06/11/13 21:36:37 M+AEBc0/
ある虫を見て閃いたんで今書いとります。
神々には遠く及ばんが皆の暇つぶしにでもなればな、と。
551:名無しさん@ピンキー
06/11/13 22:02:42 j9xP+cpR
wktk
全裸で待っております
552:名無しさん@ピンキー
06/11/14 01:51:30 sslnlN9g
熊と鮭の話
もっと聞きたい
553:名無しさん@ピンキー
06/11/14 02:11:56 knBD+WjK
>>550じゃないけど、投下していいです?
554:名無しさん@ピンキー
06/11/14 02:24:18 vBHhQXFU
おーけー
555:狐とか四神とか書いてる奴
06/11/14 02:35:05 knBD+WjK
では、>>550にwktkしつつ。
「あ゛~~」
朝のHR後の賑やかな教室内で、僕は頭だけを机の上に乗せて唸っていた。
両手は力無くぶらんとしていて、既に体力は大幅に削られ、相当な疲れが溜まっていた。
原因は、僕の家にいる四神達で朝から玄武をはじめとし僕を求めてきていた。
白蛇さんは朝弱いのでその時には寝息を立てていたと思うけど、白虎と玄武と青龍さんに3回、計9回は出してるものだから僕自身、自分の体力にも驚いている。
主たる者、こんな事ではいけない、威厳を見せないと、と思うのだけど実力的には向こうが遥かに上なので最終的には逆らってしまう事に軽く自分が情けなくも感じていた。
その上、遅刻しそうになり全力疾走で登校の援護攻撃。
「なんとか、しないとなぁ……」
「まぁ、お疲れですか?」
「うん、まぁ、ちょっと………」
そのうち出しすぎて死んでしまうんじゃないかと思い、深いため息とともに体が身震いした時、僕に聞き慣れている綺麗な声が優奈の耳元に囁いた。
まさかと思い、ゆっくりと体を起こし目を数回擦って深呼吸をし気持ちを落ち着かせて、声のする方を見ると、軽く驚愕した。
「青龍さん!?」
そこには、優しげな笑顔で僕を見つめる青龍の姿があった。
再び目を擦りながら考えた。
青龍さんは白虎達同様自分の家にいるはずで、それ以前に学校の位置を教えていないのでこの場所を知るはずは無い。
優奈の周りは綺麗なお姉さんの登場に、男子を中心にざわめいているが、当然目線は顔だけではなく頭の角にも集中しているようだった。
その中、驚きで声が出ない僕だったが、再び深呼吸をし笑顔の青龍さんに話しかけた。
「ど、どうやって……何でここに?」
「近所の方に教えてもらったんです」
微妙に震えた声で問うと、青龍さんはニッコりと笑い一言で返すと僕もそれに納得する。
そして、青龍さんは片手に持っていたある物を僕に手渡した。
「これは?」
「お弁当です。忘れ物ですよ?」
「え? ……えっと……」
机の横に掛けてある鞄の中を見ると、そこにはある筈の弁当箱が無い事に気づく。
少し恥ずかしくなって、苦笑しながら受け取ると、青龍さんは何やら僕の顔に顔を近づけてくる。
何か危険のようなものを感じた、魂剛も微弱に震えて、僕は後ろに下がるが壁に阻まれる。
「え? どうし……そ、それいじょ―」
言葉で静止させようとした。
しかし、それは無常にスルーされ、僕と青龍さんの唇が重なった。
教室内は騒然としたのだろう、ざわつき以上に増し、僕自身もかなり混乱する中青龍さんはゆっくりと離れると再び二コリを笑う。
「では、失礼します主様」
そう言い残して教室を去っていった。
少々脳内での整理がついたところで、僕に降り注ぐ男子の殺気に気づいた時には遅かった。
「色々とお話があるから付き合ってもらうか、優奈君」
「……はい」
今日は一段と疲れそうだ。
556:狐とか四神とか書いてる奴
06/11/14 02:36:59 knBD+WjK
この日の放課後、いつもの帰り道とは違う道を歩いていた。
理由は、この近くの空き家で火事があるとかで、所謂野次馬というやつだ。
その空き家は昔ながらの木造で、赤く照らす夕暮れの空には黒い煙が上がっているのが見える。
現場に到着し、少し息を切らしながら目に映ったのは、既に小屋全体を包んでいる炎だった。
その周りには消防車が数台並び、消防士さんが消火作業にあたり、僕の他にも近所のおばさんやら野次馬がたくさんいた。
「すごい……」
炎の勢いは増し、消防士の人は一瞬怯んだ様子だったけどすぐに消火作業を再開するが、一向に炎の勢いは止まらない。
その時だ、異変を感じたのは。
「ん? これは……」
鞄と魂剛を持っている手が震えている。
手が震えてるのではなく、魂剛が震えているのに気づくと周辺を少し警戒した。
辺りは誰もいなく、また何の気配も感じないが、少し辺りを見渡していた時耳にある音が聞こえてきた。
それは笑い声、小さげではあるが確かに笑い声が聞こえる。
「どこから……」
声のする方向、それは上からで見上げると電柱の上に誰かいた。
周りの人は気づいていないらしく、しばらくその人を見ていたけど、笑っている人も僕に気づき跳んで降りてきた。
この時点で、人ではない事がわかり、目の前に現れたその人は女性で、火のように真紅の瞳に、長く紅い髪の毛の後ろ髪は何かで結ばれている。
その人は僕より身長が高く、青龍さん同様お姉さんといった感じで、慎重さのせいか少しかかんだ状態で僕の顔を覗き込んでいる。
美人の女性の顔が近づいてきたので、少しドキリとし、半歩ほど後退ると赤髪の人は口を開いた。
「お前、オレが見えるのか? 普通の人間には見えねえようにしてんのに」
「ざ、残念ながら……見えますけど」
「なるほどねぇ……ちっと付き合え」
「え? ちょっ!」
女性だけど一人称が”オレ”なその人はそう言うと、白虎達のように眩く体を光らせ大きな紅い鳥になった。
驚く僕だけど、その前に鳥の足に体を掴まれそのまま大空へと飛び立った。
暴れれば落ちるので大人しくしていると、やがて草のの上に落とされ背中に痛みが走った。
「さて、ここなら誰もいねえな」
背後で光を感じると、その直後赤髪の女性の少し乱暴な声が聞こえる。
そのまま起き上がろうとするが、片足で胸を踏まれ地面に押さえられて仰向けの状態になる。
557:狐とか四神とか書いてる奴
06/11/14 02:38:21 knBD+WjK
「あ、あの……ここは何処ですか?」
「近くの山だ。この時間は誰もこねーから安心しな」
「全然不安なんですけど」
「んなこたぁどーでもいいんだよ。ちょっとお前に聞きたいことがある」
片足で僕を押さえつけながら、その人は顔を近づけ聞いてくる。
「まずはお前……女か?」
「男です」
「んじゃ女男。お前から白虎と玄武と白蛇、それと……あの青龍の主だろ?」
”あの青龍”、その響きに多少疑問に思うけど、今は下手にこの人を刺激しない方が良いと判断して、正直に頷いた。
しかし、ここで何故この人がそんな事を知っているのかという疑問も生まれたが、その答えはすぐに出た。
「なるほどなぁ……お前から青龍のむかつく力を少し感じたからまさかとは思ったが……」
「あの、あなたは?」
「オレ? 朱雀」
短い言葉で自己紹介を果たす朱雀(すざく)さんの名前は、やはり四神の一体と同じだった。
それより青龍さんの事が嫌いのようだけど、今は僕の危機脱出のほうが最優先で、首を動かし魂剛を探す。
「あの刀なら、ほれ、向こうに」
「え?」
魂剛を探していると言うことに朱雀さんも気づいたのか、ここから少し離れた所を指差すと地面に魂剛が落ちていて手も届きそうになかった。
魂剛があればどうにかなったのだけど、取れないと思うと体の力が抜けていくようで、そんな僕を朱雀さんは楽しそうに見下ろしていた。
「さてと、お前どうするよ?」
「え? ど、どうするって?」
「お前の武器っぽいあの妖刀は向こうっかわ、動きも封じられて生かすも殺すもオレ次第。ここで焼け死ぬか、主の試練を受けるか、10秒やるからどっちか選べ」
「し、試練!? ちょ、それは……」
「いーち、にー、さーん……」
どうやら朱雀さんは人の意見を聞かないらしい。
試練と聞き驚くも、朱雀さんは既に秒読みに入り片手には炎の玉が形成され大きくなっていく。
命の危険を感じた僕は、死にたくないので試練と受けると言わざる負えなかった。
「なるほど受けるか。んじゃさっそくやるぞ」
朱雀さんは数えるのをやめ、炎の玉を消し、しゃがんで僕のズボンを乱暴にパンツごと脱がす。
あまりにいきなりなので、体を起こそうとするけど再び立ち上がった朱雀さんの片足に押さえられ再び地面にひれ伏した。
「お前は大人しく寝てろ。それとも塵一つ残さず消滅してぇのか?」
「ひっ……」
朱雀さんは妖しく笑みを浮かべながら片手を挙げると、手のひらから物凄い大きな炎の玉を形成した。
逆らったら殺されると感じ、この時点で僕は何の抵抗力をなくした。
「ふん、それでいいんだよ。にしても、女っぽい顔の割にはなかなかのもん持ってんなぁ、ん?」
「ひぅっ!」
抵抗のなくなった僕を見下ろしながら、僕を踏んでいる足のソックスを脱ぐと、数歩下がると不意に半立ち状態の肉棒を踏んだ。
お腹方向に踏まれ、痛みも確かに感じたけど、それ以上に快感に似た刺激が体に伝わり声が出てしまう。
558:狐とか四神とか書いてる奴
06/11/14 02:39:33 knBD+WjK
「なんだ? 一気に硬くなりやがったな。足で気持ちよくなるなんざ、とんだ変態野郎だ」
「ぅぅ」
それに加えて何だか侮辱された気がしたけど、それでも肉棒は完全に硬くなり亀頭から透明な液も出始め朱雀さんの足を汚しつつあった。
そんな自分が情けなくなって、目を瞑り直視しないように首を横に向けるも、弾力のある肉厚な足により肉棒から快感が押し寄せてくる。
透明液により滑りもよくなり、ぬちゃぬちゃと言う音を流しながら足が前後に動いている。
「ぁ……う、くぅ……」
「ふふふ……ナニ付いてなきゃ女みてぇ。そんなにオレの足が良いのか?」
「……」
「良いのか? どうなんだ? 言え」
足を動かしながら、朱雀さんの口調が少し怖くなったようで、周囲の温度があがり目を開けると再び巨大な炎が朱雀さんの手の上に形成されていた。
「……き……気持ち、いいです……」
言いたくなかった、唇を噛み言うのを我慢していたけど、殺されるよりマシなので悔しいけど言うと、朱雀さんは満足そうな表情を浮かべる。
「そうか、正直なことはいい事だぞうん。んじゃ、これはどうだ?」
朱雀さんが足の動きをやめると、背中部分が鳥になった時のように光ると、赤く大きな翼が姿を現した。
その容姿は、鳥と言うよりも天使に近く、翼を羽ばたかせると朱雀さんは宙に浮く。
そして少し飛んだところで、両足の裏で肉棒を挟み、翼を小刻みに羽ばたかせ低空の位置で固定した状態で肉棒を挟んだ足を上下に動かし始めた。
足でのしごきは初めてなので手や口等とは違う快感に身を震わせているしかなかった。
「ほれほれ、顔そむけてねぇでちゃんと見ろよ。足で気持ちよくなってるお前のナニをさぁ」
「っく……」
朱雀さんの言われたとおり、僕は足でしごかれている自分の肉棒を見る。
亀頭から透明液が溢れ、両足素足になった朱雀さんの足は汚れているが、それとは別の場所に視線がいく。
「ほれ見ろぉ、お前の表情見てたらオレもこんなになっちまってる……」
朱雀さんは足を広げている状態なので、一枚の黒い布に覆われた秘所がバッチリ見えていた。
指の先に火を出し朱雀さんが灯りを作ると、その部分は既に濡れて僕の足にポタポタ落ちていた。
「このまま足に出して燃え死ぬのもなんだろ? 出すならココで出してみね?」
「そ、それは」
「どうした? 早く言わねえと、このまま出しちまうぞ?」
朱雀さんは妖艶な笑みで聞き足のペースが早くし、僕はブルッと快感に震え射精感が脳裏をよぎった。
しかし、射精しようとするもその前に足のペースが急激に落ち射精感が遠のいていく。
これでは生殺しであり、朱雀さんは試練と言いつつ僕で楽しんでるに違いないと勝手に確信した。
しかしそう思っても逆らえないことには変わりなく、僕はゆっくりと口を開いた。
「す、朱雀さんの……中に、入れ……入れさせてほしいです……」
「そうそう、そうやって素直に言えばいいんだよ」
自分でもよく言えたと思う台詞を言うと、朱雀さんは足を開放し翼を羽ばたかせゆっくりと降り僕の上に跨いだ。
そして片手で肉棒を掴むと、そのまま腰を下ろし一気に肉棒を受け入れる。
「んっ! くっ、結構、でけ……痛っ! ……? あ、間違えた」
「くっ!」
深く根元まで受け入れ、朱雀さんも翼を大きく広げ口からは唾液が一筋流れて身を震わせている。
しかし、やけにキツく、また朱雀さんの”間違えた”というフレーズが気になったので首を動かし結合部を見てみた。
「んなっ!」
お互いが繋がっている箇所を見て驚愕した。
559:狐とか四神とか書いてる奴
06/11/14 02:42:50 knBD+WjK
そこは朱雀さんの秘所ではなくお尻の穴、所謂アナルと呼ばれる所だった。
結合してる所にも驚いたが、それ以上に朱雀さんの穴はまるで握り潰されるのではないかというくらい締め付けてくる。
「す、朱雀さん、一度、抜いて」
「別に、このままでもいいじゃねえか、それに、ココも気持ちいいだろ?」
朱雀さんは僕の胸に両手を置き前かがみになり腰を動かし始めた。
僕の透明液のおかげなのか割りとスムーズに動き、結合部からの卑猥な音とお互いの肌が打ち合う音と朱雀さんの喘ぎがこの空間に響く。
「くあっ! あくっ、んああっ! い、いいっ! ふああっ!」
「す、朱雀さん……」
「も、もうちょいがんばりなっ、んっ! すぐにっ、ああっ、出したら、もったいな、いっ! はああんっ!!」
今までもう一つの穴ではした事のなかった僕は、再び未知の快感に身を震わせ、今にも出しそうだけど唇を噛み耐える。
朱雀さんも先ほどまで余裕の様子だったけど、今は激しく上下に動かしただ喘ぐだけ。
朱雀さんの秘所からは、朱雀さんが動くたびに愛液が溢れていて、やがて朱雀さんは自分の指を入れ前後に動かし始めた。
すると、肉棒を咥えている穴の締りが増していった。
「ああっ! ど、どうだ? こんなの、白虎や玄武のガキには、できないだろっ? んあっ、あいつにだってっ、んんっ、ヤベっ」
僕の肉棒を受け入れていた朱雀さんが少し身震いすると、一層激しく腰を動かし始めた。
「んんんっ! だ、だめっ、止まんないっ! こ、こんな、奴にっ、あっ。あああああぁぁぁぁぁぁっ!!」
「くぁっ! で、出ちゃ、うっ!」
そして朱雀さんの叫びとともに、肉棒はこれまで以上に締め付けられ秘所からは愛液が噴出し、僕も我慢の限界を向かえそのまま射精する。
「んくぅっ! で、出てる……この熱さ……とてもいい、ぜ」
朱雀さんは射精を肉棒の根元まで咥え込み受け止めて、口元は満足そうに笑みを浮かべていた。
今日散々出したのにも関わらず、すごい量の精子が流れ、射精が終わると朱雀さんはゆっくりと腰を上げ肉棒を抜き取り僕の上にそのまま寝る。
「はぁ、なかなかしぶとかったな……オレが先にイッちまった」
「す、すみま、せん」
お互い息を切らし、朱雀さんが見つめる中なぜか謝ってしまった。
その謝罪に、朱雀さんは噴出して笑い今まで見せなかった優しげな笑顔で笑った。
「何で謝るんだよ? お前は試練に勝ったんだ、もっと偉そうにするとかしろ」
「す、すみません」
「あーやーまーるーなー!」
思わずもう一度謝ってしまうと、今度は僕の頬を両手でつねり上下左右に引っ張り始めた。
頬の痛みに涙を浮かべて、何度も謝ると朱雀さんは笑って開放し立ち上がった。
「まっ、どんな奴でもオレの試練に勝ったんだ。世話になるぜ女男」
「は、はぁ、よろしく。あと僕の名前は」
「さて、まずは飯だ。おい女男、早くお前の家に案内しろよ、なんか食わせてくれ」
「ちょっと待って。まずズボン」
という事で、また新しい四神が家族となった。
ズボンを穿き落ちている鞄と魂剛を回収した後、鳥形態の朱雀さんに掴まれ飛んで家に帰る。
今後の自分の体力に更に不安を感じながら……。
「朱雀もか……人間風情がなかなかやる……」
その帰りの途中、誰かの声が微かに聞こえ、魂剛も僅かに震えていたが僕は気にしなかった。
更にその後の朱雀さんというと、
「ただい―」
「ゆ~なぁ!」
「白虎、痛いよ」
「助けて~、また朱雀が変なジュース飲ませてくる~」
「変とはなんだ~? 酒は立派なお飲み物様だぞ~、ほれ、玄武も飲め」
「またお酒代が……」
かなりの酒好きということが判明した。
以上。テンポが悪いのはすんません。残り一体となりましたが、全然思いつかない。
そして>>550を裸で待つとします。
560:名無しさん@ピンキー
06/11/14 07:38:12 PgW/SBX/
いつもながら超GJ
561:名無しさん@ピンキー
06/11/14 07:49:27 ncJOnGVR
GJ!
