06/10/20 21:57:09 AQkRmvNU
「お前、いきなり何―!」
いきなりの彼女の行動に、動揺しながらも問おうとするが、彼女の口で俺の口が塞がれかき消された。
引き離そうとするが体が動かず、彼女は更に舌まで入れて絡ませてくる。
いきなりで動揺するが、彼女の口付けに、しっかりと俺の分身は反応し大きくなってきているのが分かる。
「……っ……っく、お、おまっ! 何だいきなり!!」
「君、自分がどーゆう立場なのか分かってるの? それに、嫌嫌と暴れてるけど、しっかりここは反応してるじゃない」
「ぐっ……」
本当のことを言われぐうの音も出なかった。
そんな俺を、彼女はニヤニヤ笑いながら再び自分の口を押し付けてくる。
今度もまた舌を絡ませ、唇を離したあとも首や頬を舐め上げていく。
体や顔に生暖かい感触が伝わり、わが分身はますます大きくなって、ズボンに当たり痛い。
すると不意に下半身に痛みが楽になった。
彼女が舐める中、俺は下腹部のほうを見ると、俺の分身が天高く上を向き露出している。
見れば、彼女の尻尾が器用にズボンのチャックを開けたようで、そのままズボンも膝までずり下げた。
「うぁっ」
彼女の尻尾はそのまま俺の分身に巻きつくように絡み、そのまま上下にしごき出した。
時折、体毛がチクッとするがそれはそれで気持ちよく、思わず声が零れると、彼女は再び俺にキスをした。
「んっ……んふっ」
キスをする彼女の息も荒くなってきている。
首は動かないが、目だけで下腹部のほうを見ると、彼女のもう一本の尻尾が自らの秘所の中に入り出入りしている。
「んんっ……はぁ、どぉ? 気持ちいいでしょ? これ、お母さんに教わったんだよ?」
「い、いい加減に、しろ」
今も分身をしごかれ、体に快感が流れる中強めの口調で彼女に言うが、それはもう無意味だった。
所詮彼女のほうが力が強い、最初の時点でお互い分かりきっており、彼女は妖しくも楽しそうに笑うだけ。
「まだそんな事言うんだぁ、ふ~ん。まっ、あたしは別にいいけどね。どっちにしろ、やらせてもらうんだから」
「や、やるって……ま、まさか、やめろ」
彼女の中を出入りしていた尻尾はぬけて、水を吸ってグッショリ濡れていた。それは俺の分身をしごいていた尻尾も同様で、まるで手のように彼女の秘所にあてがう。
101:名無しさん@ピンキー
06/10/20 21:58:21 AQkRmvNU
そしてゆっくりと彼女の中に入っていく。
「あんんっ……ほ、ほらぁ、入って、いくよ」
彼女は笑みを浮かべながらも腰を沈めていった。
そして彼女の肌が俺の肌とぶつかるような音がすると、俺の分身は彼女の中に完全に入っていた。
彼女の膣内は、とても狭くて俺の分身を問答無用にしめつけてくる。
先程の手コキならぬ尾コキよりも遥かに凄い快感が流れ、それは彼女にも伝わっているのか、しばらくジッとしていた。
「ど、どーお? あたしの、どう? あたしは、とっても、いい。こんなに、大きいのはおとうさん、以来だよ」
「な、なんでこんな事……」
うっとりとした表情の彼女に、俺は身を震わせながら聞いた。
彼女が答えた内容は、言われてみればなるほどと言わんばかりの内容だった。
「き、君は、動物の、発情期って、知ってる?」
「は、はつ、じょうき? えっと、動物が交尾したがるって言うアレか?」
「う、うん。あたしもね? んっ、その発情期なのよ……。もう、何日も体が熱くて、疼いて、だから……我慢できなくて……」
「だからっ、あの少年を……」
「うん」
「なるほど……。待て、人間には発情期なんて」
「あたしには、人の血の他に、狐の血も通ってるから、あんな姿になれたり、尻尾が生えてたり、発情期もあるの」
俺の腕を押さえながら彼女は言った。俄かには信じがたいが、先程の光景などを見る限り本当のことだろう。
「も、もういいでしょぉ? 動くよ……んあっ!」
「っ……ぅ」
我慢しきれなくなったように、彼女は腰を上下に動かし始めた。
首元まである彼女の髪は乱れ、嬉しそうな笑みを浮かべている口からは唾液が一筋流れて、俺の肩を掴みながら腰を動かす彼女は快楽に身を委ねている。
「あっ! んぁっ! はぅ、ひああっ!!」
俺にも彼女と同じよう、とてつもない快感が電流のように流れるが歯を食いしばり必死に耐えた。
直ぐにでも射精してしまいそうだが、ここで出してしまえば彼女の思うツボのような気がしていたから。
「い、いいよ君の! とっても、気持ちいいっ! 君も、いいでしょ?」
「ぐっ……くっ!」
「我慢しなくても、いいのに。ほらぁ、あたしの中でっんっ、大きくなってきてる!」
彼女の言うとおり、俺は限界に近かった。
乱れている彼女を見ていると、それだけで彼女の膣内を汚してしまいそうで、俺は顔を背ける。
しかし、その行為が間違っていたようで、彼女の荒い吐息が耳元に伝わると、ジュルリという音と共に生暖かい感覚に包まれる。
彼女が俺の耳を舐めている。歯で軽く噛んだり、下で耳の穴をほじったりする。
その行為に、ついに俺は精を彼女の中に注ぎ込んでしまった。
「……っ……んっ! 熱っ……す、すごい」
彼女も俺の射精を感じたのか、身を震わせ痙攣しながらも俺の耳を弄る。
射精を終えると、俺は息を切らせながら彼女の顔を見る。
彼女も息を切らせて、とても満足そうな表情だった。
「はぁ、はぁ、す、すごいね君。こんなに……」
「も、もう、いいだろ。早く、退いてくれ……」
「ま、まだだよ、まだまだ。あたしの、疼きはまだ、治まってないんだから。最後まで、付き合ってもらうよ?」
彼女は妖しげな笑みを浮かべて言うと、再び腰を動かし始め俺の口に唇を押し付け、舌を絡ませる。
「はぁああっ! やっぱり、人間のはいいなぁ……」
俺の思考は、既に彼女によって与えられる快楽により痺れ抵抗できなくなっていた。
そしてこの後も、赤い月に照らされて、彼女は俺の精を受け止め続けその快楽に浸っていた。
以上、やっぱりエロって難しいです。
102:名無しさん@ピンキー
06/10/20 22:01:25 AQkRmvNU
すみません、まだありました。
数時間後、未だに彼女は衰える事がない。
このままではまず俺がくたばってしまう、俺は本当に危機感を感じていた。
「んああっ! ま、また、こんなに出てる……!」
何度目になるか分からない射精を、彼女は身を痙攣させ受け止めていた。
「まだ、まだだからね」
そしてまた腰を動かす。さっきからこの繰り返し。
しかし、ようやくここで終止符がきた。
「いい加減にしろ」
「え? あ、お母さん」
彼女は動かすのをやめ、俺はようやく解放された。
彼女の目線の先を俺も見ると、そこには同じ色の髪と瞳の美女が白い着物姿で立っている。
彼女の顔に良く似ているのと、母親と言った事から、この人は今俺を跨いでいる女の母親だろう。
「大丈夫か?」
「え、あの、一応」
女性は俺の顔に覗き込むように言う。
真紅の瞳がとても美しく吸い込まれそうだった。
「あれほど、人に迷惑はかけてはいけないと、言ったはずだ」
「だって……我慢できなかったんだもん」
何処かぎこちない口調だが、あからさまに怒っていた。
彼女は少しシュンとなる、俺と繋がったまま。
「我慢。私も、そうなのだから」
「お母さんはお父さんがいるからいいでしょう。あいつにだって彼女がいるし、あたしには何にもないんだもん」
「それでも、我慢」
「あと一回だけだから、ねっ、いいでしょ?」
「………それで最後にな」
「うん!」
女性はそのまま静かに何処かに立ち去ってしまった。
俺の事はどうでもいいのかと思いつつ、女性の二本の尻尾を眺めていた。
そして彼女は再び動き出す。
俺と彼女の交わりはまだ続き、今日を境に彼女が事あるごとに俺に襲ってくることなんて、今の俺には知る由もなかった。
ちなみに、この狐娘は>>74の双子の一人。
103:名無しさん@ピンキー
06/10/20 22:02:41 lE2dtLb3
リアルタイムktkr!
狐好きなのでおいしくいただきました
104:名無しさん@ピンキー
06/10/20 22:05:22 zyciX6ra
GSでもタマモが1番好きな俺としては大満足っす
105:名無しさん@ピンキー
06/10/20 22:12:52 ekf8VsRV
やるなぁ
106:名無しさん@ピンキー
06/10/20 22:57:51 tN23AUVT
>>102
狐娘の言っているあいつって
>>98で寝ている少年?
107:名無しさん@ピンキー
06/10/20 23:05:50 AQkRmvNU
説明不足でした。
あいつとは弟のことです。
発情期の際。
母×父
弟×弟の彼女
狐娘×相手いないから誰でも。
>>98の少年は運悪く発情中の狐娘に襲われたって感じ、かな?
108:名無しさん@ピンキー
06/10/20 23:39:58 19gTnptI
娘狐、グッジョブ。
109:名無しさん@ピンキー
06/10/20 23:51:57 oKKViJDa
これなんて良スレ?
110:名無しさん@ピンキー
06/10/21 00:21:16 AyYhLEgk
狐娘も良いけど
>>57の狼女がGJ
111:名無しさん@ピンキー
06/10/21 00:41:22 4Edc5LZR
>>109
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレです(笑)
しかし改めてみると、本当にストライクゾーンが狭いなぁ。
>>110
ついでに【妖怪】人間以外の女の子とのお話19【幽霊】の外伝もどうぞ
112:名無しさん@ピンキー
06/10/21 13:28:03 Q99gT28X
このスレはのびる
てか始めにこのスレに書いたなら続きもここで書いてほしいな。
スレの趣旨にあわなくてもさ
113:名無しさん@ピンキー
06/10/22 18:19:49 TPLLBlDa
飼い犬擬人化考えてるが和姦しか思い浮かばなくて逆レイプってむずかすぃ……
114:名無しさん@ピンキー
06/10/22 19:05:10 Lt0xBdUN
狼、狐と犬系で来たから、そろそろ別の動物が欲しいところ。
猫系や爬虫類系(蛇、ワニ)ってのはどうよ?
115:名無しさん@ピンキー
06/10/22 19:47:35 WjJpPr5D
じゃ、俺の飼ってるオカヤドカリで書いてくれww
116:名無しさん@ピンキー
06/10/22 20:15:27 Lt0xBdUN
それは引きこもり女に捕まって引きずり込まれ、監禁されながら搾り取られる、という感じのSSかね?
とりあえず、擬人化の要素を出すのが難しいぞなもし
117:名無しさん@ピンキー
06/10/22 20:20:26 odHqBJ6u
白水素女って、タニシだったっけ?
