06/11/18 23:45:21 rR4EuK7F
注意1・あんまりエロくないかも、挿入なし。
2・擬人化っぽくないかも
しかし書いた。>>612で妄想してしまったから
爽やかな朝。
涼しげな風が吹き、雀が鳴き、学生達が爽やかな笑顔で登校している朝。
そんな朝の、とある電柱の隅に顔だけを出して何かを覗いている女の子が一人。
黒い翼に黒い瞳に黒いツインテールの髪の毛、ついでに心と何もかもが黒いこいつはカラスという鳥の雌で、いつもなら仲間と共にゴミを漁るか誰かを突くのだけど、彼女はただ誰かを見つめるだけ。
彼女が見つめる先には、人間が捨てた肉でもなく人間そのものでもなく、楽しそうに友達をお話をしている一羽の少年雀だった。
別に食べるというわけではない、ただ、少女はその少年に恋をしてしまった。
しかし、そこは乙女なのかどうすればいいのか分からず、気の強い彼女もただ少年を見つめるしかなかった。
だが、今日こそは話しかけるか拉致るか、何か行動しようとしているのだけど、やっぱりただ見ているだけ。
「………よ、よし……今日こそ、やってやるわ。相手は、たかが雀なんだから」
カラス娘は何かを決意したのか自分に言い聞かせると、黒い翼を広げ大空へと急上昇、そして急降下し凄いスピードで少年雀に接近した。
「あれ? アレ何かな?」
「え? うわああ!!」
「雀、GETだぜ!」
友達の雀がカラスの存在に気づき、雀君もそれに気づいた時にはもう手遅れで、カラス娘より小さい体格の雀君はカラス娘の腕にガッチリと掴まれ連れ去られてしまった。
友達を助けようと果敢にもカラスに挑んだ雀君の友達も、所詮は力の差は歴然なので軽く蹴り飛ばされてしまった。
雀君も脚をばたつかせて暴れるも、カラス娘は気にせず自分の巣へと飛んでいくのだった。
ちなみに、人間から見るとこの光景は普通のカラスと雀の姿が映っているのです。