562:名無しさん@ピンキー
06/11/14 08:35:44 5hMdnsmk
朝っぱらからテラGJ!!
563:名無しさん@ピンキー
06/11/14 21:38:19 bKLVThxB
豪快な姐さんキタ―GJ
青龍さんとの絡みに期待
564:名無しさん@ピンキー
06/11/14 21:52:47 L19Vtz+2
GJ!
いつも思うんだが魂剛いらなくね?w
565:名無しさん@ピンキー
06/11/14 22:06:52 os9VxQJX
振動する部分だけ切り取って持ち歩けばいいと思う
566:名無しさん@ピンキー
06/11/14 23:27:47 4EIgSYIo
電池いらずのバイブとして使えるじゃまいか
567:名無しさん@ピンキー
06/11/15 01:01:41 Y6DAhRfE
毎回思うんだけど、この人書く前にストーリー考えてるのか、それとも書きながら「あ、これいい」みたいな感じで書いてるのか気になる。
568:名無しさん@ピンキー
06/11/15 01:15:35 0GOcogl0
>>565
こういう物は剣全体が震えるものと相場が決まってるんだよ。
569:名無しさん@ピンキー
06/11/15 01:32:03 K0sdqWB+
連投だという事は分かっています、すみません。
だけど、>>566を見て何だか浮かんでしまったんです。
「いってきまーす」
「いってらっしゃいませ主様」
いつもの朝、いつもどおり主である優奈君を見送るエプロンがよく似合っています青龍。
外に出て、優奈が見えなくなるまで見ていると家に戻り朝食の後片付け。
「おい青龍、オレのPSP知らね?」
「知りませんよ。何処かに置いてあるんでしょう? そもそも、あのゲームは主様の所有物であり、普段から朱雀はだらしがないから無くすのです」
「あーうっせーうっせー! もういい、白虎に聞くから」
青龍が洗い物をしていると、その横からシャツとパンツ姿の朱雀が現れるが、直ぐに怒って何処かに行ってしまった。
「白虎! てめーかオレのPSPをパクったのは!」
「朱雀だけのものじゃないよ! びゃっこだってやりたい!」
「………」
朱雀は玄武とPSPで遊んでいた白虎を見つけると、ギャーギャー騒ぎ出す。
しかしそんな事彼女にとってはいつもの事なので放っておいて洗い物を続け、次に掃除、洗濯、昼食の準備と鼻歌まじりでこなしていく。
「はぁー……」
そして午後のひと時。白虎と玄武は外で虎形態&亀形態で散歩に行き、朱雀は昼間から酒を飲み自室でPSPに熱中、白蛇は未だに寝ている為、青龍にとっては休憩時間でもある。
昼ドラを見ながらお茶とどら焼きを食べている青龍は、リビングの隅にある物を発見した。
ベランダの扉に立てかけられている、優奈がいつも持っている彼の仕事道具、妖刀魂剛である。
「あら、主様の忘れ物かしら」
そう呟き魂剛のそばに歩み寄る青龍。
彼女が近づくにつれ、その力に反応するのか魂剛は震えていく。
しかし、鞘を抜かなければただそれだけなので、青龍は容易に魂剛を手に取った。
「主様に届けなければ……」
すぐさま出掛ける準備をしようとする青龍だったが、ここで彼女の脳裏にこんなものが過った。
主様はいつもこの刀を持ち歩いている
↓
ある意味最も主様に近い存在
↓
主様の一部も同然
「……主様ぁ」
そんなことが脳裏に過ったせいか、青龍はその場に静止し、魂剛を抱きしめ柄の部分を頬擦りし始めた。
普段は優奈の危険を察知し振動する魂剛だが、今回ばかりは自らの危機を察知したかのように今まで以上に震えていた。
青龍が優奈の温もりを感じていた時、彼女に異変が起きる。
主様を思うあまりムラムラしてきたのだ。そして何を思ったのか頬擦りしていた柄を口に含み始めた。
「ちゅっ、れろれろ……んっ、ちゅぶ、ちゅぶ……主様」
570:名無しさん@ピンキー
06/11/15 01:34:39 K0sdqWB+
※スレ違いなのでここからは青龍の妄想をお送りします※
何もない白い空間に、裸の優奈の上に青龍が跨っていた。
状況的には、疲れて嫌がる優奈を無理やり青龍が犯すという設定で妄想しているのである。
「せ、青龍さん……も、もうやめて」
「何を言っているんですか主様? ここはほら、まだ出したいと言っています」
青龍は優奈の大きくそそり勃った肉棒を片手で軽くしごく。
肉棒の先端からは既に溢れるほどの透明液が流れ青龍の手を汚し、優奈も身を振るわせている。
「では主様、またいただきますね」
そのまま肉棒を片手に、既に愛液が溢れるほど濡れている秘所に優奈の肉棒をあてがう青龍。
そして一気に自らの中に肉棒を受け入れ、お互いの液が溢れて地面に流れる。
お互い、体を流れる快感に身を振るわせ、そのまま腰を上下に動かし始める。
「あっ、ある、じさまぁああっ! きもちいいですぅっ、ああんっ、ふぁっ!」
「くっ、あいかわらず、きつ、い」
だらしなく唾液を一筋垂らしながら笑みを浮かべ乱れる青龍。
大人体型とは裏腹にまるで年下の娘のように狭い青龍の膣内を、自ら快感を得るように腰を突き上げる優奈。
結合部からは水っぽい音が流れ、二人の腰使いは加速していき、お互いが絶頂するのはそう時間は掛からなかった。
優奈の肉棒は今にも精液を噴出さんと大きくなり始め、それを感じ取った青龍は一層腰を上下に動かす。
「せ、青龍さん、もう……っ!」
そして、優奈が青龍の膣に精を放ち、それと同時に青龍も絶頂を迎えた。
※妄想終了※
「はぁんっ! あ、あるじさ、ああああぁぁぁぁっ!!」
リビングに下半身丸出しの青龍の絶頂の叫びが響き、青龍は体を痙攣させる。
M字に開かれた足の間の秘所からは青龍の液が噴出す。
「あ……はぁ、なかなか、よかったです、この刀」
震え続ける魂剛の柄を自分の膣内に出し入れしていた青龍は、ゆっくりと引き抜き自分の液でぐちょぐちょになった柄を舌で舐める。
「これは、これからも役に立ってくれるかも♪」
ある程度舐め取ると、青龍は魂剛を見つめながら子悪魔的な笑みを浮かべる。
魂剛はこれまで以上に震える。まるで青龍から逃げ出そうとするように。
以上です、連投すんません。
>>567
一応ある程度のストーリー等は考えますが、もしかしてどこか変でしたか!?
571:名無しさん@ピンキー
06/11/15 01:50:16 yM9SrHrv
GJ!!
俺一番青龍好きだわ
狐も久しぶりに読みたいです
学校の遠足中に発情して押し倒されるみたいな
572:名無しさん@ピンキー
06/11/15 15:23:39 pjRpn33E
朝青龍
…ごめんなんとなく言ってみただけ
573:名無しさん@ピンキー
06/11/15 19:37:06 /1Qy2gWH
>>572
_, ._
( ゚ Д゚)
( つ旦O
と_)_)
_, ._
( ゚ Д゚) ガシャ
( つ O. __
と_)_) (__()、;.o:。
゚*・:.。
... _, ._
( ゚ Д゚ )
( つ O. __
と_)_) (__()、.
゚*・:.。
574:名無しさん@ピンキー
06/11/15 20:27:45 Y6DAhRfE
>>570
>>567ですが別に悪いわけではありません。むしろ素晴らしいくらいGJ!!!です。
ただちょっと俺もこうゆうの考えてみようかな、と思ったから参考にさせて頂こうかと思ったわけです。
575:名無しさん@ピンキー
06/11/15 20:31:30 qOcWpLZI
>>568
振動パックが入ってるわけじゃあないんだな
576:名無しさん@ピンキー
06/11/15 20:33:49 dzA5N9SG
女体化した朝青龍に逆レイプされる?
577:名無しさん@ピンキー
06/11/15 20:52:24 V9sEPyx1
それはどう贔屓目に見てもデブです
本当にありがとう御座いました。
578:名無しさん@ピンキー
06/11/15 21:41:04 8pTFjj0x
>>570
文才のレベル低いなぁ
もうちょい長くできんのかな
>>567に同意
579:名無しさん@ピンキー
06/11/15 22:12:33 n+08/2Cv
とりあえずぽまい>>578の文を見せてみろ
話はそれからだ
580:名無しさん@ピンキー
06/11/15 22:17:35 xlBH8PiX
「文才のレベルが低い」という珍語を放ってる時点でだめだろwww
581:名無しさん@ピンキー
06/11/15 22:40:36 K2QtiPl9
ところで>>550はまだ~(チン
582:名無しさん@ピンキー
06/11/15 22:42:59 FYlS2qsf
別にどうでもいいっちゃどうでもいいんだけどさ
なんで主人公はイケメンかショタばかりなんだ?
どうせ俺はブサイクだよ ふーんだ
583:名無しさん@ピンキー
06/11/15 22:47:53 1bIJVg+E
文才は「有る」か「無い」だったっけ?
あれ?…………わかんなくなっちゃった。
584:570
06/11/15 22:49:58 K0sdqWB+
>>578
もう少し文を長くしたほうがいいですか?
参考までに改善点があればプリーズ
585:名無しさん@ピンキー
06/11/15 22:58:09 g82TuFCy
579、580に同意だが582にも同意。
586:名無しさん@ピンキー
06/11/15 23:05:55 kY+8zO/v
テーマが逆レイプだからじゃないの?
このテーマでゴリラみたいな大男ってのは……ありなのかな?
587:名無しさん@ピンキー
06/11/15 23:12:54 1bIJVg+E
屈強な男が少女に性的なアレコレされたうえで逆レイプ……ソレはソレで萌えるよな。
588:名無しさん@ピンキー
06/11/15 23:29:51 DOpTck49
スズメバチのおじさんがミツバチの少女達に犯されるのが在ったではないか
589:名無しさん@ピンキー
06/11/16 00:21:52 L1B21Mar
>>578はBFスレの批判屋さんだね
590:名無しさん@ピンキー
06/11/16 02:33:36 Gr8Fnl+X
具体的にどこがどうダメなのか挙げてもらえれば今後書くときに参考にするんだけど。
591:名無しさん@ピンキー
06/11/16 11:32:51 I0BBCLxG
>>578ではないが
すぐHシーンになるところとかかな。展開が急すぎるというか・・・
もうちょい、エッチするまでもう少し引っ張るとか
なんていったら言んだろ。氏のSSは好きなんだけどね
ごめん忘れてorz
592:名無しさん@ピンキー
06/11/16 11:45:29 yWPjmEsG
エロパロでHシーンにはいることの何が悪いの?
593:名無しさん@ピンキー
06/11/16 14:09:17 s9LJoq0S
>>591
気持ちはわかるがエロパロ板だしいいんじゃね?