118:名無しさん@ピンキー
06/10/22 20:31:51 Lt0xBdUN
>>117
正解
ただし、あれはヤル前に逃げられたけどな。
119:名無しさん@ピンキー
06/10/22 20:50:05 aUz3l9MA
ヤドカリで妄想したら、他人の家々を移り住む女の子が思い浮かんだ。
120:名無しさん@ピンキー
06/10/22 21:40:40 mWcqhEuJ
>119
♀しか生まれないヤドカリ族は独り暮らしの男の家を渡り歩き、気に入った家(男)を見つけると
手篭めにして子孫を残すのだという・・・。
さらには人気の家では争いが起こったり、最終的には決着がつかず複数のヤドカリ子が住み着き
毎晩搾り取られる、なんて妄想が浮かんだハーレムスキーの俺。
121:名無しさん@ピンキー
06/10/22 23:06:30 vGBmEk/I
>>120 なんか頭に浮かんでしまって書きました。
まぁ、狐ばかりじゃ芸がないし…。
あれは、少し暑い日の事だ。
俺は一人暮らしで、その日は大学もバイトも休みだから、俺は普段の疲れを癒そうと住んでいるアパートにいた。
何をするわけでもなく、白いシャツとトランクスのみで寝ていると、そいつはやって来た。
コンコンッ。
玄関が鳴った。どうせ何かの勧誘か何かだろうと思い無視していると、また鳴った。
それでも無視していた。そうしたら今度は連続で20回ほど鳴った。
いい加減嫌になったのでズボンを履いて玄関へと行く。
「はい? 新聞なら間に合って―」
「こんにちわ」
「………」
不機嫌そうに扉を開けると、そこには女の子が一人笑って立っていた。
俺より少し背が低く、貝のような帽子をかぶっている。
「あの、どなた?」
見覚えのない女の子。
大学でもバイト先でも、こんな変な帽子をかぶった娘は知らない。
そんな女の子に戸惑っているとき、彼女は笑いながら口を開けた。
「あの、お願いがあるんです!」
「な、なに? 新聞とかはお断り」
「そんなのではありません! 私をこの家に置いてください!」
「ハ?」
そしていきなり妙な事を言い出し、俺は間抜けな声を出してしまう。
最初は新手の勧誘かと思ったが、彼女の瞳は本気そのもの。
「いきなり何を言い出すんだ? 何で俺の家に君を置かなければならない?」
「私が貴方を気に入ったから。子孫、残さないと」
「はい?」
更に妙な事を彼女は言う。
「だから、お願―」
「他をあたって下さい、さようなら」
彼女は更に真剣な眼差しで詰寄るが、俺は彼女の肩を持ち後ろに押すと、そのまま玄関を閉めた。
いきなりの事で少し驚いたものの、何だかくだらないし、訳もわからないので。
その後も、彼女はアパートの玄関を150回くらい鳴らし続けたが、やがて大家さんに怒鳴られて帰ったようだった。
俺は大家さんに感謝しつつ、そのまま夜まで眠っていた。
122:名無しさん@ピンキー
06/10/22 23:07:15 vGBmEk/I
「んっ……んちゅっ……はぁ、おっきい……」
どれだけ寝ていたのかわからない。
ふと目が覚めると、なにやら水っぽい音がする。
「うぅっ!」
そして意識がハッキリすると、下半身から快感が押し寄せてくる。
起き上がろうとする、驚いた。
俺の上半身はガムテープでグルグル巻きになり動けず、俺の肉棒を、なんと昼間の貝殻帽子の女の子が口にくわえ舌を絡ませている。
「あ、起きてしまったんですか」
「お、お、お前っ! なにやって、つか、どうして俺の部屋に!? 鍵はかけたはずなのに」
「ヤドカリ族をなめてもらっては困ります。コレを使ったんですよ、コ~レ」
彼女は肉棒を口から離すと、俺が起きたのを気づくと笑ってある物を帽子の中から取り出した。
それは1本の針金だった。
「コレで開けたんです。古いアパートは開けやすいですねぇ」
「ふ、不法侵入! 空き巣!」
「失礼な。そもそも貴方が悪いんです。あの時、はいどうぞって入れてくれればこんな事もしなくて済んだんです」
彼女は思いっきり不法侵入のくせに頬を膨らませている。
そして再び肉棒をくわえ始めた。
再び快感が俺の体に流れ、彼女を引き離そうとするがガムテープによりそれは不可能。
そんな俺の反応を楽しむように、彼女は舌を絡ませ頭を上下に動かし口でしごく。
「んんっ、ちゅぱ……フフ、気持ちいいでしょう? 私をここに置いてくれましたら、毎日やらせていただきますよ?」
「っく、出てけ」
「まだそんな減らず口を。まぁいいです、どちらにしろ私は子孫を残さなければなりませんので」
彼女は妖しく微笑み、肉棒を口から離し跨ぐ様に俺の上に乗ると、肉棒を手に持ち既に濡れている彼女の秘部へとあてがった。
「なにっ! なにを、やめろっ!」
「もう遅いです。子孫の為に、貴方の精子、いただきます」
そう言うと、彼女はゆっくりを腰を沈めていった。
この夜、俺は彼女に犯されてしまいました。
これが俺の限界です。あまりエロくなくてすんません。
123:名無しさん@ピンキー
06/10/22 23:54:54 Lt0xBdUN
いやいや、なかなかにすばらしい。
明るくかつ積極的でいい感じです。
124:名無しさん@ピンキー
06/10/23 00:13:06 Ahqufgea
モンスターハンターの敵を擬人化したらそれこそ凶暴だな
125: ◆95TgxWTkTQ
06/10/23 01:02:57 f1s6J+fA
>>121さんとカブって申し訳ないのですが、ヤドカリ物書きました。
【ロリ巨乳】 【ファンタジー】 【女性がS】 【似非ヤドカリ】 【擬人化描写薄い】
上のどれかに拒絶反応が出た方、お手数ですがトリップ付けてるのでNGワード登録して下さい。
126:1/4 ◆95TgxWTkTQ
06/10/23 01:05:20 f1s6J+fA
日は既に西に傾き、辺りは次第に燈色から藍色に染まっていく。
街には既に人影は無く、ばたんばたんと扉を閉める音が寂しく響いていた。
人が火を起こし、自らの思うがままに使えるようになってからどれ程の時が経とうと、夜の恐怖を克服する事は出来ないままである。
夜は依然として魔物のものだった。
コボルトが畑を荒らし、オークの群れが人を襲い、グールが腐臭を撒き散らしながら街を徘徊する。
高い城壁で周りを囲んでいる大きな街ならともかく、首都とは程遠い田舎の街ではそれが当たり前の光景だった。
不作の年は城壁の石積みをして生計を立てたものだ。と、男は窓に頬をつき、暗くなった街を見ながら感慨深げにため息をついた。
人狼の遠吠えが聞こえる。
そしてようやく今日が満月の夜である事に男は気付き、慌てて、痛む身体に鞭打ちつつも夕食の準備を始めた。
支度を終え食卓に料理を並べた。いつもは二人分作るのだが、今日は一人分だけだ。だからといって過程が楽になる訳でもない。
むしろ、裏の山で取れたマムシやら何やらの苦く毒々しい食材で作られたそれらの料理は、苦行といっても相違なく、男にとっても好ましいものではなかった。
一刻も早くこの飯をたいらげなければ。男は悪臭に耐えつつ料理を食べていく。少し涙ぐんだ。何度口にしようとも不味いものは不味い。
どんどんどんどん。
マムシを丸々一匹胃に収めた所で木のドアを連打する音が聞こえてきた。男の歯がガタガタと音を立てているのは、三十回噛むと健康に良いとか、そういう事では決してない。
どんどんどんどんどんどんどんどん。
扉まで走るものの、乾いた音はいっこうに鳴り止まない。
その音と同じ、いやそれ以上の速さで男の心臓は鼓動していた。脂汗が頬をつたり、背中がぞっと寒くなる。
どんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんばきゃっ。
ついに悲劇は起こってしまった。
魔物がそこに立っていた。
127:2/4 ◆95TgxWTkTQ
06/10/23 01:06:46 f1s6J+fA
「ちょ、おまっ、ドア、またかっ」
男は、二つに割られて床に転がっている木片と、吹き抜けとなった我が家の入り口を見て、どもりにどもった。何度目にしようとも驚くものは驚く。
扉を買い換えるのも馬鹿にはならない。起こってしまった悲劇を前に男の視界は涙で歪んだ。
非難の声を上げようとして、ドアを壊した本人の方を見たがそこに姿は無く、気付けば天井が正面に見えた。押し倒されていたのだ。
「ね、ちょっと、お、落ち着いて、ほら、ここ玄関ですよ? せめて、寝室まで、いや居間まで行きませんか? ご、ご近所さんに覗かれちゃいますよ?」
目に涙を溜めて懇願する男。既に半泣きである。
「知るか」
と冷たい答えが返ってきた。
仮に、もし誰かに覗かれていたなら誰もが男女が逆だろうと突っ込まずにはいられないであろう光景がそこにはあった。
成人を迎えている大の男を押し倒したその者の姿は、年端も行かぬ幼い女だった。長い金色の髪が床に垂れ、その顔は名のある職人が作る人形よりも美しかった。
それだけならまだしも、その姿は只の子供とは違っていた。甲殻類のハサミに人の皮が被さっている、そんな印象を抱かせる手が両腕に備わっていた。
あと、その姿はまさしく幼女であるのに、無駄に胸がでかかった。
一般女性と比べても十分大きく、その大きさは男が初めに少女と会った時、その手よりもまず胸に注目した程である。男が助平なだけだが。
少女は男の言葉に耳を傾けず、その唇を貪った。ちゅぷちゅぷと舌を絡ませあう音がこだまする。
「んっ、むぁっ、んぅっ、んっ、ぷはぁっ、だまれ、農民」
仰向けに倒れる男の胸に、むにゅむにゅとした柔らかい感触が伝わる。
以前に城下町で見たメロン位の大きさのその胸をすりつけ、幼い子が口の端から唾液を垂らすその姿はとても背徳的であった。
少女は膝で男の肉棒をこねこねと手馴れた様子で弄り遊び、
「なんだかんだいって、体は正直だな、この変態」
「んなっ、こんな、事されたら誰だって、うっ」
罵りあざ笑う少女。男は真っ赤になって反論するが、その声は顔に乳房を押し当てられた所為で途中で遮られてしまう。
「むぐっ、んっ、」
「ほら、何、ひぅっ、くちごたえ、してる? ふぅっ、お前はだまって、んぁっ、私にほーししてればいいんだから、あぁんっ、はぁっ」
桃色の乳首を舐められ少女は息を荒げるが、その口調は変わらず尊大なままだ。しかしその顔は、男を熱っぽく見つめて媚びる様に微笑んでいた。
男は罵られながらも、柔らかい胸を揉みしだき、乳首を指で引っ張ったり、その感触を十分に楽しんでいた。
「ふぁっ、あぁっ、ぅあっ、お前も、だいぶ、うまくなってきたな、んんっ、どうせ、いつも私のむねをいじる事を、かんがえているんだろ、すけべっ、」
すると少女はにやりと笑い、更に言葉を紡いだ。
「そんな変態は、こんなのよりも、こっちの方がいいんだろ?」
男の顔から胸を離し、屹立する男の肉棒に腰を下ろした。
128:3/4 ◆95TgxWTkTQ
06/10/23 01:08:11 f1s6J+fA
「はぁあっ、ふぅっ、はっ、あっ」
金色の髪がランプに照らされてきらきらと輝き、ふくよかな胸は形を変えながら上下に規則正しく揺れている。
足をM字に開き、腰を動かす幼い少女の姿は煽情的で、単純に美しいと男は思った。
「呆けた顔して、ふふ、そんなにきもちいいのか?」
「は?ち、ちが」
「そんな事言いながら、ほら、腰が動いてるぞ」
気付かぬ内に動いていた腰を見て、もうだめかも分からんねと。そう男はため息をついた。
「……もうお婿に行けないわ」
「おむこ? 何だそれは。んぁっ、まぁ、お前のことだから、ふぁっ、やらしい言葉なのだろうが、んんっ、ぷちゅっ、にゅぅっ」
繋がりながら少女はまた口付けをしていく。顔をぺろぺろと嘗め回す姿は犬のようで、男はその位従順なら言う事はないんだけどなぁと少し思った。
「……」
じーっとこちらを睨む少女。
「今、何か、私に、しつれいなことを、かんがえただろ」
凄みを利かせたところで、彼女の整った顔は、なんら怖くない。男は何だかにやにやしてしまった。 それが悪かった。
「お前はほんとに、もうっ。こうしてやるっ、このっ、このっ」
「うわ、やめ、あいたっ、ぶっ、だっ、」
そして少女は先程よりも激しい勢いで腰を振り始めた。大きな胸が、たゆんたゆんと男の顔を叩いていく。
「あぁんっ、ふぁっ、ほら、どうだ農民? ああっ、気持ちいいか? はぁっ ふぅんっ」
少女の嬌声を聞きながら、男は限界が近い事を悟った。
おとこは すべての せいしを ときはなった! ぼうそうした せいしが ばくはつをおこす!
「え? だ、だめっ、ひゃあぁあ!!」
どくどくと脈を打つ肉棒の感覚に少女は絶頂に達し、そのまま男の胸に倒れ掛かった。
そして一言、
「はやい」
と呟いた。
その言葉に男の肉棒は再び勢いを取り戻す。
「これで終わりと思うなよ、謝ったってもう遅いからな!」
と叫んで、今度は逆に男が少女を押し倒した。
***
「だ、だめぇっ、」
少女の声が響く。
夜は明け始め、もうすぐ朝になろうかという時間。男と少女はなおも交わり続けていた。
「もう、勘弁してください。……」
「まだ、やるんだから、全然満足してないんだから」
この日の朝とある街のとある家では、扉の外れた入り口の奥で股間を曝け出して放心して倒れている農民の若者の姿が見られたという。
129:4/4 ◆95TgxWTkTQ
06/10/23 01:09:46 f1s6J+fA
やどかり、と呼ばれるその人ならざるものは、その名の由来である甲殻類の生物と同じように、いつの間にか民家に住み着き、いつの間にか去っていくのだという。
詳しくは分かっていないが、住み着いた家を自分の縄張りとし、その縄張りの中にあるものを自らの所有物として守る性質があるらしい。
満月の夜に発情状態になる事から人狼の亜種ではないかと疑う人もいる。
人に好意的なその姿は偽りで、いつかこちらに牙を向くと怯える人もいる。
かと思えば、そのハサミの如く奇妙な形をした手以外は人と変わらぬ様に見える為に、魔物と戦う為に人が進化適応していったのではないかと言う人もいる。
人や農作物を魔物から守るというその性質から、豊穣の神の使いだと崇める人もいる。
「ほら、あーん」
「……」
「どうせその手じゃ食べられないでしょ? ほい、あーん」
「いや、自分でくえる! わ、私を誰だと思ってる!」
「やどかり様です。ありがたや。はい、あーん」
「大体そんな事、一度もしてこなかったじゃないか。もしかして、怒ってるのか? いや、放っておいてすまなかった。このとおり」
「……別にそんな事ないですよ。何人の人に笑われようと、そんな事で怒らないですよ。僕は」
「まったく。……股間の物と同じで心も小さい奴だのう」
「ちょ! おまっ! さっさと食えよ!」
結局の所全ては憶測の域を出ず、何も分からずじまいである。
(了)
130:名無しさん@ピンキー
06/10/23 02:07:51 Rr/boNbJ
私は、新たなる神の光臨を見た。
いや、マジな話、神は言い過ぎかも知れんがかなりGJでした!
131:122
06/10/23 03:08:51 urKLKMI5
>>129氏GJ!!
そしてヘタながら続きっぽいものを。
「なるほど……」
昨晩の変な娘との交わり……レイプの後、俺は彼女から色々と事情と聞いた。
彼女曰く、自分達はヤドカリ族という、甲殻類の生物の突然変異で人型になったというファンタジックな存在である事。
何故か決まってメスしか人型にならず、そうなってしまった際は人間の精子によって子孫を残さなければならない、何故かは自分達でも分からないらしいが。
「という訳で、ここに置いてください!」
「と、言われても……」
「悪い話ではないでしょう? 貴方も私も気持ちよくなれるし、お互い子孫の心配もしなくていいし」
「それはまぁ、そうなんだが」
彼女は内股で座りニコニコ顔で言うが、俺は悩んだ。
つーか、いきなりレイプしといてその上ここに置けなど虫がいい。
「食費とかもあるしなぁ」
「大丈夫です! 迷惑をかけませんからお願いします!」
「う~ん」
腕を組んで悩む。正直、目の前にいる彼女はとても少しロリっぽくてとても可愛く、こんな娘と同棲やセックスできるならこちらこそと言いたい所だが、相手が完全な人間ではないという問題に直面していたんだ。
「お願いします、子孫を残せなければ、私はっ私は!」
俺が少し唸って悩んでいると、彼女は俺の膝の上にゴロッと横になり上目遣いの涙目で訴えてくる。俺はこれに玉砕した。
「わ、わかったよ、俺でいいなら」
「ありがとうございます」
渋々了承した瞬間、彼女はケロッと笑顔に戻る。どうやら嘘泣きだったらしい。
「えっと、それじゃあまず君の寝る所だけど……」
「あ、私ヤドカリなんでお風呂を貸していただければ」
「ところで名前は?」
「あ、私オヤドカ―」
ドンドンっ!
