07/04/12 22:39:36 0KUyQ2uW
>>172の設定で兵太夫バージョン書かせてもらった。
あまりに萌えたんだ…すまん。
「ん…や、だ……」
「別に、もっと大きな声出してもいいよ。
ここ、防音なんでしょ?」
そうだ、ここは完全な防音室だ。
助けを呼びたくても四肢を拘束されたこの状態では無理だ。
完璧に作ってしまったっことが仇となった。
兵太夫は悔しさで自身の唇を噛む。
「……やめなよ、そんなことしても痛いだけだよ」
「気にすんなよ団蔵。やりたきゃやらせとけ」
「でも……なんかかわいそうじゃない?」
「まあ団蔵の言うことももっともだね。
関係ないことで傷つかれるのは本意じゃないし。
これでも噛ませておこう」
そう言って庄左ヱ門は手ぬぐいを取り出し、
兵太夫に噛ませるとそれを頭の後ろで縛った。
「兵太夫、もう諦めてよ。
これ、お前のためにするんだからさ」
団蔵が出来る限り優しく言うが、
兵太夫はそれを鋭い目線で睨みつけるだけだった。
「戻すためなんだから仕方ないだろ?」
庄左ヱ門が諭すように言う。
「でもさ、」
金吾が呟くように言う。
「ちょっと、本気で楽しくなってきたんだけど……」
その言葉に、兵太夫の顔から一気に血の気が引いた。