もちろんあっても困らないが。
594:名無しさん@ピンキー
06/11/16 15:21:17 t1iy/3Wm
掲示板の作品である以上
あまり長くするのもほかの人のを圧迫しますし
これでいいんじゃないですかねぇ
595:名無しさん@ピンキー
06/11/16 19:54:09 ArNQjOu3
エロくない所は読み飛ばすし問題無い
本音言えばエロパロ板来る時点でスタンバイOK発射準備どうぞ!なのに、
延々と前座やられても困る。
596:名無しさん@ピンキー
06/11/16 20:56:13 Mdk/ZpFQ
そもそもこのスレはエロがメイン
597:名無しさん@ピンキー
06/11/16 21:19:39 IwUBc/V7
>>596
スレは、ではなく板は、の間違いじゃなかろか。
598:名無しさん@ピンキー
06/11/16 22:13:44 IdrNPa3t
圧迫すると思うのなら、TXTファイルに纏めて、
注意書きを添えてうpろだにUPするというのも一つの手。
599: ◆cKKHa6WOvw
06/11/16 23:45:30 /C05debi
僕は狐っ子が好きです。でも、人狼娘の方がもっと好きです。
600:名無しさん@ピンキー
06/11/17 01:17:56 cEC3LFbx
僕はぶっちゃけエロけりゃ何でも射程範囲内です。
601:名無しさん@ピンキー
06/11/17 05:11:10 ege8CSyB
出来ればtxtファイルはやめて欲しい俺がいる。
602:名無しさん@ピンキー
06/11/17 07:13:04 HIxrw/Pt
なんだかんだ言ってるがやっぱ職人さんがやりたいようにやるのが一番だと思う
603:名無しさん@ピンキー
06/11/17 10:27:56 TLjV3qEp
602に一票
604:名無しさん@ピンキー
06/11/17 17:41:33 ege8CSyB
>>602が核心を突いたな
605:名無しさん@ピンキー
06/11/17 19:10:09 7j8kUwWo
擬人化したら褐色肌になりそうな動物は?
606:名無しさん@ピンキー
06/11/17 19:32:09 NsAV0LPp
>>605
トラジマだろうが水玉だろうが無問題(w
607:名無しさん@ピンキー
06/11/17 20:17:54 xgKUVBtP
獏、とか
608:名無しさん@ピンキー
06/11/17 20:50:45 OPPclVRO
>>605
これだな
URLリンク(interone.jp)
609:名無しさん@ピンキー
06/11/17 21:03:57 9MWonJJW
まっ黒wwwww
610:名無しさん@ピンキー
06/11/17 21:06:26 2DBMgn0h
>>608
何だっけ、クロダイショウ?
こいつの生態を図鑑で読んで
萌えていた俺がいたのは確か
611:名無しさん@ピンキー
06/11/17 22:12:41 JpRS4mdd
カラスなんかツンデレみたいな感じで良さそうじゃない?
カラス少女がスズメ君を逆レイプ。
612:名無しさん@ピンキー
06/11/17 22:48:18 LYL9wBB+
ツンデレカラス少女が
ロリショタスズメ少年にベタ惚れ
きた、これきた。手応えあり!
613:名無しさん@ピンキー
06/11/17 23:09:45 cEC3LFbx
烏って雀食うのかな
614:名無しさん@ピンキー
06/11/17 23:20:00 j1Ln7KVt
烏が鳩を食ってるところなら見たことある
雀も食うんじゃね
615:名無しさん@ピンキー
06/11/17 23:33:49 w4VXdFNN
カラスの子育て時期にわざわざ親ガラスを挑発して、頭に禿が三箇所できた俺が来ましたよ。
雛を少し覗こうとした自分が悪いのはわかっているんだ…。母の愛やね。
てなわけで愛娘にモーションを掛けたショタすずめを食っちまう熟女ガラスキボン。
616:名無しさん@ピンキー
06/11/17 23:36:58 OlPWmpm1
俺は>>612に一票
617:名無しさん@ピンキー
06/11/17 23:53:48 cEC3LFbx
俺も>>612に一票を
出来ればデッドエンドは勘弁して貰いたいところ
618:名無しさん@ピンキー
06/11/18 00:40:27 PskC7i2X
カラスとスズメを出した理由は朝にカラスに追われてるスズメが薬局のガラスに追突、南無~を思い出したから。
619:名無しさん@ピンキー
06/11/18 01:54:53 E+WLE8zT
水浴びしていたらピラニア娘たちによってたかって貪り尽されるなんてのはどうだろうか
たしか水棲動物が攻めの話ってまだ無かったよな?
620:名無しさん@ピンキー
06/11/18 10:21:31 pWw+ify3
>>619
それいいね。
相手はフナ?
621:名無しさん@ピンキー
06/11/18 10:23:56 jpzG3TyK
水浴びしていたら、だから水棲生物では無い事は確かだ
622:名無しさん@ピンキー
06/11/18 12:42:47 WvXk6UUt
デッドエンドもきぼんぬー
623:名無しさん@ピンキー
06/11/18 15:26:38 cbANlZR4
水浴びだから鳥かなんかだとおもう
624:名無しさん@ピンキー
06/11/18 21:45:44 wEbZBUEV
野生のピラニアは本来臆病な性質で、元気に水浴びしている動物は襲わないって聞いた事がある。
弱っている動物か死体しか食べないらしい。
625:名無しさん@ピンキー
06/11/18 23:24:52 cXL3XIGu
>>612
是 非 書 き た い 。
ただ、人外って初めてなでいまひとつ勝手が分かんないんで、ある程度シチュなりなんなりのリクエストが欲しいんだよなぁ。
なんでもいいんでどなたか頼みます。デッドエンドにはしない予定。
626:名無しさん@ピンキー
06/11/18 23:26:58 I7N7xvNi
猫科まだ-?
627:名無しさん@ピンキー
06/11/18 23:27:59 pj3GuVuh
これってレイプされるほうが人間じゃなくてもいいの?
628:570
06/11/18 23:45:21 rR4EuK7F
注意1・あんまりエロくないかも、挿入なし。
2・擬人化っぽくないかも
しかし書いた。>>612で妄想してしまったから
爽やかな朝。
涼しげな風が吹き、雀が鳴き、学生達が爽やかな笑顔で登校している朝。
そんな朝の、とある電柱の隅に顔だけを出して何かを覗いている女の子が一人。
黒い翼に黒い瞳に黒いツインテールの髪の毛、ついでに心と何もかもが黒いこいつはカラスという鳥の雌で、いつもなら仲間と共にゴミを漁るか誰かを突くのだけど、彼女はただ誰かを見つめるだけ。
彼女が見つめる先には、人間が捨てた肉でもなく人間そのものでもなく、楽しそうに友達をお話をしている一羽の少年雀だった。
別に食べるというわけではない、ただ、少女はその少年に恋をしてしまった。
しかし、そこは乙女なのかどうすればいいのか分からず、気の強い彼女もただ少年を見つめるしかなかった。
だが、今日こそは話しかけるか拉致るか、何か行動しようとしているのだけど、やっぱりただ見ているだけ。
「………よ、よし……今日こそ、やってやるわ。相手は、たかが雀なんだから」
カラス娘は何かを決意したのか自分に言い聞かせると、黒い翼を広げ大空へと急上昇、そして急降下し凄いスピードで少年雀に接近した。
「あれ? アレ何かな?」
「え? うわああ!!」
「雀、GETだぜ!」
友達の雀がカラスの存在に気づき、雀君もそれに気づいた時にはもう手遅れで、カラス娘より小さい体格の雀君はカラス娘の腕にガッチリと掴まれ連れ去られてしまった。
友達を助けようと果敢にもカラスに挑んだ雀君の友達も、所詮は力の差は歴然なので軽く蹴り飛ばされてしまった。
雀君も脚をばたつかせて暴れるも、カラス娘は気にせず自分の巣へと飛んでいくのだった。
ちなみに、人間から見るとこの光景は普通のカラスと雀の姿が映っているのです。
629:570
06/11/18 23:46:20 rR4EuK7F
そしてageてしまった、すんません
「痛っ!」
しばらく雀君を掴まえたまま飛んでいたカラス娘は、町の公園にある木にある自分の巣に辿り着くと、その巣にGETに成功した雀君を放り投げた。
お尻を打ちつけ涙目になりお尻を摩りながら目にした自分の周りは、色とりどりのハンガーで作られた巣であった。
そんな雀君を見下ろしながら、カラス娘は腕を組みながらゆっくりと雀君に歩み寄る。
「な、何ですか? 僕に何か用ですか?」
「……」
雀君は少し震えながらそのまま後退るものの、すぐに巣の最隅に到達して後がない。
逃げ場を失い一層震える雀君の目の前まで近づいたカラス娘は、黙ったまましゃがみ込み、四つん這いのような体勢で雀君の顔を見つめた。
「も、もしかして食べちゃうんですか? た、食べないで―」
「そんなんじゃないわよ。ただ、ちょっと聞きたい事があるというか」
「聞きたいこと?」
恐怖に染まっていた雀君の表情は僅かに和らぎ、頬を赤らめ視線を逸らしているカラス娘の顔を見ていた。
「あ、あんたって、誰かと、つ、つ、付き合ってたりとか、するわけ?」
「………はい?」
カラス娘から来た予想外の質問に、雀君は間の抜けた返事。
しかし、ここで答えなければ何をされるか分からず、最悪食べられると思ってしまった雀君は正直に答えることにした。
「い、いませんけど」
「じゃあ好きな女の子とかは?」
「……うーん、特には……」
「……そう」
雀君はカラス娘の質問に正直に答えていたのだが、最後の質問の答えに微妙にカラス娘は凹んだ。
しかし、ここでめげないのが彼女であり、意を決して核心をつく事にし、一度心を落ち着かせる為に深呼吸をし、再び雀君の顔を見る。
「あ、あんた、アタシのこと、どお思う?」
「え? どうって……」
更に予想外の質問に、少しばかり考え始める雀君はカラス娘を改めて見直す。
黒い翼に、自分よりも背が高いものの少し幼さがあり、睨みつつも黒く潤んだ瞳で見つめ、胸はあまりないものの短いスカートと黒いニーソックスとの間にある絶対領域が印象的な、所謂美少女と言われる女の子。
そんなカラス娘をまじまじと見たのか、雀君の頬も少し赤くなる。
「か、可愛いと思いますよ?」
「……それだけ?」
「そ、それだけ」
そして正直な感想をカラス娘に伝える雀君だったが、更なる質問の追撃に再び困ったような表情を浮かべた。
「(それだけ、なんだ……)」
雀君の答えに今度は結構凹んでいるカラス娘は、その場で下を向きブツブツ言っていると、雀君はカラス娘の変化に疑問を抱きつつも口を開く。
「あ、あの、僕帰ってもいいですか?」
「だめ!」
「ひっ!」
物凄い形相で即答するカラス娘に、雀君は一層涙目で怯んだ。
この時、カラス娘はこう思っていた。
―だったら今から好きになってもらおう―と。
「あんたはアタシの獲物なんだから! 何をしようがアタシの自由、それとも食べられたいの!?」
「ひっ! それだけはご勘弁をー!」
「だったら大人しく寝てなさい」
瞳に大粒の涙を浮かべている雀君に、やや優越感を抱きつつカラス娘は命令すると、雀君の状態を寝かせて顔を雀君の下腹部に行くよう四つん這いのまま後ろに下がった。
そしてカチャカチャと雀君のズボンを脱がし始め、雀君は驚いて身を起こそうとするとカラス娘に思いっきり睨まれ大人しくズボンを脱がされた。
630:570
06/11/18 23:50:29 rR4EuK7F
「……これが……」
ぱんつも脱がし、姿を現した雀君のナニは半勃ち状態で皮被りのナニで、初めて男のナニを直視したカラス娘は興味津々にまじまじと見ている。
雀君も、自分のを女の子に見つめられ恥ずかしそうに目を瞑り、カラス娘の吐息が自分のナニに吹きかかる感覚に身を震わせ、雀君のナニは確実に硬くなってきていた。
「あ、あの、やめてもらえません?」
「だめ。焼き鳥にでもされたいなら話は別だけど?」
「う~」
雀君は低い声で少し唸り、カラス娘はクスリと笑いながら硬くなりつつある雀君のナニを手でいじり始めた。
「確か、ここを、こうして……んと、うわっ」
知識のみはあったカラス娘は、ぎこちない手使いだけど雀君のナニを覆っていた皮を剥き始めると、亀頭が姿を現し雀君のナニは完全覚醒した。
雀君の甘ったるい声と共に、亀頭の先端からは透明液が流れ出しカラス娘の手を汚し彼女自身も雀君のナニの大きさに驚いたものの、すぐに手でゆっくりとしごき始めた。
雀君の口からは甘い喘ぎの様な声が零れ、亀頭から出る透明液で巣に水っぽい音が流れ、透明液により手は滑りスムーズな上下運動をしていた。
巣には独特の男の臭いに包まれ、カラス娘の興奮も増していき息が荒くなっていく。
「(男の子も、こんなに濡れちゃうもんなんだ……)」
カラス娘はナニから溢れ出る液に感心しつつも、軽くしごきながら口をナニに近づけていった。
「(確か、咥えるといいのよね)んっ……」
「ちょ! ぅんっ」
「(な、何これ、変な味……)」
恐る恐るといった感じで雀君のナニを口に咥えるカラス娘の表情は、苦いものを食べたかのように歪んでいた。
しかし、次第に舌が慣れたのか頭を上下に動かし舌を絡めながら雀君のナニを口でしごく。
「んっ、じゅぶっ、じゅぶ、じゅるるっ!」
「はっ、ふあぁっ」
「じゅるるるる、んんっ、はぁ……んじゅっ、ジュルルルルルル!」
カラス娘は顔を上下に動かしながら、亀頭から溢れる透明液を喉を鳴らし飲んでいく。
女性経験の乏しい雀君はナニから来る快感に思考が麻痺し抵抗力を失い、ただカラス娘から送られてくる快感に身を震わせ、押し寄せる射精感に出してしまいたいと思いながらも我慢していた。
しかし、雀君がふと顔を上げカラス娘の咥えている顔を見た時、その我慢は脆くも崩れる。
カラス娘の表情はトロンとしいやらしく、雀君の視線に気づき上目遣いで髪をかきあげた時、雀君にとってのいやらしさが最高潮に達し精をカラス娘の口内に放った。
「あうぅっ!!」
「んんんっ! んはあっ! な、なに!?」
口内に勢いよく流れる、とても熱くネバネバした物体にカラス娘は眉を顰めナニを口から話すと、尚も出続ける精液はカラス娘の顔にかかり、口や頬や鼻を白い液で埋め尽くすしてゆく。
カラス娘の顔を汚す精液の噴射はやがて納まっていき、雀君のナニがビクンと痙攣しているのをカラス娘はボーっと見ていた。
「(……苦い、まずい、こんなのどこが美味しいわけ?)あぁんも、ベトベト……」
「あ、す、すみませんっ」
射精により、しばらく頭が真っ白になっていた雀君だったが、すぐに顔中自分の精液まみれになっているカラス娘に慌てて起き上がり問い掛けた。
精液まみれでちょっといやらしいと思いつつ、そんな自分をかき消すかのように首を数回振りカラス娘に触れようとしたが、パシッと手で掃われ、再び寝かされた。
「い、いいわよ別に、こーなることは分かってたわけだし……ボソ…アタシで出してくれたのは嬉しいし」
「はい?」
「う、うるさい何でもない! とにかく、あんたはこれからアタシと暮らすの! 非常食として置いてあげるからありがたく思いなさい!」
「そ、そんなぁ~! 僕困りま―」
「焼き鳥、から揚げ、生ってのも」
「すみません、非常食で結構です~!」
そして、カラス娘がブツブツと呟くように言うと聞こえない雀君は聞き返し、カラス娘は顔を真っ赤にし慌てて強めな口調で返した。
更に雀君の身分も決まり、非常食としてカラス娘と同棲? する事になったが、無論カラス娘は雀君を食べる気なんて毛頭無い。
ただ、雀君のナニだけは、毎日毎日朝昼晩ある意味食べられることになるのは言うまでも無い。
朱雀「ヒィィィーートッエンドッ!」←ようは完
ツンデレではなくなっているのと朱雀は気にしてはいけません。
>>625をwktk裸で正座で待っています
631:名無しさん@ピンキー
06/11/19 00:16:24 ubx2Ge4y
う~んGJ!!