俺は立ち上がり彼女がにっこり笑顔で言った時、玄関の扉が力強く鳴った。
何かの勧誘かと思いながらゆっくりと玄関に向かい扉を開ける。そこに彼女はいた。
「不束者ですが、今後ともよろしくお願いいたしま―」
なんか丁重に座ってなんか言ってる女の子がいた。
風呂場に行った彼女と同じ貝殻型の変な帽子をかぶり、紫の髪の毛と大きな胸が印象的だ。
しかし、同じパターンなのでとりあえず扉を閉めると、その瞬間再び扉がドンドン鳴る。
「ち、ちょっといきなり閉めるなんて失礼ですよ! 開けてください! 開けなさい!!」
「どうかしたんですか?」
「いや、ただの新聞の勧誘だよ」
風呂場に言った彼女が不思議そうに問うと、俺は何事もなかったかのように振舞うが、後に扉ごと壊され俺に圧し掛かってきた。
物凄い重い物体が圧し掛かり、俺は潰されかなり痛い。
132:122
06/10/23 03:09:46 urKLKMI5
「貴方! せっかく私がきてあげたと言うのに、何ですかそのチンケな対応は!!」
そして更に先ほどの女の子が乗って来たから本格的に痛い。
その子は俺を踏みつけるなり怒って怒鳴り散らす。
「あれ? ムラサキさんじゃないですか?」
「あ、貴女は! どうして貴女がここに!?」
「いい加減に降りろ!!」
ムラサキという娘は、俺の隣で笑顔の彼女の存在に気づくと驚きの声を上げるが、いい加減重いしむかついて来たので力ずくで扉ごと押し上げると、ムラサキは悲鳴を上げてその場に倒れたようだった。
「いたた……ちょっと、女性に対して何たる」
「そんな事言うんだった人を扉ごと踏まないでもらえますか? とりあえず聞くけど、君はこの娘の知り合い?」
「はい。ムラサキオカヤドカリって言うんです。私の友達で」
「私は貴女と友達になった覚えなどありません。不本意ですが、オオヤドカリさんが言ったとおりです。どうか、私をこの部屋に置いてくださいませ」
ムラサキは再び丁寧に座り、ニコリと笑いオオヤドカリというらしい彼女と同じような事を言った。
またかと思い、俺は深いため息が出る。
「まぁ、いいよ」
「本当ですか!? まぁ、外見とは違い物分りが良いのですね。あ、お風呂さえ貸していただければ私は大丈夫ですから」
「やっぱ出てけ」
ムラサキは両手をポンと鳴らし嬉しそうだが、俺は普通にむかついた。
この時、俺の中である疑問が生まれた。
「そう言えば、オオヤドカリといいムラサキといい、何で俺なんだ?」
それは二人が俺を選んだ理由。別に特別頭が良いわけでも運動ができるわけでもなく、ルックスも別に普通で、特に何かあるわけでもない。
「「普通らしさが気に入ったから」」
二人は声を揃えてそう言った。
なるほどと、俺は納得せざる終えなかった。
133:122
06/10/23 03:11:35 urKLKMI5
オオヤドカリとムラサキが同居することになって一日目の事。
さっそく困った事があった。
「オオヤドカリさん、ちゃんと抑えておくのよ? ほら、ちゅぷ、気持ちいいでしょう?」
今俺は、風呂場に立たされ、両腕をオオヤドカリに抑えられ、ムラサキに肉棒をくわえられている。
何故こうなったか、俺は風呂に入ろうと、小さいながら風呂に入った。
そこには既に裸体の二人の美少女がいた、つかずっといた。理由はヤドカリだかららしい。
そして仕方なくシャワーを浴びていたらいきなり二人に襲われた。昨晩のオオヤドカリのように。
「んふふ、見た目とは裏腹になかなか立派ですね。透明な液体が出てますよ?」
「お、俺は、体を洗いたいんだけど……」
「ならばその前に、私のを洗ってください。んぷっ、ぢゅぶっ、ちゅぷ、っんんっ、はぁ、あらあら。腰を振ってどうしたのですか?」
「こ、これは……本能というか、そんな事されれば仕方ないというか」
ムラサキは俺の肉棒をチロチロと舌で舐めながら、上目遣いで妖しく微笑む。その表情に早くも射精感が脳裏にあふれてきた。
「大きくなってきましたね。でも、外に出すのはだめです。私達は子孫が欲しいのですから。オオヤドカリさん? そのまま抑えてて」
しかし、しゃぶられていた口を離され、その感覚も遠のいていった。
そしてムラサキは壁側に立ち、俺もオオヤドカリの誘導によってムラサキの至近距離まで近づいていった。
ムラサキはそのまま肉棒を手に持ち、片足を上げ秘部へとあてがう。立った状態で挿入するつもりらしい
「あ、あの、私もしたいです」
「貴女は昨日したのでしょう? なら今日は私です。ほら、いきますよ?」
俺の両腕を後ろで抑えているオオヤドカリは、物欲しげに言うがムラサキは構わず俺の肉棒をそのまま自らの秘部へ沈めていく。
134:122
06/10/23 03:12:14 urKLKMI5
「んっ! んああっ! お、大きい……奥までとどいてます……っ!」
両手を俺の首に巻きつくように持ちながら、ムラサキの声が風呂場に響く。彼女の言うとおり、俺の肉棒はムラサキの最奥まで挿入した。何かがコツコツと当たっている感触がする。
「腰を動かしましょうね~」
「ああっ! も、もう、はぁっ、動いて、ますっ! いいです、気持ちいいですっ、はぅっ!」
オオヤドカリが俺に腰を振るよう言うが、その前にもう俺はムラサキを激しく突いていた。
見た目とは裏腹にとても狭く締付けるから、物凄い快感が押し寄せ、別の意思があるのではと思うくらい腰を振っている。
「す、ごいっ……あなたのがっ、んくっ、私のなかをあぁっ! ごしごし洗ってますぅ!」
ムラサキの切れ切れな喘ぎが風呂場に響く。ただでさえ狭い風呂場に3人もいて蒸し暑かったのが、セックスによってますます蒸し暑くなっている。
「っく……もう、まずい……ぬ、抜かないと……」
「だ、だめです、あぅんっ! 子孫を、作らないとっ! 膣内、に!」
もう既に俺は限界に達していた。
遠のいていた射精感が再びこみ上げ、腰を引こうとするが上げていた片足を腰に絡めるようにムラサキは動いた。
「せめて、口だけでも」
既に背後にはオオヤドカリはいない。
その事に気づいた時、俺の口にオオヤドカリの唇が押し付けられ、舌を入れられ俺の口内を味わうようにオオヤドカリの舌が絡んでくる。
この新しい刺激によって、高まっていた射精感は一気に開放され、ムラサキの膣内を汚していった。
「んっ! くっ、はっああ! あ、熱い、たくさん、出てます。普通な人にしては、なかなか、ですね。」
ムラサキも俺の射精を感じたのか、体を痙攣させ受け止める。
結合部からは、ムラサキの膣内に入りきれないのかポタポタ白い液が垂れていた。
「はぁ、はぁ、な、中が、汚れてしまいましたね……もっと洗ってください」
そしてムラサキの膣内はもっと出せと言わんばかりに締付ける。
それに俺の肉棒は再び大きくなり始め、オオヤドカリが口内に舌を入れる中、俺の腰は再び振っていった。
「いいかお前たち。風呂場でやろうとするのはやめろ。夜、好きなだけやらせてやるから」
「「はぁ~い」」
数時間後、風呂場での行為が終わった後俺はオオヤドカリとムラサキに言い聞かせた。
二人は正座でしゅんとなっているが、すぐに元気になりご飯を食べる。
「……はぁ」
二人は幸せそうに飯を食って、俺はそれを眺めている。
かなり可愛い二人、今後の生活に期待しながらも、不安のほうが多いので思わずため息が出てしまった。
まぁ、死なない程度に、こいつ等の子孫作りを手伝おうと思う。
どんどんっ!
「ボクを君のところに置いてくださーい!」
そしてまた何かが来た……。
完
135:名無しさん@ピンキー
06/10/23 04:04:46 KDMk1ym1
>>125
>>131
二人共GJ!!
まさか本当にヤドカリで書いてくれるとは、
>>115は思いもしなかっただろうなw
136:名無しさん@ピンキー
06/10/23 22:22:38 tzRSDslV
>>115だが、これは二つともマジでGJ!!なんだが…
これ読んだあと水槽見るとあり得ないくらい萎えるw
137:書く人
06/10/23 22:52:24 Rr/boNbJ
>>136
がんばれ。そして水槽の中の子を大切にしてやれ。
うまくいけば妖怪化してやらしてくれるかも知れんぞ。
138:名無しさん@ピンキー
06/10/23 23:09:11 lDDAXSMs
もうみんなGJ!!
139:名無しさん@ピンキー
06/10/23 23:32:06 Ahqufgea
GJ!
だけどあんまり凶暴じゃない気がする
乱暴?
140:名無しさん@ピンキー
06/10/23 23:33:21 pNr5efKI
GJ 見る目が変わりそうだw
141:名無しさん@ピンキー
06/10/24 00:39:52 izbZxXqK
>>124
だな。
クシャルダオラとかがツンデレっぽいかも
142:名無しさん@ピンキー
06/10/24 00:46:29 skxgE4Fn
ヤドカリGJ!
ムシの類はどうだろ?
カマキリや蜘蛛のように雄を食べちゃったり、
ハチや蚊のような雌が人に害を与えるやつで。
143:名無しさん@ピンキー
06/10/24 01:18:11 teFP5C64
>>141
普通にリオ夫婦だろ?
夫をビンタする嫁に必死で逃げるチキンな夫
144:名無しさん@ピンキー
06/10/24 01:42:07 6tWooPDG
連日投下スマン。だけど>>142を見てまた書いてみました。
狐、ヤドカリと続き、今度は蜂。
「はぁ、はぁ……」
ある森の中、一人の男が必死の形相で草木を掻き分け走っていた。
何処へ向かうでもなく、ただ我武者羅に走り、やがて大きな木の隅に隠れる。
「はぁ、はぁ、はぁ、こ、ここまで来れば……」
男は誰かに追われていた。
恐る恐る逃げてきた方を見ても誰もいない。
男は安心したように呼吸と整えると、その場に凭れてしゃがみ込む。しかし、そこで安心してしまったのが男の間違いだった。
「ここまで来れば、何なのかしら~?」
「うわっ!!」
「ようやく追いついたぁ。まったく手間を取らせてくれるわね」
安心しきった男の頭上から、一人の女が逆さまの状態で男を覗き込むように現れた。
彼女こそが男を追っていた張本人であり、その容姿は男よりも年上のお姉さんタイプで、胸も大きくかなりスタイルの良いバイスバデーなお姉さまと言う様子。
ただ、その容姿は昆虫の蜂をイメージしたような、そう、名作アニメ『みなしごハ○チ』に出てきそうな格好で、蜂のようなお尻にはしっかりと長く鋭い針。そして何より背中の羽でしっかりと多少前かがみになり飛んでいる。
「私から逃げられるとでも思ったの? 蜂をなめないでほしいわねぇ」
「くっ!」
男は再び逃げようと立ち上がろうとする。
「だ~め! 今度は逃がさないわよ?」
しかし、女が正常な角度に戻り、おしりの針を男の右足にプスっと刺しそれを阻止。
男は痛々しい声を上げるが、女はそれを心地よさそうに笑って聞いている。
すると、男は自分の体の変化に気づいた。
刺された足からは血が滲み動けないのは理解できるが、体中が痺れてきて全身が動けなくなってきていた。
「ぐっ、がっ、な、な、にを……」
声も出なくなってきているのか、苦しそうに切れ切れな声で笑っている女に聞く。
「クスクス、もう毒が回ってきたのね」
「ど、く……?」
男の顔は一気に青ざめた。
「でも安心して? 命に別状はないから」
女は妖しげな笑みとともに、自らの針をもう一度手で抜き取ると、次は男の左腕に突き刺した。
白いシャツは赤く染まり始め、男は悲鳴を上げようとするも、すでに女の言う毒が回っているせいか、微弱な声しか出ない。
「さて、これで完全に動けないでしょ? フフフ、そろそろ頂こうかしら」
男が完全に体を動かすことが出来ないことを確認すると、女は不意に男の下半身に手をかけ、ズボンを脱がしていった。
そして、トランクスも脱がすと男の肉棒が顔を出す。
「あら、少しカタくなってるわね。私でエッチな事でも考えていたのかしら?」
クスクスと笑う女に男は答えることが出来ない。答えようとしても声が出ないのだ。
そんな男を笑いながら、女は男の肉棒を2、3回手で軽くしごくと、そのまま口に咥えた。
「んぶっ、ちゅぶっちゅぷ……、クスクス、体はしびれて動けないのに、ここは随分元気ねぇ。そういう毒なんだけど……」
「……っ……!」
「んんっ……気持ちいい? それとも私の針で痛い?」
「……」
男の瞳は既に何も答えられなくなっていた。
男の様子を、女は妖しげに笑い、男の口に自分の口を押し付ける。
そしてそのまま舌を男の口内に侵入させ一方的に絡ませ、やがて唇を離す。
「あらあら、もう神経もやられちゃったのかしら。まっ、その方が事が運びやすくなるからいっか」
女はそう言うと、動けない男に跨ぐ様に乗り、あらかじめ片手で濡らしておいた自分の秘部に男の肉棒をあてがった。
「じゃあ、いただくわね。出したければいつでも出してもいいのよ? とは言っても、そんなのももう感じないでしょうけど、ね」
そして、女は男の肉棒を秘部に挿入させ、そのまま腰を沈めていった。
「………はっ!」
男は目覚めた。そこはいつもの自分の部屋。
そして寝ていたのは自分のベッドの上。
全ては夢だったのか、そう思いながらも男は安堵し息を吐いた。
「俺は、なんちゅー夢を」
夢の内容を思い出しながらも、男は起き上がろうとする。
その時、男の右足と左腕から痛みが走り、尚且つ思うように動けないことに気づいた。
穿いていたズボンと着ていたシャツを捲って見る。
「これは……」
男の左腕と右足には、何かに刺されたような後が残っていたそうな……。
145:名無しさん@ピンキー
06/10/24 01:50:08 jmYGs7zT
蜂GJ
次こそは猫科がきてくれるはず
146:名無しさん@ピンキー
06/10/24 02:24:42 OcTYDb8Y
SFな作品ですね
S(すこし)
F(ふしだら)
何はともあれ、徹頭徹尾逆レイプらしい逆レイプは初でないか?GJ!
