかといえば、
妻のほうになついているように思える。
別にないがしろにされたわけではないが、昔は母子の仲のよさに、自分などいなくても
大丈夫なんじゃないかなどと、どちらへともつかない大人気ない嫉妬を覚えたこともあった。
利吉が大きくなってからは、そういうこともなくなったのだが。

それはよかったな、と呟いて茶をすすり、憮然としたまま猫を撫でる。
月は煌々と明るく、山野を流れる風に虫の音も涼しげだ。
そんな光景にも癒されず、奇妙な苛立ちと消えぬ緊張感を抱えたまま茶をすする。
いやいや今はそんなことより、待ち受けているだろう妻の報復への警戒が大事だ。
さあどうくる。さては囲炉裏の中にほうろく火矢か。
いらいらしながらも緊張を解かない伝蔵の耳に、ふと、虫の音より涼やかな響きが触れた。
目を移せば、斜め横で妻が、袖で顔を隠したまま小さく震えていた。
隠し切れない笑い声が、だんだんと大きくなっていく。それが虫の音を押しのけるほどに
なったところで、ようやく伝蔵は茶碗を置いた。
「なにを笑っておる」
やはり憮然と問いかける夫に、袖に隠されていた美貌が上がった。
もはや隠すこともなくころころと笑いながら、妻は実におかしそうに夫を見つめた。
「あなたご心配なく。家には何も仕掛けてなどおりませんよ」

ぎくりと身を震わせてしまったのは、山田伝蔵一生の不覚だろう。


462:月夜小噺(山田夫妻)4
07/06/23 00:58:36 +NAoz/yA

何の話だと取り繕ったところで後の祭りだ。湯殿の床下まで調べてらしたでしょうと
またひとしきり笑われて、伝蔵の狭い眉間に深い皺が刻まれた。
「……なんじゃ、もしかして、これが狙いであったか」
「随分肝を冷やされましたでしょう」
むっつり吐き捨てた夫に、笑顔を崩さず、妻は少女のように小首を傾げて見せた。
「あなたときたら、お山の下からずっとぴりぴりされて。あれではご飯の味も
わからなかったでしょう。忍者の先生があんなにわかりやすい気配を放ってどうします。
ああおかしい」
言葉は厳しいが、ひっくり返らんばかりに笑い続ける妻の姿に、はじめは憮然としていた
伝蔵も、とうとう諦めたように相好を崩した。
苦笑を浮かべて手を伸ばし、少し焦げた団子を取る。焦げの苦さはあるが、それは奇妙に甘かった。
「やれやれ、すっかりしてやられたわい」
「最初は、厠に落とし穴でも仕掛けようかと思っていたのですけれど」
私が面倒ですし、とさらりと恐ろしいことを言いながら、新しい茶を入れる。
それを差し出しながら、妻は今度はどこか、嬉しそうに笑った。
「約束どおりちゃんと帰ってきてくださったから、もうそれでいいと思いました」

柔らかな湯気の上がる茶碗と、差し出す白い手を伝蔵はぼんやり見つめた。
月明かりの中、若い頃と同じ、白く美しい手は、けれど指先が随分荒れている。
思わずその手をつかむと、妻は一瞬、驚いたように目を見開いた。
だがすぐ笑顔になると、ほんの少しだけ身をずらし、夫ににじり寄った。
夜の風に乗って、虫の音が涼やかに流れていく。猫が面倒くさそうに一声鳴いて、
伝蔵の膝から飛び降り、庭へと下りていった。
ぬくもりが消えて、膝をすうすうと冷えた空気が嬲っていく。だが、握りこんだ手は
ほんのりと暖かい。
荒れた指先を撫でて、ポツリと呟く。
「……苦労をかけるな」
「本当に」
ちろりと睨みあげ、だがすぐ笑顔になると、妻は嬉しそうに夫の胸に身を寄せた。
そのままうっとりと目を閉じた穏やかな笑顔を、しばらく見つめて伝蔵も、細い体に
両腕を回した。
迷いながら一つ、二つ咳払いをし、腕に力をこめる。
「……感謝しておる」
「私もです」

月光に照らされて、一つになった二人の影が、薄暗がりの中まで長く伸びている。
久方ぶりの抱きなれた体温と柔らかさを、全身で感じながら滑らかな髪をなでる。
少し震えたため息が、袂の隙間から肌に触れて消えた。