632:名無しさん@ピンキー
06/11/19 00:18:05 iBOIdycE
やっべぇ、最っ高だぜあんた!
予想していたより良作が読めてうれしいです。
できれば、続編を書いていただきたい。
633:名無しさん@ピンキー
06/11/19 00:21:25 OIMk8S9O
GJ
これから奴らを見る目が変わりそうだww雀はカワイイよね
634:名無しさん@ピンキー
06/11/19 00:37:40 bVvIiHr7
GJ
続きを楽しみにしてる
635:名無しさん@ピンキー
06/11/19 09:47:50 GYF5QUKs
>「雀、GETだぜ!」
フイタw
636:名無しさん@ピンキー
06/11/19 14:26:25 DvzAa0QS
いいねw
おっきしたww
637:名無しさん@ピンキー
06/11/19 17:46:40 6obJZp+i
>>628
GJ
抜いた
638:名無しさん@ピンキー
06/11/20 01:32:27 KPrQIZYF
超遅レスだが>>382モヘタw
うちの伯父が牛を沢山飼ってるのでハーレムしてくる
639:名無しさん@ピンキー
06/11/20 07:58:39 A4PDqNLY
>>638
ガンバレ
避妊はするなよ。
640:名無しさん@ピンキー
06/11/20 20:57:32 v4rWiYuf
そしてミノタウロスが産まれるのか。
641:名無しさん@ピンキー
06/11/20 20:58:54 eEN7y2vx
後のバッファローマンである
642:名無しさん@ピンキー
06/11/20 21:24:05 TCLZs+te
…と思われたがみんな種牛だった。
643:名無しさん@ピンキー
06/11/20 21:30:12 jpEpIudn
お、おにいちゃん……いいの?
ボク、男の子なんだよ……?
644:638
06/11/21 00:18:54 dC8aEopz
皆すごい発想するなw
ってゆーか牛って目が充血してるから怖いw
後、牛小屋汚いし臭いw
645:書く人
06/11/21 04:15:23 D48WttyI
おひさしぶりです。
やや801属性があります。あとバッドエンドです
646:書く人
06/11/21 04:16:04 D48WttyI
はやにえ、というものがある。
百舌が獲物を枝などに刺して取っておく習性によるものだ。最近では枝以外にも
有刺鉄線などにさす場合がある。
カエルやイナゴ、ミミズ、ドジョウ。時にはトカゲなどが獲物とされる。
かつてはしばしば見られたが、獲物が少なくなった現代の町では、とんと見られ
なくなった。
そのアマガエルの少年は目を覚まし、そして自分が意識を失う寸前に見た光景を
思い出し身震いした。
彼が気絶する直前に見たのは、空から自分に向けて物凄い勢いで降りてくる影。
(僕は…鳥に捕まったのか?)
ではなぜまだ生きている?
少年は亡羊とした意識で現状を把握しようと首を曲げ―
「あああん!」
―そして、自分のすぐ横で繰り広げられている痴態にようやく気付いた。
「えっ?」
聞こえた嬌声に、少年の意識はしっかりと目覚め、感覚が正常に戻る。
通常の能力を取り戻した耳と目が、至近で繰り広げられている卑猥な行いを少年
に認識させた。
それは美しくも背徳的な、異種同士の交わりだった。
647:書く人
06/11/21 04:17:11 D48WttyI
「いい!いいわぁ!」
「あ…うあ、あ…」
女は蕩けた目で嬌声を上げ、男は空ろな目で呻き声を上げる。
男は、むしろ少年といってもいい年頃のトカゲだった。その顔には疲労の色が濃い。いくどとなく絶頂を、それも強制的に迎えさせられたのだろう。
だが更にカエルの少年が驚いたことは、そのトカゲの少年の尻から、尻尾以外のものが生えていたことだ。
それは、枝だった。トカゲの少年の肛門を抉っていた。押し広げられた本来排泄にのみ使われるはずの窄まりからは腸液がしたたり枝をぬらしている。
まるで熟れた女性の秘部のようなありさまだった。
そう―トカゲの少年は直腸を犯され、少なからず快楽を得ているのだ。
今まで想像すらしたことのなかった光景に、カエルの少年の意識は真っ白になる。だが視線だけは更に状況を把握しようと、行為者のもう一人に向けられた。
女は、百舌だった。
その翼の柄に、カエルの少年は見覚えがあった。自分達に数多くいる天敵の中でも、特に恐ろしい種の一つ。百舌。彼女たちに捕らえられて還ってきた仲間はいない。
少年の精神状態が、そして彼を取り囲む状況が正常なものなら、彼は恐怖にすくみあがっていただろう。
だが今の彼は、その恐怖のみ感じることが赦されるはずの姿に、見蕩れてしまっていた。
「へあぁ…はあん♪」
起立するトカゲの一物を、百舌が下の口でくわえ込んでいた。
溢れでる欲望の泉水は、じゅぶじゅぶといやらしい音を立てている。
百舌の女が激しく腰を振るたびに、重力を忘れたかのようにつんとした乳房が躍動する。捕食者たるものの証である、無駄のない肉体を収める滑らかな肌は汗ばみ色づき、女の匂いを立ち上らせる。
その甘い香りは、少年の情火すら煽り立てた。
そのことに気付き、少年は愕然とする。
「な、なんで…」
なぜ自分は欲情してるんだ。相手は恐ろしい捕食者なのに…!?
思わずもらしたつぶやき。
それは、百舌の耳にも聞こえたようだ。
百舌が流し目で、カエルの少年をちらりと眺め、
ニヤリ
と、赤い唇に笑みを浮かべた。
「気になるのかしら?」
「…!?」
気付かれた。少年は正気を、すなわち恐怖を取り戻した。
その怯え方を見た女はいっそう気を良くする。
「ふふふ…。
ちょっと待っててね。次はあなたのだから…。
んふぅっ…!」
女は美しい眉根を少し顰めて、動きを止めていた腰を、再び激しくくねらせる。
そして、その動きは、そのまま彼女を刺しぬいていたトカゲの一物に伝わった。
「はぁぁあああっ!」
「あああん、出たぁ♡」
女が恍惚の表情をする。
舌を突き出しながら、ドクドクと己が中に迸る、雄の体液を感じ取る。
ゴブゴブと、収まりきらなかった精液が、愛液と混ざり合いながら女の蜜壷から糸を引きながら零れ落ちた。
648:書く人
06/11/21 04:17:59 D48WttyI
「素敵だったわ…」
女は言って、射精を終えた肉蛇を肉穴から引き抜いた。その際に刺激を受けたのか、射精と共に失神したトカゲの体が、びくりと動く。
だがそれに対して一顧すら垂れることない。女の興味はすでに次の獲物に移っていた。
「お・ま・た・せ♡」
興奮に色づいた肌に包まれた乳房も、むせ返るような性臭を漂わせる混合液を零す股間も隠すことなく、彼女はカエルの少年に向けて歩み寄っていく。
「い、いやだ」
今まで感じたことのない根源的恐怖に苛まれながら、少年は首を横に振る。
その涙交じりの挙動に、捕食者生来の欲求がいっそう刺激された。
今すぐにでも犯しぬきたい衝動を抑え御しながら、女は少年を組み伏せて、優しい声音で囁く。
「大丈夫。すぐに気持ちよくなるから」
いいながら、百舌は朱唇を少年に重ね、その舌を少年の中に進入させる。
「ん…ぶむ…」
「あむ…ちゅ…んむぅ…はぁ」
少年の口を十分堪能した後、百舌はその舌技を頬から首筋、そして胸元へと送っていく。
肌を伝わる生暖かい舌の感触に、少年は言いようのない感覚を得て体を硬くする。その刺激の名前が性的快感というものだと、少年は知らない。
「ふふ…気持ちいいでしょ?」
「!?そ、そんなこと…」
言い当てられ、思わず否定する少年。
女はそれを予想していたかのように、楽しげに言う。
「あら?じゃあ、何でここがこんなことになってるのかしら?」
指示語のみの言葉だが、意味は十分伝わった。
女が、少年の張り詰めたペニスを握っていた。
「し、知らないよ…」
「強情な子ね」
真っ赤にした顔を背けて言う少年。女は半ば呆れたように言ってから、口付け加えた。
「じゃあ。これならどうかしら?」
女はその赤い舌を、いきりたつ肉棒へと這わせた。
まだ他者に触れられたことすらない先端を、女の粘膜が擦り上げる。
その瞬間、少年の体に電撃が走った。
「はぅ!」
「アハ、良い反応」
女は楽しげに言うと、今度はそれを口に含んだ。それも一気に根元まで。
「!!!!!」
声にならない悲鳴を上げる少年。
暴れまわる彼を押さえ込みながら、女は唇を窄め、頬でなで上げ、喉で吸い上げながら、少年のペニスをゆっくりと口から引き抜いていく。
「あ、あ、あ、あ…」
あまりの刺激に、少年の目の裏で火花が散り、腰が浮き上がる。
女は少年のベニスが口から抜け落ちる直前まで引き抜いた後、再び一気にペニスを飲み込んだ。少年の亀頭を女の咽頭の粘膜が擦り上げる。
「ふぅ!?」
そしてまた、先ほどと同じように刺激を与えながら口から引き抜いていく。
だが、今回はそれだけにはとどまらなかった。
女は少年の腰を抑えていた手を彼の知りに回すと、両手の中指を、彼のまだ幼さすら感じさせる肛門に、一気に突き入れた。
「ひあっ!」
「んんっ!」
腰を跳ね上げる少年。それによってペニスが再び女の喉に叩き込まれる。
さすがに苦しげな声を上げた女だがそれもつかの間。
百舌はフェラチオの往復速度を上げ、同時に指先で、彼の中を蹂躙する。
首の前後運動だけで成される刺激と、巧みな指技。それによる刺激で表裏両方から刺激された少年のペニスは、抵抗する暇すら与えられなかった。
「あああああ!」
少年は、生まれてはじめての絶頂を迎えた。
649:書く人
06/11/21 04:19:04 D48WttyI
ドピュ、ドピュリュ…
「だ、め…あ」
力なくつぶやく少年。だがその言葉に反して、彼の本能は刺激に素直に従って、女の口内に生命の原液を流し込む。
本来の場所に出されなかった精子たちは、役目を果たせぬまま百舌の胃の中に消えていく。
やがて射精の終了を感じてから、百舌は尿道の残った精液を吸い上げる。
「ひいんっ!」
「あ、可愛い。女の子みたいよ」
少年の反応に気を良くした百舌は、少年の股間から笑顔で彼の顔を見上げる。
少年は焦点の合わない目で、虚空を見上げている。
「本当に可愛いわ。女の子みたい」
「ぼ、くは…男、だぁ…」
かろうじて、反論する少年。だがその反抗は、百舌にとってしてみればご馳走を与えてもらったようなものだった。
嗜虐的な欲望のままに百舌は言う。
「うふふ。本当かしら?おチンチンはついているけど…。
おマンコもあるじゃない」
「な、何を…んなぁっ!」
悲鳴の原因は、肛門へ追加された二本の人差し指だった。
両手の中指と人差し指。合計四本の指で、百舌はカエルの少年の菊座を、皺の一つ一つを引き伸ばすように丹念に広げていく。
「ち、違う!それは…違うぅ…!」
「ふふふ。本当に?
怪しいわぁ。試してみないと…アレでね」
女は少年の背後を指差す。少年は首を曲げて指差す方向を見て、恐怖に凍りついた。
それは、トカゲの少年を貫いていたのと同じような、枝の先端だった。
カエルの少年の脳裏に、あのトカゲの少年の姿が浮んだ。
「――あっ、うああああああ!」
「暴れないの」
逃げ出そうとするカエルの少年。だが捕食者の百舌から逃れられる道理がなかった。
百舌は少年を持ち上げ、尻たぶを広げながら枝先に向かう。そして、彼のほぐされた汚菊が、枝の先端に添えられる。
「や、やだ…やめてぇ…」
絶望に打ちひしがれながら言う少年に
「いやよ」
百舌は愉悦を込めた声でそう言って、少年を犯した。
「あぎひぃぅっっ!」
「すごい悲鳴。そんなに気持ちよかったの?」
「そ、そんなこと…!」
「うそつきは嫌いよ?だってほら」
百舌は目線で少年の股間を指し示す。それに従い少年は自分のペニスを見て、そして絶望する。最初の射精で萎えかけていたペニスは、再び硬さを取り戻していた。
「う、嘘…そんな」
「ふふ…いいわ…その表情。最高…」
世界が崩れ落ちてしまったかのような表情の少年と、美酒に酩酊したように、頬を染める女。
動かぬ少年に、女はすりより、抱きしめる。そして蟲惑的に、自失した少年に囁く。
「いいのよ…あなたは悪くないの…」
「だ、だって…ぼく…女の子じゃ」
「ふふふ。大丈夫、お尻を刺激されて立っちゃうのはおかしくないのよ?」
「ほん…と?」
「ええ」
呆然としながら、憎むべき、恐るべき存在だったはずの女を見る少年。
百舌は、まるで天使の姿を借りた淫魔のように囁く。
淫魔は微笑みながら、自分の触れそぼった蜜壷を少年に宛がい
「慰めてあげるわ」
一気に自ら貫いた。
650:書く人
06/11/21 04:19:44 D48WttyI
「はああああああ!」
嬌声のような悲鳴は少年のものだった。
女の内部は、口とはまた異なる感触で少年を攻め立てる。先ほど一度射精していなければ、この時点ですでに達していたことだろう。
あまりの快感に引きつる少年。
少年に、百舌は優しく問いかけた。
「気持ちいい?」
問いに対して、少年は少しの沈黙の後…
「は、はひ…きもちいひです…」
――答えた。
それは少年の精神が壊れ堕ちた瞬間だった。
百舌はその事実と、そして快楽に壊れたカエルの少年に、愛おしさすら感じながら抱きしめる。
その豊かな胸の谷間に少年の顔がうずまり、彼の鼻腔から肺にかけて、女の匂いが充満する。それに含まれる甘さが、よりいっそう少年の性欲を駆り立てる。
もっと、もっとと。
心が壊れ、抑制を失った本能が、少年を突き動かした。
少年は自ら腰を振り始める。
「やはぁん♡いきなりぃ!?」
嬌声を以って、女はそれを受け止める。
肥大したペニスが女を突き上げ、それと同時に、肛門を貫く枝が、少年の直腸とそして前立腺を刺激する。
限界はすぐに来た。
「は、ほあ!はあああ!」
「ああ♡逝くの?逝くのねぇっ!?