147:名無しさん@ピンキー
06/10/24 10:41:45 izbZxXqK
>>143
や、でも
男が人間じゃないと
148:名無しさん@ピンキー
06/10/24 15:57:03 mWHINEmX
俺はあるNGOからの依頼でこの密林の調査を依頼された。
調査内容は遺跡調査と周辺の地図を作成してくる、だけだったはずだが運悪く嵐にみまわれ更に乗っていた飛行機が故障により下方の川に墜落。
そして現在にいたる俺以外の搭乗者は全員死亡、悲惨なものだ。
事実俺も無傷ではない骨折や内臓破裂等の悲惨なものこそないものの擦過傷と打撲は大きなものから小さなものまで無数にある。
そして今、応急処置を終えて、川を下っている最中だ。
一体、何時間歩いただろうか、突如歩いていた地面抜け落ちた。
『また落ちるのか…死ぬかな…』
そんなことを考える。
そして闇に俺は落ちていく……………
…
…
…
…
…
…
…
静寂の中、俺は気付いた周りは全て見渡す限り闇・闇・闇。
その闇の中から突如声をかけられた、
「そろそろ退いてくれないかなぁ…重いんだけど」
現れたのは上半身をさらけ出した女だ。
白く潤いのある肌に妖艶な二つの恥丘に張り付く長くウェーブのかかった黒髪 がその頂点を隠していた。
「そんなに見ないでくれるかしら…それとそろそろ退いてくれない?」
女の抗議の意味するところがわからず俺は、彼女の下半身に目を向ける。
そして気付いた。
149:名無しさん@ピンキー
06/10/24 15:58:35 mWHINEmX
彼女の下半身の上に俺が乗っていた。
正確には彼女から生えている蛇の下半身の上に乗っている事に、俺は目を見開いたと同時に、諦めた
『あぁ俺はこの化け物に喰われるんだな』そう思った俺の顔はよほど悲壮感漂うものだったのだろう。
気付いた女が声をかけた
「別に食べたりしないわよ、私こう見えても神様なのよ!人間が勝手祀って神殿なんか作ちゃっただけど」
そう言った彼女の背後には、俺が調査を依頼された遺跡があった。
まだ生きれるらしい安堵の息をついたがそれを遮って…
「でも神殿に忍び込んだんだからお仕置きが必要ねえ~」
女の下半身が人間の下半身に変わり仰向けの俺の顔に秘所を押し付けた。
「こんな美人を抱けるのよ、できないなら食べちゃおうかしら?」
最初から拒むつもりはない、命が助かるなら人外を抱くなど簡単だ。ましてや相手は美女。望むところだ。
彼女の秘所に舌を這わせ淫核を甘噛みする。すぐに濡れ始める。
両の手で彼女の二つの恥丘を揉みしだく。桜色の乳首を指ではじいたり、抓ったり弄ぶたびに敏感に反応し体を震わす。
「そろそろ…入れて」
彼女は左手と右足を蛇に変えて俺のズボンを剥ぎ取りシャツの中に蛇を這わせた。蛇が俺の上を這う感覚に得もしれぬ快感が背筋にはしる。
150:名無しさん@ピンキー
06/10/24 15:59:25 mWHINEmX
俺自身の象徴に自身の秘所をあてがい一気に腰を下ろす。
「んはぁ………いいわあなたの好きに私を犯して…」
俺は体をあげ彼女を正常位の体位で犯した。速いペースで腰を打ちつけ、彼女と唇を交わし互いに唾液を飲み続ける。
両手で乳房を揉みしだく。形が歪むくらいに強く強く。
「いいわ…ふぁ………」
速いペースだったため、終焉は唐突に訪れた。
彼女の膣内の俺自身が一瞬膨張し、欲望の白い汚濁が注ぎ込まれた。
「あはぁぁ……いいわ…たくさん…でたわね…でも…まだ元気ねぇ~」
俺自身も驚いた。萎えるどころか逆に膨張している。
「私の唾液のせいね……蛇の交尾は雄と雌が繋がったままするの…まだまだいけるわね…もっとちょうだい…」
その妖艶な笑みの前に理性がかき消えた。
俺は狂ったように彼女に腰を打ちつけた。そして何度も何度も何度も何度も彼女に注ぎ込んだ………
闇のなかで女の甘く淫らな声と肉と肉がぶつかる。音が響いていた何時間も何時間も何時間も何時間も…………………
151:名無しさん@ピンキー
06/10/24 16:01:31 mWHINEmX
数日後
─報告書─
遭難したセスナ機の搭乗者三名を墜落現場にて発見即死と思われるが獣に喰われていたため、詳細は不明
残りの一名は行方不明
なお墜落現場から12キロ離れた。遺跡にて干からびた白骨したいを発見
遺体の乾きぐわいから死後相当の年数が経過していると思われるため本件とは無関係
行方不明者の捜索はこの三週間の調査で終了とする
─
─
─
─
─
─
─
えぇバッドエンドですよ
何か?
こっちだって反省してるし後悔しとるわ!!!(逆ギレ!?)
152:名無しさん@ピンキー
06/10/24 16:36:04 OcTYDb8Y
いや、相手が蛇神様なだけあってGOD JOB!
153:名無しさん@ピンキー
06/10/24 17:28:48 dDQ8+jlz
結局最後は蛇神様に無理矢理搾り採られたってわけですかw
GJ!
154:名無しさん@ピンキー
06/10/24 23:09:53 5yPF2n9n
えーと
某売れないWebデザイナーみたいにン・カイに落ちたら落ちた先に「へびにんげん」さんがいた。
ってことで……
いや何でもない…
155:名無しさん@ピンキー
06/10/25 02:23:06 Y7heET5e
○○ぼんかよw
156:名無しさん@ピンキー
06/10/25 03:51:51 UujFm5jF
うおーへびねた先を越されたw
まさかかぶってしまうとは……
いちよー書いたんで、二番煎じではありますが宜しくお願いします
157:名無しさん@ピンキー
06/10/25 03:53:14 UujFm5jF
特に都会でも田舎でもないA市。
駅の近くはそこそこ栄えているが、ちょっと離れると田んぼや畑が見えてくる。
そんなA市にある、変哲も無い寂れた神社でのお話。
ある秋の昼下がり―
一人の少年が、その神社に入っていった。
人っ子一人いない、社務所でさえ雨戸が閉められているその神社に、彼はさほど用があるわけではない。
部活が早く終わった日などにふらっと寄って、なんとなく夕方までライトノベルを読むのだ。
小さい頃に祖母に連れられてお参りに来て以来、なんとなくお気に入りの場所なのだ。
色々な昆虫が捕れるし、うっそうと茂った木々のお陰で夏でもひんやりとしている。セミはうるさいが、都会的な騒音がしないのも良い。
人並みに社交的な彼だが、今まで一度も友人を連れてきたことの無い、ちょっとした隠れ家なのである。
158:名無しさん@ピンキー
06/10/25 03:56:49 UujFm5jF
少年は見慣れた朱色の鳥居をくぐり、くたびれた社殿の脇にあるベンチに座った。赤い樹脂製で清涼飲料水のロゴが入っているが、相当に年季の入ったもので、少なくとも彼が始めてきたときから設置してあるものだ。
ジャージの入ったザックをおろし、学校指定の革製鞄から文庫本を取り出す。あまり知られていない作家の作品だが、彼のお気に入りシリーズの最新刊である。
さて読もうか、と腰を下ろそうとして―
「あれ、お守りが」
鞄にぶら下げていたお守りがなくなっている。どうやら紐が切れてしまったらしい。どこかに引っ掛けたのだろうか。
「まあ古いやつだし、そういや、いつからつけてたっけか」
確かあのお守りは、祖母から貰ったものだ。
それを思い出したとたん、幼い日の思い出がふわりと浮かび出てきた。
そう、あれはまだ小学生の頃。夏休みに毎日のように虫取り網を持ってここに来ていたときにへんてこな生き物を見つけた。他の動物には無い独特の動きが面白くて、日が暮れるまで網でつついて遊んだのだ。その日の夕食で家族にその話をしたのだが、祖母だけが酷く彼を叱った。
その後良くわからないままお守りを渡され、常に持ち歩くように言われたのだが、温厚な祖母に叱られたのが酷くショックで、ずっと持ち歩いてきたのだ。
「そんなこともあったなあ。まだばあちゃん生きてた頃だから、小学生だっけ」
懐かしい祖母の記憶に、しんみりする少年。しかし、何で叱られたのかだけが思い出せない。民間信仰を大切にする女性だったので、そっち方面だった気はするのだが。
「ええと、なんか神様の使いとか言ってたっけ。恨まれたらしつこいからってお守り貰って、なんかこう、なんともいえない感じの……」
「へび」
「そう蛇! しかも真っ白い奴! どうして思い出せなかったんだっけ。何か面白くて、つついたり棒切れに巻きつけたり―」
そこで言葉が切れた、というより、続けることができなかった。何かいる。すぐ後ろに。
「真っ白な、へび。貴方は大喜びで、たもで小突きまわしてくれましたわね。しまいには尻尾を掴んで振り回して」
ゆっくり振り返ると、社殿の手すりに腰掛ける少女。白の小袖に、緋色の袴、長い髪を一つに束ねて―典型的な、しかも相当美人な巫女装束の少女。
「白いへびは、神の使い。雨や稲妻を呼び、田畑に実りをもたらす。それを、随分ともてあそんでくれましたわね」
詠うように言の葉をつづり、手すりから降りて少年に近づく。どこから見ても巫女だが、明らかに際立った特徴―つやのある銀色の髪、小袖より白い肌、真紅の虹彩。それらが妖術のように少年を硬直させる。
少女は少年のすぐ前まで来ると、そっと彼の手を取り、
「この恨み、晴らさでおくものですか」
手首に、深々と牙を立てた。
159:名無しさん@ピンキー
06/10/25 03:58:06 UujFm5jF
「―んぁ、」
少年は何が起きたのかわからなかったが、自分が気を失っていたのだけはわかった。
ぼんやりとした意識ながら立ち上がろうとするが、体が動かない。
「おきました?」
声のした方を見ると、先ほどの少女が正座していた。
どうやら社殿の中らしい。薄暗い板張りの部屋を、燭台に立てられた蝋燭がゆらゆらと照らしている。
「ちょっとした神経毒、まあ麻酔みたいなものです。安心してください」
少しも安心できない。彼はどうやら、両手首を荒縄で縛られているらしい。
少女は立ち上がって彼の脇まで近寄る。
「生まれて100も生きていない若輩者とはいえ、貴方にあそこまでもてあそばれるいわれはありません。現代人とはいえ、目に余る行為」
少年は何とか声を出そうとするが、口というより喉のあたりの筋肉がまだ弛緩していて上手く喋れない。
「まだ幼い頃のことなので命は赦しますが、人としてこの上ない辱めを受けていただきます」
そう言って彼女が伸ばした手の先には―少年の下腹部。ぶっちゃけ、彼のナニ。少女の白くほっそりとした指が、制服ズボンの前をまさぐる。
「ちょ、おま、やめ」
と、静止しようと声を出したつもりだったが、喉からは「ひょ、ふあ、らめ」などと酷く情けない音しか出てこなかった。
「ふふ、哀れな声を出して。でも、止めてあげない」
少年のうめきを勘違いする少女。逃げようにも、残った麻酔と身体を戒める荒縄がそれを阻む。
「そんなに逃げたい? そうよね、身体を犯されるのは、人にとってこの上ない辱めらしいものね」
そりゃ、女の人はそうだろうけど、と心の中で呟く。そんなうちに少年のモノはすっかりいきり立っていた。まあ若い少年だし、しょうがない。それを確認した少女は、ベルトをはずして制服を脱がしに掛かる。
「随分と正直者の肉へび君ですね、もうこんなになって」
チャックを下ろして、下着越しに2・3度さする。その感触にたまらず脈動する。
「さあ、わたくしに見せて御覧なさい。意地汚くて、粗末な、貴方の肉へびく、ん……を……」
下着の下から、勢いよく飛び出す少年の肉へび君。修学旅行の風呂場でクラスチャンピオン決定戦まで残った彼のモノは、大のオトナのモノに比べても遜色ない。
「なに、こんなの、雑誌のと全然違う……」
呟く少女の声は、飛び出したときにモノとこすれた手のひらの感触に夢中だった少年の耳には届かなかった。
暴発するのを我慢する彼を見、少女は一つ息を吐いて気を取り直す。
「粗末、ではありませんが、この貪欲さは何なのですか?」
少女は右手で肉へびの胴体を握り、左手で頭をこすってやった。モノを握る右手は力が入りすぎて痛いほどだったが、そのお陰で発射を免れた。
少女の圧迫をくぐり抜け、先端まで染み出た透明液が彼女の手のひらを汚し始めた。
「本当に正直者。でもわたくし、フェラチオという技術も会得していますのよ」
フェラチオ―巫女装束の少女の口から発せられるその単語の、何と卑猥なことか。
「秘所を他人の口で嬲られる、その屈辱に震えなさい」
少女の色素の薄い唇が頭部に触れ、ゆっくりと沈み込んで行き―モノ全体が、少女の口の粘膜で包まれた。
その感覚に堪らず震える少年。勿論屈辱ではなく快感の為だが、彼の反応を勘違いした少女はゆっくりと上下運動を始めた。
(これは拷問だっ)
眉をひそめて上下する彼女の表情。口腔内の感触とうごめく舌。こういう経験の無い彼にはすぐにでも発射してしまいたい程の快楽だが―彼女の右手が、白い体液が尿道を駆け上がるのを許さない。まさに蛇の生殺し状態。
上下運動をやめ、口を離して一息つく少女―唇から垂れた銀色の一筋、その光景だけでもイきたくなるが、イけない。
「まだまだ、こんなものではありませんよ」
右手を上下にしごきながら言う少女。親指がきっちり尿道を押さえながら上下している。少年は気が狂いそうな快感を耐える。
「随分と辛そうですが、これからが本番です。貴方の操、わたくしが」
そこまで言ったところで、ふと右手の力が緩められた。今か今かと待ちわびていた奔流が勢い良く虚空に飛び出し、少女の顔まで飛んで透き通った頬を汚す。
やっと許された放出に、荒い息をつく少年。少女はいきなりのことに絶句し、頬を垂れる粘液を指にとってまじまじと見る。
「これが、……」
何かを呟き、白濁液を確かめるようにほっそりとした指でもてあそぶ少女の姿に、少年はすみやかに勃起した。
「ほんとうに、はしたない肉へび君」
袴の小物入れから取り出した手ぬぐいで手のひらをぬぐい、何かスイッチの入ったかのような爛々とした瞳を少年に向ける。
「では、貴方の操、わたくしが奪います」
160:名無しさん@ピンキー
06/10/25 03:58:46 UujFm5jF
立ち上がって袴をゆるめ、下半身をあらわにする。髪と同じ、銀色の淡い茂み。
そのあまりにも官能的な姿―頬はまだ白く汚れている―に、少年は目を離せない。
「そんな目をしても駄目。もうあなたは汚されるわ」
彼の腰にまたがり、モノを茂みの奥に定める。ゆっくりと腰を沈め、肉の杭が少女の身体に突き入っていく。
「んんぅっ」
先端と奥底が接触。
「痛いのは初めだけ、その通りでしたわ」
その呟きも、少年の耳には届いていなかった。2人のつなぎ目から赤い雫が垂れていることも。
少女の中は彼自身を強く締め上げ、かつ襞がゆっくりとうごめいていた。その動きはまるで―小さな蛇が巻き付いて、玉袋の中身を残さず搾り取ろうとするかのようだ。その刺激に耐えるのに、少年はいっぱいいっぱいだ。
「さて、そろそろ動きますわ。どうしようもないきかん棒を恨みながら、せいぜい後悔しなさい。わたくしをもてあそんだことを」
少年の腹に手を突き、腰を上下させ始める少女。襞の蠕動に加わる上下運動。少年が搾り取られるのも時間の問題だ。
「ふぁっ、なに、これ、すごい」
粘膜同士の摩擦は、同時に少女にも快感を送り込んでいた。
「んん、これが、快感なの、んあっ」
我慢しきれず放出する少年。びくんと身体を震わせて静止する少女。
「あ……でてる。お腹にたまって、ぬるぬる」
少年の放出が終わり―更に強く、腰を振る少女。
「まだ、かたい、もっと、もっと」
直後の敏感な表面がこすられ、硬さを取り戻す少年。
「ひあ、貴方もうごいて、ひんっ」
半ばやけくそで腰を突き上げるが、快楽と残った麻酔のため思うように動けない。
「ほら、うごいて、んふ、うごきなさいよ」
少女は刺激に耐えられず、前のめりになって少年の胸に手をつく。整った顔を快楽にとろけさせ、少年に更なる快感を求めるその姿に、少年は3度めを放出した。
「まだまだ、もっと」
白濁液を注がれながら、腰を振り続ける少女。少年には既に痛覚を伴う刺激だが、腰の動きは更に強くなっていく。
「んはっ、ほら、昔のことは、ゆるすから、もっと、つよくっ」
ぐちぐちと水音を立てながら、少女は休むことなく行為を続けていった。
161:名無しさん@ピンキー
06/10/25 04:10:25 UujFm5jF
少年が気がついたのは、社殿の入り口であった。
日は沈みかけ、木々に覆われた境内はずいぶん暗くなっている。
結局、少女の中で何回果てたかわからない。
むしろ後半は記憶があやふやになっている。
あまりにも回数を要求してくる少女に、泣いて懇願していた気もする。
ぐるりと見回してみても、人影は無い。見えていないだけなのだろうか。
脇にかためておいてあったザックと鞄を掴み、痛む腰をいたわりながら少年は帰路についた。
以上です。
長々と有難うございました。
162:蛇ネタやった人
06/10/25 08:39:57 Nxo3/CE3
GJ
クオリティ高いな
面白ければかぶろうが何でも良いと思うよ
163:名無しさん@ピンキー
06/10/25 09:10:12 NurZQ0Gd
淫乱な猫科のお姉さんはまだですか?
