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忍たま乱太郎のエロ小説 - 暇つぶし2ch172:薬師の大福
07/02/23 21:45:58 JvZwGFGH
どうしてこんなことになったのか…
後ろ手に縛られた腕は肘まで拘束されており、解けそうにない。

そもそもの始まりは昨日、女装して心太を売っていたことから。
変な爺さんが
「おまけだ」
と、言って、代金とは別に大福をくれた。後から売ろうかと思っていたが、
爺さんは俺が大福を食い終えるまで俺の前を動こうとしない。
このままでは営業妨害だと思い、とっとと食ってやった。
なんの変哲もない普通の大福。搗き立てではなかったけど。
すると、爺さんにんまり笑ってこう言った。
「あんた、いつも女装して心太売っているだろう。
よほど女になりたいのかね、その大福を食うと女になるぞ。ヒヒヒ」
 って。
哺乳類がそんな簡単に性別が変わるか。
喜三太のナメクジじゃあるまいし。ああ、ナメクジは雌雄同体だっけ。
じゃあ魚だ、黒鯛とか。いや、こんなことを考えている場合じゃない。
「なんだ、この気違い爺、他の客の邪魔だ。あっち行け」
 と、俺は言い返してやった。
「ヒョヒョヒョ、わしはこれでも昔は腕のいい薬師だったがの。
今はとんと患者も来ん。それで、暇つぶしに女になる薬を作ってみたのだよ。
ああ、これは男に戻る方法を書いた紙だ」
そう言って俺に紙切れを渡し、爺さんはやっと去っていった。

敷いていた筵を丸めて店じまいして、学園に帰る。
幸い月が出ていないから、小松田に見つかる可能性は低い。
学園の塀を越えようと懐の鉤縄を取り出す。瞬間、俺は血の気が引いた。
普段硬くて真っ平な筈のそこが柔らかくなって丸みを帯びている。
あの爺さんが言っていたことは本当だったのかと、今更になって脂汗が垂れてきた。
とは言っても年相応の膨らみだ。手拭いをさらし代わりに巻けば見た目には問題無かった。



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