いいわよ。来て、来て、来てぇっ!」
ジュブジュブという水音に、パンパンという肌をぶつけ合う音が混じる。
そして…
『ああああああああっ!』
百舌とカエルは共に絶頂を迎えた。
「ふぅ…ふぅ…うふふふっ、良いわよ。とても濃くて…素敵♡」
無言で痙攣するカエルの少年に、百舌の女は、赤い舌で唇を舐めながら微笑んだ。
「それじゃあね。忘れなかったらまた来るわ」
百舌はそういうと、そこから飛び去った。
残ったのは、肛門を串刺しにされたトカゲとカエルの少年達――二つのはやにえだけだった。
651:書く人
06/11/21 04:20:44 D48WttyI
そろそろ純愛が書きたいなぁと思いつつも、コレというネタがないです。
猫又でもいってみるかなぁ?どうしようかなぁ…。
652:名無しさん@ピンキー
06/11/21 06:45:42 Ci5tngIq
うはぁぁ!GJすぎる!!
653:名無しさん@ピンキー
06/11/21 06:55:20 ChFr0rZz
朝からGJ!!
そのまま抜いてしまた
654:名無しさん@ピンキー
06/11/21 18:24:37 KWRPoWkY
朝5時から抜いてた俺は完全な負け組
GJ!!!
655:名無しさん@ピンキー
06/11/21 19:05:26 ChFr0rZz
>>654そしたら俺も負け組じゃないかw
656:名無しさん@ピンキー
06/11/21 19:12:16 Ci5tngIq
抜くのが遅すぎた・・・・・・orz
657:名無しさん@ピンキー
06/11/21 20:59:22 CWgGTpXm
>>651
>>401のプロット書いた椰子だがよかったら
使ってください。
658:名無しさん@ピンキー
06/11/21 21:39:54 dC8aEopz
>>650
はやにえってなに?
659:名無しさん@ピンキー
06/11/21 21:41:53 Z3tbov3c
>>658
ググりなさい。
そして叫びなさい。
660:名無しさん@ピンキー
06/11/21 22:09:01 D48WttyI
百舌という鳥は、獲物を取ると食べずに枝に突き刺しておくことがある。
この突き刺された獲物を『はやにえ』という。
これは餌を保存するためといわれているが、かなりの確立でそのまま忘れ去られ、食べられることがない。
だから、縄張りを示すための行為ではないかとも言われている。
なお、はやにえにされた獲物は乾燥した上体で発見されるが、それは天日に干されたからではなく、エッチなお姉さん百舌に一滴残らず搾り取られたためである(最期だけ大嘘)
661:名無しさん@ピンキー
06/11/21 22:18:18 eQoswMmM
「百舌の早贄」って、小学生の時NHKかなにかで見てトラウマになりかけた……。
662:名無しさん@ピンキー
06/11/21 22:31:52 ZenAzMyj
地球自然紀行じゃね?
俺は真似して、
友達と一緒にカエルとかトカゲを枝に刺しまくってた。
663:名無しさん@ピンキー
06/11/21 23:01:05 bR2JpT3Y
ダイの大冒険で知った
664:名無しさん@ピンキー
06/11/21 23:01:21 sr6Ay1dz
次の作品は、蛙姐さんと蜥蜴姐さんに仕返しされる>>662で決まりだな。
665:名無しさん@ピンキー
06/11/21 23:32:33 4cQ/vlAA
こんなかんじ?
ぐちゅっぐちゅっ…
「はぁ、はぁ……んく、は、早くイっちゃいなさいよぉ…、このままじゃぁ先にあたしがイっちゃうじゃない…」
ぐちゅぐちゃ…
「ねぇ~ヤモリおねぇちゃんかわってよぅ~、私も早く復讐したいのぉ」
ぐちゃぐちゃ…
「ちょ、ちょっと待ってね?、もうす…あぁっ!、…も、もうすぐ終わるからね?カエルちゃん」
ぐちゃっぐちゃっぐちゃっ…
「ほらぁ、早くイっちゃいなさいよぉ!、はぁ、はぁ…っぁ!、あ、あぁ…でてる!、人間のせーしどくどくでてるよぉ!」
びゅっびゅっ…
「終わったの?、じゃあつぎはあたしぃ~♪」
つづく。わけない
666:名無しさん@ピンキー
06/11/22 00:33:52 8Jhvjq0c
三年ぶりに実家に帰ってきた。
幼い頃の記憶と比べながら散歩をする。
そしてとある公園についた。
田舎ということもあり、
その公園は敷地は広く、近くには小川も流れている。
ここで友達とよく遊んだものだった。
特に虫や爬虫類をよく捕まえ悪戯をした。
今考えるとかなり残酷なことをしたと思える。
生物を何匹も解体し、心臓だけを潰したりもした。
百舌鳥のはやにえをテレビで知ったときには、すぐにそれをトカゲやカエルで試した。
取れないようにと、枝に返しもつけた。
ベンチに座りながら幼い頃の思い出を懐古していた。
「あー。やっとみーつけた」
いきなり背後から声をかけられたため振り返る。
そこには中学生くらいの少女がたっていた。
何故か上下とも緑色のスウェットを着ている。
「よかった、よかった。
今日見つけれなかったら来年まで力貯めなきゃいけなかったよ」
彼女はそういいながらすぐ傍まで近づいてくる。
彼女は互いの息が届く距離まで近づいた。
そして彼女は背伸びをし突然キスをしてきたた。
いきなりのキス。それも舌を入れられ、唾液も入れられた。
俺は当然驚き、すぐに離れようとしたが、動くことができなかった。
力が少しづつ抜けて、目蓋がだんだん落ちてくる。
薄れゆく意識の中で彼女が笑っているのが見えた。
667:662
06/11/22 00:36:44 8Jhvjq0c
何故かおかしくなって書いてしまった。
664は色々何かしらあって665に繋がります
>>665
GJ
668:名無しさん@ピンキー
06/11/22 00:38:14 8Jhvjq0c
664じゃなくて666だorz
復讐受けに逝ってくる
669:名無しさん@ピンキー
06/11/22 00:45:32 eBNib2TD
ここは自然界の営みが人間に牙を向くインターネッツですね。
>>666 GJ!!
カエルちゃんのキスというか、舌技は凄いんだろうな…。
670:名無しさん@ピンキー
06/11/22 00:59:03 YlR774R0
四神の続きマダ~?
671:名無しさん@ピンキー
06/11/22 01:12:29 EYYV/xhh
最初の頃はよかったけど最近は擬人化具合が低い気がする…
必死に脳内変換してもついていけないorz
672:名無しさん@ピンキー
06/11/22 02:38:19 hzaRRuqF
それはあるかも・・・
673:名無しさん@ピンキー
06/11/22 06:08:40 ftl03Y2B
気に入らないなんて言ってる暇があったら供給側にまわるんだ
674:名無しさん@ピンキー
06/11/22 06:12:11 P3QQ8Z2P
よし、ボク頑張るよ兄さん
誰かwktkを!俺にwktkの力をくれ!!
675:名無しさん@ピンキー
06/11/22 08:19:59 OrQVpENM
wktk
676:名無しさん@ピンキー
06/11/22 08:38:20 aAxDRiCm
wktk
677:名無しさん@ピンキー
06/11/22 13:13:01 a9XOmdEE
wkwk♪tktk♪
678:名無しさん@ピンキー
06/11/22 16:25:04 RvhnI73C
sktk
679:名無しさん@ピンキー
06/11/22 19:44:46 ysRnGODT
kwsk
680:名無しさん@ピンキー
06/11/22 20:59:10 aErUvG0S
wktk
ktkr
tktk
kwsk
681:名無しさん@ピンキー
06/11/22 21:05:38 P3QQ8Z2P
>>675-680
ありがとうお前ら・・・俺、頑張って・・・
ヌいてきますねwwwww
682:名無しさん@ピンキー
06/11/22 21:18:22 tKIxNwEy
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
+. (0゚∪ ∪ +
と__)__) +
∧_∧
( ゚д゚ )
( ∪ ∪
と__)__)
683:名無しさん@ピンキー
06/11/22 23:36:31 ZXArOcx5
d
684:名無しさん@ピンキー
06/11/22 23:45:42 OrQVpENM
誰か狼スキーな俺に狼男(男→狼)みたいな女狼(狼→女)を供給してくれ!!
ちなみにスレの最初の方にある神作品はもう拝見済みです。
それで狼っ娘が好きになったんだが狼ものが全然来ない…
ちなみに僕は擬人化したのが人を襲うというシチュが大好きです。
685:名無しさん@ピンキー
06/11/23 00:02:21 URYjsdDE
そこまで熱い思いがあるなら自分で何とかしようぜ!
686:名無しさん@ピンキー
06/11/23 00:55:04 nI1FAFlT
ふっ…、挫折したから言ってるんだぜ!!
687:名無しさん@ピンキー
06/11/23 01:59:08 ZWIAKkCU
職人さん求む
狼のふさふさおっぱい触ってみたい
688:書く人
06/11/23 03:16:46 rliVMwHM
とりあえず狼。前編投下。エロはまだ。
つか、エロシーンより前置きが長くなる可能性大。
それでもいいならどうぞ。
689:書く人
06/11/23 03:18:57 rliVMwHM
リャンが薬草を煎じていると、扉が勢いよく開かれた。飛び込んできたのは、鹿の足を一本背負った少女だった。
「センセ!鹿獲ったよ!コレ、センセの分!」
少女は満面の笑みを浮かべながら、自慢げに鹿の足を突き出す。
彼女の尻から伸びる尻尾―狼のような尻尾が、ぶんぶんと千切れんばかりに振るわれている。
その光景をリャンは微笑ましく思う。だが言うべきことは言わねばならんと、緩みかける顔を引き締めた。
「ウル。ありがとう。けれど静かにしてください。煎じているお薬にほこりが入ってしまいます」
「あ、ゴ、ごめんなさい」
叱られた少女―ウルは青菜に塩を振ったようにしょげ返る。
勢い良く振り回されていた尻尾は丸められ、頭の上の耳―やはり狼のような獣の耳もペタリと寝る。
その全身で落ち込む様子がかわいらしく、リャンの表情は自身の努力を無視して緩んでしまう。
「いえ、解っていただければいいんです。
あ、鹿を獲ったのでしたら胆嚢と角を取って置くように言っておいてください。お薬の材料にしますので」
「あ、ウン!解った!行って来る!」
ウルは汚名返上とばかりに、鹿の肉を奥のテーブルに置いて再び駆け出す。
「だからうるさくしてはいけないと…」
リャンはため息が半分の苦笑を浮かべて、走っていく後姿を眺めた。
「変な耳。尻尾もないし。怪しい奴」
褐色の肌に、金色の瞳。そして頭の上の獣の耳。
目を覚ましたリャンが最初に目にしたのは、自分の顔を覗き込んでくる、上下逆さの少女の顔だった。
リャンにとって、流れ着いたのがその島だったのは幸運だった。
リャンは医者だ。医者の家系に生まれ若くして家業を継いだ。生来の真面目で温和な性分で、若いものの患者達の覚えも良かった。だが、それがいけなかった。
彼の故郷は身分制度が厳しかった。職業はもちろん、住む地区も服装も、道さえも身分によって分けられていた。そして当然、かかる医者も身分ごとだった。
下級の身分を診る医者が学ぶ機会は十分ではなく、それどころか使っていい処方や薬すらも制限されていた。その決まりを、リャンは破ってしまった。
リャンは医者としては最上級の身分にあったにも関わらず、人として認められてもいないような最下層の人々の居住区まで行き治療を施し、そこの医者達に技術を教えていた。
それがいけなかった。
リャンは王の崩御に伴う政権のいざこざを機に、身分を剥奪され、監獄島の鉱山に送られることになった。
両親はそのいざこざで殺され、元から兄弟はいないし妻子もいない。親が決めていた許婚はいたが、噂によると新しい婚約が決まったらしい。そのことには少し傷ついたが、たいした問題でもない。
ただ、残していく患者だけを気にかけながら、リャンは船に乗せられた。
だが、リャンがその鉱山に着く事はなかった。その船が嵐にあったのだ。
人手が足りないと乗せられていた囚人達も、縄を解かれて甲板に上げられた。その中に、リャンも含まれていた。
真っ黒な海は巨人のように立ち上がり、その巨体を船に叩きつける。水夫達ですらろくに作業も出来ず、まして体力がないリャンはただロープにしがみ付くことしか出来ない。やがては、そのしがみ付くという行為にすら限界が来た。
いつ自分がロープから手を離したのか解らなかった。気付いたら波の中にいて船の姿は見えず、そのまま意識を失った。
そして目を覚ました時に見たのが、獣を―狼を彷彿とさせるような耳をつけた少女――ウルだった。
690:書く人
06/11/23 03:23:45 rliVMwHM
「―でね!鹿の腹にアタシの槍がズバッ!て刺さったの!