164:名無しさん@ピンキー
06/10/25 09:47:58 g6JL9+OY
>>163
書こうとしたけどレベルの高さにあきらめた俺
165:名無しさん@ピンキー
06/10/25 10:53:31 5aYEC1qH
凶暴だから・・・
人の言葉を喋らず、獣みたいに叫びながらレイプというのはどう?
166:蛇やったが猫科も考えてみる
06/10/25 11:08:53 Nxo3/CE3
>>163
携帯からでもいいなら
虎人(BOFのリンプーみたいなん)で書いてみる
ただし時間が開きますよ
今からネタ考えるから
167:狐とかヤドカリとか蜂書いた奴
06/10/25 12:52:06 y3rEqiRC
>>166
裸になって待ってます。
あと、また狐書こうと思ってますが、いいですか?
168:名無しさん@ピンキー
06/10/25 13:21:02 TGT9IzQt
>>157
ハイクォリティーGJ!
>>167
なんでもOK、ドンと来なはれ!
猫科かぁ…今、別板で考え中なが終わったら、ちと考えてみる。
期待せずに待っててくれ。
169:名無しさん@ピンキー
06/10/25 21:47:15 WL20Y/TB
>>143
小ヤマツカミにバキューム笛されるハンターとか、モノブロス娘の情事を偶然見てしまった姉のディアブロス娘がパウンドボイスとか想像した
170:狐とかヤドカリとか蜂とか書いた奴
06/10/25 22:53:53 bqVxO8kU
裸になりながら書きましたので投下します。
ただ、あまり凶暴でも逆レイプでもないかもしれませんがあしからず。一応>>102の続き風。
「はぁ……」
夜道、青年が大層疲れた様子で街灯もない道を歩いていた。
今日も学校に一人しかいない先生の手伝いをし結局遅くなってしまったわけだが、青年が疲れている理由はそれではない。
先生の手伝いと言っても、書類整理等を手伝うだけで高2の青年にとっては造作もないが、それ以前に例の発情中の狐娘に再び求められていたのだ。
隙あればトイレや体育倉庫で、狐娘は青年を襲い、その度に3回は果てていた為、青年の体力は限界が迎えていたのだ。
激しくダルい体を引き摺りながら歩いていた時、青年はある場所に立ち止まる。そこは以前青年が狐娘に襲われ、あろう事か童貞を持って行かれた青年にとっては忌まわしき寺へと続く山道だった。
「……」
フラッシュバックのように襲われた光景が青年の脳裏に蘇る。
そんな記憶を振り切るかのように、首を数回横に振ると無視して歩き出そうとする。
しかし、青年は立ち止まり再び寺へと続く山道を登り始めた。
再びあの狐娘が誰かを襲っていないか確かめに行くため。本来関係ないといえるが、事情を知ってしまった為誰かが襲われれば後味悪いからだ。
「……やっぱやめよっかな」
寺までたどり着くと、青年の足は止まり思わず呟いてしまう青年。
しかし、青年は勇気を振り絞り、もうすぐ満月になろうとしている赤い月に照らされている妖しげな寺へと歩み寄り、そぉ~っと中を覗く。
「……あの人は」
青年の目には、例の狐娘同様大きな2本の尻尾を生やした女性が、赤い月に照らされていた。
青年にはその女には見覚えがある。以前狐娘との交わり中に、狐娘が”お母さん”と呼んだ女性。つまりは狐娘の母親なのだ。
女の美しさに、青年は目を奪われる。
「ん? 誰だ?」
171:名無しさん@ピンキー
06/10/25 22:54:53 Zj/rgGp1
モンハンの話題はモンハンスレでやったらいいんじゃね
172:狐とかヤドカリとか蜂とか書いた奴
06/10/25 22:55:07 bqVxO8kU
青年がしばらく、ただ座っている女を見ていた時、その女は青年の存在に気づくと、やや敵意の篭った口調で言う。
目の前にいるのが、あの発情狐娘だったら速攻で逃げている青年だったが、目に映っているのは血縁者とはいえ違う女性なので、恐る恐る戸を開けて寺の中に苦笑いで入る。
青年の事を既に知っていた女は、青年が入ると優しげな口調に戻る。
「君は……どうしたんだ?」
「あ、いや」
静かに青年に問いかける女。
青年は見蕩れてたなんて言えず、少し口篭ると女は少し笑い、こちらに来いと青年に言った。
青年も断る理由がないので、女の側までより静かに座る。
「こんな時間に、こんな所でどうしたんですか? 女性一人は物騒ですよ?」
「心配、してくれるのか? 優しいな、君は」
「いえ、そんな」
腰まである黄金色の髪の毛に、真紅の瞳。白い薄着の着物に黄金色の2本の尻尾。
残念な事に赤い月が照らすので、女は赤く染まってしまっているが、そんな事を感じさせないほどの美しさに、青年は再び魅了され、自分から話しかけておいて曖昧な返事を返す。
「それから、この前は、私の娘が迷惑をかけた」
「あ、いえ、気にしてませんから」
「そうか。そう言ってくれると、助かる」
女は青年に、自分の娘が犯したことを代わりに頭を軽く下げてわびると、青年はニコっと笑い女に言うが、それは女に対する嘘であった。
それに気づくはずのない女は、頭を上げると再び少し笑う。
「そういえば、まだ名乗っていなかったな。私は、久遠(くおん)と言う。私の、夫が付けてくれた名だ」
「くおんさん、ですか。いい名前ですね」
女、久遠は青年に静かに名乗り、青年もまた自分の名前を言おうとするが、その前に久遠に止められ”君”でいいと言われなくなく名乗るのをやめた。
「君は、こんな所で、どうしたんだ?」
そして青年がここに来た理由を問う。
ここには元から誰も寄り付こうとはせず、特に夜になれば久遠か、発情狐娘ぐらいしか来ないからだ。
「俺は……あいつがまた誰かを襲ってないか、確かめに」
「なるほどな」
青年は久遠の問いに、答え辛そうに答えると、久遠は自分の娘の事なので少し苦笑いで返した。
そして青年は気づいた、久遠の変化に。
「あの、久遠さん? どうしたんですか? さっきから息が荒いですし」
「あ、いや、何でも、ない」
久遠に心配そうに尋ねる青年に、息を切らしながら答える久遠。肩で呼吸をし、何やらモジモジしている久遠の様子は誰が見ても大丈夫ではない。
青年の耳には、久遠の荒い息遣いだけが聞こえている。そんな音に何かを覚えたのか、青年の股間は膨らみつつあった。
「ヤバ……えっと、その……今日も赤くて綺麗な月ですね」
「そう、だな。君……」
「な、何です?」
話題を変えようと話しかける青年に、久遠は俯きながら口を開いた。
「これ以上用事がないなら、もう、帰ったほうが、いい。以前言ったが、私も、発情している。私の、理性がある内に、帰りなさい」
「は、はぁ」
久遠の口調は真剣で、恐らく本当にヤバい状態なのだろう。
青年も以前、発情により襲われている為ただ従うしかないが、顔を真っ赤にし息を切らしている久遠の何とも言えない色気に、完全に青年のナニは昼間出しまくったのにも関わらずカタくなっており立ちたくても立てない。あそこは勃っているのに。
「どうした?」
「あ、いや」
久遠も青年の変化に気づいたのか、ゆっくりと青年の側まで寄ると青年はドキリとしながらもその場で硬直。
青年の胸まで抱くように寄る久遠は、青年の股間の変化に気づくと、最初こそ驚くもののやがて潤んだ瞳で見つめ始めた。
「君は、こんなに」
「あ、あの、久遠さ―」
173:狐とかヤドカリとか蜂とか書いた奴
06/10/25 22:56:24 bqVxO8kU
本格的に様子のおかしい久遠に、青年は戸惑いながらも問うとするが、その前に久遠に唇を押さえられ中断された。
久遠は青年の口内を探るように舌を絡ませ、青年も無意識に久遠の舌と絡ませるが脳内では混乱中。
お互いの口が離れると、お互いの荒い息遣いが寺中に響き、青年は少し思考が停止していた。そんな中、久遠は青年の胸に擦り寄る。
「いきなり、すまない。もう、我慢が、きかない。悪いが、君で、私の疼きを、晴らしてはくれないか?」
潤んだ瞳に上目遣いという、最強のコンボで青年に問いかける久遠。
その顔も体つきも子持ちとは思えないほど若く美しく、未だ20代でも通る美女であり、青年は人妻という言葉が脳裏をよぎるが、既に久遠とのキスにより思考は少し麻痺し頷くしかなかった。
青年の返事を嬉しそうに受け止めると、久遠はそのまま青年を押し倒し、再び青年の口に自分の口を押し当て舌を絡ませた。
その傍ら、片手で青年のズボンの脱がしトランクスも脱がす。そこには、天に向かって雄雄しく立っているイチモツが姿を見せ、脱がした片手でイチモツを握ると上下に動かし始めた。
「っ……っ……」
片手で両手の手首を押さえられている青年は、ただ久遠が与える快感に身を寄せるしかなく、シゴかれているイチモツからは透明液が溢れ出し久遠の片手を汚し、水っぽい音が寺に響く。
「……っ、フフっ、もうこんなに出てしまっているのか? 若いとはいい」
「っ!!」
「しかし、まだ、精液は出してはだめだ」
上と下に刺激を与えられ続け、早くもイッてしまそうな青年だったが、不意に口を離されイチモツの根元をギュッと押さえられ為出したくても出せずにいた。
しかし我慢出来なくなったのか青年はイッてしまい、射精をせぬまま体を痙攣させると久遠は妖艶な笑みでその様子を見た。
「ほう、出さずに、達したか。フフフっ、女のようだな、君は」
「す、すみません」
思わず謝ってしまう青年に、久遠は青年の頭を撫でるとそのままイチモツを片手に青年に跨り、発情で既に濡れていた秘所にあてがい、そのまま腰を静かに沈めていった。
「はっああぁぁっ!! お、大きいぞ!」
「く、おん、さん……」
青年のイチモツは完全に久遠の膣内に納まった。
しばらくその快感に浸る久遠であったが、既に物凄い快感に身を震わせていた。
ただがむしゃらにイチモツを締めつける狐娘とは違い、久遠の膣内はまるで単体の生物であるかのように蠢きイチモツを擦り上げてくる。
今にも射精してしまいそうなくらい恐ろしい快感が青年を襲う中、久遠は上下に腰を振り始めた。
「ぐっ、ぅぅっ!」
「んあぁっ! い、いいぞ! 奥まで、届いているっ! き、君も、動くといい、あぅっ!」
「久遠、さん。もう、だめです、抜いて……」
口から唾液を淫らに垂らし、肌を赤らめ快感に酔っている久遠を目にし、青年のイチモツは今にも精液を噴出さんと言う様に膨張し限界を伝えていた。
流石に人妻の中で出すのはまずいと思ったのか、青年はイチモツを抜くよう久遠に言うが、久遠の耳には既に入っておらず早く出せと言うかのように一層膣内を締めつけた。
その締めつけに、青年はついに久遠の膣に精を放った。びゅくびゅくと音が出るのではないかと言うくらい、昼間散々出したのにも関わらず大量の精液が久遠の膣内を汚す。
「っ! も、もう、んんっ、出てしまったか。若い、な……」
久遠は青年の射精を感じていたが、気にせず腰を動かし始め、射精後にも関わらず青年のイチモツは早くもカタくなってきている。
その事に青年自身も驚きつつも、再び押し寄せる快感の波に身を震わせながら、腰を突き上げ久遠の喘ぎが更に増す。
「んああっ! こ、こんどは、君の、好きなように、していい」
「っ……!」
潤んだ久遠の真紅の瞳が青年を見下ろす。その瞬間、青年の理性が消え体を上げると、正常位で久遠を犯す。
久遠の唇に口を押し当て下を絡ませる。激しく腰を振る青年は、再び精を久遠の膣内に放ち、久遠はそれを痙攣しながら受け止める。
そして二人はその後も、バックに座位に立位とやれる体位はやり、すっかり二人の熱気に包まれた寺の中で、ただ肉と肉がぶつかり合う音がただ響く中二人は狂ったようにお互いを求め合っていた。
174:狐とかヤドカリとか蜂とか書いた奴
06/10/25 22:58:28 bqVxO8kU
その後何時間経っただろうか。
青年は気がつけば気を失っていたらしく、久遠に脱がされていた服をちゃんと着ている。
そして久遠の姿はもうそこにはいなかった。
「……俺………絶倫なのかなぁ」
久遠との行為を思い出し、思わず呟いてしまうが、理性が切れたとはいえ人妻の中に出してしまった事に思いっきり後悔し頭を抱えた。
「俺は、何と言う事を!」
これではあの淫乱狐と同じではないか、そう思うとますます罪悪感が増す。元は向こうから誘ってきたわけだが、やはり膣内はまずかったと青年は思った。
しかも、後半あたりは記憶が曖昧でよく覚えてはいない。
「ん~……一応謝っとくかな」
そして青年も放置されていたカバンを手に持ち、赤く照らされている寺を後にした。
「そういえば……赤い満月の日には気をつけろってどういう事だろう?」
最後に久遠が青年に伝えた言葉を思い出し、その言葉が引っかかりながらも。
以上です。今回は母狐に名前を付けてみた訳ですが…狐っ子にクオンと付けたくなるのは何故だろう?
175:名無しさん@ピンキー
06/10/25 23:00:44 TGT9IzQt
リアルタイムGJ
つか奥さん取られちゃったよ、どうするね、初期主人公?
176:名無しさん@ピンキー
06/10/25 23:35:27 Lx4DeyJC
人妻GJ!!