深山遠く、聞こえるは虫の声。
月は明るく、囲炉裏の炎は暖かく、円座の前には湯気の立つ茶碗。
腕の中には、妻の笑顔。
帰ってきたのだなあと、今日初めて伝蔵はしみじみと思った。


463:月夜小噺(山田夫妻)5
07/06/23 01:05:13 +NAoz/yA

山田利吉は、一人激しく焦っていた。

夜半の山中、秋の風は涼しく肌をすべり、虫の音はやむところを知らない。
十三夜の月光は辺りの山野と区別のつかない山田家の庭にも煌々と降りそそぎ、
庭木も石くれも、家まで数歩の庭先で片膝を付き、息を殺して座り込む若者も、
その膝で満足げに眠る猫も、皆平等に照らし出している。
足元から長々と伸びた、薄い自分と猫の影を、利吉はちらりと横目で見た。
影は月にあわせてゆっくりと回り、当初より幾分斜めになったようだ。
面倒くさそうな顔で家から出てきた飼い猫と一緒に、ここに控えて
すでに四半時。いい加減足がだるくなってきているが、動くわけにはいかない。
石のようにその場にうずくまり、青い月の光を全身に浴びながら、利吉はふと、
誰か通りすがりにでも見られたら間抜けだな、と思った。
もっとも通りすがるようなご近所は、ここから半里ばかり行かなければない。
田舎というのはこういうとき、ありがたいのか困るのかよくわからないと、
またぼんやり思う。
夜半の山中には、人の気配などかけらもない。
ただ目の前の家の中から、ひそやかな二つの気配が漂ってくるばかりだ。

衣擦れの音に混じり、くすくすと、柔らかな笑い声は母のものだろう。
普段の毅然とした響きとはまるで違う。まるで少女のように甘い。
重なるように聞こえるのは父の声だ。これまた普段の厳格で重々しいものとは
まったく違い、むず痒くなるほど優しい。
どちらのものともつかないため息や、爪が板を掻く音、床の軋む音に、
布団くらい敷いたらどうなんですかと心の中で愚痴り、利吉はむっつりと眉をしかめた。

母を驚かせようと、うっかりいたずら心を出して、山の中腹から気配を
消してきたのが悪かった。
まさか父が、こんなに早く帰ってきているとは思いもしなかったのだ。
わかっていたら、山の下から太鼓でも叩きながら登ったものを。
久しぶりの家に、無意識に浮かれていたのだろう。こんなに近くに来るまで
気づかなかった自分も悪いが、両親も両親だ。
気配を消しているとはいえ、こんな庭先の人間に気づかないとは、どれだけ夢中に
なっているのだろう。二人そろって忍者のくせにと、自分を棚に上げて腹を立てる。
とはいえ、今さら動くこともできない。万一気づかれたら、ばつが悪いことこの上ない。
ため息さえつけず、利吉はますますむっつりと眉根を寄せた。

幾つになっても、両親の仲がよいのは嬉しいことだ。
父は単身赴任で家を空けることが多かったが、それでも互いの深い愛情が
変わらないのは、傍から見ている利吉にはよくわかった。
あんまり仲がいいものだから、両親はお互いがいれば、自分なんか
いなくてもいいんじゃないかと、幼いころはむくれたこともあったほどだ。
たまの休みに帰ってきた父と一緒に寝ていたはずなのに、朝になると父が
何故か母の寝床で寝ていたときなどは、よくそう思った。
それが父に対しての嫉妬なのか、母に対してのものだったのかは、今でもよく
わからないのだけれど。

淡い闇の中、家の中から聞こえる母の甘い声が、少し高くなった。
虫の音をさえぎるほどではないけれど、途切れ途切れに細く、どこか切羽詰って
響くその声に、二人とも若いなあと変なところで感心する。
この分だと、来年あたり弟か妹でもできそうだ。
ぼんやり考えた利吉の眉が、本人も無意識のうちに、小さく寄った。

月は煌々と明るく、容赦のない青白い光で、青年の姿を浮かび上がらせている。
膝の上で、人間の葛藤など気にも留めず、猫は太平楽にすうすうと眠っている。
肌寒い夜間の山中、その暖かさだけが慰めだ。

それにしても、終わったら終わったでどうすりゃいいんだろう、と、新たに浮かんだ
煩悶に、また利吉は眉をしかめた。



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