けど鹿はそれでも逃げた。傷から内臓はみ出させながら走って…」
「ウル。お願いですから食事中にそういう話は勘弁してください」
リャンは内臓をはみ出させながら逃げた鹿の成れの果てを飲み込んでから、武勇伝を熱く語るウルに言った。職業柄、そういう内容には強いつもりだが、わざわざ食事の話題にしたいとも思えない。
「むう。残念」
テーブルを挟んでいたウルは、しかめっ面をしつつもリャンの意思を尊重した。
フォローを入れるつもりで、リャンは話題を変える。
「けれど、いつもありがとうございます。僕は狩りに参加していないのに」
「いいよ。センセ、下手だからいても意味ないし」
「…すみません」
「あ、落ち込まないで。センセはウル達に出来ないこと沢山出来るから。
センセがいなかったら、母さん死んでたし」
「いいえ。あれはお母さんが頑張ったお陰ですよ」
リャンはこの島に来て最初の治療を思い出す。
砂浜で出会ったウルはリャンを村に案内した。
ウル達の村は、人狼の村だった。人狼とは狼の耳と尻尾を持った種族で、強靭な肉体と広い知覚をもつ。リャンの国では最下層身分で、一部は奴隷戦士として闘技場で見世物の決闘をさせられていた。
リャンは最初は歓迎されなかった。なぜなら村は、迫害された人狼達の子孫の村だったからだ。
奴隷船で運ばれる途中、リャンと同じように船が嵐にあい、流れ着いたのがこの島だったのだ。流れ着いてから百年ほど経っていたが、それで先人から伝え聞いたことの恐怖は強かったのだ。リャンは後日に処刑されることになった。
状況が変わったのはウルの母の病気だった。
酷い発熱と腹痛。それは村人達が恐れていた病気だった。かかった者は助からない。感染力が強く、以前村が全滅しかけたこともある。
「助けて!誰でもいい!母さんを助けて!」
意識のない母親に縋り付いて泣き叫ぶウルに、周囲に何とかできる者は誰もいない。人狼は絆が強く、ウルの母を追い出そうとまではしないが、それでも近づいて看病することもできない。
父親がウルを母親から引き剥がそうとした時、人垣根の外から声が上がった。
「僕が何とかします」
言ったのは、息を切らしたリャンだった。
納屋に閉じ込められていたリャンは、村の異変に気付いて見張りに訊いた。
そして事態を訊いて、リャンは言った。
「出してください。僕は医者です。何とかできるかもしれません」
リャンは、その病気を治療したことがあった。確実ではないが治療法もある。
自分なら治せるかもしれない。そう思ってリャンは見張りに頼み込んだ。
初めは取り合わなかった見張りだったが、納屋に放り込まれる時ですら無抵抗だったひ弱な男の、人が変わったかのような剣幕に押されて、ついには首を縦に振ったのだ。
納屋を飛び出し、声がする方に走っていくと。自分を助けてくれた少女の泣き声がした。それを聞き、堪らなくなって、気付いていたらリャンは叫んでいた。
「僕が何とかします。僕は医者です。治せます。治してみせます!」
確信はなかった。治療法があるにしても、発症者の生存率は七割以下。もう手遅れの可能性だってあった。だがそれでも言わずにはいれなかった。
絶対治してみせると。信じてくれと。彼女が死んだら、その場で僕も殺してくれてかまわないと。
必死で頼み込み、リャンは治療を施すことを許された。
リャンはすぐに人手を借りて薬草を集め、煎じ、投与した。
村に漂着したものの中に、医療の道具があったのが幸運だった。
針治療も施し、三日間不眠不休で働きつめた。
そして四日後、ウルの母親の様態は安定した。
691:書く人
06/11/23 03:26:42 rliVMwHM
「あの時、嬉しかった。
センセ、ふらふらになりながらもう大丈夫って。
他にもセンセは皆を助けた。知らないことも沢山教えてくれた」
「いいえ。ほとんどが、私でなくても出来たことですよ」
「けど、教えてくれたのはセンセだよ」
ウルは微笑みながら湯のみの茶を飲む。このお茶も、リャンが村に広めたものだった。
肉食中心の人狼は、その食文化ゆえに栄養が偏り、そのせいで罹る病気も多い。
その予防のために進めたのが、とある薬草を煎じたお茶だった。
「他にも沢山、いろいろ皆に教えてくれた。
みんな、長老より頼りにしてるんだから」
「そんなことを言うと、また長老に怒られますよ」
「センセが黙っててくれれば大丈夫。
片付けるね」
「あ、結構ですよ。僕が」
空になった湯飲みに、二人は同時に手を伸ばして、そして先に届いたウルの手にリャンの手が重なった。
「あ…」
リャンは手を離そうとして、だが出来なかった。
滑らかな褐色の肌に包まれた柔らかな肉と華奢な骨格。
ウルの手の暖かさを知った時、リャンは自分が誤認していた事実に気がついた。
ウルは既に少女ではなかった。
ウルが着ているのは粗末な麻布の貫頭衣だ。
狩猟採集で鍛えられ引き締まった手足は、しかし筋肉だけではなく、脂肪によって女性らしい丸みがある。
襟首からみえる鎖骨。その下には豊かな膨らみが、内から粗末な布を押し上げている。
目の前にいるのは少女ではなかった。
思春期を終えたばかりの、次の世代を残す準備が整った乙女だった。
「…どうしたの?センセ?」
「えっ、あ、すすみません!」
首をかしげて問い返してくるウルに、リャンは弾かれたように手を避ける。
「?変なの」
リャンの動作がおかしかったのか、笑顔を向けてくるウル。
その無垢な微笑みに、リャンは自分が感じた劣情をより恥じることになった。
「―もう…遅いですよ。帰りなさい、ウル」
ようやくの思いで搾り出したのはその言葉だった。ウルは不満そうな顔をする。
「ええ?けどいつもはまだ…」
「いいから。帰りなさい」
「……はぁい」
ウルは膨れっ面をしながらも首を縦に振った。
692:書く人
06/11/23 03:29:13 rliVMwHM
「それじゃ、センセ!また明日!」
「ええ。また明日」
リャンは、帰っていくウルにどうにか笑顔で応えることが出来た。
だが扉を閉めた後、リャンは扉を背にもたれかる。
「最低だな」
ウルは、自分を信頼している。それこそ兄か父親のようにだ。
それなのに、自分は何だ。妹や娘のような存在に、こんな感情を抱くなんて。
あの時、声をかけられなければそのまま彼女を押し倒していたかもしれない。
相手が少女とは言え、人狼の膂力に自分は敵わないし、行為に及ぶことは出来ないだろう。だが、するかどうかは問題ではない。彼女の心を傷つけるのが問題だ。
「いい年の癖に」
リャンはもうじき三十に手が届く。それに対してウルは今年ようやく十五だ。年が違いすぎる。
それにウルは村の女の中でも一番の美人と評判だ。現に食事の時の会話の中には、言い寄ってくる男の話もあった。基本的に狩猟採集が基本のこの島では、逞しさが男のステータスだ。自分など箸にも棒にもかからないだろう。
「駄目だな、僕は」
ちょっと優しくされただけで、そんな気持ちになるなんて。
これだから、ろくに会いもしなかった婚約者に捨てられた程度で傷つくのだ。
「けど、その時だってすぐに忘れれたじゃないか」
だから、今度だって大丈夫だろう。
「…貰ったブドウ酒はまだ残ってたかな?」
リャンは酒は弱いし、酔うのも嫌いだった。
だが、そんな彼だって酔いたい時はある。
その日を境に、ウルに対するリャンの態度が変わった。
つづく
693:書く人
06/11/23 03:29:58 rliVMwHM
エロなくてすまん。続きは次回。
つか擬人化じゃなくて人狼物じゃんorz
続編は頑張る。可能なら一週間以内に。
694:名無しさん@ピンキー
06/11/23 04:27:13 oH/t8bda
エロ無しでもGJ!
続きも期待してるぞ
695:名無しさん@ピンキー
06/11/23 07:09:39 l2G7o1wg
>>692のさわりから少しだけ読んだ
…お、俺も何か酒買ってくる!
696:名無しさん@ピンキー
06/11/23 07:35:42 nI1FAFlT
おー!GJ!!
前置きってゆーか、その世界の説明があると読んでてイメージがわいてきて良いね!
697:名無しさん@ピンキー
06/11/23 08:05:25 OHLzG6SV
Dr.リャン診療所(勝手に命名)GJです
次も期待してます
698:名無しさん@ピンキー
06/11/23 12:30:37 GZY37WdS
メチャ期待出来そうなはなしだね!恐らく愛情たっぷりの逆レイプになりそう。
マジ期待
699:名無しさん@ピンキー
06/11/23 13:00:19 IqNqqj1X
愛情たっぷりの逆レイプ・・・・・・・・ぐはぁぁ、俺のツボにはいってたまらん!!!!
700:名無しさん@ピンキー
06/11/23 19:17:22 nI1FAFlT
直球ど真ん中!!
エロに入ってないのにシチュだけでおっ立ててます。
701:ごめんなさい
06/11/23 20:12:51 IIZ18BAc
目のゴミを投下
おはよう!!。よい子みんなぁー。今日も朝から、おんき、おんきしてるかなぁー。
今日から始まった、童話シリーズを今後ともよろしくねぇー。
今日のお話は、第1話、女狼と3匹のショタぶたを放送するね。
このお話を知ってる、お友だちはツッコミを入れないでねぇー。
まだ、プロデューサーさんが未熟でおバカだから気にしないで見てねー。今から
お姉さんがあやまっておくねぇー。
内容がわからない、お友だちは、はだかになってお父さんや、お母さんにくわ
しく話を聞こうね。
それから、はだかになってお外で遊んではダメですよ。
恐いお巡りさんに追い回された、お友だちがいるからぜったいにマネをしちゃい
けませんよー。
それじゃ、お話の始まり、始まりー。
702:ごめんなさい
06/11/23 20:16:12 IIZ18BAc
エロップ物語
女狼と3匹のショタぶた(第1話)
むかしむかし、あるところに、三匹のショタぶたが居ました。
名前は、一番上の兄さんが「大ブタちゃん」、二番目のお兄さんが「中ブタち
ゃん」、三番目の弟が「ちぃブタちゃん」です。
さて、三匹のショタぶたは、それぞれ自分の家を作ることになりました。
大ブタちゃんは、ワラの家を作りました。
中ブタちゃんは、木の家を作りました。
ちぃブタちゃんは、「ぼくの家はワラでも木でもない、硬くて丈夫なレンガで
作ろう。」と時間はかかりましたが、レンガの家を作りました。
「ワーイ、できた、できた」
自分たちの家ができて、三匹のショタぶたはとてもご機嫌です。
すると、山に住んで居る悪女の女狼が、ワラの家にやってきました。
「大ブタくん、大ブタくん、ここを開けておくれ。私を家に入れとくれよ」
大ブタちゃんは、ビックリして答えました。「とんでもない!あなたみたいな
ケバい狼なんて嫌だよ。絶対入れるものか!」と言い返しました。
すると女狼は、恐ろしい声で怒鳴りました。
「ケバい狼ですって!!」
「私の綺麗な姿も見ないで何様のつもり、こんな家なんか、私の自慢の息で、ふ
き飛ばしてみせるわ!」
女狼がほっペを膨らまして、フーッと息を吹いたら、ワラの家はバラバラにふ
き飛んでしまいました。
吹き飛ばされなかったベットにしがみついていた、大ブタちゃんは簡単に女狼
に捕まって、ベットに縛られ、服をむしり取られました。
703:ごめんなさい
06/11/23 20:18:23 IIZ18BAc
「ヒィー、食べないで…。」
と、無駄な抵抗をしながら大ブタちゃんが命ごいをしました。
女狼はキッパリといやらしく淫靡な声で、
「い・や・よ…」
と、無駄な抵抗をする大ブタちゃんの耳元にささやきました。
そして、女狼は手首をワラの縄で縛りベットに括り付けて身体の自由を奪った
大ブタちゃんの全身を舌でなめ回し始めました。
大ブタちゃんは、
「いやー、なめないでー。だれかー、だれか助けてー。おねがい、もうやめてー
」
と、まるで女の子ような声をあげながら、女狼に止めるように懇願しました。
そうすると女狼はなめるのを止めて、
「へぇー、止めていいんだ。そんなに早く私のお腹に納まりたいんだ。ふぅーん
、いいんだー。せっかく、一秒でも長く生きられるように私なりに考えてあげて
るのになー。別に、私はどっちでもいいのよ。今すぐに食べられてお子ちゃまの
まま死んでいくか、大人しく私の玩具になって大人になってから死ぬか、選ばし
てあげる。」
といい、女狼はなめ回されてそそり立った大ブタちゃんの一物を爪を立てて握り
絞めた。
すると、
「ヒィッ、痛い、痛いよー。ごめんなさい。ごめんなさい。もー、わがままは言
いません。だから、お願いです、痛くしないでー。」
と、大ブタちゃんは顔を横に向け、ハラハラと涙を流しながら、無駄な抵抗を止
めました。
女狼は、握り絞めていた手を緩め、無駄な抵抗を止めて恐怖で全身をガタガタ
と震える、大ブタちゃんを満面な笑みで見つめながら、
「うふふ、最初から抵抗せずに大人しくしてれば、痛い思いはしなくて済んだの
に馬鹿な子ねー。これからは、私のすることを大人しく我慢するれば、あなたの
知らない、とても気持ち良くて素晴らしい大人の世界をいっぱい体験させてから
、美味しく食べてあ・げ・る・ね…。」
と、言いました。
しかし、大ブタちゃんは、女狼の話を聞かずに、顔を横に向けたまま涙を流しな
がら、焦点さだまらぬ目と不気味な笑みを浮かべた顔をしながら、
「先立つ、僕をお許し下さい…。今日のご飯美味しゅうごさいました…ブツブツ
…。あの世でも、美味いものってあるのかなー。あー、昨日の晩御飯は美味しか
ったなー」