まだまだ続きそうだな。
しかしこの良スレはほんとにいいな、抜かなくても次が気になる。
177:書く人
06/10/26 00:39:42 XXM687vk
ネコ科投下します。ちょっと待っててください。
178:書く人
06/10/26 00:41:56 XXM687vk
ネコ科の動物は、生きたままの獲物を子供に与えることがある。狩りの練習台とするためだ。
子供達は与えられた獲物を相手として、成獣として必要なスキルを会得する。
子供達は抵抗できない獲物を弄び、その残酷な遊戯に飽きてから、その獲物を喰らうのだ。
「今日の獲物よ」
母ライオンが持ってきたのは、オスの小鹿だった。
恐怖に身をすくませている小鹿は足に怪我をしているが、命に別状はなさそうだった。
それを見たメスの子ライオンは目を輝かせる。
「うわっ!すごーい!生きてるよ、この子!」
今まで与えられてきた生きている獲物といえば、ウサギがせいぜいだった。
初めて見た生きている小鹿に、子ライオンは興奮気味だった。
その様子をほほえましく思いながら、母ライオンは小鹿を突き出す。
「そう。だからあなたが止めを刺すの」
「はぁい!」
子ライオンはウキウキしながら小鹿に近づく。
「う…うわぁっ!や、やだ!くるなぁ!」
恐怖に駆られ、小鹿は怪我をした足を引きずりながら逃げ出した。
しかしそのよたよたとした足取りでは、子ライオンから逃げ切ることはできない。
「てぇい♪」
「わっ!?」
小鹿はあっさり捕まり押し倒される。
「つっかま~えた♪」
「や、やめて下さい…食べないでぇ…」
涙ながらに訴える小鹿。しかし捕食者であるライオンにしてみれば、その動作は嗜虐心をくすぐるだけ。
「いや~だよー」
子ライオンは無垢で残酷な笑みを浮かべた。
179:書く人
06/10/26 00:43:45 XXM687vk
「どこから食べよっかなぁ~…およ?」
子ライオンは小鹿の体を眺めていて、不審な点に気づいた。小鹿の股間に妙な物が生えているのだ。
足でもないし角でもない。
「これ、何?」
首をかしげて隣にいる母親に聞く。母親は苦笑しながら小鹿に近づく。
「これはアレ。おチンチンよ。ほら、お母さんとお父さんがこれで繋がってるのを見たことあるでしょ?
…今から食べられるっていうのに節操のない子供ね」
「うっ…うう…」
生命の危機に反応してしまった自分の本能に恥じ入りながら、小鹿は赤くなって呻く。
その一方で子ライオンは興味津々だった。
「へぇ…ねえ、これって美味しいの?」
「ひっ…!」
残酷な言葉に小鹿はすくみ上がる。
その様子をみて母ライオンは笑みを浮かべた。ちょうどいい、と。
「う~ん…けどね、これは特別な食べ方があるのよ」
「特別な食べ方?」
「そう。普通に噛み千切っても良いんだけど、その特別な食べ方をすると百倍美味しくて気持ち良いのよ?
しかもそれをライオン同士でやると赤ちゃんができるの」
「えっ!赤ちゃん!?」
「そうよ。赤ちゃん。あなたもお父さんとお母さんがその特別な方法をして産まれたの。
どんな方法か……知りたい?」
「うん!」
二つ返事で頷く子ライオン。母ライオンは満足そうに頷くと、小鹿の方を向いた。
「じゃあ、僕?食べちゃう前に協力してもらうわよ?」
「えっ?な、何をするの?」
「うふふ…とても気持ち良いこと。
童貞のまま死ぬのはかわいそうだもんね。
食べる前に天国を見せてあげる」
妖艶に微笑む母ライオンは、怯える小鹿に近づいた。
180:書く人
06/10/26 00:45:53 XXM687vk
「ふふっ……皮を被ってるのにこんなに大きい…」
母ライオンは小鹿の股間にいきり立つ肉棒に手をかけると、その皮を剥いた。
「あうっ!?」
「あら?痛かったのかしら?ごめんなさいね」
母ライオンはそういうと、剥きあがったピンク色の亀頭に顔を近づける。
「ああっ…良い匂い」
母ライオンは蕩けるような表情で言うと、手始めにこびり付いた恥垢を舐め取った。
「ふあぁっ!?」
ざらつく舌の感触は、敏感な少年には刺激的過ぎた。知覚限度をはるかに上回る快感に、小鹿の体は跳ね上がる。
その様子を目を細めて眺めてから、母ライオンは子ライオンにいう。
「ほら、あなたも舐めなさい」
「う、うん」
目の前の出来事を無言で眺めていた子ライオンは、母親に言われるがまま小鹿のペニスに顔を寄せる。
「うわぁ…変なにおい」
「そうね。けれど大人になるとこれが病み付きになるのよ」
「へぇ…」
頷いて子ライオンは小鹿のペニスに舌を這わせる。
「変わった味…」
だが、嫌いな味ではなかったらしい。子ライオンは無言で小鹿を味わい始める。
「うふふっ…歯は立てちゃ駄目よ」
母親は子ライオンに注意してから、自らも小鹿に襲い掛かった。
「ふっ…くはぁっ!や、やめ…いぎっ!」
未知の感覚に苦しむ小鹿。しかし二本の舌による責めは確実に小鹿を追い詰めていく。
二本の舌は、先端を、竿を、根元を、袋を、余すところなく舐め上げていく。しかも片方はかなりの熟練の技を持っている。
その感覚にメスを知らない少年は耐えられない。根元に熱い感覚がこみ上げる。
「ふっ…ふぐっ…あ、あ…!」
「袋も上がってきたわね…。そろそろ出るわよ」
「あむ?出るって?」
母ライオンは無言で微笑むと、口で袋をしゃぶりながら、肉棒を鷲づかみにしてしごき始める。
「あっ…ああああっ!」
僅か数往復の扱きで、小鹿の我慢は限界を超えた。
先端から勢いよく白い液体が噴出した。
181:書く人
06/10/26 00:47:40 XXM687vk
「わっ?何これ?」
「精液よ」
母ライオンは言葉少なく告げてから、小鹿のペニスをくわえ込み、吸い上げる。
「あ、あああ…ああっ……」
母ライオンの口の中の感触に、小鹿は耐えることもできず、更なる射精を続けるのみ。
だがそれも無限ではなく、やがて止まる。
母ライオンは最期に一吸いしてから口を離す。そして、小鹿の萎えかけた一物の上で口を開いた。
肉付きの良い唇が開くと、中から白い液体が零れ落ちて肉棒をデコレートする。それと同時に周囲に押すのにおいが溢れかえった。
「はぁ…。これがこれが精液。赤ちゃんの元よ。さあ、舐めてみて」
「……うん」
小鹿が出し、母親が口から戻した液体の臭いに浮かされたように、子ライオンは小鹿のペニスに顔を近づける。
そして先端をぺろりと舐めあげた。
「ひぅっ!」
逝ったばかりの自身を舐められ、その刺激に悲鳴を上げる小鹿。
「なにこれぇ?…変な味なのに、美味しいよぉ…」
だが子ライオンは気に留めず、ペニスに降りかかった精子を更に舐め、やがて面倒だとばかりに咥え込んだ。
母親のそれとは違う拙い口内の蠢きに、小鹿はさらに体を強張らせる。
やがて子ライオンが全てを舐め取りきった頃には、小鹿の肉柱は復活していた。
頬を上気させ、唇を舐め上げる子ライオン。
「これが、特別な食べ方なの?」
「いいえ、これからが本番よ」
子ライオンの問いに、同じような表情を見せながら母ライオンが微笑んだ。
そう、これからが本番なのだ。
182:書く人
06/10/26 00:48:43 XXM687vk
「さぁて…僕はどこまでもってくれるのかしら?」
母ライオンは小鹿の上に跨った。
片手でいきり立った一物の向きを調整しながら、自分の秘所に近づける。
母ライオンの花弁はすでに濡れそぼり、物欲しげにひくついている。
何をされるのか、まだ子供の小鹿は解らず、涙を浮かべて首を振る。
「やめて…くださいぃ…」
「だぁめ」
母ライオンは楽しげに言うと、一気に腰を下ろした。
ずちゅり!
「あああぅっ!」
「ふくぅっ、い、良いわぁ!久しぶりのおチンチン!」
一飲みにされた小鹿は悲鳴を上げ、一飲みにした母親は嬌声を上げる。
子育てを始めて以来、群れのリーダーである夫は全然相手にしてくれなかった。
もちろん、今孕まされても困るとは解ってるのだが、それでも欲求はたまっていた。
一頻り、久しぶりの男性の感触を堪能してから、母親は子供に結合部を見せ付ける。
「見なさい…。これが特別な方法よぉ。
このままの状態で男の子が精子を出すと子供ができるの」
「精子ってさっきの美味しい奴?」
「そうよ。これを同じ種族同士でやると子供ができるの。解った」
「うん。けどどうやってアレを出させるの?」
「うふふっ……それを今から見せてあげる」
母ライオンはそういうと、小鹿にこすり付けるように、腰を降り始めた。
「ふっ!んっ!ふっ!ふはっ!あはんっ!」
鼻にかかった甘い息を吐く母ライオン。それに対して小鹿は切羽詰った声を上げる。
「だ、だめっ…!やめてぇ…やめて、くぅっ!」
「ふふっ…嘘おっしゃい。本当はもっとして欲しいくせに」
「そ、そんなこと…うぁっ!」
反論は、母ライオンの蜜壷の感触で封殺される。
無駄のない、しっかりと鍛え上げられた腰と、肉付きたっぷりの臀部が、豊かな経験に基づいた絶妙なテクニックで踊る。
膣はねっとりと絡みつき、しかし肉食獣特有の強力な筋肉で締め上げられゆるさを感じない。
「ま、また、で、でる…でちゃいますぅ…!」
「だめよ、せめて一回くらい逝かせてくれないとぉ」
母ライオンはそう言うと、小鹿の根元に指を回して締め上げた。
183:書く人
06/10/26 00:49:51 XXM687vk
「あ、ああっ!」
発射寸前だった精液を物理的に止められて、小鹿は苦しげな声を上げた。
開放を阻止された肉棒は、抗議するように暴れまわる。その感触を、母ライオンはいたく気に入った」
「ああんっ!すごいわっ!すごいぃぃぃっ!」
じゅぼじゅぼと、大きな水音を立てながら母ライオンはよがり狂って腰を振る。
その腰の動きが最高潮に達したとき、母ライオンは背筋をぴんと伸ばして動きを止めた。
「イクゥゥゥゥゥゥゥッ!」
それと同時に、少年の絶頂を押さえつけていた指の力が緩む。限界まで張り詰めていた少年のペニスは、その時を待っていた。
どびゅりゅるるぅぅぅぅぅぅっ!ごびゅるぅぅぅぅっ!
「――っ!―かっ!――ぁっ!」
限界を超えた我慢の果ての絶頂に、小鹿は白目を剥く。
全身を痙攣されながら、力づくで封じられていた激情をすべて吐き出していく。
「あああ……すごいぃぃ……あなたがライオンならきっと孕んでいたわよぉ」
うっとりとした表情で母ライオンは小鹿の射精を堪能する。
そして、小鹿が全て出し終わったのを確認すると、母ライオンは自分の娘の方を向いた。
「さあ…あなたもやって御覧なさい?」
「う、うん……」
母ライオンの痴態を目の当たりにしていた子ライオンは、おっかなビックリといった風に小鹿に近づいてくる。
だがその瞳には好奇心と、そして紛れもない肉欲の光が灯っていた。
現に母ライオンの鼻は、子ライオンの股間から溢れるメスの匂いを嗅ぎつけていた。
母ライオンは腰を上げる。小鹿のペニスはずるりと抜け落ち、栓を失った膣からは、どろりとした精液が零れ落ちた。零れた粘液は硬度を失った肉尾に降りかかる。
「さあ、まずはさっきやったみたいにもう一度この子を元気にしてあげるのよ」
「はい!」
またあの粘々とした美味を味わえると喜んで、子ライオンは小鹿にむしゃぶりつく。
「あうぅっ…」
子ライオンの舌の感触に、半失神状態の小鹿が呻く。
子ライオンはそのことに気をよくして、小鹿の肉尾をしゃぶり上げ舐め上げる。
だが小鹿はある程度大きく硬くはなるものの、消して以前のような硬度を取り戻せない。
「あれ?へんだなぁ?」
「あらあら…どうやら、ちょっと絞りすぎちゃったみたいね。けど…」
母ライオンはそういうと、小鹿の股間に顔を近づけ、そして指を小鹿の不浄の窄まりに突き入れた。
184:書く人
06/10/26 00:52:24 XXM687vk
「ひぎぃぃっ!な、何?なんな…あがぁっ!」
肛門に感じた衝撃に意識を取り戻す小鹿。小鹿の悶える様子を母ライオンは愉しみながら、直腸をぐりぐりとかき回し、同時に肉棒に執拗な愛撫を与える。
「うわぁ…」
至近距離で母親の技を見つめる子ライオンの前で、小鹿の肉杭はあっという間に硬くそびえ立った。
「ふふふっ……さあ、準備できたわよ」
母親は満足したように頷くと、再び小鹿から離れる。
子ライオンは頷くと、母がしたように小鹿の上に跨った。
「あ…りゃ、りゃめでしゅ…やめ、てぇ…」
子ライオンが見下ろす視界の中で、小鹿は空ろな目のままうわごとのように繰り返す。
その姿に子ライオンは捕食者としての本能を刺激される。
「いや~だよ♪ふふふっ」
母親そっくりの笑顔で言うと子ライオンは、蜜壷で小鹿を咥え込んだ。
「あああん!」
「くぅっ…」
子ライオンと小鹿がそろって悲鳴を上げた。
「す、すごい…なんか、びりびり来るぅ…」
子ライオンは、初めての挿入に戸惑いながらも快感を得る。
その子ライオンに、母ライオンがそっと近づいてきた。
「ふふふっ…すごいでしょ?次はそのまま動いてみて」
「う、うん?」
子ライオンは半信半疑のまま腰を上げ
「ひふっ!?」
抜けていくペニスの先端が膣壁を擦りあげる感触に驚いて、再び腰を下ろし
「はぁんっ!」
その一往復で、子ライオンは悟った。
これは気持ちいい、と。
185:書く人
06/10/26 00:53:45 XXM687vk
後は簡単だった。子ライオンは跳ね回るように腰を動かし始めた。
「あんっ!ああんっ!はあんっ!はうん!はぁっ!」
最初は単純な上下運動から、やがてより楽な前後運動や、回転運動。
膣内を掻き混ぜるその感触に子ライオンは病み付きになる。
一方、弄ばれる小鹿も、先ほどの母ライオンのときとは違う、若く勢いのある動きと、きつく締め上げる膣の感触に、だんだんと追い詰められていった。
やがて、二匹は限界を迎える。
「はあああぁぁぁぁぁあん!」
「あ、あーーーっ!」
二匹はそれぞれ声を上げて、絶頂に達した。
子ライオンは産まれてはじめての絶頂に体を痙攣させ、小鹿は数度目の搾取に身を震わせる。
精を吐き出した小鹿は、すぐに固さを失って萎え始めるが、
「だめ!」
子ライオンはそれを許さない。母親がやったのを見よう見まねで、小鹿のアヌスを指で犯す。
「かはぁっ!」
「あんっ♪」
前立腺を刺激され小鹿のペニスは跳ね上がり、その感触に子ライオンは嬌声を上げる。
それを見て、母ライオンは微笑む。
「あらあら。ずいぶん交尾が気に入ったのね」
「こーび?」
「そう。この特別な方法を交尾っていうの」
「そうなんだぁ。
うん!こーび大好き!これで私もママになれるの?」
「う~ん…それはまだね。
もう少し大人になってからよ。それに、いくら交尾しても相手が同じライオンじゃないと子供はできないのよ」
「なんだ、つまんな~い。
ま、いっか。ママ、この子ともっとこーびしていい?」
「ええ。満足するまで練習しなさい」
「はぁい!」
子ライオンはそういうと、自分が跨った小鹿に微笑みかける。
「じゃあ、よろしくね♪」
「や、いやだぁ…いやぁ…やめてぇ……」
微笑む子ライオンに小鹿は空ろな表情で首を横に振る。
だが子ライオンは取り合わない。なぜなら子ライオンは強者で小鹿は弱者だから。
弱肉強食、それが彼らの住む世界の掟だった。
186:書く人
06/10/26 00:54:17 XXM687vk
「はぁ…気持ちよかった」
数時間後、小鹿の上で子ライオンが熱いため息をつく。
その下には、先ほどの小鹿がいた。
「ぁ…ぁぅ…ぇぁ……」
小鹿は、すでに正気を失っていた。
快楽と恐怖に掻き混ぜられた小鹿の心はすでに壊れ、ただ力のない笑顔で涙と唾液を零していた。
一方、三大欲求の一つを満たした子ライオンは、そのうちのもう一つを満たすことにした。
「じゃあ、そろそろ食べちゃお♪」
子ライオンは牙を剥き、爪を出した。
そして性欲とはまた別の興奮が混じる笑顔でこういった。
「気持ちよかったよ、ありがとね♪」
生気を失った小鹿の目が最後に映したのは、振り下ろされる子ライオンの爪だった。
完
ネコ科です。純愛期待していた人、ごめんなさい。
187:書く人
06/10/26 01:15:24 XXM687vk
あ、ちなみに俺、>>168ど同一人物です。予告は果たしましたということで…
188:156~161の人
06/10/26 02:16:42 JETZUIrg
すごい。一日で次から次へと……
GJくれた方々、有難うございました。
みなさんのGJが文章書くエネルギーです。
職人さん方、お疲れ様です。
素晴らしい文章が日々を生きるエネルギーです。
そしてケモノっ娘ばんざい。
えーと、蛇足ながらへび巫女さんの後日談をば。
いろいろ書き損ねてたことがあったんで、補足を兼ねて。
189:156~161の人
06/10/26 02:22:21 JETZUIrg
後日談
少年は、また例の神社を訪れた。
社殿の前の石段に座り、暫くぼぉっとしていると―
「また来たのですね」
あの日と同じ声。鈴を転がすような、しっとりとした心地良い声音。
振り向くと、社殿の扉の前に真っ白い蛇がとぐろを巻いていた。
体長は少年を上回っているかいないか、といったところか。幼い日のように、尻尾を掴んで振り回すなんてできる大きさではない。
「あー、うん。やっぱり、ちゃんと謝っておこうと思って。あと聞きたいこともあったし」
下げていた袋から720mlサイズの瓶を取り出す。
「これ、お詫びのしるしに。お神酒って言うぐらいだから、神様には日本酒かなって」
「あの時、昔のことは赦すと言いました。改めて謝罪の貢物を持ってくる必要は―」
そこで言葉を切り、身を乗り出してラベルを見る彼女。
「久保田の萬寿」
新潟の銘酒、久保田の最高級品。
「う、うん。高くて一升瓶は買えなかったんだけど、お店の人が美味しいって言うから」
彼女は食い入るように瓶を見つめ、一つ咳払いをして続ける。
「―必要はありませんが、当神社への進物ということで、わたくしが頂くことにしましょう」
するりと瓶に巻きつき、器用にもそのまま社殿へ入っていく彼女。暫くして出てくるときはぐい飲みが2つ加わっていた。本当に器用なものだ。
ふたを加え、かきりと栓をあける。ぐい飲み2つを酒で満たし、片方を少年の方に勧める。
「あ、いや、俺、酒はちょっと」
「構いません。残ったら私がいただきます」
戸惑う少年に構わず、ぐい飲みに口をつける彼女。ちろちろと見える真っ赤な舌に、少年は思わず見入ってしまった。
(ナニ考えてるんだ俺、あの時の女の子とはいえ蛇だぞ!