と、遺書めいた事、食事の事を繰り返し呟きながら現実逃避をしていました。
女狼は、その大ブタちゃんの姿と態度に腹を立てて、
「この、ぶた!!。私の話を聞かんか!!」
と、怒鳴り付けながら大ブタちゃんの一物を握り直して、大ブタちゃんの一物の
皮を一気に剥きました。
704:ごめんなさい
06/11/23 20:20:12 IIZ18BAc
一度も皮を剥いた事のない大ブタちゃんはたまったものではありません。
先ほどまで現実逃避に浸っていた大ブタちゃんは、いきなり目をクワッと見開
き、体をびくっと弓状に反らし、少し間を置いた後に
「ギャー。」
と、大きな悲鳴をあげました。
そして、
「痛い…。痛い…。」
と、言いながら大ブタちゃんは、初めて知る激痛から逃れようと、全身を左右に
揺さぶり激痛から逃げようとしましたが、ベットと手首を縄で縛られたあげく、
女狼に馬乗りされた状態では身動きもできず、ただ虚しく首を左右に振るだけで
した。
そんな、大ブタちゃんの痛がる姿を見ながら女狼は、
「うふふ、やっぱり、何も知らない子を、いたぶるのは、おもしろいわね。ホレ
、ホレ、食べちゃうぞー。」
と、いいながらチンかすがべっとりとついた大ブタちゃんの一物を、まるでアイ
スキャンディーをなめるようになめだしました。
ただてさえ、あまりの痛さで気がおかしくなりそうなのに、舌でペロン、ペロ
ンと一物をなめたのでは、大ブタちゃんは正気を保つことはできません。
恐怖と痛さで気を失った大ブタちゃんは、白目を剥き、涙とヨダレを垂れ流し
、声にならない言葉を呟きながら、女狼が舌でペロン、ペロンとする度に、体を
ぴっくん、ぴっくんと体を反応させてました。
女狼は、大ブタちゃんの一物をなめながら、
「うふふ、若いこのチンかすはやっぱり最高!!。このなんとも言えない臭くて
苦くて喉に絡み付くこの味。病み付きになりそう。」といい、その後そそり立つ
大ブタちゃんの一物をやさしく口にくわえ込みました。
大ブタちゃんは、皮を剥かれたときのように一瞬、目をクワッと見開き、体を
びくっと弓状に反らしたあとは虚しく体をぴっくん、ぴっくんさせてました。
705:ごめんなさい
06/11/23 20:21:27 IIZ18BAc
キンーコン、カンコーン、キンーコン、カンコーン。
あら、ざんねん、いいところで時間になっちゃいましたね。今日のお話はここま
で。
みんなー、今日のお話はどうだった?。
簡単に女狼さんに捕まっちゃう、大ブタちゃんはマヌケよねー。
みんなも、そう思うでしょー。
お姉さんなら、家ごと一緒に飛ばされちゃって、遠くで地面に激突してるんだ
けどなー。
これから、大ブタちゃんは、どうなちゃうのかな?。
女狼は、大ブタちゃんをどうしちゃうんだろうねー。
良い子のみんなー、次回も楽しみに待ってねー。
706:ごめんなさい
06/11/23 20:22:33 IIZ18BAc
-次回予告-
ナレーター「古来より、豚は狼の天敵であり狩られる存在であーる!。」
「これは、退がれられない運命なのか、宿命なのか!。」
「今日も、また憐れな子豚が狼に狩られ、食べられる。」
大ブタ「お願い、僕を、僕を食べないでー。」
女狼「うふふ、元気のある美味しそうな獲物なんでしょ。」
ナレーター「追う者、追われる者、幾度も繰り返す光景!。」
大ブタ「こっち来るなぁー。来たら噛むぞ、突くぞ!。」
女狼「あら、そんな恰好で私に勝てるとでも思ってるのかしら、望むところです
わ。」
ナレーター「狩る者、狩られる者、生死を賭けた闘い!。」
大ブタ「変なところから食べないでー」
女狼「この色、このツヤ、この香り、あー、たまんないわぁ。」
ナレーター「これぞ食物連鎖、これぞ、まさしく弱肉強食。」
大ブタ「恐いよー、なにか、なにか、来るよー。」
女狼「さー、我慢なさらずお出しなさい。私が全て食してあげるわ。」
ナレーター「終わりのない晩餐!。」
大ブタ「もう、夜なのに、疲れて、苦しいのに、勝手に体が動くよー。」
女狼「美味しい、美味しいですわ、もっと、もっと、もっとよー。」
ナレーター「そして終演を迎える宴!。」
大ブタ「もうー、僕、なにも出ないよー。なにも出ないよー、もうー、ゆるして
ー、楽にさせてー。」
女狼「うふふ、気に入ったは、あなたは今日から私の非常食よ。」
ナレーター「予期せぬどんでん返し!。」
女狼「こう見えても、私、ベジタリアンなの。」
大ブタ「そんなー、嘘つきー。」
ナレーター「マダ、見ぬキャラクター達!。」
中ブタ、ちぃブタ「アニキばっかり、ズルーイ!!。」
ナレーター「やる気のないプロデューサー!。」
プロデューサー「もう書く気力ねー。単なる、ノリでしょ。ノリ!!。」
ナレーター「逃げるスポンサー!。」
スポンサー「単なる、子豚が狼にペロンされだけの話に金出せるか!!。」
ナレーター「色々な困惑を孕みながら、怒涛の次回へ!。」
お姉さん「次回、エロップ物語、女狼と3匹のショタぶた、第2話、大ぶたちゃ
ん大人の階段を登る!。をお送りします。」
ナレーター「次の活劇まで、待て!!。」
大ブタ、女狼「続く!!。」
ナレーター「のかぁー?。」
ナレーター「なお、登場する人物、行動は、すべて架空のものであーる!!。実
在する人物、行動とは類似していても、まったく関係はなーい!!。
けして!、けして!!、欲情したうら若き未亡人が、秘密基地ゴッコをしてい
た近所の年端もない、ロリショタ系の男の子を襲う設定で書いてあるわけではな
ーい!!。」
707:ごめんなさい
06/11/23 20:24:01 IIZ18BAc
ごめんなさい、形態からのこぴぺなんで醜いです。
本当にすまん買った、目の毒を出して・・・。
708:名無しさん@ピンキー
06/11/23 20:31:54 xMZqfays
割と気に入った
あなたみたいなケバい狼とか…www
中ブタ・ちぃブタにも期待
709:名無しさん@ピンキー
06/11/23 20:35:42 /32dRmK2
>>707
毒は全部出さないと駄目なんだ
全部吐き出すんだ
710:名無しさん@ピンキー
06/11/23 21:20:39 1O7FPmyH
腰低すぎワラタ
711:狐とか四神とか書いてる奴
06/11/24 01:20:55 LCSAU965
注意:短めでまた挿入なし。ロリ。今回は蝙蝠
「……きろ……お、き、ろ……」
「うーん……」
薄暗い部屋で、小柄な少女が布団を蹴っ飛ばしてぐちゃぐちゃにし眠っている男を起こそうと、男の体を揺すっている。
暗い部屋に妖しく光る真紅の瞳に、背中には蝙蝠のような黒く大きな羽を生やした少女は、羽を羽ばたかせ男の真上を飛びながら男を揺する。
しかし、少女の力では男は起きず、低いうなり声をあげるだけであり、少女は渋い表情を浮かべると揺するのをやめ息を思いっきり吸って男の耳に顔を近づけた。
「起きろっ!! シンザキカズマーーーーーーーーーー!!!!」
「だああああああああああああああ!!!!」
男、カズマ(和魔)の鼓膜を破壊してしまうのではないかと思うほど、少女は大声でカズマを叩き起こし、この攻撃に寝ていたカズマも飛び起きた。
恐らく50メートル先まで聞こえたであろう大声の直撃を受け、胡坐をかきながら耳がキーンとする中カズマがまずとった行動は、少女の両頬を睨みながら抓くり回す事だった。
「このクソがき~~!! 俺の安眠を邪魔しやがって~~~!!」
「いひゃいいひゃい!! は、はうはははふひんはほ~~~!!」
カズマの反撃を受け小さな手足をバタつかせながら、頬を抓っているカズマの腕を持ち何かを訴えている。
「あん? もっとやってほしい? うし、望みどおりにしてやろう」
しかしその訴えも空しく、カズマはより一層怒りと面白さを篭めて少女の頬を抓ると、少女も一層暴れ、数分後少女は開放された。
何かスッキリし、再びその場で寝るカズマに対し、少女は両頬を両手で撫でながら少し泣いていた。
「ひっく、えぐっ、ひどいぃ………」
真紅の瞳に大粒の涙を浮かべ泣いている少女は、チラチラとカズマのほうを見るが、既にカズマは鼾をかいて眠ってしまっていた。
何かを期待していたらしく、泣き止んだ少女は寝ているカズマにムッと睨むも諦めたようにため息を一度吐き、再びカズマの真上で彼の体を揺する。今度は優しく。
「ねーカズマぁ~。ヘルお腹減ったぁ、ごはん~~」
「んぁ? めしぃ? ……今何時だと思ってる、がまんしろ」
まるで何かを強請るように甘えた声でカズマに食事を要望する少女 ヘルに、カズマは眠気眼で答えた。
現時刻は深夜0時を過ぎ、ヘルのような少女が食事を取る時間帯ではないが、ヘルは違う。
「だってぇ、ヘルは今が絶好調なんだよ~」
ヘルが言うように、ヘルの生活は昼夜逆転している。何せ蝙蝠だから、しかも吸血蝙蝠だからカズマにとっては始末が悪い。
ヘルはカズマに跨ぐ様に乗り、なお甘えた声でカズマの体を揺するが、当の本人はメンドくさいので気にせず眠っていた。
「だから、がまん、しろ……」
「むぅー。だったらいいもん、ヘルが勝手にしちゃうから!」
断り続けるカズマに嫌気がさしたのか、ヘルは頬を膨らませると再び羽を羽ばたかせカズマの下半身へと移動し、四つん這いになる。
そして手馴れた手つきでカズマが穿いているズボンをトランクスごとずり脱がす。
急に下半身がひんやりし、カズマも目を開けて上体を少し上げ、自分の下腹部を見ると自分のナニが丸出しにされていることに気づいた。
「おいヘル、何やってんだ?」
「ごはんだよ。カズマは寝てていいからね~」
笑顔でカズマに言うヘルに、カズマはあからさまに嫌そうな表情を浮かべて手を動かそうとするが、その前にヘルがカズマのナニを小さな口で銜え始めた為、力が抜けていくのか手はだらんと力なく床に着いた。
普通の人なら、食事=フェラというのはピンとこないだろうが、この方法がヘルの食事の手順なのだ。
ヘルの言う食事とは、吸血蝙蝠なのでカズマの血液なのだが、そのまま吸ってしまうとそのショックで吸われた側は死んでしまう事があり、何かの刺激を与えた直後に血を吸うといったもので、男の場合は射精させるのが手っ取り早いのだ。
712:狐とか四神とか書いてる奴
06/11/24 01:22:28 LCSAU965
「おい、やめ」
「やら、んっ、ちゅぶっ」
暖かい口内にざらついた舌の感触に、快感が体に流れながらも訴えるカズマに、ヘルは立場が逆転したこともあり真紅の瞳を細めて尚カズマのナニをしゃぶり上げる。
「んちゅっ、ちゅるる、はぁ、ぴちゅっ、カズマきもちい?」
「……不本意だがな」
ヘルの口内はカズマのナニの半分ほどしか沈まず、カズマの反応を楽しむように小さな手で上下にしごきながら、亀頭を舌で嘗め回す。
カズマの興奮を高めるためか、もしくは自然と出しているのか、ヘルは水っぽい音を立てながら、幼い容姿とは想像もつかないほどの舌技でカズマのナニを攻め、カズマにも快感は確実に流れているが、ヘルの問いの顔をそらし答える。
「ぴちゃっ、レロレロ、んんっ」
カズマの回答も気にせず、舌で亀頭全体を嘗め回したり、尿道を穿ったりしていたヘルは再び小さな口でナニを咥える。
すると、カズマの腰はそれに反応するように動き、ヘルの口内を突き亀頭が最奥に達する。
「んんんんっ! んーっ」
突然の事に、ヘルも目を瞑り涙を浮かべ苦しそうな表情を浮かべるが、カズマの腰の動きに合わせ頭を動かすことで苦しさは遠のいていった。
やがてヘルは空いていたもう一つの手で、カズマの睾丸を揉み始めカズマの快感はより激しいものになっていった。
「んちゅ、じゅぶっ、じゅぶっ、んんんっ、ちゅるる」
「っく!」
そして、ヘルが口内に溜めていた唾液と亀頭から出る透明液を一気に吸い、その後吸血鬼のように少し尖っているヘルの歯がカズマのナニに軽く当たった時、カズマの我慢は限界を向かえ精液を勢いよく噴射した。
しかしヘルは射精を感じ取ると、すばやく何を口から離しカズマの首元へと移動し、そのままカプっとカズマの首元に噛み付きチューっと血を飲んでいく。
カズマの精子が空しく宙を舞い布団を汚し、射精による快感と吸血による痛みがカズマの体には同時に流れ、カズマは体を痙攣させていた。
射精が終わった直後、ヘルは満足そうに首元から口を離す。ヘルの口からは一筋の赤い液が流れ、カズマの首元からは僅かに血が滲んでいた。
「ごちそーさま♪ あいかわらずカズマの血はおいしーね」
「ど、どうでも、いいが……ちゃんとそうじ、し、と、け、よ……」
無邪気で満足そうな笑顔を見せるヘルに、カズマは意識が遠のきながらも最後に言い残し死んだようにいびきをかき眠ってしまった。
いかに普段妖怪退治やらしてるカズマでも、ヘルの食事の衝撃にはあまり慣れていない。
「おやすみカズマぁ」
完全に眠ったカズマのナニに付着した精子を嘗め取りながら、ヘルは静かに囁き、布団についている精子も拭き終えカズマに抱きつくようにヘルも食後の眠りに入った。
そしてカズマが爆睡している間も、起きたヘルは夜這いにも似た食事を続けていた……。
お粗末さまでした。
四神や狐娘やカラスも考えよう……。
713:名無しさん@ピンキー
06/11/24 18:38:51 6irpVeXt
やべ、カズマといったら
「おいっおっおい!やめっシェルブリットぉぉぉっぉぉ!」
って思い浮かべちゃった。
714:名無しさん@ピンキー
06/11/24 18:55:01 OyFCOWq6
GJ!四神期待して待ってます!!
715:名無しさん@ピンキー
06/11/25 13:06:10 mE4giyUx
GJ! 毒虫が!!
716:名無しさん@ピンキー
06/11/26 00:27:41 uz/OoVS+
過疎ってんね
717:名無しさん@ピンキー
06/11/26 01:24:09 7L3kbjUM
四神もの、前編風味なのでエロなし。
自分も前置きの方が長くなる可能性超大。だけど投下。
夕方、震える魂剛を片手に優奈はある場所に来ていた。
彼の周りにはショベルカー等の重機や、何か建設していると思われる建物。
ここは、街の隅に位置する工事現場だ。
大規模に何かのビルを建てるらしいこの場所は、優奈が通っている学園の敷地より遥かに広い面積があるが、何故か人っ子一人いない。
何故優奈が、しかも学校の帰りにこんな所に来ているかというと、この建設現場の責任者と名乗る人物からの依頼だからだった。
何でも、次々と不可解な事故が相次いでいるらしく、彼もニュースや新聞で目にしていた。
最初は偶然かと思っていたが、魂剛が震えていることを見るとやはり何かある、そう思いながら辺りを見るも誰もいない。
「………誰か連れてくるんだったかなぁ」
この事件の犯人がもし、優奈の家にいる白虎達と同じ四神の仕業だとすれば、残りの四神は、東西南北の中心を司る黄龍ということになり、彼女達がいればより簡単に黄龍を見つける事ができる。
だが、彼女達は優奈の道具ではなく、むしろ両親のいない優奈は四神達を家族だと思っている。
偶に仕事を手伝っているが、やっぱり危険なことはさせたくはない。
黄龍と争うことになれば……そう思うと優奈は嫌な気分になる。
このまま入り口で立っていても仕方ないので、優奈は一歩工事現場に入って行った。
「……ん?」
その時、片手に持っていた魂剛がより一層振るえ、優奈も立ち止まると直ぐに自分の上から来る視線と気配に気づいた。
骨組み状態の建物の調度中央に、彼女はいた。
「……」
黄金色の長いポニーテールに青龍と同じような角を生やし、真紅の瞳からは優奈に対して殺気をも感じさせている。
彼女がこの事件の犯人、そう感じた優奈は警戒の眼差しをしながらも一歩一歩と彼女のそばまで近づいていった。
「君が、事故を起こしたの?」
ある程度の距離で立ち止まり、見下ろしている女を見上げながらいきなり核心をつく。
女は黙っていたが、やがてゆっくりと口を開いた。
「そうだ。お前を誘き出すためにな」
まるで優奈を見下しているような口調。
少しは惚けたりするのかと思っていた優奈は少し驚くものの、女の答えに魂剛を持つ手に力を込めるものの冷静な口調のまま女に聞いた。
「君は誰?」
「……黄龍」
優奈の予想どうり、女は四神の長である黄龍(こうりゅう)だった。
「何故、僕に用があるなら直接僕の所に」
「お前には、白虎達がいる。こうすれば、お前一人で来ると思ったのでな」
「だからって……関係ない人を」
「死んではいない。安心しろ人間」
見下し、吐き捨てるように優奈の問いに答える黄龍。
確かに死人は出てはいないが、自分の為に関係のない人が傷ついたことに苛立ちを覚える優奈。
そんか感情もあってか、優奈は刀を抜いていた。
制服や魂剛の紅い刃が月に照らされ妖しく光っていた。
「そんな物を構え、どうするつもりだ? 私を殺すとでも?」
黄龍は優奈の行動に、焦る素振りも見せず少し笑みを浮かべていた。
そんな黄龍に優奈は答える。
「僕は止めに来たんです。貴女を殺しては、白虎達が悲しむ」
「まるで、私を殺せるように言うじゃないか?」
「無論そんな力僕にはないですけどね。ただ、止める事くらいはできます」
お互い冷静な口調ながら火花を散らしあっている優奈と黄龍。
優奈が言った事に、黄龍は可笑しそうに笑うが、すぐに優奈に対する殺意をむき出しにし片腕を上へと上げた。
「人間風情が! 自分の立場を弁えろ!!」
今まで冷静な口調から一変し、声を荒げて黄龍が言うと地響きとともに優奈が立っている地面から巨大な物体が姿を現す。
優奈は数歩後退り、その物体に対し魂剛を構える。
優奈の前に現れたもの、それは岩の塊、というより人の形をした岩、ゴーレムと呼んでもおかしくない黄龍の力で作り出された巨大な岩人。
「……消えろ、人間」
黄龍が上げていた片腕を振り下ろすと、それに合わせるようにゴーレムも大きな岩の腕を優奈に振り下ろす。
718:名無しさん@ピンキー
06/11/26 01:25:34 7L3kbjUM
「っ! 魂剛っ!」
ゴーレムの攻撃に逃げることなく、優奈は魂剛の名を叫ぶと魂剛の刃は紅く眩く光る。
その瞬間にどすんと言う轟音が響き、砂埃が舞い優奈は岩の下敷きと……ならなかった。
黄龍も異変に気づいた、ゴーレムの腕がそのまま静止しており、優奈を潰したはず腕にはひびが入り始め粉々に砕け散る。
「なに! あれは……」
黄龍は優奈の体の一部が変化していることに気づくと驚きの表情を浮かべた。
優奈が魂剛を持っていた腕、左腕が右手の2,3倍ほど大きくなり、紅く妖しく光り五本の指は刀のように鋭いものとなり、まるで左手全体が刃物のようになっており、よく見れば黒い瞳も真紅の瞳になり光っていた。
「それは、妖刀の力、か」
「……ええ、そうですよ」
驚きの表情を浮かべていた黄龍は、優奈が持っていた魂剛が無くなっていることに気づくと、大きな左手の正体もすぐに見抜き、優奈も隠す事無く静かに答えた。
「これは、この左腕は、僕の左腕と魂剛が融合した形。魂剛の能力は何も強い力と僕の危険を察知するだけではありません。本来の力は装者との融合です」
少し笑みを浮かべ淡々と説明する優奈を黄龍は黙って聞いている。
「魂剛の力を解放した僕の腕に、そんな岩が通用するとでも? なめないでください」
「なっ!」
優奈は笑みを浮かべながらゴーレムに向かい跳ぶ。
ゴーレムの頭は五本の紅い刃で豆腐を切るられたようにゴーレムは6つに分かれ、それぞれそのまま地面に落ち大小様々な岩が無数に広がっていった。
一撃でやられたことに、黄龍は驚愕するがそれも遅かった。
「……すみません」
「あっ、がっ!」
黄龍が考えたころには、自分の体は地面に落ち仰向けになり月が見えていた。
腹部分に痛みを感じるがそれさえも思考から消えていき、見えるものは薄暗い空と、悲しそうな瞳でこちらを見る優奈だけ。
そして黄龍の意識は消えていった……。
719:名無しさん@ピンキー
06/11/26 01:27:04 7L3kbjUM
「……ぅ……くっ……」
暗い部屋、どこかの室内。
あれからどれだけの時間経っただろう、自分はどうなったのだろう。
重い瞳を開ける黄龍が考えたことはまずそんな事だった。
ゆっくりと起き上がると腹部に痛みが走るものの、そのまま起きると自分が着ていた服が違うものに気づいたが黄龍にとってはどうでもいいことだ。
何故なら、先ほどまで敵対していたはずの少年が目の前にいるのだから。
「あ、目が覚めたんですか、よかった」
優奈は先ほどまで敵対していたのも関わらず、そんなものを感じさせない笑顔で黄龍に寄っていく。
そんな笑顔に戸惑いながらも、黄龍はキッと優奈を睨み付けた。
「お、お前はっ、何のつもりだ?」
「え? 何のって……怪我負わせてしまったので……。すみません、少しやりすぎてしまって」
苦笑する優奈に、警戒心むき出しの黄龍は呆気に取られた。
自分は殺そうとしたのに、何故そんな女にこんな笑顔を見せるのか疑問に思いながら、優奈の顔を見ずそっぽを向く。
「あの、どうしてあんな事をしたのか、聞かせてもらってもいいですか?」
黄龍の反応を予め分かっていたかのように、優奈は優しげな口調で問うが黄龍は黙ったまま俯いていた。
「………話したくないのでしたら、別に。では、僕はこれで」
「お前に、聞きたい事がある」
「はい?」
黙って横目で優奈を見ていた黄龍は、静かに口を開いた。
部屋を出て行こうとした優奈は立ち止まり、顔だけを黄龍の方へ向けた。
「何故、あの時私を殺さなかったんだ?」
恐る恐るといった様子で問う黄龍に、優奈はニコッと笑って答えた。
「言ったでしょう? 僕は殺しに来たわけではないって。白虎達が悲しむ」
「お前は、白虎や玄武達の事を、どう思っている?」
「家族、ですね」
そう言い残し、優奈は部屋を後にする。
その答えを黄龍は黙って聞き、優奈が出て行った扉を眺めながらある忌まわしい記憶を呼び覚ましていた。
それは、過去自分の主だった人物の事で、特に一番最初に主と呼んだ男の事。
その男は、黄龍の契約の試練に打ち勝った……そして、黄龍を物や化けモノとし、見せ物にされたり何人もの男に体を汚され壊れかけたこともある忌まわしい記憶。
そして黄龍は耐え切れなくなり、自らの主を食い殺し、以後も主となろうとするものはその場で殺していた。
優奈に対してもそうするつもりでいたが、自分は返り討ちにあい、尚且つ自分に優しい笑顔を見せる。
人間の、あのような顔を見るのは初めてに近い黄龍はかなり戸惑っていたが、やがて体を起こし部屋から出る。
「ここは……」
部屋から出ると廊下が並び部屋がいくつかあるが静まり返って、少し寒気もするので黄龍はぶるっと少し震えた。
音を立てないようにそっと歩きながら、黄龍は部屋を回っていく。
そこには、白虎をはじめ玄武等の四神がおり既に眠ってしまっていたが、とても幸せそうな寝顔に黄龍も笑顔を見せる。
その笑顔に、黄龍は優奈の言った言葉が脳裏に浮かんだ。
「……家族、か」
黄龍の頭の中は、優奈の笑顔と昔の記憶が入り混じっていた。
「私も………いや、しかし奴は」
恨むべき人間、憎むべき人間。
しかし、あいつは今まであった人間とは違う。
そんなことを思いながらも、黄龍は魂剛の力を感じ優奈の部屋へと入っていった。
―続―
グダってしまったのは慣れない描写を色々と行ったからですorz
720:名無しさん@ピンキー
06/11/26 01:29:52 rmq413mf
リアルタイムGJ!!
721:名無しさん@ピンキー
06/11/26 04:04:36 N2hWQLdu
ktkr
722:書く人
06/11/26 04:11:04 +TFkB0hs
お待たせしました。
……いてくれますよね?待っててくれた人(おどおどビクビク)
Drリャン診療所(笑)です
723:書く人
06/11/26 04:12:50 +TFkB0hs
悲鳴が聞こえる。
目の前で、ウルが悲鳴を上げている。
見知らぬ男が、ウルを押し倒している。
「いやだっ!やめてぇっ!」
ウルはのしかかってくる男の体を押し返すが、男は無言のままウルの服を引きちぎっていく。
やめろ。
リャンは駆け寄って男を止めようとする。だが、できない。声を上げるどころが、目を閉じることすらも出来ない。
立ち尽くしたまま、ウルが奪われていくのをみるだけ。
「いやぁ!嫌なのぉ!助けて!」
泣き叫ぶウルを一糸纏わぬ姿にすると、男はその口をウルの滑らかな肌に這わせる。
豊かに膨らんだ胸に―
細い首筋に―
形の良いヘソに―
肌を這い回るぬれた感触に怯え、ウルは抵抗することすら出来ず身を硬くしていた。
だが、そのこわばった表情に変化が生じ始める。声に、艶が混ざり始めた。
「んっ…あ、ん!いやぁ…ぁぁっ…」
体の動きが、逃げようとする方向性のあるものから、もどかしげな身じろぎに変わる。
引けていた腰が、突き出される。
「はん…あ、へぁん…あっ!ひゃんっ!」
完全に快楽を露にした嬌声。甘い媚と誘いを含んだ痴態。
聞きたくない。
ウルのそんな声を聞きたくない。
見たくない。
ウルのそんな姿は見たくない。
やめろ、やめろ、やめろ、やめろやめろやめろ!
「やめろぉぉぉっ!」
体が、動いた。
大声を上げて、リャンは男に掴みかかる。
殴りつけてやろうと男の顔を見て、目を見開いた。
それは、他の誰でもない…自分自身で…
「…!?」
目を開けて、リャンは自分がいるのは自宅兼診療所のあばら家であることを知り、全てが夢だったと理解した。
服は汗でびっしょりと濡れている。
ため息をついてから、リャンは寝床から這い出した。
目は冴えているが、しかし頭の働きは鈍い。
そんな彼の意識に、窓の外から声が入ってくる。
「センセー!朝!」
ウルの声だ。その声には匂い立つ色香は欠片も感じられない。
「当たり前だ」
あの全ては、自分の卑欲が生んだ妄想に過ぎないのだから。
「起きてますよ」
リャンは小さくため息をついてから、そして自分の心情を悟られないように、普段どおりの声色で応えた。
724:書く人
06/11/26 04:14:48 +TFkB0hs
「最近、センセが冷たい。」
ウルはリャンの態度の変化に戸惑っていた。
リャンが正式に村に迎えられてもう5年近く。医者としての仕事を始めてから、ウルはリャンに付いて回っていた。
最初は、単なる興味だった。
医者という今まで島になかった珍しい仕事は子供の目には興味の的だった。自分の母親を救った仕事であるのも理由だった。
道具と薬が詰まったカバンを重そうに背負うひょろっとした長身と、気が弱そうなあいまいな笑顔。
「情けない奴。母親を助けてくれた時と全然違う」
そんなウルの評価は、だがその仕事を見ているうちに変わっていった。
患者が出れば昼でも夜でも飛んでいき、患者がいなければ寸暇を惜しんで薬草を集める。
病気が流行った時などは不眠不休。吐瀉物や糞便にも嫌な顔一つせず患者に接する。治療の過程で自身も病気に罹ったこともあるが、それでも辛い様子などおくびにも出さず、いつもの穏やかな笑顔のまま治療を続ける。
その姿は、ウルにとって驚きだった。衝撃的、と言ってもいい。
強さというものが、そのまま肉体的な能力―筋力や体力などとイコールだった彼女にとって、リャンの『強さ』は価値観を根底から覆すものだった。
カバンを重そうに背負っているのは、一緒に患者達の命を背負っているから。
いつも微笑んでいるのは気が弱いからじゃなくて、人を安心させたいから。
気がつけば、ウルは仕事を手伝うようになっていた。
一緒に山野に分け入り薬草を集め、薬カバンを代わりに持ってやる。
成長し、狩りに参加できるようになってからはその頻度は減ったが、それでも暇さえあればリャンの後について助手の真似事をしていた。
そんな関係がずっと続くと思っていた。
だけども、最近、その関係が少し変わり始めていた。
725:書く人
06/11/26 04:16:04 +TFkB0hs
ウルがリャンの菜園(薬草と食用の両方を育てている。なお畑の作り方もリャンが持ち込み、島に広がりはじめている)を抜ける途中、背後から焦りを含んだ声がした。
「リャンセンセ!患者だ!」
「ヴェア?」
ウルが振り向いた先にいたのは、自分より四つ年上の男―ヴェアだった。ウルと同じように狼の耳と尻尾が付いている。悪人ではないが、気性の荒い男だった。ウルにそれとなく言い寄ってくる男でもある。
他の女達にも人気はあるが…
(なんか今一…)
女友達に言わせれば、その気性の荒さが男らしくて頼りがいがあるらしが、ウルにしてみれば逆に子供っぽくて、かえって頼りなく映っていた。
だが、それはそれだ。今は患者という言葉が気になった。
「どうした?」
「大変なんだよ!」
「大変じゃ解んない。落ち着いて…」
「急いでるんだ!リャンはどこ居るんだ!」
興奮し、ヒステリックに叫ぶヴェア。焦るのはわかるが、その態度にウルは流石にカチンと来る。
だが、彼女が叫ぶより早く、家の中からリャンが現れた。
「―患者は誰ですか?」
先ほど起きたばかりのはずなのに、既に格好を整え、手には古びたカバンが握られている。
その姿を見て、ヴェアはウルを押しのけ、ヴェアに詰め寄る。
「西の集落の大婆ちゃんだ!」
「処方した薬は?」
「それがその薬がもうないんだよ!全部飲んじまったんだ」
「一度にですか?」
「そ、そうだけど…」
「……少々待ってください。すぐに薬を持ってきます」
「ああ…は、早くしてくれよ!」
家の中に取って返したリャンを、ヴェアは頷いて見送る。
リャンの毅然とした態度のためか、ヴェアも少し落ち着いたようだった。
(センセは凄い)
自分はヴェアの混乱に当てられて怒鳴り返そうとしたのに、リャンは流されず落ち着いた対応をして、それどころかあっさりとヴェアを宥めてしまった。
「お待たせしました。この薬を持っていってください」
待たせたというにはあまりにも短い時間でリャンは出てきた。
「このビンの中の薬を一錠だけ飲ませてください。
どうしても、それでも苦しそうだったらもう一錠だけ与えてもかまいませんが、出来れば一錠だけで済ませてください」
「わ、解った!飲ませればいいんだな!?」
「一錠だけですよ!先に行ってください。私もすぐに行きます」
「おう!」
ヴェアは言い残すと、再び駆け出し、あっという間に林の影に見えなくなる。
「一つだけですよ!」
「解ってる!一つだけだな!」
ヴェアの応答に、リャンは少し安心したような笑顔を零す。だがそれも束の間。すぐに顔を引き締める。
「では、私も向かいます」
「あ、うん。荷物持つよ」
ウルはリャンの荷物に手を伸ばす。だが、すっと、本当に自然な、しかし明らかに意図的な動きで、その手はかわされた。
「――いえ。結構です」