いや、蛇とはいえ彼女な訳だし、蛇の姿だからって別に否定することは……)
「聞きたいことが、あるそうですね」
瞑想する少年の心中はいざ知らず、早くも2杯目をつぐ彼女。
彼女の言葉にぎくりとするが、少年は動揺を何とか隠して問いかける。
「まず、何で今になってなのかなって。ここにはちょくちょく来てたのにさ。やっぱりお守りが絡んでる?」
「ええ。あれにはわたくし達にとってとても嫌な香が焚き込められていました。それをぶら下げて何度もここに来て。嫌がらせでしたわ」
「ご、ごめん。2つめなんだけど、その、神様と人間だとどうなるのかわからないんだけど」
言いにくそうにする少年に、3杯目をつぎながら紅い瞳を向ける彼女。
「ごほん、あの、中に出しちゃっても良かったのかな、って」
あまりの恥ずかしさに明後日の方を向く少年。
「わたくし達と人との間で子をなすのは、良くあることです」
彼女の言葉にぎくりとして振り向く少年。
「でも、心配無用です。ちゃんとコーラで洗いました」
しばしの沈黙。
「……コーラ?」
「はい、コーラ。行為のあとにコーラで洗い流すと、子を孕むのを防げるのです。知らないのですか?」
呆然とする少年に、むっとして社殿に引っ込む彼女。今度は一冊の本をくわえて戻ってきた。
「これに書いてありました」
本のタイトル:“れっつ逆レイプ”(成人向け図書)
どうやら境内で拾ったこの本を復讐の参考にしたようだ。
得意げに酒をすすりだす彼女に、何をどう伝えようか頭を抱えながら悩む少年。
「あのですねえ、……」
とりあえず、簡単な保健体育の講義をした。
190:156~161の人
06/10/26 02:23:04 JETZUIrg
「なんてこと―人間は、平気で嘘を書物に載せるのですねっ?!」
「いや、こういう本はそういうのを知ってる人向けの本だし……」
嗚呼どうしましょう、と嘆きながらぐい飲みをあおる少女。空になったそれを見て、何かに気付きはっとする。
「さては、この酒にも一服盛りましたね」
「盛ってない! 盛ってないから巻きつかないで!」
「では酔い潰して退治しようと。古来から人間の常套手段ですわ」
少年は反論しようとしたが、できなかった。
彼女はいつの間にか人の姿に戻っていたのだ。もちろん身体を少年に絡ませたままで。
ほんのりと紅く染まった腕を伸ばし、瓶から直接酒を飲む。喉が艶かしく上下する。
「でもわたくし、これくらいのお酒で潰れるほどやわじゃありません」
耳まで真っ赤に染め、座った紅い目で少年を見据える。いつの間にか瓶は空に近い。
「ちょ、呑みすぎですって!」
「そうですわ、またここで行為に及んでしまえば、あの時孕んだかなんてどうでも良くなくなりますわね。われながら良案」
「全然良案じゃないしっ、何この怒涛の流れ! あっちょっやめ」
「うるさいお口はこうしてあげます」
瓶を少年の口に突っ込む。残った酒は余さず少年の喉を下っていった」
「さあさ、邪悪な肉へび退治のはじまりはじまり」
彼女は少年を引きずり、社殿の奥へと消えていった。
翌日、少年は所属するバスケ部に休部届を提出した。
腰を痛めたらしく、整体院に通って治療に専念するのだそうだ。
何故痛めたかという問いかけに、少年は頑なに口を閉ざしたそうな。
191:156~161の人
06/10/26 02:28:22 JETZUIrg
後日談の割には長くなりましたが、以上です。
有難うございました。
ご、誤字が……
まだまだ精進です。
192:名無しさん@ピンキー
06/10/26 02:35:43 XXM687vk
天然蛇っこGJ!
193:名無しさん@ピンキー
06/10/26 02:39:43 SzcKyuBb
蛇っこGJ
>>192
子ライオンGJ
小鹿が・・・・・・
194:名無しさん@ピンキー
06/10/26 02:45:51 Wjv7NX/H
GJ!
まさに逆レイプ
195:名無しさん@ピンキー
06/10/26 10:27:51 1+IZek6N
>>169
ハンターがボス級のモンスターに犯されるってのもいいな
だけど喰われるのはなぁ・・・
196:猫科やるって言った蛇やった人
06/10/26 13:14:15 nIuBtXeP
みんなGJ!!
にしも職人の多い所だな。
早くPC買おう。潰れたまんまだわ。
んじゃ投下
携帯からだから短いのとレス使うのは勘弁してね
197:猫科やるって言った蛇やった人
06/10/26 13:16:07 nIuBtXeP
野生動物・主に現在絶滅が危惧されている虎への標識の取り付けと保護と観察。
また彼らを狙う密猟者の取り締まりと排除。
自然に囲まれたこの地でこの仕事に出会えたのは、不幸な俺の人生で唯一の幸運かもしれない。
外人部隊なんて止めて正解だ。
などとくだらない感傷に浸っていた俺は背後から凄まじい衝撃を受けて近場の木に叩きつけられた。
素早く脇に下げていたナイフを引き抜き構える。
が、すぐに収める。
「……またお前かよ…いい加減にしてくれよ…シヴァ…」
そこに居たのは立派な虎である。
しかしその体毛は白銀。まるで四聖の白虎を思わせる美しい雌の虎。
「お前が本気じゃなくても力が違うから俺は痛いいんだよ!」
力を込めて言ったその言葉にシヴァは猫のように喉を鳴らしすり寄ってくる。
「こら!乗るな!重い!うわ舐めるな!くすぐったい!」
こいつ、反省してない。
シヴァはまだやめない、さすがにこいつにいつまでも付き合って入る訳にはいかない。
体をひねって抜け出し、仕事に向かう。といっても今日はもう日誌をつけるだけだから存分に遊んでやるか。
「後で遊んでやるから待ってな!」
そう言うとシヴァは嬉しそうに尾を振り俺の仕事場の前で寝そべった。
──
「シヴァ終わったよ」
198:猫科やるって言った蛇やった人
06/10/26 13:18:28 nIuBtXeP
仕事場の扉を開けシヴァを呼び込む。
シヴァはいきなり俺に飛びかかってきた。
後ろ襟をくわえられ、ベッドに投げられた。
その上そこに圧倒的な力でシヴァがのしかかってきた。
両腕を押さえつけられて完璧に組ふせられた。
さらに牙をつかい俺のシャツを引きちぎった。
「…シヴァ…お前は好きだけど…俺に獣姦の趣味はない…」
そう言うとシヴァは背を伸ばした。
俺を組ふせていた。両足はしなやかな細く長い腕にかわった。白く美しい体毛は薄く代わりに長く美しい白銀の頭髪、しかし体のラインは猫科の動物の様に引き締まっているが出ているところはしっかり出ていた。
「これでいいよね!今日もいっぱいしよ!」
その艶やかな肢体とは対照的に幼い口調でシヴァは言った、いい加減レイプまがいのはじめ方は止めて欲しい。
いきなりシヴァの舌が口中に侵入してきた。それに応えるため俺は彼女の舌に合わせる。
「んっ…ふはぁ…ねぇキス…上手になったでしょ」
彼女は舌を口から離し俺の首筋から鎖骨へと舌で愛撫していく、彼女の密壺は唯一残った獣の名残である尾を使い自慰をするように濡らしていた。
その尾を使い俺のジーンズを脱がし、自らの密壺にあてがった。
「じゃあ入れるね」 一気に自ら最奥まで突き入れる。
199:猫科やるって言った蛇やった人
06/10/26 13:19:43 nIuBtXeP
「んぁぁぁ…………」
それだけで軽く達してしまったらしい。
「もっともっと気持ちよくなろうよ♪」
やっと解放された両手で柔らかな彼女の胸を愛撫する優しく撫で回したり、乱暴に乳首を摘んだりする度に甘い喘ぎんを漏らす。
「ふはぁ…ふぅん……おかしくなりそうもっと突いてよ…」
上体を引き起こし、胸を揉みながら下の口同様に上の口に舌を入れる。
「ふはぁ出して。ねぇ!出して!私の膣内にいっぱい!」
より一層激しい腰の動きと締まりに俺も限界だった。
最奥を突いたと同時に果てた。
「あぁぁぁぁぁ!!きてるっ!でてるっ!」
そのまま彼女を押し倒してベッドに倒れこむ。
今度はこっちの番だ。
正常位の体位でつながったままだった箇所を動かし胸を噛む。
「ひゃん…何今日は積極的だね?でも!」
そう言うと彼女はあっさりと俺を引き剥がした。
「やっぱりこれでして!」
そう言うと彼女は、ベッドに四つん這いになりその丸く柔らかな尻を向けた。
俺は自身をあてがいゆっくりと挿入していく。
「もう!じらさないで!ちゃんと犯してくれないとぉ噛む!」
俺は慌てて、ペースを上げ激しく彼女の尻に腰を打ちつけた。
「んぁぁぁ!そう!もっと突いてよ!気持ちよくなろ!」
俺は腰を打ちつけるスピードを保ったまま。
200:猫科やるって言った蛇やった人
06/10/26 13:22:21 nIuBtXeP
彼女の背骨や肩甲骨にキスをしていき跡をつける。
「それは…んっ!いいから!おっぱい触って!」
要求に応えるため。彼女に背負われる様に体を密着させ後ろから胸を揉みながらうなじを舐め耳に優しく吐息を吹きかける。
「ひゃあ…こそば…んっあ気持ちいい」
彼女が俺を一際締め付け二度目の性を膣内に放つ。
さすがに疲れたので抜こうとすると、何かが俺の腰を抑えつけている。
彼女の尾が腰に巻きつき抑えつけていた。
「シヴァさすがにもう勃たないよ」
そういった瞬間、彼女の尾が俺の菊門に押し入り中で蠢いた。
「ほらまだまだ元気♪」
どこで覚えたんだこんなのって俺が教えたんだった。
「何回でも出来るよね♪」
俺はあきらめて彼女に付き合うことに決めた。
『絶対明日は仕事にならんな』
─
─
何回果てたかわからないが、すでに限界だ。
最早なにをされても勃つ気がしない。
「これなら、どうかなぁ♪」
彼女は猫科特有のザラついた舌で俺の逸物を舐めあげる。
カリの周辺から裏側まで丁寧に丁寧に。
口全体に含み吸いながら舌をまとわりつかせる。
「限界なんかじゃなかったね♪」
この時ばかりは自分の精力を恨んだ。
求められる度にそれに応える。彼女の性欲は果てがないようだ。
「もっと激しく
201:猫科やるって言った蛇やった人
06/10/26 13:26:03 nIuBtXeP
激しい行為の後二人は泥のように眠った。
互いの淫らな汁で体をよごしたまま……………
─
─
─
「ねぇ怒ってる?」
「……少し…」
不服そうにシヴァが喚く。
「なんで気持ちよくなかった?!」
そういう問題じゃないだろ。俺は部屋の様子を指差した。
寝てる間に虎に戻って、しかも寝相悪いから寝室は無惨な有り様だ。
「正当な理由があるなら聞こうか、寝るときはお前はそとだろ?」
俯きながらシヴァはおずおずと答えた。
「終わったあとも一緒に寝たかったんだもん…甘えたかったんだもん…」
大人の容姿とは裏腹なあまりに幼い欲求に呆れたが同時に愛おしく思った。
「んじゃ今日から毎日一緒に寝て寝相治そうな。」
シヴァの顔から悲嘆な表情が消え眩しい笑顔が広がる。同時に
「だーーーーーい好き!」
飛び込んできたシヴァに倒され頭を打った。
「…まずは…抱き付く時に…手加減出来るようになろうな」
「うん!」
俺の上で笑い声を上げ、俺の顔にキスを繰り返す。
まったくここは戦場よりも飽きないところだ。
202:猫科やるって言った蛇やった人
06/10/26 13:27:27 nIuBtXeP
しまったメル欄のsage消えてた。
裸で待たせて遅い上に短くてごめんね
203:名無しさん@ピンキー
06/10/26 15:19:16 1+IZek6N
一日に二度もしたくないけど・・・
GJGJ
204:名無しさん@ピンキー
06/10/26 15:29:01 8NNte6q8
最高だ、あんた♪
205:174
06/10/26 19:33:54 jqljoBTj
GJ!
やっと服を着ることができる
206:名無しさん@ピンキー
06/10/26 22:01:47 n83XENug
凄いよGJ!
大好きな虎で書いてくれてありがとう!
207:名無しさん@ピンキー
06/10/26 23:20:43 ai8LR97a
職人さんたち GJです!
良スレだなぁ
208:156~161の人
06/10/27 04:37:37 zzwCPq/J
好きなジャンルのスレが繁盛してるなんて、この上ない幸せです。
虎っ娘GJでした。
で、次は普通の猫、つまり家猫で書こうと思っていたんですが……
猫科やるって言った蛇やった人に触発されて虎やってしまいました。
しかも世界観お借りして……ほんと毎度すみません。
寛大な心で許していただけると有難いです
209:156~161の人
06/10/27 04:41:17 zzwCPq/J
(まったく毎日毎日……)
子猫のように(実際、精神年齢は子猫だが)はしゃぎながら詰め所に入っていくシヴァ。
それを遠くから見送る1頭の虎がいた。
子猫の頃から付き合いのあるシヴァの友人、ヴィシュヌ。シヴァと同様ヒンドゥー教の最高神の名を与えられた彼女は、毛並みの艶こそシヴァに劣るものの、立派な黄金色の毛皮を持つ雌で、この保護区ではシヴァと並んで名の知れた個体である。
何より彼女は腕っ節が強い。
ふたまわりも体格の大きい雄に無理矢理求められた彼女が相手の鼻面をぶん殴ってKOさせたのは、この辺りでは人からウサギまで知らないものはいない。
そんな彼女に近寄るのは親しいシヴァくらいだけになってしまったが、ヴィシュヌにとってはたいした問題ではなかった。
―そう、恋の季節、つまり発情期が訪れるまでは。
なにしろ、彼女につりあう雄がいない。
彼女がKOしてしまった雄がここいらで一番の腕自慢だったからだ。
どうしようもなく我慢できず、一度は腕ずくで雄と行為に及んだものの、違う意味で相手をKOしてしまった。
それからというもの、シヴァとじゃれあって性欲を押さえ込んだりもしていたのだが、そのシヴァも恋人を作ってしまい、友人の嬌声を聞きながら一人寂しく慰める日々が続いていた。
(だいたい、保護区になってから男どもが貧弱になりすぎてしまったんだ。
わたしが子猫の頃なんて、たくましくて格好良いひとが沢山いたのに)
自慰を行うため、姿を人に変える。緩やかに波打つ金髪に、縦に走る黒髪の縞がアクセントになった彼女の毛並みは、シヴァを除けば間違いなくNo.1だ。
張りのある胸(これもシヴァより小ぶりだ。悔しいことに)を右手でさすり、左手で自らの尾を掴んでしごく。
「んんっ、くぅんっ」
身体の奥底から火照ってくるのがわかる。欲望に忠実に、ヴィシュヌはだんだんと行為をエスカレートさせていった。
詰め所から子猫の鳴くような声が漏れてきた。どうやらあちらもノってきたらしい。
「親友の、っわたしを、ふぁ、放っておいて」
彼女の上と同様に綺麗な縞模様の尾を口元に寄せ、軽く歯を立てる。
「ひあっ」
電流が背筋を駆け上がる。更なる快楽を得ようと、尾を口に含み―
そこで彼女は一気に醒めた。
不振な物音がする。二本足、つまり人の歩く音。監視員のものではない、やたらと鉄っぽい臭い。
おまけに複数。間違いない、密猟団だ。
ヴィシュヌは速やかに姿を虎に変え、心も闘争のものへと切り替える。
詰め所に報告に行こうかとも思ったが、自分ひとりで対処できると判断する。
なにしろ連中、不用意に音を立てすぎている。明らかに森に不慣れな者どもだ。
それにここは―彼女にとって庭みたいなものだ。
快感の興奮を闘争のものに変え、彼女は音も立てずに彼女の庭へと姿を消した。
210:156~161の人
06/10/27 04:43:29 zzwCPq/J
(なにやってんだろうな、俺)
用心深く密猟団の先頭を歩く彼は、心の底から後悔していた。
東洋人である、というだけで冷遇された外人部隊を辞め、再就職先が密猟団。しかも全員が外人部隊崩れ。どう見ても人生転落コースだ。
彼は故郷では猟師の子どもとして育ったのでわかるが、自分のいる集団は猟なんてできたものではない。
彼はともかく、後続は歩き方さえなっていない。流石におしゃべりまではしていないが、そんな不用意な歩き方では大声で叫ぶのと大して変わらない。
(だいたい俺が先頭なのは、やっぱ東洋人だからだろうし。
金に困ってたからって、はやまったなあ)
心中ぼやきながら、木に印をつける。道に迷わないためのものだが、偶然彼がやり方を知っていたものの、後ろの連中はどうやって帰り道を判別する気だったのだろうか。
もう故郷に帰ろうかな、でも不景気だしな、などと考えながら道具をしまっていると、妙な違和感を感じた。
(? なんだこれ、静かすぎる)
保護区の森は確かに静かだが、動物の生活音が皆無になることはない。
しかし、木々の立てる音以外、全く―
「おい、何してるんだ。とっとと進まんか」
背後からだみ声。収斂していた意識が一気に拡散してしまう。
舌打ちしたくなるのをどうにかとどめ、声を発したリーダー格の男に向かって言う。
「どうも様子がおかしいっすわ」
「おかしい? どこが」
「ちょっと、静かすぎやしま」
彼の声は遮られた。後方から人の断末魔の声。
団員たちは元軍人らしく素早く小銃を構えるが、いかんせん相手の場所がわからない。
「どうしたーっ、何があったー!」
リーダーのだみ声に今度は実際に舌打ちし、樹を背にして自分の散弾銃を構える彼。
叫び声の数はあっちこっちからするが、襲撃者の音は全く聞こえてこない。
(きっと先頭をやり過ごして、後ろから襲ったんだ)
分析するが後の祭り。リーダーのだみ声があたりに響き、森はまた静かになった。
彼は、最後に残された標的になった。
211:156~161の人
06/10/27 04:45:15 zzwCPq/J
(肝が据わった奴もいるものだ)
ヴィシュヌは微動だにしない男を眺めながら、そう思った。
まったく簡単な仕事だった。
目標を発見、潜伏。やり過ごして、背後から一撃。
先頭の男に気づかれたのは想定外だったが、後ろの男どもがあまりにも無能だった。
なにしろ、牙を使わず爪だけで殲滅できたのだ。おまけに返り血をよける余裕さえあった。
ここまで楽だと拍子抜けしてしまう。興ざめだ。
しかし―先頭の男は、残った。
背後を取られないよう、背中をぴったりと樹に寄せ、銃を構えている。その物腰も兵士のものではなく、猟師のものだ。
(でも、まだまだ甘いな)
彼女は身を翻らせ―頭上から、男に襲い掛かった。
男はまさか樹の上から襲われるとは思わなかったようで動揺しているが、ヴィシュヌの予想を超える反応を見せた。
男は距離を詰められて使い物にならなくなった散弾銃を諦めて横っ飛びし、大振りの軍用ナイフを抜いた。
容赦なくヴィシュヌの振るった爪をナイフで耐え、距離を取ろうと茂みに向かって走り出す。
(へえ、意外。まさかここまで持ちこたえるなんて。でも―)
逃げる男の足を払って引きずり倒し、羽交い絞めにする。
チェックメイト。
(わたしを相手にするなら、逃げるなんて駄目。殺す気でないと)
212:156~161の人
06/10/27 04:46:27 zzwCPq/J
羽交い絞めにした男の表情は引きつっていたものの、取り乱すことはなかった。
このまま殺すのが惜しくなったヴィシュヌは、尋問するために姿を人に変えた。
「お前、密猟団だな」
彼女の変化に目を見張った男は、ふいと視線をそらして返事をした。
「密猟団だった。たった今、壊滅したけど」
ふむ、とうなずいてから、ヴィシュヌはふと気づいたことを男に問いかけた。
「お前、珍しいな。髪は黒いのに、肌は白い。どこから来た」
困惑する男。まさか虎に出生地を聞かれるとは。
「東、ずっと東の方だ。俺の故郷じゃ、みんな黒髪でこんな肌だよ。白人には黄色って言われるけどね」
ひがし、ひがし……と、考え込むヴィシュヌ。男にとっては絶好の逃げるチャンスだが、彼はこの虎娘に興味を持ってしまった。命を握られているが、なんとなく憎めない。
彼女がぽん、と手をついた。
「思い出した。サムライの国だな」
がくっ、とのけぞる男。まさかそんな単語が出てくるとは。
「違うのか」
「間違っちゃいないけど……もう侍はいないよ」
「お前はサムライではないのか」
「いや、先祖代々平民」
「ふうん、お前のような勇敢な男を、サムライと呼ぶのだと思っていたが」
彼女の素直な賛辞に照れる男。虎とはいえ美人に褒められて嬉しくない男はいない。
(って、なにほのぼのしてんだ、俺)
なかなか図太い男である。
「ところで、何故こっちを見ない」
またまた意外なヴィシュヌの質問に、ぎくりとする男。
手にフィットしそうな乳房とか、きめ細かな肌とか、可愛らしいおへそとか、柔らかそうな茂みとか、そんなのを直視できる状況ではない。下のカタナを抜刀してしまう。
言いにくそうにしている男のようすが、酷く気に入らないヴィシュヌ。
「こっちを向け、といっている」
男の頭を両手で掴み、無理矢理自分の方に向ける彼女。
男の視界に、端正な彼女の顔と重力に引かれた乳房が飛び込んでくる。
生まれてこの方、安い娼婦宿でしか女を抱いていない彼。否応もなく彼のカタナは立ち上がった。
下から押し上げられて、男の変化を気づかないわけがない。ヴィシュヌは少し驚き、そして意地悪な笑みを浮かべて、男を問い詰めた。
「お前、こんな状況でよく興奮できるな」
「無理言うなよ……そんな良い身体してるそっちが悪い」
そんなやり取りをしている間にも、男の視界ではヴィシュヌの形の良い胸がふるふると震え、肉付きの良い腰部が艶かしく揺れる。
男の熱い視線に、先ほどまでの自慰の感触がよみがえるヴィシュヌ。
身体の疼きが再燃し、じんわりと下半身が潤ってくるのがわかる。
ますます硬く押し上げてくる男の感触。これは、少なくともハズレではない。
「そうだな……お前、命が惜しいか」
「そ、そりゃ勿論」
「わたしの身体に欲情したか」
「……ああ」
「わたしも欲情している。
わたしを満足させてみろ。そうすれば命を助けてやる」
213:156~161の人
06/10/27 04:49:09 zzwCPq/J
保護区の森に、子猫の鳴き声と水音が響く。
「いぃ、いいぞ、お前。んく、すごいっ」
テクニックも何もない、ただひたすら肉がぶつかり合う交尾。
ヴィシュヌは欲望の赴くまま腰をくねらせ、男も負けじと下から突き上げる。
「お、大きさは、それほどでもなかったが、ぁうっ」
「そりゃ悪かったな……くぅ」
「この硬さ、たまらないっ。なかを、けずってくるっ」
男の腹を掴み、腰をぐりぐりと押し付けるヴィシュヌ。たまらず男は喉を反らせる。
「こっちをむけ」
彼女に頭を掴まれ、前を向かせられる男。
激しく揺れながらも形の崩れない胸、つんと張った先端、熱の篭った吐息を吐く唇に、快楽に揺れる蟲惑的な眼差し―男は耐え切れず、ヴィシュヌの奥に吐き出した。
「ひぁっ、でてるっ」
どくどくと、相当な勢いの奔流が彼女の奥を叩く。まるで、彼女の子宮を押し開かんばかりの勢いだ。
「ふあっ、まだでてるっ、こんな、すごっ―」
その勢いに、彼女もまた頂点に達した。
身体を反らせ、数度、痙攣させる。
「ま、さか、こんなに早くイかされるとは、思わなかったぞ」
行きも絶え絶えに呟くヴィシュヌ。男の方は返事をする余裕もない。
彼女は男の上半身を抱き起こし、乳房を胸板に押し付ける。
「すごいな、お前」
唇を寄せ、深く口付ける。
彼女は、唇は心に決めたものにだけ許そうと決めていた。
勿論今まで一度も許していない。
つまり、ファーストキス。
分け入ってくる彼女の舌の感触に、男はヴィシュヌの中でまた硬さを取り戻し始めた。
「また、硬くなった。連続してできるとはな」
「まて、少し休ませ」
「何を言っている。これからが良いところだろう」
男の顔を胸に押し付け、黙らせる。
彼女はそのまま腰をくねらせ、男をしごき始めた。一度目と同様の硬さに戻った肉棒で、自らの襞をえぐる。
「わたしの、尾をつかめっ」
男は手を伸ばすが、虚空を探る。彼女は尻尾を動かして、男につかませる。
「わたしの感じる場所だ、刺激しろっ」
男は乳肉に溺れながら、何とか尻尾を刺激する。
「もっと強くっ!」
やけくそで握り締める男。
「みゃあっ!」
一際大きな嬌声を上げ、のけぞるヴィシュヌ。同時に彼女の襞も男を締め上げる。
「くうぅ」 「まてっ、まだ―」
2度目の放出。一度目と変わらないほどの勢いで彼女の奥を叩くが、ヴィシュヌは眉を吊り上げる。
「早いっ。良いところだったのに」
「む、無理……」
もうへろへろになっている男を一瞥し、尻尾を振って男の手を払う。
友人から聞いた、雄を元気にする方法。
「ちょっ、どこに突っ込んでるっ!?」
前立腺を直接刺激し、なおかつ尻尾も締めつけられる。
「つぁ、これは堪らないな。何度でもできそうだ」
まだまだ元気なヴィシュヌ。青ざめる男。
「わたしより先に音を上げたら、喉笛を引き裂いてやる。
―さあ、わたしを愉しませろ」